JP2003276122A - 防水シート及びこれを用いた使捨用袋 - Google Patents
防水シート及びこれを用いた使捨用袋Info
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Abstract
溶解性、離解性又は分散性及び生分解性にを有し、その
結果例えば水洗トイレ等に直接流すことができる環境に
優しい防水シート及びこれを用いた使捨用袋の提供を目
的とする。 【解決手段】 水溶性又は水離解性を有する樹脂フィル
ム2と、この樹脂フィルム2の表面に積層される耐水樹
脂層3とを備える防水シート1であって、この耐水樹脂
層3が生分解性樹脂と高分子可塑剤とを含有する樹脂組
成物から形成されていることを特徴とする。上記高分子
可塑剤としては、脂肪酸系可塑剤、ポリエステル系可塑
剤、エポキシ系可塑剤及びポリエーテル系可塑剤からな
る群より選択される1種又は2種以上のものを用いると
よい。上記樹脂組成物中のポリマー分100部に対する
高分子可塑剤の配合量としては固形分換算で2部以上5
0部以下が好ましい。
Description
分を含む汚物の処理などに好適な、水溶性、水離解性又
は水分散性及び生分解性を有する防水シート及びこれを
用いた使捨用袋に関するものである。
状に加工して、ペット等の糞尿処理、簡易トイレ、紙オ
ムツのバックシート、人工肛門からの排泄物の貯納、介
護分野における汚物処理などに広く使用されている。こ
の防水シートの材料としては、従来、ポリエチレン等の
合成樹脂フィルムが用いられている。そのため、この防
水シートは、使用後、焼却処分又は埋立処分による廃棄
処理が行われており、環境負荷の大きいものである。
生分解性を有する耐水樹脂層と水溶性又は水分解性を有
する樹脂フィルムとの2層で構成される防水シートを用
い、この防水シートを袋状に成形した使捨用袋が開発さ
れている(特開平4−328616号等公報参照)。こ
の使捨用袋は、耐水樹脂層の耐水性によって糞尿等の汚
物の貯納が可能であり、さらに水洗トイレ等に投棄する
と、樹脂フィルムが水に溶解又は離解し、耐水樹脂層が
微生物によって生分解されるよう構成されている。
は、上述のように溶解、離解及び生分解されるため焼
却、埋立等の廃棄処理が不要になるが、耐水樹脂層の微
生物による生分解には長時間を要する。従って、この使
捨用袋を水洗トイレ等に投棄すると、樹脂フィルムが溶
解又は離解しても耐水樹脂層が残存し、トイレ配管、下
水道、下水処理施設等において詰まり等の不都合が発生
するおそれがある。
層を構成する生分解性樹脂として水離解性の高いものを
選択することも考えられる。しかし、かかる水離解性の
高い生分解性樹脂は硬くて脆いため、使捨用袋の使用時
等において屈曲等により防水シートに外力が作用する
と、容易に耐水樹脂層に亀裂が生じ、耐水樹脂層がバラ
バラになるおそれがある。そのため、水離解性が高い生
分解性樹脂単独では、使捨用袋として本来必要とされる
耐水性や防水性が確保できないこととなる。
ものであり、使用時には耐水性を有し、廃棄時には優れ
た溶解性、離解性又は分散性及び生分解性にを有し、そ
の結果例えば水洗トイレ等に直接流すことができる環境
に優しい防水シート及びこれを用いた使捨用袋の提供を
目的とするものである。
になされた発明は、水溶性又は水離解性を有する樹脂フ
ィルムと、この樹脂フィルムの表面に積層される耐水樹
脂層とを備える防水シートであって、この耐水樹脂層が
生分解性樹脂と高分子可塑剤とを含有する樹脂組成物か
ら形成されていることを特徴とするものである。
成する樹脂組成物に生分解性樹脂と高分子可塑剤とを含
有することから、水離解性の高い生分解性樹脂を用いて
も、高分子可塑剤の配合により耐水樹脂層のガラス転移
温度を下げ、亀裂、分裂等の発生を低減することができ
る。従って、使用時には、積層される耐水樹脂層が良好
な耐水性及び柔軟性を有し、例えば糞尿等の水分を含む
汚物の処理が容易になる。一方、廃棄時には、当該防水
シートの樹脂フィルムが水中への浸積のより溶解又は離
解し、耐水樹脂層が微生物によって生分解する。そのた
