JP2003190384A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003190384A
JP2003190384A JP2001398687A JP2001398687A JP2003190384A JP 2003190384 A JP2003190384 A JP 2003190384A JP 2001398687 A JP2001398687 A JP 2001398687A JP 2001398687 A JP2001398687 A JP 2001398687A JP 2003190384 A JP2003190384 A JP 2003190384A
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reel
motor
rotating body
pulley
output shaft
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JP2001398687A
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Hidehiko Sakamoto
秀彦 坂本
Tetsuya Ando
徹也 安藤
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リール上の図柄数やモータの仕様にかかわりな
く、回転体における各図柄の停止位置ずれを効果的に防
止可能な遊技機を提供する。 【解決手段】ステッピングモータ29とリール40とを
動力伝達機構を介して連結する。動力伝達機構は、モー
タ出力軸29aに連結された駆動プーリ64と、リール
40に連結された被動プーリ60と、駆動及び被動プー
リ間に架け渡されたベルト65とからなる。そして、リ
ール40上の図柄数とモータ29のステップ動作特性と
を考慮しつつ両プーリ間のプーリ比を設定する。これに
より、360度(°)を図柄数で除した回転角度θだけ
リール40を回転させるために必要なモータ出力軸29
aの駆動ステップ数を、常に同じ整数値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関する。特
に、外周部に複数の図柄が配列された回転体を備えた遊
技機における回転体の駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、外周面
に複数の図柄が略均等に配置された短円筒状の回転体と
してのリールを3つ並べたスロットマシンが知られてい
る。こうしたスロットマシンでは、各リールをステッピ
ングモータの出力軸に直接取り付け、ステッピングモー
タの駆動ステップ数を制御することにより、リールの外
周面に配置した複数の図柄のうち所望の図柄を正面で停
止させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た遊技機では、各図柄を位置ずれ無く正面位置に停止さ
せるためには、出力軸を1回転させるのに必要なステッ
プ数がリールの図柄数の整数倍となっているステッピン
グモータを用いなければならない。リールの図柄は外周
面上に均等に配置されているから、図柄数の整数倍のス
テップ数で出力軸が1回転する仕様のステッピングモー
タを用いなければ、すべての隣接する図柄間で図柄切替
えに必要なステップ数を同一にすることができなくな
り、正面で停止させる図柄に停止位置ずれが生じてしま
う。他方、図柄の停止位置ずれを制御で回避しようとす
ると、回転停止の際の制御が非常に複雑になってしま
う。更にステッピングモータは、その出力軸上に直接支
持するリールの回転駆動に必要なトルクを発生する必要
があるため、体格が大きなものとなり、広い設置スペー
スを必要とする。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
である。本発明の目的は、比較的簡易な機械的対策によ
り、回転体における各図柄の停止位置ずれを効果的に防
止することができる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本欄では各請求項に記載
の発明のほかに、本発明のより好ましい態様や追加的構
成要件についても列挙し、必要に応じて作用等に関する
簡単な注釈を加える。尚、下記手段1及び3が上記請求
項1及び2にそれぞれ対応する。
【0006】手段1(請求項1).出力軸が段階的に回
動するモータと、外周部に複数の図柄が配列された回転
体とを備えた遊技機において、前記モータと前記回転体
との間には、前記モータ出力軸の回転角度又は回転数に
対する前記回転体の回転角度又は回転数の比率を所定比
率に設定した状態で、モータから回転体へ動力を伝達す
る動力伝達機構が介在されていることを特徴とする遊技
機。
【0007】手段1によれば、モータから回転体へ動力
を伝達する動力伝達機構は、モータ出力軸の回転角度
(又は回転数)に対する前記回転体の回転角度(又は回
転数)の比率を所定比率に設定することで、モータ出力
軸と回転体との間の回転比率を任意に調整する。このた
め、回転体上の図柄数やモータの仕様(出力軸の1回転
が何ステップか)がどのようなものであるかにかかわら
ず、所定の停止位置における図柄をその隣の図柄に切り
替える(即ち一図柄切替え)に必要な回転体の回転角度
