JP2003270877A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP2003270877A
JP2003270877A JP2002075719A JP2002075719A JP2003270877A JP 2003270877 A JP2003270877 A JP 2003270877A JP 2002075719 A JP2002075719 A JP 2002075719A JP 2002075719 A JP2002075719 A JP 2002075719A JP 2003270877 A JP2003270877 A JP 2003270877A
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electrophotographic apparatus
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Nobuyuki Ito
展之 伊東
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 380〜500nmの波長域のレーザー光を
用いた光学系の欠点である非常に浅い焦点深度から生じ
るピンぼけという問題を解消することができる電子写真
装置を提供すること。 【構成】 380〜500nmの半導体レーザー(Bl
ue LD)光を光源としたレーザースキャナーを使用
し、帯電させた感光体に潜像を書き込む電子写真装置に
おいて、前記レーザースキャナーの感光体上への焦点調
節機能を持ち、且つ、焦点合致度を現像手段によって得
られたトナー画像情報によって判断するプロセスを有す
る。又、特定の現像バイアスの直流成分時のパッチ状の
ドット又はライン画像を作成し、その反射濃度が、予
め、ピント合致時に測定した反射濃度と比較して、その
差が最も小さくなる時が最も焦点合致度が高いと判断
し、焦点調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録画像信号に
対応して像担持体に形成された静電潜像をトナーにより
現像する電子写真装置に関し、詳しくは画像の高解像度
化が可能な短波長の半導体レーザーに適した電子写真装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在レーザープリンター等に代表され
る、レーザーを光源として使用している電子写真装置に
おいて使用されているレーザーは、800nm付近或は
680nm付近に発振波長を有する半導体レーザーが主
流である。近年、出力画像の高画質化のニーズの高まり
から、高解像度化に対する様々なアプローチがなされて
いる。
【0003】レーザーの波長もこの高解像度化に深く関
わっており、特開平9−240051号公報にも記載さ
れているように、レーザーの短波長化によりレーザのス
ポット径を細くすることが可能となり、高解像度の潜像
形成が可能となる。
【0004】レーザー発振波長の短波長化には幾つかの
手法が挙げられる。
【0005】1つは、非線形光学材料を利用し、第2高
調波発生(SHG)を用いてレーザー光の波長を2分の
1にするものである(特開平9−275242号、特開
平9−189930号、特開平5−313033号
等)。この系は、1次光源として、既に技術が確立し高
出力化可能なGaAS系LDやYAGレーザーを使用す
ることができるため、長寿命化や大出力化が可能であ
る。
【0006】もう1つは、ワイドギャップ半導体を用い
るもので、SHG利用のデバイスと比べ、装置の小型化
が可能である。ZnSe系半導体(特開平7−3214
09号、特開平6−334272号等)や、GaN系半
導体(特開平8−088441号、特開平7−3359
75号等)を用いたLDが、その発光効率の高さから、
以前から多くの研究の対象となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのLD
は素子構造、結晶成長条件、電極等の最適化が難しく、
結晶中の欠陥等により、実用化に必須である室温での長
時間発振が困難であった。
【0008】しかし、基盤等の技術革新が進み、199
7年10月には日亜化学工業から、GaN系半導体を用
いたLDで1150時間連続発振(50℃条件)が報告
