JP2003278782A - アンテナ付き転がり軸受 - Google Patents
アンテナ付き転がり軸受Info
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- seal
- elastic member
- rolling bearing
- generator
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/004—Electro-dynamic machines, e.g. motors, generators, actuators
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7886—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted outside the gap between the inner and outer races, e.g. sealing rings mounted to an end face or outer surface of a race
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- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
- F16C19/186—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない部品点数でシールおよびアンテナを容
易にかつ安価に組み込むことのできるアンテナ付き転が
り軸受を提供する。 【解決手段】 この転がり軸受は、互いに転動体４を介
して相対回転自在な内方部材３および外方部材２を有す
る。内方部材３および外方部材２間の環状空間の端部を
密封するシール１８を有する。このシール１８内に、信
号を送信するためのアンテナ４３を埋め込んでいる。外
方部材２と内方部材３の間には、両者の相対回転で発電
する発電機１１を設ける。アンテナ４３は、上記発電機
１１で検出される回転信号、または発電機１１を電源と
して動作するセンサの信号を送信する手段のアンテナで
ある。
易にかつ安価に組み込むことのできるアンテナ付き転が
り軸受を提供する。 【解決手段】 この転がり軸受は、互いに転動体４を介
して相対回転自在な内方部材３および外方部材２を有す
る。内方部材３および外方部材２間の環状空間の端部を
密封するシール１８を有する。このシール１８内に、信
号を送信するためのアンテナ４３を埋め込んでいる。外
方部材２と内方部材３の間には、両者の相対回転で発電
する発電機１１を設ける。アンテナ４３は、上記発電機
１１で検出される回転信号、または発電機１１を電源と
して動作するセンサの信号を送信する手段のアンテナで
ある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転数信号等の
信号を送信するためのアンテナを備えたアンテナ付き転
がり軸受に関し、例えば車輪用軸受として使用されるも
のである。
信号を送信するためのアンテナを備えたアンテナ付き転
がり軸受に関し、例えば車輪用軸受として使用されるも
のである。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】この種の
アンテナ付き転がり軸受の一例として、図９に示すもの
が知られている。この転がり軸受は、内方部材６３に設
けたリング状のヨーク７２と、外方部材６２に設けた多
極磁石７３とで発電機７１を構成し、内外両部材６３，
６２の相対回転により発電出力を得て、この発電出力を
回転検出信号としてアンテナでワイヤレスに送信する。
この例では、内方部材６３に嵌着されるリング状の芯金
７５に発電機ヨーク７２が固定され、外方部材６２に嵌
着されるリング状の芯金７６に多極磁石７３が固定され
る。多極磁石７３が固定される芯金７６の一端にはシー
ル７７が固定され、発電機ヨーク７２が固定される芯金
７５の一部はシール７７が接触するスリンガに兼用され
る。また、発電機ヨーク７２が固定される芯金７５の端
部には送信回路およびアンテナを有するワイヤレス送信
手段７８が設けられ、発電機７１の発電出力が回転検出
信号としてワイヤレス送信手段７８により軸受外に電波
として送信される。
アンテナ付き転がり軸受の一例として、図９に示すもの
が知られている。この転がり軸受は、内方部材６３に設
けたリング状のヨーク７２と、外方部材６２に設けた多
極磁石７３とで発電機７１を構成し、内外両部材６３，
６２の相対回転により発電出力を得て、この発電出力を
回転検出信号としてアンテナでワイヤレスに送信する。
この例では、内方部材６３に嵌着されるリング状の芯金
７５に発電機ヨーク７２が固定され、外方部材６２に嵌
着されるリング状の芯金７６に多極磁石７３が固定され
る。多極磁石７３が固定される芯金７６の一端にはシー
ル７７が固定され、発電機ヨーク７２が固定される芯金
７５の一部はシール７７が接触するスリンガに兼用され
る。また、発電機ヨーク７２が固定される芯金７５の端
部には送信回路およびアンテナを有するワイヤレス送信
手段７８が設けられ、発電機７１の発電出力が回転検出
信号としてワイヤレス送信手段７８により軸受外に電波
として送信される。
【０００３】しかし、上記従来のアンテナ付き転がり軸
受では、シール７７の固定のために芯金７６が必要であ
り、またワイヤレス送信手段７８の固定のために別の芯
金７５が必要となる。そのため部品点数が多くなり、組
立も煩雑となる。また、ワイヤレス送信手段７８のアン
テナは発電機７１の外部に配置し、さらに送信電波が効
率良く空間に放射されるように周囲金属からできるだけ
離して配置する必要があるため、芯金７５の端部におい
て、アンテナを保持した樹脂製ケースを固定したり、芯
金７５の端部にアンテナを仮配置した後に、樹脂モール
ドして保持する必要があり、この点でも組立が煩雑とな
る。さらに、発電機ヨーク７２には、ヨーク７２とアン
テナとを接続するアンテナ線を引き出すための配線穴が
設けられるが、この配線穴に防水処理を施す必要があ
り、この点でも組立が煩雑となる。
受では、シール７７の固定のために芯金７６が必要であ
り、またワイヤレス送信手段７８の固定のために別の芯
金７５が必要となる。そのため部品点数が多くなり、組
立も煩雑となる。また、ワイヤレス送信手段７８のアン
テナは発電機７１の外部に配置し、さらに送信電波が効
率良く空間に放射されるように周囲金属からできるだけ
離して配置する必要があるため、芯金７５の端部におい
て、アンテナを保持した樹脂製ケースを固定したり、芯
金７５の端部にアンテナを仮配置した後に、樹脂モール
ドして保持する必要があり、この点でも組立が煩雑とな
る。さらに、発電機ヨーク７２には、ヨーク７２とアン
テナとを接続するアンテナ線を引き出すための配線穴が
設けられるが、この配線穴に防水処理を施す必要があ
り、この点でも組立が煩雑となる。
【０００４】図１０はアンテナ付き転がり軸受の他の従
来例を示す。この例は車輪用軸受に適用した例である。
この例では、外方部材６２に発電機ヨーク７２が配置さ
れ、内方部材６３に多極磁石７３が配置されている。こ
の例においても、内外の部材６３，６２に固定した各芯