θを全ての図柄について均等化することと、回転体を前
記回転角度θだけ回動させるのに必要なモータ出力軸の
駆動ステップ数を整数値化することとを両立させること
ができる。このようにモータと回転体との間に動力伝達
機構を介在させるという比較的簡易な機械的対策で、回
転体の図柄数やモータの仕様に影響されることなく、図
柄の停止位置ずれを効果的に防止することができる。ま
た、使用するモータは、図柄数の整数倍のステップ数で
出力軸が1回転する仕様のモータに限定されないから、
モータとして安価で入手容易な市販品を選択することが
可能となる。
【0008】手段2.前記動力伝達機構は、前記モータ
の出力軸に作動連結された駆動プーリと、前記回転体に
作動連結された被動プーリと、前記駆動プーリから被動
プーリへの動力伝達に関与するベルトとを備えることを
特徴とする手段1に記載の遊技機。
【0009】手段2によれば、上記手段1の動力伝達機
構を簡易に構成することができる。この場合、駆動プー
リの有効径と被動プーリの有効径との比(プーリ比)
が、手段1における「モータ出力軸の回転角度又は回転
数に対する回転体の回転角度又は回転数の比率」に相当
する。
【0010】手段3(請求項2).出力軸が段階的に回
動するモータと、外周部に複数の図柄が配列された回転
体とを備えた遊技機において、前記モータは、p回のス
テップ動作で出力軸が1回転するタイプであり、前記モ
ータと前記回転体との間には動力伝達機構が介在され、
当該動力伝達機構は、前記モータの出力軸に作動連結さ
れた駆動プーリと、前記回転体に作動連結された被動プ
ーリとを備えてなり、更に、駆動プーリの有効径と被動
プーリの有効径との比率たるプーリ比をx、前記回転体
を一図柄切替えに必要な回転角度θだけ回動させるのに
必要なモータ出力軸の駆動ステップ数をn、前記回転体
の外周部における図柄の数をQとするとき、前記プーリ
比x及び駆動ステップ数nは、x/n=Q/pの条件式
を満たすように決定されていることを特徴とする遊技
機。
【0011】手段3によれば、動力伝達機構におけるプ
ーリ比xと、回転体を一図柄切替えに必要な回転角度θ
だけ回動させるのに必要なモータ出力軸の駆動ステップ
数nとを上記条件式(x/n=Q/p)を満たすように
決定することで、モータ出力軸と回転体との間の回転比
率を好ましい比率に設定できる(詳しくは後記発明の実
施の形態を参照)。このため、回転体上の図柄数やモー
タの仕様(出力軸の1回転が何ステップか)がどのよう
なものであるかにかかわらず、一図柄切替え(つまり所
定の停止位置における図柄をその隣の図柄に切り替える
こと)に必要な回転体の回転角度θを全ての図柄につい
て均等化することと、回転体を前記回転角度θだけ回動
させるのに必要なモータ出力軸の駆動ステップ数を整数
値化することとを両立させることができる。これによ
り、手段1と同様、回転体の図柄数やモータの仕様に影
響されることなく、図柄の停止位置ずれを効果的に防止
することができる。また、使用するモータは、図柄数の
整数倍のステップ数で出力軸が1回転する仕様のモータ
に限定されないから、モータとして安価で入手容易な市
販品を選択することが可能となる。
【0012】手段4.前記駆動プーリの有効径と前記被
動プーリの有効径とが異なることを特徴とする手段2又
は3に記載の遊技機。この手段4によれば、プーリ比が
「1」ではなくなり、モータと回転体との間に動力伝達
機構を介在させる意義が保たれる。
【0013】手段5.前記駆動プーリの有効径は、前記
被動プーリの有効径よりも小さく設定されていることを
特徴とする手段2〜4のいずれか一項に記載の遊技機。
この手段5によれば、動力伝達機構が、駆動側から被動
側に向かう減速機構となり、駆動源たるモータのトルク
が小さくて済む。このことは、小型で軽量なモータの使
用を可能ならしめ、遊技機の製造コスト低減に貢献す
る。
【0014】手段6.駆動プーリから被動プーリへの動
力伝達に関与するベルトには複数の凹凸部が形成され、
前記駆動プーリ及び被動プーリの各々の外周部には、前
記ベルトの凹凸部と噛合可能な複数の凹凸部が形成され
ており、ベルト及び各プーリ間でそれぞれの凹凸部が互
いに噛み合うように前記ベルトが両プーリに架け渡され
ていることを特徴とする手段2〜5のいずれか一項に記
載の遊技機。
【0015】手段6によれば、ベルトの凹凸部と各プー
リの凹凸部との噛合関係により、ベルトと各プーリとの
間での滑りが防止され、ベルトを介しての動力伝達が確
実となる。また、ベルトに滑りが生じないことは、プー
リ比を比較的大きく設定することを可能ならしめる(機
械工学の一般論として、プーリ比が大きくなるとベルト
が滑りやすくなるため)。
【0016】尚、上記手段1,2,3,4,5及び6に
よれば、モータと回転体との間に動力伝達機構を介在さ
せたことで、モータ(及び出力軸)を回転体の回動中心
軸に対して偏心配置することができる。このことは、モ
ータ配置を決定する際の設計上の自由度を高め、回転体
の駆動機構を含めた遊技機の設計を容易にする。
【0017】手段7.前記回転体はその内部が中空な円
筒状に構成されており、前記モータは、その回転体の内
部であって該回転体の回動中心軸と外周円筒面との間の
領域に配設されていることを特徴とする手段1〜6のい
ずれか一項に記載の遊技機。
【0018】手段7によれば、モータは、回転体の回動
