JP2003049859A - センサ付軸受装置 - Google Patents
センサ付軸受装置Info
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- JP2003049859A JP2003049859A JP2001239700A JP2001239700A JP2003049859A JP 2003049859 A JP2003049859 A JP 2003049859A JP 2001239700 A JP2001239700 A JP 2001239700A JP 2001239700 A JP2001239700 A JP 2001239700A JP 2003049859 A JP2003049859 A JP 2003049859A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】回転速度、温度、振動（加速度）などの信号
を、出力波形の歪みやノイズの影響がない状態で車輌車
体側に取り付けた制御装置まで伝送可能とする軸受装置
を提供することである。 【解決手段】軸箱１に取付けた外輪３ａと、車軸４に取
付けた内輪３ｂと、外輪３ａと内輪３ｂの間に組み込ま
れた転動体３ｃとからなる軸受３と、上記軸箱に取付け
た蓋に取付けられ、車軸４の回転速度や軸受３の温度な
どを検出するセンサ５ｂ，５ｃ，５ｄをホルダ５ａ内に
組み込んだ一体型センサ５と、該センサ５からの信号を
増幅し制御装置７に伝送する中継装置６を備えて構成し
た。
を、出力波形の歪みやノイズの影響がない状態で車輌車
体側に取り付けた制御装置まで伝送可能とする軸受装置
を提供することである。 【解決手段】軸箱１に取付けた外輪３ａと、車軸４に取
付けた内輪３ｂと、外輪３ａと内輪３ｂの間に組み込ま
れた転動体３ｃとからなる軸受３と、上記軸箱に取付け
た蓋に取付けられ、車軸４の回転速度や軸受３の温度な
どを検出するセンサ５ｂ，５ｃ，５ｄをホルダ５ａ内に
組み込んだ一体型センサ５と、該センサ５からの信号を
増幅し制御装置７に伝送する中継装置６を備えて構成し
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車輌、圧延機、自
動車用などに使用する軸受装置に関する。特に鉄道車輌
用軸受の異常検知に最適である。
動車用などに使用する軸受装置に関する。特に鉄道車輌
用軸受の異常検知に最適である。
【０００２】
【従来の技術】従来技術を図３、図４に示す。従来技術
においては、自動車や鉄道車輌の車軸１００の回転速度
や軸受２００の温度を検出するためのセンサ（回転速度
センサ３００、温度センサ３０１）が軸受装置に個別に
取り付けられている。このセンサ３００，３０１により
検出された回転速度、温度などの信号は、１０〜２０ｍ
離れた車輌車体側に取り付けられた制御装置に伝送され
ている。ここで回転速度信号はデジタル信号で、温度の
信号はアナログ信号である。
においては、自動車や鉄道車輌の車軸１００の回転速度
や軸受２００の温度を検出するためのセンサ（回転速度
センサ３００、温度センサ３０１）が軸受装置に個別に
取り付けられている。このセンサ３００，３０１により
検出された回転速度、温度などの信号は、１０〜２０ｍ
離れた車輌車体側に取り付けられた制御装置に伝送され
ている。ここで回転速度信号はデジタル信号で、温度の
信号はアナログ信号である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、軸受装置に取
り付けられたセンサ３００，３０１から車輌車体側に取
り付けられた制御装置までの距離は１０〜２０ｍ離れて
いるため、センサ３００，３０１により検出された回転
速度、温度などの信号は、信号伝送により、出力波形が
歪んだり、ノイズの影響を受け易い。特に、アナログ信
号である温度信号は出力波形が歪んだり、ノイズの影響
を受け易く測定精度の低下を引き起こす。また、省線化
のため、デジタル信号である回転速度信号とアナログ信
号である温度信号を一緒のケーブルで伝送すると、電磁
結合（静電結合、電磁誘導、電磁波による結合）によっ
て、アナログ信号である温度信号に回転速度信号からの
ノイズがのることがあった。本発明は、従来技術の有す
るこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、回転速度、温度、振動（加速度）な
どの信号を、出力波形の歪みやノイズの影響がない状態
