JP3870855B2 - 印字用媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印字用媒体に関するものである。さらに詳しく述べるならば本発明は所定の形状に切断されたラベル部を有する印字テープが剥離テープに剥離可能に粘着されており、印字装置による印字の後、ラベル部を様々なものに貼付することができるものであって、印字のために印字装置内を搬送中に、ラベル部が剥離テープに安定して保持され、搬送不良を起こすことのない印字用媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、剥離テープと印字テープとを積層して成る印字用媒体において、剥離テープを残して印字テープのみを切断するといったハーフカット処理を施したものがある(特開平10−291376号公報参照)。このハーフカット処理を行うことにより、印刷済の印字用媒体をラベル等として使用するため剥離テープから剥がす際には、単に印字用媒体を折り曲げるように変形させるだけでハーフカット処理した部分からラベル部のみを容易に剥がすことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種のハーフカット処理を行った印字用媒体においては、印字用媒体を湾曲変形させること等により、ラベル部の端が浮き上がりやすく、この種の印字用媒体をテープ印字装置に適用した場合、カセットケース内や印字装置内のテープ搬送経路において、湾曲変形されることによりラベル部の端が浮き上がり、インクリボン等やテープ搬送経路の壁面に触れて貼着するなどして、搬送不良を起こすという新たな問題が発生している。
【0004】
特に、図7及び図8に示すように、印字用媒体のテープカセット内での走行経路が、印字用媒体の種類に応じて適宜変更する構成のテープカセットがある(特開平9−220846号公報参照)。
【0005】
図7及び図8は、印字面の外側に透明な合成樹脂層(ラミネート層)を有する所謂ラミネートタイプの印字済テープを得るための印字用媒体と、ラミネート層を有せず印字面を最表面とする所謂ノンラミネートタイプの印字済テープを得るための印字用媒体との2種類の印字用媒体を、1種類のケース101に収納可能なテープカセット100を示している。なお、図7及び図8のいずれも、ノンラミネートタイプであって、図7は熱転写印字用の被転写紙、図8は感熱印字用の感熱紙を印字用媒体として用いた場合を示しており、テープカセット100の上面側から見た断面図を示している。
【0006】
テープカセット100の筐体をなすケース101の一側面における端部には、テープ出口スリット102が形成されている。ケース101の内側であってテープ出口スリット102の近傍には、テープ送りローラ112が回動可能に軸支されている。ケース101の、テープ出口スリット102が形成された側面と隣り合う側面には開口部103が形成されており、この開口部103において、テープ送りローラ112の一部が外部に露出するとともに、このテープ送りローラ112及び出口スリット102に向けて搬送される印字用媒体がサーマルヘッドと対向可能に露出するようになっている。
【0007】
ケース101には、複数のリブ104aによって囲まれた第1収容部104と、複数のリブ105aによって囲まれた第2収容部105とが形成されている。第1収容部104は、テープ送りローラ112の近傍に設けられ、第2収容部105は、第1収容部104に隣接し且つテープ送りローラ112と対角の位置に設けられている。ラミネートタイプの場合、第1収容部104には一方の面に剥離紙が貼付された両面テープが収容され、第2収容部105には印字が施される印字テープが収容される。ノンラミネートタイプの場合、図7や図8に示すとおり、第1収容部104には印字テープが収容され、第2収容部105には何も収容されず、リブ105aの間を印字テープが通過するのみである。
【0008】
また、ケース101の前部(図7における下部)には、インクリボン119を巻回したリボンスプール120が回動可能に配置され、さらに、リボンスプール120からインクリボン119を引き出すと共に、文字等の印字にて消費されたインクリボン119を巻き取るリボン巻取スプール121が、テープスプール123とリボンスプール120との間で回動可能に配置されている。
【0009】
図7では、ケース101内の後部(図7における上部)において、熱転写記録用の印字用媒体である印字テープ122を巻回した第1収容部104が回動可能に配置されている。
【0010】
印字テープ122は、テープ送りローラ112と圧接ローラ(テープ印字装置側に設けられている)との協働により、テープスプール123から引き出され、アーム部108の開口108aからヘッド装着部109の前側(図7における下側)を通過した後、出口スリット102側からテープカセットの外方へ排出される。また、インクリボン119は、リボン巻取スプール121を介してリボンスプール120から引き出され、アーム部108の開口108aからヘッド装着部109の前側(図7における下側)を通過した後、リボン巻取スプール121の周囲に巻き取られる。
【0011】