中心軸と外周円筒面との間の内部領域に偏心配置され
る。それ故、回転体の内部領域であって、モータ位置以
外の場所に所定の空きスペースが生まれる。この空きス
ペースを、その他の機器(例えばバックライト用光源)
の設置スペースとして利用することで、回転体の内部ス
ペースの有効利用が図られる。
【0019】手段8.手段1〜7のいずれか一項に記載
の遊技機において、当該遊技機は、支持フレームに固定
された支軸を備え、前記回転体はその支軸上に回動可能
に支持されると共に、前記モータは前記回転体内に位置
するように前記支軸上にモータ取付具を介して支持され
ており、前記支軸には回転体の内部領域と外部とを連通
させる連通路が形成され、その連通路を経由して前記モ
ータが外部電源と電気的に接続されること。
【0020】手段8によれば、回転体の回動中心軸たる
支軸に形成された連通路を経由してモータが外部電源と
電気的に接続される。換言すれば、電気的接続手段(例
えば配線)がその連通路内に設けられている。このた
め、支軸上で回転する回転体と電気的接続手段との間に
相互干渉を生じることなく、モータを回転体内に配設す
ることが可能となる。
【0021】手段9.手段1から手段8のいずれかにお
いて、前記遊技機はスロットマシンであること。中で
も、スロットマシンの基本構成としては、「遊技状態に
応じてその遊技状態を識別させるための複数の図柄から
なる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示
装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操
作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段
(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定
時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停
止時の確定図柄が特定図柄であることを必要条件として
遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるように構成さ
れたスロットマシン」となる。この場合、遊技媒体は、
コイン、メダル等が代表例としてあげられる。なお、手
段1から手段8における「モータ、回転体及び動力伝達
機構」は、上記表示装置の主要な構成要素である。
【0022】手段10.手段1から手段8のいずれかに
おいて、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを
融合させた遊技機であること。中でも、その融合型遊技
機の基本構成としては、「遊技状態に応じてその遊技状
態を識別させるための複数の図柄からなる図柄列を変動
表示した後に図柄を確定表示する表示装置を備え、始動
用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄
の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボ
タン)の操作に起因して或いは所定時間経過することに
より図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特
定図柄であることを必要条件として遊技者に有利な特別
遊技状態を発生させるように構成されており、遊技媒体
として遊技球を使用するとともに、前記図柄の変動開始
に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の
発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成さ
れてなる融合型遊技機」となる。なお、手段1から手段
8における「モータ、回転体及び動力伝達機構」は、上
記表示装置の主要な構成要素である。
【0023】手段11.手段1から手段8のいずれかに
おいて、前記遊技機はパチンコ機であること。中でも、
パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えて
おり、そのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領
域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置
された作動口に入賞することを必要条件として表示装置
における図柄の変動表示が開始すること、又、特別遊技
状態発生中には遊技領域内の所定の位置に配置された入
賞口が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能とし
て、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみなら
ず、磁気カードへの書込み等も含む)が付与されること
等が挙げられる。なお、手段1から手段8における「モ
ータ、回転体及び動力伝達機構」は、上記表示装置の主
要な構成要素である。
【0024】尚、上記手段1から手段11における「モ
ータ」が「ステッピングモータ」(パルスモータともい
う)であることは好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面を参照して説明する。図1に示すように、スロットマ
