JP3171300B2 - 電子写真感光体、電子写真装置及び電子写真装置ユニット - Google Patents

電子写真感光体、電子写真装置及び電子写真装置ユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体、電子
写真装置及び電子写真装置ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電子写真法による画像形成方法に
は大別して2通りの方法が広く一般的に行われている。
その一方はアナログ方式と呼ばれるもので、原稿画像を
光源光により走査し、その走査光を光学装置を介して感
光体上に結像して潜像を形成し、この潜像を正規現像し
てトナー像を形成し、このトナー像を転写材上に転写、
定着する方法であり、複写機等に従来より使われてい
る。もう一方はデジタル方式と呼ばれるもので、レーザ
ー、LED、液晶シャッター等のビームをコンピュータ
ー、ファクシミリ、スキャナー等からのデジタル画像信
号により変調し、この変調ビームを感光体上に露光し、
ドット状の潜像を形成し、この潜像を反転現像してドッ
ト画像を形成する方法であり、プリンター、ファックス
の他にデジタル複写機として最近複写機にも使われてき
ている。また光源として主にレーザーが用いられている
のが現状である。
【0003】特に後者のデジタル方式におけるドット露
光は、輝度1〜5mWで20〜100μmのパルス露光
であり、輝度分布はガウス分布となる。このようなドッ
ト露光は理想的な矩形(図1)とは異なり、ドット露光
は実際にはなだらかな山型(図2)となり、これに対応
した潜像が得られ、解像力の悪いドット画像が得られ
る。これに対して、特開平1−169454号公報、特
開平2−302759号公報等に示されるキャリアのな
だれ現象を利用したアバランシェ現象(低光量では電位
減衰せずに、ある光量以上で急激に電位減衰する特性を
有する感光体(図3)が提案された。この感光体はなだ
らかな山型の露光でも、理想パルスにより近付いたドッ
ト潜像が得られ、解像度が飛躍的に向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、プロセス的に現
像部と非現像部の2値で感光体を使用する場合とレーザ
ーPWM方式(パルス幅変調)によりハーフトーン電位
を利用する多値の感光体の両方を考えた場合、感光体に
おいて急激に電位減衰し始める光量(E−Vカーブの変
曲点:以後インダクションポイントと記述)、それ以降
の電位減衰のγの2つの要素のコントロールが重要とな
る。すなわち、2値で使用する場合は高γであることが
必要となり、レーザーPWM方式を用いた多値で使用す
る場合は適度なγ値が必要となる。しかし、上記アバラ
ンシェ現象による感光体は、2値では良好な画像が得ら
れるが、単層感光体のみが提案されており、従来汎用さ
れている機能分離型感光体に比較すれば材料の選択範囲
が限られ、インダクションポイントとγのコントロール
には、不利であった。
【0005】本発明の目的は、機能分離型でかつインダ
クションポイントとγのコントロールが可能なアバラン
シェ効果のある感光体を作成し、デジタル露光系に起因
する画質の低下がなく、高解像な画像が得られる電子写
真感光体、電子写真装置及び電子写真装置ユニットを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、導
電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送層からなる感光層
を有する電子写真感光体において、該電荷発生層の電気
容量(CCGL )と電荷輸送層の電気容量(CCTL )の比
(CCTL )/(CCGL )が1.0以上であることを特徴
とする電子写真感光体、電子写真装置及び電子写真装置
ユニットである。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明においては、アバランシェ現象が現
れ、高解像の画像を得ることができる。帯電電位を十分
にとるためには(CCTL )/(CCGL )が2.5以上で
あることがより好ましい。更に好ましくは(CCTL )/
(CCGL )が5.0以上である。本発明による感光体の
帯電電位は具体的には300V以上、多値で用いる場合
は350V以上であることが望ましい。また、本発明に
よる電子写真感光体は正帯電でも負帯電でも機能するこ
とができるが、残流電位及び材料選択の自由度から負帯
電がより好ましい結果を得る。また、必要に応じて導電
性支持体と感光層との間に中間層、感光体表面に表面保
護層を設けてもよい。例えば、中間層は導電性支持体と
感光層の密着性が低い場合及び導電性支持体側からの電
荷の注入を阻止する働きがありより有効である。また、
