JP2008082747A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】測定対象物の壁面に取り付けることによる特性変動を抑制できる圧力センサを提供する。
【解決手段】ハウジング30の部屋32に切欠き部39を形成する。この切欠き部39があるため、軸力によってハウジング30が変形したとしても、その変形による影響が溶接部37まで伝わらない。このため、リングウェルド36もしくはメタルダイアフラム35が負圧方向(圧力導入孔31側に引っ張られる方向)に力を受けることを抑制でき、オイル41が封入された圧力検出室40に影響を与えることを抑制できる。これにより、圧力検出室40内の圧力が所望の基準圧からずれることを防止でき、圧力センサS1の特性変動を抑制できる。したがって、正確な圧力検出が行える圧力センサS1にすることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力導入孔を通じて導入される測定媒体の圧力を検出するための圧力センサに関するものである。
従来より、圧力導入孔を通じて導入される測定媒体の圧力を検出するための圧力センサとして様々なものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。図5は、従来の圧力センサを配管などの測定対象物の壁面に取り付けたときの断面構成を示したものである。
図5に示される圧力センサは、第1のケースとしてのコネクタケースJ1と測定媒体を導入するための第2のケースとしてのハウジングJ2とを備えて構成されるダイアフラムシールタイプの圧力センサである。すなわち、コネクタケースJ1とハウジングJ2の間にメタルダイアフラムJ3を介在させた状態でハウジングJ2の収容凹部J4内にコネクタケースJ1が挿入されたのち、ハウジングJ2の収容凹部J4の入り口側をかしめて圧力センサの組み付けが成されることで、内部に圧力検出室J5が区画形成され、この圧力検出室J5内にセンシング部としてのセンサ素子J6などが設けられた構造となっている。
そして、圧力検出室J5は、コネクタケースJ1とハウジングJ2との間に介在するOリングJ7によってシールされており、圧力検出室J5の内部には、たとえばオイルなどの圧力伝達部材J8が封入されている。また、ハウジングJ2には圧力導入孔J9が形成され、この圧力導入孔J9を介して測定媒体が断面テーパ状(ラッパ形状)の部屋J10に導入されるように構成されている。そして、導入された測定媒体による圧力がメタルダイアフラムJ3における圧力検出室J5とは反対側の面に印加されると、それに応じた圧力がメタルダイアフラムJ3から圧力伝達部材J8を介してセンサ素子J6に印加される。なお、メタルダイアフラムJ3の外縁はリングウェルドJ11を介してハウジングJ2と溶接部J12により固定されており、これによりメタルダイアフラムJ3とハウジングJ2との間のシールも為されている。
このようにセンサ素子J6に圧力が印加されると、それに応じた検出信号がアルミワイヤJ13およびコネクタターミナルJ14を通じて外部に出力される。これにより、測定媒体の圧力の検出が行われるようになっている。
そして、このような構造の圧力センサは、ハウジングJ2の外周に形成されたネジ部J15が測定対象物の壁面J20の雌ネジ穴J21に螺合されることで固定される。具体的には、ハウジングJ2に形成されたストッパ面J16が接する位置までネジ部J15が壁面J20の雌ネジ穴J21に螺合されることで、圧力センサが壁面J20に対し、所定の軸力(ネジ部J15の雌ネジ穴J21への挿入方向と平行な力)により固定される。
特開平7−209115号公報
しかしながら、上記のように圧力センサを壁面J20に固定する場合、ストッパ面J16から受ける力、特に、ストッパ面J16とネジ部J15との境界部近傍から受ける力によりハウジングJ2が変形し、溶接部J12が引っ張られる。このため、リングウェルドJ11もしくはメタルダイアフラムJ3が負圧方向(圧力導入孔J9側に引っ張られる方向)に力を受け、オイルなどの圧力伝達部材J8が封入された圧力検出室J5に影響を与える。これにより、圧力検出室J5内の圧力が所望の基準圧からずれ、圧力センサの特性変動が発生して正確な圧力検出が行えなくなるという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、測定対象物の壁面に取り付けることによる特性変動を抑制できる圧力センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、第2のケース(30)のうち、溶接部(37)からストッパ面(34)の間に、部屋(32)に連通する切欠き部(39)が形成されていることを特徴としている。