される等、実用化が目前に迫っている状態である。
【0009】ところで、従来、ピント調節は本体出荷時
のみ行う工程であったが、BlueLDを用いた光学系の
場合、従来の赤外LDに比べ、焦点深度が約半分になっ
てしまうため、ドラム交換、或は長期動作によって機械
的なズレが生じた場合に、格段にピンぼけが発生し易い
というBlue LD光学系を搭載するような高画質プリン
ターにあってはならない欠点を潜在的に抱えている。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、380〜500nmの波長域
のレーザー光を用いた光学系の欠点である非常に浅い焦
点深度から生じるピンぼけという問題を解消することが
できる電子写真装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、380〜500nmの半導体レーザー
(Blue LD)光を光源としたレーザースキャナーを使
用し、帯電させた感光体に潜像を書き込む電子写真装置
において、前記レーザースキャナーの感光体上への焦点
調節機能を持ち、且つ、焦点合致度を現像手段によって
得られたトナー画像情報によって判断するプロセスを有
することを特徴とする。
【0012】又、本発明は、特定の現像バイアスの直流
成分時のパッチ状のドット又はライン画像を作成し、そ
の反射濃度が、予め、ピント合致時に測定した反射濃度
と比較して、その差が最も小さくなる時が最も焦点合致
度が高いと判断し、焦点調節することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0014】<実施の形態1>図5は前記の装置におい
てレーザー光を走査するレーザー操作部300の概略機
構を示すものである。このレーザー操作部300により
レーザー光を走査する場合には、先ず、入力された画像
信号に基づき発光信号発生器301により、固体レーザ
ー素子302から放射されたレーザー光は、コリメータ
ーレンズ系303により概略平行な光束に変換され、更
に矢印b方向に回転する回転多面鏡304により矢印c
方向に走査されるとともにfθレンズ群305a,30
5b,305cにより感光ドラム等の被走査面306に
スポット状に結像される。
【0015】このようなレーザー光の走査により被走査
面306上には画像一走査分の露光分布が形成され、該
被走査面306を前記走査方向とは垂直に所定量だけス
クロールさせれば、該被走査面306上に画像信号に応
じた露光分布が得られる。
【0016】通常、図5のレーザー操作部300全体は
ユニット箱としてプリンター内に有することがあり、こ
の場合に被走査面306上のピントを変える方法として
は、レーザー操作部300全体と被走査面306の距離
を、又は、コリメーターレンズ303を手動又はステッ
ピングモーター等のアクチュエーターを用いた自動動作
によって調節することによって簡単に行えるように構成
されているのが望ましい。
【0017】本実施の形態においては、レーザーPWM 方
式(パルス幅変調)を用いて、1画素の面積階調による
多値記録を行ったため、PWM方式について簡単に説明
する。
【0018】図6はパルス幅変調回路の1例を示す回路
ブロック図、図7はパルス幅変調回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【0019】図6において、401は8ビットのデジタ
ル画像信号をラッチするTTLラッチ回路、402はT
TL論理レベルをECL論理レベルに変換する高速レベ
ル変換器、409ECL論理レベルをアナログ信号に変
換する高速D/Aコンパレーター、405はECL論理
レベルをTTL論理レベルに変換するレベル変換器、4
06はクロック信号2fを発振するクロック発振器、4
08はクロック信号2fを1/2分周して画像クロック
信号fの2倍の周期を有していることとなる。尚、回路
を高速動作させるために、随所にECL論理回路を配し
ている。
【0020】斯かる構成から成る回路動作を図7のタイ
ミングチャートを参照して説明する。
【0021】信号(a)はクロック信号2f、信号
(b)は画像クロック信号fを示しており、図示のよう
に画像信号と関係付けてある。又、三角波発生器内部に
おいても、三角波信号のデューティー比を50%に保つ
ために、クロック信号2fを一旦1/2分周してから三