金７５，７６にシール７７やアンテナを固定するので、
図９の例と同様な問題点がある。
来例を示す。この例は車輪用軸受に適用した例である。
この例では、外方部材６２に発電機ヨーク７２が配置さ
れ、内方部材６３に多極磁石７３が配置されている。こ
の例においても、内外の部材６３，６２に固定した各芯
金７５，７６にシール７７やアンテナを固定するので、
図９の例と同様な問題点がある。
【０００５】この発明の目的は、少ない部品点数でシー
ルおよびアンテナを容易に、かつ安価に組み込むことの
できるアンテナ付き転がり軸受を提供することである。
ルおよびアンテナを容易に、かつ安価に組み込むことの
できるアンテナ付き転がり軸受を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明のアンテナ付き
転がり軸受は、互いに転動体を介して相対回転自在な内
方部材および外方部材と、これら内方部材および外方部
材間の環状空間の端部を密封するシールとを有する転が
り軸受において、上記シール内に、信号を送信するため
のアンテナを埋め込んだことを特徴とする。この構成に
よると、シール内にアンテナを埋め込んだため、シール
とアンテナが一体化され、部品点数が削減される。その
ため、少ない部品点数でシールおよびアンテナを簡単
に、かつ安価に組み込むことができる。
転がり軸受は、互いに転動体を介して相対回転自在な内
方部材および外方部材と、これら内方部材および外方部
材間の環状空間の端部を密封するシールとを有する転が
り軸受において、上記シール内に、信号を送信するため
のアンテナを埋め込んだことを特徴とする。この構成に
よると、シール内にアンテナを埋め込んだため、シール
とアンテナが一体化され、部品点数が削減される。その
ため、少ない部品点数でシールおよびアンテナを簡単
に、かつ安価に組み込むことができる。
【０００７】上記シールは、芯金とこの芯金に一体化さ
れたゴム状の弾性部材とを有し、上記アンテナは上記弾
性部材内に埋め込まれたものとしても良い。上記芯金
は、弾性部材から突出する突出部分を有し、この突出部
分が、シールを他の部材に取付けるための取付部となる
ものとする。このように、シールの芯金に他の部材への
取付部を設けることにより、シール固定用の部品とシー
ルとを一体化した場合、シールの取付けのために別部材
を特に設ける必要がない。そのためシールにアンテナを
埋め込んだことと相まって、より一層部品点数を削減で
き、コストを低減できる。
れたゴム状の弾性部材とを有し、上記アンテナは上記弾
性部材内に埋め込まれたものとしても良い。上記芯金
は、弾性部材から突出する突出部分を有し、この突出部
分が、シールを他の部材に取付けるための取付部となる
ものとする。このように、シールの芯金に他の部材への
取付部を設けることにより、シール固定用の部品とシー
ルとを一体化した場合、シールの取付けのために別部材
を特に設ける必要がない。そのためシールにアンテナを
埋め込んだことと相まって、より一層部品点数を削減で
き、コストを低減できる。
【０００８】上記のようにシールの芯金に弾性部材から
突出する取付部を設けた場合に、この芯金の突出部分
に、上記他の部材への部材嵌合用の外周円筒部が設けら
れ、上記弾性部材が芯金の上記外周部分よりも小径に形
成され、芯金の上記外周円筒部と上記弾性部材の外径面
との間の段差面が、シールの組み立て用の治具押し当て
面となるものとしても良い。芯金をこの形状とした場合
は、シールを芯金の外周円筒部で嵌合させて取付けるこ
とができ、またその嵌合作業に上記段差面を利用し、治
具を当てて押し込むことができる。そのため、他の部材
へのシールの組付けを容易に行うことができる。
突出する取付部を設けた場合に、この芯金の突出部分
に、上記他の部材への部材嵌合用の外周円筒部が設けら
れ、上記弾性部材が芯金の上記外周部分よりも小径に形
成され、芯金の上記外周円筒部と上記弾性部材の外径面
との間の段差面が、シールの組み立て用の治具押し当て
面となるものとしても良い。芯金をこの形状とした場合
は、シールを芯金の外周円筒部で嵌合させて取付けるこ
とができ、またその嵌合作業に上記段差面を利用し、治
具を当てて押し込むことができる。そのため、他の部材
へのシールの組付けを容易に行うことができる。
【０００９】この発明の上記各構成の場合に、上記シー
ルは芯金とこの芯金に一体化されたゴム状の弾性部材と
を有し、上記芯金は上記弾性部材の側面に沿う部分およ
び弾性部材内に埋め込まれた部分を有し、上記アンテナ
は上記弾性部材内で円周方向に延びるものであっても良
い。上記芯金の上記弾性部材内への埋め込み部分は、ア
ンテナに対して内径側に離すか、または上記埋め込み部
分の軸方向の先端をアンテナよりも手前の位置とする。
このようにアンテナを弾性部材内で円周方向に延びるも
のとすることにより、シール内に埋め込む構成としなが
ら、アンテナの十分な大きさが確保できる。この場合
に、アンテナから放射される電波が、周囲金属となる芯
金に影響されることを避ける必要があるが、上記のよう
に芯金の弾性部材内への埋め込み部分をアンテナに対し
て内径側に離すか、または上記埋め込み部分の軸方向の
先端をアンテナよりも手前の位置とすることで、芯金に
影響されることなく、アンテナから電波を確実に放射す
ることができる。
ルは芯金とこの芯金に一体化されたゴム状の弾性部材と
を有し、上記芯金は上記弾性部材の側面に沿う部分およ
び弾性部材内に埋め込まれた部分を有し、上記アンテナ
は上記弾性部材内で円周方向に延びるものであっても良
い。上記芯金の上記弾性部材内への埋め込み部分は、ア
ンテナに対して内径側に離すか、または上記埋め込み部
分の軸方向の先端をアンテナよりも手前の位置とする。
このようにアンテナを弾性部材内で円周方向に延びるも
のとすることにより、シール内に埋め込む構成としなが
ら、アンテナの十分な大きさが確保できる。この場合
に、アンテナから放射される電波が、周囲金属となる芯
金に影響されることを避ける必要があるが、上記のよう
に芯金の弾性部材内への埋め込み部分をアンテナに対し
て内径側に離すか、または上記埋め込み部分の軸方向の
先端をアンテナよりも手前の位置とすることで、芯金に
影響されることなく、アンテナから電波を確実に放射す
ることができる。
【００１０】この発明の上記各構成の場合に、上記内方
部材と外方部材との相対回転によって発電する発電機
と、この発電機が出力する回転数信号、またはこの発電
機の発電電力を電源とするセンサの検出信号をワイヤレ
スで送信する送信回路とを有し、上記アンテナは上記送
信回路の出力を送信するものとしても良い。この構成の
場合、発電機の回転数信号やセンサの検出信号をワイヤ
レスで送信でき、また電源を別途に必要としない。その
ため、電源配線を周囲に引き回すことが不要で、簡素な
構成となり、シールとアンテナを一体化した構成と相ま
って、軸受全体が簡素な構成で組立性に優れたものとな
る。
部材と外方部材との相対回転によって発電する発電機
と、この発電機が出力する回転数信号、またはこの発電
機の発電電力を電源とするセンサの検出信号をワイヤレ
スで送信する送信回路とを有し、上記アンテナは上記送
信回路の出力を送信するものとしても良い。この構成の
場合、発電機の回転数信号やセンサの検出信号をワイヤ
レスで送信でき、また電源を別途に必要としない。その
ため、電源配線を周囲に引き回すことが不要で、簡素な
