JPH0932574A - 内燃機関のチェーンガイド - Google Patents
内燃機関のチェーンガイドInfo
- Publication number
- JPH0932574A JPH0932574A JP20661095A JP20661095A JPH0932574A JP H0932574 A JPH0932574 A JP H0932574A JP 20661095 A JP20661095 A JP 20661095A JP 20661095 A JP20661095 A JP 20661095A JP H0932574 A JPH0932574 A JP H0932574A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain guide
- chain
- internal combustion
- combustion engine
- cylinder block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明の目的は、チェーンガイド取付用ボ
ス等の剛性を向上してチェーンガイドを堅固に支持させ
るとともに、オイル用通路の盲栓の脱落を簡単な構成で
防止することにある。 【構成】 このため、この発明は、チェーンガイド取付
用ボスをシリンダブロックの剛性の高い厚肉部位に設
け、また、チェーンガイドをシリンダブロックに形成し
たオイル用通路の端部位を閉塞する盲栓に重合するよう
に配設している。
ス等の剛性を向上してチェーンガイドを堅固に支持させ
るとともに、オイル用通路の盲栓の脱落を簡単な構成で
防止することにある。 【構成】 このため、この発明は、チェーンガイド取付
用ボスをシリンダブロックの剛性の高い厚肉部位に設
け、また、チェーンガイドをシリンダブロックに形成し
たオイル用通路の端部位を閉塞する盲栓に重合するよう
に配設している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関のチェ
ーンガイドに係り、特にチェーンガイド取付用ボス等の
剛性を向上し得る内燃機関のチェーンガイドに関する。
ーンガイドに係り、特にチェーンガイド取付用ボス等の
剛性を向上し得る内燃機関のチェーンガイドに関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関においては、クランク軸に設け
たクランクスプロケットとカム軸に設けたカムスプロケ
ットとにタイミングチェーンを巻掛け、また、このタイ
ミングチェーンを支持するチェーンガイドを設けてい
る。
たクランクスプロケットとカム軸に設けたカムスプロケ
ットとにタイミングチェーンを巻掛け、また、このタイ
ミングチェーンを支持するチェーンガイドを設けてい
る。
【０００３】即ち、図５、６に示す如く、Ｖ型の内燃機
関１０２において、Ｖ字形状のシリンダブロック１０４
の下部とクランクケース１０６の上部とにクランク軸１
０８が軸支され、また、シリンダブロック１０４の一側
の上部に一側のシリンダヘッド１１０が載置して設けら
れ、このシリンダヘッド１１０にはアイドラ軸１１２と
吸気側カム軸１１４と排気側カム軸１１６とが設けら
れ、クランク軸１０８にクランクタイミングスプロケッ
ト１１８を設け、アイドラ軸１１２にアイドラタイミン
グスプロケット１２０とアイドラカムスプロケット１２
２とを設け、吸気側カム軸１１４に吸気側カムスプロケ
ット１２４を設け、排気側カム軸１１６に排気側カムス
プロケット１２６を設け、クランクタイミングスプロケ
ット１１８とアイドラタイミングスプロケット１２０と
にタイミングチェーン１２８を巻掛け、また、アイドラ
カムスプロケット１２２と吸気側カムスプロケット１２
４と排気側カムスプロケット１２６とにカムチェーン１
３０を巻掛けている。
関１０２において、Ｖ字形状のシリンダブロック１０４
の下部とクランクケース１０６の上部とにクランク軸１
０８が軸支され、また、シリンダブロック１０４の一側
の上部に一側のシリンダヘッド１１０が載置して設けら
れ、このシリンダヘッド１１０にはアイドラ軸１１２と
吸気側カム軸１１４と排気側カム軸１１６とが設けら
れ、クランク軸１０８にクランクタイミングスプロケッ
ト１１８を設け、アイドラ軸１１２にアイドラタイミン
グスプロケット１２０とアイドラカムスプロケット１２
