JP2003270606A - 基板貼り合わせ装置および基板貼り合わせ方法 - Google Patents

基板貼り合わせ装置および基板貼り合わせ方法

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glass substrate
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貼り合わせ時に上基板と下基板に付与され
る衝撃力を軽減し、基板の損傷を防止することで歩留ま
りを向上させること。 【構成】 上吸着ヘッド10にて保持された上ガラス
基板3と下吸着ヘッド11にて保持された下ガラス基板
4とがシール剤5を介して少なくとも当接されるときに
は、エアシリンダ25、25により上吸着ヘッド10
に、上吸着ヘッド10の自重と釣合う大きさの引き上げ
力を作用させて上吸着ヘッド10の自重を相殺した状態
で上ガラス基板3と下ガラス基板4とをシール剤5を介
して当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向配置された上
基板と下基板とを接着剤を介して貼り合わせる基板貼り
合わせ装置および基板貼り合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば液晶パネルの製造においては、真
空状態下にて2枚のガラス基板を接着剤なるシール剤を
介して貼り合わせることが行なわれる。
【0003】ここで、従来知られている貼り合わせ工程
について、用いられる装置とともに説明する。
【0004】図11乃至図14は、従来の貼り合わせ工
程を示す概念図で、まず図11に示すように、上吸着ヘ
ッド1と下吸着ヘッド2にそれぞれ上ガラス基板3、下
ガラス基板4が供給され、上ガラス基板3、下ガラス基
板4はそれぞれ吸着保持される。
【0005】上吸着ヘッド1は、X−Y−θ方向並びに
上下方向に移動できるように構成されるとともに、上吸
着ヘッド1、下吸着ヘッド2は、その駆動装置も含め
て、全体が真空チャンバ内に配置され、この時は大気圧
とされる。
【0006】そこで、上吸着ヘッド1と下吸着ヘッド2
に上ガラス基板3、下ガラス基板4がそれぞれ供給され
ると、真空チャンバ内は真空とされる。
【0007】次に、図12に示すように、上吸着ヘッド
1を吊り下げ支持するエアシリンダへの供給圧力を低下
させることにより、上吸着ヘッド1を自重により下降さ
せ、上ガラス基板3を下ガラス基板4にシール剤を介し
て当接させる。その後、エアシリンダに予め設定された
圧力の圧縮空気を供給し、上吸着ヘッド1に引き上げ力
を作用させ、上ガラス基板3と下ガラス基板4とを上吸
着ヘッド1の自重とエアシリンダによる引き上げ力との
差に基づく所定の押圧力で押し付ける。なお、この上吸
着ヘッド1の下動に先立ち、カメラ等を用いて両ガラス
基板の相対位置のずれ状態が検出され、このずれ状態を
修正するように上吸着ヘッド1が、必要に応じてX−Y
方向、そしてθ方向に移動するようになっている。
【0008】また、下ガラス基板4の上面には、図14
に示すように、基板縁に沿って予め閉ループ状にシール
剤5が塗布されていて、しかも、このシール剤5が堰の
役割を果たすようにして下ガラス基板4上に滴下された
液晶6が流出するのを防いでいる。従って、上ガラス基
板3の押し付けにより、2枚のガラス基板3、4はシー
ル剤5にて貼り合わせられるとともに、両ガラス基板間
に液晶が封入された状態となる。
【0009】次に、真空室内の真空を解除して大気状態
に戻すとともに、上吸着ヘッド1、下吸着ヘッド2によ
る吸着を解き、そして図13に示すように、上吸着ヘッ
ド1を上昇させる。そして、貼り合わせの終了したガラ
ス基板は、この貼り合わせ装置より搬出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の液晶
パネルの大型化に伴い、貼り合わせ装置が取り扱うガラ
ス基板3、4も大型化する傾向にある。このため、ガラ
ス基板3、4を保持する上下の吸着ヘッド1、2も大型
化する必要が生じるが、これにより下記の問題が生じる
おそれが出てきた。
【0011】すなわち、大型化した吸着ヘッド1、2は
その分重量も増大する。そして、ガラス基板3、4の貼
り合わせに際し、このような大重量の上吸着ヘッド1を
エアシリンダで吊り下げた状態で下動させた場合、上ガ
ラス基板3と下ガラス基板4とが当接したときに、ガラ
ス基板3、4には上吸着ヘッド1の自重による必要以上
の押圧力が急激に印加され、このときに生じる衝撃力に
よりガラス基板3、4が損傷してしまうのである。
【0012】そこで本発明は、貼り合わせ時に上基板と
下基板に付与される衝撃力を軽減し、基板の損傷を防止
することで歩留まりを向上させることができる基板貼り
合わせ装置および基板貼り合わせ方法を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上基板を保持
する上吸着ヘッドと下基板を保持する下吸着ヘッドとを
互いに対向して配置し、前記上吸着ヘッドと前記下吸着
ヘッドとを相対的に近接させることにて、前記上吸着ヘ
ッドにて保持された前記上基板と前記下吸着ヘッドにて
保持された前記下基板とを接着剤を介して貼り合わせる
ものであって、前記上吸着ヘッドにて保持された前記上
基板と前記下吸着ヘッドにて保持された前記下基板とが
接着剤を介して少なくとも当接されるときに、前記上吸
着ヘッドと前記下吸着ヘッドとの少なくともいずれか一
方に引き上げ力を付与することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。
【0015】図1は、本発明に係る基板貼り合わせ装置
の構成を示す一部断面正面図である。
【0016】基板貼り合わせ装置100は、上部構造体
20、下部構造体40、減圧装置60、昇圧装置70を
有してなる。
【0017】上部構造体20は、上ガラス基板3を保持
する上吸着ヘッド10、この上吸着ヘッド10を上側か
ら覆うように配置されたチャンバ上蓋12、上吸着ヘッ
ド10およびチャンバ上蓋12を昇降自在に支持する枠
体21、枠体21を昇降自在に支持する架台22を有す
る。
【0018】上吸着ヘッド10は、その上面に固定され
