JP2003276368A - リライタブル積層体 - Google Patents
リライタブル積層体Info
- Publication number
- JP2003276368A JP2003276368A JP2002087801A JP2002087801A JP2003276368A JP 2003276368 A JP2003276368 A JP 2003276368A JP 2002087801 A JP2002087801 A JP 2002087801A JP 2002087801 A JP2002087801 A JP 2002087801A JP 2003276368 A JP2003276368 A JP 2003276368A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rewritable
- pva
- laminate
- polyvinyl alcohol
- mol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
サーマルヘッドの耐摩耗性にも優れたリライタブル積層
体を提供すること。 【解決手段】 アセト酢酸エステル基含有ポリビニルア
ルコール系樹脂あるいは該樹脂と架橋剤を含む層を積層
してなる。
Description
性、耐油性及びサーマルヘッドの耐摩耗性に優れたリラ
イタブル積層体に関する。
示を繰り返し行うことができる表示材料が登場してき
た。このいわゆるリライタブル記録材料は、熱、光、電
界等のエネルギーを与えて可視化情報を記録した後、そ
の情報を保持し、再びエネルギーを与えることにより、
その情報を消去させるもので、ポイントカード等に実用
化されている。かかる記録材料としては、ロイコ染料を
使用したものが多く、ロイコ染料の発色機構と消色機構
を利用している。例えば、ロイコ染料と顕減色剤を含有
する感熱リライタブル層を基材上に設けて、その表面に
中間層及び保護層を順次設けて、リライタブルカード等
のリライタブル積層体となるのである。
ノマー等の成分から感熱リライタブル層を保護するため
のもので、例えば特開平8−324164号公報には、
ポリビニルアルコールやポリビニルブチラール等の樹脂
が開示され、また、保護層としては、シリコーン系ゴム
やシリコーン樹脂等が開示されている。
に一般のポリビニルアルコールを用いたときには、保護
層の目止め効果が不十分であったり、耐水性や耐油性や
耐溶剤性が不十分であったりして、また、保護層にシリ
コーン系ゴムやシリコーン樹脂を用いても、耐水性や耐
油性や耐溶剤性は良好なものの、印字発色性やサーマル
ヘッドの耐摩耗性が不十分で、耐溶剤性、耐水性、耐油
性及びサーマルヘッドの耐摩耗性に優れたリライタブル
積層体が望まれるところである。
かる事情に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、アセト酢酸エ
ステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(以下、AA
化PVAと略記することがある)層を含む積層体からな
るリライタブル積層体が、上記の課題を解決できること
を見出して本発明を完成するに至った。
本発明に用いるAA化PVAは、後述するようにポリビ
ニルアルコールにジケテンを反応させたり、ポリビニル
アルコールとアセト酢酸エステルを反応させてエステル
交換したりして、ポリビニルアルコールにアセト酢酸エ
ステル基を導入させたもので、かかるポリビニルアルコ
ールとしては、一般的にはポリ酢酸ビニルの低級アルコ
ール溶液をアルカリや酸などのケン化触媒によってケン
化したケン化物又はその誘導体が用いられ、更には酢酸
ビニルと共重合性を有する単量体と酢酸ビニルとの共重
合体のケン化物等を用いることもできる。
プロピレン、イソブチレン、α−オクテン、α−ドデセ
ン、α−オクタデセン等のオレフィン類、ビニレンカー
ボネート類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の不飽和酸
類あるいはその塩あるいはモノ又はジアルキルエステル
等、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のニト
リル類、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセト
ンアクリルアミド等のアミド類、エチレンスルホン酸、
アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のオレフィ
ンスルホン酸あるいはその塩、アルキルビニルエーテル
類、N−アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウム
クロライド、アリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ジメチル
アリルビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、ポリオキシエチレン(メタ)アリ
