JP3931692B2 - 車両の空気圧警報装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の空気圧警報装置に関し、特に、走行タイヤとスペアタイヤとに応じた警報制御が可能な車両の空気圧警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の各タイヤの空気圧を検出し、検出されたタイヤ空気圧をタイヤの空気圧状態としてユーザーに警報することは知られている。
【0003】
例えば、各タイヤに備えられた空気圧センサは、受信機を備えた警報制御用の制御ユニットに検出されたタイヤ空気圧検出信号の無線送信を行い、制御ユニットは、その無線送信されたタイヤ空気圧検出信号を受信し、受信したタイヤ空気圧検出信号と予め記憶された適正空気圧との偏差に基づいてタイヤ空気圧の不足状態を判定し、警報機に警報するようになっている。
【0004】
ここで、空気圧警報は、走行タイヤに留まらずスペアタイヤもその対象となる。
【0005】
ところが、スペアタイヤのタイヤ空気圧に異常が発生して空気圧警報が行われた場合、ユーザーは走行タイヤに空気圧の異常があるものと思い込んで走行タイヤの異常確認は行うものの、走行タイヤに異常がなければ、スペアタイヤの確認までは行わず、スペアタイヤの異常が見過ごされる懸念がある。
【0006】
そこで、走行タイヤ及びスペアタイヤの全てについて、各タイヤのタイヤ識別を行い、タイヤ空気圧情報とともにそのタイヤ位置を警報するため、各タイヤ位置の登録を行うことが行われている。
【0007】
例えば、特許第3061047号公報には、ユーザーが車両内に設けられた登録スイッチを操作して登録モードに設定し、その登録モードの状態において予め決められている順番(例えば、左前輪、右前輪、左後輪、右後輪、スペアタイヤの順)にタイヤ識別符号IDを登録することが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のような先行技術においては、人によってわざわざ登録操作を行う必要があり、これらの操作は、車両製造時、タイヤ交換、タイヤローテーション等行う度に行う必要があり、非常に煩雑になるという問題がある。
【0009】
また、各タイヤ毎に専用のアンテナを設置するとともにタイヤ位置の表示が可能な警報装置を設ければ、各タイヤ位置の識別を行うことが可能になるものの、タイヤ数分のアンテナやタイヤ位置を表示するための表示画面が必要になり、車両コストの増加を招くという問題がある。
【0010】
本発明は、以上のような問題に勘案してなされたもので、その目的は、登録操作の煩雑化や車両コストの増加を抑制しつつ走行タイヤとスペアタイヤとに応じた警報制御が可能な車両の空気圧警報装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあってはその解決手法として次のようにしてある。すなわち、本発明の第1の構成において、車両の各走行タイヤ及びスペアタイヤ格納部に格納される格納タイヤに装着され、タイヤ空気圧情報を検出する空気圧センサと、
車両の各走行タイヤ及び格納タイヤの空気圧異常を点灯によって警報する単一の警報ランプと、
上記空気圧センサに備えられ、検出されたタイヤ空気圧情報を送信する送信機と、
該送信機の内、各走行タイヤの送信機から送信される信号を主に受信する単一の第1アンテナと、
上記スペアタイヤ格納部近傍に配置され、該スペアタイヤ格納部に格納される格納タイヤの送信機から送信される信号を主に受信する第2アンテナと、
上記各アンテナにおいて受信されるタイヤ空気圧情報に基づいて上記警報ランプを点灯若しくは消灯させるとともに、上記第1アンテナにおいて受信される走行タイヤに対する空気圧異常の点灯形態と、上記第2アンテナにおいて受信される格納タイヤに対する空気圧異常の点灯形態とを異ならせる警報制御手段とが備えられ
上記格納タイヤは、走行タイヤに対して適正空気圧が高く設定されるとともに、上記格納タイヤがスペアタイヤである時タイヤ識別情報を登録するスペアタイヤ識別情報登録手段が備えられ、該スペアタイヤ識別情報登録手段は、上記第1アンテナにおいて受信される全ての走行タイヤのタイヤ空気圧に対して上記第2アンテナにおいて受信される格納タイヤのタイヤ空気圧が高い場合、上記スペアタイヤ格納部に格納されているタイヤがスペアタイヤであることを識別し、該識別されたスペアタイヤからタイヤ空気圧情報とともに送信されるタイヤ識別情報をスペアタイヤのタイヤ識別情報として登録するよう構成してある。
