JP2003275482A - 安全カミソリ - Google Patents

安全カミソリ

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JP2003275482A
JP2003275482A JP2002086275A JP2002086275A JP2003275482A JP 2003275482 A JP2003275482 A JP 2003275482A JP 2002086275 A JP2002086275 A JP 2002086275A JP 2002086275 A JP2002086275 A JP 2002086275A JP 2003275482 A JP2003275482 A JP 2003275482A
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茂俊 佐近
Tadashi Hamada
糾 濱田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に刃についた髭滓等の汚れを除去でき、
且つ刃に付着した髭滓等の汚れを完全に除去できる安全
カミソリを提供する提供する。 【解決手段】 ヘッド部1に刃台2と天板3とを有し
た。刃台2と天板3との間に刃4を設けた。振動発生装
置によって振動する髭滓除去部材5を、1枚刃の場合に
は刃4と刃台2の間、もしくは刃4と天板3との間のう
ち少なくともどちらか一方に設けた。また複数刃の場合
には隣合う刃4と刃4の間に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刃台と天板との間
に入った髭滓等の汚れを除去できる安全カミソリに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図16、図17に示すような
安全カミソリが知られている。この従来の安全カミソリ
は把持部9′を有するハウジング30と、ハウジング3
0の上端部に設けたヘッド部1′とで構成されており、
ヘッド部1′は刃台2′と天板3′とを有している。刃
台2′と天板3′との隙間には先端に刃先を有する刃4
が平行に2枚設けられており、刃4と刃4、刃4と刃台
2′、刃4と天板3′との間には隙間が形成されてい
る。ハウジング30にはヘッド部1全体を振動させるモ
ータ10が設けられている。図中11はモータ10を駆
動するための電池である。
【0003】上記従来の安全カミソリはヘッド部1′を
皮膚表面に当て、スライドさせることで皮膚を刃で傷付
けることなく安全に髭を処理することができる。
【0004】ところでこのように髭剃りをした後は、刃
4と刃4、刃4と刃台2′、刃4と天板3′との間の隙
間に髭滓や、皮膚の角質、皮脂等の肌の汚れ(以下髭滓
等の汚れ)が入り込んでしまい、さらにこの入り込んだ
髭滓等の汚れは刃4の表裏面に付着してしまう。上記従
来の安全カミソリでは、この髭滓等の汚れを除去する場
合は、ヘッド部1′を水中に浸し、ヘッド部1′をモー
タ10によって振動させることで、刃4を振動させ、刃
4に付着した髭滓等の汚れを除去していた。
【0005】しかしながら、上記従来の安全カミソリは
モータ10によってヘッド部1全体を振動させなければ
ならないため、刃4をあまり振動させることができず、
刃4に付着した髭滓等の汚れを十分に除去できないとい
う問題があった。
【0006】また上記とは別に、2枚の刃4の間に刃4
に沿って摺動する移動片を設けた安全カミソリも知られ
ている(図示せず)。この従来の安全カミソリの移動片
は使用者が手動で刃4の上下面と平行且つ先端側に向か
って移動できるように設定しており、使用者は手動で移
動片を動かして刃4と刃4の間に溜まった髭滓等の汚れ
をヘッド部1′から押し出していた。しかし、この場
合、移動片を手動で動かさなければならず手間がかかっ
てしまうという問題があった。また移動片は刃4の刃先
を除いた表裏面にのみ付着した汚れを除去することしか
できないため、刃先に付着した髭滓等の汚れを除去する
ことができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、簡
単に刃についた髭滓等の汚れを除去でき、且つ刃に付着
した髭滓等の汚れを完全に除去できる安全カミソリを提
