JP2007256444A - 貼合せ基板製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを低減させることが可能な貼合せ基板製造装置を提供する。
【解決手段】プレス装置17は、そのチャンバ32内に、セラミック製の加圧板33と、該加圧板33と対向するように配置されたテーブル34とを備えている。このプレス装置17は、テーブル34上に配置された下基板W1と、加圧板33の下面に吸着保持された上基板W2とを近接させて下基板W1と上基板W2とを貼り合わせることにより、貼合せ基板を製造する。そして、このようなプレス装置17の加圧板33の下面には、粘着剤41を介してクッション性を有する緩衝シート42が貼り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は貼合せ基板の製造装置に係り、詳しくは、2枚の基板を貼り合わせて、液晶表示装置等のフラットパネルディスプレイ(FDP:Flat Panel Display)に用いる貼合せ基板を製造する貼合せ基板製造装置に関するものである。
液晶表示装置等に備えられる貼合せ基板は、極めて狭い間隔で対向して配置された2枚のガラス基板間に、液晶が封入されて構成されている。2枚のガラス基板は、例えば複数のTFT(薄膜トランジスタ)がマトリクス状に形成されたアレイ基板(TFT基板)、及びカラーフィルタ(赤、緑、青)や遮光膜等が形成されたカラーフィルタ基板(CF基板)である。
この貼合せ基板を製造する貼合せ基板製造装置は、その内部で2枚の基板が貼り合わせられる真空処理室を備えている(例えば特許文献1参照)。真空処理室内には、水平方向に移動される下側保持板と、該下側保持板に対向して配置されると共に上下方向に移動される上側保持板とが配置されている。そして、貼合せ基板を製造する際には、吸着機構によって下側保持板に下基板が固定されると共に、吸着機構によって上側保持板に上基板が固定される。尚、吸着機構は、例えば静電吸引力にて各基板を吸着保持する静電チャックである。その後、真空処理室内の真空引きを行い、上側保持板を下降させて2枚のガラス基板を貼り合わせて貼合せ基板を形成する。
特開2004−151325号公報
ところで、上側のガラス基板は、上側保持板の下面に吸着保持される。そのため、上側保持板の下面の平坦度が高精度に保たれていないと、保持するガラス基板に対して局所的に荷重が加えられてしまい、ガラス基板が破損する虞がある。また、上側保持板の下面の平坦度が高精度に保たれていないと、貼合せ基板の厚さを均一に形成することが困難となる虞もある。
しかしながら、上側保持板の下面の平坦度を高精度に保つためには、厚みのある保持板や硬度が高い材質にて保持板を形成する必要があり、大きなコストがかかる。また、近年、製造する貼合せ基板の大型化が進んでおり、それに伴って上側保持板及び下側保持板の大型化も進んでいる。このように各保持板の大型化が進むと、その下面や上面の平坦度を精度よく保つためには、より大きなコストがかかってしまう。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、コストを低減させることができる貼合せ基板製造装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、処理室内に配置されたセラミック製の上側保持板と、前記処理室内に前記上側保持板と対向するように配置された下側保持板とを備え、前記下側保持板上に配置された下基板と、前記上側保持板の下面に吸着保持された上基板とを近接させて前記下基板と前記上基板とを貼り合わせて貼合せ基板を製造する貼合せ基板製造装置であって、前記上基板の下面には、粘着剤を介してクッション性を有する緩衝シートが貼り付けられていることをその要旨としている。
上記構成によれば、上側保持板の下面に緩衝シートが貼り付けられていることから、上側保持板に上基板が吸着保持された場合、緩衝シートが上側保持板の下面の形状に応じて変形し、上基板が上側保持板の下面に応じて変形することを抑制する。従って、上側保持板の平面度が高精度に保たれていない場合であっても、上基板、及び該上基板に貼り合わせられる下基板に対して上側保持板から局所的に荷重が加えられることが防止される。また、緩衝シートが変形することにより、上側保持板の下面の平坦度が高精度に保たれていない場合であっても、上基板をより平板に近い状態(撓みが少ない状態)に保ちつつ当該上基板を保持することができるため、貼合せ基板の厚さを均一に形成しやすい。これらのことは、貼り合わせる2枚の基板の大きさにかかわらず言えることである。これらのことから、上側保持板の下面の平坦度が高精度に保たれていなくとも、上基板及び下基板の破損を抑制することができると共に、製造される貼合せ基板の厚さの均一化を図ることができることから、上側保持板の下面を平坦度を高精度に保つためのコストを低減させることができる。その結果、貼合せ基板製造装置にかかるコストを低減させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の貼合せ基板製造装置において、前記緩衝シートは、気体が通過可能な多孔質材料よりなることをその要旨としている。