シンの筐体11には、前面扉12がその左辺部を回動軸
として回動可能に取り付けられている。筐体11の内部
には、3つの回胴ユニット13が横並びに配設されてい
る。各回胴ユニット13は、回転体としてのリール40
を一つずつ備え、各リール40の外周部には複数の図柄
(識別要素)が描かれている。3体のリール40が停止
した状態では、その正面側に位置する合計9つの図柄
(左右方向3つ×上下方向3つ)が、前面扉12に設け
られた表示窓14から遊技者側に露出される。尚、3つ
の回胴ユニット13は全て同じ構造である。
【0026】図2及び図3は、回胴ユニット13を構成
する主要な部品を示した分解斜視図である。図4は組み
立てられた回胴ユニット13の正面図であり、図5は回
胴ユニットの中央付近を正面側から見た断面図である。
図2〜図5に示すように、各回胴ユニット13の支持フ
レーム(又は枠体)は、第1の側板21と第2の側板2
2とを備えている。第2の側板22は正面略コ字状をな
し、底板部と天板部とを備えている。この第2の側板2
2の開放側(左側)を第1の側板21で塞ぐようにして
両側板21,22が連結されることで、正面方形状の支
持フレームが構成されている。
【0027】図2,3及び5に示すように、各側板2
1,22の高さ方向中心の窪みには取付孔が形成され、
各取付孔には取付フランジ23,24が一対のビスで固
定されている。左右の取付フランジ23,24間には、
支軸としてのリール軸25が保持されている。このリー
ル軸25は略円柱状の金属棒材からなるが、その棒材に
は、左端から中心部にまで延びる縦溝26と右端付近に
延びる縦溝27とが形成されている。縦溝26,27の
各々はリール軸25を直径方向に横切って外周面側に開
口すると共に、リール軸25の左右両端部の各端面にも
開口している。図5に示唆するように、各取付フランジ
23,24においてリール軸25の端部を受承する円筒
部の内側には、上下一対の係合突条23a,24aが設
けられている。上下一対の係合突条23a,24aがリ
ール軸端部の縦溝26,27内に嵌入することにより、
左右の取付フランジ23,24間においてリール軸25
が回動不能に保持されている。
【0028】左右の側板21,22間に固定されたリー
ル軸25上には、モータ取付具としての取付クランプ2
8が固着されている。図3に示すように、取付クランプ
28は、リール軸25の周囲を取り巻く略円筒状の挟着
部28aを有している。ビスの締結力を利用し当該挟着
部28aでリール軸25を締め付けることにより、取付
クランプ28がリール軸25上に固定される。図3及び
図4に示すように、取付クランプ28の上端部28b
(第1の取付部)には、駆動モータ(電気機器)として
のステッピングモータ29が取り付けられている。ま
た、取付クランプ28の一側(図4の手前側)には、側
腕部28c(第2の取付部)が突設されている。この側
腕部28cには、電気機器としてのバックライト用光源
38(図6参照)が取り付けられる。この光源38によ
り、リール40の外周円筒面の一部が内側から照射され
る。
【0029】図4及び図5に示すように、リール軸25
上には、リール40が左右一対の環状ベアリング31,
32により回動可能に支持されている。リール40は左
右一対のリール枠41,42を有している。左リール枠
41は、その中心に保持された左側ベアリング31を介
してリール軸25上に独立して回動可能に支持されてい
る。同様に右リール枠42は、その中心に保持された右
側ベアリング32を介してリール軸25上に独立して回
動可能に支持されている。
【0030】左側ベアリング31及び左リール枠41と
取付クランプ28との間において、リール軸25には略
円筒状の左スリーブ33が外嵌されている。この左スリ
ーブ33の左端と左側取付フランジ23の内端(右端)
との間に左側ベアリング31及び左リール枠41を挟み
込むことにより、これら31,41をリール軸25上の
所定位置に位置決めしている。同様に、右側ベアリング
32及び右リール枠42と取付クランプ28との間にお
いて、リール軸25には略円筒状の右スリーブ34が外
嵌されている。この右スリーブ34の右端と右側取付フ
ランジ24の内端(左端)との間に右側ベアリング32
及び右リール枠42を挟み込むことにより、これら3
2,42をリール軸25上の所定位置に位置決めしてい
る。尚、少なくとも左スリーブ33は、リール軸25に
対し回動不能に装着されている。
【0031】図5に示すように、左スリーブ33の一部
には、リール軸の左縦溝26と対応する位置において切
欠き部35が形成されている。この切欠き部35は、リ
ール軸25に外嵌された左スリーブ33の内部(即ち左
縦溝内部)とその外(即ちリール40の内部領域)とを
連通させる。他方、リール軸25の左側端面に開口した
左縦溝26は、左側取付フランジ23の中央孔を介し
て、第1の側板21の外側に通じている。即ち左スリー
ブの切欠き部35及びリール軸の左縦溝26は、左右リ
ール枠41,42間に挟まれた内部領域と回胴ユニット
13の外部とを連通させる「連通路」を構成する。そし
て図5に示唆するように、その連通路内には、電気的接
続手段としての電気配線36が設けられている。この電
気配線36は、例えば、取付クランプ上方に位置するス
テッピングモータ29と外部の電源及び駆動制御回路