角波信号(c)を発生させている。更に、この三角波信
号(c)はECLレベルに変換されて三角波信号(d)
になる。
【0022】一方、画像信号は00h(白)〜FF
(黒)まで256階調レベルで変化する。尚、記号h'
は16進数表示をしている。そして、画像信号(e)は
幾つかの画像信号値についてそれらをD/A変換したE
CL電圧レベルを示している。例えば、第1画素は黒画
素レベルのFFh、第2画素は中間調レベルの80h、
第3画素は中間調レベルの40h、第4画素は中間調レ
ベルの20hの各電圧を示している。
【0023】コンパレーターは三角波信号(d)と画像
信号(e)を比較することにより、形成すべき画素濃度
に応じたパルス幅T、t2,t3,t4等のPWM信号
を発生する。そして、このPWM信号は、0V又は5V
のTTLレベルに変換されてPWM信号(f)になりレ
ーザードライバ回路に入力される。このようにして得ら
れたPWM信号値に対応して1画素当たりの露光時間を
変化させることにより1画素で最大256階調を得るこ
とができる。
【0024】尚、本実施の形態ではPWM方式による階
調制御を用いたが、ディザ法等の面積階調法やレーザー
光強度変調を用いることも可能である、更に、それらを
組み合わせても良い。
【0025】次に、感光体について説明する。
【0026】従来のレーザーを用いた電子写真装置に使
用される電子写真感光体では、700〜800nm付近
の可視〜赤外波長域に、白色光を用いた電子写真装置に
使用される電子写真感光体では、500〜700nm付
近の可視波長域に大きな吸収帯を持ち実用的な感度特性
を発現できるものの、短波長領域において十分な感度が
得られない。
【0027】又、従来から知られている電荷発生材料を
単独で用いた場合、380〜500nm付近に感度を有
していても、この付近での感度の環境依存性、波長依存
性が大きいという問題があることが分かってきた。その
ため、温湿度等周囲の環境や入力レーザー波長の変動に
よって感度の変動が生じ、適切な出力を得られないとい
う問題がある。
【0028】特開平9−240051号公報には、導電
性支持体上に電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した感
光体では、380〜500nmの光は電荷輸送材料に吸
収され、電荷発生層まで光が届かないため、原理上感度
を示さないとあるが、必ずしもそのようなことはなく、
電荷輸送層に使用される電荷輸送材料として、レーザー
の発振波長に透過性のある電荷輸送材料を用いれば、本
構成の感光体でも、十分な感度が得られ使用可能であ
る。
【0029】以下に導電性支持体上に電荷発生層と電荷
輸送層を積層した機能分離型感光体についてその作製方
法を述べる。
【0030】電荷発生層は、電荷発生物質を適当なよう
在中でバインダー樹脂と共に分散した液を導電性支持体
上に公知の方法によって塗布することによって形成さ
れ、その膜厚は5μm以下、好ましくは0. 1〜1μm
の薄膜層とすることが望ましい。
【0031】尚、本発明においては、一般式(1)で示
されるアゾ顔料と一般式(3)で示されるフタロシアニ
ン顔料とを適当な溶剤中でバインダー樹脂と共に分散し
た液、或は別々に分散したアゾ顔料分散液とフタロシア
ニン分散液とを混合させた液を塗布することで得られる
単一の層でも良く、又、上記した液を複数回塗布するこ
とによって得られる複数層でも良い。又、このような複
数層の場合、支持体側の層はアゾ顔料を含有しているこ
とが望ましい。
【0032】この際用いられるバインダー樹脂として
は、広範な絶縁性樹脂或は有機光導電性ポリマーから選
択されるが、ポリビニルブチラール、ポリビニルベンザ
ール、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエステ
ル、フェノキシ樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹
脂、ポリウレタン等が好ましく、これなどの樹脂は置換
基を有しても良く、置換基としてはハロゲン原子、アル
キル基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフル
オロメチル基、等が好ましい。又、バインダー樹脂の使
用量は、電荷発生層中の含有率で80重量%以下、好ま
しくは40重量%以下である。