上記構成によれば、上側保持板と緩衝シートとの間に気体が存在していた場合であっても、その気体は、緩衝シートを通過して、上側保持板と緩衝シートとの間から外部に出ることができる。従って、吸着保持した上基板が、上側保持板と緩衝シートとの間に存在する気体によって上側保持板から落下することを防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の貼合せ基板製造装置において、前記緩衝シートにおける前記上基板が吸着される側の吸着面には、撥水性を有する被膜が形成されていることをその要旨としている。
上記構成によれば、例えば液晶等の液体が緩衝シートに付着した場合であっても、撥水性を有する被膜により緩衝シートが液体を吸収することが防止される。よって、緩衝シートが液体を吸収して膨張することが防止される。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の貼合せ基板製造装置において、前記保持板は、複数の分割保持部から構成されており、前記緩衝シートは、前記分割保持部毎に前記粘着剤を介して貼り付けられていることをその要旨としている。
上記構成によれば、分割保持部毎に個々に緩衝シートを交換することが可能であることから、保持板の下面全体に貼り付けられた1枚の緩衝シートを交換する場合に比べて、緩衝シートを剥がす作業、及び緩衝シートを貼り付ける作業をより容易に行うことができる。また、交換する必要のある緩衝シートを有する分割保持部についてのみ、緩衝シートを交換することができるため、貼合せ基板製造装置にかかるコストをより低減することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の貼合せ基板製造装置において、前記粘着剤は、紫外線硬化性を有することをその要旨としている。
上記構成によれば、粘着剤は紫外線硬化性を有することから、粘着剤に紫外線を照射すると、粘着剤は硬化する。従って、上側保持板から緩衝シートを剥がす際には、紫外線を照射した後に緩衝シートを剥がすことにより、容易に緩衝シートを剥がすことができる。その結果、緩衝シートの交換を容易に行うことができる。
本発明によれば、コストを低減させることが可能な貼合せ基板製造装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、液晶表示装置の製造工程のうち、セル製造工程における液晶注入及び貼り合わせを行う工程を実施する貼合せ基板製造システムの概略構成図である。
貼合せ基板製造システム11は、供給される2種類の基板W1,W2の間に液晶を封入して液晶表示パネルを製造する。尚、本実施形態の製造システムにて製造される液晶表示パネルは、例えばアクティブマトリクス型液晶表示パネルである。そして、下基板W1は、ガラス基板上にTFT等が形成されたアレイ基板(TFT基板)であり、上基板W2は、ガラス基板上にカラーフィルタや遮光膜等が形成されたカラーフィルタ基板(CF基板)である。これらの下基板W1及び上基板W2は、それぞれの工程によって作成され供給される。
貼合せ基板製造システム11は、制御装置12と、該制御装置12が制御するシール描画装置13と液晶滴下装置14と貼合せ装置15と検査装置16とを備えている。貼合せ装置15は、プレス装置(貼合せ基板製造装置)17と硬化装置18とから構成されると共に、これら装置17,18は、制御装置12により制御される。また、貼合せ基板製造システム11は、供給される下基板W1及び上基板W2を搬送する搬送装置19a〜19dを制御し、下基板W1及び上基板W2とそれにより製造された貼合せ基板W3とを搬送する。
貼合せ基板製造システム11について詳述すると、下基板W1及び上基板W2は、シール描画装置13に供給される。シール描画装置13は、下基板W1の上面の周縁に、シール材を枠状に塗布する。シール材には、少なくとも光硬化性接着剤を含む接着剤が用いられる。そして、下基板W1及び上基板W2は搬送装置19aに供給されると共に、搬送装置19aは下基板W1及び上基板W2を一組にして液晶滴下装置14に搬送する。
液晶滴下装置14は、搬送された下基板W1の上面の予め設定された複数の位置に液晶を点滴する。そして、液晶が点滴された下基板W1と、上基板W2とは、搬送装置19bによりプレス装置17に搬送される。