供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る安全カミソリは、ヘッド部1に刃台2と
天板3とを有し、刃台2と天板3との間に刃4を設けた
安全カミソリであって、振動発生装置によって振動する
髭滓除去部材5を、1枚刃の場合には刃4と刃台2の
間、もしくは刃4と天板3との間のうち少なくともどち
らか一方に設け、複数刃の場合には隣合う刃4と刃4の
間に設けて成ることを特徴とするものである。
【0009】このように構成することで、ヘッド部1を
水洗いする際に、ヘッド部1を水中に浸し髭滓除去部材
5を振動させるだけで刃4付近の水を振動させ且つ対流
させて攪拌することができ、これによって刃4に付着し
た髭滓等の汚れを除去することができる。また振動発生
装置はヘッド部1を振動させず髭滓除去部材5のみを振
動させるので、振動発生装置から伝わる振動を損失なく
水に伝達して攪拌することができ、刃4の上下面や刃先
6に付着した髭滓等の汚れを除去することができる。
【0010】また請求項2記載の安全カミソリは請求項
1記載の安全カミソリにおいて、上記髭滓除去部材5の
振動方向を刃4の厚み方向と平行もしくは刃4の幅方向
と平行に設定して成ることを特徴とするものである。
【0011】このような構成とすることで、例えば髭滓
除去部材5を刃4と平行な板状に形成した場合、髭滓除
去部材5を刃4の厚み方向と平行に振動させることで、
髭滓除去部材5の最も面積の広い面で効率良く水を攪拌
させることができ、また例えば先端側に突出する櫛状歯
7を複数設けた場合、髭滓除去部材5を刃4の幅方向と
平行に振動させることで、櫛状歯7の最も面積の広い面
で効率よく水を刃4の幅方向に攪拌することができ、こ
れによって刃4に付着した髭滓等の汚れをより一層除去
することができる。
【0012】また請求項3記載の安全カミソリは請求項
1記載の安全カミソリにおいて、上記髭滓除去部材5に
先端側に突出する櫛状歯7を複数設けて成ることを特徴
とするものである。
【0013】上記のように髭滓除去部材5に先端側に突
出する櫛状歯7を複数設けることで、櫛状歯7によって
水を複雑な流れで攪拌することができ、また各櫛状歯7
間には隙間を形成するため、髭滓等の汚れが髭滓除去部
材5の先端側の上面に溜まり難くなる。
【0014】また請求項4記載の安全カミソリは請求項
1記載の安全カミソリにおいて、上記髭滓除去部材5に
刃4を着脱自在に取付けて成ることを特徴とするもので
ある。
【0015】このような構成とすることで、刃4を容易
にヘッド部1に組み込むことができ、またヘッド部1を
水洗いする際に、ヘッド部1を水中に浸すと共に髭滓除
去部材5と刃4とを振動させることで、髭滓除去部材5
と刃4の両方の振動によって刃4に付着した髭滓等の汚
れを除去できる。
【0016】また請求項5記載の安全カミソリは請求項
1〜3記載の安全カミソリにおいて、上記髭滓除去部材
5に刃4の厚み方向と平行に突出する凸部8を設けてな
ることを特徴とするものである。
【0017】このように髭滓除去部材5に凸部8を設け
ることで、凸部8によって水を複雑な流れで攪拌するこ
とができ、刃4に付着した髭滓等の汚れをより多く除去
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0019】本実施形態における安全カミソリは図1に
示すように、把持部9と、把持部9の上端部に設けられ
た側断面略コ字状のヘッド部1とで形成されている。
【0020】把持部9の内部には後述するモータ10と
把持部9に内装した電池11とを接続するスイッチ回路
12が設けられており、このスイッチ回路12は例えば
把持部9の表面に設けた操作部(図示せず)に接続され
ており、操作部にてモータ10のON、OFFを切り替
えられるようになっている。
【0021】ヘッド部1は図2に示すように下端部を把
持部9に接続したモータ保持部13を有しており、モー
タ保持部13にはモータ10が内装されている。
【0022】モータ保持部13の上部には天板3が突出
しており、モータ保持部13の下部には天板3と同一方
向に突出し且つ先端が天板3の先端よりも突出する刃台
2が設けられている。天板3と刃台2の先端部上面は先
端側に行く程下方に傾斜しており、この傾斜した面を髭
を剃る際に肌を当てる肌当て面14としている。天板3
