JP2003270866A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003270866A
JP2003270866A JP2002068205A JP2002068205A JP2003270866A JP 2003270866 A JP2003270866 A JP 2003270866A JP 2002068205 A JP2002068205 A JP 2002068205A JP 2002068205 A JP2002068205 A JP 2002068205A JP 2003270866 A JP2003270866 A JP 2003270866A
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JP2002068205A
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Masashi Fukuda
正史 福田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境における画質低下を防ぎ全環境において
良好な画像を提供する。 【解決手段】 環境検知手段を取り付け、その検知結果
に応じて、帯電電位、露光電位、現像電位を(|露光電
位−現像電位|):(|帯電電位(非露光電位部)−現
像電位|)=1:1.2〜1.6となるように制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式もし
くは静電記録方式を採用する画像形成装置において、電
子写真感光体又は静電記録誘電体等の像担持体上に形成
させた潜像を現像して可視化し、紙等の記録材上に画像
を形成する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】反転現像系(露光電位部に現像剤が付
着)の画像形成装置における従来技術について述べる。
例えば、静電潜像担持体としての感光体表面を帯電部材
により一定電位に帯電させ、画像印字情報に基づき露光
し、露光部の電荷を取除く事により、帯電面電位と露光
部電位に差が生じて静電潜像が形成される。
【0003】形成した静電潜像を一成分系の現像剤(以
下、磁性トナーとする)によって顕像化する現像装置
は、磁性トナー粒子相互の摩擦、及び現像剤担持体とし
てのスリーブとそのスリーブ上の現像剤の層厚を規制す
るブレード間における摩擦により、感光体上に形成され
た静電潜像電荷と逆極性の電荷を磁性トナー粒子に与え
る。
【0004】そして、磁性トナーをスリーブ上に極めて
薄く塗布させて感光体とスリーブで形成される現像領域
に搬送し、現像領域において、スリーブ内に固着された
磁石による磁界と、感光体とスリーブ間に適当な現像バ
イアス電圧(現像電位)の印加による電界(現像電位と
露光電位の電位差と磁性トナーの帯電量)の作用によ
り、前記露光電位部の潜像に磁性トナーが飛翔し付着す
る。
【0005】これにより、飛翔した磁性トナーによって
感光体上の静電潜像が現像されて可視化され、必要に応
じて紙等の記録材にトナー画像を転写した後、加熱、圧
力或いは溶剤蒸気などにより定着し、複写物を得るもの
である。
【0006】上記の静電潜像をトナーを用いて可視化す
る方法は、特開昭54−43036号におけるものであ
る。
【0007】この方法によれば、磁性トナーをスリーブ
上に極めて薄く塗布することによりスリーブとトナーの
接触する機会を増し、十分な摩擦帯電を可能にしたこ
と、磁力によってトナーを支持し、かつ磁石とトナーを
相対的に移動させることによりトナー粒子相互の凝集を
解くと共にスリーブと十分に摩擦せしめている。
【0008】また、帯電電位と現像電位の電位差と磁性
トナー帯電量によって形成される電界の作用と、静電潜
像に接触することなく対向させて現像することにより白
地部に付着するトナー(かぶり)を減じていること等に
よって、優れた画像を得られるものである。
【0009】正規現像系(非露光電位部に現像剤が付
着)の画像形成装置における従来技術について述べる。
例えば、静電潜像担持体としての感光体表面を帯電部材
により一定電位に帯電させ、画像印字情報に基づき露光
し、帯電面電位と露光部電位に差が生じて静電潜像が形
成される。
【0010】形成した静電潜像を一成分系の現像剤(以
下、磁性トナーとする)によって顕像化する現像装置