【0033】又、使用する溶剤は前記の樹脂を溶解し、
後述の電荷輸送層や下引き層を溶解しないものから選択
することが望ましい。具体的には、テトラヒドロフラ
ン、1、4−ジオキサン等のエーテル類、シクロヘキサ
ノン、メチルエチルケトン等のケトン類、N、Nージメ
チルホルムアミド等の芳香族類、メタノール、エタノー
ル、2−プロパノール等のアルコール類、クロロホル
ム、塩化メチレン、ジクロロエチレン、四塩化炭素、ト
リクロロエチレン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類等が
挙げられる。
【0034】電荷輸送層は電荷発生層の上又は下に積層
され、電界の存在下電荷発生層から電荷キャリアを受け
取り、これを輸送する機能を有している。電荷輸送層は
電荷輸送物質を必要に応じて適当なバインダー樹脂と共
に溶剤中に溶解した塗布液を塗布することによって形成
され、その膜厚は一般的には5〜40μmであるが、1
5〜30μmが好ましい。
【0035】電荷輸送物質は電子輸送性物質と正孔輸送
性物質があり、電子輸送性物質としては、例えば2、
4、7−トリニトロフルオレノン、2、4、5、7−テ
トラニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシアノキ
ノジメタン等の電子吸引性物質やこれら電子吸引性物質
を高分子化したもの等が挙げられる。
【0036】正孔輸送物質としては、例えばピレン、ア
ントラセン等の多環芳香族化合物、カルバゾール系、イ
ンドール系、オキサゾール系、チアゾール系、オキサジ
アゾール系、ピラゾール系、ピラゾリン系、チアジアゾ
ール系トリアゾール系化合物などの複素環化合物、ヒド
ラゾン系化合物、スチリル系化合物、ベンジジン系化合
物、トリアリールメタン系化合物、トリフェニルアミン
系化合物或はこれらの化合物から成る基を主鎖又は側鎖
に有するポリマー(例えば、ポリ−N−ビニルカルバゾ
ール、ポリビニルアントラセン等の有機光導電性ポリマ
ー等が挙げられる。
【0037】但し、本発明の感光体に使用する場合は、
前述の通り使用する半導体レーザーの発振波長に対して
透過性のある電荷輸送物質やバインダー樹脂を選択する
必要がある。
【0038】導電性支持体の材質としては、例えば、ア
ルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレ
ス、バナジウム、モリブデン、クロム、チタン、ニッケ
ル、インジウム、金や白金等が挙げられる。又、これら
の金属又は合金を真空蒸着法によって被膜形成したプラ
スチック(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート及びアクリ
ル樹脂等の支持体)や導電性粒子(例えば、カーボンブ
ラック、銀粒子等)を適当なバインダー樹脂と共に上記
のようなプラスチック、金属又は合金上に被膜下支持体
或は導電性粒子をプラスチックや紙に含浸させた支持体
等を用いることができる。形状としてはドラム状、シー
ト状、ベルト状等が挙げられる。
【0039】又、感光層を外部からの機械的及び化学的
悪影響から保護すること等を目的として、保護層を設け
ることもできる。
【0040】尚、感光層には必要に応じて酸化防止剤や
紫外線吸収剤等の添加剤を使用しても構わない。
【0041】次に、本発明の電子写真装置について説明
する。
【0042】図1で感光ドラム43に形成された静電潜
像は現像装置41により現像され、形成されたトナー像
は、転写帯電器40によって転写材上に静電転写され
る。その後、転写材は分離帯電器50によって静電分離
されて定着器47へと搬送され、熱定着されて画像が出
力される。
【0043】一方、トナー像転写後の感光ドラム43の
面はクリーナー42によって転写残りトナー等の付着汚
染物の除去を受けて繰り返し画像形成に使用される。
【0044】以上の構成の下に、1は発光ダイオード等
の微光量の発光素子100と受光素子101を有するパ
ッチ検センサーであり、機械立ち上げ時(複写作業
前)、特定パターンの標準ドット潜像を特定直流現像バ
イアスVaにて現像器41で現像し、パッチ検センサー
1位置に送られてきたドット・トナー像を読み取り、そ
の第1の反射濃度Aを読み取る。そして、先程と同じパ
ターンの標準潜像に対して、先程の直流現像バイアス値
と若干異なるバイアスVbにて現像器41で現像し、パ
