JP4394378B2 - 図柄変動表示装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシンや弾球遊技機等に用いられ、複数種類の図柄を外周面に表示したリールを含むリールユニットを、収容体の内部に複数個並設した図柄変動表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数種類の図柄を外周面に表示したリールと、このリールを駆動するモータ(駆動部)とを有するリールユニットを、複数個並設した図柄変動表示装置がスロットマシンや弾球遊技機に用いられている。
このような図柄変動表示装置は、リールの内周側に配置されたモータを駆動してリールを回転させるとともに制御装置の内部で抽選を行い、その抽選結果に基づいてモータの駆動を制御し、リールを所定位置に停止させるように構成されている。
【0003】
ここで、リールユニットを所定の間隔で複数個並設するために、リールユニットの収容体に位置決め用の突起を設ける技術が知られている。すなわち、リールはモータの回転軸に固定され、モータは取付板に固定されていることから、収容体の内側に、取付板の左右両面を挟み込む一対の突起を複数設けておき、それぞれの突起をガイドとして各取付板を収容体に挿入することで、各リールユニットが一定の間隔で並ぶようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−103541号公報 (第2頁、図1−2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の技術では、以下の問題点があった。
すなわち、1つの収容体に一方側から取付板を差し込むだけであれば問題は生じないが、2ピース構造の収容体を用いて両側から取付板を挟み込むようにすると、収容体に設けた突起と取付板との位置合わせが難しく、作業性に問題が生じるのである。
【0006】
この点に関してさらに詳述すると、図9は、メインリールユニット30を3個並設した図柄変動表示装置を分解して背面側から見た斜視図である。図9において、メインリールユニット30は、2ピース構造になっているリールケース本体109とリールケースカバー110とにより、両側から挟み込まれるようになっている。
【0007】
そして、図9に示すように、リールケース本体109の下壁の内側には、右側突起131と左側突起132(以下、右側及び左側とは、背面側から見た場合を基準とする)とからなる一対の基準突起130が3組設けられている。また、図9では隠れて見えないため図示していないが、リールケース本体109の上壁の内側にも、同じ一対の基準突起が3組設けられており、リールケースカバー110の上壁及び下壁の内側にも、それぞれ同じ一対の突起が3組ずつ設けられている。なお、リールケースカバー110の上部には、放熱板107が配置される。
【0008】
図9に示すような図柄変動表示装置を組み立てるには、最初に、リールケース本体109に各メインリールユニット30を差し込む。すなわち、メインリールユニット30の取付板37を、右側突起131と左側突起132との隙間に挿入し、基準突起130をガイドとして、リールケース本体109の奥まで取付板37を差し込むようにするのである。
すると、取付板37の上下の前半分が、リールケース本体109の下壁の基準突起130と、上壁の基準突起(図示せず)とにより位置決めされ、3個のメインリールユニット30が一応所定の間隔で並ぶ。
【0009】
ただしこの段階では、取付板37の後ろ半分に別途リールケースカバー110を取り付けることを考慮して、取付板37がリールケース本体109に固定されていない。そのため、取付板37と基準突起130とのクリアランスにより、取付板37は多少左右に自由に動くこととなる。
ここで、メインリールユニット30は3個並んでいるので、それぞれが別々の方向に片寄った場合には、個々のクリアランス以上に各メインリールユニット30の間隔が変動してしまう。
【0010】
このような状態で、図9に示すように、メインリールユニット30の背後からリールケースカバー110を取り付けようとすると、リールケースカバー110の上壁及び下壁の内側に3組設けられている一対の突起が、リールケース本体109の右側突起131及び左側突起132と同じ構成であるため、その隙間と、揺れ動く各取付板37の位置とが一致しないこととなり、的確な位置合わせが困難になる。
そのため、図柄変動表示装置の組立てに多大の工数が必要となってしまうのである。