表面保護層は耐久性を必要とする場合にはより有効な手
段である。
【0009】電荷発生層中の電荷発生材料としては、モ
ノアゾ、ビスアゾ及びトリスアゾ等のアゾ系顔料、金属
フタロシアニン及び無金属フタロシアニン等のフタロシ
アニン系顔料、インジゴ及びチオインジゴ等のインジゴ
系顔料、アントアントロン及びピレンキノン等の多環キ
ノン系顔料、ペリレン酸無水物及びペリレン酸イミド等
のペリレン系顔料、スクワリリウム系色素、ピロロピロ
ール系顔料、ピリリウム及びチアピリリウム塩類及びト
リフェニルメタン系色素、各種結晶形のSe,Se−A
s,CdS,結晶性Si,a−Si等が挙げられ、特に
は材料選択の自由度があるアゾ系顔料が好ましく、その
中では下記一般式[1]の電荷発生材料が好ましい。
【0010】
【化2】 (式中、Xは水素原子、フッ原子、塩素原子または臭
素原子等のハロゲン原子を示す。R1、R2、R3、R4
びR5は水素原子、フッ原子、塩素原子または臭素原
子等のハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換基を有
してもよいメチル、エチル、n−プロピル、iso−プ
ロピル、ブチル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ等のアルコキシ基、ベンジル、フェネチル等
のアラルキル基、フェニル、ナフチル等のアリール基、
ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等のアルキルアミノ基
を示し、同じであっても異なっていてもよい。m及びn
は1または2を示し、同じであっても異なっていてもよ
い。上記表現の置換基としては、フッ原子、塩素原
子、臭素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、
メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、ブ
チル等のアルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ
等のアルコキシ基、ベンジル、フェネチル等のアラルキ
ル基、フェニル、ナフチル等のアリール基、ジメチルア
ミノ、ジエチルアミノ等のアルキルアミノ基を示す。
【0011】以上の電荷発生材料を適当な溶剤を用いて
結着樹脂(バインダー樹脂)、例えばポリビニルアセタ
ール、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、
メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルピロリドン
及びセルロース系樹脂、以上の樹脂にホール搬送性或は
エレクトロン搬送性を持たせた樹脂等の樹脂中に分散さ
せた溶液を塗布し、乾燥することによって形成すること
ができる。電荷発生層の膜厚は5.0〜20.0μmが
好ましく、特には6.0〜15μmが好ましい。電荷発
生材料(P)と結着樹脂(B)の重量比P/Bは4/1
〜1/10が好ましい。先に説明した(CCTL )/(C
CGL )は、各層の誘電率の値に大きく左右され、この誘
電率は特に電荷発生材料(P)及び結着樹脂(B)自体
とこれらの重量比P/Bと膜厚に大きく影響される。従
って、これらの最適な選択は本発明の重要な要素の一つ
である。また、必要に応じて下に説明する電荷輸送材料
を添加してもよい。
【0012】電荷輸送層は成膜性を有する樹脂の溶液に
電荷輸送材料を溶解した溶液を塗布し、乾燥することに
よって形成される。電荷輸送材料は電子輸送材料と正孔
輸送材料に大別される。電子輸送材料としては、2,
4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テ
トラニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシアノキ
ノジメタン及びアルキル置換ジフェノキノン等の電子受
容性物質やこれら電子受容性物質を高分子化したものが
挙げられ、正孔輸送材料としてはピレン及びアントラセ
ン等の多環芳香族化合物、カルバゾール、インドール、
オキサゾール、チアゾール、オキサジアゾール、ピラゾ
ール、ピラゾリン、チアジアゾール及びトリアゾール等
の複素環化合物、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド
−N,N−ジフェニルヒドラゾン及びN,N−ジフェニ
ルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾー
ル等のヒドラゾン系化合物、α−フェニル−4’−N,
N−ジフェニルアミノスチルベン及び5−[4−(ジ−
p−トリルアミノ)ベンジリデン]−5H−ジベンゾ