は、磁性トナー粒子相互の摩擦、及び現像剤担持体とし
てのスリーブとそのスリーブ上の現像剤の層厚を規制す
るブレード間における摩擦により、感光体上に形成され
た静電潜像電荷と逆極性の電荷を磁性トナー粒子に与え
る。
【0011】そして、磁性トナーをスリーブ上に極めて
薄く塗布させて感光体とスリーブで形成される現像領域
に搬送し、現像領域において、スリーブ内に固着された
磁石による磁界と、感光体とスリーブ間に適当な現像バ
イアス電圧(現像電位)の印加による電界(現像電位と
帯電電位(非露光電位)の電位差と磁性トナーの帯電
量)の作用により、前記露光電位部の潜像に磁性トナー
が飛翔し付着する。
【0012】これにより、飛翔した磁性トナーによって
感光体上の静電潜像が現像されて可視化され、必要に応
じて紙等の記録材にトナー画像を転写した後、加熱、圧
力或いは溶剤蒸気などにより定着し、複写物を得るもの
である。
【0013】上記の静電潜像をトナーを用いて可視化す
る方法は、特開昭54−43036号におけるものであ
る。
【0014】この方法によれば、磁性トナーをスリーブ
上に極めて薄く塗布することによりスリーブとトナーの
接触する機会を増し、十分な摩擦帯電を可能にしたこ
と、磁力によってトナーを支持し、かつ磁石とトナーを
相対的に移動させることによりトナー粒子相互の凝集を
解くと共にスリーブと十分に摩擦せしめている。
【0015】また、露光電位と現像電位の電位差と磁性
トナー帯電量によって形成される電界の作用と、静電潜
像に接触することなく対向させて現像することにより白
地部に付着するトナー(かぶり)を減じていること等に
よって、優れた画像を得られるものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
どちらの従来技術の場合には、トナーは環境により帯電
電荷量や凝集度などの性能の受ける影響が大きい。その
ため、環境差、特に湿度環境の異なる、低湿環境と高湿
環境では、スリーブから感光体に飛翔するトナー量が大
きく異なる。
【0017】その結果、低湿環境においては、中湿環境
と比べトナーが少量しか現像されないため、濃度が薄く
なり、網点再現性の悪化、ライン画像の細りなどの弊害
が生じる。また、高湿環境においては、中湿環境に比べ
トナーが多く現像され、濃度が濃くなり、網点画像つぶ
れ、ライン画像の太り等の弊害が生じる。
【0018】そこで、このような湿度差による弊害を減
らすために、画像形成装置内に湿度検知手段を設け湿度
検知の結果に応じて、現像電位のみを変更しトナーの付
着量を調節する手段が知られている。
【0019】しかしながら、現像電位のみを変更するだ
けでは、帯電電位と現像電位の電位差が変化し、白地部
に付着するトナー量が増えてしまう。
【0020】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、環境
差による帯電電荷量の違いから生じる画像弊害の防止
と、白地部に付着するトナー量を減らし、いかなる環境
下においても良質な画像を形成できる画像形成装置を提
供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、像担持体を帯電させる帯電部材
と、該帯電部材にDC成分にAC成分を重畳したバイア
スを印加し、該像担持体面を所定の帯電電位に帯電させ
る帯電バイアス制御手段と、該像担持体の帯電面を所定
の情報に基づき所定の露光電位にする露光を行い潜像を
形成する露光手段と、該露光電位を可変とする露光エネ
ルギー制御手段と、磁性を持つ現像材を該像担持体へ供
給し、該帯電電位、該露光電位と異なる現像電位を印加
することにより、該現像材に電界を作用させ該露光電位
部の潜像を顕画化する現像手段と、該現像電位を可変と
する現像バイアス制御手段と、環境を検知する環境検知
手段とを備えた反転現像系(該露光電位部に該現像剤が
付着する系)の画像形成装置において、環境検知手段の
結果に応じて、該帯電電位、該露光電位、該現像電位を (|帯電電位−現像電位|):(|露光電位−現像電位
|)=1:1.2〜1.6 となるように制御し、正規現像系の画像形成装置におい
ては、該帯電電位、前記露光電位、前記現像電位の各印
加バイアス値を (|露光電位−現像電位|):(|帯電電位(非露光電
位)−現像電位|)=1:1.2〜1.6 となるように制御することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0023】(第1の実施の形態)図1を参照して、第
