JP3986870B2 - 光ピックアップ送り制御方法および装置 - Google Patents

光ピックアップ送り制御方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ピックアップ送り制御方法および装置と、その装置を利用した光ディスク装置と、この光ディスク装置を利用した車載用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルバーサタイルディスク)等のディスクから情報を読み取るためには、ディスクをスピンドルモータにより回転させながら、光ピックアップをディスクの半径方向(トラバース方向)に移動させる必要があり、この半径方向の駆動のために、最近ではステッピングモータが使用されている。ステッピングモータは、パルス列に応じて微小回転角での位置決め制御が可能で、かつ高速回転が可能という利点がある。図4はステッピングモータの速度・トルク特性を示し、引き込みトルクTiの領域では、外部からの信号に同期して起動、停止、逆転が可能であり、脱出トルクToの領域では脱調現象を生じ、モータ駆動信号に同期した回転動作を行うことができない。両者の間の領域Tsでは、既に回転動作中であれば駆動信号に同期した回転を行うが、静止状態から起動した場合には脱調現象を生じ、正常な回転動作を行うことができない。ステッピングモ−タは、以上のような特性を持つことから、起動の際に、パルスレートを徐々に変化させたり、トルクを徐々に増加させることにより同期を失わずに応答することが可能となる。
【0003】
ステッピングモータによる光ピックアップの送り動作は、ディスク上の情報が記録されたトラックに追従して動く光ピックアップのレンズが、光ピックアップの基台の中心から所定量シフトした時に基台自身を数十um程度間欠的に送る微小送りと、目標とするトラックまで高速に基台を送る粗送りとがあり、粗送りのことをシーク動作と呼んでいる。シーク動作を行う際は、初めにディスク上から現在アドレスを読み込み、ユーザにより入力された目標トラック番号までの距離を計算し、その距離に相当するパルス数を計算して、そのパルス数をステッピングモータに印加することにより、光ピックアップを目標トラック番号まで高速で移動させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ステッピングモータを駆動する際には、負荷のばらつき(個体によるばらつき、温度特性によるばらつき等)によって、ステッピングモータからの供給トルクが不足することがあり、このような場合には、ステッピングモータが脱調現象を引き起こし、シーク動作をさせる際に目標トラック番号まで正確に到達できないことがある。特に、車載用のオーディオビジュアル装置やナビゲーション装置に使用されている車載用光ディスク装置の場合には、寒冷地帯のような低温環境で使用されることがあるので、ステッピングモータのグリースの粘性が著しく高くなってメカ負荷が増加するため、正確な送り動作ができないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、シーク時における光ピックアップの駆動トルクが適切となるようにステッピングモータの駆動パルスレートを調整して、正確な送り動作を行うことのできる光ピックアップ送り制御方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の光ピックアップ送り制御方法は、光ピックアップをステッピングモータによりディスクの半径方向に移動させてシークを行う際に、前記ディスク上の現在アドレスを読み取り、前記ディスクのシーク移動先アドレスを設定し、前記現在アドレスからシーク移動先アドレスまでの目標距離を算出し、前記目標距離に相当する印加パルス数を所定のトラックピッチを用いて算出し、前記印加パルス数だけ前記ステッピングモータを駆動した移動先におけるディスク上の現在アドレスを読み取って実際に移動した実動距離を算出する。前記実動距離が前記目標距離に満たず、かつ少なくとも2回以上の距離の異なるシーク動作を行って、目標距離と実動距離の差が目標距離と比例関係にない場合は、前記ステッピングモータのパルスレートを低く設定して、以上の処理を繰り返し、前記実動距離が前記目標距離に略一致した時点のパルスレートを前記ステッピングモータのパルスレートとして設定する。この方法により、例えばメカ負荷が増大する低温環境下であっても、目標距離と実動距離を比較して実動距離が目標距離よりも小さい場合は、トルク不足と判断してパルスレートを低く設定してトルクを増加させることにより、目標距離と実動距離とを一致させることができ、シーク時における正確な送り動作を行うことができる。