(図示略)とを電気的に接続するための給電線(又は給
電制御線の束)である。つまり上記連通路は、リール軸
25上で回転するリール40との干渉を避けながら、ス
テッピングモータ29その他の電気機器から延びる電気
配線36を回胴ユニット13の外へ導くための通路であ
る。
【0032】次に、リール40の組立構造について説明
する。図4及び図5に示すように、リール軸25上に回
動可能に設けられた短円筒状(又はドラム状)のリール
40は、左右一対のリール枠41,42と、両リール枠
間に架設された帯状フィルム54とを備えている。各リ
ール枠41,42は、成型用金型装置で合成樹脂を一体
成形したものであり、左リール枠41と右リール枠42
とは同じ金型から得た同形状の枠体である。
【0033】図2,3及び7に示すように、各リール枠
41,42は、その中心位置を占めるハブ部43と、該
リール枠の外周部を構成するリング部44と、ハブ部4
3とリング部44との間において両部を連結すべく十字
状に設けられた4本のアーム45とから構成されてい
る。半径方向に延びた各アーム45の途中には折曲げ段
差45aが付与されており、この段差45aのために、
ハブ部43はリール軸方向の内側寄りに、リング部44
は同方向の外側寄りに相対配置される。図5及び図7に
示すように、ハブ部43の外側面上には、4つの保持爪
46が該ハブ部中心の貫通孔47を取り囲むように突設
されている。これら4つの保持爪46によって前記ベア
リング31又は32がリール枠に保持されている。ま
た、ハブ部43の内側面と連続する各アーム45の内側
面上には、ビス孔(雌ネジ部)を備えた突起部48が設
けられている。
【0034】図7及び図8に示すように、円形リング部
44の外周面44a上には、その外縁寄り位置において
環状突条49が形成されている。この環状突条49はリ
ング部44の全周にわたって延びており、リール枠4
1,42の外周部の一部を構成する。各環状突条49の
内側面49a(相手方リール枠と対向する面)には、リ
ング部44と同心円状の仮想ラインに沿って延びる複数
の円弧状溝51(本例では8条)が形成されている。図
8(B)に示すように各円弧状溝51は、相対向する外
側寄り内壁面51aと内側寄り内壁面51bとによって
区画されており、その内側寄り内壁面51bはリング部
外周面44aと面一となっている。
【0035】更に、これら円弧状溝51の配列群領域に
は、隣り合う円弧状溝の溝端間においてそれぞれ、枠側
係合部としての肉部52(係合凸部)が確保されてい
る。これらの肉部52は計8箇所に存在し、ハブ部中心
の貫通孔47を中心として等角度間隔(即ち45°間
隔)で配置されている。つまり、8条の円弧状溝51
は、いずれも円弧長が等しい。尚、円弧状溝51の幅h
(即ち前記両内壁面51a,51b間の距離)は、帯状
フィルム54を二重に重ねた状態でも挿入可能な幅(例
えば1.0mm)に設定されている。
【0036】他方、図9(A)は平面展開した帯状フィ
ルム54を示す。この帯状フィルム54は、例えば長さ
74cm×幅8cm×厚さ0.3mmという長尺な帯状
をなす。帯状フィルム54は、その長手方向の前後両端
部を接近させて閉じた円筒形状を作ろうとする湾曲操作
に対して十分に追従できるだけの柔軟性を持つと共に、
湾曲時の外力を解除したときには元の開いた状態に復元
しようとする弾性又は弾力を有するプラスチック材料か
らできている。更に該プラスチック材料は、肉厚の薄い
フィルム状としたときに、光をある程度透過可能な透明
性又は半透明性を有するものである。このような条件を
満たすプラスチック材料としては、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)があげられる。
【0037】帯状フィルム54の後端部(図9(A)で
は下端部)には、連結領域としての重ね代55(長さ約
3cm)が確保されている。この重ね代55を帯状フィ
ルムの前端部(図9(A)では上端部)に重ね合わせる
と共に、両者の接触面間に、例えば両面粘着テープや接
着剤を施して連結することにより、リール40の外周円
筒面となる短円筒形状又はドラム形状を構築することが
できる。
【0038】帯状フィルム54の表面又は裏面には、上
記重ね代55を除いた全面に計21個の図柄Mと、これ
ら図柄Mの周囲を埋める背景56とが印刷されている。
21個の図柄Mは、帯状フィルム54で短円筒を構成し
たときにその円筒面上に等間隔にて一列に並ぶように配
列されている。帯状フィルム54に印刷された背景56
は、外からリール40内を透かし見ることを防止しつつ
各図柄Mを目立たせるような配色及び地模様で構成され
ている。尚、「図柄」とは、いわゆるキャラクタデザイ
ンを指し、例えば、動植物、数字、文字、図形、記号そ
の他のものを図案化した識別マーク又は視覚的識別情報
をいう。
【0039】帯状フィルム54の長手方向における左右
両側部には、帯側係合部としての複数個の係合凹部57
(本例では片側8個)が形成されている。これらの係合
凹部57は前記複数の肉部52と対応するように設けら
れており、フィルムの各側部において前後に隣り合う係
合凹部57間の間隔は、円弧状溝群に沿って隣り合う肉
部52間の間隔にほぼ一致している。即ち帯条フィルム
54で短円筒を構成したときに、フィルム各側部の8個
の係合凹部57は等間隔又は等角度間隔となるように設
けられている。
