JP2003274831A - 釣り用バケツ - Google Patents
釣り用バケツInfo
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Abstract
用し易く、また、一々ファスナ等の留め具で蓋体を保持
しなくても、蓋体が風で煽られて開くことのない釣り用
バケツを提供することを目的とする。 【解決手段】 上部が開口するバケツ本体と、当該バケ
ツ本体の開口部を開閉自在に覆う蓋体とからなるバケツ
に於て、上記蓋体を折曲り部を介して折り曲げ可能に成
形すると共に、当該折曲り部を挟んで少なくとも一方側
の周縁部に、閉鎖時にバケツ本体の外周を覆う壁部を延
設したことを特徴とする。
Description
餌入れ等に使用される釣り用バケツに関する。
7,図8に示すように、従来、釣り具入れや撒き餌入れ
に使用される釣り用バケツ(以下、「バケツ」という)
1は、柔軟性,防水性を有する合成樹脂シートで成形さ
れて上方が開口する箱状のバケツ本体3と、当該バケツ
本体3の開口部5を覆う蓋体7と、バケツ1を運搬する
ためのハンドル9やベルトを備えたものが広く知られて
おり、通常、蓋体7は、その周縁部がバケツ本体3の開
口部5に沿ってファスナ11で止着できるようになって
いる。
に、いつでも撒き餌が掬えるように図8の如くファスナ
11を半ばまで開けて蓋体7を折り曲げ、蓋体7に装着
した係合具13,15同士を係合させてバケツ1を半開
状態で使用できる構成が一般的である。尚、以下、本明
細書に於て、半開状態とは、バケツ本体の開口部が全開
状態以外で開放された状態をいう。
は、図9及び図10に示すようにバケツ本体17と、そ
の上部の開口部19を開閉可能に覆う蓋体21との間
に、バケツ本体17の一側に固定される固定蓋23と、
当該固定蓋23との間の屈折部25を介して開口部19
を自由に開閉する可動蓋27とからなる補助蓋29を介
装して、可動蓋27の横幅の略中央部に柄杓が嵌挿可能
な切欠き部31を設けたバケツ33が開示されており、
切欠き部31に嵌挿した柄杓の持ち上げ操作で屈折部2
5を境に可動蓋27が開いて、図10の如くバケツ33
が半開状態で使用できるようになっている。
口部5の周縁部に沿ってファスナ35が取り付けられて
おり、これを閉めることで開口部19が蓋体21によっ
て完全に閉鎖されるようになっている。
10の如くバケツ1,33を半開状態で使用すると、撒
き餌が乾燥し、また、雨天時に雨が中に入り込んでしま
うことがある。
況に応じ撒き餌を取り出してはすぐに蓋体を閉めて、必
要なときだけ蓋体を開ける事態も生ずるが、このような
場合に一々ファスナまで閉める作業は面倒で、通常、図
7のバケツ1にあっては、蓋体7の開放端側7aをバケ
ツ本体3の開口部5に被せるだけのことが多い。しか
し、通常、蓋体7は柔軟性を有する材料で柔らかく成形
されているため、斯様に蓋体7の開放端側7aを開口部
5に被せただけでは、風で煽られて開放端側7aが開い
てしまったり、開放端側7aがバケツ本体3内に入り込
んで、雨がこれを伝わって中に入ってしまう欠点があっ
た。
10に示すように可動蓋27を単に閉じただけでは、風
で煽られて可動蓋27が簡単に開いてしまい、バケツ本
体17を閉じた状態に保持しようとするならば、ファス
ナ21を一々閉じる必要があった。本発明は斯かる実情
に鑑み案出されたもので、半開状態で使用し易く、ま
た、一々ファスナ等の留め具で蓋体を保持しなくても、
蓋体が風で煽られて開くことのないバケツを提供するこ
とを目的とする。
め、請求項1に係る発明は、上部が開口するバケツ本体
と、当該バケツ本体の開口部を開閉自在に覆う蓋体とか
らなるバケツに於て、上記蓋体を折曲り部を介して折り
曲げ可能に成形すると共に、当該折曲り部を挟んで少な
くとも一方側の周縁部に、閉鎖時にバケツ本体の外周を
覆う壁部を延設したことを特徴とする。
記載のバケツに於て、蓋体は、バケツ本体の一側に連結
部材を介して連結され、留め具を介して当該バケツ本体
に止着可能であることを特徴とし、請求項3に係る発明
は、請求項1または請求項2記載のバケツに於て、蓋体
