JP2003268237A - 化粧品用、皮膚ケア用及び/又はトリートメント用組成物及びその使用方法 - Google Patents

化粧品用、皮膚ケア用及び/又はトリートメント用組成物及びその使用方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来使用されていた何らかの欠点があるワッ
クス及び増量剤の全て又は部分に代えて有効な新しい材
料を使用し、従来の欠点を克服し、長い時間安定であ
る、化粧、ケア及び/又はトリートメント用として優れ
ている製品を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は(a)少なくとも1つのエステ
ル基を有する少なくとも1種の化合物、(b)少なくと
も1種のシリコーン類、及び(c)少なくとも1種のバ
ックボーンと少なくとも1種の鎖とを含み、前記少なく
とも1種のバックボーン及び少なくとも1種の鎖の少な
くとも1種がシリコーン類から選ばれる、少なくとも1
種の共重合体を含む組成物を提供し、そしてケラチン質
(即ち唇を含む皮膚、睫毛及び眉毛を含む髪)に前記組
成物を適用することからなる、その組成物の使用方法を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願は、2002年2月
4日に出願された米国暫定出願第60/353,182
号(この開示を参照することにより本明細書に組み入れ
る)の優先権に基づいており、そしてその利益を特許請
求する。
【0002】1つの態様において、本発明は、少なくと
も1種のシリコーン類;少なくとも1つのエステル基を
含む少なくとも1種の化合物;そして少なくとも1種の
バックボーンと少なくとも1種の鎖とを含み、前記少な
くとも1種のバックボーン及び少なくとも1種の鎖の少
なくとも1種はシリコーン類から選ばれる、少なくとも
1種の共重合体;を含む組成物に関し、そしてその組成
物を使用する方法に関する。1つの態様において、本発
明の組成物は揮発性溶媒をまったく含まない。
【0003】
【従来の技術】化粧品又は皮膚科学製品は、固体組成物
におけるような、例えば体臭防止剤、リップクリーム、
口紅、コンシーラー(concealer)製品、アイ
シャドウ、及び淡い色のついたファンデーションにおけ
るような、構造化された、即ちゲル化され、そして/又
は硬化された、液体脂肪相、からなることができる。こ
の構造化は、ワックス類及び/又は増量剤(fille
r)の助けをかりて得られることができる。残念なこと
には、これらのワックス類及び増量剤は、組成物をくす
ませる傾向を有する可能性があり、これは、特に口紅及
びアイシャドウのために必ずしも望ましくないであろ
う。特に、消費者は、以下の性質、即ち良好な滞在(保
持)力(staying power)及び/又は長い
着用(付着)性(wearing propert
y)、光沢性及び着用心地よさの少なくとも1つを有す
る棒状(スティック)形での口紅に関心があるだろう。
【0004】口紅又は他の化粧品の光沢は、一般に液体
脂肪相の性質に相関している。したがって、口紅の光沢
を増大させるために、組成物中のワックス及び/又は増
量剤の量を減少させることは可能であり得るが、しかし
ながら、このことは、しばしば液体脂肪相の移動におけ
る増大を導く可能性があるだろう。言い換えると、室温
で滲み出ない適当な硬さの棒(スティック)を造るため
に必要とされるワックスの量及び増量剤の量は、通常付
着物の光沢に対して制限の要因となる。
【0005】さらに、ケア組成物、トリートメント組成
物及びメーキャップ(化粧品)組成物は、時間経過にわ
たって、良好な滞在(保持)力又は長い着用(付着)性
の性質を有することが望ましい。貧弱な滞在力(保持
力)は皮膚により分泌される皮脂及び/又は汗との相互
作用後の色変化(色移り、色あせ)、又は時間経過にわ
たってのメーキャップ(化粧)効果における不均一な変
化、そして唇について唾液との相互作用により特徴づけ
られる。特に、時間経過にわたっての良好な滞在(保
持)力又は長い着用性(付着性)を有しない組成物は、
何度も化粧をしなおさなければならないことを使用者に
よぎなくさせるだろう。しかしながら、今日では消費者
は多くの場合、彼女等の顔及び身体の美しさを高め、一
方ではそれを行うために出来るかぎり短い時間を費やす
ことを希望している。最後に、ケア又はメーキャップ
(化粧品)組成物が着用(付着)に心地よい、即ち乾燥
しないこと及びひきつらないことが、多くの場合に望ま
しい。
【0006】本発明に関連する先行技術の情報の開示の
ための特許文献が以下に示される:
【特許文献1】米国特許第4,693,935号明細書
【特許文献2】米国特許第4,725,658号明細書
【特許文献3】米国特許第4,972,037号明細書
【特許文献4】米国特許第4,981,902号明細書
【特許文献5】米国特許第4,981,903号明細書
【特許文献6】米国特許第5,061,481号明細書
【特許文献7】米国特許第5,209,924号明細書
【特許文献8】米国特許第5,219,560号明細書
【特許文献9】米国特許第5,262,087号明細書
【特許文献10】米国特許第5,334,737号明細
【特許文献11】米国特許第5,468,477号明細
【特許文献12】米国特許第5,725,845号明細
【特許文献13】米国特許第5,849,275号明細
【特許文献14】米国特許第5,945,092号明細
【特許文献15】米国特許第6,033,650号明細
【特許文献16】米国特許第6,045,782号明細
【特許文献17】米国特許第6,264,934号明細
【特許文献18】国際公開第93/23446号パンフ
レット
【特許文献19】国際公開第95/06078号パンフ
レット
【特許文献20】国際公開第01/32727号パンフ
レット
【特許文献21】欧州特許第0 602 905号明細
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものである。すなわ
ち、本発明は、従来使用されている幾分欠点のあるワッ
クス類及び増量剤の全部又は一部分に代えて、欠点のな
い新しい材料を使用して、化粧用、皮膚ケア用、皮膚ト
リートメント用の製品としてその適用が、滲みなく、移
動なく長く安定に保持される、安全な優れた製品を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上に挙げられた欠点の少
なくとも1つを克服するために、本発明の態様におい
て、本発明者は、ワックス類及び/又は増量剤のすべて
又は或る量を、少なくとも1つのエステル基を含む少な
くとも1種の化合物;少なくとも1種のシリコーン類;
そして少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種
の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び
少なくとも1種の鎖の少なくとも1種がシリコーン類か
ら選ばれる、少なくとも1種の共重合体;で、置き換え
ることを考え実行した。
【0009】1つの態様において、本発明は少なくとも
1つのエステル基を含む少なくとも1種の化合物、少な
くとも1種のシリコーン類、そして少なくとも1種のバ
ックボーンと少なくとも1種の鎖とを含み、前記少なく
とも1種のバックボーン及び少なくとも1種の鎖の少な
くとも1種がシリコーン類から選ばれる、少なくとも1
種の共重合体を含む組成物であって、但しその組成物が
揮発性溶媒を含まないことを条件とする、組成物を提供
する。1つの態様において、本発明の組成物は、少なく
とも1つのエステル基を含む化合物ではない少なくとも
1種のワックスをさらに含む。他の態様において、該少
なくとも1種の共重合体は組成物の液体脂肪相を構造化
する。
【0010】1つの態様において、本発明の組成物は揮
発性溶媒をまったく含まない。1つの態様において、本
発明の組成物は安定である。他の態様において、少なく
とも1種の共重合体は、(i)少なくとも1種の極性バ
ックボーンと少なくとも1種の非極性鎖とを含む共重合
体、及び(ii)少なくとも1種の非極性バックボーン
と少なくとも1種の極性鎖とを含む共重合体から選ば
れ、それらの共重合体において前記少なくとも1種のバ
ックボーン及び少なくとも1種の鎖の少なくとも1種は
シリコーン類から選ばれる。他の態様において、少なく
とも1つのエステル基を含む該少なくとも1種の化合物
及び存在する場合の少なくとも1種のワックス類は、該
少なくとも1種のシリコーン類と不親和性(非相容性)
である。
【0011】少なくとも1種の共重合体は、少なくとも
1種のエステル類及び/又は少なくとも1種のジエステ
ル類のような少なくとも1つのエステル基を含む少なく
とも1種の化合物;少なくとも1種のシリコーン類;及
び場合により、少なくとも1つのエステル基を含まない
少なくとも1種のワックス類を含む組成物であって、し
かも該少なくとも1種の化合物及び存在する場合の少な
くとも1種のワックス類が該少なくとも1種のシリコー
ンと不親和性(非相容性)である、棒の形にした組成物
のような組成物を、安定化させることを可能にすること
ができる。
【0012】したがって、棒(スティック)又はチュー
ブの形にある製品を得ることに加えて、本発明の組成物
は、特に暑いそして湿気の多い地域において、固体組成
物から脂肪相の滲みだしを制限することを可能にするこ
とができ、そして/又は皮膚又は唇のようなケラチン質
物質上への付着後に、皺及び細かい線中へのこの脂肪相
の移動を制限することを可能にすることができる。これ
らの特性は、特にコンシーラー(concealer)
製品、アイシャドウ、及び口紅のような唇用製品のよう
な化粧品組成物において求められている。特に液体脂肪
相に着色剤を装入している場合に特に液体脂肪相の大き
な移動は、唇及び眼の周りの不愉快な外観を導き、これ
は特に皺や微細な線を一層目立つようにさせる。この移
動は、従来の唇製品、コンシーラー製品及び眼のメーキ
ャップの主要な欠点であると消費者によりしばしば、述
べられている。
【0013】したがって、1つの態様において本発明
は、少なくとも1種のシリコーン類、少なくとも1つの
エステル基を含む少なくとも1種の化合物、そして少な
くとも1種のバックボーンと少なくとも1種の鎖とを含
み、前記少なくとも1種のバックボーン及び少なくとも
1種の鎖の少なくとも1種がシリコーン類から選ばれる
少なくとも1種の共重合体を含み、上記欠点の少なくと
も1つを克服することを可能にさせることができる、顔
面の皮膚及び/又は唇のための、そして/又は毛髪のよ
うな、ケラチン質繊維のような身体表面の成長のため
の、ケア組成物及び/又はメーキャップ組成物及び/又
はトリートメント組成物として導かれる。
【0014】本発明の組成物は時間経過にわたって安定
であることができ、そして棒状口紅のようなメーキャッ
プ棒(スティック)の形にすることができる。さらに、
ケラチン質物質上への本発明の組成物の適用は、層のよ
うな光沢のある移動防止付着を生成することができ、そ
して使用者に不愉快でない良好な滞在(保持)力及び/
又は長い着用(付着)性を有することができる。
【0015】本発明は、1つの態様において、少なくと
も1種のジエステル類、少なくとも1種のシリコーン
類、そして少なくとも1種のバックボーンと少なくとも
1種の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン
及び少なくとも1種の鎖の少なくとも1種がシリコーン
類から選ばれる、少なくとも1種の共重合体を含む、無
水組成物を提供する。1つの態様において、本発明の組
成物は揮発性の溶媒をまったく含まない。1つの態様に
おいて、本発明のその組成物は化粧品組成物である。1
つの態様において、本発明の組成物はジエステル類から
選ばれない少なくとも1種のワックス類をさらに含む。
【0016】他の態様において、本発明は、下記式
(I)の少なくとも1種のジエステル類、少なくとも1
種のシリコーン類、そして少なくとも1種のバックボー
ンと少なくとも1種の鎖とを含み、前記少なくとも1種
のバックボーン及び少なくとも1種の鎖の少なくとも1
種がシリコーン類から選ばれる、少なくとも1種の共重
合体を含む組成物を提供する。
【0017】式(I)の該少なくとも1種のジエステル
は下記の構造式を有する: (式中、R1及びR3は各々同じであっても又は異なって
いてもよく、場合により置換された炭化水素基から選ば
れ;そしてR2は場合により置換された二価の炭化水素
基から選ばれる。他の態様においてR2はフェニル基で
はない)。他の態様において、式(I)の少なくとも1
種のジエステル類はフタル酸ジブチルではない。他の態
様において、その組成物は揮発性溶媒をまったく含まな
い。他の態様において、その組成物は式(I)のジエス
テルから選ばれない少なくとも1種のワックスをさらに
含む。他の態様において、本発明のその組成物は化粧品
組成物である。
【0018】他の態様において、本発明は、少なくとも
1種のジエステル類、下記式(II)の少なくとも1種
のエステル類、少なくとも1種のシリコーン類、そして
少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種の鎖と
を含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び少なく
とも1種の鎖の少なくとも1種がシリコーン類から選ば
れる、少なくとも1種の共重合体を含む組成物を提供す
る。
【0019】式(II)の前記少なくとも1種のエステ
ルは以下の構造式を有する: (式中、R4及びR5は各々同じであっても又は異なって
いてもよく、少なくとも4個の炭素原子、特に少なくと
も8個の炭素原子、そしてさらに例えば少なくとも10
個の炭素原子を有する、置換されていない炭化水素基か
ら選ばれる)。
【0020】1つの態様において、該少なくとも1種の
ジエステルは式(I)のジエステルから選ばれる。1つ
の態様において、その組成物はジエステルから選ばれな
く且つ式(II)のエステルから選ばれないワックス類
の少なくとも1種をさらに含む。1つの態様において、
その組成物は揮発性溶媒をまったく含まない。他の態様
において、本発明のその組成物は化粧品組成物である。
【0021】他の態様において、本発明は、ジエステル
及び上に記載された式(II)のエステルから選ばれた
少なくとも2種の化合物、少なくとも1種のシリコーン
類、そして少なくとも1種のバックボーンと少なくとも
1種の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン
及び少なくとも1種の鎖はシリコーン類から選ばれる少
なくとも1種の共重合体を含む組成物を提供する。1つ
の態様において、該少なくとも2種の化合物は、組成物
の合計重量に対して3.5重量%より大きいか又は3.
