JPS5917533A

JPS5917533A - 液晶パネル

Info

Publication number: JPS5917533A
Application number: JP57128012A
Authority: JP
Inventors: Osamu Suzawa; 須沢　修; Kanji Hayashi; 寛二林
Original assignee: Seiko Epson Corp; Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp; Epson Corp
Priority date: 1982-07-21
Filing date: 1982-07-21
Publication date: 1984-01-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は液晶パネルに関する。詳しくは、偏光板や反射
板を真空貼付によって基板に貼付けた液晶パネルに関す
る。

従来、真空を利用して偏光板を液晶パネルに貼付ける技
術としては特開昭５３−３０８８９号公報に開示された
技術が知られている。

本発明は、かかる真空貼付技術を用いて偏光板や反射板
を基板に貼付けた液晶パネルにおいて、貼付けの材料と
して所定の接着剤や粘着剤を使用し、信頼性を向上させ
た液晶パネルを提供するものである。

本発明の液晶パネルは、粘着剤や接着剤としてアクリル
系、エポキシ系、ウレタン系の少なくとも１つを使用し
、偏光板や反射板を基板に貼付けたものである。

第１図は、本発明の液晶パネルを製造するために使用さ
れる偏光板や反射板の真空貼付装置である。槽１を真空
状態にしたり大気圧にする操作は弁２を通じて行なわれ
る。槽１内には、第１の支持部材３と第２の支持部材４
が配され、第１の支Ｊ’ｌ材３」：には、エチレンプロ
ピレンゴム（以下ＩＰゴムと略す）５が置かれ、その上
には液晶ノぐネル６が置かれている。液晶パネル６は少
なくとも上・下２枚の基板とその間に充填された液晶物
質より構成され、基板はガラス板、又はプラスチックフ
ィルムである。第１の支持部材３は、シリンダー７によ
って上下に移動できるようになっている。第２の支持部
材４の下面にはスポンジゴム、発泡ウレタンゴム等の材
料よりなる弾性体８が接着剤や粘着テープにより機械的
に結合されている。

弾性体８の下面にはｍｐゴム９が弾性体８と接着剤ヤ粘
着テープにより機械的に結合されテイル。

ＢＰゴム９の下面には、粘着性部材１０により、下面に
アクリル系、エポキシ系、ウレタン系の少なくとも１つ
の接着剤や粘着剤１２が塗布された偏光板１１が支持さ
れている。粘着性部材１０としては、粘着剤や一般に市
販されている両面粘着゛テープがある。偏光板１１の下
面に塗布された粘着剤又は接着剤１２としては、例えば
アクリル系のものを使用するときは、セメダインＫＫ製
の「セメロック」がある。これは、ベース材料がアクリ
レートで、嫌気性シーラータイプである。粘度は約１０
〜２５００Ｐであるが、エチルアルコール、ブタノール
、酢酸エチル等の有機溶剤で希釈することにより粘度を
適当な値に変更することができる。また、染料や顔料を
添加することにより赤色や青色等の着色を行なったり、
又は染料や顔料を添加せず、無色透明のまま使用するこ
ともできる。本発明の液晶パネルにおいては、一般的に
染料や顔料を使用しない無色透明なものを使用し、表示
の明るさやコントラストを良くする。また、「セメロッ
ク」は、有機溶剤を適当に添加させることにより、接着
剤としてだけでなく、粘着剤として使用することも可能
である。接着剤と粘着剤との相違は、反応が完全に進行
したか、中間状態にあるかの相違だけである。次に、ウ
レタン系のものとしては、例えば、日本曹達ＫＫ製の１
チタボンド−３００」がある。「チタボンド−３００ｊ
は、ウレタン系の接着剤ないし粘着剤である。溶剤とし
ては、酢酸エチルや、トルエン、ヘキサン、又はプロピ
レンジクロライド、又はこれらの混合物がある。

