JP2003278584A - 内燃機関用燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関用燃料噴射制御装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多気筒エンジンの各気筒のインジェクタ個々
の噴射量のバラツキや経時変化等によるパイロット噴射
量(QPILOT)に対する、燃料噴射される実際の噴射量の
バラツキを補正する。 【解決手段】 パイロット噴射を実施するアフター噴射
の無いマルチ噴射時の瞬時最大回転速度とアフター噴射
を追加するアフター噴射の有るマルチ噴射時の瞬時最大
回転速度との回転速度差と目標回転速度差(目標ΔN
E)とを比較し、回転速度差(ΔNE)が目標ΔNEに
略一致するように、アフター噴射量(QAFTER)を増減す
る。次に、目標ΔNEに応じて増減される学習補正パル
ス幅(ΔTQAFTER)を、パイロット噴射量(QPILOT)に
応じて設定されるパイロット噴射指令パルス幅(TQPI
LOT)の学習値(ΔTQPILOT)に反映させて、予めメモリ
に記憶されているTQ−Qマップを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用燃料噴
射制御装置に関するもので、特にエンジンの圧縮、膨張
行程中に、インジェクタの電磁弁の駆動を複数回実施す
ることで、メイン噴射に先立って1回以上の微少なパイ
ロット噴射を実施することが可能なパイロット燃料噴射
制御装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、コモンレールに蓄圧した高圧
燃料を多気筒ディーゼルエンジンの各気筒内に噴射供給
する蓄圧式燃料噴射システムが知られている。この蓄圧
式燃料噴射システムには、主噴射の開始時から安定した
燃焼を行なって燃焼騒音やエンジン振動の低減、更には
排気ガス性能の向上を目的として、エンジントルクと成
り得る主噴射(メイン噴射)の前に複数回の微少の先立
ち噴射(パイロット噴射)を実施している。ここで、一
般的に、アクセル開度(ACCP)等のエンジン負荷と
エンジン回転速度(NE)等によって決定される噴射量
指令値は、インジェクタの噴射量指令値に対する噴射量
のバラツキを各気筒のインジェクタ個々の微調整等によ
り保証されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、パイロット
噴射はそのパイロット噴射量自体が主に1〜5mm3
st以下と非常に微少な噴射量であるため、各気筒のイ
ンジェクタ個々の噴射量のバラツキや、経時変化等によ
るインジェクタの性能(機能)の劣化によって、噴射量
指令値に対する、燃料噴射される実際の噴射量のバラツ
キ量が拡大する可能性がある。この場合には、ある気筒
のパイロット噴射が消失したり、ある気筒へのパイロッ
ト噴射量が過大となり過ぎたりすることにより、上記の
パイロット噴射の効果が十分発揮できないという課題が
ある。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、各気筒のインジェクタ
個々の噴射量のバラツキや経時変化等による噴射量指令
値に対する、燃料噴射される実際の噴射量のバラツキを
補正することのできる内燃機関用燃料噴射制御装置を提
供することにある。また、各気筒のインジェクタ個々の
噴射量のバラツキや経時変化等による噴射量指令値に対
応して設定されるパイロット噴射量、あるいはこのパイ
ロット噴射量に応じて設定されるパイロット噴射期間に
対する、燃料噴射される実際の噴射量のバラツキを補正
することにより、パイロット噴射が消失したり、パイロ
ット噴射量が過大となり過ぎたりするのを抑えることの
できる内燃機関用燃料噴射制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、アフター噴射の無いマルチ噴射を実施している
時の、最大瞬時エンジン回転速度を検出すると共に、ア
フター噴射の有るマルチ噴射を実施している時の、最大
瞬時エンジン回転速度を検出する。そして、アフター噴
射の無いマルチ噴射時の最大瞬時エンジン回転速度とア
フター噴射の有るマルチ噴射時の最大瞬時エンジン回転
速度との回転速度差と予め決められた目標回転速度差と
を比較し、アフター噴射の有るマルチ噴射を実施しなが
ら、回転速度差が目標回転速度差に略一致するように、
噴射量指令値に対応して設定されるアフター噴射量を増
量または減量する。
【0006】そして、増量または減量したアフター噴射
量の噴射量補正量を、噴射量指令値に付加する学習値と
して更新し記憶することにより、各気筒のインジェクタ
個々の噴射量のバラツキや経時変化等による噴射量指令
値に対する、燃料噴射される実際の噴射量のバラツキを
補正することができる。また、学習制御の前半部分で例
えばメイン噴射に先立ってパイロット噴射を行ない、学
習制御の後半部分で例えばパイロット噴射に加えてアフ
ター噴射を実施することにより、学習制御中にパイロッ
ト噴射を禁止することなく、各気筒のインジェクタ個々
の噴射量のバラツキや経時変化等による噴射量指令値に
対する、燃料噴射される実際の噴射量のバラツキの補正
を行なうことができるので、パイロット噴射による燃焼
騒音やエンジン振動の低減効果、エミッションの改善効
果を引き続き享受することができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、噴射量指
令値に対応して設定されるアフター噴射量を、噴射量指
令値に対応して設定されるパイロット噴射量と略同等ま
たは相関の有る噴射量に設定することを特徴としてい
る。これにより、学習値記憶手段によって記憶された学
習値を、噴射量指令値によって設定されるパイロット噴
射量、あるいはこのパイロット噴射量に応じて設定され
るパイロット噴射期間の算出に容易に反映させることが