5重量%に等しい量で本発明の組成物中に存在する。1
つの態様において、その組成物は揮発性溶媒をまったく
含まない。他の態様において、その組成物はジエステル
類から選ばれない且つ式(II)のエステルから選ばれ
ない少なくとも1種のワックス類をさらに含む。1つの
態様において本発明のその組成物は化粧品組成物であ
る。
【0022】他の態様において、本発明は、少なくとも
1種のシリコーン類及び少なくとも1つのエステル基を
含む少なくとも1種の化合物を含み、該少なくとも1種
のシリコーンと該少なくとも1種の化合物は不親和性
(非相容性)である組成物の構造を修正する方法であっ
て、その方法が、少なくとも1種のバックボーンと少な
くとも1種の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバック
ボーン及び少なくとも1種の鎖の少なくとも1種がシリ
コーン類から選ばれる、少なくとも1種の共重合体を、
安定な組成物を提供するために有効な量で前記組成物中
に包含させることからなる、前記方法を提供する。1つ
の態様において、その組成物は、揮発性溶媒をまったく
含まない。他の態様において、その組成物は少なくとも
1つのエステル基を含まない、少なくとも1種のワック
スをさらに含む。他の態様において、本発明のその組成
物は化粧品組成物である。
【0023】他の態様において、本発明は、組成物に、
少なくとも1種のジエステル類、少なくとも1種のシリ
コーン類、及び1種のバックボーンと少なくとも1種の
鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び少
なくとも1種の鎖の少なくとも1種がシリコーン類から
選ばれる、少なくとも1種の共重合体を加えることから
なり、該少なくとも1種の共重合体は安定な組成物を提
供するために有効な量で存在する、安定な無水組成物を
造るための方法に導かれる。1つの態様において、その
組成物は揮発性溶媒をまったく含まない。他の態様にお
いて、その組成物ジエステルから選ばれない少なくとも
1種のワックス類をさらに含む。他の態様において、本
発明のその組成物は化粧品組成物である。
【0024】他の態様において本発明は、組成物に、式
(I)の少なくとも1種のジエステル類、少なくとも1
種のシリコーン類、及び少なくとも1種のバックボーン
と少なくとも1種の鎖とを含み、前記少なくとも1種の
バックボーン及び少なくとも1種の鎖の少なくとも1種
がシリコーン類から選ばれる、少なくとも1種の共重合
体を加えることにからなり、該少なくとも1種の共重合
体が安定な組成物を提供するために有効な量で存在す
る、安定な組成物を造るための方法に導かれる。1つの
態様において、その組成物は揮発性溶媒をまったく含ま
ない。他の態様において、その組成物は、式(I)のジ
エステルから選ばれない少なくとも1種のワックス類を
さらに含む。他の態様において、本発明のその組成物は
化粧品組成物である。
【0025】他の態様において、本発明は、組成物に、
少なくとも1種のジエステル類、少なくとも1種の式
(II)のエステル類、少なくとも1種のシリコーン
類、及び少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1
種の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及
び少なくとも1種の少なくとも1種がシリコーン類から
選ばれる、少なくとも1種の共重合体を加えることから
なり、該少なくとも1種の共重合体は安定な組成物を提
供するために有効な量で存在する、安定な組成物を造る
ための方法に導かれる。1つの態様において、その組成
物は揮発性溶媒をまったく含まない。1つの態様におい
て、その組成物はジエステル類から選ばれない且つ式
(II)のエステルから選ばれない少なくとも1種のワ
ックス類をさらに含む。他の態様において、本発明のそ
の組成物は化粧品組成物である。
【0026】1つの態様において、本発明は、組成物
に、ジエステル類及び上に記載された式(II)のエス
テル類から選ばれた少なくとも2種の化合物、少なくと
も1種のシリコーン類、及び少なくとも1種のバックボ
ーンと少なくとも1種の鎖とを含み、前記少なくとも1
種のバックボーン及び少なくとも1種の鎖の少なくとも
1種がシリコーン類から選ばれる、少なくとも1種の共
重合体を加えることからなり、該少なくとも1種の共重
合体が安定な組成物を提供するために有効な量で存在す
る、安定な組成物を造るための方法に導かれる。1つの
態様において、該少なくとも2種のエステル類は、本組
成物の合計重量に対して3.5重量%より大きいか又は
3.5重量%に等しい量で本発明の組成物中に存在す
る。1つの態様において、その組成物は揮発性溶媒をま
ったく含まない。他の態様において、その組成物はジエ
ステルから選ばれない且つ式(II)のエステルから選
ばれない少なくとも1種のワックス類をさらに含む。1
つの態様において、本発明のその組成物は化粧品組成物
である。
【0027】他の態様において、本発明は、少なくとも
1種のジエステル類、少なくとも1種のシリコーン類、
及び少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種の
鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び少
なくとも1種の鎖の少なくとも1種がシリコーン類から
選ばれる、少なくとも1種の共重合体を含む無水組成物
を、少なくとも1種のケラチン質物質に適用することか
らなる、少なくとも1種のケラチン質物質をケアし、メ
ーキャップし、そして/又はトリートメントするための
方法を提供する。1つの態様において、その組成物は揮
発性溶媒をまったく含まない。他の態様において、その
組成物はジエステル類から選ばれない少なくとも1種の
ワックス類をさらに含む。他の態様において、該少なく
とも1種の共重合体は安定な組成物を提供するために有
効な量で存在する。
【0028】他の態様において、本発明は少なくとも1
種の式(I)のジエステル類、少なくとも1種のシリコ
ーン類、及び少なくとも1種のバックボーンと少なくと
も1種の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボー
ン及び少なくとも1種の鎖の少なくとも1種がシリコー
ン類から選ばれる、少なくとも1種の共重合体を含む組
成物を、少なくとも1種のケラチン質物質に適用するこ
とからなる、少なくとも1種のケラチン質物質をケア
し、メーキャップし、そして/又はトリートメントする
ための方法を提供する。他の態様において、該少なくと
も1種の共重合体は安定な組成物を提供するために有効
な量で存在する。他の態様において、その組成物は揮発
性物質をまったく含まない。他の態様において、その組
成物、式(I)のジエステルから選ばれない少なくとも
1種のワックス類をさらに含む。
【0029】他の態様において、本発明は、少なくとも
1種のジエステル類及び式(II)の少なくとも1種の
エステル類、少なくとも1種のシリコーン類、及び少な
くとも1種のバックボーンと少なくとも1種の鎖とを含
み、前記少なくとも1種のバックボーン及び少なくとも
1種の鎖の少なくとも1種がシリコーン類から選ばれ
る、少なくとも1種の共重合体を含む組成物を、少なく
とも1種のケラチン質物質に適用することからなる、少
なくとも1種のケラチン質物質をケアし、メーキャップ
し、そして/又はトリートメントするための方法を提供
する。他の態様において該少なくとも1種の共重合体は
安定な組成物を提供するために有効な量で存在する。他
の態様において、その組成物は揮発性溶媒をまったく含
まない。他の態様において、その組成物はジエステル類
から選ばれない且つ式(II)のエステルから選ばれな
い少なくとも1種のワックス類をさらに含む。
【0030】他の態様において、本発明は、ジエステル
類及び上に記載された式(II)のエステル類から選ば
れた少なくとも2種の化合物、少なくとも1種のシリコ
ーン類、及び少なくとも1種のバックボーンと少なくと
も1種の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボー
ン及び少なくとも1種の鎖の少なくとも1種がシリコー
ン類から選ばれる、少なくとも1種の共重合体を含む組
成物を、少なくとも1種のケラチン質物質に適用するこ
とからなる、少なくとも1種のケラチン質物質をケア
し、メーキャップし、そして/又はトリートメントする
ための方法を提供する。1つの態様において、該少なく
とも2種の化合物は、組成物の合計重量に対して3.5
重量%より大きいか又は3.5重量%に等しい量で本発
明の組成物中に存在する。他の態様において、その組成
物は、揮発性溶媒をまったく含まない。他の態様におい
て、該少なくとも1種の共重合体は、安定な組成物を提
供するために有効な量で存在する。他の態様において、
その組成物はジエステルから選ばれない且つ式(II)
のエステルから選ばれない少なくとも1種のワックス類
をさらに含む。
【0031】
【発明の実施の形態】本明細書において使用される或る
用語は以下に定義される:“少なくとも1種”は、1種
又はそれ以上を意味し、従って、個々の成分並びに混合
物/組み合わせを包含する。
【0032】本明細書において用いられる用語として、
“無水”とは2重量%未満の水のような、さらに1重量
%未満の水のような、組成物の合計重量に対して5重量
%未満の水を含む組成物を言う。この発明の目的のため
の組成物における水の量は、組成物の成分に加えられる
水の量を言う。
【0033】本明細書において用いられる用語として、
“バックボーン”は重合体の骨格を言う。本明細書にお
いて用いられる用語として、“鎖”は、場合により置換
された炭化水素基、及び少なくとも1つの官能基を含む
基から選ばれた基を言う。さらに、“鎖”は、末端、即
ち重合体バックボーンの少なくとも1つの末端、及び重
合体バックボーンに対してペンダント、から選ばれた少
なくとも1つの位置に配置されることができる。
【0034】本明細書において用いられる用語として、
“光沢”は表面の輝きを言う。組成物の光沢は例えば光
沢度計を用いて測定され、そして評価されることができ
る。光沢度計は、爪を磨く技術において通常用いられて
おり、当該関与の表面又はフイルムから反射された光を
測定する。光沢は例えば%反射率の量として定量化する
ことができる。
【0035】本明細書において用いられる用語として、
“炭化水素”は、置換された直鎖アルキル基、置換され
ていない直鎖アルキル基、置換された分枝鎖アルキル
基、置換されていない分枝鎖アルキル基、置換された環
状アルキル基、置換されていない環状アルキル、直鎖ア
ルケニル基、置換されていない直鎖アルケニル基、置換
された分枝鎖アルケニル基、置換されていない分枝鎖ア
ルケニル基、置換された環状アルケニル基、置換されて
いない環状アルケニル基、置換された芳香族基及び置換
されていない芳香族基を包含し、これらにおいて、上記
の各基においては炭素原子及び水素原子だけを含む。
【0036】本明細書において用いられる用語として、
“置換された”とは、少なくとも1つの置換基をさらに
含むことを意味する。置換基の非限定的例は、酸素、窒
素及びハロゲンのような原子、ならびにヒドロキシル
基、エーテル基、オキシアルキレン基、ポリオキシアル
キレン基、カルボン酸基、アミン基及びアミド基のよう
な官能基を包含する。
【0037】本明細書において用いられる用語として、
“液体脂肪相”とは、室温(25℃)及び大気圧(76
0mmHg)で液体である脂肪相を意味し、そして室温
及び大気圧で液体である、(また、油(オイル)と称さ
れる)少なくとも1種の脂肪物質を含む。
【0038】液体脂肪物質のような“脂肪物質”は水と
すべての割合で不混和性である、非水性媒体、例えば少
なくとも5個の炭素原子を含有し、そしてことによって
は、カルボン酸基、ヒドロキシル、ポリオール基、アミ
ン基、アミド基、りん酸基、ホスフェート基、エステル
基、エーテル基、尿素基、カルバメート基、チオール
基、チオエーテル基及びチオエステル基から選ばれた少
なくとも1種の極性基を含む炭化水素をベースとする化
合物;末端及び/又はペンダントで、場合により炭素鎖
を含み、これらの鎖が場合によりフルオロ基、パーフル
オロ基、(ポリ)アミノ酸基、エーテル基、ヒドロキシ
ル、アミノ基、酸基及びエステル基から選ばれた少なく
とも1つの基で置換されているシリコーン化合物;又は
少なくとも5個の炭素原子を含有し、ことによっては、
N、O、S及びPから選ばれた少なくとも1つのヘテロ
原子を含み、そして場合によりエーテル基、エステル
基、アミン基、酸基、カルバメート基、尿素基、チオー
ル基及びヒドロキシルから選ばれた少なくとも1つの極
性基を含む、フルオロ炭化水素又はパーフルオロ炭化水
素のようなフルオロ及び/又はパーフルオロ化合物を意
味する。
【0039】本明細書において用いられる用語として、
“不親和性(非相容性)”化合物とは、少なくとも1種
の共重合体の不存在下に一緒にされた場合に、肉眼で見
たときに均質でない組成物を生ずる化合物を言う。例え
ば、それらの化合物を含む組成物がその組成物における
最も高い融点を有する化合物の融点に等しい温度に、混
合しながら加熱した後に、及び混合しないがしかしその
温度に維持しながら5分間の後に、その組成物が肉眼で
濁っているか、そして/又は肉眼により見たときに少な
くとも2つの別々の相からなる場合にそれらの化合物は
不親和性(非相容性)である。
【0040】本明細書において用いられる用語として、
“移動”は肉眼で見たときに、初期の適用線を超えての
組成物の流れ(running)を意味する。本明細書
において用いられる用語として、“ケラチン質繊維”と
は、(まつ毛(睫毛)及びまゆ毛(眉毛)を包含する)
髪を包含する。
【0041】本明細書において用いられる用語として、
“ケラチン質物質”とは、(唇を包含する)皮膚、(ま
つ毛及びまゆ毛を包含する)髪、及び爪を包含する。
【0042】本明細書において用いられる用語として、
“重合体”は、例えばブロック重合体、架橋重合体及び
グラフト重合体を包含するがしかしそれらに限定されな
い、共重合体及び単独重合体(ホモポリマー)からな
る。本明細書において用いられる用語として、“共重合
体”は、少なくとも2種の異なるタイプの単量体から形
成された重合体を言う。
【0043】本明細書において用いられる用語として、
“シリコーン”とは、例えばシリカ、シラン類、シラザ
ン類、シロキサン類、有機シラン類及び有機シロキサン
類を包含し;そして少なくとも1個の珪素原子を含む化
合物を言い;そのシリコーンは線状シリコーン類、分枝
状シリコーン類及び環状シリコーンから選ばれることが
でき;さらにそのシリコーンは場合により置換されてい
てもよく;さらにそのシリコーンは場合によりシリコー
ン鎖中に挿入された少なくとも1個のヘテロ原子をさら
に含むことができ、その少なくとも1個のヘテロ原子は
少なくとも1個の珪素原子とは異なる。
【0044】本明細書において用いられる用語として、
“揮発性溶媒”とは、室温(25℃)及び大気圧(76
0mmHg)で液体であり、そして(室温及び大気圧に
おいて)2mmHgより大きな蒸気圧を有する水性又は
非水性媒体を言う。フェニルトリメチコーンは揮発性溶
媒ではない。
【0045】本明細書において用いられる用語として、