【0011】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、2ピース構造の収容体を用いて両側からリールユニットを挟み込んだ図柄変動表示装置であっても、簡単に組み立てることができ、生産性を向上させることができる図柄変動表示装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を外周面に表示したリールと、前記リールの内周側に配置され、前記リールを回転駆動する駆動部と、前記駆動部を固定した取付板とを含むリールユニットを、第1収容体の内部に複数個並設し、かつ前記第1収容体の開口面を第2収容体で覆った図柄変動表示装置であって、前記第1収容体の上壁及び下壁の内側に、各前記リールユニットにおけるそれぞれの前記取付板の左右両面を挟み込んで位置決めする一対の基準突起を設けるとともに、前記第2収容体の背面壁の内側に、各前記取付板の左右両面を挟み込んで位置決めする一対の背面突起を設け、かつ、前記第2収容体の上壁及び下壁の内側に、前記第2収容体を左右いずれか一方に移動させたときに各前記取付板の左右いずれか一面のみに当接し、片寄った各前記取付板の位置を矯正して各前記取付板の位置を各前記背面突起と一致するように位置決めする仮突起を設けたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の図柄変動表示装置において、前記背面突起は、断面Y字状になっており、前記取付板の右面を位置決めする右側突起及び前記取付板の左面を位置決めする左側突起の先端部がそれぞれ外側に開いて前記取付板の案内部を構成することを特徴とする。
【0013】
請求項1の発明において、第1収容体の上壁及び下壁の内側には、各リールユニットにおけるそれぞれの取付板の左右両面を挟み込んで位置決めする一対の基準突起を設けている。
ここで、リールユニットの左右動を防止するために、作業性を犠牲にして、取付板と基準突起とのクリアランスを狭くする等の必要性は全くない。すなわち、この第1収容体は、従来の図柄変動表示装置において、リールユニットを最初に差し込むリールケース本体と同様の構成であって、少なくとも従来と同等の作業性が確保されるようになっている。
【0014】
一方、第2収容体の背面壁の内側にも、各取付板の左右両面を挟み込んで位置決めする一対の背面突起を設けている。
これは、第1収容体の基準突起がリールユニットの前半分だけしか位置決めできないので、第2収容体の取り付けにより、リールユニットの後ろ側も位置決めして、リールユニットを正確な位置に固定できるようにするためである。そのため、第1収容体の上壁及び下壁の基準突起と、第2収容体の背面壁の背面突起とにより、必要な組立て精度が確保される。
【0015】
そして、第2収容体の上壁及び下壁の内側には、第2収容体を左右いずれか一方に移動させたときに各取付板の左右いずれか一面のみに当接し、片寄った各取付板の位置を矯正して各取付板の位置を各背面突起と一致するように位置決めする仮突起が設けられている。仮突起は、従来の図柄変動表示装置におけるリールケースカバーの突起のように、取付板の左右両面を挟み込む一対のものではなく、片方が省略された形状となっている。
【0016】
このため、リールユニットの背後から第2収容体を取り付けるときには、第2収容体の上壁及び下壁の仮突起がガイドとなり、別々に左右に動く各取付板を仮突起の間隔に整列させる。これにより、各取付板の位置を背面突起に合わせる。よって、各取付板は、背面突起の隙間にスムーズに挿入される。
したがって、リールユニットの背後から第2収容体を取り付ける際に、各取付板を背面突起の隙間に挿入するための位置合わせ作業が不要となり、作業性が大幅に向上する。
また、背面突起を断面Y字状にし、取付板の右面を位置決めする右側突起及び取付板の左面を位置決めする左側突起の先端部がそれぞれ外側に開いて取付板の案内部を構成するようにすれば、背面突起の高さが低くても、取付板が一層簡単に嵌まり込むようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、本発明の図柄変動表示装置をスロットマシンに適用した例を挙げている。
図1は、本発明の図柄変動表示装置を取り付けた、スロットマシン10の全体を示す前面の正面図である。また、図2は、図1中、スロットマシン10のフロントマスク部12を開放し、基体部11の内部が見えるように図示した正面図である。
【0018】
図1及び図2に示すように、スロットマシン10は、基体部11と、基体部11の前面に取り付けられるフロントマスク部12とから構成されている。
また、スロットマシン10の内部には、リング状のメインリール31を備えるメインリールユニット30が配置され、本実施形態では、メインリールユニット30を3つ並設して図柄変動表示装置を構成している(以下、3つのメインリール31全体を指すときは、メインリール31群という)。
さらに、スロットマシン10の内部には、リング状のサブリール51を備えるサブリールユニット50が配置され、本実施形態では、サブリールユニット50を3つ並設して図柄変動表示装置を構成している(以下、3つのサブリール51全体を指すときは、サブリール51群という)。
【0019】
