JP6656105B2 - 電気かみそり - Google Patents
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Description
図1ないし図7は、本発明に係る電気かみそりの実施例1を示す。本発明における前後左右上下とは、図2および図4に示す交差矢印と、矢印の近傍の前後、左右、上下の表記に従う。図2において電気かみそりは、グリップを兼ねる本体ケース1と、同ケース1で支持されるかみそりヘッド2を備えている。本体ケース1の内部には、モーター3、2次電池4、および制御基板5などの電装品が配置されている。制御基板5には、モーター3への通電状態をオンオフするスイッチ6や、運転状態を発光表示するLEDなどが実装されている。かみそりヘッド2には横軸(水平軸)周りに回転駆動されるロータリー式の可動刃(内刃)7と固定刃(外刃)8が設けられている。可動刃7は中空円筒状に形成されて、その周面に網目状の切刃の一群が形成されている。本体ケース1の前面の下部には舟形のスイッチパネル9が配置されて、その上端寄りに先のスイッチ6を切換え操作するスイッチボタン10が配置されている。図示していないが、本体ケース1の後面側には、きわ剃り刃と、きわ剃り刃を駆動位置へ押し上げ操作するスライドノブが設けられている。
かみそりヘッド2にひげなどの毛を切断する可動刃7・55と固定刃8・56が配置してある電気かみそりであって、
かみそりヘッド2の周囲壁に、ヘッド内部に設けた毛屑室Rに連通する洗浄水窓28と、同窓28を上下にスライド移動して開閉するシャッター29が設けられており、
シャッター29を閉じた状態(閉じ姿勢)においては、シャッター29の開放移動する側の一部(下端部)が、シャッター29以外のかみそりヘッド2の一部で覆われており、シャッター29を開放姿勢に切換えた状態においては、シャッター29の上記一部が自由空間に露出することを特徴とする電気かみそり。
上記構成によれば、かみそりヘッド2の周囲壁に、ヘッド内部に設けた毛屑室Rに連通する洗浄水窓28と、同窓28をスライド移動して開閉するシャッター29が設けられているので、毛屑室Rの内部に溜まった毛屑を洗い流すことができる。また、シャッター29を開放姿勢に切換えた状態においては、シャッター29の一部が自由空間に露出するので、使用者の注意を喚起してシャッター29を閉じるよう促すことができる。例えば、洗浄後の電気かみそりは、毛屑室Rの周囲壁に付着した水滴の乾燥を促進するために、シャッター29を開放した状態のままで放置することがある。こうした場合に、使用者の注意を喚起してシャッター29を閉じるよう促して、次回使用時にシャッター29を閉じ忘れた状態のまま使用されるのを防止できる。
かみそりヘッド2にひげなどの毛を切断する可動刃7・55と固定刃8・56が配置してある電気かみそりであって、
かみそりヘッド2の周囲壁に、ヘッド内部に設けた毛屑室Rに連通する洗浄水窓28と、同窓28を上下にスライド移動して開閉するシャッター29が設けられており、
シャッター29を閉じた状態(閉じ姿勢)においては、シャッター29の上記一部がかみそりヘッド2の外郭線内に位置しており、シャッター29を開放姿勢に切換えた状態においては、シャッター29の上記一部がかみそりヘッド2の外郭線の外へ突出することを特徴とする電気かみそり。
上記構成によれば、シャッター29を開放姿勢に切換えた状態においてシャッター29の上記一部がかみそりヘッド2の外郭線の外へ突出するので、使用者にシャッター29を閉じるよう強く促すことができる。
固定刃8・56は固定刃ホルダー18で保持されており、
かみそりヘッド2は固定刃ホルダー18を含み、
固定刃ホルダー18の周囲壁に、ホルダー内部に設けた毛屑室Rに連通する洗浄水窓28と、同窓28を上下にスライド移動して開閉するシャッター29とが設けられていることを特徴とする電気かみそり。
上記構成によれば、固定刃ホルダー18をかみそりヘッド2から取り外して洗浄することができるので、シャッター29付近に溜まった毛屑をきめ細かくケアできる。
シャッター29の上記一部の後面にリブ体35が後向きに突出しており、
シャッター29と固定刃ホルダー18との間に隙間Sが形成されており、、
リブ体35はシャッター29と協同して隙間Sの開口部S1を塞いでいることを特徴とする電気かみそり。
