JP4326681B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技球を遊技媒体としたスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスロットマシンとしては、例えば、特開2000−70436号公報に記載のスロットマシンが知られている。即ち、このスロットマシンでは、外枠の開口前面に中枠が開閉及び着脱可能に取付けられ、その中枠に対して複数の図柄を表示可能な回転部材、前枠(ガラス窓ともいう)、球皿、裏側の機構セット盤等の多くの遊技用構成部材が設置されている。
【0003】
このスロットマシンでは、ガラス窓を有する前枠が中枠の前面側にヒンジ等にて開閉可能に装着されており、複数の図柄が表示されたドラム型の回転部材等が中枠の裏面側から装着されている。また、中枠の裏面側には機構セット盤が装着され、ロックレバーで固定されている。一方、前枠のガラス窓には、スロット用意匠が印刷されたシールが貼付されている。前記シールには、回転部材等を視認可能とするための透視窓や遊技の装飾効果を高めるための所定の意匠が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように構成されたスロットマシンにおいて、前記回転部材を交換する場合、中枠の裏面側から機構セット盤を取り外し回転部材を交換するようになっている。このとき、透視窓等のスロット用意匠は、前枠に備えられていたため、交換時において、前枠のスロット用意匠と中枠に設けられた回転部材の図柄との対応位置がずれることが頻繁に起きる。また、前枠の開閉動作を何度も行った際も同様なことが発生するおそれがある。この結果、回転部材の交換の際等に図柄と前枠のスロット用意匠とを整合させるのに非常に手間が掛かるという問題があった。
【0005】
その一方で、このような交換時における回転部材の図柄と前枠のスロット用意匠との位置ズレを防止するために、前記回転部材に代表されるスロット用の各種表示手段をスロット用意匠と共に前枠に設けることが考えられる。しかしながら、そのようにした場合には、前記各種表示手段に付随した様々な部材をも併せて前枠に搭載することになり、前枠を開閉可能に支持するヒンジは重量に耐えきれるものを使用しなくてはならない。このため、従来よりも高価なヒンジを用いなければならないという問題が生じてしまう。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、前記回転部材とスロット用意匠、即ち、表示装置の表示手段と装飾パネルの意匠部との位置ズレを安価に防止できるスロットマシンを提供することにある。また、その他の目的は、工場での組立を簡便に行うことができるスロットマシンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、パチンコ遊技球を遊技媒体としたスロットマシンにおいて、縦長方形の枠口を開口した枠体と、この枠体の裏側に一体成形され、前記枠口側を開口した収納部を備えた保持枠とが、前後に連接された内外二重枠形態とされた中枠を備え、前記収納部は裏面側が閉鎖されるとともに、前面側からスロット用の表示手段を備えた表示装置としての複数の回転部材、及び電飾表示盤が収納可能に形成されるとともに、前記中枠には前記回転部材及び電飾表示盤と対応する位置に意匠部が施された装飾パネルが装着されており、前記収納部における内底面及び内頂面には、前記回転部材に対する位置決め用のガイド部材がそれぞれ設けられるとともに前記回転部材は前記収納部に対する位置決め用の支持板を備え、さらに、前記装飾パネルの四隅には取付部が形成されるとともに装飾パネルは前記枠口と略同一の大きさに形成されており、前記収納部の前面側から前記回転部材を収納しつつ前記ガイド部材のガイド溝に前記支持板を挿着して複数の回転部材を並設した状態で位置決め固定し、前記枠口の前面側から前記装飾パネルを前記枠口を密閉するように取付けるとともに前記取付部によって前記装飾パネルを前記中枠に位置決めしつつ組付け、前記装飾パネルと対応する窓口を備えた前枠にて前記中枠の前面側を閉鎖セットしたことを要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記収納部における内側面には、前記電飾表示盤に対する位置決め用の係止ピンが設けられるとともに、前記電飾表示盤の側面には前記収納部に対する位置決め用の切欠溝が切欠形成されていることを要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記枠口の側縁には、前記装飾パネルに対する位置決め用の突部が配設されるとともに、前記装飾パネルの側部には、前記中枠の枠口に対する位置決め用の凹部が形成されていることを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