【0007】
また、本発明の光ピックアップ送り制御方法は、前記距離の算出に用いる所定のトラックピッチの初期値を許容される最小の値としたことを特徴とするものである。ディスクのトラックピッチは規格によって決められており、所定の許容差を含む。使用するディスクのトラックピッチが規格上許される最小の値であっても、トラックピッチの誤差要因によって実動距離が不足したことを脱調現象と誤認することなく、パルスレートの調整を確実に行うことができる。
【0008】
また、本発明の光ピックアップ送り制御方法は、少なくとも2回以上の距離の異なるシーク動作を行って、前記実動距離と前記目標距離との関係からトラックピッチ補正係数を算出する。前記ディスク上の現在アドレスを読み取り、前記ディスクのシーク移動先アドレスを設定し、前記現在アドレスからシーク移動先アドレスまでの目標距離を算出する。前記目標距離に相当する印加パルス数を、まず最初は前記トラックピッチ補正係数を初期値に設定して算出し、前記印加パルス数だけステッピングモータを駆動する。シーク動作終了後、前記シーク移動先におけるディスク上の現在アドレスを読み取って実際に移動した実動距離と目標距離をメモリに格納する。次に前記シーク動作と距離の異なるシーク動作を少なくとも1度以上行い、都度実動距離と目標距離をメモリに格納する。所定のシーク動作回数を終了したら、各回の目標距離と実動距離の比較を行い、目標距離と実動距離の関係が常に比例関係である場合はトラックピッチ補正係数を求め、以降の計算に用い処理を終了する。前記目標距離と実動距離の関係が常に比例関係ではなく、かつ前記実動距離が前記目標距離に満たない場合は、前記ステッピングモータのパルスレートを低く設定して、以上の処理を繰り返し、前記実動距離が前記目標距離に略一致した時点のパルスレートを前記ステッピングモータのパルスレートとして設定する。この方法によれば、上記した1段目の制御で印加パルス数の計算に用いたトラックピッチが規格上許される最小値を使用しているため、トラックピッチの誤差要因によって実動距離が不足したことを脱調現象と誤認することを除去し、また少なくとも2回以上のシーク動作からトラックピッチ補正係数を算出することで、目標距離と実動距離の比較の精度を高めることができる。以降では、トラックピッチ補正係数を使用して計算を行うことにより、脱調現象を生じないパルスレートの設定を正確に行うことができる。
【0009】
また、本発明の光ピックアップ送り制御方法は、前記パルスレートの設定において、前記目標距離と前記実動距離との比較を前記ディスクの同じ回転位置で行うことを特徴とするものである。ディスクに偏心がある場合、異なる回転位置では半径方向の距離が異なるため、目標距離と実動距離との比較が精度よく行えないため、ディスクの同じ回転位置で目標距離および実動距離を算出することにより、脱調を生じないパルスレートを精度よく求めることができる。
【0010】
また、本発明の光ピックアップ送り制御方法は、前記パルスレートの設定において、前記目標距離と前記実動距離との比較を行う際、前記光ピックアップの移動の前後における前記対物レンズの前記ディスク上のトラックに対するシフト量の影響を除去することを特徴とするものである。対物レンズのディスク上のトラックに対するシフト量が移動前後においてばらついていると、目標距離と実動距離との比較が精度よく行えないため、そのばらつきを除去することにより、脱調を生じないパルスレートを精度よく求めることができる。
【0011】