ルエーテル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエー
テルなどのポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオ
キシプロピレン(メタ)アクリレート等のポリオキシア
ルキレン(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン
(メタ)アクリルアミド、ポリオキシプロピレン(メ
タ)アクリルアミド等のポリオキシアルキレン(メタ)
アクリルアミド、ポリオキシエチレン(1−(メタ)ア
クリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)エステル、
ポリオキシエチレンビニルエーテル、ポリオキシプロピ
レンビニルエーテル、ポリオキシエチレンアリルアミ
ン、ポリオキシプロピレンアリルアミン、ポリオキシエ
チレンビニルアミン、ポリオキシプロピレンビニルアミ
ン等、トリクロロシラン、ジメチルクロロシラン、ジメ
チルメトキシシラン等のシラン系化合物などが挙げられ
る。
ルアルコールは、特に限定されないが、ケン化度(JI
S K6726に準拠)は70モル%以上(さらには7
5モル%以上、特には80モル%以上)が好ましく、か
かるケン化度が70モル%未満では、水溶性が乏しくて
塗工液とすることが困難となるため好ましくない。
水溶液粘度(JIS K6726に準拠)は2〜200
mPa・s(さらには4〜150mPa・s、特には5
〜100mPa・s)(20℃)が好ましく、かかる4
重量%水溶液粘度が2mPa・s(20℃)未満では耐
水性や耐溶剤性が低下する傾向にあり、逆に200mP
a・s(20℃)を越えると塗工性が低下して好ましく
ない。
ビニルアルコールとジケテンを反応させる方法、ポリビ
ニルアルコールとアセト酢酸エステルを反応させエステ
ル交換する方法、酢酸ビニルとアセト酢酸ビニルを共重
合させる方法等を挙げることができるが、製造工程が簡
略で、品質の良いAA化PVAが得られる点から、ポリ
ビニルアルコール(粉末)とジケテンを反応させる方法
で製造するのが好ましい。ポリビニルアルコールとジケ
テンを反応させる方法としては、ポリビニルアルコール
とガス状或いは液状のジケテンを直接反応させても良い
し、有機酸をポリビニルアルコールに予め吸着吸蔵せし
めた後、不活性ガス雰囲気下で液状またはガス状のジケ
テンを噴霧、反応するか、またはポリビニルアルコール
に有機酸と液状ジケテンの混合物を噴霧、反応する等の
方法が用いられる。
は、加温可能で撹拌機の付いた装置であれば十分であ
る。例えば、ニーダー、ヘンシェルミキサー、リボンブ
レンダー、その他各種ブレンダー、撹拌乾燥装置を用い
ることができる。
酢酸エステル基の含有量は、0.1〜40モル%(さら
には0.3〜30モル%、特には0.5〜20モル%)
が好ましく、かかる含有量が0.1モル%未満では、充
分な耐水性が得られず、逆に40モル%を越えると塗工
液とするときの水溶性が低下したり、得られた塗工液の
保存安定性が低下したりして好ましくない。
の点で、上記のAA化PVAと架橋剤を併用することも
好ましく、かかる架橋剤としては、アミン系化合物(メ
ラミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、尿素、
アルキル化メチロール尿素、アルキル化メチロールメラ
ミン、アセトグアナミンやベンゾグアナミンとホルムア
ルデヒドとの縮合物、ジエチレントリアミン,トリエチ
レンテトラミン,テトラエチレンペンタミン,トリメチ
ルヘキサメチレンジアミン,ポリエーテルジアミン等の
脂肪族アミン、メタフェニレンジアミン,ジアミノジフ
ェニルメタン等の芳香族アミン、アミンアダクト,ポリ
アミドアミン等の変性アミンなど)、アルデヒド化合物
(ホルムアルデヒド,アセトアルデヒド,プロピオンア
ルデヒド,ブチルアルデヒド等のモノアルデヒド、グリ
オキザール,グルタンジアルデヒド,マロンジアルデヒ
ド,スクシンジアルデヒド,マレインジアルデヒド,フ
タルジアルデヒド等のジアルデヒドなど)、ヒドラジン
化合物(ヒドラジン、ヒドラジンヒドラード、ヒドラジ
ンの塩酸,硫酸,硝酸,亜硝酸,リン酸,チオシアン
酸,炭酸等の無機塩類及びギ酸,シュウ酸等の有機塩
類、ヒドラジンのメチル,エチル,プロピル,ブチル,
アリル等の一置換体、1,1−ジメチル,1,1−ジエ
チル,4−n−ブチル−メタル等の非対称二置換体並び
に1,2−ジメチル,1,2−ジエチル,1,2−ジイ
ソピル等の対称二置換体など)、ホルムアミド基含有化
合物(ビニルホルムアミド,N−アリルホルムアミド,
アクリルホルムアミド等のモノマー重合物或いはこれら
のモノマーと酢酸ビニルモノマー,スチレンモノマー,
メチル(メタ)アクリレート等との共重合物など)、イ
ソシアネート化合物(トリレンジイソシアネート、水素
化トリレンジイソシアネート、トリメチロールプロパン