できる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、エンジン
の上死点前後の広い範囲でパイロット噴射とアフター噴
射を行ない、その後にアフター噴射量の噴射量補正量を
パイロット噴射量の噴射量補正量に変換してパイロット
噴射量またはパイロット噴射期間を補正する場合に、パ
イロット噴射開始時とアフター噴射開始時との間では、
エンジンの気筒内圧の変化によってノズルニードルの開
弁時期または閉弁時期が異なり、学習値に基づくパイロ
ット噴射量が正しく噴射されない場合があるので、指令
噴射量に付加する学習値、あるいは指令噴射期間に付加
する学習値に、パイロット噴射開始時とアフター噴射開
始時との間の、エンジンの気筒内圧の変化分を考慮した
補正係数を加味した値を学習補正量とすることにより、
学習補正量に基づくパイロット噴射量が正しく噴射され
るようになる。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、アフター
噴射の無いマルチ噴射を行なう際には、エンジンの各気
筒毎の回転速度変動を検出し、この気筒毎の回転速度変
動の検出値と全気筒の回転速度変動の平均値とを比較
し、各気筒間の回転速度変動を平滑化するように、各気
筒毎への噴射量指令値を個々に調整する気筒間回転速度
変動抑制制御を行なうことにより、気筒間の噴射量のバ
ラツキを抑えることができるので、気筒間の回転速度変
動が抑えられて、気筒間の回転速度変動によって発生す
るエンジン振動を抑制することができる。例えば回転速
度の低いアイドリング状態において気筒間回転速度変動
抑制制御を行なう場合、運転者の不快感を解消すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施例の構成]発明の実施の形
態を実施例に基づき図面を参照して説明する。ここで、
図1は蓄圧式燃料噴射システムの全体構成を示した図で
ある。
【0011】本実施例の蓄圧式燃料噴射システムは、本
発明の内燃機関用燃料噴射制御装置に相当するもので、
4気筒ディーゼルエンジン等の多気筒エンジン1の各気
筒に噴射供給する燃料噴射圧力に相当する高圧燃料を蓄
圧する蓄圧容器としてのコモンレール2と、吸入した燃
料を加圧してコモンレール2内に圧送するサプライポン
プ3と、コモンレール2内に蓄圧された高圧燃料を多気
筒エンジン1の各気筒内に噴射供給する複数個(本例で
は4個)の電磁式燃料噴射弁(以下インジェクタと言
う)5と、サプライポンプ3および複数個のインジェク
タ5を電子制御する電子制御ユニット(以下ECUと呼
ぶ)10とを備えている。
【0012】コモンレール2には、連続的に燃料噴射圧
力に相当する高い圧力(コモンレール圧)が蓄圧される
必要があり、そのためにコモンレール2に蓄圧される高
圧燃料は、高圧配管11を介してサプライポンプ3から
供給されている。なお、コモンレール2から燃料タンク
7へ燃料をリリーフするリリーフ配管14には、コモン
レール圧が限界設定圧を越えることがないように、圧力
を逃がすためのプレッシャリミッタ13が取り付けられ
ている。
【0013】サプライポンプ3は、燃料を加圧して吐出
口からコモンレール2へ高圧燃料を吐出する高圧供給ポ
ンプ(燃料供給ポンプ)である。このサプライポンプ3
は、多気筒エンジン1のクランク軸(クランクシャフ
ト)15の回転に伴ってポンプ駆動軸16が回転するこ
とで燃料タンク7内の燃料を汲み上げる周知のフィード
ポンプ(低圧供給ポンプ)と、ポンプ駆動軸16により
回転駆動されるカム(図示せず)と、このカムにより上
死点と下死点との間を往復運動するように駆動される1
個以上のプランジャ(図示せず)と、1個以上のプラン
ジャがシリンダ内を往復摺動することにより吸入された
燃料を加圧する加圧室(プランジャ室:図示せず)と、
この加圧室内の燃料圧が所定値以上に上昇すると開弁す
る吐出弁(図示せず)とを有している。
【0014】また、サプライポンプ3には、ポンプ室内
の燃料温度が高温にならないように、リークポートが設
けられており、サプライポンプ3からのリーク燃料は、
燃料還流路17から燃料還流路19を経て燃料タンク7
に還流するように構成されている。このサプライポンプ
3のポンプ室から加圧室への燃料流路には、その燃料流
路の開口度合(弁開度)を調整することで、サプライポ
ンプ3からコモンレール2への燃料の吐出量(ポンプ吐
出量、ポンプ圧送量)を変更する電磁式アクチュエータ
としての吸入調量型の電磁弁(SCV:以下吸入調量弁
と言う)4が取り付けられている。
【0015】吸入調量弁4は、図示しないポンプ駆動回
路を介してECU10からのポンプ駆動信号によって電
子制御されることにより、サプライポンプ3の加圧室内
に吸入される燃料の吸入量を調整する吸入量調整用電磁
弁で、各インジェクタ5から多気筒エンジン1へ噴射供
給する燃料噴射圧力に相当するコモンレール圧を変更す
る。その吸入調量弁4は、通電が停止されると弁状態が
全開状態となるノーマリオープンタイプのポンプ流量制
御弁である。
【0016】多気筒エンジン1の各気筒毎に搭載された
インジェクタ5は、コモンレール2より分岐する複数の
分岐管12の下流端に接続され、噴射孔を開閉するノズ
ルニードルを収容する燃料噴射ノズルと、この燃料噴射
ノズル内に収容されるノズルニードルを開弁方向に駆動
する電磁式アクチュエータ(ニードル駆動手段)と、ノ
ズルニードルを閉弁方向に付勢するスプリング等のニー
ドル付勢手段とから構成されている。
【0017】これらのインジェクタ5から多気筒エンジ
ン1への燃料噴射は、ノズルニードルの動作制御を行な
うコマンドピストンの背圧制御室内の圧力を制御する電
磁式アクチュエータとしての噴射制御用電磁弁(以下電
磁弁と略す)への電磁弁制御信号により電子制御され
る。つまり、各気筒のインジェクタ5の電磁弁が開弁し
ている間、コモンレール2内に蓄圧された高圧燃料が多
気筒エンジン1の各気筒の燃焼室内に噴射供給される。
ここで、インジェクタ5からのリーク燃料または背圧制