で車輌車体側に取り付けた制御装置まで伝送可能とする
軸受装置を提供することである。
り付けられたセンサ３００，３０１から車輌車体側に取
り付けられた制御装置までの距離は１０〜２０ｍ離れて
いるため、センサ３００，３０１により検出された回転
速度、温度などの信号は、信号伝送により、出力波形が
歪んだり、ノイズの影響を受け易い。特に、アナログ信
号である温度信号は出力波形が歪んだり、ノイズの影響
を受け易く測定精度の低下を引き起こす。また、省線化
のため、デジタル信号である回転速度信号とアナログ信
号である温度信号を一緒のケーブルで伝送すると、電磁
結合（静電結合、電磁誘導、電磁波による結合）によっ
て、アナログ信号である温度信号に回転速度信号からの
ノイズがのることがあった。本発明は、従来技術の有す
るこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、回転速度、温度、振動（加速度）な
どの信号を、出力波形の歪みやノイズの影響がない状態
で車輌車体側に取り付けた制御装置まで伝送可能とする
軸受装置を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明が成した技術的手段は、少なくとも外輪と内輪
と転動体を有する転がり軸受を備え、外輪と内輪の少な
くともどちらか一方が回転輪であり、他方が静止輪であ
る軸受装置であって、軸受装置の状態を検出（監視）す
るための少なくとも一つ以上のセンサが単一のセンサホ
ルダに納められ、静止輪もしくは静止輪に取り付けた部
材に取り付けられる一体型センサと、該一体型センサま
たは軸受の近傍に中継装置を設け、一体型センサからの
出力信号をこの中継装置で増幅したり、長距離伝送に適
した信号に変換して軸受装置外部に設けた制御装置まで
長距離伝送することである。上記センサは、回転速度セ
ンサ、温度センサ、振動センサの少なくともいずれか一
つ以上とする。中継装置からの信号は、ケーブルを用い
て、若しくはワイヤレスにて装置外部に取り出すものと
する。
に本発明が成した技術的手段は、少なくとも外輪と内輪
と転動体を有する転がり軸受を備え、外輪と内輪の少な
くともどちらか一方が回転輪であり、他方が静止輪であ
る軸受装置であって、軸受装置の状態を検出（監視）す
るための少なくとも一つ以上のセンサが単一のセンサホ
ルダに納められ、静止輪もしくは静止輪に取り付けた部
材に取り付けられる一体型センサと、該一体型センサま
たは軸受の近傍に中継装置を設け、一体型センサからの
出力信号をこの中継装置で増幅したり、長距離伝送に適
した信号に変換して軸受装置外部に設けた制御装置まで
長距離伝送することである。上記センサは、回転速度セ
ンサ、温度センサ、振動センサの少なくともいずれか一
つ以上とする。中継装置からの信号は、ケーブルを用い
て、若しくはワイヤレスにて装置外部に取り出すものと
する。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセンサ付軸受装置
の一実施形態を図１及び図２に基づいて説明する。な
お、本実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず何等限
定解釈されるものではない。
の一実施形態を図１及び図２に基づいて説明する。な
お、本実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず何等限
定解釈されるものではない。
【０００６】図１に本発明の第一実施形態を示す。本実
施形態は、本発明適用例の一つとして車輌用軸受に適用
した例で、軸箱１の内部に軸受３が収納されており、軸
箱１に取り付けた蓋２に一体型センサ５を取り付けてい
る。軸受３は、少なくとも外輪３ａと、内輪３ｂと、該
外内輪３ａ，３ｂ間に組込まれる複数個の転動体３ｃと
を備えて構成されており、本実施形態では円すいころ軸
受で、静止輪たる外輪３ａを軸箱１に取り付けると共
に、回転輪たる内輪３ｂを車軸４に固定して配されてい
る。なお、保持器３ｄ・密封装置３ｅなどその他の軸受
構成は必要に応じて選択採用される。また、本実施形態
では内輪回転の場合について説明したが、内輪回転だけ
でなく外輪回転の場合でも本発明の範囲内である。ま
た、本装置に用いられる軸受は、円すいころ軸受に限ら
ず、玉軸受や円筒ころ軸受でも良い。
施形態は、本発明適用例の一つとして車輌用軸受に適用
した例で、軸箱１の内部に軸受３が収納されており、軸
箱１に取り付けた蓋２に一体型センサ５を取り付けてい
