JP2003267156A - ライセンスブラケットの構造 - Google Patents

ライセンスブラケットの構造

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JP2003267156A
JP2003267156A JP2002071758A JP2002071758A JP2003267156A JP 2003267156 A JP2003267156 A JP 2003267156A JP 2002071758 A JP2002071758 A JP 2002071758A JP 2002071758 A JP2002071758 A JP 2002071758A JP 2003267156 A JP2003267156 A JP 2003267156A
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Sayaka Arima
さやか 有馬
Yoshihiro Fuchigami
芳宏 渕上
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Nissan Shatai Co Ltd
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを抑えて着脱作業の作業効率を上げる
ことができるライセンスブラケットの構造を提供する。 【解決手段】 ライセンスブラケット5の回動部7の一
端の左右側には、それぞれ支持部9の回動軸94が挿通
された挿通部11の右側でコ字部91よりも右側に第一
の爪12が設けられている。第一の爪12は、回動部7
の一端から後方Yに向かって50°に起立して設けられ
ているとともに、コ字部91に向かって鉤状に形成され
ている。回動部7を水平位置に向かって上方に50°ま
で回動させると第一の爪12がコ字部91と同じ高さ位
置に位置される。そして、挿通部11、11を回動軸9
4に沿って左方向Lに移動させると第一の爪12がコ字
部91の下側で係止され、これにより回動部7は取付部
6に支持される。このように、回動部7は第一の爪12
により上方に50°まで回動した所定位置で保持される
ように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のライセンス
ブラケットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のライセンスブラケットの構
造には、車体の後部に車幅方向に取り付けられるリヤバ
ンパの中央部にライセンスプレートよりもやや大きく形
成された開口部と、この開口部に対応して前記車体に固
着されるとともに後方側にライセンスプレートが取り付
けられたライセンスブラケットとを備えたものがある。
【0003】これにより、リヤバンパは開口部にライセ
ンスプレートを通すことができるので、ライセンスプレ
ートをブラケットから外すことなく車体に対して着脱で
きるように構成されている。
【0004】しかしながら、このようなライセンスブラ
ケットの構造の場合には、リヤバンパにライセンスプレ
ートよりもやや大きい開口部を設けるため、リヤバンパ
の強度剛性が低下していた。
【0005】これを解決するために、図10に示すよう
なライセンスブラケット107の構造が提案されている
(特開平11−286250号公報参照)。この構造
は、車体102の後部に取り付けられるリヤバンパ10
1を構成する車内側のバンパビーム103およびバンパ
フェイシャ104にそれぞれ形成された挿通穴105、
106と、両挿通穴105、106に挿通して車体10
2に固着されたライセンスブラケット107とを備えて
いる。
【0006】さらに、ライセンスブラケット107は、
一端側が車体102に固着されて他端側が両挿通穴10
5、106に挿通する取付部108と、バンパフェイシ
ャ104の挿通穴106よりも車外側で取付部108の
他端側に一端側が上下に回動自在に支持されるとともに
他端側がバンパフェイシャ104にクリップ等で着脱自
在に設けられ、後方側にライセンスプレート109が取
り付けられた回動部110とを備えている。
【0007】これにより、図中の一点鎖線で示すように
回動部110を上方へ回動させると回動部110をリヤ
バンパ101の両挿通穴105、106に挿通させるこ
とができるので、ライセンスプレート109をライセン
スブラケット107から取り外すことなくリヤバンパ1
01が着脱できるように構成されている。
【0008】さらに、このライセンスブラケット107
の構造では、バンパフェイシャ104の挿通穴106を
ライセンスプレート109が取り付けられた回動部11
0が、リヤバンパ101を車体102に取り付ける際に
上方へ回動した状態で挿通可能に形成されている。
【0009】したがって、ライセンスプレート109の