２とを設け、吸気側カム軸１１４に吸気側カムスプロケ
ット１２４を設け、排気側カム軸１１６に排気側カムス
プロケット１２６を設け、クランクタイミングスプロケ
ット１１８とアイドラタイミングスプロケット１２０と
にタイミングチェーン１２８を巻掛け、また、アイドラ
カムスプロケット１２２と吸気側カムスプロケット１２
４と排気側カムスプロケット１２６とにカムチェーン１
３０を巻掛けている。
【０００４】また、タイミングチェーン１２８を支持す
るために、チェーンガイド１３２がシリンダブロック１
０４に取付けられている。
るために、チェーンガイド１３２がシリンダブロック１
０４に取付けられている。
【０００５】このチェーンガイド１３２は、タイミング
チェーン１２８をチェーンガイド孔１３４内に挿通させ
て支持するものであり、シリンダブロック１０４に設け
たチェーンガイド取付用ボス１３６に取付具である取付
ボルト１３８、１３８によって取付けられている。
チェーン１２８をチェーンガイド孔１３４内に挿通させ
て支持するものであり、シリンダブロック１０４に設け
たチェーンガイド取付用ボス１３６に取付具である取付
ボルト１３８、１３８によって取付けられている。
【０００６】また、図７、８に示す如く、内燃機関２０
２において、シリンダブロック２０４の下部とクランク
ケース２０６の上部とにクランク軸２０８が軸支され、
また、シリンダブロック２０４の上部にシリンダヘッド
２１０が載置して設けられ、このシリンダヘッド２１０
にはアイドラ軸２１２と吸気側カム軸２１４と排気側カ
ム軸２１６とが設けられ、クランク軸２０８にクランク
タイミングスプロケット２１８を設け、アイドラ軸２１
２にアイドラタイミングスプロケット２２０とアイドラ
カムスプロケット２２２とを設け、吸気側カム軸２１４
に吸気側カムスプロケット２２４を設け、排気側カム軸
２１６に排気側カムスプロケット２２６を設け、クラン
クタイミングスプロケット２１８とアイドラタイミング
スプロケット２２０とにタイミングチェーン２２８を巻
掛け、また、アイドラカムスプロケット２２２と吸気側
カムスプロケット２２４と排気側カムスプロケット２２
６とにカムチェーン２３０を巻掛けている。
２において、シリンダブロック２０４の下部とクランク
ケース２０６の上部とにクランク軸２０８が軸支され、
また、シリンダブロック２０４の上部にシリンダヘッド
２１０が載置して設けられ、このシリンダヘッド２１０
にはアイドラ軸２１２と吸気側カム軸２１４と排気側カ
ム軸２１６とが設けられ、クランク軸２０８にクランク
タイミングスプロケット２１８を設け、アイドラ軸２１
２にアイドラタイミングスプロケット２２０とアイドラ
カムスプロケット２２２とを設け、吸気側カム軸２１４
に吸気側カムスプロケット２２４を設け、排気側カム軸
２１６に排気側カムスプロケット２２６を設け、クラン
クタイミングスプロケット２１８とアイドラタイミング
スプロケット２２０とにタイミングチェーン２２８を巻
掛け、また、アイドラカムスプロケット２２２と吸気側
カムスプロケット２２４と排気側カムスプロケット２２
６とにカムチェーン２３０を巻掛けている。
【０００７】また、タイミングチェーン２２８を支持す
るために、チェーンガイド２３２がシリンダブロック２
０４に取付けられている。
るために、チェーンガイド２３２がシリンダブロック２
０４に取付けられている。
【０００８】このチェーンガイド２３２は、タイミング
チェーン２２８を外側から支持するものであり、取付具
である取付ボルト２３４、２３４によってシリンダブロ
ック２０４のチェーンガイド取付用ボス（図示せず）に
取付けられている。
チェーン２２８を外側から支持するものであり、取付具
である取付ボルト２３４、２３４によってシリンダブロ
ック２０４のチェーンガイド取付用ボス（図示せず）に
取付けられている。
【０００９】また、このシリンダブロック２０４には、
オイル用通路としてオイルギャラリ２３６が形成され、
また、このオイルギャラリ２３６の端部位を閉塞する盲
栓２３８が取付けられている。
オイル用通路としてオイルギャラリ２３６が形成され、
また、このオイルギャラリ２３６の端部位を閉塞する盲
栓２３８が取付けられている。
【００１０】しかし、この盲栓２３８が抜けると、オイ
ル洩れによって油圧が低下し、最悪の場合に内燃機関２
０２が焼き付く場合があるともに、抜けた盲栓２３８が