た連結部材としての一対の支柱10aを有し、この支柱
10aの上部は、枠体21に設けられた貫通孔を通して
枠体21内に突出される。枠体21内に突出した一対の
支柱10aの上部には、水平の梁10bが架け渡されて
固定される。そして、この水平の梁10bには、カムフ
ォロア10dが回転自在に設けられる。このカムフォロ
ア10dは、枠体21内の底面21aに荷重検出器(検
出手段)23を介し、かつ不図示のガイド機構によりス
ライド自在に設けられたカム部材として用いられるリフ
トカム24に当接される。このリフトカム24は、上面
を所定角度の傾斜面24aに形成され、ボールねじ機構
等の不図示の駆動装置により図面左右方向に進退動する
ことにより、傾斜面24aに当接されたカムフォロア1
0dを昇降動させ、これにより上吸着ヘッド10を昇降
動させるものであり、昇降装置として機能する。また、
リフトカム24とカムフォロア10dは係止手段として
も機能する。
【0019】一対の支柱10aの上端は、枠体21の天
井面21bに固定された引上げ力付与手段として用いら
れる一対のエアシリンダ25、25の作動ロッド25
a、25aに連結される。そして、エアシリンダ25、
25は、上吸着ヘッド10の自重と釣合う引上げ力を生
じさせ得る圧力の圧縮空気を供給することで上吸着ヘッ
ド10の自重を相殺することができるようになってい
る。なおここで、上吸着ヘッド10の自重とエアシリン
ダ25、25による引き上げ力との差に基づく荷重は、
荷重検出器23にて検出することができる。
【0020】また、枠体21の天井面21bにおけるカ
ムフォロア10dに対応する位置には、押付け力付与手
段として用いられるエアシリンダ26がその作動ロッド
26aを下方に向けて配置されており、作動ロッド26
aはカムフォロア10d上に当接可能とされる。これに
より、カムフォロア10dがリフトカム24から離隔し
たときには、エアシリンダ26によりカムフォロア10
dを介して上吸着ヘッド10に押圧力を付与することが
できる。また、カムフォロア10dをリフトカム24に
当接させた状態で、エアシリンダ26による押圧力を荷
重検出器23で検出することができるので、この状態下
で、荷重検出器23の検出値に基づいてエアシリンダ2
6にて付与する押圧力の大きさを設定しておくことで、
上吸着ヘッド10に所定の大きさの押圧力を付与するこ
とができる。
【0021】この設定方法の一例を説明すれば下記のと
おりである。
【0022】すなわち、まず、荷重検出器23の検出結
果から得られる荷重が“0”となるように、エアシリン
ダ25に供給する圧縮空気の圧力の大きさを調整し、例
えば後述する制御装置80の記憶部に設定する。これに
より、上吸着ヘッド10の自重が相殺される。次にこの
状態を維持したままで、エアシリンダ26を作動させ、
荷重検出器23の検出結果から得られる荷重が目標とす
る押圧力(上吸着ヘッド10に付与すべき押圧力)と一
致するように、エアシリンダ26に供給する圧縮空気の
圧力の大きさを調整し、例えば後述する制御装置80の
記憶部に設定する。これにより、上ガラス基板3がシー
ル剤5を介して下ガラス基板4に当接してカムフォロア
10dがリフトカム24から離隔したときには、上吸着
ヘッド10に目標押圧力が付与される。なお、図1で
は、荷重検出器23は、常にリフトカム24とリフトカ
ム24のガイド機構の自重wに相当する荷重を受ける構
成とされているが、この自重wに相当する荷重が荷重検
出器23の検出結果に対する補正値として予め設定され
ており、自重wのみを受けた状態での検出結果から得ら
れる荷重は“0”とみなされる。
【0023】チャンバ上蓋12は、枠体21の下面21
cに設けられた一対の昇降用エアシリンダ27の作動ロ
ッド27aに連結されており、エアシリンダ27の作動
により昇降動される。また、チャンバ上蓋12には、上
吸着ヘッド10の支柱10aの対応位置に支柱10aよ
りも大径の開孔を有し、この開孔に支柱10aを通すこ
とで、上吸着ヘッド10との上下方向の相対移動を許容
する。
【0024】枠体21は、架台22上端の水平部22a
に固定された昇降用エアシリンダ28の作動ロッド28
aに連結される。
【0025】なお、一対の支柱10aにおける、チャン
バ上蓋12と枠体21の間には、平板29が固定され、
この平板29とチャンバ上蓋12との間には、支柱10
a毎に支柱10aを包囲する円筒状の弾性部材(気密部
材)30が配置される。この弾性部材30は、その上端
のフランジ部が平板29に密着固定されるとともに下端
のフランジ部がチャンバ上蓋12に密着固定されてお
り、チャンバ上蓋12と後述する下部構造体40のチャ
ンバ下蓋13とで形成される密閉容器としての密閉チャ
ンバ内と外部との気密を保持し、かつ自身が弾性変形す
ることにより、上吸着ヘッド10とチャンバ上蓋12と
の上下方向の相対移動を許容する。
【0026】また、平板29と枠体21との間には、弾
性部材30と同数でかつ弾性部材30と同じ径(断面
積)を有する円筒状の弾性部材31が、その上端のフラ
ンジ部が枠体21の下面21cに密着固定されるととも
に下端のフランジ部が平板29に密着固定されて配置さ
れる。この弾性部材31は、その内部空間とチャンバ上
蓋12の内側空間とを不図示の連通管にて連通される。
このように構成することにより、チャンバ上蓋12と下
部構造体40のチャンバ下蓋13とで形成される密閉チ
ャンバ内を減圧した際、弾性部材31内が同様の減圧状
態となり、弾性部材31が収縮されることとなる。これ
により、弾性部材31は、同じく密閉チャンバ内を減圧
した際に収縮する弾性部材30によって生じる上吸着ヘ
ッド10を押し下げようとする力を打ち消す反力付与手
段として作用するのである。
【0027】下部構造体40は、下ガラス基板4を保持
する下吸着ヘッド11、この下吸着ヘッド11を下側か
ら覆うように配置され、チャンバ上蓋12と合わさって
密閉チャンバを形成するチャンバ下蓋13、および下吸
着ヘッド11の移動装置41を有する。
【0028】下吸着ヘッド11は、支柱11aを介し
て、移動装置41の移動ステージ42上に支持される。
【0029】チャンバ下蓋13は、基台48に固定配置
されており、支柱11aを通すための、支柱11aより
も大径の開孔を有する。この開孔は、支柱11aの水平