【0040】図9(B)及び(C)に示すように、リー
ル40の組立時には、帯状フィルム54の一方の側部を
それに対応するリール枠の円弧状溝51に進入させ、リ
ール枠側の肉部52にフィルム側の係合凹部57を係合
させる。こうして、枠側係合部としての8個の肉部52
と、帯側係合部としての8個の係合凹部57との相互係
合に基づき、左右のリール枠41,42に対して帯状フ
ィルム54を位置決めすると共に、両リール枠41,4
2及び帯状フィルム54を一体回転可能に連結してい
る。
【0041】また、左右リール枠41,42のそれぞれ
の円弧状溝51内に帯状フィルム54の各側部を受容す
ることにより、帯状フィルム54が各リールの円弧状溝
群に沿って湾曲されると共に、帯状フィルム54の前後
両端部が重ね代55で重なり合って短円筒形状(その軸
直交断面は円形)ができあがる。そして、フィルムの前
後両端部を前述のように重ね代55で接着することによ
り、帯状フィルム54が湾曲状態に固定化されてリール
40の外周円筒面が完成すると共に、両リール枠41,
42と帯状フィルム54との一体化が完了する。
【0042】なお、リール40の組立時に帯状フィルム
54を大きく曲げる(即ち曲率半径を小さくする)と、
元の状態(即ち曲率半径の大きい状態又は平面状態)に
戻ろうとする。それ故、湾曲させた帯状フィルム54の
各側部を円弧状溝51内に進入させた後に外力を解除す
ると、帯状フィルム54はその溝幅hの許す範囲で拡径
方向に膨らむ。そして、フィルム側部の表面(上面)が
各円弧状溝51の外側寄り内壁面51aに当接すること
で、湾曲した帯状フィルム54のそれ以上の拡径が規制
され、帯状フィルム54による円筒形状が確定する。こ
の意味で、左右リール枠41,42の各々に設けられた
複数の円弧状溝51は、帯状フィルム54の各側部と係
合して当該帯状フィルム54を所定の湾曲形状(本例で
は円形)に設定保持するための形状設定用係合部として
機能する。
【0043】次に、リール40の駆動機構について説明
する。図4及び図6に示すように、左リール枠41の4
つの突起部48には、被動プーリ60が4個のビス(図
示略)で当該リール枠と一体回転可能に装着されてい
る。この被動プーリ60は、プーリ本体61と、そのプ
ーリ本体61を挟むように設けられた左右のリングプレ
ート62,63とを一体化したものである。左のリング
プレート62は主に、被装着物(左リール枠)に対する
取付用フランジとして機能する。右のリングプレート6
3は主に、プーリ本体61の保護カバーとして機能す
る。プーリ本体61は所定の厚みを持った円盤形状をな
し、その外周部には複数の歯61a(即ち被動プーリの
凹凸部)が形成されている。
【0044】他方、取付クランプ28の上端部に設けら
れたステッピングモータ29は、給電制御によって段階
的に回動する出力軸29aを有している。ステッピング
モータ29は、その内部磁気構造を構成するロータが2
4ステップで1回転する設計仕様となっているが、当該
モータ29内には前記ロータと出力軸29aとの間に1
/2ギヤ減速機構が組み込まれており、最終的には48
ステップで出力軸29aが1回転する48パルスタイプ
のステッピングモータとなっている。このステッピング
モータ29は横置きされ、その出力軸29aはリール軸
25(即ち被動プーリの中心軸線)と平行になってい
る。そして、出力軸29aの先端には、駆動プーリ64
が固着されている。駆動プーリ64の外周部には、被動
プーリ本体外周部の歯61aと符合する複数の歯64a
(即ち駆動プーリの凹凸部)が形成されている。尚、駆
動プーリ64の有効半径R1は、被動プーリ本体61の
有効半径R2よりも小さく設定されている。
【0045】更に図4に示すように、駆動プーリ64と
被動プーリ本体61とは、上下に並ぶように互いの水平
方向位置が整合され、両プーリ61,64間には動力伝
達用ベルト65が架け渡されている。このベルト65は
例えばゴムや軟質プラスチックからなる。このベルト6
5の内側には、駆動及び被動の各プーリに形成された複
数の歯と符合する複数の歯65a(即ちベルトの凹凸
部)が形成されている。各プーリの歯61a,64aと
ベルトの歯65aとの噛合関係により、駆動プーリ64
の回転動力がベルト65を介して滑り無く確実に被動プ
ーリ60に伝達され、それに同期してリール40が回転
する。
【0046】尚、リール40の駆動源たるステッピング
モータ29に対する給電制御は、回胴ユニット13の外
に設けられた駆動制御回路(図示略)によって行われ
る。この駆動制御回路は、リール40の回転状況に関す
る情報(例えば単位時間当り回転数)を参照してモータ
29のステッピング動作をフィードバック制御する。こ
のため、各回胴ユニット13には、リール40の回転状
況検知手段が設けられている。即ち図2,4及び6に示
すように、第1の側板21の内側にはインタラプタ基板
67が設けられ、この基板67上には、発光素子と受光
素子とが対となって検知ゲートを構成するフォトセンサ
68が装着されている。他方、左リール枠41の4本の
アーム45のうちの一本の外側面上には、原点検知板6
9が突設されている。この原点検知板69は、リール回
転時における該検知板69の軌跡が前記フォトセンサ6
8の検知ゲート間を通過するように位置決めされてい
る。従って、原点検知板69がフォトセンサ68の検知
ゲート間を通過する毎にリール40の一回転を検知する
