JP2003325728A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003325728A
JP2003325728A JP2002140405A JP2002140405A JP2003325728A JP 2003325728 A JP2003325728 A JP 2003325728A JP 2002140405 A JP2002140405 A JP 2002140405A JP 2002140405 A JP2002140405 A JP 2002140405A JP 2003325728 A JP2003325728 A JP 2003325728A
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frame
rotation
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Hidehiko Sakamoto
秀彦 坂本
Tetsuya Ando
徹也 安藤
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転体を具備する遊技機において、回転体の側
部におけるスペース上の自由度を高めることの可能な遊
技機を提供する。 【解決手段】スロットマシンの筐体11には、前面扉1
2がその左辺部を回動軸として回動可能に取り付けられ
ている。筐体11の内部には、3つの回胴ユニット13
が横並びに配設されている。各回胴ユニット13は、リ
ール40を1つずつ備え、各リール40の外周部には複
数の図柄が描かれている。リール40は、その内部が中
空の略円筒形状をなすとともに、固定状態にある支軸に
対し回転可能に支持されている。リール40の外周面に
識別情報が付され、回転体の幅方向側部の外面側には、
所定の部材の少なくとも一部を収容するための収容領域
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシン等
の遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
複数の図柄(識別情報の一種)が所定間隔おきに付され
た回転体を遊技機本体内に有するスロットマシン等の遊
技機が知られている。この種の遊技機では、遊技者の始
動操作に基づいて回転体が回転され、遊技者の停止操作
に基づいてその回転が停止させられる。一般に、回転体
は、モータ等の駆動源によって回転させられる。駆動源
は、回転体内の回転中心位置に配設されており、該駆動
源の出力軸からの回転駆動力に基づいて回転体の回転が
導出される。かかる構成上、回転体は、幅方向の側部で
軸支されており、該回転体の側部においては、軸支され
た回転中心と回転体本体とが連結部にて連結されてい
る。 【0003】ところが、かかる連結部の存在により、回
転体側部におけるスペース上の自由度が制限されてしま
うおそれがある。 【0004】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、回転体を具備する遊技機において、回転体の
側部におけるスペース上の自由度を高めることの可能な
遊技機を提供することを主たる目的の一つとしている。 【0005】 【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するために有効な手段等を以下に示す。なお、必
要に応じてその作用、効果等についても説明する。 【0006】手段1.外周面に識別情報が付され、支軸
に対し回転可能に支持された回転体を具備し、該回転体
の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、前記回転体
の幅方向側部の外面側には、所定の部材の少なくとも一
部を収容するための収容領域を設けたことを特徴とする
遊技機。 【0007】手段1によれば、外周面に識別情報が付さ
れ、支軸に対し回転可能に支持された回転体の回転に基
づいて遊技が行われる。回転体の幅方向側部の外面側に
は、収容領域が設けられ、そこに所定の部材の少なくと
も一部が収容される。このため、所定の部材の設置に支
障を生じにくくすることができ、回転体の側部における
スペース上の自由度を高めることができる。なお、「所
定の部材の少なくとも一部を収容する」に代えて、「所
定の部材を収容する」としてもよい(以下、各手段にお
いて同様)。 【0008】手段2.前記回転体は、幅方向のほぼ両側
部において支持されており、前記収容領域は、前記回転
体の幅方向の少なくとも一方の側部の外面側に設けられ
ていることを特徴とする手段1に記載の遊技機。 【0009】手段2のように、回転体が幅方向のほぼ両
側部において支持されることで、回転体の回転態様の安
定化が図られる。ここで、回転体が両側部で支持される
構成とした場合、その近傍に別のもの、例えば支軸を支
持する支持フレームや隣の回転体等が存在すると、所定
の部材の設置に支障が生じることが懸念される。この
点、上記のように収容領域が設けられることから所定の
部材の設置に支障を生じにくくすることができ、回転体
の側部におけるスペース上の自由度を高めることができ
る。 【0010】手段3.外周面に識別情報が付された回転
体本体と、支軸に対し回転可能に支持された支持部と、
前記回転体本体の幅方向側部及び前記支持部を連結する
連結部とを備えた回転体を具備し、該回転体の回転に基
づく遊技を行う遊技機であって、前記連結部が設けられ
ている回転体の外面側には、所定の部材の少なくとも一
部を収容するための収容領域を設けたことを特徴とする
遊技機。 【0011】手段3によれば、回転体の回転体本体のほ
ぼ両側と支持部とが連結部で連結されることで、回転体
の回転態様の安定化が図られる。ここで、回転体本体の
ほぼ側部を連結部で連結する構成とした場合、その近傍
に別のもの、例えば支軸を支持する支持フレームや隣の
回転体等が存在すると、所定の部材の設置に支障が生じ
ることが懸念される。この点、手段3では、収容領域が
設けられており、該収容領域に所定の部材が収容され
る。従って、所定の部材の設置に支障を生じにくくする
ことができ、回転体の側部におけるスペース上の自由度
を高めることができる。 【0012】手段4.前記連結部は、前記回転体本体の
幅方向両側部に対応して設けられ、前記収容領域は、前
記回転体の幅方向の少なくとも一方の側部の外面側に設
けられていることを特徴とする手段3に記載の遊技機。 【0013】手段4のように、回転体が幅方向のほぼ両
側部において支持されることで、回転体の回転態様の安
定化が図られる。また、回転体が両側部で支持される構
成とした場合、その近傍に別のもの、例えば支軸を支持
する支持フレームや隣の回転体等が存在すると、所定の
部材の設置に支障が生じることが懸念される。この点、
上記のように収容領域が設けられることから所定の部材
の設置に支障を生じにくくすることができ、回転体の側
部におけるスペース上の自由度を高めることができる。 【0014】手段5.回転体と、該回転体を回転可能に
支持する支軸を具備する支持フレームとを備え、前記回
転体の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、前記回
転体は、外周面に識別情報の付された回転体本体と、前
記支軸に対し回転可能に支持された支持部と、前記回転
体本体の幅方向両側部及び前記支持部を連結する連結部
とを備え、前記少なくとも一方の連結部の外面側と前記
支持フレームの内側面との間に、所定の部材の少なくと
も一部を収容するための収容領域を設けたことを特徴と
する遊技機。 【0015】手段5によれば、回転体は、支持フレーム
の支軸に対し回転可能に支持され、該回転体の回転に基
づいて遊技が行われる。回転体の回転体本体のほぼ両側
と連結部とが連結部にて連結されることで、回転体の回
転態様の安定化が図られる。ここで、回転体本体の両側
に連結部を設ける構成とした場合、連結部の外面側近傍
に支持フレームが存在すると、所定の部材の設置に支障
が生じることが懸念される。この点、手段5では、少な
くとも一方の連結部の外面側と、それに相対する支持フ
レームの内側面との間に収容領域が設けられており、該
収容領域に所定の部材が収容される。従って、回転安定
性を確保できるとともに、たとえ支持フレームと回転体
との隙間を狭くしたとしても、所定の部材の設置に支障
を生じにくくすることができ、回転体の側部におけるス
ペース上の自由度を高めることができる。 【0016】手段6.回転体と、該回転体を回転可能に
支持する支軸を具備する支持フレームとを備え、前記回
転体の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、前記回
転体は、外周面に識別情報の付された回転体本体と、前
記支軸に対し回転可能に支持された支持部と、前記回転
体本体の幅方向両側部及び前記支持部を連結する連結部
とを備え、前記少なくとも一方の連結部の外面側と前記
支持フレームの内側面との間に収容領域を設け、該収容
領域に収容されるよう、所定の部材を、前記支持フレー
ムの内面側に取付けたことを特徴とする遊技機。 【0017】手段6によれば、回転体は、支持フレーム
の支軸に対し回転可能に支持され、該回転体の回転に基
づいて遊技が行われる。回転体の回転体本体のほぼ両側
と支持部とが連結部にて連結されることで、回転体の回
転態様の安定化が図られる。ここで、回転体本体の両側
