JP2003275404A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003275404A JP2002087547A JP2002087547A JP2003275404A JP 2003275404 A JP2003275404 A JP 2003275404A JP 2002087547 A JP2002087547 A JP 2002087547A JP 2002087547 A JP2002087547 A JP 2002087547A JP 2003275404 A JP2003275404 A JP 2003275404A
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Takashi Kondo
尚 近藤
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岩田  悟
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Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動口に入賞した時点で、その始動口入賞に
対する当落判定の結果を副制御装置が判定することがで
きる弾球遊技機を提供すること。 【解決手段】 主制御装置は、始動口入賞検出手段によ
る始動入賞検出時に、当該始動入賞に起因する図柄変動
に先立って、抽選した図柄変動に関する当否に関わる値
の当否判定を事前判定すると共に、始動口入賞情報及び
事前判定による当落判定結果の別を副制御装置に送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄表示装置と、
図柄表示装置に表示される図柄を変動させるための図柄
始動口と、図柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検
出手段と、遊技全体の制御を行う主制御装置と、主制御
装置からの指令に従い、遊技状態を報知する遊技報知装
置の制御を行う副制御装置とを備え、主制御装置が、始
動口入賞検出手段による始動入賞検出に応じて図柄変動
に関する当否に関わる値を抽選し、抽選した当否に関わ
る値が当りの場合に、図柄表示装置の図柄によって遊技
者に当りを認識させると共に遊技者に有利となる特別遊
技状態を付与する弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤面に、図柄表示装置、該図
柄表示装置に表示される図柄を変動させるための図柄始
動口及び遊技者に有利となる特別遊技状態を付与するた
めの大入賞口装置とを有する弾球遊技機が広く知られて
いる。このような従来の弾球遊技機のうち、所謂、第1
種として区別される弾球遊技機は、図柄始動口への遊技
球の入賞を検出する始動口入賞検出手段と、遊技全体の
制御を行う主制御装置と、主制御装置からの指令に従
い、遊技状態を報知する遊技報知装置の制御を行う副制
御装置とを備え、主制御装置が、始動口入賞検出手段に
よる始動入賞検出に応じて、図柄変動に関する当否に関
わる大当り判定用乱数の値を抽選し、図柄の変動を行う
権利及び抽選した当否に関わる値を順次保留個数記憶手
段に保留する一方、図柄の変動開始が可能である場合、
今回行う図柄の変動に関して、保留個数記憶手段に保留
されている当否に関わる値の当落判定を行い、当落判定
による判定結果が当りの場合に、図柄表示装置の図柄に
よって遊技者に当否を認識させると共に大入賞口装置を
作動して遊技者に有利となる特別遊技状態を付与する。
【0003】上記従来の第1種の弾球遊技機は、始動入
賞時に各副制御装置(例えば、図柄表示装置を構成して
いる液晶表示装置の制御を行う表示制御装置、音声制御
を行う音声制御装置や装飾用発光体の点灯制御を行うラ
ンプ制御装置)に始動口に入賞したことを通知するため
に始動口入賞コマンドを送信している。一方、従来で
は、始動口入賞に応じて抽選する大当り判定用乱数の値
の当落判定は、始動口入賞時には行わず、図柄の変動開
始が可能である場合、今回行う図柄の変動開始に伴っ
て、保留個数記憶手段に保留されている当否に関わる値
の当落判定を行い、当落判定による判定結果に応じて各
副制御装置にコマンド送信し、例えば表示等の演出を行
っていた。
【0004】このように、従来の弾球遊技機は、始動口
入賞時に、単に、始動口に入賞したことを通知する演出
がなされるだけであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、始動
口に入賞した時点で、その始動口入賞に対する当落判定
の結果を副制御装置が判定することができる弾球遊技機
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の弾球遊
技機は、図柄表示装置と、前記図柄表示装置に表示され
る図柄を変動させるための図柄始動口と、前記図柄始動
口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、遊技全体
の制御を行う主制御装置と、前記主制御装置からの指令
に従い、遊技状態を報知する遊技報知装置の制御を行う
副制御装置とを備え、前記主制御装置が、前記始動口入
賞検出手段による始動入賞検出に応じて前記図柄変動に
関する当否に関わる値を抽選し、抽選した前記当否に関
わる値が当りの場合に、前記図柄表示装置の図柄によっ
て遊技者に当りを認識させると共に遊技者に有利となる
特別遊技状態を付与するものであって、上記課題を解決
するために、前記主制御装置は、前記始動口入賞検出手
段による始動入賞検出時に、当該始動入賞に起因する図
柄変動に先立って、抽選した前記図柄変動に関する当否
に関わる値の当否判定を事前判定すると共に、始動口入
賞情報及び前記事前判定による当落判定結果の別を前記
副制御装置に送信することを特徴とする弾球遊技機。
【0007】請求項2に記載の弾球遊技機は、請求項1
に記載のものにおいて、前記副制御装置は、前記始動口
入賞情報及び前記事前判定による当落判定結果の別に応
じて前記遊技報知装置を制御することを特徴とするもの
である。
【0008】請求項3に記載の弾球遊技機は、請求項1
又は2に記載のものにおいて、前記始動口入賞情報が、
前記事前判定による当落判定結果の別を含んだ1つのコ
マンドデータで構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0009】請求項4に記載の弾球遊技機は、請求項1
乃至請求項3のうちの何れか1つに記載のものにおい
て、前記図柄変動に関する当否に関わる値の中に当りで
ある値が複数個設けてあり、前記事前判定による当落判
定は、前記複数個設けられた当りのうちの一部に対して
行うことを特徴とするものである。
【0010】請求項5に記載の弾球遊技機は、請求項1
乃至請求項4のうちの何れか1つに記載のものにおい
て、前記遊技報知装置は、前記図柄表示装置、音声発生
装置及び装飾用発光装置のうちの少なくとも1つである
ことを特徴とするものである。
【0011】請求項6に記載の弾球遊技機は、図柄表示
装置と、前記図柄表示装置に表示される図柄を変動させ
るための図柄始動口と、前記図柄始動口への入賞を検出
する始動口入賞検出手段と、遊技全体の制御を行う主制
御装置と、前記主制御装置からの指令に従い、遊技状態