“非揮発性”化合物とは、室温及び大気圧で液体であ
り、そして(室温及び大気圧で)2mmHg迄であって
2mmHgを包含する蒸気圧を有する非水性化合物を言
う。フェニルトリメチコーンは非揮発性化合物である。
【0046】上記一般的な記載及び以下の詳細な記載は
例示及び説明のためだけの記載であり、そして特許請求
の範囲の通りの本発明を限定するものではない。さて、
本発明の例示的態様に関して詳細に記載がなされるであ
ろう。
【0047】本発明は、口紅、リップグロス及びリップ
ペンシルのような唇のためのメーキャップ製品に適用さ
れるばかりでなく、頭皮を包含する皮膚のための及び唇
のためのケア及び/又はトリーメント製品にもまた適用
し、例えば顔面の皮膚及び唇のための棒(スティック)
形においての太陽光線防止製品、ヒトの顔面及び身体の
ためのケア製品、場合により棒又は皿形に注型されたフ
ァンデーションのようなヒトの顔面及び身体の両方へ皮
膚のためのメーキャップ製品、コンシーラー(conc
ealer)製品、頬紅、メーキャップ(化粧)落とし
製品、アイシャドウ、白粉(フェイスパウダー)、写し
入れ墨(transfer tattoos)、例えば
棒形での、体臭防止剤のような身体衛生製品、シャンプ
ー、コンディショナー、及び例えば棒(スティック)形
でのアイライナー、アイペンシル及びマスカラのような
眼のためのメーキャップ製品、ならびに体表面の成長、
例えば毛髪、まつ毛(睫毛)及びまゆ毛(眉毛)のよう
なケラチン質繊維のためのメーキャップ及びケア製品に
適用する。
【0048】組成物の液体脂肪相におけるような、少な
くとも1つのエステル基を含む少なくとも1種の化合物
及び少なくとも1種のシリコーン類の存在下に、少なく
とも1種の特定の共重合体を使用すると、スティック
(棒)のような硬い形の組成物を得ることを可能にし、
皮膚又は唇へのその適用は、少なくとも1つの顕著な化
粧品の性質を有する付着物を生ずる。例えば、その付着
は、少なくとも1つの光沢のある、しなやかな、快適な
明るい“移動防止剤”であり、そして滞在(保持)力及
び/又は長い着用(付着)性を有する。
【0049】さらに、その組成物は、時間経過にわたっ
て安定であることができ、適用中の剪断に耐えることが
でき、そして/又は室温で滲まないことができる。さら
に、本組成物の脂肪相の構造化は、それが液体製品と異
なって指の間を流れないので、取扱易い製品を生成する
ことができる。1つの態様において、少なくとも1種の
共重合体は安定な組成物を提供するために有効な量で存
在する。
【0050】“安定な”と言う用語は、一定の条件下
に、例えば組成物が棒(スティック)の形にある場合に
曲がりや反り、相分離、溶融又はシネレシス(syne
resis)のような組成物における少なくとも1つの
異常も示さない組成物を言う。
【0051】安定性は、特定の温度で特定の量の時間の
間にコントロールされた環境の室中に組成物を置くこと
により試験されることができる。棒(スティック)の形
での組成物は室(チャンバー)において立てて試験され
る。本明細書において用いられる用語として、“立て
て”とは、垂直位置での直立を意味する。例えばもし組
成物が棒(スティック)の形にあるならば、その棒(ス
ティック)は室において直立して、即ち棒(スティッ
ク)が置かれている室の表面に関して垂直位置に置かれ
る。
【0052】1つの態様において、肉眼により見たとき
にもし室温(25℃)で2か月後に組成物において少な
くとも1つの異常性も示さないならば、その組成物は安
定である。他の態様において、肉眼により見たときに、
もし室温(25℃)で6か月後に、組成物において少な
くとも1つの異常性も示さないならば、その組成物は安
定である。他の態様において、肉眼により見たときに、
もし室温(25℃)で9か月後に組成物において少なく
とも1つの異常性も示さないならば、その組成物は安定
である。他の態様において、肉眼により見たときに、も
し37℃で4週間後に組成物において少なくとも1つの
異常性も示さないならば、その組成物は安定である。他
の態様において、肉眼で見たときに、もし50℃で4週
間後に、組成物において少なくとも1つの異常性も示さ
ないならば、その組成物は安定である。
【0053】これらの安定性の試験において、サンプル
の物理的条件は、サンプルが室(チャンバー)に置かれ
ている時に検査される。次に8時間、12時間、24時
間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週
間、7週間、8週間(2か月)、12週間(3か月)、
16週間(4か月)、20週間(5か月)、24週間
(6か月)、28週間(7か月)、32週間(8か
月)、36週間(9か月)、及び/又は56週間(1
年)のような、サンプルが室に置かれた後の特定の長さ
の時間後にサンプルは、検査される。室の温度は上に記
載されたとおりの25℃、37℃又は50℃のような、
特定の温度で、又は追加の例として1年間4℃で又は4
週間45℃に設定される。
【0054】他の態様において、サンプルが12時間凍
結され、そして次に、12時間放置して解凍される、凍
結−解凍条件下に少なくとも1つの異常性について、サ
ンプルは試験される。一般に、凍結−解凍条件は上記1
2時間期間の各々の3サイクルからなる。
【0055】各々の検査において、サンプルは、例えば
組成物が棒(スティック)形にある場合の曲がり若しく
は反り、相分離、溶融又はシネレシスのような、組成物
における少なくとも1つの異常について調べられる。本
明細書において用いられる用語として、“シネレシス
(syneresis)”とは、肉眼で見ることができ
る、組成物の表面上の小さな液滴の出現である。
【0056】例えば上に記載されたような少なくとも1
つの異常性の出現のような、意図された適用に基づく組
成物が機能を果たすのを妨害する少なくとも1つの異常
を、当業者は容易に認識するだろう。当業者はまた、組
成物が機能を果たすのを妨害する少なくとも1つの異常
の観察が、その意図した適用により左右されるばかりで
なく、同様に、その組成においてもまた左右されること
を容易に認識するだろう。
【0057】1つの態様において、本発明は、少なくと
も1つのエステル基を含む少なくとも1種の化合物及び
少なくとも1種のシリコーン類(但し、該少なくとも1
種の化合物は、該少なくとも1種のシリコーン類と不親
和性(非相容性)である)、及び少なくとも1種のバッ
クボーンと少なくとも1種の鎖とを含み、前記少なくと
も1種のバックボーン及び少なくとも1種の鎖の少なく
とも1種がシリコーン類から選ばれる、少なくとも1種
の共重合体、を含む少なくとも1つの液体脂肪相を含む
組成物に導かれる。
【0058】1つの面において、本発明は、(i)少な
くとも1種の極性非シリコーン鎖で置換された少なくと
も1種の非極性シリコーンバックボーンを含む重合体骨
格からなる共重合体類、及び(ii)少なくとも1種の
非極性シリコーン鎖で置換された少なくとも1種の極性
非シリコーンバックボーンを含む重合体骨格からなる共
重合体類、から選ばれた少なくとも1種の共重合体で構
造化された、少なくとも1つの液体脂肪相を含み、該少
なくとも1つの液体脂肪相が少なくとも1つのエステル
基及び少なくとも1種のシリコーン類を含む少なくとも
1種の化合物を含む、構造化組成物に導かれる。該少な
くとも1つの液体脂肪相、該少なくとも1種の共重合
体、該少なくとも1種の化合物、及び該少なくとも1種
のシリコーン類は生理学的に許容できる媒体を形成す
る。
【0059】本発明の組成物は、ペースト、固体、粘性
クリーム、硬質ゲル又は柔軟性に富んだゲルの形にする
ことができる。それは、水中油もしくは油中水エマルシ
ョン、又は油中水中油エマルションもしくは水中油中水
エマルションのような、単一エマルション又は多重エマ
ルション、又は油状連続相を含有する、硬質又は軟質ゲ
ルであることができる。例えば液体脂肪相は、組成物の
連続相であることができる。1つの態様において、本組
成物は、棒(スティック)として注型された形にある
か、又は皿の形にあり、例えば無水ゲル、例えば無水棒
(スティック)のような油性硬質ゲルの形にある。別の
態様において、本組成物は、(顔料の存在又は不存在に
依存して)不透明又は半透明硬質ゲルの形にあり、そし
て他の態様において、液体脂肪相は連続相を形成する。
他の態様において、本発明の組成物は自己支持性(se
lf−supporting)である。他の態様におい
て、本発明の組成物は無水組成物である。
【0060】該少なくとも1つの液体脂肪相は、使用さ
れる、該少なくとも1種の共重合体の性質、少なくとも
1つのエステル基を含む該少なくとも1種の化合物の性
質、及び少なくとも1種のシリコーン類の種類に従っ
て、改変することができ、その結果は、機械的強度を有
するチューブ又は棒(スティック)の形での硬質構造が
得られることができる。これらのチューブ又は棒(ステ
ィック)が着色されている場合、それらは適用後に、例
えば皺や、そして例えば唇及び眼の周りの皮膚の細かい
線中に移動しない、層のような、均一に、即ち均質に着
色された光沢のある付着を得ることを可能にし、そして
その付着は、時間経過にわたって、特に色の、良好な滞
在(保持)力及び/又は長い着用(付着)性を有してい
る。
【0061】本発明の組成物は、例えばファンデーショ
ン組成物、コンシーラー(concealer)製品、
例えば棒(スティック)形のアイシャドウ、又は口紅組
成物であることができる。
【0062】本発明に従えば、該少なくとも1種のシリ
コーン類は、水溶性シリコーン、油溶性シリコーン、及
び有機溶媒に可溶性であるシリコーンから選ばれること
ができる。1つの態様において、該少なくとも1種のシ
リコーン類は、線状非揮発性シリコーン、分枝状非揮発
性シリコーン及び環状非揮発性シリコーンから選ばれ
る。
【0063】本発明に従う少なくとも1種のシリコーン
類の非限定的例は、ジメチコーン類(ポリジメチルシロ
キサン類)、トリメチコーン類、ポリアルキルシロキサ
ン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリー
ルシロキサン類、ポリエーテルシロキサン共重合体、ア
ルキルアリール−ジアリールシロキサン共重合体、ジメ
チコノール類、ポリジアルキルシロキサン/アルキルビ
ニルシロキサン共重合体、(ポリジアルキルシロキサ
ン)(ジフェニル)(メチルビニルシロキサン)共重合
体、及びシリコーン樹脂(シロキシシリケート類)を包
含する。1つの態様において、少なくとも1種のシリコ
ーン類はトリメチコーン類から選ばれる。他の態様にお
いて、少なくとも1種のシリコーン類はフェニルトリメ
チコーンである。
【0064】1つの態様において、少なくとも1種のシ
リコーン類はシロキシシリケート類から選ばれる。1つ
の態様において、少なくとも1種のシリコーン類はフェ
ニルプロピルジメチルシロキシシリケートから選ばれ
る。フェニルプロピルジメチルシロキシシリケートは、
例えば商標名Baysilone CF−1301の下
で、GEから市販されている。1つの態様において、シ
ロキシシリケート類はトリメチルシロキシシリケートで
ある。トリメチルシロキシシリケート(TMS)は商標
名SR1000の下に、GEから市販されており、そし
て商標名TMS803の下に、Wackerから市販さ
れている。さらに、そのトリメチルシロキシシリケート
は粉末の形にあることができる。TMSは、例えばシク
ロメチコーンのような溶媒中で、例えばDow Che
micalから市販されている。しかしながら、本発明
に従えば、TMSは100%活性物質の形で、即ち溶媒
中に存在しない形で用いられることができる。1つの態
様において、少なくとも1種のシリコーン類は少なくと
も1種の溶媒も含まない。他の態様において、少なくと
も1種のシリコーン類は少なくとも1種の揮発性溶媒も
含まない。他の態様において、少なくとも1種のシリコ
ーン類は、その少なくとも1種のシリコーン類が少なく
とも1種の溶媒もさらに含まない、トリメチルシロキシ
シリケートである。
【0065】本発明において使用するために適当である
少なくとも1種のシリコーン類の他の非限定的例は、シ
クロペンタシロキサン及びステアリルジメチコーンシリ
ケートクロスポリマー(crosspolymer)で
ある。
【0066】1つの態様において、少なくとも1種のシ
リコーン類は、組成物の合計重量に対して0.5重量%
〜20重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の態
様において、少なくとも1種のシリコーン類は、組成物
の合計重量に対して1重量%〜10重量%の範囲の量で
存在する。上に記載したように、本発明に従う少なくと
も1種のシリコーン類は市場で手に入れることができ、
そして希釈溶液の形で供給業者から入ってくる可能性が
ある。それ故に、本明細書において開示された少なくと
も1種のシリコーンの量は、活性物質の重量パーセント
を反映している。
【0067】上に記載されたように、本発明の組成物
は、少なくとも1種の溶媒をさらに含まない少なくとも
1種のシリコーンを含むことができる。したがって、本
発明は、1つの態様において、少なくとも1種の溶媒を
さらに含まない少なくとも1種のシリコーン類を組成物
中に包含させることからなる、組成物を造る方法を提供
する。1つの態様において、その少なくとも1種の溶媒
は揮発性溶媒から選ばれる。他の態様において、その少
なくとも1種のシリコーンはトリメチルシロキシシリケ
ートである。1つの態様において、本発明は少なくとも
1種のシリコーン類が少なくとも1種の溶媒をさらに含
まない、トリメチルシロキシシリケートから選ばれた少
なくとも1種のシリコーンを、組成物中に包含させるこ
とからなる、組成物を造る方法を提供する。
【0068】本発明に従えば、或る態様において、本発
明の組成物は少なくとも1種のジエステル類を含む。本
明細書において定義されるものとして、“ジエステル”
と言う用語は、2つのエステル基を含む分子、そして2
つだけのエステル基を含む分子を言う。
【0069】したがって、少なくとも1種のジエステル
類の非限定的な例は、式(I): のジエステル類、及び以下の式: のジエステル類を包含し、それらの式において、R1
びR3は各々同じであっても又は異なっていてもよく、
場合により置換された炭化水素基から選ばれ、そしてR
2は場合により置換された二価の炭化水素基から選ばれ
る。
【0070】1つの態様において、R2は、式(I)に
おいてフェニル基ではない。他の態様において、式
(I)の少なくとも1種のジエステル類は、フタル酸ジ
ブチルではない。
【0071】適当なジエステル類の非限定的な例は、脂
肪酸ジエステル類、アルコール類のジエステル類及びP
EGジエステル類を包含する。追加の非限定的な例は、
マレイン酸ジイソステアリル、二イソステアリン酸ジグ
リセロール、及び二ステアリン酸PEGを包含する。1
つの態様において、少なくとも1種のジエステル類は式
(I)のジエステル類から選ばれる。他の態様におい
て、式(I)のジエステル類はマレイン酸ジイソステア
リルから選ばれる。
【0072】本発明の或る態様において、組成物は少な
くとも1つのエステル基を含む少なくとも1種の化合物
を含む。本明細書において定義されるものとして、“エ
ステル”と言う用語は1つのエステル基を含む分子、そ
して1つだけのエステル基を含む分子を言う。
【0073】したがって、少なくとも1つのエステル基