め、当該防水シートによれば、十分な耐水能力を有しつ
つ高い水離解性を有し、焼却、埋立等の廃棄処理を回避
することができ、環境負荷を低減することができる。ま
た、当該防水シートによれば、上述のように高分子可塑
剤の配合によって耐水樹脂層のガラス転移温度が低下
し、ヒートシール性を高めることができ、その結果、種
々の形状への成形が容易になる。
塑剤の配合量を調整することで、水中へ投棄したときの
離解速度を制御することができる。そのため、例えばペ
ット等の糞尿処理袋、簡易トイレの内袋、紙オムツのバ
ックシート、人工肛門からの排泄物貯納袋、ベットに敷
設するおねしょシーツ、介護分野における汚物処理用の
シート、医療用手袋などの使用用途に合わせ、当該防水
シートに要求される耐水性及び水離解性を具備させるこ
とができる。
剤、ポリエステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤及びポリ
エーテル系可塑剤からなる群より選択される1種又は2
種以上のものを用いるとよい。これらの高分子可塑剤は
生分解性を有するため、耐水樹脂層の離解又は分解後の
生分解性を阻害することがなく、環境負荷の低減化を促
進することができる。
対する高分子可塑剤の配合量としては固形分換算で2部
以上50部以下が好ましい。このように、高分子可塑剤
の配合量を上記範囲で調整することで、上述の水中への
投棄時における耐水樹脂層の水離解性と使用時における
耐水性とを高次元でバランスさせることができる。
解性及び溶解後の安全性が高いポリビニルアルコールを
用いるとよい。
るとよい。この手段によれば、耐水樹脂層が樹脂マトリ
ックス中に充填剤を含有する構造となることから、樹脂
組成物に高分子可塑剤を配合して耐水性を高めても、水
中へ浸積し、流水、撹拌等により外的応力を付加するこ
とで耐水樹脂層が容易に離解又は分散する。従って、当
該防水シートによれば、耐水性及び溶解、離解又は分解
性を共に向上させることができ、例えば水洗トイレ等へ
の廃棄がさらに容易になる。
剤を用いるとよい。このように生分解性樹脂製の充填剤
を用いることで、耐水樹脂層の離解又は分解後に、充填
剤も生分解されるため、環境負荷の低減化を促進するこ
とができる。
層の厚みの30%以上100%以下が好ましい。このよ
うに、耐水樹脂層に含有する充填剤の平均粒子径を上記
範囲とすることで、耐水樹脂層の防水性を維持しつつ、
水中での外的応力付加時の離解又は分解性を促進するこ
とができる。
化合物を含有するとよい。このように、耐水樹脂層を形
成するための樹脂組成物中にイソシアネート化合物を含
有することで、耐水樹脂層を構成する樹脂組成物と樹脂
フィルムを構成する樹脂(例えばPVAのOH基)との
架橋反応が生じ、その結果、耐水樹脂層と樹脂フィルム
との密着性を格段に高めることができる。そのため、当
該手段を備える防水シートは、高い密着性によりヒート
シール性や加工性に優れ、また使用時に両層が剥離する
弊害を低減することができる。
積層するとよい。このように、樹脂フィルムの上下両面
に耐水樹脂層を積層することで、上述のような汚物処理
において当該防水シートの表裏を考慮する必要がなくな
り、防水性も向上するため、取扱性が向上する。
によれば、防水シートの高い耐水性及び水離解性によっ
て、水分を含む汚物の処理が容易かつ確実になり、か
つ、水洗トイレ等へ容易に廃棄でき、非常に便利なもの
となる。そのため、当該使捨用袋を、例えばペット等の
糞尿処理袋、簡易トイレの内袋、紙オムツのバックシー
ト、人工肛門からの排泄物の貯納袋、医療用手袋などに
適用すると、これらの取扱性等を向上することができ
る。
明の実施の形態を詳説する。図1は本発明の一実施形態
に係る防水シートを示す模式的断面図、図2は図1の防
水シートとは異なる形態の防水シートを示す模式的断面
図、図3は図1の防水シートを用いた使捨用袋を示す模
式的斜視図である。
性を有する樹脂フィルム2と、この樹脂フィルム2の表
面に積層される耐水樹脂層3とを備えている。
は水離解性を有するものであり、強度等を考慮して多層
構造とすることも可能である。この樹脂フィルム2の形
