JP2015085902A - 車両用ホーン制御装置、ホーン減音制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホーン43を備えた車両Cで用いられ、車両Cの位置が、ホーン43から出力する音量を小さくすべき減音エリア内であるか否かを判断する減音判断部301と、減音判断部301が、車両Cの位置が減音エリア内であると判断したことに基づいて、ホーン43を鳴らす操作がユーザにより行われた場合にホーンから出力する音量を、車両Cの位置が減音エリア外であると判断した場合よりも小さくする音量制御部302とを備える。警告対象の車と通信できるか否かは関係なく、現在位置が減音エリア内であると判断できれば、ホーン43から出力する音量を小さくするので、騒音を抑制すべき地域を減音エリアとして設定しておくことで、その地域において高い騒音抑制効果が得られる。
【選択図】図2
Description
施設側システム2は、施設側制御部21と、請求項の施設側無線送信装置に相当するアクセスポイント22を備えている。
車両用ホーン制御装置3は、図2に示すように、制御装置30、車車間通信部31を備える。これら制御装置30、車車間通信部31は車両Cに搭載される。
図3、図4は、いずれも制御装置30が実行する処理を示すフローチャートである。図3は、車両用ホーン制御装置3を搭載した車両Cが信号送信車CTVとなる場合の処理である。図4は、車両用ホーン制御装置3を搭載した車両Cが信号受信車CRVとなる場合の処理である。図3から説明する。
以上、説明した本実施形態によれば、減音判断部301(S1)が、現在位置が減音エリア内であると判断した場合、音量制御部302(S3)は、ホーン43から出力する音量を、減音エリア外であると判断した場合よりも小さくする。警告対象の車と通信できるか否かは関係なく、現在位置が減音エリア内であると判断できれば、ホーン43から出力する音量を小さくするので、騒音を抑制すべき地域を減音エリアとして設定しておくことで、その地域において高い騒音抑制効果が得られる。
たとえば、前述の実施形態では、車両用ホーン制御装置3は、車両外部から減音エリア情報を受信し、この減音エリア情報から、現在位置が減音エリアかどうかを判断していたが、これに限られない。車両Cに減音エリアを特定する地図情報を記憶する記憶部と、現在位置を取得する現在位置取得部とを備え、これら記憶部と現在位置取得部とから、現在位置が減音エリアかどうかを判断してもよい。
また、前述の実施形態では、施設側無線送信装置として、通信範囲が数百m程度のアクセスポイント22を備えていたが、より広域な通信範囲の通信装置を施設側無線送信装置としてもよい。たとえば、携帯電話回線に接続する通信装置を施設側無線送信装置としてもよい。この場合には、施設側無線送信装置の通信範囲が減音エリアよりも広いと考えられる。そこで、減音エリア情報に、減音エリアの範囲を特定する情報を含ませ、また、車両用ホーン制御装置は、現在位置を取得する位置取得部を備える。
また、前述の実施形態では、時間帯限定減音エリアに設置されたアクセスポイント22は、減音時間帯に限り減音エリア情報を送信していた。しかし、これに代えて、減音エリア情報に減音時間帯を示す情報を含ませて、減音時間帯以外も周期的に減音エリア情報を送信してもよい。
前述の実施形態では、アクセスポイント22は、同報通信により減音エリア情報を送信していたが、個別通信により減音エリア情報を送信してもよい(変形例4)。また、車車間通信部31も、個別通信により減音指示信号を送信してもよい(変形例5)。
前述の実施形態では、音量は小さくするけれども、減音エリアである場合にもホーン43から音を出力していた。しかし、減音エリアでは、減音指示信号を送信するのみで、ホーン43からは音を出力しないようにしてもよい。
前述の実施形態では、警告音は予め決定された1種類のみであった。しかし、警告音の高さおよび音色の少なくとも一方が互いに異なる複数種類の警告音から1種類を選択して出力するようになっていてもよい。この場合、施設側システム2は、アクセスポイント22すなわち施設側無線送信装置から、減音エリア情報とともに、警告音の高さ、音色を特定するための音指定情報も送信する。この音指定情報は、警告音の高さ、音色を直接指定してもよいし、また、警告音の高さ、音色を特定できる数字等の特定符号を予め決定しておき、その特定符号を送信してもよい。
アクセスポイント22が送信する減音エリア情報に、ホーン43から出力する音量を指定する音量指定情報が含まれていてもよい。
Claims (12)
- ホーン(43)を備えた車両で用いられ、
前記車両の位置が、前記ホーンから出力する音量を小さくすべき減音エリア内であるか否かを判断する減音判断部(301、S1)と、
前記減音判断部が、前記車両の位置が前記減音エリア内であると判断したことに基づいて、前記ホーンを鳴らす操作がユーザにより行われた場合に前記ホーンから出力する音量を、前記車両の位置が前記減音エリア外であると判断した場合よりも小さくする音量制御部(302、S2、S3)と
を備えることを特徴とする車両用ホーン制御装置(3)。 - ホーン(43)を備えた車両で用いられる車両用ホーン制御装置(3)と、
前記車両の位置が、前記ホーンから出力する音量を小さくすべき減音エリア内であるかを判断するための減音エリア情報を送信する施設側無線送信装置(22)と、