また、リボンスプール120とケース101の内壁との間には、2本の柱状のリブ150,151が設けられており、図7に示すように、インクリボン119を必要とする被転写タイプの印字テープ122は、リボンスプール120と接触しないように、リブ150,151の外側を走行させる経路を選択する。
【0012】
逆に、インクリボン119を必要とせず、サーマルヘッドにより直接加熱することにより印字を行う感熱タイプのテープをフィルムテープ122に採用した場合、図8に示すように、リブ150の内側、及びリブ151の外側を走行させる経路を選択することができる。
【0013】
このような構成のテープカセットに、ハーフカット処理を施した印字用媒体を装着した場合、テープカセット内のテープ搬送経路によっては、印字用媒体が小さな曲率半径で曲げられる事態が生じ、テープ搬送中にラベル部の端が剥離し、搬送不良を起こしやすい。
【0014】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、印刷前、又は印刷中に、印字用媒体のラベル部先端が、カセットケース内や印字装置内のテープ搬送経路の壁に触れることにより、ラベル部が剥離する等の搬送不良を防止し、しかし印刷後に容易に剥離できる印字用媒体を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の印字用媒体は、剥離テープに印字テープを剥離可能に積層してなる印字用媒体であって、前記印字テープは、ラベル部とそのラベル部を囲むフレーム部とに分離可能に切断されており、前記ラベル部の少なくとも一端には、前記フレーム部の厚さよりも薄い薄肉部を有することを特徴とするものである。
【0016】
この構成によれば、薄肉部を有するラベル部の端がカセットケース内や印字装置内のテープ搬送経路の壁に触れないため、ラベル部の剥離を防ぐことができる。
【0017】
請求項2に記載の印字用媒体は、請求項1に記載の印字用媒体において、この印字用媒体が長尺状に形成され且つ巻回されたロールシートであって、前記薄肉部は、前記ラベル部の少なくとも引き出し方向の下流側に設けられたことを特徴とするものである。
【0018】
この構成によれば、ロールシートから引き出したときに起こるラベル部の反り返りに起因するラベル部の端の浮き上がりによって搬送不良が生じることを防止することができる。
【0019】
請求項3に記載の印字用媒体は、請求項1又は2に記載の印字用媒体において、前記薄肉部が、ラベル部全体に施されていることを特徴とするものである。
【0020】
この構成によれば、ラベル部全体がテープ搬送経路の壁に触れることがないため、よりラベル部の剥離が生じない。
【0021】
請求項4に記載の印字用媒体は、請求項1乃至3における印字用媒体において、前記薄肉部は、圧縮して形成されていることを特徴とするものである。
【0022】
この構成によれば、ラベル部における剥離テープと印字テープの密着力が高くなり、印字のための印字用媒体の搬送中にラベル部が剥離しにくくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、本発明を更に詳しく説明する。
【0024】
図1は、本発明の一つの実施形態を表す平面図であり、図2は図1のX−X断面図を概略で示したものである。
【0025】
本実施形態の印字用媒体1は、長尺テープ状で且つ巻回されたロールシート状のものである。印字用媒体1は、表面に離型処理を施した剥離テープ5と、その剥離テープ5の離型処理面上に積層した印字テープ9とからなり、前記離型処理面から前記印字テープ9が剥離可能に構成されている。その印字テープ9は、粘着剤層6と、その粘着剤層6の上に形成されたベーステープ7と、そのベーステープ7の上に形成された受像層8とを積層してなる。そして、印字用媒体1は、印字テープ9の粘着剤層6が剥離テープ5の離型処理面と対向するようにして、印字用テープ9と剥離テープ5とが積層されることにより構成されている。
【0026】
図2における積層された各層の構成を詳しく説明する。上記ベーステープ7として、ポリエチレンテレフタレートフィルムが最も好ましく用いられるが、アクリル、ポリオレフィン等からなる樹脂フィルムや、合成紙、天然紙等のシートを用いてもよい。
【0027】
受像層8は、前記ベーステープ7の上に直接、またはプライマー層を介して形成することができる。プライマー層は、ベーステープ7と受像層8の接着性を向上させることができ、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂等を溶剤に溶解ないし分散させた塗工液をベーステープ7に塗工することで得られる。受像層8の構成は、熱溶融転写記録、昇華転写記録、インクジェット記録等の各方式の違いにより異なる。また、熱溶融転写記録では、受像層8を設けずに、ベーステープ7に直接、熱転写することもできる。受像層8は、紙、不織布等の繊維質や、熱可塑性樹脂から構成される。受像層8を形成する材料としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂やポリエステル系樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、セルロース系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が挙げられ、中でも好ましいものは、ポリエステル系樹脂である。また、印字テープ9は、複数の素材からなる層が積層され形成されてもよい。
