JPH0497070A - 自己粘着性タイルセット及びその製造方法 - Google Patents

自己粘着性タイルセット及びその製造方法

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JPH0497070A
JPH0497070A JP21350490A JP21350490A JPH0497070A JP H0497070 A JPH0497070 A JP H0497070A JP 21350490 A JP21350490 A JP 21350490A JP 21350490 A JP21350490 A JP 21350490A JP H0497070 A JPH0497070 A JP H0497070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
tiles
tile
self
tile set
Prior art date
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Pending
Application number
JP21350490A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Masuzaki
舛崎 久夫
Shinji Sugii
杉井 新治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Japan Ltd
Original Assignee
Sumitomo 3M Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP21350490A priority Critical patent/JPH0497070A/ja
Publication of JPH0497070A publication Critical patent/JPH0497070A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自己粘着性タイルセットおよびその製造方法に
関する。ここで自己粘着性タイルセットとは接着剤を介
して、その裏面が相互に重なり合うように貼り合わされ
た二枚−組のタイルをいい、このタイルセットを床材に
敷き込む際には、まず二枚のタイルを接着剤層において
剥離し、次にそれぞれのタイルの接着剤面を床材表面に
貼着することにより敷込作業を行なう。
本発明は特に水分散型のアクリル系接着剤を用いた自己
粘着性タイルセットおよびその製造方法に関する。
[従来の技術] この種の自己粘着性タイルセットは特開昭60−273
315号公報に開示されている。しかし、このタイルセ
ットは二枚のタイル裏面のそれぞれに、接着剤の相補的
な幾何学的パターンをそれぞれの接着剤が接着しないよ
うに形成する必要があり、またタイルセットを容易に分
離させるために一枚のタイルに接着剤と、それと相補的
な非粘着材料とを同時に配設する必要があり、塗布作業
等が複雑なものとなり、作業時間、材料費等の作業性は
低いものとならざるを得ないという問題点を有していた
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上述の問題点を解決するためになされたもので
あり、接着剤の塗布作業等が簡単でかつタイルセットの
剥離が容易であるとともに、二枚のタイルの貼り合わせ
保管時、長期の粘着性(床材への接着性)を保持しうる
タイルセットおよびその製造方法を得ることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明者は自己粘着性タイルの接着剤について鋭意研究
を続けた結果、水分散型のアクリル系接着剤が円滑な塗
装作業のために適度の粘度を有しかつ円滑な二枚のタイ
ルの剥離作業のために適度な剥離強度を有し、しかも経
時後の再剥離も容易であり、さらに粘着性を保持するこ
とを知見し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、[必須成分としてアクリル系樹脂を
含む500〜50,0000PSの粘度を有する水分散
型の接着剤を介してその裏面から相互に重なり合うよう
に貼り合わされた二枚のタイルからなる自己粘着性タイ
ルセット]、及びその製造方法である一枚のタイルの裏
面に、必須成分としてアクリル系樹脂を含む500〜5
0,0000PSの粘度を有する水分散型接着剤を塗布
する工程と、その接着剤が未乾燥の状態のうちに、その
塗布面と、裏面に接着剤を塗布していない他の一枚のタ
イルとを、二枚のタイルの裏面が相互に重なり合うよう
に貼り合わす工程とを含むことを特徴とする請求項1に
記載の自己粘着性タイルセットの製造方法Jに関する。
本発明において好適に使用できるタイルとしてはカーペ
ットタイルのほかに塩ビタイルのようなプラスチックタ
イルが挙げられ、一般に床面被覆用の裏面がプラスチッ
ク類で形成されてなるタイル類が本発明の対象となりう
る。
本発明において用いる必須成分としてアクリル系樹脂を
含む水分散型の接着剤は、アクリル酸、アクリル酸アル
キルエステルまたはその他のビニル化合物を含むアクリ
ル系共重合体を基材とするエマルジョンに必要に応じて
ロジン、ロジン誘導体、石油系樹脂などの粘着付与剤の
水分散体及びポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール、水溶性ポリウレタンなど
の水溶性高分子物質を粘度調整剤として配合したもので
ある。
その好ましい配合比率は、重量表示でアクリル系エマル
ジョン100部に村し粘着付与剤の水分散体0〜150
部、粘度調整剤0〜30部である。
水分散型の接着剤を選定した理由は、タイル裏面の軟質
塩化ビニルバッキング材を侵かさないこと、一枚のタイ
ルの裏面に接着剤を塗布してから、そのタイルと接着剤
を塗布しない他のタイルとを裏面が重なり合うように貼
り合わせるに当り非塗布面側のタイルに接着剤の約半分
が転写できるように乾燥速度が充分遅くかつ梱包保管中
に有害な又は引火性のガスなどが発生しないからである
また、水分散型アクリル系樹脂を選定した理由は、接着
剤を塗布したタイルを非乾燥状態で未塗布タイルとその
裏面が相互に重なり合うように貼り合せたタイルセット
は、保管貯蔵されて乾燥した後でも二枚のタイルを剥離
する際にタイルのバッキング材に破壊が生じないからで
ある。
これは、タイルの裏面全体に接着剤を塗布するにもかか
わらずこの系統の接着剤の剥離強度がタイル裏面相互間
で0.1〜5 kg / 25 mmという適度の強度