と刃台2との幅方向の両端部は側板15によって接続さ
れており、両側板15と刃台2と天板3とに囲まれた部
分を肌当て面14に開口する刃取付け部16としてい
る。
【0023】刃取付け部16の上部と下部には互いに平
行な2枚の刃4である上刃4aと下刃4bとが設けられ
ており、上刃4aと下刃4bの刃先6の尖端は刃台2の
肌当て面14の上端と天板3の肌当て面14の下端とを
結ぶ線イ上付近に位置している。また刃取付け部16の
上部と下部の先端部には段部22を形成しており、刃4
と刃台2及び刃4と天板3との間に隙間を形成してい
る。
【0024】上記上刃4aと下刃4bの間には合成樹脂
で成形された板状の髭滓除去部材5を配置している。髭
滓除去部材5の幅方向の両側端面は図3に示すように刃
取付け部16の両内側面に夫々設けられたばね17に接
続されており、このばね17によって髭滓除去部材5を
保持している。また上刃4aと髭滓除去部材5との間及
び下刃4bと髭滓除去部材5との間には夫々滑性の優れ
た滑り板18が配設されており、この滑り板18は髭滓
除去部材5が幅方向に振動するようにガイドしている。
【0025】上記髭滓除去部材5の先端部は尖ってお
り、髭滓除去部材5の先端部と2枚の刃4の間に隙間を
形成している。髭滓除去部材5の基部側端面の中央部に
は図3、4に示すように縦長のカム収納溝19が設けら
れている。
【0026】カム収納溝19には偏心カム20が設けら
れている。偏心カム20の偏心軸21は前述したモータ
10に接続しており、操作部にてモータ10をONにし
た場合、偏心カム20がモータ10の回転を髭滓除去部
材5の幅方向(図3の矢印ロ方向)の振動に変換する。
上記偏心カム20、モータ10、スイッチ回路12、電
池11、操作部とで本発明の振動発生装置を構成してい
る。
【0027】上記安全カミソリにて髭を剃る場合は、肌
当て面14に肌を沿わせた状態で安全カミソリをスライ
ドさせる。この場合、カミソリによって肌を傷付けるこ
となく髭を剃ることができる。
【0028】上記のように髭を剃った後は刃4と刃4の
間に髭滓や、皮膚の角質、皮脂等の肌の汚れ(以下髭滓
等の汚れ)が入り、またこの髭滓等の汚れが刃4の上下
面や刃先6に付着してしまう。そこで本実施形態では以
下のようにしてヘッド部1を水洗いし、髭滓等の汚れを
除去する。髭滓等の汚れの除去は、ヘッド部1を水に漬
けると共に、操作部を操作してモータ10をONにする
ことで行う。なおこの場合、髭滓除去部材5は前述した
ように合成樹脂によって成形されているため、錆びるこ
とがない。モータ10をONにすることで、前述したよ
うに髭滓除去部材5は幅方向に振動する。すなわち、刃
4の幅方向と平行に振動することとなる。このように水
に漬けられた髭滓除去部材5が振動することで、刃4と
刃4の間の水は振動し且つ対流を起こし、この水の振動
と対流によって刃4の上下面や刃先6に付着した髭滓等
の汚れや、刃4と刃4の間に溜まった髭滓等の汚れを除
去することができる。また上記のように振動発生装置に
よって髭滓除去部材5を振動させることができるため、
操作部を操作するだけで簡単に髭滓等の汚れを除去する
ことができる。
【0029】なお、上記では刃4と刃4の間に髭滓除去
部材5を設けた例について説明したが、振動発生装置に
よって振動する髭滓除去部材5を刃台2と刃4の間の隙
間乃至天板3と刃4の間の隙間の少なくてもどちらか一
方の隙間に設けてもよく、この場合、髭剃り後に刃4と
刃台2との間の隙間及び刃4と天板3との間の隙間に溜
まった髭滓等の汚れを髭滓除去部材5の振動によって除
去することができるものである。また、上記では刃取付
け部16に2枚の刃4を設けたいわゆる2枚刃の安全化
カミソリについての説明を記載したが、刃取付け部16
の上下方向における中央部付近に1枚だけ刃4を有する
いわゆる1枚刃の安全カミソリの刃4と刃台2との間の
隙間や刃4と天板3との間の隙間に髭滓除去部材5を設
けても良く、また刃台2との間の隙間と刃4と天板3と
の間の隙間の両方に髭滓除去部材5を設けても良いもの
である。さらに刃取付け部16に3枚以上の複数の刃4
を設け、隣合う刃4間に複数の髭滓除去部材5を設けて
もよいものである。
【0030】次に上記実施形態とは異なる実施形態につ
いて説明する。本実施形態においては髭滓除去部材5の
