JP2003271148A - 波形編集装置及び波形編集用プログラム - Google Patents
波形編集装置及び波形編集用プログラムInfo
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Abstract
ことができる波形編集装置及び波形編集用プログラムを
提供する。 【解決手段】 ループ波形の再生中に、ループスタート
及びループエンドの少なくとも一方が変更されたとき
に、該変更後のループスタート及びループエンドに基づ
いて新たなループ波形を作成し、該新たなループ波形で
記憶されたループ波形、即ち現在再生中のループ波形が
更新されるので、従来のように、一度作成されたループ
波形がユーザの所望のループ波形でない場合に、一旦作
成されたループ波形の再生を停止することやクロスフェ
ードループ処理の実行指示を再度入力することが不要に
なる。
Description
のループ波形再生中に、新たなループ波形を作成し、更
新することが可能な波形編集装置及び波形編集用プログ
ラムに関する。
この記憶された波形データの記憶容量を減少するため
に、該波形データの一部を抜き出して、新たにアタック
部とループ部とからなる波形データを作成し、この作成
された波形データを再生する装置、例えばサンプラーが
知られている。
返し再生されるループ部においてループエンドからルー
プスタートへの接続点でノイズが発生することを防止す
るために、波形データに対してクロスフェードループ処
理と呼ばれるスムージング処理を行うことができる。
のサンプラーの操作手順を図6を参照しながら説明す
る。
原波形データの一部を抽出するために、サンプラーで表
示される原波形データ上にループスタートとループエン
ドとを設定する(手順1)。
理を実行する範囲や音量変化カーブ等のクロスフェード
ループ処理に必要な各種パラメータを設定する(手順
2)。
処理の実行指示を入力する(手順3)。これにより、サ
ンプラーはクロスフェードループ処理によりループ波形
を作成し、該作成されたループ波形を波形メモリに書き
込む。
形の作成処理を具体的に図7を参照しながら説明する。
まず、原波形データ上にあるループスタート前の一部の
データと、ループスタートからループエンドまでの間の
データとを用いて、工程3aに示すような音量変化カー
ブのデータをRAM上に作成する(工程3a)。
ータをクロスフェードループ処理を実行する範囲に移動
させて、この移動されたデータと、工程3aで作成され
た音量変化カーブのデータであって、クロスフェードル
ープ処理を実行する範囲のデータとをRAM上で加算処
理し(工程3b)、この加算処理で作成されたデータを
ループ波形として波形メモリに書き込み(工程3c)、
ループ波形の作成処理を終了する。
実行指示を入力する(手順4)。これにより、サンプラ
ーによるループ波形の再生が実行される。
を聞いて、サンプラーによって作成されたループ波形が
ユーザの所望のループ波形であるか否かを判断する(手
順5)。サンプラーによって作成されたループ波形がユ
ーザの所望のループ波形である場合には、本操作を終了
する一方、サンプラーによって作成されたループ波形が
ユーザの所望のループ波形でない場合には、ループ波形
の再生を停止して、上記手順1に戻り、再びループ波形
を作成する操作を実行する。
形の作成処理では、原波形データと作成されたループ波
形とは波形メモリの別の領域に保存される。
し、ユーザはループ波形を作成している。
は所望のループ波形を作成するためには、上述したよう
なサンプラーの操作手順を繰り返し実行しなければなら
ず、大変手間がかかるという問題があった。
よれば、一度作成されたループ波形がユーザの所望のル
ープ波形でない場合には、一旦作成されたループ波形の
再生を停止し、ユーザが再度各種パラメータを設定し、
クロスフェードループ処理の実行指示を入力する必要が
あり、所望のループ波形を取得するには、煩雑な操作を
しなければならず、また、大変に時間がかかるものであ
った。
であり、所望のループ波形を短時間で容易に作成するこ
とができる波形編集装置及び波形編集用プログラムを提
供することを目的とする。
に、請求項1記載の波形編集装置は、原波形データを記
憶する原波形データ記憶手段と、前記原波形データ上に
ループスタート及びループエンドを設定することにより
ループ波形を設定する設定手段と、該設定されたループ
波形を記憶するループ波形記憶手段と、該記憶されたル
