JP4269579B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の図柄(識別情報の一種)が所定間隔おきに付された回転体を遊技機本体内に有するスロットマシン等の遊技機が知られている。この種の遊技機では、遊技者の始動操作に基づいて回転体が回転され、遊技者の停止操作に基づいてその回転が停止させられる。一般に、回転体は複数並べられた状態で設けられ、それぞれがモータ等の駆動源によって回転させられる。かかる駆動源をはじめとする電気機器は、本体内に設けられた制御手段の制御に基づき駆動制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような遊技機にあっては、制御手段と、駆動源等の電気機器との間を電気的に接続する電気的接続手段が設けられる。ここで、各回転体や、駆動源等の電気機器、制御手段、或いは、電気的接続手段等に関するメンテナンスを行おうとした場合、各回転体の間隔が狭かったり、電気的接続手段が複雑に配置されていたりすること等によって、メンテナンス作業を行いにくいという問題がある。また、電気的接続手段の接続状況を検査しようとした場合、同様の理由から検査が行いにくいことがある。
【0004】
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、メンテナンス性に優れ、検査時等における作業性の飛躍的な向上を図ることの可能な遊技機を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の課題を解決するために有効な手段等を以下に示す。なお、必要に応じてその作用、効果等についても説明する。
【0006】
手段1.開閉可能な扉を備えた本体内に設けられ、外周面に識別情報の付された回転体と、
前記回転体の内部に設けられた電気機器と
を備え、前記回転体の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、
前記電気機器と、該電気機器を制御するための制御手段とを、電気的接続手段を介して電気的に接続可能に構成するとともに、該電気的接続手段を、前記回転体外部に固定された中継手段と、前記電気機器及び前記中継手段を接続する第1の接続手段と、前記中継手段及び前記制御手段を接続する第2の接続手段とにより構成するとともに、前記中継手段を前記本体内の扉開口部近傍に設けたことを特徴とする遊技機。
【0007】
手段1によれば、開閉可能な扉を備えた本体内に設けられ、外周面に識別情報の付された回転体の回転に基づく遊技が行われる。また、回転体の内部には電気機器が設けられる。かかる遊技機にあって、電気機器と制御手段とが電気的接続手段を介して電気的に接続される。該電気的接続手段は、回転体外部に固定された中継手段と、電気機器及び中継手段を接続する第1の接続手段と、中継手段及び制御手段を接続する第2の接続手段とにより構成される。ここで、回転体、電気機器、電気的接続手段等に関するメンテナンス(修理、部品交換等を含むこととしてもよい)を行おうとした場合、中継手段が本体内の扉開口部近傍に設けられているため、第1の接続手段又は第2の接続手段の接続の解除、或いは接続といった作業を容易に行うことができる。その結果、メンテナンス作業時等における作業性の飛躍的な向上を図ることができる。また、第1の接続手段及び第2の接続手段のうち一方の接続を解除した状態で検査等を行おうとした場合、中継手段が本体内の扉開口部近傍に設けられているため、接続の解除、検査及び接続といった作業を容易に行うことができる。その結果、検査時等における作業性の飛躍的な向上を図ることができる。さらに、接続状態を一目で視認できるため、目視により接続状況の検査を容易に行うこともできる。なお、前記「制御手段」に代えて、「制御手段及び電源」としてもよい。また、「制御手段は、前記本体内において、前記回転体よりも奥側(扉開口部とは離間する側)に設けられている」こととしてもよい。さらに、「中継手段」に代えて、「中継基板」としてもよいし、「中継接続部材(例えばコネクタ)」としてもよい。併せて、「前記中継手段は、前記回転体の下方において固定されていること」としてもよいし、「前記中継手段は、前記回転体の上方において固定されていること」としてもよい(以下、各手段において同様)。
【0008】
手段2.開閉可能な扉を備えた本体内に設けられ、外周面に識別情報の付された回転体と、
前記回転体の内部に設けられ、該回転体の回転及び停止を導出するべく所定の回転角度毎に回転駆動及び停止可能な駆動源を少なくとも含んでなる電気機器とを備え、前記回転体の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、
前記電気機器と、該電気機器を制御するための制御手段とを、電気的接続手段を介して電気的に接続可能に構成するとともに、該電気的接続手段を、前記回転体外部に固定された中継手段と、前記電気機器及び前記中継手段を接続する第1の接続手段と、前記中継手段及び前記制御手段を接続する第2の接続手段とにより構成するとともに、前記中継手段を前記本体内の扉開口部近傍に設けたことを特徴とする遊技機。
【0009】
手段2によれば、開閉可能な扉を備えた本体内に設けられ、外周面に識別情報の付された回転体の回転に基づく遊技が行われる。また、回転体の内部には駆動源を含む電気機器が設けられる。かかる遊技機にあって、電気機器と制御手段とが電気的接続手段を介して電気的に接続される。該電気的接続手段は、回転体外部に固定された中継手段と、電気機器及び中継手段を接続する第1の接続手段と、中継手段及び制御手段を接続する第2の接続手段とにより構成される。ここで、回転体、電気機器、電気的接続手段等に関するメンテナンス(修理、部品交換等を含むこととしてもよい)を行おうとした場合、中継手段が本体内の扉開口部近傍に設けられているため、第1の接続手段又は第2の接続手段の接続の解除、或いは接続といった作業を容易に行うことができる。その結果、メンテナンス作業時等における作業性の飛躍的な向上を図ることができる。また、第1の接続手段及び第2の接続手段のうち一方の接続を解除した状態で検査等を行おうとした場合、中継手段が本体内の扉開口部近傍に設けられているため、接続の解除、検査及び接続といった作業を容易に行うことができる。その結果、検査時等における作業性の飛躍的な向上を図ることができる。さらに、接続状態を一目で視認できるため、目視により接続状況の検査を容易に行うこともできる。なお、「前記駆動源は、所定の回転角度毎に回転駆動及び停止可能なステッピングモータよりなること」としてもよい。この場合、ステッピングモータの駆動ステップ数を制御することで適正な位置に回転体を停止等させることが可能となる。
【0010】
手段3.前記電気機器には、演出装置が含まれることを特徴とする手段1又は2に記載の遊技機。
【0011】
手段3によれば、遊技に面白味を付与するための演出装置の点検等に際しても、上述した作用効果が奏される。なお、「前記演出装置には、発光装置が含まれること」、「前記演出装置には、表示装置が含まれること」、或いは「前記演出装置には、音声装置が含まれること」としてもよい。
【0012】
手段4.開閉可能な扉を備えた本体内に設けられ、外周面に識別情報の付された回転体と、
前記回転体の内部に設けられ、該回転体の回転及び停止を導出するべく所定の回転角度毎に回転駆動及び停止可能な駆動源と
を備え、前記回転体の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、
前記駆動源と、該駆動源を制御するための制御手段とを、電気的接続手段を介して電気的に接続可能に構成するとともに、該電気的接続手段を、前記回転体外部に固定された中継手段と、前記駆動源及び前記中継手段を接続する第1の接続手段と、前記中継手段及び前記制御手段を接続する第2の接続手段とにより構成するとともに、前記中継手段を前記本体内の扉開口部近傍に設けたことを特徴とする遊技機。
【0013】