ッチ検センサー1で第2の反射濃度Bを読み取るという
プロセスを行う。そのとき、予めピントが合っていたと
きの反射濃度Aと反射濃度Bのデータと比較することに
よって、そのときのピントの合致具合を判断する。
【0045】例えば、図3(1)はピント合致時の現像
バイアスの直流成分を振ったときに現像されるドットパ
ターンとマクロな反射濃度の関係を表している。このと
き現像されるドット径は小さく、現像バイアス直流成分
Vdcの変化に対して安定な様子を示している。これに対
して、ピントボケ時には図3(2)のようにVdcが大き
いときにはドット径は大きいが、Vdcを小さくするに連
れ、急激に小さくなり、ピント合致時と比べるとより大
きなVdcにおいても、最早ドットが現像されなくなって
しまう。その結果、マクロな反射濃度としては縦軸のよ
うな変化をする。今回は特に現像バイアスのVa0とV
b0に着目し、ピント合致時(1)のそれぞれの反射濃
度をA0、B0と、ピンボケ時(2)ではA1、B1と
し、誤差分をΔA=A1−A0、ΔB=B1−B0とし
た。この誤差分Δを小さくするように前述のピント調節
機構を使う。
【0046】例えば、本実施の形態のように、A,B2
箇所以上での差分を測定する場合には、それらの差分の
自乗の和、即ち、S=(ΔA)2+(ΔB)2が最小に
なるように前述のピント調節を行えば、尚良い。
【0047】<実施の形態2>図4に多重ドラム方式に
本発明を適用した例を示す。
【0048】本実施の形態にて、画像形成装置はフルカ
ラーのレーザービームプリンタとされるが、前記実施の
形態1と異なり色ごとに専用の像担持体、即ち、本実施
の形態では各色ユニットM(マゼンタ)、C(シア
ン)、Y(イエロー)、K(ブラック)を具備し、その
中にはそれぞれ専用のレーザービームスキャナ(不図
示)、現像器、転写用放電器、クリーニング器が配置さ
れている。
【0049】転写材は給紙ガイド45を通って給紙ロー
ラ46と順に搬送され、吸着用帯電器81からコロナ放
電を受け、搬送ベルト400へ確実に吸着する。その
後、各感光ドラムに形成された画像を転写用放電器によ
り転写し、除電器82により搬送ベルト400から除電
され定着器により定着されてフルカラーの画像が得られ
る。
【0050】本実施の形態においては、フルカラー画像
の高速出力を主たる目的として、レーザービームスキャ
ナーや像担持体を複数配置しているが、この場合、各々
のレーザービームスキャナーや像担持体の機械的精度等
の限界から、前述した幾つかの実施の形態に用いられた
構成よりも更にドットの解像性が重要となる。そこで、
本発明の方式により、ドットの解像性の向上を図ること
により、上記の問題解決により一層効果が得られる。
【0051】本発明の適用例としては、朝一立ち上げ時
等の実際のプリントアウトが始まる前の空回転調整時に
転写紙を流すことなく、4色のステージから転写ベルト
400に対して、前述の特定のドットパターンを連続し
て作成したトナー像を転写し、その転写ベルト400上
のドットパターンをパッチ検センサー1において逐次、
反射濃度測定をすることによって成し遂げられ、各色の
スキャナーの感光体へのピント調節を容易に行われるこ
とになる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、難しい焦点調節を複雑な機械を搭載することな
しに、現像プロファイルの原理を使うことで、正確に、
且つ容易にいつでも行えることにより、致命的に焦点深
度が浅いBlue LDスキャナー光学系を使いこなすこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一形態であるプリ
ンタ装置の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の説明図である。
【図3】従来の問題点と解決策を説明する模式図であ
る。
【図4】レーザースポット径を説明する図である。
【図5】レーザービームスキャナの構成例を示す概略図
である。
【図6】パルス幅変調回路の一例を示す回路ブロック図
である。