[a,d]シクロヘプテン等のスチリル系化合物、ベン
ジジン系化合物、トリアリールメタン系化合物、トリフ
ェニルアミン、トリトリルアミン等のトリアリールアミ
ン系化合物或はこれらの化合物からなる基を主鎖または
側鎖に有するポリマー(例えばポリ−N−ビニルカルバ
ゾール及びポリビニルアントラセン等)が挙げられる。
【0013】成膜性を有する樹脂としては、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エステル及び
ポリスチレン等が挙げられる。
【0014】電荷輸送層の膜厚は4.0μm以下が好ま
しく、特には1.0μm以下が好ましい。
【0015】電荷輸送材料(D)と樹脂(B)の重量比
D/Bは1/2〜2/1が好ましい。
【0016】本発明において用いられる導電性支持体と
しては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、
亜鉛、ステンレス、チタン、ニッケル、インジウム、金
及び白金等が用いられる。また、こうした金属或は合金
を、真空蒸着法によって皮膜形成したプラスチック(例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート及びアクリル樹脂等)や導
電性粒子(例えばカーボンブラック及び銀粒子)を適当
なバインダー樹脂と共に上記のようなプラスチック、金
属または合金支持体に被覆した支持体、或は導電性粒子
をプラスチックや紙に含浸した支持体等を用いることが
できる。支持体の形状としてはドラム状、シート状及び
ベルト状等が挙げられるが、適用される電子写真感光体
に最も適した形状にすることが好ましい。
【0017】本発明における下引層は、1層のみで構成
されているものでも、複数の層で構成されていてもよ
い。下引層の膜厚は複数ある場合でも20μm以下が好
ましく、0.1〜5.0μmがより好ましい。下引層は
カゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、
ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン61
0、共重合ナイロン、N−アルコキシメチル化ナイロン
等)、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエステル、フェ
ノール樹脂、酸化アルミニウム等によって形成すること
ができる。
【0018】また、必要に応じて上記樹脂、添加剤及び
導電性物質等を含有することができる。添加剤としては
2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5−ト
リニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシアノキノ
ジメタン、アルキル置換ジフェノキノン及びベンゾキノ
ン等の電子搬送性化合物が挙げられ、導電性物質として
は金属粉体(例えばアルミニウム、銅ニッケル及び銀
等)、金属短繊維、カーボンファイバー導電性粉体[例
えばカーボンブラック、チタンブラック、グラファイ
ト、金属酸化物及び金属硫化物(例えば酸化アンチモ
ン、酸化インジウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化亜
鉛、チタン酸カリウム、チタン酸バリウム、チタン酸マ
グネシウム、硫化亜鉛、硫化銅、酸化マグネシウム及び
酸化アルミニウム等)、及びこれらの金属酸化物や金属
硫化物を導電性物質で表面処理したもの、シランカップ
リング剤やチタンカップリング剤で表面処理したもの、
及び還元処理したもの]等が挙げられる。
【0019】また、前記感光層の上に耐久性、環境安定
性を向上させる目的で保護層を設けることもできる。保
護層の膜厚は0.2〜10μmが好ましく、0.6〜
6.0μmがより好ましい。
【0020】保護層に用いる樹脂としてはポリカーボネ
ート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
シリコーン樹脂、セルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、ホスファゼン樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリイミド樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体等が挙げられる。これらの樹脂は単独で用いること
も、2種以上を組み合せて用いることもできる。また、
塗工後、重合させる場合は開始剤を含んでいてもよい。
【0021】また、抵抗をコントロールする意味で保護
層に導電性粒子を含んでいてもよく、必要に応じて表面