振動方向を刃4の厚み方向と平行に設定することに特徴
があり、以下に示す説明では上記の実施形態と重複する
点については説明を省略する。
【0031】以下に具体的構成を示す。図5に示すよう
に髭滓除去部材5の上下面は上刃4aの下面と下刃4b
の上面とに夫々設けられたばね17に接続されており、
このばね17によって髭滓除去部材5を保持している。
また上記実施形態の滑り板18は本実施形態では設けら
れていない。
【0032】髭滓除去部材5の基部側端面の中央部には
図6に示すように横長のカム収納溝19が設けられてい
る。このカム収納溝19に設けられた偏心カム20の偏
心軸21はモータ10に接続しており、モータ10をO
Nにした場合、偏心カム20がモータ10の回転を髭滓
除去部材5の上下方向(図5矢印ハの方向)の振動に変
換する。すなわち、髭滓除去部材5は刃4の厚み方向と
平行に振動することとなる。
【0033】このように髭滓除去部材5を刃4の厚み方
向と平行に振動させることで、髭滓除去部材5を刃4と
平行な板状に形成した場合、髭滓除去部材5の最も面積
の広い上下面で水を振動させ且つ対流させることがで
き、これによって髭滓除去部材5の最も面積の広い面で
効率良く水を攪拌させることができ、刃4の上下面や刃
先4に付着した髭滓等の汚れをより一層除去することが
できる。
【0034】次に上記図2、図5の実施形態と異なる実
施形態を示す。なお本実施形態においては髭滓除去部材
5に刃4を着脱自在に取付けた点に特徴があり、以下に
髭滓除去部材5に刃4を着脱自在に取付けるための着脱
手段の一例を示すが、本発明の着脱手段はこれに限定さ
れるものではない。
【0035】上記実施形態と本実施形態とでは髭滓除去
部材5と上刃4aと下刃4bの形状が上記実施形態と異
なる。
【0036】髭滓除去部材5は図8に示すように基部側
端部の中央部に平面視方形状の切り欠き23を設けてい
る。
【0037】下刃4bの基部側端部の中央部部には図9
に示すように上方に突出する突起24が設けられてお
り、該突起24は上記切り欠き23と同形状をしてい
る。突起24の上面には前後方向の全長に亘って溝が形
成されており、この溝を係合凹部25としている。係合
凹部25の両側面は下方に行く程幅方向の間隔が広がる
ように形成されている。
【0038】上刃4aの基部側端部の中央部には図10
に示すように下方に突出する係合凸部26が設けられて
おり、この係合凸部26は前述した下刃4bの係合凹部
25と同形状をしている。なお図10の上刃4aは説明
のために下側前方から斜視した図を示しており、髭滓除
去部材5への取付けは係合凸部26を下にした状態で取
付けるものである。
【0039】上記の髭滓除去部材5に上刃4a及び下刃
4bを取付ける場合は、髭滓除去部材5の切り欠き23
に下刃4bの突起24を嵌め込むと共に、下刃4bと上
刃4aとで髭滓除去部材5を挟み込むように上刃4aの
係合凸部26と下刃4bの係合凹部25とを係合させ
る。しかして髭滓除去部材5に対して上刃4aと下刃4
bとは着脱自在となる。
【0040】このように髭滓除去部材5に刃4を着脱自
在に取付けることで、刃4を容易にヘッド部1に組み込
むことができる。また、ヘッド部1を水中に浸すと共に
髭滓除去部材5を振動させることで、髭滓除去部材5に
取り付けた刃4も同時に振動し、これによって刃4に付
着した髭滓等の汚れをより一層除去することができる。
なお、本実施形態における髭滓除去部材5の振動方向は
限定されるものではないが、振動方向を上記図5の実施
形態と同様に刃4の厚み方向と平行に設定することで、
上記図5の実施形態と同様の作用効果が得られることは
言うまでもない。
【0041】次に上記図2、図5、図8〜10に示した
実施形態とは更に異なる実施形態を示す。本実施形態に
おいては、髭滓除去部材5に先端側に突出する櫛状歯7
を複数設けたことに特徴がある。図11に示すように髭
滓除去部材5を板状部27と、板状部27の先端部に設
けた前方に突出する複数の櫛状歯7とで構成している。
各櫛状歯7は板状部27の前端面の厚み方向における全
長に亘って設けられており、夫々の櫛状歯7は平行に設
けられている。このような形状の髭滓除去部材5は櫛状
歯7が2枚の刃先6間に位置するように配置されてい
る。また髭滓除去部材5の振動方向は刃4の厚み方向と