成材料としては、水溶性又は水離解性を有するものであ
れば特に限定されるものではなく、例えばポリビニルア
ルコール等の水溶性樹脂が用いられ、その他ワックスエ
マルジョン、樹脂エマルジョン、合成ゴム系ラテック
ス、これらの混合物等も用いられる。中でも、高い水溶
性又は水離解性を有し、溶解又は離解前に高い強度及び
内容物の保護性を有する水溶性樹脂が好適に用いられ、
特に優れた水溶性又は水離解性を有し、かつ、溶解又は
離解後において環境等に対する安全性を有するポリビニ
ルアルコールが好ましい。
は、例えば部分ケン化ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルアルコール誘導体などが挙げられる。この部分ケン化
ポリビニルアルコールのケン化度の下限としては75モ
ル%、特に80モル%が好ましく、このケン化度の上限
としては98モル%、特に95モル%が好ましい。ケン
化度をこの範囲とすることで優れた水溶性を発揮するこ
とができる。また、この部分ケン化ポリビニルアルコー
ルの重合度の下限としては300、特に500が好まし
く、この重合度の上限としては3000、特に2000
が好ましい。これは、部分ケン化ポリビニルアルコール
の重合度が上記下限より小さいと、成形後のフィルム強
度が小さくなり、逆に、重合度が上記上限を超えると、
溶解又は離解が完了するまでの時間が長くなることから
である。
は、(a)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、酢酸アリル等の不飽和カルボン酸と酢酸ビニルと
の共重合体のケン化物、(b)無水コハク酸、無水フタ
ル酸、無水マレイン酸等の酸無水物によるエステル化物
などが挙げられる。
的には、スチレンブタジエンラテックス、メタクリレー
トブタジエンラテックス、アクリルニトリルブタジエン
ラテックスなどが挙げられるが、耐水性が良好で、伸び
がよく折割れによる亀裂が生じにくいスチレンブタジエ
ンラテックスが好適である。
体的には、スチレンおよびスチレン誘導体、アクリル酸
(メタクリル酸)、アクリル酸(メタクリル酸)エステ
ル等を共重合したアクリルコポリマー、アクリル−スチ
レンコポリマー等の共重合体系を用いることができる。
は、上記基材ポリマーに加えて、例えばその他の樹脂、
炭化水素系オリゴマー、界面活性剤、可塑剤、スリップ
剤、分散剤、安定剤、着色剤、顔料、芳香剤等を適宜配
合することができる。
ものではなく、当該防水シート1の使用用途、形成材料
等に応じて適宜決定することができる。例えば、当該防
水シート1をペット等の糞尿処理袋、簡易トイレの内
袋、紙オムツのバックシート、人工肛門からの排泄物の
貯納袋、ベットに敷設するおねしょシーツ、医療用手袋
などに使用する場合、樹脂フィルム2の厚みの下限とし
ては10μm、特に25μmが好ましく、その厚みの上
限としては150μm、特に120μmが好ましい。こ
れは、樹脂フィルム2の厚みが上記下限より小さいと、
包装材としての強度が不足するおそれがあり、逆に、上
記上限を超えると、水中への浸積後溶解又は離解するま
での時間がかかることからである。
限定されるものではなく、上記形成材料に応じて好適な
公知の方法が採用される。一般的には、(a)溶融合成
樹脂をフィルム状に押し出すTダイ法、インフレーショ
ン法等の押出成形や、(b)溶剤で溶解した合成樹脂を
ステンレスベルト等の板状型に流し、溶剤を乾燥させる
キャスティングなどによって製造される。
物から形成されている。この樹脂組成物中には、基材ポ
リマーとしての生分解性樹脂と高分子可塑剤とが含まれ
ている。基材ポリマーとして生分解性樹脂が用いられて
いるため、耐水樹脂層3が微生物によって生分解され
る。また、樹脂組成物中に高分子可塑剤を含んでいるこ
とから、水離解性の高い生分解性樹脂を用いても、高分
子可塑剤の配合によって耐水樹脂層のガラス転移温度を
下げ、亀裂、分裂等の発生を低減し、耐水性を高めるこ
とができ、また、当該防水シート1のヒートシール性を
高め、種々の形状への成形が容易になる。
等の合成生分解性樹脂と天然生分解性樹脂とに大別され