本実施形態のスロットマシンは、その基本的構成の概要として、図1及び図2に略示するように、機体の外郭をなす縦長方形の外枠11の開口前面側に、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱可能に組付けられている。そして、この中枠12の前面側に、スロットマシン遊技の当たり等を表示する表示手段(ベルト式回転部材51、電飾表示盤52、装飾パネル53等)の透視保護窓である前枠14が開閉連結支持手段41等を利用して横開き形態で開閉可能に組み付け整合されている。一方、中枠12の下部には、賞球及び貸し球が払い出されると共にパチンコ遊技球(以下、単に「遊技球」という。)を機内に取込むための取込皿15、遊技球を貯留するための貯留皿16等を備えた球皿ユニット17が装着セットされている。また中枠12の裏側には各種の球経路及び球処理・払出部等を備えた機構セット盤18がセットされている。
【0013】
機構セット盤18の略中央部には中枠12の収納部33の大きさと対応する設置口19が形成されている。一方、前記設置口19の側方(図2において右方)には、球タンク20から整流樋21を介して貯留球が流下供給される供給経路部22が設けられている。そして、同供給経路部22の下流端には球払出し装置23が着脱可能にビス等で取着セットされている。また、前記機構セット盤18には、スロットマシンの遊技内容を統括して制御する主制御基板24を始めとして各種制御基板が配置されている。
【0014】
本実施形態のスロットマシンの搭載枠とされる中枠12は、図3及び図4に示すように外枠11の開口前面域に適合する方形サイズに形成されている。そして、正面縦長方形の枠口31を開口した枠体32と、この枠体32の裏側に一体成形され、前記枠口31側を開口した収納部33を備えた保持枠34とが、前後に連接された内外二重枠形態とされている。前記収納部33は、枠口31の正面内部に臨み、その裏面側が閉鎖された形態とされている。また、収納部33は、3つの回転部材51及び電飾表示盤52を収納可能としており、その開口部33aの大きさは枠口31の大きさよりも小さく形成されている。なお、図示はしないが、収納部33の裏面側には、前記回転部材51や電飾表示盤52等のコネクタと機構セット盤18上における各種制御基板等のコネクタとを接続する配線ケーブルの通過を許容する通過孔が設けられている。
【0015】
そして、中枠12において前記枠口31及び収納部33は、前面側から出し入れ(着脱)される回転部材51、電飾表示盤52、装飾パネル53のセット面域及び出入れ口ともされている。一方、前記枠口31の前面周囲には前枠14が装着可能とされている。
【0016】
前記収納部33における内底面及び内頂面には、回転部材51に対する位置決め用のガイド部材57がそれぞれ設けられている。内底面及び内頂面における各ガイド部材57は互いに対応配置されており、等間隔にて各3個ずつ設けられている。各ガイド部材57は断面コ字状に形成され、奥行き方向(前後方向)に延びるガイド溝58を備えている。
【0017】
前記収納部33における内側面には、電飾表示盤52に対する位置決め用の係止ピン59が複数設けられている。前記係止ピン59は、ガイド部材57の開口側端部(前端部)よりも開口側(前面側)に位置するように設けられている。また、前記枠口31の側縁には、装飾パネル53に対する位置決め用の突部35が複数箇所配設されている。
【0018】
一方、前記枠体32においては、枠口31の下部に球皿ユニット17を設置するための設置盤36が成形されている。そして、賞球用の供給口37,38及び遊技球を機構セット盤18側に取込むための取込口39が開口されている。尚、前記供給口37及び取込口39は取込皿15に対応しており、供給口38は貯留皿16に対応している。また、前記中枠12の側縁部(図1において右側)には施錠装置40が設けられている。
【0019】
本実施形態においては、前記枠口31と収納部33にて装着部が構成され、中枠12により機本体が構成されている。
次に、前枠14について説明する。
【0020】
前枠14は、同前枠14と中枠12の双方における正面左側縁の上下部に各々対応するように設けられた開閉連結支持手段41と、同じくその正面右側縁に設けられた施錠装置40を利用して、前記中枠12に対して開閉及び着脱が可能に組付けセットされている。前枠14は方形箱蓋状に形成されており、その略中央部には窓口42が形成されている。前記窓口42は装飾パネル53の意匠部74(後述)に適した広さに形成されており、窓口42には、透明板である板ガラス43がセットされている。前記窓口42の上部には、賞球の払出し表示をなすための賞球報知ランプ44が設けられており、窓口42の下部には、前枠14の前面側に膨出した膨出部45が一体成形されている。
