JP2003267010A - 車両の空気圧警報装置 - Google Patents

車両の空気圧警報装置

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JP2003267010A JP2002067810A JP2002067810A JP2003267010A JP 2003267010 A JP2003267010 A JP 2003267010A JP 2002067810 A JP2002067810 A JP 2002067810A JP 2002067810 A JP2002067810 A JP 2002067810A JP 2003267010 A JP2003267010 A JP 2003267010A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報表示装置非装備時でも安価にタイヤ空気圧
警報が行え、情報表示装置装備時は具体的タイヤ空気圧
情報の表示が行えることを目的とする。 【解決手段】タイヤ空気圧を検出する空気圧センサ6〜
9と、タイヤ空気圧状態を報知する報知機30と、報知
機30にタイヤ空気圧状態を報知させる制御装置20
と、制御装置20に対し着脱可能に構成され所定表示情
報を表示可能な情報表示装置40とを備え、制御装置2
0には、タイヤ空気圧の過不足状態を所定の形態で報知
機30に報知させる報知制御手段20gと、タイヤ空気
圧情報を情報表示装置40に提供するタイヤ空気圧情報
提供手段20hとが備えられ、情報表示装置40には、
所定表示情報及びタイヤ空気圧情報を表示する表示機4
0cと、表示機40cに所定の表示情報を表示させる第
1表示制御手段40eと、表示機40cにタイヤ空気圧
情報を表示させる第2表示制御手段40fとが備えられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の空気圧警報
装置に関し、特に、ナビゲーションシステム等の情報表
示装置を装備しない場合でも安価にタイヤ空気圧の警報
が行えるとともに、情報表示装置が装備された場合は具
体的なタイヤ空気圧情報の表示が可能な車両の空気圧警
報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用タイヤの空気圧を検出し、
検出されたタイヤ空気圧をタイヤの空気圧状態としてユ
ーザーに報知することは知られている。例えば、特開2
001−33259号公報には、圧力センサによりタイ
ヤ空気圧の低下が検出された時ナビゲーションシステム
の表示画面にガソリンスタンド位置を表示するととも
に、音声出力装置によって空気圧の低下を警報すること
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タイヤ空気
圧異常時、メンテナンス性向上の観点から具体的なタイ
ヤ空気圧情報をユーザーに報知することが望まれてい
る。例えば、タイヤ空気圧が適正空気圧よりも低下した
時、適正空気圧、実際の空気圧、適正空気圧に対する過
不足量がそれぞれどの程度の値であるか把握できれば、
その後のタイヤ空気圧調整を適切に行うことができる。
しかしながら、具体的なタイヤ空気圧情報を表示するた
めには、表示画面装置、及びその表示画面装置に表示さ
せるための制御装置とが必要になり、車両コストが増加
するという問題がある。尚、上記先行技術によれば、ナ
ビゲーションシステムの情報処理装置が利用されてタイ
ヤ空気圧の警報が行われるようになっており、タイヤ空
気圧警報専用の制御装置を別途設ける必要がないもの
の、ナビゲーションシステムを装備しない限りタイヤ空
気圧の警報を行うことができない。
【0004】本発明は、以上のような問題に勘案してな
されたもので、その目的は、ナビゲーションシステム等
の情報表示装置を装備しない場合でも安価にタイヤ空気
圧の警報が行えるとともに、情報表示装置が装備された
場合は具体的なタイヤ空気圧情報の表示が可能な車両の
空気圧警報装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあってはその解決手法として次のようにし
てある。すなわち、本発明の第1の構成において、車両
用タイヤに装着されタイヤ空気圧を検出する空気圧セン
サと、車両用タイヤのタイヤ空気圧状態を報知する報知
機と、該報知機に車両用タイヤのタイヤ空気圧状態を報
知させる制御装置と、該制御装置に対して着脱可能に構
成されるとともに、所定の表示情報を表示可能な情報表
示装置とを備え、上記制御装置には、上記車両用タイヤ
の適性空気圧を記憶する適性空気圧記憶手段と、該適性
空気圧記憶手段に記憶された適性空気圧と上記空気圧セ
ンサにより検出されたタイヤ空気圧とに基づいて適正空
気圧に対する過不足量を求める過不足量算出手段と、該
過不足量算出手段により求められた過不足量に基づいて
タイヤ空気圧状態を判定する判定手段と、該判定手段に
よりタイヤ空気圧の過不足状態が判定された時、タイヤ
空気圧の過不足状態を所定の形態で上記報知機に報知さ
せる報知制御手段と、上記空気圧センサにより検出され
たタイヤ空気圧、上記適性空気圧記憶手段に記憶されて
いる適性空気圧及び上記過不足量算出手段により算出さ
れた過不足量の内、少なくとも一つからなるタイヤ空気
圧情報を上記情報表示装置に提供するタイヤ空気圧情報
提供手段とが備えられるとともに、上記情報表示装置に
は、上記所定の表示情報及び上記タイヤ空気圧情報提供
手段から提供されたタイヤ空気圧情報を表示可能な表示
機と、該表示機に所定の表示情報を表示させる第1表示
制御手段と、上記表示機に上記タイヤ情報提供手段によ
り提供されたタイヤ空気圧情報を表示させる第2表示制
御手段とが備えられるよう構成してある。本発明の第1
の構成によれば、情報表示装置が車両に装備されていな
い場合、タイヤ空気圧の過不足状態が所定の形態で報知
される。例えば、ワーニングランプの点灯によってタイ
ヤ空気圧の異常の有無のみが単に報知されるため、具体
的数値を表示するための高価な表示画面装置、制御装置
を設ける必要がなく、車両コストの増加を抑制しつつ、