る。軸受３は、少なくとも外輪３ａと、内輪３ｂと、該
外内輪３ａ，３ｂ間に組込まれる複数個の転動体３ｃと
を備えて構成されており、本実施形態では円すいころ軸
受で、静止輪たる外輪３ａを軸箱１に取り付けると共
に、回転輪たる内輪３ｂを車軸４に固定して配されてい
る。なお、保持器３ｄ・密封装置３ｅなどその他の軸受
構成は必要に応じて選択採用される。また、本実施形態
では内輪回転の場合について説明したが、内輪回転だけ
でなく外輪回転の場合でも本発明の範囲内である。ま
た、本装置に用いられる軸受は、円すいころ軸受に限ら
ず、玉軸受や円筒ころ軸受でも良い。
【０００７】一体型センサ５は、軸受装置の状態、例え
ば車軸４の回転速度や軸受３の温度などを検出・監視す
るためのセンサである回転速度センサ５ｂ、振動センサ
５ｃ、温度センサ５ｄなどが、単一のセンサホルダ５ａ
に組み込まれて構成されている。また、軸４には、外周
面に凹凸状の歯を加工した円環８が取り付けられてお
り、回転速度検出のためのエンコーダとしての機能を持
たせている。なお、本実施形態では、軸受装置の状態を
検出するためのセンサとして、上述した三種類のセンサ
がすべて組込まれているが、少なくとも一個以上のセン
サが組み込まれていればよい。また、上述したセンサは
一例を示したものにすぎずこれに限定されない。さら
に、本実施形態では、軸箱１に取付けた蓋２に一体的に
取付けているが、この一体型センサ５は、静止輪、すな
わち、本実施形態によれば外輪３ａに直接取付けるもの
とすることも可能で本発明の範囲内である。センサから
の信号線は、一本のケーブルで一体型センサ５から出て
おり、一体型センサ５又は軸受３の近傍に設置した中継
装置６に結線されている。
ば車軸４の回転速度や軸受３の温度などを検出・監視す
るためのセンサである回転速度センサ５ｂ、振動センサ
５ｃ、温度センサ５ｄなどが、単一のセンサホルダ５ａ
に組み込まれて構成されている。また、軸４には、外周
面に凹凸状の歯を加工した円環８が取り付けられてお
り、回転速度検出のためのエンコーダとしての機能を持
たせている。なお、本実施形態では、軸受装置の状態を
検出するためのセンサとして、上述した三種類のセンサ
がすべて組込まれているが、少なくとも一個以上のセン
サが組み込まれていればよい。また、上述したセンサは
一例を示したものにすぎずこれに限定されない。さら
に、本実施形態では、軸箱１に取付けた蓋２に一体的に
取付けているが、この一体型センサ５は、静止輪、すな
わち、本実施形態によれば外輪３ａに直接取付けるもの
とすることも可能で本発明の範囲内である。センサから
の信号線は、一本のケーブルで一体型センサ５から出て
おり、一体型センサ５又は軸受３の近傍に設置した中継
装置６に結線されている。
【０００８】中継装置６には各信号を増幅するための増
幅回路が内蔵されており、信号を増幅すると共に、出力
信号のインピーダンスを小さくして、伝送途中のノイズ
の影響を小さくしている。中継装置６には、センサの出
力信号を電圧増幅したり、出力信号のインピーダンスを
小さくしたり、電流出力に変換するなどの回路が内蔵さ
れており、ノイズの影響を受けにくくしたり、配線イン
ピーダンスの影響を受けにくくしたりした長距離伝送に
適した出力信号に変換する。なお、電流出力によると、
配線インピーダンスの影響を受けにくくなる。また、中
継装置６にはセンサに供給する電源電圧や中継装置６内
の回路に供給する電源電圧を一定にするための定電圧電
源（定電圧レギュレータ、ＤＣ−ＤＣコンバーター、定
電圧ダイオードなど）を設けても良い。中継装置６は、
ノイズの影響を避けるため一体型センサ５または軸受装
置全体の２ｍ以内に設置するのが望ましい。また中継装
置６と一体型センサ５とをつなぐケーブルを２ｍ以内と
したのは、これ以上長くすると一体型センサ５から中継
装置６に信号が行く間にノイズがのってしまうためであ
る。
幅回路が内蔵されており、信号を増幅すると共に、出力
信号のインピーダンスを小さくして、伝送途中のノイズ
の影響を小さくしている。中継装置６には、センサの出
力信号を電圧増幅したり、出力信号のインピーダンスを
小さくしたり、電流出力に変換するなどの回路が内蔵さ
れており、ノイズの影響を受けにくくしたり、配線イン
ピーダンスの影響を受けにくくしたりした長距離伝送に
適した出力信号に変換する。なお、電流出力によると、
配線インピーダンスの影響を受けにくくなる。また、中
継装置６にはセンサに供給する電源電圧や中継装置６内
