JP2003275365A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003275365A
JP2003275365A JP2002084916A JP2002084916A JP2003275365A JP 2003275365 A JP2003275365 A JP 2003275365A JP 2002084916 A JP2002084916 A JP 2002084916A JP 2002084916 A JP2002084916 A JP 2002084916A JP 2003275365 A JP2003275365 A JP 2003275365A
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reel
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frame
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転体の原点角度位置を検出可能に構成された
遊技機において、異常等の場合に容易に対応でき、無駄
な作業や交換を少なくすることを可能とする。 【解決手段】スロットマシンの筐体11には、前面扉1
2がその左辺部を回動軸として回動可能に取り付けられ
ている。筐体11の内部には、3つの回胴ユニット13
が横並びに配設されている。各回胴ユニット13は、リ
ール40を1つずつ備え、各リール40の外周部には複
数の図柄が描かれている。リール40は、その内部が中
空の略円筒形状をなすとともに、固定状態にある支軸に
対し回転可能に支持されて、ステッピングモータにより
回転、停止される。少なくともリール40の原点角度位
置を検出するためのセンサがリール40の外部に設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシン等
の遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】複数の図柄(識別情報の一種)が所定間
隔おきに付された回転体を遊技機本体内に有するスロッ
トマシン等の遊技機が知られている。この種の遊技機で
は、遊技者の始動操作に基づいて回転体が回転され、遊
技者の停止操作に基づいてその回転が停止させられる。
回転体は、モータ等の駆動源によって回転させられる。
この場合において、回転体の回転・停止の制御に際して
は、回転体の回転角度位置を把握する必要がある。 【0003】従来では、駆動源は回転体内の回転中心位
置に配設されており、該駆動源内部に、駆動軸の原点角
度位置を検出するための機構が設けられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な遊技機にあっては、原点位置を検出する機構が駆動源
内部に設けられている。このため、駆動源の駆動機能に
支障がないにもかかわらず前記検出機構に異常が生じた
場合、駆動源そのものを交換したり、駆動源を分解して
点検したりしなければならない。また逆に、検出機構に
異常がないにもかかわらず駆動機能に支障が生じた場合
にも、上記同様の不具合が生じる。 【0005】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、回転体の原点角度位置を検出可能に構成され
た遊技機において、異常等の場合に容易に対応でき、無
駄な作業や交換を少なくすることの可能な遊技機を提供
することを主たる目的の一つとしている。 【0006】 【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するために有効な手段等を以下に示す。なお、必
要に応じてその作用、効果等についても説明する。 【0007】手段1.内部が中空状をなすとともに、外
周面に識別情報の付された回転体を備え、該回転体の回
転に基づく遊技を行う遊技機であって、少なくとも前記
回転体の原点角度位置を検出するためのセンサを前記回
転体の外部に設けたことを特徴とする遊技機。 【0008】手段1によれば、外周面に識別情報の付さ
れた回転体の回転に基づく遊技が行われる。また、セン
サによって少なくとも回転体の原点角度位置が検出さ
れ、その検出結果に基づいて、回転体の回転・停止の制
御が可能となる。手段1では、かかるセンサが回転体の
外部に設けられている。このため、センサに異常が生じ
たような場合であっても、その点検或いは交換を容易に
行うことができる。また、かかる点検・交換に際し、他
の手段、例えば駆動源を分解したり交換したりする必要
がない。その結果、無駄な作業や交換を少なくすること
ができる。 【0009】手段2.内部が中空状をなすとともに、外
周面に識別情報の付された回転体を備え、該回転体の回
転に基づく遊技を行う遊技機であって、少なくとも前記
回転体の原点角度位置を検出可能な原点検出手段を具備
し、かつ、該原点検出手段が、前記回転体に対し設けら
れた被検出体と、前記回転体外部に設けられたセンサと
によって構成されていることを特徴とする遊技機。 【0010】手段2によれば、原点検出手段によって回
転体の原点角度位置が検出され、その検出結果に基づい
て、回転体の回転・停止の制御が可能となる。特に、原
点検出手段が、回転体に対し設けられた被検出体と、回
転体外部に設けられたセンサとによって構成されている
ため、回転体の1回転毎に、被検出体がセンサによって
検知され、これにより原点角度位置が検出される。セン
サが回転体の外部に設けられているため、センサに異常
が生じたような場合であっても、その点検或いは交換を
容易に行うことができる。また、かかる点検・交換に際
し、他の手段、例えば駆動源を分解したり交換したりす
る必要がない。その結果、無駄な作業や交換を少なくす
ることができる。 【0011】手段3.内部が中空状をなすとともに、外
周面に識別情報の付された回転体を備え、該回転体の回
転に基づく遊技を行う遊技機であって、前記回転体を回
転させるべく、所定の回転角度毎に回転駆動及び停止可
能な駆動源と、少なくとも前記回転体の原点角度位置を
