JP2003276423A - 車両用空調装置のリンク取付構造 - Google Patents
車両用空調装置のリンク取付構造Info
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- JP2003276423A JP2003276423A JP2002078093A JP2002078093A JP2003276423A JP 2003276423 A JP2003276423 A JP 2003276423A JP 2002078093 A JP2002078093 A JP 2002078093A JP 2002078093 A JP2002078093 A JP 2002078093A JP 2003276423 A JP2003276423 A JP 2003276423A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両用空調装置の送風ユニット3の内外気切
替ドア28をリンク機構によって駆動するものにおい
て、車両の種類に応じてその内外気切替ドア28をアク
チュエータ30により作動させる仕様とワイヤ37を介
して乗員が作動させる仕様とを設定する場合に、両仕様
間で送風ユニット3のケース19を共通化して製造コス
トの低減を図る。 【解決手段】 内外気切替ドア28に送風ユニットケー
ス19の車体左側の側壁19a及び右側の側壁19bを
貫通する支軸28c,28cを設ける。ケース19の左
側壁19aにアクチュエータ30を配設し、内外気切替
ドア28の車体左側の支軸28cに、該アクチュエータ
30にリンク機構39を介して連結される連結部43を
設ける。一方、ケース右側壁19bにワイヤ37の先端
側を支持させ、右側の支軸28cに該ワイヤ37にリン
ク機構31を介して連結される連結部35を設ける。
替ドア28をリンク機構によって駆動するものにおい
て、車両の種類に応じてその内外気切替ドア28をアク
チュエータ30により作動させる仕様とワイヤ37を介
して乗員が作動させる仕様とを設定する場合に、両仕様
間で送風ユニット3のケース19を共通化して製造コス
トの低減を図る。 【解決手段】 内外気切替ドア28に送風ユニットケー
ス19の車体左側の側壁19a及び右側の側壁19bを
貫通する支軸28c,28cを設ける。ケース19の左
側壁19aにアクチュエータ30を配設し、内外気切替
ドア28の車体左側の支軸28cに、該アクチュエータ
30にリンク機構39を介して連結される連結部43を
設ける。一方、ケース右側壁19bにワイヤ37の先端
側を支持させ、右側の支軸28cに該ワイヤ37にリン
ク機構31を介して連結される連結部35を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
設けられる内外気切替ドアを駆動するためのリンク機構
の取付構造に関する。
設けられる内外気切替ドアを駆動するためのリンク機構
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般的に車両用空調装置で
は、調和空気を生成する空調ユニットと該空調ユニット
へ空調用の空気を送風する送風ユニットとをそれぞれイ
ンストルメントパネルの内方に配設している。また、送
風ユニットのケースに内気取入口と外気取入口とを形成
し、そのケース内に両取入口のうちのいずれか一方から
空調用空気を取り入れるようにするための内外気切替ド
アを配設している。この内外気切替ドアは、ケースの内
方において前記内気取入口及び外気取入口を切り替えて
開閉する閉止板部と、この閉止板部を回動自在にケース
の側壁に対して支持する支軸とからなり、ケースの車幅
方向一側の側壁から突出する一方の支軸の先端部にはリ
ンク機構が連結されている。
は、調和空気を生成する空調ユニットと該空調ユニット
へ空調用の空気を送風する送風ユニットとをそれぞれイ
ンストルメントパネルの内方に配設している。また、送
風ユニットのケースに内気取入口と外気取入口とを形成
し、そのケース内に両取入口のうちのいずれか一方から
空調用空気を取り入れるようにするための内外気切替ド
アを配設している。この内外気切替ドアは、ケースの内
方において前記内気取入口及び外気取入口を切り替えて
開閉する閉止板部と、この閉止板部を回動自在にケース
の側壁に対して支持する支軸とからなり、ケースの車幅
方向一側の側壁から突出する一方の支軸の先端部にはリ
ンク機構が連結されている。
【0003】また、車両用空調装置は、車両の種類等に
応じて、内外気切替ドアをアクチュエータにより自動的
に作動させるオート仕様と、乗員が車室の内外気切替レ
バーにより作動させるマニュアル仕様とのいずれかの仕
様とされる。すなわち、オート仕様では、アクチュエー
タと内外気切替ドアの支軸とをリンク部材により連結す
る。一方、マニュアル仕様では、インストルメントパネ
ルに配設された前記内外気切替レバーに一端部が取り付
けられた操作ワイヤと内外気切替ドアの支軸とをリンク
部材により連結する。
応じて、内外気切替ドアをアクチュエータにより自動的
に作動させるオート仕様と、乗員が車室の内外気切替レ
バーにより作動させるマニュアル仕様とのいずれかの仕
様とされる。すなわち、オート仕様では、アクチュエー
タと内外気切替ドアの支軸とをリンク部材により連結す
る。一方、マニュアル仕様では、インストルメントパネ
ルに配設された前記内外気切替レバーに一端部が取り付
けられた操作ワイヤと内外気切替ドアの支軸とをリンク
部材により連結する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
車両用空調装置では、いずれの仕様においてもケースの
車幅方向一側の壁部にアクチュエータ用リンク部材や操
作ワイヤ用リンク部材が配設されるので、仕様に応じて
ケースの形状を別々に設定しなければならない。すなわ
ち、オート仕様では、ケースの壁部にアクチュエータの
組付性や整備性を考慮して取付ボスを設ける必要がある
一方、マニュアル仕様では、乗員が内外気切替ドアをワ
イヤを介して操作することになるので、その際の内外気
切替レバーの操作性が良好なものとなるようにリンク部
材の形状及び配設場所の設定や操作ワイヤの取り廻しを
しなければなない。
車両用空調装置では、いずれの仕様においてもケースの
車幅方向一側の壁部にアクチュエータ用リンク部材や操
作ワイヤ用リンク部材が配設されるので、仕様に応じて
ケースの形状を別々に設定しなければならない。すなわ
ち、オート仕様では、ケースの壁部にアクチュエータの
組付性や整備性を考慮して取付ボスを設ける必要がある
一方、マニュアル仕様では、乗員が内外気切替ドアをワ
イヤを介して操作することになるので、その際の内外気
切替レバーの操作性が良好なものとなるようにリンク部
材の形状及び配設場所の設定や操作ワイヤの取り廻しを
しなければなない。
【0005】つまり、アクチュエータ用のリンク部材や
操作ワイヤ用のリンク部材をケースの車幅方向一側に配
設すると、空調装置の仕様によってケースの形状を別々
に設定しなければならず、型費等の製造コストを低減で
きなかった。
操作ワイヤ用のリンク部材をケースの車幅方向一側に配
設すると、空調装置の仕様によってケースの形状を別々
に設定しなければならず、型費等の製造コストを低減で
きなかった。
【0006】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、車両用空調装置の内
外気切替ドアをリンク機構によって駆動するものにおい
て、車両の種類に応じて内外気切替ドアをアクチュエー
タにより作動させる仕様と操作ワイヤにより作動させる
仕様とを設定する場合に、リンク機構の配設構造に工夫
を凝らし、両仕様間で空調装置のケースを共通化して製
造コストの低減を図ることにある。
であり、その目的とするところは、車両用空調装置の内
外気切替ドアをリンク機構によって駆動するものにおい
て、車両の種類に応じて内外気切替ドアをアクチュエー
タにより作動させる仕様と操作ワイヤにより作動させる
仕様とを設定する場合に、リンク機構の配設構造に工夫
を凝らし、両仕様間で空調装置のケースを共通化して製
造コストの低減を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の解決手段では、内外気切替ドアにケースの
両側壁をそれぞれ貫通して延びる一対の支軸を設け、車
幅方向一側の支軸にアクチュエータ用のリンク部材を連
結する一方、他側の支軸に操作ワイヤ用のリンク部材を
連結するようにした。
に、本発明の解決手段では、内外気切替ドアにケースの
両側壁をそれぞれ貫通して延びる一対の支軸を設け、車
幅方向一側の支軸にアクチュエータ用のリンク部材を連
結する一方、他側の支軸に操作ワイヤ用のリンク部材を
連結するようにした。
【0008】具体的には、請求項1の発明では、車両用
空調装置の室内ユニットのケースに、車室内の空気を取
り入れるための内気取入口と車室外の空気を取り入れる
ための外気取入口とをそれぞれ形成し、該内気取入口及
び外気取入口を選択的に切り替えて開閉する内外気切替
ドアを前記ケースの内方に配設し、該内外気切替ドアを
リンク機構によって駆動するようにした車両用空調装置
のリンク取付構造を前提とする。そして、前記内外気切
替ドアには、前記取入口の閉止部を設けるとともに、ケ
ースの車幅方向両側壁を貫通して前記閉止部をケースに
対して回動自在に支持する一対の支軸を設け、前記内外
気切替ドアの車幅方向一側の支軸には、リンク部材を介
してアクチュエータに連結されるアクチュエータ用連結
部を設ける一方、他側の支軸にはリンク部材を介して操
作ワイヤに連結される操作ワイヤ用連結部を設ける構成
とする。
空調装置の室内ユニットのケースに、車室内の空気を取