手段4によれば、開閉可能な扉を備えた本体内に設けられ、外周面に識別情報の付された回転体の回転に基づく遊技が行われる。また、回転体の内部には駆動源が設けられる。かかる遊技機にあって、駆動源と制御手段とが電気的接続手段を介して電気的に接続される。該電気的接続手段は、回転体外部に固定された中継手段と、駆動源及び中継手段を接続する第1の接続手段と、中継手段及び制御手段を接続する第2の接続手段とにより構成される。ここで、回転体、駆動源、電気的接続手段等に関するメンテナンス(修理、部品交換等を含むこととしてもよい)を行おうとした場合、中継手段が本体内の扉開口部近傍に設けられているため、第1の接続手段又は第2の接続手段の接続の解除、或いは接続といった作業を容易に行うことができる。その結果、メンテナンス作業時等における作業性の飛躍的な向上を図ることができる。また、第1の接続手段及び第2の接続手段のうち一方の接続を解除した状態で検査等を行おうとした場合、中継手段が本体内の扉開口部近傍に設けられているため、接続の解除、検査及び接続といった作業を容易に行うことができる。その結果、検査時等における作業性の飛躍的な向上を図ることができる。さらに、接続状態を一目で視認できるため、目視により接続状況の検査を容易に行うこともできる。
【0014】
手段5.前記第1の接続手段は、さらに、別の中継手段と、前記駆動源及び別の中継手段を接続する駆動源側接続手段と、前記別の中継手段及び前記中継手段を接続する中継接続手段とにより構成されていることを特徴とする手段4に記載の遊技機。
【0015】
手段5によれば、第1の接続手段は、さらに、別の中継手段と、駆動源及び別の中継手段を接続する駆動源側接続手段と、別の中継手段及び前記中継手段を接続する中継接続手段とにより構成されている。このため、別の中継手段を設けない場合に比べて、第1の接続手段の取り回しを容易に行うことができ、第1の接続手段によって回転体の回転に支障が生じてしまうといった不具合を抑制しやすい。
【0016】
手段6.前記駆動源は、前記回転体の回転中心から離間した位置に設けられていることを特徴とする手段4又は5に記載の遊技機。
【0017】
手段6によれば、回転体の中心部又はその近傍にまで及ぶ部位において回転体内部の空間領域が確保され、そこに別装置(例えば別の電気機器)を収容したりすることが可能となる。このため、遊技性を付与するための別装置を回転体内部に設ける上で、駆動源の存在によってその配設に支障が生じることが起こりにくい。従って、従来ではなしえなかった別装置の理想的な設置が可能となり、今までにはない興趣をもたらすことも可能となる。また、前記空間領域を他の目的のために使用したりすることも可能となる。なお、「前記駆動源を前記回転体の回転中心から離間した位置に設けた」に代えて、「前記駆動源を前記回転体内の偏心位置に設けた」こととしてもよい。
【0018】
手段7.前記扉開口部は遊技機前面側に開口していることを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の遊技機。
【0019】
手段7によれば、扉開口部が遊技機前面側に開口しているため、作業者は、遊技機前面側から扉を開放した状態で容易にメンテナンス作業、検査等を行うことができる。
【0020】
手段8.前記中継手段には、前記第1の接続手段の接続される第1の集中端子が設けられているとともに、前記第1の接続手段の前記第1の集中端子への接続方向が前記扉開口部から奥行き方向となるよう設定されていることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の遊技機。
【0021】
手段8によれば、中継手段に設けられた第1の集中端子への第1の接続手段の接続方向が扉開口部から奥行き方向とされる。つまり、第1の接続手段を第1の集中端子へ接続しようとした場合、手前側から奥へと操作すればよく、接続を解除しようとした場合、奥から手前側へと操作すればよい。このため、接続及びその解除をより一層容易に行うことができる。
【0022】
手段9.前記第1の接続手段の前記第1の集中端子への接続状態にあっては、前記第1の接続手段のコネクタが前記第1の集中端子からはみ出さないように構成したことを特徴とする手段8に記載の遊技機。
【0023】
手段9によれば、第1の接続手段の第1の集中端子への接続状態にあっては、第1の接続手段のコネクタが前記第1の集中端子からはみ出さない。このため、コネクタがはみ出すことによる不具合、例えば、他の部材の設置スペースが阻害されてしまったり、コネクタが脱落してしまったりする等の事態を抑制することができる。
【0024】
手段10.前記第1の集中端子のみが前記扉開口部から視認可能に露出していることを特徴とする手段8又は9に記載の遊技機。
【0025】
手段10のように、第1の集中端子のみが前記扉開口部から視認可能に露出している場合には、作業者は、第1の集中端子、或いはそれに接続されている第1の接続手段に着目しやすく、検査等の作業箇所が当該端子に関するものである場合には、作業箇所を誤ったりしにくい。
【0026】
手段11.前記中継手段には、前記第2の接続手段の接続される第2の集中端子が設けられているとともに、前記第2の接続手段の前記第2の集中端子への接続方向が前記扉開口部から奥行き方向となるよう設定されていることを特徴とする手段1乃至9のいずれかに記載の遊技機。
【0027】
手段11によれば、中継手段に設けられた第2の集中端子への第2の接続手段の接続方向が扉開口部から奥行き方向とされる。つまり、第2の接続手段を第2の集中端子へ接続しようとした場合、手前側から奥へと操作すればよく、接続を解除しようとした場合、奥から手前側へと操作すればよい。このため、接続及びその解除をより一層容易に行うことができる。
【0028】
手段12.前記第2の接続手段の前記第2の集中端子への接続状態にあっては、前記第2の接続手段のコネクタが前記第2の集中端子からはみ出さないように構成したことを特徴とする手段11に記載の遊技機。
【0029】
手段12によれば、第2の接続手段の第2の集中端子への接続状態にあっては、第2の接続手段のコネクタが前記第2の集中端子からはみ出さない。このため、コネクタがはみ出すことによる不具合、例えば、他の部材の設置スペースが阻害されてしまったり、コネクタが脱落してしまったりする等の事態を抑制することができる。
【0030】
手段13.前記第2の集中端子のみが前記扉開口部から視認可能に露出していることを特徴とする手段12に記載の遊技機。
【0031】
手段13のように、第2の集中端子のみが前記扉開口部から視認可能に露出している場合には、作業者は、第2の集中端子、或いはそれに接続されている第2の接続手段に着目しやすく、検査等の作業箇所が当該端子に関するものである場合には、作業箇所を誤ったりしにくい。
【0032】
手段14.前記回転体を回転可能に支持する支軸を具備する支持フレームを備え、前記中継手段は前記支持フレームに固定されていることを特徴とする手段1乃至13のいずれかに記載の遊技機。
【0033】
手段14によれば、回転体は支持フレームの支軸に支持された状態で回転させられる。そして、中継手段が前記支持フレームに固定されているため、中継手段を別途の位置に設ける必要がない。また、支持フレーム、回転体及び中継手段のユニット化が図られる。かかる点で、取扱性の向上が図られる。なお、「前記別の中継手段が前記支持フレームに固定されている」こととしてもよい。
【0034】
手段15.支持フレームは前記回転体を囲むように略方形状をなし、前記中継手段は前記支持フレームの下面側に固定されていることを特徴とする手段14に記載の遊技機。
【0035】
手段15によれば、支持フレームが回転体を囲むように略方形状をなし、中継手段が支持フレームの下面側に固定されているため、中継手段が外部から視認されにくい。その結果、各種不正を行いにくくすることができる。
【0036】
手段16.前記回転体は複数並列状態で設けられており、前記各回転体に対応する支持フレームを包括的に支持する包括フレームを設けたことを特徴とする手段14又は15に記載の遊技機。
【0037】