に連結部を設ける構成とした場合、連結部の外面側近傍
に支持フレームが存在すると、所定の部材の設置に支障
が生じることが懸念される。この点、手段6では、少な
くとも一方の連結部の外面側と、支持フレームの内側面
との間に収容領域が設けられており、所定の部材が前記
支持フレームの内面側に取付けられ、収容領域に収容さ
れる。従って、回転安定性を確保できるとともに、たと
え支持フレームと回転体との隙間を狭くしたとしても、
所定の部材の設置に支障を生じにくくすることができ、
回転体の側部におけるスペース上の自由度を高めること
ができる。 【0018】手段7.前記所定の部材は、基板を含んで
いることを特徴とする手段6に記載の遊技機。 【0019】手段7によれば、支持フレームの内面側に
基板を取付ける上で、上記作用効果が奏される。すなわ
ち、支持フレームの内面側に基板を取付けたとしても、
前記収容領域が存在することで、基板の存在が連結部を
含む回転体の回転を阻害するといった不具合を防止する
ことができる。なお、「前記基板は、中継基板であるこ
と」、「前記基板は、前記回転体内部に設けられた電気
機器と外部とを電気的に接続するための電気的接続手段
の接続される中継基板であること」、或いは、「前記基
板には、前記回転体の原点角度位置を検出するための検
出手段を構成する原点センサが設けられていること」と
してもよい。 【0020】手段8.回転体と、該回転体を回転可能に
支持する支軸を具備する支持フレームとを備え、前記回
転体の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、前記回
転体は、前記外周面に識別情報の付された回転体本体
と、前記支軸に対し回転可能に支持された支持部と、前
記回転体本体の幅方向両側部及び前記支持部を連結する
連結部とを備え、前記少なくとも一方の連結部の外面側
と前記支持フレームの内側面との間に収容領域を設け、
該収容領域に収容されるよう、所定の部材を、前記連結
部の外面側に設けた又は取付けたことを特徴とする遊技
機。 【0021】手段8によれば、回転体は、支持フレーム
の支軸に対し回転可能に支持され、該回転体の回転に基
づいて遊技が行われる。回転体の回転体本体のほぼ両側
が連結部が支持部に連結されることで、回転体の回転態
様の安定化が図られる。ここで、回転体本体の両側を連
結部で連結する構成とした場合、連結部の外面側近傍に
支持フレームが存在すると、所定の部材の設置に支障が
生じることが懸念される。この点、手段8では、少なく
とも一方の連結部の外面側と、支持フレームの内側面と
の間に収容領域が設けられており、所定の部材が前記連
結部の外面側に設けられ又は取付けられ、収容領域に収
容される。従って、回転安定性を確保できるとともに、
たとえ支持フレームと回転体との隙間を狭くしたとして
も、所定の部材の設置に支障を生じにくくすることがで
き、回転体の側部におけるスペース上の自由度を高める
ことができる。 【0022】手段9.前記所定の部材は、前記回転体の
原点角度位置を検出するための検出手段を構成する原点
検知突部を含んでいることを特徴とする手段8に記載の
遊技機。 【0023】手段9によれば、連結部の外面側に原点検
知突部を設ける又は取付ける上で、上記作用効果が奏さ
れる。すなわち、連結部の外面側に原点検知突部を設け
又は取付けたとしても、前記収容領域が存在すること
で、原点検知突部の存在が枠体の回転を阻害するといっ
た不具合を防止することができる。 【0024】手段10.前記回転体本体は、外周面に識
別情報の付された帯状環状体と、該帯状環状体の幅方向
両側を支持する円環状のリング部とを備えるとともに、
前記連結部の一端は前記リング部に連結されており、前
記所定の部材の厚みは、前記リング部の外縁部と前記支
持フレームの内側面との距離よりも大きいことを特徴と
する手段5乃至9のいずれかに記載の遊技機。 【0025】手段10によれば、帯状環状体はリング部
によって補強されるため、帯状環状体として比較的薄肉
なもの、或いは、可撓性を有するものを採用したとして
も安定した回転態様が担保されやすい。また、手段10
のように、厚みが、リング部の外縁部と支持フレームの
内側面との距離よりも大きい所定の部材を設置しようと
した場合、該所定の部材が連結部や支持フレーム等に当
たってしまい、回転体の回転が阻害されてしまうことが
懸念される。この点、上記のように収容領域が形成され
るため、そのような懸念をより確実に払拭することがで
き、所定の部材が比較的大きな厚みを有していたとして
も、支障が生じるのを抑制することができる。 【0026】手段11.前記回転体本体は、外周面に識
別情報の付された帯状環状体と、該帯状環状体の幅方向
両側を支持する円環状のリング部とを備えるとともに、
前記連結部の一端は前記リング部に連結されており、前
記連結部の一端が前記リング部の外縁部よりも内側位置
で連結されることによって、前記収容領域が設けられて
いることを特徴とする手段3乃至10のいずれかに記載
の遊技機。 【0027】手段11によれば、連結部の一端がリング
部の外縁部(側縁部)よりも内側位置で連結されること
によって、収容領域が設けられている。つまり、リング
部の外縁部(側縁部)と連結部外面側とによって収容領
域が形成されることとなり、そこに所定の部材を確実に
収容することができる。そのため、所定の部材が連結部
等に当たってしまうことで回転体の回転が阻害されてし
まうといった事態を抑制できる。 【0028】手段12.前記リング部は、前記帯状環状
体を保持するための保持部と、該保持部からほぼ回転中
心方向に延びるリブ部とを備えるとともに、該リブ部
は、前記保持部の外縁部よりも内側に位置し、該リブ部
に前記連結部の一端が連結されていることを特徴とする
手段11に記載の遊技機。 【0029】手段12によれば、さらにリング部の保持
部において帯状環状体が保持され、該保持部からほぼ回
転中心方向に延びるリブ部によってリング部が補強され
る。リブ部は、保持部の外縁部よりも内側に位置し、該
リブ部に前記連結部の一端が連結されることで、上記収
容領域を形成することができる。しかも、その収容領域
は回転体の側部のほぼ全領域に行き渡るものとなるた
め、所定の部材の設置の自由度が一層高められ、また比
較的大きな部材の設置も可能となる。 【0030】手段13.前記回転体本体は、外周面に識
別情報の付された帯状環状体と、該帯状環状体の幅方向
両側を支持する円環状のリング部とを備えるとともに、
前記連結部の一端は前記リング部に連結され、他端が前
記支持部に連結されており、前記支持部が前記リング部
よりも前記帯状環状体の幅方向内側に配置されることに
よって、前記収容領域が設けられていることを特徴とす
る手段3乃至12のいずれかに記載の遊技機。 【0031】手段13によれば、支持部がリング部より
も帯状環状体の幅方向内側に配置されることによって、
収容領域が設けられている。すなわち、回転体側部の回
転中心領域において積極的に収容領域を形成することが
可能となる。 【0032】手段14.外周面に識別情報の付された回
転体本体と、支軸に対し回転可能に支持された支持部
と、前記回転体本体の幅方向ほぼ両側部及び前記支持部
を連結する連結部とを備えた回転体と、該回転体を回転
可能に支持する前記支軸を具備し、固定配置された支持
フレームとを備え、前記回転体の回転に基づく遊技を行
う遊技機であって、前記支持フレームの内面側には所定
の部材が取付けられ、前記連結部の一端が前記回転体本
体の外縁部よりも内側位置で連結されることによって、
前記所定の部材が前記回転体の回転を阻害しないよう構
成したことを特徴とする遊技機。 【0033】手段14によれば、回転体は、支持フレー
ムの支軸に対し回転可能に支持され、該回転体の回転に
基づいて遊技が行われる。回転体は、支持フレームの支
軸に対し回転可能に支持され、該回転体の回転に基づい
て遊技が行われる。回転体の回転体本体のほぼ両側が連
結部が支持部に連結されることで、回転体の回転態様の
安定化が図られる。ここで、回転体の側部近傍に支持フ
レームが位置する構成にあっては、支持フレームの内面
側に所定の部材が取付けられると、所定の部材が連結部
に当たってしまい、回転が阻害されることが懸念され
る。この点、手段14では、連結部の一端が回転体本体
の外縁部よりも内側位置で連結されている。このため、
連結部及び支持フレーム間に収容領域が確保され、そこ
に所定の部材を収容することによって、所定の部材によ
って回転体の回転が阻害されてしまうといった事態を防
止できる。その結果、回転体の側部に所定の部材を設置
する上での自由度が高められることとなる。 【0034】手段15.前記回転体本体は、外周面に識
別情報の付された帯状環状体と、該帯状環状体の幅方向
両側を支持する円環状のリング部とを備えるとともに、
さらに、該リング部は、前記帯状環状体を保持するため
の保持部と、該保持部からほぼ回転中心方向に延びるリ
ブ部とを備えるとともに、該リブ部は、前記保持部の側
縁部よりも内側に位置し、該リブ部に前記連結部の一端
が連結されていることを特徴とする手段14に記載の遊
技機。 【0035】手段15によれば、さらにリング部の保持
部において帯状環状体が保持され、該保持部からほぼ回
転中心方向に延びるリブ部によってリング部が補強され
る。このように帯状環状体がリング部によって補強され
るため、帯状環状体として比較的薄肉なもの、或いは、
可撓性を有するものを採用したとしても安定した回転態