縦寸法に合わせて挿通穴106を形成する必要がなくな
るので、前述した取付構造に比べて穴の大きさを小さく
することができ、リヤバンパ101の強度剛性の低下を
抑えることが可能となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなライセンスブラケット107の構造においては、ラ
イセンスブラケット107の回動部110がクリップを
外すと取付部108に回動自在に支持されただけとな
り、回動部110を上方に回動させても手を離すと元の
状態に戻ってしまう。
【0011】このため、リヤバンパ101の着脱時に
は、作業者が一方の手で回動部を持ち上げながら他方の
手でリヤバンパ101の挿通穴に通すことになり作業に
無理が生じる。したがって、二人で着脱作業をしなけれ
ばならず、作業効率が良くなかった。
【0012】また、治具を用いてライセンスブラケット
107の回動部110を上方に所定角度まで回動した所
定位置で保持させることも可能であるが、着脱作業の邪
魔にならないように治具を製造しなければならないこと
から構造が複雑となり、コストが大幅にかかる問題があ
った。
【0013】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、コストを抑えて着脱作業の作業効率を
上げることができるライセンスブラケットの構造を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1記載のライセンスブラケットの構造
においては、車体の後部に車幅方向に延在して取り付け
られるリヤバンパに形成された挿通穴と、この挿通穴に
挿通して前記車体に固着されたライセンスブラケットと
を備え、このライセンスブラケットは、前記車体に一端
側が固着されて他端側が前記挿通穴を挿通する取付部
と、前記挿通穴よりも車外側で前記取付部の他端側に一
端側が上下に回動自在に支持されて後方側にライセンス
プレートが取り付けられた回動部と、前記取付部と前記
回動部との間に設けられ、前記回動部を水平位置に向か
って上方に所定角度まで回動した所定位置で保持する所
定位置保持手段と、を備えたものとしている。
【0015】かかる構成において作業者はライセンスブ
ラケットの回動部を所定位置保持手段で所定位置に保持
させることにより、リヤバンパを両手で持ってその挿通
穴に回動部をライセンスプレートとともに通すことが可
能になる。
【0016】また、回動部を所定位置に保持する所定位
置保持手段をリヤバンパの挿通穴に挿通されるライセン
スブラケットに設けたことから、治具を使用した場合に
比べて簡単な構成で着脱の邪魔にならないように回動部
を保持させることが可能になる。
【0017】また、請求項2記載のライセンスブラケッ
トの取付構造においては、前記ライセンスブラケット
は、前記取付部と前記回動部との間に設けられ、前記回
動部を前記所定角度よりも大きい第二の所定角度まで回
動した第二の所定位置で保持する第二の所定位置保持手
段を備えたものとしている。
【0018】かかる構成において作業者はリヤバンパを
車体に取り付けた後にライセンスブラケットの回動部を
第二の所定位置保持手段で第二の所定位置に保持するこ
とにより、前記所定位置に回動部を保持した場合に比べ
て回動部の位置が高くなるため、リヤバンパの挿通穴に
手を通すことが容易になる。
【0019】また、請求項3記載のライセンスブラケッ
トの構造においては、前記リヤバンパの前記挿通穴は、
前記リヤバンパを前記車体に取り付ける際に前記ライセ
ンスブラケットの前記回動部を前記所定位置で保持した
状態で前記ライセンスプレートとともに厚み方向から挿
通可能な大きさに形成したものとしている。
【0020】かかる構成においては、リヤバンパの挿通
穴の縦寸法がライセンスプレートの縦寸法よりも小さく
なるので、回動部をリヤバンパに取り付けた状態では挿
通穴の大半が回動部のライセンスプレートで覆われる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。
【0022】図1は本発明の一実施の形態を示す車体1
の後部斜視図である。この車体1には後面51の上部か
ら中間部にかけて開口部52が形成されており、後面5
1の右縁部53には開口部52を開閉するバックドア2
が水平に回動自在に支持されている。
【0023】さらに、車体1において後面51の下部か
ら両左右側面54,54の後端部の下部を構成してスカ
ート状に形成されたスカート部55には、リヤバンパ3
が車幅方向Xに延在して取り付けられている。このリヤ
バンパ3には、後面51側の中央部から下側にかけてラ
イセンスプレートPよりもやや大きく凹んだ凹部31が
形成されている。
【0024】図2は、図1のA部を示す拡大図であり、
図3は図2のB−B線に沿う断面図である。ライセンス