ープ波形を再生するループ波形再生手段と、前記ループ
波形の再生中に、前記設定手段により前記ループスター
ト及びループエンドの少なくとも一方が変更されたとき
に、該変更後のループスタート及びループエンドに基づ
いて新たなループ波形を作成し、該新たなループ波形で
前記ループ波形記憶手段に記憶されたループ波形を更新
する更新手段とを備えることを特徴とする。
記載の波形編集装置において、前記更新手段は、前記新
たなループ波形を作成するときに、前記原波形データ
と、前記変更後のループスタート及びループエンドとに
基づいてスムージング処理を実行して、前記新たなルー
プ波形を作成することを特徴とする。
又は2記載の波形編集装置において、前記ループ波形記
憶手段は少なくとも2つのループ波形を記憶し、前記ル
ープ波形再生手段が前記ループ波形記憶手段に記憶され
た1つのループ波形を再生しているときに、前記更新手
段は、前記新たなループ波形を前記再生しているループ
波形とは別に前記ループ波形記憶手段に記憶させると共
に、前記ループ波形再生手段に対して前記再生している
ループ波形を前記新たなループ波形に変更するように指
示し、前記ループ波形再生手段は、該指示に応じて前記
再生しているループ波形を前記新たなループ波形に変更
して再生することを特徴とする。
記載の波形編集装置において、前記ループ波形再生手段
が、該指示に応じて前記再生しているループ波形を前記
新たなループ波形に変更して再生するときに、前記再生
しているループ波形の再生をフェードアウトすると共に
前記新たなループ波形の再生をフェードインすることを
特徴とする。
前記請求項1記載の波形編集装置と同様の動作をコンピ
ュータに実行させることを特徴とする。
前記請求項2記載の波形編集装置と同様の動作をコンピ
ュータに実行させることを特徴とする。
前記請求項3記載の波形編集装置と同様の動作をコンピ
ュータに実行させることを特徴とする。
前記請求項4記載の波形編集装置と同様の動作をコンピ
ュータに実行させることを特徴とする。
て図面を参照して説明する。
集装置の概略構成を示す図である。
は、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」
という)100である。
御するCPU1を備えており、CPU1にはバスライン
14を介してROM2、RAM3、パネル表示器4、パ
ネルスイッチ5、MIDIインターフェース(I/F)
6、CDやハードディスク(HD)等の記憶媒体13を
駆動するドライブ7、書込回路8、アクセス管理部9、
及び音源10がそれぞれ接続されている。書込回路8に
は外部から波形データを入力するための外部波形入力端
子15が接続されており、アクセス管理部9には波形メ
モリ11が接続されており、音源10にはサウンドシス
テム12が接続されている。
れる各種プログラムや各種データを記憶し、RAM3
は、各種情報やCPU1が各種プログラムを実行する際
に発生する各種データを一時的に記憶する。パネル表示
器4は原波形データ、該原波形データの一部から作成さ
れる波形データのループ部、又は各種プログラムや各種
データを表示する。パネルスイッチ5はユーザが原波形
データを編集する際に指示を入力するつまみやボタンを
備えており、MIDI・I/F6は外部に接続されたM
IDI機器との間でMIDIデータの送受信を行う。ド
ライブ7は各種プログラムや各種データをCDやハード
ディスク(HD)等の記憶媒体13から読み出す又は記
憶媒体13に書き込む際に使用する。書込回路8は外部
波形入力端子15から入力された波形データをアクセス
管理部9を介して波形メモリ11に書き込む。アクセス
管理部9は、書込回路8、音源10又はCPU1からの
波形メモリ11に対するアクセスが相互にぶつからない
ように制御する。具体的には、アクセス管理部9は、例
えば、波形メモリ11に対するアクセス時間を書込回路
8及び音源10にそれぞれ必要な時間ずつ割り当てて、
残りのアクセス時間をCPU1が使用するように制御す
る。このようなアクセス管理部9の管理により、書込回
路8、音源10及びCPU1は、それぞれ互いを意識す
ることなく自由に波形メモリ11にアクセスすることが
できる。
おり、時分割動作により該複数の発音チャネルのそれぞ
れに割り当てられた波形データの再生を同時に行う。ま
た、音源10は発音チャネルごとに波形メモリ11のど
この波形データを読み出すかの設定をすることができ
