JP2003276204A - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドの製造方法

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JP2003276204A
JP2003276204A JP2002082031A JP2002082031A JP2003276204A JP 2003276204 A JP2003276204 A JP 2003276204A JP 2002082031 A JP2002082031 A JP 2002082031A JP 2002082031 A JP2002082031 A JP 2002082031A JP 2003276204 A JP2003276204 A JP 2003276204A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インク吐出口が形成される部位の周辺に凹部を
有すると共に撥インク膜を有するノズルプレート材料表
面に保護部材を形成した後、インク吐出口の形成を行う
場合に、上記凹部における保護部材とノズルプレート材
料表面との間の密着性を高め、ノズル吐出口穿孔後の撥
インク膜の剥がれやインク吐出口形状の乱れの発生のな
いインクジェットヘッドの製造方法を提供すること。 【解決手段】ノズルプレート材料1表面におけるインク
吐出口が形成される部位の周辺に凹部2を形成する工程
と、前記ノズルプレート材料1表面に撥インク膜3を形
成する工程と、前記撥インク膜3の表面に保護部材4を
加熱及び加圧することにより密着させて貼付する工程
と、前記保護部材4が貼付されたノズルプレート材料1
に前記インク吐出口を形成する工程と、前記保護部材を
除去する工程と、を有することを特徴とするインクジェ
ットヘッドの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ドの製造方法に関し、詳しくは、インク吐出口が形成さ
れる部位の周辺に凹部を有し、その表面に撥インク膜が
形成されてなるノズルプレートを有するインクジェット
ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インク吐出口からインクを微細な液滴状
に吐出することにより画像記録を行うためのインクジェ
ットヘッドは、常に安定したインク吐出により高品質な
画像記録を実現するため、ノズル吐出口から吐出される
インクの直進性が高度に要求される。このノズル吐出口
の周辺にインクが付着すると、インク吐出口から吐出さ
れるインクに曲がりが発生し、インクの直進性が損なわ
れてしまう。このため、ノズルプレートの表面(インク
吐出側の面)に撥インク膜を形成することによって撥イ
ンク性を付与し、ノズル吐出口の周縁部にインクが付着
しないようにしてインク吐出時の直進性を損ねないよう
にしている。
【0003】かかる撥インク膜は、インク吐出口内に入
り込んで目詰まりを生じさせることのないようにノズル
プレート表面のみに形成することが望まれる。このた
め、従来、特開平6−87216号に開示されているよ
うに、ノズルプレート材料の表面に撥インク膜を形成し
た後、該撥インク膜の表面にポリイミド樹脂シート等か
らなる保護部材を添着し、そのノズルプレート材料にお
ける保護部材添着面とは反対側の面から、上記ノズルプ
レート材料及び撥インク膜を貫通し且つ上記保護部材の
一部を除去する程度にレーザー光を照射し、しかる後、
保護部材を剥離してノズル吐出口を有するノズルプレー
トを作成する技術が提案されている。この技術によれ
ば、インク吐出口の穿孔時にノズルプレート材料表面が
保護部材により覆われているため、インク吐出口近傍の
加工形状を均一に保つことができる利点もある。
【0004】一方、ノズルプレート表面の撥インク膜
は、画像記録時における記録媒体との擦れ等に対する耐
久性が悪く、摩耗や剥離等により撥インク性が損なわれ
ると、インク吐出口周辺にインクが付着し、吐出される
インクの曲がりが発生して画像品質を低下させる問題が
ある。このため、例えば特許第3060526号に開示
されているように、ノズルプレート材料表面に凹部を形
成し、この凹部内にノズル吐出口を穿孔することで、ノ
ズル吐出口周辺に形成されている撥インク膜を擦れ等の
機械的な破壊から保護する技術が知られている。
【0005】しかし、このように表面に凹部を有するノ