また、本発明の光ピックアップ送り制御装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記スピンドルモータを駆動するスピンドルモータ駆動手段と、前記ディスクに記録された信号を読み取る光ピックアップと、前記光ピックアップをディスクの半径方向に移動させるステッピングモータと、前記ステッピングモータを所定のパルスレートで駆動するステッピングモータ駆動手段と、前記光ピックアップにより読み取られたデータから前記ディスク上の現在アドレスを検出するアドレス検出手段と、前記ディスクのシーク移動先アドレスを設定する移動先アドレス設定手段と、前記検出された現在アドレスからシーク移動先アドレスまでの目標距離を算出する目標距離算出手段と、前記目標距離に相当する印加パルス数を所定のトラックピッチを用いて算出する印加パルス数算出手段と、前記算出された印加パルス数を前記ステッピングモータ駆動手段に与えるステッピングモータ制御手段と、前記アドレス検出手段により検出された前記シーク移動先におけるディスク上の現在アドレスから前記光ピックアップが実際に移動した実動距離を算出する実動距離算出手段と、前記実動距離と前記目標距離とを比較して脱調しているかどうかを判断する脱調判定手段と、前記実動距離が前記目標距離に満たない場合は脱調していると判断して、前記実動距離が前記目標距離に略一致するように前記パルスレートを調整するパルスレート制御手段とを備えたものである。この構成により、メカ負荷が増大する低温環境下であっても、目標距離と実動距離を比較して実動距離が目標距離よりも小さい場合は、トルク不足と判断してパルスレートを低く設定してトルクを増加させることにより、目標距離と実動距離とを一致させることができ、シーク時における正確な送り動作を行うことができる。
【0012】
また、本発明の光ピックアップ送り制御装置は、前記印加パルス数の算出の際に用いるトラックピッチを補正するトラックピッチ補正係数算出手段を備えたものである。少なくとも2回以上の距離の異なるシーク動作を行って、目標距離と実動距離との比較を行って、実際に使用しているディスクのトラックピッチを推定し、トラックピッチ補正係数を算出する。以降では、トラックピッチ補正係数を使用して計算を行うことにより、脱調を生じないパルスレートを精度よく求めることができる。
【0013】
また、本発明の光ピックアップ送り制御装置は、前記スピンドルモータに設けられた周波数発生器からの信号により前記ディスクの回転位置を検出するディスク回転位置検出手段を備え、前記脱調判定手段が、前記ディスクの同じ回転位置で前記目標距離と前記実動距離との比較を行うことを特徴とするものであり、ディスクに偏心がある場合、異なる回転位置では半径方向の距離が異なるため、目標距離と実動距離との比較が精度よく行えないため、ディスクの同じ回転位置で目標距離および実動距離を算出することにより、脱調を生じないパルスレートを精度よく求めることができる。
【0014】
また、本発明の光ピックアップ送り制御装置は、前記光ピックアップの移動の前後における前記対物レンズの前記ディスク上のトラックに対するシフト量を検出するレンズシフト量検出手段を備え、前記実動距離算出手段が、前記レンズシフト量の影響を除去して前記実動距離の算出を行うことを特徴とするものである。対物レンズのディスク上のトラックに対するシフト量が移動前後においてばらついていると、目標距離と実動距離との比較が精度よく行えないため、そのばらつきを除去することにより、脱調を生じないパルスレートを精度よく求めることができる。
【0015】
また、本発明は、上記した光ピックアップ送り制御装置を備えた光ディスク装置であり、シーク時における光ピックアップの送り動作を正確に行うことにより、装置の安定性および信頼性を高めることができる。
【0016】
また、本発明は、上記した光ディスク装置を備えた車載用装置であり、低温環境下で使用されることのある車載用装置に光ディスク装置を搭載しても、シーク時における光ピックアップの送り動作を正確に行うことができ、装置の安定性および信頼性を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態における光ディスク装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、ディスク1はCDまたはDVD等の光ディスクであり、情報が内周側から外周側に、または外周側から内周側に向けてスパイラル状のトラックに記録されている。スピンドルモータ2は、ディスク1を保持して回転するものである。