JP2003274824A - 両軸受リールのリール本体 - Google Patents

両軸受リールのリール本体

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JP2003274824A
JP2003274824A JP2002085493A JP2002085493A JP2003274824A JP 2003274824 A JP2003274824 A JP 2003274824A JP 2002085493 A JP2002085493 A JP 2002085493A JP 2002085493 A JP2002085493 A JP 2002085493A JP 2003274824 A JP2003274824 A JP 2003274824A
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JP
Japan
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reel
side plates
spool
dual
reel body
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JP2002085493A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Hirayama
広和 平山
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両軸受リールのリール本体において、釣り糸
の根がかりを容易に解消する。 【解決手段】 両軸受リールのリール本体1は、リール
本体1は、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着さ
れた第1カバー13及び第2カバー14と、第2カバー
14に装着された機構装着板16とを有している。フレ
ーム5は、所定の間隔をあけて配置された左右1対の側
板10、11と、側板10、11を連結する複数の連結
部材12と、側板10、11間のスプール15後方に配
置された引込部材17とを有している。引込部材17
は、側板10、11間のスプール15後方に配置され、
指により後方に引き込み可能な部材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール本体、特
に、両軸受リールのリール本体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、両軸受リールは、釣竿に装着さ
れるリール本体と、リール本体に回転自在に支持された
スプールと、リール本体の一側に装着されスプールを回
転させるためのハンドルと、ハンドルの回転をスプール
に伝達するための回転伝達機構とを備えている。リール
本体は、所定の間隔をあけて対向するように配置された
左右1対の側板と両側板を連結する連結部材とを有する
フレームを有している。連結部材は、側板の周縁部に設
けられ、両側板を複数箇所にて連結している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の両軸受リー
ルでは、釣り糸を前方に繰り出し釣りを行っていると
き、水底の岩礁等に仕掛けが引っ掛かる、いわゆる根が
かりを起こすことがある。このような根がかりを起こし
た場合、釣り糸を後方に引っ張って仕掛けを釣り糸から
切り離すことにより根がかりを解消する。ここで、釣り
糸を後方に引っ張るには、スプールの糸繰り出し方向の
回転を禁止した状態で、釣竿を大きな力で後方に引き込
む操作を行う。しかし、釣竿は掴みにくく滑りやすいの
で、釣竿の取り回しが難しく、特に大きな力で後方に引
き込む操作を行うのは困難である。
【0004】本発明の課題は、両軸受リールのリール本
体において、釣り糸の根がかりを容易に解消することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1に係る両軸受リー
ルのリール本体は、釣竿に装着され釣り糸をスプールか
ら前方に繰り出す両軸受リールのリール本体であって、
所定の間隔をあけて対向しスプールを挟むように配置さ
れた1対の側板と、1対の側板を連結する連結部材と、
1対の側板間のスプール後方に配置され指により後方に
引き込み可能な引込部材とを備えている。
【0006】このリール本体では、側板間のスプール後
方には、指により後方に引き込み可能な引込部材が設け
られている。ここでは、釣り糸が根がかりした場合、引
込部材に指を係止して大きな力で後方に引き込む。する
と、リール本体が後方に引き込まれ、釣り糸が後方に引
っ張られて仕掛けが切り離される。したがって、このよ
うな引込部材を設けることにより、釣り糸の根がかりを
容易に解消することができる。
【0007】発明2に係るリール本体は、発明1のリー
ル本体において、引込部材は指を係止可能な凹部を有し
ている。この場合、引込部材に凹部が設けられているの
で、この凹部に指を係止することにより、大きな力を入
れやすくなる。発明3に係るリール本体は、発明1又は
2のリール本体において、引込部材は1対の側板に設け
られている。この場合、引込部材を1対の側板に一体ま