タイヤ空気圧の状態を警報することができる。また、情
報表示装置が装備された場合、その情報表示装置に備え
られた第2表示制御手段、表示機が利用され、具体的な
タイヤ空気圧情報が表示される。例えば、ナビゲーショ
ンシステムが利用され、検出されたタイヤ空気圧、適正
空気圧及び適正空気圧に対する過不足量の内、少なくと
も一つからなる具体的なタイヤ空気圧情報が表示される
ため、車両コストの増加を抑制しつつ報知機により報知
されるタイヤ空気圧情報よりも具体的なタイヤ空気圧情
報を表示することができる。
【0006】本発明の第2の構成において、上記報知機
は、タイヤ空気圧状態に応じて点灯若しくは消灯するワ
ーニングランプから構成されるとともに、上記表示機
は、タイヤ空気圧情報を数値表示可能な表示画面装置か
ら構成してある。本発明の第2の構成によれば、報知機
は、タイヤ空気圧に応じて点灯、消灯がなされる、例え
ば、適正空気圧に対して過不足状態にある時のみ点灯さ
れる安価なワーニングランプから構成されるため、車両
コストの増加を抑制しつつタイヤ空気圧の報知を行うこ
とができる。また、表示機は、タイヤ空気圧の具体的な
数値の表示が可能な表示画面装置から構成されるため、
情報表示装置の表示画面を利用でき、車両コストの増加
を抑制しつつ報知機により報知されるタイヤ空気圧情報
よりも具体的なタイヤ空気圧情報を表示することができ
る。
【0007】本発明の第3の構成において、上記第2表
示制御手段は、タイヤ位置を上記表示機に表示させるさ
せるよう構成してある。本発明の第3の構成によれば、
具体的なタイヤ空気圧情報に加え、タイヤ位置も同時に
表示されるため、タイヤ位置に対応したタイヤ空気圧情
報を把握することができる。
【0008】本発明の第4の構成において、上記タイヤ
情報提供手段は、上記制御装置に対して上記情報表示装
置が非接続状態にある時、上記情報表示装置に対するタ
イヤ空気圧情報の提供が禁止されるよう構成してある。
本発明の第4の構成によれば、制御装置に対して情報表
示装置が非接続状態にある時は、情報表示装置に対する
タイヤ空気圧情報の提供(出力)が禁止されるため、車
両に搭載されたバッテリーの不要な電力消費を軽減する
ことができる。
【0009】本発明の第5の構成において、上記第2表
示制御手段は、上記報知制御手段による上記報知機への
報知動作に連動してタイヤ空気圧情報を表示させるよう
構成してある。本発明の第5の構成によれば、報知機に
よってタイヤ空気圧の過不足状態が報知された時、つま
り、ユーザーが具体的なタイヤ空気圧情報を確認したい
時に、情報表示装置に備えられた表示機に具体的なタイ
ヤ空気圧情報が表示されるため、具体的なタイヤ空気圧
情報を適切なタイミングで提供することができる。
【0010】本発明の第6の構成において、上記報知制
御手段は、上記情報表示装置が接続状態にある時、上記
報知機への報知が禁止されるよう構成してある。本発明
の第6の構成によれば、制御装置に対して情報表示装置
が接続状態にある時は、報知機への報知が禁止され、表
示機のみによってタイヤ空気圧状態の表示が行われるた
め、タイヤ空気圧状態が報知機と表示機との両方に表示
されることによってその両表示を確認しなければならな
いという煩わしさをユーザーに感じさせることを抑制す
ることができる。尚、報知機と表示機との内、具体的な
タイヤ空気圧情報の表示が可能な表示機に表示させるよ
うにしているため、煩わしさを感じさせることなくより
具体的なタイヤ空気圧情報をユーザーに提供することが
できる。
【0011】本発明の第7の構成において、上記表示機
は、上記所定の表示情報及びタイヤ空気圧情報が同時に
表示可能に構成されるとともに、上記情報表示装置に
は、上記表示機の表示画面上における上記所定の表示情
報とタイヤ空気圧情報との表示形態を変更可能にする表
示形態変更手段が備えられるよう構成してある。本発明
の第7の構成によれば、表示機に本来表示される所定の
表示情報とタイヤ空気圧情報との表示形態を変更可能に
することができる。
【0012】本発明の第8の構成において、上記表示形
態変更手段は、上記表示機の表示画面上において上記所
定の表示情報とタイヤ空気圧情報との表示割合を変更若
しくはいずれか一方の情報のみが表示されることによっ
て表示形態が変更されるよう構成してある。本発明の第
8の構成によれば、表示画面上において所定の表示情報
とタイヤ空気圧情報との表示割合の変更若しくはいずれ
か一方の情報を表示することによって表示形態を変更す
ることができる。
【0013】本発明の第9の構成において、上記表示形
態変更手段は、タイヤ空気圧状態に応じて上記所定の表
示情報とタイヤ空気圧情報との表示形態が変更可能に構
成してある。本発明の第9の構成によれば、タイヤ空気
圧状態に応じて所定の表示情報とタイヤ空気圧情報との
表示形態が変更可能にすることができる。
【0014】本発明の第10の構成において、上記表示
形態変更手段は、タイヤ空気圧急変時、上記表示機の表
示画面上において所定の表示情報に対するタイヤ空気圧
情報情報の表示割合が大きくされる若しくはタイヤ空気
圧情報のみが表示されるよう構成してある。本発明の第
10の構成によれば、タイヤ空気圧急変時、タイヤ空気
圧情報の表示割合を大きくされる若しくはタイヤ空気圧
情報のみが表示されるため、ユーザーに対するタイヤ空
気圧変化の認知性を向上することができる。
【0015】本発明の第11の構成において、上記情報
表示装置は、車両の現在位置を検出する現在位置検出手
段を備えたナビゲーション装置であって、上記第2表示
制御手段は、上記現在位置検出手段により検出された車
両の現在位置がタイヤ空気圧の調整が可能な施設にある
時、タイヤ空気圧情報が表示されるよう構成してある。
本発明の第11の構成によれば、車両がタイヤ空気圧の
調整が可能な施設にある時タイヤ空気圧情報が表示され
るため、ユーザーに対して適切なタイミングでタイヤ空
気圧情報を提供することができる。
【0016】本発明の第12の構成において、上記情報
表示装置は、車両の現在位置を検出する現在位置検出手
段を備えたナビゲーション装置であって、上記第2表示