検出可能な原点検出手段と、少なくとも前記原点検出手
段の検出結果に基づき前記駆動源を制御可能な制御手段
とを備え、前記原点検出手段は、前記回転体に対し設け
られた被検出体と、前記回転体外部に設けられたセンサ
とによって構成されていることを特徴とする遊技機。 【0012】手段3によれば、外周面に識別情報の付さ
れた回転体の回転に基づく遊技が行われる。回転体は、
所定の回転角度毎に回転駆動及び停止可能な駆動源によ
って回転、停止させられる。少なくとも回転体の原点角
度位置が原点検出手段によって検出され、その検出結果
に基づき駆動源が制御手段によって制御される。さて、
手段3では、原点検出手段が、回転体に対し設けられた
被検出体と、回転体外部に設けられたセンサとによって
構成されているため、回転体の1回転毎に、被検出体が
センサによって検知され、これにより原点角度位置が検
出される。センサが回転体の外部に設けられているた
め、センサに異常が生じたような場合であっても、その
点検或いは交換を容易に行うことができる。また、かか
る点検・交換に際し、他の手段、例えば駆動源を分解し
たり交換したりする必要がない。その結果、無駄な作業
や交換を少なくすることができる。 【0013】手段4.前記駆動源は、前記回転体の回転
中心から離間した位置に設けられていることを特徴とす
る手段3に記載の遊技機。 【0014】手段4によれば、回転体の中心部又はその
近傍にまで及ぶ部位において回転体内部の空間領域が確
保され、そこに別装置を収容したりすることが可能とな
る。このため、遊技性を付与するための別装置を回転体
内部に設ける上で、駆動源の存在によってその配設に支
障が生じることが起こりにくい。従って、従来ではなし
えなかった別装置の理想的な設置が可能となり、今まで
にはない興趣をもたらすことも可能となる。また、前記
空間領域を他の目的のために使用したりすることも可能
となる。なお、「前記駆動源を前記回転体の回転中心か
ら離間した位置に設けた」に代えて、「前記駆動源を前
記回転体内の偏心位置に設けた」こととしてもよい。ま
た、「前記駆動源はステッピングモータからなること」
としてもよい。 【0015】手段5.前記被検出体は、前記回転体に設
けられた突起によって構成されていることを特徴とする
手段2乃至4のいずれかに記載の遊技機。 【0016】手段5によれば、被検出体を比較的簡易に
構成することができる。 【0017】手段6.前記センサは、前記回転体の1回
転毎に前記突起の通過を許容するべく凹状に形成されて
いることを特徴とする手段5に記載の遊技機。 【0018】手段6によれば、センサが凹状に形成さ
れ、前記回転体の1回転毎に前記突起の通過が許容され
る。このため、より確実に原点角度位置を検出すること
ができるとともに、原点検出手段が全体として嵩張った
ものとなりにくい。 【0019】手段7.前記回転体は、一対の円環状の枠
体、及び、該枠体に取着され識別情報の付されてなる帯
状フィルムによって構成され、前記被検出体は、前記一
方の枠体に設けられていることを特徴とする手段2乃至
6のいずれかに記載の遊技機。 【0020】手段7によれば、前記被検出体が、回転体
を構成する一対の枠体のうち一方の枠体に設けられてい
る。このため、回転体の1回転毎の正確な検知が可能と
なる。 【0021】手段8.前記被検出体は、前記枠体に一体
的に形成されていることを特徴とする手段7に記載の遊
技機。 【0022】手段8によれば、被検出体を別途取付ける
という作業が不要となり、製造に際しての作業効率の向
上を図ることができる。 【0023】手段9.前記一対の枠体が回転可能に支持
されていることを特徴とする手段7又は8に記載の遊技
機。 【0024】手段9のように、一対の枠体が支持される
よう構成した場合、回転体の支持状態を安定したものと
することができる。 【0025】手段10.前記回転体を回転可能に支持す
る支軸を具備する支持フレームを備え、前記センサを前
記支持フレーム側に設けたことを特徴とする手段1乃至
9のいずれかに記載の遊技機。 【0026】手段10によれば、前記回転体は、支持フ
レームに具備された支軸に対し回転可能に支持される。
そして、前記センサが支持フレーム側に設けられてい
る。このため、前記センサを設けるために別途の取付固
定具等を設けたりする必要がなく、センサを設置する上
で余分な部材を設けなくて済む。 【0027】手段11.前記回転体を回転可能に支持す
る支軸を具備する支持フレームを備えるとともに、該支
持フレームに中継基板を固定するとともに、該中継基板
に前記センサを設けたことを特徴とする手段1乃至9の
いずれかに記載の遊技機。 【0028】手段11によれば、センサが支持フレーム
に固定された中継基板に設けられる。このため、中継基
板が、各種配線等を中継する機能を担うとともに、セン
サの配設箇所としても機能する。このため、中継基板に
複数種の機能を兼用させることができるとともに、セン
サ及び中継基板間の配線の省略化をも図ることができ
る。その結果、構成を簡素なものとすることができる。 【0029】なお、「前記中継基板には、前記駆動源か
ら延びる電気配線が接続されていること」、「前記中継
基板には、電源及び制御手段のうち少なくとも一方から
延びる電気配線が接続されていること」としてもよい。 【0030】手段12.前記センサは、フォトセンサに
より構成されていることを特徴とする手段1乃至11の
いずれかに記載の遊技機。 【0031】手段13.前記回転体の外周面は所定の光
透過性を有していることを特徴とする手段1乃至12の
いずれかに記載の遊技機。 【0032】手段13によれば、回転体の外周面が所定
の光透過性を有しているため、回転体内部に別装置等が
設けられる場合、別装置或いは別装置から放たれた可視
光線等を視認することができる。そのため、該視認によ
る演出効果をより確実なものとすることができる。 【0033】手段14.前記回転体は複数種の識別情報
を予め定めた配列で循環表示するものであることを特徴
とする手段1乃至13のいずれかに記載の遊技機。 【0034】識別情報の配列順序が例えば閉ループを構
成して循環表示するものであれば、遊技者が積極的に所
