JP2003269160A - 排気マニホールド - Google Patents

排気マニホールド

Info

Publication number
JP2003269160A
JP2003269160A JP2002069462A JP2002069462A JP2003269160A JP 2003269160 A JP2003269160 A JP 2003269160A JP 2002069462 A JP2002069462 A JP 2002069462A JP 2002069462 A JP2002069462 A JP 2002069462A JP 2003269160 A JP2003269160 A JP 2003269160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
collecting pipe
wall portion
exhaust manifold
pipes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002069462A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Tateiwa
勝巳 立岩
Yasuhiko Fukumoto
康彦 福本
Naoyuki Kobayashi
直之 小林
Kazuya Tominaga
和也 富永
Kiminori Washika
公則 和鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yumex Corp
Original Assignee
Yumex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yumex Corp filed Critical Yumex Corp
Priority to JP2002069462A priority Critical patent/JP2003269160A/ja
Publication of JP2003269160A publication Critical patent/JP2003269160A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明では、簡単な構成で集合管から発生す
る異音を防止することができる排気マニホールドを提供
することを課題とする。 【解決手段】 排気マニホールドMは、複数の排気パイ
プ1〜4と、これらの排気パイプ1〜4を集合させる集
合管5とを有する。集合管5には、排気ガスの脈動によ
り振動する壁部53,54に凹部53a,54aが形成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気ガ
スを外部に排出するための排気マニホールドに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの排気ガスを外部に排出
するための排気マニホールドは、エンジンの排気ポート
に連通して接続される複数の排気パイプと、これらの排
気パイプからそれぞれ排出される排気ガスを一つにまと
める集合管とを主に有している。この集合管は、各排気
パイプから排出される各排気ガスの排気干渉を防止する
ために上流側の径が大きく形成され、下流側に向かうに
つれて徐々に縮径する略円筒状に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の集合
管では、上流側の大きい径となる部分の剛性が低いた
め、点火順序が連続しない各気筒から排出される各排気
ガスの作用、いわゆる排気ガスの脈動により、集合管の
大きい径となる部分が振動して異音を発生するおそれが
あった。そのため、従来では集合管の外側に防音用のカ
バー部材等を別個に設ける必要があり、コストが高くな
っていた。
【0004】また、従来の各排気パイプは、略円筒状の
集合管内に集合されるため、その下流端部を略扇状の断
面形状にする必要があった。このように下流端部が略扇
状に形成された排気パイプでは、排気効率を上げるため
に下流端部の断面積を大きくすると元の円筒状の部分の
周長よりも下流端部の周長が極めて長くなり加工性が悪
くなっていた。そして、このように加工性が悪いと、排
気パイプの成形時においてその下流端部に亀裂や破れが
発生するおそれがあった。一方、この加工性を重視して
下流端部の断面積を小さくすれば、排気効率が悪くなっ
ていた。
【0005】そこで、本発明の課題は、簡単な構成で集
合管から発生する異音を抑制することができる排気マニ
ホールドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明のうちの請求項1に記載の発明は、複数の排気パイプ
と、これらの排気パイプを集合させる集合管とを有する
排気マニホールドであって、前記集合管には、排気ガス
の脈動により振動する壁部に凹部が形成されることを特
徴とする。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、集合管の