処理したものでもよい。導電性粒子としては、金属、金
属酸化物及びカーボンブラック等が挙げられる。表面処
理剤としてはシランカップリング剤、シリコーンオイ
ル、界面活性剤等が挙げられる。
【0022】金属としては、アルミニウム、亜鉛、銅、
クロム、ニッケル、ステンレス及び銀等、またはこれら
の金属をプラスチックの粒子の表面に蒸着したもの等が
挙げられる。これらは単独で用いることも、2種以上を
組み合せて用いることもできる。2種以上を組み合せて
用いる場合は、単に混合しても溶体や融着の形にして
もよい。
【0023】上述した各種層の塗布方法としては、浸漬
コーティング法、スプレーコーティング法、ビームコー
ティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコー
ティング法及びマイヤーバーコーティング法等が挙げら
れる。
【0024】保護層に限ってはこれらの塗布方法の他に
真空蒸着等を利用することができる。
【0025】本発明の電子写真感光体は、帯電方式はコ
ロナ帯電、ローラー帯電、ブラシ帯電、直接注入帯電等
一般の方式なら問題なく使用できる。
【0026】本発明の電子写真感光体は、デジタル式白
黒複写機、デジタル式カラー複写機、レーザープリンタ
ー、LEDプリンター、液晶シャッター式プリンター等
の電子写真装置一般に適応し得るが、更に電子写真技術
を応用したディスプレー、記録、軽印刷、製版及びファ
クシミリ等の装置にも幅広く適用し得るものである。
【0027】電荷発生層の電気容量(CCGL )と電荷輸
送層の電気容量(CCTL )の比(C CTL )/(CCGL
は、誘電率(ε)と各層の膜厚(dCGL ,dCTL )より
算出し、1KHz以上での値を使用した。
【0028】図10に本発明の実施例を示す画像形成装
置(フルカラー複写機及びレーザービームプリンター)
について簡単に説明する。
【0029】まず、原稿台10上に原稿Gを複写すべき
面を下側にしてセットする。次に、コピーボタンを押す
ことにより複写が開始される。原稿照射用ランプ、短焦
点レンズアレイ、CCDセンサーが一体のユニット9と
なって原稿を照射しながら走査することにより、その照
明走査光の原稿面反射光が、短焦点レンズアレイによっ
て結像されてCCDセンサーに入射される。CCDセン
サーは受光部、転送部、出力部より構成されている。C
CD受光部において光信号が電気信号に変えられ、転送
部でクロックパルスに同期して順次出力部へ転送され、
出力部において電荷信号を電圧信号に変換し、増幅、低
インピーダンス化して出力する。このようにして得られ
たアナログ信号を周知の画像処理を行なってデジタル信
号に変換してプリンター部に送られる。プリンター部に
おいては、上記の画像信号を受けて以下のようにして静
電潜像を形成する。感光ドラム1は、中心支軸を中心に
所定の周速度で回転駆動され、その回転過程に帯電器3
により正極性または負極性の一様な帯電処理を受け、そ
の一様帯電面に画像信号に対応してON,OFF発光さ
れる固体レーザー素子103の光を高速で回転する回転
多面鏡104によって走査することにより感光ドラム1
面には、原稿画像に対応した静電潜像が順次に形成され
ていく。
【0030】図11は、前記の装置においてレーザー光
を走査するレーザー走査部100の概略構成を示すもの
である。このレーザー走査部100によりレーザー光を
走査する場合には、まず入力された画像信号に基づき発
光信号発生器101により、固体レーザー素子102を
所定タイミングで明滅させる。そして固体レーザー素子
102から放射されたレーザー光は、コリメーターレン
ズ系103により略平行な光束に変換され、更に矢印b
方向に回転する回転多面鏡104により矢印c方向に走
査されると共にfθレンズ群105a,105b,10
5c,により感光ドラム等の被走査面106上にスポッ
ト上に結像される。この様なレーザー光の走査により被
走査面106上には画像一走査分の露光分布が形成さ
れ、更に各走査毎に被走査面106を前記走査方向とは
垂直に所定量だけスクロールさせれば、該被走査面10
6に画像信号に応じた露光分布が得られる。
【0031】本実施例においては、レーザーPWM方式
(パルス幅変調)を用いて、1画素の面積階調による多
値記録を行ったため、PWM方式について簡単に説明す
る。
【0032】図12はパルス幅変調回路の1例を示す回
路ブロック図、図13はパルス幅変調回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【0033】図12において、401は8ビットのデジ
タル画像信号をラッチするTTLラッチ回路、402は
TTL論理レベルを高速ECL論理レベルに変換するレ
ベル変換器、403はECL論理レベルをアナログ信号