ブラケット5の構造は、リヤバンパ3の凹部31におい
て上部32から底部33にかけて逆凸字型に形成された
挿通穴4と、この挿通穴4に挿通して後面51側のスカ
ート部55の中央部に固着されたライセンスブラケット
5とを備えている。
【0025】挿通穴4は、ライセンスプレートPを厚み
方向で通す形状の上部穴42と、上部穴42に連続して
車幅方向で上部穴42より狭い形状の作業用となる下部
穴43と、が形成されている。そして、下部穴43の下
縁44が底部33の上下方向中途部に配設されている。
【0026】ライセンスブラケット5は、スカート部5
5に一端側が固着されて他端側が挿通穴4を挿通する左
右一対の取付部6,6と、挿通穴4よりも車外側で両取
付部6,6の他端側に一端側が上下に回動自在に支持さ
れるとともに他端側がリヤバンパ3の凹部31の底部3
3にクリップQで着脱自在であって、後方Y側にライセ
ンスプレートPが取り付けられた回動部7とを備えてい
る。
【0027】図4はライセンスブラケット5の斜視図で
あり、図5は図4の要部拡大図である。ライセンスブラ
ケット5の取付部6は、それぞれ後方Yに向かってL字
状に屈曲形成された屈曲部8と、屈曲部8の後端に設け
られて回動部7を回動自在に支持する支持部9とから構
成されている。
【0028】屈曲部8は、底部81の中央部にハーネス
コネクターH(図3参照)を取り付ける取付穴82が形
成されているとともに底部81の後端に前記支持部9が
設けられており、また底部81から上方に起立した起立
部83の上部が前記スカート部55にスポット溶接によ
り固着されている。
【0029】また、支持部9は図5に示すように後方Y
側が開口してコ字状に形成されたコ字部91と、環状に
形成されたコ字部91の両後端部92、93に挿通して
取り付けられた回動軸94とから構成されている。
【0030】一方、ライセンスブラケット5の回動部7
は、回動部本体71と回動部本体71の後方側に取り付
けられた前記ライセンスプレートP(図示せず)から構
成されている。
【0031】回動部本体71は図4に示すように五角形
状であって、左右側部72、72の上部にはそれぞれラ
イセンスプレートPを取り付けるボルト取付穴73、7
3が形成されている。
【0032】また、回動部本体71の下端部74におい
て前方Zに向かって屈曲した中央部75には、回動部本
体71をリヤバンパ3にクリップQで取り付ける取付穴
76が形成されている。
【0033】さらに、回動部本体71の一端の左右側に
は、それぞれ取付部6の支持部9と対応する位置に支持
部9に支持される被支持部10が一体形成により設けら
れている。
【0034】被支持部10は、図5に示すように環状に
形成されて支持部9の回動軸94が挿通された挿通部1
1と、挿通部11の右側でコ字部91よりも右側に設け
られた本発明の所定位置保持手段である第一の爪12
と、挿通部11の左側でコ字部91よりも左側に設けら
れた本発明の第二の所定位置保持手段である第二の爪1
3とから構成されている。
【0035】挿通部11は、回動軸94に沿って車幅方
向Xに移動するように構成されているとともに回動軸9
4を中心にして回転するように構成されており、これに
より回動部7が取付部6に回動自在に支持されている。
【0036】また、第一の爪12は、回動部7の一端か
ら後方Yに向かって50°(図中のa)に起立して設け
られているとともに、コ字部91の右側後端部92に向
かって鉤状に形成されている。
【0037】一方、第二の爪13は、回動部7の一端か
ら後方Yに向かって90°(図中のb)に起立して設け
られているとともに、コ字部91の左側後端部93に向
かって鉤状に形成されている。
【0038】これにより、回動部7を図3の一点鎖線や
図6に示すように水平位置Cに向かって上方に所定角度
α(50°)まで回動させると、第一の爪12,12が
コ字部91,91と同じ高さ位置に位置される。
【0039】そして、図4から図6に示すように挿通部
11,11を取付部6の回動軸94,94に沿って左方
向Lに移動させると、図7に示すように第一の爪12,
12がコ字部91,91の右側後端部92,92の下側
で係止され、これにより回動部7は取付部6に支持され
る。
【0040】このように、回動部7は第一の爪12によ
り上方に50°まで回動した所定位置Dで保持されるよ
うに構成されている。
【0041】また、回動部7を図3の一点鎖線や図8で
示すように第二の所定角度β(90°)に回動させる
と、第二の爪13、13がコ字部91、91と同じ高さ
位置に位置される。
【0042】そして、図4から図8に示すように挿通部
11,11を取付部6の回動軸94,94に沿って右方
向Rに移動させると、図9に示すように第二の爪13、
13がコ字部91,91の左側後端部93,93の下側
で係止され、これにより回動部7は取付部6に支持され