御室からの排出燃料(リターン燃料)は、燃料還流路1
8から燃料還流路19を経て燃料タンク7に還流するよ
うに構成されている。
【0018】ECU10には、制御処理、演算処理を行
なうCPU、各種プログラムおよびデータを保存する記
憶装置(ROM、スタンバイRAMまたはEEPRO
M、RAM等のメモリ)、入力回路、出力回路、電源回
路、インジェクタ駆動回路およびポンプ駆動回路等の機
能を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュー
タが設けられている。そして、各種センサからのセンサ
信号は、A/D変換器でA/D変換された後にマイクロ
コンピュータに入力されるように構成されている。
【0019】ここで、本実施例の気筒判別手段は、多気
筒エンジン1のカム軸に対応して回転するシグナルロー
タ(例えばクランク軸15が2回転する間に1回転する
回転体)と、このシグナルロータの外周に設けられた各
気筒に対応した気筒歯(突起部)と、これらの気筒歯の
接近と離間によって気筒判別信号パルス(G)を発生す
る気筒判別センサ(電磁ピックアップ)31とから構成
されている。
【0020】また、本実施例の回転速度検出手段は、多
気筒エンジン1のクランク軸15に対応して回転するシ
グナルロータ(例えばクランク軸15が1回転する間に
1回転する回転体)と、このシグナルロータの外周に多
数形成されたクランク角検出用の歯(突起部)と、これ
らの歯の接近と離間によってNE信号パルスを発生する
クランク角センサ(電磁ピックアップ)32とから構成
されている。このクランク角センサ32は、シグナルロ
ータが1回転(クランク軸15が1回転)する間に複数
のNE信号パルスを出力する。なお、特定のNE信号パ
ルスは、各#1〜#4気筒のピストンの上死点(TD
C)の位置に対応している。そして、ECU10は、N
E信号パルスの間隔時間を計測することによってエンジ
ン回転速度(NE)を検出する。
【0021】そして、ECU10は、多気筒エンジン1
の運転条件または運転状態に応じた最適な燃料噴射圧力
を演算し、ポンプ駆動回路を介してサプライポンプ3の
電磁弁を駆動する吐出量制御手段(SCV制御手段)を
有している。すなわち、ECU10は、クランク角セン
サ32等の回転速度検出手段によって検出されたエンジ
ン回転速度(NE)およびアクセル開度センサ33によ
って検出されたアクセル開度(ACCP)とによって目
標コモンレール圧(Pt)を算出し、この目標コモンレ
ール圧(Pt)を達成するために、サプライポンプ3の
吸入調量弁4へのポンプ駆動信号(駆動電流値)を調整
して、サプライポンプ3より吐出される燃料の圧送量
(ポンプ吐出量)を制御するように構成されている。
【0022】さらに、より好ましくは、燃料噴射量の制
御精度を向上させる目的で、コモンレール圧センサ35
によって検出されるコモンレール圧(Pc)がエンジン
運転情報によって決定される目標コモンレール圧(P
t)と略一致するように、サプライポンプ3の吸入調量
弁4へのポンプ駆動信号をフィードバック制御すること
が望ましい。なお、吸入調量弁4への駆動電流値(SC
V通電値)の制御は、デューティ(duty)制御によ
り行なうことが望ましい。すなわち、目標コモンレール
圧(Pt)に応じて単位時間当たりのポンプ駆動信号の
オン/オフの割合(通電時間割合・デューティ比)を調
整して、吸入調量弁4の弁開度を変化させるデューティ
制御を用いることで、高精度なデジタル制御が可能にな
る。
【0023】また、ECU10は、各気筒のインジェク
タ5から燃料噴射される噴射量指令値を各気筒毎に制御
する噴射量制御装置に相当する。これは、クランク角セ
ンサ32等の回転速度検出手段によって検出されたエン
ジン回転速度(NE)とアクセル開度センサ33によっ
て検出されたアクセル開度(ACCP)と予め実験等に
より測定して作成した特性マップとによって最適な指令
噴射量(噴射量指令値:QFIN)を算出する噴射量決
定手段と、エンジン回転速度(NE)と指令噴射量(Q
FIN)と予め実験等により測定して作成した特性マッ
プとによって最適な指令噴射時期(TFIN)を算出す
る噴射時期決定手段と、コモンレール圧(Pc)と指令
噴射量(QFIN)と予め実験等により測定して作成し
た特性マップから指令噴射期間(噴射量指令値、噴射指
令パルス長さ、噴射指令パルス時間:以下噴射指令パル
ス幅と言う:TQ)を算出する噴射期間決定手段と、イ
ンジェクタ駆動回路(EDU)を介して各気筒のインジ
ェクタ5の電磁弁にパルス状のインジェクタ駆動電流
(噴射指令パルス、TQパルス)を印加するインジェク
タ駆動手段とから構成されている。
【0024】ここで、本実施例の蓄圧式燃料噴射システ
ムにおいては、多気筒エンジン1の特定気筒のインジェ
クタ5において多気筒エンジン1の1周期(1行程:吸
気行程−圧縮行程−膨張行程(燃焼行程)−排気行程)
中、つまり多気筒エンジン1のクランク軸15が2回転
(720°CA)する間、特に多気筒エンジン1の各気
筒の1燃焼行程中に2回以上のマルチ噴射(例えば複数
回のパイロット噴射・メイン噴射)を行なうことが可能
である。
【0025】したがって、ECU10は、多気筒エンジ
ン1の運転状態または運転条件と指令噴射量(QFI
N)とから、マルチ噴射の各々の噴射量、つまりパイロ
ット噴射量(QPILOT)およびメイン噴射量(QMAIN)を
算出する噴射量決定手段と、指令噴射時期(TFIN)
とパイロット噴射量(QPILOT)からパイロット噴射とメ
イン噴射との間のインターバル(TINT)を算出する
インターバル決定手段と、パイロット噴射量(QPILOT)
とコモンレール圧(Pc)よりパイロット噴射期間(パ
イロット噴射指令パルス幅:TQPILOT)、およびメイン
噴射量(QMAIN)とコモンレール圧(Pc)よりメイン
噴射期間(メイン噴射指令パルス幅:TQMAIN)を算出
する噴射期間決定手段とを有している。
