JP2003270074A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2003270074A JP2002067118A JP2002067118A JP2003270074A JP 2003270074 A JP2003270074 A JP 2003270074A JP 2002067118 A JP2002067118 A JP 2002067118A JP 2002067118 A JP2002067118 A JP 2002067118A JP 2003270074 A JP2003270074 A JP 2003270074A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ素子について専用の設計を行うことな
く、シール剤の接合面積を大きくできる圧力センサを提
供する。 【解決手段】 一端側に凹部11を有する樹脂ケース1
0と、凹部11の底面11aに搭載された圧力検出用の
センサ素子20と、一端側が凹部11の底面11aから
突出するように樹脂ケース10を貫通しセンサ素子20
と電気的に接続されたターミナル12と、凹部11内に
設けられ、凹部11に突出するターミナル12の根元部
と樹脂ケース10との隙間を封止するシール剤14とを
備える圧力センサにおいて、凹部11の底面11aのう
ちターミナル12の根元部の周囲が、センサ素子20の
搭載面よりも深く掘り下げられた掘り下げ部11bとな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターミナルを有す
る樹脂ケースに圧力検出用のセンサ素子を搭載してなる
圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧力センサの一般的な構
成を図6に示す。図6では、従来品としての圧力センサ
の要部の断面構成を示している。樹脂ケース10の一端
側には凹部11が形成されており、凹部11の底面11
aにはセンサ素子20が接着等により搭載されている。
【0003】樹脂ケース10には、一端側が凹部11の
底面11aから突出するように樹脂ケース11を貫通す
るターミナル12がインサート成形等により設けられて
いる。なお、ターミナル12の他端側は、図示しない
が、樹脂ケース10の他端側に突出しており、外部と電
気的に接続されるようになっている。
【0004】この凹部11内に突出するターミナル12
の一端とセンサ素子20とは、例えばボンディングワイ
ヤ13により結線され電気的に接続されている。また、
凹部11内にはシリコーン樹脂等からなるシール剤14
が設けられており、このシール剤14によって、凹部1
1に突出するターミナル12の根元部と樹脂ケース10
との隙間が封止されている。
【0005】このような圧力センサにおいては、図6中
の白抜き矢印に示すように、凹部11の開口部側からセ
ンサ素子20の表面20aに圧力が印加され、センサ素
子20からは受圧した圧力に基づく信号が発生し、この
信号は、ボンディングワイヤ13からターミナル12を
介して外部に出力されるようになっている。
【0006】そして、このような圧力センサにおいて
は、圧力検出範囲の異なるものを製造しようとする場
合、同一構成である共通のセンサ素子に対してトリミン
グ等を行って感度調整を行うことにより、圧力検出範囲
の異なる複数個の圧力センサを提供してきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、圧力
センサにおける圧力検出範囲の高圧化が要望されてい
る。そのような場合、ターミナル12の根元部と樹脂ケ
ース10との隙間の封止度合を向上させる必要があり、
そのためには、シール剤14と樹脂ケース10(つまり
凹部11の内面)との接合面積を大きくする必要があ
る。
【0008】この接合面積を大きくするために、従来で
は、シール剤14の注入量を増やし、シール剤14の厚
さを厚くするようにしている。しかし、シール剤14を
厚くした分、シール剤14がセンサ素子20の表面20
aに付着しやすくなる。そして、センサ素子20の表面
20aにシール剤14が付着すると、センサ素子20の
機能が阻害され不良品が発生するという問題がある。
【0009】また、この問題に対して、専用のセンサ素