り入れるための内気取入口と車室外の空気を取り入れる
ための外気取入口とをそれぞれ形成し、該内気取入口及
び外気取入口を選択的に切り替えて開閉する内外気切替
ドアを前記ケースの内方に配設し、該内外気切替ドアを
リンク機構によって駆動するようにした車両用空調装置
のリンク取付構造を前提とする。そして、前記内外気切
替ドアには、前記取入口の閉止部を設けるとともに、ケ
ースの車幅方向両側壁を貫通して前記閉止部をケースに
対して回動自在に支持する一対の支軸を設け、前記内外
気切替ドアの車幅方向一側の支軸には、リンク部材を介
してアクチュエータに連結されるアクチュエータ用連結
部を設ける一方、他側の支軸にはリンク部材を介して操
作ワイヤに連結される操作ワイヤ用連結部を設ける構成
とする。
【0009】この構成によれば、内外気切替ドアに、室
内ユニットのケースの車幅方向両側壁をそれぞれ貫通し
て該内外気切替ドアをケースに支持する一対の支軸が設
けられ、そのうちの車幅方向一側の支軸にアクチュエー
タ用連結部が設けられ、一方、他側の支軸に操作ワイヤ
用連結部が設けられる。このため、ケースの車幅方向両
側壁の形状を、それぞれ、内外気切替ドアをアクチュエ
ータにより駆動するオート仕様と、操作ワイヤにより駆
動するマニュアル仕様とに対応するように設定すること
ができる。すなわち、オート仕様におけるアクチュエー
タの組付性や整備性と、マニュアル仕様における乗員の
内外気切替レバーの操作性とをともに良好なものとしな
がら、両仕様の間でケースを共通化して製造コストを低
減できる。
内ユニットのケースの車幅方向両側壁をそれぞれ貫通し
て該内外気切替ドアをケースに支持する一対の支軸が設
けられ、そのうちの車幅方向一側の支軸にアクチュエー
タ用連結部が設けられ、一方、他側の支軸に操作ワイヤ
用連結部が設けられる。このため、ケースの車幅方向両
側壁の形状を、それぞれ、内外気切替ドアをアクチュエ
ータにより駆動するオート仕様と、操作ワイヤにより駆
動するマニュアル仕様とに対応するように設定すること
ができる。すなわち、オート仕様におけるアクチュエー
タの組付性や整備性と、マニュアル仕様における乗員の
内外気切替レバーの操作性とをともに良好なものとしな
がら、両仕様の間でケースを共通化して製造コストを低
減できる。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記室内ユニットは、調和空気を生成する空調ユ
ニットとこの空調ユニットに空調用空気を送風する送風
ユニットとを有し、前記空調ユニット及び送風ユニット
を車幅方向に並設し、該送風ユニットには前記内外気切
替ドアを配設し、前記操作ワイヤ用連結部を前記内外気
切替ドアの空調ユニット側の支軸に設けるものとする。
いて、前記室内ユニットは、調和空気を生成する空調ユ
ニットとこの空調ユニットに空調用空気を送風する送風
ユニットとを有し、前記空調ユニット及び送風ユニット
を車幅方向に並設し、該送風ユニットには前記内外気切
替ドアを配設し、前記操作ワイヤ用連結部を前記内外気
切替ドアの空調ユニット側の支軸に設けるものとする。
【0011】すなわち、一般にオート仕様におけるアク
チュエータは比較的大型で配設スペースを広く確保しな
ければならない。このことに対し、本発明では、マニュ
アル仕様のリンク部材を内外気切替ドアの空調ユニット
側、即ち送風ユニットと空調ユニットとの間に配置する
ので、室内ユニットを2つのユニットに分割してインス
トルメントパネル内への配設自由度を向上させる場合
に、両ユニットの離間距離を短くして室内ユニットを全
体的にコンパクトにできる。
チュエータは比較的大型で配設スペースを広く確保しな
ければならない。このことに対し、本発明では、マニュ
アル仕様のリンク部材を内外気切替ドアの空調ユニット
側、即ち送風ユニットと空調ユニットとの間に配置する
ので、室内ユニットを2つのユニットに分割してインス
トルメントパネル内への配設自由度を向上させる場合
に、両ユニットの離間距離を短くして室内ユニットを全
体的にコンパクトにできる。
【0012】また、一般にインストルメントパネルの車
幅方向略中央部には、空調装置の操作部が設けられると
ともに、ちょうどその内方に空調ユニットが配置され
る。この場合に、操作ワイヤ用のリンク部材が内外気切
替ドアの空調ユニット側に配置されるので、該操作ワイ
ヤ用リンク部材と空調操作部の内外気切替レバーとを相
対的に近づけることができる。このことによって、操作
ワイヤを短くできるとともに該操作ワイヤをあまり曲げ
ることなく配設できるので、内外気切替レバーの操作性
を良好できる。
幅方向略中央部には、空調装置の操作部が設けられると
ともに、ちょうどその内方に空調ユニットが配置され
る。この場合に、操作ワイヤ用のリンク部材が内外気切
替ドアの空調ユニット側に配置されるので、該操作ワイ
ヤ用リンク部材と空調操作部の内外気切替レバーとを相
対的に近づけることができる。このことによって、操作
ワイヤを短くできるとともに該操作ワイヤをあまり曲げ
ることなく配設できるので、内外気切替レバーの操作性
を良好できる。
【0013】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、前記送風ユニットのケースの内方には、内外気切
替ドアよりも下方に空調用空気を濾過するためのフィル
タを収容し、前記送風ユニットの空調ユニットと反対側
の側壁には、フィルタ交換用の開口を形成し、前記アク
チュエータ用連結部を前記内外気切替ドアの空調ユニッ
トと反対側の支軸に設け、前記アクチュエータ及び該ア
クチュエータ用のリンク部材をフィルタ交換用開口より
も上方に配置するものとする。
いて、前記送風ユニットのケースの内方には、内外気切
替ドアよりも下方に空調用空気を濾過するためのフィル
タを収容し、前記送風ユニットの空調ユニットと反対側
の側壁には、フィルタ交換用の開口を形成し、前記アク
チュエータ用連結部を前記内外気切替ドアの空調ユニッ
トと反対側の支軸に設け、前記アクチュエータ及び該ア
クチュエータ用のリンク部材をフィルタ交換用開口より
も上方に配置するものとする。
【0014】このことで、内気取入口や外気取入口から
取り入れられた空調用空気はフィルタにより濾過されて
空調ユニットへ送風される。そして、フィルタが使用限
界に達すると、送風ユニットケースの空調ユニットと反
対側の側壁に形成された開口から、空調ユニット等をイ
ンストルメントパネルから取り外すことなく、容易に交
換することができる。
取り入れられた空調用空気はフィルタにより濾過されて
空調ユニットへ送風される。そして、フィルタが使用限
界に達すると、送風ユニットケースの空調ユニットと反
対側の側壁に形成された開口から、空調ユニット等をイ
ンストルメントパネルから取り外すことなく、容易に交
換することができる。
【0015】すなわち、オート仕様では乗員が内外気切
替レバーにより内外気切替ドアを操作しないので、アク
チュエータ用リンク部材の形状や配設場所の設定を行う
際に、操作性を考慮する必要はなく、比較的自由に行え
る。言い換えると、この発明では、フィルタ交換用の開
口の位置や形状を内外気切替ドアのリンク部材の影響を
受けることなくフィルタ交換作業性を優先して設定でき
る。
替レバーにより内外気切替ドアを操作しないので、アク
チュエータ用リンク部材の形状や配設場所の設定を行う
際に、操作性を考慮する必要はなく、比較的自由に行え
る。言い換えると、この発明では、フィルタ交換用の開
口の位置や形状を内外気切替ドアのリンク部材の影響を
受けることなくフィルタ交換作業性を優先して設定でき
る。
【0016】請求項4の発明では、請求項1〜3のいず
れか1つの発明において、前記内外気切替ドアのアクチ
ュエータ用連結部及び操作ワイヤ用連結部は、互いに異
なる形状ないし大きさを有するものとする。
れか1つの発明において、前記内外気切替ドアのアクチ
ュエータ用連結部及び操作ワイヤ用連結部は、互いに異
なる形状ないし大きさを有するものとする。
【0017】すなわち、通常、マニュアル仕様とオート
仕様とではリンク部材は異なっており、内外気切替ドア
の車幅方向両側の連結部の形状ないし大きさを相異させ
ることで、両仕様のリンク部材が誤って組み付けられる
ことを防止できる。
仕様とではリンク部材は異なっており、内外気切替ドア
の車幅方向両側の連結部の形状ないし大きさを相異させ
ることで、両仕様のリンク部材が誤って組み付けられる
ことを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明の実施形態に係る車両用空
調装置の室内ユニット1の配設状態を示すものであり、
この室内ユニット1は、自動車(車両)の車室内の最前
部に位置するインストルメントパネルPの内部に配設さ
れるものであり、図2に示すように、空調ユニット2
と、この空調ユニット2へ空気を送る送風ユニット3と
を備えている。前記空調ユニット2がインストルメント
パネルP内において車幅方向の略中央部に配置される一
方、送風ユニット3は空調ユニット2から車体左側に所
定距離離れて、助手席前方のやや中央寄りで、エアバッ
グモジュールの下方、かつグローブボックスの裏側(車
体前方)に配置される。
調装置の室内ユニット1の配設状態を示すものであり、
この室内ユニット1は、自動車(車両)の車室内の最前
部に位置するインストルメントパネルPの内部に配設さ
れるものであり、図2に示すように、空調ユニット2
と、この空調ユニット2へ空気を送る送風ユニット3と
を備えている。前記空調ユニット2がインストルメント
パネルP内において車幅方向の略中央部に配置される一
方、送風ユニット3は空調ユニット2から車体左側に所
定距離離れて、助手席前方のやや中央寄りで、エアバッ