タイミングチェーン２２８等の回転部位に噛合み、内燃
機関２０２の機能が低下する場合がある。
ル洩れによって油圧が低下し、最悪の場合に内燃機関２
０２が焼き付く場合があるともに、抜けた盲栓２３８が
タイミングチェーン２２８等の回転部位に噛合み、内燃
機関２０２の機能が低下する場合がある。
【００１１】この不具合を防止するために、盲栓２３８
にはネジロック剤を塗布したり、図８に示す如く、盲栓
２３８に重合する抜止めプレート２４０をビス２４２、
２４２によってシリンダブロック２０４に取付け、盲栓
２３８の抜けを防止している。
にはネジロック剤を塗布したり、図８に示す如く、盲栓
２３８に重合する抜止めプレート２４０をビス２４２、
２４２によってシリンダブロック２０４に取付け、盲栓
２３８の抜けを防止している。
【００１２】また、チェーンガイドの取付構造として
は、例えば、特開平２−２８３８１８号公報に開示され
ている。この公報に記載のものは、チェーンの周囲を覆
う固定壁内面のチェーンより前方位置に突起を設ける一
方、チェーンガイドを、突起の前面に固定される取付部
と、取付部に連なって突起を跨ぐようにコ字状に屈曲す
る屈曲部と、屈曲部の外側の端より後方に延びその内側
の面をチェーンの案内面としたガイド部とを設けた構成
である。
は、例えば、特開平２−２８３８１８号公報に開示され
ている。この公報に記載のものは、チェーンの周囲を覆
う固定壁内面のチェーンより前方位置に突起を設ける一
方、チェーンガイドを、突起の前面に固定される取付部
と、取付部に連なって突起を跨ぐようにコ字状に屈曲す
る屈曲部と、屈曲部の外側の端より後方に延びその内側
の面をチェーンの案内面としたガイド部とを設けた構成
である。
【００１３】更に、オイル用通路の盲栓の抜けを防止す
る構造としては、例えば、実開平４−１１３７１６号公
報に開示されている。この公報に記載のものは、エンジ
ンのシリンダブロックにクランク軸中心線方向いずれか
側の端面に取付けられるウォータポンプのポンプケース
によってこの端面に開設される主オイル通路の開口に嵌
合された閉塞栓の抜脱を阻止するものである。
る構造としては、例えば、実開平４−１１３７１６号公
報に開示されている。この公報に記載のものは、エンジ
ンのシリンダブロックにクランク軸中心線方向いずれか
側の端面に取付けられるウォータポンプのポンプケース
によってこの端面に開設される主オイル通路の開口に嵌
合された閉塞栓の抜脱を阻止するものである。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のチェ
ーンガイドの取付構造にあっては、シリンダブロックの
剛性と無関係にチェーンガイドをレイアウトし、図６に
示す如く、比較的薄肉で、剛性の低い箇所から細長いチ
ェーンガイド取付用ボス１３６を設けていたので、チェ
ーンガイド取付用ボス１３６の剛性が不足し、よって、
チェーンガイド１３２の変形が大きくなり、タイミング
チェーン１２８の挙動を十分に抑制することができな
く、また、高剛性のチェーンガイドが必要になるという
不都合があった。
ーンガイドの取付構造にあっては、シリンダブロックの
剛性と無関係にチェーンガイドをレイアウトし、図６に
示す如く、比較的薄肉で、剛性の低い箇所から細長いチ
ェーンガイド取付用ボス１３６を設けていたので、チェ
ーンガイド取付用ボス１３６の剛性が不足し、よって、
チェーンガイド１３２の変形が大きくなり、タイミング
チェーン１２８の挙動を十分に抑制することができな
く、また、高剛性のチェーンガイドが必要になるという
不都合があった。
【００１５】また、オイル用通路の盲栓を、組付時に、
ネジロック剤を塗布すると、保守点検時に盲栓を取外す
場合に、ネジロック剤を外すのに必要なトルクが大きく
なり、その作業性が悪化するという不都合がある。
ネジロック剤を塗布すると、保守点検時に盲栓を取外す
場合に、ネジロック剤を外すのに必要なトルクが大きく
なり、その作業性が悪化するという不都合がある。
【００１６】更に、このようにネジロック剤を使用した
り、あるいは、図８に示す如く、抜止めプレート２４０
を使用すると、組立工数や材料費が増加し、コストが高
くなるとともに、重量が増加するという不都合があっ
た。
り、あるいは、図８に示す如く、抜止めプレート２４０
を使用すると、組立工数や材料費が増加し、コストが高