定の識別情報を狙って操作することができる。また、遊
技者の技術介入を促進する上ではその可変表示速度が一
定であることが一層好ましい。なお、循環表示される複
数種の識別情報として一巡する間に同一種の識別情報が
含まれていてもよいことはいうまでもない。また、「前
記回転体は、並列状態で複数配設されていること」とし
てもよい。 【0035】手段15.前記識別情報は図柄であること
を特徴とする手段1乃至14のいずれかに記載の遊技
機。 【0036】手段15のように、識別情報としては、数
字、絵、文字、記号等による図柄とするのが、遊技者の
判断の容易性の点で好ましい。また、種類の異なる図柄
については、その大きさや色に変化を与えることが、変
動中の図柄種別の判別を容易ならしめる上で好ましい。 【0037】手段16.手段1乃至15のいずれかにお
いて、遊技機はパチンコ遊技機であること。中でも、パ
チンコ遊技機の基本構成としては、操作ハンドルを備え
ていてそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領
域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置
された作動口に入賞することを必要条件として可変表示
装置の主表示部において変動表示されている識別情報が
所定時間後に確定停止表示されること等が挙げられる。
また、特別遊技状態発生時には遊技領域内の所定の位置
に配置された可変入賞装置が所定の態様で開放されて遊
技球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値
(景品球のみならず、磁気カードへの書き込み等も含
む)が付与されることが挙げられる。この場合におい
て、前記回転体により前記可変表示装置の主表示部が構
成される。 【0038】手段17.手段1乃至15のいずれかにお
いて、遊技機は回胴式遊技機であること。ここで、回胴
式遊技機の構成としては、「複数の識別情報からなる識
別情報列(具体的には回転体としてのリールであり、識
別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示
(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を
確定停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段
(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動
が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)
の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識
別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が
特定識別情報であることを必要条件として遊技者に有利
な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備
えた回胴式遊技機」となる。なお、回胴式遊技機にあっ
ては、前記リール等を具備する可変表示手段を可変表示
装置として捉えてもよいし、前記リールとは別途設けら
れ、前記識別情報に対応する(疑似的な対応であっても
よい)識別情報を表示可能な表示装置(例えば液晶表示
装置)をここにいう可変表示装置として捉えてもよい。
なお、この場合、可変表示装置は、遊技機本体を画定す
る本体ボックスに設置される。 【0039】手段18.手段1乃至15のいずれかにお
いて、遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合さ
せた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊技機
の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情
報列(具体的には回転体としてのリールであり、識別情
報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具
体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定
停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例
えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開
始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操
作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情
報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定
識別情報であることを必要条件として遊技者に有利な特
別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備
え、遊技媒体として遊技球を使用するとともに、前記識
別情報の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要と
し、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い
出されるよう構成されてなる遊技機」となる。なお、か
かる遊技機にあっては、前記リール等を具備する可変表
示手段を可変表示装置として捉えてもよいし、前記リー
ルとは別途設けられ、前記識別情報に対応する(疑似的
な対応であってもよい)識別情報を表示可能な表示装置
(例えば液晶表示装置)をここにいう可変表示装置とし
て捉えてもよい。 【0040】 【発明の実施の形態】以下に、遊技機を回胴式遊技機、
具体的にはスロットマシンに適用した場合の一実施の形
態につき図面に基づいて説明する。 【0041】図1に示すように、スロットマシンの筐体