このように、第2のケース(30)に切欠き部(39)が形成されているため、第2のケース(30)のネジ部(33)を測定対象物の壁面(50)の雌ネジ穴(51)に螺合するときに発生する軸力によって第2のケース(30)が変形したとしても、その変形による影響が溶接部(37)まで伝わらない。このため、メタルダイアフラム(35)が負圧方向(圧力導入孔(31)側に引っ張られる方向)に力を受けることを抑制でき、圧力検出室(40)に影響を与えることを抑制できる。これにより、圧力検出室(40)内の圧力が所望の基準圧からずれることを防止でき、圧力センサの特性変動を抑制できる。したがって、正確な圧力検出が行える圧力センサにすることが可能となる。
例えば、切欠き部(39)の深さ(L1)は、ストッパ面(34)とネジ部(33)との境界部と溶接部(37)とを結ぶ直線(60)を横切る深さに設定される。
このような深さであれば、切欠き部(39)は、ネジ部(33)の中心線を中心軸として、該中心軸に対して垂直方向に延設されていても良いし、該中心軸に対して傾斜するように延設されていても良い。これらの場合には、圧力導入孔(31)からテーパ状に広がるように構成された部屋(32)のテーパ状部分に切欠き部(39)を形成することも、圧力導入孔(31)に切欠き部(39)を形成することもできる。
また、切欠き部(39)を中心軸に対して平行に延設することもできる。この場合、例えば切欠き部(39)は、第2のケース(30)における一面(30b)のうち、溶接部(37)よりも内周側に形成される。このような構成の場合、切欠き部(39)の形成を容易に行うことが可能である。
このような切欠き部(39)は、圧力導入孔(31)の周囲を一周全周するように形成されるようにすると好ましいが、中心軸を中心にした放射状に複数個配置されるようにしても構わない。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態における圧力センサS1の断面図である。この図に基づいて、本実施形態の圧力センサS1について説明する。なお、この圧力センサS1は、例えば、自動車に搭載され自動車のエアコンの冷媒配管内の冷媒圧力やディーゼル車の排気洗浄フィルタであるDPFの差圧計測等の検出に用いられる。
図1に示されるように、第1のケースとしてのコネクタケース10は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂を型成形することにより作られ、本実施形態では略円柱状をなしている。この樹脂ケースとしてのコネクタケース10の一端部(図1中、左側の端部)には、凹部11が形成されている。この凹部11の底面には、圧力検出用のセンシング部としてのセンサ素子20が配設されている。
センサ素子20は、その表面に受圧面としてのダイアフラムを有し、このダイアフラムの表面に形成されたゲージ抵抗により、ダイアフラムが受けた圧力を電気信号に変換し、この電気信号をセンサ信号として出力する半導体ダイアフラム式のものである。
そして、センサ素子20は、ガラス等よりなる台座21に陽極接合等により一体化されており、この台座21を凹部11の底面に接着することで、センサ素子20はコネクタケース10に搭載されている。
また、コネクタケース10には、センサ素子20と外部の回路等とを電気的に接続するための複数個の金属製棒状のターミナル12が貫通している。
本実施形態では、ターミナル12は黄銅(真鍮)にメッキ処理(例えばNiメッキ)を施した材料よりなり、インサートモールドによりコネクタケース10と一体に成形されることによってコネクタケース10内にて保持されている。
各ターミナル12の一端側(図1中、左側)の端部は、センサ素子20の搭載領域の周囲において凹部11の底面から突出して配置されている。この凹部11内に突出する各ターミナル12の一端部とセンサ素子20とは、金やアルミニウム等のボンディングワイヤ13により結線され電気的に接続されている。
また、凹部11内にはシリコン系樹脂等からなるシール剤14が設けられており、このシール剤14によって、凹部11に突出するターミナル12の根元部とコネクタケース10との隙間が封止されている。