子20、例えばシール剤14が表面20aに付着しない
ように厚さを厚くする等の構成を採用したセンサ素子2
0を用いることも考えられるが、この場合、専用である
が故に安価な構成とすることは困難である。
【0010】そこで、本発明は上記問題に鑑み、センサ
素子について専用の設計を行うことなく、シール剤の接
合面積を大きくできる圧力センサを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、一端側に凹部(11)
を有する樹脂ケース(10)と、凹部の底面(11a)
に搭載された圧力検出用のセンサ素子(20)と、一端
側が凹部の底面から突出するように樹脂ケースを貫通し
センサ素子と電気的に接続されたターミナル(12)
と、凹部内に設けられ、凹部に突出するターミナルの根
元部と樹脂ケースとの隙間を封止するシール剤(14)
とを備える圧力センサにおいて、凹部の底面のうちター
ミナルの根元部の周囲が、センサ素子の搭載面よりも深
く掘り下げられた掘り下げ部(11b)となっているこ
とを特徴とする。
【0012】それによれば、シール剤が配設される凹部
の底面のうちターミナルの根元部の周囲が、センサ素子
の搭載面よりも深く掘り下げられているため、この掘り
下げ部内にもシール剤が充填される。そのため、センサ
素子周囲のシール剤の厚さを厚くすることなく、ターミ
ナルの根元部周囲におけるシール剤とケースとの接合面
積を大きくすることができる。
【0013】よって、センサ素子自体の厚さを変更する
ことが不要となるため、センサ素子について専用の設計
を行うことなく、シール剤の接合面積を大きくできる圧
力センサを提供することができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明では、掘り下
げ部(11b)の開口縁部における角部(11c)がR
形状となっていることを特徴とする。
【0015】それによれば、掘り下げ部の角部近傍にお
いて、シール剤の応力集中を緩和することができるた
め、さらなる高耐圧化が可能となることから、好まし
い。
【0016】また、請求項3に記載の発明では、掘り下
げ部(11b)の内面は、掘り下げ部の開口縁部側から
底部側に向かって先すぼまりとなったテーパ形状となっ
ていることを特徴とする。
【0017】このような構成を採用することによって
も、掘り下げ部の角部近傍において、シール剤の応力集
中を緩和することができるため、さらなる高耐圧化が可
能となり、好ましい。
【0018】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は本実施形態に係る圧力センサ
S1の全体概略を示す断面図であり、図2は図1中の凹
部11近傍の拡大図である。限定するものではないが、
この圧力センサS1は例えば自動車に搭載され自動車の
燃料噴射系の燃料圧を検出するものに適用することがで
きる。
【0020】樹脂ケース10は、PPS(ポリフェニレ
ンサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレー
ト)等の樹脂を型成形することにより作られ、本例では
略円柱状をなしている。この樹脂ケース10の一端部
(図1中、上方側の端部)には凹部11が形成されてい
る。
【0021】この凹部11の底面11aには、圧力検出
用のセンサ素子20が配設されている。本例のセンサ素
子20は、その表面20aに受圧面としてのダイヤフラ
ム(図示せず)を有し、受けた圧力を電気信号に変換し
この電気信号をセンサ信号として出力する半導体ダイヤ
フラム式のものである。
【0022】そして、センサ素子20は、ガラス等より
なる台座21に陽極接合等により一体化されており、こ
の台座21を凹部11の底面11aに接着することで、
センサ素子20は樹脂ケース10に搭載されている。
【0023】また、樹脂ケース10には、センサ素子2
0と外部の回路等とを電気的に接続するための複数個の
金属製棒状のターミナル12が貫通している。本例で
は、ターミナル12は黄銅(真鍮)にメッキ処理(例え
ばNiメッキ)を施した材料よりなり、インサートモー
ルドにより樹脂ケース10と一体に成形されることによ
り樹脂ケース10内にて保持されている。
【0024】各ターミナル12の一端側(図1中、上方