手段16によれば、各回転体に対応する支持フレームが、包括フレームによって包括的に支持される。ここで、包括フレームによって支持された支持フレーム或いは回転体を着脱しようとした場合、電気的接続手段の接続を解除する必要があるが、中継手段が本体内の扉開口部近傍に設けられているため、前記解除を比較的容易に行うことができる。そのため、本手段のように支持フレームが包括フレームにて支持される構成にあって、メンテナンス性の向上を図ることができる。
【0038】
手段17.前記各支持フレームは、前記包括フレームに対し前面側で支持固定されていることを特徴とする手段16に記載の遊技機。
【0039】
手段17によれば、各支持フレームが包括フレームに対し前面側で支持固定されているため、上記のような着脱を行おうとした場合、着脱作業を容易に行うことができる。その結果、メンテナンス性のさらなる向上を図ることができる。
【0040】
手段18.前記回転体は複数並列状態で設けられており、前記各回転体を包括的に支持する包括フレームを設けたことを特徴とする手段1乃至13のいずれかに記載の遊技機。
【0041】
手段18によれば、各回転体が、包括フレームによって包括的に支持される。ここで、包括フレームによって支持された回転体を着脱しようとした場合、電気的接続手段の接続を解除する必要があるが、中継手段が本体内の扉開口部近傍に設けられているため、前記解除を比較的容易に行うことができる。そのため、本手段のように回転体が包括フレームにて支持される構成にあってメンテナンス性の向上を図ることができる。
【0042】
手段19.前記制御手段は、各回転体に共通するものであり、前記第2の接続手段は、前記包括フレームに固定された共通中継手段と、該共通中継手段及び前記制御手段を接続する制御接続手段と、前記共通中継手段及び前記各回転体の中継手段を接続する第2中継接続手段とを備えていることを特徴とする手段16乃至18のいずれかに記載の遊技機。
【0043】
手段19のように、包括フレームに共通中継手段が設けられている場合、第2中継接続手段の各中継手段との接続、解除を容易に行うことができる。
【0044】
手段20.前記共通中継手段を、前記本体内の扉開口部近傍に設けたことを特徴とする手段19に記載の遊技機。
【0045】
手段20によれば、共通中継手段についても本体内の扉開口部近傍に設けられているため、共通中継手段に対する電気的接続、及び、解除を容易に行うことができる。その結果、さらなるメンテナンス性の向上、検査作業性の向上を図ることができる。
【0046】
手段21.前記回転体は複数種の識別情報を予め定めた配列で循環表示するものであることを特徴とする手段1乃至20のいずれかに記載の遊技機。
【0047】
識別情報の配列順序が例えば閉ループを構成して循環表示するものであれば、遊技者が積極的に所定の識別情報を狙って操作することができる。また、遊技者の技術介入を促進する上ではその可変表示速度が一定であることが一層好ましい。なお、循環表示される複数種の識別情報として一巡する間に同一種の識別情報が含まれていてもよいことはいうまでもない。また、「前記回転体は、並列状態で複数配設されていること」としてもよい。
【0048】
手段22.前記識別情報は図柄であることを特徴とする手段1乃至21のいずれかに記載の遊技機。
【0049】
手段22のように、識別情報としては、数字、絵、文字、記号等による図柄とするのが、遊技者の判断の容易性の点で好ましい。また、種類の異なる図柄については、その大きさや色に変化を与えることが、変動中の図柄種別の判別を容易ならしめる上で好ましい。
【0050】
手段23.前記回転体の両側が、支持されるよう構成したことを特徴とする手段1乃至22のいずれかに記載の遊技機。
【0051】
手段23のように、回転体の両側が支持されるよう構成した場合、回転体の支持状態を安定したものとすることができる。一方で、電気的接続手段についても、上記各作用効果が奏されることで、支障が生じることがない。つまり、回転体を安定して回転させることができるとともに、電気的接続に関する不具合をも抑制できる。
【0052】
手段24.手段1乃至23のいずれかにおいて、遊技機はパチンコ遊技機であること。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては、操作ハンドルを備えていてそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作動口に入賞することを必要条件として可変表示装置の主表示部において変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止表示されること等が挙げられる。また、特別遊技状態発生時には遊技領域内の所定の位置に配置された可変入賞装置が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへの書き込み等も含む)が付与されることが挙げられる。この場合において、前記回転体により前記可変表示装置の主表示部が構成される。
【0053】
手段25.手段1乃至23のいずれかにおいて、遊技機は回胴式遊技機であること。ここで、回胴式遊技機の構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的には回転体としてのリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備えた回胴式遊技機」となる。なお、回胴式遊技機にあっては、前記リール等を具備する可変表示手段を可変表示装置として捉えてもよいし、前記リールとは別途設けられ、前記識別情報に対応する(疑似的な対応であってもよい)識別情報を表示可能な表示装置(例えば液晶表示装置)をここにいう可変表示装置として捉えてもよい。なお、この場合、可変表示装置は、遊技機本体を画定する本体ボックスに設置される。
【0054】
手段26.手段1乃至23のいずれかにおいて、遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的には回転体としてのリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として遊技球を使用するとともに、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成されてなる遊技機」となる。なお、かかる遊技機にあっては、前記リール等を具備する可変表示手段を可変表示装置として捉えてもよいし、前記リールとは別途設けられ、前記識別情報に対応する(疑似的な対応であってもよい)識別情報を表示可能な表示装置(例えば液晶表示装置)をここにいう可変表示装置として捉えてもよい。
【0055】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下に、遊技機を回胴式遊技機、具体的にはスロットマシンに適用した場合の第1の実施の形態につき図面に基づいて説明する。
【0056】
図1に示すように、スロットマシンの本体を構成する筐体11には、前面扉12がその左辺部を回動軸として回動可能に取り付けられている。本実施の形態では筐体11の前面側が開口部(扉開口部)となっており、該開口部が前面扉12で塞がれるようになっている。筐体11の内部には、3つの回胴ユニット13が横並びに配設されている。各回胴ユニット13は、回転体としてのリール40を1つずつ備え、各リール40の外周部には複数の図柄(識別情報)が描かれている。3体のリール40が停止した状態では、その正面側に位置する合計9つの図柄(左右方向3つ×上下方向3つ)が前面扉12に設けられた視認部としての表示窓14を介して遊技者に視認されるようになっている。尚、3つの回胴ユニット13は図柄の種類配置状態等を除いて全て同じ構造となっている。
【0057】