グモジュールの下方、かつグローブボックスの裏側(車
体前方)に配置される。
【0020】前記空調ユニット2のケース4は、その車
幅方向の略中央部において左右に2つの部材に分割さ
れ、その2つの部材がファスナやネジ等を用いて一体化
されている。このケース4の内部には、図3に示すよう
に車幅方向(左右方向)から見て、冷凍サイクルの一要
素であるエバポレータ5が略垂直に延びるように配設さ
れ、その車体前側の面(図3の左側の面)が送風ユニッ
ト3からの空気(空調用空気)の取入空間Sに臨んでい
る。一方、前記エバポレータ5の車体後方(図3の右
方)には、空気を加熱するためのヒータコア6が配設さ
れており、エバポレータ5を通過した空気の一部乃至全
部を加熱して適度な温度及び湿度状態の空気(調和空
気)を生成する。
幅方向の略中央部において左右に2つの部材に分割さ
れ、その2つの部材がファスナやネジ等を用いて一体化
されている。このケース4の内部には、図3に示すよう
に車幅方向(左右方向)から見て、冷凍サイクルの一要
素であるエバポレータ5が略垂直に延びるように配設さ
れ、その車体前側の面(図3の左側の面)が送風ユニッ
ト3からの空気(空調用空気)の取入空間Sに臨んでい
る。一方、前記エバポレータ5の車体後方(図3の右
方)には、空気を加熱するためのヒータコア6が配設さ
れており、エバポレータ5を通過した空気の一部乃至全
部を加熱して適度な温度及び湿度状態の空気(調和空
気)を生成する。
【0021】前記エバポレータ5は、空調用の空気を冷
却する冷却用熱交換器であり、例えばアルミニウム等の
金属薄板から形成されたチューブを互いに同方向に延び
るように多数積層して、隣り合うチューブの間に、同じ
く金属薄板から形成された波形のフィンを介在させたも
のである。このエバポレータ5には、図示しないが、ク
ーラパイプの各端部が接続されていて、主に自動車のエ
ンジンルームに配設されたコンプレッサやコンデンサ等
と共に冷凍サイクルを構成し、この冷凍サイクルを循環
する冷媒がエバポレータ5のチューブ内を流通して、該
エバポレータ5を通過する空気を冷却する。
却する冷却用熱交換器であり、例えばアルミニウム等の
金属薄板から形成されたチューブを互いに同方向に延び
るように多数積層して、隣り合うチューブの間に、同じ
く金属薄板から形成された波形のフィンを介在させたも
のである。このエバポレータ5には、図示しないが、ク
ーラパイプの各端部が接続されていて、主に自動車のエ
ンジンルームに配設されたコンプレッサやコンデンサ等
と共に冷凍サイクルを構成し、この冷凍サイクルを循環
する冷媒がエバポレータ5のチューブ内を流通して、該
エバポレータ5を通過する空気を冷却する。
【0022】また、前記エバポレータ5のチューブの延
びる方向は上下方向に向けられており、該エバポレータ
5において発生した凝縮水は、チューブに沿って下方に
流れた後にエバポレータ5の下端部からケース4の底部
のドレンパンに滴下して、その最下部に設けられたドレ
ンパイプ7を通って、車外へ排出されるようになってい
る。
びる方向は上下方向に向けられており、該エバポレータ
5において発生した凝縮水は、チューブに沿って下方に
流れた後にエバポレータ5の下端部からケース4の底部
のドレンパンに滴下して、その最下部に設けられたドレ
ンパイプ7を通って、車外へ排出されるようになってい
る。
【0023】一方、前記ヒータコア6は、エバポレータ
5と同様に積層されたチューブ及びフィンを有するもの
で、ヒータパイプ(図示せず)により自動車のエンジン
のウォータジャケットに接続されていて、このウォータ
ジャケットからの高温の冷却水がチューブ内を流通して
循環しており、この際、ヒータコア6を通過する空気と
熱交換して、この空気を加熱するようになっている。
5と同様に積層されたチューブ及びフィンを有するもの
で、ヒータパイプ(図示せず)により自動車のエンジン
のウォータジャケットに接続されていて、このウォータ
ジャケットからの高温の冷却水がチューブ内を流通して
循環しており、この際、ヒータコア6を通過する空気と
熱交換して、この空気を加熱するようになっている。
【0024】前記エバポレータ5及びヒータコア6の間
には、該エバポレータ5を通過した空気の流れをヒータ
コア6乃至その下流側のエアミックス通路C1へと分配
するとともに、その分配の割合を変更して調和空気の温
度を調節するエアミックスダンパ8が配設されている。
すなわち、図示の如く、エバポレータ5の下流側は、ケ
ース4の内側に一体成形された区画壁9により区画され
ていて、この区画壁9を貫通する開口部10,11がエ
アミックスダンパ8により開閉される。エアミックスダ
ンパ8は、車幅方向に延びる支軸を有し、この支軸の両
端がケース4に対して回動自在に支持されており、その
支軸の一方の端部がケース4の側壁部を貫通して外方に
突出し、該ケース4の外面に配設されたリンク機構(図
示せず)に接続されている。
には、該エバポレータ5を通過した空気の流れをヒータ
コア6乃至その下流側のエアミックス通路C1へと分配
するとともに、その分配の割合を変更して調和空気の温
度を調節するエアミックスダンパ8が配設されている。
すなわち、図示の如く、エバポレータ5の下流側は、ケ
ース4の内側に一体成形された区画壁9により区画され
ていて、この区画壁9を貫通する開口部10,11がエ
アミックスダンパ8により開閉される。エアミックスダ
ンパ8は、車幅方向に延びる支軸を有し、この支軸の両
端がケース4に対して回動自在に支持されており、その
支軸の一方の端部がケース4の側壁部を貫通して外方に
突出し、該ケース4の外面に配設されたリンク機構(図
示せず)に接続されている。
【0025】そして、前記エアミックスダンパ8が区画
壁9の開口部10を全開とし、かつ開口部11を全閉と
する状態では、エバポレータ5を通過した空気の全てが
ヒータコア6に向かうようになり、一方、その状態から
エアミックスダンパ8がリンク機構により支軸周りに回
動されて、開口部10を全閉としかつ開口部11を全開
とする状態になると、エバポレータ5を通過した空気の
全てがヒータコア6をバイパスして、その下流のエアミ
ックス通路C1に流通するようになる。
壁9の開口部10を全開とし、かつ開口部11を全閉と
する状態では、エバポレータ5を通過した空気の全てが
ヒータコア6に向かうようになり、一方、その状態から
エアミックスダンパ8がリンク機構により支軸周りに回
動されて、開口部10を全閉としかつ開口部11を全開
とする状態になると、エバポレータ5を通過した空気の
全てがヒータコア6をバイパスして、その下流のエアミ
ックス通路C1に流通するようになる。
【0026】また、図示の如く、エアミックスダンパ8
が前記2つの状態の中間の位置にあるときには、該エア
ミックスダンパ8の位置に応じて、エバポレータ5を通
過した空気の流れがヒータコア6及びエアミックス通路
C1の両方に分配され、その後に再び合流して、エバポ
レータ5からの冷たい空気とヒータコア6からの暖かい
空気とが十分に混合される。そうして、エアミックス通
路C1を上方に流れる空気は、ケース4の上部に開口す
る吹出口12,13から図示しない複数のダクトに分配
されて、車室内の上方に供給されるとともに、空調ユニ
ット2のケース4内に区画された下流側の通路C2を介
して、車室内の下方にも供給されるようになる。
が前記2つの状態の中間の位置にあるときには、該エア
ミックスダンパ8の位置に応じて、エバポレータ5を通
過した空気の流れがヒータコア6及びエアミックス通路
C1の両方に分配され、その後に再び合流して、エバポ
レータ5からの冷たい空気とヒータコア6からの暖かい
空気とが十分に混合される。そうして、エアミックス通
路C1を上方に流れる空気は、ケース4の上部に開口す
る吹出口12,13から図示しない複数のダクトに分配
されて、車室内の上方に供給されるとともに、空調ユニ
ット2のケース4内に区画された下流側の通路C2を介
して、車室内の下方にも供給されるようになる。
【0027】すなわち、空調ユニット2のケース4の上
面には、車体後側にベント吹出口12が開口するととも
に、その車体前側に隣接してデフロスト吹出口13が開
口していて、これらの各吹出口12,13には、それら
を開閉して調和空気の吹出方向を変更する吹出方向切換
ドア14,15が配設されている。また、エアミックス
通路C1の上端側から下流側の通路C2に連通する開口
部16にも、この開口部16を開閉するように吹出方向
切換ドア17が配設されている。これらの各ドア14,
15,17は、それぞれ前記エアミックスダンパ8と同
様に設けられていて、空調ユニット2のケース4の側壁
部に配設されたリンク機構(図示せず)により作動され
るようになっている。
面には、車体後側にベント吹出口12が開口するととも
に、その車体前側に隣接してデフロスト吹出口13が開
口していて、これらの各吹出口12,13には、それら
を開閉して調和空気の吹出方向を変更する吹出方向切換
ドア14,15が配設されている。また、エアミックス
通路C1の上端側から下流側の通路C2に連通する開口
部16にも、この開口部16を開閉するように吹出方向
切換ドア17が配設されている。これらの各ドア14,
15,17は、それぞれ前記エアミックスダンパ8と同
様に設けられていて、空調ユニット2のケース4の側壁
部に配設されたリンク機構(図示せず)により作動され
るようになっている。
【0028】一方、前記送風ユニット3のケース19
は、空調ユニット2のケース4と同様に車幅方向の略中
央部において左右に2分割されたものであり、図4に示
すように、このケース19の内部には、ケース19の上
下方向略中央位置において空気を濾過するためのエアフ
ィルタ20が配設されていて、このエアフィルタ20が