移動を許容する。
【0030】また、チャンバ下蓋13と移動テーブル4
2との間には、支柱11aを包囲する円筒状の弾性部材
49が配置される。ここで、弾性部材49は、その上端
のフランジ部がチャンバ下蓋13に密着固定されるとと
もに下端のフランジ部が移動テーブル42に密着固定さ
れており、チャンバ上蓋12とチャンバ下蓋13とで形
成される密閉チャンバ内と外部との気密を保持し、かつ
自身の弾性変形により、下吸着ヘッド11とチャンバ下
蓋13との水平方向の相対移動を許容する。
【0031】移動テーブル42は、基台48上に固定配
置された移動ステージ43上に搭載されており、この移
動ステージ43の作動によりX方向、Y方向および回転
(θ)方向に移動可能とされる。
【0032】また、移動テーブル42上には、上下の吸
着ヘッド10、11に保持された上下のガラス基板3、
4の各コーナー部に対応する位置に、ガラス基板3、4
に付された位置検出用マークを撮像するためのカメラ5
4がそれぞれ配置される。なお、図示は省略している
が、下吸着ヘッド11およびチャンバ下蓋13における
カメラ54に対応する部分はそれぞれ石英ガラス等の透
明板で形成されており、この透明板を通して上吸着ヘッ
ド10にて保持された上ガラス基板3と下吸着ヘッド1
1にて保持された下ガラス基板4の位置検出用マークが
撮像可能とされる。
【0033】減圧装置60は、真空源61と、真空源6
1とチャンバ下蓋13とを連通する連通管62とを有す
る。
【0034】昇圧装置70は、窒素ガスを供給するガス
供給源71と、ガス供給源71とチャンバ下蓋13とを
連通する連通管72とを有する。
【0035】また、図2に示すように、貼り合わせ装置
100は制御装置80を有する。この制御装置80は、
シリンダ駆動部81を介して各エアシリンダ25、2
6、27、28に接続されるとともに、移動ステージ4
3および荷重検出器23に接続される。
【0036】次に、作動について説明する。
【0037】まず図3に示すように、前工程よりガラス
基板3、4を搬送するための供給アーム90により上ガ
ラス基板3が下吸着ヘッド11上に搬入される。この
時、例えば不図示のリフトピンが下吸着ヘッド11の上
面より突出され、搬入された上ガラス基板3は、このリ
フトピンで一時的に保持される。供給アーム90が待避
すると、リフトピンは下降し、上ガラス基板3を下吸着
ヘッド11上に載置する(図4)。そして次に、昇降用
エアシリンダ28およびリフトカム24の作動により上
吸着ヘッド10が下吸着ヘッド11上に保持された上ガ
ラス基板3に接する高さまで下降し、上吸着ヘッド10
が上ガラス基板3を吸着保持する(図5)。なおここ
で、上吸着ヘッド10による上ガラス基板3の吸着方法
としては、例えば、静電チャックによる吸着方法を用い
ることができる。その後、上吸着ヘッド10は上ガラス
基板を保持して上昇する(図6)。この時、不図示のリ
フトピンが再度上昇する。
【0038】次に、供給アーム90が下ガラス基板4を
搬入する(図7)。この下ガラス基板4には、接着剤と
してのシール剤5が塗布されていること、シール剤の内
側には所定量の液晶が滴下されていることは従来と同様
である。そして下ガラス基板4をリフトピン上に残すよ
うにして供給アーム90は待避する。
【0039】この後、リフトピンは下降するとともに、
下ガラス基板4は、下吸着ヘッド11により吸着保持さ
れる。なおここで、下吸着ヘッド11による下ガラス基
板4の吸着方法としても、静電チャックによる吸着方法
を用いることができる。
【0040】次に両ガラス基板3、4の位置合わせが行
なわれる。
【0041】まず、エアシリンダ28を作動させ、上ガ
ラス基板3が下ガラス基板4に接近する位置まで、上吸
着ヘッド10を下降させる。つまり、エアシリンダ28
の昇降ストロークは、上吸着ヘッド10と下吸着ヘッド
11との間に供給アーム90による各ガラス基板3、4
の供給可能な間隔を形成するための待機位置と、上ガラ
ス基板3と下ガラス基板4との位置合せを行なうための
位置合わせ位置との間で上吸着ヘッドを移動させること
ができるストロークに調整される。
【0042】そして、エアシリンダ27を作動させ、チ
ャンバ上蓋12を上吸着ヘッド10に対してさらに下降
させ、その先端をチャンバ下蓋13の上端に接触させ、
チャンバ上蓋12、チャンバ下蓋13にて、密閉チャン
バを形成する(図8)。
【0043】次に、減圧装置60にてチャンバ上蓋12
とチャンバ下蓋13とで形成された密閉チャンバ内を減
圧する。そして真空度が規定値に達したことが確認され
たとき、位置合わせが開始される。この位置合わせは、
それぞれのガラス基板3、4に設けた位置検出用マーク
をカメラ54で撮像し、それにて得られた画像データを
画像処理することにて行なわれる。そして、検出された
上ガラス基板3と下ガラス基板4との位置ずれ状態にも
とづき、下吸着ヘッド11を必要に応じてX−Y−θ方
向に移動させ下ガラス基板4を移動させることで行な
う。この実施の形態では、位置ずれ状態の許容範囲が予
め定められていて、位置合わせ後にずれ状態を再度検出
し、そのずれ状態が許容範囲に入るまで下吸着ヘッド1
1の移動による位置合わせが繰り返される。
【0044】このようにして、位置合わせが終了する
と、不図示の駆動機構にてリフトカム24を図示右方向
に移動させることにより上吸着ヘッド10がさらに下降
され、上ガラス基板3が下ガラス基板4にシール剤5を
介して当接する。このとき、エアシリンダ25、25に
は、上吸着ヘッド10の自重を相殺するために上吸着ヘ
ッド10の自重と釣合う大きさの引上げ力を生じさせる
圧力の圧縮空気がシリンダ駆動部81を介して供給され
ている。また、エアシリンダ26には、カムフォロア1
0dをリフトカム24の傾斜面24aに沿って下降させ
るに必要な僅かな押圧力を作用させる圧力の圧縮空気が
供給される。
【0045】その後、リフトカム24の更なる右方向へ
の移動により、カムフォロア10dがリフトカム24の
傾斜面24a上から離隔する。そして、エアシリンダ2
6には、カムフォロア10dがリフトカム24の傾斜面
24a上から離隔したタイミングで設定された圧力の空
気が供給され、これにより、上ガラス基板3と下ガラス