様が担保されやすい。また、リブ部は、保持部の外縁部
よりも内側に位置し、該リブ部に前記連結部の先端が連
結されることで、上記収容領域を形成することができ
る。しかも、その収容領域は回転体の側部のほぼ全領域
に行き渡るものとなるため、所定の部材の設置の自由度
が一層高められ、また比較的大きな部材の設置も可能と
なる。 【0036】手段16.前記連結部のうち前記回転体本
体に連結される一端よりも、前記支持部に連結される他
端の方が前記回転体本体の幅方向内側に位置するよう構
成されていることを特徴とする手段14又は15に記載
の遊技機。 【0037】手段16によれば、連結部の支持部側の他
端の方が回転体本体側の一端よりも幅方向内側に配置さ
れることによって、さらに収容領域が拡張されることと
なる。すなわち、回転体側部の回転中心領域においてよ
り積極的に大きな収容領域を形成することが可能とな
る。 【0038】手段17.回転体と、該回転体を回転可能
に支持する支軸を具備する支持フレームとを備え、前記
回転体の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、前記
回転体は、前記外周面に識別情報の付された帯状環状体
と、該帯状環状体のほぼ両側を支持するとともに支軸に
対し回転可能に支持された一対の枠体とを備え、前記少
なくとも一方の枠体の外面側と前記支持フレームの内側
面との間に、所定の部材の少なくとも一部を収容するた
めの収容領域を設けたことを特徴とする遊技機。 【0039】手段17によれば、回転体は、支持フレー
ムの支軸に対し回転可能に支持され、該回転体の回転に
基づいて遊技が行われる。回転体の帯状環状体のほぼ両
側が枠体で支持され、該枠体が支軸に対し回転可能に支
持されることで、回転体の回転態様の安定化が図られ
る。ここで、帯状環状体のほぼ両側を枠体で支持する構
成とした場合、枠体の外面側近傍に支持フレームが存在
すると、所定の部材の設置に支障が生じることが懸念さ
れる。この点、手段17では、少なくとも一方の枠体の
外面側と、支持フレームの内側面との間に収容領域が設
けられており、該収容領域に所定の部材の少なくとも一
部が収容される。従って、回転安定性を確保できるとと
もに、たとえ支持フレームと回転体との隙間を狭くした
としても、所定の部材の設置に支障を生じにくくするこ
とができ、回転体の側部におけるスペース上の自由度を
高めることができる。 【0040】手段18.回転体と、該回転体を回転可能
に支持する支軸を具備する支持フレームとを備え、前記
回転体の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、前記
回転体は、前記外周面に識別情報の付された帯状環状体
と、該帯状環状体のほぼ両側を支持するとともに支軸に
対し回転可能に支持された一対の枠体とを備え、前記少
なくとも一方の枠体の外面側と前記支持フレームの内側
面との間に収容領域を設け、該収容領域に収容されるよ
う、所定の部材を、前記支持フレームの内面側に取付け
たことを特徴とする遊技機。 【0041】手段18によれば、回転体は、支持フレー
ムの支軸に対し回転可能に支持され、該回転体の回転に
基づいて遊技が行われる。回転体の帯状環状体のほぼ両
側が枠体で支持され、該枠体が支軸に対し回転可能に支
持されることで、回転体の回転態様の安定化が図られ
る。ここで、帯状環状体のほぼ両側を枠体で支持する構
成とした場合、枠体の外面側近傍に支持フレームが存在
すると、所定の部材の設置に支障が生じることが懸念さ
れる。この点、手段18では、少なくとも一方の枠体の
外面側と、支持フレームの内側面との間に収容領域が設
けられており、所定の部材が前記支持フレームの内面側
に取付けられ、収容領域に収容される。従って、回転安
定性を確保できるとともに、たとえ支持フレームと回転
体との隙間を狭くしたとしても、所定の部材の設置に支
障を生じにくくすることができ、回転体の側部における
スペース上の自由度を高めることができる。 【0042】手段19.前記所定の部材は、基板を含ん
でいることを特徴とする手段18に記載の遊技機。 【0043】手段19によれば、支持フレームの内面側
に基板を取付ける上で、上記作用効果が奏される。すな
わち、支持フレームの内面側に基板を取付けたとして
も、前記収容領域が存在することで、基板の存在が枠体
の回転を阻害するといった不具合を防止することができ
る。なお、「前記基板は、中継基板であること」、「前
記基板は、前記回転体内部に設けられた電気機器と外部
とを電気的に接続するための電気的接続手段の接続され
る中継基板であること」、或いは、「前記基板には、前
記回転体の原点角度位置を検出するための検出手段を構
成する原点センサが設けられていること」としてもよ
い。 【0044】手段20.外周面に識別情報の付された回
転体と、該回転体を回転可能に支持する支軸を具備する
支持フレームとを備え、前記回転体の回転に基づく遊技
を行う遊技機であって、前記回転体は、前記外周面に識
別情報の付された帯状環状体と、該帯状環状体のほぼ両
側を支持するとともに支軸に対し回転可能に支持された
一対の枠体とを備え、前記少なくとも一方の枠体の外面
側と前記支持フレームの内側面との間に収容領域を設
け、該収容領域に収容されるよう、所定の部材を、前記
枠体の外面側に設けた又は取付けたことを特徴とする遊
技機。 【0045】手段20によれば、回転体は、支持フレー
ムの支軸に対し回転可能に支持され、該回転体の回転に
基づいて遊技が行われる。回転体の帯状環状体のほぼ両
側が枠体で支持され、該枠体が支軸に対し回転可能に支
持されることで、回転体の回転態様の安定化が図られ
る。ここで、帯状環状体のほぼ両側を枠体で支持する構
成とした場合、枠体の外面側近傍に支持フレームが存在
すると、所定の部材の設置に支障が生じることが懸念さ
れる。この点、手段20では、少なくとも一方の枠体の
外面側と、支持フレームの内側面との間に収容領域が設
けられており、所定の部材が前記枠体の外面側に設けら
れ又は取付けられ、収容領域に収容される。従って、回
転安定性を確保できるとともに、たとえ支持フレームと
回転体との隙間を狭くしたとしても、所定の部材の設置
に支障を生じにくくすることができ、回転体の側部にお
けるスペース上の自由度を高めることができる。 【0046】手段21.前記所定の部材は、前記回転体
の原点角度位置を検出するための検出手段を構成する原
点検知突部を含んでいることを特徴とする手段20に記
載の遊技機。 【0047】手段21によれば、枠体の外面側に原点検
知突部を設ける又は取付ける上で、上記作用効果が奏さ
れる。すなわち、枠体の外面側に原点検知突部を設け又
は取付けたとしても、前記収容領域が存在することで、
原点検知突部の存在が枠体の回転を阻害するといった不
具合を防止することができる。 【0048】手段22.前記枠体は、前記支軸に支持さ
れるハブ部(支持部)と、前記帯状環状体の取着される
円環状のリング部と、前記ハブ部及びリング部間を連結
する連結部とを備え、前記所定の部材の厚みは、前記リ
ング部の外縁部と前記支持フレームの内側面との距離よ
りも大きいことを特徴とする手段17乃至21のいずれ
かに記載の遊技機。 【0049】手段22によれば、枠体は、ハブ部におい
て支軸に支持され、リング部において帯状環状体が取着
され、連結部によってハブ部及びリング部間が連結さ
れ、枠体が補強される。さて、手段22のように、厚み
が、リング部の外縁部と支持フレームの内側面との距離
よりも大きい所定の部材を設置しようとした場合には、
所定の部材が枠体の連結部や支持フレーム等に当たって
しまい、回転体の回転が阻害されてしまうことが懸念さ
れる。この点、上記のように収容領域が形成されるた
め、そのような懸念をより確実に払拭することができ、
所定の部材が比較的大きな厚みを有していたとしても、
支障が生じるのを抑制することができる。 【0050】手段23.前記枠体は、前記支軸に支持さ
れるハブ部と、前記帯状環状体の取着される円環状のリ
ング部と、前記ハブ部及びリング部間を連結する連結部
とを備え、前記連結部の先端が前記リング部の外縁部よ
りも内側位置で連結されることによって、前記収容領域
が設けられていることを特徴とする手段17乃至22の
いずれかに記載の遊技機。 【0051】手段23によれば、枠体は、ハブ部におい
て支軸に支持され、リング部において帯状環状体が取着
され、連結部によってハブ部及びリング部間が連結さ
れ、枠体が補強される。手段23では、連結部の先端が
リング部の外縁部(側縁部)よりも内側位置で連結され
ることによって、収容領域が設けられている。つまり、
リング部の外縁部(側縁部)と連結部外面側とによって
収容領域が形成されることとなり、そこに所定の部材を
確実に収容することができる。そのため、所定の部材が
連結部等に当たってしまうことで回転体の回転が阻害さ
れてしまうといった事態を抑制できる。 【0052】手段24.前記リング部は、前記帯状環状
体を保持するための保持部と、該保持部からほぼ回転中
心方向に延びるリブ部とを備えるとともに、該リブ部
は、前記保持部の外縁部よりも内側に位置し、該リブ部
に前記連結部の先端が連結されていることを特徴とする
手段23に記載の遊技機。 【0053】手段24によれば、さらにリング部の保持
部において帯状環状体が保持され、該保持部からほぼ回
転中心方向に延びるリブ部によってリング部が補強され
る。リブ部は、保持部の外縁部よりも内側に位置し、該
