JP2003272248A - 光ディスク原盤露光装置および非同期回転振れ量検出方法 - Google Patents

光ディスク原盤露光装置および非同期回転振れ量検出方法

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JP2003272248A
JP2003272248A JP2002077012A JP2002077012A JP2003272248A JP 2003272248 A JP2003272248 A JP 2003272248A JP 2002077012 A JP2002077012 A JP 2002077012A JP 2002077012 A JP2002077012 A JP 2002077012A JP 2003272248 A JP2003272248 A JP 2003272248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非同期回転振れを高精度で検出し、光ディス
ク原盤上の半径方向のビーム照射位置を変化させ、ビー
ム照射軌跡のトラックピッチを高精度で安定させる。 【解決手段】 非同期回転振れ量検出部19aは、ター
ンテーブル10に非接触で配置された回転振れ検出セン
サー17により、ターンテーブル10の回転振れ量を検
出するアンプ30・A/D変換器31と、SPモータ1
4の回転角度を検出するエンコーダ15と、アンプ30
・A/D変換器31とエンコーダ15の検出値からター
ンテーブル10の同期回転振れ量を演算するマイクロコ
ントローラ32と、同期回転振れ量を基に回転振れ検出
センサー17の位置を変位させる圧電素子18と、を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク原盤に
記録用ビームを照射する光ディスク原盤露光装置および
非同期回転振れ量検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の情報技術の進歩に伴い、メディア
情報を大容量に記録する媒体として、コンパクトディス
ク(CD)やデジタルビデオディスク(DVD)、レー
ザディスク(LD)などに代表されるような光ディスク
が普及している。これらの光ディスクは、音楽情報や映
像情報が、ピットの長さをパラメータとする信号に変換
して記録される。それぞれの情報ピットは、情報記録面
において一定の幅を有し、長手方向がディスクの中心に
対して螺旋状あるいは同心円状に沿って配列するように
形成されて情報トラックを構成する。
【0003】ところで、このような光ディスクは、光デ
ィスク原盤露光(記録)装置により情報ピットを光ディ
スク原盤に記録し、記録された原盤からディスクスタン
パを形成し、このディスクスタンパを用いてポリカーボ
ネイト樹脂などを加熱プレス加工あるいは射出成形し、
ピットが原盤から転写されて形成された記録層上を金属
蒸着処理した後、透光性基板などが積層されて形成され
る。
【0004】しかし、光ディスク原盤露光(記録)装置
では、ターンテーブル(光ディスク原盤)の回転中に、
その半径方向に振れる現象が生じる。この振れにはター
ンテーブルの回転角の位置によって振れの大きさが決ま
る同期振れと、ターンテーブルの回転角の位置とは無関
係で非規則な量の非同期振れとがある。この非周期的に
現れる振れは、NRRO(non−repeatabl
e runout)とも呼ばれる。この非同期振れの発
生は、ターンテーブルのスピンドルモータの軸受(ボー
ルベアリングなど)、周辺支承部、軸真円度、予圧構造
の不完全さや振動などに起因している。このように露光
記録時に非同期振れが生じるとトラックピッチの精度に
悪影響を及ぼし所望のトラックピッチが得られなくな
り、不良原盤が製造されることになる。このため、この
非同期振れを検出し、露光位置を調整する装置が、知ら
れている。
【0005】光ディスク原盤に露光ビームを照射して記
録信号を記録する光ディスク原盤露光(記録)装置に関
連する参考技術文献として、たとえば特開平9−190
651号公報、特開2000−20964号公報が開示
されている。この特開平9−190651号公報の「光
ディスク原盤露光装置および非同期振れ量補正装置」に
は、ターンテーブルの回転振れ(同期、非同期回転振
れ)信号から、あらかじめ測定した回転振れ量の平均値
(同期回転振れ量)信号を減算し、非同期回転振れ信号
のみを出力することが開示されている。また、特開20
00−20964号公報の「光ディスク原盤記録装置」
には、回転シャフトの回転方向の角度位置と光ディスク
原盤の記録面に平行な方向の回転シャフトの変位とを検
出し、角度位置と変位とに基づいて回転シャフトの基準
位置からの現在角度位置における現在偏倚を算出し、現
在偏倚にしたがって照射スポット位置を調整することが
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示されるような従来の光ディスク原盤露光(記録)装置
にあっては、非同期回転振れ量は同期回転振れ量として
非常に小さい値なので、非同期回転振れ量の検出精度を
高くすることができない。たとえば、センサーによる回
転振れ量の検出精度を検出FS(フルスケール)10μ
m、分解能10nm(FSの1/1000)とすると、
非同期回転振れ量は同期回転振れ量と比較して非常に小
さく同期回転振れの1%以下と考えられる。ここで、同
期回転振れが5μmなら非同期回転振れは50nm以下
であり、分解能10nmでは精度よく非同期回転振れを
測定することができない。
【0007】そこで、回転振れ量の検出精度を検出FS
(フルスケール)1μm、分解能1nm(FSの1/1