ことができる。
【0047】本実施形態のリール駆動機構では、駆動プ
ーリ64の有効半径R1と被動プーリ本体61の有効半
径R2との比(プーリ比:x=R2/R1)を最適設定
することにより、リール40の一図柄の配置切替えに必
要な回転角度θの均等化(即ち21個の図柄のいずれに
ついても一図柄分の配置切替えのために360/21度
だけ回転させること)と、リール40を前記回転角度θ
だけ回転させるのに必要となるモータ出力軸29aの駆
動ステップ数の整数値化とを両立させている。なお、プ
ーリ比xは、モータ出力軸29aの回転角度(又は回転
数)に対するリール40の回転角度(又は回転数)の比
率でもある。以下に、プーリ比xの具体的な決定方法に
ついて説明する。
【0048】本実施形態で使用するステッピングモータ
29は、48ステップで出力軸29aが1回転するタイ
プ、つまり1ステップ動作で出力軸29aが7.5度
(°)回動するタイプである。リール40を一図柄分の
配置切替えに必要な回転角度θ(=360/21)だけ
回転させるのに必要となるモータ出力軸29aの駆動ス
テップ数をnとすると、1:x=θ:(7.5×n)と
いう等式が成り立つ。これにθ=360/21を代入し
て整理すると、次の条件式が得られる。
【0049】条件式: x/n=(7.5×21)/3
60=7/16
【0050】一図柄あたりの必要駆動ステップ数nにつ
いては整数値であることが必須であるが、プーリ比xに
ついては整数値である必要はなく半径R1,R2の設定
次第で如何様にも定めうる。故に、所望の整数nに対し
て上記条件式:x/n=7/16を満足するようなプー
リ比xを設定(選択)すればよい。このような条件に合
致するプーリ比xと整数nとの組合せ(x,n)として
は、(x=3.5,n=8)、(x=21/4=5.2
5,n=12)、(x=7,n=16)、(x=10.
5,n=24)、(x=14,n=32)等々いくらで
もあげられる。但し、本実施形態では、プーリ比xが過
度に大きくなることを回避しつつステッピングモータ2
9の小型軽量化を図るために、プーリ比x=7、一図柄
あたりの必要駆動ステップ数n=16の組合せを選択し
た。
【0051】なお、ステッピングモータ29が、p回の
ステップ動作で出力軸29aが一回転するpパルスタイ
プ(即ち1ステップで出力軸29aが360/p度回動
するタイプ)であり、リール40の外周円筒面に等間隔
で描かれた図柄の数がQである場合には、上記条件式は
次式のように一般化できる。回胴ユニット13を設計す
る際には、p及びQの前提条件に応じて、下記一般式を
充足するようにn及びxを適宜選択すればよい。
【0052】条件式(一般式): x/n=Q/p
(n,p,Qは整数)
【0053】(効果)本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。ステッピングモータ29から
リール40への動力伝達機構(60,64,65)にお
けるプーリ比xと、リール40を一図柄切替えに必要な
回転角度θだけ回動させるのに必要なモータ出力軸29
aの駆動ステップ数nとを上記条件式(x/n=Q/
p)を満たすように決定することにより、リール40上
の図柄数Qやステッピングモータ29の仕様がどのよう
なものであるかにかかわらず、一図柄切替えに必要なリ
ールの回転角度θを全ての図柄について均等化すること
と、リール40を前記回転角度θだけ回動させるのに必
要なモータ出力軸29aの駆動ステップ数nを整数値化
することとを両立させることができる。
【0054】このため、リール40上の図柄数やステッ
ピングモータ29の仕様がどのような条件であったとし
ても、「発明が解決しようとする課題」の欄で指摘した
ような図柄の停止位置ずれを防止可能なスロットマシン
を設計することができる。また、使用するモータは、図
柄数Qの整数倍のステップ数で出力軸が1回転する仕様
のステッピングモータに限定されないから、モータ29
として、安価で入手容易な市販品を選択することが可能
となる。更に、動力伝達機構におけるプーリ比xの最適
化という機械的対策だけで図柄の停止位置ずれを防止で
きるため、ステッピングモータ29のステップ動作の制
御プログラムに、位置ズレ補正のための補正演算ルーチ
ンを組み込む必要がなく、制御プログラムの簡素化を図
ることができる。
【0055】駆動プーリ64の有効半径R1は、被動プ
ーリ本体61の有効半径R2よりも小さく設定されてい
るため、当該動力伝達機構は駆動側から被動側に向かう
減速機構となり、駆動源たるステッピングモータ29の
トルクが小さくて済む。このことは、小型で軽量なステ
ッピングモータ29を選択することを可能ならしめ、ス
ロットマシンの製造コスト低減に貢献する。
【0056】リール40はその内部が中空な円筒状に構
成され、ステッピングモータ29はリール40の内部で
あってその外周円筒面と支軸25との間の領域に配設さ
れている。即ちステッピングモータ29は、リール40
の外周円筒面と支軸25との間の内部領域に偏心配置さ
れている。故に、リール40の内部であってモータ位置
以外の場所に所定の空きスペースが生まれ、この空きス
ペースにバックライト用光源38等を設置することがで
きる。従って、リール40の内部スペースの有効利用が
図られると共に、モータ等の配置を決定する際の設計上
の自由度が高まり、回胴ユニット13の設計の幅が広が
る。
