JP2003270078A - 岩盤内高圧気体貯蔵施設の健全性検証装置、及び健全性検証方法 - Google Patents

岩盤内高圧気体貯蔵施設の健全性検証装置、及び健全性検証方法

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JP2003270078A
JP2003270078A JP2002070409A JP2002070409A JP2003270078A JP 2003270078 A JP2003270078 A JP 2003270078A JP 2002070409 A JP2002070409 A JP 2002070409A JP 2002070409 A JP2002070409 A JP 2002070409A JP 2003270078 A JP2003270078 A JP 2003270078A
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rock
gas storage
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Yoshio Ishizuka
与志雄 石塚
Shigeki Wakabayashi
成樹 若林
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Japan Gas Association
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Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライフサイクルが長く、高精度で、ライニン
グ式岩盤内貯蔵施設の貯槽及び岩盤全体の健全性をモニ
タリングできる岩盤内高圧気体貯蔵施設の健全性検証装
置、及び健全性検証方法を提供する。 【解決手段】 健全性検証装置を構成する光ファイバー
8は、前記裏込めコンクリート5の内部で、貯槽4の外
周全体を網羅するように鉛直方向及び水平方向の両方向
の鉄筋5aに敷設される。光ファイバ8に生じる長さ方
向のひずみや温度変化を連続または多点状に線や面とし
て計測し、常に前記ライニング式岩盤内高圧気体貯蔵施
設1の外周全体の変位をモニタリングする。光ファイバ
8は、一方の端部が計測装置に連結され、光スイッチを
切り替えることで、ひずみ及び温度の両者を同時に計測
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライフサイクルが
長く、高精度で、岩盤内貯蔵施設の貯槽及び岩盤全体の
健全性をモニタリングできる岩盤内高圧気体貯蔵施設の
健全性検証装置、及び健全性検証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、都市ガス、天然ガス及び空気等の
貯蔵ガスをライニング式貯蔵方式により高圧で岩盤また
は地盤内に貯蔵するライニング式岩盤内高圧気体貯蔵施
設としては、圧縮空気貯蔵発電システムと、天然ガス岩
盤貯蔵システムが用いられている。これらの施設は、そ
の安全性を構造健全性、及び貯蔵ガスの漏洩の有無の2
点からモニタリングする必要がある。
【0003】構造健全性をモニタリングする場合、圧縮
空気貯蔵発電システムでは、貯蔵気体圧を支持する覆工
版や岩盤のひずみ及び変位を変位計で測定する。また、
天然ガス岩盤貯蔵システムにおいても裏込めコンクリー
トや岩盤の変位を変位計により計測している。
【0004】一方、貯蔵ガス漏洩の有無をモニタリング
する場合、圧縮空気貯蔵発電システムでは、覆工版に設
けた円周及び軸方向の漏気検知管を貯槽外部の漏気測定
設備に接続して漏気を検知する。また、天然ガス岩盤貯
蔵システムでは、図4に示すように、貯蔵ガス3が内包
される貯槽4の外周に配置される裏込めコンクリート5
の外面で、岩盤2の壁面に接するように排水パイプ15
が配置され、該排水パイプ15から貯蔵ガス3の漏洩を
捕捉して漏洩の有無を検知している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、構造健全性の