る。この脂肪族ポリエステルとしては、例えばポリヒド
ロキシ酢酸、ポリラクタイド、ポリプロピオラクトン、
ポリ3−ホドロキシブチレート、ポリε−カプロラクト
ン、ポリピバラクトン、ポリエチレンアジペート、ポリ
エチレンアゼテート、ポリエチレンスベレート、3ヒド
ロキシブチレート−3ヒドロキシバリレート共重合体な
どが挙げられる。また、上記天然生分解性樹脂として
は、例えばシェラック、ダンマル、キサンタンガム、キ
トサン、コラーゲン、セルロース誘導体などが挙げられ
る。
るものではなく、例えばフタル酸系可塑剤、トリメリッ
ト系可塑剤、脂肪酸系可塑剤、アジペート系可塑剤、ポ
リエステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤、ポリエーテル
系可塑剤などが用いられる。中でも、生分解性を有する
脂肪酸系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、エポキシ系可
塑剤及びポリエーテル系可塑剤が好ましく、これらの高
分子可塑剤を1種又は2種以上混合して使用することが
できる。これらの生分解性を有する高分子可塑剤を配合
することで、耐水樹脂層3の離解又は分解後の生分解性
を阻害することがなく、環境負荷の低減化を促進するこ
とができる。
対する高分子可塑剤の配合量(固形分換算)の下限とし
ては2部が好ましく、5部が特に好ましい。一方、高分
子可塑剤の上記配合量の上限としては50部が好まし
く、30部が特に好ましい。これは、高分子可塑剤の配
合量が上記下限より小さいと、上述の耐水性向上効果が
小さく、逆に、高分子可塑剤の配合量が上記上限を超え
ると、耐水性向上効果が頭打ちとなり、水離解性が低下
してしまうことからである。
組成物には、上記基材ポリマーの他に、例えば可塑剤、
安定化剤、劣化防止剤、分散剤、界面活性剤、スリップ
剤、着色剤、顔料、芳香剤等が配合されてもよい。
のではなく、当該防水シート1の使用用途、形成材料の
物性等を考慮して適宜決定することができる。例えば、
当該防水シート1をペット等の糞尿処理袋、簡易トイレ
の内袋、紙オムツのバックシート、人工肛門からの排泄
物の貯納袋、ベットに敷設するおねしょシーツ、医療用
手袋などに使用する場合、耐水樹脂層3の厚みの下限と
しては1μm、特に5μmが好ましく、耐水樹脂層3の
厚みの上限としては100μm、特に60μmが好まし
い。これは、耐水樹脂層3の厚みが上記下限より小さい
と、樹脂フィルム2が溶解又は離解して耐水樹脂層3の
みとなったときの強度が不足するおそれがあり、逆に、
上記上限を超えると、不経済になるばかりであり、上述
のように生分解性樹脂を用いた場合には生分解されるの
に時間がかかり過ぎることからである。なお、当該耐水
樹脂層3は、上述のように耐水性が向上するため、耐水
樹脂層3の厚みを減少することができる。
ィルム2の表面に耐水樹脂層3が積層できれば特に限定
されないが、一般的には塗工等の手段が採用される。耐
水樹脂層3を塗工により形成する方法としては、具体的
には、上記樹脂組成物からなる塗工液を製造する工程
と、この塗工液を樹脂フィルム2の表面に塗工すること
で耐水樹脂層3を積層する工程とからなる。
脂層の高い耐水性により例えば糞尿等の水分を含む汚物
の処理が可能となる。一方、廃棄時には、当該防水シー
トの樹脂フィルムが水中への浸積のより溶解又は離解
し、耐水樹脂層が離解後に微生物によって生分解する。
そのため、当該防水シート1によれば、十分な耐水能力
を有しつつ、焼却、埋立等の廃棄処理を回避することが
でき、環境負荷を低減することができる。
脂層3を構成する樹脂組成物中にさらにイソシアネート
化合物を含有するとよい。このように、イソシアネート
化合物を含有する樹脂組成物から耐水樹脂層3を形成す
ることで、耐水樹脂層3を構成する樹脂組成物と樹脂フ
ィルム2を構成する樹脂、例えばPVAのOH基とが架
橋反応を生じ、耐水樹脂層3と樹脂フィルム2との密着
性が格段に増大する。
組成物の安定性を阻害しなければ特に限定されず、一般
的にはジイソシアネートを用いることができ、その他に