リブ部に前記連結部の先端が連結されることで、上記収
容領域を形成することができる。しかも、その収容領域
は回転体の側部のほぼ全領域に行き渡るものとなるた
め、所定の部材の設置の自由度が一層高められ、また比
較的大きな部材の設置も可能となる。 【0054】手段25.前記枠体は、前記支軸に支持さ
れるハブ部と、前記帯状環状体の取着される円環状のリ
ング部と、前記ハブ部及びリング部間を連結する連結部
とを備え、前記ハブ部が前記リング部よりも前記帯状環
状体の幅方向内側に配置されることによって、前記収容
領域が設けられていることを特徴とする手段17乃至2
4のいずれかに記載の遊技機。 【0055】手段25によれば、枠体は、ハブ部におい
て支軸に支持され、リング部において帯状環状体が取着
され、連結部によってハブ部及びリング部間が連結さ
れ、枠体が補強される。手段25では、ハブ部がリング
部よりも帯状環状体の幅方向内側に配置されることによ
って、収容領域が設けられている。すなわち、回転体側
部の回転中心領域において収容領域を形成することが可
能となる。 【0056】手段26.外周面に識別情報の付された帯
状環状体及び該帯状環状体のほぼ両側を支持するととも
に支軸に対し回転可能に支持された一対の枠体を具備す
る回転体と、該回転体を回転可能に支持する前記支軸を
具備する支持フレームとを備え、前記回転体の回転に基
づく遊技を行う遊技機であって、前記一対の枠体のうち
少なくとも一方の枠体は、前記支軸に支持されるハブ部
と、前記帯状環状体の取着される円環状のリング部と、
前記ハブ部及びリング部間を連結する連結部とを備える
とともに、前記支持フレームの内面側には所定の部材が
取付けられ、前記連結部の先端が前記リング部の外縁部
よりも内側位置で連結されることによって、前記所定の
部材が前記回転体の回転を阻害しないよう構成したこと
を特徴とする遊技機。 【0057】手段26によれば、回転体は、支持フレー
ムの支軸に対し回転可能に支持され、該回転体の回転に
基づいて遊技が行われる。回転体の帯状環状体のほぼ両
側が枠体で支持され、該枠体が支軸に対し回転可能に支
持されることで、回転体の回転態様の安定化が図られ
る。一対の枠体のうち少なくとも一方の枠体は、そのハ
ブ部において支軸に支持され、円環状のリング部におい
て帯状環状体が取着され、連結部によってハブ部及びリ
ング部間が連結され枠体が補強される。また、支持フレ
ームの内面側には所定の部材が取付けられる。ここで、
回転体の側部近傍に支持フレームが位置する構成にあっ
ては、支持フレームの内面側に所定の部材が取付けられ
ると、所定の部材が枠体に当たってしまい、回転が阻害
されることが懸念される。この点、手段26では、連結
部の先端がリング部の外縁部よりも内側位置で連結され
ている。このため、連結部及び支持フレーム間に収容領
域が確保され、そこに所定の部材を収容することによっ
て、所定の部材によって回転体の回転が阻害されてしま
うといった事態を防止できる。その結果、回転体の側部
に所定の部材を設置する上での自由度が高められること
となる。 【0058】手段27.前記リング部は、前記帯状環状
体を保持するための保持部と、該保持部からほぼ回転中
心方向に延びるリブ部とを備えるとともに、該リブ部
は、前記保持部の側縁部よりも内側に位置し、該リブ部
に前記連結部の先端が連結されていることを特徴とする
手段26に記載の遊技機。 【0059】手段27によれば、さらにリング部の保持
部において帯状環状体が保持され、該保持部からほぼ回
転中心方向に延びるリブ部によってリング部が補強され
る。リブ部は、保持部の外縁部よりも内側に位置し、該
リブ部に前記連結部の先端が連結されることで、上記収
容領域を形成することができる。しかも、その収容領域
は回転体の側部のほぼ全領域に行き渡るものとなるた
め、所定の部材の設置の自由度が一層高められ、また比
較的大きな部材の設置も可能となる。 【0060】手段28.前記ハブ部が前記リング部より
も前記帯状環状体の幅方向内側に配置されていることを
特徴とする手段26又は27に記載の遊技機。 【0061】手段28によれば、ハブ部がリング部より
も帯状環状体の幅方向内側に配置されることによって、
さらに収容領域が拡張されることとなる。すなわち、回
転体側部の回転中心領域においてより大きな収容領域を
形成することが可能となる。 【0062】手段29.前記回転体を回転させるための
駆動源を、前記回転体の回転中心から離間した位置に設
けたことを特徴とする手段1乃至28のいずれかに記載
の遊技機。 【0063】手段29によれば、回転中心部又はその近
傍にまで及ぶ部位において回転体内部の空間領域が確保
され、そこに各種装置(例えば別の電気機器)を収容し
たりすることが可能となる。このため、遊技性を付与す
るための別装置を回転体内部に設ける上で、駆動源等の
存在によってその配設に支障が生じることが起こりにく
い。従って、従来ではなしえなかった装置の理想的な設
置が可能となり、今までにはない興趣をもたらすことも
可能となる。また、前記空間領域を他の目的のために使
用したりすることも可能となる。なお、「前記駆動源を
前記回転体の回転中心から離間した位置に設けた」に代
えて、「前記駆動源を前記回転体内の偏心位置に設け
た」こととしてもよい。 【0064】手段30.前記駆動源の回転駆動力を駆動
力伝達手段を介して前記少なくとも一方の枠体(支持
部、連結部)に伝達可能に構成するとともに、前記駆動
力伝達手段を、前記回転体の幅方向の中心からずれた位
置に設けたことを特徴とする手段29に記載の遊技機。 【0065】手段30によれば、駆動力伝達手段が回転
体の幅方向の中心からずれた位置に設けられているた
め、回転体内部においては、その幅方向の中心領域を含
む内部領域が十分に確保されることとなる。このため、
内部領域の有効活用を図ることができ、例えば、駆動源
や、その他の部材を回転体の内部領域に配置する上で、
その配置が妨げられたりしにくい。 【0066】手段31.前記回転体(回転体本体、帯状
環状体)の外周面は所定の光透過性を有していることを
特徴とする手段1乃至30のいずれかに記載の遊技機。 【0067】手段31よれば、回転体(回転体本体、帯
状環状体)の外周面が所定の光透過性を有しているた
め、回転体内部に別装置等が設けられる場合、別装置或
いは別装置から放たれた可視光線を視認することができ
る。そのため、該視認による演出効果をより確実なもの
とすることができる。 【0068】手段32.前記回転体(回転体本体、帯状
環状体)は複数種の識別情報を予め定めた配列で循環表
示するものであることを特徴とする手段1乃至31のい
ずれかに記載の遊技機。 【0069】識別情報の配列順序が例えば閉ループを構
成して循環表示するものであれば、遊技者が積極的に所
定の識別情報を狙って操作することができる。また、遊
技者の技術介入を促進する上ではその可変表示速度が一
定であることが一層好ましい。なお、循環表示される複
数種の識別情報として一巡する間に同一種の識別情報が
含まれていてもよいことはいうまでもない。また、「前
記回転体は、並列状態で複数配設されていること」とし
てもよい。 【0070】手段33.前記識別情報は図柄であること
を特徴とする手段1乃至32のいずれかに記載の遊技
機。 【0071】手段33のように、識別情報としては、数
字、絵、文字、記号等による図柄とするのが、遊技者の
判断の容易性の点で好ましい。また、種類の異なる図柄
については、その大きさや色に変化を与えることが、変
動中の図柄種別の判別を容易ならしめる上で好ましい。 【0072】手段34.手段1乃至33のいずれかにお
いて、遊技機はパチンコ遊技機であること。中でも、パ
チンコ遊技機の基本構成としては、操作ハンドルを備え
ていてそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領
域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置
された作動口に入賞することを必要条件として可変表示
装置の主表示部において変動表示されている識別情報が
所定時間後に確定停止表示されること等が挙げられる。
また、特別遊技状態発生時には遊技領域内の所定の位置
に配置された可変入賞装置が所定の態様で開放されて遊
技球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値
(景品球のみならず、磁気カードへの書き込み等も含
む)が付与されることが挙げられる。この場合におい
て、前記回転体により前記可変表示装置の主表示部が構
成される。 【0073】手段35.手段1乃至33のいずれかにお
いて、遊技機は回胴式遊技機であること。ここで、回胴
式遊技機の構成としては、「複数の識別情報からなる識
別情報列(具体的には回転リールであり、識別情報はリ
ールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的に
はリールの回動である)した後に識別情報を確定停止表
示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操
作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始さ
れ、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に
起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の