モニタリング方法においては、何れも電気的な変位計や
ひずみ計を使用しているが、岩盤内高圧気体貯蔵施設で
は地下水が存在するとともに湿度が高いため、岩盤中の
長期的計測は、精度を保持することが困難であるだけで
なく、測定機器のライフサイクルを長期化することも課
題となっている。
【0006】また、貯蔵ガス漏洩有無のモニタリング方
法においては、漏洩の有無を検知することは可能である
が、漏洩箇所を特定することが困難である。
【0007】上記事情に鑑み、本発明は、ライフサイク
ルが長く、高精度で、ライニング式岩盤内貯蔵施設の貯
槽及び岩盤全体の健全性をモニタリングできる岩盤内高
圧気体貯蔵施設の健全性検証装置、及び健全性検証方法
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の岩盤内
高圧気体貯蔵施設の健全性検証装置は、岩盤内に設置さ
れて高圧気体を貯蔵する貯槽と、該貯槽と前記岩盤との
隙間を充填する裏込めコンクリートとより構成される岩
盤内高圧気体貯蔵施設の健全性をモニタリングする岩盤
内高圧気体貯蔵施設の健全性検証装置であって、前記裏
込めコンクリートの内部で、前記貯槽の外周全体を網羅
するように敷設される光ファイバと、該光ファイバの一
方の端部に接続されて、ひずみ及び温度を計測する計測
装置と、該計測装置より得られる計測データを出力する
出力装置とにより構成されることを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の岩盤内高圧気体貯蔵施設
の健全性検証装置は、前記光ファイバが、前記裏込めコ
ンクリートの内部に配設されている鉄筋に敷設されるこ
とを特徴としている。
【0010】請求項3に記載の岩盤内高圧気体貯蔵施設
の健全性検証方法は、岩盤内に設置される高圧気体を貯
蔵する貯槽と前記岩盤との隙間を充填する裏込めコンク
リートの内部には、光ファイバが前記貯槽の外周全体を
網羅するように敷設されるとともに、該光ファイバは、
ひずみ、及び温度を計測する計測装置に接続されてお
り、前記光ファイバにパルス光を入射して、光が戻るま
での時間と、その戻り光の周波数変化から光ファイバが
ひずんだ箇所とひずみの量を計測装置により測定し、測
定データより把握される裏込めコンクリートのひずみ分
布により、構造健全性を検証することを特徴としてい
る。
【0011】請求項4に記載の岩盤内高圧気体貯蔵施設
の健全性検証方法は、前記光ファイバにパルス光を入射
して、光が戻るまでの時間と、その戻り光の強度変化か
ら光ファイバが温度変化を生じた箇所と温度変化の量を
計測装置により測定し、測定データより把握される裏込
めコンクリートの温度分布により、漏洩を検知すること
を特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の岩盤内高圧気体貯
蔵施設の健全性検証装置、及び健全性検証方法を、図1
から図2を用いて詳述する。本実施の形態は、ライニン
グ式岩盤内高圧気体貯蔵施設の貯蔵圧伝達構造部材であ
る裏込めコンクリートに光ファイバを埋め込み、運用中
常時計測してコンクリートのひずみ分布及び温度分布を
把握することにより、岩盤貯蔵施設の構造的健全性と貯
蔵ガスの漏洩監視を行うものである。
【0013】図1に示すように、ライニング式岩盤内高
圧気体貯蔵施設1は、岩盤2内に設けられて、都市ガ
ス、天然ガス及び空気等の貯蔵ガス3を貯蔵する貯槽4
と、該貯槽4と前記岩盤2との隙間を充填する裏込めコ
ンクリート5とにより構成される。該裏込めコンクリー
ト5は、前記貯槽4より生じる貯蔵圧を均等に岩盤2に
伝達する機能を有するものであり、前記岩盤2と前記貯
槽4との隙間を充填するように配置されている。
【0014】一方、前記貯槽4は、前記貯蔵ガス3を内
包する気密材6と、該気密材6の外周面を覆う緩衝材7
とにより構成される。前記気密材6は、内包された気体
3の漏洩を防止し、気体3を安全に貯蔵することを目的
に配置されるものである。また、該気密材6の外周面に
設けられた緩衝材7は、前記裏込めコンクリート5を介
して伝達される岩盤2からの圧力を和らげるものであ
る。
【0015】このような構成のライニング式岩盤内高圧