000)として分解能を上げても回転振れが検出FS
(フルスケール)1μmを超えてしまう。このように、
同期回転振れ量と比較して非常に小さい非同期回転振れ
を検出することができないため、スパイラル状のビーム
照射軌跡のトラックピッチを高精度に安定させることが
できないという問題点があった。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、非同期回転振れを高精度で検出し、ビーム照射位
置制御手段で露光ビーム発生器を制御し、光ディスク原
盤上の半径方向のビーム照射位置を変化させることによ
り、スパイラル状のビーム照射軌跡のトラックピッチを
高精度で安定させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる光ディスク原盤露光装置にあっ
ては、ターンテーブルの半径方向への非同期回転振れ量
を検出する非同期回転振れ量検出手段と、前記非同期回
転振れ量検出手段からの信号に基づいて前記光ディスク
原盤に照射される露光ビームの照射位置を調整するビー
ム照射位置調整手段と、前記ターンテーブルを回転させ
るテーブル回転手段と、前記ターンテーブルを水平方向
に横移動するテーブル移動手段と、前記テーブル回転手
段と前記テーブル移動手段を協調させてCAV制御を行
なう協調制御手段と、を具備し、前記ターンテーブル上
に光ディスク原盤を載せて露光ビームを照射し、所定の
情報を記録する光ディスク原盤露光装置において、前記
非同期回転振れ量検出手段は、前記ターンテーブルに対
して非接触で配置されたセンサーにより、前記ターンテ
ーブルの回転振れ量を検出する第1検出手段と、前記テ
ーブル回転手段の回転角度を検出する第2検出手段と、
前記第1検出手段と前記第2検出手段の検出値から前記
ターンテーブルの同期回転振れ量を演算する演算手段
と、前記演算手段で求められた同期回転振れ量にしたが
って前記第1検出手段における前記センサーの位置を変
位させる変位手段と、を備えたものである。
【0010】この発明によれば、CAV露光前に、第1
検出手段においてセンサーにより回転角度毎にターンテ
ーブルの半径方向の振れ量を検出し、第2検出手段でタ
ーンテーブルの回転角度を検出し、第1検出手段と第2
検出手段からターンテーブルの同期回転振れ量を演算
し、原盤セット後に、この同期回転振れ量で第1検出手
段のセンサーの位置を変位することにより、センサーか
ら小さな非同期回転振れ信号が取得され、この信号をビ
ーム照射位置制御手段に供給し、ビーム照射位置を微調
整することが可能になる。
【0011】また、請求項2にかかる光ディスク原盤露
光装置にあっては、前記演算手段は、前記第1検出手段
および前記第2検出手段の検出値にしたがって前記テー
ブル回転手段の各回転角度位置での前記ターンテーブル
の半径方向への回転振れ量を求めて蓄積し、当該蓄積さ
れたデータを平均化して前記テーブル回転手段の各回転
角度位置における前記ターンテーブルの半径方向への回
転振れ量の基準値を求めるものである。
【0012】この発明によれば、請求項1において、原
盤露光前に、第1検出手段においてセンサーにより回転
角度毎にターンテーブルの半径方向の振れ量を検出し、
第2検出手段でターンテーブルの回転角度を検出してデ
ータの蓄積を行なったのちこれらの平均値を算出し、回
転振れ量の基準値を求めることにより、原盤セット後に
おいて、上記基準値をターンテーブルの回転角度に同期
させて第1検出手段のセンサーの位置を制御することが
可能になる。
【0013】また、請求項3にかかる光ディスク原盤露
光装置にあっては、非同期回転振れ量は、前記テーブル
回転手段の各回転角度位置における前記ターンテーブル
の半径方向への同期回転振れ量を、前記第2検出手段と
同期して出力し、前記第1検出手段における前記センサ
ーの位置を変位させる前記変位手段を制御して検出され
るものである。
【0014】この発明によれば、請求項1において、原
盤セット後に、回転振れ量の基準値をターンテーブルの
回転角度に同期させて第1検出手段のセンサーの位置を
制御することにより、センサーとそのアンプを介した信
号から小さな非同期回転振れ信号が取得され、この信号
をビーム照射位置制御手段に供給することが可能にな
る。
【0015】また、請求項4にかかる光ディスク原盤露
光装置にあっては、ターンテーブルの半径方向への非同
期回転振れ量を検出する非同期回転振れ量検出手段と、
前記非同期回転振れ量検出手段からの信号に基づいて前
記光ディスク原盤に照射される露光ビームの照射位置を
調整するビーム照射位置調整手段と、前記ターンテーブ
ルを回転させるテーブル回転手段と、前記ターンテーブ
ルを水平方向に横移動するテーブル移動手段と、前記テ
ーブル回転手段と前記テーブル移動手段を協調させてC
LV制御を行なう協調制御手段と、を具備し、前記ター
ンテーブル上に光ディスク原盤を載せて露光ビームを照
射し、所定の情報を記録する光ディスク原盤露光装置に
おいて、前記非同期回転振れ量検出手段は、前記ターン
テーブルに対して非接触で配置された第1のセンサーに
より、前記ターンテーブルの回転振れ量を検出する第1
検出手段と、前記テーブル回転手段の回転角度を検出す
る第2検出手段と、前記ターンテーブルに対して非接触
で配置された第2のセンサーにより、前記第1検出手段
から所定角度変位して配置された前記ターンテーブルの
回転振れ量を検出する第3検出手段と、前記第1検出手
段と前記第2検出手段の検出値から前記ターンテーブル
の同期回転振れ量を演算する演算手段と、前記演算手段
で求められた同期回転振れ量にしたがって前記第3検出
手段における前記第2のセンサーの位置を変位させる変
位手段と、を備えたものである。