略水平方向に拡がってケース19内を上下に仕切り、そ
の上方には車室内又は車室外の空気が取り入れられる空
気取入空間が形成される一方、エアフィルタ20の下方
には、該エアフィルタ20を介して上方から吸い込んだ
空気を空調ユニット2へ送給するためのシロッコファン
21が、その回転軸を上下方向に向けて配設されてい
る。
は、空調ユニット2のケース4と同様に車幅方向の略中
央部において左右に2分割されたものであり、図4に示
すように、このケース19の内部には、ケース19の上
下方向略中央位置において空気を濾過するためのエアフ
ィルタ20が配設されていて、このエアフィルタ20が
略水平方向に拡がってケース19内を上下に仕切り、そ
の上方には車室内又は車室外の空気が取り入れられる空
気取入空間が形成される一方、エアフィルタ20の下方
には、該エアフィルタ20を介して上方から吸い込んだ
空気を空調ユニット2へ送給するためのシロッコファン
21が、その回転軸を上下方向に向けて配設されてい
る。
【0029】前記送風ユニット3のケース19の車体左
側の壁部19aには、図5に示すように、前記エアフィ
ルタ20を抜き出して交換するためのフィルタ挿入口
(フィルタ交換用開口)22が開口している。該フィル
タ挿入口22は、エアフィルタ20の配設位置に対応し
てケース19の上下方向の略中央部に位置付けられてい
る。また、フィルタ挿入口22の周縁部には該フィルタ
挿入口22を閉塞するための矩形の蓋部材23が嵌合し
ている。従って、エアフィルタ20の交換作業は、蓋部
材23を取り外してから、装着状態にあるエアフィルタ
20を車体左側へ略水平に抜き出し、その後、新品のエ
アフィルタ20を同様にしてフィルタ挿入口22から挿
入して装着し、蓋部材23をケース19に取り付ける。
側の壁部19aには、図5に示すように、前記エアフィ
ルタ20を抜き出して交換するためのフィルタ挿入口
(フィルタ交換用開口)22が開口している。該フィル
タ挿入口22は、エアフィルタ20の配設位置に対応し
てケース19の上下方向の略中央部に位置付けられてい
る。また、フィルタ挿入口22の周縁部には該フィルタ
挿入口22を閉塞するための矩形の蓋部材23が嵌合し
ている。従って、エアフィルタ20の交換作業は、蓋部
材23を取り外してから、装着状態にあるエアフィルタ
20を車体左側へ略水平に抜き出し、その後、新品のエ
アフィルタ20を同様にしてフィルタ挿入口22から挿
入して装着し、蓋部材23をケース19に取り付ける。
【0030】前記送風ユニット3のケース19の上部に
は、図4及び図7に示すように、車室内の空気を取り入
れるための内気取入口25が開口され、一方、反対側に
は外気取入用ダクト26(図2のみに示す)の接続され
る外気取入口27が開口されていて、さらに、ケース1
9の内方には、これら2つの取入口25,27を選択的
に切り替えて開閉するための内外気切換ドア28が設け
られている。
は、図4及び図7に示すように、車室内の空気を取り入
れるための内気取入口25が開口され、一方、反対側に
は外気取入用ダクト26(図2のみに示す)の接続され
る外気取入口27が開口されていて、さらに、ケース1
9の内方には、これら2つの取入口25,27を選択的
に切り替えて開閉するための内外気切換ドア28が設け
られている。
【0031】前記内外気切換ドア28は、内気取入口2
5や外気取入口27に対応する円弧形状の閉止板部(閉
止部)28aと、この閉止板部28aの長さ方向両端側
から折り曲げられた扇形状の側板部28b,28bとを
有し、その両側板部28b,28bにおける扇の要に相
当する部位からそれぞれ車幅方向に延出するように、支
軸28c,28cが一体成形されている。
5や外気取入口27に対応する円弧形状の閉止板部(閉
止部)28aと、この閉止板部28aの長さ方向両端側
から折り曲げられた扇形状の側板部28b,28bとを
有し、その両側板部28b,28bにおける扇の要に相
当する部位からそれぞれ車幅方向に延出するように、支
軸28c,28cが一体成形されている。
【0032】前記内外気切替ドア28の両支軸28c,
28cの先端は、それぞれ送風ユニット3のケース19
の車体左側の壁部19a及び右側の壁部19bを貫通し
て外方に突出ており、この側壁部19a,19bに対し
て回動自在に支持されている。そして、詳しくは後述す
るが支軸28c,28cが左側壁部19aや右側壁部1
9bの外面に配設されたリンク機構によって回動される
ようになっており、内外気切換ドア28が外気取入口2
7を全開とする外気取入状態では、内気取入口25が全
閉となり、外気取入用ダクト26を介して車室外の空気
のみを取り入れる外気取入モードとなる。一方、内外気
切換ドア28がリンク機構により支軸28c,28c周
りに回動されて、外気取入口27を全閉とする内気取入
状態になると、内気取入口25が全開となって、ここか
ら車室内の空気のみを取り入れるいわゆる内気循環モー
ドになる。
28cの先端は、それぞれ送風ユニット3のケース19
の車体左側の壁部19a及び右側の壁部19bを貫通し
て外方に突出ており、この側壁部19a,19bに対し
て回動自在に支持されている。そして、詳しくは後述す
るが支軸28c,28cが左側壁部19aや右側壁部1
9bの外面に配設されたリンク機構によって回動される
ようになっており、内外気切換ドア28が外気取入口2
7を全開とする外気取入状態では、内気取入口25が全
閉となり、外気取入用ダクト26を介して車室外の空気
のみを取り入れる外気取入モードとなる。一方、内外気
切換ドア28がリンク機構により支軸28c,28c周
りに回動されて、外気取入口27を全閉とする内気取入
状態になると、内気取入口25が全開となって、ここか
ら車室内の空気のみを取り入れるいわゆる内気循環モー
ドになる。
【0033】ここで、この実施形態に係る室内ユニット
1は、自動車の種類に応じて、インストルメントパネル
Pに設けられた内外気切替レバー(図示せず)を乗員が
操作することにより手動で内外気切替ドア28を作動さ
せるマニュアル仕様と、アクチュエータ30により自動
的に作動させるオート仕様とのいずれかの仕様とされる
ようになっている。
1は、自動車の種類に応じて、インストルメントパネル
Pに設けられた内外気切替レバー(図示せず)を乗員が
操作することにより手動で内外気切替ドア28を作動さ
せるマニュアル仕様と、アクチュエータ30により自動
的に作動させるオート仕様とのいずれかの仕様とされる
ようになっている。
【0034】まず、図6及び図7に基づいて、マニュア
ル仕様の場合の内外気切替ドア28の駆動構造について
説明すると、前記支軸28c,28cのうちの車体右側
の支軸28cが送風ユニット3のケース19の右側壁部
19bに配設されたマニュアル用リンク機構31によっ
て回動される。前記リンク機構31は、内外気切換ドア
28の支軸28cに固定されて一体に回動する第1リン
ク部材32と、この第1リンク部材32に係合する第2
リンク部材33とからなる。第1リンク部材32と支軸
28cとの固定構造について説明すると、支軸28cの
先端側にはその軸線方向に延びる円柱の外周側を三日月
状に切り欠いた形状を有する連結部(操作ワイヤ用連結
部)35が形成されており、一方、第1リンク部材32
には、支軸28cの連結部35に対応する形状を有する
孔部32aが形成されており、孔部32aに連結部35
をはめ込むことで第1リンク部材32と支軸28cとが
一体的に回動するようになっている。
ル仕様の場合の内外気切替ドア28の駆動構造について
説明すると、前記支軸28c,28cのうちの車体右側
の支軸28cが送風ユニット3のケース19の右側壁部
19bに配設されたマニュアル用リンク機構31によっ
て回動される。前記リンク機構31は、内外気切換ドア
28の支軸28cに固定されて一体に回動する第1リン
ク部材32と、この第1リンク部材32に係合する第2
リンク部材33とからなる。第1リンク部材32と支軸
28cとの固定構造について説明すると、支軸28cの
先端側にはその軸線方向に延びる円柱の外周側を三日月
状に切り欠いた形状を有する連結部(操作ワイヤ用連結
部)35が形成されており、一方、第1リンク部材32
には、支軸28cの連結部35に対応する形状を有する
孔部32aが形成されており、孔部32aに連結部35
をはめ込むことで第1リンク部材32と支軸28cとが
一体的に回動するようになっている。
【0035】前記第2リンク部材33は、送風ユニット
3のケース19の右側壁部19bに対して回動自在に取
り付けられている。前記第2リンク部材33は、図の上
下方向に延びるように配置され、その略中央部に設けら
れた回動支持部33aがケース19の右側壁部19bに
設けられたボス部36に対して回動自在にネジ止めされ
ていて、図の上側に位置する先端側が第1リンク部材3
2に係合する一方、図の下側に位置する基端側には、イ
ンストルメントパネルPの略中央部に設けられた内外気
切替レバーから延びるワイヤ(操作ワイヤ)37の端部
が連結されており、その内外気切替レバーの操作に応じ
て、ワイヤ37によりリンク機構31が駆動されるよう
になっている。
3のケース19の右側壁部19bに対して回動自在に取
り付けられている。前記第2リンク部材33は、図の上
下方向に延びるように配置され、その略中央部に設けら
れた回動支持部33aがケース19の右側壁部19bに
設けられたボス部36に対して回動自在にネジ止めされ
ていて、図の上側に位置する先端側が第1リンク部材3
2に係合する一方、図の下側に位置する基端側には、イ
ンストルメントパネルPの略中央部に設けられた内外気
切替レバーから延びるワイヤ(操作ワイヤ)37の端部
が連結されており、その内外気切替レバーの操作に応じ
て、ワイヤ37によりリンク機構31が駆動されるよう