の回路に供給する電源電圧を一定にするための定電圧電
源（定電圧レギュレータ、ＤＣ−ＤＣコンバーター、定
電圧ダイオードなど）を設けても良い。中継装置６は、
ノイズの影響を避けるため一体型センサ５または軸受装
置全体の２ｍ以内に設置するのが望ましい。また中継装
置６と一体型センサ５とをつなぐケーブルを２ｍ以内と
したのは、これ以上長くすると一体型センサ５から中継
装置６に信号が行く間にノイズがのってしまうためであ
る。
【０００９】従って、中継装置６を一体型センサ５又は
軸受装置の近傍に配置し、中継装置６で一体型センサ５
の信号を受け、一体型センサ５の信号を中継装置６内で
増幅したり、長距離伝送に適した信号に変換してから１
０〜２０ｍ離れている車輌車体側に取り付けられた制御
装置７まで伝送するので、長距離伝送の途中で外部から
のノイズや配線インピーダンスを受けにくい。その結
果、一体型センサ５の信号を、出力波形の歪やノイズや
配線インピーダンスの影響がない状態で車輌車体側に取
り付けた制御装置７まで伝送することができる。また、
一体型センサ５の信号は近距離の中継装置６に伝送する
だけでよいため、センサ本体内部に検出信号を増幅した
り、出力信号のインピーダンスを小さくしたり、電流出
力に変換する回路を設ける必要がなくなる。また、長距
離伝送に適した信号に変換したりする回路を設ける必要
がなくなる。そのため、信号を増幅するための回路をセ
ンサ内に設ける必要がなく、一体型センサの小型化が可
能となる。なお、必要により検出信号を中継装置６に伝
送するための処理回路等を一体型センサ５に組み込んで
も良い。また、一体型センサ５は構造上軸箱１の蓋２
や、軸箱１、外輪３ａなど強い振動や軸受の発熱にさら
される場所に設置されることが多いが、そのような場合
でも本発明の構成とすることにより、一体型センサ５内
に搭載する電子回路を必要最小限にでき、振動、温度な
どの環境条件のきびしい場所に中継装置６を設置する必
要がないため、中継装置６内の電子回路が強い振動や高
温にさらされることがなくなる。その結果、センサ付軸
受装置の信頼性を向上させることができる。上記実施形
態では、中継装置６から制御装置７までを有線によって
信号を送るタイプについて説明したが、ワイヤレスにて
送信することも可能である。この場合、例えば電波や光
や超音波などを使用し、ワイヤレスでデータを送信又は
送受信する通信機能を備えた中継装置や制御装置を使用
すればよい。このように中継装置６と制御装置７との間
をワイヤレスで送信又は送受信すると、ケーブルを長距
離にわたって配線する必要がなくなるので、配線の工数
をなくすことができる。また、長距離配線がないので、
ケーブルの断線の可能性も小さくなる。
軸受装置の近傍に配置し、中継装置６で一体型センサ５
の信号を受け、一体型センサ５の信号を中継装置６内で
増幅したり、長距離伝送に適した信号に変換してから１
０〜２０ｍ離れている車輌車体側に取り付けられた制御
装置７まで伝送するので、長距離伝送の途中で外部から
のノイズや配線インピーダンスを受けにくい。その結
果、一体型センサ５の信号を、出力波形の歪やノイズや
配線インピーダンスの影響がない状態で車輌車体側に取
り付けた制御装置７まで伝送することができる。また、
一体型センサ５の信号は近距離の中継装置６に伝送する
だけでよいため、センサ本体内部に検出信号を増幅した
り、出力信号のインピーダンスを小さくしたり、電流出
力に変換する回路を設ける必要がなくなる。また、長距
離伝送に適した信号に変換したりする回路を設ける必要
がなくなる。そのため、信号を増幅するための回路をセ
ンサ内に設ける必要がなく、一体型センサの小型化が可
能となる。なお、必要により検出信号を中継装置６に伝
送するための処理回路等を一体型センサ５に組み込んで
も良い。また、一体型センサ５は構造上軸箱１の蓋２
や、軸箱１、外輪３ａなど強い振動や軸受の発熱にさら
される場所に設置されることが多いが、そのような場合
でも本発明の構成とすることにより、一体型センサ５内
に搭載する電子回路を必要最小限にでき、振動、温度な
どの環境条件のきびしい場所に中継装置６を設置する必
要がないため、中継装置６内の電子回路が強い振動や高
温にさらされることがなくなる。その結果、センサ付軸
受装置の信頼性を向上させることができる。上記実施形
態では、中継装置６から制御装置７までを有線によって
信号を送るタイプについて説明したが、ワイヤレスにて
送信することも可能である。この場合、例えば電波や光
や超音波などを使用し、ワイヤレスでデータを送信又は