を報知する遊技報知装置の制御を行う副制御装置とを備
え、前記主制御装置が、前記始動口入賞検出手段による
始動入賞検出に応じて前記図柄変動に関する当否に関わ
る値を抽選し、前記図柄の変動を行う権利及び前記当否
に関わる値を順次保留個数記憶手段に保留する一方、前
記図柄の変動開始が可能である場合、今回行う図柄の変
動に関して、前記保留個数記憶手段に保留されている前
記当否に関わる値の当落判定を行い、前期当落判定によ
る判定結果が当りの場合に、前記図柄表示装置の図柄に
よって遊技者に当りを認識させると共に遊技者に有利と
なる特別遊技状態を付与するものであって、上記課題を
解決するために、前記主制御装置は、前記始動口入賞検
出手段による始動入賞検出時に、抽選した前記図柄変動
に関する当否に関わる値を前記当落判定に先立って事前
判定すると共に、始動口入賞情報及び前記事前判定によ
る当落判定結果の別を前記副制御装置に送信することを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、実施形態では、弾球遊技機
の一形態としてカード式パチンコ遊技機を用いて説明す
るが、本発明は、カード式パチンコ遊技機に限らず、例
えば、パチンコ遊技機やメダル式のパチンコ遊技機であ
ってもよく、図柄表示装置と、図柄表示装置に表示され
る図柄を変動させるための図柄始動口と、図柄始動口へ
の入賞を検出する始動口入賞検出手段と、遊技全体の制
御を行う主制御装置と、主制御装置からの指令に従い、
遊技状態を報知する遊技報知装置の制御を行う副制御装
置とを備え、主制御装置が、始動口入賞検出手段による
始動入賞検出に応じて図柄変動に関する当否に関わる値
を抽選し、抽選した当否に関わる値が当りの場合に、図
柄表示装置の図柄によって遊技者に当りを認識させると
共に遊技者に有利となる特別遊技状態を付与する弾球遊
技機であれば、すべて対象となる。
【0013】以下、実施形態の弾球遊技機について説明
する。図1は、本発明の実施形態に係るカード式パチン
コ遊技機の正面図である。図1に示すように、カード式
パチンコ遊技機1は、パチンコ遊技機2とパチンコ遊技
機2の正面左方に隣接して配置されるカードユニット3
により構成されている。カードユニット3の中央には、
金銭と同様の有価価値を有するプリペイドカードが縦方
向に挿入されるカード挿入口4が配備されている。
【0014】パチンコ遊技機2の前面枠5には金枠6が
設けられ、金枠6にはガラス扉7が開閉自在に設けら
れ、ガラス扉7を通して視認される遊技盤8が前面枠5
の上部に装着されている。金枠6の前面下部には打球発
射装置(後述)に供給する遊技球(パチンコ球)を貯留
する上球受皿9が設けられ、前面枠5の下部には、上球
受皿9の下方に該上球受皿9から溢れたパチンコ球を貯
留する下球受皿10が設けられ、下球受皿10の右側部
には打球発射装置の打球ハンドル11が設けられてい
る。なお、打球ハンドル11には、従来と同様に、遊技
者の打球ハンドル11への接触を検出するためのタッチ
センサが設けられている。上球受皿9の前面中央には球
貸操作部12が設けられ、球貸操作部12には球貸し時
に操作する貸玉スイッチ13、カードの残高を表示する
カード残高表示器14及びカードの返却時に操作するカ
ード返却スイッチ15が設けられている。
【0015】図2は、図1のパチンコ遊技機2の遊技盤
8の正面図である。遊技盤8の縁には外側ガイドレール
16及び内側ガイドレール17が略円形に立設され、内
側ガイドレール17と外側ガイドレール16の上部とに
よって囲まれた遊技領域18が形成される。該遊技領域
18の中央には上部から下部に向かって順に、図柄表示
ユニット19、補助役物装置20、役物ユニット21、
アウト口22が配設されている。また、図柄表示ユニッ
ト19の肩部の両側にはランプ付き風車23,23が配
設され、これらの下方には普通図柄変動開始用の左ゲー
ト24及び右ゲート25が配設され、左右ゲート24,
25の下方にはそれぞれ左袖入賞口26と右袖入賞口2
7が配設されている。
【0016】図柄表示ユニット19は、中央にカラー液
晶表示装置により構成された特別図柄表示装置28が組
み付けられ、図柄表示ユニット19の上部にはLEDに
よるセグメント形式の表示器からなる普通図柄表示装置
29が配設されている。なお、特別図柄表示装置28
は、請求項1に記載されている図柄表示装置を構成して
いる。補助役物装置20の上部には、チャッカにより構
成されると共に特別図柄表示装置28における特別図柄
の図柄変動の開始に関わる第1始動入賞口30が設けら
れ、第1始動入賞口30の直下となる補助役物装置20
の下部には、ソレノイド等の電磁手段により拡開作動さ
れる可変入賞口を有するチューリップ式の普通電動役物
31が設けられている。なお、普通電動役物31の可変
入賞口が特別図柄表示装置28における特別図柄の図柄
変動の開始に関わる第2始動入賞口32に設定されてい
る。
【0017】また、役物ユニット21の中央には、開閉
扉33により開成される大入賞口34が配備されてい
る。大入賞口34の内部の一部には、特別入賞領域であ
る特定領域(図示せず)が設けられ、該特定領域には特
定領域を開閉する特定領域扉(図示せず)が設けられて
いる。また、大入賞口34の両側となる役物ユニット2
1の両側部には、左落し入賞口35と右落し入賞口36
が配設されている。前記大入賞口34は、特別図柄表示
装置28において特別図柄の変動停止が行われた結果が
大当りとなった場合に、特別遊技状態(大当り遊技状
態)となり、所定時間(例えば、29.5秒間)にわた
って開放される。但し、大入賞口34は開放中に所定個
数(例えば、10個)の入賞があった場合、又は、所定
時間経過した時点で閉鎖される。
【0018】また、大入賞口34の開放中に前記特定領
域を遊技球が通過した場合には継続条件が成立し、この
回に開成されている大入賞口が閉鎖された後(この回の
ラウンドが終了した後)、新たに大入賞口34が開放さ
れる(次の回のラウンドに移行する)。特定領域を遊技
球が通過したことに基く大入賞口34の連続開放動作
(連続ラウンド数)は、上限回数が設けられており、例
えば、最初の開放を含めて最高15回(最高15ラウン
ド)までとなっている。また、大当り遊技状態は、大入
賞口34の開放中に特定領域への遊技球の通過がなかっ
た場合には、この回の大入賞口34が閉鎖した時点で大
当り遊技状態の終了となる。また、大入賞口34の連続
開放動作が15回目まで続いた場合には、15回目の大
入賞口34が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了とな
る。
【0019】また、普通図柄変動開始用の左右ゲート2
4,25を遊技球が通過すると、普通図柄表示装置29
において普通図柄の可変表示が行われ、普通図柄の変動
停止が行われた結果が当り(所定の図柄)となった場合
に、可変入賞口(第2始動入賞口32)が拡開状態とな
る。なお、大入賞口34への遊技球の入賞に対する賞品
球の払出し数は、例えば、15個に設定されている。ま
た、前記大入賞口34以外の入賞口への遊技球の入賞に
対する賞品球の払出し数は、例えば、7個に設定されて
いる。
【0020】また、前面枠5の上部には遊技状況に応じ
て点灯表示される枠飾りランプ39(枠飾り左ランプ3
9a,枠飾り中ランプ39b,枠飾り右ランプ39c)
が配設されている。その他、遊技盤面には遊技状況に応
