JP2003278359A - 壁紙直張り工法 - Google Patents
壁紙直張り工法Info
- Publication number
- JP2003278359A JP2003278359A JP2002130204A JP2002130204A JP2003278359A JP 2003278359 A JP2003278359 A JP 2003278359A JP 2002130204 A JP2002130204 A JP 2002130204A JP 2002130204 A JP2002130204 A JP 2002130204A JP 2003278359 A JP2003278359 A JP 2003278359A
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- wallpaper
- glue
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- construction
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】既設の壁紙を剥がさずに、又、既設の壁面に特
別な下地処理を行わなくともリフォーム用の壁紙を張る
ことができる糊とそれを用いた直貼り工法を提供する。 【解決手段】壁紙の張替えをするとき、古い壁紙やペン
キなどの下地を調整する必要のある壁に、下地調整をほ
とんど行わずに直接施工できるという工法。特殊な糊と
工法により施工が可能になり、工期の短縮や価格を下げ
ることに貢献できる。
別な下地処理を行わなくともリフォーム用の壁紙を張る
ことができる糊とそれを用いた直貼り工法を提供する。 【解決手段】壁紙の張替えをするとき、古い壁紙やペン
キなどの下地を調整する必要のある壁に、下地調整をほ
とんど行わずに直接施工できるという工法。特殊な糊と
工法により施工が可能になり、工期の短縮や価格を下げ
ることに貢献できる。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の属する技術野:壁紙施工の新技術
従来の技術:壁紙を施工する場合、下地は石膏ボード、
合板など様々であり、新築の場合はそのまま壁紙を施工
できる。しかし、リフォームの場合は、下地を調整し
て、新しく壁紙が貼れるようにしなければならない。例
えば、下地に壁紙があれば、その表面を剥がしてから、
施工する。また、下地がペンキやプラスチック系の材質
であれば、通常の糊ではつかないので、シーラーと呼ば
れる下地処理剤を塗布してから、壁紙を張り付ける。そ
れは、表面が化学製品の場合は、水性の壁紙用の糊で
は、接着が悪く後ではがれて来るからです。発明が解決
しようとしている課題:リフォーム工事で壁紙を施工す
る場合、一番苦労させられるのは古い壁紙を剥がすこと
です。表面が、発泡系の柔らかい材質の場合は細切れ状
になるので剥がすのに多大の時間と労力を要します。そ
のようにして剥がした場合、ヘラなどで下地がとても傷
んでしまいます。壁紙の仕上がりは下地の状態に大きく
影響するので、0.5ミリ以上の凹凸がある場合、その
まま貼ると凹凸が出てくるので粘土のような材料で下地
を均さなければならないのです。さらに悪いことに、壁
紙が剥がし易いかどうかは実際の工事を始めて見なけれ
ば分からないのです。これらは、リフォーム工事を行う
ときとても不利になります。これらを解決するために、
開発されている工法もあります。シーラーと呼ばれる下
地処理剤を壁紙の表面に塗り、その上から通常の壁紙が
貼れるようにしたもの。また、特殊な薄い糊で最初に下
紙を一枚貼って、新しい下地を作り、その上から通常の
貼り付けを行うという方法です。シーラーを使う場合
は、下地が壁紙やペンキなど様々です。これらの方法だ
と、下地を調整するのに時間がとられてしまいます。 課題を解決するための手段:壁紙施工で剥がす手間や、
下地を作る手間を行わずそのまま古い壁紙の上から新し
い壁紙を貼ることができるならこれらの問題すべてが解
決されるのです。そこで、特殊な糊を調合すると直張り
が可能になります。上記のように、下地に薄い紙を貼る
ために作られた糊もありますが、この糊では壁紙を貼る
ことはできません。直張り用に開発された糊は、滑りや
すい下地の壁紙の上から施工してもズリ落ちてこないだ