3量体及び多量体のポリイソシアネート化合物も使用す
ることができる。かかるジイソシアネートとしては、例
えばa)テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘ
キサメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソ
シアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト等の脂肪族ジイソシアネート、b)2,4−トリレン
ジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレン
ジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシ
アネート、3,3’−ジクロロ−4,4’−ビフェニレ
ンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネ
ート、1,5−テトラヒドロナフタレンジイソシアネー
ト等の芳香族ジイソシアネート、c)1,3−シクロヘ
キシレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシレン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テト
ラメチレンキシリレンジイソシアネート、水素添加キシ
リレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,
4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等の脂
環族ジイソシアネートなどが挙げられ、それぞれ単独で
又は2種以上組み合わせて使用することができる。
対するイソシアネート化合物の配合量(固形分換算)の
下限としては、0.5部が好ましく、2部が特に好まし
い。一方、上記配合量の上限としては20部が好まし
く、10部が特に好ましい。これは、イソシアネート化
合物の配合量が上記下限より小さいと、上述の耐水樹脂
層3と樹脂フィルム2との密着性の増大効果が小さく、
逆に、イソシアネート化合物の配合量が上記上限を超え
ても、上記密着性の増大効果が頭打ちとなり、耐水樹脂
層3の生分解性に悪影響を及ぼすことからである。
解性を有する樹脂フィルム2と、この樹脂フィルム2の
表面に積層される耐水樹脂層12とを備えている。この
樹脂フィルム2は、図1の防水シート1と同様であるた
め、同一番号を付して説明を省略する。
トリックス13と、この樹脂マトリックス13中に含有
する充填剤14とを有している。この樹脂マトリックス
13は、図1の防水シート1の耐水樹脂層3を形成する
ための樹脂組成物と同様のものから形成されている。つ
まり、耐水樹脂層12は、耐水樹脂層3と同様の樹脂組
成物中に充填剤14を含む樹脂組成物から形成されてい
る。そのため、当該耐水樹脂層12も、上記耐水樹脂層
3と同様に高い柔軟性、耐水性及び水離解性を備えてい
る。また、かかる構造の耐水樹脂層12は、水中へ浸積
し、流水、撹拌等により外的応力を付加することで、樹
脂マトリックス13と充填剤14との界面で容易に裂
け、比較的細かく離解又は分散するため、水離解性を格
段に高めることができる。
ーとがある。この無機フィラーとしては、具体的にはシ
リカ、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、硫化バリウム、マグネシウムシリケート、又はこれ
らの混合物を用いることができる。また、有機フィラー
の具体的な材料としては、例えばアクリル樹脂、アクリ
ロニトリル樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、シリコ
ーン系樹脂、フッ素系樹脂等を用いることができる。特
に、この充填剤14として生分解性樹脂製のものを用い
るとよく、上述のように樹脂マトリックス13の基材ポ
リマーに生分解性樹脂を用いることと相まって、耐水樹
脂層12の全てが離解又は分解後に生分解され、環境負