じて点灯表示される(遊技に関係する情報を点灯表示す
る)各種ランプ、LED(例えば、左サイドランプ3
7、右サイドランプ38)が配設されている。
【0021】図3は、実施形態のカード式パチンコ遊技
機に配備された制御系統の要部ブロック図である。主と
して遊技盤8に係る遊技制御を行う主制御手段を構成す
るメイン制御装置40は、ワンチップマイクロコンピュ
ータ41と、データや信号の入出力を行うインタフェー
ス42等により構成されている。ワンチップマイクロコ
ンピュータ41は、その内部にCPU43(以下、メイ
ンCPUという),RAM44,ROM45を備えてい
る。ワンチップマイクロコンピュータ41は、インタフ
ェース42を介して各種制御装置、各種駆動装置及び各
種スイッチ等に結ばれている。
【0022】すなわち、インタフェース42には、前述
の第1始動入賞口30に対して設けられた始動口センサ
46a、普通電動役物31の可変入賞口(第2始動入賞
口)32に対して設けられた始動口センサ46b、左右
ゲート24,25への遊技球の通過を検出する普通図柄
始動スイッチ47およびその他入賞センサ類が接続され
ている。
【0023】また、インタフェース42には中継回路4
8が接続され、中継回路48には各ソレノイド49(大
入賞口34を開放動作するためのソレノイド及び特定領
域に対して設けられた扉を開閉するためのソレノイ
ド)、大入賞口34へ入賞した遊技球を検出するカウン
トセンサ50、大入賞口34内に設けられた特定領域へ
の遊技球の通過を検出する特定領域センサ51が接続さ
れている。
【0024】さらに、インタフェース42には、枠飾り
ランプ39、左サイドランプ37、右サイドランプ38
等を含む遊技機に配備されている各種表示ランプやLE
D(装飾用発光装置に相当)等を点灯制御するランプ制
御装置52、スピーカ(音声発生装置の一態様)より各
種の効果音を拡声させるための音声制御を行う音声制御
装置53及びその他ソレノイド類(例えば、普通電動役
物31を拡開動作させるソレノイド)が接続されてい
る。なお、ランプ制御装置52は、メイン制御装置40
からのランプ制御用コマンドに応じて各種表示ランプや
LED(装飾用発光装置に相当)等を点灯制御する。ま
た、音声制御装置53は、メイン制御装置40からの音
声制御用コマンドに応じてスピーカから各種音声を発生
させる。
【0025】また、インタフェース42には払出制御装
置54及び表示制御装置55が接続されている。表示制
御装置55は、メイン制御装置40からの表示制御用コ
マンドに応じて特別図柄表示装置28及び普通図柄表示
装置29を各々表示制御するものである。表示制御装置
55は、インタフェース42を介してメイン制御装置4
0と接続された入力回路、液晶表示制御用CPU(以
下、表示CPUという)と、画像データ及び前記CPU
による作業領域等を備えたRAMと、各コマンドに対応
した表示制御データ及びキャラクタや図柄が記憶された
ROMなどを備えた制御回路及び出力回路を備えてい
る。
【0026】表示制御装置55は、メイン制御装置40
からストローブ信号が入力されると、前記表示CPUは
前記信号により表示制御用コマンドを認識する。なお、
前記表示制御用コマンドには、特別図柄用のものと普通
図柄用のものとがある。特別図柄用の表示制御用コマン
ドの場合、表示CPUは該表示制御用コマンドに対応す
るデータエリアから表示制御データ及びキャラクタや図
柄が前記ROMから読み出され、前記画像データを記憶
するRAMに格納される。前記格納された画像データは
表示順がくるとRAMから画像データが読み出され、液
晶表示画面に表示される。表示CPUは、メイン制御装
置40から特別遊技に関する表示制御用コマンドが送ら
れた場合、後述する特別遊技表示を行う。なお、請求項
1に記載の副制御装置は、上述したランプ制御装置5
2、音声制御装置53及び表示制御装置55が相当す
る。
【0027】払出制御装置54は、賞球払出制御、球貸
操作に応じた貸球払出制御、打球発射装置の動作停止/
動作停止解除の制御を行うもので、内部に制御用CPU
(図示せず、以下、払出CPUという)、前記払出CP
Uによる作業領域や各賞球コマンドに対応した賞品球数
等を保持記憶するための記憶エリアを備えたRAM及び
制御データ及び賞球払出しや貸球払出しのための制御プ
ログラム等が記憶されたROMなどを備えている。払出
制御装置54は、メイン制御装置40から指令される賞
球コマンドに従って賞球払出装置56を駆動制御し、賞
品球の払出制御を行う。
【0028】また、払出制御装置54には球貸し操作に
応じて貸球要求信号を払出制御装置54に送るカードユ
ニット3が接続されている。払出制御装置54は、カー
ドユニット3からの貸球要求信号に応じて貸球払出装置
57の貸球ソレノイドを駆動制御し、貸球の払出制御を
行う。さらに、払出制御装置54には、発射制御回路5
8を介して遊技盤面に向けてパチンコ球を弾発するため
の打球発射装置59が接続されており、打球発射装置5
9の動作停止/動作停止解除を制御する。
【0029】賞球払出装置56は、例えば、賞球モータ
M1を回転駆動することにより、回転球受体(例えば、
スクリュー形式のもの)を回転し、回転球受体の球受部
に受け入れたパチンコ球を回転球受体の回転により球送
りして1球ずつ排出する公知のものである。また、賞球
払出装置56は、排出する賞球を実際に検出するため
に、当該賞球払出装置56に設けられた前後2条の賞球
用排出路にそれぞれ臨ませて配置した賞球センサ60
a,60b(図示せず、例えば、フォトセンサにより構
成)を有している。該賞球センサ60a,60bの検出
信号は、フォト分配回路61によって2つに分配され、
払出制御装置54及びメイン制御装置40の両方に入力
される。
【0030】貸球払出装置57は、例えば、貸球ソレノ
イドを励磁駆動することにより、装置ケースに設けられ
た球通路の途中を回動可能な貸球ストッパ(図示せず)
で開閉して球を排出すると共に、払出遊技球の数を貸球
センサで検出する公知のものである。該貸球センサの検
出信号は払出制御装置54に入力され、貸球として払い
出した球数の確認に利用される。
【0031】以上のように構成された実施形態のパチン
コ遊技機におけるメインCPUが実行する処理について
説明する。図4は、メインCPUが実行する遊技処理の
フローチャートである。なお、上記遊技処理は、4ms
毎に入るリセット割込によって実行されるメイン処理に
含まれる処理である。遊技処理は、ステップS01のコ
マンド出力処理、ステップS02のスイッチ入力処理、
ステップS03の乱数更新処理、ステップS04の始動
口センサ検出処理、ステップS05の表示演出処理、ス
テップS06の変動時間監視処理、ステップS07の特
別遊技実行処理、ステップS08のその他の処理により
構成されている。
【0032】メインCPUは、ステップS01のコマン
ド出力処理において、コマンドバッファ(本実施形態で
は、表示制御用コマンドバッファ、ランプ制御用コマン
ドバッファ、音声制御用コマンドバッファ、賞球コマン
ドバッファが設けられている。)にコマンドデータがセ
ットされているか否かを判別し、コマンドデータがセッ
トされている場合、当該コマンドデータを当該コマンド
データに対応する副制御装置(なお、本実施形態では、
表示制御装置55、ランプ制御装置52、音声制御装置
53、払出制御装置54のうちの何れか)に送信する。