1の実施の形態について説明する。図1は本発明を用い
た画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画像
形成装置は電子写真プロセス方式を利用した複写機であ
る。
【0024】1は像担持体としての被帯電体(以下感光
体と記す)である。本実施の形態では回転ドラム型の電
子写真感光体である。本例の感光体1は、アルミニウム
等の導電性基層1bと、その外面に形成した光導電層1
aと、を基本に構成されている。また、矢印mの方向に
200mm/secのプロセススピード(周速度)をも
って回転駆動されている。
【0025】また、光導電層1aの初期膜厚は、30μ
mであり、平均膜厚が10μm以下になると均一に帯電
処理を行うことが困難になるものである。
【0026】2は帯電手段としての帯電部材である。本
実施の形態ではローラタイプである(以下帯電ローラと
記す)。帯電ローラ2は、中心の芯金2cと、その外周
に形成した導電層2bと、更にその外周に形成した抵抗
層2aと、からなる。
【0027】帯電ローラ2は、芯金2cの両端部を不図
示の軸受け部材に回転自由に軸受けさせて、回転ドラム
型の感光体1に並行に配置して不図示の抑圧手段で感光
体1に対して所定の押圧力をもって圧接され、感光体1
の回転駆動に伴い従動回転する。
【0028】3は帯電ローラ2に対するバイアス印加電
源である。この電源3より直流電圧−750V、交流電
圧1.8kVpp、周波数1800Hzのバイアス電圧
が印加された帯電ローラ2によって、感光体1の外周面
が−600Vに帯電処理される。
【0029】この感光体1の帯電処理面は、ついで露光
手段4により目的画像情報の露光(レーザビーム走査露
光、原稿画像のスリット露光等。本実施の形態ではレー
ザビーム走査露光)を受けることで、感光体1の帯電処
理面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成され
る。
【0030】尚、不図示の露光エネルギー制御装置によ
って、露光面電位は−120Vになるように調整されて
いる。
【0031】静電潜像はついで現像手段としての現像装
置5の現像剤担持体としてのスリーブ5aにより現像剤
としてのトナーTが付着され、トナー像として順次可視
像化される。
【0032】現像装置5には、電源5bから周波数18
00Hz、Vpp1400VのAC成分と−400Vの
DC成分を重畳して印加し、感光体1と0.3mmの距
離を置いて配接することでジャンピング現像を行ってい
る。また、トナーTとしてはネガトナーを用いた。
【0033】ジャンピング現像は、現像装置5のスリー
ブ5a上にトナーTを極めて薄く塗布させて、スリーブ
5a内に固着された磁石による磁界と、感光体1とスリ
ーブ5a間に印加された現像バイアス電圧(現像電位)
の電界の作用(以下、帯電電位−現像電位を現像コント
ラスト)により、トナーTが感光体1上に飛翔して静電
潜像を顕像化(露光電位部へ現像剤が付着)する現像方
法である。
【0034】これにより、感光体1上に現像されたトナ
ー像は、ついで転写装置7により紙等の転写材Pに転写
される。
【0035】転写装置7は、回転自在な転写ローラ7a
と電源7bとを備え、電源7bによって転写材Pの転写
ローラ7aとの接触面側からトナーTと逆極性の帯電を
行うことによって、感光体1上のトナー像を順次転写材
Pの感光体1との接触面に転写する。
【0036】ここで、転写材Pは不図示の搬送装置から
感光体1の回転と同期どりされて適正なタイミングを持
って感光体1と転写装置7との間の転写部へ搬送される
ものである。
【0037】本実施の形態では、転写ローラ7aとして
抵抗が5×108Ωの直径16mmの導電性ゴムローラ
に3500VのDC電圧を印加して転写を行った。
【0038】トナー像の転写を受けた転写材Pは、つづ
いて感光体1から分離されて不図示の定着装置へ搬送さ
れてトナー像が定着され、その後装置本体外部に排出さ
れるか、または例えば、裏面にも像形成するものであれ
ば、転写部への再搬送手段へ搬送される。
【0039】転写後の感光体1は、転写残りのトナーを
クリーニングブレード9aにて掻き落として清掃し、次
の画像形成に備えて前露光10にて露光除電して感光体
1を初期化する。
【0040】ここで、接触帯電式の帯電ローラ2および