変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別
情報であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊
技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備えた回胴
式遊技機」となる。なお、回胴式遊技機にあっては、前
記リール等を具備する可変表示手段を可変表示装置とし
て捉えてもよいし、前記リールとは別途設けられ、前記
識別情報に対応する(疑似的な対応であってもよい)識
別情報を表示可能な表示装置(例えば液晶表示装置)を
ここにいう可変表示装置として捉えてもよい。なお、こ
の場合、回転リールにより回転体が構成される。 【0074】手段36.手段1乃至33のいずれかにお
いて、遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合さ
せた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊技機
の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情
報列(具体的には回転リールであり、識別情報はリール
に付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリ
ールの回動である)した後に識別情報を確定停止表示す
る可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レ
バー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停
止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因し
て或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が
停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報で
あることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態
を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体
として遊技球を使用するとともに、前記識別情報の変動
開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状
態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構
成されてなる遊技機」となる。なお、かかる遊技機にあ
っては、前記リール等を具備する可変表示手段を可変表
示装置として捉えてもよいし、前記リールとは別途設け
られ、前記識別情報に対応する(疑似的な対応であって
もよい)識別情報を表示可能な表示装置(例えば液晶表
示装置)をここにいう可変表示装置として捉えてもよ
い。なお、この場合、回転リールにより回転体が構成さ
れる。 【0075】 【発明の実施の形態】以下に、遊技機を回胴式遊技機、
具体的にはスロットマシンに適用した場合の一実施の形
態につき図面に基づいて説明する。 【0076】図1に示すように、スロットマシンの筐体
11には、前面扉12がその左辺部を回動軸として回動
可能に取り付けられている。本実施の形態では筐体11
及び前面扉12等により本体が構成されている。筐体1
1の内部には、3つの回胴ユニット13が横並びに配設
されている。各回胴ユニット13は、回転体としてのリ
ール40を1つずつ備え、各リール40の外周部には複
数の図柄(識別情報)が描かれている。3体のリール4
0が停止した状態では、その正面側に位置する合計9つ
の図柄(左右方向3つ×上下方向3つ)が前面扉12に
設けられた視認部としての表示窓14を介して遊技者に
視認されるようになっている。尚、3つの回胴ユニット
13は図柄の種類配置状態等を除いて全て同じ構造とな
っている。 【0077】図2及び図3は、回動ユニット13を構成
する主要な部品を示した分解斜視図である。図4は組み
立てられた回胴ユニット13の正面図であり、図5は回
胴ユニットの中央付近を正面側から見た断面図である。
図2〜図5に示すように、各回胴ユニット13の支持フ
レームは、第1の側板21と第2の側板22とを備えて
いる。第2の側板22は正面略コ字状をなし、底板部と
天板部とを備えている。この第2の側板22の開放側
(左側)を第1の側板21で塞ぐようにして両側板2
1,22が連結されることで、正面方形状の支持フレー
ムが構成されている。 【0078】図2,3及び5に示すように、各側板2
1,22の高さ方向中心の窪みには取付孔が形成され、
各取付孔には取付フランジ23,24が一対のビスで固
定されている。左右の取付フランジ23,24間には、
支軸としてのリール軸25が保持されている。このリー
ル軸25は略円柱状の金属棒材からなるが、その棒材に
は、左端から中心部にまで延びる縦溝26と右端付近に
延びる縦溝27とが形成されている。縦溝26,27の
各々はリール軸25を直径方向に横切って外周面側に開
口すると共に、リール軸25の左右両端部の各端面にも
開口している。本実施の形態では、これら縦溝26,2
7により、中空部が構成されている。図5に示唆するよ
うに、各取付フランジ23,24においてリール軸25
の端部を受承する円筒部の内側には、上下一対の係合突
条23a,24aが設けられている。上下一対の係合突
条23a,24aがリール軸端部の縦溝26,27内に
嵌入することにより、左右の取付フランジ23,24間
においてリール軸25が回動不能に保持されている。 【0079】左右の側板21,22間に固定されたリー
ル軸25上には、取付クランプ28が固着されている。
図3に示すように、取付クランプ28は、リール軸25
の周囲を取り巻く略円筒状の挟着部28aを有してい
る。ビスの締結力を利用し当該挟着部28aでリール軸
25を締め付けることにより、取付クランプ28がリー
ル軸25上に固定される。図3及び図4に示すように、
取付クランプ28の上端部28bには、電気機器、駆動
源としてのステッピングモータ29が取り付けられてい
る。また、取付クランプ28の一側(図4の手前側)に
は、側腕部28cが突設されている。この側腕部28c
には、別装置、電気機器、演出装置等を構成するバック
ライト用光源38(図6参照)が取付けられる。この光
源38により、リール40の外周円筒面の一部が内側か
ら照射されるようになっている。 【0080】図4及び図5に示すように、リール軸25
上には、リール40が左右一対の環状ベアリング31,
32により回動可能に支持されている。リール40は、
枠体を構成する左右一対のリール枠41,42を有して
いる。左リール枠41は、その中心に保持された左側ベ
アリング31を介してリール軸25上に独立して回動可
能に支持されている。同様に右リール枠42は、その中
心に保持された右側ベアリング32を介してリール軸2
5上に独立して回動可能に支持されている。 【0081】左側ベアリング31及び左リール枠41と
取付クランプ28との間において、リール軸25には略
円筒状の左スリーブ33が外嵌されている。この左スリ
ーブ33の左端と左側取付フランジ23の内側(右側)
との間に左側ベアリング31及び左リール枠41を挟み
込むことにより、これら31,41をリール軸25上の
所定位置に位置決めしている。同様に、右側ベアリング
32及び右リール枠42と取付クランプ28との間にお
いて、リール軸25には略円筒状の右スリーブ34が外
嵌されている。この右スリーブ34の右端と右側取付フ
ランジ24の内側(左側)との間に右側ベアリング32
及び右リール枠42を挟み込むことにより、これら3
2,42をリール軸25上の所定位置に位置決めしてい
る。尚、少なくとも左スリーブ33は、リール軸25に
対し回動不能に装着されている。 【0082】図5に示すように、左スリーブ33の一部
には、リール軸25の左縦溝26と対応する位置におい
て切欠き部35が形成されている。この切欠き部35
は、リール軸25に外嵌された左スリーブ33の内側
(即ち左縦溝内部)とその外(即ちリール40の内部領
域)とを連通させるためのものである。他方、リール軸
25の左側端面に開口した左縦溝26は、左側取付フラ
ンジ23の中央孔を介して、第1の側板21の外側に通
じている。すなわち、左スリーブ33(切欠き部35を
含む)及びリール軸25の左縦溝26は、左右リール枠
41,42間に挟まれた内部領域と回胴ユニット13
(リール40)の外部とを連通させる「連通路」を構成
する。 【0083】そして図5に示唆するように、その連通路
内には、電気的接続手段を構成する電気配線36が設け
られている。この電気配線36は、例えば、取付クラン
プ28上方に位置するステッピングモータ29(駆動
源)や、バックライト用光源38と、外部の電源及び駆
動制御回路(主基板:図示略)とを電気的に接続するた
めの給電線(又は給電制御線の束)である。より詳しく
は、ステッピングモータ29や、バックライト用光源3
8からは、それぞれ複数本の電気配線36が延びてお
り、該電気配線36が集約状態で、前記連通路内に設け
られている。かかる電気配線36は、左縦溝26を通っ
て、左側取付フランジ23の中央孔から第1の側板21
