JP2003267028A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2003267028A
JP2003267028A JP2002072180A JP2002072180A JP2003267028A JP 2003267028 A JP2003267028 A JP 2003267028A JP 2002072180 A JP2002072180 A JP 2002072180A JP 2002072180 A JP2002072180 A JP 2002072180A JP 2003267028 A JP2003267028 A JP 2003267028A
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幸夫 尾関
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットケース内の通風抵抗を低減し、風量
を増加させることができる車両用空調装置を提供する。 【解決手段】 ユニットケース11に車幅方向に沿って
一列に配設されたベント吹出口32およびデフロスタ吹
出口33と、複数のバタフライドアを支持軸上に一列に
且つ一体に形成した切替ドア20と、切替ドア20を回
動自在に支承し、且つ各吹出口32、33のそれぞれに
連通する各連通路42、43が設けられ、各連通路4
2、43の対向する側壁35a、35bのそれぞれに円
弧状の内周面37a、37bが形成され、切替ドア20
の先端部22a、23aが、内周面37a、37bを摺
動しながら回転し、各連通路42、43の開閉を行う車
両用空調装置10に、円弧状の内周面37aに回動自在
に支承された円弧状の片持ちドア25、25を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両室内温度を調
節する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置としては、車室内
前方から乗員上半身に向けて空気を吹き出すベント吹出
口や、乗員の足下に向けて空気を吹き出すフット吹出
口、さらに、フロントガラス内面に向けて空気を吹き出
すデフロスタ吹出口が設けられている。
【0003】これら空気の吹出口を乗員の要求に応じて
切替えるために車両用空調装置のユニットケース内部に
は、各吹出口の開閉を行うモード切替ドアが配設されて
いる。そして、これらのモード切替ドアはリンク構造に
よってモード切替操作部と連結され、乗員がモード切替
操作部を操作することで空気の吹出口が切替えられる構
造になっている。
【0004】また、空調ユニットが組付けられるインス
トルメントパネル裏面側には、車両強度部材、計器類、
オーディオ機器などが配設されているため、これらを回
避するために、図10に示されるような、車両組付け状
態でベント吹出口2a、2aとデフロスタ吹出口2bを
車幅方向に一列に配設された空調ユニット1が使用され
ている。
【0005】このような空調ユニット1の各吹出口2
a、2a、2bを切替えるモード切替ドア3には、ベン
ト吹出口2a、2aに通じるベント連通路4a、4aを
開閉するベントドア3a、3aとデフロスタ吹出口2b
に通じるデフロスタ連通路4bを開閉するデフロスタド
ア3bが一体に形成された回転式のドアが使用されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のモー
ド切替ドア3は、モード切替ドア3の先端部が円周壁内
面5を摺動しながら送風通路を閉じる構造のため、モー
ド切替ドア3を操作するために必要となる通路断面積よ
りも狭い絞り部6を設けなければならなかった。
【0007】これにより、大きな風量が必要とされるベ
ントモード時にユニットケース1内の通風抵抗が増大
し、十分な風量を確保することができないため、送風機
の大型化、および騒音の増大化を招いていた。
【0008】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
てなされたもので、ユニットケース内の通風抵抗を低減
し、風量を増加させることができる車両用空調装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、空調ユニットのユニットケースに車幅方向に
沿って一列に配設された複数の空調風吹出口と、これら
空調風吹出口のそれぞれに連通される連通路と、これら