けの粘着力が必要です。また、施工後、下地の壁紙に対
して、シーラーと同じ強力な接着性を示さなければなり
ません。また、溶剤などによりハウスシックの原因にな
るような材料ではいけません。これらの条件を満たした
ものは、直張り用の壁紙糊として使用できます。発明実
施の形態:この糊の成分や材料の混合比率は、上記の条
件を満たしていれば何通りか作れるでしょう。現在、使
用しているものは、ヤヨイ化学のアミノール18kg
(壁紙用糊で、水で薄めて使用する)と糊の強化剤また
はシーラーとして開発されたタキー(1袋500g入
り、アミノール18kgに大して袋500gを混入して
使うと糊の強化剤になる。)を材料とします。 糊の混合比率 アミノール18kgにタッキーを9kg(500g入り
18袋)を混入し、水でクリーム状(通常の糊の濃さ)
になるまで希釈します。タッキーを9kgの量に決定し
たのは、糊を希釈した時、30〜40kgになるわけで
すが、この時タッキーが3〜4倍の希釈率になるからで
す。この程度ならシーラーとしての機能を保つだろうと
判断したからです。これに加えて、糊自体の粘着力が加
わるので壁紙を直接貼っても剥がれなくなるのです。こ
の混合比率は、1例に過ぎないのでシーラーなどの量を
調整して価格を抑えることなどもできるはずです。実際
の施工に際しては、この糊を使うだけでは不十分です。
2枚の壁紙を貼り合わせたとき、重なった部分が出てき
ます。突き付け貼り(2枚目の壁紙を1枚目にそろえて
貼るのできらないで施工できる)をしないで、合わせ断
ち(2枚目の壁紙を1枚目に重ねて、切り落としてジョ
イント部分が目立たなくする)をした場合、重なってい
た部分の糊が不足してくるので糊を注ぎたしてやらなく
てはなりません。少し濃い目の糊をバケツに取り分けて
おいて、糊ハケを使って継ぎ目に糊をつけるのです。そ
うしなければ、重なった部分の糊が不足してくるので継
ぎ目が縦に剥がれてきます。また、壁紙の選択も重要で
す。厚めの壁紙を使うと糊の乾燥が遅いので膨れた状態
が1週間は続きます。施工不良を見つけるのに時間がか
かります。できれば、薄手の壁紙を使うとジョイント部
分もきれいに仕上がります。しかし、薄手の壁紙は乾い
てくるとジョイント部分が透いてきやすいので注意が必
要です。下地調整も必要です。古い壁紙が破れていた
り、端がめくれているものはパテや糊で補強したり、不
陸を調整する必要があります。また、施工に際しては糊
の化学成分を考えますと職人がアレルギー反応を示すこ
とになるかも知れないので、薄いビニール製の手袋を使
用して直接糊に触れないようにするのが望ましいでしょ
う 実施例:マンションの賃貸物件を何現場かこの工法で施
工しました。壁紙を剥がさないないのでスピードのある
工期を短縮できいます。仕上がりも、通常の施工と全く
変わりません。 発明の効果:壁紙の上から直接新しい壁紙を貼るという
ことに拒絶反応を示す人もいますが、何現場も施工して
みてこの工法は非常に優れていると実感しています。効
果を箇条書きにしてみます。 (1)古い壁紙を剥がさないのでスピードのある施工が
できる。 (2)剥がして下地の石膏ボードなどを損傷しないの
で、下地の劣化を遅らせることができる。 (3)下地調整で、パテを打ったりする手間ががほとん
どかからない。 (4)下地を傷めずに施工するので仕上がり面が凹凸な
どがなくとてもきれいになる。 (5)古い壁紙を剥がすと大量のゴミになるが、この工
法ではゴミが少ししかでないので環境にやさしい。 (6)糊が通常よりも高くつくが、(3〜4倍)通常の
工法で必要なゴミの処分費用、パテ費用また、剥がし、
パテ作業の人件費を考えると、おつりが来ると思う。 (7)工事を途中で中断しても、貼り付けた壁紙を剥が
してつなぐことができる。 このように、優れた効果が見込めるので、最も経済的な
混合率の糊を作れば、直張り用の糊として販売すること
ができると思う。簡単な直張り用のマニュアルを添えて
販売すれば画期的な商品になると思われる。
合板など様々であり、新築の場合はそのまま壁紙を施工
できる。しかし、リフォームの場合は、下地を調整し
て、新しく壁紙が貼れるようにしなければならない。例
えば、下地に壁紙があれば、その表面を剥がしてから、
施工する。また、下地がペンキやプラスチック系の材質
であれば、通常の糊ではつかないので、シーラーと呼ば