【0016】この発明によれば、CLV露光時に、第1
検出手段においてターンテーブルに対して非接触で配置
された第1のセンサーでターンテーブルの回転振れ量を
検出し、第2検出手段でテーブル回転手段の回転角度を
検出し、さらに第3検出手段においてターンテーブルに
対して非接触で配置された第2のセンサーで、第1検出
手段から所定角度変位して配置されたターンテーブルの
回転振れ量を検出し、演算手段が第1検出手段と第2検
出手段の検出値からターンテーブルの同期回転振れ量を
演算し、変位手段がその同期回転振れ量にしたがって第
3検出手段における第2のセンサーの位置を変位させる
ことにより、第2のセンサーから小さな非同期回転振れ
信号が取得され、この信号をビーム照射位置制御手段に
供給し、ビーム照射位置を微調整することが可能にな
る。
【0017】また、請求項5にかかる光ディスク原盤露
光装置にあっては、前記演算手段は、前記第1検出手段
および前記第2検出手段の検出値にしたがって前記テー
ブル回転手段の各回転角度位置での前記ターンテーブル
の半径方向への回転振れ量を求めて蓄積し、当該蓄積さ
れたデータを移動平均化して前記テーブル回転手段の各
回転角度位置における前記ターンテーブルの半径方向へ
の回転振れ量の基準値を求めるものである。
【0018】この発明によれば、請求項4において、第
1検出手段と第3検出手段はターンテーブルに対して非
接触に第1、第2のセンサーが配置され、第1検出手段
と第2検出手段で各回転角度位置でのターンテーブルの
半径方向の振れ量を検出して蓄積し、これらの移動平均
値を求め、これを回転振れ量の基準値とすることによ
り、上記基準値をターンテーブルの回転角度に同期させ
て第3検出手段の第2のセンサーの位置を制御すること
が可能になる。
【0019】また、請求項6にかかる光ディスク原盤露
光装置にあっては、非同期回転振れ量は、前記テーブル
回転手段の各回転角度位置における前記ターンテーブル
の半径方向への同期回転振れ量を、前記第2検出手段と
同期して出力し、前記第3検出手段における前記第2の
センサーの位置を変位させる前記変位手段を制御して検
出されるものである。
【0020】この発明によれば、請求項4において、各
回転角度位置でのターンテーブルの半径方向への同期回
転振れ量を、ターンテーブルを回転させるモータの回転
角度を検出する第2検出手段と同期させて出力し、第3
検出手段の第2のセンサーを変位させる変位手段を制御
することにより、センサーとそのアンプを介した信号か
ら小さな非同期回転振れ信号が取得され、この信号をビ
ーム照射位置制御手段に供給することが可能になる。
【0021】また、請求項7にかかる非同期回転振れ量
検出方法にあっては、ターンテーブルの半径方向への非
同期回転振れ量を検出する非同期回転振れ量検出方法に
おいて、前記ターンテーブルを回転させるテーブル回転
手段と、前記ターンテーブルを水平方向に横移動するテ
ーブル移動手段と、前記テーブル回転手段と前記テーブ
ル移動手段を協調させてCAV制御を行なう協調制御手
段と、を具備し、前記ターンテーブルに対して非接触で
配置されたセンサーにより、前記ターンテーブルの回転
振れ量を検出する第1検出工程と、前記テーブル回転手
段の回転角度を検出する第2検出工程と、前記第1検出
工程と前記第2検出工程の検出値から前記ターンテーブ
ルの同期回転振れ量を演算する演算工程と、前記演算工
程で求められた同期回転振れ量にしたがって前記第1検
出工程における前記センサーの位置を変位させる変位工
程と、を含むものである。
【0022】この発明によれば、CAV露光前に、第1
検出工程においてセンサーにより回転角度毎にターンテ
ーブルの半径方向の振れ量を検出し、第2検出工程でタ
ーンテーブルの回転角度を検出し、第1検出工程と第2
検出工程からターンテーブルの同期回転振れ量を演算
し、原盤セット後に、この同期回転振れ量で第1検出工
程のセンサーの位置を変位することにより、センサーか
ら小さな非同期回転振れ信号が取得される。
【0023】また、請求項8にかかる非同期回転振れ量
検出方法にあっては、ターンテーブルの半径方向への非
同期回転振れ量を検出する非同期回転振れ量検出方法に
おいて、前記ターンテーブルを回転させるテーブル回転
手段と、前記ターンテーブルを水平方向に横移動するテ
ーブル移動手段と、前記テーブル回転手段と前記テーブ
ル移動手段を協調させてCLV制御を行なう協調制御手
段と、を具備し、前記ターンテーブルに対して非接触で
配置された第1のセンサーにより、前記ターンテーブル
の回転振れ量を検出する第1検出工程と、前記テーブル
回転手段の回転角度を検出する第2検出工程と、前記タ
ーンテーブルに対して非接触で配置された第2のセンサ
ーにより、前記第1検出工程から所定角度変位して配置
された前記ターンテーブルの回転振れ量を検出する第3
検出工程と、前記第1検出工程と前記第2検出工程の検
出値から前記ターンテーブルの同期回転振れ量を演算す
る演算工程と、前記演算工程で求められた同期回転振れ
量にしたがって前記第3検出工程における前記第2のセ
ンサーの位置を変位させる変位工程と、を含むものであ
る。
【0024】この発明によれば、CLV露光時に、第1
検出工程においてターンテーブルに対して非接触で配置
された第1のセンサーでターンテーブルの回転振れ量を
検出し、第2検出工程でテーブル回転手段の回転角度を
検出し、さらに第3検出工程においてターンテーブルに
対して非接触で配置された第2のセンサーで、第1検出
工程から所定角度変位して配置されたターンテーブルの
回転振れ量を検出し、演算工程が第1検出工程と第2検
出工程の検出値からターンテーブルの同期回転振れ量を