送受信する通信機能を備えた中継装置や制御装置を使用
すればよい。このように中継装置６と制御装置７との間
をワイヤレスで送信又は送受信すると、ケーブルを長距
離にわたって配線する必要がなくなるので、配線の工数
をなくすことができる。また、長距離配線がないので、
ケーブルの断線の可能性も小さくなる。
【００１０】また、図２は本発明の第二実施形態を示
す。本実施形態は、一体型センサ５から出力される信号
ケーブルの一部に中継装置６を一体化して設けた例であ
る。この場合は、図２のように一体型センサ５、中継装
置６、信号ケーブルをアッセンブリとして構成しても良
い。その他の構成作用効果は第一実施形態と同様である
ため省略する。
す。本実施形態は、一体型センサ５から出力される信号
ケーブルの一部に中継装置６を一体化して設けた例であ
る。この場合は、図２のように一体型センサ５、中継装
置６、信号ケーブルをアッセンブリとして構成しても良
い。その他の構成作用効果は第一実施形態と同様である
ため省略する。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、中継装置を一体型センサまた
は軸受の近傍に配置し、中継装置でセンサの信号を受
け、センサの信号を中継装置内で増幅したり、長距離伝
送に適した信号に変換してから１０〜２０ｍ離れている
車輌車体側に取り付けられた制御装置まで伝送するの
で、長距離伝送の途中で外部からのノイズを受けたり配
線インピーダンスの影響を受けにくい。その結果、セン
サの信号を、出力波形の歪やノイズや配線インピーダン
スの影響がない状態で車輌車体側に取り付けた制御装置
まで伝送することができる。また本発明においては一体
型センサ５内に搭載する電子回路を必要最小限にでき、
振動、温度などの環境条件のきびしい場所に中継装置６
内の電子回路が強い振動や高温にさらされることがなく
なり、センサ付軸受装置の信頼性を向上させることがで
きる。
は軸受の近傍に配置し、中継装置でセンサの信号を受
け、センサの信号を中継装置内で増幅したり、長距離伝
送に適した信号に変換してから１０〜２０ｍ離れている
車輌車体側に取り付けられた制御装置まで伝送するの
で、長距離伝送の途中で外部からのノイズを受けたり配
線インピーダンスの影響を受けにくい。その結果、セン
サの信号を、出力波形の歪やノイズや配線インピーダン
スの影響がない状態で車輌車体側に取り付けた制御装置
まで伝送することができる。また本発明においては一体
型センサ５内に搭載する電子回路を必要最小限にでき、
振動、温度などの環境条件のきびしい場所に中継装置６
内の電子回路が強い振動や高温にさらされることがなく
なり、センサ付軸受装置の信頼性を向上させることがで
きる。
【図１】本発明軸受装置の第一実施形態を一部省略して
示す概略図。
示す概略図。
【図２】本発明軸受装置の第二実施形態を一部省略して
示す概略図。
示す概略図。
【図３】従来技術を一部省略して示す概略図。
【図４】従来技術を一部省略して示す概略図。
３：軸受
３ａ：静止輪（外輪）
３ｂ：回転輪（内輪）
４：車軸
５：一体型センサ
６：中継装置
７：制御装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 柳沢 知之
神奈川県藤沢市鵠沼神明１丁目５番50号日
本精工株式会社内
Ｆターム(参考） 2F073 AA35 AB02 AB06 AB12 BB01
BB04 BC01 BC02 BC04 BC05
GG04
3J101 AA16 AA25 AA32 AA43 AA54
AA62 BA54 BA56 BA77 FA22
FA23 FA26 FA41 GA01 GA36
Claims (4)
- 【請求項１】少なくとも外輪と、内輪と、該外内輪間に
組み込まれる複数個の転動体を有する転がり軸受を備
え、外輪と内輪の少なくともどちらか一方が回転輪であ
り、他方が静止輪である軸受装置において、軸受装置の
状態を検出する少なくとも一つ以上のセンサが単一のセ
ンサホルダに納められ、静止輪若しくは静止輪に取り付
けた部材に取り付けられる一体型センサと、該一体型セ
ンサ若しくは軸受の近傍に備えられ、該一体型センサか
らの出力信号を増幅、若しくは長距離伝送に適した信号
に変換して装置外部に設けた制御装置まで伝送する中継
装置とを備えたことを特徴とするセンサ付軸受装置。 - 【請求項２】軸受装置の状態を検出するためのセンサ
は、回転速度センサ、温度センサ、振動センサの少なく
ともいずれか一つ以上であることを特徴とする請求項１