に変換するD/Aコンバーターである。404はPWM
信号を発生するECLコンパレーター、405はECL
論理レベルをTTL論理レベルに変換するレベル変換
器、406はクロック信号2fを発進するクロック発振
器、407はクロック信号2fに同期して略理想的三角
波信号を発生する三角波発生器、408はクロック信号
2fを1/2分周して画像クロック信号fを作成してい
る1/2分周器である。これによりクロック信号2fは
画像クロック信号fの2倍の周期を有していることとな
る。尚、回路を高速動作させるために、随所にECL論
理回路を配している。
【0034】かかる構成からなる回路動作を図13のタ
イミングチャートを参照して説明する。信号aはクロッ
ク信号2f、信号bは画像クロック信号fを示してお
り、図示のごとく画像信号と関係付けてある。また、三
角波発生器407内部においても、三角波信号のデュー
ティー比を50%に保つため、クロック信号2fを一旦
1/2分周してから三角波信号cを発生させている。更
に、この三角波信号cはECLレベル(0〜−1V)に
変換されて三角波信号dになる。
【0035】一方、画像信号は00h(白)〜FFh
(黒)まで256階調レベルで変化する。尚、記号’
h’は16進数表示を示している。そして、画像信号e
はいくつかの画像信号値についてそれらをD/A変換し
たECL電圧レベルを示している。例えば、第1画素は
黒画素レベルのFFh、第2画素は中間調レベルの80
h、第3画素は中間調レベルの40h、第4画素は中間
調レベルの20hの各電圧を示している。コンパレータ
ー404は三角波信号dと画像信号eを比較することに
より、形成すべき画素濃度に応じたパルス幅T、t2,
t3,t4等のPWM信号を発生する。そして、このP
WM信号は、0V又は5VのTTLレベルに変換されて
PWM信号fになりレーザードライバ回路500に入力
される。このようにして得られたPWM信号値に対応し
て1画素当たりの露光時間を変化させることにより1画
素で最大256階調を得ることが可能となる。
【0036】このようにして、感光ドラム1上に形成さ
れた静電潜像は現像装置4により現像され、形成された
トナー像は、転写帯電器7によって転写材上に静電転写
される。その後転写材は、分離帯電器8によって静電分
離されて定着器6へと搬送され、熱定着されて画像が出
力される。
【0037】一方、トナー像転写後の感光ドラム1の面
は、クリーナー5によって転写残りトナー等の付着汚染
物の除去を受けて繰り返し画像形成に使用される。
【0038】電子写真装置として、上述の感光ドラムや
現像装置、クリーナー等の構成要素のうち、複数のもの
を装置ユニットとして一体に結合して構成し、このユニ
ットを装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。例
えば、感光ドラム1とクリーナー5とを一体化してひと
つの装置ユニットとし、装置本体のレールなどの案内手
段を用いて着脱自在の構成にしてもよい。このとき、上
記の装置ユニットの方に帯電手段及び/または現像手段
を伴って構成してもよい。
【0039】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説
明する。 (実施例1)アルミニウム板上に下引層としてアルコー
ル可溶性共重合ナイロン(商品名:アミランCM−80
00、東レ(株)製)5部(重量部、以下同様)をメタ
ノール95部に溶解した溶液をマイヤーバーで塗布し、
80℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの下引層
を形成した。
【0040】次に、下記のビスアゾ顔料33部
【0041】
【化3】 にテトラヒドロフラン57部を加え、サンドミルで60
時間分散した。この分散液にポリカーボネート樹脂(商
品名:Z−200、三菱瓦斯化学(株)製)33部をテ
トラヒドロフラン66部に溶かした液を加え、更に2時
間分散した。この分散液を下引層の上にマイヤーバーで
塗布し、乾燥して、膜厚13μmの電荷発生層を形成し
た。
【0042】次いで、下記構造式を有するトリアリール
アミン化合物5部
【0043】
【化4】 とポリカーボネート樹脂(商品名:Z−200、三菱瓦
斯化学(株)製)5部をクロロベンゼン70部に溶解し
た液を電荷発生層の上にマイヤーバーで塗布し、乾燥し
て膜厚が0.5μmの電荷輸送層を形成して、得られた
電子写真感光体を試料1とした。
【0044】作成した試料1を静電複写紙試験装置(商
品名:SP−428、川口電気(株)製を用いて−5K
Vのコロナ放電で負に帯電し、1秒間暗所放置した後、
ハロゲンランプに干渉フィルターを通した780nmの
単色光を光源として帯電特性を測定した。図4に暗所放
置後の表面電位と光量の関係を示した。