ズルプレート構造では、ノズルプレート表面が平滑では
ないために、上記のように保護部材を積層した後にレー
ザー光の照射によりインク吐出口を形成する場合、特に
最も重要なノズル吐出口周辺において保護部材との密着
性が悪くなり、保護部材と撥インク膜との間に隙間が生
じ、その結果、ノズル吐出口の穿孔後にその周囲の撥イ
ンク膜の剥がれが発生したり、インク吐出口形状そのも
のの乱れが発生する問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、イ
ンク吐出口が形成される部位の周辺に凹部を有すると共
に撥インク膜を有するノズルプレート材料表面に保護部
材を形成した後、インク吐出口の形成を行う場合に、上
記凹部における保護部材とノズルプレート材料表面との
間の密着性を高め、ノズル吐出口穿孔後の撥インク膜の
剥がれやインク吐出口形状の乱れの発生のないインクジ
ェットヘッドの製造方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、ノズルプレート材料表面におけるイ
ンク吐出口が形成される部位の周辺に凹部を形成する工
程と、前記ノズルプレート材料表面に撥インク膜を形成
する工程と、前記撥インク膜の表面に保護部材を加熱及
び加圧することにより密着させて貼付する工程と、前記
保護部材が貼付されたノズルプレート材料に前記インク
吐出口を形成する工程と、前記保護部材を除去する工程
と、を有することを特徴とするインクジェットヘッドの
製造方法である。
【0008】請求項2記載の発明は、撥インク膜の表面
に保護部材を加熱及び加圧することにより密着させて貼
付する工程は、前記撥インク膜の表面に対して保護部材
を貼付すると同時に加熱及び加圧して密着させることを
特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドの製造
方法である。
【0009】請求項3記載の発明は、撥インク膜の表面
に保護部材を加熱及び加圧することにより密着させて貼
付する工程は、前記撥インク膜の表面に対して保護部材
を常温環境下で貼付した後に、加熱及び加圧して密着さ
せることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘ
ッドの製造方法である。
【0010】また、上記課題を解決する請求項4記載の
発明は、ノズルプレート材料表面におけるインク吐出口
が形成される部位の周辺に凹部を形成する工程と、前記
ノズルプレート材料表面に撥インク膜を形成する工程
と、前記撥インク膜の表面に保護部材を貼付する工程
と、 前記保護部材が貼付されたノズルプレート材料に
前記インク吐出口を形成する工程と、前記保護部材を除
去する工程と、を有し、且つ前記凹部を形成する工程で
は、凹部の深さAとインク吐出口となる部位の端部から
該凹部の外周縁までの距離Bとが、A/B≦1/20と
なるように形成することを特徴とするインクジェットヘ
ッドの製造方法である。
【0011】請求項5記載の発明は、凹部の外周部は、
該凹部の底面に向けて漸次小径となるテーパー面を構成
していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載のインクジェットヘッドの製造方法である。
【0012】請求項6記載の発明は、凹部は、保護部材
との間に残留する空気を逃がす空気逃げ部を有すること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジ
ェットヘッドの製造方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0014】図1(a)〜(c)は、ノズルプレートの
製造工程を示している。
【0015】まず、図1(a)に示すように、ノズルプ
レートを作成するためのノズルプレート材料1の表面
(インクが吐出される側面)におけるインク吐出口が形
成される部位(図1において点線で示す)の周辺に凹部
2を形成する。
【0016】このノズルプレート材料1を構成し得る部
材としては、インク吐出口の形成が容易に行える点で合
成樹脂を用いることが好ましく、例えば、ポリイミド樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、液晶ポリマー、
アロマティックポリアミド樹脂、ポリエチレンナフタレ
ート樹脂、ポリサルフォン樹脂等の合成樹脂を挙げるこ
