JP2008185748A - 基板重ね合わせ装置及び表示装置の製造方法 - Google Patents

基板重ね合わせ装置及び表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明は、位置合わせ用移動手段の負荷を軽減し、小型で廉価なアクチュエータを採用可能とし、さらに基板搬出入時の撓みに帰因する位置合わせずれ等を防止し、歩留まりの高い安な基板重ね合わせ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
底板部と天蓋部とに分割可能な真空容器の内部でに基板の位置合わせ及びギャップの調節を行う基板重ね合わせ装置であって、複数の貫通口を有する底板部の表面に設けられた第1の基板保持板と、複数の貫通口の内部を挿通し3次元方向に移動可能な支柱と、複数の支柱により支持された第2の基板保持板と、支柱の水平移動手段と、支柱の垂直移動手段と、支柱の移動に対し容器内部の気密を保つ可動真空シール部材と、から構成し、さらに底板部又は/及び第1の基板保持板に複数のガスの吹き出し孔を設け、基板を浮上させて搬入、搬出する構成としたことを特徴とする
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板重ね合わせ装置及び表示装置の製造方法にかかり、特に、液晶ディスプレイパネル等の基板の貼り合わせに用いる装置であって、真空中で2枚の基板を位置合わせし、所定のギャップに調節する基板重ね合わせ装置に関する。
基板重ね合わせ装置は、液晶ディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネル等の表示装置の製造工程において用いられるが、例えば、滴下式の液晶封入法を用いた液晶パネルの基板重ね合わせ装置の場合、シール剤とその内側に液晶が滴下されたTFT(薄膜トランジスタ)基板とカラーフィルタ等が形成されたフィルタ基板とを真空中で位置合わせし、所定のギャップに調節した後、部分的に基板を仮固定する工程で用いられる。このような基板重ね合わせ装置の従来例を図10の概略断面図に示す。
基板重ね合わせ装置は、図に示すように、凹部が形成された上側基板保持具本体12、中間リング32及び下側基板保持具本体3をO−リング13,33を介して重ね合わせ、上下に開放可能とした真空容器から構成される。
上側基板保持具本体12には、その内部を仕切る隔膜21が設けられ、その下面にフィルタ基板92を保持する基板保持板2が取り付けられている。上側基板保持具本体12には、さらに押圧ロッド35及びその上下移動手段36が取り付けられている。隔膜21上部の空間22のガス通路18は、バルブ19a、20aを介して排気装置19及びガス導入手段20のそれぞれに連結され、真空容器内部の空間は、ガス通路15’、バルブ17aを通してベントガス供給源17に連結されている。一方、下側基板保持具本体3には、TFT(薄膜トランジスタ)基板91を保持する基板保持板1が固定され、排気通路15が設けられている。この排気通路はバルブ16aを介し排気装置16に連結されている。また、中間リング32にはxyθ方向の移動手段11が連結されており、下側基板保持具本体3との間には任意な方向に転動する複数の剛体球34が配設されている。
まず、フィルタ面を下にしてフィルタ基板92の上面側を保持するロボットアーム(不図示)が真空容器内部に侵入し、基板92が基板保持板2の位置で停止すると、複数の吸着ピン(不図示)が下降し基板を真空吸着する。ロボットアームの真空吸着が解除されアームが後退すると、吸着ピンが上昇し基板92と基板保持板2が接触する位置で停止する。基板92を基板保持板2で保持した後、吸着ピンの真空吸着を解除する。
続いて、TFT形成面を上向きにしてTFT基板91を保持するロボットアームが内部に侵入し、リフトピン(不図示)上に基板を載置した後、後退する。リフトピンが下降して、基板91は基板保持板1上に載置される。
ここで、真空容器開閉機構14が動作し、上側基板保持具本体12が下降して中間リング32上におかれ、内部はシール材13により外部と遮断される。排気装置16,19が稼働し真空容器内部及び隔膜21上の空間22が排気される。続いて、中間リング32の移動が制限されないように、開閉機構14を上側基板保持具本体12と切り離し、位置ずれセンサ24及び距離センサ23の出力に基づいてアライメント用移動手段11と押し圧ロッド35の移動手段36を駆動させ、TFT基板91とフィルタ基板92の位置合わせ及びギャップ調整を行った後、空間22に所定の圧力のガスを導入し基板間のギャップを所定値となるまで基板92に圧力を加える。所定値となったところで、シール剤の一部に紫外線を照射し硬化させて基板の仮固定を行う。次に、基板保持板2の静電吸着を解除し、続いて空間22を排気するとともに、押圧ロッド35を上昇させる。真空容器内部及び空間22を大気圧に戻す。開閉機構14を駆動して上側基板保持具本体12を上昇させ、仮固定した液晶パネルをロボットハンドで取り出し、次のシール剤硬化工程に搬送する。一方、基板重ね合わせ装置には新たな基板が搬入され、同様の操作が繰り返される。