【0028】
剥離テープ5としては、グラシン紙、顔料コート紙、及び上質紙にポリエチレン等をラミネートしたポリラミネート原紙や合成紙等を用いることができる。これらの材料からなる剥離テープ5の表面に、シリコーン系の樹脂やポリエチレン、ポリビニルアルコール等を、塗布及び焼き付け乾燥することで離型処理を行う。
【0029】
粘着剤層6としては、アクリル系、天然ゴム系、合成ゴム系、シリコーン系等の粘着剤を、剥離テープ5の離型処理を施した表面に塗工し、これを乾燥した後、形成された粘着剤層6を表面側に受像層8を有するベーステープ7の裏面に貼り合わせてもよいし、ベーステープ7の裏面(受像層のない面)に粘着剤を塗工乾燥した後、この粘着剤層6に剥離テープ5の離型処理した表面に貼り合わせてもよい。なお、粘着剤には、必要に応じて、架橋剤や充填剤を添加することができる。
【0030】
また、受像層8の表面や、剥離テープ5の裏面に帯電防止剤を塗工して、搬送の安定化を図る方法も挙げられる。帯電防止剤として、脂肪酸エステル、リン酸エステル等が挙げられる。
【0031】
また、前記印字テープ9は、四隅の角に丸みをもたせた長方形のラベル部3とそのラベル部3の周囲を囲むフレーム部4とからなる。ラベル部3は、テープ長手方向に繰り返し形成されていて、フレーム部4を残して剥離テープ5から、剥離可能となるように、フレーム部4とハーフカット2において切断されている(ハーフカット処理)。また、ハーフカット2の処理が施されたラベル部3の端が浮き上がって印字用媒体1の搬送経路内で引っかかったり捲れ上がることがないように、ラベル部3は、受像層8の表面から押圧することにより、フレーム部4よりも薄い薄肉部の形状に施されている。
【0032】
ハーフカット2の形成方法は、カッター刃を取り付けた上型と台座の間に、印字用媒体を挿入して、上型を上下動させる方法や、シリンダータイプのロータリーカッターを用いる方法、レーザー加工方法等、ハーフカットできる方法であれば特に制限はない。これらのうち、金型やロータリーカッターを用いた方法によれば、ラベル部3の薄肉化とハーフカット2の形成とを同時に行うことができる。
【0033】
次に、本実施形態の印字用媒体1のハーフカット2、及びラベル部3における薄肉部の形成の一例について、図3及び図4を参照しながら説明する。
【0034】
図3(a)は、上型11の平面図であり、図3(b)は、図3(a)のV−V断面図である。上型11に取り付けられたカッター刃12は、ラベル部3として得たい形及び大きさに成形可能に設けられている。また、上型11とラベル部3とが当接する当接面13は、金属など印字テープ9を形成している部材よりも硬い素材からなり、フレーム部と当接する(ラベル部3と当接しない)当接面14より凸状に設けてある。
【0035】
図4は、図3における上型11及び台座15を用いて、ハーフカット2及び薄肉部の形成方法の一例を示した説明図である。まず、剥離テープ5と印字テープ9とを積層した印字用媒体1が、カッター刃12が取り付けられた上型11(図3参照)と台座15の間に供給され、印字用媒体1の印字テープ9に、そのカッター刃12を上から押し付けることで切断加工する。さらに、カッター刃12が、印字用媒体1をハーフカット2の処理によって切断加工すると同時に、ラベル部3との当接面13が、印字用媒体1のラベル部3を加圧・圧縮することで、ラベル部3を囲むフレーム部4より薄い薄肉部を形成する(図4参照)。
【0036】
なお、ハーフカット2の処理及び薄肉部の作成方法は、上記以外の方法でもよく、また、ハーフカット2の処理と薄肉部の形成を別々の過程にて作成してもよい。
【0037】
図5は本発明の他の実施形態を示す平面図である。この実施形態の印字用媒体21は、長尺テープ状で且つ巻回されたロールシート状のものである。印字用媒体21には、四隅の角に丸みをもたせた長方形のラベル部23が、テープ長手方向に繰り返し形成されていて、そのラベル部23のロールから引き出し方向の下流側の端部には、所定幅で、圧縮により形成された薄肉部23aが設けられている。なお、薄肉部23aは、引き出し方向の下流側だけでなく、ラベル部23の外縁の全周に沿って、所定幅で施したものであってもよい。かかる構成によれば、ラベル部23のうち印字に供される部分には、薄肉部23aの形成のための圧縮加工が施されないので、印字面の風合いをマット調に保持しつつ、ラベル部23の端部からの捲れ上がりを防止することができる。
【0038】
図4は、本発明のさらに別の実施形態を示す断面図である。印字用媒体31は、剥離テープ35と、剥離テープ35の表面に形成した粘着剤層36と、粘着剤層36の上に剥離可能に積層された印字テープ39とからなる。この印字テープ39は、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、シリコン樹脂等の熱可塑性樹脂からなるホットメルト層37と、そのホットメルト層37の上に固着して形成された受像層38とからなる。印字テープ39は、図1や図5と同様に、ラベル部33とフレーム部34とからなり、これらはハーフカット32によって切断され切り離し可能に構成されている。また、ラベル部33は、図1や図5と同様、その全体又はテープ長手方向の一端にフレーム部34より薄い薄肉部を有するように構成されている。