になっている。
【0036】すなわち、前記第2リンク部材33の先端
側には、第1リンク部材32との係合ピン33bが一体
成形される一方、基端側にはワイヤ37の端部が連結さ
れる連結ピン33cが一体成形されている。ワイヤ37
は、内外気切替レバーに連結された基端部から車体前方
へ延びるように配設されて先端側がケース19の右側壁
部19bにファスナにより支持され、その支持部分より
も先端の部分が連結ピン33cと係合している。
側には、第1リンク部材32との係合ピン33bが一体
成形される一方、基端側にはワイヤ37の端部が連結さ
れる連結ピン33cが一体成形されている。ワイヤ37
は、内外気切替レバーに連結された基端部から車体前方
へ延びるように配設されて先端側がケース19の右側壁
部19bにファスナにより支持され、その支持部分より
も先端の部分が連結ピン33cと係合している。
【0037】そして、乗員が内外気切替レバーを操作し
て外気取入モードを選択すると、図6に示すように、内
外気切替ドア28により内気取入口25を全閉とする一
方、内気取入モードを選択すると、同図に仮想線で示す
ように、外気取入口27を全閉とする。
て外気取入モードを選択すると、図6に示すように、内
外気切替ドア28により内気取入口25を全閉とする一
方、内気取入モードを選択すると、同図に仮想線で示す
ように、外気取入口27を全閉とする。
【0038】次に、図5に基づいて、オート仕様の場合
の内外気切替ドア28の駆動構造について説明すると、
前記マニュアル仕様の内外気切替レバー、ワイヤ37及
びマニュアル用リンク機構31の代わりに、それぞれ内
外気切替スイッチ、アクチュエータ30及びオート用リ
ンク機構39が配設される。前記内外気切替スイッチは
前記内外気切替レバーと同様にインストルメントパネル
Pに配設され、一方、アクチュエータ30及びオート用
リンク機構39はケース19の車体左側の壁部19aの
外面に配設されて内外気切替ドア28の車体左側の支軸
28cが回動される。
の内外気切替ドア28の駆動構造について説明すると、
前記マニュアル仕様の内外気切替レバー、ワイヤ37及
びマニュアル用リンク機構31の代わりに、それぞれ内
外気切替スイッチ、アクチュエータ30及びオート用リ
ンク機構39が配設される。前記内外気切替スイッチは
前記内外気切替レバーと同様にインストルメントパネル
Pに配設され、一方、アクチュエータ30及びオート用
リンク機構39はケース19の車体左側の壁部19aの
外面に配設されて内外気切替ドア28の車体左側の支軸
28cが回動される。
【0039】前記アクチュエータ30は、大略矩形箱状
のもので前記内外気切替ドア28の支軸28cよりも上
側であるケース19の上端部近傍に配置され、該ケース
19に締結されるようになっている。アクチュエータ3
0の車体前側及び後側の各壁部にはそれぞれ円筒状の取
付部30aが3つずつ上下に並設される一方、ケース1
9の左側壁部19aには、アクチュエータ30の取付部
30a,30a,…のうち、車体前側の上部及び中央部
のもの30a,30aと、車体後側の下部のもの30a
とに対応する部位にそれぞれ取付ボス部40,40,4
0が形成されており、組み付けに際してはアクチュエー
タ30の各取付部30aとボス部40とを重ね合わせ、
取付部30aにケース19の外方からネジを挿通させて
取付ボス部40に締結する。
のもので前記内外気切替ドア28の支軸28cよりも上
側であるケース19の上端部近傍に配置され、該ケース
19に締結されるようになっている。アクチュエータ3
0の車体前側及び後側の各壁部にはそれぞれ円筒状の取
付部30aが3つずつ上下に並設される一方、ケース1
9の左側壁部19aには、アクチュエータ30の取付部
30a,30a,…のうち、車体前側の上部及び中央部
のもの30a,30aと、車体後側の下部のもの30a
とに対応する部位にそれぞれ取付ボス部40,40,4
0が形成されており、組み付けに際してはアクチュエー
タ30の各取付部30aとボス部40とを重ね合わせ、
取付部30aにケース19の外方からネジを挿通させて
取付ボス部40に締結する。
【0040】また、アクチュエータ30下部の送風ユニ
ット3側の側壁部からは出力軸が突出していて、この出
力軸にオート用リンク機構39が連結されている。該オ
ート用リンク機構39は、アクチュエータ30の出力軸
に固定されて一体に回動する第3リンク部材41と、こ
の第3リンク部材41に係合する第4リンク部材42と
からなり、この第4リンク部材42は内外気切替ドア2
8の支軸28cに固定されて一体に回動する。
ット3側の側壁部からは出力軸が突出していて、この出
力軸にオート用リンク機構39が連結されている。該オ
ート用リンク機構39は、アクチュエータ30の出力軸
に固定されて一体に回動する第3リンク部材41と、こ
の第3リンク部材41に係合する第4リンク部材42と
からなり、この第4リンク部材42は内外気切替ドア2
8の支軸28cに固定されて一体に回動する。
【0041】すなわち、第3リンク部材41及び第4リ
ンク部材42は、ともに大略上下方向に延びるように配
置され、第3リンク部材41の上端部が出力軸に固定さ
れていて、下端部が第4リンク部材42の上側の部分と
係合するようになっている。また、該第4リンク部材4
2の下端部は支軸28cに固定されており、詳しくは、
この車体左側の支軸28cには前記右側の支軸28cと
同様な形状とされかつ該右側の支軸28cよりも大径な
連結部(アクチュエータ用連結部)43が形成されてお
り、一方、第4リンク部材42には、この支軸28cの
連結部43に対応する形状を有する孔部42aが形成さ
れており、孔部42aに連結部43をはめ込むことで第
4リンク部材42と支軸28cとが一体的に回動するよ
うになっている。また、第3リンク部材41の下端側に
は前記第2リンク部材33の先端側と同様な係合ピン4
1aが一体形成されている。
ンク部材42は、ともに大略上下方向に延びるように配
置され、第3リンク部材41の上端部が出力軸に固定さ
れていて、下端部が第4リンク部材42の上側の部分と
係合するようになっている。また、該第4リンク部材4
2の下端部は支軸28cに固定されており、詳しくは、
この車体左側の支軸28cには前記右側の支軸28cと
同様な形状とされかつ該右側の支軸28cよりも大径な
連結部(アクチュエータ用連結部)43が形成されてお
り、一方、第4リンク部材42には、この支軸28cの
連結部43に対応する形状を有する孔部42aが形成さ
れており、孔部42aに連結部43をはめ込むことで第
4リンク部材42と支軸28cとが一体的に回動するよ
うになっている。また、第3リンク部材41の下端側に
は前記第2リンク部材33の先端側と同様な係合ピン4
1aが一体形成されている。
【0042】尚、図示しないが、前記内外気切替スイッ
チは空調制御部に接続されており、この空調制御部は、
内外気切替スイッチの操作に応じてアクチュエータ30
の出力軸を正逆方向に作動させるように構成されてい
る。すなわち、乗員が内外気切替スイッチを操作して外
気取入モードを選択すると、アクチュエータ30が作動
して、図5に示すように内外気切替ドア28により内気
取入口25を全閉とする一方、その状態から内気取入モ
ードを選択すると、アクチュエータ30により内外気切
替ドア28が駆動されて同図に仮想線で示すように、外
気取入口27を全閉とする。
チは空調制御部に接続されており、この空調制御部は、
内外気切替スイッチの操作に応じてアクチュエータ30
の出力軸を正逆方向に作動させるように構成されてい
る。すなわち、乗員が内外気切替スイッチを操作して外
気取入モードを選択すると、アクチュエータ30が作動
して、図5に示すように内外気切替ドア28により内気
取入口25を全閉とする一方、その状態から内気取入モ
ードを選択すると、アクチュエータ30により内外気切
替ドア28が駆動されて同図に仮想線で示すように、外
気取入口27を全閉とする。
【0043】そうして、前記送風ユニット3において、
シロッコファン21が回転すると、図4に矢印で示すよ
うに、ケース19の上部の空気取入空間からエアフィル
タ20を通過して濾過された空気が下方のシロッコファ
ン21の内周側に吸い込まれ、そこからファン21の多
数の回転翼の間を通って外周側に吹き出される。そし
て、そのように吹き出された空気の流れは、ファン21
の外周囲に形成された渦巻き状の送風通路Rを通って、
送風ユニット3の車体前側に一体成形されている送風ダ
クト45から空調ユニット2のケース4へ送られる。
シロッコファン21が回転すると、図4に矢印で示すよ
うに、ケース19の上部の空気取入空間からエアフィル
タ20を通過して濾過された空気が下方のシロッコファ
ン21の内周側に吸い込まれ、そこからファン21の多
数の回転翼の間を通って外周側に吹き出される。そし
て、そのように吹き出された空気の流れは、ファン21
の外周囲に形成された渦巻き状の送風通路Rを通って、
送風ユニット3の車体前側に一体成形されている送風ダ
クト45から空調ユニット2のケース4へ送られる。
【0044】尚、前記図2、図4〜7において、符号4
6は、送風ユニット3を図示しないインパネメンバに固
定するためのブラケットを示し、また、符号47は、同
じく送風ユニット3を自動車のダッシュパネルに固定す
るためのブラケットを示す。さらに、符号48は、空調
ユニット2をインパネメンバに固定するためのブラケッ
トを示す。
6は、送風ユニット3を図示しないインパネメンバに固
定するためのブラケットを示し、また、符号47は、同
じく送風ユニット3を自動車のダッシュパネルに固定す
るためのブラケットを示す。さらに、符号48は、空調
ユニット2をインパネメンバに固定するためのブラケッ
トを示す。