れる下地処理剤を塗布してから、壁紙を張り付ける。そ
れは、表面が化学製品の場合は、水性の壁紙用の糊で
は、接着が悪く後ではがれて来るからです。発明が解決
しようとしている課題:リフォーム工事で壁紙を施工す
る場合、一番苦労させられるのは古い壁紙を剥がすこと
です。表面が、発泡系の柔らかい材質の場合は細切れ状
になるので剥がすのに多大の時間と労力を要します。そ
のようにして剥がした場合、ヘラなどで下地がとても傷
んでしまいます。壁紙の仕上がりは下地の状態に大きく
影響するので、0.5ミリ以上の凹凸がある場合、その
まま貼ると凹凸が出てくるので粘土のような材料で下地
を均さなければならないのです。さらに悪いことに、壁
紙が剥がし易いかどうかは実際の工事を始めて見なけれ
ば分からないのです。これらは、リフォーム工事を行う
ときとても不利になります。これらを解決するために、
開発されている工法もあります。シーラーと呼ばれる下
地処理剤を壁紙の表面に塗り、その上から通常の壁紙が
貼れるようにしたもの。また、特殊な薄い糊で最初に下
紙を一枚貼って、新しい下地を作り、その上から通常の
貼り付けを行うという方法です。シーラーを使う場合
は、下地が壁紙やペンキなど様々です。これらの方法だ
と、下地を調整するのに時間がとられてしまいます。 課題を解決するための手段:壁紙施工で剥がす手間や、
下地を作る手間を行わずそのまま古い壁紙の上から新し
い壁紙を貼ることができるならこれらの問題すべてが解
決されるのです。そこで、特殊な糊を調合すると直張り
が可能になります。上記のように、下地に薄い紙を貼る
ために作られた糊もありますが、この糊では壁紙を貼る
ことはできません。直張り用に開発された糊は、滑りや
すい下地の壁紙の上から施工してもズリ落ちてこないだ
けの粘着力が必要です。また、施工後、下地の壁紙に対
して、シーラーと同じ強力な接着性を示さなければなり
ません。また、溶剤などによりハウスシックの原因にな
るような材料ではいけません。これらの条件を満たした
ものは、直張り用の壁紙糊として使用できます。発明実
施の形態:この糊の成分や材料の混合比率は、上記の条
件を満たしていれば何通りか作れるでしょう。現在、使
用しているものは、ヤヨイ化学のアミノール18kg
(壁紙用糊で、水で薄めて使用する)と糊の強化剤また
はシーラーとして開発されたタキー(1袋500g入
り、アミノール18kgに大して袋500gを混入して
使うと糊の強化剤になる。)を材料とします。 糊の混合比率 アミノール18kgにタッキーを9kg(500g入り
18袋)を混入し、水でクリーム状(通常の糊の濃さ)
になるまで希釈します。タッキーを9kgの量に決定し
たのは、糊を希釈した時、30〜40kgになるわけで
すが、この時タッキーが3〜4倍の希釈率になるからで
す。この程度ならシーラーとしての機能を保つだろうと
判断したからです。これに加えて、糊自体の粘着力が加
わるので壁紙を直接貼っても剥がれなくなるのです。こ
の混合比率は、1例に過ぎないのでシーラーなどの量を
調整して価格を抑えることなどもできるはずです。実際
の施工に際しては、この糊を使うだけでは不十分です。
2枚の壁紙を貼り合わせたとき、重なった部分が出てき
ます。突き付け貼り(2枚目の壁紙を1枚目にそろえて
貼るのできらないで施工できる)をしないで、合わせ断
ち(2枚目の壁紙を1枚目に重ねて、切り落としてジョ
イント部分が目立たなくする)をした場合、重なってい
た部分の糊が不足してくるので糊を注ぎたしてやらなく
てはなりません。少し濃い目の糊をバケツに取り分けて
おいて、糊ハケを使って継ぎ目に糊をつけるのです。そ
うしなければ、重なった部分の糊が不足してくるので継
ぎ目が縦に剥がれてきます。また、壁紙の選択も重要で
す。厚めの壁紙を使うと糊の乾燥が遅いので膨れた状態
が1週間は続きます。施工不良を見つけるのに時間がか
かります。できれば、薄手の壁紙を使うとジョイント部
分もきれいに仕上がります。しかし、薄手の壁紙は乾い
てくるとジョイント部分が透いてきやすいので注意が必
要です。下地調整も必要です。古い壁紙が破れていた
り、端がめくれているものはパテや糊で補強したり、不
陸を調整する必要があります。また、施工に際しては糊
の化学成分を考えますと職人がアレルギー反応を示すこ
とになるかも知れないので、薄いビニール製の手袋を使