【0021】
前記膨出部45における上面側には、スロットマシン遊技を開始するスタートボタン46と機内に取込む遊技球の数を設定するベットボタン47が並設されている。このベットボタン47を繰返し押すことによって、遊技者は賭率5個、10個、15個とその賭率を選択できるようになっている。なお、この賭率5個、10個、15個は、ベットボタン47を押す毎に機構セット盤18側に取込まれる遊技球の数である。そして、その賭率に応じて、後述するランプ69が点灯する。一方、前記膨出部45における前面側には、ベルト式回転部材51の回転を停止させるためのストップボタン48が一列状態で3個設けられている。
【0022】
次に、中枠12の枠口31及び収納部33に取付けられている表示装置及び図柄表示手段としてのベルト式回転部材(以下、単に「回転部材」という。)51、表示装置及び電飾表示手段としての電飾表示盤52、装飾パネル53について説明する。
【0023】
図4に示すように、前記回転部材51は、収納部33に対する位置決め用の支持板63、駆動プーリ64、複数の従動プーリ65及び図柄ベルト66等を備えている。詳しく述べると、前記支持板63には、駆動プーリ64及び従動プーリ65が回動可能に取付けられている。そして、それらのプーリ64,65に遊技に関する数種類の図柄や、記号等が表記された無端状の図柄ベルト66が巻装されている。前記図柄ベルト66は、図示しないステッピングモータの駆動により、駆動プーリ64を介して回転動作が行われる。
【0024】
そして、前記収納部33におけるガイド部材57のガイド溝58に、支持板63が挿着され、回転部材51は、図5に示すように、3個並設された状態で位置決め固定されている。なお、前記回転部材51の支持板63は、収納部33のガイド部材57に対して、さらに、ボルト及びナット又はネジ等を用いて固定してもよい。
【0025】
前記電飾表示盤52は、図4に示すように、その略中央部に図柄表示口68を備えている。この図柄表示口68は、電飾表示盤52の収納部33への組付け時において回転部材51の図柄の表示に適した広さに形成されている。
【0026】
前記図柄表示口68の周縁には、所定の表示動作を行うランプ69,70及び数値表示部71等が配設されている。前記各ランプ69,70は、LEDと同LEDを実装したランプ基板から構成されている。ランプ69は、ベット数を表示するためのランプであり、遊技者に選択された賭率に応じて、所定のランプ69が点灯されるようになっている。また、ランプ70は前枠14に備えられているストップボタン48が押されたことを報知するためのランプである。前記数値表示部71は、7セグメントLEDとそのランプ基板とから構成され、機内での遊技球の貯留数に関するクレジット数や、賞球の払出し個数等の数値をデジタル表示する。
【0027】
一方、電飾表示盤52の側面には、収納部33に対する位置決め用の複数の切欠溝72が裏面側から前面側に向かって切欠形成されている。前記切欠溝72は、収納部33の係止ピン59に対応している。また、電飾表示盤52における上面及び下面の各隅部には貫通孔62aを有する突片62がそれぞれ設けられている。そして、電飾表示盤52は、収納部33において前記係止ピン59と切欠溝72とが係合した状態で位置決めされ、突片62を介してネジ82が前面側から挿着されることにより図6に示すように固定されている。
【0028】
装飾パネル53は、中枠12の枠口31と略同一の大きさに形成された板体であり、意匠部74を備えている。前記意匠部74には、図1及び図4に示すように、前記回転部材51の図柄を視認するための透視窓75、遊技者が選択した賭率に応じた有効ラインを表示するための有効ライン表示部76、電飾表示盤52の数値表示部71を視認するための表示窓77、停止表示が表記された停止表示部78等が施されている。尚、意匠部74における、各窓75,77及び表示部76,78は、前面側から回転部材51の図柄や、電飾表示盤52におけるLEDの光等が視認し易いように、透明若しくは半透明にされている。
【0029】
前記透視窓75は、電飾表示盤52の図柄表示口68に対応しているとともに、回転部材51の各図柄に対応している。また、前記有効ライン表示部76は、電飾表示盤52におけるランプ69に対応しており、停止表示部78はランプ70に対応している。また、表示窓77は電飾表示盤52の数値表示部71に対応している。
【0030】