プレス装置17は、処理室としてのチャンバを備えている。下基板W1及び上基板W2は、搬送装置19bによりチャンバ内に搬入されると共に、チャンバ内で対向するように且つ水平に配置される。プレス装置17は、下基板W1及び上基板W2がチャンバ内に搬入された後、チャンバ内の真空引きを行う。
次に、プレス装置17は、チャンバ内に所定のガスを供給する。供給するガスは、例えばPDP(Plasma Display Panel)のための励起ガスなどの反応ガス、窒素ガス、クリーンドライエアーなどの不活性ガスを含む置換ガスである。これらのガスにより、両基板W1,W2や表示素子の表面に付着した不純物や生成物を反応ガスや置換ガスに一定時間さらす前処理を行う。この処理は、貼り合わせ後に開封不可能な両基板W1,W2の貼り合わせ面の性質を維持・安定化する。下基板W1及び上基板W2は、それらの表面に酸化膜等の膜が生成したり空気中の浮遊物が付着したりして、表面の状態が変化する。この状態の変化は、基板毎に異なるため、安定したパネルを製造することが困難となることがある。従って、これらの処理は、膜の生成や不純物の付着を抑える、また付着した不純物を処理することで基板表面の状態変化を抑え、パネルの品質の安定化を図っている。
次いで、プレス装置17は、位置合わせマーク(アライメントマーク)を用いて光学的に下基板W1及び上基板W2の位置合わせを非接触にて(少なくとも下基板W1の上面のシール材に上基板W2の下面が接触しない状態で)行う。そして、プレス装置17は、両基板W1,W2に所定の圧力を加え、下基板W1と上基板W2との間隔が、前記シール材が密着する所定の間隔となるまで加圧した後に、チャンバ内を大気開放する。これにより、下基板W1及び上基板W2は、大気圧と基板W1,W2間との圧力差により、所定のセル厚(セルギャップ)とする最終の基板間隔まで圧縮される。
貼り合わせられた下基板W1及び上基板W2、即ち貼合せ基板W3は、搬送装置19cにより硬化装置18に搬送される。この時、前記制御装置12は、下基板W1と上基板W2とが貼り合わせられてからの時間経過を監視しており、予め定めた時間が経過すると搬送装置19cを駆動して貼合せ基板W3を硬化装置18に供給する。硬化装置18は、搬送された貼合せ基板W3に所定の波長を有する光を照射して前記シール材を硬化させる。
このように、貼り合わせられた下基板W1及び上基板W2には、貼り合わせから所定時間経過後にシール材を硬化させるための光が照射される。この所定時間は、液晶の拡散速度と、貼り合わせ時に両基板W1,W2に加えられる圧力により貼合せ基板W3に残留する応力の拡散に要する時間とに基づいて予め実験により求められている。また、プレス装置17により下基板W1と上基板W2との間に封入された液晶は、基板W1,W2の貼り合わせ時に加えられる圧力及び大気圧によって拡散する。そして、この液晶の拡散が終了する、即ち液晶がシール材まで拡散する前に、当該シール材を硬化させる。
シール材が硬化された貼合せ基板W3は、搬送装置19dにより検査装置16に搬送される。検査装置16は、搬送された貼合せ基板W3における下基板W1と上基板W2との位置ズレ(位置ズレの方向及び位置ズレの量)を測定し、その測定値を制御装置12に出力する。制御装置12は、検査装置16の検査結果に基づいてプレス装置17における位置合わせに補正を加える。即ち、シール材が硬化した貼合せ基板W3における下基板W1と上基板W2とのズレ量をその位置ズレの方向と反対方向に予めずらしておくことで、次に製造される貼合せ基板における下基板W1と上基板W2との位置ズレを抑制する。
次に、プレス装置17について説明する。
図2は、下基板W1と上基板W2との貼り合わせを行うプレス装置17の機構を側方から見た概略図である。
図2に示すように、プレス装置17は、ベース板21及びそのベース板21に固定された支持枠22を備えている。ベース板21及び支持枠22は、それぞれ十分に高い剛性を持つ材質にて形成されている。
支持枠22の内側面には、両側にガイドレール23a,23bが取着され、各ガイドレール23a,23bにはリニアガイド24a,24bが上下方向(Z方向)に移動可能に支持されている。各リニアガイド24a,24bの間には第1の支持板25及び第2の支持板26が掛け渡されると共に、第1の支持板25は、支持枠22の上部に取り付けられた加圧板上下モータ27の駆動に基づいて上下動する第3の支持板28により支持されている。
加圧板上下モータ27の出力軸にはボールネジ29が一体回転可能に連結され、そのボールネジ29には第3の支持板28に設けられたナット30が螺合されている。従って、加圧板上下モータ27が駆動されてボールネジ29が正逆回転すると、第3の支持板28が上下動する。
第3の支持板28はコ字状をなすと共に、その上部側の板に前記ナット30が設けられている。第3の支持板28の下部側の板の上面には複数(本実施形態では4つ)のロードセル31(図2には2つのみ図示している)が設けられ、これらロードセル31の上に第1の支持板25の下面が当接されている。