を含む少なくとも1種の化合物の非限定的な例は、式
(II): (式中、R4及びR5は各々同じであっても又は異なって
いてもよく、炭化水素基の各々が少なくとも4個の炭素
原子を含む、置換されていない炭化水素基から選ばれ
る)のエステル、及び以下の式: (式中、R6及びR7は各々同じであっても又は異なって
いてもよく、場合によって置換された炭化水素基から選
ばれる)のエステルを包含する。
【0074】さらに、本発明に従えば、或る態様におい
て、本発明の組成物は少なくとも1種のジエステル類及
び少なくとも1種の上記式(II)のエステル類を含
む。少なくとも1種の上記式(II)のエステル類の非
限定的な例は、ヘプタン酸ブチル、ラウリン酸ブチル、
イソノナン酸ブチル、ミリスチン酸ブチル、オクタン酸
ブチル、オレイン酸ブチル、パルミチン酸ブチル、ステ
アリン酸ブチル、ヘプタン酸セチル、ラウリン酸セチ
ル、イソノナン酸セチル、ミリスチン酸セチル、オクタ
ン酸セチル、オレイン酸セチル、パルミチン酸セチル、
ステアリン酸セチル、ヘプタン酸イソノニル、ラウリン
酸イソノニル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸
イソノニル、オクタン酸イソノニル、オレイン酸イソノ
ニル、パルミチン酸イソノニル、ステアリン酸イソノニ
ル、ヘプタン酸ヘキシル、ラウリン酸ヘキシル、イソノ
ナン酸ヘキシル、ミリスチン酸ヘキシル、オクタン酸ヘ
キシル、オレイン酸ヘキシル、パルミチン酸ヘキシル、
ステアリン酸ヘキシル、ヘプタン酸イソステアリル、イ
ソステアリン酸イソステアリル、ネオペンタン酸イソス
テアリル、イソノナン酸イソステアリル、ヘプタン酸ラ
ウリル、イソノナン酸ラウリル、ミリスチン酸ラウリ
ル、オクタン酸ラウリル、オレイン酸ラウリル、パルミ
チン酸ラウリル、ステアリン酸ラウリル、ヘプタン酸ス
テアリル、ラウリン酸ステアリル、イソノナン酸ステア
リル、ミリスチン酸ステアリル、オクタン酸ステアリ
ル、オレイン酸ステアリル、パルミチン酸ステアリル、
及びステアリン酸ステアリルを包含する。
【0075】本発明に従う、エステル類及びジエステル
類のような、少なくとも1つのエステル基を含む少なく
とも1種の化合物は、市場で手に入れることができ、そ
して希釈溶液の形で供給業者から入ってくる可能性があ
ることは、当業者は認識しているだろう。本明細書にお
いて開示されたこれらの化合物の量は、活性物質の重量
パーセントを反映している。
【0076】1つの態様において、少なくとも1つのエ
ステル基を含む少なくとも1種の化合物はまた、少なく
とも1種のワックスから選ばれることができる。
【0077】1つの態様において、該少なくとも1種の
エステル類は、組成物の合計重量に対して1重量%〜8
0重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の態様に
おいて、該少なくとも1種のエステル類は組成物の合計
重量に対して5重量%〜60重量%の範囲の量で存在す
る。
【0078】1つの態様において、該少なくとも1種の
ジエステル類は、組成物の合計重量に対して1重量%〜
80重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の態様
において、該少なくとも1種のジエステル類は、組成物
の合計重量に対して5重量%〜60重量%の量で存在す
る。
【0079】1つの態様において、少なくとも1つのエ
ステル基を含む少なくとも1種の化合物は、組成物の合
計重量に対して1重量%〜80重量%の範囲の量で組成
物中に存在する。他の態様において、少なくとも1つの
エステル基を含む少なくとも1種の化合物は組成物の合
計重量に対して5重量%〜60重量%の範囲の量で存在
する。
【0080】本発明に従う少なくとも1種の共重合体は
少なくとも1種のシリコーンとは異なっており、そして
少なくとも1つのエステル基を含む少なくとも1種の化
合物とは異なる。その少なくとも1種の共重合体は、少
なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種の鎖とを
含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び少なくと
も1種の鎖の少なくとも1種はシリコーン類から選ばれ
る。1つの態様において、該少なくとも1種の共重合体
は、(i)少なくとも1種の極性バックボーン及び少な
くとも1種の非極性鎖を含む共重合体、及び(ii)少
なくとも1種の非極性バックボーン及び少なくとも1種
の極性鎖を含む共重合体、から選ばれ、それらの共重合
体において、該少なくとも1種のバックボーン及び少な
くとも1種の鎖の少なくとも1種はシリコーン類から選
ばれる。
【0081】1つの態様において、該少なくとも1種の
共重合体は、(i)少なくとも1種の極性非シリコーン
鎖で置換された少なくとも1種の非極性シリコーンバッ
クボーンを含む重合体骨格からなる共重合体、及び(i
i)少なくとも1種の非極性シリコーン鎖で置換された
少なくとも1種の極性非シリコーンバックボーンを含む
重合体骨格かちなる共重合体、から選ばれる。
【0082】1つの態様において、該少なくとも1種の
共重合体は、(i)少なくとも1種の非極性非シリコー
ン鎖で置換された少なくとも1種の極性シリコーンバッ
クボーンを含む重合体骨格からなる共重合体、及び(i
i)少なくとも1種の極性シリコーン鎖で置換された少
なくとも1種の非極性、非シリコーンバックボーンを含
む重合体骨格からなる共重合体から選ばれる。
【0083】1つの態様において、該少なくとも1種の
極性鎖は、少なくとも1つのエステル基を含む。他の態
様において、少なくとも1種の極性鎖は、少なくとも1
つのエステル基及び少なくとも1つの二重結合を含む。
他の態様において、少なくとも1種の極性、非シリコー
ンバックボーンは、アクリレート重合体、メタクリレー
ト重合体及びビニル重合体から選ばれる。
【0084】他の態様において、少なくとも1種の共重
合体は少なくとも1つの炭化水素基をさらに含む。1つ
の態様において、少なくとも1つの炭化水素基は、重合
体骨格に結合された末端炭化水素基である。他の態様に
おいて、少なくとも1つの炭化水素基は、重合体骨格に
結合されたペンダント炭化水素基である。他の態様にお
いて、少なくとも1つの炭化水素基は、重合体骨格上の
少なくとも1つの鎖に結合された末端炭化水素基であ
る。他の態様において、炭化水素基は重合体骨格上の少
なくとも1つの鎖に結合されたペンダント炭化水素基で
ある。少なくとも1つの炭化水素基の非限定的な例は、
18アルキル基及びC22アルキル基のような場合により
置換されたC5〜C25アルキル基を包含する。
【0085】少なくとも1種の共重合体の非限定的な例
は、米国特許第5,061,481号、同第5,21
9,560号及び同第5,262,087号(これらの
特許の開示を参照することにより本明細書に組み入れ
る)において記載されたとおりの共重合体のような、シ
リコーン/(メタ)アクリレート共重合体を包含する。
少なくとも1種の共重合体の追加の非限定的な例は、少
なくとも1種の極性(メタ)アクリレート単位の繰り返
し単位からなる非極性シリコーン共重合体、及び少なく
とも1種の非極性シリコーン鎖でグラフトされたビニル
共重合体である。そのような共重合体の非限定的な例
は、Shin−Etsuから市販されている製品、例え
ば商標名KP−561の下で販売されている製品のよう
なアクリレート/ステアリルアクリレート/ジメチコー
ンアクリレート共重合体、及びShin−Etsuから
市販されている共重合体、例えば商標名KP−562下
で販売されている製品のような、アクリレート/ベヘニ
ルアクリレート/ジメチコーンアクリレート共重合体で
ある。
【0086】本発明において使用するために適当な少な
くとも1種の共重合体の非限定的な例は、米国特許第
6,045,782号、同第5,334,737号、及
び同第4,725,658号(これらの特許の開示を参
照することにより本明細書に組み入れる)に開示されて
いる下記式(III)及び(IV)の単位を含むシリコ
ーンエステル類である:
【0087】 RaE bSiO[4-(a+b)/2] (III);及び R’xE ySiO1/2 (IV) (これらの式中、R及びR’は各々同一であっても又は
異なっていてもよく、場合により置換された炭化水素基
から選ばれ;a及びbは同一であっても又は異なってい
てもよく、aとbとの合計が1〜3の範囲の数であるこ
とを条件として、各々0〜3の範囲の数であり;x及び
yは同一であっても又は異なっていてもよく、xとyと
の合計が1〜3の範囲の数であることを条件として、各
々0〜3の範囲の数であり;REは各々同一であっても
又は異なっていてもよく、少なくとも1つのカルボン酸
エステルを含む基から選ばれる)。
【0088】1つの態様において、RE基は、少なくと
も1つの酸と少なくとも1つのアルコールとの反応から
形成された少なくとも1つのエステル基を含む基から選
ばれる。1つの態様において、該少なくとも1つの酸
は、少なくとも2個の炭素原子を含む。他の態様におい
て、該少なくとも1つのアルコールは少なくとも10個
の炭素原子を含む。少なくとも1つの酸の非限定的な例
は、イソステアリン酸のような分枝された酸、及びベヘ
ン酸のような線状酸を包含する。少なくとも1つのアル
コールの非限定的な例は、n−プロパノールのような一
価のアルコール類及び多価アルコール類、そして(3,
3,3−トリメチロールプロポキシ)プロパンのような
分枝されたエーテルアルカノール類を包含する。
【0089】少なくとも1種の共重合体の追加の非限定
的な例は、それぞれ、商標名SF1318及びSF13
12の下にGeneral Electricから市販
されているジイソステアロイルトリメチロールプロパン
シロキシシリケート、及びジラウロイルトリメチロール
プロパンシロキシシリケートのような、米国特許第5,
334,737号において開示されているような液体シ
ロキシシリケート類及びシリコーンエステル類を包含す
る。
【0090】少なくとも1種の共重合体の追加の非限定
的な例は、ビニル重合体、メタクリレート重合体及びア
クリレート重合体から選ばれたバックボーン、そしてペ
ンダントシロキサン基及びペンダントフッ素化学基から
選ばれた少なくとも1種の鎖を含む重合体を包含する。
そのような重合体の非限定的な例は、少なくとも1種の
下記A単量体から誘導された少なくとも1つの単位、少
なくとも1種の下記C単量体から誘導された少なくとも
1つの単位、下記D単量体から誘導された少なくとも1
つの単位、そして場合により少なくとも1種の下記B単
量体から誘導された少なくとも1つの単位を含み、それ
らにおいて:
【0091】Aは同一であっても又は異なっていてもよ
く、(i)1,1,−ジヒドロパーフルオロアルカノー
ル類、オメガヒドリドフルオロアルカノール類、フルオ
ロアルキルスルホンアミドアルコール類、環状フルオロ
アルキルアルコール類、及びフルオロエーテルアルコー
ル類から選ばれた少なくとも1種のアルコール、及び上
記少なくとも1種のアルコールのいずれかの類似体の、
ラジカル重合が可能なアクリル酸エステル(free−
radically−polymerizable m
ethacrylate copolymers);及
び(ii)1,1,−ジヒドロパーフルオロアルカノー
ル類、オメガヒドリドフルオロアルカノール類、フルオ
ロアルキルスルホンアミドアルコール類、環状フルオロ
アルキルアルコール類、及びフルオロエーテルアルコー
ル類から選ばれた少なくとも1種のアルコール、及び上
記少なくとも1種のアルコールのいずれかの類似体の、
ラジカル重合が可能なメタクリル酸エステル;から選ば
れる;
【0092】Bは各々同じであっても又は異なっていて
もよく、少なくとも1種のA単量体と共重合可能である
強化用単量体から選ばれる;
【0093】Cは各々同じであっても又は異なっていて
もよく、下記式を有する単量体から選ばれる: X(Y)nSi(R)3-mm (式中、Xは少なくとも1種のA単量体及び少なくとも
1種のB単量体と共重合可能であるビニル基から選ば
れ;Yは二価のアリレン基、二価のアリーレン基、二価
のアルカリーレン基(即ちアルキルアリーレン基)、及
び二価のアラルキレン基(即ちアリールアルキレン基)
から選ばれ、それらの基は1〜30個の炭素原子を含
み、それらの基は場合によりエステル基、アミド基、ウ
レタン基及び尿素基から選ばれた少なくとも1つの基を
さらに含む;
【0094】nはゼロ又は1であり;mは1〜3の範囲
の数であり;Rは各々同じであっても又は異なっていて
もよく、水素、C1〜C4アルキル基、アリール基、及び
アルコキシ基から選ばれる;そしてZは各々同じであっ
ても又は異なっていてもよく、一価シロキサン重合体基
から選ばれる);そして
【0095】Dは各々同じであっても又は異なっていて
もよく、ラジカル重合が可能なアクリレート共重合体及
びラジカル重合が可能なメタクリレート共重合体から選
ばれる。そのような重合体及びそれらの製造は米国特許
第5,209,924号、同第4,972,037号、
及びWO 01/32737(これらの開示を参照する
ことにより本明細書に組み入れる)において開示されて
いる。
【0096】さらに、少なくとも1種の共重合体の非限
定的な例は、少なくとも1種のA単量体、少なくとも1
種のC単量体及び少なくとも1種のD単量体を含む重合
体を包含し、それらの単量体において、Aは各々同じで
あっても又は異なっていてもよく、少なくとも1種のフ
ルオロアルキルスルホンアミドアルコールの重合可能な
アクリル酸エステル、及び少なくとも1種のフルオロア
ルキルスルホンアミドアルコールの重合可能なメタクリ
ル酸エステルから選ばれ、Dは各々同じであっても又は
異なっていてもよく、少なくとも1種のC1〜C12線状
アルコールのメタクリル酸エステル、及び少なくとも1
種のC1〜C12分枝状アルコールのメタクリル酸エステ
ルから選ばれ、そしてCは上記段落〔0093〕〜〔0
094〕において定義されたとおりである。
【0097】そのような重合体は下記式の少なくとも1
つ基を含む重合体を包含する:
【0098】(式中、a、b、及びcは各々同じであっ
ても又は異なっていてもよく、1〜100,000の範
囲の数であり;末端基は各々同じであっても又は異なっ
ていてもよく、C1〜C20直鎖アルキル基、C1〜C20
枝鎖アルキル基、C3〜C20アリール基、C1〜C20直鎖
アルコキシ基及びC3〜C20分枝鎖アルコキシ基から選
ばれる)。
【0099】そのような重合体は、米国特許第4,97
2,037号、同第5,061,481号、同第5,2
09,924号、同第5,849,275号、同第6,
033,650号、WO 93/23446及びWO
95/06078において開示されている。これらの重
合体は商品名“Silicone Plus”重合体の
下にMinnesota Mining and Ma
nufacuringCompanyから購入すること
ができる。例えばポリ(イソブチルメタクリレート−コ
−メチルFOSEA)−g−ポリ(ジメチルシロキサ
ン)は、商標名SA 70−5 IBMMFの下に販売
されている。
【0100】少なくとも1種の共重合体の他の非限定的
な例は、シリコーン/アクリレートグラフト三元重合体
(ターポリマー)、例えば下記式を有する重合体であ
る:
【0101】(式中、a、b及びcはそれぞれ69.