上記構成によれば、シャッター29と固定刃ホルダー18との間に隙間Sを形成しているので、シャッター29と固定刃ホルダー18間の洗浄性を向上することができる。
シャッター29を閉じた状態においては、リブ体35の後端が固定刃ホルダー18に凹み形成した開口部S1に臨む段部36で受け止められていることを特徴とする電気かみそり。
上記構成によれば、シャッター29を閉じた状態においてリブ体35の後端が固定刃ホルダー18に凹み形成した段部36で受け止められているので、受け止め部分に屈折路が形成され、毛屑のこぼれを可及的に防止できる。
シャッター29を閉じた状態で位置保持できるとともに開放姿勢とした状態でも位置保持できる節度構造70を備えており、
節度構造70を隙間Sに配設したことを特徴する電気かみそり。
上記構成によれば、節度構造70を隙間Sに配設したことにより、別途、節度構造70を設けるための空間を確保する必要がないので、その分だけかみそりヘッド2をコンパクト化できる。
かみそりヘッド2にひげなどの毛を切断する可動刃7・55と固定刃8・56が配置してある電気かみそりであって、
かみそりヘッド2の内部には毛屑室Rが設けられており、毛屑室Rは、可動刃7・55と固定刃8・56が協同して切断した毛屑を収容することができ、
毛屑室Rの内部に毛屑除去体50が設けられており、
毛屑除去体50は、壁部50aと、壁部50aの端部に形成される毛屑除去部50bとを含み、
毛屑除去部50bにより可動刃7・55に付着している毛屑や皮脂を除去できるよう構成されており、
かみそりヘッド2の周囲壁に、ヘッド内部に設けた毛屑室Rに連通する洗浄水窓28と、同窓28を開閉するシャッター29が設けられており、
壁部50aには、洗浄水窓28から流入した洗浄水の通過を可能とする通口51が形成されていることを特徴とする電気かみそり。
なお、シャッター29は、上下方向にスライドする構造に限らず、軸まわりに回転することで洗浄水窓28を開閉する構造であってもよい。
上記構成によれば、毛屑除去部50bにより可動刃7・55に付着している毛屑や皮脂を除去できる。また、通行51が形成されることにより毛屑室Rに溜まった毛屑を効果的に洗い流すことができる。
洗浄水窓28が通口51を介して可動刃7を臨む位置関係にあることを特徴とする電気かみそり。
上記構成によれば、水道水などの洗浄水を洗浄水窓28から流し入れれば直接、可動刃7に当てることができ、可動刃7の洗浄効果を向上することができる。また、直接、毛屑室Rに洗浄水を流し入れることができるので、洗浄時間を短縮させることができる。
かみそりヘッド2にひげなどの毛を切断する可動刃7と固定刃8が配置してある電気かみそりであって、
かみそりヘッド2の内部には毛屑室Rが設けられており、毛屑室Rは、横軸まわりに回転する可動刃7と、この可動刃7に摺接する固定刃8が協同して切断した毛屑を収容することができ、
毛屑室Rの内部に毛屑除去体50が設けられており、
毛屑除去体50は、壁部50aと、壁部50aの端部に形成される鋸刃状の毛屑除去部50bとを含み、
毛屑除去部50bにより可動刃7・55に付着している毛屑や皮脂を除去できるよう構成されていることを特徴とする電気かみそり。
上記構成によれば、毛屑除去部50bの凸の部分と凹の部分が、可動刃7の周面に付着した毛屑や皮脂の堆積物と時間差で接触して掻落とす。そのため、堆積物を掻落とす際の抵抗を小さくして、モーター3に作用する負荷を軽減できる。因みに、毛屑除去体50の上縁が直線状に形成してある場合には、堆積物を横一線状に掻落とすことになるので、モーター3に作用する負荷が大幅に増加するのを避けられない。
かみそりヘッド2の周囲壁に、ヘッド内部に設けた毛屑室Rに連通する洗浄水窓28と、同窓28を開閉するシャッター29が設けられており、
壁部50aには、洗浄水窓28から流入した洗浄水の通過を可能とする通口51が形成されており、
洗浄水窓28が通口51を介して可動刃7を臨む位置関係にあることを特徴とする電気かみそり。
なお、シャッター29は、上下方向にスライドする構造に限らず、軸まわりに回転することで洗浄水窓28を開閉する構造であってもよい。
上記構成によれば、水道水などの洗浄水を洗浄水窓28から流し入れれば直接、可動刃7に当てることができ、可動刃7の洗浄効果を向上することができる。また、直接、毛屑室Rに洗浄水を流し入れることができるので、洗浄時間を短縮させることができる。