とができる。ノズルプレート材料1の厚みは、60〜1
00μm程度が好ましい。
【0017】凹部2は、ノズルプレート材料1の表面に
おいて、後工程において形成されるノズル吐出口となる
部位を含み、且つその周辺に亘って形成される。凹部2
を形成する方法としては、エキシマレーザーを照射する
ことによりノズルプレート材料1の表面を掘り込む方
法、凹部2となるパターンを形成した後に、ドライエッ
チングまたはウェットエッチングにより形成する方法、
凹部2となるパターンを形成した後に、サンドブラスト
処理することにより形成する方法、ノズルプレート材料
4表面を打突することにより形成する方法等が挙げられ
る。
【0018】凹部2の深さは、0.5〜20μm程度が
好ましい。
【0019】凹部2は、図示するように、その外周部2
aが凹部2の底面に向けて漸次小径となるテーパー面を
構成していると、後述する保護部材4の貼付時に凹部2
内に隙間なくより密接状に貼付することができるために
好ましい。テーパーの角度θは15〜75°程度が好ま
しい。また、同様に、保護部材4を密接状に貼付するた
め、凹部2の底面は平面とすることが好ましい。
【0020】なお、ここでは、ノズルプレート材料1は
図2に示すように実際に作成されるノズルプレート(点
線で示す)よりも大判に形成されており、そこから外形
加工することにより複数枚(図示例ではP1及びP2の
2枚)のノズルプレートを形成するようにしている。こ
のため、ノズルプレート材料1には、各ノズルプレート
P1、P2毎に凹部2の形成を行う。
【0021】次に、ノズル吐出口が形成される各部位毎
に凹部2が形成されたノズルプレート材料1の表面に、
図1(b)に示すように撥インク膜3を被覆形成し、ノ
ズルプレート材料1の表面に撥インク性を付与する。
【0022】撥インク膜3としては、ノズルプレート材
料1表面に撥インク性を付与し得ると共に、後工程にお
いてインク吐出口を加工する際に容易に除去可能であれ
ば任意であり、例えば含フッ素樹脂溶液をコーティング
する方法、含フッ素樹脂分散液をコーティングした後、
加熱溶融処理を施す方法、シリコーン含有樹脂をコーテ
ィングする方法、プラズマ重合保護膜を形成する方法、
PTFEニッケル共析めっきを施す方法等により形成す
ることができる。
【0023】この撥インク膜3の膜厚は、0.1〜5μ
m程度が好ましい。
【0024】次に、この撥インク膜3が被覆形成された
ノズルプレート材料1の表面に保護部材4を貼付する。
ここで使用できる保護部材4としては、粘着テープ類、
熱可塑性樹脂類が挙げられる。
【0025】粘着テープ類としては、基材としてポリエ
チレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ
エチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリイミド樹脂等を使
用し、粘着剤としてアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等
を塗布したものを使用することができる。
【0026】また、熱可塑性樹脂類としては、ポリエス
テル樹脂、エチレンアクリル酸共重合物、ポリアミド樹
脂、ポリエチレン樹脂等があり、これらを単独で使用し
たり、基材フィルムにコーティングしたものを使用する
こともできる。
【0027】保護部材4の厚さは、50〜200μm程
度が好ましい。
【0028】本発明に係る第1の実施形態では、かかる
保護部材4を撥インク膜3が形成されたノズルプレート
材料1の表面に貼付する際、ノズルプレート材料1の撥
インク膜3の表面に保護部材4を加熱及び加圧すること
により密着させて貼付することを特徴としている。保護
部材4を貼付する際に加熱することで、保護部材4がノ
ズルプレート材料1の表面形状に馴染んで凹部2内にま
で入り込み、更に加圧することにより、図1(d)に示
すように、凹部2の底面にまで隙間なく保護部材4を密
着状に貼付することができる。
【0029】加熱温度条件は60〜150℃、加圧条件
は0.3〜5MPaが好ましい。加熱温度が60℃より
も低いと、加圧しても保護部材4をノズルプレート材料
1の凹部2内に密着させ難くなる。また、150℃より
も高くしても、保護部材4を凹部2内に密着させる効果
はさほど変わらず、逆に粘着剤のはみ出し、保護部材4
やノズルプレート材料1の変形等の問題が発生する弊害
が出易くなるため好ましくない。一方、加圧条件が0.