構成となり、シールとアンテナを一体化した構成と相ま
って、軸受全体が簡素な構成で組立性に優れたものとな
る。
【００１１】このように発電機を設けた場合に、上記シ
ールは芯金とこの芯金に一体化されたゴム状の弾性部材
とを有し、上記アンテナは上記弾性部材内に埋め込ま
れ、上記芯金は上記弾性部材から突出する突出部分を有
し、この芯金の突出部分を、上記発電機のヨークを構成
する部材の間に挟み込んで固定しても良い。この構成の
場合は、発電機のヨークをシール設置のガイド部材とし
てシールを発電機ヨークに一体に取付けることができ
る。しかも、シールの弾性部材内にアンテナが埋め込ま
れるので、部品点数を削減でき、安価にシールおよびア
ンテナを組み込むことができる。
ールは芯金とこの芯金に一体化されたゴム状の弾性部材
とを有し、上記アンテナは上記弾性部材内に埋め込ま
れ、上記芯金は上記弾性部材から突出する突出部分を有
し、この芯金の突出部分を、上記発電機のヨークを構成
する部材の間に挟み込んで固定しても良い。この構成の
場合は、発電機のヨークをシール設置のガイド部材とし
てシールを発電機ヨークに一体に取付けることができ
る。しかも、シールの弾性部材内にアンテナが埋め込ま
れるので、部品点数を削減でき、安価にシールおよびア
ンテナを組み込むことができる。
【００１２】この発明において、上記のように発電機を
設ける場合に、上記アンテナは、上記シールから突出す
る端子部を有し、上記発電機を構成するヨーク内に上記
送信回路の回路基板が設けられたものとしても良い。こ
の回路基板に、上記シールが使用位置に取付けられるこ
とで上記端子部が接触する電極またはコネクタを設け
る。この構成の場合は、シールを組み付けるだけで、発
電機ヨーク内の送信回路の回路基板とアンテナとが電気
的に接続される。そのため、組み立てがさらに容易にな
る。
設ける場合に、上記アンテナは、上記シールから突出す
る端子部を有し、上記発電機を構成するヨーク内に上記
送信回路の回路基板が設けられたものとしても良い。こ
の回路基板に、上記シールが使用位置に取付けられるこ
とで上記端子部が接触する電極またはコネクタを設け
る。この構成の場合は、シールを組み付けるだけで、発
電機ヨーク内の送信回路の回路基板とアンテナとが電気
的に接続される。そのため、組み立てがさらに容易にな
る。
【００１３】この発明における他のアンテナ付き転がり
軸受は、互いに転動体を介して相対回転自在な一対の部
材と、これら一対の部材の間の空間を密封するシールと
を有する転がり軸受において、上記シール内に、信号を
送信するためのアンテナを埋め込んだことを特徴とす
る。軸受形式は、ラジアル型であってもアキシアル型で
あっても良い。この構成の場合も、シール内にアンテナ
が埋め込まれたことにより、少ない部品点数でシールお
よびアンテナを簡単かつ安価に組み込むことができる。
軸受は、互いに転動体を介して相対回転自在な一対の部
材と、これら一対の部材の間の空間を密封するシールと
を有する転がり軸受において、上記シール内に、信号を
送信するためのアンテナを埋め込んだことを特徴とす
る。軸受形式は、ラジアル型であってもアキシアル型で
あっても良い。この構成の場合も、シール内にアンテナ
が埋め込まれたことにより、少ない部品点数でシールお
よびアンテナを簡単かつ安価に組み込むことができる。
【００１４】この発明の上記各構成のアンテナ付き転が
り軸受は、車輪用軸受であっても良い。すなわち、内周
に複列の転走面を有する外方部材と、これら転走面にそ
れぞれ対面する転走面を有する内方部材と、両転走面間
に収容される複列の転動体とを備え、車体に対して車輪
を回転自在に支持するアンテナ付き車輪用軸受であって
も良い。車輪用軸受の場合、知能化した高機能軸受とし
て、アンチロックブレーキ装置の制御用の車輪回転数の
検出や、その他の目的で、センサ類を設け、その検出信
号を車体側へ伝えることが望まれる。しかし、精度や組
立性，軽量化等の要求が厳しく、また石跳ね等による断
線の問題がある。このため、この発明のアンテナ付き転
がり軸受におけるアンテナ付きとしたワイヤレス送信機
能、および少ない部品点数でシールおよびアンテナを容
易に、かつ安価に組み込むことができるという利点が、
効果的なものとなる。
り軸受は、車輪用軸受であっても良い。すなわち、内周
に複列の転走面を有する外方部材と、これら転走面にそ
れぞれ対面する転走面を有する内方部材と、両転走面間
に収容される複列の転動体とを備え、車体に対して車輪
を回転自在に支持するアンテナ付き車輪用軸受であって
も良い。車輪用軸受の場合、知能化した高機能軸受とし
て、アンチロックブレーキ装置の制御用の車輪回転数の
検出や、その他の目的で、センサ類を設け、その検出信
号を車体側へ伝えることが望まれる。しかし、精度や組
立性，軽量化等の要求が厳しく、また石跳ね等による断
線の問題がある。このため、この発明のアンテナ付き転
がり軸受におけるアンテナ付きとしたワイヤレス送信機
能、および少ない部品点数でシールおよびアンテナを容
易に、かつ安価に組み込むことができるという利点が、
効果的なものとなる。
【００１５】
【発明の実施形態】この発明の第１の実施形態を図面と
共に説明する。図１は車輪用軸受に適用したアンテナ付
き転がり軸受を示す。この軸受の固定部材１は、外方部
材２とナックル１０よりなる。外方部材２はフランジ２
ａを介してナックル１０に取付けられる。そのナックル
１０は車体に固定される。回転部材７は、内方部材３と
その内径面に固定された等速自在継手１５の外輪１５ａ
より構成される。外方部材２は、内周に複列の転走面５
ａ，５ｂを有し、これら転走面５ａ，５ｂにそれぞれ対
向する転走面６ａ，６ｂが内方部材３の外周に設けられ
ている。複列の転動体４は、転走面５ａ，６ａ間、およ
び転走面５ｂ，６ｂ間に収容される。転動体４は各列毎
に保持器８で保持されている。外方部材２，内方部材
３，転動体４，および保持器８により転がり軸受が構成
され、外方部材２および内方部材３はその軌道輪とな
る。アウター側の転動体４の外側において、外方部材２
と内方部材３との間の環状空間がシール９により密封さ
れている。発電機１１は、ヨークである磁性体リング１
２の内周側に対峙させて多極磁石１３を設けたものであ
り、磁性体リング１２にコイルを内蔵している。磁性体
リング１２は外方部材２に取付けられ、発電機１１のス
テータとなる。多極磁石１３は内方部材３に装着され、
発電機１１のロータとなる。
共に説明する。図１は車輪用軸受に適用したアンテナ付
き転がり軸受を示す。この軸受の固定部材１は、外方部
材２とナックル１０よりなる。外方部材２はフランジ２
ａを介してナックル１０に取付けられる。そのナックル
１０は車体に固定される。回転部材７は、内方部材３と
その内径面に固定された等速自在継手１５の外輪１５ａ
より構成される。外方部材２は、内周に複列の転走面５
ａ，５ｂを有し、これら転走面５ａ，５ｂにそれぞれ対
向する転走面６ａ，６ｂが内方部材３の外周に設けられ
ている。複列の転動体４は、転走面５ａ，６ａ間、およ
び転走面５ｂ，６ｂ間に収容される。転動体４は各列毎
に保持器８で保持されている。外方部材２，内方部材
３，転動体４，および保持器８により転がり軸受が構成
され、外方部材２および内方部材３はその軌道輪とな
る。アウター側の転動体４の外側において、外方部材２