【0045】次に、電荷発生層(CGL)と電荷輸送層
(CTL)の膜厚及び電荷発生層中の電荷発生材料と結
着樹脂の比(P/B)を表1のように変えた他は試料1
と同様に電子写真感光体を作成し、それぞれ試料2〜
7、比較試料1〜3とし、試料1と同様の測定を行っ
た。その結果も合わせて図4〜6、図9に示した。
【0046】また、電荷発生材料をチタニルオキシフタ
ロシアニンに代えて他は試料2と全く同様にして電子写
真感光体を作成し(表1)、試料8とし試料1〜7と同
様の測定を行った。その結果を図7に示した。また、電
荷発生層と電荷輸送層の比C CTL /CCGL を表1に合わ
せて示した。誘電率は、4192A、LFインピーダン
スアナライザ(横河・ヒューレットパッカード(株)
製)でAl基板/CGLまたはCTL膜(3〜6μm)
/Au(蒸着)のサンプルを測定して求めた。
【0047】
【0048】表1及び図4〜7、図9から明らかなよう
に、試料1〜8はアバランシェ効果があり、電荷発生層
と電荷輸送層の膜厚及び電荷発生層中の電荷発生材料と
結着樹脂の比(P/B)を変えることにより、インダク
ションポイントとγのコントロールが可能であることを
示している。これに対して、比較試料1〜3は表面電位
が低かったり、表面電位−光量がリニアであったり、ア
バランシェ効果がないことを示している。
【0049】(実施例2)下記の電荷発生材料と電荷輸
送材料(電子搬送性材料)を使用し、正帯電にし、干渉
フィルターを通した550nmの単色光を光源として帯
電特性を測定する以外は、実施例1の試料1と同様に電
子写真感光体を作成し、試料9とし、特性を測定した。
その結果を図8に示した。 電荷発生材料:4,10−ジブロムアントアントロン 電荷輸送材料:
【0050】
【化5】 この結果、図8から明らかなように、正帯電にしても試
料9はアバランシェ効果があることを示している。
【0051】(実施例3)実施例1のアルミニウム板の
代わりに外径30mmのアルミニウムシリンダー及び外
径80mmのアルミニウムシリンダーを用い、塗布手段
は浸漬コーティング法によった他は実施例1と同様にし
て、外径30mmのアルミニウムシリンダーに試料1と
比較試料2に対応する電子写真感光体(試料1−30、
比較試料2−30)を外径80mmのアルミニウムシリ
ンダーに試料3と比較試料2に対応する電子写真感光体
(試料3−80、比較試料2−80)を作成した。これ
らの試料1−30、比較試料2−30を帯電−露光−現
像−転写−クリーニングのプロセスを6秒のサイクルで
行う反転現像方式のレーザービームプリンター(2値)
に、試料3−80、比較試料2−80を同様のプロセス
を3秒のサイクルで行う反転現像方式のフルカラー複写
機にそれぞれ装着して画像評価を行った結果を表2に示
した。
【0052】
【0053】表2より、アバランシェ効果のある試料1
−30、3−80は良好な画像を示していることが解
る。
【0054】(実施例4)実施例3の試料1−30の表
面に、SnO2 導電性微粒子(商品名:T−1、三菱マ
テリアル(株)製)5部とポリカーボネート樹脂(商品
名Z−800、三菱瓦斯化学(株)製)2部にクロロベ
ンゼン50部を加え、サンドミルで72時間分散した液
をスプレー塗工により塗布し、3.0μmの表面保護層
を設けた。これを、実施例3と同様にレーザービームプ
リンターに装着し、画像評価を行い、連続30000枚
の耐久画像出し試験を行った結果、耐久後の画像も初期
と同様良好であった。
【0055】
【発明の効果】本発明により、デジタル方式で画像処理
する装置において、機能分離型のアバランシェ効果のあ
る感光体を使用することにより、インダクションポイン
トとγのコントロールが容易になり、多様なプロセスに
対し高解像な画像を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル露光系のドット露光における理想的な
矩形を示す図である。
【図2】実際のドット露光を示す図である。
【図3】アバランシェ現象を示す感光体の光量(E)−
表面電位(V)関係図である。
【図4】実施例1の感光体における光量(E)−表面電
位(V)関係図である。
【図5】実施例1の感光体における光量(E)−表面電
位(V)関係図である。
【図6】実施例1の感光体における光量(E)−表面電
位(V)関係図である。
【図7】実施例1の感光体における光量(E)−表面電
位(V)関係図である。
【図8】実施例2の感光体における光量(E)−表面電
位(V)関係図である。
【図9】実施例1の比較試料を有する感光体における光
量(E)−表面電位(V)関係図である。
【図10】本発明の実施例を示す画像形成装置のプロセ
ス図である。
【図11】本発明の実施例に用いたレーザー走査部の概
略図である。
【図12】本発明の実施例に用いたPWM回路のブロッ