る。また、この設定のパラメータとしては波形データの
読み出し開始アドレス、ループスタートのアドレス、及
びループエンドのアドレスがある。ユーザからの入力を
受け付けて、CPU1が発音チャネルに上記アドレスの
少なくとも1つを設定し、該設定した発音チャネルに発
音開始の信号を送ることで波形データやループ波形の再
生が行われる。
れた波形データを楽音として発音する。波形メモリ11
は、例えば、図2に示すような記憶領域構成からなり、
第1バッファには原波形データが格納され、第2バッフ
ァ及び第3バッファには第1バッファに格納された原波
形データの一部からループ波形を作成する際に一時的に
編集途中のループ波形が格納され、その他の記憶領域に
は編集済みのループ波形や多数の原波形データが格納さ
れている。
0を使用して、波形メモリ11に新しい波形データを記
録する場合について説明する。
スイッチを押下すると、CPU1は書込回路8に対して
外部波形入力端子15からアナログ信号の波形データを
入力し、波形データをA/D変換して、波形メモリ11
に書き込む命令を指示すると共に、アクセス管理部9に
対して書込回路8が優先的に波形メモリ11に波形デー
タを書き込めるように命令を出力する。これらの命令を
書込回路8やアクセス管理部9が受けることにより、外
部波形入力端子15からアナログ信号の波形データが書
込回路8に入力され、書込回路8は該入力されたアナロ
グ信号の波形データをA/D変換し、該波形データの書
き込みアドレスを作成して、波形メモリ11に書き込
む。アクセス管理部9は、CPU1、音源10及び書込
回路8からの波形メモリ11に対するアクセスを時間的
にずれたタイミングとなるように制御し、これらのアク
セスが相互に衝突しないように制御する。これにより、
CPU1や音源10が波形メモリをアクセスしていると
きであっても、書込回路8は波形メモリ11に新しい波
形データを書き込むことができる。
の波形編集装置100の操作手順を図3を参照しながら
説明する。
メモリ11から原波形データを読み出す指示を入力する
(ステップS1)。これにより、CPU1は、再生する
波形データとして、波形メモリ11の波形データを原波
形データとして選択するとともに、該選択された原波形
データを読み出してパネル表示器4に表示させる。ここ
で、この選択された原波形データの記憶されている領域
をバッファ1とする。
してパネル表示器4に表示された原波形データ上にルー
プ波形のループスタート及びループエンドを設定する
(ステップS2)。これにより、パネル表示器4にルー
プ波形が表示される。
てクロスフェードループ処理の実行指示を入力する(ス
テップS3)。これにより、CPU1により後述する図
4のクロスフェードループ処理が実行され、作成された
ループ波形が再生される。
聴いて、該ループ波形のさらなる編集が必要であるか否
か判断し(ステップS4)、さらなる編集が必要である
場合には、パネル表示器4に表示されているループ波形
のループスタート又はループエンドの位置を変更し(ス
テップS5)、ステップS4に戻る。このとき、ユーザ
は、パネル表示器4に表示されているループ波形を見な
がら、ループスタート又はループエンドの位置を変更す
ることができる。
が必要でない場合には、ループ波形の作成作業を終了す
る。尚、この作業で作成されたループ波形は波形メモリ
11に記録される。
編集装置100が実行するクロスフェードループ処理を
図4,5を参照しながら説明する。
ロスフェードループ処理を示すフローチャートである。
ループ処理は大きく分けて以下の6つの処理からなる。
ルに対応するバッファを確保する処理(ステップS1
1) 一方のバッファ上にループ波形を作成し、該ループ
波形を再生する処理(ステップS12〜ステップS1
4) 上記の再生処理中に、ユーザによって該再生され
たループ波形のループスタート又はループエンドが変更
されたか否かを判断する処理(ステップS15〜ステッ
プS17) 上記の再生処理中に、ループ波形のループスター
ト又はループエンドが変更された場合に、他方のバッフ
ァ上に該変更されたループスタート又はループエンドに
基づいてループ波形を作成する処理(ステップS18,
S19) 上記で再生されているループ波形を上記で作成
されたループ波形に変更する処理(ステップS20) 所望のループ波形が作成されたときに、該ループ波
形の再生を停止する処理(ステップS21) 本発明は、特に上記の「ループ波形の再生中にループ