3MPaよりも小さいと、保護部材4と凹部2との間に
残留する空気をうまく抜くことができず、凹部2内に保
護部材4を密着させることができない。また、5MPa
よりも大きくなると、加圧後にノズルプレート材料1に
ソリが発生し易くなるため好ましくない。
【0030】撥インク膜3間の表面に保護部材4を密着
状に貼付するには、撥インク膜3の表面に対して保護部
材4を貼付すると同時に加熱及び加圧して密着させる態
様、撥インク膜3の表面に対して保護部材4を常温環境
下で貼付した後に、加熱及び加圧して密着させる態様が
好ましく採用できる。
【0031】前者の態様は、2本の加熱加圧ロール間
に、ノズルプレート材料1及び保護部材4をニップする
熱ラミネート装置を用いて行うことができる。
【0032】かかる熱ラミネートを行うための装置の一
例を図3に示す。R1及びR2は発熱構造を有する加熱
圧着ロールであり、金属ロール、樹脂ロール、ゴムロー
ルを用いて構成されている。加熱圧着ロールR1、R2
は、その間を通過する部材を加圧して圧着するように所
定圧をもって対向状に配置され、図示しない駆動手段に
より回転可能とされている。
【0033】一方の加熱圧着ロールR1には、粘着テー
プロール40から保護部材4としての粘着テープが供給
され、他方の加熱圧着ロールR2には、粘着テープがロ
ールR2に張りつかないようにするための例えばポリエ
チレン樹脂、PET樹脂等からなる支持ベース5が支持
ベースロール50から同時に供給されるようになってい
る。なお、図中、6は加熱圧着ロールR1、R2間を通
過した保護部材4とノズルプレート材料1との一体物を
搬送させる搬送台である。
【0034】かかる加熱圧着ロールR1、R2間に、凹
部2及びその表面に撥インク膜3が形成されたノズルプ
レート材料1を、その撥インク膜3が形成された面を保
護部材4が供給される加熱圧着ロールR1側にして供給
すると、ノズルプレート材料1の表面に保護部材4が加
熱圧着ロールR1及びR2間の通過により貼付されると
同時に加熱圧着されて密着される。その後、保護部材4
付きノズルプレート材料1をノズルプレート材料1のサ
イズ毎に切断する。
【0035】また、後者の態様は、撥インク膜3が形成
されたノズルプレート材料1の表面に対して保護部材4
を常温環境下で貼付し、この貼付の後に、保護部材4付
きノズルプレート材料1を加熱及び加圧して保護部材4
を撥インク膜3に密着させる。即ち、保護部材4をノズ
ルプレート材料1の表面に貼付する工程と、その貼付さ
れた保護部材4をノズルプレート材料1の表面に加熱及
び加圧して密着させる工程とを別工程として行う。
【0036】保護部材4をノズルプレート材料1表面に
対して貼付し、その後加熱及び加圧して密着するための
装置の一例を図5に示す。R10及びR20は対向状に
配置された貼り付けロールであり、図示しない駆動手段
により回転可能とされている。一方の貼り付けロールR
10には、粘着テープロール40から保護部材4として
の粘着テープが供給され、他方の貼り付けロールR20
には上記同様に支持ベース5が支持ベースロール50か
ら供給される。
【0037】また、貼り付けロールR10、R20の下
流側には、所定間隔をおいて一対の加熱加圧ロールR1
1、R21が配置されている。加熱加圧ロールR11、
R21は、発熱構造を有し、その間を通過する部材を加
圧して圧着するように所定圧をもって対向状に配置さ
れ、図示しない駆動手段により回転可能とされている。
【0038】かかる装置の貼り付けロールR10、R2
0間に、凹部2及びその表面に撥インク膜3が形成され
たノズルプレート材料1を、その撥インク膜3が形成さ
れた面を保護部材4が供給される貼り付けロールR10
側にして供給すると、ノズルプレート材料1の表面に保
護部材4が貼り付けロールR10及びR20間の通過に
よって貼り付けられる。このときの保護部材4の貼り付
けは、常温でノズルプレート材料1表面に対して0.0
3〜0.5MPa程度の圧力で行う。
【0039】貼り付けロールR10、R20間を通過し
た保護部材4付きノズルプレート材料1は、次いで加熱
加圧ロールR11、R21間を通過し、この加熱加圧ロ
ールR11、R21によって保護部材4とノズルプレー
ト材料1とが加熱及び加圧されて密着される。このと
き、図3に示す態様と同様、加熱温度条件は60〜15
0℃、加圧条件は0.3〜5MPaが好ましい。その
後、保護部材4及びノズルプレート材料1の一体物をノ
ズルプレート材料1のサイズ毎に切断する。
【0040】このようにノズルプレート材料1の表面に