11には、前面扉12がその左辺部を回動軸として回動
可能に取り付けられている。本実施の形態では筐体11
及び前面扉12等により本体が構成されている。筐体1
1の内部には、3つの回胴ユニット13が横並びに配設
されている。各回胴ユニット13は、回転体としてのリ
ール40を1つずつ備え、各リール40の外周部には複
数の図柄(識別情報)が描かれている。3体のリール4
0が停止した状態では、その正面側に位置する合計9つ
の図柄(左右方向3つ×上下方向3つ)が前面扉12に
設けられた視認部としての表示窓14を介して遊技者に
視認されるようになっている。尚、3つの回胴ユニット
13は図柄の種類配置状態等を除いて全て同じ構造とな
っている。 【0042】図2及び図3は、回動ユニット13を構成
する主要な部品を示した分解斜視図である。図4は組み
立てられた回胴ユニット13の正面図であり、図5は回
胴ユニットの中央付近を正面側から見た断面図である。
図2〜図5に示すように、各回胴ユニット13の支持フ
レーム(又は枠体)は、第1の側板21と第2の側板2
2とを備えている。第2の側板22は正面略コ字状をな
し、底板部と天板部とを備えている。この第2の側板2
2の開放側(左側)を第1の側板21で塞ぐようにして
両側板21,22が連結されることで、正面方形状の支
持フレームが構成されている。 【0043】図2,3及び5に示すように、各側板2
1,22の高さ方向中心の窪みには取付孔が形成され、
各取付孔には取付フランジ23,24が一対のビスで固
定されている。左右の取付フランジ23,24間には、
支軸としてのリール軸25が保持されている。このリー
ル軸25は略円柱状の金属棒材からなるが、その棒材に
は、左端から中心部にまで延びる縦溝26と右端付近に
延びる縦溝27とが形成されている。縦溝26,27の
各々はリール軸25を直径方向に横切って外周面側に開
口すると共に、リール軸25の左右両端部の各端面にも
開口している。本実施の形態では、これら縦溝26,2
7により、中空部が構成されている。図5に示唆するよ
うに、各取付フランジ23,24においてリール軸25
の端部を受承する円筒部の内側には、上下一対の係合突
条23a,24aが設けられている。上下一対の係合突
条23a,24aがリール軸端部の縦溝26,27内に
嵌入することにより、左右の取付フランジ23,24間
においてリール軸25が回動不能に保持されている。 【0044】左右の側板21,22間に固定されたリー
ル軸25上には、取付クランプ28が固着されている。
図3に示すように、取付クランプ28は、リール軸25
の周囲を取り巻く略円筒状の挟着部28aを有してい
る。ビスの締結力を利用し当該挟着部28aでリール軸
25を締め付けることにより、取付クランプ28がリー
ル軸25上に固定される。図3及び図4に示すように、
取付クランプ28の上端部28bには、駆動源としての
ステッピングモータ29が取り付けられている。また、
取付クランプ28の一側(図4の手前側)には、側腕部
28cが突設されている。この側腕部28cには、バッ
クライト用光源38(図6参照)が取付けられる。この
光源38により、リール40の外周円筒面の一部が内側
から照射されるようになっている。 【0045】図4及び図5に示すように、リール軸25
上には、リール40が左右一対の環状ベアリング31,
32により回動可能に支持されている。リール40は、
左右一対のリール枠41,42を有している。左リール
枠41は、その中心に保持された左側ベアリング31を
介してリール軸25上に独立して回動可能に支持されて
いる。同様に右リール枠42は、その中心に保持された
右側ベアリング32を介してリール軸25上に独立して
回動可能に支持されている。 【0046】左側ベアリング31及び左リール枠41と
取付クランプ28との間において、リール軸25には略
円筒状の左スリーブ33が外嵌されている。この左スリ
ーブ33の左端と左側取付フランジ23の内側(右側)
との間に左側ベアリング31及び左リール枠41を挟み
込むことにより、これら31,41をリール軸25上の
所定位置に位置決めしている。同様に、右側ベアリング
32及び右リール枠42と取付クランプ28との間にお
いて、リール軸25には略円筒状の右スリーブ34が外
嵌されている。この右スリーブ34の右端と右側取付フ
ランジ24の内側(左側)との間に右側ベアリング32
及び右リール枠42を挟み込むことにより、これら3
2,42をリール軸25上の所定位置に位置決めしてい
る。尚、少なくとも左スリーブ33は、リール軸25に
対し回動不能に装着されている。 【0047】図5に示すように、左スリーブ33の一部
には、リール軸25の左縦溝26と対応する位置におい
て切欠き部35が形成されている。この切欠き部35
は、リール軸25に外嵌された左スリーブ33の内側
(即ち左縦溝内部)とその外(即ちリール40の内部領
域)とを連通させるためのものである。他方、リール軸
25の左側端面に開口した左縦溝26は、左側取付フラ
ンジ23の中央孔を介して、第1の側板21の外側に通
じている。すなわち、左スリーブ33(切欠き部35を
含む)及びリール軸25の左縦溝26は、左右リール枠
41,42間に挟まれた内部領域と回胴ユニット13
(リール40)の外部とを連通させる「連通路」を構成
する。 【0048】そして図5に示唆するように、その連通路
内には、電気的接続手段としての電気配線36が設けら
れている。この電気配線36は、例えば、取付クランプ
28上方に位置するステッピングモータ29や、バック
ライト用光源38と、外部の電源及び駆動制御回路(主
基板:図示略)とを電気的に接続するための給電線(又
は給電制御線の束)である。より詳しくは、ステッピン
グモータ29や、バックライト用光源38からは、それ
ぞれ複数本の電気配線36が延びており、該電気配線3
6が集約状態で、前記連通路内に設けられている。かか
る電気配線36は、左縦溝26を通って、左側取付フラ
ンジ23の中央孔から第1の側板21の外側に略集約状
態で導出されている。つまり上記連通路は、リール軸2
5上で回転するリール40との干渉を避けながら、ステ
ッピングモータ29やバックライト用光源38といった