転写ローラ7aは、それぞれギア等をとりつけ、モータ
等の駆動手段により強制駆動している場合であってもよ
い。
【0041】以上の横成の従来技術により環境差(湿度
差)を考慮せず全ての環境で同一制御の画像形成を行っ
たところ、中湿環境では、良好な画像が得られたもの
の、高湿環境では、濃度が濃く、ライン画像が太くな
り、網点(例えば、1ドット印字1ドットスペースで交
互に印字)画像に過剰なトナーが現像され、網点がつぶ
れてしまった。
【0042】また、低湿環境では、ベタ画像の濃度が薄
く、ライン画像が大幅に細くなり、網点(例えば、1ド
ット印字1ドットスペースで交互に印字)画像に十分な
トナーが現像されず、網点が所々消えてしまった。
【0043】そこで、筆者らは温度を一定にし相対湿度
を変化させた時の画質について検討した。その結果、相
対湿度とベタ画像濃度の関係は図2のように、湿度が下
がるにつれて濃度が薄くなり適性濃度域から外れていっ
た。また、相対湿度と潜像4ドットラインを出力した際
のライン幅の関係は図3のようになり、湿度が下がるに
つれてライン幅が減少し適性ライン幅域から外れていく
ことがわかった。
【0044】このような環境差による画質の違いは、ト
ナーの帯電特性が要因であることが筆者らの検討から分
かっている。相対湿度とトナーの単位重量当りの電荷量
を調べたところ図4のようになった。相対湿度が低くな
るに連れて、トナーの単位重量当りの電荷量が増加して
いることが分かった。
【0045】そのため、低湿ではスリーブから感光体へ
飛翔するために要する力が大きくなり、感光体への付着
量が異なり画質の違いとなって現れる。
【0046】だからといって、スリーブから現像剤が飛
翔する力である(|露光電位−現像電位|)を大きくす
るために、現像電位のみを大きくすると(|帯電電位−
現像電位|)が小さくなり、ライン幅が太り、かぶりが
ひどくなってしまう。逆に、現像電位を小さくすると
(|露光電位−現像電位|)が小さくなりライン幅が細
り適正なライン幅範囲から外れ、濃度も薄くなり適性な
濃度範囲外になってしまった。
【0047】したがって、(|露光電位−現像電位|)
の値に対して(|帯電電位−現像電位|)の値が適切な
値でないとライン幅、濃度が適正範囲から外れ、かぶり
が悪化し不良画像が発生してしまう。
【0048】そのため、筆者らはどのような(|露光電
位−現像電位|)の値と(|帯電電位−現像電位|)の
値の比率に設定すれば、良好な画像が出るのか、まず中
湿環境(23℃50%)において検討した。
【0049】その結果、(|露光電位−現像電位|)/
(|帯電電位−現像電位|)の比率を変更しながらライ
ン幅の推移を計測したところ図5のようになり、(|露
光電位−現像電位|)/(|帯電電位−現像電位|)の
比率は、1.2〜1.7の範囲が適切であることが判明
した。
【0050】同様に、濃度についての推移を調べたとこ
ろ図6のようになり、(|露光電位−現像電位|)/
(|帯電電位−現像電位|)の比率は、1.2〜1.7
の範囲が適切であることがわかった。
【0051】次に、かぶりについての推移を計測したと
ころ図7のようになり、(|露光電位−現像電位|)/
(|帯電電位−現像電位|)の比率は、1.0〜1.6
の範囲が適切であることがわかった。
【0052】また、各環境において、露光電位、現像電
位、帯電電位を様々な値に変更して画像を調べたとこ
ろ、低湿環境では、|露光電位−現像電位|)/(|帯
電電位−現像電位|)の比率を1.2〜1.6に保ちつ
つ、中湿環境に比べ(|露光電位−現像電位|)の絶対
値を大きくすることによって、濃度薄やライン幅の細
り、かぶりが改善されることが分かった。逆に、高湿環
境では、(|露光電位−現像電位|)/(|帯電電位−
現像電位|)の比率を1.2〜1.6に保ちつつ中湿環
境に比べ(|露光電位−現像電位|)の絶対値を小さく
することによって、濃度が濃くなる現象やライン幅太
り、かぶりが改善されることが分かった。
【0053】これらの検討結果より、(|露光電位−現
像電位|)と(|帯電電位−現像電位|)を変動した時
の各環境についての濃度、ライン幅、かぶり等の画質に
ついての適正範囲をもとめ、データベース化した。
【0054】そして、本実施の形態では、上記検討結果
から、画像形成装置内部に湿度を検知する湿度検知セン
サ(不図示)を取り付け、装置内の湿度の状況に応じて
上記データベースに基づき、帯電電位の制御と露光電
位、現像電位の制御を行った。