保護部材4を一旦常温環境下で貼付した後、加熱及び加
圧することでも、図1(d)に示すように、保護部材4
は凹部2内にまで入り込み、その表面形状に沿ってほと
んど隙間なく密着させることができる。
【0041】なお、加熱加圧ロールR11、R21によ
る保護部材4付きノズルプレート材料1の加熱加圧処理
は、図5に示すように、貼り付けロールR10、R20
の通過後に連続して行うようにするものに限らず、貼り
付けロールR10、R20による保護部材4付きノズル
プレート材料1の作成と、加熱加圧ロールR11、R2
1による加熱加圧処理とを非連続的に行うようにしても
よい。
【0042】次に、以上の方法で撥インク膜3の表面に
保護部材4を密着させたノズルプレート材料1に対し
て、レーザー加工により、図2に示すようにノズルプレ
ートP1、P2となる形状に外形加工を行う。
【0043】次いで、各ノズルプレート材料1の表面に
形成した各凹部2毎にインク吐出口5を穿孔する。この
インク吐出口5の穿孔には、微細な加工形成が容易に可
能であることからレーザ光の照射によるレーザー加工と
することが好ましい。一般にレーザー加工に使用される
レーザーにはガスレーザーや固体レーザーがあるが、本
発明ではそのいずれを用いてもよい。ガスレーザーとし
てはエキシマレーザーを挙げることができ、固体レーザ
ーとしてはYAGレーザーを挙げることができる。
【0044】レーザー加工によるインク吐出口の加工に
際しては、ノズルプレート材料1の裏面(保護部材4と
は反対側の面)からレーザー光を照射することで、その
照射部をエッチングし、インク吐出口7を削成してい
く。ノズルプレート材料1のエッチングが進行するにつ
れ、やがてレーザー光はノズルプレート材料1を完全に
貫通すると共に、ノズルプレート材料1表面に形成され
た撥インク膜3をも貫通し、ノズルプレート材料1にお
いて凹部2の表面を覆っている保護部材4まで達し、図
4(a)に示すように、この保護部材4の一部をもエッ
チングする。その後、ノズルプレート材料1表面の保護
部材5を剥離して除去することでノズルプレートが得ら
れる(図4(b))。
【0045】保護部材4をノズルプレート材料1の表面
に加熱及び加圧することにより密着させて貼付する際、
保護部材4の貼り付け時のノズルプレート材料1表面の
凹部2内の空気の抜けを良くするため、凹部2には、保
護部材4の貼り付け時に保護部材4との間に残留する空
気を凹部2内から逃がす空気逃げ部を有するようにする
ことが好ましい。空気逃げ部は、前記した各ロールR
1、R2、R10、R20、R11、R21によってニ
ップされる際の凹部2の下流側に配置される。
【0046】この空気逃げ部の形成例について図6に示
す。なお、図6はノズルプレート材料1の平面図であ
り、ノズルプレート材料1中の黒点はインク吐出口加工
予定位置を、また、白抜き矢印はロール通過時のノズル
プレート材料1の進行方向を、更に、斜線部は凹設され
ている領域をそれぞれ示している。
【0047】図6(a)は、凹部2を全インク吐出口に
亘って棒溝状に凹設形成すると共に、その端部をノズル
プレート材料1の端部まで延設することにより、保護部
材4の貼り付け時に凹部2内に残留する空気をノズルプ
レート材料1の進行方向下流側の側方へ逃がすための空
気逃げ部2bを形成している。また、(b)は、各イン
ク吐出口毎に形成される平面視略円形状の凹部2を全て
連結して所謂数珠状に凹設形成すると共に、その端部を
ノズルプレート材料1の端部まで延設することにより、
保護部材4の貼り付け時に凹部2内に残留する空気をノ
ズルプレート材料1の進行方向下流側の側方へ逃がすた
めの空気逃げ部2bを形成している。
【0048】図6(c)(d)は、それぞれノズルプレ
ート製品と同形状の1枚のノズルプレート材料1に凹部
2を加工する場合の例であり、(c)は、各インク吐出
口毎に形成される平面視略円形状の凹部2のそれぞれ
に、保護部材4の貼り付け時に各凹部2内に残留する空
気をノズルプレート材料1の進行方向下流側の側方へ逃
がすための空気逃げ部2bを凹設形成している。また、
(d)は、各インク吐出口毎に形成される平面視略円形
状の凹部2から保護部材4の貼り付け時に各凹部2内に
残留する空気をノズルプレート材料1の進行方向下流側
の側方へ逃がすための共通の空気逃げ部2bを凹設形成
することにより、凹部2を所謂入り江状に形成してい
る。
【0049】なお、図6(a)(b)に示す態様では、
空気逃げ部2bをノズルプレート材料1の進行方向に沿