各連通路に回動自在に支承され、且つこれら連通路の開
閉を個別に行う複数のバタフライドアが支持軸上に一列
に、且つ共動可能に連結された切替ドアと、これら各連
通路の対向する側壁のそれぞれに円弧状の内周面が形成
され、前記切替ドアの先端部が、該内周面を摺動しなが
ら回転し、各連通路の開閉を行う車両用空調装置におい
て、少なくとも一方の円弧状の前記内周面に回動自在に
支承された円弧状の片持ちドアを設けたことを特徴とす
る。
【0010】これにより、円弧状の片持ちドアによって
連通路の通路断面積を拡げることができるので、大きな
送風量が要求される送風モード時に、連通路の通路断面
積が拡大され、ユニットケース内部の通風抵抗が低減さ
れるので、送風機を小型化することができる。
【0011】また、ユニットケース内部の通風抵抗が低
減されることで、送風時の騒音を小さくすることができ
る。
【0012】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の車両用空調装置において、ユニットケースの
上部に前記空調風吹出口として2つのベント吹出口とデ
フロスタ吹出口とが、デフロスタ吹出口がベント吹出口
に挟まれるように一列に配設され、該ベント吹出口のそ
れぞれに連通されるベント連通路と、該デフロスタ吹出
口に連通されるデフロスタ連通路と、該ベント連通路に
回動自在に支承され、且つこのベント連通路の開閉を行
う前記バタフライドアからなるベントドア、および該デ
フロスタ連通路に回動自在に支承され、且つこのデフロ
スタ連通路の開閉を行う前記バタフライドアからなるデ
フロスタドアとが支持軸上に一列に、且つ共動可能に連
結された切替ドアと、該ベント連通路に前記円弧状の片
持ちドアからなる円弧ドアとが設けられたことを特徴と
する。
【0013】これにより、請求項1の効果に加えて、特
に大きな送風量が要求されるベントモード時に、ベント
連通路の通路断面積が拡大されるので、ユニットケース
内部の通風抵抗を低減することができる。
【0014】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、円弧
状の片持ちドアによって連通路の通路断面積を拡げるこ
とができるので、大きな送風量が要求される送風モード
時に、連通路の通路断面積が拡大され、ユニットケース
内部の通風抵抗が低減されるので、送風機を小型化する
ことができる。
【0015】また、ユニットケース内部の通風抵抗が低
減されることで、送風時の騒音を小さくすることができ
る。
【0016】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1の効果に加えて、特に大きな送風量が要求されるベン
トモード時に、ベント連通路の通路断面積が拡大される
ので、ユニットケース内部の通風抵抗を低減することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図5は本発明の
車両用空調装置の第1実施形態を示している。
【0018】図1(a)は車両用空調装置10の空調ユ
ニットの全体図で、図1(b)は、切替ドア20の周辺
部を示す透視図である。図2〜図4は図1中の切替ドア
20を各モードについて示した図である。
【0019】図1(a)に示されるように、本実施形態
の車両用空調装置10のユニットケース11内には空気
を冷却する冷却器14と空気を加熱する加熱器16が収
納されている。
【0020】また、ユニットケース11には、ユニット
ケース11内に空気を導入する空気導入部12と、導入
された空気を冷却器14に送風する送風空気導入路12
と、冷却器14を通過した空気を2つに分配するエアミ
ックスドア15と、エアミックスドア15で分配されて
加熱器16を通過する一方の空気が送風される加熱通路
17と、この加熱された一方の空気とエアミックスドア
15で加熱器16をバイパスした他方の空気とを混合す
る混合路18とが配設されている。
【0021】なお、空気導入部12からユニットケース
11内に導入された空気は、フィルタ13でゴミが取除
かれてから冷却器14に送風される。
【0022】混合路18の下流には、フット吹出口36
を開閉するフットドア26の他に、図1(b)に示され
るように、ベント連通路42、42と、デフロスタ連通
路43が配設されている。なお、ベント連通路42、4
2とデフロスタ連通路43は、それぞれベント吹出口3
2、32と、デフロスタ吹出口33に通じている。
【0023】デフロスタ吹出口33は、2つのベント吹