演算し、変位工程においてその同期回転振れ量にしたが
って第3検出工程における第2のセンサーの位置を変位
させることにより、第2のセンサーから小さな非同期回
転振れ信号が取得される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる光ディスク
原盤露光装置および非同期回転振れ量検出方法の好適な
実施の形態について添付図面を参照し、詳細に説明す
る。なお、本発明はこの実施の形態に限定されるもので
はない。
【0026】図1は、本発明の実施の形態にかかる光デ
ィスク原盤露光装置の構成を示す説明図である。図にお
いて、符号10は円筒状のターンテーブル、符号11は
光ディスク原盤、符号12はターンテーブル10を左右
に移動するSLテーブル、符号13はSLテーブル12
の駆動源となるSLモータ、符号14はターンテーブル
10を回転駆動するSPモータ(スピンドルモータ)、
符号15はSPモータ14軸に設けられたロータリー・
エンコーダ、符号16はSPモータ14およびSLモー
タ13を協調制御するSP/SLモータ協調制御部、符
号17はターンテーブル10の側面に向けて非接触で設
けられた回転振れ検出センサー、符号18は回転振れ検
出センサー17が先端に固定され、回転振れ検出センサ
ー17を微動調整するための圧電素子、符号19a(1
9b)は後述する非同期回転振れ検出部、符号20は露
光ビーム発生器によるビーム位置を制御するビーム照射
位置制御部、符号21は光ディスク原盤に露光ビームを
照射する露光ビーム発生器である。
【0027】SLテーブル12はSLモータ13で駆動
され左右に移動する。SLテーブル12に搭載されたタ
ーンテーブル10はSPモータ14で回転駆動されるの
で回転しながら左右に移動する。SLモータ13および
SPモータ14はSP/SLモータ協調制御部16によ
り制御される。
【0028】ターンテーブル10に搭載して保持された
光ディスク原盤11上には露光ビーム発生器21から露
光ビームが照射されているので、ターンテーブル10の
回転および左右移動により、光ディスク原盤11にはス
パイラル状のビーム照射軌跡を描くことができる。
【0029】ターンテーブル10は、SP/SLモータ
協調制御部16でSLモータ13およびSPモータ14
を協調動作させ、光ディスク原盤11上の露光ビーム照
射位置で線速が一定になるCLV(constant
linear velocity)制御、または角速度
一定となるCAV(constant angular
velocity)制御が可能に構成されている。上
記CLV制御では、光ディスク原盤11の内周側から露
光ビーム照射を開始した場合、露光ビーム照射が外周側
に向かうにしたがってターンテーブル10の回転数およ
びターンテーブルの移動速度が次第に低下するように、
SPモータ14、SLモータ13の制御が行なわれる。
【0030】これらのCAV、CLV制御結果から得ら
れる光ディスク原盤11上のスパイラル状のビーム軌跡
はトラックピッチ一定になるはずである。しかし、ター
ンテーブル10(光ディスク原盤11)の半径方向の回
転振れには、ターンテーブル10(光ディスク原盤1
1)の回転角の位置によって決まる同期振れと、ターン
テーブル10(光ディスク原盤11)の回転角の位置に
は無関係でランダムな振れ量で発生する非同期回転振れ
がある。ターンテーブル10に非同期回転振れがあると
スパイラル状のビーム照射軌跡のトラックピッチが変動
することになる。特に、CLV制御においては、ターン
テーブル10の回転数変化に伴って同期、非同期回転振
れも変化する。
【0031】そこで、この実施の形態では、ターンテー
ブル10の回転振れ検出センサー17と圧電素子18と
非同期回転振れ検出部19a(19b)により非同期回
転振れを高精度に検出し、ビーム照射位置制御部20で
露光ビーム発生器21を制御し、光ディスク原盤11上
の半径方向の露光ビーム照射位置を変化させることによ
り、スパイラル状の露光ビーム照射軌跡のトラックピッ
チを高精度に安定させる。以下、具体例を詳細に説明す
る。
【0032】(非同期回転振れ検出部19aの構成、動
作例)まず、非同期回転振れ検出部19aの具体的な構
成および動作について説明する。図2は、本発明の実施
の形態にかかる非同期回転振れ検出部19の構成例を示
すブロック図である。図において、符号30はセンサ1
7の出力を電気信号に変換(増幅)するアンプ、符号3
1はアンプ30からの出力信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換器、符号32は後述する演算や制御を行な
うマイクロコントローラ、符号33はマイクロコントロ
ーラ34の制御時にワーキングメモリとして用いられる
RAM、符号34は圧電素子18への微動駆動用信号を
生成するD/A変換器、符号35はD/A変換器34か
らの駆動信号により圧電素子18を駆動するドライバー
である。
【0033】図2において、ターンテーブル10はSP
モータ14とSLモータ(不図示)とSP/SLモータ
協調制御部16でCAV(角速度一定モード)駆動され
る。SPモータ14に直結したロータリー・エンコーダ
15はターンテーブル10の回転角度位置信号(RE
A)、回転基準位置信号(TEZ)を出力する。非接触
の回転振れ検出センサー17はターンテーブル側面の回
転振れを検出する。回転振れ検出センサー17の出力は
アンプ30により電気信号に変換され、A/D変換器3
1によりデジタル信号に変換される。このデジタル信号
はマイクロコントローラ32に送られる。マイクロコン
トローラ32ではこのデジタル信号を、回転角度位置信
号(REA)、回転基準位置信号(TEZ)と共にメモ
リーへ記憶し、演算を行なう。