たは別体で設けることにより、連結部材としての役割を
兼用できる。
【0008】発明4に係るリール本体は、発明1又は2
のリール本体において、引込部材は連結部材に設けられ
ている。この場合、引込部材を連結部材に一体または別
体で設けることにより、引込部材をコンパクトに配置で
きる。発明5に係るリール本体は、発明1から4のいず
れかのリール本体において、引込部材は金属製である。
この場合、サムレストの強度を高く維持できるととも
に、高級感を演出することができる。
【0009】発明6に係るリール本体は、発明1から4
のいずれかのリール本体において、引込部材は合成樹脂
製である。この場合、引込部材の加工が容易になるとと
もに、親指を引っ掛けたときの感触を良好にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を採用した両
軸受リールは、図1及び図2に示すように、たとえば中
型の丸型リールであり、リール本体1と、リール本体1
の側方に配置されたスプール回転用のハンドル組立体2
と、ハンドル組立体2のリール本体1側に配置されたス
タードラグ3とを主に備えている。
【0011】リール本体1には、スプール15が回転自
在に装着されている。リール本体1は、竿取付脚4を介
して釣竿RDに装着される。リール本体1は、図2に示
すように、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着さ
れた第1カバー13及び第2カバー14と、第2カバー
14に装着された機構装着板16とを有している。フレ
ーム5は、所定の間隔をあけて配置された左右1対の側
板10、11と、側板10、11を連結する複数の連結
部材12と、側板10、11間のスプール15後方に配
置された引込部材17とを有している。機構装着板16
は側板11に接触して配置され、機構装着板16と第2
カバー14との間には、各種機構を収納するための空間
が形成されている。
【0012】フレーム5及び第1カバー13はダイカス
ト成形により得られ、第2カバー14は金属薄板をプレ
ス成形して得られる。1対の側板10、11及び第1カ
バー13は、それぞれ側面から見て円形をなしている。
第2カバー14には、図2に示すように、後述するハン
ドル軸30の装着部分を中心に軸方向外方にも膨出した
膨出部14aが形成されている。この膨出部14aのハ
ンドル軸30の周囲と、後述するスプール軸25の周囲
とには、図2に示すように、それぞれの筒状のボス部1
4b、14cがかしめ固定されている。
【0013】連結部材12は、両側板10、11の外周
に沿う形状で両側板10、11と一体で形成された板状
の部材であり、たとえばリール本体1の前部と下部との
2箇所で1対の側板10、11を連結している。下部の
連結部材12には竿取付脚4が固定されている。竿取付
脚4は、フレーム5の側板10、11間の中心位置に沿
って配置されている。
【0014】引込部材17は、図1及び図2に示すよう
に、側板10、11間のスプール15後方に配置され、
指により後方に引き込み可能な金属製部材である。引込
部材17は、側板10、11と一体成形されており、後
方に突出した凹部17aが形成されている。凹部17a
は、指をこの凹部17aと後述するスプール15との間
に挿入して操作しやすいように前面が後方に凹むように
形成されている。
【0015】ハンドル組立体2は、ハンドル軸30の先
端に回転不能に装着されたクランクアーム6と、クラン
クアーム6の一端にクランクアーム6の一端部と直交す
る軸回りに回転自在に装着されたハンドル把手7と、ハ
ンドル把手7をクランクアーム6に回転自在に装着する
ための回転支持部8とを有している。ハンドル組立体2
において、クランクアーム6のハンドル軸30装着部分
が回転支持部8の装着部分よりリール本体1から離反し
ている。つまり、ハンドル把手7の基端部の回転平面が
クランクアーム6のハンドル軸30への固定部分の回転
平面よりリール本体1側に接近している。
【0016】クランクアーム6は、ハンドル軸30の径
方向に延び2箇所で屈曲した平板状の金属製の部材であ
る。クランクアーム6は、図2に示すように、ハンドル
軸30の先端に形成された面取り部30aに回転不能に
係止されており、固定ナット30bによりハンドル軸3
0に着脱自在に固定されている。スプール15は、図2
に示すように、1対の側板10、11間に回転自在に配
置されている。スプール15は、糸巻胴部15aと、糸
巻胴部15aの両端に一体で形成されたフランジ部15
bとを有している。スプール15の中心にはスプール軸
25が貫通して固定されている。スプール軸25は第1
カバー13及び機構装着板16に軸受26a、26bを
介して回転自在に支持されている。
【0017】機構装着板16と第2カバー14の間の空
間には、ハンドル組立体2からのトルクをスプール15
に伝えるための回転伝達機構20と、回転伝達機構20
内に設けられたクラッチ機構21と、クラッチ機構21
をオン、オフ操作するためのクラッチ操作機構22とが
配置されている。第2カバー14の側部後方には、クラ
ッチ操作機構22を操作するクラッチ操作レバー35が
揺動自在に配置されている。
【0018】回転伝達機構20は、一端にハンドル組立