図2及び図3は、回動ユニット13を構成する主要な部品を示した分解斜視図である。図4は組み立てられた回胴ユニット13の正面図であり、図5は回胴ユニットの中央付近を正面側から見た断面図である。図2〜図5に示すように、各回胴ユニット13の支持フレーム(又は枠体)は、第1の側板21と第2の側板22とを備えている。第2の側板22は正面略コ字状をなし、底板部と天板部とを備えている。この第2の側板22の開放側(左側)を第1の側板21で塞ぐようにして両側板21,22が連結されることで、正面方形状の支持フレームが構成されている。
【0058】
図2,3及び5に示すように、各側板21,22の高さ方向中心の窪みには取付孔が形成され、各取付孔には取付フランジ23,24が一対のビスで固定されている。左右の取付フランジ23,24間には、支軸としてのリール軸25が保持されている。このリール軸25は略円柱状の金属棒材からなるが、その棒材には、左端から中心部にまで延びる縦溝26と右端付近に延びる縦溝27とが形成されている。縦溝26,27の各々はリール軸25を直径方向に横切って外周面側に開口すると共に、リール軸25の左右両端部の各端面にも開口している。本実施の形態では、これら縦溝26,27により、中空部が構成されている。図5に示唆するように、各取付フランジ23,24においてリール軸25の端部を受承する円筒部の内側には、上下一対の係合突条23a,24aが設けられている。上下一対の係合突条23a,24aがリール軸端部の縦溝26,27内に嵌入することにより、左右の取付フランジ23,24間においてリール軸25が回動不能に保持されている。
【0059】
左右の側板21,22間に固定されたリール軸25上には、取付クランプ28が固着されている。図3に示すように、取付クランプ28は、リール軸25の周囲を取り巻く略円筒状の挟着部28aを有している。ビスの締結力を利用し当該挟着部28aでリール軸25を締め付けることにより、取付クランプ28がリール軸25上に固定される。図3及び図4に示すように、取付クランプ28の上端部28bには、電気機器、駆動源としてのステッピングモータ29が取り付けられている。また、取付クランプ28の一側(図4の手前側)には、側腕部28cが突設されている。この側腕部28cには、電気機器、演出装置、発光装置を構成するバックライト用光源38(図6参照)が取付けられる。この光源38により、リール40の外周円筒面の一部が内側から照射されるようになっている。
【0060】
図4及び図5に示すように、リール軸25上には、リール40が左右一対の環状ベアリング31,32により回動可能に支持されている。リール40は、左右一対のリール枠41,42を有している。左リール枠41は、その中心に保持された左側ベアリング31を介してリール軸25上に独立して回動可能に支持されている。同様に右リール枠42は、その中心に保持された右側ベアリング32を介してリール軸25上に独立して回動可能に支持されている。
【0061】
左側ベアリング31及び左リール枠41と取付クランプ28との間において、リール軸25には略円筒状の左スリーブ33が外嵌されている。この左スリーブ33の左端と左側取付フランジ23の内側(右側)との間に左側ベアリング31及び左リール枠41を挟み込むことにより、これら31,41をリール軸25上の所定位置に位置決めしている。同様に、右側ベアリング32及び右リール枠42と取付クランプ28との間において、リール軸25には略円筒状の右スリーブ34が外嵌されている。この右スリーブ34の右端と右側取付フランジ24の内側(左側)との間に右側ベアリング32及び右リール枠42を挟み込むことにより、これら32,42をリール軸25上の所定位置に位置決めしている。尚、少なくとも左スリーブ33は、リール軸25に対し回動不能に装着されている。
【0062】
図5に示すように、左スリーブ33の一部には、リール軸25の左縦溝26と対応する位置において切欠き部35が形成されている。この切欠き部35は、リール軸25に外嵌された左スリーブ33の内側(即ち左縦溝内部)とその外(即ちリール40の内部領域)とを連通させるためのものである。他方、リール軸25の左側端面に開口した左縦溝26は、左側取付フランジ23の中央孔を介して、第1の側板21の外側に通じている。すなわち、左スリーブ33(切欠き部35を含む)及びリール軸25の左縦溝26は、左右リール枠41,42間に挟まれた内部領域と回胴ユニット13(リール40)の外部とを連通させる「連通路」を構成する。
【0063】
そして図5に示唆するように、その連通路内には、電気的接続手段、第1の接続手段を構成する駆動源側ケーブルコネクタ36が設けられている。この駆動源側ケーブルコネクタ36は、例えば、取付クランプ28上方に位置するステッピングモータ29や、バックライト用光源38と、外部の電源及び制御手段を構成する駆動制御回路(主基板:図示略)とを電気的に接続するための給電線(又は給電制御線の束)の一部を構成する。より詳しくは、ステッピングモータ29(や、バックライト用光源38)からは、それぞれ複数本の駆動源側ケーブルコネクタ36が延びており、該ケーブルコネクタ36が集約状態で、前記連通路内に設けられている。かかるケーブルコネクタ36は、左縦溝26を通って、左側取付フランジ23の中央孔から第1の側板21の外側に略集約状態で導出されている。つまり上記連通路は、リール軸25上で回転するリール40との干渉を避けながら、ステッピングモータ29やバックライト用光源38といった電気機器から延びるケーブルコネクタ36を回胴ユニット13の外へ導くための通路として機能する。
【0064】
次に、リール40の組立構造について説明する。
【0065】
図4及び図5に示すように、リール軸25上に回動可能に設けられた短円筒状(又はドラム状)のリール40は、左右一対のリール枠41,42と、両リール枠間に架設された帯状フィルム54とを備えている。各リール枠41,42は、成形用金型装置で合成樹脂を一体成形したものであり、左リール枠41と右リール枠42とは同じ金型から得た同形状の枠体である。
【0066】
図2,3及び7に示すように、各リール枠41,42は、その中心位置を示すハブ部43と、該リール枠の外周部を構成するリング部44と、ハブ部43とリング部44との間において両部を連結するべく十字状に設けられた4本のアーム45とから構成されている。半径方向に延びた各アーム45の途中には折曲げ段差45aが付与されており、この段差45aのために、ハブ部43はリール軸方向の内側寄りに、リング部44は同方向の外側寄りに相対配置される。図5及び図7に示すように、ハブ部43の外側面上には、4つの保持爪46が該ハブ部43中心の貫通孔47を取り囲むように突設されている。これら4つの保持爪46によって前記ベアリング31又は32がリール枠41,42に保持されている。また、ハブ部43の内側面と連続する各アーム45の内側面上には、ビス孔(雌ネジ部)を備えた突起部48が設けられている。
【0067】
図7及び図8に示すように、円形リング部44の外周面44a上には、その外縁寄り位置において環状突条49が形成されている。この環状突条49はリング部44の全周にわたって延びており、リール枠41,42の外周部の一部を構成する。各環状突条49の内側面49a(相手方リール枠と対向する面)には、リング部44と同心円状の仮想ラインに沿って延びる複数の円弧状溝51(本例では8条)が形成されている。図8(B)に示すように各円弧状溝51は、相対向する外側寄り内壁面51aと内側寄り内壁面51bとによって区画されており、その内側寄り内壁面51bはリング部外周面44aと面一となっている。
【0068】
更に、これら円弧状溝51の配列群領域には、隣り合う円弧状溝の溝端間においてそれぞれ、肉部52(係合凸部)が確保されている。これらの肉部52は計8箇所に存在し、ハブ部中心の貫通孔47を中心として等角度間隔(即ち45゜間隔)で配置されている。つまり、8条の円弧状溝51は、いずれも円弧長が等しい。尚、円弧状溝51の幅h(即ち前記両内壁面51a,51b間の距離)は、帯状フィルム54を二重に重ねた状態でも挿入可能な幅(例えば1.0mm)に設定されている。
【0069】