くなるとともに、重量が増加するという不都合があっ
た。
【００１７】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、シリンダブロックにチェ
ーンガイド取付用ボスを設け、このチェーンガイド取付
用ボスに取付具によって取付けられる内燃機関のチェー
ンガイドにおいて、前記チェーンガイド取付用ボスを前
記シリンダブロックの剛性の高い厚肉部位に設けたこと
を特徴とする。
述の不都合を除去するために、シリンダブロックにチェ
ーンガイド取付用ボスを設け、このチェーンガイド取付
用ボスに取付具によって取付けられる内燃機関のチェー
ンガイドにおいて、前記チェーンガイド取付用ボスを前
記シリンダブロックの剛性の高い厚肉部位に設けたこと
を特徴とする。
【００１８】
【発明の実施の態様】この発明は、チェーンガイド取付
用ボスやこのチェーンガイド取付用ボス間の剛性を向上
し、チェーンガイドの変形を小さくしてタイミングチェ
ーンの挙動を十分に抑制し、また、高剛性のチェーンガ
イドにオイル用通路の盲栓の抜止め機能を有さしめ、簡
単な構成で、内燃機関の機能を良好に維持させることが
できる。
用ボスやこのチェーンガイド取付用ボス間の剛性を向上
し、チェーンガイドの変形を小さくしてタイミングチェ
ーンの挙動を十分に抑制し、また、高剛性のチェーンガ
イドにオイル用通路の盲栓の抜止め機能を有さしめ、簡
単な構成で、内燃機関の機能を良好に維持させることが
できる。
【００１９】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図１〜４は、この発明の実施例
を示すものである。図４において、２は内燃機関、４は
シリンダブロック、６はシリンダヘッド、８はクランク
ケース、１０はクランク軸、１２はアイドラ軸、１４は
吸気側カム軸、１６は排気側カム軸である。
且つ具体的に説明する。図１〜４は、この発明の実施例
を示すものである。図４において、２は内燃機関、４は
シリンダブロック、６はシリンダヘッド、８はクランク
ケース、１０はクランク軸、１２はアイドラ軸、１４は
吸気側カム軸、１６は排気側カム軸である。
【００２０】クランク軸１０には、クランクタイミング
スプロケット１８とクランクプーリ２０とがクランクボ
ルト２２によって取付けられている。
スプロケット１８とクランクプーリ２０とがクランクボ
ルト２２によって取付けられている。
【００２１】アイドラ軸１２には、アイドラタイミング
スプロケット２４とアイドラカムスプロケット２６とが
固定されている。
スプロケット２４とアイドラカムスプロケット２６とが
固定されている。
【００２２】吸気側カム軸１４には、吸気側カムスプロ
ケット２８が固設されている。また、排気側カム軸１６
には、排気側カムスプロケット３０が固設されている。
ケット２８が固設されている。また、排気側カム軸１６
には、排気側カムスプロケット３０が固設されている。
【００２３】クランクタイミングスプロケット１８とア
イドラタイミングスプロケット２４とには、タイミング
チェーン３２が巻掛けられている。
イドラタイミングスプロケット２４とには、タイミング
チェーン３２が巻掛けられている。
【００２４】アイドラカムスプロケット２６と吸気側カ
ムスプロケット２８と排気側カムスプロケット３０とに
は、カムチェーン３４が巻掛けられている。
ムスプロケット２８と排気側カムスプロケット３０とに
は、カムチェーン３４が巻掛けられている。
【００２５】タイミングチェーン３２には、チェーンテ
ンショナ３６によって所定の張力が付与されている。こ
のチェーンテンショナ３６は、チェーンテンショナアジ
ャスタ３８によってその動作が規制されている。
ンショナ３６によって所定の張力が付与されている。こ
のチェーンテンショナ３６は、チェーンテンショナアジ
ャスタ３８によってその動作が規制されている。
【００２６】また、タイミングチェーン３２は、チェー
ンガイド４０によって支持されている。このチェーンガ
イド４０は、タイミングチェーン３２を外側面から支持
するものである。
ンガイド４０によって支持されている。このチェーンガ
イド４０は、タイミングチェーン３２を外側面から支持
するものである。
【００２７】カムチェーン３４には、カムチェーンテン
ショナ４２によって所定の張力が付与されている。
ショナ４２によって所定の張力が付与されている。