スピンドルモータ駆動部3は、スピンドルモータ2を回転駆動するための電圧を発生する。スピンドルモータ制御部4は、スピンドルモータ2が所定の回転速度となるように駆動電圧を制御する。光ピックアップ5は、スピンドルモータ2により回転するディスク1を内周側から外周側へ、または外周側から内周側へ半径方向に移動して、ディスク1に記録された情報を読み取るものである。この光ピックアップ5は、レーザ光をディスク1のトラックに集光する対物レンズ6を備え、また対物レンズ6の焦点合わせのためのフォーカシングコイルやトラックに対する位置ずれを補正するためのトラッキングコイル等を備えている。光ピックアップ駆動部7は、光ピックアップ5のフォーカシングコイルやトラッキングコイルを駆動するための電流を生成する。ヘッドアンプ(RFアンプ)8は、光ピックアップ5により読み取られた信号を増幅し、フォーカスエラー(FE)信号、トラッキングエラー(TE)信号および情報信号(RF信号)を出力する。信号処理部9は、増幅された情報信号を復調、誤り訂正してコントローラ16へ出力する。ヘッドアンプ8からのフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号は、光ピックアップ制御部10に出力される。光ピックアップ制御部10は、入力されたフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を基に対物レンズ6の位置を正しく位置決めするためのサーボ信号を光ピックアップ駆動部7に出力し、光ピックアップ駆動部7は、光ピックアップ5のフォーカシングコイルやトラッキングコイルを駆動する。パルスレート制御部11は、ディスク1から読み取った現在アドレスからシーク移動先アドレスまでの目標距離と、光ピックアップ5が実際に移動した実動距離とを比較して、実動距離が目標距離よりも小さい場合は、トルク不足と判断してパルスレートを低く設定してトルクを増加させる制御を行うものである。ステッピングモータ制御部12は、パルスレート制御部11から入力されたパルスレートに基づき、パルス信号を生成してモータ駆動電流を生成する。ステッピングモータ駆動部13は、モータ駆動電流をステッピングモータ14に印加し、ステッピングモータ14は、シーク時には光ピックアップ5を送りねじ15を介してディスク1の内周側から外周側へ、または外周側から内周側へ向けて大きく移動させる。コントローラ16は、装置全体を制御するCPUである。
【0018】
パルスレート制御部11において、アドレス検出手段21は、光ピックアップ5がディスク1から読み取ったアドレスデータから現在のアドレスを検出する。移動先アドレス設定手段22は、ディスクのシーク移動先アドレスを設定するものであり、所定回数のシーク動作を行う際に、所定の(またはランダムに)移動先アドレスを設定する。目標距離算出手段23は、アドレス検出手段21により検出された現在アドレスから移動先アドレス設定手段22により設定されたシーク移動先アドレスまでの目標距離を算出する。印加パルス数算出手段24は、目標距離算出手段23により算出された目標距離に相当する印加パルス数を、まず最初は規格上許される最小のトラックピッチを用いて算出する。実動距離算出手段25は、シーク移動後にアドレス検出手段21により検出されたディスク上の現在アドレスから光ピックアップ5が実際に移動した実動距離を算出する。脱調判定手段26は、算出された実動距離と目標距離とを比較して脱調しているかどうかを判断する。パルスレート制御手段27は、実動距離が目標距離に満たない場合は、実動距離が目標距離に略一致するようにパルスレートを調整してステッピングモータ制御部12に送出する。トラックピッチ補正係数算出手段28は、距離の異なるシーク動作を少なくとも2回以上行った結果から、目標距離と実動距離の算出に用いるトラックピッチ補正係数を算出する。ディスク回転位置検出手段29は、スピンドルモータ2に設けられたFG(Frequency Generator:周波数発生器)の発生信号を用いてディスク1の回転位置を検出する。レンズシフト量検出手段30は、対物レンズ6のディスク1のトラックに対するシフト量(レンズシフト量)を光ピックアップ制御部10からのトラッキングエラー信号(オフトラック信号)を用いて検出する。