は、折曲り部を挟んで一方側の周縁部に、バケツ本体の
外周を覆う壁部が延設され、折曲り部を挟んで他方側が
バケツ本体の一側に連結部材を介して連結されているこ
とを特徴とする。
開状態で使用している蓋体を伏せると、壁部がバケツ本
体の外周を覆ってバケツ本体内への雨の浸入を防ぎ、ま
た、風で煽られても、壁部がバケツ本体の外周に引っ掛
かって蓋体が不用意に開くことを防止する。
明によれば、半開状態で使用した蓋体を伏せればよく、
一々留め具で蓋体をバケツ本体に止着する必要がない。
基づき説明する。
るバケツの一実施形態を示し、図1に於て、41はエチ
レン酢酸ビニル,塩化ビニル等の柔軟な合成樹脂シート
の端部を溶着や接着等で接合して成形した防水性を有す
るバケツ本体で、図2に示すようにバケツ本体41は方
形状に成形されて上部が開口し、開口部43の一側に、
バケツ本体41と同一材料で成形された蓋体45がヒン
ジ部材(連結部材)47を介して連結されている。
1の前側面51と後側面53の外周に取り付けられてい
るが、図3に示すようにバケツ本体41の側面の上部、
即ち、前後側面51,53と左右側面55,57を構成
する合成樹脂シートの上部は、金属や合成樹脂で成形さ
れた平面視矩形状のフレーム59で外側に折り返されて
開口部43の開口周縁部を形成しており、夫々の折返し
片61は、端部を除き各側面51,53,55,57の
外側にウエルダ加工によって接合されている。そして、
各折返し片61の端部と、蓋体45の周縁部との間にフ
ァスナ(留め具)63が縫着されており、ファスナ63
の操作部65をヒンジ部材47まで移動させると蓋体4
5が全開状態となり、また、図2に示すように操作部6
5をハンドル49間まで移動させると、後述するように
蓋体45が半開状態で使用できるようになっている。
は右側面57の折返し片61と蓋体45との間に取り付
けられているため、ハンドル49が邪魔にならずに蓋体
45を開くことができ、また、上記フレーム59によっ
てバケツ本体41の自立性,強度アップと開口部43の
形状保持が図られている。
と蓋体45に縫着されたファスナ63の帯である。而し
て、本実施形態に係るバケツ71は、上述の如き構成に
加え、以下の如き特徴を有している。即ち、図1に示す
ように蓋体45の表面側の略中央には、前側面51から
後側面53方向に溝を設けて薄肉とされた折曲り部73
が設けられており、当該折曲り部73を介して蓋体45
の反ヒンジ部材47側の一方側(以下、「可動蓋」とい
う)45aと、ヒンジ部材47側の他方側(以下、「固
定蓋」という)45bが谷折りできるようになってい
る。
縁部には、当該可動蓋45aを開口部43に被せた際
(蓋体45の閉鎖時)に、バケツ本体41(前後側面5
1,53と左側面55)の上部外周を覆う壁部(以下、
「スカート部」という)75が、当該外周に沿って延設
されており、前,後側面51,53と左側面55の折返
し片61は、当該スカート部75の形状に沿って裁断さ
れてその端部にファスナ63が取り付き、また、蓋体4
5側も固定蓋45bの端部からスカート部75の端部に
亘って、ファスナ63が屈曲し乍ら取り付けられてい
る。
例えば撒き餌入れとしての使用に当たって、ファスナ6
3の操作部65をヒンジ部材47まで移動させてファス
ナ63を開けると、蓋体45が全開状態となって、可動
蓋45aと固定蓋45bの双方がヒンジ部材47側外方
へ展開できる。一方、図2の如く操作部65を折曲り部
73まで移動させた後、折曲り部73を介して可動蓋4
5aを固定蓋45b側へ展開して開口部43を開放すれ
ば、バケツ71が半開状態で使用できることとなる。
45aを開口部43に被せれば開口部43が閉鎖される
が、スカート部75がバケツ本体41の上部外周を覆っ
てバケツ71内への雨の浸入を防ぎ、また、風で煽られ
ても、スカート部75がバケツ本体41の上部外周に引
っ掛かって、可動蓋45aが不用意に開くことを防止す
る。
蓋体45の可動蓋45a側を開いて半開状態で使用でき
ることは勿論、ファスナ63を閉じず、開いた可動蓋4
5aを開口部43に被せるだけで可動蓋45aが風で煽