出口32、32の間に挟まれた状態で車幅方向に一列に
設けられている。
【0024】各吹出口32、32、33に連通する2つ
のベント連通路42、42とデフロスタ連通路43は、
仕切板34、34とユニットケース側壁38a、38b
でそれぞれに分割され、車両前後方向の側壁35a、3
5bは、対向する円弧状の内周面37a、37bによっ
て形成されている。
【0025】また、車両前方の側壁35aに設けられた
内周面37aには、内周面37aに沿った円弧状の片持
ちドアである円弧ドア25が回動自在に支承されてい
る。
【0026】ベント連通路42、42とデフロスタ連通
路43には、切替ドア20が回動自在に支承されてい
る。
【0027】切替ドア20には、バタフライドアからな
るベントドア22、22とデフロスタドア23が支持軸
21上に一列に、且つ一体に形成され、ベントドア2
2、22とデフロスタドア23の間には円盤状の仕切板
24、24が具備されている。
【0028】切替ドア20はユニットケース側壁38
a、38bに支承され、切替ドア20の先端部22a、
22a、23aが、内周面37a、37bを摺動しなが
ら回転し、ベント連通路42、42、およびデフロスタ
連通路43の開閉が行われる。
【0029】切替ドア20は、ベントモードで、ベント
ドア22、22がベント連通路42、42を全開にし、
デフロスタドア23がデフロスタ連通路43を全閉にす
るように形成されている。
【0030】また、切替ドア20は、デフロスタモード
で、ベントドア22、22がベント連通路42、42を
全閉にし、デフロスタドア23がデフロスタ連通路43
を全開にするように形成されている。
【0031】さらに、切替ドア20は、フットモード
で、ベントドア22、22とデフロスタドア23がとも
にベント連通路42、42とデフロスタ連通路43を全
閉にするように形成されている。
【0032】なお、切替ドア20は、円弧ドア25、2
5とリンク機構(不図示)によって連係され、円弧ドア
25、25と連動して操作される。
【0033】次に、各送風モードでの運転状態について
説明する。
【0034】図2(a)は、図1(b)に示されるA−
A線に沿った要部断面図で、ベントモードにおけるベン
トドア22、22の動作が示され、図2(b)は、図1
(b)に示されるB−B線に沿った要部断面図でベント
モードにおけるデフロスタドア23の動作が示されてい
る。
【0035】ベントモードでは、ベント連通路42、4
2は、円弧ドア25、25を開くことで十分な通路断面
積が確保されるとともに、ベントドア22、22によっ
て全開にされる。また、デフロスタ連通路43は、デフ
ロスタドア23の先端部23aが内周面37a、37b
上に配設されることで全閉にされる。さらに、フット吹
出口36は、フットドア26によって全閉にされる。
【0036】空気導入部12からユニットケース11内
に導入され、混合路18に送風された空気は、ベント連
通路42、42を通じてベント吹出口32、32から車
室内に送風される。
【0037】図3(a)は、図1(b)に示されるA−
A線に沿った要部断面図で、デフロスタモードにおける
ベントドア22、22の動作が示され、図3(b)は、
図1(b)に示されるB−B線に沿った要部断面図でデ
フロスタモードにおけるデフロスタドア23の動作が示
されている。
【0038】デフロスタモードでは、ベント連通路4
2、42は、円弧ドア25、25を閉じることで円弧状
の内周面37aが形成されるとともに、ベントドア2
2、22の先端部22aが内周面37a、37b上に配
置されることで全閉にされる。また、デフロスタ連通路
43は、デフロスタドア23によって全開にされる。さ
らに、フット吹出口36は、フットドア26によって全
閉にされる。
【0039】空気導入部12からユニットケース11内
に導入され、混合路18に送風された空気は、デフロス
タ連通路43を通じてデフロスタ吹出口33から車室内
に送風される。
【0040】図4(a)は、図1(b)に示されるA−
A線に沿った要部断面図で、フットモードにおけるベン
トドア22、22の動作が示され、図4(b)は、図1
(b)に示されるB−B線に沿った要部断面図でフット
モードにおけるデフロスタドア23の動作が示されてい
る。
【0041】フットモードでは、ベント連通路42、4
2は、円弧ドア25、25を閉じることで円弧状の内周
面37aが形成されるとともに、ベントドア22、22
の先端部22a、22aが内周面37a、37b上に配