う両端部にそれぞれ形成しているため、保護部材4の貼
付時にロール間にニップする際の方向が、上記両端部の
いずれからでも良いという利点がある。
【0050】このように、凹部2に空気逃げ部2bを有
するようにすることで、ロール間を通過させてノズルプ
レート材料1の表面に保護部材4を貼付する際、保護部
材4を凹部2内に空気残留なく密着させることができる
ようになる。また、この空気逃げ部2bと、前述した凹
部2の外周部2aをテーパー面に形成する構成とを併用
すると、保護部材4を凹部2内に一層隙間なく密着させ
ることができるためにより好ましい。
【0051】以上のようにして作成されたノズルプレー
トPは、図7に示すように、各インク吐出口7に対応す
る平行な多数のチャネル溝101、101…を形成した
圧電素子材料からなるアクチュエータ基板100の前面
に接着される。更に、アクチュエータ基板100の上面
にはカバー基板102を接着すると共に、その後面にチ
ャネル溝101へのインク流入を規制する流路規制板1
03を介してインク溝101内にインクを供給するため
のインクマニホールド104を接着してインクジェット
ヘッドを製造する。
【0052】図8は、インクジェットヘッドの製造方法
の第2の実施形態に係るノズルプレート材料10を示し
ている。以上の説明と重複する部分についての説明は省
略する。
【0053】このノズルプレート材料10は、インク吐
出口が形成される部位(点線で示す)の周辺に形成する
凹部20を、その深さAと該凹部20底面に臨むインク
吐出口となる部位の端部e1から該凹部20の外周縁e
2までの距離Bとが、A/B≦1/20となるように形
成している。この凹部20を形成する方法は前述と同様
の方法を用いることができる。
【0054】凹部20を上記の条件を満たすように形成
することにより、その表面に撥インク膜3を形成した
後、その表面に保護部材4を貼付する際、加熱及び加圧
といった特殊な処理を施す必要なく、常温環境下で凹部
20内にほとんど隙間なく密着させることができるよう
になる。A/Bが1/20よりも大きくなると、保護部
材4を常温環境下で加熱及び加圧処理なしに貼付した時
の凹部内での密着性が悪くなる。また、A/Bの下限
は、小さすぎると凹部としての本来の機能を果たし難く
なるため、1/50以上とすることが好ましい。より好
ましくは、1/40≦A/B≦1/25とすることであ
る。
【0055】かかる凹部20は、前記同様に、その外周
部20aが凹部20の底面に向けて漸次小径となるテー
パー面を構成していることが、凹部20での保護部材4
の密着性を高める上でより好ましい。
【0056】かかるノズルプレート材料10の表面に保
護部材4を貼付するには、図5に示す装置において加熱
加圧ロールR11、R21を有さないものと同様の装置
を用いることができる。即ち、保護部材4の貼り付け
は、ノズルプレート材料1表面に対して常温環境下で行
う。
【0057】その後は、前記同様にノズルプレート材料
1にインク吐出口7を形成した後、保護部材4を除去
し、ノズルプレートとする。
【0058】
【実施例】(実施例1)ノズルプレート材料として、1
25μm厚さのポリイミド樹脂シートを用意し、その片
面に、後にインク吐出口を形成する部位の周辺にエキシ
マレーザーを用いて、直径0.5mm、深さ10μmの
凹部を形成した。
【0059】次いで、このノズルプレート材料の凹部加
工面を洗浄後、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体の水分散液を塗布して350℃で
加熱処理し、表面に撥インク膜を形成した。このときの
塗布膜厚は、加熱処理後の値で0.5μmとした。
【0060】更に、このノズルプレート材料表面に、保
護部材として75μmのポリエチレンテレフタレート樹
脂にゴム系の粘着剤が塗布された粘着シート(日東電工
社製「31D75」)を、図3に示す装置を用いて加熱
と同時に圧着させて密着状に貼付した。加熱温度は10
0℃、加圧力は3MPaとした。
【0061】その後、保護部材付きのノズルプレート材
料をノズルプレート材料側からエキシマレーザーを用い
て外形加工を行い、更に続けて各凹部内に直径30μm
のインク吐出口(ノズル数256)を加工し、その後粘
着シートを除去してノズルプレート(実施例1−1)と
した。
【0062】また、比較として、上記と同一の材料を用
いて、粘着シートとノズルプレート材料とを加熱するこ
となく常温環境下で貼付した後に、各凹部内にインク吐