一方、図1において、コネクタケース10の他端部(図1中、上方側の端部)側は開口部15となっており、この開口部15は、ターミナル12の他端側を例えばワイヤハーネス等の外部配線部材(図示せず)を介して上記外部回路(車両のECU等)に電気的に接続するためのコネクタ部となっている。
つまり、開口部15内に露出する各ターミナル12の他端側は、このコネクタ部によって外部と電気的に接続が可能となっている。こうして、センサ素子20と外部との間の信号の伝達は、ボンディングワイヤ13およびターミナル12を介して行われるようになっている。
また、図1に示されるように、コネクタケース10の一端部には、第2のケースとしてのハウジング30が組み付けられている。具体的には、ハウジング30には収容凹部30aが形成されており、この収容凹部30a内にコネクタケース10の一端側が挿入されることで、コネクタケース10にハウジング30が組み付けられた構成となっている。
これにより、第1のケースとしてのコネクタケース10と第2のケースとしてのハウジング30とが一体に組み付けられてなるケーシング100が構成されており、このケーシング100内にセンサ素子20が設けられた形となっている。
このハウジング30は、例えばアルミニウム(Al)等の金属材料よりなるものであり、測定対象物から測定媒体となる流体が導入される圧力導入孔31と、圧力導入孔31におけるセンサ素子20側の端部が断面テーパ状(ラッパ形状)に広げられることで形成された部屋32と、圧力センサS1を測定対象物に固定するためのネジ部33とを有する。このネジ部33が図1中の破線で示した測定対象物の壁面50の雌ネジ穴51に螺合されることで、圧力センサS1が測定対象物に固定される。具体的には、ハウジング30に形成されたストッパ面34が接する位置までネジ部33が壁面50の雌ネジ穴51に螺合されることで、圧力センサS1が壁面50に対し、所定の軸力(ネジ部33の雌ネジ穴51への挿入方向と平行な力)により固定される。なお、ここでいう測定対象物としては、例えば、自動車エアコンの冷媒配管などであり、この場合の測定圧力は、その冷媒配管内の冷媒圧力などとなる。
さらに、コネクタケース10の先端面10aとハウジング30における収容凹部30aのうちコネクタケース10の先端面10aと対向する一面30bとの間に、薄い金属(たとえばSUS等)製のメタルダイアフラム35と金属(たとえばSUS等)製のリングウェルド(押さえ部材)36とが配置されている。ハウジング30の一面30bとリングウェルド36およびメタルダイアフラム35とは、全周にわたる溶接部37にて溶接により固定されており、部屋32を囲む全周が気密接合された状態となっている。
そして、図1に示されるように、ハウジング30のうち収容凹部30a側の端部がコネクタケース10の一端部にかしめられることで、かしめ部38が形成され、それによって、ハウジング30とコネクタケース10とが固定され一体化されている。
こうして組み合わせられたコネクタケース10とハウジング30とにおいて、コネクタケース10の凹部11とハウジング30のメタルダイアフラム35との間で、圧力検出室40が構成されている。
この圧力検出室40には圧力伝達媒体であり封入液であるオイル(フッ素オイル等)41が充填され封入されている。このオイル41の封入により、凹部11にはセンサ素子20及びワイヤ13等の電気接続部分を覆うようにオイル41が充填され、さらに、オイル41はメタルダイアフラム35により覆われて封止された形となる。
このような圧力検出室40を構成することにより、圧力導入孔31から導入された圧力は、メタルダイアフラム35、オイル41を介して、圧力検出室40内のセンサ素子20、ボンディングワイヤ13、ターミナル12に印加されることになる。
また、コネクタケース10の先端面10aに、圧力検出室40の外周を囲むように、環状の溝(Oリング溝)42が形成され、この溝42内には、圧力検出室40を気密封止するためのOリング43が配設されている。
このOリング43は例えばシリコンゴム等の弾性材料よりなり、コネクタケース10とハウジング30とにより挟まれて押圧されている。こうして、メタルダイアフラム35とOリング43とにより圧力検出室40が封止され閉塞される。
そして、このような構造の圧力センサS1において、本実施形態では、ハウジング30におけける部屋32にハウジング30を部分的に除去することで部屋32に連通させたた切欠き部39を形成している。この切欠き部39は、ネジ部33の中心線を中心軸として、挿入方向と垂直方向かつ中心軸を中心とした径方向に延設され、さらに圧力導入孔31の周囲を一周全周する溝により構成されている。切欠き部39の深さL1は、圧力センサS1を壁面50に固定する際に発生する軸力の影響を抑制できる程度とされている。本実施形態では、ストッパ面34とネジ部33の境界部およびリングウェルド36とハウジング30との溶接部37を結んだ直線60が軸力によりハウジング30がネジ部33の挿入方向に引っ張られるラインであり、この直線60を横切るように、好ましくは溶接部37と対向する位置まで到達するように切欠き部39の深さが設定されている。