この溶剤を１０％〜５０％程度添加させることにより、
粘度を約５〜１８００ＰＳに変えられる。

また、この溶剤の添加量の大小や、加熱や湿度の与え方
により、接着剤として使用したり、粘着剤として使用し
たりできる。「チタボンド−３００」をトルエンを４０
ｗｔ％添加させて粘度を約５００Ｐ８として液晶パネル
に偏光板を貼付けた場合は、そのままの状態で放置して
おくと、「チタボンド−３００」は粘着性を保ダいるが
、湿度６０％ＲＨ，温度８０℃の雰囲気中に１週間放置
すると硬化して粘着剤となる。次に、エポキシ系のもの
を使用する例としては、セメダインＫＫの１５００シリ
ーズがある。この中でセメダイン「１５００Ｊを使用し
た場合について述べる。

［１５００Ｊは常温硬化型、２液性の接着剤である。ベ
ースは主剤がエポキシ樹脂の中間体であり、硬化剤がポ
リアミド樹脂である。本接着剤も硬化剤の添加量を加減
することにより、粘度を変えたり、反応を中間で止め、
スは反応の進行を遅らせて粘着剤として使用することが
できる。

次に、第１図に示した装置を使用して真空貼付を行ない
本発明の液晶パネルを製造する方法について説明する。

まず、はじめに槽１内の気圧は大気圧にされる。第１の
支持部材３上、ＩＰゴム５をトルエンを４０ｗｔ％添加
させて粘度を約５０ｏｐｓとして液晶パネルに偏光板を
貼付けた場合は、そのままの状態で放置しておくと、「
チタボンド−３００」は粘着性を保っているが、湿度６
０％ＲＨ，温度８０℃の雰囲気中に１週間放置すると硬
化して接着剤となる。次に、エポキシ系のものを使用す
る例としては、セメダインＫＫの１５００シリーズがあ
る。この中でセメダイン「１５００Ｊを使用した場合に
ついて述べる。

［１５０ｏＪは常温硬化型、２液性の接着剤である。ベ
ースは、主剤がエポキシ樹脂の中間体であり、硬化剤が
ポリアミド樹脂であ２る。本接着剤も硬化剤の添加量を
加減するこ゛とにより、粘度を変えたり、反応全中間で
止め、又は反応の進行を遅らせて粘着剤として使用する
ことができる。

まず、はじめに槽１内の気圧は大気圧にされる。第１の
支持部材６上、ＩＰゴム５の上には液晶パネル６が置か
れる。第２の支持部材４に設置された弾性体８に付属さ
れたＩＰゴム９の下面には粘着性部材１０を介して下面
に粘着剤または接着剤１２の塗布された偏光板１１が支
持されている。次に、槽１が密閉され、弁２から槽１内
の気体が排気される。排気は、槽１内の気圧が約５〜１
０　Ｔ　ｏｒｒ以下になれば充分である。

排気が完了すると第１の支持部材３がシリンダー７によ
り上方に移動し、液晶パネル６と偏光板１１が互いに押
し合わされる。この際、弾性体８のクッション作用によ
り、液晶パネル６と偏光板１１は適当な圧力で互いに押
し合わされる。弾性体がないと偏光板１１に傷が付いた
り折れたりしやすくなり、また接着剤または粘着剤１２
のつぶれが各液晶パネル相互、または同一パネル内の各
部でバラツキが出やすく外観や信頼性で劣ったものにな
る。こうして液晶パネル乙には、偏光板１１が接着剤ま
たは粘着剤１２を介して貼合わされる。次に、第１の支
持部材３がシリンダー７により、下方に移動する。偏光
板１１は粘着剤又は接着剤１２により液晶パネル乙に強
固に貼り合わされた為、粘着性部材１０により第２の支
持部材４に結合されていた偏光板１１は、液晶パネル６
と共に第１の支持部材３に従い、シリンダー７の動きと
共に下方に移動する。次に、弁２が開けられ、槽１内に
気体が流入し、槽１内の気圧が大気圧に戻る。