【0033】メインCPUは、ステップS02のスイッ
チ入力処理において、各種センサ(本実施形態では、始
動口センサ46a,46b、普通図柄始動センサ47、
カウントセンサ50、特定領域センサ51、賞球センサ
60a,60b)の信号を入力し、入力した各センサの
信号についてそれぞれ入賞検出信号(入賞あり)であれ
ば、そのセンサに対応する入賞フラグに1をセットす
る。なお、この処理において、始動口センサ46a,4
6bの何れか一方に入賞検出があれば、始動口入賞フラ
グに1がセットされる。
【0034】メインCPUは、ステップS03の乱数更
新処理において、遊技処理に用いる各乱数カウンタの値
を更新する。なお、本実施形態では、大当り当否判定用
カウンタC1(0〜629)、大当り図柄決定用カウン
タC2(0〜11)、左図柄決定(外れ図柄決定)用カ
ウンタC3(0〜11)、中図柄決定(外れ図柄決定)
用カウンタC4(0〜11)、右図柄決定(外れ図柄決
定)用カウンタC5(0〜11)、演出選択用カウンタ
C6(0〜49)の6つが設けられている。また、各カ
ウンタは、電源投入時には0とされ、当該乱数更新処理
によって+1ずつ更新アップされる。但し、各カウンタ
毎に設定された上限値を超えた場合に0に戻される。
【0035】ステップS04の始動口センサ検出処理に
ついては、図5のフローチャートを参照して説明する。
図5は、メインCPUが実行する始動口センサ検出処理
のサブルーチンを示すフローチャートである。メインC
PUは、始動口センサ検出処理を開始すると、始動口入
賞フラグの値が1であるか否か、即ち、始動口入賞があ
るか否かを判別する(ステップA01)。メインCPU
は、始動口入賞フラグの値が1でない場合には、始動口
入賞なしと判別し、始動口センサ検出処理を終えて遊技
処理にリターンする。
【0036】一方、ステップA01にて、始動口入賞フ
ラグの値が1である場合には、メインCPUは、始動口
入賞ありと判別し、ステップA02に進み、始動口入賞
フラグを0クリアし(ステップA02)、始動入賞口へ
の入賞記憶に関わる保留数が満タンか否かを判別する
(ステップA03)。本実施形態では、始動入賞口への
入賞記憶に関わる保留数は最高4つまでとしてある。メ
インCPUは、保留数カウンタの値が4以上であるか否
かを判別し、保留数カウンタの値が4であれば、保留数
が満タンであると判別し、この場合には、始動入賞口へ
の入賞に起因する保留数の記憶は行わず、始動口センサ
検出処理を終えて遊技処理にリターンする。
【0037】一方、ステップA03にて、保留数カウン
タの値が4以上でなければ、保留数が満タンでないと判
別し、ステップA04に進み、保留数カウンタの値を1
つアップし(ステップA04)、ステップA05に進
み、始動入賞口への入賞に起因する保留数の記憶を行
う。なお、保留数カウンタは、始動入賞口への入賞記憶
を行う毎に+1するカウンタであり、その初期値は0で
あって、取り得る値の範囲は0乃至4である。
【0038】ステップA05に進むと、メインCPU
は、大当り当否判定用カウンタと、大当り図柄決定用カ
ウンタの現在値を取得し(ステップA05)、取得した
各カウンタ値を、保留数カウンタの値(この場合は、1
〜4)に対応した所定の取得値記憶エリアに格納する
(ステップA06)。なお、ステップA05の処理が大
当り当否判定に関わる値の抽選に該当する。この実施形
態では、大当り当否判定に関わる値は、0乃至629の
630通りあり、このうち、「7」及び「307」の2
つを当りに設定し、「7」及び「307」以外の数を外
れに設定してある。
【0039】図6は、保留数入賞カウンタの値(1〜
4)に対応して取得した各カウンタ値が格納される所定
の取得値記憶エリアを示す図である。図6に示すよう
に、保留数カウンタの値が1(始動入賞の記憶なし)で
ある場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリ
ア(1)に格納される。同様にして、保留数カウンタの
値が2である場合には、取得した各カウンタ値は取得値
記憶エリア(2)に格納され、保留数カウンタの値が3
である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エ
リア(3)に格納され、保留数カウンタの値が4である
場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア
(4)に格納される。
【0040】メインCPUは、取得した各カウンタ値を
所定の取得値記憶エリアに格納すると、ステップA07
に進み、抽選した大当り当否判定用カウンタの取得値
を、図柄変動開始時に行う当落判定に先立って事前に当
落を判定し、事前当落判定の結果の別に応じて、始動口
入賞コマンドを決定する。
【0041】なお、事前に行う当落判定では、複数個設
けられた当り(この実施形態では「7」、「307」の
2つ)のうちの一部(この実施形態では、例えば、
「7」)に対して行う。ステップA07に進むと、メイ
ンCPUは、今回のステップA05の処理による大当り
当否判定用カウンタの取得値が「7」であるか否かを判
別する(ステップA07)。
【0042】ステップA07にて、大当り当否判定用カ
ウンタの取得値が「7」である場合には、事前判定によ
る当りの判定結果を含んだ始動口入賞コマンド「C20
1」(16進数表示)をレジスタにセットし(ステップ
A08)、ステップA10に進む。一方、ステップA0
7にて、大当り当否判定用カウンタの取得値が「7」で
ない場合には、事前判定による外れの判定結果を含んだ
始動口入賞コマンド「C200」(16進数表示)をレ
ジスタにセットし(ステップA09)、ステップA10
に進む。
【0043】ステップA10に進むと、メインCPU
は、レジスタにセットされている始動口入賞コマンドを
副制御装置用バッファ(この実施形態では、始動口入賞
情報及び事前判定による当落判定結果の別を送信する副
制御装置の一態様を音声制御装置53としているため音
声制御用バッファとなる)にセットし(ステップA1
0)、始動口センサ検出処理を終えて遊技処理にリター
ンする。なお、音声制御用バッファにセットされた始動
口入賞コマンドは、ステップS01のコマンド出力処理
にて音声制御装置53に送信される。
【0044】ここで、始動口入賞コマンドの構成につい
て説明する。図7は、始動口入賞コマンドの構成を示す
図である。始動口入賞コマンドは、請求項1に記載され
ている始動口入賞情報に相当するものであり、図7に示
すように、事前判定による当落判定結果の別を含んだ1
つのコマンドデータで構成されている。よって、始動入
賞コマンドが副制御装置に送信されることによって、始
動口入賞タイミングと同時的に当落判定(事前判定)の
結果が送信されるので、始動口入賞タイミングを基に演
出等を行うこともできる。なお、本実施形態での始動口
入賞コマンドは、2バイトで構成されているが、コマン
ド構成は1バイトや2バイト以上でもよく、好ましくは
始動口情報と当落判定(事前判定)の結果を同時にパラ
レル送信するのがよい。
【0045】始動口入賞コマンドの1バイト目は、コマ
ンドの種別(始動口入賞だけでなく、例えば、リーチや
大当り発生時のインターバルや大入賞口34の開放中、
特定領域に入賞時等)を表す部分であり、始動口入賞コ
マンドである場合は16進数表示で「C2」に設定して