置されることで全閉にされる。また、デフロスタ連通路
43は、デフロスタドア23の先端部23a、23aが
内周面37a、37b上に配設されることで全閉にされ
る。さらに、フット吹出口36は、フットドア26によ
って全開にされる。
【0042】空気導入部12からユニットケース11内
に導入され、混合路18に送風された空気は、デフロス
タ連通路43を通じてデフロスタ吹出口33から車室内
に送風される。
【0043】本実施形態の車両用空調装置10は、乗員
によって、車室内のインストルメントパネル(不図示)
に設けられた空調操作部(不図示)が操作されること
で、図5に示されるような操作パターンに従って5つの
送風モードが実現される。
【0044】これにより、大きな送風量が要求されるベ
ントモード時に、ベント連通路42、42の通路断面積
が拡大され、ユニットケース11内部の通風抵抗が低減
されるので、送風機を小型化することができる。
【0045】また、ユニットケース11内部の通風抵抗
が低減されることで、送風時の騒音を小さくすることが
できる。
【0046】次に、本発明の車両用空調装置の第2実施
形態を詳細に説明する。
【0047】図6(a)は車両用空調装置10′の空調
ユニットの全体図で、図6(b)は、切替ドア20′の
周辺部を示す透視図である。図7〜図9は図6中の切替
ドア20′を各モードについて示した図である。
【0048】図6(a)に示されるように、本実施形態
のユニットケース11′内には空気を冷却する冷却器1
4′と空気を加熱する加熱器16′が収納されている。
【0049】また、ユニットケース11′には、ユニッ
トケース11′内に空気を導入する空気導入部12′
と、導入された空気を冷却器14′に送風する送風空気
導入路12′と、冷却器14′を通過した空気を2つに
分配するエアミックスドア15′と、エアミックスドア
15′で分配されて加熱器16′を通過する一方の空気
が送風される加熱通路17′と、この加熱された一方の
空気とエアミックスドア15′で加熱器16′をバイパ
スした他方の空気とを混合する混合路18′とが配設さ
れている。
【0050】なお、空気導入部12′からユニットケー
ス11′内に導入された空気は、フィルタ13′でゴミ
が取除かれてから冷却器14′に送風される。
【0051】混合路18′の下流には、フット吹出口3
6′を開閉するフットドア26′の他に、図6(b)に
示されるように、ベント連通路42′、42′と、デフ
ロスタ連通路43′が配設されている。なお、ベント連
通路42′、42′とデフロスタ連通路43′は、それ
ぞれベント吹出口32′、32′と、デフロスタ吹出口
33′に通じている。
【0052】デフロスタ吹出口33′は、2つのベント
吹出口32′、32′の間に挟まれた状態で車幅方向に
一列に設けられている。
【0053】各吹出口32′、32′、33′に連通す
る2つのベント連通路42′、42′とデフロスタ連通
路43′は、仕切板34′、34′とユニットケース側
壁38a′、38b′でそれぞれに分割され、車両前後
方向の側壁35a′、35b′は、対向する円弧状の内
周面37a′、37b′によって形成されている。
【0054】また、車両前方の側壁35a′、および後
方の側壁35b′に設けられた内周面37a′、37
b′には、内周面37a′、37b′に沿った円弧ドア
25a′、25b′がそれぞれ回動自在に支承されてい
る。
【0055】ベント連通路42′、42′とデフロスタ
連通路43′には、切替ドア20′が回動自在に支承さ
れている。
【0056】切替ドア20′には、バタフライドアから
なるベントドア22′、22′とデフロスタドア23′
が支持軸21′上に一列に、且つ一体に形成され、ベン
トドア22′、22′とデフロスタドア23′の間には
円盤状の仕切板24′、24′が具備されている。
【0057】切替ドア20′はユニットケース側壁38
a′、38b′に支承され、切替ドア20′の先端部2
2a′、22a′、23a′が、内周面37a′、37
b′を摺動しながら回転し、ベント連通路42′、4
2′、およびデフロスタ連通路43′の開閉が行われ
る。
【0058】切替ドア20′は、ベントモードで、ベン
トドア22′、22′がベント連通路42′、42′を
全開にし、デフロスタドア23′がデフロスタ連通路4
3′を全閉にするように形成されている。
【0059】また、切替ドア20′は、デフロスタモー
ドで、ベントドア22′、22′がベント連通路4
2′、42′を全閉にし、デフロスタドア23′がデフ