制御手段は、上記現在位置検出手段により検出された車
両の現在位置が高速道路にある時、タイヤ空気圧情報が
表示されるよう構成してある。本発明の第12の構成に
よれば、一般道路走行時に対し、タイヤ空気圧低下に伴
う危険性が高まる高速道路走行時は、タイヤ空気圧情報
が表示されるため、タイヤ空気圧状態の認知性を向上す
ることができる。
【0017】本発明の第13の構成において、上記情報
表示装置は、車両の現在位置を検出する現在位置検出手
段を備えたナビゲーション装置であって、上記表示形態
変更手段は、上記第1表示制御手段により目的地への経
路を案内する画像表示中は表示形態の変更が規制される
よう構成してある。通常、目的地への経路を案内する画
像表示中は、ユーザーは経路確認に集中している。この
状態において、表示形態が変更され、表示画面が変更さ
れると、ユーザーによる経路確認に影響を与えてしま
う。本発明の第13の構成によれば、目的地への経路を
案内する画像表示中は、表示形態の変更が規制されるた
め、ユーザーによる経路確認への影響を抑制することが
できる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ナビゲーションシステ
ム等の情報表示装置を装備しない場合でも安価にタイヤ
空気圧の警報が行えるとともに、情報表示装置が装備さ
れた場合は具体的なタイヤ空気圧情報の表示を行なうこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は実施形態1〜7に関する全体
構成図であり、図1において車両1にはタイヤ2〜5が
備えられており、その各タイヤ2〜5には各々空気圧セ
ンサ6〜9が備えられている。各空気圧センサ6〜9に
は、共通のアンテナ10が備えられており、検出された
各種情報をタイヤ空気圧状態報知用の制御ユニット20
に出力するようになっている。制御装置20は、各タイ
ヤ2〜5のタイヤ空気圧の異常を判定すると、報知機3
0に異常状態を報知させるようになっている。情報表示
装置40は、車両1を目的地まで案内するためのナビゲ
ーション装置から構成されており、制御装置20に対し
て着脱可能とされている。
【0020】図2は実施形態1〜7に関する制御ブロッ
ク図であり、空気圧センサ6〜9には、タイヤ2〜5の
タイヤ空気圧を検出するための圧力検出部6a〜9a
と、タイヤ温度を検出するための温度検出部6b〜9b
と、車両1の加速度を検出するための加速度検出部6c
〜9cと、自車タイヤ識別情報を記憶する記憶部6d〜
9dと、上記各検出部により検出された情報及び自車タ
イヤ識別情報を制御ユニット20に無線送信するための
送信器6e〜9eと、中央演算処理部6f〜9fとが備
えられている。また、制御装置20には、上記空気圧セ
ンサ6〜9から無線送信された各種情報を受信するため
の受信器20aと、該受信器20aにより受信された各
種情報及びその他の各種センサからの検出情報に基づい
てタイヤ空気圧状態を報知機30に報知させる処理等各
種処理を行う中央演算処理部20bと、自車タイヤ識別
情報や適正空気圧を記憶するための記憶部20cとが備
えられている。また、情報表示装置40には、車両1の
現在位置を検出するための現在位置検出部40aと、ユ
ーザーが設定した目的地に基づいて現在位置から目的地
までの経路を設定、表示処理する等各種処理を行う中央
演算処理部40bと、地図情報等を記憶するための記憶
部40cと、経路等を表示するための表示機40dとが
備えられている。
【0021】(実施形態1)図3は、実施形態1に関す
る制御装置20、情報表示装置40の詳細を示す制御ブ
ロック図である。制御装置20の中央演算処理部20
b、記憶部20cには、タイヤ温度に対する適正空気圧
を記憶した適性空気圧記憶手段20dと、空気圧センサ
6〜9により検出された実測空気圧と適性空気圧記憶手
段20dに記憶された適性空気圧との差に基づいて過不
足量を算出する過不足量算出手段20eと、過不足量算
出手段20eにより算出された過不足量に基づいてタイ
ヤ空気圧の過不足状態を判定する判定手段20fと、判
定手段20fによりタイヤ空気圧の過不足状態が判定さ
れた時、報知機30に出力して過不足量を報知させる報
知制御手段20gと、適性空気圧記憶手段20dに記憶
された適性空気圧、空気圧センサ6〜9により検出され
た実測空気圧、過不足量算出手段20eにより算出され
た過不足量等のタイヤ空気圧情報を情報表示装置40に
提供するタイヤ空気圧情報提供手段20hと、受信機2
0aにおいて受信したタイヤ識別情報の内、受信頻度の
高い上位4つの(タイヤ数に対応した数)のタイヤ識別
情報を自車のタイヤ識別情報として記憶する識別情報記
憶手段20iとが備えられている。情報表示装置40の
中央演算処理部40b、記憶部40cには、地図情報を
記憶した地図情報記憶手段40dと、ユーザーが設定し
た目的地に基づいて現在位置から目的地までの経路を設
定し、その経路を表示機40cに表示させるための第1
表示制御手段40eと、上記タイヤ空気圧情報提供手段
20hから提供されたタイヤ空気圧情報を表示機40c
に表示させるための第2表示制御手段40fとが備えら
れている。尚、報知機30は、インストゥルメントパネ
ルに設けられた専用の報知機であって、例えば、実測空
気圧が適正空気圧に対して所定値以上の不足状態である
ことが判定された時点灯し、それ以外の時は消灯するワ
ーニングランプから構成されている。また、表示機40
cは、図4に示すように、ナビゲーションシステムの表
示画面であって、目的地までの経路とともにタイヤ空気
圧情報を具体的な数値表示することが可能に構成されて
いる。尚、図4では、適正空気圧280KPaに対し、
右前輪(FR)が30KPa、左前輪(FL)が25K
Pa、右後輪(RR)が32KPa、左後輪(RL)が
35KPa不足している例を示している。
【0022】次に、実施形態1に関する空気圧センサ6
〜9の中央演算処理部6e〜9eによる具体的制御内容
について、図5のフローチャートに基づき説明する。図
5のステップS1において、空気圧センサ6〜9の各検