ある。また、始動口入賞コマンドの2バイト目は、前述
の事前判定による当落判定結果の別を表す部分であり、
事前判定による当落判定結果が当りの場合では16進数
表示で「01」に設定してあり、事前判定による当落判
定結果が外れの場合では16進数表示で「00」に設定
してある。また、始動口入賞コマンドの音声制御装置5
3に対する送信順序は、先ず、1バイト目を送信し、次
に2バイト目を送信する。
【0046】次に、ステップS05の表示演出決定処理
については、図8のフローチャートを参照して説明す
る。図8は、メインCPUが実行する表示演出決定処理
のサブルーチンを示すフローチャートである。メインC
PUは、表示演出決定処理を開始すると、まず、特別遊
技実行中であるか否かを判別する(ステップA20)。
なお、特別遊技実行中であるか否かは、特別遊技実行フ
ラグの値が1(特別遊技実行中)であるか否かにより判
別する。特別遊技実行フラグは、「0」で特別遊技実行
していない状態を表し、「1」で特別遊技実行中を表
す。メインCPUは、特別遊技実行中であると判別した
場合は、新規に図柄変動を開始することは不可能である
ので、表示演出決定処理を終えて遊技処理にリターンす
る。
【0047】メインCPUは、ステップA20にて、特
別遊技実行中でないと判別した場合は、ステップA21
に進み、図柄変動開始可能か否かを判別する(ステップ
A21)。なお、図柄変動開始可能であるか否かは、図
柄変動フラグの値が0(図柄変動開始可能)であるか否
かにより判別する。図柄変動フラグは、「0」で図柄変
動中でない状態(内部処理的に変動中でなく変動開始可
能の意味)を表し、「1」で図柄変動中、「2」で図柄
停止表示中を表す。メインCPUは、図柄変動中或いは
図柄停止表示中であると判別した場合は、新規に図柄変
動を開始することは不可能であるので、表示演出決定処
理を終えて遊技処理にリターンする。
【0048】メインCPUは、ステップA21にて、図
柄変動開始可能(図柄変動フラグ=0)と判別した場合
は、ステップA22に進み、保留数があるか否かを判別
する(ステップA22)。即ち、保留数カウンタの値が
0でない場合には、保留数があることになり、保留数カ
ウンタの値が0である場合には、保留数がないことにな
る。メインCPUは、保留数なしと判別した場合には、
新規に図柄変動を開始することは不可能であるので、表
示演出決定処理を終えて遊技処理にリターンする。
【0049】メインCPUは、ステップA22にて、保
留数ありと判別した場合は、ステップA23に進み、今
回開始する図柄変動における外れ停止図柄を作成する
(ステップA23)。なお、外れ停止図柄の作成は、左
図柄決定(外れ図柄決定)用カウンタC3(0〜1
1)、中図柄決定(外れ図柄決定)用カウンタC4(0
〜11)、右図柄決定(外れ図柄決定)用カウンタC5
(0〜11)の現在値を読み出し、左図柄決定(外れ図
柄決定)用カウンタC3(0〜11)の値を左停止図柄
とし、中図柄決定(外れ図柄決定)用カウンタC4(0
〜11)の値を中停止図柄とし、右図柄決定(外れ図柄
決定)用カウンタC5(0〜11)の値を右停止図柄と
する。なお、各値が左図柄、中図柄、右図柄とも同じ場
合は、右図柄の値を1つアップした値を右停止図柄とす
る。
【0050】メインCPUは、ステップA23にて外れ
停止図柄を決定するとステップA24に進み、取得値記
憶エリア(1)に格納されている大当り当否判定用カウ
ンタの取得値及び大当り図柄決定用カウンタの値を判定
用エリアにセットし(ステップA24)、取得値記憶エ
リア(2)〜取得値記憶エリア(4)の内容を取得値記
憶エリア(1)〜取得値記憶エリア(3)に順次シフト
し、取得値記憶エリア(4)をクリアして空き状態とす
る(ステップA25)。次いで、メインCPUは、今回
の図柄変動に関わる大当り当否判定処理を行う(ステッ
プA26)。
【0051】図9は、メインCPUが実行する大当り当
否判定処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。メインCPUは、大当り当否判定処理においては、
判定用エリアにセットした大当り当否判定用の取得数値
が大当りに属する値であるか否かを判別する(ステップ
A40)。本実施形態では、判定用エリアにセットした
大当り当否判定用の取得数値が、通常確率時(2/63
0)では、7又は307であるか否か、高確率(7/6
30)時では、7,57,107,157,207,2
57,307、即ち、大当り数値であるかを否かを判別
し、大当り数値であれば大当りフラグF1に1をセット
する一方(ステップA41)、大当り数値でなければ、
外れとなり、大当りフラグF1に0をセットする(ステ
ップA42)。
【0052】メインCPUは、大当り当否判定処理を終
えると、大当りフラグの値が1(大当り)であるか否か
を判別する(ステップA27)。メインCPUは、大当
りフラグの値が1(大当り)であると判別した場合、大
当り演出決定処理を行い(ステップA28)、ステップ
A30に進む一方、大当りフラグの値が1でないと判別
した場合(外れと判別した場合)、外れ演出決定処理を
行い(ステップA29)、ステップA30に進む。
【0053】図10は、メインCPUが実行する大当り
演出決定処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
り、メインCPUは、演出選択用カウンタC6(0〜4
9)の現在値を読み出し(ステップA50)、読み出し
た演出選択用カウンタC6(0〜49)の値に基いて変
動パターンを設定し(ステップA51)、判定用エリア
にセットした大当り図柄決定用カウンタの取得値に基い
て、大当り停止図柄(例えば、左、中、右図柄が同一図
柄)を設定し(ステップA52)、大当り演出決定処理
を終えて表示演出決定処理に戻る。なお、この実施形態
では、大当り時に選択される変動パターンは、変動パタ
ーン36〜変動パターン50までの何れか1つが選ばれ
るものとする。
【0054】図11は、メインCPUが実行する外れ演
出決定処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
り、メインCPUは、演出選択用カウンタC6(0〜4
9)の現在値を読み出し(ステップA60)、読み出し
た演出選択用カウンタC6(0〜49)の値に基いて変
動パターンを設定し(ステップA61)、ステップA2
3の外れ停止図柄作成処理にて作成した左、中、右停止
図柄を外れ停止図柄として設定し(ステップA62)、
外れ演出決定処理を終えて表示演出決定処理に戻る。な
お、この実施形態では、外れ時に選択される変動パター
ンは、変動パターン1〜変動パターン35までの何れか
1つが選ばれるものとする。
【0055】ステップA30に進むと、メインCPU
は、保留数カウンタの値を1つ減算し(ステップA3
0)、図柄変動フラグに1(図柄変動中)をセットし
(ステップA31)、変動時間監視タイマに決定した変
動パターンに対応する図柄停止までの時間をセットし
(ステップA32)、表示演出決定処理を終えて遊技処
理にリターンする。以上のようにして表示演出決定処理
において、メインCPUが、大当り外れの別による変動
パターンの決定と停止図柄の決定を行った結果、変動パ
ターンのコマンドエリア、左停止図柄コマンドエリア、
中停止図柄コマンドエリア、右停止図柄コマンドエリア
にそれぞれ決定したコマンドがセットされたことにな