他方、図9(A)は平面展開した帯状フィルム54を示す。この帯状フィルム54は、例えば長さ74cm×幅8cm×厚さ0.3mmという長尺な帯状をなす。本実施の形態において、帯状フィルム54は、所定の光透過性を有し、例えば、ポリエチレン、ピリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂材料により構成されている。本実施の形態では、前記光源38から照射される光が帯状フィルム54から透けて視認することができるようになっており、これにより、種々の演出が実行されるようになっている。
【0070】
帯状フィルム54の後端部(図9(A)では下端部)には、重ね代55(長さ約3cm)が確保されている。この重ね代55を帯状フィルム54の前端部(図9(A)では上端部)に重ね合わせると共に、両者の接触面間に、例えば両面テープや接着剤を施して連結することにより、リール40の外周円筒面となる短円筒形状又はドラム形状を構築することができる。
【0071】
帯状フィルム54の表面又は裏面には、上記重ね代55を除いた前面に略等間隔毎に付された計21個の図柄Mと、これら図柄Mの周囲を埋める背景56とが印刷されている、21個の図柄Mは、帯状フィルム54で短円筒を構成したときにその円筒面上に等間隔にて一列に並ぶように配列されている。帯状フィルム54に印刷された背景56は、外からリール40内を透かし見ることを防止しつつ各図柄Mを目立たせるような配色及び地模様で構成されている。尚、「図柄」とは、いわゆるキャラクタデザインを指し、例えば、動植物、数字、文字、図形、記号その他のものを図案化した識別マーク、又は視覚的識別情報を指す。
【0072】
帯状フィルム54の長手方向における左右両側部には、複数個の係合凹部57(本例では片側8個)が形成されている。これらの係合凹部57は前記複数の肉部52と対応するように設けられており、フィルムの各側部において前後に隣り合う係合凹部57間の間隔は、円弧状溝群に沿って隣り合う肉部52間の間隔に一致している。即ち帯状フィルム54で短円筒を構成したときに、フィルム各側部の8個の係合凹部57は等間隔又は等角度間隔となるように設けられている。
【0073】
図9(B)及び(C)に示すように、リール40の組立時には、帯状フィルム54の一方の側部をそれに対応するリール枠の円弧状溝51に進入させ、リール枠側の肉部52にフィルム側の係合凹部57を係合させる。こうして、枠側係合部としての8個の肉部52と、帯側係合部としての8個の係合凹部57との相互係合に基づき、左右のリール枠41,42に対して帯状フィルム54を位置決めすると共に、両リール枠41,42及び帯状フィルム54を一体回転可能に連結している。
【0074】
また、左右リール枠41,42のそれぞれの円弧状溝51内に帯状フィルム54の各側部を受容することにより、帯状フィルム54が各リールの円弧状溝群に沿って湾曲されると共に、帯状フィルム54の前後両端部が重ね代55で重なり合って短円筒形状(その軸直交断面は円形)ができあがる。そして、フィルムの前後両端部を前述のように重ね代55で接着することにより、帯状フィルム54が湾曲状態に固定化されてリール40の外周円筒面が完成すると共に、両リール41,42と帯状フィルム54との一体化が完了する。
【0075】
次に、リール40の駆動機構について説明する。
【0076】
図4及び図6に示すように、左リール枠41の4つの突起部48には、被動プーリ60が4個のビス(図示略)で当該リール枠41と一体回転可能に装着されている。この被動プーリ60は、被動プーリ本体61と、そのプーリ本体61を挟むように設けられた左右のリングプレート62,63とを一体化したものである。左のリングプレート62は主に、被装着物(左リール枠41)に対する取付用フランジとして機能する。右のリングプレート63は主に、プーリ本体61の保護カバーとして機能する。プーリ本体61は、所定の厚みを持った円盤形状をなし、その外周部には複数の歯61a(即ち被動プーリの凹凸部)が形成されている。
【0077】
他方、取付クランプ28の上端部に設けられたステッピングモータ29は、給電制御によって段階的に回動する出力軸29aを有している。ステッピングモータ29は、その内部磁気構造を構成するロータが24ステップで1回転する設計仕様となっているが、当該モータ29内には前記ロータと出力軸29aとの間に1/2ギヤ減速機構が組み込まれており、最終的には48ステップで出力軸29aが1回転する48パルスタイプのステッピングモータとなっている。このステッピングモータ29は横置きされ、その出力軸29aはリール軸25(即ち被動プーリの中心軸線)と平行になっている。そして、出力軸29aの先端には、駆動プーリ64が固着されている。駆動プーリ64の外周部には、被動プーリ本体61外周部の歯61aと符号する複数の歯64a(即ち駆動プーリの凹凸部)が形成されている。尚、駆動プーリ64の有効半径R1は、被動プーリ本体61の有効半径R2よりも小さく設定されている。
【0078】
更に図4に示すように、駆動プーリ64と被動プーリ本体61とは、上下に並ぶように互いの水平方向位置が整合され、両プーリ61,64間には動力伝達用ベルト65が架け渡されている。このベルト65は例えばゴムや軟質プラスチックからなる。このベルト65の内側には、駆動及び被動の各プーリに形成された複数の歯と符号する複数の歯65a(即ちベルトの凹凸部)が形成されている。各プーリの歯61a,64aとベルトの歯65aとの噛合関係により、駆動プーリ64の回転動力がベルト65を介して滑り無く確実に被動プーリ60に伝達され、それに同期してリール40が回転する。本実施の形態では、これら駆動プーリ64、ベルト65及び被動プーリ60によって回転伝達機構が構成されている。
【0079】
さて、リール40の駆動源たるステッピングモータ29に対する給電制御は、回胴ユニット13の外に設けられた上述した駆動制御回路(図示略)によって行われる。この駆動制御回路は、リール40の回転状況に関する情報(例えば単位時間当り回転数)を参照してモータ29のステッピング動作をフィードバック制御する。このため、各回胴ユニット13には、リール40の回転状況検知手段が設けられている。すなわち、図2、4及び6に示すように、第1の側板21の内側には、別の中継手段を構成するインタラプタ基板67が設けられ、このインタラプタ基板67上には、発光素子と受光素子とが対となって検知ゲートを構成するフォトセンサ68が装着されている。他方、左リール枠41の4本のアーム45のうちの1本の外側面上には、原点検知板69が突設されている。この原点検知板69は、リール回転時における該検知板69の軌跡が前記フォトセンサ68の検知ゲート間を通過するように位置決めされている。従って、原点検知板69がフォトセンサ68の検知ゲート間を通過する毎にリール40の1回転を検知することができる。
【0080】
なお、前記リール軸25の左縦溝26を通って、左側取付フランジ23の中央孔から第1の側板21の外側に略集約状態で導出されている駆動源側ケーブルコネクタ36は、前記インタラプタ基板67に接続されている(つまり、インタラプタ基板67は、別の中継手段として機能する)。そして、インタラプタ基板67からは、基板67上のプリント配線を介して前記駆動源側ケーブルコネクタ36に接続された中継ケーブルコネクタ(図示略)が延びており、該中継ケーブルコネクタの先端のコネクタは、第2の側板22の下方へと案内されている。本実施の形態では、前記駆動源側ケーブルコネクタ36、インタラプタ基板67及び中継ケーブルコネクタによって第1の接続手段が構成されている。
【0081】
第2の側板22の下面には、図3及び図11に示すように、中継手段を構成する中継基板CKが固定されている。該中継基板CKの下面には、筐体11の裏側(リール40の裏側)に向かって開口する第1の集中端子T1と、筐体11の表側に向かって開口する第2の集中端子T2とが設けられている。そして、前記中継ケーブルコネクタの先端のコネクタが前記第1の集中端子T1に接続されている。
【0082】