【0057】リール40は支持フレーム21,22に固
定された支軸25上に回動可能に支持されており、リー
ル40の荷重をモータ29で直接支える必要がない。こ
のことも、比較的小型のステッピングモータ29を選択
することを可能とする。
【0058】支軸25内に確保した連通路によりリール
40の内部領域と外部とを連通させると共に、この連通
路を介して、リール内部に配設したモータ29及び光源
38から延びる電気配線36を回胴ユニット13の外に
導いている。それ故、回転時においてもリール40と電
気配線36との相互干渉を生じることなく、モータ29
及び光源38と外部電源との間の電気的接続を確保でき
る。これにより、リール40の内部領域を電気機器の設
置スペースとして有効利用でき、回胴ユニット13全体
をコンパクト化することが可能となる。
【0059】(変更例)本発明の実施形態を以下のよう
に変更してもよい。 ・上記実施形態では、ステッピングモータ29とリール
40との間の動力伝達機構を、二つのプーリ60,64
と1本のベルト65からなる最小単位のベルト伝動機構
で構成したが、図10に示すように駆動プーリ64と被
動プーリ60との間に中継プーリ体80を介在させた3
プーリ構成のベルト伝動機構としてもよい。即ち、図1
0の変更例では、中継プーリ体80を径の異なる二つの
プーリ81,82を合体させたものとし、中継体の一方
のプーリ81と被動プーリ60とを第1のベルト83で
連結し、中継体の他方のプーリ82と駆動プーリ64と
を第2のベルト84で連結している。かかる3プーリ構
成の動力伝達機構でも、駆動プーリ64と被動プーリ6
0との間の最終的なプーリ比xを、本発明の目的に合致
した所定のプーリ比に設定することは可能である。動力
伝達機構を4プーリ以上で構成しても同じことが言え
る。
【0060】・本発明をその他の遊技機(例えばスロッ
トマシンとパチンコ機とを融合させた融合型遊技機や、
パチンコ機)に具体化してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、モ
ータと回転体との間に動力伝達機構を介在させるという
比較的簡易な機械的対策により、回転体における各図柄
の停止位置ずれを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシンの筐体内部の概要を示す斜視
図。
【図2】回胴ユニットの左半分の主要部品を示す分解斜
視図。
【図3】回胴ユニットの右半分の主要部品を示す分解斜
視図。
【図4】回胴ユニット(帯状フィルムを外した状態)の
正面図。
【図5】回胴ユニットの正面側から見たリール軸付近の
断面図。
【図6】回胴ユニットの左側面側から見た駆動機構の透
視図。
【図7】リール枠の内側面の一部分を示す図。
【図8】(A)は図7のA−A線での拡大断面図、
(B)は図7のB−B線での拡大断面図。
【図9】(A)は帯状フィルムの展開図、(B)はリー
ル枠と帯状フィルムとの係合関係を示す後記図(C)の
D−D線での断面図、(C)は前記図(B)のC−C線
での断面図。
【図10】動力伝達機構の変更例を示す図。
【符号の説明】
21,22…第1及び第2の側板(支持フレーム)、2
5…リール軸(回転体の回動中心軸としての支軸)、2
6…リール軸の縦溝、28…取付クランプ(モータ取付
具)、29…ステッピングモータ、29a…モータ出力
軸、35…左スリーブの切欠き部(26及び35は連通
路を構成する)、40…リール(回転体)、60…被動
プーリ、61…被動プーリ本体、61a…歯(被動プー
リの凹凸部)、64…駆動プーリ、64a…歯(駆動プ
ーリの凹凸部)、65…ベルト、65a…歯(ベルトの
凹凸部)、M…図柄。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力軸が段階的に回動するモータと、外周
    部に複数の図柄が配列された回転体とを備えた遊技機に
    おいて、 前記モータと前記回転体との間には、前記モータ出力軸
    の回転角度又は回転数に対する前記回転体の回転角度又
    は回転数の比率を所定比率に設定した状態で、モータか
    ら回転体へ動力を伝達する動力伝達機構が介在されてい
    ることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】出力軸が段階的に回動するモータと、外周
    部に複数の図柄が配列された回転体とを備えた遊技機に
    おいて、 前記モータは、p回のステップ動作で出力軸が1回転す
    るタイプであり、 前記モータと前記回転体との間には動力伝達機構が介在
    され、当該動力伝達機構は、前記モータの出力軸に作動
    連結された駆動プーリと、前記回転体に作動連結された
    被動プーリとを備えてなり、 更に、駆動プーリの有効径と被動プーリの有効径との比
    率たるプーリ比をx、前記回転体を一図柄切替えに必要
    な回転角度θだけ回動させるのに必要なモータ出力軸の
    駆動ステップ数をn、前記回転体の外周部における図柄
    の数をQとするとき、前記プーリ比x及び駆動ステップ
    数nは、x/n=Q/pの条件式を満たすように決定さ
    れていることを特徴とする遊技機。
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