る。なお、これらのコマンドエリアにセットされた各表
示制御用コマンドは、ステップS01のコマンド出力処
理において表示制御装置55に送信される。
【0056】次に、ステップS06の変動時間監視処理
について説明する。図12は、メインCPUが実行する
変動時間監視処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。メインCPUは、変動時間監視処理を開始する
と、まず、図柄変動フラグが1であるか否かを判別する
(ステップA70)。ステップS05の表示演出決定処
理にて変動パターンや停止図柄の決定が行われた場合、
図柄変動フラグに1がセットされている。図柄変動フラ
グが1である場合、メインCPUは、ステップA71に
進み、図柄停止タイミングであるか否かを判別する(ス
テップA71)。メインCPUは、図柄停止タイミング
でないと判別した場合、変動時間監視タイマにセットさ
れている値の減算処理を行い(ステップA72)、変動
時間監視処理を終えて遊技処理にリターンする。
【0057】次周期以降の変動時間監視処理では、変動
時間監視タイマにセットした図柄停止までの時間が経過
するまでの間、ステップA70、ステップS71及びス
テップS72を繰り返し実行する。そして、変動時間監
視タイマにセットした値が0となると、図柄停止までの
時間が経過したことになり、メインCPUは、図柄停止
コマンドをセットし(ステップA73)、停止表示時間
をタイマにセットし(ステップA74)、図柄変動フラ
グに2(図柄停止表示中)をセットし(ステップA7
5)、変動時間監視処理を終えて遊技処理にリターンす
る。なお、セットされた図柄停止コマンドは、ステップ
S01のコマンド出力処理において表示制御装置55に
送信される。
【0058】図柄変動フラグの値が2とされる結果、次
周期の変動時間監視処理では、メインCPUは、ステッ
プA70を偽と判別し、続くステップA76の図柄変動
フラグが2であるか否かの判別処理を真と判別し、表示
完了であるか否かを判別する(ステップA77)。メイ
ンCPUは、変動時間監視タイマにセットした停止表示
時間が経過するまでの間、ステップA77を偽と判別
し、ステップS72に移行して変動時間監視タイマにセ
ットされている値の減算処理を行い(ステップA7
2)、変動時間監視処理を終えて遊技処理にリターンす
る。そして、変動時間監視タイマにセットした値が0と
なると、停止表示時間が経過したことになり(表示完了
となり)、メインCPUは、図柄変動フラグを0クリア
し(ステップA78)、変動時間監視処理を終えて遊技
処理にリターンする。なお、図柄変動フラグが0である
場合、メインCPUは、ステップA70を偽、ステップ
A76を偽と判別するので、実質的な変動時間監視処理
は行われない。
【0059】ステップS07の特別遊技実行処理におい
ては、最初、特別遊技実行フラグに1がセットされてお
らず(特別遊技実行フラグ=0)、特別遊技実行フラグ
が0である状態では、大当りフラグに1がセットされて
いるか否かを判別する。そして、大当りフラグに1がセ
ットされていなければ、特別遊技実行処理を終えて遊技
処理にリターンする。従って、大当りフラグに1がセッ
トされていない場合は(表示演出決定処理にて外れと判
定されて大当りフラグが0クリアされた場合)、実質的
な特別遊技実行処理は行われない。一方、大当りフラグ
に1がセットされている場合は(表示演出決定処理にて
当りと判定されて大当りフラグに1がセットされた場
合)、図柄変動フラグが0であるか否かを判別する。そ
して、図柄変動フラグが0でなければ、特別遊技実行処
理を終えて遊技処理にリターンする。従って、図柄変動
フラグが0でない場合は、実質的な特別遊技実行処理は
行われない。一方、変動時間監視処理にて表示完了時に
図柄変動フラグが0クリアされると、メインCPUは、
特別遊技実行フラグに1をセットし、大当りフラグを0
クリアし、特別遊技を開始する。特別遊技実行フラグに
1がセットされている状態では、特別遊技に関する処理
と特別遊技の終了条件成立か否かの判別処理とが行わ
れ、特別遊技の終了条件が成立すると、特別遊技実行フ
ラグを0クリアし、特別遊技実行処理の実行終了とな
る。
【0060】なお、表示制御装置55は、変動パターン
コマンドを受け取ると、左図柄、中図柄、右図柄の図柄
変動を開始する。また、表示制御装置55は、変動パタ
ーンの種別に対応して図柄変動のタイミング(変動速度
の切換時期や図柄の揺れ変動開始時期等)を決定する。
さらに、表示制御装置55は、左図柄、中図柄、右図柄
の停止図柄コマンドを受け取ると、これらに対応した左
図柄、右図柄、中図柄の停止図柄を決定する。なお、表
示制御装置55に指令した停止図柄がリーチ図柄である
場合には、リーチ発生となる。また、表示制御装置55
は、図柄停止コマンドを受け取ると、決定した左図柄、
右図柄、中図柄で図柄停止する。外れの場合であれば外
れ停止図柄が表示され、大当りであれば、大当り停止図
柄が表示される。
【0061】次に、音声制御装置53のコマンド受信処
理について説明する。図13は、音声制御装置53のC
PU(以下、音声制御CPUという)が実行するコマン
ド受信処理のフローチャートである。音声制御装置53
は、メイン制御装置40から1バイトずつ送信される2
バイトの音声制御用の指令コマンドを1バイトずつ受信
する。
【0062】音声制御CPUは、コマンド受信処理を開
始すると、メイン制御装置40から送信された大きさ1
バイトのコマンドを受信する(ステップB01)。次い
で、7ビット目が「1」であるか否かにより、1バイト
目か否かを判別する(ステップB02)。なお、受信し
たコマンドの7ビット目が「1」の場合は1バイト目、
7ビット目が「0」の場合は2バイト目と判別する(図
7参照)。
【0063】受信したコマンドが1バイト目であると判
別した場合には、コマンドの種別が正しいか否かを判別
する(ステップB03)。音声制御用CPUは、ステッ
プB03にて、コマンドの種別が正しければ、1バイト
目をRAMに記憶し(ステップB04)、受信済みフラ
グに1をセットし(ステップB05)、コマンド受信処
理を終える一方、コマンドの種別が正しくなければ、受
信したコマンドを破棄し(ステップB06)、受信済み
フラグを0クリアし(ステップB07)、コマンド受信
処理を終える。
【0064】また、音声制御用CPUは、ステップB0
2にて、受信したコマンドが1バイト目でないと判別し
た場合には、受信したコマンドは2バイト目となり、次
いで、1バイト目を受信済みが否か、即ち、受信済みフ
ラグが1か否かを判別する(ステップB08)。ステッ
プB08にて、音声制御CPUは、1バイト目を受信済
みでない場合、受信したコマンドを破棄し(ステップB
06)、受信済みフラグを0クリアし(ステップB0
7)、コマンド受信処理を終える。一方、音声制御用C
PUは、ステップB08にて1バイト目を受信済みであ
る場合、2バイト目のコマンドと登録されているコマン
ド内容と比較して分別可能かを判別する(ステップB0
9)。
【0065】音声制御用CPUは、ステップB09に
て、受信した2バイト目のコマンドが分別可能でなけれ
ば、受信したコマンドを破棄し(ステップB06)、受
信済みフラグを0クリアし(ステップB07)、コマン
ド受信処理を終える。一方、音声制御用CPUは、ステ
ップB09にて、受信した2バイト目のコマンドが分別