の外側に略集約状態で導出されている。つまり上記連通
路は、リール軸25上で回転するリール40との干渉を
避けながら、ステッピングモータ29やバックライト用
光源38といった電気機器から延びる電気配線36を回
胴ユニット13の外へ導くための通路として機能する。 【0084】次に、リール40の組立構造について説明
する。 【0085】図4及び図5に示すように、リール軸25
上に回動可能に設けられた短円筒状(又はドラム状)の
リール40は、左右一対のリール枠41,42と、両リ
ール枠41,42間に架設された帯状環状体としての帯
状フィルム54とを備えている。各リール枠41,42
は、成形用金型装置で合成樹脂を一体成形したものであ
り、左リール枠41と右リール枠42とは同じ金型から
得た同形状の枠体である。 【0086】図2,3及び7に示すように、各リール枠
41,42は、その中心に位置するハブ部43と、該リ
ール枠41,42の外周部を構成するリング部44と、
ハブ部43とリング部44との間において両部を連結す
るべく十字状に設けられた4本の連結部としてのアーム
45とから構成されている。半径方向に延びた各アーム
45の途中には折曲げ段差45aが付与されており、こ
の段差45aのために、ハブ部43はリール軸25長手
方向の内側寄りに、リング部44は同方向の外側寄りに
相対配置される。図5及び図7に示すように、ハブ部4
3の外側面上には、4つの保持爪46が該ハブ部43中
心の貫通孔47を取り囲むように突設されている。これ
ら4つの保持爪46によって前記ベアリング31又は3
2がリール枠41,42に保持されている。また、ハブ
部43の内側面と連続する各アーム45の内側面上に
は、ビス孔(雌ネジ部)を備えた突起部48が設けられ
ている。また、帯状フィルム54及びリング部44によ
って回転体本体が構成され、ハブ部43により支持部が
構成され、前記アーム45により回転体本体のほぼ両側
及び支持部間が連結されているともいえる。 【0087】図7乃至図9に示すように、リング部44
は、前記帯状フィルム54を保持するための保持部58
と、該保持部58から中心方向に延びる補強用のリブ部
59とを備えている。リング部44の外周面44a上に
は、その外縁寄り位置において環状突条49が形成され
ている。この環状突条49はリング部44の全周にわた
って延びており、リール枠41,42の外周部の一部を
構成する。各環状突条49の内側面49a(相手方リー
ル枠と対向する面)には、リング部44と同心円状の仮
想ラインに沿って延びる複数の円弧状溝51(本例では
8条)が形成されている。図8(B)に示すように各円
弧状溝51は、相対向する外側寄り内壁面51aと内側
寄り内壁面51bとによって区画されており、その内側
寄り内壁面51bはリング部外周面44aと面一となっ
ている。 【0088】さらに、これら円弧状溝51の配列群領域
には、隣り合う円弧状溝51の溝端間においてそれぞ
れ、肉部52(係合凸部)が確保されている。これらの
肉部52は計8箇所に存在し、ハブ部中心の貫通孔47
を中心として等角度間隔(即ち45゜間隔)で配置され
ている。つまり、8条の円弧状溝51は、いずれも円弧
長が等しい。尚、円弧状溝51の幅h(即ち前記両内壁
面51a,51b間の距離)は、帯状フィルム54を二
重に重ねた状態でも挿入可能な幅(例えば1.0mm)
に設定されている。このように、リング部44の外周面
44a、環状突条49、円弧条溝51、肉部52等によ
り上記保持部58が構成されている。 【0089】他方、図9(A)は平面展開した帯状フィ
ルム54を示す。この帯状フィルム54は、例えば長さ
74cm×幅8cm×厚さ0.3mmという長尺な帯状
をなす。本実施の形態において、帯状フィルム54は、
所定の光透過性を有し、例えば、ポリエチレン、ピリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレー
ト等の合成樹脂材料により構成されている。本実施の形
態では、前記光源38から照射される光が帯状フィルム
54から透けて視認することができるようになってお
り、これにより、種々の演出が実行されるようになって
いる。 【0090】帯状フィルム54の後端部(図9(A)で
は下端部)には、重ね代55(長さ約3cm)が確保さ
れている。この重ね代55を帯状フィルム54の前端部
(図9(A)では上端部)に重ね合わせると共に、両者
の接触面間に、例えば両面テープや接着剤を施して連結
することにより、リール40の外周円筒面となる短円筒
形状又はドラム形状を構築することができる。 【0091】帯状フィルム54の表面又は裏面には、上
記重ね代55を除いた前面に略等間隔毎に付された計2
1個の図柄Mと、これら図柄Mの周囲を埋める背景56
とが印刷されている、21個の図柄Mは、帯状フィルム
54で短円筒を構成したときにその円筒面上に等間隔に
て一列に並ぶように配列されている。帯状フィルム54
に印刷された背景56は、外からリール40内を透かし
見ることを防止しつつ各図柄Mを目立たせるような配色
及び地模様で構成されている。尚、「図柄」とは、いわ
ゆるキャラクタデザインを指し、例えば、動植物、数
字、文字、図形、記号その他のものを図案化した識別マ
ーク、又は視覚的識別情報を指す。 【0092】帯状フィルム54の長手方向における左右
両側部には、複数個の係合凹部57(本例では片側8
個)が形成されている。これらの係合凹部57は前記複
数の肉部52と対応するように設けられており、フィル
ムの各側部において前後に隣り合う係合凹部57間の間
隔は、円弧状溝群に沿って隣り合う肉部52間の間隔に
一致している。即ち帯状フィルム54で短円筒を構成し
たときに、フィルム各側部の8個の係合凹部57は等間
隔又は等角度間隔となるように設けられている。 【0093】図9(B)及び(C)に示すように、リー
ル40の組立時には、帯状フィルム54の一方の側部を
それに対応するリール枠の円弧状溝51に進入させ、リ
ール枠側の肉部52にフィルム側の係合凹部57を係合
させる。こうして、枠側係合部としての8個の肉部52
と、帯側係合部としての8個の係合凹部57との相互係
合に基づき、左右のリール枠41,42に対して帯状フ
ィルム54を位置決めすると共に、両リール枠41,4
2及び帯状フィルム54を一体回転可能に連結してい
る。 【0094】また、左右リール枠41,42のそれぞれ
の円弧状溝51内に帯状フィルム54の各側部を受容す
ることにより、帯状フィルム54が各リール枠41,4
2の円弧状溝51群に沿って湾曲されると共に、帯状フ
ィルム54の前後両端部が重ね代55で重なり合って短
円筒形状(その軸直交断面は円形)ができあがる。そし
て、帯状フィルム54の前後両端部を前述のように重ね
代55で接着することにより、帯状フィルム54が湾曲
状態に固定化されてリール40の外周円筒面が完成する
と共に、両リール41,42と帯状フィルム54との一
体化が完了する。 【0095】次に、リール40の駆動機構について説明
する。 【0096】図4及び図6に示すように、左リール枠4
1の4つの突起部48には、被動プーリ60が4個のビ
ス(図示略)で当該リール枠41と一体回転可能に装着
されている。この被動プーリ60は、被動プーリ本体6
1と、そのプーリ本体61を挟むように設けられた左右
のリングプレート62,63とを一体化したものであ
る。左のリングプレート62は主に、被装着物(左リー
ル枠41)に対する取付用フランジとして機能する。右
のリングプレート63は主に、プーリ本体61の保護カ
バーとして機能する。プーリ本体61は、所定の厚みを
持った円盤形状をなし、その外周部には複数の歯61a
(即ち被動プーリの凹凸部)が形成されている。 【0097】他方、取付クランプ28の上端部に設けら
れたステッピングモータ29は、給電制御によって段階
的に回動する出力軸29aを有している。ステッピング
モータ29は、その内部磁気構造を構成するロータが2
4ステップで1回転する設計仕様となっているが、当該
モータ29内には前記ロータと出力軸29aとの間に1
/2ギヤ減速機構が組み込まれており、最終的には48
ステップで出力軸29aが1回転する48パルスタイプ
のステッピングモータとなっている。このステッピング
モータ29は横置きされ、その出力軸29aはリール軸
25(即ち被動プーリの中心軸線)と平行になってい
る。そして、出力軸29aの先端には、駆動プーリ64
が固着されている。駆動プーリ64の外周部には、被動
プーリ本体61外周部の歯61aと符号する複数の歯6
4a(即ち駆動プーリの凹凸部)が形成されている。
尚、駆動プーリ64の有効半径R1は、被動プーリ本体
61の有効半径R2よりも小さく設定されている。 【0098】更に図4に示すように、駆動プーリ64と
被動プーリ本体61とは、上下に並ぶように互いの水平
方向位置が整合され、両プーリ61,64間には動力伝
達用ベルト65が架け渡されている。このベルト65は
例えばゴムや軟質プラスチックからなる。このベルト6
5の内側には、駆動及び被動の各プーリに形成された複
数の歯と符号する複数の歯65a(即ちベルトの凹凸
部)が形成されている。各プーリの歯61a,64aと
ベルトの歯65aとの噛合関係により、駆動プーリ64
の回転動力がベルト65を介して滑り無く確実に被動プ
ーリ60に伝達され、それに同期してリール40が回転
する。本実施の形態では、これら駆動プーリ64、ベル
ト65及び被動プーリ60によって回転伝達機構が構成