【００２８】チェーンガイド４０は、シリンダブロック
４に設けたチェーンガイド取付用ボス４４、４４に取付
具である取付ボルト４６、４６によって取付けられる。
４に設けたチェーンガイド取付用ボス４４、４４に取付
具である取付ボルト４６、４６によって取付けられる。
【００２９】この実施例において、チェーンガイド取付
用ボス４４、４４は、シリンダブロック４の剛性の高い
厚肉部位、つまり、オイル用通路であるオイルギャラリ
４８を形成する厚肉部５０で正面側に少し突出して設け
られる。オイルギャラリ４８は、シリンダブロック４の
上下方向に指向して形成され、また、内燃機関２の前後
方向に指向する他のオイル用通路であるメインギャラリ
５２に連通している。このメインギャラリ５２の端部位
は、盲栓５４によって閉塞されている。
用ボス４４、４４は、シリンダブロック４の剛性の高い
厚肉部位、つまり、オイル用通路であるオイルギャラリ
４８を形成する厚肉部５０で正面側に少し突出して設け
られる。オイルギャラリ４８は、シリンダブロック４の
上下方向に指向して形成され、また、内燃機関２の前後
方向に指向する他のオイル用通路であるメインギャラリ
５２に連通している。このメインギャラリ５２の端部位
は、盲栓５４によって閉塞されている。
【００３０】よって、チェーンガイド４０は、図１、２
に示す如く、盲栓５４に重合するように、且つ、オイル
ギャラリ４８に沿って配置され、シリンダブロック４の
厚肉部５０に設けたチェーンガイド取付用ボス４４、４
４に取付ボルト４６、４６によって堅固に取付けられて
いる。
に示す如く、盲栓５４に重合するように、且つ、オイル
ギャラリ４８に沿って配置され、シリンダブロック４の
厚肉部５０に設けたチェーンガイド取付用ボス４４、４
４に取付ボルト４６、４６によって堅固に取付けられて
いる。
【００３１】次に、この実施例の作用を説明する。
【００３２】チェーンガイド取付用ボス４４、４４は、
シリンダブロック４の剛性の高いオイルギャラリ４８を
形成する厚肉部５０に設けられるので、それ自体の剛性
が高くなる。また、チェーンガイド取付用ボス４４、４
４間においても、その剛性が高くなる。
シリンダブロック４の剛性の高いオイルギャラリ４８を
形成する厚肉部５０に設けられるので、それ自体の剛性
が高くなる。また、チェーンガイド取付用ボス４４、４
４間においても、その剛性が高くなる。
【００３３】これにより、取付ボルト４６、４６の取付
状態が堅固となり、チェーンガイド４０の変形が小さく
なるので、タイミングチェーン３２の挙動を十分に抑制
することが可能となり、また、高剛性のチェーンガイド
を不要とし、廉価にすることができる。
状態が堅固となり、チェーンガイド４０の変形が小さく
なるので、タイミングチェーン３２の挙動を十分に抑制
することが可能となり、また、高剛性のチェーンガイド
を不要とし、廉価にすることができる。
【００３４】また、チェーンガイド４０が盲栓５４に重
合するように配設されるので、チェーンガイド４０が盲
栓５４の抜け止め機能を有し、盲栓５４の脱落を防止し
て内燃機関２の機能を良好に維持することができる。
合するように配設されるので、チェーンガイド４０が盲
栓５４の抜け止め機能を有し、盲栓５４の脱落を防止し
て内燃機関２の機能を良好に維持することができる。
【００３５】更に、盲栓５４の抜け止めのために、従来
のように、ネジロック剤や抜止めプレートを不要とする
ので、組付工数・材料費を低減してコストを低減し、ま
た、重量の増加を防止することができる。
のように、ネジロック剤や抜止めプレートを不要とする
ので、組付工数・材料費を低減してコストを低減し、ま
た、重量の増加を防止することができる。
【００３６】また、盲栓５４の六角穴５４ａの位置で、
チェーンガイド４０にこの六角穴５４ａに挿入する突起
（図示せず）を設ければ、チェーンガイド４０の位置決
めが、２つの取付ボルト４６、４６とこの突起とで三点
になり、チェーンガイド４０の取付精度を向上すること
ができる。
チェーンガイド４０にこの六角穴５４ａに挿入する突起
（図示せず）を設ければ、チェーンガイド４０の位置決
めが、２つの取付ボルト４６、４６とこの突起とで三点
になり、チェーンガイド４０の取付精度を向上すること
ができる。
【００３７】更に、盲栓５４や厚肉部５０において、オ
イル吐出口（図示せず）を形成すれば、オイルギャラリ