装飾パネル53の側部には、中枠12の枠口31に対する位置決め用の凹部80が形成されている。前記凹部80は、枠口31の突部35に対応するように形成されている。また、装飾パネル53の四隅には、同装飾パネル53を中枠12に組み付けるための取付部79が形成されている。前記取付部79は、装飾パネル53における他の部位の板厚よりも薄肉状に形成されている。そして、装飾パネル53は、セット面域とされる枠口31において前記突部35と凹部80とが係合した状態で位置決めされ、取付部79を介して前記枠口31の後面に設けられたボス部84にネジ83が挿着されることにより、図7に示すように中枠12の枠口31に固定されている。
【0031】
なお、前記装飾パネル53の組付け状態において、収納部33の開口部33aは、装飾パネル53にて密閉されている。また、本実施形態では、前記ガイド部材57、支持板63、係止ピン59、切欠溝72、突部35、凹部80により位置決め手段が構成されている。
【0032】
次に、上記のように構成されたスロットマシンの作用を説明する。
まず、工場等でパネルユニット13が組み立てられる場合について説明すると、図4に示すように、工場等では最初に、中枠12の収納部33に対してその前面側から回転部材51を位置決め収納する。即ち、収納部33におけるガイド部材57のガイド溝58に、回転部材51の支持板63を摺動させ図5に示すように位置決め固定する。次に、前記収納部33に対してその前面側から電飾表示盤52を図6に示すように組付ける。即ち、収納部33における係止ピン59に電飾表示盤52の切欠溝72を相対的に摺動させ、前記切欠溝72の端部に係止ピン59を係止させる。このように、電飾表示盤52を収納部33に対して位置決めをし、突片62を介して中枠12へネジ82を挿着する。
【0033】
次いで、中枠12の枠口31に対してその前面側から装飾パネル53を、図7に示すように組付ける。即ち、装飾パネル53の凹部80を枠口31の突部35に係合させることで位置決めを行い、装飾パネル53の取付部79を介して、ネジ83を中枠12側のボス部84に挿着する。その後に、開閉連結支持手段41を介して前枠14を回動させ、施錠装置40を用いて閉鎖セットする。このようにして、回転部材51、電飾表示盤52、装飾パネル53の取着セットは行われる。
【0034】
このとき、透視窓75等のスロット用の意匠である意匠部74が施された装飾パネル53は、回転部材51及び電飾表示盤52とともに中枠12側に組付けられる。そして、中枠12の枠口31及び収納部33に回転部材51、電飾表示盤52、装飾パネル53を位置決め固定することにより、前記各部材51〜53における図柄及びランプ等と、意匠部74とは互いに位置決め整合された状態となる。このため、前枠14の板ガラス43に意匠部74が配設される従来と異なり、前枠14の開閉動作が繰り返し行われても、回転部材51や電飾表示盤52の図柄やランプ69,70等が装飾パネル53の透視窓75や有効ライン表示部76等の意匠に対して位置ズレすることはない。また、装飾パネル53と回転部材51及び電飾表示盤52は、互いに位置決め整合されて固定されるため、工場等での組立段階でも、位置ズレを起こすことなく対応した位置の調節は容易に行われる。
【0035】
また、前記中枠12の収納部33は装飾パネル53にて密閉されているため、遊技場等において、その内部、即ち、回転部材51や電飾表示盤52に対して、埃等の侵入は防止される。
【0036】
一方、例えば、回転部材51又は電飾表示盤52に何らかのトラブルが発生した場合は、前枠14を開放し、中枠12の前面側から、各ネジ82,83を外して、回転部材51、電飾表示盤52、装飾パネル53を交換する。
【0037】
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、透視窓75や有効ライン表示部76等のスロット用の意匠(意匠部74)が施された装飾パネル53は、遊技に関する図柄やランプ69,70等を備える回転部材51及び電飾表示盤52とともに中枠12に組み付けられる。従って、前枠14に意匠が施される従来と異なり、度重なる前枠14の開閉動作の際等に、意匠部74と図柄、ランプ69,70等との間で位置ズレが発生することはない。
【0038】
また、前枠14に装飾パネル53と、回転部材51及び電飾表示盤52とを共に前枠14に取付けて、スロット用の意匠と遊技に関する図柄やランプ69,70等の位置ズレを防止する場合と異なり、前枠14の総重量が加重されることなく、安価な開閉連結支持手段41にて前枠14の支持を行うことができる。
【0039】
(2)上記実施形態では、中枠12に設けられた収納部33及び枠口31に対して、前面側から回転部材51,電飾表示盤52,装飾パネル53を順次、位置決めを行い組み付ける。このため、流れ作業を行う工場での組立作業時において、例えば、回転部材51,電飾表示盤52,装飾パネル53をユニット化して、中枠12に組付ける場合と比較して、その作業工程を減らすことができ、簡便に作業を行うことができる。