9:0.1:30の重量比で存在する;R及びR1は各
々同じであっても又は異なっていてもよく、水素及びC
1〜C6アルキル基から選ばれる;そしてmは100〜1
50の範囲の数である)。
【0102】1つの態様においてmは、10,000の
ような、8,000〜12,000の範囲の分子量を有
するマクロマー(macromer)を与えるように選
ばれる。他の態様においてmは、130のような124
〜135の範囲の数である。これらの共重合体の非限定
的な例は、WO 01/32727A1(この開示を参
照することにより本明細書に組み入れる)において記載
されている。
【0103】本発明の他の態様において、少なくとも1
種の共重合体はビニルバックボーン、メタクリルバック
ボーン及びアクリル重合体バックボーンから選ばれたバ
ックボーンを含み、そして少なくとも1つのペンダント
シロキサン基をさらに含む。そのような重合体の非限定
的な例は、米国特許第4,693,935号、同第4,
981,903号及び同第4,981,902号(これ
らの特許の開示を参照することにより本明細書に組み入
れる)において開示されている。
【0104】1つの態様において、少なくとも1種の共
重合体は、少なくとも1種のA単量体、少なくとも1種
のC単量体、及び場合により少なくとも1種のB単量体
を含み、それらの単量体において、少なくとも1種のA
単量体はラジカル重合が可能なビニル単量体、ラジカル
重合が可能なメタクリレート単量体及びラジカル重合が
可能なアクリレート単量体から選ばれ;存在する場合の
少なくとも1種のB単量体は、該少なくとも1種のA単
量体と共重合可能な少なくとも1種の補強用単量体から
選ばれ;そして
【0105】少なくとも1種のC単量体は下記式を有す
る単量体から選ばれる: X(Y)nSi(R)3-mm (式中、Xは該少なくとも1種のA単量体と、そして該
少なくとも1種のB単量体と共重合可能であるビニル基
から選ばれ;Yは二価の基から選ばれ;nはゼロ又は1
であり;mは1〜3の範囲の数であり;Rは各々同じで
あっても又は異なっていてもよく、水素、場合により置
換されたC1〜C10アルキル基、場合により置換された
フェニル基、及び場合により置換されたC1〜C10アル
コキシ基から選ばれ;そしてZは各々同じであっても又
は異なっていてもよく、一価のシロキサン重合体基から
選ばれる)。
【0106】A単量体の非限定的な例は、C1〜C12
状アルコールのメタクリル酸エステル、C1〜C12分枝
状アルコールのメタクリル酸エステル、スチレン単量
体、ビニルエステル類、塩化ビニル単量体、塩化ビニリ
デン単量体、及びアクリロイル単量体を包含する。
【0107】B単量体の非限定的な例は、ヒドロキシ
ル、アミノ及びイオン性基から選ばれた少なくとも1つ
の基を含むアクリル単量体、及びヒドロキシル、アミノ
及びイオン性基から選ばれた少なくとも1つの基を含む
メタクリル単量体を包含する。イオン性基の非限定的な
例は、四級アンモニウム基、カルボキシレート塩類、及
びスルホン酸塩類を包含する。C単量体は上記段落〔0
093〕〜〔0094〕において上に定義されたとおり
である。
【0108】本発明の他の態様において、少なくとも1
種の共重合体は以下の式を有するビニル−シリコーング
ラフト共重合体、及び以下の式を有するビニル−シリコ
ーンブロック共重合体から選ばれる:
【0109】〔式中、G5は各々同じであっても又は異
なっていてもよく、アルキル基、アリール基、アラルキ
ル基(即ちアリールアルキル基)、アルコキシ基、アル
キルアミノ基、フルオロアルキル基、水素及び−ZSA
基から選ばれ:
【0110】(前記−ZSA基において、Aは、少なく
とも1種の、重合されたラジカル重合可能な単量体を含
むビニル重合体セグメントから選ばれ;そしてZは、二
価のC1〜C10アルキレン基、二価のアラルキレン基
(即ちアリールアルキレン基)、二価のアリーレン基及
び二価のアルコキシアルキレン基から選ばれ、1つの態
様においてZはメチレン基及びプロピレン基から選ばれ
る);
【0111】G6は各々同じであっても又は異なってい
てもよく、アルキル基、アリール基、アラルキル基(即
ちアリールアルキル基)、アルコキシ基、アルキルアミ
ノ基、フルオロアルキル基、水素、及び上に定義された
とおりの−ZSA基から選ばれ;G2はAからなり;G4
はAからなり;
【0112】R1は各々同じであっても又は異なってい
てもよく、アルキル基、アリール基、アラルキル基(即
ちアリールアルキル基)、アルコキシ基、アルキルアミ
ノ基、フルオロアルキル基、水素及びヒドロキシルから
選ばれ、1つの態様において、R1はメチル基のような
1〜C4アルキル基及びヒドロキシルから選ばれ;
【0113】R2は各々同じであっても又は異なってい
てもよく、二価のC1〜C10アルキレン基、二価のアリ
ーレン基、二価のアラルキレン基(即ちアリールアルキ
レン基)、及び二価のアルコキシアルキレン基から選ば
れ、1つの態様においてR2は二価のC1〜C3アルキレ
ン基及び二価のC7〜C10アラルキレン基(即ちアリー
ルアルキレン基)から選ばれ、他の態様においてR2
−CH2−基及び二価の1,3−プロピレン基から選ば
れ;
【0114】R3は各々同じであっても又は異なってい
てもよく、アルキル基、アリール基、アラルキル基(即
ちアリールアルキル基)、アルコキシ基、アルキルアミ
ノ基、フルオロアルキル基、水素及びヒドロキシルから
選ばれ、1つの態様において、R3はC1〜C4アルキル
基及びヒドロキシルから選ばれ、他の態様において、R
3はメチル基から選ばれ;
【0115】R4は各々同じであっても又は異なってい
てもよく、二価のC1〜C10アルキレン基、二価のアリ
ーレン基、二価のアラルキレン基(即ちアリールアルキ
レン基)及び二価のアルコキシアルキレン基から選ば
れ、1つの態様において、R4は二価のC1〜C3アルキ
レン基及び二価のC7〜C10アラルキレン基(即ちアリ
ールアルキレン基)から選ばれ、他の態様において、R
4は二価の−CH2−基及び二価の1,3−プロピレン基
から選ばれ;
【0116】xは0〜3の範囲の数であり;yは少なく
とも5の数であり、1つの態様において、yは10〜2
70範囲にあり、そして他の態様において、yは40〜
270の範囲にあり;qは0〜3の範囲の数であ
る。〕。
【0117】これらの重合体の非限定的な例は、米国特
許第5,468,477号(この開示を参照することに
より本明細書に組み入れる)において記載されている。
そのような重合体の非限定的な例は、商標名VS 70
IBMの下に3Mカンパニーから市販されている、ポ
リ(ジメチルシロキサン)−g−ポリ(イソブチルメタ
クリレート)である。
【0118】1つの態様において、少なくとも1種の共
重合体は、組成物の合計重量に対して0.2重量%〜3
0重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の態様に
おいて、少なくとも1種の共重合体は、組成物の合計重
量に対して1重量%〜10重量%の範囲の量で存在す
る。当業者は、本発明に従う少なくとも1種の共重合体
が市場で手に入れることができ、そして希釈溶液の形で
供給業者から入って来る可能性があることを認識するだ
ろう。それ故に、本明細書において開示された少なくと
も1種の共重合体の量は活性物質の重量パーセントを反
映している。
【0119】前の方で記載されたように、本発明の組成
物は、少なくとも1つのエステル基を含む化合物でない
少なくとも1種のワックスをさらに含むことができる。
例えば少なくとも1種のワックスは、透明でない組成物
を形成するために用いられることができる。本明細書に
おいて用いられる用語として“ワックス”は、ほとんど
の増量剤又は顔料とは異なって、脂肪相に可溶性である
任意の親油性脂肪化合物であることができる。例えば少
なくとも1種のワックスは例えば約55℃以上のよう
な、約35℃より高い融点を有することができる。
【0120】少なくとも1つのエステル基を含む化合物
である可能性があるか又はその可能性がない、ワックス
の非限定的な例は、蜜ろう、変性蜜ろう、カルナウバろ
う、キャンデリアワックス、ホホバろう、ウリキュリ
(ouricury)ワックス、木ろう、コルク繊維ろ
う、さとうきびろう、バラフィンワックス、リグナイト
(lignite)ワックス、微結晶ワックス、ラノリ
ンワックス、モンタンワックス及び地ろうのような天然
由来のろう、水素添加ホホバ油のような水素添加油、ホ
ホバエステル、エチレンの重合から誘導されたポリエチ
レンワックス、フィッシャー−トロプシュ合成により得
られたワックス類、脂肪酸エステル類、脂肪酸グリセリ
ド類、そして少なくとも1種のシリコーン類とは異なり
且つ少なくとも1種の共重合体とは異なるシリコーンワ
ックス類のような合成由来のワックスを包含する。
【0121】1つの態様において、少なくとも1種のワ
ックス類は、組成物の合計重量に対して0.1重量%〜
50重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の態様
において、少なくとも1種のワックス類は組成物の合計
重量に対して5重量%〜25重量%の範囲の量で存在す
る。
【0122】さらに、本発明の組成物は、少なくとも1
種の着色剤をさらに含むことができる。少なくとも1種
の着色剤は、顔料、染料、真珠光沢のある顔料、真珠色
化剤(pearling agent)から選ばれるこ
とができる。少なくとも1種の着色剤は、例えば良好な
被覆を与える、即ちそれが適用される少なくとも1種の
ケラチン質物質の重大な量がそれを通して見えるように
はならない被覆を与えるメーキャップ組成物を得るため
に選ばれることができる。少なくとも1種の着色剤はま
た、可溶性染料とは異なって、組成物の粘着性感触を減
少させることができる。
【0123】本発明に従って用いられることができる代
表的な油溶性染料は、スーダンレッド(Sudan r
ed)、DCレッド17、DCグリーン6、β−カロチ
ン、大豆油、スーダンブラウン(Sudan brow
n)、DCイエロー11、DCバイオレット2、DCオ
レンジ5、アンナットー(annatto)及びキノリ
ンイエローを包含する。存在する場合の油溶性染料は、
一般に0.0001%〜6%のような、組成物の合計重
量の重量により20%までの範囲の濃度を有する。
【0124】本発明に従って用いられることができる真
珠光沢のある顔料(即ち真珠光沢のある顔料類)は、
(i)チタン又はオキシ塩化ビスマスでコーティングさ
れた雲母のような白色の真珠光沢のある顔料、(ii)
酸化鉄で着色されたチタン雲母、フェリックブルー(f
erric blue)又は酸化クロムで着色されたチ
タン雲母、又は下に示された顔料から選ばれた有機顔料
で着色されたチタン雲母のような、着色された真珠光沢
のある顔料、及び(iii)オキシ塩化ビスマスに基づ
く真珠光沢のある顔料、から選ばれることができる。存
在する場合の真珠光沢のある顔料は、0.1%〜20%
のような、組成物の合計重量の重量により50%までの
範囲の濃度を有することができる。
【0125】本発明に従っても用いられることができる
顔料は、白色顔料、着色された顔料、無機顔料、有機顔
料、重合体顔料、非重合体顔料、コーティングされた顔
料及びコーティングされていない顔料から選ばれること
ができる。ミネラル顔料の代表的な例は、二酸化チタ
ン、場合により表面処理された、酸化ジルコニウム、酸
化亜鉛、酸化セリウム、鉄酸化物類、クロム酸化物類、
マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー(ult
ramarine blue)、クロム水和物及びフェ
リックブルー(ferric blue)を包含する。
有機顔料の代表的な例は、カーボンブラック、D&Cタ
イプの顔料、そしてコチニールカーミン(cochin
eal carmine)、バリウム、ストロンチウ
ム、カルシウム及びアルミニウムをベースとするレーキ
類を包含する。存在する場合のそれらの顔料は、1%〜
35%のような、そしてさらに2%〜25%のような、
組成物の合計重量の重量により40%までの範囲の濃度
を有することができる。或る製品の場合において、真珠
光沢のある顔料を包含する顔料は例えば組成物の重量に
より50%までを示すことができる。
【0126】本発明の1つの態様において、本発明の組
成物は、少なくとも1種の顔料を含む。他の態様におい
て、その少なくとも1種の顔料はカプセル化された顔料
から選ばれる。本明細書において用いられる用語として
“カプセル化された顔料”とは、少なくとも1種の重合
体内にカプセル化された顔料を言う。そのカプセルは、
そのようなカプセル化された顔料を含む組成物に圧力を
適用したときに、その内容物の幾らか、即ち包入されて
いる顔料及び存在する場合の分散用溶媒の幾らかを放出
することができる。例えば唇製品組成物中にカプセル化
された顔料が含まれている場合に、そのカプセルは、そ
の唇と一緒に加圧されたときに、その内容物の幾らかを
放出することができる。
【0127】したがって、1つの態様において、本発明
の組成物は、カプセル化された顔料が少なくとも1種の
溶媒に分散されている、そのカプセル化された顔料の少
なくとも1種を含む。したがって、圧力がその組成物に
適用されるときに、カプセルはその内容物の幾らかを放
出することができ、それにより唇上に(顔料からの)少
なくとも1種の色及び(少なくとも1種の溶媒からの)
光沢の維持を可能にすることができる。1つの態様にお
いて、その少なくとも1種の溶媒はシリコーン類から選
ばれる。他の態様において、その少なくとも1種の溶媒
は非揮発性シリコーン類から選ばれる。他の態様におい
て、その少なくとも1種の溶媒はフェニルトリメチコー
ン(phenyltrimethicone)である。
【0128】したがって、本発明はまた、1つの態様に
おいて、少なくとも1種のカプセル化された顔料が少な
くとも1種のシリコーン中に分散されている、その少な
くとも1種のカプセル化された顔料を含む組成物を提供
する。他の態様において、その少なくとも1種の溶媒は
非揮発性シリコーン類から選ばれる。他の態様におい
て、その少なくとも1種の溶媒は、20℃〜25℃の範
囲の温度で1.44より高いか又は1.44に等しい屈
折率を有する溶媒から選ばれる。他の態様において、そ
の少なくとも1種の溶媒は20℃で1.44より高いか
又は1.44に等しい屈折率を有する溶媒から選ばれ
る。他の態様において、その少なくとも1種の溶媒は2
5℃で1.44より高いか又は1.44に等しい屈折率
を有する溶媒から選ばれる。他の態様においてその少な
くとも1種の溶媒はフェニルトリメチコーンである。
【0129】1つの態様において、本発明は、少なくと
も1種のカプセル化された顔料がフェニルトリメチコー
ン中に分散されている、その少なくとも1種のカプセル
化された顔料を含む組成物を提供する。他の態様におい
て、本発明は、少なくとも1種のカプセル化された顔料
が少なくとも1種のシリコーン中に分散されている、そ
の少なくとも1種のカプセル化された顔料を含む組成物
を適用することからなる、少なくとも1種のケラチン質
物質上に、該組成物の色及び光沢から選ばれた少なくと
も1つの性質を維持するための方法を提供する。時間経
過にわたっての組成物の光沢の維持は、例えば特定の量
の時間後に、視覚的検査により測定することができる。
例えばケラチン質物質に組成物を適用した30分後にケ
ラチン質物質上の光沢が、肉眼により見たときに、適用
の際の同じ組成物の光沢に等しいか又はそれより高けれ
ば、その光沢は維持されている。時間経過にわたっての
組成物の色の維持は、例えば特定の量の時間の後に、視
覚検査により測定することができる。例えばケラチン質
物質への組成物の適用30分後にケラチン質物質上の色
が、肉眼により見たときに、適用の際の同じ組成物の色
と同じ強度又はそれより高い強度であるならば、その色
は維持されている。さらに、色の強度を決定するため
に、組成物のL値を、(例えばMinolta Chr
oma Meter CR−300を用いて)測定する
ことができる。化粧品業界において、そしてthe C
ommission Internationale
de l’EclairageのL、a、b測色表示シ
ステムにおいて規定されているものとして、Lは陰影度
の強度を規定ている。米国特許第6,010,541号
第1欄第66行〜第2欄第8行及び第9欄第15行〜第
57行を参照。その陰影度は、強度がより強くなれば、
Lの値はそれだけ比例的に低くなる(0=黒色、100
=白色)。したがって、少なくとも1種の着色剤が分散
されて、色の強度において増大があるかどうかどうか、
即ちL値において減少があるかどうかである。
【0130】本発明に従えば、本発明の組成物は、少な
くとも1種の増量剤(filler)をさらに含むこと
ができる。本明細書において用いられるものとして“増
量剤(filler)”という用語は、これらの成分が
室温以上の温度、そして特にそれらの軟化点又はそれら
の融点に上昇されたときでさえ、組成物の種々の成分と
化学的に反応せず、そしてこれらの成分中に不溶性であ
る、単独で又は組み合わせで用いられる、室温及び大気
圧で固体である任意の粒子を意味する。1つの態様にお
いて少なくとも1種の増量剤は、少なくとも170℃よ
り高い、例えば200℃よりも高い融点を有する。1つ
の態様において、少なくとも1種の増量剤は0.5μm
〜120μm、例えば1μm〜80μmのような、0.