用して直接糊に触れないようにするのが望ましいでしょ
う 実施例:マンションの賃貸物件を何現場かこの工法で施
工しました。壁紙を剥がさないないのでスピードのある
工期を短縮できいます。仕上がりも、通常の施工と全く
変わりません。 発明の効果:壁紙の上から直接新しい壁紙を貼るという
ことに拒絶反応を示す人もいますが、何現場も施工して
みてこの工法は非常に優れていると実感しています。効
果を箇条書きにしてみます。 (1)古い壁紙を剥がさないのでスピードのある施工が
できる。 (2)剥がして下地の石膏ボードなどを損傷しないの
で、下地の劣化を遅らせることができる。 (3)下地調整で、パテを打ったりする手間ががほとん
どかからない。 (4)下地を傷めずに施工するので仕上がり面が凹凸な
どがなくとてもきれいになる。 (5)古い壁紙を剥がすと大量のゴミになるが、この工
法ではゴミが少ししかでないので環境にやさしい。 (6)糊が通常よりも高くつくが、(3〜4倍)通常の
工法で必要なゴミの処分費用、パテ費用また、剥がし、
パテ作業の人件費を考えると、おつりが来ると思う。 (7)工事を途中で中断しても、貼り付けた壁紙を剥が
してつなぐことができる。 このように、優れた効果が見込めるので、最も経済的な
混合率の糊を作れば、直張り用の糊として販売すること
ができると思う。簡単な直張り用のマニュアルを添えて
販売すれば画期的な商品になると思われる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】:シーラーによる下地処理が必要な下地の
上から新しく壁紙を直張りするために用いる糊、・接着
剤を用いること、また、直張り工法自体はすべてこの特
許請求内のものとみなす。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002130204A JP2003278359A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 壁紙直張り工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002130204A JP2003278359A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 壁紙直張り工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003278359A true JP2003278359A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29243977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002130204A Pending JP2003278359A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 壁紙直張り工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003278359A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008144954A1 (fr) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Minghai Han | Procédé d'adhérence d'un tissu à large laize appliqué sur un mur |
-
2002
- 2002-03-26 JP JP2002130204A patent/JP2003278359A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008144954A1 (fr) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Minghai Han | Procédé d'adhérence d'un tissu à large laize appliqué sur un mur |
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