られて不用意に開いてしまうことがない。このため、撒
き餌後に一々ファスナ63を閉じる煩わしさがなくな
り、また、このようにファスナ63を一々閉じなくても
よいため、可動蓋45aを再び手で持ち上げるだけで可
動蓋45aを簡単に開くことができる等、従来に比し使
い勝手が飛躍的に向上することとなった。
るバケツの一実施形態を示し、本実施形態は、溝を設け
て薄肉とした上記実施形態の折曲り部73に代え、蓋体
45-1の表面側の略中央に、前側面51から後側面53
方向に折り曲げグセを付けて折曲り部77を設けると共
に、固定蓋45b-1の周縁部に、ヒンジ部材47部分を
除くバケツ本体41(前,後側面51,53と右側面5
7)の上部外周を覆う壁部(以下、「スカート部」とい
う)79を、当該外周に沿って延設したもので、スカー
ト部79は可動蓋45a側のスカート部75に比し高さ
が小さく成形されている。
部77に対応するスカート部75,79間にV字状の切
欠き81を設けて、可動蓋45aの開閉に支障がないよ
うに構成されており、前後側面51,53と左右側面5
5,57の折返し片61は、両スカート部75,79の
形状に沿って裁断されてその端部にファスナ63が取り
付き、また、蓋体45-1側もスカート部75,79と切
欠き81の端部に亘ってファスナ63が屈曲し乍ら取り
付けられている。
ば、V字状の切欠き81はなくてもよい。本実施形態に
係るバケツ71-1はこのように構成されているから、本
実施形態によっても、上記実施形態と同様、所期の目的
を達成することができることは勿論、本実施形態によれ
ば、更にスカート部79がバケツ本体41の上部外周を
覆って、バケツ71-1内への雨の浸入をより確実に防止
することができる利点を有する。
や折り曲げグセを設けて折曲り部73,77を形成した
が、蓋体全体に柔軟性を持たせてもよく、この場合、手
で押さえなくても折り返し状態が維持できればよい。ま
た、可動蓋45aを開いたままに保持する留め具を設け
てもよい。また、上記各実施形態では、蓋体45,45
-1の可動蓋45aと固定蓋45b,45b-1を一体に設
けたが、可動蓋と固定蓋を別部材で構成してこれらを連
結してもよく、この場合、可動蓋側の剛性を固定蓋より
大きくすると、閉じた時に確実にスカート部がバケツ本
体の開口部外周に被ることとなる。
5,45-1をヒンジ部材47を介してバケツ本体41に
連結したが、バケツ本体に対して蓋体がファスナやバッ
クル等の留め具を介して着脱自在なバケツに本発明を適
用することも可能である。
によれば、蓋体を折り曲げて半開状態でバケツが使用し
易く、また、半開状態で使用した蓋体を伏せると、壁部
がバケツ本体の外周に被るために、風で煽られても蓋体
が開き難いといった利点を有する。
によれば、半開状態で使用した蓋体を伏せると、風で煽
られても蓋体が開き難いため、一々留め具で蓋体をバケ
ツ本体に止着する必要がなく、この結果、留め具を操作
せずに蓋体を簡単に再び開けることができる利点を有す
る。
ツの全体斜視図である。
ツの全体斜視図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 上部が開口するバケツ本体と、当該バケ
ツ本体の開口部を開閉自在に覆う蓋体とからなる釣り用
バケツに於て、 上記蓋体を折曲り部を介して折り曲げ可能に成形すると
共に、当該折曲り部を挟んで少なくとも一方側の周縁部
に、閉鎖時にバケツ本体の外周を覆う壁部を延設したこ
とを特徴とする釣り用バケツ。 - 【請求項2】 蓋体は、バケツ本体の一側に連結部材を
介して連結され、留め具を介して当該バケツ本体に止着
可能であることを特徴とする請求項1記載の釣り用バケ
ツ。 - 【請求項3】 蓋体は、折曲り部を挟んで一方側の周縁
部に、バケツ本体の外周を覆う壁部が延設され、折曲り
部を挟んで他方側がバケツ本体の一側に連結部材を介し
て連結されていることを特徴とする請求項1または請求
項2記載の釣り用バケツ。
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