【0019】
次に、本実施の形態における光ディスク装置の動作について、ディスク1としたCDを用いた場合の例を説明する。ディスク1の情報を読み取るための動作は、一般の光ディスク装置と同じなので省略し、ここでは本発明に特有なパルスレート調整動作について図2および図3を参照して説明する。図2において、コントローラ16の指示に基づき、目標距離算出手段23および実動距離算出手段25における距離算出用のトラックピッチの基準値Tpoが使用しているディスクに応じて設定される(ステップS1)。例えばCDの場合、最小の1.5μmに初期化される。次いで、トラックピッチ補正係数Ktpが初期値として「1」に設定される(ステップS2)。以降、所定回数のシーク動作を行う。まず、スピンドルモータ駆動部3がスピンドルモータ2を駆動してディスク1を回転させるとともに、スピンドルモータ駆動部13がスピンドルモータ14を駆動して、光ピックアップ5をディスク1の最内周位置に位置させ、光ピックアップ制御部10のフォーカスサーボおよびトラッキングサーボをオンする(ステップS3)。この位置で、光ピックアップ5が、ディスク1の最内周トラックに記録されたTOCを読み取り、ヘッドアンプ8を通じて信号処理部9が情報データを抽出し、そのデータがコントローラ16を通じてアドレス検出手段21に送出され、そのデータの中からアドレス検出手段21が光ピックアップ5の現在アドレスAiを読み取る(ステップS4の▲1▼)。次いで、その時のスピンドルモータ2のFG(Frequency Generator:周波数発生器)が発生する位置信号からディスク回転位置検出手段29がディスク1の回転位置を検出し(ステップS4の▲2▼)、さらに光ピックアップ5が読み取ったトラッキングエラー信号からレンズシフト量検出手段30が対物レンズ6のディスク1のトラックに対するシフト量、すなわちレンズシフト量Riを検出し(ステップS4の▲3▼)、それぞれ脱調判定手段26内のメモリに記憶しておく。次に、所定の(またはランダムに)トラック番号が設定され、コントローラ16がそのトラック番号に相当するシーク移動先アドレスを移動先アドレス設定手段22に設定する(ステップS5)。そして、トラックピッチTpをトラックピッチの基準値Tpoにトラックピッチ補正係数Ktpを乗じて設定される(ステップS6)。
【0020】
次に、目標距離算出手段23がシーク移動先アドレスまでの移動トラック本数Trを計算して(ステップS7の▲1▼)、シーク移動先アドレスまでの目標距離Lpを計算し(ステップS7の▲2▼)、印加パルス数算出手段24が、その目標距離Lpに相当する印加パルス数Pを計算してステッピングモータ制御部12へ送る(ステップS7の▲3▼)。目標距離Lpの計算は、移動前の現在アドレスと移動先の現在アドレスまでの間に存在するトラック本数Trから求め、印加パルス数Pは、トラック本数TrにトラックピッチTpを掛けた値をステッピングモータ14のステップ数stpで割って求める。距離を算出する際のトラックピッチTpは、上述したように基準値Tpoとしてディスク規格で許容されている最小値を用いる。たとえば、CDでは、トラックピッチ1.6±0.1μmにおける最小の1.5μmを用いる。これにより、使用するディスクのトラックピッチが1.5μmで脱調現象が生じなければ目標距離と実動距離は一致し、使用するディスクのトラックピッチが1.5μmでない場合もしくは脱調現象が生じた場合はいずれも実動距離が不足することになる。トラックピッチの基準値が最小値でないと、使用するディスクのトラックピッチによっては実動距離が目標距離に対し大きくなる可能性があり、この時脱調現象を生じていても、脱調を判定できないおそれがある。また、トラックピッチが基準値と使用しているディスクで異なる場合は、目標距離に対し実動距離が比例する関係で距離が不足するのに対し、脱調現象の場合は比例関係にないことから、複数回のシーク動作の結果から脱調かトラックピッチの誤差かを判定することができる。また、トラックピッチの影響による目標距離と実動距離の違いは、比例関係にあることから、使用するディスクに応じた補正係数を求めることで目標距離に対する正確な印加パルス数を求めることができる。
【0021】