４８やメインギャラリ５２からのオイルをタイミングチ
ェーン３２側に供給させ、このタイミングチェーン３２
の潤滑を施すことができる。
イル吐出口（図示せず）を形成すれば、オイルギャラリ
４８やメインギャラリ５２からのオイルをタイミングチ
ェーン３２側に供給させ、このタイミングチェーン３２
の潤滑を施すことができる。
【００３８】更にまた、チェーンガイド４０に盲栓５４
を一体的に設ければ、部品点数を低減して構成を簡単に
し、更に、組付工数を低減し、廉価にすることができ
る。
を一体的に設ければ、部品点数を低減して構成を簡単に
し、更に、組付工数を低減し、廉価にすることができ
る。
【００３９】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、チェーンガイド取付用ボスをシリンダブ
ロックの剛性の高い厚肉部位に設けたことにより、チェ
ーンガイド取付用ボスやこのチェーンガイド取付用ボス
間の剛性を向上し、チェーンガイドの変形を小さくして
タイミングチェーンの挙動を十分に抑制し、また、高剛
性のチェーンガイドを不要とし得る。また、チェーンガ
イドをシリンダブロックに形成したオイル用通路の端部
位を閉塞する盲栓に重合するように配設すれば、チェー
ンガイドにオイル用通路の盲栓の抜止め機能を有さし
め、簡単な構成で、内燃機関の機能を良好に維持させ得
る。
発明によれば、チェーンガイド取付用ボスをシリンダブ
ロックの剛性の高い厚肉部位に設けたことにより、チェ
ーンガイド取付用ボスやこのチェーンガイド取付用ボス
間の剛性を向上し、チェーンガイドの変形を小さくして
タイミングチェーンの挙動を十分に抑制し、また、高剛
性のチェーンガイドを不要とし得る。また、チェーンガ
イドをシリンダブロックに形成したオイル用通路の端部
位を閉塞する盲栓に重合するように配設すれば、チェー
ンガイドにオイル用通路の盲栓の抜止め機能を有さし
め、簡単な構成で、内燃機関の機能を良好に維持させ得
る。
【図１】チェーンガイドの取付部位の断面図である。
【図２】チェーンガイドの取付部位の正面図である。
【図３】内燃機関の一部断面図である。
【図４】内燃機関の正面図である。
【図５】従来のＶ型内燃機関の一部正面図である。
【図６】図５の内燃機関の一部断面図である。
【図７】従来の他の内燃機関の正面図である。
【図８】図７の内燃機関に取付ける抜止めプレートの取
付部位の正面図である。
付部位の正面図である。
２ 内燃機関 ４ シリンダヘッド ６ シリンダヘッド ８ クランクケース １０ クランク軸 ３２ タイミングチェーン ３４ カムチェーン ４０ チェーンガイド ４４ チェーンガイド取付用ボス ４６ 取付ボルト ４８ オイルギャラリ ５０ 厚肉部 ５２ メインギャラリ ５４ 盲栓
Claims (2)
- 【請求項１】 シリンダブロックにチェーンガイド取付
用ボスを設け、このチェーンガイド取付用ボスに取付具
によって取付けられる内燃機関のチェーンガイドにおい
て、前記チェーンガイド取付用ボスを前記シリンダブロ
ックの剛性の高い厚肉部位に設けたことを特徴とする内
燃機関のチェーンガイド。 - 【請求項２】 前記チェーンガイドは、前記シリンダブ
ロックに形成したオイル用通路の端部位を閉塞する盲栓
に重合するように配設されたチェーンガイドであること
を特徴とする請求項１に記載の内燃機関のチェーンガイ
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20661095A JPH0932574A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 内燃機関のチェーンガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20661095A JPH0932574A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 内燃機関のチェーンガイド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0932574A true JPH0932574A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16526239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20661095A