【0045】次に、前記室内ユニット1の各仕様の組立
工程について説明する。まず、マニュアル仕様の場合に
ついて説明すると、マニュアル用リンク機構31の第1
リンク部材32を送風ユニット3のケース19の車体右
側に位置付けて第1リンク部材32の孔部32aを内外
気切替ドア28の支軸28cの連結部35に嵌合させる
とともに、第2リンク部材33の係合ピン33bを第1
リンク部材32に係合させて回動支持部33aをボス部
36に締結する。その後、この送風ユニット3をインス
トルメントパネルPに前記空調ユニット2とともに取り
付けて、ワイヤ37の先端部を第2リンク部材33の連
結ピン33cに連結する。この際、室内ユニット1を空
調ユニット2と送風ユニット3とに分割して1つのユニ
ット当たりの配設スペースを縮小しているので、インス
トルメントパネルP内における他の車載機器の配設場所
及び室内ユニット1の配設場所を容易に確保できる。
工程について説明する。まず、マニュアル仕様の場合に
ついて説明すると、マニュアル用リンク機構31の第1
リンク部材32を送風ユニット3のケース19の車体右
側に位置付けて第1リンク部材32の孔部32aを内外
気切替ドア28の支軸28cの連結部35に嵌合させる
とともに、第2リンク部材33の係合ピン33bを第1
リンク部材32に係合させて回動支持部33aをボス部
36に締結する。その後、この送風ユニット3をインス
トルメントパネルPに前記空調ユニット2とともに取り
付けて、ワイヤ37の先端部を第2リンク部材33の連
結ピン33cに連結する。この際、室内ユニット1を空
調ユニット2と送風ユニット3とに分割して1つのユニ
ット当たりの配設スペースを縮小しているので、インス
トルメントパネルP内における他の車載機器の配設場所
及び室内ユニット1の配設場所を容易に確保できる。
【0046】また、前記ワイヤ37とリンク機構31と
を連結する際には、その前に内外気切替ドア28の位置
と内外気切替レバーの位置とを正確に合わせて仮止めす
る必要がある。そこで、例えば、内外気切替ドア28を
外気取入れ状態として、この状態に対応する所定の位置
に第2リンク部材33を位置付け、この位置で第2リン
ク部材33をケース側壁部19bの固定部50に対しス
トッパ部材51により固定する。すなわち、図7に示す
ように、第2リンク部材33の基端側には、ストッパ部
材51の先端が挿入される溝部33dが一体成形され、
一方、ケース19側の固定部50にも同様な形状を有す
る溝部50aが形成されている。そして、両方の溝部3
3d,50aの開口部分が対向するように第2リンク部
材33を位置付けてからその溝部33d,50aの下方
から板状のストッパ部材51を両溝部33d,50aに
挿入する。そして、ワイヤ37を連結ピン33cに連結
した後には、前記ストッパ部材51を空調ユニット2と
送風ユニット3との隙間から引き抜くことにより第2リ
ンク部材33の固定状態が解除される。
を連結する際には、その前に内外気切替ドア28の位置
と内外気切替レバーの位置とを正確に合わせて仮止めす
る必要がある。そこで、例えば、内外気切替ドア28を
外気取入れ状態として、この状態に対応する所定の位置
に第2リンク部材33を位置付け、この位置で第2リン
ク部材33をケース側壁部19bの固定部50に対しス
トッパ部材51により固定する。すなわち、図7に示す
ように、第2リンク部材33の基端側には、ストッパ部
材51の先端が挿入される溝部33dが一体成形され、
一方、ケース19側の固定部50にも同様な形状を有す
る溝部50aが形成されている。そして、両方の溝部3
3d,50aの開口部分が対向するように第2リンク部
材33を位置付けてからその溝部33d,50aの下方
から板状のストッパ部材51を両溝部33d,50aに
挿入する。そして、ワイヤ37を連結ピン33cに連結
した後には、前記ストッパ部材51を空調ユニット2と
送風ユニット3との隙間から引き抜くことにより第2リ
ンク部材33の固定状態が解除される。
【0047】次に、オート仕様の場合の組立工程につい
て説明すると、まず、前記第4リンク部材42を送風ユ
ニット3のケース19の車体左側に位置付けて該第4リ
ンク部材42の孔部42aを支軸28cの連結部43に
嵌合させる。その後、第3リンク部材41を固定したア
クチュエータ30を第4リンク部材42の車体左側に位
置付けて、第3リンク部材41の係合ピン41aを第4
リンク部材42に係合させるとともにアクチュエータ3
0の各取付部30aをボス部40に締結する。その後、
マニュアル仕様の場合と同様にインストルメントパネル
Pに空調ユニット2と送風ユニット3とを取り付けてか
ら、前記空調制御部からの配線をアクチュエータ30の
カプラに接続する。
て説明すると、まず、前記第4リンク部材42を送風ユ
ニット3のケース19の車体左側に位置付けて該第4リ
ンク部材42の孔部42aを支軸28cの連結部43に
嵌合させる。その後、第3リンク部材41を固定したア
クチュエータ30を第4リンク部材42の車体左側に位
置付けて、第3リンク部材41の係合ピン41aを第4
リンク部材42に係合させるとともにアクチュエータ3
0の各取付部30aをボス部40に締結する。その後、
マニュアル仕様の場合と同様にインストルメントパネル
Pに空調ユニット2と送風ユニット3とを取り付けてか
ら、前記空調制御部からの配線をアクチュエータ30の
カプラに接続する。
【0048】前記マニュアル仕様及びオート仕様におけ
る送風ユニット3の組立の際には、内外気切替ドア28
の車体左側の支軸28cの連結部43が右側の支軸28
cの連結部35よりも大径とされており、かつ第4リン
ク部材42の孔部42aと第1リンク部材32の孔部3
2aとはそれぞれの連結部43,35に対応する形状と
されているので、両リンク部材42,32が互いに異な
った側の連結部43,35に組み付けられることを未然
に防止できる。
る送風ユニット3の組立の際には、内外気切替ドア28
の車体左側の支軸28cの連結部43が右側の支軸28
cの連結部35よりも大径とされており、かつ第4リン
ク部材42の孔部42aと第1リンク部材32の孔部3
2aとはそれぞれの連結部43,35に対応する形状と
されているので、両リンク部材42,32が互いに異な
った側の連結部43,35に組み付けられることを未然
に防止できる。
【0049】また、一般に、インストルメントパネルP
内には、助手席用エアバッグモジュール等が配設されて
室内ユニット1の配設スペースは小さいので、空調ユニ
ット2と送風ユニット3との離間距離は短くする必要が
ある。この実施形態では、配設スペースを比較的広く確
保する必要のあるアクチュエータ30を送風ユニット3
の車体左側に配設したので、両ユニット2,3の離間距
離を比較的小さくして室内ユニット1の小型化を図るこ
とができる。一方で、そのようにしてマニュアル用リン
ク機構31を両ユニット2,3の間に配設すると前記し
た第2リンク部材33の仮止めの際に作業しづらいとい
う虞れがあるが、この実施形態ではストッパ部材51の
挿入及び引き抜きを各リンク部材32,33の下方から
行えるようにしているので、比較的容易に仮止め作業を
行うことができる。
内には、助手席用エアバッグモジュール等が配設されて
室内ユニット1の配設スペースは小さいので、空調ユニ
ット2と送風ユニット3との離間距離は短くする必要が
ある。この実施形態では、配設スペースを比較的広く確
保する必要のあるアクチュエータ30を送風ユニット3
の車体左側に配設したので、両ユニット2,3の離間距
離を比較的小さくして室内ユニット1の小型化を図るこ
とができる。一方で、そのようにしてマニュアル用リン
ク機構31を両ユニット2,3の間に配設すると前記し
た第2リンク部材33の仮止めの際に作業しづらいとい
う虞れがあるが、この実施形態ではストッパ部材51の
挿入及び引き抜きを各リンク部材32,33の下方から
行えるようにしているので、比較的容易に仮止め作業を
行うことができる。
【0050】加えて、アクチュエータ30を送風ユニッ
ト3の車体左側に配置することにより、アクチュエータ
30の故障時には空調ユニット2や送風ユニット3の本
体を車体から取り外すことなく、容易に補修作業を行う
ことができる。
ト3の車体左側に配置することにより、アクチュエータ
30の故障時には空調ユニット2や送風ユニット3の本
体を車体から取り外すことなく、容易に補修作業を行う
ことができる。
【0051】また、前記マニュアル用リンク機構31に
おいては、乗員が内外気切替レバーの操作時に違和感を
感じないようにレバー比の設定をしなければならず、ま
た、ワイヤ37の取り廻しに際してもそのことを考慮し
なければならないので、オート仕様のものに比べて、各
リンク部材32,33の形状や配設位置の設定自由度は
小さい。すなわち、この実施形態ではマニュアル用リン
ク機構31をフィルタ挿入口22の開口しない送風ユニ
ット3のケース19の車体右側面に配設したので、内外
気切替レバーの操作性とエアフィルタ20の交換作業性
とをともに良好にできる。
おいては、乗員が内外気切替レバーの操作時に違和感を
感じないようにレバー比の設定をしなければならず、ま
た、ワイヤ37の取り廻しに際してもそのことを考慮し
なければならないので、オート仕様のものに比べて、各
リンク部材32,33の形状や配設位置の設定自由度は
小さい。すなわち、この実施形態ではマニュアル用リン
ク機構31をフィルタ挿入口22の開口しない送風ユニ
ット3のケース19の車体右側面に配設したので、内外
気切替レバーの操作性とエアフィルタ20の交換作業性
とをともに良好にできる。
【0052】さらに、そのようにマニュアル用リンク機
構31を送風ユニット3の車体右側に設けるようにして
いるので、該リンク機構31と前記インストルメントパ