壁部に凹部を形成することにより、その壁部の剛性が高
くなる。そのため、この凹部が形成された壁部での振動
が抑えられ、集合管から発生する異音を抑制することが
できる。このように、壁部に凹部を形成するだけの簡単
な構成で集合管からの異音を抑制できるので、別個に防
音用のカバー部材等を設ける必要がなく、コストを低く
することができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、複数の排気パイ
プと、これらの排気パイプを集合させる集合管と、この
集合管内を分割するように、その壁部に接合される仕切
壁部とを有する排気マニホールドであって、前記仕切壁
部と対向する壁部に凹部が形成されることを特徴とす
る。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、たとえば
4本の排気パイプから排出される排気ガスが仕切壁部で
分割された集合管内の2つの流路を通り、その後1つに
まとめて排出される、いわゆる4−2−1の排気方式に
おいては、集合管内を2つに分割する仕切壁部の接合部
で集合管の壁部の振動が抑えられる。また、この仕切壁
部と対向する壁部に凹部を形成することにより、その壁
部の剛性が高くなり振動が抑えられる。そのため、仕切
壁部と凹部とにより集合管の壁部での振動が抑えられ、
集合管から発生する異音を抑制することができる。この
ように、集合管内を分割する仕切壁部を振動抑制用に利
用するとともに、この仕切壁部と対向する壁部に凹部を
形成するだけの簡単な構成で集合管からの異音を抑制で
きるので、コストを低くすることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明の構成において、前記複数のパイ
プの下流端部は、それぞれ元の断面形状の円と略同様と
なる曲面部を残しつつ、少なくとも前記下流端部が互い
に接合される部分が元の断面形状の円の接線上に位置す
る平面部として形成されることでその断面積が拡大して
いることを特徴とする。
【0011】ここで、「下流端部が互いに接合される」と
は、下流端部同士を直接接合することを意味するほか、
下流端部の間に仕切壁部や補強板を介して接合すること
をも意味するものである。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の発明による効果に加え、各排気
パイプの下流端部の断面積が拡大しているので、排気効
率を良くすることができる。また、平面部が元の断面形
状の円の接線上に位置するので、極端に伸縮成形する部
分がなく、その加工性を向上させることができる。さら
に、少なくとも下流端部が互いに接合される部分が元の
断面形状の円の接線上に位置する平面部として形成され
るので、組立時において各排気パイプの平面部同士を合
わせるだけで容易に組立作業を行うことができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の排気マニホールドであって、前記複数のパイプの下流
端部は、それぞれ元の断面形状の円と略同様となる曲面
部を残しつつ、元の断面形状の円の接線上に位置し、か
つ互いに直交する平面部が少なくとも3つ設けられるこ
とでその断面積が拡大するとともに、前記平面部のうち
前記集合管に接する平面部とこの平面部に直交する平面
部とで形成される角部に、これを面取りするように形成
される溶接用の面取部を設け、前記仕切壁部は、前記面
取部に隣接するように配設されるとともに、その両端縁
が前記集合管の外面まで延びていることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明による効果に加え、集合管に接する平面部
とこの平面部に直交する平面部とで形成される角部に溶
接用の面取部が設けられることにより、この面取部と集
合管との間に空間が形成される。したがって、各排気パ
イプと仕切壁部を溶接する際に溶接肉盛部が大きくなっ
ても、面取部で形成される空間にその溶接肉盛部が収ま
るので、溶接作業が多少ばらついても溶接後の不要肉盛
部の除去作業が不要となる。また、集合管の組付作業の
際には、仕切壁部の両端縁が集合管の外面まで延びてい
るので、この仕切壁部が半割れの集合管を組み付けるた
めの位置決めとなり、その組付作業を容易にすることが
できる。さらに、仕切壁部の両端縁と半割れの集合管の
外面を一体に溶接できるので、その溶接部の強度を高め
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕以下、図面を
参照して、本発明に係る排気マニホールドの詳細につい
て説明する。この実施形態は、4−2−1の排気方式に
おける排気マニホールドに本発明を適用したものであ
る。
【0016】図1に示すように、排気マニホールドM
は、直列4気筒エンジンにおけるシリンダヘッドHの各
排気ポートに連通して接続される4本の略円筒状の排気
パイプ1〜4と、これらの排気パイプ1〜4の下流端部
11,21,31,41を集合させる集合管5とを主に
有している。以下の説明においては、この4本の排気パ