【0034】また、メモリーに記憶されたデータをD/
A変換器34に回転角度位置信号(REA)、回転基準
位置信号(TEZ)と同期させて出力する。このD/A
変換された信号はドライバー35を介して圧電素子18
を制御し、圧電素子18に固定された回転振れ検出セン
サー17を変位させる。
【0035】ここで、この図2に示す非同期回転振れ検
出部19aの一連の動作について図3に示すフローチャ
ートを参照し、説明する。光ディスク原盤11に露光を
行なう前にターンテーブル10の回転角度毎にターンテ
ーブル10の半径方向への回転振れ量を回転振れ検出セ
ンサー17によって検出する(ステップS11)。この
検出値はアンプ30で電気信号に変換され、A/D変換
器31でデジタル量に変換され、回転角度位置信号(R
EA)、回転基準位置信号(TEZ)と共にメモリー
(RAM33)に蓄積される。
【0036】すなわち、ターンテーブル10がSPモー
タ14により回転する毎に、ターンテーブル10の回転
角度毎のターンテーブル10の半径方向への振れ量がメ
モリー(RAM33)に蓄積されていく(ステップS1
2)。この蓄積された複数の回転振れ量の値からターン
テーブル10の回転角度毎の回転振れ量平均値を求め、
その平均値を同期回転振れ基準値としてメモリー(RA
M33)に格納する(ステップS13)。
【0037】続いて、光ディスク原盤11に露光が始ま
ると上記同期振れ基準値のデジタルデータがターンテー
ブル10の回転角度に同期してD/A変換器34に加え
られ(ステップS14)、D/A変換器34はドライバ
ー35を介して圧電素子18を制御し、圧電素子18の
先端に固定された回転振れ検出センサー17を変位させ
る(ステップS15)。ここで、回転振れ検出センサー
17は、ターンテーブル10の同期回転振れと同期した
動きをする。
【0038】その結果、回転振れ検出センサー17とア
ンプ30を介した非同期振れ信号を取得する(ステップ
S16)。すなわち、この信号は小さな非同期振れ信号
のみとなり、アンプ30の検出FS(フルスケール)値
を回転振れ検出時よりも極めて小さくすることができ
る。したがって、設定ゲインを大きくしたアンプ30を
介して回転振れ検出センサー17の出力を得ると、その
信号は高精度に検出された非同期回転振れ信号となる。
この信号をビーム照射位置制御部20に送る(ステップ
S17)。
【0039】上記における各信号の状態を図4に示す。
図4(a)は回転角度毎のターンテーブル10の半径方
向への回転振れを示し、(b)は回転振れの平均値から
の信号で制御された回転振れ検出センサー17の変位を
示し、(c)は回転振れ検出センサー17とアンプ30
で検出させる設定ゲインを大きくする前の非同期回転振
れを示している。
【0040】したがって、CAV露光時に同期回転振れ
を回転振れの平均値から求め、露光開始後はターンテー
ブル10の同期振れと同期してターンテーブル10の回
転振れ検出センサー17を変位させて非同期振れを高精
度で検出することができ、ビーム照射位置制御部20が
この非同期振れを基にビーム照射位置を調整するので、
正確なトラックピッチの記録が実現する。
【0041】(非同期回転振れ検出部19bの構成、動
作例)つぎに、非同期回転振れ検出部19bの具体的な
構成および動作について説明する。図5は、本発明の実
施の形態にかかる非同期回転振れ検出部19bの構成例
を示すブロック図である。この非同期回転振れ検出部1
9bは、前述した非同期回転振れ検出部19a(図2参
照)の構成に対し、ターンテーブル10の回転振れ量を
検出する回転振れ検出センサーが2つ設けられている。
すなわち、回転振れ検出センサー17の他に、回転振れ
検出センサー40を配置し、回転振れ検出センサー40
側に圧電素子41、アンプ42を設けた構成となってい
る。なお、図5における他の構成要素およびその機能
は、前述と同様であるので、図2と同一符号を付してあ
る。
【0042】図5において、ターンテーブル10はSP
モータ14とSLモータ(不図示)とSP/SLモータ
協調制御部16でCLV(線速一定モード)駆動され
る。SPモータ14に直結したロータリー・エンコーダ
15はターンテーブル10の回転角度位置信号(RE
A)、回転基準位置信号(TEZ)を出力する。非接触
の回転振れ検出センサー17はターンテーブル側面の回
転振れを検出する。回転振れ検出センサー17の出力は
アンプ30により電気信号に変換され、A/D変換器3
1によりデジタル信号に変換される。このデジタル信号
はマイクロコントローラ32に送られる。マイクロコン
トローラ32ではこのデジタル信号を、回転角度位置信
号(REA)、回転基準位置信号(TEZ)と共にメモ
リーへ記憶し、演算を行なう。
【0043】また、メモリー(RAM33)に記憶され
たデータをD/A変換器34に対し、ロータリ・エンコ
ーダ15からの回転角度位置信号(REA)、回転基準
位置信号(TEZ)と同期させて出力する。このD/A
変換された信号はドライバー35を介して圧電素子41
を制御し、圧電素子41の先端に固定された回転振れ検
出センサー40を変位させる。
【0044】つぎに、この図5に示す非同期回転振れ検
出部19bの一連の動作について図6に示すフローチャ
ートを参照し、説明する。光ディスク原盤11がターン
テーブル10にセット(チャッキング)され、ターンテ
ーブル10の回転角度毎にターンテーブル10の半径方
向への回転振れ量が回転振れ検出センサー17によって
検出する(ステップS21)。この検出値はアンプ30
で電気信号に変換され、A/D変換器31でデジタル量
に変換され、回転角度位置信号(REA)、回転基準位
置信号(TEZ)と共にメモリー(RAM33)に蓄積