端側)の端部は、センサ素子20の搭載領域の周囲にお
いて凹部11の底面11aから突出して配置されてい
る。一方、各ターミナル12の他端側(図1中、下方端
側)の端部は、樹脂ケース10の他端側の開口部15内
に露出している。
【0025】この凹部11内に突出する各ターミナル1
2の一端部とセンサ素子20とは、金やアルミニウム等
のボンディングワイヤ13により結線され電気的に接続
されている。
【0026】また、凹部11内にはシリコン系樹脂等か
らなるシール剤14が設けられており、このシール剤1
4によって、凹部11に突出するターミナル12の根元
部と樹脂ケース10との隙間が封止されている。
【0027】ここにおいて、本実施形態では、凹部11
の底面11aのうちターミナル12の根元部の周囲を、
当該底面11aにおけるセンサ素子20の搭載面よりも
深く掘り下げられた掘り下げ部11bとした独自の構成
を採用している。この掘り下げ部11bは例えば丸穴形
状とでき、その深さd(図2参照)は限定しないが例え
ば0.2mm〜1.2mm程度にすることができる。
【0028】そして、シール剤14は、この掘り下げ部
11b内にも充填されている。こうして、シール剤14
は、凹部11に突出するターミナル12の根元部と樹脂
ケース10との隙間を封止するとともに、センサ素子2
0の表面20aに付着しないように台座21の側面を被
覆している。
【0029】また、一方、図1において、樹脂ケース1
0の他端部(図1中、下方側の端部)側は開口部15と
なっており、この開口部15は、ターミナル12の他端
側を例えばワイヤハーネス等の外部配線部材(図示せ
ず)を介して上記外部回路(車両のECU等)に電気的
に接続するためのコネクタ部となっている。
【0030】つまり、開口部15内に露出する各ターミ
ナル12の他端側は、このコネクタ部によって外部と電
気的に接続可能となっている。こうして、センサ素子2
0と外部との間の信号の伝達は、ボンディングワイヤ1
3及びターミナル12を介して行われるようになってい
る。
【0031】次に、図1に示すように、樹脂ケース10
の一端部にはハウジング30が組み付けられている。こ
のハウジング30は、例えばステンレス(SUS)等の
金属材料よりなる本体部31を備える。この本体部31
は、自動車の燃料配管等から燃料圧が導入される圧力導
入孔32と、圧力センサS1を燃料配管等に固定するた
めのネジ部33とを有する。
【0032】更に、ハウジング30は、薄い金属(例え
ばSUS等)製のメタルダイヤフラム34と金属(例え
ばSUS等)製の押さえ部材(リングウェルド)35と
が本体部31に全周溶接され、圧力導入孔32の一端に
気密接合されたものとなっている。
【0033】このハウジング30は、図1に示す様に、
本体部31の端部36を樹脂ケース10の一端部にかし
めることにより樹脂ケース10と固定され一体化されて
いる。こうして組み合わせられた樹脂ケース10とハウ
ジング30において、樹脂ケース10の凹部11とハウ
ジング30のメタルダイヤフラム34との間で、圧力検
出室40が構成されている。
【0034】この圧力検出室40には圧力伝達媒体であ
り封入液であるオイル(フッ素オイル等)41が充填さ
れ封入されている。このオイル41の封入により、凹部
11にはセンサ素子20及びワイヤ13等の電気接続部
分を覆うようにオイル41が充填され、更に、オイル4
1はメタルダイヤフラム34により覆われて封止された
形となる。
【0035】このような圧力検出室40を構成すること
により、圧力導入孔32から導入された圧力は、メタル
ダイヤフラム34、オイル41を介して、圧力検出室4
0内のセンサ素子20、ボンディングワイヤ13、ター
ミナル12に印加されることになる。
【0036】また、圧力検出室40の外周囲には、環状
の溝(Oリング溝)42が形成され、この溝42内に
は、圧力検出室40を気密封止するためのOリング43
が配設されている。このOリング43は例えばシリコン
ゴム等の弾性材料よりなり、樹脂ケース10とハウジン
グ30の押さえ部材35とにより挟まれて押圧されてい
る。こうして、メタルダイヤフラム34とOリング43
とにより圧力検出室40が封止され閉塞されている。
【0037】なお、本例では、上記溝42内には、Oリ
ング43の外周にバックアップリング44が設けられて