ロスタ連通路43′を全開にするように形成されてい
る。
【0060】さらに、切替ドア20′は、フットモード
で、ベントドア22′、22′とデフロスタドア23′
がともにベント連通路42′、42′とデフロスタ連通
路43′を全閉にするように形成されている。
【0061】なお、切替ドア20′は、円弧ドア25
a′、25b′とリンク機構(不図示)によって連係さ
れ、円弧ドア25a′、25b′と連動して操作され
る。
【0062】次に、各送風モードでの運転状態について
説明する。
【0063】図7(a)は、図6(b)に示されるC−
C線に沿った要部断面図で、ベントモードにおけるベン
トドア22′、22′の動作が示され、図7(b)は、
図6(b)に示されるD−D線に沿った要部断面図でベ
ントモードにおけるデフロスタドア23′の動作が示さ
れている。
【0064】ベントモードでは、ベント連通路42′、
42′は、円弧ドア25a′、25b′を開くことで十
分な通路断面積が確保されるとともに、ベントドア2
2′、22′によって全開にされる。また、デフロスタ
連通路43′は、デフロスタドア23′の先端部23
a′、23a′が内周面37a′、37b′上に配設さ
れることで全閉にされる。さらに、フット吹出口36′
は、フットドア26′によって全閉にされる。
【0065】空気導入部12からユニットケース11′
内に導入され、混合路18′に送風された空気は、ベン
ト連通路42′、42′を通じてベント吹出口32′、
32′から車室内に送風される。
【0066】図8(a)は、図6(b)に示されるC−
C線に沿った要部断面図で、デフロスタモードにおける
ベントドア22′、22′の動作が示され、図8(b)
は、図6(b)に示されるD−D線に沿った要部断面図
でデフロスタモードにおけるデフロスタドア23′の動
作が示されている。
【0067】デフロスタモードでは、ベント連通路4
2′、42′は、円弧ドア25a′、25b′を閉じる
ことで円弧状の内周面37a′、37b′が形成される
とともに、ベントドア22′、22′の先端部22
a′、23a′が内周面37a′、37b′上に配置さ
れることで全閉にされる。また、デフロスタ連通路4
3′は、デフロスタドア23′によって全開にされる。
さらに、フット吹出口36′は、フットドア26′によ
って全閉にされる。
【0068】空気導入部12からユニットケース11′
内に導入され、混合路18′に送風された空気は、デフ
ロスタ連通路43′を通じてデフロスタ吹出口33′か
ら車室内に送風される。
【0069】図9(a)は、図6(b)に示されるC−
C線に沿った要部断面図で、フットモードにおけるベン
トドア22′、22′の動作が示され、図9(b)は、
図6(b)に示されるD−D線に沿った要部断面図でフ
ットモードにおけるデフロスタドア23′の動作が示さ
れている。
【0070】フットモードでは、ベント連通路42′、
42′は、円弧ドア25a′、25b′を閉じることで
円弧状の内周面37a′、37b′が形成されるととも
に、ベントドア22′、22′の先端部22a′、22
a′が内周面37a′、37b′上に配置されることで
全閉にされる。また、デフロスタ連通路43′は、デフ
ロスタドア23′の先端部23a′、23a′が内周面
37a′、37b′上に配設されることで全閉にされ
る。さらに、フット吹出口36′は、フットドア26′
によって全開にされる。
【0071】空気導入部12からユニットケース11′
内に導入され、混合路18′に送風された空気は、デフ
ロスタ連通路43′を通じてデフロスタ吹出口33′か
ら車室内に送風される。
【0072】本実施形態の車両用空調装置10′は、乗
員によって、車室内のインストルメントパネル(不図
示)に設けられた空調操作部(不図示)が操作されるこ
とで、図5に示されるような操作パターンに従って5つ
の送風モードが実現される。
【0073】これにより、大きな送風量が要求されるベ
ントモード時に、ベント連通路42′、42′の通路断
面積が拡大され、ユニットケース11′内部の通風抵抗
が低減されるので、送風機を小型化することができる。
【0074】また、ユニットケース11′内部の通風抵
抗が低減されることで、送風時の騒音を小さくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1実施形態を示す車両用
空調装置の空調ユニットの全体図、(b)は、切替ドア
の周辺部を示す透視図である。
【図2】(a)は、ベントモードにおける図1(b)中