プレス装置17は、支持枠22の支柱部内側に処理室としてのチャンバ32を備えている。チャンバ32は上下に分割され、上側容器32aと下側容器32bとから構成されている。チャンバ32の開口部、即ち上側容器32aと下側容器32bとが当接する部位には、それらの間をシールしてチャンバ32の気密を保つためのOリング(図示略)が設けられている。
このチャンバ32内には、上基板W2を吸着保持する加圧板(上側保持板)33と、下基板W1を吸着保持するテーブル(下側保持板)34とが、互いに対向するように配置されている。本実施形態では、加圧板33とテーブル34とは、静電吸着力を作用させてそれぞれ上基板W2と下基板W1とを吸着保持する。また、加圧板33及びテーブル34は、セラミックにより形成されている。
加圧板33は、上側容器32a内に配置されると共に第2の支持板26に吊下支持されている。詳しくは、第2の支持板26には複数(本実施形態では4つ)の支柱35(図2には2つのみ図示している)が支持され、各支柱35の下端は加圧板33の上面に取着されている。従って、加圧板33は、4本の支柱35を介して第2の支持板26に吊下支持されている。
第2の支持板26と上側容器32aとの間には、各支柱35を囲みチャンバ32の気密を保つためのベローズ36が設けられている。そして、上側容器32aは、ベローズ36を介して第2の支持板26に吊下支持されている。
図4に示すように、前記加圧板33には、その下面33a寄りの位置に電極パターン37が埋設されている。そして、加圧板33における電極パターン37よりも下側の部位がセラミックよりなる誘電層38となっている。この電極パターン37は、下基板W1と上基板W2とを貼り合わせる際にプレス装置17の制御装置39によって通電されると、加圧板33と上基板W2との間に静電吸着力を発生するように構成されている。
また、加圧板33の下面33aには、粘着剤41を介して緩衝シート42が貼り付けられている。粘着剤41は、紫外線硬化性樹脂を含む粘着剤(例えば、アクリル系紫外線硬化樹脂を含むもの)である。また、緩衝シート42は、気体が通過可能な多孔質材料(例えばポリエチレン)よりなり、クッション性(弾性)を有している。更に、緩衝シート42は、加圧板33の下面33aと同じ大きさ、即ち加圧板33の下面全体を覆う大きさに形成されると共に、緩衝シート42における粘着剤41と逆側の面、即ち上基板W2が吸着される側の吸着面42aには、撥水性を有する被膜43が形成されている。
図2に示すように、前記テーブル34は、下側容器32b内に配置されると共に位置決めステージ46に支持されている。詳しくは、位置決めステージ46はベース板21に上に固定されると共に、同ステージ46上に立設された複数(本実施形態では4つ)の支柱47(図2には2つのみ図示している)によってテーブル34が支持されている。この位置決めステージ46は、位置決めステージモータ54(図3参照)を駆動源としてテーブル34を水平方向(X方向及びY方向)に移動させる機構及び水平回転(θ方向)させる機構を有している。そして、位置決めステージモータ54は、制御装置39に電気的に接続されたモータドライバ55(図3参照)に電気的に接続されている。
位置決めステージ46と下側容器32bとの間には、各支柱47を囲みチャンバ32の気密を保つためのベローズ48が設けられている。下側容器32bの下面には、ベース板21上に立設された複数の支持部材49の上端が固定されている。そして、下側容器32bは、ベローズ48を介して位置決めステージ46に支持されると共に、支持部材49を介してベース板21に支持されている。
前記加圧板33を吊下支持する各支柱35の上端と第2の支持板26との間には、レベル(平行度)調整部(図示略)が設けられている。レベル調整部は例えば支柱35に形成されたネジと螺合するナットであり、これを正逆回転させることで支柱35を上昇又は下降させ、加圧板33の水平レベルを調整する。例えば、加圧板33とテーブル34との平行度は、レベル調整部により50μm以下になるように調整される。
このように構成されたプレス装置17では、加圧板上下モータ27を駆動して第3の支持板28が上下動すると、同支持板28にロードセル31を介して支持される第1の支持板25が上下動し、それに伴ってリニアガイド24a,24bがガイドレール23a,23bに沿って上下動する。そして、このリニアガイド24a,24bの移動に伴って第2の支持板26が上下動することにより、第2の支持板26に吊下支持されている加圧板33及び上側容器32aが上下動する。従って、リニアガイド24a,24bの下降方向に加圧板上下モータ27が回転駆動されると、上側容器32a及び加圧板33が下降して上側容器32aと下側容器32bとがシールされ、チャンバ32が閉塞される。そして、この状態から、更にリニアガイド24a,24bの下降方向に加圧板上下モータ27が回転駆動されると、前記ベローズ36が圧縮され、加圧板33のみが下降するようになっている。これにより、プレス装置17は両基板W1,W2に加工圧を加えて貼り合わせを行う。