平行な方向以外の方向に振動するように設定されてい
る。
【0042】上記のように2枚の刃4の髭滓除去部材5
に先端側に突出する櫛状歯7を複数設けることで、複数
の櫛状歯7によって複雑な流れで水を攪拌することがで
き、刃先6に付着した髭滓等の汚れをより多く除去する
ことができる。また、特に髭滓除去部材5の振動方向を
上記図2の実施形態と同様に刃4の幅方向と平行に設定
することが好ましい。このように滓除去部材5の振動方
向を刃4の幅方向と平行に設定することで、櫛状歯7の
最も面積の広い面で効率良く水を攪拌することができ、
これによって刃先6に付着した髭滓等の汚れをより一層
除去することができる。
【0043】次に上記図2、図5、図8〜10、図11
に示した実施形態と異なる実施形態を示す。本実施形態
においては、髭滓除去部材5に刃4の厚み方向と平行に
突出する凸部8を設けた点に特徴がある。図12に示す
ように先端部が尖った板状の髭滓除去部材5の上面に刃
4の厚み方向と平行に突出する複数の凸部8を設け、各
凸部8は前後方向の全長に亘って設けられている。各凸
部8の前端部は図13に示すように髭滓除去部材5の前
端部よりもやや前方まで伸びている。また上記各凸部8
は板状の髭滓除去部材5に部分メッキ等をすることで製
造することができる。本実施形態における髭滓除去部材
5の振動方向は特に限定しない。
【0044】このように髭滓除去部材5に刃4の厚み方
向と平行に突出する凸部8を設けることで、髭滓除去部
材5上方の刃4と刃4の間の水を幅方向に対流させて複
雑な流れで攪拌することができ、これによって刃4の上
下面や刃先6に付着した髭滓等の汚れやより多く除去す
ることができものである。
【0045】また、この場合、髭滓除去部材5の振動方
向を刃4の幅方向と平行に設定することが好ましい。こ
のように、髭滓除去部材5の振動方向を刃4の幅方向と
平行に設定することで、振動方向と垂直な面の面積が大
きくなり、刃4に付着した髭滓等の汚れをより一層除去
することができる。
【0046】なお本実施形態では髭滓除去部材5の上面
にのみ凸部8を設けた実施形態について説明したが、髭
滓除去部材5の下面にのみ凸部8を設けてもよいし、ま
た上下面の両面に凸部8を設けても良いものである。
【0047】また、上記図12に示す髭滓除去部材5を
図15に示すように波板状に形成してもよい。この場
合、髭滓除去部材5の振動方向は幅方向に設定されてい
る。このように髭滓除去部材5を形成することで髭滓除
去部材5の水と接触する面積を大きくすることができ、
より一層水を攪拌することができる。
【0048】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、振動発生装置によって振動する髭滓除去
部材を設けることで、ヘッド部を水洗いする際に、ヘッ
ド部を水中に浸し髭滓除去部材を振動させるだけで刃付
近の水を振動させ且つ対流させて攪拌することができ、
これによって刃に付着した髭滓等の汚れを簡単に除去す
ることができる。また振動発生装置はヘッド部を振動さ
せず髭滓除去部材のみを振動させるので、振動発生装置
から伝わる振動を損失なく水の攪拌に伝えることがで
き、より一層刃に付着した髭滓等の汚れを除去すること
ができる。
【0049】また請求項2記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて、上記髭滓除去部材
の振動方向を刃の厚み方向と平行もしくは刃の幅方向と
平行に設定したので、例えば髭滓除去部材を刃と平行な
板状に形成した場合、髭滓除去部材を刃の厚み方向と平
行に振動させることで、髭滓除去部材の最も面積の広い
面で効率良く水を攪拌させることができ、また例えば先
端側に突出する櫛状歯を複数設けた場合、髭滓除去部材
を刃の幅方向と平行に振動させることで、櫛状歯の最も
面積の広い面で効率よく水を刃の幅方向に攪拌すること
ができ、これによって刃に付着した髭滓等の汚れをより
一層除去することができる。
【0050】また請求項3記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて、髭滓除去部材に先
端側に突出する櫛状歯を複数設けることで、櫛状歯によ
って刃先付近の水を複雑な流れで攪拌することができ、
刃先に付着した髭滓等の汚れをより多く除去することが