電気機器から延びる電気配線36を回胴ユニット13の
外へ導くための通路として機能する。 【0049】次に、リール40の組立構造について説明
する。 【0050】図4及び図5に示すように、リール軸25
上に回動可能に設けられた短円筒状(又はドラム状)の
リール40は、左右一対のリール枠41,42と、両リ
ール枠41,42間に架設された帯状フィルム54とを
備えている。各リール枠41,42は、成形用金型装置
で合成樹脂を一体成形したものであり、左リール枠41
と右リール枠42とは同じ金型から得た同形状の枠体で
ある。 【0051】図2,3及び7に示すように、各リール枠
41,42は、その中心位置を示すハブ部43と、該リ
ール枠の外周部を構成するリング部44と、ハブ部43
とリング部44との間において両部を連結するべく十字
状に設けられた4本のアーム45とから構成されてい
る。半径方向に延びた各アーム45の途中には折曲げ段
差45aが付与されており、この段差45aのために、
ハブ部43はリール軸方向の内側寄りに、リング部44
は同方向の外側寄りに相対配置される。図5及び図7に
示すように、ハブ部43の外側面上には、4つの保持爪
46が該ハブ部43中心の貫通孔47を取り囲むように
突設されている。これら4つの保持爪46によって前記
ベアリング31又は32がリール枠41,42に保持さ
れている。また、ハブ部43の内側面と連続する各アー
ム45の内側面上には、ビス孔(雌ネジ部)を備えた突
起部48が設けられている。 【0052】図7及び図8に示すように、円形リング部
44の外周面44a上には、その外縁寄り位置において
環状突条49が形成されている。この環状突条49はリ
ング部44の全周にわたって延びており、リール枠4
1,42の外周部の一部を構成する。各環状突条49の
内側面49a(相手方リール枠と対向する面)には、リ
ング部44と同心円状の仮想ラインに沿って延びる複数
の円弧状溝51(本例では8条)が形成されている。図
8(B)に示すように各円弧状溝51は、相対向する外
側寄り内壁面51aと内側寄り内壁面51bとによって
区画されており、その内側寄り内壁面51bはリング部
外周面44aと面一となっている。 【0053】更に、これら円弧状溝51の配列群領域に
は、隣り合う円弧状溝の溝端間においてそれぞれ、肉部
52(係合凸部)が確保されている。これらの肉部52
は計8箇所に存在し、ハブ部中心の貫通孔47を中心と
して等角度間隔(即ち45゜間隔)で配置されている。
つまり、8条の円弧状溝51は、いずれも円弧長が等し
い。尚、円弧状溝51の幅h(即ち前記両内壁面51
a,51b間の距離)は、帯状フィルム54を二重に重
ねた状態でも挿入可能な幅(例えば1.0mm)に設定
されている。 【0054】他方、図9(A)は平面展開した帯状フィ
ルム54を示す。この帯状フィルム54は、例えば長さ
74cm×幅8cm×厚さ0.3mmという長尺な帯状
をなす。本実施の形態において、帯状フィルム54は、
所定の光透過性を有し、例えば、ポリエチレン、ピリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレー
ト等の合成樹脂材料により構成されている。本実施の形
態では、前記光源38から照射される光が帯状フィルム
54から透けて視認することができるようになってお
り、これにより、種々の演出が実行されるようになって
いる。 【0055】帯状フィルム54の後端部(図9(A)で
は下端部)には、重ね代55(長さ約3cm)が確保さ
れている。この重ね代55を帯状フィルム54の前端部
(図9(A)では上端部)に重ね合わせると共に、両者
の接触面間に、例えば両面テープや接着剤を施して連結
することにより、リール40の外周円筒面となる短円筒
形状又はドラム形状を構築することができる。 【0056】帯状フィルム54の表面又は裏面には、上
記重ね代55を除いた前面に略等間隔毎に付された計2
1個の図柄Mと、これら図柄Mの周囲を埋める背景56
とが印刷されている、21個の図柄Mは、帯状フィルム
54で短円筒を構成したときにその円筒面上に等間隔に
て一列に並ぶように配列されている。帯状フィルム54
に印刷された背景56は、外からリール40内を透かし
見ることを防止しつつ各図柄Mを目立たせるような配色
及び地模様で構成されている。尚、「図柄」とは、いわ
ゆるキャラクタデザインを指し、例えば、動植物、数
字、文字、図形、記号その他のものを図案化した識別マ
ーク、又は視覚的識別情報を指す。 【0057】帯状フィルム54の長手方向における左右
両側部には、複数個の係合凹部57(本例では片側8
個)が形成されている。これらの係合凹部57は前記複
数の肉部52と対応するように設けられており、フィル
ムの各側部において前後に隣り合う係合凹部57間の間
隔は、円弧状溝群に沿って隣り合う肉部52間の間隔に
一致している。即ち帯状フィルム54で短円筒を構成し
たときに、フィルム各側部の8個の係合凹部57は等間
隔又は等角度間隔となるように設けられている。 【0058】図9(B)及び(C)に示すように、リー
ル40の組立時には、帯状フィルム54の一方の側部を
それに対応するリール枠の円弧状溝51に進入させ、リ
ール枠側の肉部52にフィルム側の係合凹部57を係合
させる。こうして、枠側係合部としての8個の肉部52
と、帯側係合部としての8個の係合凹部57との相互係
合に基づき、左右のリール枠41,42に対して帯状フ
ィルム54を位置決めすると共に、両リール枠41,4
2及び帯状フィルム54を一体回転可能に連結してい
る。 【0059】また、左右リール枠41,42のそれぞれ
の円弧状溝51内に帯状フィルム54の各側部を受容す
ることにより、帯状フィルム54が各リールの円弧状溝
群に沿って湾曲されると共に、帯状フィルム54の前後
両端部が重ね代55で重なり合って短円筒形状(その軸
直交断面は円形)ができあがる。そして、フィルムの前
後両端部を前述のように重ね代55で接着することによ
り、帯状フィルム54が湾曲状態に固定化されてリール
40の外周円筒面が完成すると共に、両リール41,4