【0055】制御としては、(帯電電位−現像電位):
(露光面電位−現像電位)=1:1.2〜1.6の範囲
になるように制御を行い、(帯電電位−現像電位)と
(露光面電位−現像電位)の絶対値は、検出された湿度
に応じた係数がデータベースより算出され、その係数を
基に制御値が決定された。
【0056】尚、本実施例で用いた現像剤の帯電特性に
おいては、湿度が低くなるほど、(帯電電位−現像電
位)と(露光面電位−現像電位)の絶対値を大きくなる
ように制御することが有効であった。
【0057】詳しくは画像形成装置の内部の湿度が、0
%≦H<30%(低湿環境)のときは、帯電電位=−8
00V、現像電位=−560V、露光電位=−200V
((帯電電位−現像電位):(露光面電位−現像電位)
=1:1.5))に制御し、30%≦H<60%(中湿
環境)のときは、帯電電位=−600V、現像電位=−
410V、露光電位=−120V((帯電電位−現像電
位):(露光面電位−現像電位)=1:1.5))に制
御し、60%≦H<100%(高湿環境)のときは、帯
電電位=−400V、現像電位=−280V、露光電位
=−100V((帯電電位−現像電位):(露光面電位
−現像電位)=1:1.5))に制御するという3通り
の場合分けを行い、それぞれの状態に応じて画像形成を
行った。
【0058】前記のように、湿度の変化に伴い帯電、露
光、現像の制御を行うことで、相対湿度とベタ画像濃度
の関係が図8のように、湿度依存することなく濃度が適
性濃度領域に収まった。また、相対湿度と潜像4ドット
ラインのライン幅の関係が図9のようになり、全湿度環
境においてライン幅が適性領域に収まった。
【0059】その結果、従来、低湿環境で顕著であった
ライン画像の細りが改善され、中湿環境と同等のライン
幅、網点再現性を得ることができた。また、かぶりにつ
いても、(|帯電電位−現像電位|)が(|露光面電位
−現像電位|)に対して十分に取れているため、かぶり
のない画像を得ることができた。したがって、上記の制
御を行うことにより、どの湿度環境においても良好な画
像を得ることができた。
【0060】さらに、画像形成枚数が増えるにつれて、
前記感光体の光導電層が削られ初期に比べ露光電位が1
0〜20Vほど上がることが確認されている。そこで、
上記のように、(帯電電位−現像電位):(露光電位−
現像電位)=1:1.5と(露光電位−現像電位)の初
期値を高めに設定しておけば、画像形成枚数が増えて露
光電位が上昇しても、(露光電位−現像電位)の比率は
1.3に下がる程度で済む。
【0061】以上のような制御を行うことによって、い
かなる環境においても良好な画像を形成できるばかりで
はなく、画像形成枚数が増え感光体がダメージを受けて
いる状態でも良好な画像を形成できるようになった。
【0062】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、反転現像系の画像形成装置の例を提示した。第2の
実施の形態では、正規現像系の画像形成装置の例につい
て示す。
【0063】正規現像系の画像形成装置においても、第
1の実施の形態例と同様、湿度が変化した時の画質を調
べると、第1の実施例と同じ画像弊害が見られた。
【0064】そこで、第1の実施例同様、装置内の湿度
の状況に応じて帯電電位の制御と露光電位、現像電位の
制御を行い(|露光電位−現像電位|):(|帯電電位
(非露光電位)−現像電位|)=1:1.2〜1.6の
範囲になるように制御し画像形成を行うことによって、
上記弊害を防ぐことができた。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、如何な
る湿度環境であっても、反転現像系において(帯電電位
−現像電位):(露光面電位−現像電位)=1:1.2
〜1.6になるように制御することにより、適正なライ
ン幅、網点再現性が良く、かぶりのない良質な画像を形
成する画像形成装置を得ることができた。また、高湿環
境下では、不必要なトナーを現像しないためトナー消費
量を低減することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る画像形成装置の一部を示す
概略断面図である。
【図2】 ベタ濃度と相対湿度の関係を示すグラフであ
る。
【図3】 ライン幅と相対湿度の関係を示すグラフであ
る。
【図4】 トナーの単位重量当りの帯電量と相対湿度の