基体部11は、木材等を組み立てて、前面を開口した箱形に形成したものである。この基体部11の内部には、図2に示すように、下方部に、電源ユニット101及びメダルを貯留しておくホッパーを含むメダル払出し装置102が設けられている。
また、これらの電源ユニット101及びメダル払出し装置102上には、支持板103が設けられており、この支持板103上にサブリールユニット50が搭載されている。
【0020】
さらにまた、サブリールユニット50の上方部であって、基体部11内部における背面側には、メイン制御基板104が設けられている。メイン制御基板104は、メインリール31群の始動及び停止制御を含む、遊技の進行等の遊技全体を統括制御するための制御基板であり、図示しないが、演算等を行うCPU、遊技プログラムを記憶したROM、及びデータを一時的に記憶するRAM等を備えるものである。メイン制御基板104は、透明樹脂からなるケース105内に収容され、ケース105は、メイン制御基板104を収容した後にかしめられており、メイン制御基板104を封印している。
【0021】
一方、フロントマスク部12は、基体部11の前面が開閉可能なように取り付けられており、スロットマシン10の前面部を構成する。
フロントマスク部12は、図1に示すように、前面側(遊技者側)に、スタートスイッチ41及びストップスイッチ42からなる操作スイッチ40や、メダル投入口43、メダル受け皿44等が配置されている。また、操作スイッチ40の上方部であってフロントマスク部12の中央部には、透明なサブ表示窓12aが設けられている。そして、このサブ表示窓12aから、基体部11内部の各サブリール51の一部が透視できるように構成されている。
【0022】
各サブリール51は、回転中心部にそれぞれモータ52(図示せず)が連結されており、このモータ52の駆動制御により各サブリール51の回転がそれぞれ制御される。なお、各サブリール51の内周内側には、上下に連続する3図柄を背後から照光するためのバックランプ53(図1参照)が固定されている。
【0023】
また、図2に示すように、フロントマスク部12の裏面側において、サブ表示窓12aが形成された領域の上側には、メインリールユニット30及びサブ制御基板108を含むユニットが配置されている。そして、図1に示す透明なメイン表示窓12bから、各メインリール31の一部が透視できるように構成されている。
【0024】
各メインリール31は、回転中心部にそれぞれモータ32(図示せず)が連結されており、このモータ32の駆動制御により各メインリール31の回転がそれぞれ制御される。なお、各メインリール31の内周内側には、1つの図柄を背後から照光するためのバックランプ33(図1参照)が固定されている。
【0025】
メインリールユニット30後部のサブ制御基板108は、遊技中における演出を制御する基板であって、サウンドの出力、ランプ類の点灯、サブリール51群の動作制御等を行うものであり、上述したメイン制御基板104と同様に、CPU、ROM、及びRAM等を備えている。すなわち、上述のメイン制御基板104が遊技全体を統括制御し、サブ制御基板108は、メイン制御基板104の下位に属する基板で、演出の全体の制御を担当する。
このサブ制御基板108とメイン制御基板104とは、図示しないハーネスにより電気的に接続されており、メイン制御基板104からサブ制御基板108に対して演出実行指令等を送信するようになっている。
【0026】
このように、図1及び図2に示すスロットマシン10にあっては、前面側から見て、操作スイッチ40の上部にサブ表示窓12aが配置され、そのサブ表示窓12aよりもさらに上部にメイン表示窓12bが配置されている。そして、上部のメイン表示窓12bは、中央部のサブ表示窓12aよりも小さく形成されている。
【0027】
メイン表示窓12bに表示される図柄は、メインリール31群の外周面のものであって、メイン表示窓12bには、停止時の各メインリール31の図柄の組合せによる遊技結果が表示される。
これに対し、サブ表示窓12aに表示される図柄は、サブリール51群の外周面のものであって、サブ表示窓12aには、各サブリール51の回転若しくは停止動作、又は最終的位置における各サブリール51の図柄の組合せのうちの少なくとも1つに基づく演出が表示される。
【0028】
したがって、図1及び図2に示すスロットマシン10において、上部にあるメインリールユニット30は、従来の一般的なスロットマシンであれば、中央部に設けられているリールユニットに相当するものである。
【0029】
しかしながら、メイン表示窓12bがサブ表示窓12aよりも小さく形成されており、メインリールユニット30は、基体部11の内部ではなくフロントマスク部12の裏面側に配置されるものであるから、全体的に小型化されている。すなわち、各メインリール31の直径及び幅は、従来のスロットマシンで中央部に設けられているリールユニットの各リール(図1及び図2に示すスロットマシン10で中央部に設けられているサブリールユニット50の各サブリール51)の直径及び幅よりも、小さくなっているのである。