される。
【0045】すなわち、CLV駆動によるターンテーブ
ル10の回転数の変化に伴って、ターンテーブル10が
回転する毎に、ターンテーブル10の回転角度毎のター
ンテーブル10の半径方向への振れ量がメモリー(RA
M33)に蓄積されていく(ステップS22)。この蓄
積された複数の回転振れ量の値からターンテーブル10
の回転角度毎の回転振れ移動平均値を求め、その移動平
均値を同期回転振れ基準値としてメモリー(RAM3
3)に格納する(ステップS23)。なお、ターンテー
ブル10の1回転の回転角度毎に半径方向への回転振れ
の量がメモリー(RAM33)に追加され、回転振れ移
動平均値の基準値は常に新しい値に更新される。
【0046】続いて、上記同期振れ基準値のデジタルデ
ータがターンテーブル10の回転角度に同期してD/A
変換器34に加えられ(ステップS24)、D/A変換
器34はドライバー35を介して圧電素子41を制御
し、圧電素子41の先端に固定された回転振れ検出セン
サー40を変位させる(ステップS25)。ここで、回
転振れ検出センサー40は、ターンテーブル10の同期
回転振れと同期した動きをする。
【0047】その結果、回転振れ検出センサー40とア
ンプ42を介した非同期振れ信号を取得する(ステップ
S26)。すなわち、この信号は小さな非同期振れ信号
のみとなり、アンプ42の検出FS(フルスケール)値
はアンプ30より極めて小さくなる。したがって、設定
ゲインを大きくしたアンプ42を介して回転振れ検出セ
ンサー40の出力を得ると、その信号は高精度に検出さ
れた非同期回転振れ信号となる。そして、この信号をビ
ーム照射位置制御部20に送る(ステップS27)。
【0048】したがって、CLV露光時に同期回転振れ
を回転振れの移動平均値から求め、露光中にターンテー
ブル10の同期振れと同期してターンテーブル10の回
転振れ検出センサー40を変位させて非同期振れを高精
度で検出することができ、ビーム照射位置制御部20が
この非同期振れを基にビーム照射位置を調整するので、
正確なトラックピッチの記録が実現する。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる光
ディスク原盤露光装置(請求項1)によれば、CAV露
光前に、第1検出手段においてセンサーにより回転角度
毎にターンテーブルの半径方向の振れ量を検出し、第2
検出手段でターンテーブルの回転角度を検出し、第1検
出手段と第2検出手段からターンテーブルの同期回転振
れ量を演算し、原盤セット後に、この同期回転振れ量で
第1検出手段のセンサーの位置を変位することにより、
センサーから非同期回転振れ信号が高精度で取得され、
この信号をビーム照射位置制御手段に供給するので、光
ディスク原盤上の半径方向のビーム照射位置が正確に調
整され、スパイラル状のビーム照射軌跡のトラックピッ
チを高精度で安定させることができる。
【0050】また、本発明にかかる光ディスク原盤露光
装置(請求項2)によれば、請求項1において、原盤露
光前に、第1検出手段においてセンサーにより回転角度
毎にターンテーブルの半径方向の振れ量を検出し、第2
検出手段でターンテーブルの回転角度を検出してデータ
の蓄積を行なったのちこれらの平均値を算出することに
より、回転振れ量の基準値を求めるため、原盤セット後
において、上記基準値をターンテーブルの回転角度に同
期させて第1検出手段のセンサーの位置を制御すること
ができる。
【0051】また、本発明にかかる光ディスク原盤露光
装置(請求項3)によれば、請求項1において、原盤セ
ット後に、回転振れ量の基準値をターンテーブルの回転
角度に同期させて第1検出手段のセンサーの位置を制御
するため、センサーとそのアンプを介した信号から高精
度の非同期回転振れ信号が取得され、この信号をビーム
照射位置制御手段に供給することができる。
【0052】また、本発明にかかる光ディスク原盤露光
装置(請求項4)によれば、CLV露光時に、第1検出
手段においてターンテーブルに対して非接触で配置され
た第1のセンサーでターンテーブルの回転振れ量を検出
し、第2検出手段でテーブル回転手段の回転角度を検出
し、さらに第3検出手段においてターンテーブルに対し
て非接触で配置された第2のセンサーで、第1検出手段
から所定角度変位して配置されたターンテーブルの回転
振れ量を検出し、演算手段が第1検出手段と第2検出手
段の検出値からターンテーブルの同期回転振れ量を演算
し、変位手段がその同期回転振れ量にしたがって第3検
出手段における第2のセンサーの位置を変位させること
により、第2のセンサーから非同期回転振れ信号が高精
度で取得され、この信号をビーム照射位置制御手段に供
給するので、光ディスク原盤上の半径方向のビーム照射
位置が正確に調整され、スパイラル状のビーム照射軌跡
のトラックピッチを高精度で安定させることができる。
【0053】また、本発明にかかる光ディスク原盤露光
装置(請求項5)によれば、請求項4において、第1検
出手段と第3検出手段はターンテーブルに対して非接触
に第1、第2のセンサーが配置され、第1検出手段と第
2検出手段で各回転角度位置でのターンテーブルの半径
方向の振れ量を検出して蓄積し、これらの移動平均値を
求め、これを回転振れ量の基準値とするので、上記基準
値をターンテーブルの回転角度に同期させて第3検出手
段の第2のセンサーの位置を制御することができる。
【0054】また、本発明にかかる光ディスク原盤露光
装置(請求項6)によれば、請求項4において、各回転
角度位置でのターンテーブルの半径方向への同期回転振
れ量を、ターンテーブルを回転させるモータの回転角度
を検出する第2検出手段と同期させて出力し、第3検出