【0012】
本発明の第1の構成によれば、スペアタイヤ格納部に格納される格納タイヤの送信機からの送信信号を主として受信する第2アンテナ一つが追加されるため、走行タイヤと格納タイヤとを識別することができる。
【0013】
また、走行タイヤと格納タイヤとで警報ランプの点灯形態が変更されるよう構成されるため、タイヤ位置の表示が行えない安価なワーニング用の警報ランプであっても走行タイヤと格納タイヤとの内いずれのタイヤに異常があるのかをユーザーに認知させることができる。
【0014】
従って、一つのアンテナを追加するとともに、安価な警報ランプの点灯形態を走行タイヤと格納タイヤとで異ならせるだけで走行タイヤと格納タイヤとで異なる警報が行えるため、各タイヤ毎にアンテナを設けたり、タイヤ位置を表示するための高価な表示装置を設ける必要がなく、車両コストの増加、タイヤ位置登録操作の煩雑化を抑制できる。
【0015】
通常、スペアタイヤの空気圧は、走行タイヤに対して高めに設定されている。
【0016】
従って、タイヤ交換によってスペアタイヤがいずれかの位置に装着されると、走行タイヤの空気圧に対して高い空気圧を送信するため、警報制御手段では、タイヤ空気圧が過剰である旨の誤警報する懸念がある。
【0017】
本発明の第1の構成は、上述のようにスペアタイヤの空気圧が走行タイヤの空気圧に対して高く設定されていることに着目してなされたもので、本発明の第3の構成によれば、第1アンテナにおいて受信される走行タイヤのタイヤ空気圧に対して第2アンテナにおいて受信される格納タイヤのタイヤ空気圧が高い場合、スペアタイヤ格納部に格納されている格納タイヤがスペアタイヤと認識することができるため、事前にスペアタイヤのタイヤ識別情報を登録しておくことができる。
【0018】
従って、例えば、パンク等によってスペアタイヤが走行タイヤ位置に装着された場合であっても、装着されているタイヤが、走行タイヤかスペアタイヤかを識別することができるため、誤警報を抑制できる。
【0019】
本発明の第2の構成において、車両の各走行タイヤ及びスペアタイヤ格納部に格納される格納タイヤに装着され、タイヤ空気圧情報を検出する空気圧センサと、
車両の各走行タイヤ及び格納タイヤの空気圧異常を点灯によって警報する単一の警報ラ ンプと、
上記空気圧センサに備えられ、検出されたタイヤ空気圧情報を送信する送信機と、
該送信機の内、各走行タイヤの送信機から送信される信号を主に受信する単一の第1アンテナと、
上記スペアタイヤ格納部近傍に配置され、該スペアタイヤ格納部に格納される格納タイヤの送信機から送信される信号を主に受信する第2アンテナと、
上記各アンテナにおいて受信されるタイヤ空気圧情報に基づいて上記警報ランプを点灯若しくは消灯させるとともに、上記第1アンテナにおいて受信される走行タイヤに対する空気圧異常の点灯形態と、上記第2アンテナにおいて受信される格納タイヤに対する空気圧異常の点灯形態とを異ならせる警報制御手段とが備えられ、
上記スペアタイヤ格納部には、上記格納タイヤ及び第2アンテナが格納されるとともに、上記第2アンテナに対する上記各走行タイヤの送信機から送信される信号の受信を規制する遮蔽部材が備えられるよう構成してある。
【0020】
本発明の第2の構成によれば、スペアタイヤ格納部に格納される格納タイヤの送信機からの送信信号を主として受信する第2アンテナ一つが追加されるため、走行タイヤと格納タイヤとを識別することができる。
【0021】
また、走行タイヤと格納タイヤとで警報ランプの点灯形態が変更されるよう構成されるため、タイヤ位置の表示が行えない安価なワーニング用の警報ランプであっても走行タイヤと格納タイヤとの内いずれのタイヤに異常があるのかをユーザーに認知させることができる。
【0022】
従って、一つのアンテナを追加するとともに、安価な警報ランプの点灯形態を走行タイヤと格納タイヤとで異ならせるだけで走行タイヤと格納タイヤとで異なる警報が行えるため、各タイヤ毎にアンテナを設けたり、タイヤ位置を表示するための高価な表示装置を設ける必要がなく、車両コストの増加、タイヤ位置登録操作の煩雑化を抑制できる。