と内方部材３との間の環状空間がシール９により密封さ
れている。発電機１１は、ヨークである磁性体リング１
２の内周側に対峙させて多極磁石１３を設けたものであ
り、磁性体リング１２にコイルを内蔵している。磁性体
リング１２は外方部材２に取付けられ、発電機１１のス
テータとなる。多極磁石１３は内方部材３に装着され、
発電機１１のロータとなる。
【００１６】図２に示すように、磁性体リング１２は、
略閉鎖断面の中空のリング状とされている。磁性体リン
グ１２の外径面は、小径部分と大径部分とでなる段付の
円筒面形状とされ、小径部分で外方部材２の内径面に嵌
合している。つまり、磁性体リング１２は軸方向の一部
で外方部材２の内径面に嵌合して取付けられている。磁
性体リング１２には、発電機１１の発電出力を車輪回転
数信号として電波により送信するワイヤレス送信手段１
４と、シール１８とが取付けられ、シール１８に、後述
のようにワイヤレス送信手段１４のアンテナ４３が埋め
込まれている。
略閉鎖断面の中空のリング状とされている。磁性体リン
グ１２の外径面は、小径部分と大径部分とでなる段付の
円筒面形状とされ、小径部分で外方部材２の内径面に嵌
合している。つまり、磁性体リング１２は軸方向の一部
で外方部材２の内径面に嵌合して取付けられている。磁
性体リング１２には、発電機１１の発電出力を車輪回転
数信号として電波により送信するワイヤレス送信手段１
４と、シール１８とが取付けられ、シール１８に、後述
のようにワイヤレス送信手段１４のアンテナ４３が埋め
込まれている。
【００１７】図３に示すように、磁性体リング１２は、
軸方向に対面する一対の分割リング３０ａ，３０ｂを備
える。分割リング３０ａ，３０ｂは、同図（Ａ）に示す
ように溝形ないし異形溝形の断面形状を持った環状部材
である。これら分割リング３０ａ，３０ｂは、最外周部
３５，３６の間にシール１８の芯金１９（図２）を挟み
込んだ状態で、これら最外周部３５，３６で互いに嵌合
している。分割リング３０ａ，３０ｂの内周部は、これ
らの側面部３２，３３から対向する側面へ折れ曲がった
櫛歯状の複数の爪３１ａ，３１ｂで形成されている。櫛
歯状の爪３１ａ，３１ｂは、周方向に互いに所定の間隔
をもって交互に配置されている。この櫛歯状の爪３１
ａ，３１ｂが多極磁石１３と所定の間隔をおいて対向し
てクローポール型発電機となる。分割リング３０ａ，３
０ｂは、フェライト系のステンレス鋼（JIS 規格のSUS4
30系等）などの防錆性を有する磁性体が用いられる。
軸方向に対面する一対の分割リング３０ａ，３０ｂを備
える。分割リング３０ａ，３０ｂは、同図（Ａ）に示す
ように溝形ないし異形溝形の断面形状を持った環状部材
である。これら分割リング３０ａ，３０ｂは、最外周部
３５，３６の間にシール１８の芯金１９（図２）を挟み
込んだ状態で、これら最外周部３５，３６で互いに嵌合
している。分割リング３０ａ，３０ｂの内周部は、これ
らの側面部３２，３３から対向する側面へ折れ曲がった
櫛歯状の複数の爪３１ａ，３１ｂで形成されている。櫛
歯状の爪３１ａ，３１ｂは、周方向に互いに所定の間隔
をもって交互に配置されている。この櫛歯状の爪３１
ａ，３１ｂが多極磁石１３と所定の間隔をおいて対向し
てクローポール型発電機となる。分割リング３０ａ，３
０ｂは、フェライト系のステンレス鋼（JIS 規格のSUS4
30系等）などの防錆性を有する磁性体が用いられる。
【００１８】図４に示すように、磁性体リング１２の内
部には、ボビン２６に巻き付けられたコイル２７と、ワ
イヤレス送信手段１４の電気回路部２８とが収容されて
いる。電気回路部２８は回路基板２９に電気部品を実装
して構成される。回路基板２９は、ボビン２６の仕切壁
２６ａに取付けられている。磁性体リング１２内の隙間
となる空間には弾性接着剤などの弾性材料（図示せず）
が充填され、この弾性材料によりコイル２７およびコイ
ルボビン２６が磁性体リング１２に弾性的に固定されて
いる。
部には、ボビン２６に巻き付けられたコイル２７と、ワ
イヤレス送信手段１４の電気回路部２８とが収容されて
いる。電気回路部２８は回路基板２９に電気部品を実装
して構成される。回路基板２９は、ボビン２６の仕切壁
２６ａに取付けられている。磁性体リング１２内の隙間
となる空間には弾性接着剤などの弾性材料（図示せず）
が充填され、この弾性材料によりコイル２７およびコイ
ルボビン２６が磁性体リング１２に弾性的に固定されて
いる。
【００１９】ワイヤレス送信手段１４の電気回路部２８
は、図６にブロック図で示すように、発電機１１の発電
出力を処理して車輪回転数信号として取り出す信号処理
回路４０と、この回路で処理された車輪回転数信号を電
波として送信する送信回路４１と、発電機１１の発電出
力を信号処理回路４０や送信回路４１の電源として供給
する電源回路４２とを備える。送信回路４１に送信アン
テナ４３が接続されている。送信回路４１は発振・変調
回路からなる。ワイヤレス送信手段１４で送信される信
号を受信する受信手段４４は、受信アンテナ５２と、受
信信号を同調して復調する同調・復調回路からなる受信
回路５３とで構成される。なお、車輪回転数信号の検出
には、この実施形態のように発電機１１の発電出力を用
いるのに代えて、専用のセンサ６０を別に設けても良
い。センサ６０は発電機１１の発電電力を電源に用いる
ものとする。センサ６０として、車輪回転数とは別の検
出要素（例えば温度）を検出するものを設けても良い。
は、図６にブロック図で示すように、発電機１１の発電
出力を処理して車輪回転数信号として取り出す信号処理
回路４０と、この回路で処理された車輪回転数信号を電
波として送信する送信回路４１と、発電機１１の発電出
力を信号処理回路４０や送信回路４１の電源として供給
する電源回路４２とを備える。送信回路４１に送信アン
テナ４３が接続されている。送信回路４１は発振・変調
回路からなる。ワイヤレス送信手段１４で送信される信
号を受信する受信手段４４は、受信アンテナ５２と、受
信信号を同調して復調する同調・復調回路からなる受信
回路５３とで構成される。なお、車輪回転数信号の検出
には、この実施形態のように発電機１１の発電出力を用
いるのに代えて、専用のセンサ６０を別に設けても良
い。センサ６０は発電機１１の発電電力を電源に用いる
ものとする。センサ６０として、車輪回転数とは別の検
出要素（例えば温度）を検出するものを設けても良い。
【００２０】図２に示すように、シール１８は、環状の
芯金１９とこの芯金１９に一体化されたゴム状の弾性部
材２０とを有し、その弾性部材２０内に前記ワイヤレス
送信手段１４を構成する送信アンテナ４３が埋め込まれ
ている。芯金１９は、弾性部材２０から突出する突出部
分を有し、この突出部分に、前記磁性体リング１２への
嵌合用の外周円筒部１９ａと、この外周円筒部１９ａか
ら内径方向に延びて弾性部材２０の側面に沿う側面部１
９ｂとが形成されている。この側面部１９ｂからさらに
延びる部分１９ｃが弾性部材２０内に埋め込まれた部分
とされる。弾性部材２０は、芯金１９の外周円筒部１９
ａよりも小径に形成され、芯金１９の外周円筒部１９ａ
と弾性部材２０の外径面との間の段差面１９ｂａは、シ
ール１８の組み立て用の治具押し当て面とされる。すな
わち、段差面１９ｂａに治具を押し当てて、芯金１９の
外周円筒部１９ａを、磁性体リング１２を構成する分割