手段の第2のセンサーを変位させる変位手段を制御する
ので、センサーとそのアンプを介した信号から高精度の
非同期回転振れ信号が取得され、この信号をビーム照射
位置制御手段に供給することができる。
【0055】また、本発明にかかる非同期回転振れ量検
出方法(請求項7)によれば、CAV露光前に、第1検
出工程においてセンサーにより回転角度毎にターンテー
ブルの半径方向の振れ量を検出し、第2検出工程でター
ンテーブルの回転角度を検出し、第1検出工程と第2検
出工程からターンテーブルの同期回転振れ量を演算し、
原盤セット後に、この同期回転振れ量で第1検出工程の
センサーの位置を変位するため、センサーから非同期回
転振れ信号を高精度で取得することができる。
【0056】また、本発明にかかる非同期回転振れ量検
出方法(請求項8)によれば、CLV露光時に、第1検
出工程においてターンテーブルに対して非接触で配置さ
れた第1のセンサーでターンテーブルの回転振れ量を検
出し、第2検出工程でテーブル回転手段の回転角度を検
出し、さらに第3検出工程においてターンテーブルに対
して非接触で配置された第2のセンサーで、第1検出工
程から所定角度変位して配置されたターンテーブルの回
転振れ量を検出し、演算工程が第1検出工程と第2検出
工程の検出値からターンテーブルの同期回転振れ量を演
算し、変位工程がその同期回転振れ量にしたがって第3
検出工程における第2のセンサーの位置を変位させるた
め、第2のセンサーから非同期回転振れ信号を高精度で
取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる光ディスク原盤露
光装置の構成を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる非同期回転振れ検
出部19aの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2おける非同期回転振れ検出部19aの一連
の動作を示すフローチャートである。
【図4】ターンテーブル1回転時におけるターンテーブ
ル回転振れ、回転振れ検出センサー変位、非同期回転信
号それぞれの状態を示す出力波形図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる非同期回転振れ検
出部19bの構成例を示すブロック図である。
【図6】図5の非同期回転振れ検出部19bの一連の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ターンテーブル 11 光ディスク原盤 12 SLテーブル 13 SLモータ 14 SPモータ 15 ロータリー・エンコーダ 16 SP/SLモータ協調制御部 17,40 回転振れ検出センサー 18,41 圧電素子 19a,19b 非同期回転振れ検出部 20 ビーム照射位置制御部 21 露光ビーム発生器 30,42 アンプ 31 A/D変換器 32 マイクロコントローラ 33 RAM 34 D/A変換器 35 ドライバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/095 G11B 7/095 A 5D121 // G11B 19/20 19/20 J Fターム(参考) 2F069 AA21 AA83 BB40 CC07 GG04 NN08 2G064 AA12 AB10 5D090 AA01 BB01 CC01 CC16 DD03 FF02 FF50 KK09 LL07 5D109 DA05 5D118 AA19 BA01 BB09 BF03 CB02 CB03 CD03 CD12 5D121 BB21 BB38 BB40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターンテーブルの半径方向への非同期回
    転振れ量を検出する非同期回転振れ量検出手段と、前記
    非同期回転振れ量検出手段からの信号に基づいて前記光
    ディスク原盤に照射される露光ビームの照射位置を調整
    するビーム照射位置調整手段と、前記ターンテーブルを
    回転させるテーブル回転手段と、前記ターンテーブルを
    水平方向に横移動するテーブル移動手段と、前記テーブ
    ル回転手段と前記テーブル移動手段を協調させてCAV
    制御を行なう協調制御手段と、を具備し、前記ターンテ
    ーブル上に光ディスク原盤を載せて露光ビームを照射
    し、所定の情報を記録する光ディスク原盤露光装置にお
    いて、 前記非同期回転振れ量検出手段は、 前記ターンテーブルに対して非接触で配置されたセンサ
    ーにより、前記ターンテーブルの回転振れ量を検出する
    第1検出手段と、 前記テーブル回転手段の回転角度を検出する第2検出手
    段と、 前記第1検出手段と前記第2検出手段の検出値から前記
    ターンテーブルの同期回転振れ量を演算する演算手段
    と、 前記演算手段で求められた同期回転振れ量にしたがって
    前記第1検出手段における前記センサーの位置を変位さ
    せる変位手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク原盤露光装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、前記第1検出手段およ
    び前記第2検出手段の検出値にしたがって前記テーブル
    回転手段の各回転角度位置での前記ターンテーブルの半
    径方向への回転振れ量を求めて蓄積し、当該蓄積された
    データを平均化して前記テーブル回転手段の各回転角度
    位置における前記ターンテーブルの半径方向への回転振