出部6a〜9a、6b〜9b、6c〜9cにより検出さ
れた実測空気圧Po、タイヤ温度T、加速度Gを読込
む。続く、ステップS2では、実測空気圧Poの変化が
所定値以上となる異常減圧状態か否か判定する。ステッ
プS2でYESと判定された時、つまり、パンク等によ
るタイヤ空気圧の異常減圧モードであると判定された時
は、最新のタイヤ空気圧を時々刻々制御ユニット20に
送信する必要があるため、ステップS3に進み、制御ユ
ニット20に対して最も短い周期t1でタイヤ空気圧、
タイヤ温度を検出するとともに、検出された実測空気圧
Po、タイヤ温度Tを制御ユニット20に送信する。ま
た、ステップS2でNOと判定された時はステップS4
に進み、検出された加速度Gに基づいて車両が走行状態
であるか否か判定する。ステップS4でYESと判定さ
れ、走行モードであると判定された時は、ステップS5
に進み、走行中のタイヤ空気圧状態を異常減圧モードに
対して長い周期t2でタイヤ空気圧、タイヤ温度を検出
するとともに、検出された実測空気圧Po、タイヤ温度
Tを制御ユニット20に送信する。ここで、走行モード
の時異常減圧モードに対して検出、送信周期を長く設定
する理由は、通常の走行モードの場合、タイヤ空気圧の
検出緊急性が低いため、検出、送信周期を長くして空気
圧センサ6〜9の電池寿命の延命を図るためである。ま
た、ステップS4でNOと判定され、停車モードと判定
された時は、ステップS6に進み、異常減圧モードの周
期t1及び走行モードの周期t2に対して長い周期t3
でタイヤ空気圧、タイヤ温度を検出するとともに、検出
された実測空気圧Po、タイヤ温度Tを制御ユニット2
0に送信する。ここで、停車モード時最も長い検出、送
信周期に設定する理由は、タイヤ空気圧に変化があった
としても、車両が停車状態であればその状態の報知が多
少遅れたとしても影響は少ないため、検出、送信周期を
長くして空気圧センサ6〜9の電池寿命の延命を図るた
めである。
【0023】次に、実施形態1に関する制御装置20の
中央演算処理部20bによる具体的制御内容について、
図6のフローチャートに基づき説明する。図6のステッ
プS10において、空気圧センサ6〜9の各検出部6a
〜9a、6b〜9b、6c〜9cにより検出された実測
空気圧Po、タイヤ温度T、加速度G及び自車タイヤ識
別情報の他、車速信号、イグニッションスイッチ信号、
ナビゲーションシステムの各種信号、自車タイヤ識別情
報登録時、ユーザーが操作する識別情報登録スイッチ
(図示省略)信号を読込む。続く、ステップS11で
は、タイヤ識別情報を登録する。具体的には、ユーザー
によって識別情報登録スイッチがON操作された時、受
信機20aにおいて受信したタイヤ識別情報を所定時間
蓄積して、タイヤ識別情報毎の受信頻度を算出し、受信
頻度の高い上位4つ(タイヤ数に対応する数)のタイヤ
識別情報を自車のタイヤ識別情報として登録する。ステ
ップS12では、適正空気圧として適正空気圧記憶手段
20dに記憶されている適正空気圧Pbを設定する。適
正空気圧Pbはタイヤ温度Tに対応した値が記憶されて
おり、タイヤ温度Tが高い程大きい値が記憶されてい
る。ステップS13では、ステップS12で設定された
適性空気圧Pbと、ステップS10で読込まれた実測空
気圧Poとの偏差に基づいて過不足量ΔPを算出する。
ステップS14では、ステップS13で算出された過不
足量ΔPが所定値以上か否か判定する。ステップS14
でYESと判定された時は、ステップS15に進み、報
知機30を点灯させる。続く、ステップS16では、制
御装置20に情報表示装置40としてのナビゲーション
装置が接続されているか否か判定する。ステップS16
でYESと判定された時は、ナビゲーション装置にタイ
ヤ空気圧情報を表示可能とされている状態であるため、
ステップS17に進み、ステップS10で読込んだ実測
空気圧Po、ステップS13で算出した過不足量ΔPを
制御装置20からナビゲーション装置に出力する。尚、
上記ステップS15でNOと判定された時は、ステップ
S18に進み、報知機30を消灯させる。また、ステッ
プS16でNOと判定された時は、ステップS19に進
み、制御装置20からナビゲーション装置への実測空気
圧Po、過不足量ΔPの出力を禁止する。
【0024】次に、実施形態1に関する情報表示装置4
0の中央演算処理部40bによる具体的制御内容につい
て、図7のフローチャートに基づき説明する。図7のス
テップS20において、ユーザーにより設定された目的
地、現在位置検出部40aによる検出出力等を読込む。
続く、ステップS21では、ユーザーにより設定された
目的地に基づいて現在位置から目的地までの経路を設定
し、ステップS22ではステップS21で設定された経
路を表示する。ステップS23では、情報表示装置40
としてのナビゲーション装置に制御装置20が接続され
ているか否か判定する。ステップS23でYESと判定
された時は、ステップS24に進み、制御装置20から
出力された実測空気圧Po、過不足量ΔPを、先に示し
た図4のように、ナビゲーション装置の表示機40cに
経路とともに表示させる。尚、ステップS23でNOと
判定された時は、制御装置20からナビゲーション装置
に対してタイヤ空気圧情報が出力されていないことか
ら、ステップS25に進み、タイヤ空気圧情報の表示は
中止される。
【0025】以上のように、実施形態1によれば、情報
表示装置40が接続されていない場合、安価なワーニン
グランプからなる報知機30によってタイヤ空気圧の異
常の有無が表示されるため、車両コストの増加を抑制し
つつ、タイヤ空気圧状態を表示することができる。ま
た、情報表示装置40が車両1に装備された場合、情報
表示装置40に備えられた第2表示制御手段40f、表
示機40cが利用され、実測空気圧Po、過不足量ΔP
の具体的なタイヤ空気圧情報が表示されるため、車両コ
ストの増加を抑制しつつ報知機30により報知されるタ
イヤ空気圧情報よりも具体的なタイヤ空気圧情報を表示
することができる。また、制御装置20は、情報表示装
置40が接続されていない時は、情報表示装置40に対
するタイヤ空気圧情報の出力が禁止されるため、バッテ