【図7】図6に関わるタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 パッチ検センサー 40 転写帯電器 41 現像器 43 感光ドラム(像担持体) 44 1次帯電器 50 分離帯電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/04 G03G 15/06 101 5C072 15/06 101 H04N 1/23 103C 5C074 H04N 1/113 1/04 104A 1/23 103 B41J 3/00 D Fターム(参考) 2C362 AA03 AA35 CB73 CB80 2H027 DA10 DE02 DE07 EA05 EA18 EB04 ED04 2H068 AA19 BA39 BA42 BA43 BA51 2H073 AA01 BA02 BA09 BA13 BA28 CA22 2H076 AB05 AB09 AB12 AB18 EA01 EA24 5C072 AA03 BA16 HA02 HA09 HA13 HB10 QA14 RA12 XA05 5C074 AA02 BB03 BB26 CC22 CC26 DD05 DD24 EE20 FF15 GG03 GG04 GG12 HH04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 380〜500nmの半導体レーザー
    (Blue LD)光を光源としたレーザースキャナーを使
    用し、帯電させた感光体に潜像を書き込む電子写真装置
    において、 前記レーザースキャナーの感光体上への焦点調節機能を
    持ち、且つ、焦点合致度を現像手段によって得られたト
    ナー画像情報によって判断するプロセスを有することを
    特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 特定の現像バイアスの直流成分時のパッ
    チ状のドット又はライン画像を作成し、その反射濃度
    が、予め、ピント合致時に測定した反射濃度と比較し
    て、その差が最も小さくなる時が最も焦点合致度が高い
    と判断し、焦点調節することを特徴とする電子写真装
    置。
  3. 【請求項3】 前記特定の現像バイアスの直流成分を少
    なくとも2箇所以上設定し、それらの複数のバイアス値
    でのピント合致時とピンボケ時との反射濃度のそれぞれ
    の差分の誤差の自乗の和を求め、それが最小となるよう
    に焦点調節することを特徴とする請求項2記載の電子写
    真装置。
  4. 【請求項4】 前記感光体に用いられる電荷発生材料が
    フタロシアニン顔料とアゾ顔料を共に含有することを特
    徴とする請求項1記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 前記アゾ顔料が一般式(1) 一般式(1): で示されることを特徴とする請求項4記載の電子写真装
    置。式中、Arは直接或は結合基を介して結合していて
    も良く、置換若しくは非置換の芳香族炭化水素環基を表
    し、Cpはフェノール性水酸基を有するカプラー残基を
    表し、Cpは下記一般式(2)で示されるカプラー残基
    である。nは1〜3の整数を示す。但し、−N=N−C
    pが同一ベンゼン環に複数個結合することはない。 一般式(2): 式中、Xはベンゼン環と縮合して多環芳香環又は復素環
    を形成するのに必要な残基を表し、R1 ,R2は水素
    原子、置環基を有しても良いアルキル基、アリール基、
    復素環基を表す。又、R1,R2はは窒素原子を介して
    環状アミノ基を形成していても良い。Zは酸素原子又は
    硫黄原子を表し、mは0又は1を表す。
  6. 【請求項6】 前記フタロシアニン顔料が下記一般式
    (3)一般式(3): で示されるオキシチタニウムフタロシアニンであること
    を特徴とする請求項4記載の電子写真装置。式中、X1
    〜X2 はCl又はBrを表し、k,l,m,nは0〜
    4の整数である。
  7. 【請求項7】 前記フタロシアニン顔料が下記一般式
    (4) 一般式(4): で示されるオキシチタニウムフタロシアニンであること
    を特徴とする請求項4記載の電子写真装置。式中、X1
    〜X2 はCl又はBrを表し、k,l,m,nは0〜
    4の整数である。ZはOH又はClを表す。
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