出口(ノズル数256)を同様に加工することによりノ
ズルプレート(比較例1−1)を製造した。
【0063】それぞれ得られた各ノズルプレートを、ニ
コン社製CNC画像測定システム「NEXIV VMR
−3020」を用いて目視観察し、それぞれのインク吐
出口形状の状態と撥インク膜の剥離の有無を確認し、全
インク吐出口における形状不良及び撥インク膜の剥離発
生の割合(レーザー加工不良率)を求めた。その結果を
表1に示す。
【0064】(実施例2)ノズルプレート材料として、
125μm厚さのポリイミド樹脂シートを用意し、その
片面に、後にインク吐出口を形成する部位の周辺にエキ
シマレーザーを用いて、直径0.5mm、深さ10μm
の凹部を形成した。
【0065】次いで、このノズルプレート材料の凹部加
工面を洗浄後、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体の水分散液を塗布して350℃で
加熱処理し、表面に撥インク膜を形成した。このときの
塗布膜厚は、加熱処理後の値で0.5μmとした。
【0066】更に、このノズルプレート材料表面に、保
護部材として75μmのポリエチレンテレフタレート樹
脂にゴム系の粘着剤が塗布された粘着シート(日東電工
社製「31D75」)を、図5に示す装置を用いて常温
環境下で貼り付けロール間を通過させた後、加熱加圧ロ
ール間を通過させることにより加熱加圧して密着させ
た。この加熱加圧ロールにおける加熱温度は120℃、
加圧力は2.5MPaとした。
【0067】その後、保護部材付きのノズルプレート材
料をノズルプレート材料側からエキシマレーザーを用い
て外形加工を行い、更に続けて各凹部内に直径30μm
のインク吐出口(ノズル数256)を加工し、その後粘
着シートを除去してノズルプレート(実施例2−1)と
した。
【0068】また、比較として、上記と同一の材料を用
いて、粘着シートとノズルプレート材料とを加熱するこ
となく常温環境下で貼付した後に、各凹部内にインク吐
出口(ノズル数256)を同様に加工することによりノ
ズルプレート(比較例2−1)を製造した。
【0069】それぞれ得られた各ノズルプレートを、ニ
コン社製CNC画像測定システム「NEXIV VMR
−3020」を用いて目視観察し、それぞれのインク吐
出口形状の状態と撥インク膜の剥離の有無を確認し、全
インク吐出口における形状不良及び撥インク膜の剥離発
生の割合(レーザー加工不良率)を求めた。その結果を
表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】なお、実施例1−1の保護部材が貼り付け
られたノズルプレート材料のシートは、若干のソリの発
生が認められたが、実施例2−1ではほとんどソリの発
生は認められなかった。
【0072】(実施例3)ノズルプレート材料として、
125μm厚さのポリイミド樹脂シートを用意し、その
片面に、後にインク吐出口を形成する部位の周辺にエキ
シマレーザーを用いて平面視略円形状の凹部を形成し
た。凹部の深さAを表1に示す。
【0073】次いで、このノズルプレート材料の凹部加
工面を洗浄後、テトラフルオロエチレンヘキサフルオロ
プロピレン共重合体の水分散液を塗布して350℃で加
熱処理し、表面に撥インク膜を形成した。このときの塗
布膜厚は、加熱処理後の値で0.5μmとした。
【0074】更に、このノズルプレート材料表面に、保
護部材として75μmのポリエチレンテレフタレート樹
脂にゴム系の粘着剤が塗布された粘着シート(日東電工
社製「31D75」)を、常温環境下で、図5に示す装
置における貼り付けロールR10、R20間のみを通過
させて貼付した。このときの貼り付けロールR10、R
20間の加圧力は3MPaとした。
【0075】その後、保護部材付きのノズルプレート材
料をノズルプレート材料側からエキシマレーザーを用い
て外形加工を行い、更に続けて各凹部内に直径30μm
のインク吐出口(ノズル数256)を加工した。このと
きのインク吐出口の端部e1から凹部の外周縁e2まで
の距離B(図8参照)を表2に示す。
【0076】その後粘着シートを除去してノズルプレー
ト(実施例3−1、3−2、3−3)とした。
【0077】また、比較として、上記と同一の材料を用
いて、凹部における深さAと距離Bとの関係を表2に示
す通りとしたノズルプレート(比較例3−1、3−2)
を製造した。
【0078】各ノズルプレートの評価は、ニコン社製C
NC画像測定システム「NEXIVVMR−3020」
を用いて目視観察し、それぞれのインク吐出口形状の状
