JP2003269907A - 表面形状認識用センサの製造方法 - Google Patents
表面形状認識用センサの製造方法Info
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Abstract
電破壊されることがないなど、安定して高感度の表面形
状検出が信頼性の高い状態でできるようにする。 【解決手段】 スルーホール109a内を含めたパシベ
ーション膜109上に、スパッタ法によりTi/TiN
からなる金属膜110を形成する。次いで、センサ電極
107がマスの中央部に配置するような平面視格子状の
レジストパターン111を、接続電極膜108上の領域
を跨いだ状態に形成する。この後、レジストパターン1
11をマスクとし、例えばリアクティブイオンエッチン
グなどのドライエッチング法により金属膜110を選択
的にエッチング除去する。
Description
センサの製造方法に関し、特に人間の指紋や動物の鼻紋
などの微細な凹凸を感知する表面形状認識用センサの製
造方法に関するものである。
いて、セキュリティ技術への関心が高まっている。例え
ば、情報化社会では、電子現金化などのシステム構築の
ための本人認証技術が、重要な鍵となってきている。ま
た、盗難やカードの不正使用を防御するための認証技術
についても研究開発が活発になっているのが実情である
(例えば、清水良真他、「個人認証機能付きICカード
に関する一検討」、信学技報、Technical report of IE
ICE,OFS92-32,p25-30(1992))。
方式には、指紋や声紋などを利用したものが種々ある
が、中でも、指紋認証技術については、これまで多くの
技術開発がなされている。指紋の認証にあたり、指紋の
形状を検出する方式は、光学的な読み取り方式と人間の
指紋の凹凸を電気信号に置き換えて検出する方式とに大
別される。
CCDイメージセンサを用い、指紋を光学像データとし
て取り込み、照合を行う方式である(特開昭61−22
1883号公報)。他の方式として、指の指紋の圧力差
を読み取るために圧電薄膜を利用した方式も開発されて
いる(特開平5−61965号公報)。また、同じよう
に、皮膚の接触により生じる電気特性の変化を、電気信
号の分布に置き換えて指紋の形状を検出する方式とし
て、感圧シートを用いて抵抗変化量もしくは容量変化量
による検出方式が提案されている(特開平7−1689
30号公報)。
ず、光を用いた方式は小型化することが難しく、汎用的
に用いることが困難であり、用途が限定されるという問
題がある。次に、感圧シートなどを用いて指の凹凸を感
知する方式は、材料が特殊であることや加工性の難しさ
から、実用化が難しく信頼性に乏しいことが考えられ
る。
た容量型の指紋センサが開発されている(Marco Tartag
ni and Roberto Guerrieri,'A 390dpi Live Fingerprin
t Imager Based on Feedback Capacitive Sensing Sche
me',1997 IEEE International Solid-State Circuits C
onference, p200-201(1997).)。これは、LSIチップ
上に2次元に配列された小さなセンサにより、帰還静電
容量方式を利用して皮膚の凹凸パターンを検出するもの
である。
に2枚のプレートを形成し、この上にパシベーション膜
を形成したものである。このセンサに指先が触れると、
皮膚の表面が第3のプレートとして機能し、皮膚表面の
凹凸は空気からなる絶縁層で隔離される。したがって、
センサ表面からの距離の違いによってセンサ毎に異なる
容量をセンシングすることにより指紋を検出するもので
ある。この構造は、従来の光学式に比較し、特殊なイン
ターフェイスが不要なことや、小型化が可能なことが特
徴である。
板上に複数のセンサ電極をマトリクス状に形成し、これ
らのセンサ電極上にパシベーション膜を形成したもので
あり、パシベーション膜を介して皮膚とセンサとの容量
を検出し微細構造の凹凸を検出するものである。このよ
うな従来よりある容量型の指紋センサについて図を参照
して簡単に説明する。図4(a)の断面図に示すよう
に、この指紋センサは、まず、LSI等の形成された半
導体基板401の上に、下層絶縁膜402を介して配線
403を備え、この上に層間絶縁膜404を備えてい
る。
面形状が矩形のセンサ電極406が形成されている。セ
ンサ電極406は、層間絶縁膜404に形成されたスル
ーホール内のプラグ405を介して配線403に接続さ
れている。層間絶縁膜404上には、センサ電極406
を覆うように、パシベーション膜407が形成され、セ
ンサ素子が構成されている。これらで構成されているセ
ンサ素子は、図4(b)の平面図に示すように、隣り合
うセンサ素子のセンサ電極406が接触しないように、
2次元的に複数配置されている。
る。指紋検出のときは、まず、指紋検出対象の指が、パ
シベーション膜407に接触する。パシベーション膜4
07の表面に指が接触すると、センサ電極406上で
は、パシベーション膜407に触れた皮膚が電極として