【0023】
本発明の第1の構成によれば、第2アンテナに対する格納タイヤ以外のタイヤに対する受信関係が遮蔽部材によって規制されるため、他の走行タイヤの送信機から送信される信号を誤って格納タイヤからの信号として受信することを抑制することができる。
【0024】
本発明の第3の構成において、上記各タイヤの送信機と上記第2アンテナとの間における受信関係の内、上記格納タイヤの送信機から送信される信号が最も高い電界強度となるよう受信関係が設定してある。
【0025】
本発明の第3の構成によれば、第2アンテナに対して、格納タイヤの送信機から送信される信号が最も高い電界強度となるよう受信関係が設定されているため、他の走行タイヤの送信機から送信される信号を誤って格納タイヤからの信号として受信することを抑制することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、登録操作の煩雑化や車両コストの増加を抑制しつつ走行タイヤとスペアタイヤとに応じた警報制御を行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1は実施形態に関する全体構成図であり、図1において自動車1には走行タイヤ2〜5が備えられるとともにスペアタイヤ格納部6内に格納タイヤとしてのスペアタイヤ7が格納されており、その各タイヤ2〜5、7には各々空気圧センサ8〜12が備えられている。
【0029】
ここで、実施形態では、スペアタイヤ格納部6内にスペアタイヤ7が格納されている例を示したが、パンク等によって走行タイヤ2〜5の内いずれかがスペアタイヤ7と交換された場合、スペアタイヤ格納部6には走行タイヤ2〜5のいずれかのタイヤが格納されている場合がある。
【0030】
各走行タイヤ2〜5の空気圧センサ8〜11には共通の第1アンテナ13が備えられるとともに、スペアタイヤ7の空気圧センサ12には第2アンテナ14が備えられており、検出された各種情報をタイヤ空気圧状態警報用の制御ユニット20に出力するようになっている。
【0031】
制御ユニット20は、各タイヤ2〜5、7のタイヤ空気圧の異常を判定すると、警報機30に異常状態を警報させるようになっている。
【0032】
尚、第2アンテナ14は、図2に示すように、スペアタイヤ格納部6内にスペアタイヤ7とともに格納されており、各タイヤ2〜5、7の内、スペアタイヤ7との距離が最も短く設定されており、各タイヤ2〜5、7の空気圧センサ8〜12と第2アンテナ14との間における受信関係の内、スペアタイヤ7の空気圧センサ12から送信される信号が最も高い電界強度となるよう設定されている。
【0033】
また、スペアタイヤ格納部6外周には金属製の遮蔽カバー15が設けられ、第2アンテナ14がスペアタイヤ7以外のタイヤの空気圧センサ6〜11からの信号を可及的に受信しないよう構成されている。
【0034】
図3は実施形態に関する制御ブロック図であり、空気圧センサ8〜12には、タイヤ2〜5、7のタイヤ空気圧を検出するための圧力検出部8a〜12aと、タイヤ温度を検出するための温度検出部8b〜12bと、車両1の加速度を検出するための加速度検出部8c〜12cと、自車のタイヤ識別情報を記憶する記憶部8d〜12dと、上記各検出部により検出された情報及び自車のタイヤ識別情報を制御ユニット20に無線送信するための送信機8e〜12eと、中央演算処理装置8f〜12fとが備えられている。
【0035】
また、制御ユニット20には、上記空気圧センサ8〜12から無線送信された各種情報を受信し、第1アンテナ13において受信した各種情報と、第2アンテナ14において受信した各種情報とを区別して受信可能な受信機20aと、該受信機20aにより受信された各種情報及びその他の各種センサ40からの検出情報に基づいてタイヤ空気圧状態を警報機30に警報させる処理等各種処理を行う中央演算処理部20bと、自車のタイヤ識別情報や適正空気圧を記憶するための記憶部20cとが備えられている。
【0036】
(実施形態1)