できる。また各櫛状歯の間には隙間を形成するために髭
滓除去部材の先端側の上面に髭滓等の汚れが溜まり難く
することができる。
【0051】また請求項4記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて髭滓除去部材に刃を
着脱自在に取付けることで、刃を容易にヘッド部に組み
込むことができ、またヘッド部を水中に浸すと共に髭滓
除去部材と刃とを振動させることで、髭滓除去部材と刃
の両方の振動によって刃に付着した髭滓等の汚れをより
一層除去できる。
【0052】また請求項5記載の発明にあっては、上記
請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
髭滓除去部材に凸部を設けることで、凸部によって水を
複雑な流れで水を攪拌することができ、刃に付着した髭
滓等の汚れをより一層除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】同上のヘッド部の断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3の一部拡大図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示すヘッド部の断面図
である
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】図6の一部拡大図である。
【図8】刃を髭滓除去部材に着脱自在とした実施形態を
示す髭滓除去部材の斜視図である。
【図9】同上の下刃を示す斜視図である。
【図10】同上の上刃を示す斜視図である。
【図11】髭滓除去部材に櫛状歯を設けた実施形態を示
す斜視図である。
【図12】髭滓除去部材に凸部を設けた実施形態を示す
ものであり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)
は(a)のD−D断面図である。
【図13】図12(a)のC部拡大図である。
【図14】図12(c)の一部拡大図である。
【図15】髭滓除去部材を波板状に形成した実施形態を
示す斜視図である。
【図16】従来の安全カミソリを示す斜視図である。
【図17】同上の断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド部 2 刃台 3 天板 4 刃 5 髭滓除去部材 6 刃先 7 櫛状歯 8 凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部に刃台と天板とを有し、刃台と
    天板との間に刃を設けた安全カミソリであって、振動発
    生装置によって振動する髭滓除去部材を、1枚刃の場合
    には刃と刃台の間、もしくは刃と天板との間のうち少な
    くともどちらか一方に設け、複数刃の場合には隣合う刃
    と刃の間に設けて成ることを特徴とする安全カミソリ。
  2. 【請求項2】 上記髭滓除去部材の振動方向を刃の厚み
    方向と平行もしくは刃の幅方向と平行に設定して成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の安全カミソリ。
  3. 【請求項3】 上記髭滓除去部材に先端側に突出する櫛
    状歯を複数設けて成ることを特徴とする請求項1記載の
    安全カミソリ。
  4. 【請求項4】 上記髭滓除去部材に刃を着脱自在に取付
    けて成ることを特徴とする請求項1記載の安全カミソ
    リ。
  5. 【請求項5】 上記髭滓除去部材に刃の厚み方向と平行
    に突出する凸部を設けてなることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の安全カミソリ。
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JP2019526358A (ja) * 2016-09-09 2019-09-19 ザ ジレット カンパニー リミテッド ライアビリティ カンパニーThe Gillette Company Llc ひげ剃り用カミソリカートリッジ及びその組立方法

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