【0040】
(3)上記実施形態では、回転部材51、電飾表示盤52、装飾パネル53は、中枠12に対して、それぞれ互いに対応する位置決め手段としての支持板63とガイド部材57、切欠溝72と係止ピン59、及び突部35と凹部80を利用して位置決めされた上で、固定される。従って、工場での組立段階や、回転部材51や電飾表示盤52の交換時においても、回転部材51、電飾表示盤52の図柄やランプ69,70と、装飾パネル53の意匠部74との位置ズレは発生せず、簡便に位置合わせして組み付けることができる。
【0041】
(4)上記実施形態では、回転部材51,電飾表示盤52,装飾パネル53は中枠12の前面側から着脱が行われるため、例えば、裏面側から組付ける場合と異なり、いちいち機構セット盤18を取り外したりする必要がなく、回転部材51,電飾表示盤52,装飾パネル53の交換作業を簡便にできる。
【0042】
(5)上記実施形態では、収納部33に回転部材51と電飾表示盤52を収納し、装飾パネル53にてその開口部33aを密閉しているため、回転部材51と電飾表示盤52に埃等が侵入することを防止できる。
【0043】
また、本実施形態では、回転部材51はベルト式のものを用いており、同ベルト式の回転部材51は特に埃等に弱いため、装飾パネル53による密閉は効果的に実現される。
【0044】
(6)上記実施形態では、回転部材51はベルト式の装置を用いているため、ドラム型の回転部材を用いる場合と異なり、スロットマシン全体の奥行き方向のスペースを減少させることができると共に、パネルユニット13を持ち運ぶ場合等でも嵩張らず、交換作業を容易にできる。また、ベルト式の回転部材51を用いることで、ドラム型の回転部材と比較して多くの図柄を使用できる。
【0045】
なお、上記実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
・上記実施形態では、回転部材51には、プーリ64,65にて図柄ベルト66を回転させるベルト式のものを用いたが、ドラム型の回転部材を用いてもよい。
【0046】
・上記実施形態では、収納部33に対して、回転部材51、電飾表示盤52、装飾パネル53はそれぞれ位置決め用の各部材35、57,59,63,72,80を用いて、互いに位置決めをしネジ82,83等で固定したが、前記位置決め用の各部材35、57,59,72,80を利用せずにネジ82,83等のみを用いて位置決め固定してもよい。
【0047】
・上記実施形態では、収納部33の裏面側は閉鎖された形態とされていたが収納部33を前後に開口した形態にしてもよい。このようにすれば、装飾パネル53等を中枠12から取外すことなく、回転部材51を機裏側から確認することができる。
【0048】
・上記実施形態において、装飾パネル53の意匠部74を構成する表示窓77と、電飾表示盤52のクレジット数や払出し個数等を表示する数値表示部71を前枠14側に設けてもよい。このようにしても、クレジット数や、払出し個数等の表示窓77は、例えば、意匠の変更により、装飾パネル53を交換する場合に、共通で使用できるため、装飾パネル53に施されていなくても問題はない。
【0049】
・上記実施形態では、電飾表示盤52、装飾パネル53の中枠12への取付けはネジ82,83が中枠12に挿着されることにより行われたが、従来のパチンコ機において、遊技盤の取着時に用いられていた回動式の施錠具(特願平3−157875号参照)を用いてセットしてもよい。このようにしても、本実施形態におけるスロットマシンの構成は、回転部材51、電飾表示盤52、装飾パネル53を除いてパチンコ機と余り相違がないため、簡便に使用できる。
【0050】
・上記実施形態では、前枠14の窓口42には板ガラス43が設けられていたが、同板ガラス43を備えない構成にしてもよい。このようにしても、従来と異なり、前枠14の板ガラス43にはスロット用の意匠部を施さないため問題はない。また、このように板ガラス43を設けない構成にした場合は、板ガラス43を支持するためのガラス扉を前枠14の裏面側に設ける必要もなくなり、部品コストの低減を図ることができる。
【0051】
・上記実施形態では、前枠14は開閉連結支持手段41と施錠装置40とを利用して、中枠12に対して、開閉可能にセットされる形態であったが、前記開閉連結支持手段41と施錠装置40とを設けずに、前枠14を中枠12に固着する形態をとってもよい。このようにした場合、回転部材51等に不具合が発生した際は、中枠12ごと外枠11から外して交換作業を行う。この結果、前枠14が開閉可能な構成の場合と比較して、同前枠14が故意に開けられたり、前枠14と中枠12の隙間等で行われる不正行為を防止できる。即ち、本発明に係る上記実施形態では、回転部材51、電飾表示盤52、装飾パネル53を個別に中枠12に組み付けているため、遊技店内での作業よりも工場等での作業に適しており、この特性を利用したものである。