イプ1〜4を排気マニホールドM側からシリンダヘッド
H側を見て左側から順に第1〜第4の排気パイプ1〜4
と呼ぶこととする。
【0017】第1〜第4の排気パイプ1〜4は、その上
流端部12,22,32,42がシリンダヘッドHの各
排気ポートの位置に配設された状態でフランジ6に一体
に接合されている。そして、このフランジ6をシリンダ
ヘッドHにボルトB,・・・で取り付けることにより、第
1〜第4の排気パイプ1〜4が各排気ポートに連通して
接続されるようになっている。
【0018】第1〜第4の排気パイプ1〜4の下流端部
11,21,31,41は、図2に示すように、その断
面積が他の円筒状の部分よりも大きくなるように形成さ
れている。すなわち、下流端部11は、元の断面形状と
略同様となる曲面部11aを残しつつ、平面部11b、
平面部11cおよび平面部11dが元の断面形状である
円の接線上に位置するように形成されることで、断面積
が他の円筒状の部分よりも大きくなっている。すなわ
ち、この下流端部11は元の断面形状に平面部11b〜
11dで形成される角部を形成するだけの構造なので、
その周長が元の円筒部分の周長に比べて極端に長くなら
ず、かつ、その断面積が元の断面積よりも大きくなって
いる。また、この下流端部11と同様に、下流端部2
1,31,41もそれぞれ曲面部21a,31a,41
a、平面部21b,31b,41b、平面部21c,3
1c,41cおよび平面部21d,31d,41dが形
成され、その断面積が他の円筒状の部分よりも大きくな
っている。
【0019】集合管5は、図3に示すように、その断面
積が上流側から下流側に向かうにつれて小さくなるよう
に形成され、その内部が仕切壁部7により2つの流路A
1,A2に分割されている。この集合管5では、その仕
切壁部7が接合される壁部51,52が略平面状に形成
されるとともに、この仕切壁部7と対向する壁部53,
54の所定位置にそれぞれ凹部53a,54aが形成さ
れている。そのため、この集合管5では、仕切壁部7が
接合されることで壁部51,52の剛性が高くなるとと
もに、凹部53a,54aが形成されることで壁部5
3,54の剛性が高くなっている。
【0020】なお、特許請求の範囲にいう「排気ガスの
脈動により振動する壁部」とは、通常、排気パイプ1〜
4の排出口近傍の壁部、すなわち本実施形態における壁
部51〜54の上側部分(断面形状が大きい部分)に相
当するものである。しかし、本実施形態では、壁部5
1,52の振動は仕切壁部7により抑えられているの
で、仕切壁部7が接合されない壁部53,54のみが前
記「排気ガスの脈動により振動する壁部」に相当する。
【0021】そして、流路A1内に第1,第4の排気パ
イプ1,4の下流端部11,41が配設され、流路A2
内に第2,第3の排気パイプ2,3の下流端部21,3
1が配設されてそれぞれ集合管5に密着するように接合
されている。また、第1,第2の排気パイプ1,2と第
3,第4の排気パイプ3,4との間には、これらの下流
端部11,21,31,41を補強するための補強板8
が接合されている。
【0022】次に、この排気マニホールドMの作用につ
いて、図1および図3を参照して説明する。図1に示す
ように、エンジンの始動によりシリンダヘッドHの各排
気ポートから排気ガスが排出されると、各排気ガスは4
本の排気パイプ1〜4を通って集合管5内に流れ込む。
このとき、図3に示すように、各排気ガスの脈動により
集合管5の壁部51〜54が振動しようとしても、壁部
51〜54は仕切壁部7や凹部53a,54aにより剛
性が高くなっているので、その振動が抑制される。
【0023】以上によれば、第1の実施形態において次
のような効果を得ることができる。仕切壁部7と凹部5
3a,54aとにより集合管7の壁部51〜54での振
動が抑制されるので、集合管5から発生する異音を抑制
することができる。さらに、集合管5内を分割する仕切
壁部7を振動抑制用に利用するとともに、壁部53,5
4に凹部53a,54aを形成するだけの簡単な構成で
集合管5からの異音を抑制できるので、コストを低くす
ることができる。
【0024】第1の排気パイプ1に代表するように、下
流端部11は元の断面形状に平面部11b〜11dで形
成される角部を形成するだけの構造なので、その周長が
元の円筒部分の周長に比べて極端に長くならず、かつ、
その断面積が元の断面積よりも大きくなる。すなわち、
下流端部11の断面形状を元の断面形状に角部を形成さ
せた形状にすることで、加工性の向上と排気効率の向上
をともに実現できる。
【0025】〔第2の実施形態〕以下に、本発明に係る
排気マニホールドにおける第2の実施形態について説明
する。この実施形態は、第1の実施形態に係る排気マニ
ホールドMの仕切壁部7を取り除いて4−1の排気方式
にしたものなので、第1の実施形態と同様の構成要素に
ついては同一符号を付し、その説明を省略する。
【0026】図4に示すように、集合管5’には、第1
の実施形態と同様に壁部53,54に凹部53a,54
aが形成されるだけでなく、壁部51,52にも凹部5
1a,52aが形成される。これにより、壁部51〜5