態と撥インク膜の剥離の有無を確認し、全インク吐出口
における形状不良及び撥インク膜の剥離発生の割合(レ
ーザー加工不良率)を求めた。その結果を表2に示す。
【0079】
【表2】
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、凹部における保護部材
とノズルプレート材料表面との間の密着性を高めること
ができ、ノズル吐出口穿孔後の撥インク膜の剥がれやイ
ンク吐出口形状の乱れの発生のないインクジェットヘッ
ドの製造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)はノズルプレートの製造過程を
示す図
【図2】ノズルプレート材料の平面図
【図3】保護部材を貼り付けるための装置の一例を示す
【図4】(a)(b)はノズルプレートの製造過程を示
す図
【図5】保護部材を貼り付けるための装置の一例を示す
【図6】(a)〜(d)はノズルプレート材料表面の凹
部形状を示す平面図
【図7】インクジェットヘッドの分解斜視図
【図8】ノズルプレート材料の凹部の別の実施形態を説
明する図
【符号の説明】
1、10:ノズルプレート材料 2、20:凹部 3:撥インク膜 4:保護部材 7:インク吐出口 P:ノズルプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C057 AF65 AF93 AG04 AG07 AG12 AG44 AP02 AP12 AP13 AP23 AP27 AP31 AP60 AQ03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルプレート材料表面におけるインク吐
    出口が形成される部位の周辺に凹部を形成する工程と、 前記ノズルプレート材料表面に撥インク膜を形成する工
    程と、 前記撥インク膜の表面に保護部材を加熱及び加圧するこ
    とにより密着させて貼付する工程と、 前記保護部材が貼付されたノズルプレート材料に前記イ
    ンク吐出口を形成する工程と、 前記保護部材を除去する工程と、を有することを特徴と
    するインクジェットヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】撥インク膜の表面に保護部材を加熱及び加
    圧することにより密着させて貼付する工程は、前記撥イ
    ンク膜の表面に対して保護部材を貼付すると同時に加熱
    及び加圧して密着させることを特徴とする請求項1記載
    のインクジェットヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】撥インク膜の表面に保護部材を加熱及び加
    圧することにより密着させて貼付する工程は、前記撥イ
    ンク膜の表面に対して保護部材を常温環境下で貼付した
    後に、加熱及び加圧して密着させることを特徴とする請
    求項1記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】ノズルプレート材料表面におけるインク吐
    出口が形成される部位の周辺に凹部を形成する工程と、 前記ノズルプレート材料表面に撥インク膜を形成する工
    程と、 前記撥インク膜の表面に保護部材を貼付する工程と、 前記保護部材が貼付されたノズルプレート材料に前記イ
    ンク吐出口を形成する工程と、 前記保護部材を除去する工程と、を有し、且つ前記凹部
    を形成する工程では、凹部の深さAとインク吐出口とな
    る部位の端部から該凹部の外周縁までの距離Bとが、A
    /B≦1/20となるように形成することを特徴とする
    インクジェットヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】凹部の外周部は、該凹部の底面に向けて漸
    次小径となるテーパー面を構成していることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットヘッ
    ドの製造方法。
  6. 【請求項6】凹部は、保護部材との間に残留する空気を
    逃がす空気逃げ部を有することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載のインクジェットヘッドの製造方
    法。
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