いる。このバックアップリング44は、例えば4フッ化
エチレン樹脂等の樹脂材料よりなり、Oリング43が広
がったときにOリング43がケース10と押さえ部材3
5との隙間に入り込んで損傷するのを防止する等の役割
を担うものである。
【0038】次に、上記圧力センサS1の製造方法につ
いて述べる。ターミナル12がインサート成形された樹
脂ケース10を用意する。シリコン系樹脂等よりなる接
着剤を用いて、樹脂ケース10の凹部11内へセンサ素
子20を台座21を介し接着固定する。
【0039】そして、凹部11内へシール剤14を注入
し、シール剤14を、凹部11の底面11aおよび掘り
下げ部11b内へ行き渡らせる。ここで、シール剤14
がセンサ素子20の表面20aに付着しないようにす
る。例えば、シール剤14を注入した時点で、図2に示
すようなシール剤14の上面からセンサ素子20の表面
20aまでの高さhが1mm程度となるようにする。
【0040】続いて、注入したシール剤14を硬化させ
る。そして、ワイヤボンディングを行って、各ターミナ
ル12の一端部とセンサ素子20とをボンディングワイ
ヤ13で結線する。
【0041】そして、センサ素子20側を上にして樹脂
ケース10を配置し、樹脂ケース10の上方から、ディ
スペンサ等によりフッ素オイル等よりなるオイル41
を、凹部11へ一定量注入する。
【0042】続いて、メタルダイヤフラム34及び押さ
え部材35が全周溶接され、圧力導入孔32の一端に気
密接合されたハウジング30を用意し、このハウジング
30を上から水平を保ったまま、樹脂ケース10に嵌合
するように降ろす。この状態のものを真空室に入れて真
空引きを行い圧力検出室40内の余分な空気を除去す
る。
【0043】その後、樹脂ケース10とハウジング30
の押さえ部材35とが十分接するまで押さえ、メタルダ
イヤフラム34とOリング43によりシールされた圧力
検出室40を形成する。次に、ハウジング30における
本体部31の端部36を樹脂ケース10の一端側にかし
めることにより、ハウジング30と樹脂ケース10とを
一体化する。こうして、樹脂ケース10とハウジング3
0との組合せ固定がなされ、上記図1に示す圧力センサ
S1が完成する。
【0044】かかる圧力センサS1の基本的な圧力検出
動作について述べる。圧力センサS1は、例えば、ハウ
ジング30のネジ部33を介して、車両における燃料配
管系の適所に取り付けられる。そして、該燃料配管内の
燃料圧がハウジング30の圧力導入孔32より圧力セン
サS1内に導入される。
【0045】すると、導入された燃料圧がメタルダイヤ
フラム34から圧力検出室40内のオイル41を介し
て、センサ素子20の表面すなわち受圧面に印加され
る。そして、印加された圧力に応じた電気信号がセンサ
信号として、センサ素子20から出力される。このセン
サ信号は、センサ素子20からワイヤ13、ターミナル
12を介して、上記外部回路へ伝達され、燃料配管の燃
料圧が検出される。
【0046】ところで、本実施形態によれば、シール剤
14が配設される凹部11の底面11aのうちターミナ
ル12の根元部の周囲が、センサ素子20の搭載面より
も深く掘り下げられた掘り下げ部11bとなっているた
め、この掘り下げ部11b内にもシール剤14が充填さ
れている。
【0047】そのため、このような掘り下げ部を持たな
い従来のものに比べて、センサ素子20周囲のシール剤
14の厚さを厚くすることをしなくても、シール剤14
が掘り下げ部11bの内面と接合する分だけ、ターミナ
ル12の根元部周囲におけるシール剤14と樹脂ケース
10との接合面積を大きくすることができる。
【0048】よって、センサ素子20自体の厚さを変更
することが不要となるため、センサ素子20について専
用の設計を行うことなく、シール剤14の接合面積を大
きくできる圧力センサS1を提供することができる。
【0049】ここで、図3は、掘り下げ部11bの深さ
dすなわち掘り下げ深さd(図2参照)と耐圧との関係
を解析した結果を示す図である。耐圧については、ハウ
ジング30の圧力導入孔32から導入される圧力を増加
していったときに、当該圧力が、凹部11内に位置する
ターミナル12の一端側と樹脂ケース10との隙間か
ら、ターミナル12と樹脂ケース10との隙間を通って
ターミナル12の他端側に漏れるときの圧力、すなわち