気体貯蔵施設1には、これらのひずみ、及び温度等の変
位をモニタリングする健全性検証装置10が取り付けら
れている。該健全性検証装置10は、図2に示すよう
に、光ファイバー8と、該光ファイバー8の端部に接続
されている計測装置9と、該計測装置9より得られるひ
ずみ及び温度の測定データを出力する出力装置14によ
り構成される。
【0016】一般に、前記光ファイバー8は、パルス光
を入射すると、散乱光としてレイリー散乱光、ブリルア
ン散乱光、ラマン散乱光を反射し、この時の波長や強度
の変化量がひずみや温度に比例する特性を有することが
知られている。
【0017】本実施の形態では、これらの特性を利用し
て該光ファイバ8をひずみ計測用、及び温度計測用のセ
ンサとし、該光ファイバ8によるセンサから得られる波
長の変化量、強度の変化量と到達時間を検出することに
より、光ファイバ8に生じている長さ方向のひずみや温
度の変位と、その場所を計測するものである。
【0018】光ファイバ8は、前記光ファイバ8に生じ
る長さ方向のひずみや温度変化を連続または多点状に線
や面として計測することが可能である。このため、該光
ファイバ8を、前記ライニング式岩盤内高圧気体貯蔵施
設1における前記裏込めコンクリート5の内部で、前記
貯槽4の外周全体を網羅するように鉛直方向及び水平方
向の両方向に敷設することにより、常に前記ライニング
式岩盤内高圧気体貯蔵施設1の外周全体の変位をモニタ
リングすることができることとなる。
【0019】本実施の形態において、図1に示すよう
に、前記光ファイバ8の配置位置は、裏込めコンクリー
ト5に配設された鉄筋5aに直接敷設して、前記貯槽4
の外周全体を網羅している。これは、光ファイバ8の敷
設が前記貯槽4の外周全体を網羅できるだけでなく、光
ファイバ8の敷設後にコンクリートを打設する際にも打
設圧によって、光ファイバ8の性能を低下させる影響を
小さくする効果も得られる。なお、前記光ファイバ8
は、鉄筋5aへの敷設にこだわるものではなく、裏込め
コンクリート5の内部で、前記貯槽4の外周近傍であれ
ば、何れに敷設しても良い。
【0020】ところで、該光ファイバ8は、一方の端部
が地上に設けられた計測装置9に連結されている。該計
測装置9は、図3に示すように、光ファイバーひずみ測
定アナライザー12、及び光ファイバ温度測定アナライ
ザー13により構成されており、光スイッチ11を切り
替えることで、前記光ファイバ8のみで前記ライニング
式岩盤内高圧気体貯蔵施設1のひずみ及び温度の両者を
同時に計測する。
【0021】前記計測装置9で計測されたひずみ及び温
度等の測定データは、出力装置14に入力され、経時的
にひずみ及び温度の変位が出力されるが、前記光ファイ
バ8が前記ライニング式岩盤内高圧気体貯蔵施設1の外
周全体を網羅しているため、前記ライニング式岩盤内高
圧気体貯蔵施設1の外周全体の測定データを常にモニタ
リングできる構成となっている。なお、出力装置14
は、ディスプレイやプリンタ等、必要となる出力形態に
応じて、何れを用いても良い。
【0022】上述する構成の健全性検証装置10を用い
た岩盤内高圧気体貯蔵施設の健全性検証方法は、以下に
示すとおりである。
【0023】(構造健全性の検証)構造健全性は、前記
貯槽4を構成し、内包された気体3の漏洩を防止し、気
体3を安全に貯蔵するために用いられる前記気密材6の
安全性を検証することにより判定される。
【0024】前記ライニング式岩盤内高圧気体貯蔵施設
1における貯蔵ガス圧では、裏込めコンクリート5に引
張りひずみが生じやすく、ひび割れやひずみが分布しや
すい。前記気密材6の挙動は、前記裏込めコンクリート
5のひび割れやひずみの分布に依存することから、ひび
割れを分散させるために用いられる鉄筋5aに直接敷設
された前記光ファイバ8を用いて、裏込めコンクリート
5における気密材6の背面側5aのひずみ分布を計測
し、前記裏込めコンクリート5のひび割れ評価を行うこ
とにより、前記気密材6の安全性を検証するものであ
る。
【0025】(漏洩の有無の検証)気体の漏洩の有無
は、前記光ファイバ8を用いて、裏込めコンクリート5
における気密材6の背面側5aの温度分布を計測するこ