ネルPの内外気切替レバーとの離間距離を比較的短くす
ることができ、このことで、両者を連結するワイヤ37
の長さが短くなるとともに該ワイヤ37の取り廻しをス
ムーズに行うことが可能となり、内外気切替レバーの操
作性を向上させることができる。
構31を送風ユニット3の車体右側に設けるようにして
いるので、該リンク機構31と前記インストルメントパ
ネルPの内外気切替レバーとの離間距離を比較的短くす
ることができ、このことで、両者を連結するワイヤ37
の長さが短くなるとともに該ワイヤ37の取り廻しをス
ムーズに行うことが可能となり、内外気切替レバーの操
作性を向上させることができる。
【0053】また、前記送風ユニット3のエアフィルタ
20の交換の際には、フィルタ挿入口22を送風ユニッ
ト3の左側壁部19aに設けたので、空調ユニット2と
干渉することなく容易に行える。また、オート仕様の場
合では、アクチュエータ30及び第4リンク部材42を
フィルタ挿入口22よりも上側に位置付けたので、この
場合においてもエアフィルタ20の交換を容易に行うこ
とができる。
20の交換の際には、フィルタ挿入口22を送風ユニッ
ト3の左側壁部19aに設けたので、空調ユニット2と
干渉することなく容易に行える。また、オート仕様の場
合では、アクチュエータ30及び第4リンク部材42を
フィルタ挿入口22よりも上側に位置付けたので、この
場合においてもエアフィルタ20の交換を容易に行うこ
とができる。
【0054】したがって、この実施形態に係る車両用空
調装置のリンク取付構造によると、送風ユニット3の内
方に内気取入口25及び外気取入口27を選択的に切り
替えて開閉する内外気切替ドア28を配設し、該内外気
切替ドア28をリンク機構31,39によって駆動する
ようにしたものにおいて、内外気切替ドア28の閉止板
部28aをケース19の車幅方向両側壁19a,19b
に対して回動自在に支持するとともに、該両側壁19
a,19bを貫通して延びる一対の支軸28c,28c
を設け、車体左側の支軸28cにオート用リンク機構3
9の連結部43を設けたので、アクチュエータ30の組
付性や補修時の作業性が良好なものとなるように、取付
ボス部40を設けることができる。一方、内外気切替ド
ア28の車体右側の支軸28cにはマニュアル用リンク
機構31の連結部35を設けたので、乗員による内外気
切替レバーの操作性が良好なものとなるようにワイヤ3
7のケース19に対する支持部の位置、リンク部材3
2,33の形状及び回動支持部33aの位置等を設定す
ることができる。
調装置のリンク取付構造によると、送風ユニット3の内
方に内気取入口25及び外気取入口27を選択的に切り
替えて開閉する内外気切替ドア28を配設し、該内外気
切替ドア28をリンク機構31,39によって駆動する
ようにしたものにおいて、内外気切替ドア28の閉止板
部28aをケース19の車幅方向両側壁19a,19b
に対して回動自在に支持するとともに、該両側壁19
a,19bを貫通して延びる一対の支軸28c,28c
を設け、車体左側の支軸28cにオート用リンク機構3
9の連結部43を設けたので、アクチュエータ30の組
付性や補修時の作業性が良好なものとなるように、取付
ボス部40を設けることができる。一方、内外気切替ド
ア28の車体右側の支軸28cにはマニュアル用リンク
機構31の連結部35を設けたので、乗員による内外気
切替レバーの操作性が良好なものとなるようにワイヤ3
7のケース19に対する支持部の位置、リンク部材3
2,33の形状及び回動支持部33aの位置等を設定す
ることができる。
【0055】つまり、この実施形態によれば、オート仕
様のアクチュエータ30やリンク部材41,42を送風
ユニット3の車体左側に配置する一方、マニュアル仕様
のワイヤ37やリンク部材32,33を送風ユニット3
の車体右側に配置したので、オート仕様におけるアクチ
ュエータ30の組付性や整備性と、マニュアル仕様にお
ける乗員の内外気切替レバーの操作性とをともに良好な
ものとしながら、両仕様の間でケース19を共通化して
製造コストを低減できる。
様のアクチュエータ30やリンク部材41,42を送風
ユニット3の車体左側に配置する一方、マニュアル仕様
のワイヤ37やリンク部材32,33を送風ユニット3
の車体右側に配置したので、オート仕様におけるアクチ
ュエータ30の組付性や整備性と、マニュアル仕様にお
ける乗員の内外気切替レバーの操作性とをともに良好な
ものとしながら、両仕様の間でケース19を共通化して
製造コストを低減できる。
【0056】(他の実施形態)尚、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その他の種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、
室内ユニット1を空調ユニット2と送風ユニット3とに
分割しているが、これに限らず、両ユニット2,3を一
体化した車両用空調装置に適用してもよい。
態に限定されるものではなく、その他の種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、
室内ユニット1を空調ユニット2と送風ユニット3とに
分割しているが、これに限らず、両ユニット2,3を一
体化した車両用空調装置に適用してもよい。
【0057】また、この実施形態では、送風ユニット3
の車体左側にアクチュエータ用リンク部材41,42を
配設するようにしているが、これに限らず、送風ユニッ
ト3の車体右側にアクチュエータ用リンク部材41,4
2を配設するようにしてもよい。
の車体左側にアクチュエータ用リンク部材41,42を
配設するようにしているが、これに限らず、送風ユニッ
ト3の車体右側にアクチュエータ用リンク部材41,4
2を配設するようにしてもよい。
【0058】また、この実施形態では、内外気切替ドア
28の一対の支軸28c,28cのそれぞれの連結部3
5,43の大きさを異ならせているが、これに限らず、
例えば一方を円柱状として他方を角柱状とするように、
形状を相異させるようにしてもよく、また、両連結部3
5,43の形状と大きさとの両方を相異させるようにし
てもよい。
28の一対の支軸28c,28cのそれぞれの連結部3
5,43の大きさを異ならせているが、これに限らず、
例えば一方を円柱状として他方を角柱状とするように、
形状を相異させるようにしてもよく、また、両連結部3
5,43の形状と大きさとの両方を相異させるようにし
てもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る車両用空調装置のリンク取付構造によると、室内ユ
ニットのケースの内方に、内気取入口及び外気取入口を
選択的に切り替えて開閉する内外気切替ドアを配設し、
該内外気切替ドアをリンク機構によって駆動するように
したものにおいて、内外気切替ドアには、ケースの車幅
方向両側壁を貫通して取入口の閉止部をケースに対して
支持する一対の支軸を設け、内外気切替ドアの車幅方向
一側の支軸には、リンク部材を介してアクチュエータに
連結されるアクチュエータ用連結部を設ける一方、他側
の支軸にはリンク部材を介して操作ワイヤに連結される
操作ワイヤ用連結部を設けたので、室内ユニットにオー
ト仕様とマニュアル仕様とを設定する場合に、ケースの
車幅方向両側壁の形状を各仕様に対応するように設定す
ることができる。このことで、オート仕様におけるアク
チュエータの組付性や整備性と、マニュアル仕様におけ
る乗員の内外気切替レバーの操作性とをともに良好なも
のとしながら、ケースを共通化して製造コストを低減で
きる。
係る車両用空調装置のリンク取付構造によると、室内ユ
ニットのケースの内方に、内気取入口及び外気取入口を
選択的に切り替えて開閉する内外気切替ドアを配設し、
該内外気切替ドアをリンク機構によって駆動するように
したものにおいて、内外気切替ドアには、ケースの車幅
方向両側壁を貫通して取入口の閉止部をケースに対して
支持する一対の支軸を設け、内外気切替ドアの車幅方向
一側の支軸には、リンク部材を介してアクチュエータに
連結されるアクチュエータ用連結部を設ける一方、他側
の支軸にはリンク部材を介して操作ワイヤに連結される
操作ワイヤ用連結部を設けたので、室内ユニットにオー
ト仕様とマニュアル仕様とを設定する場合に、ケースの
車幅方向両側壁の形状を各仕様に対応するように設定す
ることができる。このことで、オート仕様におけるアク
チュエータの組付性や整備性と、マニュアル仕様におけ
る乗員の内外気切替レバーの操作性とをともに良好なも
のとしながら、ケースを共通化して製造コストを低減で
きる。
【0060】請求項2記載の発明によると、前記室内ユ
ニットを空調ユニットと送風ユニットとを有するものと
し、空調ユニット及び送風ユニットを車幅方向に並設
し、該送風ユニットに内外気切替ドアを配設し、操作ワ
イヤ用連結部を内外気切替ドアの空調ユニット側の支軸
に設けたので、室内ユニットを2つのユニットに分割し
てインストルメントパネル内への配設自由度を向上させ
る場合に、室内ユニットを全体的にコンパクトにでき
る。また、マニュアル仕様の操作ワイヤを短くして該操
作ワイヤをあまり曲げることなく配設できるので、内外
気切替レバーの操作性を良好できる。
ニットを空調ユニットと送風ユニットとを有するものと
し、空調ユニット及び送風ユニットを車幅方向に並設
し、該送風ユニットに内外気切替ドアを配設し、操作ワ
イヤ用連結部を内外気切替ドアの空調ユニット側の支軸
に設けたので、室内ユニットを2つのユニットに分割し
てインストルメントパネル内への配設自由度を向上させ
る場合に、室内ユニットを全体的にコンパクトにでき
る。また、マニュアル仕様の操作ワイヤを短くして該操
作ワイヤをあまり曲げることなく配設できるので、内外