その貼り合わせ時において、上述した4つのロードセル31は、該ロードセル31に作用する圧力を検出し、その検出結果をプレス装置17の制御装置39に出力する。その圧力は、第3の支持板28に支持された部材(第1の支持板25、リニアガイド24a,24b、第2の支持板26、支柱35、レベル調整部、加圧板33、上基板W2)の重量(自重)Aと、支柱35の断面積に比例して加圧板33に作用する大気圧力Bとの荷重の総和(A+B)である。
このロードセル31に加わる圧力の総和は、加圧板33を下降させることで両基板W1,W2を近接させて貼り合わせる時に、その基板W1,W2による反力によって減少する。従って、このように各ロードセル31が検出する圧力の総和値が減少することにより、実際に基板に加わるその時々の荷重、即ち貼り合わせ時の基板W1,W2の加工圧を知ることができる。
図3に示すように、制御装置39は、ロードセル31から出力される電気信号を変換して各ロードセル31が検出した圧力の値を求め、その時々の基板W1,W2に加わる荷重(加工圧)を算出する。そして、制御装置39は、その時々の加工圧の値に基づいて、基板W1,W2に加える圧力を一定とするように生成したモータ駆動信号を付属するモータコントローラ(図示略)からモータドライバ51に出力する。モータドライバ51は、その制御装置39からのモータ駆動信号に応答して生成した所定の数のパルス信号を加圧板上下モータ27に出力する。そして、加圧板上下モータ27は、そのパルス信号に応答して回転駆動する。
また、プレス装置17は、基板貼り合わせ時に両基板W1,W2を水平方向に位置合わせを行うためのCCDカメラ52を備えている。このCCDカメラ52は、例えば、下側容器32b内に設けられている。CCDカメラ52は、画像処理装置53に電気的に接続されており、貼り合わせ時に下基板W1及び上基板W2に形成されたアライメントマークを撮像し、その画像データを画像処理装置53に出力する。そして、画像処理装置53は、入力された画像データに基づいて両基板W1,W2のアライメントマークの位置ズレ量を算出し、その演算結果を制御装置39に出力する。
次に、プレス装置17の制御機構を図3を参照しながら詳述する。図2と同一の構成部分については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
制御装置39は、上記したように各ロードセル31からの出力を総和して荷重総和値を算出し、その荷重総和の減少分に基づいて生成したモータ駆動信号をモータドライバ51に出力する。モータドライバ51は、それに応答して生成したパルス信号を前記加圧板上下モータ27に出力し、これにより加圧板上下モータ27が加圧板33を上昇又は下降させる方向に回転駆動されるようになっている。
また、制御装置39は、画像処理装置53から入力される両基板W1,W2のアライメントマークの位置ズレ量の演算結果(算出データ)に基づいて、位置決めステージ46を駆動する位置決めステージモータ54を回転駆動するためのモータ駆動信号を生成してモータドライバ55に出力する。そして、モータドライバ55は、入力された当該モータ駆動信号に応答して、位置決めステージモータ54を回転駆動するためのパルス信号を生成する。位置決めステージモータ54が当該パルス信号に応じて回転駆動されると、テーブル34を支持する位置決めステージ46が水平方向(XY方向)に移動及び水平面内でθ方向に回転駆動され、両基板W1,W2の位置合わせが行われるようになっている。
次に、上記のプレス装置17にて下基板W1と上基板W2とを貼り合わせて貼合せ基板W3を製造する工程を説明する。
図2に示すように、まず、チャンバ32内に下基板W1及び上基板W2が搬入され、テーブル34上に下基板W1が静電吸着により保持され、加圧板33の下面33aに緩衝シート42を介して上基板W2が静電吸着により保持される。このように、緩衝シート42を介して加圧板33の下面33aに上基板W2を吸着保持すると、緩衝シート42が加圧板33の下面33aの形状に応じて変形し、上基板W2が加圧板33の下面33aに応じて変形することが抑制される。
次に、上側容器32a及び加圧板33を下降させて、チャンバ32を密閉する。尚、この時点では、加圧板33にて保持された上基板W2とテーブル34にて保持された下基板W1とは、所定の間隔を空けて配置されており、非接触となっている。そして、プレス装置17は、チャンバ32内の真空引きを行った後、下基板W1を搭載したテーブル34を水平移動して、下基板W1と上基板W2との位置合わせを行う。