01μm〜150μmの範囲の見掛けの直径を有するこ
とができる。見掛けの直径は、その基本の単一の粒子が
最も短い寸法(リーフレットについての厚さ)に沿って
ぴったりと合う円の直径に相当する。さらに、少なくと
も1種の増量剤は吸収剤であることができ、即ち組成物
の油類、そしてまた、皮膚により分泌された生物学的物
質を吸収することができ、例えばそれを親油性にするた
めに表面処理されることができ、そして/又は皮膚によ
り分泌された汗及び/又は皮脂を吸収するように多孔質
であることができる。
【0131】少なくとも1種の増量剤は、無機増量剤及
び有機増量剤から選ばれることができ、薄片(lame
llar)、球形及び/又は楕円体形のような任意の形
を有することができる。少なくとも1種の不活性な増量
剤の非限定的な例は、タルク、雲母、シリカ、カオリ
ン、(ナイロン(登録商標)粉末のような、及びOrg
asol(登録商標)としてAtochemより販売さ
れている製品のような)ポリアミド粉末、ポリ−β−ア
ラニン粉末、ポリエチレン粉末、(ポリメチルメタクリ
レート(PMMA)粉末、例えばCovabead L
H−85(10〜12μmの粒子寸法)としてWack
erにより販売されている製品、及びPolytrap
(登録商標)としてDow Corningにより販売
されているアクリル酸共重合体粉末のような)アクリル
重合体粉末、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン
(登録商標))粉末、ラウロイルリシン(lauroy
llysine)、窒化硼素、シリカ、カオリン、澱
粉、澱粉誘導体、(ポリ塩化ビニリデン及びアクリロニ
トリルから形成された中空重合体微小球、例えばExp
ancel(登録商標)としてNobel Indus
triesにより販売されている製品のような)中空重
合体微小球、及びTospearl(登録商標)として
東芝により販売されている重合化シリコーン微小球のよ
うな)重合化シリコーン微小球、沈降炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム(magne
sium hydrocarbonate)、ヒドロキ
シアパタイト、(Silica Beads(登録商
標)としてMaprecosにより販売されている製品
のような)中空シリカ微小球、ガラス微小カプセル、セ
ラミック微小カプセル及びポリエステル粒子を包含す
る。
【0132】少なくとも1種の増量剤は、1%〜20
%、例えば2%〜10%のような、合計組成物の重量に
対して0.5重量%より大きいか又は0.5重量%に等
しい範囲の量で本発明の組成物中に存在することができ
る。
【0133】本発明の組成物は、少なくとも1種の溶媒
をさらに含むことができる。1つの態様において、少な
くとも1種の溶媒は非揮発性の溶媒から選ばれる。非揮
発性溶媒の非限定的な例は、少なくとも1種のシリコー
ンとは異なり且つ少なくとも1種の共重合体とは異なる
非揮発性のシリコーン類、非揮発性炭化水素、及び非揮
発性アルコール類を包含する。
【0134】さらに本発明の組成物は成形された組成物
であることができるか、又は棒(スティック)もしくは
皿状物として注型されることができる。本発明の組成物
は、1つの態様において、成形された棒(スティック)
又は注型された棒(スティック)のような固体である。
他の態様において、本発明の組成物は、成形された棒
(スティック)、注型された棒(スティック)及びゲル
から選ばれた形にある。
【0135】少なくとも1種のシリコーン類、少なくと
も1種のエステル類、少なくとも1種のジエステル類、
少なくとも1種の共重合体、及び存在する場合の、エス
テルやジエステルからは選ばれない少なくとも1種のワ
ックス類の濃度は、組成物の所望の硬さ及び所望の安定
性に従って、そして計画された特定の適用に従って選ば
れる。本発明の組成物の成分のそれぞれの濃度は、25
℃でのそれ自体の重量下に流動しないで崩れることがで
きる固体が得られるような濃度であることができる。
【0136】棒(スティック)のような、意図された適
用に依存して、組成物の硬さをまた、考慮することがで
きる。1つの態様において、少なくとも1種の共重合体
は、組成物に硬さをさらに与えるために有効な量で存在
する。組成物の硬さは、例えばグラム(g)で表される
ことができる。本発明の組成物は、例えば、15g〜5
00gのような、さらに20g〜600gのような、そ
してさらに、30g〜150gのような、10g〜50
00gの範囲の硬さを有することができる。
【0137】硬さは次のとおりにして測定される。硬さ
のための試験は、組成物中に探り針を突き通し、そして
特に35mmの高さ及び4mmの直径のステンレススチ
ールシリンダーを備えたテクスチャーアナライザー(例
えばStable Microsystemsから市販
されているTA−XT2i)を用いる方法に従う。硬さ
の測定は、組成物の5つのサンプルの中心で20℃で行
われる。シリンダーは2mm/秒の速度で突き通し、合
計の移動は5mmである。記録された硬さの値は、観察
された最大ピークの値である。測定の誤差は±10gで
ある。
【0138】本発明の組成物の硬さは、組成物が自己支
持性であり、そして容易に崩れて、ケラチン質物質上に
満足できる付着を形成することができるような硬さであ
ることができる。さらに、この硬さ、本発明の組成物
に、例えば棒状(スティック)形又は皿状形に成形また
は注型することができる良好な衝撃強度を与えることが
できる。
【0139】当業者は、計画された適用に基づいて上に
概略された硬さ及び所望の硬さについて、試験を用いて
組成物を評価するために選ぶことができる。
【0140】本発明に従えば、棒状(スティック)形で
の組成物はまた、変形可能な柔軟性に富む弾性固体の性
質を有することができ、そしてまた、ケラチン質物質に
適用の際に、顕著な弾性柔軟性を有することができる。
さらに、1つの態様において、本発明の組成物は40℃
〜150℃の範囲の融点を有する。
【0141】本発明の組成物はまた、脂肪物質、着色
剤、増量剤、保湿剤、感触改良剤(texture m
odifiers)、消泡剤、湿潤剤、粘度調節剤、酸
化防止剤、精油(芳香油)、保存剤、芳香剤、中和剤、
油溶性重合体、多糖類、フッ素化化合物、そして例えば
皮膚軟化剤、ビタミン類、植物エキス、必須脂肪酸及び
UV−遮断剤(UV−screening agen
t)のような、化粧品的に活性な薬剤及び皮膚科学的に
活性な薬剤から選ばれた、当該分野において通常用いら
れる少なくとも1種の適当な添加剤をさらに含むことが
できる。1つの態様において、本発明の組成物は、透明
及び/又は清澄であり、例えば顔料が存在しない組成物
を包含する。なお他の態様において、本発明の組成物は
透明でもなく、また清澄でもない。
【0142】言うまでもなく、当業者は、安定性、非移
動性のような、本発明に従う組成物の少なくとも1つの
有利な性質が計画された(1種又は複数種の)添加によ
り有害に影響されないか、又は実質的に有害に影響され
ないように、場合による追加の添加剤及びその量を選ぶ
ように注意を払うであろう。
【0143】操作実施例における以外、又は他のように
示される場合以外に、本明細書及び特許請求の範囲にお
いて用いられる成分、反応条件、等の量を表すすべての
数値は、すべての場合において“約”という用語により
修飾されるものとして理解されるべきである。したがっ
て、反対の場合であると示されない限り、以下の本明細
書において、そして特許請求の範囲において記載される
数値パラメータは、本発明により得られるべき、求めら
れる所望の性質に依存して変えることができる近似値で
ある。少なくとも、そして特許請求の範囲に均等の原則
の適用を制限するための試みとしてではなく、各々の数
値パラメータは、有意アラビア数字の数及び通常の概数
で表す様式を考慮に入れて解釈されるべきである。
【0144】本発明の広い範囲を記載する数値範囲及び
パラメータが近似値であるにもかかわらず、特定の例
(実施例)において記載されている数値はできる限り正
確に報告されている。しかしながら、任意の数値は各々
の試験測定において見い出される標準偏差から必然的に
生ずる或る誤差を本来的に含有する。以下の実施例は結
果として範囲を限定することなしに本発明を例示するこ
とが意図される。パーセンテージは重量基準に基づいて
与えられる。
【0145】
【実施例】実施例 1:以下の組成物が造られた:
【0146】
【0147】調製 水素添加ポリイソブテン、イソノナン酸イソノニル、フ
ェニルトリメチコーン、及び15%過剰のマレイン酸ジ
イソステアリルを混合用ケトルに加え、そして中程度に
かき混ぜながら、混合物を90℃〜95℃に加熱した。
次にヘプタン酸ステアリルを混合用ケトルに加え、そし
て90℃〜95℃で均質になるまで、得られた混合物を
混合した。ジペンタエリトリチルテトラヒドロキシステ
アレート/イソステアレート、アクリレート/ステアリ
ルアクリレート化/ジメチコーンアクリレート化共重合
体及びシロキシ珪酸トリメチル(SR1000)を1種
ずつ該混合物に加え、各々それぞれの成分が溶融し且つ
均質になるのを確実にした。得られた混合物を90℃〜
95℃で追加の20分間混合した。最後にBHTを加
え、そして得られた混合物を90℃〜95℃で20分間
混合した。
【0148】次に、混合物をミル(粉砕機)に入れ、6
0℃〜65℃に加熱した。カプセル化されていない顔料
をその混合物に加え、そして得られた混合物を40〜4
5分間60℃〜65℃で粉砕した。いったんその混合物
が十分に分散されたならば、かき混ぜながらワックスを
その混合物に加えた。次に、ワックスが溶融してしまう
まで、その混合物を110℃〜115℃に加熱した。
【0149】次に、混合物をミルから取り出し、混合用
ケトルに移し、そして90℃〜95℃に加熱した。その
ミルを、20〜30分間、残りのマレイン酸ジイソステ
アリル(15重量%)を用いてリンスした。次に、マレ
イン酸ジイソステアリルのこの部分をまた、混合用ケト
ルに加えた。もし存在する場合に、Silverson
ホモジナイザー中でノナン酸イソノニル中に予め分散さ
れたカプセル化顔料が混合用ケトル中の混合物中に加え
られる。混合物を均一になるまで加熱した。次に均一に
なるまでかき混ぜながら、その混合物に増量剤を加え、
次に消泡剤を加えた。混合物を中程度にかき混ぜながら
20〜30分間かき混ぜた。
【0150】温度を80℃に低下させていき、そしてビ
タミン類及び植物エキスを加えた。混合物を追加の10
〜15分間混合し、そして次に型に注入した。
【0151】実施例 2:以下の組成物が上記方法に従
って造られた:
【0152】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/025 A61K 7/025 7/031 7/031 7/032 7/032 7/06 7/06 7/48 7/48 7/50 7/50 C08K 5/10 C08K 5/10 C08L 83/10 C08L 83/10 Fターム(参考) 4C083 AA112 AC012 AC351 AC352 AC371 AC372 AC392 AC472 AC582 AC662 AD022 AD151 AD152 AD492 AD612 BB32 CC01 CC02 CC11 CC13 CC14 CC23 CC31 CC33 CC36 DD21 DD23 DD27 DD31 EE07 EE12 EE28 EE29 FF05 FF06 4J002 BN17X CP03W CP03X EH016 EH086 FD026 GB00

Claims (79)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)少なくとも1つのエステル基を含
    む少なくとも1種の化合物; (b)少なくとも1種のシリコーン類;及び (c)少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種
    の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び
    少なくとも1種の鎖の少なくとも1種がシリコーン類か
    ら選ばれる、少なくとも1種の共重合体; を含む組成物であって、但しこの組成物は揮発性溶媒を
    含まないことを条件とする、組成物。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1種の共重合体が前記組
    成物の液体脂肪相を構造化する、請求項1に記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】 前記組成物が、肉眼で見たときに、25
    ℃で2か月後に安定である、請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記組成物が、肉眼で見たときに、37
    ℃で4週間後に安定である、請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つのエステル基を含む前記
    少なくとも1種の化合物が前記少なくとも1種のシリコ
    ーンと不親和性(非相容性)である、請求項1に記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】 少なくとも1種のシリコーンが、水溶性
    シリコーン類、油溶性シリコーン類、及び有機溶媒中に
    可溶性であるシリコーン類から選ばれる、請求項1に記
    載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも1種のシリコーンが、線
    状非揮発性シリコーン類、分枝状非揮発性シリコーン
    類、及び環状非揮発性シリコーン類から選ばれる、請求
    項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1種のシリコーンがジメ
    チコーン類、トリメチコーン類、ポリアルキルシロキサ
    ン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリー
    ルシロキサン類、ポリエーテルシロキサン共重合体、ア
    ルキルアリール−ジアリールシロキサン共重合体、ジメ
    チコノール類、ポリジアルキルシロキサン/アルキルビ
    ニルシロキサン共重合体、(ポリジアルキルシロキサ
    ン)(ジフェニル)(メチルビニルシロキサン)共重合
    体、及びシロキシシリケート類から選ばれる、請求項1
    に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも1種のシリコーンがフェ
    ニルトリメチコーンである、請求項1に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1種のシリコーンがシ
    ロキシシリケート類から選ばれる、請求項1に記載の組
    成物。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1種のシリコーンがト
    リメチルシロキシシリケートである、請求項10に記載
    の組成物。
  12. 【請求項12】 前記少なくとも1種のシリコーンが、
    前記組成物の合計重量に対して0.5重量%〜20重量
    %の範囲の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも1種のシリコーンが、
    前記組成物の合計重量に対して1重量%〜10重量%の
    範囲の量で存在する、請求項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つのエステル基を含む前
    記少なくとも1種の化合物がエステル類及びジエステル
    類から選ばれる請求項1に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記ジエステルが下記式(I)のジエ
    ステル: 及び下記式のジエステル: (上記2つの式において、R1及びR3は各々同じであっ
    ても又は異なっていてもよく、場合により置換された炭