−トリレンジイソシアネートの付加物、トリフェニルメ
タントリイソシアネート、メチレンビス−4−フェニル
メタントリイソシアネート、メチレンビスイソホロンジ
イソシアネート、メチレンビス−4−フェニルメタント
リイソシアネートやメチレンビスイソホロンジイソシア
ネートのケトオキシムブロック物など)、多価金属イオ
ン(酢酸アルミニウム、酢酸銅、塩化アルミニウム、塩
化銅、塩化鉛、塩化コバルト、塩化鉄(III)、硫酸ア
ルミニウム、硫酸鉄(III)、水酸化アルミニウム、塩
化ジルコニウム、炭酸ジルコニルアンモニウムなど)、
その他のメチロール基或いはアルコキシメチル基含有化
合物などを挙げることができる。
A化PVAあるいはAA化PVAと架橋剤を含有してな
る層を有するもので、通常は該積層体の中間層あるいは
保護層として用いることが好ましく、これらについて具
体的に説明するが、この2層に限定されるものではな
い。
化PVAあるいはAA化PVAと架橋剤を該層の厚みが
0.1〜20μm(さらには0.3〜10μm)となる
ように塗工すればよく、かかる厚みが0.1μm未満で
は、AA化PVAの添加効果に乏しく、逆に20μmを
越えると感熱リライタブル層の発色性が低下して好まし
くない。
A化PVAあるいはAA化PVAと架橋剤の水溶液をロ
ールコーター法、エヤードクター法、ブレードコーター
法、バーコーター法、サイズプレス法、ゲートロール法
等の公知の任意の方法で塗工することができる。
VAに対して0.5〜20重量%(さらには1〜15重
量%)とすることが好ましく、かかる量が0.5重量%
未満では併用の効果が少なく、逆に20重量%を越える
と塗工性が低下して好ましくない。
るいはAA化PVAと架橋剤を含有させたときには、保
護層として、AA化PVA以外の樹脂を用いることが好
ましく、かかる樹脂としては、シリコーン系ゴム、シリ
コーン樹脂、ポリビニルブチラールやさらには一般のポ
リビニルアルコール系樹脂を用いることも可能である。
また、保護層にAA化PVAあるいはAA化PVAと架
橋剤を用いる場合についても、上記の中間層と同様に行
えばよい。
き保護層や中間層が、基材上に設けられた感熱リライタ
ブル層の上に設けられるもので、かかる基材としては特
に限定はなく、紙、プラスチック(塩化ビニル樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ウレタン樹
脂、ゴム類)、金属泊または金属板等を単独、あるいは
2種以上を組み合わせて使用することができ、その厚み
も0.1〜5mmの範囲から選択される。
2001−113863号公報に開示されるように、
ロイコ色素系や高分子/有機低分子分散系等の素材に
より構成される。
イコ色素と酸性化合物の組合せによるもので、これら化
合物を高分子バインダーと共に混合した組成物により感
熱リライタブル層を形成する。両性化合物を用いる競争
反応系と、長鎖アルキル酸性化合物を用いる相分離系が
ある。
ルアミン塩を用い、発色反応がフェノール基によって、
消色反応がアミノ基によって進むことを利用するもので
ある。ここでロイコ染料としては、トリアリールメタン
系化合物(クリスタルバイオレットラクトン等)、ジフ
ェニルメタン系化合物、キサンテン系化合物、スピロ系
化合物、又はフルオラン系化合物等を用いる。このと
き、発色反応の速度の方が消色反応の速度よりも速いた
め、加熱して急冷すると発色状態のまま固定化され、加
熱して徐冷すると消色状態で固定化されるものである。
酸性化合物との相溶状態と非相溶状態とを冷却速度の差
によって制御するもので、加熱して相溶状態のまま急冷
すると相溶したまま固定化されて発色状態となり、加熱
して相溶状態のまま徐冷すると相分離を起こして非相溶
状態となり、消色するものである。ここで、長鎖アルキ
ル酸性化合物としては、長鎖アルキル基を持つフェノー
ル化合物、又は長鎖アルキル基を持つホスホン酸化合物
が使用できる。長鎖アルキル基とは、前者の場合で炭素
数11以上が、後者の場合で炭素数14以上が好まし
い。
を行うよりも、通常は、サーマルヘッドで1/1000
秒のオーダーの時間で瞬間的に昇温して加熱した後、常
温で冷却することで「急冷」が実現でき、上記のような
系を発色させることができる。また、「除冷」について
は、ヒートローラー、ホットスタンプ、ヒーターバー等
の熱容量の大きい加熱手段を用いて加熱した後に冷却す
れば、与えられた熱量が多いため、「除冷」が実現し、
消色ができる。場合によっては、加熱温度、条件を選定
することにより、サーマルヘッドでの消去も可能であ
る。このようなロイコ系のリライタブル材料の場合、ロ
イコ色素の種類を適宜選択することによって、黒、青、
赤など種々の色調にカラー化することもできる。
成膜性を有する合成樹脂のバインダー中に、脂肪酸など
の有機低分子の物質を均一に分散させた組成物により、
感熱リライタブル層を形成する。この層に対し、サーマ
ルヘッド等により所定の熱を与えて急冷すると透明化
し、また、熱を与えた後に徐冷すると白濁状態になるも
のである。
あり、成膜性があり、かつ有機低分子の物質を均一に分