4の剛性が高まるので、排気ガスの脈動による振動が抑
えられる。そして、この集合管5’に第1〜第4の排気
パイプ1’〜4’が密着するように接合される。なお、
この排気パイプ1’〜4’の下流端部11’,21’,
31’,41’は、これらが互いに接合される面以外の
部分が元の断面形状と略同様となる曲面部となること
で、前記凹部51a〜54aに密着して接合されてい
る。
【0027】以上の構成によれば、第2の実施形態にお
いて次のような効果を得ることができる。集合管5’の
壁部51〜54に凹部51a〜54aを形成するだけの
簡単な構成で、その壁部51〜54での振動が抑えら
れ、集合管5’から発生する異音を抑制することができ
る。また、排気パイプ1’〜4’の下流端部11’,2
1’,31’,41’は、これらが互いに接合される面
以外の部分が元の断面形状と略同様となる曲面部になっ
ているので、前記第1の実施形態の下流端部11,2
1,31,41よりも元の円筒部分との周長の差が少な
くなり、加工性の更なる向上を実現できる。
【0028】以上、本発明は、前記実施形態に限定され
ることなく、様々な形態で実施される。本実施形態で
は、4−2−1または4−1の排気方式における排気マ
ニホールドMに本発明を適用したが、本発明はこれに限
定されず様々な排気方式の排気マニホールドに適用する
ことができる。本実施形態では、排気パイプ1〜4を補
強するための補強板8を設ける構造としたが、補強板8
を設けずに第1,2の排気パイプ1,2の下流端部1
1,21と第3,4の排気パイプ3,4の下流端部3
1,41とを直接接合させてもよい。
【0029】本実施形態では、第1〜第4の排気パイプ
1〜4が集合管5に密着するように接合される構造、す
なわち集合管に形成される凹部が隣接する2つの排気パ
イプに密着するように接合される構造としたが、本発明
はこれに限定されるものではない。たとえば、凹部を排
気パイプの接合部よりも下流側に形成するようにしても
よい。ただし、本実施形態のように凹部が隣接する2つ
の排気パイプに密着するように接合される構造では、排
気パイプにより凹部が補強されることで、その壁部の剛
性をより高めることができるので、このような構造にす
るのが望ましい。本実施形態では、排気パイプと集合管
とが分割された構造としたが、本発明はこれに限定され
ず、排気パイプと集合管とが一体に形成された構造にも
本発明を適用することができる。
【0030】また、図5に示すように、下流端部11,
21,31,41の外側の角部に、肉盛溶接用の面取部
11e,21e,31e,41eを設けてもよい。この
ように、面取部11e,21e,31e,41eを設け
ることにより、溶接に用いる溶接棒等の挿入が容易にな
り、溶接作業を簡単にすることができる。さらに、これ
ら面取部11e,21eまたは面取部31e,41eで
形成される溝内に肉盛溶接することで平面部11b,2
1bまたは平面部31b,41bからの肉盛部の突出が
防止され、下流端部11,21,31,41の集合体を
確実に集合管5に取り付けることができる。なお、この
面取部としては、図5に示すように平面状のものでなく
てもよく、たとえば角部に形成する断面Rの径を大きく
することで面取部を形成してもよい。
【0031】また、図5に示す構造を、図6に示すよう
な仕切壁部7の両端縁を集合管5の外面まで延ばした構
造にしてもよい。なお、この図6は、図5の一部を変更
して拡大した図であり、反対側である排気パイプ1,2
の構造は対象であるため、その説明は省略する。このよ
うな構造では、まず、仕切壁部7に排気パイプ3,4の
平面部31c,41cを合わせた後、面取部31e,4
1eに肉盛溶接(W1,W1)することで排気パイプ
3,4が仕切壁部7を介して接合される。この仕切壁部
7は、半割れの集合管5が組み付けられた後における集
合管5の外面まで両端縁が伸びているため、集合管5が
組み付けられる前においては排気パイプ3,4の平面部
31b,41bから突出することになる。このように突
出した仕切壁部7は、半割れの集合管5を組み合わせる
際の位置決めとして利用される。そして、仕切壁部7に
半割れの集合管5を両側から組み合わせた後、この三者
を一体に肉盛溶接(W2)する。その後は、図1に示す
ように集合管5の上部と排気パイプ1〜4を溶接(W
3)する。
【0032】このように図6に示す構造によれば、面取
部31e,41eと集合管5との間に空間が形成される
ので、各排気パイプ3,4と仕切壁部7を溶接する際に
溶接肉盛部(W1)が大きくなっても、面取部31e,
41eで形成される空間にその溶接肉盛部(W1)が収
まるので、溶接作業が多少ばらついても溶接後の不要肉
盛部の除去作業が不要となる。また、集合管5の組付作
業の際には、仕切壁部7の両端縁が集合管5の外面まで
延びているので、この仕切壁部7が半割れの集合管5を
組み付けるための位置決めとなり、その組付作業を容易
にすることができる。さらに、仕切壁部7の両端縁と半
割れの集合管5の外面を一体に溶接できるので、その溶
接部の強度を高めることができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、集合管