【0026】ここで、本実施例では、多気筒エンジン1
の運転条件を検出する運転状態検出手段として、エンジ
ン回転速度(NE)とアクセル開度(ACCP)等を用
いて指令噴射量(QFIN)、指令噴射時期(TFI
N)、目標コモンレール圧(Pt)を演算するようにし
ているが、コモンレール圧センサ35によって検出され
るコモンレール圧(Pc)、あるいは多気筒エンジン1
の運転条件または運転状態検出手段としての冷却水温セ
ンサ34や燃料温度センサ、あるいはその他のセンサ類
(例えば吸気温センサ、吸気圧センサ、噴射時期センサ
等)からの検出信号(エンジン運転情報)を加味して指
令噴射量(QFIN)、指令噴射時期(TFIN)、目
標コモンレール圧(Pt)、パイロット噴射量(QPILO
T)およびメイン噴射量(QMAIN)、あるいはパイロット
噴射指令パルス幅(TQPILOT)およびメイン噴射指令パ
ルス幅(TQMAIN)を補正するようにしても良い。
【0027】[実施例の制御方法]次に、本実施例のパ
イロット噴射量に対する、パイロット噴射指令長さの学
習補正方法を図1ないし図4に基づいて簡単に説明す
る。ここで、図2はパイロット噴射量に対する、パイロ
ット噴射指令パルス幅の学習補正方法を示したフローチ
ャートである。この図2の制御ルーチンは、イグニッシ
ョンスイッチがONとなった後に、所定のタイミング毎
に繰り返される。
【0028】先ず、インジェクタ5の電磁弁の駆動を多
気筒エンジン1の圧縮行程および膨張行程中に複数回実
施することで、エンジントルクと成り得るメイン噴射に
先立って微少なパイロット噴射量(QPILOT)のパイロッ
ト噴射を実施するマルチ噴射時の、アイドル安定状態を
検出しているか否かを判定する(ステップS1)。具体
的には、エンジン回転速度が所定値(例えばNE=10
00rpm)以下、アクセル開度が所定値(例えばAC
CP=0%)以下、車両の走行速度(以下車速と言う)
が所定値(例えばSPD=0km/h)以下等であるこ
とを検出した際に、アイドル安定状態であることを検出
する。このステップS1の判定結果がNOの場合には、
図2の制御ルーチンを抜ける。
【0029】また、ステップS1の判定結果がYESの
場合には、図3(a)の燃料噴射率の波形に示したよう
に、インジェクタ5の電磁弁の駆動を多気筒エンジン1
の圧縮行程および膨張行程中に2回実施することで、メ
イン噴射に先立って微少なパイロット噴射量(QPILOT)
のパイロット噴射を実施するマルチ噴射を継続して実施
する(第1マルチ噴射実行手段:ステップS2)。
【0030】このとき、指令噴射量(QFIN)が例え
ば6mm3 /stとすると、パイロット噴射量(QPILO
T)は例えば1mm3 /stとなり、メイン噴射量(QMA
IN)は例えば5mm3 /stとなる。また、パイロット
噴射指令パルス幅は、パイロット噴射量(QPILOT)とコ
モンレール圧(Pc=XMPa:例えば30MPa)と
によってTQPILOT に設定され、メイン噴射指令パルス
幅は、メイン噴射量(QMAIN)とコモンレール圧(Pc
=XMPa:例えば30MPa)とによってTQMAINに
設定される。
【0031】次に、多気筒エンジン1の各気筒の爆発行
程毎の回転速度変動を検出し、多気筒エンジン1の各気
筒毎の回転速度変動の検出値と全気筒の回転速度変動の
平均値とを比較し、エンジンの気筒間の回転速度変動を
平滑化するように、エンジンの各気筒毎への最適なパイ
ロット噴射量(QPILOT)またはメイン噴射量(QMAIN)
を個々に調整するFCCB制御(気筒間回転速度変動抑
制制御)を実行する(ステップS3)。
【0032】具体的には、クランク角センサ32より取
り込んだNE信号パルスの間隔時間を計算することで、
多気筒エンジン1の各気筒の爆発行程毎の瞬時回転速度
を算出し、BTDC90°CA〜ATDC90°CA間
のNE信号パルスの間隔時間の最大値を当該気筒の瞬時
回転速度の最低回転速度(最小瞬時回転速度:Nl)と
して読み込む。また、BTDC90°CA〜ATDC9
0°CA間のNE信号パルスの間隔時間の最小値を当該
気筒の瞬時回転速度の最高回転速度(最大瞬時回転速
度:Nh)として読み込む。
【0033】そして、これらの計算を各気筒毎に行なっ
た後に、各気筒毎の最大瞬時回転速度(Nh)と各気筒
毎の最小瞬時回転速度(Nl)との気筒毎回転速度差分
(ΔNk)を算出する。これにより、多気筒エンジン1
の各気筒毎の回転速度変動の検出値を算出する。そし
て、多気筒エンジン1の全気筒の回転速度変動の平均値
(ΣΔNk)を算出する。つまり、多気筒エンジン1の
全気筒の回転速度変動を平均化して、全気筒の回転速度
変動の平均値(ΣΔNk)を算出した後に、各気筒毎の
回転速度変動の検出値と全気筒の回転速度変動の平均値
から各気筒間の回転速度変動の偏差(気筒間回転速度変
動量)を算出する。
【0034】そして、多気筒エンジン1の各気筒間の回
転速度変動が平滑化するように、各気筒毎に算出される
パイロット噴射量(QPILOT)またはメイン噴射量(QMA
IN)に、各気筒間の回転速度変動を平滑化する方向への
噴射量補正量(FCCB補正量)を増減する。このとき
の気筒毎のFCCB補正量(ΔQFCCB)を、トータル噴
射量(TotalQ=6mm3 /st)の場合、下記の
数1の演算式のように定める。なお、FCCB補正量
(ΔQFCCB)は、パイロット噴射量(QPILOT)に全部付
加しても良く、また、メイン噴射量(QMAIN)に全部付
加しても良く、また、本実施例とは異なる配分率でパイ
ロット噴射量(QPILOT)およびメイン噴射量(QMAIN)
に付加しても良い。
【数1】
【0035】次に、気筒間回転速度変動量が所定値以下
となったか否かを判定する(ステップS4)。この判定
結果がNOの場合には、気筒間回転速度変動量が所定値
以下となるまで、ステップS3およびステップS4の制
御処理を継続する。なお、気筒間回転速度変動量が所定
時間が経過しても所定値以下に収束しない場合には、あ