機能し、センサ電極406との間で容量が形成される。
この容量は、配線403を介して図示しない検出部に検
出される。指先の指紋は、皮膚の凹凸により形成されて
いるので、パシベーション膜407に指を接触させた場
合、電極としての皮膚と、センサ電極406との距離
は、指紋を形成している凸部と凹部とで異なることにな
る。
されることになる。したがって、これら異なる容量の分
布を検出していけば、それは指紋の凸部の形状となる。
すなわち、この容量型センサにより、皮膚の微細な凹凸
状態を感知することができる。このような容量型の指紋
センサは、従来の光学式センサと比較して特殊なインタ
ーフェイスが不要であり、小型化が可能である。
示すような集積回路(LSI)チップ上に同時に搭載す
ることができる。例えば、照合のための指紋データが格
納された記憶部と、記憶部に用意されている指紋データ
と、読み取られた指紋とを比較照合する認識処理部とが
集積された集積回路チップに、上述の容量型センサを同
時に搭載することができる。このように、1つの集積回
路チップ上に構成することで、各ユニット間のデータ転
送における情報の改竄などが困難になり、機密保持性能
を向上させることができる。
たセンサでは、皮膚を電極として利用しているため、接
触時に生じた静電気によって同時に搭載されているLS
Iが静電破壊されやすいという問題があった。したがっ
て、従来では、センサの安定性,感度,信頼性などが考
慮され、さらに、小型化や汎用性までもが考慮された人
間の指紋や動物の鼻紋などの微細な凹凸をセンシングす
るセンサおよびその製造方法が望まれていた。本発明
は、以上のような問題点を解消するためになされたもの
であり、センシングの際に発生する静電気によって静電
破壊されることがないなど、安定して高感度の表面形状
検出が信頼性の高い状態でできるようにすることを目的
とする。
識用センサの製造方法は、半導体基板上に第1配線およ
び第2配線を形成し、半導体基板上に第1配線および第
2配線を覆う層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜に形成さ
れた第1スルーホールおよび第2スルーホールを介して
第1配線および第2配線に電気的に接続する第1金属膜
を形成し、第1金属膜の上に第1スルーホールの開口部
に対応する所定の第1領域と第2スルーホールの開口部
に対応する所定の第2領域とを覆う第1マスクパターン
を形成し、第1マスクパターンの開口部底部に露出した
第1金属膜を選択的に除去し、第1領域に第1配線に接
続された第1金属膜からなるセンサ電極を形成し、第2
領域に第2配線に接続された第1金属膜からなる接続電
極膜を形成し、センサ電極および接続電極膜を覆って層
間絶縁膜の上に絶縁物からなるパシベーション膜を形成
し、パシベーション膜に接続電極膜に通ずる第3スルー
ホールを形成し、第3スルーホールの底部に露出した接
続電極膜に接触した状態でパシベーション膜の上に第2
金属膜を形成し、第2金属膜の上に、センサ電極に対応
する領域を除いた第3スルーホールを含む所定領域にパ
ターン部を有する第2マスクパターンを形成し、第2マ
スクパターンをマスクとして第2金属膜を選択的に除去
することで、接続電極膜を介して第2配線に接続するア
ース電極を形成するようにしたものである。この製造方
法によれば、第1の金属膜をパターニングすることでセ
ンサ電極が形成され、第2の金属膜をパターニングする
ことでアース電極が形成される。
いて、第1金属膜は、TiW,Ti,TiN,Crのい
ずれか又はこれらの複合膜から構成すればよく、また、
第2金属膜は、TiW,Ti,TiN,Crのいずれか
又はこれらの複合膜から構成すればよい。
センサの製造方法は、半導体基板上に第1配線および第
2配線を形成し、半導体基板上に第1配線および第2配
線を覆う層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜に形成された
第1スルーホールおよび第2スルーホールを介して第1
配線および第2配線に電気的に接続する第1金属膜を形
成し、第1金属膜の上に第1スルーホールの開口部に対
応する所定の第1領域と第2スルーホールの開口部に対
応する所定の第2領域とを覆う第1マスクパターンを形
成し、第1マスクパターンの開口部底部に露出した第1
金属膜を選択的に除去し、第1領域に第1配線に接続さ
れた第1金属膜からなるセンサ電極を形成し、第2領域
に第2配線に接続された第1金属膜からなる接続電極膜
を形成し、センサ電極および接続電極膜を覆って層間絶
縁膜の上に絶縁物からなるパシベーション膜を形成し、
パシベーション膜に接続電極膜に通ずる第3スルーホー
ルを形成し、第3スルーホールの底部に露出した接続電
極膜に接触した状態でパシベーション膜の上に第2金属
膜を形成し、第2金属膜の上に、センサ電極に対応する
領域を除いた第3スルーホールの上部領域を含む所定領
域に溝部を有する第2マスクパターンを形成し、第2マ
スクパターンの溝部の底に露出した第2金属膜の表面に
選択的に金属膜を成長させて電極柱を形成し、第2マス
クパターンを除去した後、電極柱の下領域以外の第2金
属膜を除去することで、電極柱と第2金属膜の残部とか
らなり第2スルーホールと第3スルーホールとを介して
第2配線に接続するアース電極を形成するようにしたも
のである。この製造方法によれば、第1の金属膜をパタ
ーニングすることでセンサ電極が形成される。
いて、第1金属膜は、TiW,Ti,TiN,Crのい
ずれか又はこれらの複合膜から構成すればよく、電極柱
は、Au又はCuから構成することができる。
センサの製造方法は、半導体基板上に第1配線および第
2配線を形成し、半導体基板上に第1配線および第2配
線を覆う層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜に形成された
第1スルーホールおよび第2スルーホールを介して第1
配線および第2配線に電気的に接続する第1金属膜を形
成し、第1金属膜の上に第1スルーホールの開口部に対
応する所定の第1領域と第2スルーホールの開口部に対
応する所定の第2領域とを覆う第1マスクパターンを形
成し、第1マスクパターンの開口部底部に露出した第1
金属膜を選択的に除去し、第1領域に第1配線に接続さ
れた第1金属膜からなるセンサ電極を形成し、第2領域
に第2配線に接続された第1金属膜からなる接続電極膜
を形成し、センサ電極および接続電極膜を覆って層間絶
縁膜の上に絶縁物からなるパシベーション膜を形成し、
パシベーション膜に接続電極膜に通ずる第3スルーホー
ルを形成し、第3スルーホールの底部に露出した接続電
極膜に接触した状態でパシベーション膜の上に第2金属
膜を形成し、第2金属膜の上に、センサ電極に対応する
領域を除いた第3スルーホールの上部領域を含む所定領
域に溝部を有する第2マスクパターンを形成し、第2マ
スクパターンの溝部の底に露出した第2金属膜の表面に
選択的にセンサ電極より厚く金属膜を成長させて電極柱
を形成し、第2マスクパターンを除去した後、電極柱の
下領域以外の第2金属膜を除去することで、電極柱と第
2金属膜の残部とからなり第2スルーホールと第3スル
ーホールとを介して第2配線に接続するアース電極を形
成し、電極柱の上面の一部が露出した状態で電極柱の側
部を埋め込むようにパシベーション膜上に保護膜を形成
するようにしたものである。この製造方法によれば、第
1の金属膜をパターニングすることでセンサ電極が形成
される。
いて、第1金属膜は、TiW,Ti,TiN,Crのい
ずれか又はこれらの複合膜から構成すればよく、電極柱
は、Au又はCuから構成することができる。また、上
記表面形状認識用センサの製造方法において、パシベー
ション膜は、窒化シリコンから構成すればよい。また、
上記表面形状認識用センサの製造方法において、保護膜
は、ポリイミドから構成することができ、ポリイミド
は、ポリベンザオキサゾールから構成すればよい。
て図を参照して説明する。 <実施の形態1>はじめに、実施の形態1における表面
形状認識用センサの製造方法について、図1を用いて説
明する。図1は、本発明の製造方法を説明するための工
程図である。表面形状認識用センサは、図1(a)に示
すように、例えばシリコンからなる半導体基板101上
に、多層配線層102が形成されている。多層配線層1
02は、最上層が絶縁膜103で覆われている。多層配
線層102は、図示していないMOSトランジスタなど
の複数の素子およびこれらを接続する複数の配線などか
ら形成され、センサ回路などを構成しているものであ
る。
板101上に、まず、上記回路に接続する配線104
a,104bを形成する。配線104a,104bは、
絶縁膜103上にアルミニウム膜を形成した後、公知の
フォトリソグラフィ技術とエッチング技術とによりパタ
ーニングすることで形成する。このようにして配線10
4a,104bを形成したら、これらを覆うように絶縁
膜103上に層間絶縁膜105を例えばCVD法により
形成する。
技術とエッチング技術とによりパターニングすること
で、配線104a,104b上の所定箇所に到達するス
ルーホール106a,106bを、層間絶縁膜105に
形成する。この後、スルーホール106a,106bの
底部に露出する配線104a,104bの表面を含む層
間絶縁膜105上にTiWからなる金属膜をスパッタ法
により形成する。
ラフィ技術とエッチング技術とによりパターニングし、
センサ電極107および接続電極膜108を形成する。
例えば、膜厚0.2μmに形成した金属膜上のセンサ電
極107となる領域と接続電極膜108となる領域上に
レジストパターンを形成し、このレジストパターンをマ
スクとし、例えばリアクティブイオンエッチングなどの
ドライエッチング法により金属膜を選択的にエッチング
することで、センサ電極107,接続電極膜108が形
成できる。
i,TiN,Crなどの導電性材料やこれらを組み合わ
せた材料など、広範囲に均質な薄膜が形成できる導電性
材料であれば、どのようなものを用いるようにしてもよ
い。
電極107,接続電極膜108を覆った状態で、層間絶
縁膜105上にパシベーション膜109を形成する。パ
シベーション膜109は、例えばプラズマCVD法によ
り、窒化シリコンを膜厚1μm程度に堆積することで形
成すればよい。パシベーション膜109を堆積したら、
接続電極膜108上の所定箇所に、パシベーション膜1
09を貫通して接続電極膜108に到達するスルーホー
ル109aを形成する。
ホール109a内を含めたパシベーション膜109上
に、スパッタ法によりTi/TiNからなる金属膜11
0を形成する。金属膜110は、下層のTiの膜厚を
0.1μm,上層のTiNの膜厚を0.05μm程度と
して構成した。次いで、センサ電極107がマスの中央
部に配置するような平面視格子状のレジストパターン1
11を、接続電極膜108上の領域を跨いだ状態に形成
する。
とし、例えばリアクティブイオンエッチングなどのドラ
イエッチング法により金属膜110を選択的にエッチン
グ除去し、レジストパターン111を除去する。この結
果、図1(d)に示すように、パシベーション膜109
の表面に一部が露出した状態に、アース電極112が形
成された状態とする。アース電極112は、配線104
bを介して下層に形成された集積回路の接地に接続され
た状態となっており、指が触れることなどによりパシベ
ーション膜109表面に形成された静電気を上記接地に
逃がすことができる。
ば、半導体基板101上に形成されたセンサ回路などの
集積回路に配線を介して接続した状態で、また、これら
の製造に引き続き、センサ電極およびアース電極が形成
できる。ところで、アース電極112は、図1(e)の
平面図に示すように、センサ電極107をマスの中央部
に配置した平面視格子状の構造体である。アース電極1
12は、例えば、マスの内側が略正方形に形成され、こ
の一辺が約100μmである。また、格子の中央に配置
されるセンサ電極107は、例えば一辺が80μmの正
方形である。
クス状に300×300個配置され、これらでセンサチ
ップの検出面を形成している。また、半導体基板101
上の絶縁膜103下には、前述したようにセンサ回路が
形成され、各センサ電極107に形成される容量を検出
する。センサ回路は、例えば、センサ電極107毎に用
意され、各センサ回路の出力は、図示していない他の回
路により構成されている処理手段により処理され、各セ
ンサ電極107に形成された容量が濃淡に変換された画
像データとして出力される。
状に形成したが、これに限るものではなく、センサ電極
107周囲の片側など、パシベーション膜109の表面
では分離した状態の構造体としてもよい。ただし、パシ
ベーション膜109の表面で分離した状態とした場合で
も、アース電極112は、配線104bなどの配線によ
り各々が接続されて総てが同電位とした状態に形成す
る。
電極107毎に設けるようにしてもよい。ただし、本実
施例のように、格子状にアース電極112を形成し、こ
のマスの中央部にセンサ電極107が配置された状態と
することで、各センサ電極とアース電極との間隔が各々
等しくなる。なお、金属膜110は、Ti/TiNから
構成するものに限らず、TiW,Ti,TiN,Crな
どの導電性材料やこれらを組み合わせた材料(複合膜)
など、広範囲に均質な薄膜が形成できる導電性材料であ
れば、どのようなものを用いるようにしてもよい。
態について説明する。まず、図2(a)に示すように、
多層配線層102が形成されたシリコンからなる半導体
基板101上に、配線104a,104bを形成する。
多層配線層102は、最上層が絶縁膜103で覆われて
おり、図示していないMOSトランジスタなどの複数の
素子およびこれらを接続する複数の配線などから形成さ
れ、センサ回路などを構成している。
続するものであり、絶縁膜103上にアルミニウム膜を
形成した後、公知のフォトリソグラフィ技術とエッチン
グ技術とによりパターニングすることで形成する。この
ようにして配線104a,104bを形成したら、これ
らを覆うように絶縁膜103上に層間絶縁膜105を例
えばCVD法により形成する。
技術とエッチング技術とによりパターニングすること
で、配線104a,104b上の所定箇所に到達するス
ルーホール106a,106bを、層間絶縁膜105に
形成する。この後、スルーホール106a,106bの
底部に露出する配線104a,104bの表面を含む層
間絶縁膜105上にTiWからなる金属膜をスパッタ法
により形成する。
ラフィ技術とエッチング技術とによりパターニングし、
センサ電極107および接続電極膜108を形成する。
例えば、膜厚0.2μmに形成した金属膜上のセンサ電
極107となる領域と接続電極膜108となる領域上に
レジストパターンを形成し、このレジストパターンをマ
スクとし、例えばリアクティブイオンエッチングなどの
ドライエッチング法により金属膜を選択的にエッチング
することで、センサ電極107,接続電極膜108が形
成できる。なお、金属膜には、TiWに限らず、Ti,
TiN,Crなどの導電性材料や、これらを組み合わせ
た材料を用いるようにしてもよい。
電極107,接続電極膜108を覆った状態で、層間絶
縁膜105上にパシベーション膜109を形成する。パ
シベーション膜109は、例えばプラズマCVD法によ
り、窒化シリコンを膜厚1μm程度に堆積することで形
成すればよい。パシベーション膜109を堆積したら、
接続電極膜108上の所定箇所に、パシベーション膜1
09を貫通して接続電極膜108に到達するスルーホー
ル109aを形成する。以上のことは、図1を用いて説
明した表面形状認識用センサの製造方法と同様である。
ホール109a内を含めたパシベーション膜109上
に、例えば蒸着法によりCr/Auからなる金属膜21
0を形成する。金属膜210は、下層のCrの膜厚を
0.1μm,上層のAuの膜厚を0.1μm程度として
構成した。Au膜を直接パシベーション膜109上に形
成すると、あまり高い密着性が得られないが、Cr膜
は、パシベーション膜109および金膜に対して高い密
着性が得られる材料である。
パシベーション膜109上にAu膜を安定した状態で形
成することができる。また、Cr膜の存在によりAuの
拡散を抑制できるようになる。なお、Crの代わりに、
TiやNiなどのAuの拡散を抑制し、かつパシベーシ
ョン膜およびAuに対して良好な密着性が得られる金属
を用いるようにしてもよい。ところで、前述した接続電
極膜108は、TiWやTi,TiN,Crなどの導電
性材料で構成するようにしたが、これらもAuなどの相
互拡散を抑制できるものである。接続電極膜108に、
相互拡散を抑制できる材料を用いることで、Auの拡散
をより抑制できるようになる。
電極107がマスの中央部に配置するような平面視格子
状の溝(開口部)を有するレジストパターン211を、
公知のフォトリソグラフィ技術により形成する。レジス
トパターン211は、膜厚5μm程度に形成する。次い
で、レジストパターン211の溝底部に露出した金属膜
210の表面に、電解メッキ法によりAuを1μm程度
成長させ、電極柱212を形成する。なお、銅をメッキ
して電極柱としてもよい。また、電解メッキ法に限るも
のではなく、無電解メッキ法により金や銅を成長して電
極柱212を形成してもよい。電極柱212を形成した
ら、レジストパターン211は除去する。
2(e)に示すように、電極柱212をマスクとして金
属膜210を選択的にエッチング除去する。金属膜21
0のエッチングは、まず、ヨウ素,ヨウ化アンモニウ
ム,およびエタノールからなる混合液の水溶液をエッチ
ング液としたウエット処理により、上層のAu膜を除去
する。次いで、フェリシアン化カリウムと水酸化ナトリ
ウムの水溶液をエッチング液としたウエット処理によ
り、下層のCr膜を除去する。
ション膜109上に、金属膜210のエッチング除去さ
れて残った部分と電極柱212とからなるアース電極が
形成された状態が得られる。アース電極は、配線104
bを介して下層に形成された集積回路の接地に接続され
た状態となっており、指が触れることなどによりパシベ
ーション膜109表面に形成された静電気を上記接地に
逃がすことができる。
れば、半導体基板101上に形成されたセンサ回路など
の集積回路に配線を介して接続した状態で、また、これ
らの製造に引き続き、センサ電極を形成するようにし
た。なお、上記アース電極は、センサ電極107をマス
の中央部に配置した平面視格子状の構造体である。アー
ス電極212は、例えば、マスの内側が略正方形に形成
され、この一辺が約100μmである。また、格子の中
央に配置されるセンサ電極107は、例えば一辺が80
μmの正方形である。
クス状に300×300個配置され、これらでセンサチ
ップの検出面を形成している。なお、アース電極212
は格子状に限るものではなく、センサ電極107周囲の
片側など、パシベーション膜109の表面では分離した
状態の構造体としてもよい。ただし、パシベーション膜
109の表面で分離した状態とした場合でも、アース電
極212は、配線104bなどの配線により各々が接続
されて総てが同電位とした状態に形成する。
電極107毎に設けるようにしてもよい。ただし、格子
状にアース電極212を形成し、このマスの中央部にセ
ンサ電極107が配置された状態とすることで、各セン
サ電極とアース電極との間隔が各々等しくなる。
態について説明する。まず、図3(a)に示すように、
多層配線層102が形成されたシリコンからなる半導体
基板101上に、配線104a,104bを形成する。
多層配線層102は、最上層が絶縁膜103で覆われて
おり、図示していないMOSトランジスタなどの複数の
素子およびこれらを接続する複数の配線などから形成さ
れ、センサ回路などを構成している。
続するものであり、絶縁膜103上にアルミニウム膜を
形成した後、公知のフォトリソグラフィ技術とエッチン
グ技術とによりパターニングすることで形成する。この
ようにして配線104a,104bを形成したら、これ
らを覆うように絶縁膜103上に層間絶縁膜105を例
えばCVD法により形成する。
技術とエッチング技術とによりパターニングすること
で、配線104a,104b上の所定箇所に到達するス
ルーホール106a,106bを、層間絶縁膜105に
形成する。この後、スルーホール106a,106bの
底部に露出する配線104a,104bの表面を含む層
間絶縁膜105上にTiWからなる金属膜をスパッタ法
により形成する。
ラフィ技術とエッチング技術とによりパターニングし、
センサ電極107および接続電極膜108を形成する。
例えば、膜厚0.2μmに形成した金属膜上のセンサ電
極107となる領域と接続電極膜108となる領域上に
レジストパターンを形成し、このレジストパターンをマ
スクとし、例えばリアクティブイオンエッチングなどの
ドライエッチング法により金属膜を選択的にエッチング
することで、センサ電極107,接続電極膜108が形
成できる。なお、金属膜には、TiWに限らず、Ti,
TiN,Crなどの導電性材料や、これらを組み合わせ
た材料を用いるようにしてもよい。以上のことは、図1
を用いて説明した表面形状認識用センサの製造方法と同
様である。
電極107,接続電極膜108を覆った状態で、層間絶
縁膜105上にパシベーション膜309を形成する。パ
シベーション膜309は、例えばプラズマCVD法によ
り、窒化シリコンを膜厚0.2μm程度に堆積すること
で形成すればよい。パシベーション膜309を堆積した
ら、接続電極膜108上の所定箇所に、パシベーション
膜309を貫通して接続電極膜108に到達するスルー
ホール309aを形成する。
スルーホール309a内を含めたパシベーション膜30
9上に、例えば蒸着法によりCr/Auからなる金属膜
310を形成する。金属膜310は、下層のCrの膜厚
を0.1μm,上層のAuの膜厚を0.1μm程度とし
て構成した。Au膜を直接パシベーション膜309上に
形成すると、あまり高い密着性が得られないが、Cr膜
は、パシベーション膜309および金膜に対して高い密
着性が得られる材料である。
パシベーション膜309上にAu膜を安定した状態で形
成することができる。また、Cr膜の存在によりAuの
拡散を抑制できるようになる。なお、Crの代わりに、
TiやNiなどのAuの拡散を抑制し、かつパシベーシ
ョン膜およびAuに対して良好な密着性が得られる金属
を用いるようにしてもよい。
ンサ電極107がマスの中央部に配置するような平面視
格子状の溝(開口部)を有するレジストパターン311
を、公知のフォトリソグラフィ技術により形成する。レ
ジストパターン311は、膜厚5μm程度に形成する。
次いで、レジストパターン311の溝底部に露出した金
属膜310の表面に、電解メッキ法によりAuを3μm
程度成長させ、電極柱312を形成する。なお、銅をメ
ッキして電極柱としてもよい。また、電解メッキ法に限
るものではなく、無電解メッキ法により金や銅を成長し
て電極柱312を形成してもよい。電極柱312を形成
したら、レジストパターン311は除去する。
312をマスクとして金属膜310を選択的にエッチン
グ除去する。金属膜310のエッチングは、まず、ヨウ
素,ヨウ化アンモニウム,およびエタノールからなる混
合液の水溶液をエッチング液としたウエット処理によ
り、上層のAu膜を除去する。次いで、フェリシアン化
カリウムと水酸化ナトリウムの水溶液をエッチング液と
したウエット処理により、下層のCr膜を除去する。
ション膜309上に、金属膜310のエッチング除去さ
れて残った部分と電極柱312とからなるアース電極が
形成された状態が得られる。なお、アース電極(電極柱
312)は、配線104bを介して下層に形成された集
積回路の接地に接続された状態となっており、以降に説
明する保護膜313表面に、指が触れることなどにより
形成された静電気を上記接地に逃がすことができる。
に形成した電極柱312からなるアース電極の側部を埋
め込むように、パシベーション膜309上にポリイミド
からなる保護膜313を形成する。保護膜313の形成
についてより詳細に説明すると、まず、パシベーション
膜309上に回転塗布などによりポリイミド材料を塗布
してポリイミド膜を形成する。このとき、電極柱312
を覆い、かつパシベーション膜309上の凹凸を吸収し
てほぼ表面が平坦になるように、ポリイミド膜は厚く形
成する。ポリイミド材料としては、例えば、ポリベンザ
オキサゾール前駆体をベースとしたポリイミド樹脂を用
いることができる。塗布によりポリイミド膜を形成した
後、これを310℃程度に加熱して熱硬化させる。
ックして電極柱312の上面を露出させれば、図3
(e)に示すように、表面が平坦な状態に保護膜313
が形成された状態が得られる。エッチバックは、例え
ば、酸素ガスのプラズマを用いたドライエッチングによ
り行えばよい。ポリイミドは有機材料であるので、酸素
ガスのプラズマを用いれば、エッチングが可能である。
なお、エッチバックは、例えば、化学的機械的研磨法な
どを用いてもよい。電極柱312はAuから構成したの
で、ポリイミドからなる樹脂膜との密着性がよく、化学
的機械的研磨法による研磨を行っても、電極柱312の
部分で樹脂膜が剥がれるようなことが発生しにくい。
れば、半導体基板101上に形成されたセンサ回路など
の集積回路に配線を介して接続した状態で、また、これ
らの製造に引き続き、センサ電極を形成するようにし
た。
るポリイミド(感光性ポリイミド)を用いて形成するよ
うにしてもよい。この場合について説明すると、まず、
電極柱312が形成されたパシベーション膜309上
に、回転塗布などにより感光性ポリイミド材料を塗布し
てポリイミド膜を形成する。このようなポリイミド膜と
しては、例えば、ポリベンザオキサゾール前駆体をベー
スとした感光性を有するポリイミド樹脂を用いた。ま
た、上記ポリイミド膜は、電極柱312を覆ってパシベ
ーション膜309上の凹凸を吸収するように形成する。
極柱312上のポリイミド膜を開口し、310℃に加熱
して熱硬化させれば、電極柱312からなる格子状に形
成されたセンサ電極の升の中を埋め込むように、表面が
平坦なポリイミドからなる保護膜313を形成できる。
なお、上記アース電極は、センサ電極107をマスの中
央部に配置した平面視格子状の構造体である。アース電
極は、例えば、マスの内側が略正方形に形成され、この
一辺が約100μmである。また、格子の中央に配置さ
れるセンサ電極107は、例えば一辺が80μmの正方
形である。
0個であり、したがって、センサ電極107は、マトリ
クス状に300×300個配置され、これらでセンサチ
ップの検出面を形成している。なお、アース電極は格子
状に限るものではなく、センサ電極107周囲の片側な
ど、保護膜313の表面では分離した状態の構造体とし
てもよい。ただし、保護膜313の表面で分離した状態
とした場合でも、アース電極は、配線104bなどの配
線により各々が接続されて総てが同電位とした状態に形
成する。
07毎に設けるようにしてもよい。ただし、格子状にア
ース電極を形成し、このマスの中央部にセンサ電極10
7が配置された状態とすることで、各センサ電極とアー
ス電極との間隔が各々等しくなる。
金属膜をパターニングすることでセンサ電極やアース電
極を形成するようにしたので、センシングの際に発生す
る静電気によって静電破壊されることがないなど、安定
して高感度の表面形状検出が信頼性の高い状態でできる
表面形状認識用センサが容易に製造できるようになると
いうすぐれた効果が得られる。
センサの製造方法の一部における表面形状認識用センサ
の一部構成を概略的に示す工程図である。
ンサの製造方法の一部における表面形状認識用センサの
一部構成を概略的に示す工程図である。
ンサの製造方法の一部における表面形状認識用センサの
一部構成を概略的に示す工程図である。
な構成を部分的に示す断面図(a)および平面図(b)
である。
縁膜、104a,104b…配線、105…層間絶縁
膜、106a,106b…スルーホール、107…セン
サ電極、108…接続電極膜、109…パシベーション
膜、109a…スルーホール、110…金属膜、111
…レジストパターン、112…アース電極。
Claims (12)
- 【請求項1】 半導体基板上に第1配線および第2配線
を形成する工程と、 前記半導体基板上に前記第1配線および第2配線を覆う
層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に形成された第1スルーホールおよび第
2スルーホールを介して前記第1配線および第2配線に
電気的に接続する第1金属膜を形成する工程と、 前記第1金属膜の上に前記第1スルーホールの開口部に
対応する所定の第1領域と前記第2スルーホールの開口
部に対応する所定の第2領域とを覆う第1マスクパター
ンを形成する工程と、 前記第1マスクパターンの開口部底部に露出した前記第
1金属膜を選択的に除去し、前記第1領域に前記第1配
線に接続された前記第1金属膜からなるセンサ電極を形
成し、前記第2領域に前記第2配線に接続された前記第
1金属膜からなる接続電極膜を形成する工程と、 前記センサ電極および接続電極膜を覆って前記層間絶縁
膜の上に絶縁物からなるパシベーション膜を形成する工
程と、 前記パシベーション膜に前記接続電極膜に通ずる第3ス
ルーホールを形成する工程と、 前記第3スルーホールの底部に露出した前記接続電極膜
に接触した状態で前記パシベーション膜の上に第2金属
膜を形成する工程と、 前記第2金属膜の上に、前記センサ電極に対応する領域
を除いた前記第3スルーホールを含む所定領域にパター
ン部を有する第2マスクパターンを形成する工程と、 前記第2マスクパターンをマスクとして前記第2金属膜
を選択的に除去することで、前記接続電極膜を介して前
記第2配線に接続するアース電極を形成する工程とを備
えたことを特徴とする表面形状認識用センサの製造方
法。 - 【請求項2】 請求項1記載の表面形状認識用センサの
製造方法において、 前記第1金属膜は、TiW,Ti,TiN,Crのいず
れか又はこれらの複合膜から構成することを特徴とする
表面形状認識用センサの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の表面形状認識用センサの
製造方法において、 前記第2金属膜は、TiW,Ti,TiN,Crのいず
れか又はこれらの複合膜から構成することを特徴とする
表面形状認識用センサの製造方法。 - 【請求項4】 半導体基板上に第1配線および第2配線
を形成する工程と、 前記半導体基板上に前記第1配線および第2配線を覆う
層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に形成された第1スルーホールおよび第
2スルーホールを介して前記第1配線および第2配線に
電気的に接続する第1金属膜を形成する工程と、 前記第1金属膜の上に前記第1スルーホールの開口部に
対応する所定の第1領域と前記第2スルーホールの開口