【0052】
次に、上記実施形態及び各別例から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(1)前記図柄表示手段は、複数の図柄が描かれた無端状のベルトと、前記ベルトを回転させるためのプーリを備え、図柄表示手段は、ベルトの回転により図柄を変動させるスロットマシン。このようにすれば、機本体に対する奥行き方向のスペースを減少させ、交換作業が容易になる。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、表示装置の表示手段と装飾パネルの意匠部との位置ズレを安価に防止できるとともに、工場での組立を簡便に行うことができる。
【0054】
また、機本体の裏面側から装着する場合と異なり、機裏側に備えられる装置をいちいち取り外す必要がない。
【0055】
さらに、表示装置を挿着した挿着部の開口部は装飾パネルにて密閉されているため、表示装置内に埃等が侵入することを防止できる。
【0056】
加えて、スロット遊技に関して、位置の整合の必要がある図柄表示手段及び電飾表示手段と、装飾パネルの前記意匠部との間での位置ズレを確実に防止できる。
【0057】
また、装着部と表示装置との間、及び前記装着部と装飾パネルとの間に設けられた位置決め手段を用いることで、表示手段と意匠部の位置ズレをより効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるスロットマシンを示す正面図。
【図2】同じくスロットマシンを示す背面図。
【図3】同じく前枠を開放した状態を示す正面図。
【図4】同じく中枠、表示装置、装飾パネルを示す分解斜視図。
【図5】同じく中枠と回転部材の組み付け状態を示す斜視図。
【図6】同じく中枠と電飾表示盤の組み付け状態を示す斜視図。
【図7】同じく中枠と装飾パネルの組み付け状態を示す斜視図。
【符号の説明】
12…中枠(機本体)、14…前枠、31…枠口(装着部)、33…収納部(装着部)、33a…開口部、35…突部(位置決め手段)、42…窓口、51…ベルト式回転部材(表示装置、図柄表示手段)、52…電飾表示盤(表示装置、電飾表示手段)、53…装飾パネル、57…ガイド部材(位置決め手段)、59…係止ピン(位置決め手段)、63…支持板(位置決め手段)、72…切欠溝(位置決め手段)、74…意匠部、80…凹部(位置決め手段)。

Claims (3)

  1. パチンコ遊技球を遊技媒体としたスロットマシンにおいて、縦長方形の枠口を開口した枠体と、この枠体の裏側に一体成形され、前記枠口側を開口した収納部を備えた保持枠とが、前後に連接された内外二重枠形態とされた中枠を備え、前記収納部は裏面側が閉鎖されるとともに、前面側からスロット用の表示手段を備えた表示装置としての複数の回転部材、及び電飾表示盤が収納可能に形成されるとともに、前記中枠には前記回転部材及び電飾表示盤と対応する位置に意匠部が施された装飾パネルが装着されており、前記収納部における内底面及び内頂面には、前記回転部材に対する位置決め用のガイド部材がそれぞれ設けられるとともに前記回転部材は前記収納部に対する位置決め用の支持板を備え、さらに、前記装飾パネルの四隅には取付部が形成されるとともに装飾パネルは前記枠口と略同一の大きさに形成されており、前記収納部の前面側から前記回転部材を収納しつつ前記ガイド部材のガイド溝に前記支持板を挿着して複数の回転部材を並設した状態で位置決め固定し、前記枠口の前面側から前記装飾パネルを前記枠口を密閉するように取付けるとともに前記取付部によって前記装飾パネルを前記中枠に位置決めしつつ組付け、前記装飾パネルと対応する窓口を備えた前枠にて前記中枠の前面側を閉鎖セットしたスロットマシン。
  2. 前記収納部における内側面には、前記電飾表示盤に対する位置決め用の係止ピンが設けられるとともに、前記電飾表示盤の側面には前記収納部に対する位置決め用の切欠溝が切欠形成されている請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記枠口の側縁には、前記装飾パネルに対する位置決め用の突部が配設されるとともに、前記装飾パネルの側部には、前記中枠の枠口に対する位置決め用の凹部が形成されている請求項1又は請求項2に記載のスロットマシン。
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