次に、プレス装置17は、上基板W2を吸着させた加圧板33を下降させて上基板W2をシール材及び液晶材料を介して加圧し、下基板W1に貼り合わせる。その後、プレス装置17は、チャンバ32内の大気開放を行うと共に、加圧板33から上基板W2を離間させた後に、加圧板33を上昇させる。そして、搬送装置19cが、貼り合わせられた上基板W2及び下基板W1、即ち貼合せ基板W3を硬化装置18へ搬送する。
ところで、加圧板33に貼り付けられた緩衝シート42は、劣化や損傷により交換する必要が出てくる。そこで、緩衝シート42を加圧板33から剥離して、新しい緩衝シート42を加圧板33に貼り付ける方法を説明する。
まず、緩衝シート42を剥離する方法について説明する。本実施形態の粘着剤41は、紫外線硬化性樹脂を含む粘着剤であることから、緩衝シート42側から加圧板33の下面33a全体に紫外線を照射する。すると、粘着剤41が硬化することから、加圧板33の下面33aから容易に緩衝シート42を剥離することができる。
次に、緩衝シート42を加圧板33の下面33aに貼り付ける方法を説明する。緩衝シート42を貼り付ける際には、図5に示すような貼り付け用治具61が用いられる。ここで、貼り付け用治具61について詳述する。
図5に示すように、貼り付け用治具61は、テーブル34及び加圧板33における水平方向の大きさよりも大きい板状の治具本体61aと、該治具本体61aにおける加圧板33側の面(即ち治具本体61aの上面)の周縁部に一体に形成された補強部61bとから構成されている。補強部61bは、治具本体61aの上面から加圧板33側に向かって突出するように形成されると共に、補強部61bの内側の治具本体61aの大きさは、加圧板33の下面33aよりも若干大きい。このような貼り付け用治具61は、チャンバ32内に搬入されると、テーブル34の周囲に複数(本実施形態では4つ)配置された支持部材62(図5には2つのみ図示)によって支持される。本実施形態では、支持部材62は、コイルバネである。
次に、加圧板33の下面に緩衝シート42を貼り付ける方法を説明する。
まず、図示しない搬送装置が、開放された状態のチャンバ32内に貼り付け用治具61を搬入し、支持部材62上に載置する。この時、貼り付け用治具61の治具本体61a上には、補強部61bの内側となる部位に緩衝シート42が配置されている。この緩衝シート42の上面全体には、粘着剤41が塗布されている。
次に、プレス装置17は、上側容器32aを下降させてチャンバ32を密閉し、チャンバ32内を真空排気する。次いで、プレス装置17は、加圧板33を下降させる。これにより、加圧板33の下面33aに粘着剤41を介して緩衝シート42が貼り付けられる。この時、コイルバネよりなる支持部材62が伸縮し、緩衝シート42の貼り付け時における加圧板33に対する圧力を調整する。その後、プレス装置17はチャンバ32を大気開放する。そして、プレス装置17が上側容器32aを上昇させた後に、図示しない搬送装置によって貼り付け用治具61がチャンバ32内から搬出されると、緩衝シート42の加圧板33への貼り付けが完了する。
このように、真空中で加圧板33に緩衝シート42を貼り付けた後に、チャンバ32内を大気開放すると、緩衝シート42と加圧板33との間に気体が存在した状態となることを防止することができる。また、本実施形態の緩衝シート42は、多孔質材料よりなることから、加圧板33への貼り付け時に加圧板33と緩衝シート42との間に存在する気体は、容易に緩衝シート42を通過することができる。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)加圧板33の下面33aに緩衝シート42が貼り付けられていることから、加圧板33に上基板W2が吸着保持された場合、緩衝シート42が加圧板33の下面33aの形状に応じて変形し、上基板W2が加圧板33の下面33aに応じて変形することを抑制する。従って、加圧板33の平面度が高精度に保たれていない場合であっても、上基板W2、及び該上基板W2に貼り合わせられる下基板W1に対して加圧板33から局所的に荷重が加えられることが防止される。また、緩衝シート42が変形することにより、加圧板33の下面33aの平坦度が高精度に保たれていない場合であっても、上基板W2をより平板に近い状態(撓みが少ない状態)に保ちつつ上基板W2を保持することができることから、貼合せ基板W3の厚さを均一に形成しやすい。これらのことは、貼り合わせる2枚の基板W1,W2の大きさにかかわらず言えることである。これらのことから、加圧板33の下面33aの平坦度が高精度に保たれていなくとも、上基板W2及び下基板W1の破損の抑制、及び製造される貼合せ基板W3の厚さの均一化を図ることができ、加圧板33の下面33aを平坦度を高精度に保つためのコストを低減させることができる。その結果、プレス装置17にかかるコストを低減させることができる。