また、前記第2の集中端子T2には、電気的接続手段、第2の接続手段を構成するケーブルコネクタCCの一端側のコネクタCNが接続されている。ケーブルコネクタCCの他端側のコネクタ(図示略)は、リール40よりも奥側に設けられ、電源の供給される制御手段としての駆動制御回路(制御基板)へ接続されている。このように、本実施の形態では、ステッピングモータ29及び駆動制御回路間が、駆動源側ケーブルコネクタ36、インタラプタ基板67及び中継ケーブルコネクタ(これらによって第1の接続手段が構成される)と、中継基板CKと、ケーブルコネクタCC(第2の接続手段)とによって電気的に接続されている(電気的接続手段)。
【0083】
さて、本実施の形態では、中継基板CK(特に、第2の集中端子T2)が、筐体11の開口部近傍に位置しており、しかも第2の集中端子T2が表側に向かって開口している(図11参照)。より詳しくは、前面扉12を開放した状態においては、端子としては第2の集中端子T2のみが一見して視認可能となっているとともに、該第2の集中端子T2(及びケーブルコネクタCCのコネクタCN)は、筐体11の開口部近傍に位置している。そして、ケーブルコネクタCCのコネクタCNの接続に際しての差込方向が、開口部から奥行き方向となるよう、抜取方向が奥から開口部方向(手前方向)となるよう設定されている。
【0084】
なお、本実施の形態のリール駆動機構では、駆動プーリ64の有効半径R1と被動プーリ本体61の有効半径R2との比(プーリ比:x=R2/R1)を最適設定することにより、リール40の1図柄の配置切替えに必要な回転角度θの均等化(即ち21個の図柄のいずれについても1図柄分の配置切替えのために360/21度だけ回転させること)と、リール40を前記回転角度θだけ回転させるのに必要となるモータ出力軸29aの駆動ステップ数の整数値化とを両立させている。なお、プーリ比xは、モータ出力軸29aの回転角度(又は回転数)に対するリール40の回転角度(又は回転数)の比率でもある。以下に、プーリ比xの具体的な決定方法について説明する。
【0085】
本実施の形態で使用するステッピングモータ29は、48ステップで出力軸29aが1回転するタイプ、つまり、1ステップ動作で出力軸29aが7.5度回動するタイプである。リール40を1図柄分の配置切替えに必要な回転角度θ(=360/21)だけ回転させるのに必要となるモータ出力軸29aの駆動ステップ数をnとすると、1:x=θ:(7.5×n)という等式が成り立つ。これにθ=360/21を代入して整理すると、次の条件式が得られる。
【0086】
条件式: x/n=(7.5×21)/360=7/16
1図柄あたりの必要駆動ステップ数nについては整数値であることが必須であるが、プーリ比xについては整数値である必要はなく半径R1,R2の設定次第で如何様にも定めうる。故に、所望の正数nに対して上記条件式:x/n=7/16を満足するようなプーリ比xを設定すればよい。このような条件に合致するプーリ比xと整数nとの組合せ(x、n)としては、(x=3.5,n=8)、(x=21/4=5.25,n=12)、(x=7,n=16)、(x=10.5,n=24)、(x=14,n=32)等々いくらでも挙げられる。但し、本実施の形態では、プーリ比xが過度に大きくなることを回避しつつステッピングモータ29の小型軽量化を図るために、プーリ比x=7、1図柄当たりの必要駆動ステップ数n=16の組合せを選択している。
【0087】
なお、ステッピングモータ29が、p回のステップ動作で出力軸29aが1回転するpパルスタイプ(即ち1ステップで出力軸29aが360/p度回動するタイプ)であり、リール40の外周円筒面に等間隔で描かれた図柄の数がQである場合には、上記条件式は次式のように一般化できる。回胴ユニット13を設計する際には、p及びQの前提条件に応じて、下記一般式を充足するようにn及びxを適宜選択すればよい。
【0088】
条件式(一般式): x/n=Q/p (n,p,Qは整数)
次に、本実施の形態において奏される作用効果について説明する。
【0089】
リール40、ステッピングモータ29、電気的接続手段等に関し、メンテナンス(修理、交換等を含む)が行われることがある。この場合において、中継基板CK、ひいては第2の集中端子T2が筐体11内の扉開口部近傍に設けられているため、コネクタCNの抜取(接続の解除)、差込(接続)といった作業を容易に行うことができる。その結果、メンテナンス作業時等における作業性の飛躍的な向上を図ることができる。
【0090】
また、電気的接続状況等に関する検査が行われることがある。かかる検査に際して、ケーブルコネクタCCのコネクタCNを中継基板CKの第2の集中端子T2から抜き取った上で、第2の集中端子T2に対しテスタ(図示略)等で電気的導通状況等の検査等を行うことができる。この場合、上記同様、中継基板CK、ひいては第2の集中端子T2が筐体11内の扉開口部近傍に設けられているため、コネクタCNの抜取(接続の解除)、検査、及び、差込(接続)といった作業を容易に行うことができる。その結果、検査時等における作業性の飛躍的な向上を図ることができる。また、接続状態を一目で視認できるため、目視により接続状況の検査を容易に行うこともできる。
【0091】
特に、本実施の形態では、扉開口部がスロットマシン前面側に開口しているため、作業者は、その前面側から前面扉12を開放した状態で容易に検査等を行うことができる。さらに、中継基板CKに設けられた第2の集中端子T2へのケーブルコネクタCCの接続方向が扉開口部から奥行き方向とされる。つまり、コネクタCNを第2の集中端子T2へ差込もうとした場合、手前側から奥へと差込操作すればよく、コネクタCNを抜取ろうとした場合、奥から手前側へと抜取操作すればよい。このため、差込及び抜取といった操作をより一層容易に行うことができ、さらなる作業性の向上を図ることができる。
【0092】
また、第1の接続手段を、インタラプタ基板67と、駆動源側ケーブルコネクタ36と、中継ケーブルコネクタによって構成することとしている。このため、上記インタラプタ基板67を設けない場合に比べて、各ケーブルコネクタの取り回しを容易に行うことができ(適切な位置に配設することができ)、各ケーブルコネクタによってリール40の回転が阻害されてしまうといった不具合を抑制することができる。
【0093】
また、本実施の形態では、中継ケーブルコネクタのコネクタの第1の集中端子T1への接続状況にあっては、該コネクタが第1の集中端子T1からはみ出さず、ケーブルコネクタCCの第2の集中端子T2への接続状態にあっては、コネクタCNが第2の集中端子T2からはみ出さない。従って、コネクタCN等がはみ出すことによる不具合、例えば、他の部材の設置スペースが阻害されてしまったり、コネクタCN等が脱落してしまったりする等の事態を抑制することができる。
【0094】
さらに、本実施の形態では、端子(コネクタ)に関し、第2の集中端子T2(ケーブルコネクタCCのコネクタCN)のみが扉開口部から視認可能に露出している。このため、作業者は、第2の集中端子T2(コネクタCN)に着目しやすく、本実施の形態のように検査等の作業箇所が当該端子T2等に関するものである場合には、作業箇所を誤ったりしにくい。
【0095】
併せて、ステッピングモータ29をリール40の回転中心とは別の位置(偏心位置)に設けることとし、リール40内部に、バックライト用光源38の収容を許容するための空間領域を確保することとしている。このため、遊技に面白味を付与するためのバックライト用光源38を設ける上で、ステッピングモータ29の存在によってその配設に支障が生じることが起こりにくい。従って、従来ではなしえなかった光源38の理想的な設置が可能となり、今までにはない興趣をもたらすこともできる。また、設置態様によっては、今まででは配設することが困難であった大型の光源38等を配設することも可能となり、かかる場合には今までにはないスロットマシンを提供することも可能となる。特に、リール40の回転中心と、リール40の外周面のうち、表示窓14から視認される区間とを結ぶ領域に空間領域を形成することとし、該空間領域に光源38を設けることとしている。このため、演出用のバックライト用光源38を設けるに際し、スペース上の制限が受けにくくなるのみならず、一方で、多様な面白味を導出することが可能となる。
【0096】