【0030】
この小型化されたメインリールユニット30は、上述した通り、フロントマスク部12の裏面側に配置されるが、メインリールユニット30自体は、本発明における第1収容体に相当するリールケース本体109(後述する図3参照)と、本発明における第2収容体に相当するリールケースカバー(後述する図3参照)とによって両側から挟み込まれ、本発明の図柄変動表示装置の一実施形態となっている。そして、この図柄変動表示装置がフロントマスク部12に取り付けられる。
そこで以下、メインリールユニット30を収容した図柄変動表示装置について説明する。
【0031】
図3は、メインリールユニット30を有する図柄変動表示装置及びサブ制御基板108を含むユニットを前面側から見た斜視図である。
図3に示すように、メインリール31を含むメインリールユニット30は、リールケース本体109の内部に3個並設されている。そして、リールケース本体109の後側の開口面がリールケースカバー110で覆われ、本実施形態の図柄変動表示装置を構成している。
【0032】
なお、メインリールユニット30の前面側は、リールケース本体109の前面の開口部によって露出しているが、スロットマシンに取り付けられると、図1に示したように、メイン表示窓12bで塞がれる。また、リールケースカバー110の上部には、放熱板107が取り付けられる。さらに、リールケースカバー110の後部には、基板ケース本体111が取り付けられており、この基板ケース本体111にサブ制御基板108が取り付けられ、このサブ制御基板108は基板ケースカバー112によって覆われる。
【0033】
また、図4は、メインリールユニット30の断面図であって、特に、リールケースカバー110の背面壁の内側に設けた背面突起140と取付板37との嵌合部を拡大して図示している。
図4に示すように、メインリールユニット30は、メインリール31、モータ32(本発明における駆動部に相当するもの)及び取付板37を含むもので、メインリール31とモータ32とは、基準片形成部材36を介在させて、中継軸34により連結されている。すなわち、モータ32の回転軸32aに中継軸34を挿入するとともに、ネジ39によってメインリール31と中継軸34とを固定している。
【0034】
なお、基準片形成部材36は、その基準片36aと、取付板37に取り付けられるとともに、基準片36aの通過を読取り可能な位置に設けられたセンサ(図示せず)とにより、メインリール31の基準位置を特定するものである。したがって、この基準位置からの移動量(モータ32がステッピングモータの場合にはステップ数)を演算することにより、図柄位置を判定しつつ停止すべき位置にメインリール31が停止する。
【0035】
そして、このようなメインリールユニット30は、リールケース本体109及びリールケースカバー110に設けられた一対の突起(リールケース本体109の基準突起120、130と、リールケースカバー110の背面突起140)の隙間に取付板37を挿入することで、一定の間隔に並ぶ。
【0036】
すなわち、図4に拡大して図示するように、リールケースカバー110の背面壁の内側に設けた背面突起140と取付板37とが嵌合し、メインリールユニット30が位置決めされるのである。なお、図4には示していないが、リールケース本体109の上壁及び下壁の内側にも一対の基準突起120、130が設けられ、背面突起140の場合と同様に取付板37と嵌合し、メインリールユニット30が位置決めされる。
【0037】
図5は、本発明における第1収容体に相当するリールケース本体109を示す背面図である。
図5に示すように、リールケース本体109の上壁の内側には、右側突起121と左側突起122とからなる一対の基準突起120が3組設けられ、さらに、下壁の内側にも、基準突起120に対向して、右側突起131と左側突起132とからなる一対の基準突起130が3組設けられている。なお、リールケース本体109の正面及び背面は開口しているが、正面側の開口面はメイン表示窓12b(図1参照)で塞がれ、背面側の開口面109aはリールケースカバー110(図3参照)で覆われる。
【0038】
また、図6は、本発明における第2収容体に相当するリールケースカバー110を示す正面図である。
図6に示すように、リールケースカバー110の背面壁の内側には、図5に示したリールケース本体109の基準突起120及び基準突起130に対応する位置に、右側突起141と左側突起142とからなる一対の背面突起140が3組設けられている(上記した通り、右側及び左側とは背面側から見た場合が基準であるから、図6の正面図では左右方向が逆になっている)。
【0039】