ク図である。
【図13】図11の動作を示すタイミングチャート図で
ある。
フロントページの続き (72)発明者 雨宮 昇司 東−京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内 (72)発明者 橋本 雄一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 吉永 和夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 永瀬 幸雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 田中 守 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−112151(JP,A) 特開 昭61−112152(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 - 5/16

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送
    層からなる感光層を有する電子写真感光体において、該
    電荷発生層の電気容量(CCGL )と電荷輸送層の電気容
    量(CCTL )の比(CCTL )/(CCGL )が1.0以上
    であることを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送
    層からなる感光層を有する電子写真感光体において、該
    電荷発生層の電気容量(CCGL )と電荷輸送層の電気容
    量(CCTL )の比(CCTL )/(CCGL )が2.5以上
    であることを特徴とする電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送
    層からなる感光層を有する電子写真感光体において、該
    電荷発生層の電気容量(CCGL )と電荷輸送層の電気容
    量(CCTL )の比(CCTL )/(CCGL )が5.0以上
    であることを特徴とする電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記感光層が電荷発生層上に電荷輸送層
    を有するものであり、前記感光体の帯電方式が負帯電で
    ある請求項1記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記感光層上に表面保護層を有する請求
    項1記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 前記導電性支持体と感光層の間に下引層
    を有する請求項1記載の電子写真感光体。
  7. 【請求項7】 前記感光体が導電性支持体上に下引層、
    電荷発生層、電荷輸送層及び表面保護層をこの順に有す
    るものであり、前記感光体の帯電方式が負帯電である請
    求項1記載の電子写真感光体。
  8. 【請求項8】 前記電荷発生層に含有される電荷発生材
    料がアゾ顔料である請求項1記載の電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 前記電荷発生材料が下記一般式[1] 【化1】 (式中、Xは水素原子またはハロゲン原子を示し、R
    1 、R2 、R3 、R4 及びR5 は水素原子、ハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、置換基を有してもよいアルキ
    ル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基または
    アルキルアミノ基を示し、m及びnは1または2であ
    る。)で示されるアゾ顔料である請求項8記載の電子写
    真感光体。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の電子写真感光体と、帯
    電手段、像露光手段、現像手段、転写手段及びクリーニ
    ング手段を有することを特徴とする電子写真装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の電子写真感光体と、帯
    電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一
    つを一体に支持してユニットを形成し、装置本体に着脱
    自在なユニットであることを特徴とする電子写真装置ユ
    ニット。
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