(2)緩衝シート42は、気体が透過可能な多孔質材料よりなる。よって、加圧板33と緩衝シート42との間に気体が存在していた場合であっても、その気体は、緩衝シート42を通過して、加圧板33と緩衝シート42との間から外部に出ることができる。従って、例えば加圧板33と緩衝シート42との間に気体(気泡)が存在している場合において、両基板W1,W2の貼り付け時にチャンバ32内が真空排気されても、加圧板33と緩衝シート42との間の気体は、緩衝シート42を通過して外部に出ることができる。その結果、両基板W1,W2の貼り付け時に、加圧板33と緩衝シート42との間で気体が膨張するといった状態になることが防止され、吸着保持した上基板W2が加圧板33から落下することを防止することができる。
(3)緩衝シート42における上基板W2が吸着される側の吸着面42aには、撥水性を有する被膜43が形成されていることから、例えば液晶等の液体が緩衝シート42に付着した場合であっても、撥水性を有する被膜43によって緩衝シート42が液体を吸収することが防止される。よって、緩衝シート42が液体を吸収して膨張することが防止されるため、加圧板33の上基板W2を保持する保持力が、緩衝シート42への液体の付着により低下されることが防止される。
(4)粘着剤41は紫外線硬化性を有することから、粘着剤41に紫外線を照射すると、粘着剤は硬化する。従って、加圧板33から緩衝シート42を剥がす際には、粘着剤41に紫外線を照射した後に緩衝シート42を剥がすことにより、容易に緩衝シート42を剥がすことができる。その結果、緩衝シート42の交換を容易に行うことができる。
(5)加圧板33に設けられた誘電層38は、セラミックにて形成されていることから、例えば上基板W2を構成するガラス等によって破損され難い。そのため、例えば、緩衝シート42が破損した場合であっても、ガラス等が電極パターン37にまで達することが防止されることから、加圧板33に備えられる上基板W2を吸着保持する吸着機構の破壊を防止することができる。
(6)緩衝シート42を介して加圧板33に上基板W2を吸着保持させることにより、チャンバ32内を減圧する際に発生するグロー放電の発生を低減させることができる。また、緩衝シート42を介して加圧板33に上基板W2を静電吸着力により吸着保持すると、加圧板33が上基板W2の吸着保持を解除する際に、剥離帯電の発生を抑制することができる。これらのことから、加圧板33に備えられる上基板W2を吸着保持する吸着機構の長寿命化を図ることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、一枚の加圧板33の下面33a全体が一枚の緩衝シート42によって覆われている。しかしながら、加圧板及び緩衝シートは、図6に示すように構成されてもよい。図6に示す加圧板71は、複数(例えば4つ)の分割保持部72から構成されている。各分割保持部72は、直方体状をなし、チャンバ32内に配置される平板状のベース板70に固定されている。そして、各分割保持部72は、ベース板70に固定された状態では、その下面72aが同一平面内に配置されている。そして、各分割保持部72の下面72aには、下面72aと等しい大きさの緩衝シート73がそれぞれ粘着剤74を介して貼り付けられている。上記実施形態と同様に、粘着剤74は、紫外線硬化性樹脂を含む粘着剤(例えば、アクリル系紫外線硬化樹脂を含むもの)である。また、上記実施形態と同様に、緩衝シート73は、気体が通過可能な多孔質材料(例えばポリエチレン)よりなり、クッション性を有すると共に、緩衝シート73における粘着剤74と逆側の面、即ち上基板W2が吸着される側の吸着面73aに撥水性を有する被膜75が形成されている。
このようにすると、加圧板71は、複数の分割保持部72から構成されていると共に、緩衝シート73は分割保持部72毎に貼り付けられていることから、分割保持部72毎に個々に緩衝シート73を交換することが可能である。従って、加圧板の下面全体に貼り付けられた1枚の緩衝シートを交換する場合に比べて、緩衝シート73を剥がす作業、及び緩衝シート73を貼り付ける作業をより容易に行うことができる。また、交換する必要のある緩衝シート73を有する分割保持部72についてのみ、緩衝シート73を交換することができることから、このような加圧板71を備えたプレス装置にかかるコストをより低減することができる。
・上記実施形態では、緩衝シート42は、真空引きされたチャンバ32内で加圧板33の下面33aに貼り付けられるが、緩衝シート42の貼り付けは、必ずしも真空中で行われなくても良い。