スタート又はループエンドを変更できる点」に特徴があ
る。
ルに対応するバッファを確保する処理(ステップS1
1) まず、上記ユーザによりクロスフェードループ処理の実
行指示が入力されたときに、CPU1は、音源10の複
数チャネルの中から2チャネル、例えばAチャネルとB
チャネルとを確保し、さらに、波形メモリ11の記憶領
域中にバッファ2とバッファ3とを確保する(ステップ
S11)。ここで、音源10のAチャネルは波形メモリ
11のバッファ2に格納された波形データを再生し、音
源10のBチャネルは波形メモリ11のバッファ3に格
納された波形データを再生する。
し、該ループ波形を再生する処理(ステップS12〜ス
テップS14) 次に、CPU1がバッファ2を選択し(ステップS1
2)、予めユーザにより設定された各種パラメータ、即
ち、ピッチ、波形データのスタートアドレス、ループス
タートアドレス、ループエンドアドレス、音量エンベロ
ープ、ビブラート及びトレモロ等に基づいてバッファ2
にループ波形を作成する(ステップS13)。
対し、バッファ1に格納された原波形データのアタック
部分(先頭からループスタートアドレスに対応する位置
まで)の再生と、それに続くバッファ2に格納されたル
ープ波形データの繰り返し再生とを指示する(ステップ
S14)。
て該再生されたループ波形のループスタート又はループ
エンドが変更されたか否かを判断する処理(ステップS
15〜ステップS17) 次に、ユーザによる操作の入力を受け付けて(ステップ
S15)、CPU1は音源10のAチャネルとBチャネ
ルとの再生の停止指示が入力されたか否かを判別する
(ステップS16)。ここでは、ユーザが音源10によ
り再生される波形データを聴いて、再生の停止指示を入
力したか否かを判断している。
指示が入力されていないと判断された場合には、CPU
1はループ波形のループスタートアドレス又はループエ
ンドアドレスの設定が変更されたか否かを判別する(ス
テップS17)。この判別以降の処理は、ループスター
トアドレス又はループエンドアドレスの設定が完全に変
更された後に行われる、即ち、ループスタートアドレス
又はループエンドアドレスの設定変更途中に、ステップ
S17以降の処理を実行しない。ループスタートアドレ
ス又はループエンドアドレスは、パネルスイッチ5を介
してユーザが自由に変更することができるので、仮にル
ープスタートアドレス又はループエンドアドレスの設定
の変更途中に、ステップS17以降の処理を実行する
と、これらのアドレスが完全に変更された後に再度ステ
ップS17以降の処理を実行しなければならないという
不都合が生じるためである。従って、CPU1はステッ
プS17の判別において、ループエンドアドレスの設定
の所定時間毎の変化量を監視し、この変化量が0以外の
値となったら、その後に該変化量が0になるまで(ない
し、所定の閾値以下になるまで)、ステップS17以降
の処理を実行しない。
ループスタート又はループエンドが変更された場合に、
他方のバッファ(すなわち、バッファ2とバッファ3の
うちの再生されていない方のバッファ)上に該変更され
たループスタート又はループエンドに基づいてループ波
形を作成する処理(ステップS18,S19) 上記ステップS17において、ループスタートアドレス
又はループエンドアドレスの設定が変更された場合に
は、CPU1が再生中のバッファ2に代えてバッファ3
を選択する又は再生中のバッファ3に代えてバッファ2
を選択する(ステップS18)。
された各種パラメータ、即ち、ピッチ、波形データのス
タートアドレス、音量エンベロープ、ビブラート及びト
レモロ等やステップS17で設定変更されたループスタ
ートアドレス又はループエンドアドレスに基づいてスム
ージング処理を行い、ステップS18で選択されたバッ
ファにループ波形を作成する(ステップS19)。
上記で作成されたループ波形に変更する処理(ステッ
プS20) その後、ステップS19で作成されたループ波形を再生
し、ノイズが入らないように今まで再生していたループ
波形の再生を停止するために、ステップS18で選択さ
れたバッファに対応した音源10のチャネルでのループ
波形の再生をフェードインすると共に、音源10の他方
のチャネルでのループ波形、即ち今まで再生していたル
ープ波形の再生をフェードアウトする(ステップS2
0)。ここで、ループ波形の再生をフェードインすると
は、徐々に音量を上げながらループ波形を読み出すこと