の壁部に凹部を形成するだけの簡単な構成で、その壁部
での振動が抑えられ、集合管から発生する異音を抑制す
ることができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、集合管内
を分割する仕切壁部を振動抑制用に利用するとともに、
この仕切壁部と対向する壁部に凹部を形成するだけの簡
単な構成で集合管からの異音を抑制することができる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の発明による効果に加え、排気効
率の向上、加工性の向上および組立作業の容易化に寄与
することができる。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明による効果に加え、溶接作業の容易化、組
付作業の容易化および溶接部強度の強化に寄与すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る排気マニホール
ドを示す正面図である。
【図2】図1の排気マニホールドにおける排気パイプの
下流端部を示す断面図である。
【図3】図1の排気マニホールドを示す分解斜視図であ
る。
【図4】第2の実施形態に係る排気マニホールドの集合
管を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る排気パイプの下流
端部を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る排気パイプの下流
端部の要部を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
M 排気マニホールド 1〜4 排気パイプ 5,5’ 集合管 7 仕切壁部 51〜54 壁部 51a〜54a 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 直之 広島県広島市安佐北区安佐町久地2029−5 株式会社ユーメックス技術研究所内 (72)発明者 富永 和也 広島県広島市安佐北区安佐町久地2029−5 株式会社ユーメックス技術研究所内 (72)発明者 和鹿 公則 広島県広島市安佐北区安佐町久地2029−5 株式会社ユーメックス技術研究所内 Fターム(参考) 3G004 AA01 BA09 DA02 GA02 GA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の排気パイプと、 これらの排気パイプを集合させる集合管とを有する排気
    マニホールドであって、 前記集合管には、排気ガスの脈動により振動する壁部に
    凹部が形成されることを特徴とする排気マニホールド。
  2. 【請求項2】 複数の排気パイプと、 これらの排気パイプを集合させる集合管と、 この集合管内を分割するように、その壁部に接合される
    仕切壁部とを有する排気マニホールドであって、 前記仕切壁部と対向する壁部に凹部が形成されることを
    特徴とする排気マニホールド。
  3. 【請求項3】 前記複数のパイプの下流端部は、 それぞれ元の断面形状の円と略同様となる曲面部を残し
    つつ、 少なくとも前記下流端部が互いに接合される部分が元の
    断面形状の円の接線上に位置する平面部として形成され
    ることでその断面積が拡大していることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の排気マニホールド。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の排気マニホールドであ
    って、 前記複数のパイプの下流端部は、それぞれ元の断面形状
    の円と略同様となる曲面部を残しつつ、元の断面形状の
    円の接線上に位置し、かつ互いに直交する平面部が少な
    くとも3つ設けられることでその断面積が拡大するとと
    もに、 前記平面部のうち前記集合管に接する平面部とこの平面
    部に直交する平面部とで形成される角部に、これを面取
    りするように形成される溶接用の面取部を設け、 前記仕切壁部は、前記面取部に隣接するように配設され
    るとともに、その両端縁が前記集合管の外面まで延びて
    いることを特徴とする排気マニホールド。