リング３０ａ，３０ｂの最外周部３５，３６間に圧入す
ることにより、芯金１９が磁性体リング１２に嵌合され
る。
芯金１９とこの芯金１９に一体化されたゴム状の弾性部
材２０とを有し、その弾性部材２０内に前記ワイヤレス
送信手段１４を構成する送信アンテナ４３が埋め込まれ
ている。芯金１９は、弾性部材２０から突出する突出部
分を有し、この突出部分に、前記磁性体リング１２への
嵌合用の外周円筒部１９ａと、この外周円筒部１９ａか
ら内径方向に延びて弾性部材２０の側面に沿う側面部１
９ｂとが形成されている。この側面部１９ｂからさらに
延びる部分１９ｃが弾性部材２０内に埋め込まれた部分
とされる。弾性部材２０は、芯金１９の外周円筒部１９
ａよりも小径に形成され、芯金１９の外周円筒部１９ａ
と弾性部材２０の外径面との間の段差面１９ｂａは、シ
ール１８の組み立て用の治具押し当て面とされる。すな
わち、段差面１９ｂａに治具を押し当てて、芯金１９の
外周円筒部１９ａを、磁性体リング１２を構成する分割
リング３０ａ，３０ｂの最外周部３５，３６間に圧入す
ることにより、芯金１９が磁性体リング１２に嵌合され
る。
【００２１】磁性体リング１２を構成する一方の分割リ
ング３０ａの最外周部３５は、周方向に並べて形成され
た複数の切起し片４９を有する。この切起し片４９を内
径側に折り曲げて、シール芯金１９の段差面１９ｂａに
係合させることにより、シール１８の軸方向の位置決め
と抜け防止が図られている。
ング３０ａの最外周部３５は、周方向に並べて形成され
た複数の切起し片４９を有する。この切起し片４９を内
径側に折り曲げて、シール芯金１９の段差面１９ｂａに
係合させることにより、シール１８の軸方向の位置決め
と抜け防止が図られている。
【００２２】送信アンテナ４３は、弾性部材２０内で円
周方向に延びるように配置される。図４に示すように、
送信アンテナ４３の端子部４３ａは、磁性体リング１２
の設置側に向けて軸方向に延び、弾性部材２０から突出
している。この送信アンテナ端子部４３ａは、芯金１９
の側面部１９ｂに形成された貫通穴４５、および磁性体
リング１９の一方の分割リング３０ｂの側面３３に形成
された貫通穴４６を貫通して、磁性体リング１２内の回
路基板２９上に設けられたパッド電極４７に押し当てら
れる。この押し当てにより、ワイヤレス送信手段１４の
電気回路部２８と送信アンテナ４３とが電気的に接続さ
れる。このように構成することにより、磁性体リング１
２へのシール１８の取付けにおいて、シール１８の周方
向の位置決めを行うだけで、電気回路部２８と送信アン
テナ４３との電気的接続が容易に行え、組み立てがさら
に容易になる。パッド電極４７と送信アンテナ４３の接
触を確保するために、パッド電極４７と送信アンテナ端
子部４３ａの先端には金メッキが施され、酸化膜の付着
を防止するようにされている。なお、送信アンテナ４３
と電気回路部２８とをより安定良く接続するために、図
５に示すように、回路基板２９上にコネクタ４８を設
け、このコネクタ４８に送信アンテナ４３の端子部４３
ａを嵌着させるようにしても良い。
周方向に延びるように配置される。図４に示すように、
送信アンテナ４３の端子部４３ａは、磁性体リング１２
の設置側に向けて軸方向に延び、弾性部材２０から突出
している。この送信アンテナ端子部４３ａは、芯金１９
の側面部１９ｂに形成された貫通穴４５、および磁性体
リング１９の一方の分割リング３０ｂの側面３３に形成
された貫通穴４６を貫通して、磁性体リング１２内の回
路基板２９上に設けられたパッド電極４７に押し当てら
れる。この押し当てにより、ワイヤレス送信手段１４の
電気回路部２８と送信アンテナ４３とが電気的に接続さ
れる。このように構成することにより、磁性体リング１
２へのシール１８の取付けにおいて、シール１８の周方
向の位置決めを行うだけで、電気回路部２８と送信アン
テナ４３との電気的接続が容易に行え、組み立てがさら
に容易になる。パッド電極４７と送信アンテナ４３の接
触を確保するために、パッド電極４７と送信アンテナ端
子部４３ａの先端には金メッキが施され、酸化膜の付着
を防止するようにされている。なお、送信アンテナ４３
と電気回路部２８とをより安定良く接続するために、図
５に示すように、回路基板２９上にコネクタ４８を設
け、このコネクタ４８に送信アンテナ４３の端子部４３
ａを嵌着させるようにしても良い。
【００２３】シール芯金１９の弾性部材２０内への埋め
込み部分１９ｃは、送信アンテナ４３から所定距離以上
離れるようにする。このように離すには、図２，図４の
ように埋め込み部分１９ｃの軸方向の先端を送信アンテ
ナ４３よりも手前の位置とするか、または送信アンテナ
４３に対して埋め込み部分１９ｃを内径側に離す。芯金
埋め込み部分１９ｃと送信アンテナ４３を離す所定距離
は、１．５ｍｍ以上とする。これにより、シール芯金１
９の影響を受けずに、送信アンテナ４３から電波が確実
に放射される。
込み部分１９ｃは、送信アンテナ４３から所定距離以上
離れるようにする。このように離すには、図２，図４の
ように埋め込み部分１９ｃの軸方向の先端を送信アンテ
ナ４３よりも手前の位置とするか、または送信アンテナ
４３に対して埋め込み部分１９ｃを内径側に離す。芯金
埋め込み部分１９ｃと送信アンテナ４３を離す所定距離
は、１．５ｍｍ以上とする。これにより、シール芯金１
９の影響を受けずに、送信アンテナ４３から電波が確実
に放射される。
【００２４】図２のように、シール１８の弾性部材２０
はリップを有している。リップの枚数は任意でよいが、
図の例では、１つのラジアルリップ２１と２つのサイド
リップ２２を設けている。シール１８に対向して、回転
部材７に、シール接触部となるスリンガ２３が設けられ
ている。スリンガ２３はステンレス鋼製である。スリン
ガ２３は、等速自在継手１５の外輪１５ａにおけるカッ
プ部３７の肩部に圧入されている。スリンガ２３は筒状
部２４と傾斜つば部２５を有し、シール１８のラジアル
リップ２１がその筒状部２４に摺接し、サイドリップ２
２，２２が傾斜つば部２５に摺接する。
はリップを有している。リップの枚数は任意でよいが、
図の例では、１つのラジアルリップ２１と２つのサイド
リップ２２を設けている。シール１８に対向して、回転
部材７に、シール接触部となるスリンガ２３が設けられ
ている。スリンガ２３はステンレス鋼製である。スリン
ガ２３は、等速自在継手１５の外輪１５ａにおけるカッ
プ部３７の肩部に圧入されている。スリンガ２３は筒状
部２４と傾斜つば部２５を有し、シール１８のラジアル
リップ２１がその筒状部２４に摺接し、サイドリップ２
２，２２が傾斜つば部２５に摺接する。
【００２５】図２において、多極磁石１３は、周方向に
等間隔に磁極が並ぶように多極に着磁されたリング状の
部材である。多極磁石１３は、多極の磁石部材１６と環
状の芯金１７より形成される。磁石部材１６は、例えば
ゴム磁石とされ、芯金１７に加硫接着される。芯金１７
を設ける場合、芯金１７は磁性体，特に強磁性体で形成
するのが望ましい。芯金１７は断面がＬ字形の環状部材
でもよく、断面溝形の環状部材でもよい。環状の芯金１
７は内方部材３の外径面に締まり嵌め状態に嵌合して固
定される。多極磁石１３は、プラスチック磁石や焼結磁
石で形成されたものであっても良く、また接着剤などで
内方部材３の外径面に装着されてもよい。多極磁石１３
を、プラスチック磁石または焼結磁石とする場合、芯金
１７は必ずしも設けなくても良い。
等間隔に磁極が並ぶように多極に着磁されたリング状の
部材である。多極磁石１３は、多極の磁石部材１６と環
状の芯金１７より形成される。磁石部材１６は、例えば
ゴム磁石とされ、芯金１７に加硫接着される。芯金１７
を設ける場合、芯金１７は磁性体，特に強磁性体で形成
するのが望ましい。芯金１７は断面がＬ字形の環状部材
でもよく、断面溝形の環状部材でもよい。環状の芯金１
７は内方部材３の外径面に締まり嵌め状態に嵌合して固
定される。多極磁石１３は、プラスチック磁石や焼結磁
石で形成されたものであっても良く、また接着剤などで
内方部材３の外径面に装着されてもよい。多極磁石１３
を、プラスチック磁石または焼結磁石とする場合、芯金
１７は必ずしも設けなくても良い。
【００２６】シール１８は、アウター側のシール９（図
１）と共に、車両外部から軸受内への泥塩水等の侵入を
防止する。特に、シール１８においては，サイドリップ
２２，２２およびラジアルリップ２１の３枚のシールリ
ップよりなる高性能シール機能により、泥塩水や異物の
侵入を防止する。発電機１１の多極磁石１３は、高性能
シール１８の内部に配置されるので、異物や泥塩水等に
さらされることが無く、防錆処理と異物の侵入を防ぐた
めの更なるシールを不必要にすることができる。なお、
アウター側のシール９は、インボード側のシール１８に
比べて、泥塩水等に曝されにくい位置にあるため、簡易
なシールで足りる。
１）と共に、車両外部から軸受内への泥塩水等の侵入を
防止する。特に、シール１８においては，サイドリップ
２２，２２およびラジアルリップ２１の３枚のシールリ
ップよりなる高性能シール機能により、泥塩水や異物の
侵入を防止する。発電機１１の多極磁石１３は、高性能
シール１８の内部に配置されるので、異物や泥塩水等に
さらされることが無く、防錆処理と異物の侵入を防ぐた
めの更なるシールを不必要にすることができる。なお、
アウター側のシール９は、インボード側のシール１８に
比べて、泥塩水等に曝されにくい位置にあるため、簡易
なシールで足りる。
【００２７】上記構成の作用を説明する。発電機１１の
多極磁石１３が設置された内方部材３が車輪と一体に回
転すると、これに伴う鎖交磁束変化を、対面する外方部
材２側の磁性体リング１２内のコイル３８から電力とし
て取り出す。発電機１１によって取り出された発電出力
は、ワイヤレス送信手段１４に入力され、車輪回転数信
号として電波でワイヤレスに送信される。すなわち、発
電出力は信号処理回路４０で車輪回転数信号として処理
され、その信号が送信回路４１から送信アンテナ４３を
介して電波として受信手段４４に送信される。
多極磁石１３が設置された内方部材３が車輪と一体に回
転すると、これに伴う鎖交磁束変化を、対面する外方部
材２側の磁性体リング１２内のコイル３８から電力とし
て取り出す。発電機１１によって取り出された発電出力
は、ワイヤレス送信手段１４に入力され、車輪回転数信
号として電波でワイヤレスに送信される。すなわち、発
電出力は信号処理回路４０で車輪回転数信号として処理
され、その信号が送信回路４１から送信アンテナ４３を
介して電波として受信手段４４に送信される。
【００２８】このアンテナ付き転がり軸受では、内方部
材３および外方部材２間の環状空間の端部を密封するシ
ール１８内に、ワイヤレス送信手段１４の送信アンテナ
４３を埋め込んでいるので、少ない部品点数でシール１
８および送信アンテナ４３を簡単かつ安価に組み込むこ
とができる。すなわち、従来例の場合のように送信アン
テナ４３を配置するための樹脂ケースや仮配置治具が不
要で、モールド作業も必要ないので、少ない部品点数で
シール１８および送信アンテナ４３を簡単かつ安価に組
み込むことができる。また、送信アンテナ４３がシール
１８で覆われることから、従来例のように送信アンテナ
の取り出し部に防錆処理やシールを施すといった作業も
不要で、この点でも組み込みが簡単かつ安価となる。
材３および外方部材２間の環状空間の端部を密封するシ
ール１８内に、ワイヤレス送信手段１４の送信アンテナ
４３を埋め込んでいるので、少ない部品点数でシール１
８および送信アンテナ４３を簡単かつ安価に組み込むこ
とができる。すなわち、従来例の場合のように送信アン
テナ４３を配置するための樹脂ケースや仮配置治具が不
要で、モールド作業も必要ないので、少ない部品点数で
シール１８および送信アンテナ４３を簡単かつ安価に組
み込むことができる。また、送信アンテナ４３がシール
１８で覆われることから、従来例のように送信アンテナ
の取り出し部に防錆処理やシールを施すといった作業も
不要で、この点でも組み込みが簡単かつ安価となる。
【００２９】また、シール１８の芯金１９は、弾性部材
２０から突出する突出部分を有し、この突出部分を、シ
ール１８を発電機１１の磁性体リング１２に取付けるた
めの取付部としているので、シール１８の取付けのため
に従来例のように別部材を特に設ける必要がなく、この
点でも部品点数を低減でき、コストを低減できる。芯金
１９の突出部分には、磁性体リング１２への嵌合用の外
周円筒部１９ａが設けられ、弾性部材２０は芯金１９の
外周円筒部１９ａよりも小径に形成され、芯金１９の外
周円筒部１９ａと弾性部材２０の外径面との間の段差面
１９ｂａが、シール１８の組み立て用の治具押し当て面
となるものとしているので、磁性体リング１２へのシー
ル１８の組付けを容易に行うことができる。
２０から突出する突出部分を有し、この突出部分を、シ
ール１８を発電機１１の磁性体リング１２に取付けるた
めの取付部としているので、シール１８の取付けのため
に従来例のように別部材を特に設ける必要がなく、この
点でも部品点数を低減でき、コストを低減できる。芯金
１９の突出部分には、磁性体リング１２への嵌合用の外
周円筒部１９ａが設けられ、弾性部材２０は芯金１９の
外周円筒部１９ａよりも小径に形成され、芯金１９の外
周円筒部１９ａと弾性部材２０の外径面との間の段差面
１９ｂａが、シール１８の組み立て用の治具押し当て面
となるものとしているので、磁性体リング１２へのシー
ル１８の組付けを容易に行うことができる。
【００３０】図７は、この発明の他の実施形態を示す。
この実施形態は、図１〜図６に示す第１の実施形態にお
いて、シール芯金１９の外周円筒部１９ａを外方部材２
の外径面に圧入嵌合させたものである。外方部材２の内
径面に嵌合される磁性体リング１２の大径部分は、シー
ル芯金１９の外周円筒部１９ａで覆われている。磁性体
リング１２を構成する１対の分割リング３０ａ，３０ｂ
は、これらの最外周部３５，３６を互いに直接に嵌合さ
せることで一体化されている。シール１８の弾性部材２
０の外径をシール芯金１９の外周円筒部１９ａよりも小
径として、芯金１９の外周円筒部１９ａと弾性部材２０
の外径面との間の段差面１９ｂａを、シール組み立て用
の治具押し当て面とすること、およびその他の構成は第
１の実施形態と同じである。
この実施形態は、図１〜図６に示す第１の実施形態にお
いて、シール芯金１９の外周円筒部１９ａを外方部材２
の外径面に圧入嵌合させたものである。外方部材２の内
径面に嵌合される磁性体リング１２の大径部分は、シー
ル芯金１９の外周円筒部１９ａで覆われている。磁性体
リング１２を構成する１対の分割リング３０ａ，３０ｂ
は、これらの最外周部３５，３６を互いに直接に嵌合さ