可能であれば、正しいコマンドとしてコマンド記憶エリ
アに1バイト目に受信したコマンド及び2バイト目に受
信したコマンドをセットし(ステップB10)、コマン
ド受信処理を終える。先に述べたように、受信したコマ
ンドが始動口入賞コマンドの場合は、1バイト目が16
進表示で「C2」であり、2バイト目が事前判定で外れ
ならば16進表示で「00」であり、2バイト目が事前
判定で当りならば16進表示で「01」である。
【0066】次に、音声制御装置53の始動口入賞コマ
ンドを受信した場合に実行する発音処理について説明す
る。図14は、音声制御CPUが実行する始動口入賞音
発生処理のフローチャートである。音声制御CPUは、
受信したコマンドの1バイト目が、即ち、コマンド種別
が「C2」であるか否かを判別する(ステップB2
0)。ステップB20にて、コマンド種別が「C2」で
あれば、始動口入賞コマンドであり、音声制御CPU
は、ステップB20を真と判別してステップB21に進
む。一方、コマンド種別が「C2」でない場合、始動口
入賞コマンドではないことになり、音声制御CPUは、
ステップB20を偽と判別して始動口入賞音発生処理を
終える。
【0067】音声制御CPUは、コマンド種別が「C
2」である場合、ステップB21に進み、受信したコマ
ンドの2バイト目が「01」であるか否かを判別する
(ステップB21)。即ち、受信したコマンドの内容
が、事前判定で当りであるか否かを判別する。ステップ
B21にて、受信したコマンドの内容が、事前判定で当
りでないと判定した場合、音声制御CPUは、通常の始
動入賞音データをスピーカに対して出力し(ステップB
22)、始動口入賞音発生処理を終える。
【0068】一方、ステップB21にて、受信したコマ
ンドの内容が、受信したコマンドの2バイト目が「0
1」であると判定した場合、即ち、事前判定で当りであ
ると判定した場合、音声制御CPUは、大当り音をスピ
ーカに対して出力し(ステップB23)、始動口入賞音
発生処理を終える。
【0069】以上の説明から明らかなように、始動口に
入賞した時点で、その入賞に対する当り外れを事前に判
定し、事前判定した当落判定の結果を音声制御装置53
(副制御装置)に送信するので、始動口に入賞した時点
で、音声制御装置53がその入賞に対する当落判定の結
果を認識することができる。また、当落判定の結果が当
りである場合には、音声制御装置53がその始動口入賞
に対する図柄変動の結果として特別図柄表示装置28に
特別図柄により大当り図柄が停止表示される前に、事前
に当りを演出することができる。
【0070】なお、受信したコマンドの内容が、事前判
定で当りであると判定した場合、乱数を抽選し、抽選し
た値が当りである場合に大当り音をスピーカに対して出
力する一方、抽選した値がはずれである場合には通常の
始動入賞音データをスピーカに対して出力する構成とし
てもよい。このようにすると、ある確率で、例えば、1
/4の確率で大当り音をスピーカに対して出力させるこ
とになる。
【0071】また、本実施形態では、始動口入賞に応じ
て抽選した大当り当否判定用乱数が当りである場合(7
又は307の場合)、当りうちの一部(7である場合)
について事前に当りであることを始動入賞時に通常の始
動入賞音とは異なる大当り音で遊技者に報知するように
している。このように、始動入賞時に通常の始動入賞音
が発生し、この後の図柄変動により大当りが特別図柄表
示装置28にて表出されるパターンと、始動入賞時に大
当り音が発生し、この後の図柄変動により大当りが特別
図柄表示装置28にて表出されるパターンとの2つが存
在するため、遊技者は、始動入賞時に大当り音が発生し
た場合に、非常にツキを感じることになる。
【0072】また、本実施形態では、事前判定にて当選
した場合に始動口入賞時の1回のみ大当り音を発生させ
る構成としてあるが、始動口入賞時の1回のみに限ら
ず、その始動口入賞に関わる保留により図柄変動が行わ
れ、保留されている大当り当否判定用の取得値が実際に
大当りと判定され、図柄変動により大当りが特別図柄表
示装置28にて表出されるまでの間、始動口入賞がある
度、又は、始動口入賞に関係なく適時に、大当り音を発
生させるようにしてもよい。
【0073】上述した実施形態では、副制御装置として
音声制御装置53を例として説明しているが、本発明
は、副制御装置を音声制御装置に限らず、ランプ制御装
置52や表示制御装置55に始動口入賞情報と事前判定
による当落判定結果の別を送信し、応じて、ランプ制御
装置52が装飾用ランプの点灯表示態様で、表示制御装
置55が液晶表示画面上の表示態様で、遊技者に対して
事前判定の当落を報知する構成としてもよい。
【0074】なお、本発明に直接関係しないが、実施形
態では、始動入賞時の大当り当否判定用の取得値の事前
判定と、保留数に関わる図柄変動時の大当り当否判定用
の取得値の判定とで、大当り当否判定用の取得値に対す
る判定自体を別タイミングで2回行っているが、始動入
賞時の大当り当否判定用の取得値の事前判定により当り
外れを先に判定し(取得値が大当りに属する値であるか
否か)、当り外れの判定結果を保留数に関わって記憶
し、図柄変動時に事前判定時に行った当り外れの結果を
用いるようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、主制御
装置が、始動口入賞検出手段による始動入賞検出時に、
当該始動入賞に起因する図柄変動に先立って、抽選した
図柄変動に関する当否に関わる値の当落判定を事前判定
すると共に、始動口入賞情報及び事前判定による当落判
定結果の別を副制御装置に送信するので、始動口に入賞
した時点で、副制御装置がその始動口入賞タイミングと
共に当落判定の結果を認識することができる。よって、
例えば、始動口入賞タイミングを基にした当り予告等が
可能になる。
【0076】請求項2に記載の構成によれば、副制御装
置が、始動口入賞情報及び事前判定による当落判定結果
の別に応じて遊技報知装置を制御するので、当落判定の
結果が当りである場合には、副制御装置が、その始動口
入賞に対する図柄変動の結果として図柄表示装置に図柄
により当否が停止表示される前に、遊技報知装置を通じ
て事前に当りを演出することができる。
【0077】請求項4に記載の構成によれば、図柄変動
に関する当否に関わる値の中に当りである値が複数個設
けてあり、事前判定による当落判定は、複数個設けられ
た当りのうちの一部に対して行うので、遊技者は、始動
入賞時に当り演出が報知された場合に、非常にツキを感
じることになる。
【0078】請求項6に記載に記載の構成によれば、主
制御装置が、始動口入賞検出手段による始動入賞検出時
に、抽選した図柄変動に関する当否に関わる値を、図柄
の変動開始が可能である場合に今回行う図柄の変動に関
して保留されている値の当落判定に先立って事前判定す
ると共に、始動口入賞情報及び事前判定による当落判定
結果の別を副制御装置に送信するので、始動口に入賞し
た時点で、副制御装置がその始動口入賞タイミングと共
に当落判定の結果を認識することができる。よって、例
えば、始動口入賞タイミングを基にした当り予告等が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカード式パチンコ遊技
機の正面図
【図2】図1のパチンコ遊技機の遊技盤の正面図
【図3】実施形態のカード式パチンコ遊技機に配備され