る気筒のインジェクタ5が故障と判断できるので、交換
を促すようにウォーニングランプを点灯すると共に、学
習制御を中止しても良い。
【0036】また、ステップS4の判定結果がYESの
場合には、アフター噴射無しのマルチ噴射時の、各気筒
毎の最大瞬時回転速度(Nh)の平均値を、第1最大瞬
時回転速度(NEmax1)に変換してスタンバイRA
MまたはEEPROM等のメモリに記憶する(第1回転
速度検出手段:ステップS5)。次に、図3(a)の燃
料噴射率の波形に示したように、インジェクタ5の電磁
弁の駆動を多気筒エンジン1の圧縮行程および膨張行程
中に3回実施することで、メイン噴射の前に微少なパイ
ロット噴射量(QPILOT)のパイロット噴射に加えて、メ
イン噴射の後に微少なアフター噴射量(QAFTER)のアフ
ター噴射を実施するマルチ噴射を継続して実施する(第
2マルチ噴射実行手段:ステップS6)。
【0037】このとき、指令噴射量(QFIN)をアフ
ター噴射量(QAFTER)分だけ増量して例えば7mm3
stに変更した場合、パイロット噴射量(QPILOT)は例
えば1mm3 /stとなり、メイン噴射量(QMAIN)は
例えば5mm3 /stとなり、アフター噴射量(QAFTE
R)はパイロット噴射量(QPILOT)と略同等の例えば1m
3 /stとなる。また、パイロット噴射指令パルス幅
およびメイン噴射指令パルス幅は、アフター噴射無し時
と同じく、TQPILOT およびTQMAINに設定される。そ
して、アフター噴射指令パルス幅は、パイロット噴射と
同じく、TQAFTER(=TQPILOT)に設定される。
【0038】以上のようなアフター噴射有りのマルチ噴
射時に、クランク角センサ32より取り込んだNE信号
パルスの間隔時間を計算することで、多気筒エンジン1
の各気筒の爆発行程毎の瞬時回転速度を算出し、BTD
C90°CA〜ATDC90°CA間のNE信号パルス
の間隔時間の最小値を当該気筒の瞬時回転速度の最高回
転速度(最大瞬時回転速度:Nh)として読み込む。そ
して、アフター噴射有りのマルチ噴射時の、各気筒毎の
最大瞬時回転速度(Nh)を、第2最大瞬時回転速度
(NEmax2)に変換してスタンバイRAMまたはE
EPROM等のメモリに記憶する(第2回転速度検出手
段:ステップS7)。
【0039】次に、下記の数2の演算式および図3
(b)に示したように、アフター噴射有りのマルチ噴射
時の第2最大瞬時回転速度(NEmax2)からアフタ
ー噴射無しのマルチ噴射時の第1最大瞬時回転速度(N
Emax1)を減算して回転速度差(ΔNE)を算出す
る(ステップS8)。
【数2】
【0040】次に、予め実験等により測定した、アフタ
ー噴射無しのマルチ噴射時のトータル噴射量(Tota
lQ)にアフター噴射量(QAFTER)の増量分を加算した
値に対応する目標回転速度差(目標ΔNE)とステップ
S8で求めた回転速度差(ΔNE)とを比較し、アフタ
ー噴射の有るマルチ噴射を実施しながら、図4(a)に
示したように、回転速度差(ΔNE)が目標回転速度差
(目標ΔNE)に略一致するように、アフター噴射量
(QAFTER)を増減する。
【0041】つまり、下記の数3の演算式に示したよう
に、アフター噴射量(QAFTER)とコモンレール圧(Pc
=XMPa:例えば30MPa)に応じて設定されるア
フター噴射指令パルス幅(TQAFTER)に噴射量補正量
(学習補正パルス幅:ΔTQAFTER)を該当気筒に付加す
る(アフター噴射量増減手段:ステップS9)。
【数3】
【0042】次に、上記の数3の演算式に基づいて、ス
テップS9の制御処理で求めた目標回転速度差(目標Δ
NE)に応じて増減される学習補正パルス幅(ΔTQAF
TER)を、パイロット噴射指令パルス幅(TQPILOT)の学
習値(ΔTQPILOT)に変換して、スタンバイRAMまた
はEEPROM等のメモリに記憶する(学習値記憶手
段:ステップS10)。このとき、アフター噴射開始時
の気筒内圧とパイロット噴射開始時の気筒内圧とは異な
るため、下記の数4の演算式に示したように、パイロッ
ト噴射開始時とアフター噴射開始時との間の、多気筒エ
ンジン1の気筒内圧の変化分を考慮した補正係数を加味
した値を学習値(=学習補正量=学習補正パルス幅:Δ
TQPILOT)とすることが望ましい。
【数4】
【0043】次に、パイロット噴射指令パルス幅(TQ
PILOT)の学習値(ΔTQPILOT)を、パイロット噴射量
(QPILOT)とパイロット噴射指令パルス幅(TQPILOT)
とコモンレール圧(Pc=XMPa:例えば30MP
a)との関係を予め実験等により作成した特性マップに
反映させる。つまり、図4(b)に実線で示したパイロ
ット噴射量(QPILOT)に対するパイロット噴射指令パル
ス幅(TQPILOT)の特性を、図4(b)に破線で示した
学習後のパイロット噴射量(QPILOT)に対するパイロッ
ト噴射指令パルス幅(TQPILOT)の特性に更新してスタ
ンバイRAMまたはEEPROM等のメモリに記憶する
(学習値反映手段:ステップS11)。なお、上記のス
テップS5からステップS11までを各気筒に対して実
行し、各気筒の学習補正パルス幅(ΔTQPILOT)を記憶
する。その後に、図2の制御ルーチンを抜ける。
【0044】以上のように、パイロット噴射量(QPILO
T)に対するパイロット噴射指令パルス幅(TQPILOT)の
特性を更新した後には、エンジン回転速度(NE)とア
クセル開度(ACCP)等によって設定された指令噴射
量(Q)とエンジン回転速度(NE)と特性マップ(N
E−Qマップ:図示せず)とからパイロット噴射量(Q
PILOT)が算出され、更に、コモンレール圧(Pc)とパ
イロット噴射量(QPILOT)との特性マップ(Q−TQマ
ップ:図4(b)の実線参照)からパイロット噴射指令
パルス幅(TQPILOT)が算出され、上記パイロット噴射
指令パルス幅(TQPILOT)に、前記学習補正パルス幅
(ΔTQPILOT)を加算することで、経時変化後の特性マ