散して保持できる樹脂が好ましく、例えば、ポリ塩化ビ
ニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などの塩化ビニ
ル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、アクリル系樹脂、そ
の他のポリエステル系樹脂などが挙げられる。有機低分
子の物質としては、各種脂肪酸、およびその誘導体が使
用でき、中でも、飽和直鎖脂肪酸であって、炭素数が1
0〜30、融点が30〜160℃の範囲のものが好まし
く、1種又は2種以上を使用することができる。融点の
異なる有機低分子の物質、例えば、モノカルボン酸とジ
カルボン酸を用いると、透明化する温度範囲を広く取れ
る利点がある。上記の、の中でも、のロイコ色素
系はカラー表示ができるため、視認性の点でより優れて
いる。
が形成され、その表面に中間層及び保護層が形成されて
リライタブル積層体となるのである。なお、上記の保護
層と中間層の両層に同時に、AA化PVAあるいはAA
化PVAと架橋剤を含有させることも可能である。
層体は、上記の如きAA化PVAあるいはAA化PVA
と架橋剤を含有する層を有しているため、耐溶剤性、耐
水性、耐油性及びサーマルヘッドの耐摩耗性に優れてい
る。
する。尚、実施例中、「部」、「%」とあるのは、特に
ことわりのない限り重量基準を示す。
を行った。まず、基材(厚さ0.3mmのポリ塩化ビニ
ル樹脂板の表面に厚さ50μmのPETフィルムを積層
したもの)表面にエイコシルホスホン酸5部、2−アニ
リノ−6−ジエチルアミノ−3−メチルフルオラン10
部、THF100部、トルエン10部及びポリビニルア
ルコール[ケン化度88モル%、4%水溶液粘度5mP
a・s(20℃)]25部からなる溶液をワイヤーバー
で塗布後、加熱乾燥して、約500μm厚みの感熱リラ
イタブル層を設けた。
酸エステル基2モル%含有、ケン化度99モル%、4%
水溶液粘度10mPa・s(20℃)]10部、グルタ
ルアルデヒド0.2部及び水100部からなる水溶液を
ワイヤーバーで塗布後、加熱乾燥して、約10μm厚み
の中間層を設け、さらに、その上に保護層として、約2
μmのシリコーン樹脂層を設けて本発明のリライタブル
積層体を製造した。
下の評価を行った。 (耐溶剤性)得られたリライタブル積層体に、110
℃、0.6kg/m2の条件で2秒間加熱圧着より印字
を行って、この時の印字発色濃度(X)の測定後、印字
面に酢酸エチルを数滴滴下して、室温で1時間放置後、
酢酸エチルを拭き取って消去を行った。その後、印字と
消去を50回ずつ繰り返し、最後にもう一度印字を行っ
て、この時の印字発色濃度(Y)を測定して、最初の印
字発色濃度(X)に対する最後の印字発色濃度(Y)の
保持率(%)を算出して耐溶剤性の指標とした。なお、
印字発色濃度は、マクベス濃度計(マクベス社製『RD
−100R型』、アンバーフィルター使用)にて測定し
た。
て、酢酸エチルに変えて水を用いた以外は同様に評価を
行った。
て、酢酸エチルに変えてポリブテン油を用いた以外は同
様に評価を行った。
ライタブル積層体に、110℃、0.6kg/m2の条
件で2秒間加熱圧着より印字を行い、その後80℃、
0.6kg/m2の条件で消去を行う操作を50回ずつ
行って、その時のサーマルヘッドの汚れ具合を目視観察
して以下のように評価した。 ○・・・サーマルヘッドに樹脂の付着が認められない △・・・サーマルヘッドに樹脂の付着がわずかに認めら
れる ×・・・サーマルヘッドに樹脂の付着が多く認められる
ステル基0.5モル%含有、ケン化度88モル%、4%
水溶液粘度25mPa・s(20℃)のAA化PVAを
用いた以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同
様に評価を行った。
ステル基6モル%含有、ケン化度93モル%、4%水溶
液粘度20mPa・s(20℃)のAA化PVAを用い
た以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同様に
評価を行った。
ステル基10モル%含有、ケン化度98モル%、4%水
溶液粘度5mPa・s(20℃)のAA化PVAを用い
た以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同様に
評価を行った。
ステル基3モル%含有、ケン化度99モル%、4%水溶
液粘度30mPa・s(20℃)のAA化PVAを用い
た以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同様に
評価を行った。
て、厚さ10μmのポリブチラール樹脂層を設け、保護
層としてAA化PVA[アセト酢酸エステル基2モル%
含有、ケン化度99モル%、4%水溶液粘度10mPa
・s(20℃)]10部、グリオキザール0.2部及び
水100部からなる水溶液をワイヤーバーで塗布後、加
熱乾燥して、10μm厚みの層を設けた以外は同様にリ
ライタブル積層体を製造して、同様に評価を行った。