る。
【0043】このように、回動部7は第二の爪13によ
り上方に90°まで回動した第二の所定位置Cで保持さ
れるように構成されている。
【0044】かかる構成においては、作業者はライセン
スブラケット5の回動部7を第一の爪12,12で所定
位置Dに保持させることにより、リヤバンパ3を両手で
持ってその挿通穴4の上部穴42に回動部7をライセン
スプレートPとともに厚み方向から通すことが可能にな
る。よって、リヤバンパ3の着脱作業を一人で行うこと
ができ、作業効率を上げることができる。
【0045】さらに、作業者はリヤバンパ3を車体1に
取り付けた後にライセンスブラケット5の回動部7を第
二の爪13,13で第二の所定位置Cに保持することに
より、前記所定位置Dに回動部7を保持した場合に比べ
て回動部7の位置が高くなるため、リヤバンパ3の挿通
穴4の下部穴43から手を通すことが容易になる。よっ
て、リヤバンパ3の裏側に、ハーネスコネクターHをラ
イセンスブラケット5に形成された取付穴82に取り付
ける配線作業等を容易に行うことができる。
【0046】また、第一の爪12、第二の爪13ともリ
ヤバンパ3の挿通穴4に挿通されるライセンスブラケッ
ト5に設けたことから、リヤバンパ3の着脱軌跡E(図
3参照)に邪魔されることがない。このため、治具を使
用した場合に比べて簡単な構成で着脱の邪魔にならない
ように回動部7を保持させることが可能になる。よっ
て、リヤバンパ3の着脱作業にかかるコストを抑えるこ
とができる。
【0047】また、ライセンスブラケット5に第一の爪
12、第二の爪13を一体形成して設けることによって
回動部7を保持させることが可能になるため治具は不要
となり、また回動部7の保持するために要するライセン
スブラケット5の部品点数の増加及び、ライセンスブラ
ケット5の重量の増加を抑えることができる。よって、
リヤバンパ3の着脱作業にかかるコストをさらに抑える
ことができる。
【0048】またリヤバンパ3の挿通穴4は、図3に示
すように、上部穴42が、リヤバンパ3を車体1に取り
付ける際にライセンスブラケット5の回動部7を所定位
置Dで保持した状態でライセンスプレートPとともに厚
み方向から挿通可能な大きさに形成されており、下部穴
43が、作業者の手を通すことができる大きさに形成さ
れている。
【0049】このため、図2に示すように、リヤバンパ
3の挿通穴4の縦寸法41がライセンスプレートPの縦
寸法77よりも小さくなるので、回動部7をリヤバンパ
3に取り付けた状態では挿通穴4の大半が回動部7に取
り付けたライセンスプレートPで覆われる。よって、挿
通穴4の奥にある車体が見えにくくなり、車両の外観品
質を向上させることができる。
【0050】またリヤバンパ3の挿通穴4は、図2や図
3に示すように後面51側の中央部から下側にかけて低
い位置に形成された凹部31において上部32から奥側
の底部33にかけて形成されている。このため、挿通穴
4の上部穴42とライセンスプレートPとの間に隙間S
が形成されていても、この隙間Sが凹部31が形成され
ていないリヤバンパ3の上側部34で上からは見えにく
くすることができる。よって、車両の外観品質をさらに
向上させることができる。
【0051】なお、本実施の形態では、リヤバンパ3の
挿通穴4に挿通するために回動部7を所定位置に保持す
る所定角度αを50°に設定したが、作業状況に応じて
90°までの任意の角度で良く、具体的には回動部7の
一端から後方Yに向かう第一の爪12の起立角度aを所
定角度αと同じ角度に設定すれば良い。
【0052】また、リヤバンパ3の裏側の配線作業等を
行うために回動部7を第二の所定位置に保持する第二の
所定角度βを90°に設定したが、少なくとも前記所定
角度αよりも大きい角度であれば良く、具体的には回動
部7の一端から後方Yに向かう第二の爪13の起立角度
bを第二の所定角度βと同じ角度に設定すれば良い。
【0053】また、回動部7において第一の爪12を挿
通部11の右側、第二の爪13を挿通部11の左側に設
けたが、両爪12、13の設置位置はこれに限定される
ことはなく、第一の爪12を挿通部11の左側、第二の
爪13を挿通部の右側に設けても良い。
【0054】また、取付部6と回動部7との間に設けら
れる所定位置保持手段として本実施の形態では爪12、
13を回動部7側に設けたが、取付部6側に爪を設けた
り、または両方に設けて回動部7を取付部6に係止させ
ても良い。また、所定位置保持手段は、回動部7を取付
部6に係止させたり係合させたりして支持させるもので
あれば、本実施の形態で説明した爪12、13に限定し
なくても良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載のライセンスブラケットの構造においては、作業者は
ライセンスブラケットの回動部を所定位置保持手段で所