ップ(図4(b)の破線参照)を算出する。
【0045】ここで、下記の数5の演算式に示したよう
に、指令噴射量(Q)とエンジン回転速度(NE)とか
ら算出されたパイロット噴射量(QPILOT)に、FCCB
補正量(ΔQFCCB)×(1/6)を加算(または減算)
した値を、最終的なパイロット噴射量(QPILOT)として
も良く、また、下記の数6の演算式に示したように、Δ
TQPILOT を学習したパイロット噴射指令パルス幅(T
QPILOT)に、FCCB補正量(ΔQFCCB)×(1/6)
に対応したFCCB学習補正パルス幅(ΔTQFCCB)×
(1/6)を加算(または減算)した値を、最終的なパ
イロット噴射指令パルス幅(TQPILOT)としても良い。
なお、各気筒毎のFCCB補正量(ΔQFCCB)を、上述
したように、各気筒毎のメイン噴射量(QMAIN)に付加
しても良く、また、本実施例とは異なる配分率で各気筒
毎のパイロット噴射量(QPILOT)およびメイン噴射量
(QMAIN)に付加しても良い。
【0046】そして、多気筒エンジン1のクランク角度
がパイロット噴射開始時期となったら、インジェクタ5
の電磁弁に最終的なパイロット噴射指令パルス幅(TQ
PILOT)のTQパルス(INJ噴射指令パルス)を印加す
ることで、各気筒毎のパイロット噴射量(QPILOT)に対
する実際の噴射量のバラツキを解消することができる。
【数5】
【数6】
【0047】[実施例の効果]以上のように、本実施例
の蓄圧式燃料噴射システムにおいては、学習制御によっ
て回転速度差(ΔNE)と目標回転速度(目標ΔNE)
との差に応じて増減されるアフター噴射の噴射量補正量
(ΔQAFTER)に対応した学習補正パルス幅(ΔTQAFTE
R)を、パイロット噴射量(QPILOT)に応じて設定される
パイロット噴射指令パルス幅(TQPILOT)の学習値(Δ
TQPILOT)に反映させて、予めメモリに記憶されている
TQ−Qマップを補正することにより、各気筒のインジ
ェクタ個々の噴射量のバラツキや経時変化等による噴射
量指令値(エンジン回転速度とアクセル開度等によって
設定されるパイロット噴射量:QPILOT)に対する実際の
噴射量のバラツキを補正することができる。
【0048】これにより、ある気筒のパイロット噴射が
消失したり、ある気筒のパイロット噴射量が過大となり
過ぎたりすることを防止できるので、パイロット噴射量
に対応した噴射量のパイロット噴射を安定して行なうこ
とができる。したがって、メイン噴射の開始時から安定
した燃焼が行なわれることによって燃焼騒音やエンジン
振動の低減、更には排気ガス性能の向上をを図ることの
できる、パイロット噴射の効果を十分発揮することがで
きる。
【0049】また、多気筒エンジン1の上死点付近で実
施されるメイン噴射よりも後に実施されるアフター噴射
開始時の気筒内圧と、メイン噴射よりも前に実施される
パイロット噴射開始時の気筒内圧とは異なる。すなわ
ち、パイロット噴射は、インジェクタ5の電磁弁へのT
Qパルスの通電開始時刻から所定の噴射開始遅れ時間が
経過してからノズルニードルが開弁し、TQパルスの通
電終了時刻から所定の噴射終了遅れ時間が経過してから
ノズルニードルが閉弁するはずが、アフター噴射時のコ
モンレール圧や多気筒エンジン1の気筒内圧に対して、
コモンレール圧や多気筒エンジン1の気筒内圧が変化す
ることにより、パイロット噴射時のノズルニードルの開
弁時期または閉弁時期が学習値(Tq)を含んだTQパ
ルス長さに基づく開弁時期または閉弁時期よりも早くな
ったり、遅くなったりする場合がある。
【0050】これにより、パイロット噴射時のノズルニ
ードルの開弁時期または閉弁時期がアフター噴射を実施
することで求めた学習値(Tq)を含んだTQパルス長
さに基づく開弁時期または閉弁時期であると、当然のご
とく実際に噴射される噴射量が、最適なパイロット噴射
量(QPILOT)よりも増えたり、減ったりする不具合が生
じてしまう。そこで、本実施例では、パイロット噴射開
始時とアフター噴射開始時との間の、コモンレール圧や
多気筒エンジン1の気筒内圧の変化分を考慮した補正係
数を加味した値を、最終的な学習値(=学習補正量:Δ
TQPILOT)とすることにより、多気筒エンジン1の上死
点前後の広い範囲でパイロット噴射とアフター噴射を行
ない、その後にアフター噴射量の補正量をパイロット噴
射量の補正量に変換してTQパルス長さを補正する場合
に、パイロット噴射開始時とアフター噴射開始時との間
の、コモンレール圧や多気筒エンジン1の気筒内圧の変
化による実際の噴射量のバラツキを抑えることができ
る。したがって、パイロット噴射時に、多気筒エンジン
1の運転条件に応じて設定された最適なパイロット噴射
量(QPILOT)を、多気筒エンジン1の各気筒毎に正しく
噴射することができる。
【0051】また、本実施例の蓄圧式燃料噴射システム
においては、学習制御の前半部分で、インジェクタ5の
電磁弁の駆動を多気筒エンジン1の圧縮行程および膨張
行程中に複数回実施することで、エンジントルクと成り
得るメイン噴射に先立って微少なパイロット噴射を実行
し、それに続く、学習制御の後半部分で、インジェクタ
5の電磁弁の駆動を多気筒エンジン1の圧縮行程および
膨張行程中に3回実施することで、パイロット噴射に加
えてメイン噴射の後に微少なアフター噴射を実施するこ
とにより、例えば学習制御中にパイロット噴射を禁止す
ることなく、各気筒のインジェクタ個々の噴射量のバラ
ツキや経時変化等によるパイロット噴射量に対する実際
の噴射量のバラツキの補正を行なうことができるので、
パイロット噴射による燃焼騒音やエンジン振動の低減効
果、エミッションの改善効果を引き続き享受することが
できる。
【0052】[変形例]本実施例では、本発明を、蓄圧
式燃料噴射システムに適用した例を説明したが、本発明
を、蓄圧容器としてのコモンレール2を備えず、インジ
ェクタ5の電磁弁等のアクチュエータを駆動することに
より、噴射量指令値に対応した噴射量の燃料噴射を実施