とにより検知する。
【0026】前記光ファイバ8から得られた温度分布に
おいて、急激に低下している部位は、前記気体3が急激
に体積膨張していることが考えられ、前記気密材6の背
面に大きな空隙が生じているものと判断できる。
【0027】また、貯蔵されている前記気体3の温度
は、運用中昇圧時には温度が上昇し、降圧時には温度が
低下する特性を有していることから、前記光ファイバ8
から得られた温度分布において、温度が一定しない部位
では、前記裏込めコンクリート5のひび割れ部に前記気
体3が流入しているものと判断できる。
【0028】上述する構成によれば、前記裏込めコンク
リート5の内部に、前記光ファイバ8を敷設することに
より、前記ライニング式岩盤内高圧気体貯蔵施設1の構
造健全性及び漏洩の有無を同時に検証することが可能と
なるため、従来の電気的計測器に比べて、ライフサイク
ルを大幅に延長することが可能になるとともに、モニタ
リングの精度を大幅に向上させることが可能となる。
【0029】前記光ファイバ8は、前記貯槽4の外周全
体を網羅するように配置するため、前記ライニング式岩
盤内高圧気体貯蔵施設1全体を常にモニタリングするこ
とが可能となるとともに、従来の電気的計測器に比べて
大幅にコストを削減することが可能となる。
【0030】前記光ファイバ8は、戻り光の強度の変化
量と到達時間を検出することにより、光ファイバ8に生
じている長さ方向の温度の変位と、その場所を計測でき
るため、気体3の漏洩箇所を特定することが可能となる
とともに、メンテナンスも容易に行うことが可能とな
る。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載の岩盤内高圧気体貯蔵施
設の健全性検証装置によれば、岩盤内に設置されて高圧
気体を貯蔵する貯槽と、該貯槽と前記岩盤との隙間を充
填する裏込めコンクリートとより構成される岩盤内高圧
気体貯蔵施設の健全性をモニタリングする岩盤内高圧気
体貯蔵施設の健全性検証装置であって、前記裏込めコン
クリートの内部で、前記貯槽の外周全体を網羅するよう
に敷設される光ファイバと、該光ファイバの一方の端部
に接続されて、ひずみ及び温度を計測する計測装置と、
該計測装置より得られる計測データを出力する出力装置
とにより構成されることから、従来の電気的計測器に比
べて、ライフサイクルを大幅に延長することが可能にな
るとともに、コストを大幅に削減することが可能とな
る。
【0032】請求項2に記載の岩盤内高圧気体貯蔵施設
の健全性検証装置によれば、前記光ファイバが、前記裏
込めコンクリートの内部に配設されている鉄筋に敷設さ
れることから、鉄筋が配設されることにより裏込めコン
クリートに分散して配置されるひび割れを効率よく検知
することが可能となる。
【0033】請求項3に記載の岩盤内高圧気体貯蔵施設
の健全性検証方法によれば、岩盤内に設置される高圧気
体を貯蔵する貯槽と前記岩盤との隙間を充填する裏込め
コンクリートの内部には、光ファイバが前記貯槽の外周
全体を網羅するように敷設されるとともに、該光ファイ
バは、ひずみ、及び温度を計測する計測装置に接続され
ており、前記光ファイバにパルス光を入射して、光が戻
るまでの時間と、その戻り光の周波数の変化から光ファ
イバがひずんだ箇所とひずみの量を計測装置により測定
し、測定データより把握される裏込めコンクリートのひ
ずみ分布により、構造健全性を検証することから、前記
ライニング式岩盤内高圧気体貯蔵施設全体を常にモニタ
リングすることが可能となるとともに、従来の電気計測
器に比べて大幅に精度を向上させることが可能となる。
【0034】請求項4に記載の岩盤内高圧気体貯蔵施設
の健全性検証方法によれば、前記光ファイバにパルス光
を入射して、光が戻るまでの時間と、その戻り光の強度
変化から光ファイバが温度変化を生じた箇所と温度変化
の量を計測装置により測定し、測定データより把握され
る裏込めコンクリートの温度分布により、漏洩を検知す
ることから、貯蔵ガスの漏洩箇所を特定することが可能
となるとともに、メンテナンスも容易に行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る岩盤内高圧気体貯蔵施設におけ