に記載のセンサ付軸受装置。 - 【請求項３】中継装置からの信号をケーブルを用いて装
置外部に取り出すことを特徴とする請求項１又は２のい
ずれかに記載のセンサ付軸受装置。 - 【請求項４】中継装置からの信号をワイヤレスで装置外
部に取り出すことを特徴とする請求項１又は２のいずれ
かに記載のセンサ付軸受装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001239700A JP2003049859A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | センサ付軸受装置 |
| US10/212,051 US7034711B2 (en) | 2001-08-07 | 2002-08-06 | Wireless sensor, rolling bearing with sensor, management apparatus and monitoring system |
| CNB021277338A CN1180224C (zh) | 2001-08-07 | 2002-08-07 | 无线传感器、带传感器的滚动轴承、管理装置及监视装置 |
| US11/362,158 US7394395B2 (en) | 2001-08-07 | 2006-02-27 | Wireless sensor, rolling bearing with sensor, management apparatus and monitoring system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001239700A JP2003049859A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | センサ付軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003049859A true JP2003049859A (ja) | 2003-02-21 |
Family
ID=19070406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001239700A Pending JP2003049859A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | センサ付軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003049859A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005111448A1 (ja) * | 2004-05-19 | 2005-11-24 | Ntn Corporation | センサ付き軸受 |
| JP2010527828A (ja) * | 2007-05-22 | 2010-08-19 | クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア シーネンファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 軌道車両の台車コンポーネントのエラー監視装置 |
| RU2561180C2 (ru) * | 2009-09-09 | 2015-08-27 | Кнорр-Бремзе Зюстеме Фюр Шиненфарцойге Гмбх | Способ и устройство для оценки температуры подшипника колёсной пары железнодорожной подвижной единицы |
| RU2580587C1 (ru) * | 2015-02-17 | 2016-04-10 | Общество с ограниченной ответственностью НПЦ "Динамика" - Научно-производственный центр "Диагностика, надежность машин и комплексная автоматизация" | Способ диагностики технического состояния машин |
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