・上記実施形態の粘着剤41は、紫外線硬化性樹脂を含む粘着剤であるが、粘着剤41は、紫外線硬化性を有するものに限らない。例えば、粘着剤41は、光硬化性樹脂を含む粘着剤であってもよい。そして、粘着剤41は、加圧板33の下面33aから緩衝シート42を剥がすことが可能であれば、紫外線硬化性を有する粘着剤及び光硬化性を有する粘着剤以外の粘着剤であってもよい。
・上記実施形態では、チャンバ32内で貼り付け用治具61を支持する支持部材62は、コイルバネである。しかしながら、支持部材62は、弾性を備えない棒状の部材等であってもよい。
・上記実施形態では、緩衝シート42は、気体が通過可能な多孔質材料よりなるが、多孔質材料以外の材料よりよりなるものであってもよい。
・上記実施形態では、緩衝シートはポリエチレン製であるが、ポリエチレン以外の材質であってもよい。
・上記実施形態では、緩衝シート42の吸着面42aには、撥水性を有する被膜43が形成されている。しかしながら、緩衝シート42は、撥水性の被膜43を備えない構成であってもよい。
・上記実施形態では、緩衝シート42は、加圧板33の下面33aのみに設けられているが、テーブル34の上面に粘着剤41を介して貼り付けられてもよい。このようにすると、下基板W1がテーブル34の上面に吸着保持された場合、緩衝シート42がテーブル34の上面の形状に応じて変形し、下基板W1がテーブル34の上面に応じて変形することを抑制する。従って、加圧板33の下面33a及びテーブル34の上面の平坦度が高精度に保たれていない場合であっても、上基板W2及び下基板W1に対して加圧板33やテーブル34から局所的に荷重が加えられることがより防止される。また、加圧板33に貼り付けられた緩衝シート42及びテーブル34に貼り付けられた緩衝シートが変形することにより、上基板W2及び下基板W1をより平板に近い状態(撓みが少ない状態)に保つことができるため、貼合せ基板W3の厚さをより均一に形成しやすい。従って、加圧板33の下面33a及びテーブル34の上面の平坦度を高精度に保つためのコストをより低減させることができ、引いてはプレス装置17にかかるコストをより低減させることができる。
・上記実施形態では、テーブル34はセラミック製であるが、これに限らない。例えば、テーブル34はステンレス製であってもよい。
・上記実施形態では、加圧板33及びテーブル34は、静電吸着力によりそれぞれ基板W2,W1を保持する。しかしながら、加圧板33及びテーブル34は、吸引吸着力によりそれぞれ基板W2,W1を保持するものであってもよい。
貼合せ基板製造システムの概略構成図。 プレス装置の概略構成図。 プレス装置の制御機構を説明するためのブロック図。 加圧板の概略構成図。 緩衝シートを加圧板に貼り付ける工程を説明するための説明図。 別の形態の加圧板及び緩衝シートの概略構成図。
符号の説明
17…貼合せ基板製造装置としてのプレス装置、32…処理室としてのチャンバ、33,71…上側保持板としての加圧板、33a,72a…下面、34…下側保持板としてのテーブル、41,74…粘着剤、42,73…緩衝シート、42a,73a…吸着面、43,75…被膜、72…分割保持部、W1…下基板、W2…上基板、W3…貼合せ基板。

Claims (5)

  1. 処理室内に配置されたセラミック製の上側保持板と、前記処理室内に前記上側保持板と対向するように配置された下側保持板とを備え、前記下側保持板上に配置された下基板と、前記上側保持板の下面に吸着保持された上基板とを近接させて前記下基板と前記上基板とを貼り合わせて貼合せ基板を製造する貼合せ基板製造装置であって、
    前記上基板の下面には、粘着剤を介してクッション性を有する緩衝シートが貼り付けられていることを特徴とする貼合せ基板製造装置。
  2. 請求項1に記載の貼合せ基板製造装置において、
    前記緩衝シートは、気体が通過可能な多孔質材料よりなることを特徴とする貼合せ基板製造装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の貼合せ基板製造装置において、
    前記緩衝シートにおける前記上基板が吸着される側の吸着面には、撥水性を有する被膜が形成されていることを特徴とする貼合せ基板製造装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の貼合せ基板製造装置において、
    前記保持板は、複数の分割保持部から構成されており、
    前記緩衝シートは、前記分割保持部毎に前記粘着剤を介して貼り付けられていることを特徴とする貼合せ基板製造装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の貼合せ基板製造装置において、
    前記粘着剤は、紫外線硬化性を有することを特徴とする貼合せ基板製造装置。
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