以上のことから、トラックピッチの基準値を規格最小値に設定することで、前記任意のディスクを用いた場合でも、トラックピッチの誤差分だけ移動量が大きく設定されてしまい脱調現象が生じているのにも関わらず移動量の過不足が相殺されて脱調の発生有無の判定を間違えるのを防止することができる。すなわち、トラックピッチの基準値を規格最小値に設定することで、どのようなディスクを用いても、トラックピッチの誤差により移動量が不足したことが影響して脱調現象の判定を誤ることがなくなり、本発明のパルスレート調整を精度良く行うことが可能となる。
【0022】
図3において、コントローラ16が、シーク動作のために光ピックアップ制御部10のトラッキングサーボをオフし(ステップS8)、ステッピングモータ制御部12が、計算された印加パルス数に基づいて駆動波形を生成し、ステッピングモータ駆動部13がその駆動波形でステッピングモータ14を駆動し、光ピックアップ5をシーク移動先アドレスまで移動させる(ステップS9)。次に、コントローラ16が、光ピックアップ制御部10のトラッキングサーボをオンして光ピックアップを微送りさせる(ステップS10)。そして、ディスク回転位置検出手段29が、ステップS4の▲2▼と同じディスク回転位置を検出した時に、アドレス検出手段21がその時の現在アドレスAi+1を読み取るとともに(ステップS11の▲1▼)、レンズシフト量検出手段30がその時のレンズシフト量Ri+1を読み取り(ステップS11の▲2▼)、それぞれ脱調判定手段26内のメモリに記憶する。そして、実動距離算出手段25が、シーク移動前の現在アドレスAiおよびシーク移動先の現在アドレスAi+1と、シーク移動前のレンズシフト量Riおよびシーク移動後のレンズシフト量Ri+1とから光ピックアップ5が実際に移動した実動距離Laを計算する(ステップS12)。この距離計算においても、最小のトラックピッチ1.5μmを用いており、移動前後のレンズシフト量の相違を求めることにより、対物レンズ6のシフト量によるばらつきを除外している。
【0023】
このようにして光ピックアップ5の実動距離Laを算出した後、脱調判定手段26が、各々のシーク回数毎に実動距離Laと目標距離Lpとの比(= p a )を調べる(ステップS13)。実動距離Laと目標距離Lpが全て一致している場合は、パルスレート制御手段27が、その時のパルスレートをステッピングモータ14の駆動パルスレートとしてステッピングモータ制御部12に設定し、シーク時パルスレート調整処理を終了する。実動距離Laが目標距離Lpよりも小さい場合は、実動距離Laと目標距離Lpの比を各々のシーク回数毎に算出する(ステップS14)。その計算値が同一値である場合、使用しているディスクのトラックピッチがトラックピッチ基準値Tpoと異なっていると推定されるので、計算値(= p a )をトラックピッチ補正係数Ktpに設定して(ステップS15)、再度パルスレート調整処理を行う。計算値(= p a )が同一値でない場合、負荷が大きく駆動トルクが不足しているため、脱調現象が生じ、移動量が減少し、目標アドレスまで到達しなかったと推定されるので、パルスレート制御手段27が、ステッピングモータ14の駆動トルクを増加させるために、パルスレートを所定量だけ下げて(ステップS16)、ステッピングモータ制御部12におけるパルスレートを設定した後、再び処理を繰り返す。最終的に実動距離Laと目標距離Lpが一致した場合に(ステップS13)、パルスレート制御手段27が、その時のパルスレートをステッピングモータ14の駆動パルスレートとしてステッピングモータ制御部12に設定し、シーク時パルスレート調整処理を終了する。
【0024】
このように、本実施の形態によれば、初めにディスクの最内周で現在アドレスを読み取り、次いでシーク移動先のアドレスまでの目標距離を算出して目標距離までの印加パルス数を求め、その印加パルス数でステッピングモータを目標アドレスまで駆動した後、実際に光ピックアップが移動した実動距離を算出し、目標距離と実動距離を比較して、実動距離が目標距離よりも小さくかつ両者の関係が比例関係にある場合には、使用するディスクのトラックピッチが印可パルス数の計算で用いているトラックピッチ基準値と異なっているためと推定し、トラックピッチ補正係数を算出し、以降のシーク動作では同値に基づいて印加パルス数を決定する。また、実動距離が目標距離よりも小さくかつ両者の関係が比例関係にない場合、トルク不足と判断してパルスレートを下げて駆動トルクを増加させる。この処理を繰り返すことにより、実動距離と目標距離を一致させることができ、脱調を生じないパルスレート設定が行えるため、光ピックアップの正確な送りを実現することができる。