さらに、上壁の内側には、背面突起140の一方の突起(本実施形態では、右側突起141)に対応する位置に、仮突起151が3個設けられ、下壁の内側にも、仮突起151に対向して、仮突起152が3個設けられている。
【0040】
次に、本実施形態の図柄変動表示装置の組立て作業、すなわち、図4に示すメインリールユニット30を、図5に示すリールケース本体109の内部に3個並設し、リールケース本体109の開口面109aを、図6に示すリールケースカバー110で覆い、図柄変動表示装置とする作業について説明する。
【0041】
組立ては、まず最初に、リールケース本体109に各メインリールユニット30を差し込む。すなわち、メインリールユニット30の取付板37を、図5に示すリールケース本体109の上壁の基準突起120(右側突起121と左側突起122との隙間)及び下壁の基準突起130(右側突起131と左側突起132との隙間)に挿入し、基準突起120、130をガイドとして、リールケース本体109の奥まで取付板37を差し込むのである。
すると、図5に2点鎖線で図示したように、取付板37の上下の前半分が、基準突起120、130によって位置決めされる。
【0042】
同様にして3個のメインリールユニット30をすべて差し込んだ後、各メインリールユニット30の背後からリールケースカバー110を取り付けるのであるが、この際、図6に示すリールケースカバー110の仮突起151、152を利用する。すなわち、取付板37と基準突起120、130とのクリアランスにより、取付板37が多少左右に片寄っている場合でも、仮突起151、152で位置合わせをするのである。
【0043】
図7は、リールケースカバー110の取付け動作を示す説明図であり、リールケースカバー110の下壁の仮突起152と、メインリールユニット30の取付板37との関係を示している。
図7(A)に示すように、リールケース本体109から露出したメインリールユニット30に対し、取付板37の左側に仮突起152が位置するように(大雑把な位置で良い)、リールケースカバー110をある程度まで被せる(2点鎖線の上矢印は、リールケースカバー110の動きを示すものである)。
【0044】
次に、図7(B)に示すように、リールケースカバー110を右側に移動させる(2点鎖線の右矢印)。すると、仮突起152が取付板37に当接し、片寄った取付板37の位置を矯正するので、取付板37の位置が背面突起140と一致するようになる。
この状態で、メインリールユニット30にリールケースカバー110を被せる(2点鎖線の上矢印)と、仮突起152が取付板37の位置を矯正しつつガイドとなり、取付板37が簡単に、背面突起140の右側突起141と左側突起142との隙間に嵌まり込む。なお、図7には示していないが、上壁の仮突起151も全く同様の作用をする。
【0045】
そして最後に、リールケース本体109の固定穴109b(図5参照)と、リールケースカバー110の固定部110a(図6参照)とを利用して取付板37をネジ止めすれば、各メインリールユニット30が、リールケース本体109及びリールケースカバー110の内部に所定の間隔で固定され、本実施形態の図柄変動表示装置が組み立てられる。
【0046】
なお、図3に示すように、組み立てられた図柄変動表示装置のリールケースカバー110の上部に放熱板107を取り付け、さらに、リールケースカバー110の後部に基板ケース本体111、サブ制御基板108及び基板ケースカバー112を取り付けることにより、図3のユニットとなる。また、図1及び図2に示すように、図3のユニットをフロントマスク部12の裏面側に配置する。
【0047】
図8は、本発明の図柄変動表示装置の他の実施形態を示す図であって、リールケース本体109及びリールケースカバー110のみ示してある。
図8に示すリールケースカバー110の背面突起140は、断面Y字状になっており、右側突起141及び左側突起142の先端部がそれぞれ外側に開いて案内部141a、142aを構成している。そのため、背面突起140の高さが低くても、取付板37(図示せず)が一層簡単に嵌まり込むようになる。
【0048】
また、図8に示すような断面Y字状の背面突起140は、右側突起141及び左側突起142の両脇から挿入して案内部141a、142aの下側を形成する下型と、背面突起140の上方に位置して案内部141a、142aの上側を形成する上型との上下2分割の金型によって成型される。したがって、図8に示すように断面Y字状とし、背面突起140の高さを低くできることは、金型の製作が容易になり、必要な金型強度も確保できることとなる。
【0049】
なお、上記実施形態では、図柄変動表示装置をスロットマシン10に適用した例を挙げたが、本発明の図柄変動表示装置は、例えば弾球遊技機等の各種の遊技機に適用することができる。