なお、上記の例では、第2の側板22の下面に中継基板CKを固定し、そこに第1及び第2の集中端子T1,T2を設けることとしている。つまり、中継基板CKをリール40の下方に設けることとしている。これに対し、図12に示すように、リール40の上方に、より詳しくは第2の側板22の上面に中継基板CKを固定することとしてもよい。この場合においても、第2の集中端子T2を筐体11の表側に向かって開口せしめる構成とするのが望ましい。
【0097】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。但し、本実施の形態においては、上述した第1の実施の形態との相違点を中心に説明することとし、第1の実施の形態と重複する構成等についてはその説明を省略することとする。
【0098】
図13に示すように、本実施の形態においては、上記第1の実施の形態の後段の例で述べたように、第2の側板22の上面に中継基板CKが固定されている。但し、本実施の形態では、第1の側板21及び第2の側板22によって構成される支持フレームが、包括フレームとしての共通フレーム71に支持固定されているという点に特徴を有している。
【0099】
すなわち、本実施の形態における共通フレーム71は、略矩形筒状をなし、そこに3つのリールユニット、つまり、3つの支持フレーム(リール40)が収容されるようにして支持固定されている。より詳しく説明すると、共通フレーム71の上板部前面側には、下方に延びるブラケット72が一体形成されているとともに、共通フレーム71の下板部前面側には、上方に延びるブラケット73が一体形成されている。そして、これらブラケット72,73に対し、支持フレームのブラケット74,75が位置合わせされた状態で、ねじ76,77で固定されている。なお、同図では、1つのリールユニットについて図示しているが、他ののリールユニットについても同様に支持固定されている。
【0100】
さらに、共通フレーム71の上板部には、共通中継手段を構成する1つの共通中継基板80が固定されている。この共通中継基板80も、前記中継基板CKと同様、扉開口部近傍に設けられている。また、共通中継基板80は、複数の(3つの)集中端子よりなる第1集中端子群81と、図示しない第2集中端子群とを備えている。第1集中端子群81は前面側に開口しており、第2集中端子群は後面側に開口している。そして、前記中継基板CKの第2集中端子T2に接続されたケーブルコネクタ(CC)の他方のコネクタ(コネクタCNとは反対側のコネクタ)が、前記第1集中端子群81の各端子に接続されている。この場合、前記ケーブルコネクタ(CC)が第2中継接続手段に相当する。また、第2集中端子群と制御基板との間がさらに別のケーブルコネクタにより電気的に接続されている。この場合、別のケーブルコネクタが制御接続手段に相当する。
【0101】
このように、各リール40に対応する支持フレームが、共通フレーム71によって包括的に支持される。ここで、従来であれば、コネクタが後面側や側面側に設けられていたため、リール等に関しメンテナンスを行おうとした場合、共通フレームごと全て取り外して、対象となるリールに関するコネクタを外して、さらに対象となるリールを取り外す必要があった。この点、本実施の形態によれば、共通フレーム71によって支持された支持フレームをリール40とともに着脱しようとした場合、電気的接続手段の接続を解除する必要があるが、中継基板CK及び共通中継基板80が扉開口部近傍に設けられているため、前記解除を比較的容易に行うことができる。
【0102】
しかも、共通フレームごと全てを取り外す必要が無く、対象となるリール40に対応する支持フレームを取り外せばよい。この場合、取外の対象となる支持フレームが共通フレーム71に対し前面側においてねじ76,77で支持固定されているため、上記のような着脱を行おうとした場合、着脱作業を容易に行うことができる。その結果、メンテナンス性のさらなる向上を図ることができる。
【0103】
以下、他の実施形態について説明する。
【0104】
(a)上記実施の形態ではバックライト用光源38による演出の具体例について特に言及していないが、種々の演出を行うことができる。例えば、大当たり条件が成立したような場合に点灯又は点滅を行うこととしてもよいし、図柄に透孔や透視部等を設けた上で、所定上面成立時に点灯又は点滅を行うことで、遊技者にとって所定の図柄を狙いやすくできることとしてもよいし、或いは、停止させるべき3つのリール40の停止順序や停止図柄をナビゲートしたりできることとしてもよい。
【0105】
(b)上記実施の形態では、別の電気機器として、バックライト用光源38を例示しているが、電気機器や、他の演出のための装置を設けることとしてもよい。他の演出のための装置としては、上記した光源38等の発光装置の外にも、図14,15に示すように、ドットマトリックス表示装置K1,K2,K3等を挙げることができる。図に示す例では、各ドットマトリックス表示装置K1,K2,K3は、上中下段に停止される図柄に対応して上中下3つの表示部K1a,K1b,K1c,K2a,K2b,K2c,K3a,K3b,K3cが備えられている。かかる表示装置K1〜K3を設けた場合には、今までにはない表示態様での演出(例えば大型の表示装置を設けた上での表示演出等)を行うことができる。この場合、リール40の帯状フィルム54の所定の図柄に対応するようにして、透孔、スリット、透視部等を設けることとするのが望ましい。これにより、表示部K1a,K1b,K1c,K2a,K2b,K2c,K3a,K3b,K3cに表示される表示対象を視認することができ、今までにはない面白味を堪能できる。もちろん、ドットマトリックス表示装置以外にも、セグメント表示装置、液晶表示装置等の表示装置を設けることとしてもよい。尚、表示装置の表示態様によって、遊技者をアシスト(補助)するようにしてもよい。この場合、「表示装置は、遊技者の遊技を補助するための遊技補助装置」となる。かかる遊技補助装置としては、停止タイミングを教示するもの、図柄を教示するもの等が挙げられる。
【0106】
(c)また、視覚的態様で演出する装置以外にも、聴覚的態様、すなわち、音声で演出する装置(例えばスピーカ)を設けることとしてもよい。もちろん、上述した各装置を複合して設けることとしてもよい。また、ステッピングモータ29以外の他の装置を設けない構成としてもよい。
【0107】
(d)さらに、上述した演出装置に限られるものではなく、各種制御基板を別装置として設けることとしてもよい。このように制御基板を設けた場合には、複雑な制御が絡む比較的大型の制御基板であっても容易に設置することが可能となり、ひいては、制御性、遊技性の向上を図ることができる。尚、制御基板としては、単数であってもよいし、複数からなることとしてもよい。また、複数の制御基板を設ける場合、互いに異なる角度で設けることも可能となる。なお、制御基板の例としては、主たる遊技を司る主基板の外にも、リール制御基板等を挙げることができる。さらには、発光装置、表示装置、音声装置等の演出装置を設ける場合には、発光制御基板、表示制御基板、音声制御基板等を設けることとしてもよい。
【0108】
(e)上記実施の形態では、リール40内にステッピングモータ29を設けることとしているが、リール40の外部に設けることとしてもよい。
【0109】
(f)各リール40に付される図柄としては、絵、数字、文字等に限らず、幾何学的な線や図形等であってもよい。また、光や色等によって図柄を構成することも可能であるし、立体的形状等によっても図柄を構成し得るし、これらを複合したものであっても図柄を構成し得る。即ち、図柄は識別性を有した情報(識別情報)としての機能を有するものであればよい。
【0110】