であるためである。しかも、1ケ月間貼り合わせ保管し
た後でも剥離したタイルを床面に再度接着させたときの
再接着強度が0.1 kg / 25 mm以上あって
、カーペットタイルのズレ抵抗性やおさまり性が良好で
ある。
さらに、接着剤の粘度はB型粘度計で測定して500〜
50,000 CPSである必要がある。この範囲外で
はスクリーン印刷、ロールコート、スプレー塗布によっ
てバンキング材に接着剤を円滑に塗布できないからであ
る。そして、塗布作業性の面から粘度は好ましくは3,
000〜20,000 CPSの範囲にあることが望ま
しい。
[実施例] 以下、実施例および比較例を挙げて説明する。
実施例1〜2及び比較例1〜2 ポリプロピレン製カーペットの裏面に塩化ビニル樹脂バ
ンキング材を設けたタイルカーペットのバンキング材面
に下記の接着剤を塗布した。
実施例1 重量% アクリルエマルジョンRD−914 (米国3M社製)66 0ジン工ステル水分散体スーパー エステルE−720(荒型化学社製)33ポリウレタン
水溶液PU−85 (濃度20%)(BASF社製ン       1実施
例2 重量% アクリルエマルジョンA−2500 (東亜合成社製)66 0ジン工ステル水分散体スーパー エステルE−72033 ポリウレタン水溶液PU−851 比較例1 クロロプレン系水分散型接着剤JA −7484(住友
スリーエム社製) 比較例2 SBR系水分散型接着剤JS、REボンド300M(8
本合成ゴム社製) 接着剤の塗布は、実施例は180メソシユスクリーン印
刷に依って、比較例は刷毛型りによって行った。
上記のタイルカーペットの裏面と接着剤を全く塗布しな
いタイルカーペットとをその裏面が相互に重なり合うよ
うに貼り合せて1組のタイルセットを形成させ、次いで
カートン中に貯蔵し、1ケ月保管後カートンから取り呂
し、タイルセットを剥離させて1枚づつのカーペットに
して敷き込み試験を行い、タイルセット、7)裏面相互
の剥離強度、剥離性、再接着強度、敷設されたタイルカ
ーペットのおさまり性及びずれ抵抗性について試験した
得られた結果を表1に示す。
表1 註)カーペントのおさまり性は、タイルカーペットを床
全面に敷きつめた後に、カーペットタイルの線膨張など
によるカーペット端部(目地)の浮き上がりの有無によ
って目視判定した。
カーペットのズレ抵抗性は、タイルカーペット上面を台
車などの重量物が走行することにより接着層に対してせ
ん断応力がかかった後の、タイル−カーペットの目地の
開きの有無によって目視判定した。
[発明の効果] 本発明は前述のように、タイルの裏面に特定の粘度を有
するアクリル系樹脂の水分散型の接着剤を塗布したもの
と塗布しないタイルとを貼り合わせて得られる自己粘着
性タイルであるから、製造工程が極めて簡単であり、塗
布作業性、剥離性、再接着性等の生産性も高い。しかも
貼り合せたタイルセットを剥離すると接着剤層が二分さ
れてそれぞれのタイルの裏面に配分され、タイルの裏面
全体に接着剤層が形成されるためにタイルの床材に対す
る固定機能も向上する。さらに有機溶剤を使用しない水
分散型接着剤の特性により、生産、貯蔵、施工のいずれ
の段階においても引火や環境汚染の恐れがなく、その上
密封シールしてカートンやコンテナーに貯蔵すれば接着
剤の未乾燥状態を長期間にわたって保持でき、二枚のタ
イルの剥離性や再接着性を製造当初と同様に長期間良好
に発現させることができるという利点も併せ持つ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)必須成分としてアクリル系樹脂を含む500〜5
    0,000CPSの粘度を有する水分散型の接着剤を介
    してその裏面から相互に重なり合うように貼り合わされ
    た二枚のタイルからなる自己粘着性タイルセット。
  2. (2)前記水分散型接着剤がアクリル樹脂エマルジョン
    、粘着付与剤及び粘度調整剤からなる請求項1に記載の
    自己粘着性タイルセット。
  3. (3)前記貼り合わされた二枚のタイルの剥離強度が0
    .1〜5kg/25mmである請求項1に記載の自己粘
    着性タイルセット。
  4. (4)前記貼り合わされた二枚のタイルを剥離し、その
    剥離した各タイル床材に接着した場合、貼り合わせ保管
    期間が1ケ月であっても、その接着強度が0.1kg/
    25mm以上である請求項1または請求項3に記載の自
    己粘着性タイルセット。
  5. (5)前記タイルがタイルカーペットである請求項1に
    記載の自己粘着性タイルセット。
  6. (6)一枚のタイルの裏面に、必須成分としてアクリル
    系樹脂を含む500〜50,000CPSの粘度を有す
    る水分散型接着剤を塗布する工程と、その接着剤が未乾
    燥の状態のうちに、その塗布面と、裏面に接着剤を塗布
    していない他の一枚のタイルとを、二枚のタイルの裏面
    が相互に重なり合うように貼り合わす工程とを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の自己粘着性タイルセット
    の製造方法。
  7. (7)前記タイルがタイルカーペットである請求項6に
    記載の自己粘着性タイルセットの製造方法。
JP21350490A 1990-08-10 1990-08-10 自己粘着性タイルセット及びその製造方法 Pending JPH0497070A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0711756A (ja) * 1993-06-24 1995-01-13 Nitto Denko Corp 積層タイルカーペット
JP2002167948A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Tajima Inc 床仕上材セット
JP2018161448A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 日本絨氈株式会社 タイルカーペット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0711756A (ja) * 1993-06-24 1995-01-13 Nitto Denko Corp 積層タイルカーペット
JP2002167948A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Tajima Inc 床仕上材セット
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