関係を示すグラフである。
【図5】 |露光電位−現像電位|と|帯電電位−現像
電位|の比率とライン幅の関係を示すグラフである。
【図6】 |露光電位−現像電位|と|帯電電位−現像
電位|の比率と濃度の関係を示すグラフである。
【図7】 |露光電位−現像電位|と|帯電電位−現像
電位|の比率とかぶり率の関係を示すグラフである。
【図8】 制御した際のベタ濃度と相対湿度の関係を示
すグラフである。
【図9】 制御した際のライン幅と相対湿度の関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 感光体 1a 光導電層 1b 導電性基層 2 帯電部材(帯電ローラ) 2a 抵抗層 2b 導電層 2c 芯金 3 バイアス印加電源 4 露光手段 5 現像装置 5a スリーブ 5b 電源 7 転写装置 7a 転写ローラ 7b 電源 9 クリーニング装置 10 前露光
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA02 DA11 DA14 DE04 DE07 DE09 EA01 EA02 EA05 EC06 EC09 EC17 ED01 ED03 ED06 ED09 2H073 AA03 BA04 BA13 BA41 BA45 CA02 CA14 2H077 AC12 AD06 AD36 DA18 DA24 DA47 DA78 DB08 EA13 EA16 GA17 2H200 FA18 GA23 GA34 GA46 GA54 GA57 GA59 GB12 HA03 HA29 HA30 HB12 HB22 HB48 JA02 JA26 JA28 MB06 NA02 NA06 PA05 PA22 PB04 PB27 PB28 PB32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体を帯電させる帯電部材と、 該帯電部材にDC成分にAC成分を重畳したバイアスを
    印加し、該像担持体面を所定の帯電電位に帯電させる帯
    電バイアス制御手段と、 該像担持体の帯電面を所定の情報に基づき所定の露光電
    位にする露光を行い潜像を形成する露光手段と、 磁性を持つ現像材を該像担持体へ供給し、該帯電電位、
    該露光電位と異なる現像電位を印加することにより、該
    現像材に電界を作用させ該露光電位部の潜像を顕画化
    (該露光電位部に該現像剤が付着)する現像手段と、 該現像電位を可変とする現像バイアス制御手段と、 環境を検知する環境検知手段とを備えた反転現像系の画
    像形成装置において、 環境検知手段の結果に応じて、該帯電電位、該露光電
    位、該現像電位を (|帯電電位−現像電位|):(|露光電位−現像電位
    |)=1:1.2〜1.6 となるように制御することを特徴とする画像形成装置
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記帯電電位(非露
    光電位)部の潜像を顕画化(非露光電位部に該現像剤が
    付着)する正規現像系の画像形成装置において、 環境検知手段の結果に応じて、該帯電電位、該露光電
    位、該現像電位を (|露光電位−現像電位|):(|帯電電位(非露光電
    位部)−現像電位|)=1:1.2〜1.6 となるように制御することを特徴とする画像形成装置
  3. 【請求項3】 該露光電位を可変とする露光エネルギー
    制御手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の画像形成装置
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010072412A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US7899349B2 (en) 2007-08-09 2011-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with controller for setting transfer member bias
JP2012159772A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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