次に、上記圧力センサS1の製造方法について説明する。まず、ターミナル12がインサート成形されたコネクタケース10を用意する。シリコン系樹脂等よりなる接着剤を用いて、コネクタケース10の凹部11内へセンサ素子20を台座21を介し接着固定する。
そして、凹部11内へシール剤14を注入し、シール剤14を、凹部11の底面まで行き渡らせる。ここで、シール剤14がセンサ素子20の表面に付着しないように、注入量を調整する。
続いて、注入したシール剤14を硬化させる。そして、ワイヤボンディングを行って、各ターミナル12の一端部とセンサ素子20とをボンディングワイヤ13で結線し、電気的に接続する。
そして、センサ素子20側を上にしてコネクタケース10を配置し、コネクタケース10の上方から、ディスペンサ等によりフッ素オイル等よりなるオイル41を、凹部11へ一定量注入する。
続いて、ハウジング30における部屋32のテーパ状部分に切欠き部39が形成されたものを用意する。例えば、切欠き部39が無い状態のハウジング30を用意したのち、放電加工や切削加工などにより切欠き部39を形成する。次いで、リングウェルド36と共にメタルダイアフラム35をハウジング30における収容凹部30a内に配置する。そして、リングウェルド36の上方から溶接を行うことで、溶接部37にてリングウェルド36およびメタルダイアフラム35をハウジング30に接合する。
次に、メタルダイアフラム35およびリングウェルド36と共にハウジング30を上から水平を保ったまま、コネクタケース10に嵌合するように降ろす。そして、この状態のものを真空室に入れて真空引きを行い圧力検出室40内の余分な空気を除去する。
その後、コネクタケース10の先端面とハウジング30の一面30bとが十分接するまで押さえることによって、メタルダイアフラム35とOリング43によってシールされた圧力検出室40が形成される。
最後に、ハウジング30の端部をコネクタケース10の一端側にかしめることにより、かしめ部38を形成する。こうして、ハウジング30とコネクタケース10とを一体化することにより、かしめ部38によるコネクタケース10とハウジング30との組み付け固定がなされる。このようにして、図1に示される圧力センサS1が完成する。
このような構成の圧力センサS1は、ハウジング30のネジ部33を介して、例えば車両におけるエアコンの冷媒配管等、測定対象物の壁面50の雌ネジ穴51に螺合させることにより取り付けられる。このとき、ハウジング30に切欠き部39が形成されているため、軸力によってハウジング30が変形したとしても、その変形による影響が溶接部37まで伝わらない。このため、リングウェルド36もしくはメタルダイアフラム35が負圧方向(圧力導入孔31側に引っ張られる方向)に力を受けることを抑制でき、オイル41が封入された圧力検出室40に影響を与えることを抑制できる。これにより、圧力検出室40内の圧力が所望の基準圧からずれることを防止でき、圧力センサS1の特性変動を抑制できる。したがって、正確な圧力検出が行える圧力センサS1にすることが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサS1は、第1実施形態に対して切欠き部39の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図2は、本実施形態の圧力センサS1の断面図である。この図に示すように、本実施形態では、切欠き部39がネジ部33の雌ネジ穴51への挿入方向に対して斜めに傾斜した状態となっている。ネジ部33の雌ネジ穴51への挿入方向に対する切欠き部39の傾斜角度に関して、特に限定は無いが、切欠き部39の深さL1は、圧力センサS1を壁面50に固定する際に発生する軸力の影響を抑制できる程度とされている。具体的には、直線60を横切るように切欠き部39の深さが設定されている。