のベントドアの動きを示す図、(b)はデフロスタドア
の動きを示す図である。
【図3】(a)は、デフロスタモードにおける図1
(b)中のベントドアの動きを示す図、(b)はデフロ
スタドアの動きを示す図である。
【図4】(a)は、フットモードにおける図1(b)中
のベントドアの動きを示す図、(b)はデフロスタドア
の動きを示す図である。
【図5】各送風モードにおける切替ドアの動きを示す動
作表である。
【図6】(a)は、本発明の第2実施形態を示す車両用
空調装置の空調ユニットの全体図、(b)は、切替ドア
の周辺部を示す透視図である。
【図7】(a)は、ベントモードにおける図5(b)中
のベントドアの動きを示す図、(b)はデフロスタドア
の動きを示す図である。
【図8】(a)は、デフロスタモードにおける図5
(b)中のベントドアの動きを示す図、(b)はデフロ
スタドアの動きを示す図である。
【図9】(a)は、フットモードにおける図5(b)中
のベントドアの動きを示す図、(b)はデフロスタドア
の動きを示す図である。
【図10】(a)は、従来技術を示す車両用空調装置の
空調ユニットの全体図、(b)は、切替ドアの周辺部を
示す透視図である。
【符号の説明】
10 車両用空調装置 11 ユニットケース 20 切替ドア 21 支持軸 22a、22a、23a 先端部 22、22 ベントドア 23 デフロスタドア 24、24 仕切板 25 片持ちドア(円弧ドア) 32、32 ベント吹出口 33 デフロスタ吹出口 35a、35b 側壁 37a、37b 円弧状の内周面 42、42 ベント連通路 43 デフロスタ連通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ユニットのユニットケース(11)
    に車幅方向に沿って一列に配設された複数の空調風吹出
    口(32、33)と、 これら空調風吹出口(32、32)のそれぞれに連通さ
    れる連通路(42、43)と、 これら各連通路(42、43)に回動自在に支承され、
    且つこれら連通路(42、43)の開閉を個別に行う複
    数のバタフライドア(22、23)が支持軸(21)上
    に一列に、且つ共動可能に連結された切替ドア(20)
    と、 これら各連通路(42、43)の対向する側壁(35
    a、35b)のそれぞれに円弧状の内周面(37a、3
    7b)が形成され、 前記切替ドア(20)の先端部(22a、22a、23
    a)が、該内周面(37a、37b)を摺動しながら回
    転し、各連通路(42、43)の開閉を行う車両用空調
    装置(10)において、 少なくとも一方の円弧状の前記内周面(37a)に回動
    自在に支承された円弧状の片持ちドア(25)を設けた
    ことを特徴とする車両用空調装置
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用空調装置におい
    て、 ユニットケース(11)の上部に前記空調風吹出口とし
    て2つのベント吹出口(32、32)とデフロスタ吹出
    口(33)とが、デフロスタ吹出口(33)がベント吹
    出口(32、32)に挟まれるように一列に配設され、 該ベント吹出口(32、32)のそれぞれに連通される
    ベント連通路(42、42)と、 該デフロスタ吹出口(33)に連通されるデフロスタ連
    通路(43)と、 該ベント連通路(42、42)に回動自在に支承され、
    且つこのベント連通路(42、42)の開閉を行う前記
    バタフライドアからなるベントドア(22、22)、お
    よび該デフロスタ連通路(43)に回動自在に支承さ
    れ、且つこのデフロスタ連通路(33)の開閉を行う前
    記バタフライドアからなるデフロスタドア(23)とが
    支持軸(21)上に一列に、且つ共動可能に連結された
    切替ドア(20)と、 該ベント連通路(42、42)に前記円弧状の片持ちド
    アからなる円弧ドア(25)とが設けられたことを特徴
    とする車両用空調装置
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JP2011218993A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Howa Kasei Kk レジスタ

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