2と帯状フィルム54との一体化が完了する。 【0060】次に、リール40の駆動機構について説明
する。 【0061】図4及び図6に示すように、左リール枠4
1の4つの突起部48には、被動プーリ60が4個のビ
ス(図示略)で当該リール枠41と一体回転可能に装着
されている。この被動プーリ60は、被動プーリ本体6
1と、そのプーリ本体61を挟むように設けられた左右
のリングプレート62,63とを一体化したものであ
る。左のリングプレート62は主に、被装着物(左リー
ル枠41)に対する取付用フランジとして機能する。右
のリングプレート63は主に、プーリ本体61の保護カ
バーとして機能する。プーリ本体61は、所定の厚みを
持った円盤形状をなし、その外周部には複数の歯61a
(即ち被動プーリの凹凸部)が形成されている。 【0062】他方、取付クランプ28の上端部に設けら
れたステッピングモータ29は、給電制御によって段階
的に回動する出力軸29aを有している。ステッピング
モータ29は、その内部磁気構造を構成するロータが2
4ステップで1回転する設計仕様となっているが、当該
モータ29内には前記ロータと出力軸29aとの間に1
/2ギヤ減速機構が組み込まれており、最終的には48
ステップで出力軸29aが1回転する48パルスタイプ
のステッピングモータとなっている。このステッピング
モータ29は横置きされ、その出力軸29aはリール軸
25(即ち被動プーリの中心軸線)と平行になってい
る。そして、出力軸29aの先端には、駆動プーリ64
が固着されている。駆動プーリ64の外周部には、被動
プーリ本体61外周部の歯61aと符号する複数の歯6
4a(即ち駆動プーリの凹凸部)が形成されている。
尚、駆動プーリ64の有効半径R1は、被動プーリ本体
61の有効半径R2よりも小さく設定されている。 【0063】更に図4に示すように、駆動プーリ64と
被動プーリ本体61とは、上下に並ぶように互いの水平
方向位置が整合され、両プーリ61,64間には動力伝
達用ベルト65が架け渡されている。このベルト65は
例えばゴムや軟質プラスチックからなる。このベルト6
5の内側には、駆動及び被動の各プーリに形成された複
数の歯と符号する複数の歯65a(即ちベルトの凹凸
部)が形成されている。各プーリの歯61a,64aと
ベルトの歯65aとの噛合関係により、駆動プーリ64
の回転動力がベルト65を介して滑り無く確実に被動プ
ーリ60に伝達され、それに同期してリール40が回転
する。本実施の形態では、これら駆動プーリ64、ベル
ト65及び被動プーリ60によって回転伝達機構が構成
されている。 【0064】尚、リール40の駆動源たるステッピング
モータ29に対する給電制御は、回胴ユニット13の外
に設けられた上述した駆動制御回路(図示略)によって
行われる。この駆動制御回路は、制御手段を構成するも
のであって、リール40の回転状況に関する情報(例え
ば単位時間当り回転数)を参照してモータ29のステッ
ピング動作をフィードバック制御する。かかる制御のた
め、各回胴ユニット13には、リール40の回転状況を
検知するための手段が設けられている。 【0065】すなわち、図2、4及び6に示すように、
第1の側板21の内側には中継基板を構成するインタラ
プタ基板67が設けられ、この基板67上には、発光素
子と受光素子とが対となって検知ゲートを構成するフォ
トセンサ68が装着されている。他方、左リール枠41
の4本のアーム45のうちの1本の外側面上には、突起
を構成する原点検知板69が突設されている。この原点
検知板69は、リール回転時における該検知板69の軌
跡が前記フォトセンサ68の凹状の検知ゲート間を通過
するように位置決めされている。従って、原点検知板6
9がフォトセンサ68の検知ゲート間を通過する毎にリ
ール40の1回転を検知することができるようになって
いる。換言すれば、原点検知板69及びフォトセンサ6
8によって、リール40の原点位置を検出することがで
きるようになっており、これら68,69によって本実
施の形態における原点検出手段が構成されている。 【0066】なお、前記リール軸25の左縦溝26を通
って、左側取付フランジ23の中央孔から第1の側板2
1の外側に略集約状態で導出されている電気配線36
は、前記インタラプタ基板67に接続されている(つま
り、インタラプタ基板67は、中継基板としても機能す
る)。そして、インタラプタ基板67からは、前記電気
配線36に接続された別の電気配線(図示略)が延びて
おり、該別の電気配線は、第2の側板22の下部に固定
される別の中継基板CK(図3参照)へと接続されてい
る。さらに、該中継基板CKに接続されたケーブルコネ
クタCCが前記電源や駆動制御回路へと接続されてい
る。 【0067】本実施の形態のリール駆動機構では、駆動
プーリ64の有効半径R1と被動プーリ本体61の有効
半径R2との比(プーリ比:x=R2/R1)を最適設
定することにより、リール40の1図柄の配置切替えに
必要な回転角度θの均等化(即ち21個の図柄のいずれ
についても1図柄分の配置切替えのために360/21
度だけ回転させること)と、リール40を前記回転角度
θだけ回転させるのに必要となるモータ出力軸29aの
駆動ステップ数の整数値化とを両立させている。なお、
プーリ比xは、モータ出力軸29aの回転角度(又は回
転数)に対するリール40の回転角度(又は回転数)の
比率でもある。以下に、プーリ比xの具体的な決定方法
について説明する。 【0068】本実施の形態で使用するステッピングモー
タ29は、48ステップで出力軸29aが1回転するタ
イプ、つまり、1ステップ動作で出力軸29aが7.5
度回動するタイプである。リール40を1図柄分の配置
切替えに必要な回転角度θ(=360/21)だけ回転
させるのに必要となるモータ出力軸29aの駆動ステッ
プ数をnとすると、1:x=θ:(7.5×n)という
等式が成り立つ。これにθ=360/21を代入して整
理すると、次の条件式が得られる。 【0069】条件式: x/n=(7.5×21)/3
60=7/16 1図柄あたりの必要駆動ステップ数nについては整数値
であることが必須であるが、プーリ比xについては整数
値である必要はなく半径R1,R2の設定次第で如何様