【0050】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、第1収容体の上壁及び下壁の内側に、各リールユニットにおけるそれぞれの取付板の左右両面を挟み込んで位置決めする一対の基準突起を設けるとともに、第2収容体の背面壁の内側に、各取付板の左右両面を挟み込んで位置決めする一対の背面突起を設け、かつ、第2収容体の上壁及び下壁の内側に、第2収容体を左右いずれか一方に移動させたときに各取付板の左右いずれか一面のみに当接し、片寄った各取付板の位置を矯正して各取付板の位置を各背面突起と一致するように位置決めする仮突起を設けたので、仮突起がガイドとなり、基準突起に差し込んだ各取付板と、背面突起との正確かつ簡易な位置合わせが可能となる。そのため、図柄変動表示装置の組立て作業性が大幅に向上する。
また、請求項2の発明によれば、背面突起を断面Y字状にし、取付板の右面を位置決めする右側突起及び取付板の左面を位置決めする左側突起の先端部がそれぞれ外側に開いて取付板の案内部を構成するようにしたので、背面突起の高さが低くても、取付板が一層簡単に嵌まり込むようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の図柄変動表示装置をスロットマシンに適用した例を示す正面図である。
【図2】図1中、スロットマシンのフロントマスク部を開放し、基体部の内部が見えるように図示した正面図である。
【図3】フロントマスク部の裏面側に取り付けられているメインリールユニット及びサブ制御基板を含むユニットを前面側から見た斜視図である。
【図4】メインリールユニットの断面図であって、特に、リールケースカバーの背面壁の内側に設けた背面突起と取付板との嵌合部を拡大して図示したものである。
【図5】本発明における第1収容体に相当するリールケース本体を示す背面図である。
【図6】本発明における第2収容体に相当するリールケースカバーを示す正面図である。
【図7】リールケースカバーの取付け動作を示す説明図であり、リールケースカバーの下壁の仮突起と、メインリールユニットの取付板との関係を示すものである。
【図8】本発明の他の実施形態の図柄変動表示装置(リールケース本体及びリールケースカバーのみ)を示す図である。
【図9】メインリールユニットを3個並設した図柄変動表示装置を分解して背面側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン
11 基体部
12 フロントマスク部
12a サブ表示窓
12b メイン表示窓
30 メインリールユニット
31 メインリール
32 モータ
32a 回転軸
33 バックランプ
34 中継軸
36 基準片形成部材
36a 基準片
37 取付板
39 ネジ
40 操作スイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
44 メダル受け皿
50 サブリールユニット
51 サブリール
52 モータ
53 バックランプ
101 電源ユニット
102 メダル払出し装置
103 支持板
104 メイン制御基板
105 ケース
107 放熱板
108 サブ制御基板
109 リールケース本体
109a 開口面
109b 固定穴
110 リールケースカバー
110a 固定部
111 基板ケース本体
112 基板ケースカバー
120 基準突起
121 右側突起
122 左側突起
130 基準突起
131 右側突起
132 左側突起
140 背面突起
141 右側突起
141a 案内部
142 左側突起
142a 案内部
151 仮突起
152 仮突起

Claims (2)

  1. 複数種類の図柄を外周面に表示したリールと、
    前記リールの内周側に配置され、前記リールを回転駆動する駆動部と、
    前記駆動部を固定した取付板と
    を含むリールユニットを、第1収容体の内部に複数個並設し、かつ前記第1収容体の開口面を第2収容体で覆った図柄変動表示装置であって、
    前記第1収容体の上壁及び下壁の内側に、各前記リールユニットにおけるそれぞれの前記取付板の左右両面を挟み込んで位置決めする一対の基準突起を設けるとともに、
    前記第2収容体の背面壁の内側に、各前記取付板の左右両面を挟み込んで位置決めする一対の背面突起を設け、
    かつ、前記第2収容体の上壁及び下壁の内側に、前記第2収容体を左右いずれか一方に移動させたときに各前記取付板の左右いずれか一面のみに当接し、片寄った各前記取付板の位置を矯正して各前記取付板の位置を各前記背面突起と一致するように位置決めする仮突起を設けた
    ことを特徴とする図柄変動表示装置。
  2. 請求項1に記載の図柄変動表示装置において、
    前記背面突起は、断面Y字状になっており、前記取付板の右面を位置決めする右側突起及び前記取付板の左面を位置決めする左側突起の先端部がそれぞれ外側に開いて前記取付板の案内部を構成する
    ことを特徴とする図柄変動表示装置。
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