(g)遊技機として回胴式遊技機、特にスロットマシン1について具体化した例を示したが、リール等からなる表示手段を備えたパチンコ機に具体化してもよい。また、スロットマシンとパチンコ機とを融合した形式の遊技機に適用してもよい。即ち、スロットマシンのうち、メダル投入及びメダル払出機能に代えて、パチンコ機のような球投入及び球払出機能をもたせた遊技機としてもよい。かかる遊技機をスロットマシンに代えて使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊技価値として取り扱うことができるため、パチンコ機とスロットマシンとが混在している現在の遊技ホールにおいてみられる、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱による設備上の負担や遊技機設置個所の制約といった問題を解消し得る。また、リールのサイズに関し小型化を図ることができるため、全体としての小型化、コンパクト化を図ることができる。その結果、上記遊技機を設計する上で都合がよいというメリットもある。
【0111】
(h)上記第1の実施の形態では、ケーブルコネクタCCのコネクタCNを中継基板CKの第2の集中端子T2から抜き取って第2の集中端子T2に対しテスタ等で電気的導通状況等の検査等が行われる場合について例示しているが、第1の集中端子T1と第2の集中端子とT2との配置関係を前後逆にして、中継ケーブルコネクタのコネクタを第1の集中端子T1から抜き取って第1の集中端子T1に対し検査等が行われるようにしてもよい。
【0112】
(i)また、第1及び第2の集中端子T1,T2ともに、扉開口部側に開口するよう配設してもよい。
【0113】
(j)上記第2の実施の形態において、共通フレーム71に対し、支持フレームが着脱可能な構成となっているが、共通フレームに対し、1本の支軸が固定され、そこに3つのリールが回転可能に支持されている場合について具体化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるスロットマシンの筐体内部の概要を示す斜視図である。
【図2】回胴ユニットの主として左側部分の主要部分を示す分解斜視図である。
【図3】回胴ユニットの主として右側部分の主要部分を示す分解斜視図である。
【図4】回胴ユニット(帯状フィルムを外した状態)の正面図である。
【図5】回胴ユニットの正面側から見たリール軸付近の断面図である。
【図6】回胴ユニットの左側面側から見た駆動機構の透視図である。
【図7】リール枠の内側面の一部分を示す図である。
【図8】(A)は図7のA−A線での拡大断面図、(B)は図7のB−B線での拡大断面図である。
【図9】(A)は帯状フィルムの展開図、(B)はリール枠と帯状フィルムとの係合関係を示す後記図(C)のD−D線での断面図、(C)は前記図(B)のC−C線での断面図である。
【図10】中継基板等を示す背面模式図である。
【図11】第1の集中端子を示す正面模式図である。
【図12】別の実施の形態における回胴ユニット(帯状フィルムを外した状態)を示す正面図である。
【図13】第2の実施の形態における回胴ユニット(帯状フィルムを外した状態)を示す正面図である。
【図14】別の実施の形態における表示装置を模式的に示す正面透視図である。
【図15】別の実施の形態におけるリール及び表示装置を模式的に示す側面図である。
【符号の説明】
21,22…支持フレームを構成する第1及び第2の側板、25…支軸を構成するリール軸、26…縦溝、29…電気機器、駆動源としてのステッピングモータ、36…電気的接続手段、第1の接続手段を構成する駆動源側ケーブルコネクタ、38…電気機器、演出装置としてのバックライト用光源、40…回転体としてのリール、67…別の中継基板としてのインタラプタ基板、71…包括フレームとしての共通フレーム、76,77…ねじ、80…共通中継手段としての共通中継基板、81…第1集中端子群、CK…中継基板、T1…第1の集中端子、T2…第2の集中端子、CC…第2の接続手段を構成するケーブルコネクタ、CA…ケーブル、CN…コネクタ、M…識別情報としての図柄、K1,K2,K3…電気機器としてのドットマトリックス表示装置。

Claims (4)

  1. 開閉可能な扉を備えた本体内に設けられ、外周面に識別情報の付された回転体と、
    前記回転体の内部領域に設けられ、該回転体の回転及び停止を導出するべく所定の回転角度毎に回転駆動及び停止可能な駆動源と、
    前記回転体の内部領域に設けられたバックライト用光源とを備え、前記回転体の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、
    前記本体の扉開口部は遊技機前面側に開口しているとともに、前記回転体を回転可能に支持するとともに、前記回転体を囲むように略方形状をなす支持フレームを設け、
    前記駆動源及びバックライト用光源と、該駆動源及びバックライト用光源を制御するための制御手段とを、電気的接続手段を介して電気的に接続可能に構成するとともに、
    該電気的接続手段を、前記回転体外部に固定された第1の中継手段と、前記駆動源及びバックライト用光源並びに前記第1の中継手段を接続する第1の接続手段と、前記第1の中継手段及び前記制御手段を接続する第2の接続手段とにより構成するとともに、前記第1の中継手段を前記支持フレームの上壁部又は下壁部に固定し、
    さらに、前記第1の接続手段を、前記支持フレームの側壁に固定された第2の中継手段と、前記駆動源及び第2の中継手段を接続する駆動源側接続手段と、第2の中継手段及び前記第1の中継手段を接続する中継接続手段とにより構成し、
    前記第1の中継手段には、前記中継接続手段の接続される第1の集中端子が設けられているとともに、前記中継接続手段の前記第1の集中端子への接続方向が前記扉開口部から奥行き方向となるよう設定されており、かつ、前記中継接続手段の前記第1の集中端子への接続状態にあっては、前記中継接続手段のコネクタが前記第1の集中端子からはみ出さないように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 開閉可能な扉を備えた本体内に設けられ、外周面に識別情報の付された回転体と、
    前記回転体の内部領域に設けられ、該回転体の回転及び停止を導出するべく所定の回転角度毎に回転駆動及び停止可能な駆動源と、
    前記回転体の内部領域に設けられたバックライト用光源とを備え、前記回転体の回転に基づく遊技を行う遊技機であって、
    前記本体の扉開口部は遊技機前面側に開口しているとともに、前記回転体を回転可能に支持するとともに、前記回転体を囲むように略方形状をなす支持フレームを設け、
    前記駆動源及びバックライト用光源と、該駆動源及びバックライト用光源を制御するための制御手段とを、電気的接続手段を介して電気的に接続可能に構成するとともに、
    該電気的接続手段を、前記回転体外部に固定された第1の中継手段と、前記駆動源及びバックライト用光源並びに前記第1の中継手段を接続する第1の接続手段と、前記第1の中継手段及び前記制御手段を接続する第2の接続手段とにより構成するとともに、前記第1の中継手段を前記支持フレームの上壁部又は下壁部に固定し、
    さらに、前記第1の接続手段を、前記支持フレームの側壁に固定された第2の中継手段と、前記駆動源及び第2の中継手段を接続する駆動源側接続手段と、第2の中継手段及び前記第1の中継手段を接続する中継接続手段とにより構成し、
    前記第1の中継手段には、前記第2の接続手段の接続される第2の集中端子が設けられているとともに、前記第2の接続手段の前記第2の集中端子への接続方向が前記扉開口部から奥行き方向となるよう設定されており、かつ、前記第2の接続手段の前記第2の集中端子への接続状態にあっては、前記第2の接続手段のコネクタが前記第2の集中端子からはみ出さないように構成したことを特徴とする遊技機。
  3. 前記回転体は複数並列状態で設けられており、前記各回転体に対応する支持フレームを包括的に支持する包括フレームを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記各支持フレームは、前記包括フレームに対し前面側で支持固定されていることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
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