にも定めうる。故に、所望の正数nに対して上記条件
式:x/n=7/16を満足するようなプーリ比xを設
定すればよい。このような条件に合致するプーリ比xと
整数nとの組合せ(x、n)としては、(x=3.5,
n=8)、(x=21/4=5.25,n=12)、
(x=7,n=16)、(x=10.5,n=24)、
(x=14,n=32)等々いくらでも挙げられる。但
し、本実施の形態では、プーリ比xが過度に大きくなる
ことを回避しつつステッピングモータ29の小型軽量化
を図るために、プーリ比x=7、1図柄当たりの必要駆
動ステップ数n=16の組合せを選択している。 【0070】なお、ステッピングモータ29が、p回の
ステップ動作で出力軸29aが1回転するpパルスタイ
プ(即ち1ステップで出力軸29aが360/p度回動
するタイプ)であり、リール40の外周円筒面に等間隔
で描かれた図柄の数がQである場合には、上記条件式は
次式のように一般化できる。回胴ユニット13を設計す
る際には、p及びQの前提条件に応じて、下記一般式を
充足するようにn及びxを適宜選択すればよい。 【0071】条件式(一般式): x/n=Q/p
(n,p,Qは整数) 次に、本実施の形態において奏される作用効果について
説明する。 【0072】本実施の形態では、ステッピングモータ2
9をリール40の回転中心とは別の位置(偏心位置)に
設けることとし、リール40内部に、バックライト用光
源38の収容を許容するための空間領域を確保すること
としている。このため、遊技に面白味を付与するための
バックライト用光源38を設ける上で、ステッピングモ
ータ29の存在によってその配設に支障が生じることが
起こりにくい。従って、従来ではなしえなかった光源3
8の理想的な設置が可能となり、今までにはない興趣を
もたらすこともできる。また、設置態様によっては、今
まででは配設することが困難であった大型の光源38等
を配設することも可能となり、かかる場合には今までに
はないスロットマシンを提供することも可能となる。特
に、リール40の回転中心と、リール40の外周面のう
ち、表示窓14から視認される区間とを結ぶ領域に空間
領域を形成することとし、該空間領域に光源38を設け
ることとしている。このため、演出用のバックライト用
光源38を設けるに際し、スペース上の制限が受けにく
くなるのみならず、一方で、多様な面白味を導出するこ
とが可能となる。 【0073】また、本実施の形態では、ステッピングモ
ータ内に原点センサを設けるのではなく、原点検出手段
を、リール40に対し設けられた原点検知板69と、リ
ール40外部に設けられたフォトセンサ68とによって
構成することとした。そして、リール40の1回転毎
に、原点検知板69がフォトセンサ69によって検知さ
れ、これにより原点角度位置が検出される。ここで、フ
ォトセンサ69がリール40の外部に設けられているた
め、該フォトセンサ69に異常が生じたような場合であ
っても、その点検或いは交換を容易に行うことができ
る。また、かかる点検・交換に際し、従来のように、例
えばモータを分解したり交換したりする必要がない。そ
の結果、無駄な作業や交換を少なくすることができる。 【0074】特に、原点検知板69は、リール40を構
成する左リール枠40のアーム45に一体的に突設され
ている。このため、原点検出手段を比較的簡易に構成す
ることができるとともに、被検出体を別途取付けるとい
う作業が不要となり、製造に際しての作業効率の向上を
図ることができる。 【0075】さらに、本実施の形態では、第1の側板2
1に固定されたインタラプタ基板67に前記フォトセン
サ68を設けることとしている。かかるインタラプタ基
板67は、電気配線36を中継する中継基板としても機
能する。このため、インタラプタ基板67に中継基板と
しての機能及びフォトセンサ68の取付手段としての機
能を兼用させることができる。また、フォトセンサ68
及びインタラプタ基板67間の配線が不要となる。その
結果、構成を著しく簡素なものとすることができ、スペ
ース上の有効活用を図ることができる。 【0076】以下、他の実施形態について説明する。 【0077】(a)上記実施の形態ではバックライト用
光源38による演出の具体例について特に言及していな
いが、種々の演出を行うことができる。例えば、大当た
り条件が成立したような場合に点灯又は点滅を行うこと
としてもよいし、図柄に透孔や透視部等を設けた上で、
所定上面成立時に点灯又は点滅を行うことで、遊技者に
とって所定の図柄を狙いやすくできることとしてもよい
し、或いは、停止させるべき3つのリール40の停止順
序や停止図柄をナビゲートしたりできることとしてもよ
い。 【0078】(b)上記実施の形態では、別の装置とし
て、バックライト用光源38を例示しているが、電気機
器や、他の演出のための装置を設けることとしてもよ
い。他の演出のための装置としては、上記した光源38
等の発光装置の外にも、図10,11に示すように、ド
ットマトリックス表示装置K1,K2,K3等を挙げる
ことができる。図に示す例では、各ドットマトリックス
表示装置K1,K2,K3は、上中下段に停止される図
柄に対応して上中下3つの表示部K1a,K1b,K1
c,K2a,K2b,K2c,K3a,K3b,K3c
が備えられている。かかる表示装置K1〜K3を設けた
場合には、今までにはない表示態様での演出(例えば大
型の表示装置を設けた上での表示演出等)を行うことが
できる。この場合、リール40の帯状フィルム54の所
定の図柄に対応するようにして、透孔、スリット、透視
部等を設けることとするのが望ましい。これにより、表
示部K1a,K1b,K1c,K2a,K2b,K2
c,K3a,K3b,K3cに表示される表示対象を視
認することができ、今までにはない面白味を堪能でき
る。もちろん、ドットマトリックス表示装置以外にも、
セグメント表示装置、液晶表示装置等の表示装置を設け
ることとしてもよい。尚、表示装置の表示態様によっ
て、遊技者をアシスト(補助)するようにしてもよい。
この場合、「表示装置は、遊技者の遊技を補助するため
の遊技補助装置」となる。かかる遊技補助装置として