する内燃機関用燃料噴射装置に適用しても良い。
【0053】本実施例では、エンジン回転速度が所定値
(例えばNE=1000rpm)以下、アクセル開度が
所定値(例えばACCP=0%)以下、車速が所定値
(例えばSPD=0km/h)以下であることを検出し
た際に、低負荷低回転状態、つまりアイドル安定状態
(無負荷燃費状態)であることを検出する無負荷燃費検
出手段の機能を含んで構成されている。なお、パーキン
グブレーキのON信号を検出した際、ヘッドライト、カ
ーオーディオ、エアコンスイッチ、ヒータスイッチや送
風用ファンスイッチ等の電気負荷の増減、あるいはトラ
ンスミッションのギアポジションがN(ニュートラル)
にセットされた際、あるいはセレクトレバーがNレンジ
またはPレンジにセットされていることを検出した際、
あるいは運転者(ドライバー)がクラッチペダルを踏ん
でいることを検出した際等の入力情報を組み合わせる
と、より効果的に多気筒エンジン1のアイドル安定状態
を検出できる。
【0054】本実施例では、学習制御を、アイドル安定
状態の時のコモンレール圧(燃料噴射圧力)で、パイロ
ット噴射に加えてアフター噴射を追加し、パイロット噴
射指令パルス幅(TQPILOT)に付加する学習値(ΔTQ
PILOT)を算出しているが、学習制御を、アイドル安定状
態の時のコモンレール圧以外の複数の異なる燃料噴射圧
力(例えば車速が20km/h時のコモンレール圧・車
速が40km/h時のコモンレール圧・車速が60km
/h時のコモンレール圧)、あるいは複数の異なるエン
ジン回転速度またはエンジン負荷等で、パイロット噴射
に加えてアフター噴射を追加し、パイロット噴射指令パ
ルス幅(TQPILOT)に付加する学習値(ΔTQPILOT)を
算出し、複数の異なる燃料噴射圧力またはエンジン回転
速度またはエンジン負荷等での各学習値を更新し記憶す
ることにより、実際に車両走行中に主に使用される複数
の異なる燃料噴射圧力でのパイロット噴射指令パルス幅
(TQPILOT)を補正することができる。
【0055】なお、複数の異なる、燃料噴射圧力または
エンジン回転速度またはエンジン負荷以外の、燃料噴射
圧力またはエンジン回転速度またはエンジン負荷に関し
てはマップ補間を行なうようにして、多気筒エンジン1
の全運転領域においてパイロット噴射指令パルス幅(T
QPILOT)を補正できるようにしても良い。また、アイド
ル安定状態の時のパイロット噴射指令パルス幅(TQPI
LOT)に付加する学習値(ΔTQPILOT)を、予めメモリに
記憶された複数の異なる燃料噴射圧力とパイロット噴射
量(QPILOT)とパイロット噴射指令パルス幅(TQPILO
T)とのTQ−Qマップに圧力補正係数等を付加して反映
させて、予めメモリに記憶された複数のTQ−Qマップ
を書き換えるようにしても良い。この場合も、多気筒エ
ンジン1の全運転領域においてパイロット噴射指令パル
ス幅(TQPILOT)を補正できる。
【0056】また、本実施例では、アイドル安定状態の
時に学習制御に入るようにセットされているが、車両に
設置された手動スイッチをONした時、あるいは無負荷
燃費状態の時、あるいはその他の学習実行条件が成立し
た時に実行されるようにセットしても良い。なお、その
他の学習実行条件が成立した時とは、イグニッションス
イッチのオフ回数、あるいは車両の走行距離、あるいは
エンジンの運転時間、あるいは噴射量経時変化等による
インジェクタの性能(機能)の噴射量経時劣化量が所定
の条件を満足した時等が考えられる。
【0057】本実施例では、学習値記憶手段としてスタ
ンバイRAMまたはEEPROMを用いたが、スタンバ
イRAMまたはEEPROMを用いずに、EPROM、
フラッシュ・メモリ等の不揮発性メモリ、DVD−RO
M、CD−ROM、あるいはフレキシブル・ディスクの
ような他の記憶媒体を用いて、学習値を記憶するように
しても良い。この場合にも、イグニッションスイッチを
オフ(IG・OFF)した後、あるいはエンジンキーを
キーシリンダより抜いた後も、記憶した内容は保存され
る。
【0058】本実施例では、アフター噴射指令パルス幅
(TQAFTER)の、目標回転速度差(目標ΔNE)に対応
して増減される噴射量補正量(学習補正パルス幅:ΔT
QAFTER)を、パイロット噴射期間(=パイロット噴射指
令パルス幅:TQPILOT)の学習値(ΔTQPILOT)として
メモリ等に記憶するようにしているが、学習補正パルス
幅(ΔTQAFTER)を、マルチ噴射の各噴射期間(例えば
プレ噴射期間またはメイン噴射期間またはアフター噴射
期間またはポスト噴射期間)の算出に反映させるように
しても良い。また、目標回転速度差(目標ΔNE)に対
応して増減される噴射量補正量(ΔQAFTER)を、マルチ
噴射の各噴射量(例えばプレ噴射量またはパイロット噴
射量またはメイン噴射量またはアフター噴射量またはポ
スト噴射量)の算出に反映させるようにしても良い。
【0059】本実施例では、学習制御中のアフター噴射
の有るマルチ噴射を実施している場合、アフター噴射量
(QAFTER)の初期値を、パイロット噴射量(QPILOT)に
略一致させるようにしているが、アフター噴射量(QAF
TER)の初期値を、FCCB補正量(ΔQFCCB×(1/
6)またはΔQFCCB)を含んだパイロット噴射量(QPI
LOT)に略一致させるようにしても良い。あるいは、アフ
ター噴射量(QAFTER)の初期値を、パイロット噴射量
(QPILOT)に対して1:2または2:3等のように比例
配分した値を用いても良い。この場合には、目標回転速
度差(目標ΔNE)を、アフター噴射量(QAFTER)とパ
イロット噴射量(QPILOT)との比例配分に従って変更す
れば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓄圧式燃料噴射システムの全体構成を示した概
略図である(実施例)。
【図2】パイロット噴射量に対する、パイロット噴射指