る光ファイバの敷設状況を示す図である。
【図2】 本発明に係る岩盤内高圧気体貯蔵施設におけ
る健全性検証装置の概略を示す図である。
【図3】 本発明に係る岩盤内高圧気体貯蔵施設におけ
る健全性検証装置の詳細を示す図である。
【図4】 従来の岩盤内高圧気体貯蔵施設における健全
性検証装置の詳細を示す図である。
【符号の説明】 1 ライニング式岩盤内高圧気体貯蔵施設 2 岩盤 3 気体 4 貯槽 5 裏込めコンクリート 5a 鉄筋 6 気密材 7 緩衝材 8 光ファイバ 9 計測装置 10 健全性検証装置 11 光スイッチ 12 光ファイバーひずみ測定アナライザー 13 光ファイバ温度測定アナライザー 14 出力装置 15 排水パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E21D 13/00 G01B 11/16 Z 3E072 F17C 13/02 301 G01K 11/12 F G01B 11/16 G01M 3/02 J G01K 11/12 E02D 29/04 A G01M 3/02 (72)発明者 若林 成樹 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2D047 AB02 2D055 JA00 LA13 LA17 2F056 VF03 VF11 2F065 AA01 AA65 CC00 CC14 DD00 FF32 LL02 2G067 AA06 BB16 BB22 CC04 DD08 DD24 3E072 AA10 GA30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩盤内に設置されて高圧気体を貯蔵する
    貯槽と、該貯槽と前記岩盤との隙間を充填する裏込めコ
    ンクリートとより構成される岩盤内高圧気体貯蔵施設の
    健全性をモニタリングする岩盤内高圧気体貯蔵施設の健
    全性検証装置であって、前記裏込めコンクリートの内部
    で、前記貯槽の外周全体を網羅するように敷設される光
    ファイバと、該光ファイバの一方の端部に接続されて、
    ひずみ及び温度を計測する計測装置と、該計測装置より
    得られる計測データを出力する出力装置とにより構成さ
    れることを特徴とする岩盤内高圧気体貯蔵施設の健全性
    検証装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の岩盤内高圧気体貯蔵施
    設の健全性検証装置において、前記光ファイバが、前記
    裏込めコンクリートの内部に配設されている鉄筋に敷設
    されることを特徴とする岩盤内高圧気体貯蔵施設の健全
    性検証装置。
  3. 【請求項3】 岩盤内に設置される高圧気体を貯蔵する
    貯槽と前記岩盤との隙間を充填する裏込めコンクリート
    の内部には、光ファイバが前記貯槽の外周全体を網羅す
    るように敷設されるとともに、該光ファイバは、ひず
    み、及び温度を計測する計測装置に接続されており、前
    記光ファイバにパルス光を入射して、光が戻るまでの時
    間と、その戻り光の周波数変化から光ファイバがひずん
    だ箇所とひずみの量を計測装置により測定し、測定デー
    タより把握される裏込めコンクリートのひずみ分布よ
    り、構造健全性を検証することを特徴とする岩盤内高圧
    気体貯蔵施設の健全性検証方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の岩盤内高圧気体貯蔵施
    設の健全性検証方法において、前記光ファイバにパルス
    光を入射して、光が戻るまでの時間と、その戻り光の強
    度変化から光ファイバが温度変化を生じた箇所と温度変
    化の量を計測装置により測定し、測定データより把握さ
    れる裏込めコンクリートの温度分布により、漏洩を検知
    することを特徴とする岩盤内高圧気体貯蔵施設の健全性
    検証方法。
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