図4は、実施形態に関する制御ユニット20の詳細を示す制御ブロック図であり、制御ユニット20の中央演算処理部20b、記憶部20cには、タイヤの適正空気圧を記憶した適正空気圧記憶手段20dと、空気圧センサ8〜12により検出された実測空気圧と適正空気圧記憶手段20dに記憶された適正空気圧との差に基づいて過不足量を算出する過不足量算出手段20eと、過不足量算出手段20eにより算出された過不足量に基づいてタイヤ空気圧の過不足状態を判定する判定手段20fと、判定手段20fによりタイヤ空気圧の過不足状態が判定された時、警報機30に出力して警報させる警報制御手段20gと、第1アンテナ12において受信したタイヤ識別情報の内、受信頻度が高い上位4つ(走行タイヤ数に対応した数)のタイヤ識別情報を自車の走行タイヤ識別情報としてタイヤ識別情報記憶手段20hに登録する走行タイヤ識別情報登録手段20iと、第1アンテナ13において受信した受信頻度の高い上位4つのタイヤ空気圧全てに対して第2アンテナ14において受信したタイヤ空気圧が所定値以上高い場合、スペアタイヤ格納部6に格納されている格納タイヤがスペアタイヤ7であると識別し、スペアタイヤ格納部6に格納されているスペアタイヤ7(格納タイヤ)から送信されているタイヤ識別情報をスペアタイヤ7のタイヤ識別情報としてタイヤ識別情報記憶手段20hに登録するスペアタイヤ識別情報登録手段20jとが備えられている。
【0037】
尚、警報機30は、インストゥルメントパネルに設けられたワーニング用の警報ランプから構成されており、タイヤ空気圧異常時は後述する所定の点灯形態で点灯され、タイヤ空気圧正常時は消灯される。
【0038】
次に、実施形態に関する空気圧センサ8〜12の中央演算処理部8e〜12eによる具体的制御内容について、図5のフローチャートに基づき説明する。
【0039】
図5のステップS1において、空気圧センサ8〜12の各検出部8a〜12a、8b〜12b、8c〜12cにより検出された実測空気圧Po、タイヤ温度T、加速度Gを読込む。
【0040】
続く、ステップS2では、実測空気圧Poの変化が所定値以上となる異常減圧状態か否か判定する。ステップS2でYESと判定された時、つまり、パンク等によるタイヤ空気圧の異常減圧モードであると判定された時は、最新のタイヤ空気圧を時々刻々制御ユニット20に送信する必要があるため、ステップS3に進み、制御ユニット20に対して最も短い周期t1でタイヤ空気圧、タイヤ温度を検出するとともに、検出された実測空気圧Po、タイヤ温度Tを制御ユニット20に送信する。
【0041】
また、ステップS2でNOと判定された時はステップS4に進み、検出された加速度Gに基づいて車両が走行状態であるか否か判定する。ステップS4でYESと判定され、走行モードであると判定された時は、ステップS5に進み、走行中のタイヤ空気圧状態を異常減圧モードに対して長い周期t2でタイヤ空気圧、タイヤ温度を検出するとともに、検出された実測空気圧Po、タイヤ温度Tを制御ユニット20に送信する。ここで、走行モードの時異常減圧モードに対して検出、送信周期を長く設定する理由は、通常の走行モードの場合、タイヤ空気圧の検出緊急性が低いため、検出、送信周期を長くして空気圧センサ8〜12の電池寿命の延命を図るためである。
【0042】
また、ステップS4でNOと判定され、停車モードと判定された時は、ステップS6に進み、異常減圧モードの周期t1及び走行モードの周期t2に対して長い周期t3でタイヤ空気圧、タイヤ温度を検出するとともに、検出された実測空気圧Po、タイヤ温度Tを制御ユニット20に送信する。ここで、停車モード時最も長い検出、送信周期に設定する理由は、タイヤ空気圧に変化があったとしても、車両が停車状態であればその状態の報知が多少遅れたとしても影響は少ないため、検出、送信周期を長くして空気圧センサ8〜12の電池寿命の延命を図るためである。
【0043】
次に、実施形態1に関する制御ユニット20の中央演算処理部20bによる具体的制御内容について、図6のフローチャートに基づき説明する。
【0044】
図6のステップS10において、空気圧センサ8〜12の各検出部8a〜12a、8b〜12b、8c〜12cにより検出された実測空気圧Po、タイヤ温度T、加速度G及び自車タイヤ識別情報等各種信号を読込む。
【0045】
続く、ステップS11において、自車のタイヤ識別情報が登録済みか否か判定する。
【0046】
ステップS11でNOと判定された時は、ステップS12、S13に進み、走行タイヤ2〜5及びスペアタイヤ7について、タイヤ識別情報を登録する。尚、タイヤ識別情報の登録の詳細については後述する。