JP2002069462A 2002-03-14 2002-03-14 排気マニホールド Pending JP2003269160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002069462A JP2003269160A (ja) 2002-03-14 2002-03-14 排気マニホールド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002069462A JP2003269160A (ja) 2002-03-14 2002-03-14 排気マニホールド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003269160A true JP2003269160A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29200288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002069462A Pending JP2003269160A (ja) 2002-03-14 2002-03-14 排気マニホールド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003269160A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007009836A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Toyota Motor Corp エキゾーストマニホールド
JP2007321627A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sakamoto Industry Co Ltd 排気管の接続構造
US7669412B2 (en) 2003-12-01 2010-03-02 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust manifold for internal combustion engine

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7669412B2 (en) 2003-12-01 2010-03-02 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust manifold for internal combustion engine
US8459016B2 (en) 2003-12-01 2013-06-11 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust manifold for internal combustion engine
JP2007009836A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Toyota Motor Corp エキゾーストマニホールド
JP4539465B2 (ja) * 2005-07-01 2010-09-08 トヨタ自動車株式会社 エキゾーストマニホールド
JP2007321627A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sakamoto Industry Co Ltd 排気管の接続構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009091952A (ja) エンジン用吸気マニフォルド
JP4905565B2 (ja) ターボチャージャおよびそのホイールハウジング
JP3509796B2 (ja) エキゾーストマニホールド
JP2003269160A (ja) 排気マニホールド
EP2543841A1 (en) Exhaust manifold
JP4231662B2 (ja) 内燃機関用溶接吸気装置
JP2002115541A (ja) 排気装置の仕切構造
JP2006250091A (ja) インテークマニホールド
JP5243586B2 (ja) エンジン用吸気マニフォルド
JP2908788B1 (ja) 消音器
WO2016132777A1 (ja) マフラ
JP2004353583A (ja) エキゾーストマニホールドの集合部構造
JP3452528B2 (ja) エギゾーストマニホルド
JP4828500B2 (ja) エンジン用吸気マニフォルド
JP2902388B1 (ja) 自動二輪車の排気マニホールド
JP2011247274A5 (ja)
JPH09287445A (ja) エンジン用マニホールド
JP4539465B2 (ja) エキゾーストマニホールド
JP2005315168A (ja) マフラー用のセパレータ
JPH11117819A (ja) 樹脂製インテークマニホールド
JP2003074428A (ja) 多気筒内燃機関の吸気装置
JP2007211727A (ja) 内燃機関の排気管及びその製造方法
JPH0960519A (ja) 排気管の溶接部構造
JP2005256696A (ja) 内燃機関の排気マニホルド
JP6493464B2 (ja) エンジンの排気装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040311

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080805

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02