せることで一体化されている。シール１８の弾性部材２
０の外径をシール芯金１９の外周円筒部１９ａよりも小
径として、芯金１９の外周円筒部１９ａと弾性部材２０
の外径面との間の段差面１９ｂａを、シール組み立て用
の治具押し当て面とすること、およびその他の構成は第
１の実施形態と同じである。
【００３１】この実施形態では、発電機１１の磁性体リ
ング１２がシール１８で覆われるので、磁性体リング１
２の材料として防錆性の高い磁性ステンレス鋼を使用し
なくてよく、磁性ステンレス鋼よりも透磁率の高い材
料、例えば通常の圧延鋼板や珪素鋼板、パーマロイ材な
どを使用することができる。このように透磁率の高い材
料で磁性体リング１２を形成できることにより、発電機
１１の発電電力を大きくでき、同じ発電電力を得るため
の発電機サイズを小さくできる。
ング１２がシール１８で覆われるので、磁性体リング１
２の材料として防錆性の高い磁性ステンレス鋼を使用し
なくてよく、磁性ステンレス鋼よりも透磁率の高い材
料、例えば通常の圧延鋼板や珪素鋼板、パーマロイ材な
どを使用することができる。このように透磁率の高い材
料で磁性体リング１２を形成できることにより、発電機
１１の発電電力を大きくでき、同じ発電電力を得るため
の発電機サイズを小さくできる。
【００３２】また、磁性体リング１２を構成する１対の
分割リング３０ａ，３０ｂを、それらの最外周部３５，
３６を直接に嵌合させて一体化しているので、磁性体リ
ング１２からなる磁気回路の磁気抵抗が第１の実施形態
の場合よりも小さくなり、この点でも発電機１１を小型
化できる。
分割リング３０ａ，３０ｂを、それらの最外周部３５，
３６を直接に嵌合させて一体化しているので、磁性体リ
ング１２からなる磁気回路の磁気抵抗が第１の実施形態
の場合よりも小さくなり、この点でも発電機１１を小型
化できる。
【００３３】さらに、シール芯金１９の外周円筒部１９
ａを外方部材２の外周面に嵌合させているので、それだ
けシール弾性部材２０の外径寸法を大きくできる。この
ため、シール芯金１９の弾性部材２０内への埋め込み部
分１９ｃを、図のように磁性体リング１２の設置側とは
反対側の弾性部材２０の側面近くまで軸方向に延長させ
ても、送信アンテナ４３と芯金埋め込み部分１９ｃとの
離間距離を径方向の距離として十分確保できる。
ａを外方部材２の外周面に嵌合させているので、それだ
けシール弾性部材２０の外径寸法を大きくできる。この
ため、シール芯金１９の弾性部材２０内への埋め込み部
分１９ｃを、図のように磁性体リング１２の設置側とは
反対側の弾性部材２０の側面近くまで軸方向に延長させ
ても、送信アンテナ４３と芯金埋め込み部分１９ｃとの
離間距離を径方向の距離として十分確保できる。
【００３４】なお、前記各実施形態では、多極磁石１３
の芯金１７と、シール１８の接触部材であるスリンガ２
３とが別体の例を示したが、これに限らず図８のように
多極磁石１３の芯金１７をスリンガ２３と一体に形成し
ても良い。
の芯金１７と、シール１８の接触部材であるスリンガ２
３とが別体の例を示したが、これに限らず図８のように
多極磁石１３の芯金１７をスリンガ２３と一体に形成し
ても良い。
【００３５】
【発明の効果】この発明のアンテナ付き転がり軸受は、
互いに転動体を介して相対回転自在な内方部材および外
方部材と、これら内方部材および外方部材間の環状空間
の端部を密封するシールとを有する転がり軸受におい
て、上記シール内に、信号を送信するためのアンテナを
埋め込んだため、少ない部品点数でシールおよびアンテ
ナを簡単かつ安価に組み込むことができる。特に、車輪
用軸受に適用した場合は、そのアンテナ付きとしたワイ
ヤレス送信機能、および少ない部品点数でシールおよび
アンテナを簡単に組み込むことができるという利点が効
果的となる。
互いに転動体を介して相対回転自在な内方部材および外
方部材と、これら内方部材および外方部材間の環状空間
の端部を密封するシールとを有する転がり軸受におい
て、上記シール内に、信号を送信するためのアンテナを
埋め込んだため、少ない部品点数でシールおよびアンテ
ナを簡単かつ安価に組み込むことができる。特に、車輪
用軸受に適用した場合は、そのアンテナ付きとしたワイ
ヤレス送信機能、および少ない部品点数でシールおよび
アンテナを簡単に組み込むことができるという利点が効
果的となる。
【図１】この発明の第１の実施形態にかかるアンテナ付
き転がり軸受の断面図である。
き転がり軸受の断面図である。
【図２】その発電機の拡大断面図である。
【図３】（Ａ），（Ｂ）はそれぞれ同発電機における磁
性体リングのシール嵌合前の状態を示す断面図および正
面図である。
性体リングのシール嵌合前の状態を示す断面図および正
面図である。
【図４】同発電機におけるアンテナ接続構造を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図５】同発電機におけるアンテナ接続構造の他の例を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図６】ワイヤレス送信手段の概略構成を示すブロック
図である。
図である。
【図７】この発明の他の実施形態にかかるアンテナ付き
転がり軸受における発電機の拡大断面図である。
転がり軸受における発電機の拡大断面図である。
【図８】前記各実施形態におけるスリンガの構造の他の
例を示す拡大断面図である。
例を示す拡大断面図である。
【図９】従来例の断面図である。
【図１０】他の従来例の断面図である。
【符号の説明】
２…外方部材
３…内方部材
４…転動体
５ａ，５ｂ…転走面
６ａ，６ｂ…転走面
１１…発電機
１２…磁性体リング（発電機ヨーク）
１４…ワイヤレス送信手段
１８…シール
１９…シールの芯金
１９ａ…外周円筒部
１９ｂ…側面部
１９ｂａ…段差面
１９ｃ…埋め込み部分
２０…シールの弾性部材
２９…回路基板
４１…送信回路
４３…送信アンテナ
４３ａ…端子部
４７…パッド電極
４８…コネクタ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 田島 英児
静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ
ヌ株式会社内
(72)発明者 乗松 孝幸
静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ
ヌ株式会社内
Ｆターム(参考） 3J016 AA01 BB03 BB05 CA01 CA07
CA08
5J046 AA08 SA00
Claims (9)
- 【請求項１】 互いに転動体を介して相対回転自在な内
方部材および外方部材と、これら内方部材および外方部
材間の環状空間の端部を密封するシールとを有する転が
り軸受において、上記シール内に、信号を送信するため
のアンテナを埋め込んだことを特徴とするアンテナ付き
転がり軸受。 - 【請求項２】 上記シールは芯金とこの芯金に一体化さ
れたゴム状の弾性部材とを有し、上記アンテナは上記弾
性部材内に埋め込まれ、上記芯金は上記弾性部材から突
出する突出部分を有し、この突出部分が、上記シールを
他の部材に取付けるための取付部となる請求項１に記載
のアンテナ付き転がり軸受。 - 【請求項３】 上記芯金の突出部分に、上記他の部材へ
の部材嵌合用の外周円筒部が設けられ、上記弾性部材は