リーの不要な電力消費を軽減できる。
【0026】(実施形態2)実施形態1における第2表
示制御手段では、情報表示装置40に対して制御装置2
0が接続されている場合、常時タイヤ空気圧情報を表示
する例を示したが、実施形態2における第2表示制御手
段では、報知機30による報知動作に連動して表示す
る、つまり、タイヤ空気圧の過不足状態が報知された時
のみ、タイヤ空気圧情報を表示する例を示す。以下、実
施形態2に関する情報表示表示装置40の中央演算処理
部40bによる具体的制御内容について、図8のフロー
チャートに基づき説明する。尚、制御ブロック図につい
ては、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
【0027】図8のステップS30〜S33の処理は、
図7のステップS20〜S23の処理と同様のため、説
明を省略する。ステップS34では、報知機30が点灯
され、タイヤ空気圧の過不足状態が報知されているか否
か判定する。ステップS34でYESと判定された時
は、ステップS35に進み、制御装置20から出力され
た実測空気圧Po、過不足量ΔPを、先に示した図4の
ように、ナビゲーション装置の表示機40cに経路とと
もに表示させる。尚、ステップS33、S34でNOと
判定された時は、ステップS36に進み、タイヤ空気圧
情報の表示は中止される。
【0028】以上のように、実施形態2によれば、制御
装置20に情報表示装置40が接続され、かつ報知機3
0がタイヤ空気圧の過不足状態を報知している時、情報
表示装置40に備えられた第2表示制御手段40f、表
示機40cが利用され、実測空気圧Po、過不足量ΔP
の具体的なタイヤ空気圧情報が表示されるため、具体的
なタイヤ空気圧情報を適切な時期に表示することができ
る。
【0029】(実施形態3)実施形態1、2における報
知制御手段20gでは、タイヤ空気圧の過不足状態であ
れば、制御装置20に情報表示装置40の接続有無に関
わらず常時点灯する例を示したが、実施形態3における
報知制御手段20gでは、タイヤ空気圧の過不足状態で
あっても、制御装置20に情報表示装置40が接続され
ている場合は、報知機30による点灯を禁止する例を示
す。以下、実施形態3に関する制御装置20の中央演算
処理部20bによる具体的制御内容について、図9のフ
ローチャートに基づき説明する。尚、制御ブロック図に
ついては、実施形態1、2と同様であるため、説明を省
略する。
【0030】図9のステップS40〜S44の処理は、
図6のステップS10〜S14の処理と同様のため、説
明を省略する。ステップS44でYESと判定された
時、つまり、タイヤ空気圧に過不足状態が生じている
時、ステップS45に進み、制御装置20に情報表示装
置40としてのナビゲーション装置が接続されているか
否か判定する。ステップS45でYESと判定された
時、ステップS46に進み、本来であれば点灯すべき報
知機30を消灯させた後、ステップS47で、ステップ
S40で読込んだ実測空気圧Po、ステップS43で算
出した過不足量ΔPを制御装置20からナビゲーション
装置に出力し、ナビゲーション装置でのタイヤ空気圧表
示を可能な状態する。一方、ステップS45でNOと判
定された時は、制御装置20に対しナビゲーション装置
が接続されておらず、ナビゲーション装置によるタイヤ
空気圧情報の表示ができないため、ステップS48に進
み、報知機30を点灯させてタイヤ空気圧の過不足状態
を報知した後、ステップS49で、制御装置20からナ
ビゲーション装置への実測空気圧Po、過不足量ΔPの
出力を禁止する。また、ステップS44でNOと判定さ
れた時は、タイヤ空気圧が正常であることから、ステッ
プS50に進み、報知機30を消灯した後、ステップS
49に進み、上述の処理を行う。
【0031】以上のように、実施形態3によれば、制御
装置20に対し情報表示装置40が接続されている時
は、報知機30による報知が禁止され、情報表示装置4
0の表示機40cのみによってタイヤ空気圧情報の表示
が行われるため、煩わしさを感じさせることなく具体的
なタイヤ空気圧情報をユーザーに提供することができ
る。
【0032】(実施形態4)図10は、実施形態4〜に
関する制御装置20、情報表示装置40の詳細を示す制
御ブロック図である。実施形態4は、実施形態1〜3に
対して、表示機40cの表示画面上における経路等の表
示情報と、タイヤ空気圧情報との表示形態を変更可能に
する表示形態変更手段が追加されている点で相違する。
以下、図面に基づき相違点を詳述する。まず、図10の
制御ブロック図において、情報表示装置40の中央演算
処理装置40bには、表示形態変更手段40gが追加さ
れており、この表示形態変更手段40gは、タイヤ空気
圧急変時、走行経路表示情報に対しタイヤ空気圧情報の
表示割合を大きくするよう構成されている。
【0033】次に、実施形態4に関わるの制御ユニット
40の具体的制御内容について、図11のフローチャー
トに基づいて説明する。図11のステップS60、S6
1の処理は、図8のステップS30、S31と同様のた
め、説明を省略する。ステップS62では、制御装置2
0に情報表示装置40としてのナビゲーション装置が接
続されているか否か判定する。ステップS62でYES
と判定された時は、続くステップS63でタイヤ空気圧
が急激に低下したか否か判定する。ここで、前回検出し
た実測空気圧Po(n−1)と今回検出した実測空気圧
Po(n)との差が所定値以上である時、タイヤ空気圧
が急激に低下したと判定する。ステップS63でYES
と判定された時は、タイヤ空気圧が急激に低下し、至急
タイヤ空気圧の急変状態をユーザーに知らせる必要があ
ることから、ステップS63に進み、タイヤ空気圧非急
変時に対しタイヤ空気圧情報の表示割合が大きくなる表
示割合a1を設定する。また、この表示割合a1は、走
行経路情報に対しタイヤ空気圧情報の表示割合が大きく
なる値が設定されている。その後、ステップS65、S
66において、ステップS64で設定された表示割合α
に基づいて走行経路、タイヤ空気圧情報を表示する。ま
た、ステップS63でNOと判定された時は、ステップ
S67に進み、タイヤ空気圧非急変時、つまり、通常時
の表示割合a2を設定し、その後、ステップS65、S
66において、ステップS67で設定された表示割合a
2に基づいて走行経路、タイヤ空気圧情報を表示する。
また、ステップS62でNOと判定された時は、ステッ
プS68に進み、走行経路のみが表示される表示割合a
3を設定し、その後、ステップS65、S66におい
て、ステップS68で設定された表示割合a3に基づい
て走行経路を表示する。(タイヤ空気圧情報は表示され
ない) つまり、タイヤ空気圧に急変のない通常時は、先に示し
た図4のように、走行経路情報が、タイヤ空気圧情報に
対して大きく表示されているが、タイヤ空気圧が急激に
低下すると、図12に示すように、走行経路情報の表示
が小さくされ、タイヤ空気圧情報の表示が大きくされ
る。従って、ユーザーによるタイヤ空気圧情報の認知性
を向上することができる。尚、実施形態4では、走行経
路とタイヤ空気圧情報との両方を表示した上で、その表
示割合を走行経路に対しタイヤ空気圧情報の表示割合を
大きくする例を示したが、走行経路の表示を中止して、
タイヤ空気圧情報のみ表示するようにしてもよい。
【0034】以上のように、実施形態4によれば、タイ
ヤ空気圧が急激に低下した時は、タイヤ空気圧の表示割
合を大きくしているため、ユーザーによるタイヤ空気圧
情報の認知性を向上することができる。
【0035】(実施形態5)実施形態5では、第2表示
制御手段20fが、車両1がタイヤ空気圧の調整が可能
な施設、例えば、自車の現在位置がガソリンスタンド付
近にある場合のみタイヤ空気圧情報を表示するととも
に、表示割合変更手段40gが、車両1がタイヤ空気圧
の調整が可能な施設にある場合、タイヤ空気圧情報の表
示割合を大きくする例を示す。以下、実施形態5に関す
る情報表示装置40の中央演算処理部40bによる具体
的制御内容について、図13のフローチャートに基づき
説明する。尚、制御ブロック図については、実施形態4
と同様であるため、説明を省略する。
【0036】図13におけるステップS70〜S72、
S75、S76は、図11のステップS60〜S62、
S65、S66と同様であるため、説明を省略する。ス
テップS73では、自車の現在位置がガソリンスタンド
にあるか否かが判定される。ステップS73でYESと
判定された時は、ステップS74に進み、自車の現在位
置がガソリンスタンド以外にある場合に対し、タイヤ空
気圧情報の表示割合が大きくなる表示割合b1を設定す
る。また、この表示割合b1は、走行経路情報に対しタ
イヤ空気圧情報の表示割合が大きくなる値が設定されて
いる。また、ステップS73でNOと判定された時は、
ステップS77に進み、自車の現在位置がガソリンスタ
ンド以外にある通常時の表示割合a2を設定する。ま
た、ステップS72でNOと判定された時は、ステップ
S78に進み、走行経路のみが表示される表示割合b3
を設定する。つまり、自車の現在位置がガソリンスタン
ド以外にある時は、先に示した図4のように、走行経路
情報が、タイヤ空気圧情報に対して大きく表示されてい
るが、自車の現在位置がガソリンスタンドにある時は、
図14に示すように、走行経路情報の表示が小さくさ
れ、タイヤ空気圧情報の表示が大きくされる。従って、
ユーザーに対し直ちにタイヤ空気圧の調整が可能な適切
なタイミングでタイヤ空気圧情報を提供することができ
る。また、タイヤ空気圧情報の表示割合が大きくされる
ため、タイヤ空気圧情報の認知性を向上することができ
る。尚、実施形態4では、走行経路とタイヤ空気圧情報
との両方を表示した上で、その表示割合を走行経路に対
しタイヤ空気圧情報の表示割合を大きくする例を示した
が、走行経路の表示を中止して、タイヤ空気圧情報のみ
表示するようにしてもよい。また、実施形態4では、タ
イヤ空気圧調整可能な施設としてガソリンスタンドの例
を示したが、その他カーショップや修理工場等でもよ
い。
【0037】以上のように、実施形態5によれば、自車
の現在位置がガソリンスタンドにある時、タイヤ空気圧
情報が表示されるため、ユーザーに対して適切なタイミ
ングでタイヤ空気圧情報を提供することができる。ま
た、自車の現在位置がガソリンスタンドにある時、タイ
ヤ空気圧情報の表示割合が大きくされるため、タイヤ空
気圧情報の認知性を向上することができる。
【0038】(実施形態6)実施形態6では、表示割合
変更手段40gが、車両1の現在位置が高速道路にある
時、タイヤ空気圧情報の表示割合を大きくする例を示
す。以下、実施形態6に関する情報表示装置40の中央
演算処理部40bによる具体的制御内容について、図1
5のフローチャートに基づき説明する。尚、制御ブロッ
ク図については、実施形態4、5と同様であるため、説
明を省略する。
【0039】図15におけるステップS80〜S82、
S85、S86は、図13のステップS70〜S72、
S75、S76と同様であるため、説明を省略する。ス
テップS83では、自車の現在位置が高速道路にあるか
否かが判定される。ステップS83でYESと判定され
た時は、ステップS84に進み、自車の現在位置が高速
道路以外の一般道路にある場合に対し、タイヤ空気圧情
報の表示割合が大きくなる表示割合c1を設定する。ま
た、この表示割合c1は、走行経路情報に対しタイヤ空
気圧情報の表示割合が大きくなる値が設定されている。
また、ステップS83でNOと判定された時は、ステッ
プS87に進み、自車の現在位置が高速道路以外にある
時の表示割合c2を設定する。また、ステップS82で
NOと判定された時は、ステップS88に進み、走行経
路のみが表示される表示割合c3を設定する。つまり、
自車の現在位置が高速道路以外の一般道路にある時は、
先に示した図4のように、走行経路情報が、タイヤ空気
圧情報に対して大きく表示されているが、自車の現在位
置が高速道路にある時は、図16に示すように、走行経
路情報の表示が小さくされ、タイヤ空気圧情報の表示が
大きくされる。
【0040】(実施形態7)実施形態7では、表示割合
変更手段40gが、車両1がタイヤ空気圧の調整が可能