令パルス幅の学習補正方法を示したフローチャートであ
る(実施例)。
【図3】(a)は燃料噴射率の波形を示したタイミング
チャートで、(b)は瞬時エンジン回転速度の挙動を示
したタイミングチャートである(実施例)。
【図4】(a)はアフター噴射量と目標回転速度差との
関係を示した特性図で、(b)はパイロット噴射量とパ
イロット噴射指令パルス幅との関係を示した特性図であ
る(実施例)。
【符号の説明】
1 多気筒エンジン 2 コモンレール(蓄圧容器) 3 サプライポンプ(燃料供給ポンプ) 5 インジェクタ(電磁式燃料噴射弁) 10 ECU(第1マルチ噴射実行手段、第2マルチ噴
射実行手段、第1回転速度検出手段、第2回転速度検出
手段、噴射量補正手段、学習値記憶手段) 31 気筒判別センサ(運転状態または運転条件検出手
段) 32 クランク角センサ(運転状態または運転条件検出
手段) 33 アクセル開度センサ(運転状態または運転条件検
出手段) 34 冷却水温センサ(運転状態または運転条件検出手
段) 35 コモンレール圧センサ(噴射圧力検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 322 F02D 45/00 322C 340 340F 358 358C 362 362H 362J Fターム(参考) 3G084 AA01 BA13 BA15 DA04 EA08 EB12 EB20 FA10 FA13 FA34 3G301 HA02 HA06 KA06 LB11 MA11 MA19 MA26 NA01 NC02 ND02 ND25 ND30 ND41 PA11Z PB03A PB03Z PB05A PF03Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの運転状態または運転条件に応じ
    て設定される噴射量指令値に基づいてインジェクタを駆
    動する内燃機関用燃料噴射制御装置において、 (a)前記インジェクタの駆動を、前記エンジンの圧
    縮、膨張行程中に複数回実施することで、前記エンジン
    の上死点付近で実施されるメイン噴射よりも前に、微少
    な噴射量のパイロット噴射を実施するマルチ噴射を行な
    う第1マルチ噴射実行手段と、 (b)前記インジェクタの駆動を、前記エンジンの圧
    縮、膨張行程中に複数回実施することで、前記パイロッ
    ト噴射に加えて前記メイン噴射よりも後に、微少な噴射
    量のアフター噴射を実施するマルチ噴射を行なう第2マ
    ルチ噴射実行手段と、 (c)前記第1マルチ噴射実行手段によって前記アフタ
    ー噴射の無いマルチ噴射を実施している時の、最大瞬時
    エンジン回転速度を検出する第1回転速度検出手段と、 (d)前記第2マルチ噴射実行手段によって前記アフタ
    ー噴射の有るマルチ噴射を実施している時の、最大瞬時
    エンジン回転速度を検出する第2回転速度検出手段と、 (e)前記第1回転速度検出手段によって検出された前
    記アフター噴射の無いマルチ噴射時の最大瞬時エンジン
    回転速度と前記第2回転速度検出手段によって検出され
    た前記アフター噴射の有るマルチ噴射時の最大瞬時エン
    ジン回転速度との回転速度差と、 予め決められた目標回転速度差とを比較し、 前記アフター噴射の有るマルチ噴射を実施しながら、前
    記回転速度差が目標回転速度差に略一致するように、前
    記噴射量指令値に対応して設定されるアフター噴射量を
    増量または減量する噴射量補正手段と、 (f)この噴射量補正手段によって増量または減量した
    前記アフター噴射量の噴射量補正量を、前記噴射量指令
    値に付加する学習値として更新し記憶する学習値記憶手
    段とを備えたことを特徴とする内燃機関用燃料噴射制御
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の内燃機関用燃料噴射制御
    装置において、 前記第2マルチ噴射実行手段は、前記噴射量指令値に対
    応して設定されるアフター噴射量を、前記噴射量指令値
    に対応して設定されるパイロット噴射量と略同等または
    相関の有る噴射量に設定することを特徴とする内燃機関
    用燃料噴射制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の内燃機関
    用燃料噴射制御装置において、 前記噴射量指令値とは、前記エンジンの運転状態または
    運転条件に応じて設定される指令噴射量、あるいはこの
    指令噴射量に応じて設定される指令噴射期間であり、 前記学習値とは、前記指令噴射量に付加する学習値、あ
    るいは前記指令噴射期間に付加する学習値であり、 前記指令噴射量に付加する学習値、あるいは前記指令噴
    射期間に付加する学習値に、前記パイロット噴射開始時
    と前記アフター噴射開始時との間の、前記エンジンの気
    筒内圧の変化分を考慮した補正係数を加味した値を学習
    補正量とする学習補正量算出手段を備えたことを特徴と
    する内燃機関用燃料噴射制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の内燃機関用燃料噴射制御
    装置において、 前記第1マルチ噴射実行手段によって前記アフター噴射
    の無いマルチ噴射を行なう際には、前記エンジンの各気
    筒毎の回転速度変動を検出し、 この気筒毎の回転速度変動の検出値と全気筒の回転速度
    変動の平均値とを比較し、 各気筒間の回転速度変動を平滑化するように、前記噴射
    量指令値または前記指令噴射量または前記指令噴射期間
    を各気筒毎に調整する気筒間回転速度変動抑制制御を行
    なうことを特徴とする内燃機関用燃料噴射制御装置。
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