ステル基0.5モル%含有、ケン化度88モル%、4%
水溶液粘度25mPa・s(20℃)のAA化PVAを
用いた以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同
様に評価を行った。
ステル基6モル%含有、ケン化度93モル%、4%水溶
液粘度20mPa・s(20℃)のAA化PVAを用い
た以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同様に
評価を行った。
ステル基10モル%含有、ケン化度98モル%、4%水
溶液粘度5mPa・s(20℃)のAA化PVAを用い
た以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同様に
評価を行った。
ステル基3モル%含有、ケン化度99モル%、4%水溶
液粘度30mPa・s(20℃)のAA化PVAを用い
た以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同様に
評価を行った。
た以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同様に
評価を行った。
以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同様に評
価を行った。
1部とした以外は同様にリライタブル積層体を製造し
て、同様に評価を行った。
とした以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同
様に評価を行った。
た以外は同様にリライタブル積層体を製造して、同様に
評価を行った。
外は同様にリライタブル積層体を製造して、同様に評価
を行った。
化度99モル%、4%水溶液粘度28mPa・s(20
℃)の未変性PVAを用いた以外は同様にリライタブル
積層体を製造して、同様に評価を行った。
化度99モル%、4%水溶液粘度28mPa・s(20
℃)の未変性PVAを用いた以外は同様にリライタブル
積層体を製造して、同様に評価を行った。
す。
PVAあるいはAA化PVAと架橋剤を含有する層を有
しているため、耐溶剤性、耐水性、耐油性に優れ、さら
にはサーマルヘッドの耐摩耗性にも優れるという作用効
果を得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 アセト酢酸エステル基含有ポリビニルア
ルコール系樹脂層を含む積層体からなることを特徴とす
るリライタブル積層体。 - 【請求項2】 アセト酢酸エステル基含有ポリビニルア
ルコール系樹脂層がさらに架橋剤を含んでなることを特
徴とする請求項1記載のリライタブル積層体。 - 【請求項3】 アセト酢酸エステル基含有ポリビニルア
ルコール系樹脂層を保護層として使用されることを特徴
とする請求項1または2記載のリライタブル積層体。 - 【請求項4】 アセト酢酸エステル基含有ポリビニルア
ルコール系樹脂層がアセト酢酸エステル基含有ポリビニ
ルアルコール系樹脂以外の樹脂からなる保護層と感熱リ
ライタブル層の間の中間層として使用されることを特徴
とする請求項1〜3いずれか記載のリライタブル積層
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002087801A JP3995199B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | リライタブル積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002087801A JP3995199B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | リライタブル積層体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003276368A true JP2003276368A (ja) | 2003-09-30 |
JP3995199B2 JP3995199B2 (ja) | 2007-10-24 |
Family
ID=29207425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002087801A Expired - Fee Related JP3995199B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | リライタブル積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3995199B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006224407A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Japan Vam & Poval Co Ltd | 感熱記録材料 |