以上のような装置構成及び重ね合わせ操作手順を用いることにより、大型ガラス基板について、1μm程度の高精度の位置合わせ及びギャップ調整を行うことが可能となった。
しかし、1μm程度の高精度の位置合わせ及びギャップ調整を行うには、位置決めの基準となる真空容器の真空引きによる変形を所定値以下に抑える必要があり、そのためには厚い材料で真空容器を構成する必要がある。例えば、1.3x1.1m程度のガラス基板用の真空容器をアルミニウムで作製する場合、例えば真空に対する変形量(湾曲による中心部と周辺部の変形)を0.1mmに抑えるためには、14cm以上の板厚が必要となる。さらに、上記装置構成の場合、押圧ロッド及びその昇降機構が必要となるため、上側基板保持具全体の重量は少なくとも400kg程度になってしまう。また、中間リングの重量も300kg程度となるため、アライメント用移動手段11のアクチュエータの負荷は全体として700kgと極めて大きく、高価なアクチュエータが必要となるととともに、寿命も短いという問題があることが分かった。
その一方、アクチュエータの負荷を低減した基板貼り合わせ装置が開示されている(特開2002−229042)。これは、真空室内に、基板を保持する第1のテーブル及び第2のテーブルを上下に配置し、真空室の外部に、真空室に設けられた開口を挿通する複数のシャフトを介して第1のテーブルを保持し且つ水平方向に移動する第1の移動手段と、第2のテーブルを保持し垂直に移動する第2の移動手段をとを配置し、開口部に真空室内部とシャフトとの間を気密に保つ弾性シール部材を配した構成とし、ゲートバルブを通して、基板の搬入し、基板の位置合わせ及びギャップ調整を行う装置である。
特開2002−229471 特開2002−229042
しかしながら、真空室内部に、2つの基板保持テーブルを上下に配置し、外部からそれぞれ上下移動、水平移動する構成の基板貼り合わせ装置(特開2002−229042)は、それぞれのテーブルを複数のシャフトを調整して高精度に水平且つ平行に取り付けるのは容易でなく、基板が大型化すると表示むらが起こりやすいという問題があった。また、真空室の上下にそれぞれ移動手段を配置するため、装置全体が大型化するという問題があった。
また、基板の搬出入には通常基板搬送ロボットが用いられているが、基板が大型化すると、基板を重ね合わせして仮固定を行った後でも大きく撓み、アライメントずれやギャップずれを起こる場合があり、これは基板がさらに大型化すると起こる頻度が増大するため大きな問題となっている。さらに、ロボットを用いる場合には、基板保持板に基板を載置したり又は基板保持板から取り出す際に剥離帯電が起こり、基板の液晶表示用素子を静電破壊する場合がある。加えて、基板搬送ロボットは極めて大型で、動く範囲も広いため、危険防止の為の安全柵を設けてインターロックを行う必要があり、装置全体のコストが大幅に増大するという問題があった。
さらには、従来の装置は、上部にアクチュエータ等の移動手段や支柱等が配置され、基板の搬出入は一方向に限られていた。そのため、液晶パネル製造装置の各装置の配置が限定され、床面積を有効に利用できないという場合が多々あった。
かかる状況において、本発明は、位置合わせ用移動手段の負荷を軽減する構成とし、小型で廉価なアクチュエータを用いることが可能な基板合わせ装置を提供することを目的とする。さらに、基板搬出入時の基板撓みに帰因するアライメントずれやギャップずれ及び基板破損事故を防止し、歩留まりの高い安定した生産が可能な基板重ね合わせ装置、さらには表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の基板重ね合わせ装置は、底板部と天蓋部とに分割可能な真空容器の内部に2種の基板を搬入してそれぞれの基板保持板で保持し、真空中で基板の位置合わせ及びギャップの調節を行う基板重ね合わせ装置であって、
複数の貫通口を有する前記底板部の表面に設けられ、第1の基板を保持する第1の基板保持板と、前記複数の前記貫通口のそれぞれの内部を貫通し3次元方向に移動可能な支柱と、該複数の支柱により支持され、第2の基板を保持する第2の基板保持板と、前記複数の支柱を水平面内で移動させ前記2種の基板の位置合わせを行う水平移動手段と、前記支柱を垂直方向に移動させ所定のギャップに調整する垂直移動手段と、前記支柱の移動に対し真空容器内部の気密を保つ可動真空シール部材と、から構成し、さらに前記底板部又は/及び前記第1の基板保持板に複数のガスの吹き出し孔を設け、基板を浮上させて搬入、搬出する構成としたことを特徴とする。
以上の構成により、真空容器の天蓋部と基板保持板とを分離することが可能となり、水平移動手段の負荷は、ほぼ第1の基板保持板だけとなるため、アクチュエータとして小型で廉価なものを用いることができ、装置全体の小型化とコストダウンを達成することができる。また、第1の基板保持板は厚く変形しにくい底板部に固定され、これを基準に第2の基板保持板の平行度及び高さを調整できるため、ギャップ調整を高精度に行うことが可能となる。
さらには、基板搬送を、従来のロボット搬送から、気体により浮上させた状態て搬送する構成としたことから、仮固定後に基板を搬出する場合であっても、基板の撓みがなく基板全体が平行に保たれた状態で搬送することができるため、大型基板であっても位置ずれやギャップずれが防止でき、歩留まりが大きく向上する。さらに、吸着ピンで一時的に保持する構成とする必要はなくなり、上述した真空容器の天蓋部と基板保持板との分離も可能となるため、水平移動手段の負荷を大きく低減することができる。
なお、 前記可動真空シール部材は、鍔部を有する円筒状部材からなり、その内壁と前記支柱との間に第1のシール部材を設け、且つ前記底板部貫通口の周辺部と前記鍔部との間に第2のシール部材を設ける構成とするのが好ましい。
このような構成の可動真空シール部材を用いることにより、水平方向と垂直方向の移動手段間での干渉を排除でき、位置合わせ及びギャップ調整は、繰り返し行う必要もなくなり、また短時間で行うことができる。
前記第2の基板保持板の上方に、前記真空室を水平に仕切るように柔軟性を有する仕切板を設け、さらに該仕切板上方の空間の圧力を所定の圧力とする圧力制御手段を設けたことを特徴とする。ここで、前記第1及び第2の基板保持板間の間隔を求める距離センサを配置し、その出力に応じて前記空間の圧力を変化させる構成とするのが好ましい。
垂直移動手段とは別個に、気体圧を利用し大きな力で第2の基板保持板全体を下降に押しつけることができ、しかもその力を基板間のギャップに応じて調整できるため、短時間でかつ安定して所望のギャップに調整することができる。
また、前記天蓋部は、一辺が蝶番により前記底板部に回転可能に固定することにより、2〜3方向から基板の搬出入が可能となり、製造装置全体の設計の自由度を高めることができる。
本発明の表示装置の製造方法は、上記本発明の基板重ね合わせ装置を用い、前記第2の基板を気体により浮上させた状態で前記第1の基板保持板の上方に搬送し、前記第2の基板保持板で保持する工程と、前記第1の基板を気体により浮上させた状態で搬送して、前記第1の基板保持板で保持する工程と、前記真空容器の内部を所定の圧力まで排気する工程と、前記垂直移動手段により、前記第1及び第2の基板を平行にする工程と、前記水平移動手段により、前記第1及び第2の基板を位置合わせする工程と、前記垂直移動手段により、前記第1の基板及び第2の基板の間のギャップを所定の値に調整する工程と、からなることを特徴とする。
さらに前記第2の基板保持板の上方に、前記真空室を水平に仕切るように柔軟性を有する仕切板を設け、前記第1の基板及び第2の基板の間のギャップを所定の値に調整する工程において、前記仕切板上方の空間に所定圧力のガスを導入するのが好ましい。
本発明により、大型基板を位置合わせ及びギャップ調整を安定して高精度に行うことが可能となり、また、装置全体としての小型化及びコストダウンが可能となる。また、位置合わせ及びギャップ調整工程が短縮化してスループットが向上し、しかも搬送時の位置ずれ等を防止できることから歩留まりが向上する結果、生産性が大幅に向上した基板重ね合わせ装置を実現することが可能となる。
以下に実施例を挙げ、本発明をより詳細に説明する。本発明の理解を助けるために、まず液晶パネルの製造装置及び製造工程の概略を説明し、その中で本発明の基板重ね合わせ装置を詳細に説明する。
図1は、本発明の基板重ね合わせ装置の一構成例を示す概略断面図であり、図2は液晶パネル製造装置の全体構成を示す斜視図、図3は製造工程を説明する模式図である。
液晶パネル製造装置は、図2に示すように、TFT基板を収納したカセット40a、フィルタ基板を収納したカセット40bから基板を取り出し、貼り合わせ処理し作製した液晶パネルをカセット40cに回収するロードステーション40と、シール剤塗布装置41と、液晶滴下装置42と、基板の位置合わせ及びギャップ調整と、仮固定を行う基板重ね合わせ装置43と、シール剤硬化装置44と、基板の搬送コンベア45と、基板反転機構46とから構成される。
搬送コンベア45は基板を水平な姿勢で気体浮上させ、各装置間を移送する。搬送コンベア45の基板搬送面には、多数の気体吹き出し孔(不図示)が設けられており、これらの吹き出し孔は流量制御機構を備えたガス供給源(不図示)に接続されている。
基板反転機構46は、例えば、基板搬送板とその上方に配置されたガス吹出板及びこれらの回転機構とからなり、基板搬送板には他の搬送面と同様の多数のガス吹き出し孔が形成され、切換バルブを介して上記流量制御機構を備えたガス供給源と真空ポンプとに連結されている。一方、ガス吹き出し板にも多数のガス吹き出し孔が設けられ、基板搬送板方向にガスを吹き出す構成となっている。
基板反転機構に基板が搬送されてくると、例えば、以下の手順で直接又は反転後、基板重ね合わせ装置に送られる。即ち、TFT基板の場合、基板搬送板には気体が供給され、基板を浮上させたまま基板重ね合わせ装置43に搬送する。一方、フィルタ基板が反転機構に搬送されてくると、ガス吹き出し孔はバルブにより切り換えられて真空ポンプに接続され、基板は基板搬送板に真空吸着される。この状態で回転機構ににより180度回転させ、ガス吹き出し板からガスを吹き出すとともに、真空吸着を解除してガス吹き出し板上にフィルタ基板を浮上させ、このままの状態で基板重ね合わせ装置43に搬送する。
次に図3を参照して液晶パネルの製造工程を説明する。
TFT基板91及びフィルタ基板92は、デバイス等が形成された面(表面)を上に向けてカセットに収納されている。まず、TFT基板がカセット40aから搬送コンベア45上に取り出され、ガス吹き出し孔から吹き出されるガスにより浮上した状態でシール剤塗布装置41に搬送される。ここで、図3(a)、(b)に示すように、シール剤93及び仮固定用の光硬化性接着剤94が塗布される。
続いて、液晶滴下装置42に搬送され、シール剤93の内側に所定量の液晶95を滴下する(図3(c))。この間、フィルタ基板92はカセット40bから取り出され、搬送コンベア45上を移動して、基板反転機構46に送られる。ここで、基板は反転された後、基板重ね合わせ装置43に送られ、第2の基板保持板により保持される。一方、液晶滴下工程が終了したTFT基板91はそのまま基板重ね合わせ装置43に搬送され、第1の基板保持板により保持される。装置内部を真空に引いた後、TFT基板91とフィルタ基板92との位置合わせ及びギャップ調整が行われ(図3(d),(e))、この状態で位置ずれしないように紫外線96を接着剤94に照射して硬化させ基板の仮固定を行う(図3(f))。
仮固定した基板は、シール剤硬化装置44に送られ、大気圧雰囲気で光照射又は加熱によりシール剤93を硬化させ、基板を完全に接着固定する(図3(g))。なお、真空から大気に戻した際、仮固定されたパネルは大気圧により圧縮されるので、ギャップはさらに小さくなる。従って、真空中でのギャップの値は、この減少を見込んで所定量大きい値に設定する。
固定したパネルは搬送コンベア45によりパネル収納カセット40cに回収され、その後、表示パネル単位に切断し液晶パネルの製造工程を終了する(図3(h)
次に、図1を用いて基板重ね合わせ装置を詳細に説明する。
上述したように、基板重ね合わせ装置においては、真空中でTFT基板91とフィルタ基板92を平行に重ね合わせて、高精度の位置合わせ及びギャップ調整を行い、調整した位置からずれないように光硬化による仮固定が行われる。
図1に示すように、本実施例の基板合わせ装置は、凹部が形成された天蓋部12、底板部3及び両者の間に配置されるO−リング13で真空容器が構成され、これが架台31上に配置されている。天蓋部12は開閉機構14により支持され、上下に移動する。例えば、真空室内部の組立やメンテナンスを行う際には、上限まで上げて作業し、また、基板を搬出入する場合は、下限に近い位置に下降する。なお、開閉機構14には、例えば空気圧シリンダやサーボモータ等とボールネジを用い回転を上下動に変換するものが用いられる。天蓋部及び底板部の材料としては、例えばアルミニウム材やステンレス鋼が用いられるが、例えばアルミニウム材の場合、厚さ10cm程度のものが用いられる。
底板部3には、TFT基板91を静電吸着により保持する第1の基板保持板1が固定配置され、その周囲に4つの貫通口7が設けられている。支柱6は、貫通口7の内側でガイド部材8により案内され、底板部下方に配置された矩形状の枠部材10に取り付けられた垂直移動手段9の出力に連結され、その上部は、フィルタ基板を保持する第2の基板保持板2の4隅に取り付けられた支持部材5に固定されている。一方、水平移動手段11は底板部3に取り付けられ、その出力が枠部材10に連結されている。
従って、垂直移動手段により支柱6が上下動し、また水平移動手段により枠体10、さらには支柱6が水平に移動し、結果として、第2の基板保持板(又はフィルタ基板)が面内及び高さ方向に移動するため、高精度に位置合わせ及びギャップ調整が可能となる。
真空容器内部の気密を保ちながら支柱の3次元移動を行うために、支持部材5と底板部3との間に、貫通口7を囲むように支柱6の上下移動及び水平移動に追随するベローズ50が配置されている。
さらに、底板部3及び第1の基板保持板1には、基板を浮上させるために(場合によってはさらに基板を移動させるために)、複数のガス吹き出し孔4が設けられ、バルブ30aを介してガス供給源30に接続されている。なお、図には示していないが、ガス供給源30には流量調整機構が備えられ、基板(パネル)の厚さ、大きさ等に適した流量が選択される。また、内部を真空に排気するための排気通路15が設けられ、切換バルブ16a,17aを介して排気装置16及びベント用のガス供給源17に連結されている。ベントガスには、例えば乾燥空気又は窒素が用いられる。
底板部3には、複数の光学式の位置ずれセンサ(たとえばCCD撮像素子)24が取り付けられ、貫通口25及び光学窓26を通して、上下の基板91,92の位置ずれを読み取ることができ、その出力に応じて水平移動手段11の出力が定められる。また、第1の基板保持板1には例えば渦電流を利用した距離センサ23が取り付けられている。距離センサとしては、この他に、磁界強度を利用したセンサ、レーザー干渉計、電気接触式マイクロメータ等が好適に用いられる。また、光硬化型接着剤を硬化させるための紫外線照射用の貫通口27及び窓28が設けられ、その近傍に光源に連結された光ファイバー29が取り付けられている。
一方、天蓋部12の凹部には、柔軟性を有する隔壁21が第2の基板保持板2の上部に取り付けられ、空間22を形成している。天蓋部には空間22に連通する通路18が設けられ、バルブ19a、20aを介して排気装置19及びガス圧調整機能を備えたガス供給源20に連結されている。これらにより、空間22内部を真空又は所定の圧力に制御でき、所望の力で第2の基板保持板を下方に押しつけることができる。
なお、基板91,92は基板保持板1,2の静電吸着機構により静電吸着されて保持される。例えば、基板保持板の表面には一対の電極を設け、これらに大きさが同じで極性が異なる直流電圧を印加すると、基板保持板に誘電分極が生じて表面に静電気が誘起され、基板が静電吸着される。
次に、第2の基板保持部材を3次元移動させるための水平移動手段及び垂直移動手段を図5〜7に基づいて詳細に説明する。
図5、6及び7は、それぞれ、第2の基板保持板2の垂直移動手段9及び水平移動手段11の全体を下方から見たときの概略斜視図、水平移動手段11の要部であるアクチュエータ11a〜11dの概略斜視図、及び第2の基板保持板2を上部から見たときの概略斜視図である。
図5に示すように、水平移動手段11は直接的には矩形状枠体(XYβステージ)10を底板部3に対してx、y、及びβ方向に移動させるように構成されている。即ち、第2の基板保持板2は真空容器内に配置され、大気中の枠体10に取り付けられた垂直移動手段9の駆動軸である支柱6を介して、水平方向に移動する。ここで、支柱のガイド部材8は、支柱6を水平方向に遊びがなく強固に支持し、且つ、支柱6の滑らかな上下動は確保するために配置される。
水平移動機構11は、図5に示すように、枠体10の各辺に取り付けられるアクチュエータ11a〜11dで構成される。それぞれのアクチュエータは、図6に示すように、ブラケット111,リニアガイド115,連結具114、直線駆動源112、及び直線駆動源112の出力軸116と連結具114とを回転自在に連結する支点ピン113とから、構成され、ブラケット111を枠体10にねじ117により固定し、直線駆動源112をボルト118により底板部3に固定することにより、直線駆動源112を駆動させて出力軸116を移動させると、ブラケット111を介して枠体10が移動する。
直線駆動源112には、サーボモータ又はパルスモータ等と、モータの出力を直線運動に変換するボールネジを含む運動変換機構とで構成したものが好適に用いられる。
図5に示すように、例えば、第1及び第3のアクチュエータ11a,11cを同時に同じ距離だけ駆動させることにより、枠体10をX方向に直線移動させることができる。この際、第2及び第4アクチュエータ11b,11dのブラケット111も枠体10と一体となってx方向に移動するが、ブラケット111に設けられたリニアガイド115及び支点ピン113の周りに回転する連結部材114は、x方向の駆動力を逃がして直線駆動源112等に伝えないようにさせており、スムーズな動作を確保している。Y方向に移動させる場合は、同様に第2及び第4アクチュエータを駆動させる。
また、第1アクチュエータ11aと第3アクチュエータ11cを異なる向きに(前進と後退)同じ距離だけ駆動させると、枠体10は、中心軸の周りに回転する(図5のβ参照)。さらに、各アクチュエータ11a〜11dの直線駆動源112の駆動のさせ方(駆動距離及び方向)を適宜選択することにより、種々の位置の周りに(例えば方形の隅の周りに)回転させることができる。
なお、通常、位置合わせの際の移動距離は、直線移動の場合は±2mm程度であり、回転角は±1°程度である。
また、第2の基板保持板2及び支柱6は軽量であり、移動時の慣性が小さく、位置決めを精密に且つ再現性良く行うことができる。例えば、1.3mx1.1mの基板用のものでは、図5に示したもの全体で30kg程度となり、アクチュエータの負荷が極めて小さくなるため、アクチュエータも小型且つ廉価なものを用いることができる
垂直移動手段も、サーボモータ等とボールネジを用い回転を上下動に変換するものが好適に用いられ、上下移動量は数mmである。さらに、本実施例では、上記垂直移動手段の他、ガス圧力を利用して隔壁21を介してフィルタ基板92をTFT基板91に押しつけ、所望のギャップとする加圧機構が設けられている。即ち、隔壁21によって仕切られた上側の空間22は、バルブ20aを介して圧力制御機構を備えたガス供給源20に接続されている。この空間22に所定圧力のガスを導入すると大面積の基板保持板全体に加わる力は、極めて大きな力となり、短時間でギャップ調整を行うことができる。また、距離センサの出力により所望のギャップとなるようにガス圧を調整することにより、短時間で再現性のよいギャップ調整が可能なる。
本実施形例では、4つの距離センサ23を配置し、高精度のギャップ調整が可能な構成としてある。図7は、基板面方向における距離センサ23の配置位置を示す模式図である。各支柱6と対をなすように距離センサ23を配置が配置されている。例えば、支柱6を結んだ方形と、四つの距離センサ23を結んだ方形とは相似形とするのが好ましい。
垂直移動手段及び距離センサにより、フィルタ基板92とTFT基板91の基板面内間隔を均一にして接触させた後、空間22に気体を導入して隔膜21を下方に拡張させ、第2の基板保持板2に接触させて押圧することにより、アライメントがずれることなく基板のギャップ調整を行うことができる。この時、第2の基板保持板2が隔膜の拡張力で下方に僅かに押し下げられるが、支柱6は移動させず、支持部材5が僅かに撓むことによりギャップが減少する。
なお、柔軟性を有する隔壁21としては、例えばアルミニウム等の金属、カーボン繊維強化プラスチック(CFRP)、及びゴム等材料からなるある程度の弾性を有するシートであり、例えば、アルミニウムの場合、厚さ1〜2mmの板が好適に用いられる。
本実施例の基板重ね合わせ装置は、各部の動作を制御するコントローラが組み込まれており、複数の距離センサからの信号及び位置ずれ検出センサからの信号により、適正な基板の間隔や平行度及び基板位置とするための移動量を演算し、垂直移動手段及び水平移動手段に出力する構成としてある。
次に、図1の基板重ね合わせ装置を用いて、基板の位置合わせ及びギャップ調整操作の手順を図8,9を参照して説明する。各図は、基板重ね合わせ装置の基板搬送側を部分的に拡大して示したものである。
フィルタ基板92は、基板反転機構46によりカラーフィルタ形成面が下向きになるよう反転された後、第1の基板保持板1及び底板部3の気体吹き出し孔4から吹き出される気体により、浮上したまま第1の基板保持板1の上に搬送され(図8(a))、所定位置で停止する(図8(b))。次いで、垂直移動手段9が駆動し第2の基板保持板2を下降させ、フィルタ基板92を静電吸着する(図8(c))。その後、第2の基板保持板2は上昇し、上限位置で停止する(図8(d))。
次に、シール剤の囲み内に液晶を充填したTFT基板91が気体により浮上した状態で搬送され(図8(e))、所定位置で停止する(図8(f))。ここで、第1の基板保持板1から気体の吹き出しを停止し、TFT基板91を静電吸着する(図8(g))。
続いて、真空容器開閉機構14が動作し、天蓋部12が下降し、底板部3上に乗せられる(図8(h))。これにより、真空室蓋12と底板部3とで囲まれた空間が、Oリング13によりシールされ、密閉される。
この状態で、排気装置16が動作し、底板部3と天蓋部12とから成る真空容器内部を通路15、バルブ16aを介して所定の圧力(例えば0.1Pa程度)まで排気する。この際、空間22内も通路18、バルブ19aを介し同様に排気する(図9(a))。
次に、垂直移動手段9及び水平移動手段11が動作し、ギャップ調整と位置合わせが行われる。位置合わせを行うために所定の高さまで第2の基板保持板2を下降させる(図9((b))。この高さは基板に塗布したシール剤や、液晶がフィルタ基板92に接触することがない高さである。
この状態で、まず4つの距離センサ23の出力に基づいて基板平行度を補正する。即ち、内部を真空状態にすることにより底板は微妙に湾曲する場合があるため、大型基板全面にわたり平行とする工程は、むらのない高精細の表示を実現するには極めて重要である。従って、所望の平行度が得られるように、各垂直移動手段9を調整する。
続いて、フィルタ基板92とTFT基板91とのアライメントマークのずれを、位置ずれ検出センサ24で検出し、ずれの大きさに応じた移動信号を水平移動手段に送り、第2の基板保持板をx、y又はβ方向へ所定量移動させる。この位置ずれセンサによるずれの検出と移動手段の駆動を繰り返し行い、位置ずれセンサの出力が所定の範囲に収まった時点で位置合わせが完了する(図9(c))。
この状態で、垂直移動手段9を再び駆動し、フィルタ基板92をTFT基板91方向に移動させる(図9(d))。しかしながら、通常、シール剤高さは、例えば、ギャップ設計値5μmに対し50〜60μm程度と大きく、垂直移動手段9による押圧力のみでは不十分で、所定時間内ではギャップは真空中での設定値に達しない場合が多い。そこで、コントローラは、バルブ19aを閉じバルブ20aを開け、真空中での設定値との差に応じた圧力のガスを空間22に導入する。この結果、真空との圧力差によりフィルタ基板92がTFT基板91に向けて押圧される。例えば、5x10Paの圧力のガスを導入すると、第2の基板保持板には50kN程度の極めて大きな力が加わることになる。
そして、ギャップが設定値となった時点で、再び位置ずれセンサにより合わせ精度を確認する。ここで、もし位置ずれがあると判断された場合、位置合わせ操作を再び行う。この際、5μm程度以下のずれであれば、そのままの状態で水平移動手段を駆動して位置合わせを行えばよいが、ずれがそれ以上の場合には、フィルタ基板92を上昇させて浮かせた状態で位置合わせするのが好ましい。
即ち、ギャップが設定値にある場合、フィルタ基板92はTFT基板91上の粘性の高いシール剤及び液晶に接触しているため、フィルタ基板92を動かすのに非常に大きな力が必要で静電吸着機構では基板を保持できない場合がある。さらに、この状態で大きく動かすと、フィルタ基板92がスペーサを引きずってしまい、基板91,92の素子等に破壊してしまう場合がある。
このようなことから、大きくずれた場合には、設定値の状態からフィルタ基板92を少し浮かせ、その状態で再度アライメントを行うのが好ましい。再度アライメントをした後、再びフィルタ基板92を下降させてギャップ調整を行う。又ギャップ調整を行う前に、もう一度平行度を確認するのが好ましい。
ギャップ調整を行って、ギャップが設定値となり、位置ずれも発生していないと判断されたら、図9(e)に示すように、光貫通口27に挿入された光ファイバ19から窓28を介して紫外線を光硬化接着剤に照射して、硬化させて基板を仮固定する。
その後、第2の基板保持板2の静電吸着を解除し、空間22内を排気して真空容器内と同程度の圧力にするとともに、垂直移動手段9を動作させて第2の基板保持板2を上限の位置まで上昇させる。次に、真空容器内にベントガスを導入して大気圧とする(図9(f))。
開閉機構14を動作させて天蓋部12を搬送位置まで上昇させる(図9(g))。第1の基板保持板1の静電吸着機を解除し、第1の基板保持板1から気体を吹き出させ、基板91、92を仮固定したパネルを気体によって浮上させ、気体浮上コンベアへ送り出されて基板重ね合わせ工程を終了する(図9(h))。この仮固定したパネルは、図2に示したようにシールド剤硬化装置905に搬送され、確実に固定した後、カセットに戻される。
以上の実施例では、可動真空シール部材として、ベローズを用いた場合であるが、本発明に好適に用いられる可動真空部材を図4に示す。図4は、可動真空シール部材の構成を示す模式的断面図である。
この真空シール部材は、図4に示すように、支柱6のガイド部材8をフランジ54を有する円筒状部材51とし、円筒状部材51の内壁と支柱との間にO−リング等の第1のシール部材52を配置し、さらにフランジ部51と開口部周辺の底板部と間に第2のシール部材53を配した構成のものが例示される。このような真空シール部材を用いることにより水平方向の移動と垂直方向の移動を独立して、即ち干渉することなく、制御することができる。
従って、ベローズを用いた場合には、通常、ギャップ調整後に再度位置合わせの確認をするのが一般的であるが、本実施例の場合は、ギャップ調整により位置合わせがずれることはほとんどなく、基板重ね合わせ装置の生産性が大きく向上する。
以上、水平移動手段と、第2の基板保持部材を媒介するものとして、軽量化を目的に枠体を用いたが板状体でも良い。
以上の実施例では、パネルの滴下型の液晶封入プロセスを用いた場合の基板重ね合わせ装置について説明してきたが、本発明は液晶を貼り合わせた後に注入する場合やプラズマディスプレイ等の種々の表示装置にも適用できることはいうまでもない。
本発明の基板重ね合わせ装置の一構成例を示す概略断面図である。 液晶パネルの製造装置を示す概略斜視図である。 液晶パネルの製造工程を示す模式図である。 真空シール部材の構成例を示す概略断面図である。 図1の基板重ね合わせ装置の位置合わせ機構及びギャップ調整機構の構成を示す概略斜視図である。 水平移動手段のアクチュエータを示すア概略斜視図である。 距離センサと支柱6の配置を説明する概略斜視図である。 基板重ね合わせ装置の動作を説明する概略図である。 基板重ね合わせ装置の動作を説明する概略図である。 従来の基板重ね合わせ装置を示す概略断面図である。
符号の説明
1 第1の基板保持板、
2 第2の基板保持板、
3 底板部、
4 ガス吹き出し孔、
5 支持部材、
6 支柱、
7 貫通口、
8 支柱ガイド部材、
9 垂直移動手段、
10 矩形状枠部材、
11 垂直移動機構、
11a〜11d アクチュエータ、
15 排気通路、
16a,17a、19a、20a バルブ
16、19 排気装置、
17 ベントガス供給源、
18 通路、
20 ガス供給源、
21 隔壁、
22 空間、
23 距離センサ、
24 位置ずれセンサ、
25、27 貫通口、
26、28 光学窓、
29光ファイバ、
30 ガス供給源、
30a バルブ、
40 ロードステーション、
40a TFT基板収納カセット、
40b カラーフィルタ基板収納カセット、
40c 液晶パネル収納カセット、
41 シール剤塗布装置、
42 液晶滴下装置、
43 基板重ね合わせ装置、
44 シール剤硬化装置、
45 搬送コンベア、
46 基板反転機構、
50 可動真空シール部材、
51 円筒状部材、
52,53 O−リング、
54 フランジ、
91 TFT基板、
92 フィルタ基板、
93 シール剤、
94 光硬化性接着剤、
96 液晶、
112 直線駆動源、
113 支点ピン、
114 連結具、
115 リニアガイド、
116 出力軸、
117 ねじ、
118 ボルト。

Claims (7)

  1. 底板部と天蓋部とに分割可能な真空容器の内部に2種の基板を搬入してそれぞれの基板保持板で保持し、真空中で基板の位置合わせ及びギャップの調節を行う基板重ね合わせ装置であって、
    複数の貫通口を有する前記底板部の表面に設けられ、第1の基板を保持する第1の基板保持板と、前記複数の前記貫通口のそれぞれの内部を貫通し3次元方向に移動可能な支柱と、該複数の支柱により支持され、第2の基板を保持する第2の基板保持板と、前記複数の支柱を水平面内で移動させ前記2種の基板の位置合わせを行う水平移動手段と、前記支柱を垂直方向に移動させ所定のギャップに調整する垂直移動手段と、前記支柱の移動に対し真空容器内部の気密を保つ可動真空シール部材と、から構成し、さらに前記底板部又は/及び前記第1の基板保持板に複数のガスの吹き出し孔を設け、基板を浮上させて搬入、搬出する構成としたことを特徴とする基板重ね合わせ装置。
  2. 前記可動真空シール部材は、鍔部を有する円筒状部材からなり、その内壁と前記支柱との間に第1のシール部材を設け、且つ前記底板部貫通口の周辺部と前記鍔部との間に第2のシール部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の基板重ね合わせ装置。
  3. 前記第2の基板保持板の上方に、前記真空室を水平に仕切るように柔軟性を有する仕切板を設け、さらに該仕切板上方の空間の圧力を所定の圧力とする圧力制御手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の基板重ね合わせ装置。
  4. 前記第1及び第2の基板保持板間の間隔を求める距離センサを配置し、その出力に応じて前記空間の圧力を変化させる構成としたことを特徴とする請求項3に記載の基板重ね合わせ装置。
  5. 前記天蓋部は、前記底板部の一辺に蝶番により回転可能に取り付けられ、複数の方向に基板の搬出入が可能な構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板重ね合わせ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の基板重ね合わせ装置を用いた表示装置の製造方法であって、
    前記第2の基板を気体により浮上させた状態で前記第1の基板保持板の上方に搬送し、前記第2の基板保持板で保持する工程と、
    前記第1の基板を気体により浮上させた状態で搬送して、前記第1の基板保持板で保持する工程と、
    前記真空容器の内部を所定の圧力まで排気する工程と、
    前記垂直移動手段により、前記第1及び第2の基板を平行にする工程と、
    前記水平移動手段により、前記第1及び第2の基板を位置合わせする工程と、
    前記垂直移動手段により、前記第1の基板及び第2の基板の間のギャップを所定の値に調整する工程と、
    からなることを特徴とする表示装置の製造方法。
  7. 前記表示装置は、液晶ディスプレイパネル又はプラズマディスプレイパネルであることを特徴とする請求項6に記載の表示装置の製造方法。
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