シール漏れ発生圧力(単位:MPa)を指標とした。
【0050】また、図3では、凹部11の底面11aか
らセンサ素子20の表面20aまでの高さが2mmであ
り、上記高さh(図2参照)が1μmとなるように、シ
ール剤14の凹部11の底面11aからの高さは1mm
とした。この図3からわかるように、掘り下げ深さdを
大きくして行くに連れ、つまり、シール剤14の接合面
積を大きくしていくに連れ、耐圧が向上していくことが
わかる。
【0051】また、上記図2に示すように、凹部11の
底面11aに掘り下げ部11bを形成した場合、掘り下
げ部11bの開口縁部における角部11c近傍におい
て、シール剤14に応力が集中しやすくなる。そのた
め、高耐圧化の障害となる可能性がある。
【0052】そこで、本実施形態の変形例として図4に
示すように、掘り下げ部11bの開口縁部における角部
11cをR形状とすることが好ましい。それによれば、
掘り下げ部11bの角部11c近傍において、シール剤
14の応力集中を緩和することができるため、さらなる
高耐圧化が可能となる。
【0053】また、もうひとつの変形例として図5に示
すように、掘り下げ部11bの内面を、掘り下げ部11
bの開口縁部側から底部側に向かって先すぼまりとなっ
たテーパ形状としても良い。このような構成を採用する
ことによっても、掘り下げ部11bの角部11c近傍に
おいて、シール剤14の応力集中を緩和することができ
るため、さらなる高耐圧化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る圧力センサの全体概略
断面図である。
【図2】図1中の凹部11近傍の拡大図である。
【図3】掘り下げ部の深さと耐圧との関係を示す図であ
る。
【図4】上記実施形態の変形例を示す図である。
【図5】上記実施形態のもうひとつの変形例を示す図で
ある。
【図6】従来の圧力センサの一般的な断面構成を示す図
である。
【符号の説明】
10…樹脂ケース、11…凹部、11a…凹部の底面、
11b…掘り下げ部、11c…掘り下げ部の開口縁部に
おける角部、12…ターミナル、14…シール剤、20
…センサ素子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に凹部(11)を有する樹脂ケー
    ス(10)と、 前記凹部の底面(11a)に搭載された圧力検出用のセ
    ンサ素子(20)と、 一端側が前記凹部の底面から突出するように前記樹脂ケ
    ースを貫通し、前記センサ素子と電気的に接続されたタ
    ーミナル(12)と、 前記凹部内に設けられ、前記凹部に突出する前記ターミ
    ナルの根元部と前記樹脂ケースとの隙間を封止するシー
    ル剤(14)とを備える圧力センサにおいて、 前記凹部の底面のうち前記ターミナルの根元部の周囲
    が、前記センサ素子の搭載面よりも深く掘り下げられた
    掘り下げ部(11b)となっていることを特徴とする圧
    力センサ。
  2. 【請求項2】 前記掘り下げ部(11b)の開口縁部に
    おける角部(11c)がR形状となっていることを特徴
    とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 【請求項3】 前記掘り下げ部(11b)の内面は、前
    記掘り下げ部の開口縁部側から底部側に向かって先すぼ
    まりとなったテーパ形状となっていることを特徴とする
    請求項1に記載の圧力センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012154953A (ja) * 2006-12-25 2012-08-16 Kyocera Corp 圧力センサ用パッケージおよびその製造方法、ならびに圧力センサ
KR101238987B1 (ko) * 2010-07-07 2013-03-04 아즈빌주식회사 압력 측정기
JP2019011695A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 マルヤス工業株式会社 燃料デリバリパイプと、燃料デリバリパイプのセンサ取付プラグの内周部にのみ鍍金を施す鍍金方法

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