であり、ループ波形の再生をフェードアウトするとは、
徐々に音量を下げながらループ波形の読み出しを終える
ことである。
びユーザがループスタートアドレス又はループエンドア
ドレスの設定を変更することもあるので、ステップS1
5に戻る。
ートアドレス又はループエンドアドレスの設定が変更さ
れていない場合には、ステップS15に戻る。
に、該ループ波形の再生を停止する処理(ステップS2
1) 上記ステップS16において、再生の停止指示が入力さ
れたと判断された場合には、音源10のAチャネルとB
チャネルとの再生を停止して(ステップS21)、本処
理を終了する。
が実行されているときに、ループ波形が時間経過に伴
い、どのように再生されるのかを示す図である。
処理の実行指示が入力されると、音源10のAチャネル
において、まず、バッファ1に記憶された原波形データ
の先頭からループスタートアドレス相当の位置までのア
タック波形が再生された後、続いて、バッファ2に作成
されたループ波形が繰り返し再生され、例えば、ユーザ
がバッファ2のループ波形のループエンドの設定を変更
すると、バッファ3に該ループエンドの変更を反映した
ループ波形が作成され、バッファ2のループ波形の再生
がフェードアウトされ、同時にバッファ3のループ波形
の再生がフェードインされる。同図のバッファ2及びバ
ッファ3上の波線は、このフェードインやフェードアウ
トを示し、また、その下のハッチされたボックスは、C
PU1がスムージング処理による新たなループ波形の作
成を実行している時間を示す。
0のBチャネルで繰り返し再生され、例えば、ユーザが
バッファ3のループ波形のループスタートの設定を変更
すると、前回バッファ2に作成されたループ波形が消去
されると共にバッファ2にこの変更されたループスター
トを反映したループ波形が作成され、バッファ3のルー
プ波形の再生がフェードアウトされ、同時に、バッファ
2のループ波形がフェードインされ、繰り返し再生され
る。
エンドの変更を繰り返すことによって、ユーザは所望の
ループ波形を取得することができる。
ループ波形の再生中に、ループスタート及びループエン
ドの少なくとも一方が変更されたときに、該変更後のル
ープスタート及びループエンドに基づいて新たなループ
波形を作成し、該新たなループ波形で記憶されたループ
波形、即ち現在再生中のループ波形が更新されるので、
従来のように、一度作成されたループ波形がユーザの所
望のループ波形でない場合に、一旦作成されたループ波
形の再生を停止することやクロスフェードループ処理の
実行指示を再度入力することが不要になり、所望のルー
プ波形を短時間で容易に作成することができる。
に、原波形データと、変更後のループスタート及びルー
プエンドとに基づいてスムージング処理を実行して、新
たなループ波形を作成するので、ループ波形の再生の際
にノイズが入ることを防止することができる。
るときに、新たなループ波形を作成し、該新たなループ
波形を再生しているループ波形とは別に記憶すると共
に、再生しているループ波形を新たなループ波形に変更
して再生するので、所望のループ波形を短時間で容易に
作成することができる。
ープ波形に変更して再生するときに、再生しているルー
プ波形の再生をフェードアウトすると共に新たなループ
波形の再生をフェードインするので、ノイズが入らない
ように現在再生しているループ波形を新たなループ波形
に滑らかに変更することができる。
プ処理では、ステップS20において、ステップS18
で選択されたバッファに対応した音源10のチャネルで
のループ波形の再生をフェードインすると共に、音源1
0の他方のチャネルでのループ波形、即ち今まで再生し
ていたループ波形の再生をフェードアウトしたが、ルー
プ波形の再生のフェードインやフェードアウトを実行せ
ずに、現在再生中のチャネルから他方のチャネルに直ち
に切り替えるようにしてもよい。
3の2つのバッファを使用したが、1つのバッファを使
用して、ループ再生中にその同じバッファ上でループ波
形を更新するようにしてもよく、又3つ以上のバッファ
を使用してもよい。さらに、各バッファの容量は同一で
ある必要はなく、例えば、各バッファの容量をそこに記
憶するループ波形の容量に合わせるようにしてもよい。
示器4にループ波形が表示され、ユーザは、パネル表示
器4に表示されているループ波形を見ながら、ループス
タート又はループエンドの位置を変更していたが、パネ
ル表示器4に原波形データを表示し、ユーザがこの原波