かみそりヘッド2にひげなどの毛を切断する可動刃7・55と固定刃8・56が配置してある電気かみそりであって、
かみそりヘッド2の内部には毛屑室Rが設けられており、毛屑室Rは、可動刃7・55と固定刃8・56が協同して切断した毛屑を収容することができ、
かみそりヘッド2の周囲壁に、ヘッド内部に設けた毛屑室Rに連通する洗浄水窓28と、同窓28を開閉するシャッター29が設けられており、
かみそりヘッド2が、本体ケース1で移動可能に支持されており、
シャッター29の下方には、シャッター29を開放した状態において本体ケース1に近接ないし接当する操作部31が設けられており、
使用時にかみそりヘッド2が本体ケース1側へ移動変位して、操作部31が本体ケース1に押付けられる状態において、本体ケース1から変位反力を受けた操作部31が、開放姿勢のシャッター29を閉じ姿勢に切換えることを特徴とする電気かみそり。
上記構成によれば、かみそりヘッド2が本体ケース1に対して移動変位する動作を利用して、シャッター29を自動的に閉じ操作できる。従って、シャッター29を閉じ忘れたまま使用されてもシャッター29を自動的に閉じ姿勢とすることができるので、洗浄水窓28から毛屑がこぼれ落ちることはない。
シャッター29を弾性付勢することでシャッター29の閉じ姿勢および開放姿勢を保持する弾性付勢構造を具備する節度構造70を備えており、
本体ケース1から変位反力を受けた操作部31が、開放姿勢のシャッター29を閉じ姿勢に切換えるとき、閉じ姿勢となる向きに節度構造70の弾性付勢力が加わることを特徴とする電気かみそり。
上記構成によれば、かみそりヘッド2の移動途中でシャッター29を閉じ位置へ戻すことができる。
図8は本発明に係る電気かみそりの実施例2を示す。そこでは、固定刃8の内面に左右へ往復駆動されるレシプロ式の可動刃7を配置して、ひげ切断を行うようにした。可動刃7は、可動刃ホルダー17で逆U字状に保形されており、湾曲部分に設けたスリット状の切刃でひげ切断を行う。実施例1の電気かみそりと同様に、固定刃8には切刃37の一群とスリット穴38が形成されており、その前後縁の装着部48に補強板49が溶着固定されている。後縁の装着部48は、補強板52と長毛導入板40のプレート部42に挟まれて、これら3者が固定刃ホルダー18に溶着固定されている。固定刃装着枠19は省略した。また、長毛導入板40に隣接する固定刃ホルダー18の後壁には、長毛やくせ毛をコーム体43へ向かって導入案内する、突リブ状のリブ群からなる導入案内部41を形成するようにした。また、洗浄水窓28を開閉するシャッター29を備える構造、毛屑除去体50を備える構造、洗浄水窓28が通口51を介して可動刃7を臨む位置関係にある構造、本体ケース1から変位反力を受けた操作部31が開放姿勢のシャッター29を閉じ姿勢に切換える構造なども、実施例1の電気かみそりと同様である。なお、後縁の装着部48は長毛導入板40のプレート部42で補強されているので、後縁の補強板49は省略することができる。他は実施例1と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付して、その説明を省略する。以下の実施例においても同じとする。
図9および図10は本発明に係る電気かみそりの実施例3を示す。そこでは、かみそりヘッド2に前後一対のメイン刃53を設け、メイン刃53の間にトリマー刃54を設けた。前後のメイン刃53は、ロータリー式の可動刃7と固定刃8で構成するが、矢印で示すように前側の可動刃7の駆動方向と後側の可動刃7の駆動方向は逆向きに設定されている。トリマー刃54は、それぞれ断面門形のスリット刃からなる可動刃55、および固定刃56と、固定刃56の前後に配置した長毛導入板40で構成されており、可動刃55を可動刃駆動軸57で往復駆動することにより、長毛やくせ毛を切断できる。固定刃56の切刃59が、可動刃7の回転中心軸と直交する前後方向に長いリブ状に形成されているのに対し、可動刃55の切刃58は、固定刃56の切刃59に対して傾斜する状態で形成されている(図10参照)。符号60は切刃59の間のスリット溝である。なお、この実施例における切刃59は、実施例1におけるリブ壁39に相当する。