【0039】
以上のように、本発明の印字用媒体は、ラベル部にフレーム部より薄い薄肉部を有することで、ラベル部の端が、テープ搬送経路の壁に触れて、剥離することがない。また、長尺テープ状に巻回されたロールシートを引き出したときに生じる反り返しにより、ラベル部の端が浮き上がってテープ搬送経路の壁と当たって捲れ上がることも同時に防ぐことができる。
【0040】
なお、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって、本発明に係る印字用媒体は、通常の記録用紙または感熱記録用紙等を用いてもよく、例えば、カットシート状のものであってもよい。ラベル部の形状、寸法などに格別の限定はなく、例えば正方形、矩形、文字型、円形、楕円形その他任意の形状及び寸法に形成することができる。薄肉部は、圧縮による成形方法だけでなく、フレーム部の印字テープ基材を一層増やすことでラベル部との段差を設ける等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。
【0041】
さらに、本発明の印字用媒体は、ラベル部の配列に対応して識別マークを設けることができ、検知器によって識別マークを検出して、決められた位置の受像層上に画像を印刷することができる。前記識別マークの形状や色等の形態は、検知器によって検知可能であればよく、限定されるものではない。このように識別マークを設けることで、印刷時における印字ミスを防ぐことができる。
【0042】
【発明の効果】
以上に説明したことから明らかなように、請求項1に記載の印字用媒体によれば、ラベル部の少なくとも一端にフレーム部の厚さよりも薄い薄肉部を有するため、カセットケース内や印字装置内のテープ搬送経路の壁に印字用媒体のラベル部の端が触れることによるラベルの剥離等の搬送不良を防止できるという効果を奏する。
【0043】
また、請求項2に記載の印字用媒体によれば、長尺テープ状で且つ巻回されたロールシートは、そのロールシートから引き出したときに生じるシートの反り返しによってラベル部の端が浮き上がり、搬送不良を生じるが、本発明に示すように、ラベル部に薄肉部を設けることで、反り返しにより、ラベル部の端が浮き上がって、テープ搬送経路の壁に触れて捲れ上がることを防止することができる。
【0044】
さらに、請求項3に記載の印字用媒体によれば、ラベル部全体にフレーム部の厚さよりも薄い薄肉部を設けることで、よりラベル部の剥離を防ぐことができる。
【0045】
そして、請求項4に記載の印字用媒体によれば、薄肉部を圧縮により形成することで、剥離テープと印字テープの密着力が高まり、印字のための印字用媒体の搬送中にラベル部の剥離を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印字用媒体である一つの実施形態を示す平面図である。
【図2】 図1のX−X断面図である。
【図3】 本発明の印字用媒体にハーフカット処理を施すための上型の平面図及び断面図である。
【図4】 本発明の印字用媒体にハーフカットの処理を行う説明図である。
【図5】 本発明の印字用媒体である他の実施形態を示す平面図である。
【図6】 本発明の印字用媒体である他の実施形態を示すラベル部を含む部分断面図である。
【図7】 テープ印字装置に用いられるテープカセットの内部構成の一例を示す平面図である。
【図8】 テープ印字装置に用いられるテープカセットの内部構成の他の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1,21,31 印字用媒体
2,22,32 ハーフカット
3,23,33 ラベル部
4,24,34 フレーム部
5,35 剥離テープ
8,38 受像層

Claims (4)

  1. 剥離テープに印字テープを剥離可能に積層してなる印字用媒体であって、前記印字テープは、ラベル部とそのラベル部を囲むフレーム部とに分離可能に切断されており、前記ラベル部の少なくとも一端には、前記フレーム部の厚さよりも薄い薄肉部を有することを特徴とする印字用媒体。
  2. 前記印字用媒体は、長尺状に形成され且つ巻回されたロールシートであって、前記薄肉部は、前記ラベル部の少なくとも引き出し方向の下流側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の印字用媒体。
  3. 前記薄肉部は、ラベル部全体に施されていることを特徴とする請求項1または2に記載の印字用媒体。
  4. 前記薄肉部は、圧縮して形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印字用媒体。
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