【0025】
また、現在アドレスから目標アドレスまでの目標距離および実動距離の算出に際しては、ディスクの同じ回転位置におけるトラック本数を使用するので、偏心を有するディスクを用いても正確に適切なパルスレートを設定することができる。また、移動前後の対物レンズのシフト量のばらつきを除去した上で脱調の判定が行うので、正確なパルスレートの設定を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光ピックアップ送り制御方法および装置は、ディスクから読み取った現在アドレスからシーク移動先アドレスまでの目標距離を算出して、ステッピングモータをその目標距離に相当する印加パルス数で駆動した後、シーク移動先におけるディスク上の現在アドレスを読み取って実際に移動した実動距離を算出し、実動距離と目標距離とを比較することによりステッピングモータの脱調を判断する際に、複数回のシーク動作の結果からトラックピッチ補正係数を算出することで、目標距離と実動距離の比較の精度を高めた上で脱調かトラックピッチの誤差かを判定することができる。また、トラックピッチ補正係数を算出することにより、脱調現象を生じないパルスレートの設定を正確に行うことができるので、個体や温度特性による負荷のばらつきがあっても、パルスレートを適切に制御して目標距離と実動距離とを一致させることができ、シーク時における正確な送り動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における光ディスク装置の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態におけるシーク時駆動パルスレート調整処理を示すフロー図
【図3】本発明の実施の形態におけるシーク時駆動パルスレート調整処理を示すフロー図(続き)
【図4】ステッピングモータの速度・トルク特性図
【符号の説明】
1 ディスク
2 スピンドルモータ
3 スピンドルモータ駆動部
4 スピンドルモータ制御部
5 光ピックアップ
6 対物レンズ
7 光ピックアップ駆動部
8 ヘッドアンプ
9 信号処理部
10 光ピックアップ制御部
11 パルスレート制御部
12 ステッピングモータ制御部
13 ステッピングモータ駆動部
14 ステッピングモータ
15 送りねじ
16 コントローラ
21 アドレス検出手段
22 移動先アドレス設定手段
23 目標距離算出手段
24 印加パルス数算出手段
25 実動距離算出手段
26 脱調判定手段
27 パルスレート制御手段
28 トラックピッチ補正係数算出手段
29 ディスク回転位置検出手段
30 レンズシフト量検出手段

Claims (9)

  1. 光ピックアップをステッピングモータによりディスクの半径方向に移動させてシークを行う際に、前記ディスク上の現在アドレスを読み取り、前記ディスクのシーク移動先アドレスを設定し、前記現在アドレスから前記シーク移動先アドレスまでの目標距離を算出し、基準トラックピッチを用いて前記目標距離に相当する印加パルス数を算出し、前記印加パルス数だけ前記ステッピングモータを駆動して前記光ピックアップを移動し、移動した後の前記ディスクの現在アドレスを読み取って実際に移動した実動距離を算出し、異なる距離で少なくとも2回以上シークを繰り返し、前記実動距離と前記目標距離との比を算出し、前記実動距離が前記目標距離よりも小さい場合に、前記実動距離と前記目標距離との比が一定値でない時は、前記ステッピングモータのパルスレートを減少させて、前記実動距離と前記目標距離との比が一定値になるまで、以上の処理を繰り返し、前記実動距離と前記目標距離との比が一定値である時は、前記実動距離と前記目標距離との比を前記基準トラックピッチに乗算して前記ディスクのトラックピッチを算出し算出されたトラックピッチを用いて前記目標距離に相当する印加パルス数を算出する処理以後の処理を前記実動距離と目標距離とが一致するまで繰り返し、前記実動距離前記目標距離とが一致した時点のパルスレートを前記ステッピングモータのパルスレートとして設定することを特徴とする光ピックアップ送り制御方法。