【0047】
ステップS14では、スペアタイヤ7からの信号を受信しているか否か判定し、YESと判定された時は、ステップS15に進む。
【0048】
ステップS15では、スペアタイヤ7の空気圧に異常があるか否か判定する。例えば、適正空気圧記憶手段20dに記憶されている適正空気圧PsとステップS10で読込んだ実測空気圧Poとの偏差ΔPが所定値以上である時、スペアタイヤ7の空気圧に異常があることを判定する。
【0049】
尚、適正空気圧記憶手段20dに記憶されているスペアタイヤ7の適正空気圧Psは、後述する走行タイヤ2〜5の適正空気圧Pbよりも高めに設定されており、例えば、走行タイヤ2〜5の適正空気圧Pbが230KPaに設定され、スペアタイヤ7の適正空気圧Psが420KPaに設定されている。
【0050】
また、適正空気圧Ps、Pbは、タイヤ温度Tに応じて変化するため、タイヤ温度Tに対応した適正空気圧Pbを記憶しておくことが望ましい。
【0051】
ステップS15でYESと判定された時は、ステップS16に進み、スペアタイヤ異常フラグFsを1にセットし、ステップS15でNOと判定された時は、ステップS17に進み、スペアタイヤ異常フラグFsを0にセットする。
【0052】
また、上記ステップS14でNOと判定された時は、ステップS18に進み、走行タイヤ2〜5の空気圧に異常があるか否か判定する。尚、走行タイヤの異常判定は、スペアタイヤ7の異常判定と同様の判定を行う。
【0053】
ステップS18でYESと判定された時は、ステップS19に進み、走行タイヤ異常フラグFbを1にセットし、ステップS18でNOと判定された時は、ステップS20に進み、走行タイヤ異常フラグFbを0にセットする。
【0054】
ステップS21では、走行タイヤ2〜5及びスペアタイヤ7について、異常判定が完了したか否か判定し、ステップS21でNOと判定された時は、ステップS10の前にリターンし、全てのタイヤについて異常判定が完了するまでステップS10〜S20の処理を繰り返す。
【0055】
ステップS21でYESと判定された時は、ステップS22に進み、走行タイヤ2〜5のみに異常があるか否か判定する。
【0056】
ステップS22でYESと判定された時は、ステップS23に進み、図7に示すように警報機30を連続的に点灯させる第1点灯形態によって警報を行い、走行タイヤ2〜5の空気圧異常をユーザーに警報する。
【0057】
また、ステップS22でNOと判定された時は、ステップS24に進み、スペアタイヤのみに異常があるか否か判定する。
【0058】
ステップS24でYESと判定された時は、ステップS25に進み、図8に示すように警報機30を断続的に点灯させる第2点灯形態によって警報を行い、スペアタイヤ7の空気圧異常をユーザーに警報する。
【0059】
ステップS24でNOと判定された時は、ステップS26に進み、走行タイヤ2〜5、スペアタイヤ7の両方に異常があるか否か判定する。
【0060】
ステップS26でYESと判定された時は、ステップS27に進み、図9に示すように所定期間連続して点灯した後、断続的に点灯する第3点灯形態によって警報を行い、走行タイヤ2〜5及びスペアタイヤ7の空気圧異常をユーザーに警報する。
【0061】
次に、図6におけるステップS12の走行タイヤ識別情報登録処理の詳細について、図10のフローチャートに基づき説明する。
【0062】
図10のステップS30において、空気圧センサ8〜12の各検出部8a〜12a、8b〜12b、8c〜12cにより検出された実測空気圧Po、タイヤ温度T、加速度G及び自車タイヤ識別情報等各種信号を読込む。
【0063】
続く、ステップS31では、自車のタイヤ識別情報が全て登録されているか否か判定する。ステップS31でYESと判定された時は、ステップS32に進み、既に登録済みのタイヤ識別情報とは異なるタイヤ識別情報を受信機20aにて受信したか否か判定する。
【0064】
ステップS32でYESと判定された時は、つまり、タイヤ識別情報は登録済みであるが、タイヤ交換によって新たなタイヤ識別情報を受信している可能性があるため、ステップS33に進み、受信機20aにて受信したタイヤ識別情報を所定時間蓄積し、タイヤ識別情報毎の受信頻度を算出する。
【0065】
続く、ステツプS34では、所定時間蓄積したタイヤ識別情報の内、受信頻度の高い上位4つ(走行タイヤ数に対応する数)のタイヤ識別情報を自車の走行タイヤの識別情報としてタイヤ識別情報記憶手段20hに登録更新する。
【0066】
また、ステップS32でNOと判定された時は、ステップS33、S34の登録更新を行うことなくリターンする。
【0067】
次に、図6におけるステップS13のスペアタイヤ識別情報登録処理の詳細について、図11のフローチャートに基づき説明する。
【0068】
図11のステップS40において、走行タイヤ2〜5からの各タイヤ空気圧情報Pi(i=1、2、3、4)、タイヤ位置識別情報Iiを受信し、ステップS41では、スペアタイヤ格納部6に格納されているスペアタイヤ7からのタイヤ空気圧情報Po、タイヤ位置識別情報Ioを受信する。
【0069】
続く、ステップS42では、各走行タイヤ2〜5のタイヤ空気圧とスペアタイヤ7の空気圧との偏差が全て所定値α以上であるか否か判定する。
【0070】
ステップS42でYESと判定された時、つまり、スペアタイヤ7のタイヤ空気圧が走行タイヤ2〜5全てのタイヤ空気圧に対して高い場合、スペアタイヤ格納部6に格納されている格納タイヤは、スペアタイヤ7であると判定されるため、ステップS43に進み、スペアタイヤ7からタイヤ空気圧Poとともに送信されたタイヤ位置識別情報Ioをスペアタイヤ7のタイヤ位置識別情報として登録し、ステップS44で登録完了メッセージをユーザーに対して出力する。
【0071】
また、ステップS42でNOと判定された時は、タイヤ交換等によってスペアタイヤ7が走行タイヤとして既に装着されている可能性があるため、ステップS43の登録処理をバイパスして、ステップS45で登録未完了のメッセージをユーザーに対して出力する。
【0072】
以上のように、本実施形態によれば、第2アンテナ14を追加するとともに、タイヤの空気圧異常時、警報機30の点灯形態を走行タイヤ2〜5とスペアタイヤ7とで異ならせるだけで走行タイヤ2〜5とスペアタイヤ7とで異なる警報が行えるため、人による煩雑な登録操作を行わせる必要がなく、また、車両コストの増加を抑制することができる。
【0073】
また、スペアタイヤ7の空気圧が走行タイヤの空気圧に対して高く設定されていることから、第1アンテナ13において受信される走行タイヤ2〜5のタイヤ空気圧に対して第2アンテナ14において受信されるスペアタイヤ7のタイヤ空気圧が高い場合、スペアタイヤ格納部6に格納されている格納タイヤがスペアタイヤ7と認識することができるため、事前にスペアタイヤ7のタイヤ識別情報を登録しておくことができる。
【0074】
従って、例えば、パンク等によってスペアタイヤ7が走行タイヤ位置に装着された場合であっても、装着されている走行タイヤ2〜5かスペアタイヤ7かを識別することができ、誤警報を抑制できる。
【0075】
また、第2アンテナ14に対して、スペアタイヤ7から送信される信号が最も高い電界強度となるよう受信関係が設定されているため、他の走行タイヤ2〜5から送信される信号を誤ってスペアタイヤからの信号として受信することを抑制することができる。
【0076】
また、第2アンテナ14に対するスペアタイヤ7以外のタイヤに対する受信関係が遮蔽部材15によって規制されるため、他の走行タイヤから送信される信号を誤ってスペアタイヤ7からの信号として受信することを抑制することができる。
【0077】
尚、本実施形態では、第2アンテナ14に対して、スペアタイヤ7から送信される信号が最も高い電界強度となるよう受信関係を設定するにあたって、第2アンテナ14とスペアタイヤ7との間の距離を最も短くする例を示したが、一般的に、電界強度は、以下の式に示す関係があることから、送信電力Pt、電力利得Gtを増大するようスペアタイヤ7の送信機12e、第2アンテナ14を設定するようにしてもよい。
【数1】
Figure 0003931692
E:電界強度Pt:送信電力[W]
Gt:送信アンテナの電力利得[ダイポール比]
d:送受信間の距離[m]
【0078】
また、本実施形態では、警報機30として警報ランプの例を示したが、警報ブザーで警報するようにしてもよく、その場合、警報音の形態をタイヤ毎に変更すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に関わる全体構成図。
【図2】本実施形態に関わるスペアタイヤの格納状態を示す図。
【図3】実施形態に関わる制御ブロック図。
【図4】実施形態に関わる制御ユニットの詳細を示す制御ブロック図。
【図5】実施形態1に関わる空気圧センサ制御内容を示すフローチャート。
【図6】実施形態1に関わる制御ユニット制御内容を示すフローチャート。
【図7】警報機30による第1点灯形態を示す図。
【図8】警報機30による第2点灯形態を示す図。
【図9】警報機30による第3点灯形態を示す図。
【図10】図6のS12制御内容の詳細を示すフローチャート。
【図11】図6のS13制御内容の詳細を示すフローチャート。
【符号の説明】
2〜5:走行タイヤ
6:スペアタイヤ格納部
7:スペアタイヤ(格納タイヤ)
8〜12:空気圧センサ
13;第1アンテナ
14:第2アンテナ
20:制御ユニット
20g:警報制御手段
20i:走行タイヤ識別情報登録手段
20j:スペアタイヤ識別情報登録手段
30:警報機

Claims (3)

  1. 車両の各走行タイヤ及びスペアタイヤ格納部に格納される格納タイヤに装着され、タイヤ空気圧情報を検出する空気圧センサと、
    車両の各走行タイヤ及び格納タイヤの空気圧異常を点灯によって警報する単一の警報ランプと、
    上記空気圧センサに備えられ、検出されたタイヤ空気圧情報を送信する送信機と、
    該送信機の内、各走行タイヤの送信機から送信される信号を主に受信する単一の第1アンテナと、
    上記スペアタイヤ格納部近傍に配置され、該スペアタイヤ格納部に格納される格納タイヤの送信機から送信される信号を主に受信する第2アンテナと、
    上記各アンテナにおいて受信されるタイヤ空気圧情報に基づいて上記警報ランプを点灯若しくは消灯させるとともに、上記第1アンテナにおいて受信される走行タイヤの空気圧異常に対する点灯形態と、上記第2アンテナにおいて受信される格納タイヤの空気圧異常に対する点灯形態とを異ならせる警報制御手段とを有し、
    上記格納タイヤは、走行タイヤに対して適正空気圧が高く設定されるとともに、上記格納タイヤがスペアタイヤである時タイヤ識別情報を登録するスペアタイヤ識別情報登録手段が備えられ、該スペアタイヤ識別情報登録手段は、上記第1アンテナにおいて受信される全ての走行タイヤのタイヤ空気圧に対して上記第2アンテナにおいて受信される格納タイヤのタイヤ空気圧が高い場合、上記スペアタイヤ格納部に格納されているタイヤがスペアタイヤであることを識別し、該識別されたスペアタイヤからタイヤ空気圧情報とともに送信されるタイヤ識別情報をスペアタイヤのタイヤ識別情報として登録するよう構成される車両の空気圧警報装置。
  2. 車両の各走行タイヤ及びスペアタイヤ格納部に格納される格納タイヤに装着され、タイヤ空気圧情報を検出する空気圧センサと、
    車両の各走行タイヤ及び格納タイヤの空気圧異常を点灯によって警報する単一の警報ランプと、
    上記空気圧センサに備えられ、検出されたタイヤ空気圧情報を送信する送信機と、
    該送信機の内、各走行タイヤの送信機から送信される信号を主に受信する単一の第1アンテナと、
    上記スペアタイヤ格納部近傍に配置され、該スペアタイヤ格納部に格納される格納タイヤの送信機から送信される信号を主に受信する第2アンテナと、
    上記各アンテナにおいて受信されるタイヤ空気圧情報に基づいて上記警報ランプを点灯若しくは消灯させるとともに、上記第1アンテナにおいて受信される走行タイヤの空気圧異常に対する点灯形態と、上記第2アンテナにおいて受信される格納タイヤの空気圧異常に対する点灯形態とを異ならせる警報制御手段とを有し、
    上記スペアタイヤ格納部には、上記格納タイヤ及び第2アンテナが格納されるとともに、上記第2アンテナに対する上記各走行タイヤの送信機から送信される信号の受信を規制する遮蔽部材が備えられる車両の空気圧警報装置。
  3. 上記各タイヤの送信機と上記第2アンテナとの間における受信関係の内、上記格納タイヤの送信機から送信される信号が最も高い電界強度となるよう受信関係が設定される請求項1乃至2のいずれか一つに記載の車両の空気圧警報装置。
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