気切替レバーの操作性を良好できる。
【0061】請求項3記載の発明によると、送風ユニッ
トのケースの内方にフィルタを収容し、送風ユニットの
空調ユニットと反対側の側壁にフィルタ交換用の開口を
形成し、アクチュエータ用連結部を内外気切替ドアの空
調ユニットと反対側の支軸に設け、アクチュエータ用の
リンク部材をフィルタ交換用開口よりも上方に配置した
ので、フィルタ交換用の開口の位置や形状を内外気切替
ドアのリンク部材の影響を受けることなくフィルタ交換
作業性を優先して設定できる。
トのケースの内方にフィルタを収容し、送風ユニットの
空調ユニットと反対側の側壁にフィルタ交換用の開口を
形成し、アクチュエータ用連結部を内外気切替ドアの空
調ユニットと反対側の支軸に設け、アクチュエータ用の
リンク部材をフィルタ交換用開口よりも上方に配置した
ので、フィルタ交換用の開口の位置や形状を内外気切替
ドアのリンク部材の影響を受けることなくフィルタ交換
作業性を優先して設定できる。
【0062】請求項4記載の発明によると、内外気切替
ドアのアクチュエータ用連結部及び操作ワイヤ用連結部
を互いに異なる形状ないし大きさを有するものとしたの
で、マニュアル仕様のリンク部材とオート仕様のリンク
部材とが誤って組み付けられることを未然に防止でき
る。
ドアのアクチュエータ用連結部及び操作ワイヤ用連結部
を互いに異なる形状ないし大きさを有するものとしたの
で、マニュアル仕様のリンク部材とオート仕様のリンク
部材とが誤って組み付けられることを未然に防止でき
る。
【図1】本発明の実施形態に係る空調装置の配設状態を
示す車室前部の斜視図である。
示す車室前部の斜視図である。
【図2】空調装置の外観を示す車体左側斜め上方からの
斜視図である。
斜視図である。
【図3】空調ユニットの内部構造を示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】送風ユニットの図2相当図である。
【図5】オート仕様の送風ユニットを車体左側から見た
側面図である。
側面図である。
【図6】マニュアル仕様の送風ユニットを車体右側から
見た側面図である。
見た側面図である。
【図7】マニュアル仕様の送風ユニットを下方から見た
斜視図である。
斜視図である。
1 室内ユニット
2 空調ユニット
3 送風ユニット
19 ケース
19a 左側壁部
19b 右側壁部
20 エアフィルタ
22 フィルタ挿入口(フィルタ交換用開口)
25 内気取入口
27 外気取入口
28 内外気切替ドア
28a 閉止板部(閉止部)
28c 支軸
30 アクチュエータ
31 マニュアル用リンク機構
32 第1リンク部材
33 第2リンク部材
35 連結部(操作ワイヤ用連結部)
37 ワイヤ(操作ワイヤ)
39 オート用リンク機構
41 第3リンク部材
42 第4リンク部材
43 連結部(アクチュエータ用連結部)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 岡本 忠
広島県東広島市吉川工業団地3番11号 株
式会社日本クライメイトシステムズ内
(72)発明者 山本 和弘
広島県東広島市吉川工業団地3番11号 株
式会社日本クライメイトシステムズ内
Fターム(参考) 3L011 BP00 CH01 CH02
Claims (4)
- 【請求項1】 車両用空調装置の室内ユニットのケース
に、車室内の空気を取り入れるための内気取入口と車室
外の空気を取り入れるための外気取入口とをそれぞれ形
成し、該内気取入口及び外気取入口を選択的に切り替え
て開閉する内外気切替ドアを前記ケースの内方に配設
し、該内外気切替ドアをリンク機構によって駆動するよ
うにした車両用空調装置のリンク取付構造において、 前記内外気切替ドアには、前記取入口の閉止部が設けら
れるとともに、ケースの車幅方向両側壁を貫通して前記
閉止部をケースに対して回動自在に支持する一対の支軸
が設けられ、 前記内外気切替ドアの車幅方向一側の支軸には、リンク
部材を介してアクチュエータに連結されるアクチュエー
タ用連結部が設けられる一方、他側の支軸にはリンク部
材を介して操作ワイヤに連結される操作ワイヤ用連結部
が設けられていることを特徴とする車両用空調装置のリ
ンク取付構造。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記室内ユニットは、調和空気を生成する空調ユニット
とこの空調ユニットに空調用空気を送風する送風ユニッ
トとを有し、 前記空調ユニット及び送風ユニットは車幅方向に並設さ
れ、 前記送風ユニットには前記内外気切替ドアが配設され、 前記操作ワイヤ用連結部は前記内外気切替ドアの空調ユ
ニット側の支軸に設けられていることを特徴とする車両
用空調装置のリンク取付構造。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記送風ユニットのケースの内方には、内外気切替ドア
よりも下方に空調用空気を濾過するためのフィルタが収
容され、 前記送風ユニットの空調ユニットと反対側の側壁には、
フィルタ交換用の開口が形成され、 前記アクチュエータ用連結部は前記内外気切替ドアの空
調ユニットと反対側の支軸に設けられ、 前記アクチュエータ及び該アクチュエータ用のリンク部
材はフィルタ交換用開口よりも上方に配置されているこ
とを特徴とする車両用空調装置のリンク取付構造。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、 前記内外気切替ドアのアクチュエータ用連結部及び操作
ワイヤ用連結部は、互いに異なる形状ないし大きさを有
することを特徴とする車両用空調装置のリンク取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002078093A JP2003276423A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 車両用空調装置のリンク取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002078093A JP2003276423A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 車両用空調装置のリンク取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003276423A true JP2003276423A (ja) | 2003-09-30 |
Family
ID=29205936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002078093A Pending JP2003276423A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 車両用空調装置のリンク取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003276423A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006341724A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Valeo Thermal Systems Japan Corp | アスピレータ取付構造 |
WO2013133216A1 (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-12 | 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 | 車両用空調装置 |
US10525795B2 (en) | 2012-03-09 | 2020-01-07 | Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. | Vehicle air-conditioning device |
-
2002
- 2002-03-20 JP JP2002078093A patent/JP2003276423A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006341724A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Valeo Thermal Systems Japan Corp | アスピレータ取付構造 |
JP4556182B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2010-10-06 | 株式会社ヴァレオサーマルシステムズ | アスピレータ取付構造 |
WO2013133216A1 (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-12 | 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 | 車両用空調装置 |
CN104159761A (zh) * | 2012-03-09 | 2014-11-19 | 三菱重工汽车空调系统株式会社 | 车辆用空调装置 |
US10525795B2 (en) | 2012-03-09 | 2020-01-07 | Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. | Vehicle air-conditioning device |
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