されている。 【0099】リール40の駆動源たるステッピングモー
タ29に対する給電制御は、回胴ユニット13の外に設
けられた上述した駆動制御回路(図示略)によって行わ
れる。この駆動制御回路は、リール40の回転状況に関
する情報(例えば単位時間当り回転数)を参照してモー
タ29のステッピング動作をフィードバック制御する。
このため、各回胴ユニット13には、リール40の原点
角度位置検出手段が設けられている。すなわち、図2、
4及び6に示すように、第1の側板21の内面側には、
所定の部材、基板、中継基板を構成するインタラプタ基
板67が設けられ、この基板67上には、発光素子と受
光素子とが対となって検知ゲートを構成するフォトセン
サ68(検知手段を主として構成する)が装着されてい
る。他方、左リール枠41の4本のアーム45のうちの
1本の外側面上には、所定の部材、原点検知突部を構成
する原点検知板69が突設されている。この原点検知板
69は、リール回転時における該検知板69の軌跡が前
記フォトセンサ68の検知ゲート間を通過するように位
置決めされている。従って、原点検知板69がフォトセ
ンサ68の検知ゲート間を通過する毎にリール40の1
回転を検知することができる。なお、原点検知板69
は、アーム45に対し一体的に設けられていてもよい
し、別体で取付けられていてもよい。 【0100】なお、前記リール軸25の左縦溝26を通
って、左側取付フランジ23の中央孔から第1の側板2
1の外側に略集約状態で導出されている電気配線36
は、前記インタラプタ基板67に接続されている(つま
り、インタラプタ基板67は、中継基板としても機能す
る)。そして、インタラプタ基板67からは、前記電気
配線36に接続された別の電気配線(図示略)が延びて
おり、該別の電気配線は、第2の側板22の下部に固定
される別の中継基板CK(図3参照)へと接続されてい
る。さらに、該中継基板CKに接続されたケーブルコネ
クタCCが前記電源や駆動制御回路へと接続されてい
る。 【0101】本実施の形態のリール駆動機構では、駆動
プーリ64の有効半径R1と被動プーリ本体61の有効
半径R2との比(プーリ比:x=R2/R1)を最適設
定することにより、リール40の1図柄の配置切替えに
必要な回転角度θの均等化(即ち21個の図柄のいずれ
についても1図柄分の配置切替えのために360/21
度だけ回転させること)と、リール40を前記回転角度
θだけ回転させるのに必要となるモータ出力軸29aの
駆動ステップ数の整数値化とを両立させている。なお、
プーリ比xは、モータ出力軸29aの回転角度(又は回
転数)に対するリール40の回転角度(又は回転数)の
比率でもある。以下に、プーリ比xの具体的な決定方法
について説明する。 【0102】本実施の形態で使用するステッピングモー
タ29は、48ステップで出力軸29aが1回転するタ
イプ、つまり、1ステップ動作で出力軸29aが7.5
度回動するタイプである。リール40を1図柄分の配置
切替えに必要な回転角度θ(=360/21)だけ回転
させるのに必要となるモータ出力軸29aの駆動ステッ
プ数をnとすると、1:x=θ:(7.5×n)という
等式が成り立つ。これにθ=360/21を代入して整
理すると、次の条件式が得られる。 【0103】条件式: x/n=(7.5×21)/3
60=7/16 1図柄あたりの必要駆動ステップ数nについては整数値
であることが必須であるが、プーリ比xについては整数
値である必要はなく半径R1,R2の設定次第で如何様
にも定めうる。故に、所望の正数nに対して上記条件
式:x/n=7/16を満足するようなプーリ比xを設
定すればよい。このような条件に合致するプーリ比xと
整数nとの組合せ(x、n)としては、(x=3.5,
n=8)、(x=21/4=5.25,n=12)、
(x=7,n=16)、(x=10.5,n=24)、
(x=14,n=32)等々いくらでも挙げられる。但
し、本実施の形態では、プーリ比xが過度に大きくなる
ことを回避しつつステッピングモータ29の小型軽量化
を図るために、プーリ比x=7、1図柄当たりの必要駆
動ステップ数n=16の組合せを選択している。 【0104】なお、ステッピングモータ29が、p回の
ステップ動作で出力軸29aが1回転するpパルスタイ
プ(即ち1ステップで出力軸29aが360/p度回動
するタイプ)であり、リール40の外周円筒面に等間隔
で描かれた図柄の数がQである場合には、上記条件式は
次式のように一般化できる。回胴ユニット13を設計す
る際には、p及びQの前提条件に応じて、下記一般式を
充足するようにn及びxを適宜選択すればよい。 【0105】条件式(一般式): x/n=Q/p
(n,p,Qは整数) 次に、本実施の形態における特徴的部分及び作用効果に
ついて説明する。 【0106】本実施の形態では、左リール枠41のアー
ム45の先端がリング部44の外縁部(側縁部)よりも
内側位置で連結されている。より詳しくは、リング部4
4のリブ部59は、リング部44の保持部58の外縁部
よりも内側に位置し、該リブ部59に対し前記アーム4
5の先端が連結されている。かかる構成等により、図1
0に示すように、左リール枠41及び第1の側板21間
には、リング部44の外縁部及び第1の側板21間の間
隔よりも大きな隙間、つまり収容領域SSが形成され
る。そして、該収容領域SSにおいて、前記インタラプ
タ基板67が第1の側板21に対し取付けられる。 【0107】ここで、本実施の形態のように帯状フィル
ム54のほぼ両側を左右のリール枠41,42で支持す
る構成とした場合、リール枠41,42の外面側近傍に
支持フレームを構成する第1及び第2の側板21,22
が存在すると、例えばリール枠41及び第1の側板21
間の間隔が比較的狭いものとなる。ここで、従来であれ
ば、このような狭い場所に基板等を設置すると、回転体
の回転に支障が生じることが懸念されていた。これに対
し、本実施の形態では、上記のように、左リール枠41
及び第1の側板21間に比較的大きな収容領域SSが確
保されるため、インタラプタ基板67を第1の側板21
に取付けたとしても、該基板67がアーム45等に当た
ってしまうのを防止できる。従って、リール40の回転
安定性を確保できるとともに、たとえ第1及び第2の側
板21,22とリール40との隙間を狭くしたとして
も、インタラプタ基板67等の設置に支障を生じにくく
することができ、リール40の側部におけるスペース上
の自由度を高めることができる。 【0108】また、本実施の形態では、インタラプタ基
板67のみならず、左リール枠41のアーム45の外側
面上に、原点検知板69を突設することとしているが、
かかる原点検知板69についても、上記のとおり、収容
領域SSが確保されているため、余裕をもって設置する
ことが可能となる。 【0109】さらに、本実施の形態では、保持部58の
外縁部よりも内側にリブ部59を位置せしめ、該リブ部
59にアーム45の先端を連結するのみならず、ハブ部
43をリング部44よりも帯状フィルム54の幅方向内
側に配置、つまり、リール40を左側部からみた場合、
アーム45の中心側が凹んだ形状となっている。このた
め、リール40側部の回転中心領域においてさらに大き
な収容領域SSを形成することが可能となり、かかる意
味で、さらにスペース上の自由度を高めることができ
る。 【0110】さらに、本実施の形態では、ステッピング
モータ29をリール40の回転中心とは別の位置(偏心
位置)に設けることとし、リール40内部に、バックラ
イト用光源38の収容を許容するための空間領域を確保
することとしている。このため、遊技に面白味を付与す
るためのバックライト用光源38を設ける上で、ステッ
ピングモータ29の存在によってその配設に支障が生じ
ることが起こりにくい。従って、従来ではなしえなかっ
た光源38の理想的な設置が可能となり、今までにはな
い興趣をもたらすこともできる。また、設置態様によっ
ては、今まででは配設することが困難であった大型の光
源38等を配設することも可能となり、かかる場合には
今までにはないスロットマシンを提供することも可能と
なる。特に、リール40の回転中心と、リール40の外
周面のうち、表示窓14から視認される区間とを結ぶ領
域に空間領域を形成することとし、該空間領域に光源3
8を設けることとしている。このため、演出用のバック
ライト用光源38を設けるに際し、スペース上の制限が
受けにくくなるのみならず、一方で、多様な面白味を導
出することが可能となる。 【0111】また、ステッピングモータ29を上記のよ
うにリール40の回転中心から偏心して設けるととも
に、前記モータ29の回転駆動力を駆動力伝達手段を介
してリール40に伝達させるようになっている。ここ
で、本実施の形態における被動プーリ60は、左リール
枠41に対し一体回転可能に装着されている。つまり、
該被動プーリ60を含む駆動力伝達手段は、リール40
の幅方向中心位置(リール軸25の長手方向中心位置)
からずれた位置、換言すれば、リール40の幅方向側部
側に設けられている。このため、ステッピングモータ2
9、バックライト用光源38を取付けるための取付クラ
ンプ28をリール軸25の長手方向中心位置に設ける上
で、支障が生じない。換言すれば、リール40の内部領
域の有効活用を図ることができ、ひいては、ステッピン
グモータ29やバックライト用光源38を配置する上
で、その配置が妨げられたりしにくい。 【0112】以下、他の実施形態について説明する。 【0113】(a)上記実施の形態ではバックライト用