  2. 前記基準トラックピッチの初期値は、前記ディスクの規格上許容されているトラックピッチの最小値であることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ送り制御方法。
  3. 前記パルスレートの設定において、前記目標距離と前記実動距離との比較を前記ディスクの同じ回転位置で行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ピックアップ送り制御方法。
  4. 前記パルスレートの設定において、前記目標距離と前記実動距離との比較を行う際、前記光ピックアップの移動の前後における前記対物レンズの前記ディスク上のトラックに対するシフト量の影響を除去することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ピックアップ送り制御方法。
  5. ディスクに記録された信号を読み取る光ピックアップと、前記光ピックアップをディスクの半径方向に移動させるステッピングモータと、前記ステッピングモータを所定のパルスレートで駆動するステッピングモータ駆動手段と、前記光ピックアップで読み取ったデータから前記ディスク上の現在アドレスを検出するアドレス検出手段と、前記ディスクのシーク移動先アドレスを設定する移動先アドレス設定手段と、前記検出された現在アドレスからシーク移動先アドレスまでの目標距離を算出する目標距離算出手段と、前記目標距離に相当する印加パルス数を基準トラックピッチを用いて算出する印加パルス数算出手段と、前記算出された印加パルス数を前記ステッピングモータ駆動手段に与えるステッピングモータ制御手段と、前記アドレス検出手段により検出された前記シーク移動先におけるディスク上の現在アドレスから前記光ピックアップが実際に移動した実動距離を算出する実動距離算出手段と、前記実動距離と前記目標距離との比を用いて前記ステッピングモータが脱調しているかどうかを判断する脱調判定手段と、異なる距離での少なくとも2回以上のシーク動作から算出された前記実動距離と前記目標距離との比を用いて前記印加パルス数の算出の際に用いるトラックピッチを補正するトラックピッチ補正係数算出手段と、前記ステッピングモータのパルスレートを設定するパルスレート制御手段とを備え、
    前記実動距離が前記目標距離よりも小さい場合に、前記実動距離と前記目標距離との比が一定値でない時は、前記パルスレート制御手段が前記パルスレートを減少させ、前記実動距離と前記目標距離との比が一定値である時は、前記トラックピッチ補正手段が前記実動距離と前記目標距離との比を前記基準トラックピッチに乗算して前記トラックピッチを補正し、前記実動距離が前記目標距離に一致するように前記パルスレート制御手段が前記パルスレートを調整することを特徴とする光ピックアップ送り制御装置。
  6. 前記スピンドルモータに設けられた周波数発生器からの信号により前記ディスクの回転位置を検出するディスク回転位置検出手段を備え、前記脱調判定手段が、前記ディスクの同じ回転位置で前記目標距離と前記実動距離との比較を行うことを特徴とする請求項5に記載の光ピックアップ送り制御装置。
  7. 前記光ピックアップの移動の前後における前記対物レンズの前記ディスク上のトラックに対するシフト量を検出するレンズシフト量検出手段を備え、前記実動距離算出手段が、前記レンズシフト量の影響を除去した上で前記実動距離の算出を行うことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光ピックアップ送り制御装置。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載の光ピックアップ送り制御装置を備えた光ディスク装置。
  9. 請求項8記載の光ディスク装置を備えた車載用装置。
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