定位置に保持させることにより、リヤバンパを両手で持
ってその挿通穴に回動部をライセンスプレートとともに
通すことが可能になる。よって、リヤバンパの着脱作業
を一人で行うことができ、作業効率を上げることができ
る。
【0056】また、所定位置保持手段をリヤバンパの挿
通穴に挿通されるライセンスブラケットに設けたことか
ら、治具を使用した場合に比べて簡単な構成で着脱の邪
魔にならないように回動部をライセンスプレートととも
に保持させることが可能になる。よって、リヤバンパの
着脱作業にかかるコストを抑えることができる。
【0057】また、請求項2記載のライセンスブラケッ
トの構造においては、作業者はリヤバンパを車体に取り
付けた後にライセンスブラケットの回動部を第二の所定
位置保持手段で第二の所定位置に保持することにより、
前記所定位置に回動部を保持した場合に比べて回動部の
位置が高くなるため、リヤバンパの挿通穴に手を通すこ
とが容易になる。よって、リヤバンパの裏側の配線作業
等を容易に行うことができる。
【0058】また、請求項3記載のライセンスブラケッ
トの構造においては、リヤバンパの挿通穴の縦寸法がラ
イセンスプレートの縦寸法よりも小さくなるので、回動
部をリヤバンパに取り付けた状態では挿通穴の大半が回
動部のライセンスプレートで覆われる。よって、挿通穴
の奥にある車体が見えにくくなり、車両の外観品質を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す車両の後部斜視図
である。
【図2】図1のA部を示す拡大図である
【図3】図2のB−B線に沿う模式断面図である。
【図4】ライセンスブラケットの斜視図である。
【図5】図4の要部を示す拡大図である。
【図6】所定位置に保持されたライセンスブラケットの
斜視図である。
【図7】図6の要部を示す拡大図である。
【図8】第二の所定位置に保持されたライセンスブラケ
ットの斜視図である。
【図9】図8の要部を示す拡大図である。
【図10】従来のライセンスブラケットの構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 車体 3 リヤバンパ 4 挿通穴 5 ライセンスブラケット 6 取付部 7 回動部 12 第一の爪 13 第二の爪 C 第二の所定位置 D 所定位置 P ライセンスプレート α 所定角度 β 第二の所定角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後部に車幅方向に延在して取り付
    けられるリヤバンパに形成された挿通穴と、この挿通穴
    に挿通して前記車体に固着されたライセンスブラケット
    とを備え、このライセンスブラケットは、 前記車体に一端側が固着されて他端側が前記挿通穴を挿
    通する取付部と、 前記挿通穴よりも車外側で前記取付部の他端側に一端側
    が上下に回動自在に支持されて後方側にライセンスプレ
    ートが取り付けられた回動部と、 前記取付部と前記回動部との間に設けられ、前記回動部
    を水平位置に向かって上方に所定角度まで回動した所定
    位置で保持する所定位置保持手段と、 を備えたことを特徴とするライセンスブラケットの構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ライセンスブラケットは、前記取付
    部と前記回動部との間に設けられ、前記回動部を前記所
    定角度よりも大きい第二の所定角度まで回動した第二の
    所定位置で保持する第二の所定位置保持手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のライセンスブラケットの
    構造。
  3. 【請求項3】 前記リヤバンパの前記挿通穴は、前記リ
    ヤバンパを前記車体に取り付ける際に前記ライセンスブ
    ラケットの前記回動部を前記所定位置で保持した状態で
    前記ライセンスプレートとともに厚み方向から挿通可能
    な大きさに形成したことを特徴とする請求項1又は2記
    載のライセンスブラケットの構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1690747A3 (de) * 2005-02-10 2007-07-18 REHAU AG + Co Stossfänger für Kraftfahrzeuge
JP2011079505A (ja) * 2009-10-10 2011-04-21 Suzuki Motor Corp ライセンスプレートの取り付け構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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