体2が固定されたハンドル軸30と、ハンドル軸30の
他端に回転制御機構23を介して連結されたメインギア
31と、メインギア31に噛み合うピニオンギア32と
を有している。このような構成では、クラッチ機構21
がオンされた状態では、ハンドル組立体2からのトルク
がメインギア31及びピニオンギア32を介してスプー
ル15に直接伝達される。
【0019】回転制御機構23は、スプール15の糸繰
り出し方向の回転に対して設定したドラグ力を作用させ
るためのドラグ機構72と、ハンドル軸30を糸巻き取
り方向にのみ回転させる(糸繰り出し方向の回転を禁止
する)ローラクラッチ機構73とを有している。このよ
うな両軸受リールでは、キャスティングを行うときに
は、クラッチ操作レバー35を下方に押圧し、クラッチ
機構21をオフ状態にする。このクラッチ機構21がオ
フ状態では、スプール15が自由回転状態になり、キャ
スティングを行うと仕掛けの重さにより釣り糸がスプー
ル15から勢いよく繰り出される。このように釣りをし
ているとき、仕掛けが根がかりしてしまうことがある。
この場合、引込部材17の凹部17aに指を係止して大
きな力で後方に引き込む。すると、リール本体1が後方
に引き込まれ、釣り糸が後方に引っ張られて仕掛けが切
り離される。このように、側板10、11間のスプール
15後方に引込部材17を設けることにより、釣り糸の
根がかりを容易に解消することができる。
【0020】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、中型の丸型リールを例にあ
げて説明したが、これに限定されるものではなく、他の
あらゆる種類の両軸受リールにも本発明を適用できる。 (b) 前記実施形態では、引込部材17は、側板1
0、11と一体成形されていたが、これに限定されるも
のではなく、図3に示すように、引込部材17を側板1
0、11と別体で設けてもよい。また、図4に示すよう
に、側板10、11に設けられた連結部材12に引込部
材17を別体で設けてもよい。この場合は、引込部材1
7を連結部材12として兼用できる。
【0021】(c) 前記実施形態では、凹部17a
は、後方側に突出して形成されていたが、図5に示すよ
うに、上方側に突出して凹部17aを形成してもよい。 (d) 前記実施形態では、引込部材17は金属製であ
ったが、これに限定されず、合成樹脂製であってもよ
い。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、両軸受リールのリール
本体において、指により後方に引き込み可能な引込部材
を設けることにより、釣り糸の根がかりを容易に解消で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの
斜視図。
【図2】前記両軸受リールの平面断面図。
【図3】他の実施形態の図1に相当する図。
【図4】他の実施形態の図1に相当する図。
【図5】他の実施形態の図1に相当する図。
【符号の説明】
1 リール本体 15 スプール 10、11 側板 12 連結部材 17 引込部材 17a 凹部 RD 釣竿

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣竿に装着され、釣り糸をスプールから前
    方に繰り出す両軸受リールのリール本体であって、 所定の間隔をあけて対向し、前記スプールを挟むように
    配置された1対の側板と、 前記1対の側板を連結する連結部材と、 前記1対の側板間の前記スプール後方に配置され、指に
    より後方に引き込み可能な引込部材と、を備えた両軸受
    リールのリール本体。
  2. 【請求項2】前記引込部材は指を係止可能な凹部を有し
    ている、請求項1に記載の両軸受リールのリール本体。
  3. 【請求項3】前記引込部材は前記1対の側板に設けられ
    ている、請求項1又は2に記載の両軸受リールのリール
    本体。
  4. 【請求項4】前記引込部材は前記連結部材に設けられて
    いる、請求項1又は2に記載の両軸受リールのリール本
    体。
  5. 【請求項5】前記引込部材は金属製である、請求項1か
    ら4のいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
  6. 【請求項6】前記引込部材は合成樹脂製である、請求項
    1から4のいずれかに記載の両軸受リールのリール本
    体。
JP2002085493A 2002-03-26 2002-03-26 両軸受リールのリール本体 Pending JP2003274824A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005218312A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Shimano Inc 釣り用リール、釣り情報表示装置及び釣り情報表示システム
KR101608513B1 (ko) 2014-04-07 2016-03-31 유한책임회사 도요엔지니어링 편심족부를 구비한 낚시 릴 어셈블리

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