芯金の上記外周部分よりも小径に形成され、芯金の上記
外周円筒部と上記弾性部材の外径面との間の段差面が、
シールの組み立て用の治具押し当て面となる請求項２に
記載のアンテナ付き転がり軸受。 - 【請求項４】 上記シールは芯金とこの芯金に一体化さ
れたゴム状の弾性部材とを有し、上記芯金は上記弾性部
材の側面に沿う部分および弾性部材内に埋め込まれた部
分を有し、上記アンテナは上記弾性部材内で円周方向に
延びるものであり、上記芯金の上記弾性部材内への埋め
込み部分をアンテナに対して内径側に離すか、または上
記埋め込み部分の軸方向の先端をアンテナよりも手前の
位置とした請求項１ないし請求項３のいずれかに記載の
アンテナ付き転がり軸受。 - 【請求項５】 上記内方部材と外方部材との相対回転に
よって発電する発電機と、この発電機が出力する回転数
信号、またはこの発電機の発電電力を電源とするセンサ
の検出信号をワイヤレスで送信する送信回路とを有し、
上記アンテナは上記送信回路の出力を送信するものであ
る請求項１ないし請求項４のいずれかに記載のアンテナ
付き転がり軸受。 - 【請求項６】 上記シールは芯金とこの芯金に一体化さ
れたゴム状の弾性部材とを有し、上記アンテナは上記弾
性部材内に埋め込まれ、上記芯金は上記弾性部材から突
出する突出部分を有し、この芯金の突出部分を、上記発
電機のヨークを構成する部材の間に挟み込んで固定した
請求項５に記載のアンテナ付き転がり軸受。 - 【請求項７】 上記アンテナは、上記シールから突出す
る端子部を有し、上記発電機を構成するヨーク内に上記
送信回路の回路基板が設けられ、この回路基板に、上記
シールが使用位置に取付けられることで上記端子部が接
触する電極またはコネクタを設けた請求項５または請求
項６に記載のアンテナ付き転がり軸受。 - 【請求項８】 互いに転動体を介して相対回転自在な一
対の部材と、これら一対の部材の間の空間を密封するシ
ールとを有する転がり軸受において、上記シール内に、
信号を送信するためのアンテナを埋め込んだことを特徴
とするアンテナ付き転がり軸受。 - 【請求項９】 請求項１ないし請求項７のいずれかに記
載のアンテナ付き転がり軸受であって、内周に複列の転
走面を有する外方部材と、これら転走面にそれぞれ対面
する転走面を有する内方部材と、両転走面間に収容され
る複列の転動体とを備え、車体に対して車輪を回転自在
に支持するアンテナ付き車輪用軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002082835A JP2003278782A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | アンテナ付き転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002082835A JP2003278782A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | アンテナ付き転がり軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003278782A true JP2003278782A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29230875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002082835A Pending JP2003278782A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | アンテナ付き転がり軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003278782A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006229758A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Matsushita Electric Works Ltd | アンテナ装置 |
| CN100400911C (zh) * | 2003-11-25 | 2008-07-09 | Ntn株式会社 | 带有ic卡片的轴承及用于轴承的带有ic卡片的密封件 |
| WO2013160098A3 (en) * | 2012-04-24 | 2014-08-07 | Aktiebolaget Skf | Bearing power generating configuration |
| KR101612477B1 (ko) | 2014-03-20 | 2016-04-14 | 주식회사 오토산업 | 차륜의 무선 전력 공급장치 |
| JP2018066433A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 日本精工株式会社 | ワイヤレスセンサ付き軸受 |
| WO2024058051A1 (ja) * | 2022-09-15 | 2024-03-21 | Ntn株式会社 | 回転支持装置 |
-
2002
- 2002-03-25 JP JP2002082835A patent/JP2003278782A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100400911C (zh) * | 2003-11-25 | 2008-07-09 | Ntn株式会社 | 带有ic卡片的轴承及用于轴承的带有ic卡片的密封件 |
| CN100404895C (zh) * | 2003-11-25 | 2008-07-23 | Ntn株式会社 | 带ic卡片轴承及其密封件 |
| JP2006229758A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Matsushita Electric Works Ltd | アンテナ装置 |
| WO2013160098A3 (en) * | 2012-04-24 | 2014-08-07 | Aktiebolaget Skf | Bearing power generating configuration |
| CN104350298A (zh) * | 2012-04-24 | 2015-02-11 | Skf公司 | 轴承功率产生构造 |
| CN104350298B (zh) * | 2012-04-24 | 2018-05-22 | Skf公司 | 轴承功率产生构造 |
| KR101612477B1 (ko) | 2014-03-20 | 2016-04-14 | 주식회사 오토산업 | 차륜의 무선 전력 공급장치 |
| JP2018066433A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 日本精工株式会社 | ワイヤレスセンサ付き軸受 |
| WO2024058051A1 (ja) * | 2022-09-15 | 2024-03-21 | Ntn株式会社 | 回転支持装置 |
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