このように、切欠き部39をネジ部33の雌ネジ穴51への挿入方向に対して斜めに傾斜した状態としても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサS1も、第2実施形態と同様に、第1実施形態に対して切欠き部39の構成を変更したものである。このため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図3は、本実施形態の圧力センサS1の断面図である。この図に示すように、本実施形態では、切欠き部39は、ハウジング30の一面30bから形成され、ネジ部33の雌ネジ穴51への挿入方向に対して平行な状態とされている。また、本実施形態においても、切欠き部39の深さL1は、圧力センサS1を壁面50に固定する際に発生する軸力の影響を抑制できる程度とされている。具体的には、直線60を横切るように切欠き部39の深さが設定されている。
このように、切欠き部39をネジ部33の雌ネジ穴51への挿入方向に対して平行にしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態の場合、ハウジング30の収容凹部30aをコネクタケース10の先端面10aが挿入される側から見たときに、切欠き部39の底まで見える構造つまり、切欠き部39をハウジング30の一面30bに対して垂直方向に形成するだけで良いため、切欠き部39の加工が容易になるという効果も得られる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサS1も、第2、第3実施形態と同様に、第1実施形態に対して切欠き部39の構成を変更したものである。このため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4は、本実施形態の圧力センサS1の断面図である。この図に示すように、本実施形態では、切欠き部39は、第1実施形態と同様に、ネジ部33の中心線を中心軸として、挿入方向と垂直方向かつ中心軸を中心とした径方向に延設された溝により構成されているだけでなく、部屋32を構成するテーパ状部分に沿って複数段の階段状に形成されている。
このように、切欠き部39を階段状に構成しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、切欠き部39が部屋32におけるテーパ状部分に形成されている場合を例に挙げて説明したが、圧力導入孔31から例えばネジ部33の挿入方向に対して垂直となるように切欠き部39を形成しても構わない。
また、上記第1〜4実施形態では、切欠き部39が圧力導入孔31の周囲を一周全周するように形成されている場合について説明したが、必ずしも一周全周しなければならないわけではない。つまり、切欠き部39がネジ部33の中心線を中心軸から放射状に複数箇所形成されているような構造であっても、軸力による影響を部分的に抑制することができるため、第1〜第4実施形態と比べると効果が小さくなる可能性があるが、これらと同様の効果を得ることができる。
上記各実施形態において、圧力検出室40には、オイル41が封入されていなくてもよい。つまり、メタルダイアフラム35を介して圧力検出室40内のセンサ素子20に測定圧力が印加されればよく、圧力検出室40内の圧力伝達媒体としては気体等であっても構わない。
また、第1のケースとなるコネクタケース10や第2のケースとなるハウジング30の材質などについても、それぞれ樹脂や金属というように限定されるものではなく、適宜変更可能である。
また、センサ素子20は、上記したダイアフラムが受けた圧力を電気信号に変換し、この電気信号をセンサ信号として出力する半導体ダイヤフラム式のものに限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係る圧力センサの全体構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサの全体構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力センサの全体構成を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る圧力センサの全体構成を示す断面図である。 従来の圧力センサの全体構成を示す断面図である。
符号の説明
10…コネクタケース、10a…先端面、11…凹部、12…ターミナル、13…ボンディングワイヤ、13…ワイヤ、14…シール剤、15…開口部、20…センサ素子、21…台座、30…ハウジング、30a…収容凹部、30b…一面、31…圧力導入孔、32…部屋、33…ネジ部、34…ストッパ面、35…メタルダイアフラム、36…リングウェルド、37…溶接部、38…部、39…切欠き部、40…圧力検出室、41…オイル、50…壁面、51…雌ネジ穴、60…直線、100…ケーシング、L1…深さ、S1…圧力センサ。