形データを見ながら、ループスタート又はループエンド
の位置を変更するようにしてもよい。原波形データにお
いて類似している点をそれぞれループスタート又はルー
プエンドと設定することにより、スムージング処理によ
る波形の形状変化が少なく、ループエンドからループス
タートへの接続をよりスムーズにすることができる。
尚、パネル表示器4は、ループ波形及び原波形データを
並べて表示する又は切り替えて片方のみを表示するよう
にしてもよい。
現するソフトウェアのプログラムを、コンピュータ又は
CPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給
されたプログラムを読出して実行することによっても本
発明の目的が達成されることは云うまでもない。
波形編集装置及び請求項5の波形編集用プログラムによ
れば、ループ波形の再生中に、ループスタート及びルー
プエンドの少なくとも一方が変更されたときに、該変更
後のループスタート及びループエンドに基づいて新たな
ループ波形を作成し、該新たなループ波形で記憶された
ループ波形、即ち現在再生中のループ波形が更新される
ので、従来のように、一度作成されたループ波形がユー
ザの所望のループ波形でない場合に、一旦作成されたル
ープ波形の再生を停止することやクロスフェードループ
処理の実行指示を再度入力することが不要になり、所望
のループ波形を短時間で容易に作成することができる。
形編集用プログラムによれば、新たなループ波形を作成
するときに、原波形データと、変更後のループスタート
及びループエンドとに基づいてスムージング処理を実行
して、新たなループ波形を作成するので、ループ波形の
再生の際にノイズが入ることを防止することができる。
形編集用プログラムによれば、1つのループ波形を再生
しているときに、新たなループ波形を作成し、該新たな
ループ波形を再生しているループ波形とは別に記憶する
と共に、再生しているループ波形を新たなループ波形に
変更して再生するので、所望のループ波形を短時間で容
易に作成することができる。
形編集用プログラムによれば、再生しているループ波形
を新たなループ波形に変更して再生するときに、再生し
ているループ波形の再生をフェードアウトすると共に新
たなループ波形の再生をフェードインするので、ノイズ
が入らないように現在再生しているループ波形を新たな
ループ波形に滑らかに変更することができる。
装置の概略構成を示す図である。
領域の構成を示す図である。
の図1の波形編集装置100の操作手順を示す図であ
る。
フェードループ処理を示すフローチャートである。
実行されているときに、ループ波形が時間経過に伴い、
どのように再生されるのかを示す図である。
従来のサンプラーの操作手順を示すフローチャートであ
る。
プ波形の作成処理を説明する図である。
段)、 2 RAM、 3ROM、 4 パネル表示
器、 5 パネルスイッチ(設定手段)、 6 MID
Iインターフェース(I/F)、 7 ドライブ、 8
書込回路、 9アクセス管理部、 10 音源(ルー
プ波形再生手段)、 11 波形メモリ(原波形データ
記憶手段、ループ波形記憶手段)、 12 サウンドシ
ステム、13 記憶媒体、 15 外部波形入力端子
Claims (8)
- 【請求項1】 原波形データを記憶する原波形データ記
憶手段と、 前記原波形データ上にループスタート及びループエンド
を設定することによりループ波形を設定する設定手段
と、 該設定されたループ波形を記憶するループ波形記憶手段
と、 該記憶されたループ波形を再生するループ波形再生手段
と、 前記ループ波形の再生中に、前記設定手段により前記ル
ープスタート及びループエンドの少なくとも一方が変更
されたときに、該変更後のループスタート及びループエ
ンドに基づいて新たなループ波形を作成し、該新たなル
ープ波形で前記ループ波形記憶手段に記憶されたループ
波形を更新する更新手段とを備えることを特徴とする波
形編集装置。 - 【請求項2】 前記更新手段は、前記新たなループ波形
を作成するときに、前記原波形データと、前記変更後の
ループスタート及びループエンドとに基づいてスムージ
ング処理を実行して、前記新たなループ波形を作成する
ことを特徴とする請求項1記載の波形編集装置。 - 【請求項3】 前記ループ波形記憶手段は少なくとも2
つのループ波形を記憶し、 前記ループ波形再生手段が前記ループ波形記憶手段に記
憶された1つのループ波形を再生しているときに、前記