    れ量の基準値を求めることを特徴とする請求項1に記載
    の光ディスク原盤露光装置。
  3. 【請求項3】 非同期回転振れ量は、前記テーブル回転
    手段の各回転角度位置における前記ターンテーブルの半
    径方向への同期回転振れ量を、前記第2検出手段と同期
    して出力し、前記第1検出手段における前記センサーの
    位置を変位させる前記変位手段を制御して検出されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ディスク原盤露光装
    置。
  4. 【請求項4】 ターンテーブルの半径方向への非同期回
    転振れ量を検出する非同期回転振れ量検出手段と、前記
    非同期回転振れ量検出手段からの信号に基づいて前記光
    ディスク原盤に照射される露光ビームの照射位置を調整
    するビーム照射位置調整手段と、前記ターンテーブルを
    回転させるテーブル回転手段と、前記ターンテーブルを
    水平方向に横移動するテーブル移動手段と、前記テーブ
    ル回転手段と前記テーブル移動手段を協調させてCLV
    制御を行なう協調制御手段と、を具備し、前記ターンテ
    ーブル上に光ディスク原盤を載せて露光ビームを照射
    し、所定の情報を記録する光ディスク原盤露光装置にお
    いて、 前記非同期回転振れ量検出手段は、 前記ターンテーブルに対して非接触で配置された第1の
    センサーにより、前記ターンテーブルの回転振れ量を検
    出する第1検出手段と、 前記テーブル回転手段の回転角度を検出する第2検出手
    段と、 前記ターンテーブルに対して非接触で配置された第2の
    センサーにより、前記第1検出手段から所定角度変位し
    て配置された前記ターンテーブルの回転振れ量を検出す
    る第3検出手段と、 前記第1検出手段と前記第2検出手段の検出値から前記
    ターンテーブルの同期回転振れ量を演算する演算手段
    と、 前記演算手段で求められた同期回転振れ量にしたがって
    前記第3検出手段における前記第2のセンサーの位置を
    変位させる変位手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク原盤露光装置。
  5. 【請求項5】 前記演算手段は、前記第1検出手段およ
    び前記第2検出手段の検出値にしたがって前記テーブル
    回転手段の各回転角度位置での前記ターンテーブルの半
    径方向への回転振れ量を求めて蓄積し、当該蓄積された
    データを移動平均化して前記テーブル回転手段の各回転
    角度位置における前記ターンテーブルの半径方向への回
    転振れ量の基準値を求めることを特徴とする請求項4に
    記載の光ディスク原盤露光装置。
  6. 【請求項6】 非同期回転振れ量は、前記テーブル回転
    手段の各回転角度位置における前記ターンテーブルの半
    径方向への同期回転振れ量を、前記第2検出手段と同期
    して出力し、前記第3検出手段における前記第2のセン
    サーの位置を変位させる前記変位手段を制御して検出さ
    れることを特徴とする請求項4に記載の光ディスク原盤
    露光装置。
  7. 【請求項7】 ターンテーブルの半径方向への非同期回
    転振れ量を検出する非同期回転振れ量検出方法におい
    て、 前記ターンテーブルを回転させるテーブル回転手段と、
    前記ターンテーブルを水平方向に横移動するテーブル移
    動手段と、前記テーブル回転手段と前記テーブル移動手
    段を協調させてCAV制御を行なう協調制御手段と、を
    具備し、 前記ターンテーブルに対して非接触で配置されたセンサ
    ーにより、前記ターンテーブルの回転振れ量を検出する
    第1検出工程と、 前記テーブル回転手段の回転角度を検出する第2検出工
    程と、 前記第1検出工程と前記第2検出工程の検出値から前記
    ターンテーブルの同期回転振れ量を演算する演算工程
    と、 前記演算工程で求められた同期回転振れ量にしたがって
    前記第1検出工程における前記センサーの位置を変位さ
    せる変位工程と、 を含むことを特徴とする非同期回転振れ量検出方法。
  8. 【請求項8】 ターンテーブルの半径方向への非同期回
    転振れ量を検出する非同期回転振れ量検出方法におい
    て、 前記ターンテーブルを回転させるテーブル回転手段と、
    前記ターンテーブルを水平方向に横移動するテーブル移
    動手段と、前記テーブル回転手段と前記テーブル移動手
    段を協調させてCLV制御を行なう協調制御手段と、を
    具備し、 前記ターンテーブルに対して非接触で配置された第1の
    センサーにより、前記ターンテーブルの回転振れ量を検
    出する第1検出工程と、 前記テーブル回転手段の回転角度を検出する第2検出工
    程と、 前記ターンテーブルに対して非接触で配置された第2の
    センサーにより、前記第1検出工程から所定角度変位し
    て配置された前記ターンテーブルの回転振れ量を検出す
    る第3検出工程と、 前記第1検出工程と前記第2検出工程の検出値から前記
    ターンテーブルの同期回転振れ量を演算する演算工程
    と、 前記演算工程で求められた同期回転振れ量にしたがって
    前記第3検出工程における前記第2のセンサーの位置を
    変位させる変位工程と、 を含むことを特徴とする非同期回転振れ量検出方法。
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