は、停止タイミングを教示するもの、図柄を教示するも
の等が挙げられる。勿論、別装置を設けないこととして
も差し支えない。 【0079】(c)また、視覚的態様で演出する装置以
外にも、聴覚的態様、すなわち、音声で演出する装置
(例えばスピーカ)を設けることとしてもよい。もちろ
ん、上述した各装置を複合して設けることとしてもよ
い。 【0080】(d)さらに、上述した演出装置に限られ
るものではなく、各種制御基板を別装置として設けるこ
ととしてもよい。このように制御基板を設けた場合に
は、複雑な制御が絡む比較的大型の制御基板であっても
容易に設置することが可能となり、ひいては、制御性、
遊技性の向上を図ることができる。尚、制御基板として
は、単数であってもよいし、複数からなることとしても
よい。また、複数の制御基板を設ける場合、互いに異な
る角度で設けることも可能となる。なお、制御基板の例
としては、主たる遊技を司る主基板の外にも、リール制
御基板等を挙げることができる。さらには、発光装置、
表示装置、音声装置等の演出装置を設ける場合には、発
光制御基板、表示制御基板、音声制御基板等を設けるこ
ととしてもよい。 【0081】(e)上記実施の形態では、リール40内
にステッピングモータ29を設けることとしているが、
リール40の外部に設けることとしてもよい。 【0082】(f)各リール40に付される図柄として
は、絵、数字、文字等に限らず、幾何学的な線や図形等
であってもよい。また、光や色等によって図柄を構成す
ることも可能であるし、立体的形状等によっても図柄を
構成し得るし、これらを複合したものであっても図柄を
構成し得る。即ち、図柄は識別性を有した情報(識別情
報)としての機能を有するものであればよい。 【0083】(g)遊技機として回胴式遊技機、特にス
ロットマシン1について具体化した例を示したが、リー
ル等からなる表示手段を備えたパチンコ機に具体化して
もよい。また、スロットマシンとパチンコ機とを融合し
た形式の遊技機に適用してもよい。即ち、スロットマシ
ンのうち、メダル投入及びメダル払出機能に代えて、パ
チンコ機のような球投入及び球払出機能をもたせた遊技
機としてもよい。かかる遊技機をスロットマシンに代え
て使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊技価値として
取り扱うことができるため、パチンコ機とスロットマシ
ンとが混在している現在の遊技ホールにおいてみられ
る、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱による設備
上の負担や遊技機設置個所の制約といった問題を解消し
得る。また、リールのサイズに関し小型化を図ることが
できるため、全体としての小型化、コンパクト化を図る
ことができる。その結果、上記遊技機を設計する上で都
合がよいというメリットもある。 【0084】(h)上記実施の形態では、一方の枠体、
すなわち、第1の側板21側にのみフォトセンサ68を
設けることとしているが、反対側の枠体つまり第2の側
板22側にもセンサを設けることとしてもよい。このよ
うにセンサを複数設けることで、より正確な制御或いは
緻密な制御を行うことができる。 【0085】(i)上記実施の形態では、フォトセンサ
68をインタラプタ基板67に設けることとしている
が、リール40外部に設けられていればよく、例えば第
1の側板21に直接設けられていてもよい。 【0086】(j)フォトセンサ68に代えて、別のセ
ンサとしてもよい。 【0087】(k)上記実施の形態では原点検知板69
を左リール枠41のアーム45に設けることとしている
が、その他にも例えばリング部44に設けることとして
もよい。 【0088】(l)原点検知板69は、上記実施の形態
のように一体的に設けることとしてもよいし、別体で設
けることとしてもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施の形態におけるスロットマシンの筐体内
部の概要を示す斜視図である。 【図2】回胴ユニットの主として左側部分の主要部分を
示す分解斜視図である。 【図3】回胴ユニットの主として右側部分の主要部分を
示す分解斜視図である。 【図4】回胴ユニット(帯状フィルムを外した状態)の
正面図である。 【図5】回胴ユニットの正面側から見たリール軸付近の
断面図である。 【図6】回胴ユニットの左側面側から見た駆動機構の透
視図である。 【図7】リール枠の内側面の一部分を示す図である。 【図8】(A)は図7のA−A線での拡大断面図、
(B)は図7のB−B線での拡大断面図である。 【図9】(A)は帯状フィルムの展開図、(B)はリー
ル枠と帯状フィルムとの係合関係を示す後記図(C)の
D−D線での断面図、(C)は前記図(B)のC−C線
での断面図である。 【図10】別の実施の形態における表示装置を模式的に
示す正面透視図である。 【図11】別の実施の形態におけるリール及び表示装置
を模式的に示す側面図である。 【符号の説明】 21,22…支持フレームを構成する第1及び第2の側
板、25…支軸を構成するリール軸、29…駆動源とし
てのステッピングモータ、29a…モータ出力軸、38
…バックライト用光源、40…回転体としてのリール、
41…枠体としての左リール枠、42…枠体としての右
リール枠、54…帯状フィルム、67…中継基板として
のインタラプタ基板、68…センサとしてのフォトセン
サ、69…被検出体、突起としての原点検知板、M…識
別情報としての図柄。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 内部が中空状をなすとともに、外周面に
    識別情報の付された回転体を備え、該回転体の回転に基
    づく遊技を行う遊技機であって、 少なくとも前記回転体の原点角度位置を検出するための
    センサを前記回転体の外部に設けたことを特徴とする遊
    技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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