光源38による演出の具体例について特に言及していな
いが、種々の演出を行うことができる。例えば、大当た
り条件が成立したような場合に点灯又は点滅を行うこと
としてもよいし、図柄に透孔や透視部等を設けた上で、
所定上面成立時に点灯又は点滅を行うことで、遊技者に
とって所定の図柄を狙いやすくできることとしてもよい
し、或いは、停止させるべき3つのリール40の停止順
序や停止図柄をナビゲートしたりできることとしてもよ
い。 【0114】(b)上記実施の形態では、別の電気機器
として、バックライト用光源38を例示しているが、電
気機器や、他の演出のための装置を設けることとしても
よい。他の演出のための装置としては、上記した光源3
8等の発光装置の外にも、図11,12に示すように、
ドットマトリックス表示装置K1,K2,K3等を挙げ
ることができる。図に示す例では、各ドットマトリック
ス表示装置K1,K2,K3は、上中下段に停止される
図柄に対応して上中下3つの表示部K1a,K1b,K
1c,K2a,K2b,K2c,K3a,K3b,K3
cが備えられている。かかる表示装置K1〜K3を設け
た場合には、今までにはない表示態様での演出(例えば
大型の表示装置を設けた上での表示演出等)を行うこと
ができる。この場合、リール40の帯状フィルム54の
所定の図柄に対応するようにして、透孔、スリット、透
視部等を設けることとするのが望ましい。これにより、
表示部K1a,K1b,K1c,K2a,K2b,K2
c,K3a,K3b,K3cに表示される表示対象を視
認することができ、今までにはない面白味を堪能でき
る。もちろん、ドットマトリックス表示装置以外にも、
セグメント表示装置、液晶表示装置等の表示装置を設け
ることとしてもよい。尚、表示装置の表示態様によっ
て、遊技者をアシスト(補助)するようにしてもよい。
この場合、「表示装置は、遊技者の遊技を補助するため
の遊技補助装置」となる。かかる遊技補助装置として
は、停止タイミングを教示するもの、図柄を教示するも
の等が挙げられる。 【0115】(c)また、視覚的態様で演出する装置以
外にも、聴覚的態様、すなわち、音声で演出する装置
(例えばスピーカ)を設けることとしてもよい。もちろ
ん、上述した各装置を複合して設けることとしてもよ
い。 【0116】(d)さらに、上述した演出装置に限られ
るものではなく、各種制御基板を別装置として設けるこ
ととしてもよい。このように制御基板を設けた場合に
は、複雑な制御が絡む比較的大型の制御基板であっても
容易に設置することが可能となり、ひいては、制御性、
遊技性の向上を図ることができる。尚、制御基板として
は、単数であってもよいし、複数からなることとしても
よい。また、複数の制御基板を設ける場合、互いに異な
る角度で設けることも可能となる。なお、制御基板の例
としては、主たる遊技を司る主基板の外にも、リール制
御基板等を挙げることができる。さらには、発光装置、
表示装置、音声装置等の演出装置を設ける場合には、発
光制御基板、表示制御基板、音声制御基板等を設けるこ
ととしてもよい。勿論、リール40の内部領域に上記の
ような別装置を設けない構成としてもよい。 【0117】(e)上記実施の形態では、リール40内
にステッピングモータ29を設けることとしているが、
リール40の外部に設けることとしてもよい。 【0118】(f)各リール40に付される図柄として
は、絵、数字、文字等に限らず、幾何学的な線や図形等
であってもよい。また、光や色等によって図柄を構成す
ることも可能であるし、立体的形状等によっても図柄を
構成し得るし、これらを複合したものであっても図柄を
構成し得る。即ち、図柄は識別性を有した情報(識別情
報)としての機能を有するものであればよい。 【0119】(g)遊技機として回胴式遊技機、特にス
ロットマシン1について具体化した例を示したが、リー
ル等からなる表示手段を備えたパチンコ機に具体化して
もよい。また、スロットマシンとパチンコ機とを融合し
た形式の遊技機に適用してもよい。即ち、スロットマシ
ンのうち、メダル投入及びメダル払出機能に代えて、パ
チンコ機のような球投入及び球払出機能をもたせた遊技
機としてもよい。かかる遊技機をスロットマシンに代え
て使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊技価値として
取り扱うことができるため、パチンコ機とスロットマシ
ンとが混在している現在の遊技ホールにおいてみられ
る、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱による設備
上の負担や遊技機設置個所の制約といった問題を解消し
得る。また、リールのサイズに関し小型化を図ることが
できるため、全体としての小型化、コンパクト化を図る
ことができる。その結果、上記遊技機を設計する上で都
合がよいというメリットもある。 【0120】(h)上記実施の形態では、3つのリール
40をそれぞれリール枠41,42内に収容すること
で、3つの回胴ユニット13を構成するようにしている
が、支持フレームに1本の支軸を設け、該支軸に3つの
リール40を回転可能に支持するような構成下にあっ
て、上記実施の形態のような特徴的構成(収容領域)に
関する構成を適用しても差し支えない。この場合、例え
ば隣り合うリール40の枠体同士間の間隔が狭くても、
収容領域が確保できるため、所定の部材の設置に関し悪
影響を及びにくくすることができる。 【0121】(i)上記実施の形態では、インタラプタ
基板67等をリール40の側部に設ける場合について具
体化したが、所定の部材としては、上記の基板67等に
限られるものではなく、例えば、制御基板や、ランプ
や、スイッチ部材等、各種部材を設ける場合に具体化で
きる。 【0122】(j)上記実施の形態では、一方の側板2
1側に基板67を取付ける場合について具体化している
が、他方の側板22側にも同様に収容領域が形成されて
いることから、該収容領域にも所定の部材を設置するこ
ととしてもよい。 【0123】(k)また、収容領域をいずれか一方のリ
ール枠41又は42側にのみ設けることとしてもよい。 【0124】(l)上記実施の形態ではハブ部43及び
リング部44を複数本のアーム45で連結する場合につ
いて具体化しているが、連続した板状体で連結してもよ
い。この場合、板状体が連結部を構成することとなり、
枠体は略皿状に形成されることとなる。 【0125】(m)上記実施の形態では、リール40の
ほぼ両側部にリール枠41,42を設ける構成としてい
るが、1側方のみにて支持する構成とし、該支持部側に
収容領域を設ける構成としてもよい。 【0126】(n)上記実施の形態では、リール枠4
1,42のリング部44と、帯状フィルム54とで回転
体本体が構成される場合について具体化しているが、単
なる円環状体のみによって回転体本体が構成されていて
もよい。すなわち、リング部44を省略してなる回転体
を備えた遊技機に具体化することもできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施の形態におけるスロットマシンの筐体内
部の概要を示す斜視図である。 【図2】回胴ユニットの主として左側部分の主要部分を
示す分解斜視図である。 【図3】回胴ユニットの主として右側部分の主要部分を
示す分解斜視図である。 【図4】回胴ユニット(帯状フィルムを外した状態)の
正面図である。 【図5】回胴ユニットの正面側から見たリール軸付近の
断面図である。 【図6】回胴ユニットの左側面側から見た駆動機構の透
視図である。 【図7】リール枠の内側面の一部分を示す図である。 【図8】(A)は図7のA−A線での拡大断面図、
(B)は図7のB−B線での拡大断面図である。 【図9】(A)は帯状フィルムの展開図、(B)はリー
ル枠と帯状フィルムとの係合関係を示す後記図(C)の
D−D線での断面図、(C)は前記図(B)のC−C線
での断面図である。 【図10】リールユニットの構成上の主要部を説明する
ための部分模式断面図である。 【図11】別の実施の形態における表示装置を模式的に
示す正面透視図である。 【図12】別の実施の形態におけるリール及び表示装置
を模式的に示す側面図である。 【符号の説明】 21,22…支持フレームを構成する第1及び第2の側
板、25…支軸を構成するリール軸、29…駆動源とし
てのステッピングモータ、38…バックライト用光源、
40…回転体としてのリール、41…枠体としての左リ
ール枠、42…枠体としての右リール枠、43…ハブ
部、44…リング部、45…連結部としてのアーム、5
4…帯状環状体としての帯状フィルム、58…保持部、
59…リブ部、60…被動プーリ、61…被動プーリ本
体、64…駆動プーリ、65…ベルト、67…所定の部
材を構成するインタラプタ基板、68…フォトセンサ、
69…原点検知突部としての原点検知板、M…識別情報
としての図柄、K1,K2,K3…電気機器としてのド
ットマトリックス表示装置、SS…収容領域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 外周面に識別情報が付され、支軸に対し
    回転可能に支持された回転体を具備し、該回転体の回転
    に基づく遊技を行う遊技機であって、 前記回転体の幅方向側部の外面側には、所定の部材の少
    なくとも一部を収容するための収容領域を設けたことを
    特徴とする遊技機。
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