なお、液晶パネル１に偏光板１１が貼付けられた後の操
作が、弄２の開放により槽１内の気圧を大気圧に戻した
後に、第１の支持部材６をシリンダー７の働きにより下
方に移動するものであってもよい。

また、第１の支持部材３でなく、第２の支持部材４にシ
リンダーを接続させて、第２の支持部材４が移動するよ
うにしたり、第１の支持部材３と第２の支持部材４の両
者にシリンダーを接続させ両者が互いに動くようにして
もよい。

また、液晶パネル１に貼付けする部材として偏光板１１
を例にとり説明したが、反射板や、偏光板付きの反射板
でも良い。

このようにすると、次の様な効果があった。

（１）真空貼付によらず、一般のローラーを使用した貼
付に比較し、信頼性が向上した。

例えば偏光板１１として王立ｘｘｌｌｊｒ、ｃ２−８１
−１８を使用し、粘着剤としてセメダインＫＫ製の「セ
メロック」を使用した。すると通常のローラー貼付が１
００℃の高温雰囲気中で３時間で剥離や気泡が生じ、８
０℃、９０％の雰囲気中で２４時間後に剥離が生じたの
に対し、本発明の液晶表示装置は、１００℃の高温雰囲
気中で２４時間後も剥離や気泡を生ぜず、また、８０℃
、９０％の高温多湿雰囲気中でも５００時間経過後も気
泡や剥離を生ぜず、外観上側の異常もながった。

（２）偏光板１１（又は反射板）を液晶パネル乙に貼付
ける接着剤、又は粘着剤１２としてアクリル系又はエポ
キシ系、又はウレタン系の接着剤または粘着剤を使用し
た。これらの接着剤または粘着剤は透明度が良好である
ため、液晶パネルの表示コントラストを下げることがな
く、また、表示を全体に暗くすることがない。また、複
屈折性を有しない為、表示外観を損なうことがない。又
、これらは一般的な接着剤または、粘着剤であり、市販
品を容易かつ安価に入手できる。また、これらは粘度の
調整や反応の進行の制御が簡単であり、作業性にすぐれ
る。

（３）本発明の液晶パネル乙の偏光板や反射板の貼付用
部材として使用される接着剤や粘着剤１２は、本発明の
液晶パネルが使用される際、人体に有害性を与えるもの
ではなく、安全である。

以上、述べた様に本発明の液晶パネルは信頼性が高い等
、数々の利点を有し、産業の発展に寄与すること大であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の液晶パネルを製造する際に使用される
貼付装置である。３・・・・・・第１の支持部材４・・・・・・第２の支持部材６・・・・・・液晶パネル７・・・・・・シリンダー８・・・・・・弾性体以　　上出願人　　信州精器株式会社代理人　　弁理士　最上　　務第１図

Claims

【特許請求の範囲】

少なくとも、上下２枚の基板と、該基板間に充填された
液晶物質と、前記基板に真空状態で貼付けされた薄板よ
り構成された液晶パネルにおいて、所定の操作により真
空状態になるよう構成された槽内に、第２の支持部材が
空間を隔てて第１の支持部材の上にくるように前記第１
及び第２の支持部材を配し、前記第１の支持部材の上に
は前記液晶パネルが配され、前記第２の支持部材の下に
は弾性体と該弾性体の下に粘着性部材を介して支持され
た薄板が配され、該薄板の下面にはアクリル系、エポキ
シ系、若しくはウレタン系のうち少なくとも１種類の接
着剤若しくは粘着剤が塗布されており、真空下において
前記第１の支持部材と前記第２の支持部材の少なくとも
一方の移動により前記液晶パネルと前記薄板が貼り合わ
され、しがる後に前記槽内の気圧を大気圧に戻し製造さ
れることを特徴とする液晶パネル。