JP2013173357A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-09-05 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 可逆性感熱記録材料 |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002087801A patent/JP3995199B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006224407A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Japan Vam & Poval Co Ltd | 感熱記録材料 |
JP4583961B2 (ja) * | 2005-02-16 | 2010-11-17 | 日本酢ビ・ポバール株式会社 | 感熱記録材料 |
JP2013173357A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-09-05 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 可逆性感熱記録材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3995199B2 (ja) | 2007-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3109960B2 (ja) | 記録媒体及びこれを用いた画像形成方法 | |
US8653182B2 (en) | Ink jet recording medium, coating solution for forming ink receiving layer, and method for producing ink jet recording medium | |
CN101389706B (zh) | 树脂组合物及其用途 | |
JPS61152899A (ja) | 紙加工剤 | |
KR100967532B1 (ko) | 감열 기록 재료 | |
JP3618142B2 (ja) | アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹 脂組成物及びその用途 | |
JP2005120115A (ja) | ポリビニルアルコール系樹脂組成物 | |
JP2003276368A (ja) | リライタブル積層体 | |
AU656273B2 (en) | Recording medium and ink-jet recording method making use of the same | |
JP5329269B2 (ja) | 画像表示媒体 | |
JP4735293B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP2005120114A (ja) | 薄膜状物およびその用途 | |
JP3838918B2 (ja) | 薄膜状物およびその用途 | |
JP4920376B2 (ja) | 可逆性感熱記録材料 | |
JPH0911623A (ja) | 感熱記録紙 | |
US9535324B2 (en) | Heat-sensitive recording medium, and coating liquid for forming heat-sensitive color-developing layer | |
JP2012056218A (ja) | 感熱紙保護層用樹脂およびそれを用いた感熱記録材料 | |
JPH0446240B2 (ja) | ||
JP4583961B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH0761113A (ja) | 記録媒体及びこれを用いたインクジェット記録方法 | |
JP6541146B2 (ja) | 感熱記録媒体 | |
JPH0925315A (ja) | アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹 脂組成物及びその用途 | |
JPH0664330A (ja) | 感熱記録用のシート | |
JP3574267B2 (ja) | 可逆性感熱記録媒体およびその製造方法 | |
JP2004277367A (ja) | 架橋剤及びそれを用いた樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070629 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070726 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070727 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |