JP2003269243A - シリンダヘッド構造 - Google Patents

シリンダヘッド構造

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JP2003269243A JP2002066123A JP2002066123A JP2003269243A JP 2003269243 A JP2003269243 A JP 2003269243A JP 2002066123 A JP2002066123 A JP 2002066123A JP 2002066123 A JP2002066123 A JP 2002066123A JP 2003269243 A JP2003269243 A JP 2003269243A
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    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/02Arrangements of lubricant conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブカムチャンバー部内のオイルを、良好に
シリンダヘッド内へ戻すことのできるシリンダヘッド構
造の提供を目的とする。 【解決手段】 シリンダヘッド1の前端面1aと後端面
19を平行な端面に形成し、シリンダヘッドの後端面1
9上に補助軸受部12aを設けて、カムシャフトの延出
部をシリンダヘッドの後端面19より外側に配置させる
とともに、シリンダヘッドの後端面19に外側より別体
の蓋部材30を取り付けて、カムシャフトの延出部を覆
うサブカムチャンバー部10を形成させ、該サブカムチ
ャンバー部10内のオイルを、シリンダヘッド内9へ戻
すためのオイル戻し孔23を、シリンダヘッドの後端面
19に貫通形成して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用,産業機械
用の内燃機関を構成するシリンダヘッドの構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、シリンダヘッドに
は、図7の平面図で示すように、吸気用及び排気用の2
本のカムシャフト3,4がそれぞれカムブラケット2,
2,2を介して回転可能に取り付けられており、カムシ
ャフト3,4の前端側にはそれぞれタイミングスプロケ
ット6,6が設けられ、また、各カムシャフト3,4に
は複数のバルブ駆動用のカム5,5が設けられている。
図示左側のカムシャフト3は後端側が後方側へ延出され
た延出部3aとなって、図示右側のカムシャフト4より
も長さが長いものとなっており、このカムシャフト3の
延出部3aには、フューエルポンプを駆動するためのフ
ューエルポンプ用カム7が設けられており、また、延出
部3aの後端側には、カム角を検出するためのカム角セ
ンサープレート8が取り付けられている。また、このカ
ムシャフト3の延出部3aを支えるために、シリンダヘ
ッド1には補助軸受部12aが設けられ、この補助軸受
部12a上に補助カムブラケット2aがボルトで取り付
けられて、カムシャフト3の曲がりを防止している。
【0003】なお、図7のように、サブカムチャンバー
部10をシリンダヘッド1に一体形成させて、カムシャ
フト3の延出部3aの後方側を覆うようなシリンダヘッ
ド構造とすると、サブカムチャンバー部10が突出し、
シリンダヘッド1の製造が極めて困難なものとなる。そ
こで、例えば、特開2001−304063号に開示さ
れているように、シリンダヘッドの前端面と後端面をほ
ぼ平行状に形成し、シリンダヘッドに別体のフューエル
ポンプケースを取り付ける構造のものが提案されている
が、このような構造では、サブカムチャンバー部内のオ
イルをシリンダヘッド内に良好に戻すことができないと
いう新たな問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、サブカムチャンバー部
内のオイルを良好にシリンダヘッド内に戻すことのでき
るシリンダヘッド構造を提供せんことを目的とし、その
第1の要旨は、シリンダヘッドの上面に吸気用,排気用
の2本のカムシャフトが設けられ、そのうち1本のカム
シャフトには、タイミングスプロケットと反対側の後端
が延出されて延出部が形成され、該延出部を支えるため
の補助軸受部がシリンダヘッドに設けられている構造に
おいて、シリンダヘッドの前端面と後端面を平行な端面
に形成し、シリンダヘッドの後端面上に前記補助軸受部
を設けて、前記カムシャフトの延出部をシリンダヘッド
の後端面より外側に配置させるとともに、前記シリンダ
ヘッドの後端面に外側より別体の蓋部材を取り付けて、
前記カムシャフトの延出部を覆うサブカムチャンバー部
を形成させ、該サブカムチャンバー部内のオイルを前記
シリンダヘッド内へ戻すためのオイル戻し孔を、前記シ
リンダヘッドの後端面に貫通形成したことである。ま
た、第2の要旨は、前記蓋部材は、前記サブカムチャン
バー部を形成するサブカムチャンバー形成部と、シリン
ダヘッドの鋳造時の中子支え孔を塞ぐことのできる中子
孔閉塞部で構成されていることである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、シリンダヘッドの平面構成図であり、ま
た図2は、図1の後端面拡大構成図であり、図3は、図
1の右側面構成図である。また、図4,図5,図6は、
シリンダヘッドの後端面に、ウォーターアウトレットと
一体化した蓋部材を取り付けた状態の、平面図,後面拡
大構成図,右側面構成図である。
【0006】本例においても、シリンダヘッド1の上面
に図示しない吸気用,排気用の2本のカムシャフトが設
けられ、そのうちの1本のカムシャフトには、図示しな
いタイミングスプロケットと反対側の後端が延出されて
図示しない延出部が形成され、この延出部を支えるため
の補助軸受部12aがシリンダヘッド1に設けられてい
るが、シリンダヘッド1の後端面上に、この補助軸受部
12aが一体形成されており、シリンダヘッド1の後端
面であるウォーターアウトレット取付面19と、シリン
ダヘッド1の前端面1aとは平行な端面に形成されてい
る。
【0007】本例のシリンダヘッド1においては、サブ
カムチャンバー部10は、後端面に別体で取り付けられ
る蓋部材30で形成されるように構成されており、蓋部
材30は、予めウォーターアウトレット22と一体化さ
れて形成され、後付けでウォーターアウトレット取付面
19にボルトを介し取り付けられるものである。
【0008】即ち、ウォーターアウトレット22には蓋
部材30が一体化されており、蓋部材30は、取付状態
においてサブカムチャンバー部10を形成するサブカム
チャンバー形成部30aと、バルブケース9の中子支え
孔15,15を塞ぐことのできる中子孔閉塞部30bで
構成され、このサブカムチャンバー形成部30a,中子
孔閉塞部30bがウォーターアウトレット22に一体化
されている。
【0009】シリンダヘッド1は、上面側に複数の軸受
部12,12が凹み状に形成され、後端面であるウォー
ターアウトレット取付面19と同一面上に補助軸受部1
2aが配設されており、また、ウォーターアウトレット
取付面19の補助軸受部12aの下部には、サブカムチ
ャンバー部10に溜まったオイルをバルブケース部9側
へ戻すためのオイル戻し孔23が貫通形成されている。
また、各軸受部12,12aへ潤滑用のオイルを供給す
るための左右のオイル供給通路17,17が形成されて
おり、各オイル供給通路17には、分岐して分岐通路1
7aが各軸受部12,12aに臨ませて形成されてい
る。
【0010】なお、後端面には複数の取付ボルト孔2
4,24が形成されており、各取付ボルト孔24に取付
ボルト28,28が締め付けられて、後端面に蓋部材3
0を一体化したウォーターアウトレット22が取り付け
られるのである。この時に、ウォーターアウトレット取
付面19にはメタルガスケット26が介装されてシール
されるものであり、さらに、上面側の合わせ面は面取り
加工が施されているため、この部分には液体ガスケット
27が塗られてシールされるものである。
【0011】このようにして、ボルト28を介してシリ
ンダヘッド1の後端面に、蓋部材30を一体化したウォ
ーターアウトレット22を取り付けることにより、蓋部
材30のサブカムチャンバー形成部30aで、シリンダ
ヘッド1の後端面の外側にサブカムチャンバー部10を
形成させることができ、このサブカムチャンバー部10
内にカムシャフト3の延出部3aの後端が配置されて、
シリンダヘッド1から外側へ突出するカムシャフトの延
出部3aの部分が、サブカムチャンバー形成部30aに
より覆われるものである。また、バルブケース9の鋳造
時の中子支え孔15,15及びオイル通路17,17の
後端は、蓋部材30の中子孔閉塞部30bで塞がれるこ
ととなる。
【0012】本例では、オイル通路17を通して良好に
オイルを供給して、カムシャフト3の延出部3aの補助
軸受部12a及び補助カムブラケット2aを良好に潤滑
することができ、しかも、サブカムチャンバーブラケッ
ト10内に溜まったオイルは、オイル戻し孔23を通し
て良好にシリンダヘッド1内のバルブケース部9側へ戻
すことができ、良好にオイルを循環させることができる
ものとなる。
【0013】このように本例では、別体の蓋部材30を
シリンダヘッド1の後端面19に取り付けて、良好にサ
ブカムチャンバー部10を形成させることができ、しか
も、このサブカムチャンバー部10内に連通するオイル
戻し孔23がシリンダヘッドに貫通形成されているた
め、良好にオイルをシリンダヘッド内に戻すことができ
るものとなる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、シリンダヘッドの上面に吸気
用,排気用の2本のカムシャフトが設けられ、そのうち
1本のカムシャフトには、タイミングスプロケットと反
対側の後端が延出されて延出部が形成され、延出部を支
えるための補助軸受部がシリンダヘッドに設けられてい
る構造において、シリンダヘッドの前端面と後端面を平
行な端面に形成し、シリンダヘッドの後端面上に補助軸
受部を設けて、カムシャフトの延出部をシリンダヘッド
の後端面より外側に配置させるとともに、シリンダヘッ
ドの後端面に外側より別体の蓋部材を取り付けて、カム
シャフトの延出部を覆うサブカムチャンバー部を形成さ
せ、サブカムチャンバー部内のオイルをシリンダヘッド
内へ戻すためのオイル戻し孔を、シリンダヘッドの後端
面に貫通形成したことにより、シリンダヘッドの後端面
の外側に良好にサブカムチャンバー部を形成させること
ができ、しかも、このサブカムチャンバー部内のオイル
を、オイル戻し孔を通し良好にシリンダヘッド内に戻す
ことができて、カムシャフトの延出部を支える補助軸受
部を良好に潤滑でき、しかもオイルを良好に循環させる
ことができるものとなる。
【0015】また、蓋部材は、サブカムチャンバー部を
形成するサブカムチャンバー形成部と、シリンダヘッド
の鋳造時の中子支え孔を塞ぐことのできる中子孔閉塞部
で構成されていることにより、良好にシリンダヘッドか
ら突出するカムシャフトの延出部を覆うことができると
ともに、中子支え孔を良好に塞ぐことができ、シリンダ
ヘッドの加工も容易となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダヘッドの平面構成図である。
【図2】シリンダヘッドの拡大後面図である。
【図3】シリンダヘッドの右側面図である。
【図4】後端側に一体型のウォーターアウトレットを取
り付けた状態のシリンダヘッドの平面構成図である。
【図5】図4の後面拡大構成図である。
【図6】図4の右側面構成図である。
【図7】従来の延出部を有するカムシャフトを設けたシ
リンダヘッドの平面構成図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 1a 前端面 3 カムシャフト 3a 延出部 4 カムシャフト 5 カム 6 タイミングスプロケット 9 バルブケース部 10 サブカムチャンバー部 12a 補助軸受部 15 中子支え孔 17 オイル通路 19 ウォーターアウトレット取付面 22 ウォーターアウトレット 23 オイル戻し孔 24 取付ボルト孔 28 取付ボルト 30 蓋部材 30a サブカムチャンバー形成部 30b 中子孔閉塞部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 太郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G013 AA06 AA07 BC20 BD47 3G024 AA08 AA19 AA71 BA23 DA10 EA01 FA00 GA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドの上面に吸気用,排気用
    の2本のカムシャフトが設けられ、そのうち1本のカム
    シャフトには、タイミングスプロケットと反対側の後端
    が延出されて延出部が形成され、該延出部を支えるため
    の補助軸受部がシリンダヘッドに設けられている構造に
    おいて、シリンダヘッドの前端面と後端面を平行な端面
    に形成し、シリンダヘッドの後端面上に前記補助軸受部
    を設けて、前記カムシャフトの延出部をシリンダヘッド
    の後端面より外側に配置させるとともに、前記シリンダ
    ヘッドの後端面に外側より別体の蓋部材を取り付けて、
    前記カムシャフトの延出部を覆うサブカムチャンバー部
    を形成させ、該サブカムチャンバー部内のオイルを前記
    シリンダヘッド内へ戻すためのオイル戻し孔を、前記シ
    リンダヘッドの後端面に貫通形成したことを特徴とする
    シリンダヘッド構造。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材は、前記サブカムチャンバー
    部を形成するサブカムチャンバー形成部と、シリンダヘ
    ッドの鋳造時の中子支え孔を塞ぐことのできる中子孔閉
    塞部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のシリンダヘッド構造。
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