部に対応する所定の第2領域とを覆う第1マスクパター
ンを形成する工程と、 前記第1マスクパターンの開口部底部に露出した前記第
1金属膜を選択的に除去し、前記第1領域に前記第1配
線に接続された前記第1金属膜からなるセンサ電極を形
成し、前記第2領域に前記第2配線に接続された前記第
1金属膜からなる接続電極膜を形成する工程と、 前記センサ電極および接続電極膜を覆って前記層間絶縁
膜の上に絶縁物からなるパシベーション膜を形成する工
程と、 前記パシベーション膜に前記接続電極膜に通ずる第3ス
ルーホールを形成する工程と、 前記第3スルーホールの底部に露出した前記接続電極膜
に接触した状態で前記パシベーション膜の上に第2金属
膜を形成する工程と、 前記第2金属膜の上に、前記センサ電極に対応する領域
を除いた前記第3スルーホールの上部領域を含む所定領
域に溝部を有する第2マスクパターンを形成する工程
と、 前記第2マスクパターンの溝部の底に露出した前記第2
金属膜の表面に選択的に金属膜を成長させて電極柱を形
成する工程と、 前記第2マスクパターンを除去した後、前記電極柱の下
領域以外の前記第2金属膜を除去することで、前記電極
柱と前記第2金属膜の残部とからなり前記第2スルーホ
ールと前記第3スルーホールとを介して前記第2配線に
接続するアース電極を形成する工程とを備えたことを特
徴とする表面形状認識用センサの製造方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の表面形状認識用センサの
製造方法において、 前記第1金属膜は、TiW,Ti,TiN,Crのいず
れか又はこれらの複合膜から構成することを特徴とする
表面形状認識用センサの製造方法。 - 【請求項6】 請求項4記載の表面形状認識用センサの
製造方法において、 前記電極柱は、Au又はCuから構成することを特徴と
する表面形状認識用センサの製造方法。 - 【請求項7】 半導体基板上に第1配線および第2配線
を形成する工程と、 前記半導体基板上に前記第1配線および第2配線を覆う
層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に形成された第1スルーホールおよび第
2スルーホールを介して前記第1配線および第2配線に
電気的に接続する第1金属膜を形成する工程と、 前記第1金属膜の上に前記第1スルーホールの開口部に
対応する所定の第1領域と前記第2スルーホールの開口
部に対応する所定の第2領域とを覆う第1マスクパター
ンを形成する工程と、 前記第1マスクパターンの開口部底部に露出した前記第
1金属膜を選択的に除去し、前記第1領域に前記第1配
線に接続された前記第1金属膜からなるセンサ電極を形
成し、前記第2領域に前記第2配線に接続された前記第
1金属膜からなる接続電極膜を形成する工程と、 前記センサ電極および接続電極膜を覆って前記層間絶縁
膜の上に絶縁物からなるパシベーション膜を形成する工
程と、 前記パシベーション膜に前記接続電極膜に通ずる第3ス
ルーホールを形成する工程と、 前記第3スルーホールの底部に露出した前記接続電極膜
に接触した状態で前記パシベーション膜の上に第2金属
膜を形成する工程と、 前記第2金属膜の上に、前記センサ電極に対応する領域
を除いた前記第3スルーホールの上部領域を含む所定領
域に溝部を有する第2マスクパターンを形成する工程
と、 前記第2マスクパターンの溝部の底に露出した前記第2
金属膜の表面に選択的に前記センサ電極より厚く金属膜
を成長させて電極柱を形成する工程と、 前記第2マスクパターンを除去した後、前記電極柱の下
領域以外の前記第2金属膜を除去することで、前記電極
柱と前記第2金属膜の残部とからなり前記第2スルーホ
ールと前記第3スルーホールとを介して前記第2配線に
接続するアース電極を形成する工程と、 前記電極柱の上面の一部が露出した状態で前記電極柱の
側部を埋め込むように前記パシベーション膜上に保護膜
を形成する工程とを備えたことを特徴とする表面形状認
識用センサの製造方法。 - 【請求項8】 請求項7記載の表面形状認識用センサの
製造方法において、 前記第1金属膜は、TiW,Ti,TiN,Crのいず
れか又はこれらの複合膜から構成することを特徴とする
表面形状認識用センサの製造方法。 - 【請求項9】 請求項7記載の表面形状認識用センサの
製造方法において、 前記電極柱は、Au又はCuから構成することを特徴と
する表面形状認識用センサの製造方法。 - 【請求項10】 請求項7記載の表面形状認識用センサ
の製造方法において、 前記パシベーション膜は、窒化シリコンから構成するこ
とを特徴とする表面形状認識用センサの製造方法。 - 【請求項11】 請求項7記載の表面形状認識用センサ
の製造方法において、 前記保護膜は、ポリイミドから構成することを特徴とす
る表面形状認識用センサの製造方法。 - 【請求項12】 請求項11記載の表面形状認識用セン
サの製造方法において、 前記ポリイミドは、ポリベンザオキサゾールから構成す
ることを特徴とする表面形状認識用センサの製造方法。
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