    化水素基から選ばれ;そしてR2は場合によって置換さ
    れた二価の炭化水素基から選ばれる)から選ばれる、請
    求項14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 R2が場合により置換された二価の不
    飽和炭化水素基から選ばれる、請求項15に記載の組成
    物。
  17. 【請求項17】 少なくとも1つのエステル基を含む前
    記少なくとも1種の化合物が、脂肪酸ジエステル類、ア
    ルコールのジエステル類、及びPEGジエステル類から
    選ばれる、請求項1に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 少なくとも1つのエステル基を含む前
    記少なくとも1種の化合物が、マレイン酸ジイソステア
    リル、ジイソステアリン酸ジグリセロール及びPEGジ
    ステアレートから選ばれる、請求項1の組成物。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つのエステル基を含む前
    記少なくとも1種の化合物がマレイン酸ジイソステアリ
    ルから選ばれる、請求項1に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つのエステル基を含む前
    記少なくとも1種の化合物が、式(II): (式中、R4及びR5は各々同じであっても又は異なって
    いてもよく、各々の炭化水素基が少なくとも4個の炭素
    原子を含む、置換されていない炭化水素基から選ばれ
    る)のエステル類;及び以下の式: (式中、R6及びR7は各々同じであっても又は異なって
    いてもよく、場合により置換された炭化水素基から選ば
    れる)のエステル類から選ばれる、請求項1に記載の組
    成物。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つのエステル基を含む前
    記少なくとも1種の化合物が、ヘプタン酸ブチル、ラウ
    リン酸ブチル、イソノナン酸ブチル、ミリスチン酸ブチ
    ル、オクタン酸ブチル、オレイン酸ブチル、パルミチン
    酸ブチル、ステアリン酸ブチル、ヘプタン酸セチル、ラ
    ウリン酸セチル、イソノナン酸セチル、ミリスチン酸セ
    チル、オクタン酸セチル、オレイン酸セチル、パルミチ
    ン酸セチル、ステアリン酸セチル、ヘプタン酸イソノニ
    ル、ラウリン酸イソノニル、イソノナン酸イソノニル、
    ミリスチン酸イソノニル、オクタン酸イソノニル、オレ
    イン酸イソノニル、パルミチン酸イソノニル、ステアリ
    ン酸イソノニル、ヘプタン酸ヘキシル、ラウリン酸ヘキ
    シル、イソノナン酸ヘキシル、ミリスチン酸ヘキシル、
    オクタン酸ヘキシル、オレイン酸ヘキシル、パルミチン
    酸ヘキシル、ステアリン酸ヘキシル、ヘプタン酸イソス
    テアリル、イソステアリン酸イソステアリル、ネオペン
    タン酸イソステアリル、イソノナン酸イソステアリル、
    ヘプタン酸ラウリル、イソノナン酸ラウリル、ミリスチ
    ン酸ラウリル、オクタン酸ラウリル、オレイン酸ラウリ
    ル、パルミチン酸ラウリル、ステアリン酸ラウリル、ヘ
    プタン酸ステアリル、ラウリン酸ステアリル、イソノナ
    ン酸ステアリル、ミリスチン酸ステアリル、オクタン酸
    ステアリル、オレイン酸ステアリル、パルミチン酸ステ
    アリル、及びステアリン酸ステアリルから選ばれる、請
    求項20に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 少なくとも1種のジエステル類をさら
    に含む、請求項20に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 少なくとも1つのエステル基を含む前
    記少なくとも1種の化合物が少なくとも1種のワックス
    から選ばれる、請求項1に記載の化合物。
  24. 【請求項24】 少なくとも1つのエステル基を含む前
    記少なくとも1種の化合物が、前記組成物の合計重量に
    対して1重量%〜80重量%の範囲の量で前記組成物中
    に存在する、請求項1に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 少なくとも1つのエステル基を含む前
    記少なくとも1種の化合物が、前記組成物の合計重量に
    対して5重量%〜60重量%の範囲の量で存在する、請
    求項24に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 前記少なくとも1種の共重合体が
    (i)少なくとも1種の極性バックボーン及び少なくと
    も1種の非極性鎖を含む共重合体、及び(ii)少なく
    とも1種の非極性バックボーン及び少なくとも1種の極
    性鎖を含む共重合体、から選ばれる、請求項1に組成
    物。
  27. 【請求項27】 前記少なくとも1種の共重合体が、
    (i)少なくとも1種の極性非シリコーン鎖で置換され
    た少なくとも1種の非極性シリコーンバックボーンを含
    む重合体骨格からなる共重合体;(ii)少なくとも1
    種の非極性シリコーン鎖で置換された少なくとも1種の
    極性非シリコーンバックボーンを含む重合体骨格からな
    る共重合体;(iii)少なくとも1種の非極性、非シ
    リコーン鎖で置換された少なくとも1種の極性シリコー
    ンバックボーンを含む重合体骨格からなる共重合体;及
    び(iv)少なくとも1種の極性シリコーン鎖で置換さ
    れた少なくとも1種の非極性、非シリコーンバックボー
    ンを含む重合体骨格からなる共重合体、から選ばれる、
    請求項26に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 前記少なくとも1種の共重合体が、少
    なくとも1種の炭化水素基をさらに含む、請求項1に記
    載の組成物。
  29. 【請求項29】 前記少なくとも1種の炭化水素基が、
    重合体骨格に結合された末端炭化水素基である、請求項
    28に記載の組成物。
  30. 【請求項30】 前記少なくとも1種の炭化水素基が、
    重合体骨格に結合されたペンダント炭化水素基である、
    請求項28に記載の組成物。
  31. 【請求項31】 前記少なくとも1種の炭化水素基が重
    合体骨格上の少なくとも1つの鎖に結合された末端炭化
    水素基である、請求項28に記載の組成物。
  32. 【請求項32】 前記少なくとも1種の炭化水素基が重
    合体骨格上の少なくとも1つの鎖に結合されたペンダン
    ト炭化水素基である、請求項28に記載の組成物。
  33. 【請求項33】 前記少なくとも1種の炭化水素基が場
    合により置換されたC5〜C25アルキル基から選ばれ
    る、請求項28に記載の組成物。
  34. 【請求項34】 前記少なくとも1種の炭化水素基が場
    合により置換されたC18アルキル基及び場合により置換
    されたC22アルキル基から選ばれる、請求項33に記載
    の組成物。
  35. 【請求項35】 前記少なくとも1種の共重合体が、シ
    リコーン/(メタ)アクリレート共重合体から選ばれ
    る、請求項1に記載の組成物。
  36. 【請求項36】 前記少なくとも1種の共重合体が、
    (i)少なくとも1種の極性(メタ)アクリレート単位
    の繰り返し単位を含む非極性シリコーン共重合体、(i
    i)少なくとも1種の非極性シリコーン鎖でグラフトさ
    れたビニル共重合体から選ばれる、請求項1に記載の組
    成物。
  37. 【請求項37】 前記少なくとも1種の共重合体が、
    (i)アクリレート類/ステアリルアクリレート/ジメ
    チコーンアクリレート類共重合体及び(ii)アクリレ
    ート類/ベヘニルアクリレート/ジメチコーンアクリレ
    ート類共重合体から選ばれる、請求項1に記載の組成
    物。
  38. 【請求項38】 前記少なくとも1種の共重合体が、下
    記式(III)及び(IV)の単位を含むシリコーンエ
    ステル類から選ばれる、請求項1に記載の組成物: RaE bSiO[4-(a+b)/2] (III)及び R’xE ySiO1/2 (IV) (上記2つの式中、R及びR’は各々同じであっても又
    は異なっていてもよく、場合により置換された炭化水素
    基から選ばれる;a及びbは同じであっても又は異なっ
    ていてもよく、aとbとの合計が1〜3の範囲の数であ
    ることを条件として、各々0〜3の範囲の数である;x
    及びyは同じであっても又は異なっていてもよく、xと
    yとの合計が1〜3の範囲の数であることを条件とし
    て、各々0〜3の範囲の数である;そしてREは各々同
    じであっても又は異なっていてもよく、少なくとも1つ
    のカルボン酸エステル基を含む基から選ばれる)。
  39. 【請求項39】 前記RE基が少なくとも1種の酸と少
    なくとも1種のアルコールとの反応から形成された少な
    くとも1つのエステル基を含む基から選ばれる、請求項
    38に記載の組成物。
  40. 【請求項40】 前記1種の共重合体が、少なくとも1
    種のA単量体から誘導される少なくとも1種の単位、少
    なくとも1種のC単量体から誘導される少なくとも1種
    の単位、D単量体から誘導される少なくとも1種の単
    位、及び場合により少なくとも1種のB単量体から誘導
    される少なくとも1種の単位を含む重合体から選ばれ、 それらの単量体において、 Aは各々同じであっても又は異なっていてよく、(i)
    1,1,−ジヒドロパーフルオロアルカノール類、オメ
    ガヒドリドフルオロアルカノール類、フルオロアルキル
    スルホンアミドアルコール類、環状フルオロアルコール
    類、及びフルオロエーテルアルコール類から選ばれた少
    なくとも1種のアルコール、及び上記少なくとも1種の
    アルコール類の類似体、のラジカル重合が可能なアクリ
    ル酸エステル類、及び(ii)1,1,−ジヒドロパー
    フルオロアルカノール類、オメガヒドリドフルオロアル
    カノール類、フルオロアルキルスルホンアミドアルコー
    ル類、環状フルオロアルコール類、及びフルオロエーテ
    ルアルコール類から選ばれた少なくとも1種のアルコー
    ル、及び前記少なくとも1種のアルコールの類似体の、
    ラジカル重合が可能なメタクリル酸エステル類から選ば
    れ;Bは各々同じであっても又は異なっていてもよく、
    少なくとも1種のA単量体と共重合可能である強化用単
    量体から選ばれ;Cは各々同じであっても又は異なって
    いてもよく、下記式を有する単量体から選ばれる: X(Y)nSi(R)3-mm (式中、Xは少なくとも1種のA単量体及び少なくとも
    1種のB単量体と共重合可能であるビニル基から選ば
    れ;Yは二価のアリレン基、二価のアリーレン基、二価
    のアルカリーレン基(即ちアルキルアリーレン基)及び
    二価のアラルキレン基(即ちアリールアルキレン基)か
    ら選ばれ、それらの基は1〜30個の炭素原子を含み、
    そしてさらに、それらの基は場合によりエステル基、ア
    ミド基、ウレタン基及び尿素基から選ばれた少なくとも
    1つの基をさらに含み;nはゼロ又は1であり;mは1
    〜3の範囲の数であり;Rは各々同じであっても又は異
    なっていてもよく、水素、C1〜C4アルキル基、アリー
    ル基及びアルコキシ基から選ばれ;そしてZは各々同じ
    であっても又は異なっていてもよく、一価のシロキサン
    重合体基から選ばれる);Dは各々同じであっても又は
    異なっていてもよく、ラジカル重合が可能なアクリレー
    ト共重合体及びラジカル重合が可能なメタクリレート共
    重合体から選ばれる、請求項1に記載の組成物。
  41. 【請求項41】 前記少なくとも1種の共重合体が、少
    なくとも1種のA単量体、少なくとも1種のC単量体及
    び少なくとも1種のD単量体を含む重合体から選ばれ、 それらの単量体において、 Aは各々同じであっても又は異なっていてもよく、少な
    くとも1種のフルオロアルキルスルホンアミドアルコー
    ルの重合可能なアクリル酸エステル及び少なくとも1種
    のフルオロアルキルスルホンアミドアルコールの重合可
    能なメタクリル酸エステルから選ばれ;Dは各々同じで
    あっても又は異なっていてもよく、少なくとも1種のC
    1〜C1 2線状アルコールのメタクリル酸エステル、及び
    少なくとも1種のC1〜C12分枝状アルコールのメタク
    リル酸エステルから選ばれ;そしてCは各々同じであっ
    ても又は異なっていてもよく、式: X(Y)nSi(R)3-mm (式中、Xは少なくとも1種のA単量体及び少なくとも
    1種のB単量体と共重合可能であるビニル基から選ば
    れ;Yは二価のアリレン基、二価のアリーレン基、二価
    のアルカリーレン基(即ちアルキルアリーレン基)、及
    び二価のアラルキレン基(即ちアリールアルキレン基)
    から選ばれ、それらの基は1〜30個の炭素原子を含
    み、そしてさらに、それらの基は場合によりエステル
    基、アミド基、ウレタン基及び尿素基から選ばれた少な
    くとも1つの基をさらに含み;nはゼロ又は1であり;
    mは1〜3の範囲の数であり;Rは各々同じであっても
    又は異なっていてもよく、水素、C1〜C4アルキル基、
    アリール基及びアルコキシ基から選ばれ;そしてZは各
    々同じであっても又は異なっていてもよく、一価のシロ
    キサン重合体基から選ばれる)を有する単量体から選ば
    れる、請求項1に記載の組成物。
  42. 【請求項42】 前記少なくとも1種の共重合体が、液
    状シロキシシリケート類及びシリコーンエステル類から
    選ばれる、請求項1に記載の組成物。
  43. 【請求項43】 前記少なくとも1種の共重合体が、ジ
    イソステアロイルトリメチロールプロパンシロキシシリ
    ケート及びジラウロイルトリメチロールプロパンシロキ
    シシリケートから選ばれる、請求項40に記載の組成
    物。
  44. 【請求項44】 前記少なくとも1種の共重合体が、ビ
    ニル重合体、メタクリル重合体及びアクリル重合体から
    選ばれたバックボーン、及びペンダントシロキサン基及
    びペンダントフッ素化学基から選ばれた少なくとも1種
    の鎖を含む重合体から選ばれる、請求項1に記載の組成
    物。
  45. 【請求項45】 前記少なくとも1種の共重合体が、ポ
    リ(イソブチルメタクリレート−コ−メチルFOSE
    A)−g−ポリ(ジメチルシロキサン)である、請求項
    44に記載の組成物。
  46. 【請求項46】 前記少なくとも1種の共重合体が、シ
    リコーン/アクリレートグラフト三元重合体(ターポリ
    マー)から選ばれる、請求項1に記載の組成物。
  47. 【請求項47】 前記少なくとも1種の共重合体が、少
    なくとも1種のA単量体、少なくとも1種のC単量体、
    及び場合により少なくとも1種のB単量体を含む共重合
    体から選ばれ、 それらの単量体において、 該少なくとも1種のA単量体はラジカル重合が可能なビ
    ニル単量体、ラジカル重合が可能なメタクリレート単量
    体及びラジカル重合が可能なアクリレート単量体から選
    ばれ、該少なくとも1種のB単量体は、存在する場合に
    は、少なくとも1種のA単量体と共重合可能な少なくと
    も1種の強化用単量体から選ばれ、そして該少なくとも
    1種のC単量体は下記の式を有する単量体から選ばれ
    る: X(Y)nSi(R)3-mm (式中、Xは少なくとも1種のA単量体及び少なくとも