更新手段は、前記新たなループ波形を前記再生している
ループ波形とは別に前記ループ波形記憶手段に記憶させ
ると共に、前記ループ波形再生手段に対して前記再生し
ているループ波形を前記新たなループ波形に変更するよ
うに指示し、 前記ループ波形再生手段は、該指示に応じて前記再生し
ているループ波形を前記新たなループ波形に変更して再
生することを特徴とする請求項1又は2記載の波形編集
装置。 - 【請求項4】 前記ループ波形再生手段が、該指示に応
じて前記再生しているループ波形を前記新たなループ波
形に変更して再生するときに、前記再生しているループ
波形の再生をフェードアウトすると共に前記新たなルー
プ波形の再生をフェードインすることを特徴とする請求
項3記載の波形編集装置。 - 【請求項5】 コンピュータを、 原波形データを記憶する原波形データ記憶手段、 前記原波形データ上にループスタート及びループエンド
を設定することによりループ波形を設定する設定手段、 該設定されたループ波形を記憶するループ波形記憶手
段、 該記憶されたループ波形を再生するループ波形再生手
段、及び前記ループ波形の再生中に、前記設定手段によ
り前記ループスタート及びループエンドの少なくとも一
方が変更されたときに、該変更後のループスタート及び
ループエンドに基づいて新たなループ波形を作成し、該
新たなループ波形で前記ループ波形記憶手段に記憶され
たループ波形を更新する更新手段として機能させること
を特徴とする波形編集用プログラム。 - 【請求項6】 前記更新手段が、前記新たなループ波形
を作成するときに、前記原波形データと、前記変更後の
ループスタート及びループエンドとに基づいてスムージ
ング処理を実行して、前記新たなループ波形を作成する
ことを特徴とする請求項5記載の波形編集用プログラ
ム。 - 【請求項7】 前記ループ波形記憶手段は少なくとも2
つのループ波形を記憶し、 前記ループ波形再生手段が前記ループ波形記憶手段に記
憶された1つのループ波形を再生しているときに、前記
更新手段は、前記新たなループ波形を前記再生している
ループ波形とは別に前記ループ波形記憶手段に記憶させ
ると共に、前記ループ波形再生手段に対して前記再生し
ているループ波形を前記新たなループ波形に変更するよ
うに指示し、 前記ループ波形再生手段は、該指示に応じて前記再生し
ているループ波形を前記新たなループ波形に変更して再
生することを特徴とする請求項5又は6記載の波形編集
用プログラム。 - 【請求項8】 前記ループ波形再生手段が、該指示に応
じて前記再生しているループ波形を前記新たなループ波
形に変更して再生するときに、前記再生しているループ
波形の再生をフェードアウトすると共に前記新たなルー
プ波形の再生をフェードインすることを特徴とする請求
項7記載の波形編集用プログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002074656A JP3666467B2 (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 波形編集装置及び波形編集用プログラム |
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JP2003271148A true JP2003271148A (ja) | 2003-09-25 |
JP3666467B2 JP3666467B2 (ja) | 2005-06-29 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013050596A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Jvc Kenwood Corp | 音声再生装置、音声再生方法、プログラム |
-
2002
- 2002-03-18 JP JP2002074656A patent/JP3666467B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013050596A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Jvc Kenwood Corp | 音声再生装置、音声再生方法、プログラム |
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