基板4とには必要な押圧力が付与され、両ガラス基板
3、4は、間にシール剤5を介して、しかも液晶6を封
入した状態で貼り合わされることになる(図9)。なお
ここで、カムフォロア10dがリフトカム24から離隔
した時点で、荷重検出器23にて検出される荷重がエア
シリンダ26による押圧力に相当する荷重から“0”に
切り換るので、カムフォロア10dがリフトカム24か
ら離隔したタイミングは、荷重検出器23の検出値を監
視することでを得ることができる。
【0046】なお、この貼り合わせの終了後に再度カメ
ラ54で両ガラス基板の位置ずれ状態を検出し、ずれが
許容値を超えていた場合、下吸着ヘッド11を移動させ
ることで、位置ずれを解消するようにしている。こうす
ることで、貼り合わせたときに発生した位置ずれを解消
することができる。
【0047】さて、このようにして貼り合わせが終了す
ると、図9に示した状態で、昇圧装置70にて密封チャ
ンバ内に窒素ガスを注入し大気圧に戻す。窒素ガスの注
入で大気圧に戻すことで、窒素に代わり大気を注入した
ときに発生する結露を防止できる。
【0048】密封チャンバ内が大気圧に戻されると、上
吸着ヘッド10、下吸着ヘッド11によるガラス基板
3、4の吸着を解除する。
【0049】次に、エアシリンダ27を作動させてチャ
ンバ上蓋12を上昇させるとともに、不図示の駆動機構
にてリフトカム24を図示左方向に移動させるとともに
エアシリンダ28を作動させて上吸着ヘッド10を上昇
させる。これにより、チャンバ上蓋12とチャンバ下蓋
13との接触面も離れ、密封チャンバは解放される(図
10)。
【0050】そして、リフトピン(不図示)が上昇し、
貼り合わせの終了したガラス基板3、4は下吸着ヘッド
11の上面より持ち上げられ、そして不図示だが、供給
アーム90と同様な搬出アームにて次工程に搬出され
る。
【0051】上記した実施の形態によれば、上吸着ヘッ
ド10に保持された上ガラス基板3を下吸着ヘッド11
に保持された下ガラス基板4にシール剤5を介して当接
させるときに、エアシリンダ25にて上吸着ヘッド10
に引上げ力を付与して上吸着ヘッド10の自重を相殺す
るようにしているので、上吸着ヘッド10が重量物であ
る場合でも、上吸着ヘッド10の自重が作用した状態で
上ガラス基板3を下ガラス基板4に当接させる場合に比
べて、当接時にガラス基板3、4に付与される衝撃力を
軽減させることができる。このため、ガラス基板3、4
を貼り合わせる際にガラス基板3、4に大きな衝撃が加
わりガラス基板3、4が破損することが防止でき、歩留
まりを向上させることが可能となる。
【0052】また、エアシリンダ25にて上吸着ヘッド
10に引上げ力を付与して上吸着ヘッド10の自重を相
殺した状態で、エアシリンダ26にて上吸着ヘッド10
に所定の押圧力を作用させるようにしたので、エアシリ
ンダ26による押圧力のみでガラス基板3、4を貼り付
ける際の押圧力を管理することができ、ガラス基板3、
4の貼り付け押圧力を容易かつ正確に調整することがで
きる。
【0053】また、エアシリンダ26による押圧力を荷
重検出器23を用いて検出し、この検出結果に基づいて
制御装置80にて所定の押圧力が得られるようにエアシ
リンダ26に供給する圧縮空気圧を調整するので、更に
正確にガラス基板3、4の押圧力を調整することができ
る。
【0054】また、平板29と枠体21との間に弾性部
材31を設け、密閉チャンバ内が真空状態にされたとき
に、弾性部材30内が同じ真空状態となって収縮するこ
とにより上吸着ヘッド10に作用される押し下げ力を、
弾性部材31内を密閉チャンバ内の真空状態と同等の真
空状態として弾性部材31を収縮させることで打ち消す
ようにしたので、密閉チャンバの外に上吸着ヘッド10
に対して押し付け力を付与する押付け力付与手段(エア
シリンダ26)を配置した場合でも、密閉チャンバ内と
外部との差圧に起因する上吸着ヘッド10の押圧力の変
動を防止できるので、上吸着ヘッド10に予定された押
圧力を正確に作用させることができる。またこの場合、
弾性部材31内は密閉チャンバ内と連通されており、弾
性部材31内は密閉チャンバ内の圧力変化に追従して密
閉チャンバ内と同じ圧力となることから、弾性部材31
に弾性部材30に対する反力を作用させるための特別の
駆動源を設ける必要が無く、装置構成を簡略化できると
いう利点を有する。
【0055】また、上記実施の形態によれば、リフトカ
ム24とカムフォロア10dを有してなる昇降装置と上
吸着ヘッド10とを支柱10aを介して連結するととも
にこの支柱10aとチャンバ上蓋12とを弾性部材30
にて相対移動自在に連結し、また移動装置41の移動ス
テージ42と下吸着ヘッド11とを支柱11aを介して
連結するとともにこの支柱11aとチャンバ下蓋13と
を弾性部材49にて連結したので、密閉チャンバの気密
を保ちつつ発塵源となりやすい昇降装置および移動ステ
ージ43を密閉チャンバの外側に配置することができ
る。これにより、密閉チャンバ内を減圧する際に昇降装
置や移動ステージ43等の駆動機構から塵等で汚染され
たガスが噴き出すことにより密閉チャンバ内の真空雰囲
気が汚染されることが防止でき、貼り合わされたガラス
基板3、4の品質を高水準に保持することが可能とな
る。
【0056】また、上記により比較的大きな配置スペー
スを必要とする昇降装置および移動ステージ43を密閉
チャンバの外側に配置することができることから、密閉
チャンバ(チャンバ上蓋12、チャンバ下蓋13)の容
積を極力小さくすることができるので、減圧装置60に
より密閉チャンバ内を減圧するに要する時間を短縮する
ことができ、これにより、貼り合わせ装置100の生産
性を向上させることが可能となる。
【0057】また、カムフォロア10dがリフトカム2
4の傾斜面24a上から離隔するまでの間、エアシリン
ダ26に適当な大きさの圧縮空気圧を供給しカムフォロ
ア10dに僅かな押圧力を付与しておくことで、上ガラ
ス基板3が下ガラス基板4にシール剤5を介して当接し
たタイミングを荷重検出器23を用いて検出することを
可能とした。すなわち、上ガラス基板3が下ガラス基板
4にシール剤5を介して当接するまでの間は、荷重検出
器23からはエアシリンダ26による押圧力に応じた荷
重が検出されるが、上ガラス基板3が下ガラス基板4に
シール剤5を介して当接しカムフォロア10dがリフト
カム24から離隔すると、荷重検出器23の検出結果か
ら得られる荷重は、“0”に切り換る。この検出値に変
化が生じたタイミングをガラス基板3、4が当接したタ
イミングとして得ることができるのである。これによ
り、ガラス基板3、4の厚みのばらつき等の要因によ
り、上ガラス基板3が下ガラス基板4に当接するタイミ
ングにばらつきが生じる場合であっても、上ガラス基板
3と下ガラス基板4とがシール剤5を介して当接したタ
イミングを正確に把握することができる。この結果、例
えば、ガラス基板3、4が当接した時点から所定の押圧
力を付与する場合には、その押圧力の付与タイミングを
正確に制御することができ、また、シール剤5の押し潰
し量を所定の押圧力を付与する時間で管理する場合に
は、その印加時間を正確に管理することが可能となる。
特に、後者の場合、シール剤5の塗布状態が常に一定で
あれば、シール剤5を常に予定された押し潰し量で押し
潰すことが可能となり、この結果、ガラス基板3、4を
予定されたギャップで貼り合わせることができ、最終製
品としての液晶パネルの品質を向上させることができる
という効果が得られる。
【0058】なお上記実施の形態において、エアシリン
ダ25、25にて上吸着ヘッド10の自重に釣合う引上
げ力を付与して上吸着ヘッド10の自重を相殺した状態
で、エアシリンダ26にて上吸着ヘッド10に所定の押
圧力を作用させるようにした例で説明したが、これに限
られるものではなく、例えば、図1に示した貼り合わせ
装置100において、エアシリンダ26を設けることな
く、エアシリンダ25、25による引上げ力を上吸着ヘ
ッド10の自重に相当する引上げ力よりも小さい値に調
整することで、エアシリンダ25、25による引上げ力
と上吸着ヘッド10の自重との差に基づく押圧力を上吸
着ヘッド10に作用させるようにしてもよい。この場
合、前もって、荷重検出器23にて検出された荷重が所
定の荷重(貼り合わせに必要な大きさの押圧力)となる
ようにエアシリンダ25、25に付与する圧縮空気の圧
力の大きさを調整し設定しておくことで、上吸着ヘッド
10に予定された押圧力を正確に作用させることが可能
である。またここで、エアシリンダ25、25に付与す
る圧縮空気の圧力を、上ガラス基板3が下ガラス基板4
にシール剤5を介して当接するまでは上吸着ヘッド10
の自重と釣合う引き上げ力を生じさせる大きさに制御
し、当接後に予め荷重検出器23を用いて設定しておい
た大きさに制御するように切替えることで、当接時にガ
ラス基板3、4に加わる衝撃を軽減させることができ
る。この場合にも、カムフォロア10dがリフトカム2
4の傾斜面24aから離隔するまでの間、エアシリンダ
25、25による引上げ力を上吸着ヘッド10の自重に
相当する引上げ力よりも若干小さい値に設定しておけ
ば、リフトカム24の移動時にカムフォロア10dをリ
フトカム24の傾斜面24aに沿って円滑に下降させる
ことができ、また、荷重検出器23の検出値の切り換り
により上ガラス基板3が下ガラス基板4にシール剤5を
介して当接したタイミングを知ることができる。
【0059】なお例えば、上吸着ヘッド10が重量物で
構成されている場合、高い出力が得られるエアシリンダ
25、25を用いる必要があるが、一般にエアシリンダ
は出力が大きくなるほど細かい出力(引上げ力)の制御
が困難になる傾向がある。そこで、このような場合に
は、エアシリンダ25、25では上吸着ヘッド10の自
重に近い大きさの引上げ力Aを付与し、エアシリンダ2
6では、上吸着ヘッド10の自重Bとエアシリンダ2
5、25の引き上げ力Aとの差分の押圧力を貼り合わせ
に必要な押圧力Cから引いた大きさの押圧力(C−(B
−A))を付与する。このとき、エアシリンダ26は、
上記差分の押圧力を付与できる出力が得られれば足りる
ので、エアシリンダ25に比べて小さな出力のエアシリ
ンダを用いることが可能となり、出力を比較的細かく制
御することができる。このようにすることで、上記差分
の押圧力をエアシリンダ26を用いて精度良く付与する
ことができ、上吸着ヘッド10に作用させる押圧力を精
度良く制御することが可能となり、重力物の上吸着ヘッ
ド10を用いた場合でも、貼り合わせの際の押圧力を正
確に付与することが可能となる。またこの場合にも、エ
アシリンダ25、25の引き上げ力Aを上吸着ヘッド1
0の自重Bよりも大きな値に設定し、エアシリンダ26
に供給する圧縮空気の圧力の大きさを制御することによ
り、上ガラス基板3が下ガラス基板4にシール剤5を介
して当接するまでは上吸着ヘッド10の自重を相殺して
おき、当接後に上吸着ヘッド10に予定された押圧力C
が作用するように制御すれば、当接時にガラス基板3、
4に加わる衝撃を軽減することができる。さらにまた、
カムフォロア10dがリフトカム24の傾斜面24aか
ら離隔するまでの間、エアシリンダ26によりカムフォ
ロア10dに僅かな押圧力を付与しておくことで、リフ
トカム24の移動時におけるカムフォロア10dのリフ
トカム24の傾斜面24aに沿った円滑の下降、およ
び、荷重検出器23の検出値の切り換りによる上ガラス
基板3の下ガラス基板4へのシール剤5を介した当接タ
イミングの検知が可能である。
【0060】また、貼り合わせ時にガラス基板3、4に
付与する押圧力が比較的小さく、上ガラス基板3が下ガ
ラス基板4にシール剤5を介して当接する際に、貼り合
わせに必要な押圧力が付与されていてもガラス基板3、
4を損傷するおそれがない場合には、エアシリンダ26
による押圧力をカムフォロア10dがリフトカム24か
ら離隔するより以前から作用させておくことも可能であ
る。この場合には、カムフォロア10dがリフトカム2
4から離隔した時点で両ガラス基板3、4に直ちに所定
の押圧力を付与することができると言う効果がある。
【0061】また、密閉チャンバ内が減圧されたときに
弾性部材30によって作用される上吸着ヘッド10を引
き下げようとする力を打ち消すための力を、弾性部材3
1の代わりにエアシリンダ等の他の駆動源を用いて付与
するようにしてもよい。
【0062】また、ガラス基板3、4の貼り合わせ動作
中、エアシリンダ26の制御は、上吸着ヘッド10に一
定の押圧力を作用させる制御だけではなく、多段階、或
いは時々刻々と押圧力を変化させるような制御を行なう
ことも可能である。
【0063】また、荷重検出器23をリフトカム24と
枠体21との間に設けた例で説明したが、上吸着ヘッド
10に作用される押圧力を検出可能な位置であればよ
い。
【0064】また、基板としてガラス基板3、4を用い
た例で説明したが、他の材料、例えば、樹脂基板を用い
ることも可能である。
【0065】さらに、上吸着ヘッド10の自重をエアシ
リンダ25、25を用いて相殺する例で説明したが、上
吸着ヘッド10の代わりに下吸着ヘッド11に自重を相
殺するための機構を設けてもよく、また上吸着ヘッド1
0、下吸着ヘッド11の両方に自重を相殺する機構を設
けても構わない。
【0066】また、上吸着ヘッド10を上下動させるこ
とにより上ガラス基板3と下ガラス基板4とをシール剤
5を介して当接および押圧するものに限らず、下吸着ヘ
ッド11を上下動させることによって上述の動作を行な
っても良く、また、上吸着ヘッド10と下吸着ヘッド1
1とをともに上下動させても良い。
【0067】また、エアシリンダ(引上げ力付与手段)
25、25による上吸着ヘッド10の引き上げ力は、貼
り合わせに係る動作中常に作用させておいても、ガラス
基板3、4の位置合わせが完了した時点で作用させるよ
うにしても構わない。また、上ガラス基板3を上吸着ヘ
ッド10に保持させるための上吸着ヘッド10の下降時
にも、エアシリンダ(引上げ力付与手段)25、25に
より上吸着ヘッド10に引き上げ力を付与し、上吸着ヘ
ッド10の自重を相殺するようすれば、上吸着ヘッド1
0に上ガラス基板3を保持させる際、上ガラス基板3に
損傷を与えることを防止することが可能である。
【0068】また、エアシリンダ25、25にて相殺す
る自重を便宜上、上吸着ヘッド10の自重として説明し
たが、実際には、エアシリンダ25、25の作動ロッド
25a、25aは、上吸着ヘッド10以外の部材(支柱
10a、梁10b、カムフォロア10d、平板29等)
の自重をも支えていることから、これらの部材の自重を
も相殺するようにエアシリンダ25、25による引き上
げ力を調整すれば、上ガラス基板3が下ガラス基板4に
シール剤5を介して当接するときの衝撃をより緩和させ
ることが可能である。
【0069】また、接着剤は、シール性を有する接着剤
に限らず、シール性を有さない接着剤を用いることも可
能である。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、貼り合わせ時に上基板
と下基板に付与される衝撃力を軽減させることができる
ことから、基板の損傷を防止することができ、これによ
り歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貼り合わせ装置の構成を示す一部
断面正面図。
【図2】図1に示す貼り合わせ装置の制御系の構成を示
すブロック図。
【図3】図1の貼り合わせ装置による貼り合わせ手順を
示す模式図。
【図4】図1の貼り合わせ装置による貼り合わせ手順を
示す模式図。
【図5】図1の貼り合わせ装置による貼り合わせ手順を
示す模式図。
【図6】図1の貼り合わせ装置による貼り合わせ手順を
示す模式図。
【図7】図1の貼り合わせ装置による貼り合わせ手順を
示す模式図。
【図8】図1の貼り合わせ装置による貼り合わせ手順を
示す模式図。
【図9】図1の貼り合わせ装置による貼り合わせ手順を
示す模式図。
【図10】図1の貼り合わせ装置による貼り合わせ手順
を示す模式図。
【図11】従来の貼り合わせ工程を示す概念図。
【図12】従来の貼り合わせ工程を示す概念図。
【図13】従来の貼り合わせ工程を示す概念図。
【図14】シール剤の塗布状態を示す平面図。
【符号の説明】
3 上ガラス基板 4 下ガラス基板 5 シール剤(接着剤) 6 液晶 10 上吸着ヘッド 10c カムフォロア 11 下吸着ヘッド 12 チャンバ上蓋 13 チャンバ下蓋 15 リフトピン 20 上部構造体 21 枠体 22 架台 23 荷重検出器(検出手段) 24 リフトカム(カム部材) 25 エアシリンダ(引上げ力付与手段) 26 エアシリンダ(押付け力付与手段) 27 昇降用エアシリンダ 28 昇降用エアシリンダ 29 平板 30 弾性部材(気密部材) 31 弾性部材(反力付与手段) 40 下部構造体 41 移動装置 43 移動ステージ 49 弾性部材 54 カメラ 60 減圧装置 70 昇圧装置 80 制御装置 100 基板貼り合わせ装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年3月14日(2003.3.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】次に、図12に示すように、上吸着ヘッド
1を吊り下げ支持するエアシリンダへの供給圧力を停止
させることにより、上吸着ヘッド1を自重により下降さ
せ、上ガラス基板3を下ガラス基板4にシール剤を介
して当接させる。その後、エアシリンダに予め設定され
た圧力の圧縮空気を供給し、上吸着ヘッド1に引き上げ
力を作用させ、上ガラス基板3と下ガラス基板4とを上
吸着ヘッド1の自重とエアシリンダによる引き上げ力と
の差に基づく所定の押圧力で押し付ける。なお、この上
吸着ヘッド1の下動に先立ち、カメラ等を用いて両ガラ
ス基板の相対位置のずれ状態が検出され、このずれ状態
を修正するように上吸着ヘッド1が、必要に応じてX−
Y方向、そしてθ方向に移動するようになっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】次に、真空チャンバ内の真空を解除して大
気状態に戻すとともに、上吸着ヘッド1、下吸着ヘッド
2による吸着を解き、そして図13に示すように、上吸
着ヘッド1を上昇させる。そして、貼り合わせの終了し
たガラス基板は、この貼り合わせ装置より搬出される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の液晶
パネルの大型化に伴い、貼り合わせ装置が取り扱うガラ
ス基板3、4も大型化する傾向にある。このため、ガラ
ス基板3、4を保持する上下の吸着ヘッド1、2も大型
させる必要が生じるが、これにより下記の問題が生じ
るおそれが出てきた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】すなわち、大型化した吸着ヘッド1、2は
その分重量も増大する。そして、ガラス基板3、4の貼
り合わせに際し、このような大重量の上吸着ヘッド1を
下動させた場合、上ガラス基板3と下ガラス基板4とが
当接したときに、ガラス基板3、4には上吸着ヘッド1
の自重による必要以上の押圧力が急激に印加され、この
ときに生じる衝撃力によりガラス基板3、4が損傷して
しまうのである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】上吸着ヘッド10は、その上面に固定され
た連結部材としての一対の支柱10aを有し、この支柱
10aの上部は、枠体21に設けられた貫通孔を通して
枠体21内に突出される。枠体21内に突出した一対の
支柱10aの上部には、水平の梁10bが架け渡されて
固定される。そして、この水平の梁10bには、カムフ
ォロア10dが回転自在に設けられる。このカムフォロ
ア10dは、枠体21内の底面21aに荷重検出器(検
出手段)23を介し、かつ不図示のガイド機構によりス
ライド自在に設けられたカム部材として用いられるリフ
トカム24に当接される。このリフトカム24は、上面
を所定角度の傾斜面24aに形成され、ボールねじ機構
等の不図示の駆動装置により図中左右方向に進退動する
ことにより、傾斜面24aに当接されたカムフォロア1
0dを昇降動させ、これにより上吸着ヘッド10を昇降
動させるものであり、昇降装置として機能する。また、
リフトカム24とカムフォロア10dは係止手段として
も機能する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】なお、一対の支柱10aにおける、チャン
バ上蓋12と枠体21の間には、平板29が固定さ
れ、この平板29とチャンバ上蓋12との間には、支柱
10a毎に支柱10aを包囲する円筒状の弾性部材(気
密部材)30が配置される。この弾性部材30は、その
上端のフランジ部が平板29に密着固定されるとともに
下端のフランジ部がチャンバ上蓋12に密着固定されて
おり、チャンバ上蓋12と後述する下部構造体40のチ
ャンバ下蓋13とで形成される密閉容器としての密閉チ
ャンバ内と外部との気密を保持し、かつ自身が弾性変形
することにより、上吸着ヘッド10とチャンバ上蓋12
との上下方向の相対移動を許容する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】下吸着ヘッド11は、支柱11aを介し
て、移動装置41の移動テーブル42上に支持される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】まず図3に示すように、前工程よりガラス
基板3、4を搬送するための供給アーム90により上ガ
ラス基板3が下吸着ヘッド11上に搬入される。この
時、例えば不図示のリフトピンが下吸着ヘッド11の上
面より突出され、搬入された上ガラス基板3は、このリ
フトピンで一時的に保持される。供給アーム90が退避
すると、リフトピンは下降し、上ガラス基板3を下吸着
ヘッド11上に載置する(図4)。そして次に、昇降用
エアシリンダ28およびリフトカム24の作動により上
吸着ヘッド10が下吸着ヘッド11上に保持された上ガ
ラス基板3に接する高さまで下降し、上吸着ヘッド10
が上ガラス基板3を吸着保持する(図5)。なおここ
で、上吸着ヘッド10による上ガラス基板3の吸着方法
としては、例えば、静電チャックによる吸着方法を用い
ることができる。その後、上吸着ヘッド10は上ガラス
基板を保持して上昇する(図6)。この時、不図示のリ
フトピンが再度上昇する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】次に、供給アーム90が下ガラス基板4を
搬入する(図7)。この下ガラス基板4には、接着剤と
してのシール剤5が塗布されていること、シール剤の内
側には所定量の液晶が滴下されていることは従来と同様
である。そして下ガラス基板4をリフトピン上に残すよ
うにして供給アーム90は退避する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】このようにして、位置合わせが終了する
と、不図示の駆動機構にてリフトカム24を図中右方向
に移動させることにより上吸着ヘッド10がさらに下降
され、上ガラス基板3が下ガラス基板4にシール剤5を
介して当接する。このとき、エアシリンダ25、25に
は、上吸着ヘッド10の自重を相殺するために上吸着ヘ
ッド10の自重と釣合う大きさの引上げ力を生じさせる
圧力の圧縮空気がシリンダ駆動部81を介して供給され
ている。また、エアシリンダ26には、カムフォロア1
0dをリフトカム24の傾斜面24aに沿って下降させ
るに必要な僅かな押圧力を作用させる圧力の圧縮空気が
供給される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】その後、リフトカム24の更なる右方向へ
の移動により、カムフォロア10dがリフトカム24の
傾斜面24a上から離隔する。そして、エアシリンダ2
6には、カムフォロア10dがリフトカム24の傾斜面
24a上から離隔したタイミングで設定された圧力の空
気が供給され、これにより、上ガラス基板3と下ガラス
基板4とには必要な押圧力が付与され、両ガラス基板
3、4は、間にシール剤5を介して、しかも液晶6を封
入した状態で貼り合わされることになる(図9)。なお
ここで、カムフォロア10dがリフトカム24から離隔
した時点で、荷重検出器23にて検出される荷重がエア
シリンダ26による押圧力に相当する荷重から“0”に
切り換るので、カムフォロア10dがリフトカム24か
ら離隔したタイミングは、荷重検出器23の検出値を監
視することで得ることができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】次に、エアシリンダ27を作動させてチャ
ンバ上蓋12を上昇させるとともに、不図示の駆動機構
にてリフトカム24を図中左方向に移動させるとともに
エアシリンダ28を作動させて上吸着ヘッド10を上昇
させる。これにより、チャンバ上蓋12とチャンバ下蓋
13との接触面も離れ、密封チャンバは解放される(図
10)。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】また、上記実施の形態によれば、リフトカ
ム24とカムフォロア10dを有してなる昇降装置と上
吸着ヘッド10とを支柱10aを介して連結するととも
にこの支柱10aとチャンバ上蓋12とを弾性部材30
にて相対移動自在に連結し、また移動装置41の移動テ
ーブル42と下吸着ヘッド11とを支柱11aを介して
連結するとともにこの支柱11aとチャンバ下蓋13と
を弾性部材49にて連結したので、密閉チャンバの気密
を保ちつつ発塵源となりやすい昇降装置および移動ステ
ージ43を密閉チャンバの外側に配置することができ
る。これにより、密閉チャンバ内を減圧する際に昇降装
置や移動ステージ43等の駆動機構から塵等で汚染され
たガスが噴き出すことにより密閉チャンバ内の真空雰囲
気が汚染されることが防止でき、貼り合わされたガラス
基板3、4の品質を高水準に保持することが可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA01 FA03 FA17 FA30 HA01 MA20 2H089 NA37 NA39 NA60 PA15 TA01 4G061 AA01 AA09 AA18 AA33 CA02 CB02 CD02 DA67

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上基板を保持する上吸着ヘッドと下基板
    を保持する下吸着ヘッドとを互いに対向して配置し、前
    記上吸着ヘッドと前記下吸着ヘッドとを相対的に近接さ
    せることにて、前記上吸着ヘッドにて保持された前記上
    基板と前記下吸着ヘッドにて保持された前記下基板とを
    接着剤を介して貼り合わせる基板貼り合わせ装置におい
    て、 前記上吸着ヘッドと前記下吸着ヘッドとを上下方向で相
    対的に移動させる昇降装置と、 前記昇降装置により前記上吸着ヘッドにて保持された前
    記上基板と前記下吸着ヘッドにて保持された前記下基板
    とが接着剤を介して少なくとも当接されるときに、前記
    上吸着ヘッドと前記下吸着ヘッドとの少なくともいずれ
    か一方に引き上げ力を付与する引上げ力付与手段と、を
    備えたことを特徴とする基板貼り合わせ装置。
  2. 【請求項2】 上基板を保持する上吸着ヘッドと下基板
    を保持する下吸着ヘッドとを互いに対向して配置し、前
    記上吸着ヘッドと前記下吸着ヘッドとを相対的に近接さ
    せることにて、前記上吸着ヘッドにて保持された前記上
    基板と前記下吸着ヘッドにて保持された前記下基板とを
    接着剤を介して貼り合わせる基板貼り合わせ装置におい
    て、 前記上吸着ヘッドを昇降動させる昇降装置と、 前記昇降装置により前記上吸着ヘッドにて保持された前
    記上基板が前記下吸着ヘッドにて保持された前記下基板
    に接着剤を介して少なくとも当接されるときに、前記上
    吸着ヘッドに引き上げ力を付与する引上げ力付与手段を
    備えたことを特徴とする基板貼り合わせ装置。
  3. 【請求項3】 前記引上げ力付与手段による引上げ力が
    前記上吸着ヘッドの自重よりも小さいときに前記上吸着
    ヘッドに生じる下方向への移動を阻止する係止手段を更
    に備え、 前記係止手段は、前記上吸着ヘッドに保持された前記上
    基板が前記下吸着ヘッドに保持された前記下基板に前記
    接着剤を介して当接したときに係止状態が解除されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の基板貼り合わせ装置。
  4. 【請求項4】 前記上吸着ヘッドに下方向への押付け力
    を付与する押付け力付与手段を更に備えることを特徴と
    する請求項3記載の基板貼り合わせ装置。
  5. 【請求項5】 前記係止手段は、カム部材と、前記上吸
    着ヘッドに結合され前記カム部材に上方から当接するカ
    ムフォロアと、を備えてなることを特徴とする請求項3
    または4記載の基板貼り合わせ装置。
  6. 【請求項6】 前記押付け力付与手段にて前記上吸着ヘ
    ッドに付与された押付け力を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に基づいて前記押付け力付
    与手段にて前記上吸着ヘッドに付与する押付け力を制御
    する制御装置と、を備えることを特徴とする請求項4ま
    たは5記載の基板貼り合わせ装置。
  7. 【請求項7】 前記上吸着ヘッドと前記下吸着ヘッドと
    を前記昇降装置と離隔させるごとくに前記上吸着ヘッド
    と前記下吸着ヘッドとを包囲する密閉容器と、 前記昇降装置と前記上吸着ヘッドとを連結する連結部材
    と、 前記密閉容器と前記連結部材との相対移動を許容しつつ
    前記密閉容器と前記連結部材との間を気密に保持する弾
    性変形可能な気密部材と、 前記密閉容器内に圧力変化が生じたときに、前記密閉容
    器内と前記密閉容器外との差圧による前記気密部材の弾
    性変形に起因して前記上吸着ヘッドに作用する引上げ力
    を打ち消す力を前記上吸着ヘッドに作用させる反力付与
    手段と、を有することを特徴とする請求項2乃至6いず
    れかに記載の基板貼り合わせ装置。
  8. 【請求項8】 上吸着ヘッドにて保持された上基板と下
    吸着ヘッドにて保持された下基板とを相対的に近接さ
    せ、前記上基板と前記下基板とが接着剤を介して当接さ
    れるときには、前記上吸着ヘッドと前記下吸着ヘッドと
    の少なくともいずれか一方に上方への引き上げ力と下方
    向への押付け力を付与することにて所定の押し付け力を
    付与し、この状態下にて前記上基板と前記下基板とを前
    記接着剤を介して貼り合わせることを特徴とする基板貼
    り合わせ方法。
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