荷の低減化をより一層促進することができる。
されるものではなく、例えば球状、粒状、立方状、針
状、棒状、紡錘形状、板状、鱗片状、繊維状などが挙げ
られ、中でも耐水樹脂層12の離解又は分散性に優れる
球状が好ましい。
水樹脂層12の厚みの30%、特に50%、さらに60
%が好ましく、上記平均粒子径の上限としては耐水樹脂
層12の厚みの100%、特に90%、さらに80%が
好ましい。これは、充填剤14の平均粒子径が上記下限
より小さいと、充填剤14による耐水樹脂層12の離解
又は分散作用が低減するおそれがあり、逆に、上記平均
粒子径が上記上限を越えると、充填剤14が耐水樹脂層
12の表面から突出し、耐水樹脂層12の防水性が低下
するおそれがあることからである。
組成物のポリマー分100部に対する充填剤14の配合
量の下限としては10部、特に25部、さらに50部が
好ましく、上記配合量の上限としては500部、特に3
00部、さらに200部が好ましい。これは、充填剤1
4の配合量が上記下限より小さいと、充填剤14による
耐水樹脂層12の離解又は分散作用が低減するおそれが
あり、逆に、充填剤14の配合量が上記上限を越える
と、耐水樹脂層12の防水性が低下するおそれがあるこ
とからである。
耐水樹脂層3と同様であり、一般的には塗工等の手段が
採用される。耐水樹脂層12を塗工により形成する方法
としては、具体的には、樹脂マトリックス13を構成す
る樹脂組成物に充填剤14を混合することで塗工液を製
造する工程と、この塗工液を樹脂フィルム2の表面に塗
工することで耐水樹脂層12を積層する工程とからな
る。
って樹脂フィルム2が溶解又は離解し、水中への浸積及
び外的応力付加による耐水樹脂層12の離解又は分散性
がさらに向上する。そのため、当該防水シート11は、
汚物を処理した後に直接水洗トイレ等に流しても、トイ
レ配管や下水処理施設等に詰まり等の不都合が発生する
ことがなく、汚物処理の便利性が格段に向上する。
状に形成したものであり、樹脂フィルム2が外側、耐水
樹脂層3が内側となるよう構成されている。当該使捨用
袋21は、内側の耐水樹脂層3が有する高い柔軟性及び
耐水性により、糞尿等の水分を含む汚物の処理及び貯納
が容易かつ確実になる。また、当該使捨用袋21は、例
えば水洗トイレ等に流すことで、樹脂フィルム2が溶解
又は離解し、耐水樹脂層3が離解又は分解し、つまり全
体が溶解、離解又は分解し、トイレ配管や下水処理施設
等に詰まり等の不都合が発生することがない。そのた
め、当該使捨用袋21によれば、ペットの糞等の汚物を
貯納したまま直接水洗トイレ等に流すことができ、汚物
処理の便利性及び環境性が格段に向上する。さらに、当
該使捨用袋21は、防水シート1の優れたヒートシール
性等により、製造性、耐久性が向上する。そのため、使
捨用袋21は、例えばペット等の糞尿処理袋、簡易トイ
レの内袋、紙オムツのバックシート、人工肛門からの排
泄物の貯納袋、医療用手袋などに好適となり、これらの
製造性、耐久性、取扱性等を向上することができる。
に限定されるものではなく、例えば樹脂フィルムの上下
両表面に耐水樹脂層が積層された防水シートも可能であ
る。このように上下両面に耐水樹脂層が積層された防水
シートによれば、上述のような汚物処理において表裏を
考慮する必要がなくなり、さらに防水性も向上するた
め、取扱性が向上する。
この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈され
るものではない。
本コーンスターチ製の「コーンポールCP−5」)10
0部とポリエステル系可塑剤(大日本インキ化学工業製
の「ポリサイザーW−2500」)2部とを含む樹脂組
成物をトルエンに15wt%の濃度に希釈して塗工液を
作製し、この塗工液を厚さ25μmのポリビニルアルコ
ール製の樹脂フィルム(日本合成化学工業製の「ハイセ
ロンC−200」)の表面にバーコーターにて塗工する
ことで実施例1の防水シートを得た。
合量を5部とした以外は上記実施例1と同様にして実施
例2の防水シートを得た。
合量を10部とした以外は上記実施例1と同様にして実
施例3の防水シートを得た。