Pending JPH0932574A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 内燃機関のチェーンガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0932574A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007009723A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジン |
| JP2014037208A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Suzuki Motor Corp | インストルメントパネル |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP20661095A patent/JPH0932574A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007009723A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジン |
| JP4638291B2 (ja) * | 2005-06-28 | 2011-02-23 | 川崎重工業株式会社 | エンジン |
| JP2014037208A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Suzuki Motor Corp | インストルメントパネル |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4036401B2 (ja) | 可変バルブタイミング装置を備えた４サイクルエンジン | |
| JP4895021B2 (ja) | 可変バルブタイミング機構付エンジンのマウント構造 | |
| JPH02207142A (ja) | 内燃機関のチェーンカバー装置 | |
| US7080616B2 (en) | Cylinder head assembly for an internal combustion engine with a camshaft position sensor | |
| JPH0333408A (ja) | Ｄｏｈｃエンジンのカム軸軸受構造 | |
| JP6237175B2 (ja) | エンジン | |
| JPH0932574A (ja) | 内燃機関のチェーンガイド | |
| JP7363350B2 (ja) | エンジンの補機取付構造 | |
| US6179582B1 (en) | Oil pump attachment structure for engine | |
| JP4036402B2 (ja) | ４サイクルエンジンのシリンダヘッド構造 | |
| JP2007063992A (ja) | エンジンの前部構造 | |
| JP3721468B2 (ja) | シリンダヘッド構造 | |
| JP2001342845A (ja) | 駆動力伝達機構のケース部材 | |
| JP2529893Y2 (ja) | Ｄｏｈｃエンジンのシリンダヘッド | |
| JPH10121914A (ja) | Ｄｏｈｃ型エンジン | |
| JPH0586893A (ja) | タイミングチエーンガイド | |
| JPH0626433A (ja) | エンジンの点火プラグ取付孔の構造 | |
| JP3943403B2 (ja) | エンジンのカムシャフトピン取付構造 | |
| JP2001342896A (ja) | エンジンのオイル通路構造 | |
| JP3147722B2 (ja) | 内燃機関のオイルポンプスプロケットカバー | |
| JPH08158868A (ja) | 内燃機関の冷却水構造 | |
| JPH0968053A (ja) | 内燃機関用センサ取付構造 | |
| JPH0941910A (ja) | Ｄｏｈｃ型内燃機関の構造 | |
| JP3070270B2 (ja) | タイミングチエンカバーの取付構造 | |
| JPH08135423A (ja) | 内燃機関の潤滑油通路構造 |