た制御系統の要部ブロック図
【図4】実施形態のパチンコ遊技機に配備されたメイン
制御装置のメインCPUが実行する遊技処理のフローチ
ャート
【図5】同上のメインCPUが実行する始動口センサ検
出処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図6】実施形態における保留数入賞カウンタの値(1
〜4)に対応して取得した各カウンタ値が格納される所
定の取得値記憶エリアを示す図
【図7】実施形態における始動口入賞コマンドの構成を
示す図
【図8】同上のメインCPUが実行する表示演出決定処
理のサブルーチンを示すフローチャート
【図9】同上のメインCPUが実行する大当り当否判定
処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図10】同上のメインCPUが実行する大当り演出決
定処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図11】同上のメインCPUが実行する外れ演出決定
処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図12】同上のメインCPUが実行する変動時間監視
処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図13】実施形態のパチンコ遊技機に配備された副制
御装置の一態様としての音声制御装置のCPUが実行す
るコマンド受信処理のフローチャート
【図14】同上の音声制御装置のCPUが実行する始動
口入賞音発生処理のフローチャート
【符号の説明】
1 カード式パチンコ遊技機 2 パチンコ遊技機 3 カードユニット 4 カード挿入口 5 前面枠 6 金枠 7 ガラス扉 8 遊技盤 9 上球受皿 10 下球受皿 11 打球ハンドル 12 球貸操作部 13 貸玉スイッチ 14 カード残高表示器 15 カード返却スイッチ 16 外側ガイドレール 17 内側ガイドレール 18 遊技領域 19 図柄表示ユニット 20 補助役物装置 21 役物ユニット 22 アウト口 23 ランプ付き風車 24 左ゲート 25 右ゲート 26 左袖入賞口 27 右袖入賞口 28 特別図柄表示装置 29 普通図柄表示装置 30 第1始動入賞口 31 普通電動役物 32 第2始動入賞口 33 開閉扉 34 大入賞口 35 左落し入賞口 36 右落し入賞口 37 左サイドランプ 38 右サイドランプ 39 枠飾りランプ 40 メイン制御装置 41 ワンチップマイクロコンピュータ 42 インタフェース 43 CPU 44 RAM 45 ROM 46 始動口センサ 47 普通図柄始動センサ 48 中継回路 49 ソレノイド 50 カウントセンサ 51 特定領域センサ 52 ランプ制御装置 53 音声制御装置 54 払出制御装置 55 表示制御装置 56 賞球払出装置 57 貸球払出装置 58 発射制御回路 59 打球発射装置 60 賞球センサ 61 フォト分配回路 M1 賞球モータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄表示装置と、前記図柄表示装置に表
    示される図柄を変動させるための図柄始動口と、前記図
    柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、遊
    技全体の制御を行う主制御装置と、前記主制御装置から
    の指令に従い、遊技状態を報知する遊技報知装置の制御
    を行う副制御装置とを備え、前記主制御装置が、前記始
    動口入賞検出手段による始動入賞検出に応じて前記図柄
    変動に関する当否に関わる値を抽選し、抽選した前記当
    否に関わる値が当りの場合に、前記図柄表示装置の図柄
    によって遊技者に当りを認識させると共に遊技者に有利
    となる特別遊技状態を付与する弾球遊技機において、前
    記主制御装置は、前記始動口入賞検出手段による始動入
    賞検出時に、当該始動入賞に起因する図柄変動に先立っ
    て、抽選した前記図柄変動に関する当否に関わる値の当
    否判定を事前判定すると共に、始動口入賞情報及び前記
    事前判定による当落判定結果の別を前記副制御装置に送
    信することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記副制御装置は、前記始動口入賞情報
    及び前記事前判定による当落判定結果の別に応じて前記
    遊技報知装置を制御することを特徴とする請求項1に記
    載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記始動口入賞情報が、前記事前判定に
    よる当落判定結果の別を含んだ1つのコマンドデータで
    構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記図柄変動に関する当否に関わる値の
    中に当りである値が複数個設けてあり、前記事前判定に
    よる当落判定は、前記複数個設けられた当りのうちの一
    部に対して行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のうちの何れか1つに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技報知装置は、前記図柄表示装
    置、音声発生装置及び装飾用発光装置のうちの少なくと
    も1つであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    うちの何れか1つに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 図柄表示装置と、前記図柄表示装置に表
    示される図柄を変動させるための図柄始動口と、前記図
    柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、遊
    技全体の制御を行う主制御装置と、前記主制御装置から
    の指令に従い、遊技状態を報知する遊技報知装置の制御
    を行う副制御装置とを備え、前記主制御装置が、前記始
    動口入賞検出手段による始動入賞検出に応じて前記図柄
    変動に関する当否に関わる値を抽選し、前記図柄の変動
    を行う権利及び前記当否に関わる値を順次保留個数記憶
    手段に保留する一方、前記図柄の変動開始が可能である
    場合、今回行う図柄の変動に関して、前記保留個数記憶
    手段に保留されている前記当否に関わる値の当落判定を
    行い、前期当落判定による判定結果が当りの場合に、前
    記図柄表示装置の図柄によって遊技者に当りを認識させ
    ると共に遊技者に有利となる特別遊技状態を付与する弾
    球遊技機において、前記主制御装置は、前記始動口入賞
    検出手段による始動入賞検出時に、抽選した前記図柄変
    動に関する当否に関わる値を前記当落判定に先立って事
    前判定すると共に、始動口入賞情報及び前記事前判定に
    よる当落判定結果の別を前記副制御装置に送信すること
    を特徴とする弾球遊技機。
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