合量を20部とした以外は上記実施例1と同様にして実
施例4の防水シートを得た。
合量を30部とした以外は上記実施例1と同様にして実
施例5の防水シートを得た。
合量を50部とした以外は上記実施例1と同様にして実
施例6の防水シートを得た。
合量を60部とした以外は上記実施例1と同様にして実
施例7の防水シートを得た。
しない以外は上記実施例1と同様にして比較例の防水シ
ートを得た。
ート及び比較例の防水シートを用い、耐水性評価試験及
び水離解性評価試験を行った。この耐水性評価試験は、
100mlのビーカーの口部分に上記防水シートを耐水
樹脂層が上面側に位置するよう帳設し、防水シート表面
(耐水樹脂層)に水5mlをスポイトで滴下し、防水シ
ートの状態を観察する。かかる耐水性評価試験の結果、
水の浸透が全く無く、樹脂フィルムが全くダメージを受
けていない場合は○、水の浸透がわずかにあり、樹脂フ
ィルムが膨潤した場合は△、完全に水が浸透し、樹脂フ
ィルムが溶解した場合は×として評価した。また、水離
解性評価試験は、これらの防水シートを撹拌漕内に浸漬
して撹拌し、離解するまでの時間を測定した。その結果
を下記表1に示す。
トと比較して高分子可塑剤を配合した実施例1〜7の防
水シートは耐水性が向上した。特に、高分子可塑剤を5
部以上配合した実施例2〜7の防水シートは高い耐水性
を示している。一方、水離解性に関しては、高分子可塑
剤の配合量の増加に伴って水離解性が低下している。
トによれば、使用時には優れた耐水性を有し、水分を含
む汚物処理が容易かつ確実になる。一方、廃棄時には優
れた溶解性、離解性又は分散性及び生分解性にを有し、
例えば水洗トイレ等に直接流すことができ、環境に優し
いものとなる。また、本発明の使捨用袋によれば、防水
シートの高い柔軟性及び水離解性によって耐久性、取扱
性等が向上し、例えばペット等の糞尿処理袋、簡易トイ
レ、紙オムツのバックシート、人工肛門からの排泄物の
貯納袋、医療用手袋などに適用となる。
式的断面図である。
を示す模式的断面図である。
的斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 水溶性又は水離解性を有する樹脂フィル
ムと、この樹脂フィルムの表面に積層される耐水樹脂層
とを備える防水シートであって、 この耐水樹脂層が、生分解性樹脂と高分子可塑剤とを含
有する樹脂組成物から形成されていることを特徴とする
防水シート。 - 【請求項2】 上記高分子可塑剤として脂肪酸系可塑
剤、ポリエステル系可塑剤、エポキシ系可塑剤及びポリ
エーテル系可塑剤からなる群より選択される1種又は2
種以上のものが用いられている請求項1に記載の防水シ
ート。 - 【請求項3】 上記樹脂組成物中のポリマー分100部
に対する高分子可塑剤の配合量が固形分換算で2部以上
50部以下である請求項1又は請求項2に記載の防水シ
ート。 - 【請求項4】 上記樹脂フィルムの形成材料としてポリ
ビニルアルコールが用いられている請求項1、請求項2
又は請求項3に記載の防水シート。 - 【請求項5】 上記樹脂組成物中にさらに充填剤を含有
している請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の
防水シート。 - 【請求項6】 上記充填剤として生分解性樹脂製の充填
剤が用いられている請求項5に記載の防水シート。 - 【請求項7】 上記充填剤の平均粒子径が耐水樹脂層の
厚みの30%以上100%以下である請求項5又は請求
項6に記載の防水シート。 - 【請求項8】 上記樹脂組成物中にさらにイソシアネー
ト化合物を含有している請求項1から請求項7のいずれ
か1項に記載の防水シート。 - 【請求項9】 上記耐水樹脂層が樹脂フィルムの両表面
に積層されている請求項1から請求項8のいずれか1項
に記載の防水シート。 - 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれか1項
に記載の防水シートを用いた使捨用袋。
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