なガソリンスタンド付近にある時、或いは自車の現在位
置が高速道路にある時、タイヤ空気圧情報の表示割合を
大きくするとともに、走行経路案内画面表示中である時
は、上記表示割合の変更を規制する例を示す。以下、実
施形態7に関する情報表示装置40の中央演算処理部4
0bによる具体的制御内容について、図17のフローチ
ャートに基づき説明する。尚、制御ブロック図について
は、実施形態4と同様であるため、説明を省略する。
【0041】図17のステップS90〜S92の処理
は、図15のステップS80〜S82と同様であるた
め、説明を省略する。ステップS93では、ユーザーに
よって目的地が設定され、現在位置から目的地までの走
行経路を案内する表示を行っているか否か判定する。ス
テップS93でNOと判定された時は、走行経路を案内
する表示がなされておらず、これから表示する状態であ
るため、ステップS94に進み、タイヤ空気圧が急激に
低下しているか否か判定する。尚、ステップS94の具
体的判定は、図11のステップS63と同様である。ス
テップS94でYESと判定された時は、ステップS9
5に進み、タイヤ空気圧急変時の表示割合d1を設定す
る。この表示割合d1は、走行経路情報に対しタイヤ空
気圧情報の表示割合が大きくなる値が設定されている。
その後、ステップS96、S97において、ステップS
95で設定された表示割合d1に基づいて走行経路、タ
イヤ空気圧情報を表示する。また、ステップS94でN
Oと判定された時は、ステップS98に進み、自車の現
在位置が高速道路にあるか否か判定する。ステップS9
8でYESと判定された時は、ステップS95に進み、
以降上述したステップS95〜S97の処理を行う。ま
た、ステップS98でNOと判定された時は、タイヤ空
気圧に急変のない通常時或いは一般道路走行時であるこ
とから、ステップS99に進み、表示割合d2を設定す
る。この表示割合d2は、タイヤ空気圧情報に対し走行
経路情報の表示割合が大きくなる値が設定されている。
一方で、上記ステップS93においてYESと判定され
た時、つまり、既に目的地までの走行経路を案内する表
示がなされている時は、ステップS94、S98の判定
を行うことなくステップS100に進み、前回設定した
表示割合に基づいて走行経路情報、タイヤ空気圧情報が
表示される。例えば、前回はタイヤ空気圧に急変がな
く、今回タイヤ空気圧に急変が生じた場合であっても、
前回設定した表示割合に基づいて走行経路情報、タイヤ
空気圧情報が表示されるため、タイヤ空気圧情報の表示
割合は小さいままであり、表示割合が大きくされること
はない。これは、走行経路案内中に表示割合が変更さ
れ、表示画面が急激に変更されてしまうと、表示画面上
における各種情報の視認位置が変更されるため、走行経
路確認に影響を与えることを抑制するためである。尚、
ステップS92でNOと判定された時は、ステップS1
01に進み、走行経路のみが表示される表示割合d3を
設定する。尚、実施形態7では、走行経路案内中の時
は、前回の表示割合を使用し、表示割合を全く変更しな
い例を示したが、前回の表示割合と今回の表示割合との
差が小さくなるように、ステップS95、S97で設定
する表示割合を補正して表示割合を多少変更するように
してもよい。
【0042】以上のように、実施形態7によれば、走行
経路案内中は、表示画面上における表示割合の変更が規
制されるため、ユーザーによる走行経路確認への影響を
抑制することができる。
【0043】尚、本実施形態では、情報表示装置40の
表示機40cに表示するタイヤ空気圧情報として具体的
な数値のみを表示するようにした例を示したが、図18
に示すようにタイヤを図示することによって、ユーザー
のタイヤ空気圧状態に認知性を向上させるようにしても
よい。また、本実施形態では、情報表示装置40とし
て、ナビゲーション装置の例を示したが、その他、タイ
ヤ空気圧情報を具体的に数値表示可能なカーオーディオ
や自動車用テレビ等を使用してもよい。また、本実施形
態では、報知機30としてタイヤ空気圧状態に応じて点
灯、消灯されるワーニングランプの例を示したが、タイ
ヤ空気圧状態に応じて警報音が発生、消音されるワーニ
ングブザーを使用するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1〜7に関わる全体構成図。
【図2】実施形態1〜7に関わる制御ブロック図。
【図3】実施形態1〜3に関わる制御装置、情報表示装
置の詳細を示す制御ブロック図。
【図4】実施形態1に関わる表示機による表示例を示す
図。
【図5】実施形態1〜7に関わる空気圧センサ制御内容
を示すフローチャート。
【図6】実施形態1に関わる制御装置の制御内容を示す
フローチャート。
【図7】実施形態1に関わる情報表示装置の制御内容を
示すフローチャート。
【図8】実施形態2に関わる制御装置の制御内容を示す
フローチャート。
【図9】実施形態3に関わる制御装置の制御内容を示す
フローチャート。
【図10】実施形態4〜7に関わる制御装置、情報表示
装置の詳細を示す制御ブロック図。
【図11】実施形態4に関わる情報表示装置の制御内容
を示すフローチャート。
【図12】実施形態4に関わる表示機による表示例を示
す図。
【図13】実施形態5に関わる情報表示装置の制御内容
を示すフローチャート。
【図14】実施形態5に関わる表示機による表示例を示
す図。
【図15】実施形態6に関わる情報表示装置の制御内容
を示すフローチャート。
【図16】実施形態6に関わる表示機による表示例を示
す図。
【図17】実施形態7に関わる情報表示装置の制御内容
を示すフローチャート。
【図18】表示機による表示の変形例を示す図。
【符号の説明】 6〜9:空気圧センサ 20:制御装置 20d:適正空気圧記憶手段 20e:過不足量算出手段 20f:判定手段 20g:報知制御手段 20h:タイヤ空気圧情報提供手段 20d:適正空気圧補正手段 30:報知器 40:情報表示装置 40e:第1表示制御手段 40f:第2表示制御手段 40g:表示形態変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 清 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB13 AC02 AC14 2F055 AA12 BB19 CC60 DD20 EE40 FF05 FF28 FF31 GG03 GG31 5H180 AA01 BB04 FF04 FF22 FF24 FF27 FF32

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用タイヤに装着されタイヤ空気圧を検
    出する空気圧センサと、 車両用タイヤのタイヤ空気圧状態を報知する報知機と、 該報知機に車両用タイヤのタイヤ空気圧状態を報知させ
    る制御装置と、 該制御装置に対して着脱可能に構成されるとともに、所
    定の表示情報を表示可能な情報表示装置とを備え、 上記制御装置には、上記車両用タイヤの適性空気圧を記
    憶する適性空気圧記憶手段と、 該適性空気圧記憶手段に記憶された適性空気圧と上記空
    気圧センサにより検出されたタイヤ空気圧とに基づいて
    適正空気圧に対する過不足量を求める過不足量算出手段
    と、 該過不足量算出手段により求められた過不足量に基づい
    てタイヤ空気圧状態を判定する判定手段と、 該判定手段によりタイヤ空気圧の過不足状態が判定され
    た時、タイヤ空気圧の過不足状態を所定の形態で上記報
    知機に報知させる報知制御手段と、 上記空気圧センサにより検出されたタイヤ空気圧、上記
    適性空気圧記憶手段に記憶されている適性空気圧及び上
    記過不足量算出手段により算出された過不足量の内、少
    なくとも一つからなるタイヤ空気圧情報を上記情報表示
    装置に提供するタイヤ空気圧情報提供手段とが備えられ
    るとともに、 上記情報表示装置には、上記所定の表示情報及び上記タ
    イヤ空気圧情報提供手段から提供されたタイヤ空気圧情
    報を表示可能な表示機と、 該表示機に所定の表示情報を表示させる第1表示制御手
    段と、 上記表示機に上記タイヤ情報提供手段により提供された
    タイヤ空気圧情報を表示させる第2表示制御手段とが備
    えられた車両の空気圧警報装置。
  2. 【請求項2】上記報知機は、タイヤ空気圧状態に応じて
    点灯若しくは消灯するワーニングランプから構成される
    とともに、上記表示機は、タイヤ空気圧情報を数値表示
    可能な表示画面装置から構成される請求項1記載の車両
    の空気圧警報装置。
  3. 【請求項3】上記第2表示制御手段は、タイヤ位置を上
    記表示機に表示させるよう構成される請求項3記載の車
    両の空気圧警報装置。
  4. 【請求項4】上記タイヤ情報提供手段は、上記制御装置
    に対して上記情報表示装置が非接続状態にある時、上記
    情報表示装置に対するタイヤ空気圧情報の提供が禁止さ
    れるよう構成される請求項1記載の車両の空気圧警報装
    置。
  5. 【請求項5】上記第2表示制御手段は、上記報知制御手
    段による上記報知機への報知動作に連動してタイヤ空気
    圧情報を表示させるよう構成される請求項1記載の車両
    の空気圧警報装置。
  6. 【請求項6】上記報知制御手段は、上記制御装置に対し
    て上記情報表示装置が接続状態にある時、上記報知機へ
    の報知が禁止されるよう構成される請求項1記載の車両
    の空気圧警報装置。
  7. 【請求項7】上記表示機は、上記所定の表示情報及びタ
    イヤ空気圧情報が同時に表示可能に構成されるととも
    に、上記情報表示装置には、上記表示機の表示画面上に
    おける上記所定の表示情報とタイヤ空気圧情報との表示
    形態を変更可能にする表示形態変更手段が備えられた請
    求項1記載の車両の空気圧警報装置。
  8. 【請求項8】上記表示形態変更手段は、上記表示機の表
    示画面上において上記所定の表示情報とタイヤ空気圧情
    報との表示割合を変更若しくはいずれか一方の情報のみ
    が表示されることによって表示形態が変更されるよう構
    成される請求項7記載の車両の空気圧警報装置。
  9. 【請求項9】上記表示形態変更手段は、タイヤ空気圧状
    態に応じて上記所定の表示情報とタイヤ空気圧情報との
    表示形態が変更可能に構成される請求項7記載の車両の
    空気圧警報装置。
  10. 【請求項10】上記表示形態変更手段は、タイヤ空気圧
    急変時、上記表示機の表示画面上において所定の表示情
    報に対するタイヤ空気圧情報情報の表示割合が大きくさ
    れる若しくはタイヤ空気圧情報のみが表示されるよう構
    成される請求項9記載の車両の空気圧警報装置。
  11. 【請求項11】上記情報表示装置は、車両の現在位置を
    検出する現在位置検出手段を備えたナビゲーション装置
    であって、上記第2表示制御手段は、上記現在位置検出
    手段により検出された車両の現在位置がタイヤ空気圧の
    調整が可能な施設にある時、タイヤ空気圧情報が表示さ
    れるよう構成される請求項1記載の車両の空気圧警報装
    置。
  12. 【請求項12】上記情報表示装置は、車両の現在位置を
    検出する現在位置検出手段を備えたナビゲーション装置
    であって、上記第2表示制御手段は、上記現在位置検出
    手段により検出された車両の現在位置が高速道路にある
    時、タイヤ空気圧情報が表示されるよう構成される請求
    項1記載の車両の空気圧警報装置。
  13. 【請求項13】上記情報表示装置は、車両の現在位置を
    検出する現在位置検出手段を備えたナビゲーション装置
    であって、上記表示形態変更手段は、上記第1表示制御
    手段により目的地への経路を案内する画像表示中は表示
    形態の変更が規制されるよう構成される請求項7記載の
    車両の空気圧警報装置。
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