図11は本発明に係る電気かみそりの実施例4を示す。そこでは、かみそりヘッド2のヘッドブロック13を本体ケース1で上下移動可能に支持して、フロートばね62で浮動支持(弾性支持)するようにした。固定刃ホルダー18の前壁には、洗浄水窓28が開口されており、同窓28を上下スライドするシャッター29で開閉できるようにした。シャッター29の下端の後面には、実施例1と同様の左右に長いリブ体35が後向きに突出してある。シャッター29を閉じた状態においては、リブ体35の後端が固定刃ホルダー18前壁の下部に凹み形成した段部36で受止められる。実施例1と同様に、誤って、シャッター29を閉じ忘れた状態のままでモーター3が起動された場合であっても、ひげ切断を行うことでシャッター29を自動的に閉じ位置へ戻すことができる。シャッター29が開放している状態においては、シャッター29の下端(操作部)31が本体ケース1の肩部に近接している。そのため、かみそりヘッド2を肌面に沿って滑らせながらひげ切断を行うと、かみそりヘッド2がフロートばね62の付勢力に抗して本体ケース1側へ沈み込んで、シャッター29の下端31が同ケース1の肩部で受止められる。そのため、シャッター29は本体ケース1から変位反力を受け、節度アーム32の弾性力に抗して上方スライドして、開放姿勢のシャッター29を閉じ姿勢に切換えることができる。このとき、シャッター29がツーウェイキック型の節度構造70で付勢してあるので、操作部31が閉じ側へ移動し、節度アーム32がデッドポイントを通過したのちは、シャッター29が閉じ位置へ自動的に押上げ操作される。従って、かみそりヘッド2を沈み込み限界まで沈み込ませる必要はなく、かみそりヘッド2が肌面に軽く押し付けられた状態でシャッター29が閉じ位置へ戻すことができる。毛屑除去体50を備える構造、洗浄水窓28が通口51を介して可動刃7を臨む位置関係にある構造などは、実施例1の電気かみそりと同様である。
図12は本発明に係る電気かみそりの実施例5を示す。そこでは、実施例4と同様に、かみそりヘッド2のヘッドブロック13を本体ケース1で上下移動可能に支持して、フロートばね62で浮動支持(弾性支持)するようにした。また、シャッター29を開閉操作するスライドノブ63をシャッター29の下方に上下スライド可能に配置し、スライドノブ63に操作つまみ30を設けるようにした。シャッター29はピン67で揺動開閉可能に支持されており、その内面の上部には連動腕64が一体に設けられている。スライドノブ63に設けた操作腕65と連動腕64はピン66で連動可能に連結されている。
2 かみそりヘッド
7・55 可動刃
8・56 固定刃
28 洗浄水窓
29 シャッター
31 脚片(操作部)
35 リブ体
36 段部
38・60 スリット穴
39・59 リブ壁
40 長毛導入板
42 プレート部
43 コーム体
44 毛起し部
46 スリット溝
70 節度構造
R 毛屑室
S 隙間
S1 開口部
Claims (2)
- かみそりヘッド(2)に可動刃(7・55)と固定刃(8・56)が配置してある電気かみそりであって、
かみそりヘッド(2)の内部には毛屑室(R)が設けられており、
かみそりヘッド(2)の周囲壁に、ヘッド内部に設けた毛屑室(R)に連通する洗浄水窓(28)と、同窓(28)を開閉するシャッター(29)が設けられており、
かみそりヘッド(2)が、本体ケース(1)で移動可能に支持されており、
シャッター(29)を開放した状態において本体ケース(1)に近接ないし接当する操作部(31)が設けられており、
使用時にかみそりヘッド(2)が本体ケース(1)側へ移動変位して、操作部(31)が本体ケース(1)に押付けられる状態において、本体ケース(1)から変位反力を受けた操作部(31)が、開放姿勢のシャッター(29)を閉じ姿勢に切換えることを特徴とする電気かみそり。 - シャッター(29)を弾性付勢することでシャッター(29)の閉じ姿勢および開放姿勢を保持できる節度構造(70)を備えており、
本体ケース(1)から変位反力を受けた操作部(31)が、開放姿勢のシャッター(29)を閉じ姿勢に切換えるとき、節度構造(70)の弾性付勢力が加わることを特徴とする請求項1に記載の電気かみそり。
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