    1種のB単量体と共重合可能であるビニル基から選ば
    れ;Yは二価の基から選ばれ;nはゼロ又は1であり;
    mは1〜3の範囲の数であり;Rは各々同じであっても
    又は異なっていてもよく、水素、場合により置換された
    1〜C10アルキル基、場合により置換されたフェニル
    基及び場合により置換されたC1〜C10アルコキシ基か
    ら選ばれ;そしてZは各々同じであっても又は異なって
    いてもよく、一価のシロキサン重合体基から選ばれ
    る)、請求項1に記載の組成物。
  48. 【請求項48】 前記少なくとも1種の共重合体がビニ
    ル−シリコーングラフト共重合体及びビニル−シリコー
    ンブロック共重合体から選ばれる、請求項1の組成物。
  49. 【請求項49】 前記少なくとも1種の共重合体が下記
    の式を有するビニル−シリコーングラフト共重合体及び
    下記の式を有するビニル−シリコーンブロック共重合体
    から選ばれる、請求項48に記載の組成物: (式中、G5は各々同じであっても又は異なっていても
    よく、アルキル基、アリール基、アラルキル基(即ちア
    リールアルキル基)、アルコキシ基、アルキルアミノ
    基、フルオロアルキル基、水素及び−ZSA基(但し、
    Aは少なくとも1種の重合されたラジカル重合が可能な
    単量体からなるビニル重合体セグメントから選ばれ、そ
    してZは二価のC1〜C10アルキレン基、二価のアラル
    キレン基(即ちアリールアルキレン基)、二価のアリー
    レン基及び二価のアルコキシアルキレン基から選ばれ
    る)から選ばれ;G6は各々同じであっても又は異なっ
    ていてもよく、アルキル基、アリール基、アラルキル基
    (即ちアリールアルキル基)、アルコキシ基、アルキル
    アミノ基、フルオロアルキル基、水素、及び上に定義さ
    れたとおりの−ZSA基から選ばれ;G2はAからな
    り;G4はAからなり;R1は各々同じであっても又は異
    なっていてもよく、アルキル基、アリール基、アラルキ
    ル基(即ちアリールアルキル基)、アルコキシ基、アル
    キルアミノ基、フルオロアルキル基、水素及びヒドロキ
    シル基から選ばれ;R2は各々同じであっても又は異な
    っていてもよく、二価のC1〜C10アルキレン基、二価
    のアリーレン基、二価のアラルキレン基(即ちアリール
    アルキレン基)、及び二価のアルコキシアルキレン基か
    ら選ばれ;R3は各々同じであっても又は異なっていて
    もよく、アルキル基、アリール基、アラルキル基(即ち
    アリールアルキル基)、アルコキシ基、アルキルアミノ
    基、フルオロアルキル基、水素及びヒドロキシル基から
    選ばれ;R4は同じであっても又は異なっていてもよ
    く、二価のC1〜C10アルキレン基、二価のアリーレン
    基、二価のアラルキレン基(即ちアリールアルキレン
    基)、及び二価のアルコキシアルキレン基から選ばれ;
    xは0〜3の範囲の数であり;yは5より大きいか又は
    5に等しい数であり;そしてqは0〜3の範囲の数であ
    る)。
  50. 【請求項50】 前記少なくとも1種の共重合体がポリ
    (ジメチルシロキサン)−g−ポリ(イソブチルメタク
    リレート)である、請求項49に記載の組成物。
  51. 【請求項51】 前記少なくとも1種の共重合体が、前
    記組成物の合計重量に対して0.2重量%〜30重量%
    の範囲の量で前記組成物中に存在する、請求項1に記載
    の組成物。
  52. 【請求項52】 前記少なくとも1種の共重合体が、前
    記組成物の合計重量に対して1重量%〜10重量%の範
    囲の量で存在する、請求項51に記載の組成物。
  53. 【請求項53】 前記組成物が少なくとも1種のワック
    スをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  54. 【請求項54】 前記少なくとも1種のワックスは、天
    然由来のワックス類、水素添加油類、ホホバエステル
    類、合成由来のワックス類、フィッシャー−トロプシュ
    合成により得られたワックス類、脂肪酸エステル類、脂
    肪酸グリセリド類、そして該少なくとも1種のシリコー
    ンとは異なり且つ該少なくとも1種の共重合体とは異な
    るシリコーンワックス類から選ばれる、請求項53に記
    載の組成物。
  55. 【請求項55】 前記少なくとも1種のワックスが、蜜
    ろう、変性蜜ろう、カルナウバろう、キャンデリアワッ
    クス、ホホバろう、ウリキュリ(ouricury)ワ
    ックス、木ろう、コルク繊維ろう、さとうきびろう、パ
    ラフィンワックス、リグナイトワックス、微結晶ワック
    ス、ラノリンワックス、モンタンろう、及び地ろう、水
    素添加ホホバ油、エチレンの重合から誘導されたポリエ
    チレンワックスから選ばれる、請求項53に記載の組成
    物。
  56. 【請求項56】 前記少なくとも1種のワックスが、前
    記組成物の合計重量に対して0.1重量%〜50重量%
    の範囲の量で存在する、請求項53に記載の組成物。
  57. 【請求項57】 前記少なくとも1種のワックスが、前
    記組成物の合計重量に対して5重量%〜25重量%の範
    囲の量で存在する、請求項56に記載の組成物。
  58. 【請求項58】 前記組成物が少なくとも1種の着色剤
    をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  59. 【請求項59】 前記少なくとも1種の着色剤が、少な
    くとも1種の溶媒に分散されたカプセル化顔料から選ば
    れる、請求項1に記載の組成物。
  60. 【請求項60】 前記少なくとも1種の溶媒がフェニル
    トリメチコーンである、請求項59に記載された組成
    物。
  61. 【請求項61】 前記組成物が少なくとも1種の非揮発
    性溶媒をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  62. 【請求項62】 前記少なくとも1種の非揮発性溶媒
    が、該少なくとも1種のシリコーンとは異なり且つ該少
    なくとも1種の共重合体とは異なる非揮発性シリコーン
    類、非揮発性炭化水素類及び非揮発性アルコール類から
    選ばれる、請求項61に記載の組成物。
  63. 【請求項63】 前記組成物が、脂肪物質、着色剤、増
    量剤、保湿剤、触感改良剤、消泡剤、湿潤剤、粘度調節
    剤、酸化防止剤、精油(芳香油)、保存剤、芳香剤、中
    和剤、油溶性重合体、多糖類、フッ素化合物、化粧品的
    に活性な薬剤及び皮膚科学的に活性な薬剤から選ばれた
    少なくとも1種の添加剤をさらに含む、請求項1に記載
    の組成物。
  64. 【請求項64】 前記組成物が、化粧品組成物である、
    請求項1に記載の組成物。
  65. 【請求項65】 前記組成物が、唇のためのメーキャッ
    プ製品、皮膚のためのメーキャップ製品、眼のためのメ
    ーキャップ製品、身体表面成長のためのメーキャップ及
    びケア製品、皮膚のためのケア及び/又はトリートメン
    ト製品、唇のためのケア及び/又はトリートメント製
    品、メーキャップ(化粧)落とし製品、写し入れ墨み
    (transfer tattoos)及び身体衛生製
    品から選ばれた形にある、請求項1に記載の組成物。
  66. 【請求項66】 前記組成物が、ペースト、固体、粘性
    クリーム、硬質ゲル、可撓性ゲル又は軟質ゾルから選ば
    れた形にある、請求項1に記載の組成物。
  67. 【請求項67】 (a)少なくとも1種のジエステル
    類; (b)少なくとも1種の非揮発性シリコーン類; (c)少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種
    の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び
    少なくとも1種の鎖の少なくとも1種がシリコーン類か
    ら選ばれる、少なくとも1種の共重合体; を含む無水組成物。
  68. 【請求項68】 (a)少なくとも1種のシリコーン
    類; (b)少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種
    の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び
    少なくとも1種の鎖の少なくとも1種はシリコーン類か
    ら選ばれる、少なくとも1種の共重合体;及び (c)下記式(I): (式中、R1及びR3は各々同じであっても又は異なって
    いてもよく、場合により置換された炭化水素基から選ば
    れ;R2は場合により置換された二価の不飽和炭化水素
    基から選ばれる)の少なくとも1種のジエステル;を含
    む組成物。
  69. 【請求項69】 (a)少なくとも1種のシリコーン
    類; (b)少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種
    の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び
    少なくとも1種の鎖の少なくとも1種はシリコーン類か
    ら選ばれる、少なくとも1種の共重合体; (c)少なくとも1種のジエステル類;及び (d)下記式(II): (式中、R4及びR5は各々同じであっても又は異なって
    いてもよく、置換されていない炭化水素基(前記炭化水
    素基は各々少なくとも4個の炭素原子を含む)から選ば
    れる)の少なくとも1種のエステル類;を含む組成物。
  70. 【請求項70】 (a)少なくとも1種のシリコーン
    類; (b)少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種
    の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び
    少なくとも1種の鎖の少なくとも1種はシリコーン類か
    ら選ばれる、少なくとも1種の共重合体; (c)ジエステル類、及び下記式(II): (式中、R4及びR5は各々同じであっても又は異なって
    いてもよく、置換されていない炭化水素基(前記炭化水
    素基は各々少なくとも4個の炭素原子を含む)から選ば
    れる)のエステル類から選ばれた少なくとも2種の化合
    物;を含む組成物であって、前記少なくとも2種の化合
    物は前記組成物の合計重量に対して3.5重量%より大
    であるか又は3.5重量%に等しい量で前記組成物中に
    存在する、組成物。
  71. 【請求項71】 (a)少なくとも1つエステル基を含
    む少なくとも1種の化合物; (b)少なくとも1種のシリコーン類であって、前記少
    なくとも1種の化合物がこの少なくとも1種のシリコー
    ン類と不親和性(非相容性)である、該少なくとも1種
    のシリコーン類;及び (c)少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種
    の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び
    少なくとも1種の鎖の少なくとも1種はシリコーン類か
    ら選ばれる、少なくとも1種の共重合体;を含む少なく
    とも1つの液体脂肪相を含む組成物。
  72. 【請求項72】 少なくとも1つの液体脂肪相を含む、
    構造化された組成物であって、 前記少なくとも1つの液体脂肪相は、(i)少なくとも
    1種の極性非シリコーン鎖で置換された少なくとも1種
    の非極性シリコーンバックボーンを含む重合体骨格から
    なる共重合体及び(ii)少なくとも1種の非極性シリ
    コーン鎖で置換された少なくとも1種の極性非シリコー
    ンバックボーンを含む重合体骨格からなる共重合体、か
    ら選ばれた少なくとも1種の共重合体で構造化されてお
    り;そして前記少なくとも1つの液体脂肪相は、少なく
    とも1つのエステル基を含む少なくとも1種の化合物及
    び少なくとも1種のシリコーン類を含んでいる、構造化
    された組成物。
  73. 【請求項73】 前記少なくとも1つの液体脂肪相、前
    記少なくとも1種の共重合体、前記少なくとも1種の化
    合物及び前記少なくとも1種のシリコーン類が生理学的
    に許容できる媒体を形成している、請求項72に記載の
    構造化された組成物。
  74. 【請求項74】 少なくとも1種のカプセル化された顔
    料を含み、この少なくとも1種のカプセル化された顔料
    が20℃〜25℃の範囲の温度で1.44より高いか又
    は1.44に等しい屈折率を有する少なくとも1種の溶
    媒中に分散されている、組成物。
  75. 【請求項75】 少なくとも1種のカプセル化された顔
    料を含む組成物であって、この少なくとも1種のカプセ
    ル化された顔料が少なくとも1種のシリコーン中に分散
    されている、前記組成物を適用することからなる、 少なくとも1種のケラチン質物質上に、組成物の色及び
    光沢から選ばれた少なくとも1つの性質を維持するため
    の方法。
  76. 【請求項76】 少なくとも1種のシリコーン類及び少
    なくとも1つのエステル基を含む少なくとも1種の化合
    物を含む組成物であって、前記少なくとも1種のシリコ
    ーン類と前記少なくとも1種の化合物とは不親和性(非
    相容性)である、組成物の構造を修正する方法におい
    て、 少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種の鎖と
    を含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び少なく
    とも1種の鎖の少なくとも1種はシリコーン類から選ば
    れる、少なくとも1種の共重合体を、安定な組成物を提
    供するために有効な量で、前記組成物中に包含させるこ
    とからなる、前記方法。
  77. 【請求項77】 前記組成物が揮発性溶媒を全く含まな
    い、請求項76に記載の方法。
  78. 【請求項78】 (a)少なくとも1つのエステル基を
    含む少なくとも1種の化合物; (b)少なくとも1種のシリコーン類;及び (c)少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種
    の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び
    少なくとも1種の鎖の少なくとも1種はシリコーン類か
    ら選ばれる、少なくとも1種の共重合体;を含む組成物
    であって、揮発性溶媒を含まない組成物を、少なくとも
    1種のケラチン質物質に適用することからなる、前記少
    なくとも1種のケラチン質物質をケアし、メーキャップ
    し、そして/又はトリートメントするための方法。
  79. 【請求項79】 (a)少なくとも1種のジエステル
    類; (b)少なくとも1種のシリコーン類;及び (c)少なくとも1種のバックボーンと少なくとも1種
    の鎖とを含み、前記少なくとも1種のバックボーン及び
    少なくとも1種の鎖の少なくとも1種は少なくとも1種
    のシリコーン類から選ばれる、少なくとも1種の共重合
    体;を含む無水組成物を、少なくとも1種のケラチン質
    物質に適用する、ことからなる、該ケラチン質物質をケ
    アし、メーキャップし、そして/又はトリートメントす
    るための方法。
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