Claims (10)

  1. 第1のケース(10)と測定媒体が導入される圧力導入孔(31)が形成された第2のケース(30)とを一体に組み付けてなるケーシング(100)と、
    該ケーシング(100)内に備えられた圧力検出用のセンシング部(20)と、
    前記第1のケース(10)の先端面(10a)と前記第2のケース(30)の一面(30b)との間に配置されたメタルダイアフラム(35)と、を備え、
    前記メタルダイアフラム(35)が前記第2のケース(30)における前記一面(30b)に対して溶接部(37)にて固定されていると共に、
    前記第1のケース(10)の前記先端面(10a)と前記第2のケース(30)の前記一面に前記メタルダイアフラム(35)が挟まれるように、前記第1のケース(10)が前記第2のケース(30)に固定され、
    さらに、前記第2のケース(30)におけるストッパ面(34)が測定対象物の壁面(50)に接するように、前記第1のケース(10)と反対側に形成されたネジ部(33)を前記壁面(50)に形成された雌ネジ穴(51)に螺合させることで、前記第2のケース(30)が前記測定対象物に固定され、
    前記第2ケース(30)のうち前記圧力導入孔(31)が広げられることで形成された部屋(32)内に前記圧力導入孔(31)を通じて前記測定媒体が導入されることで、前記部屋(32)内の測定媒体の圧力が前記メタルダイアフラム(35)および該メタルダイアフラム(35)と前記第1ケース(10)により形成される圧力検出室(40)を介して前記センシング部(20)に伝えられ、圧力検出を行うように構成された圧力センサにおいて、
    前記第2のケース(30)のうち、前記溶接部(37)から前記ストッパ面(34)の間に、前記部屋(32)に連通する切欠き部(39)が形成されていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記切欠き部(39)の深さ(L1)は、前記ストッパ面(34)と前記ネジ部(33)との境界部と前記溶接部(37)とを結ぶ直線(60)を横切る深さに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記切欠き部(39)は、前記ネジ部(33)の中心線を中心軸として、該中心軸に対して垂直方向に延設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記切欠き部(39)は、前記ネジ部(33)の中心線を中心軸として、該中心軸に対して傾斜するように延設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  5. 前記部屋(32)は、前記圧力導入孔(31)からテーパ状に広がるように構成され、
    前記切欠き部(39)は、前記部屋(32)における前記テーパ状部分に形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の圧力センサ。
  6. 前記切欠き部(39)は、前記圧力導入孔(31)に形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の圧力センサ。
  7. 前記切欠き部(39)は、前記ネジ部(33)の中心線を中心軸として、該中心軸に対して平行に延設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  8. 前記切欠き部(39)は、前記第2のケース(30)における前記一面(30b)のうち、前記溶接部(37)よりも内周側に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の圧力センサ。
  9. 前記切欠き部(39)は、前記圧力導入孔(31)の周囲を一周全周するように形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の圧力センサセンサ。
  10. 前記切欠き部(39)は、前記中心軸を中心にした放射状に複数個配置されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の圧力センサ。
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