前記施設側無線送信装置から、前記減音エリア情報を送信させる施設側制御部(21)とを備え、
前記車両用ホーン制御装置は、
前記施設側無線送信装置から前記減音エリア情報を受信する車載無線受信部(31a)と、
前記車載無線受信部が受信した前記減音エリア情報に基づいて、前記車両の位置が、前記減音エリア内であるか否かを判断する減音判断部(301、S1)と、
前記減音判断部が、前記車両の位置が前記減音エリア内であると判断したことに基づいて、前記ホーンを鳴らす操作がユーザにより行われた場合に前記ホーンから出力する音量を、前記車両の位置が前記減音エリア外であると判断した場合よりも小さくする音量制御部(302、S2、S3)と
を備えることを特徴とするホーン減音制御システム。 - 請求項2において、
前記施設側無線送信装置は、前記減音エリア内に設置され、かつ、通信範囲が前記減音エリアと同一またはそれよりも狭く、
前記減音判断部は、前記車載無線受信部が前記減音エリア情報を受信したことに基づいて、前記車両の位置が前記減音エリア内であると判断することを特徴とするホーン減音制御システム。 - 請求項2または3において、
前記減音エリアとして、前記ホーンから出力する音量を小さくすべき減音時間帯が限定されている時間帯限定減音エリアがあり、
前記施設側制御部は、前記時間帯限定減音エリアに設置されている前記施設側無線送信装置からは、前記減音時間帯に限り、前記減音エリア情報を送信させることを特徴とするホーン減音制御システム。 - 請求項2または3において、
前記減音エリアとして、前記ホーンから出力する音量を小さくすべき減音時間帯が限定されている時間帯限定減音エリアがあり、
前記施設側制御部は、前記時間帯限定減音エリアについての前記減音エリア情報には、前記減音時間帯を示す情報も含ませて前記施設側制御部から送信し、
前記減音判断部は、前記車載無線受信部が受信した前記減音エリア情報に含まれている前記減音時間帯を示す情報に基づいて、現在、前記減音時間帯であるか否かを判断することを特徴とするホーン減音制御システム。 - 請求項2〜5のいずれか1項に記載のホーン減音制御システムで用いられることを特徴とする車両用ホーン制御装置。
- 請求項1または6において、
前記車両の位置が前記減音エリア内であると前記減音判断部が判断したことを、前記車両内において運転者が視認可能な位置に設置された表示部に表示させる表示制御部(305)を備えていることを特徴とする車両用ホーン制御装置。 - ホーン(43)を備えた第1の車両で用いられ、
前記第1の車両の位置が、前記ホーンから出力する音量を小さくすべき減音エリア内であるか否かを判断する減音判断部(301、S1)と、
前記減音判断部が、前記第1の車両の位置が前記減音エリア内であると判断したことに基づいて、前記ホーンを鳴らす操作がユーザにより行われた場合に前記ホーンから出力する音量を、前記第1の車両の位置が前記減音エリア外であると判断した場合よりも小さくする音量制御部(302、S2、S3)と、
車車間通信部(31)と、
前記音量制御部が音量を小さくして前記ホーンの音を出力した場合に、前記車車間通信部から、前記ホーンを鳴らす操作をしたことを示すホーン操作信号を送信する送信制御部(303、S4)と、を備えた送信車両側装置(3a)と、
前記第1の車両とは異なる第2の車両で用いられ、
前記送信車両側装置の前記車車間通信部(31)から送信された前記ホーン操作信号を受信する車車間通信部(31)と、
前記車車間通信部が前記ホーン操作信号を受信した場合に、前記車両内のスピーカ(44)から警告音を出力させるスピーカ制御部(304、S11、S12)と
を備える受信車両側装置(3b)と、
を含むことを特徴とするホーン減音制御システム。 - 請求項8において、
前記スピーカ制御部は、前記第2の車両のホーンが出力する音とは、音の高さおよび音色の少なくとも一方が異なる音を前記警告音として出力することを特徴とするホーン減音制御システム。 - 請求項8において、
前記第1の車両の位置が前記減音エリアであるかを決定するための減音エリア情報を送信する施設側無線送信装置(22)と、
前記施設側無線送信装置から、前記減音エリア情報を送信させる施設側制御部(21)とを備え、
前記送信車両側装置は、前記施設側無線送信装置から前記減音エリア情報を受信する車載無線受信部(31a)を備え、
前記減音判断部は、前記車載無線受信部が受信した前記減音エリア情報に基づいて、前記第1の車両の位置が前記減音エリア内であるか否かを判断し、
前記施設側制御部は、前記減音エリア情報とともに、前記警告音の高さ、音色を特定するための音指定情報も送信し、
前記スピーカ制御部は、前記車載無線受信部が受信した前記音指定情報に基づいて定まる前記警告音を前記スピーカから出力することを特徴とするホーン減音制御システム。 - 請求項8または9において、
前記第1の車両の位置が前記減音エリアであるかを決定するための減音エリア情報を、車車間通信で用いる周波数の電波で送信する施設側無線送信装置(22)と、
前記施設側無線送信装置から、前記減音エリア情報を送信させる施設側制御部(21)とを備え、
前記送信車両側装置は、
前記車車間通信部で前記減音エリア情報を受信し、
前記減音判断部は、前記車車間通信部が受信した前記減音エリア情報に基づいて、前記第1の車両の位置が前記減音エリア内であるか否かを決定することを特徴とするホーン減音制御システム。 - 請求項8〜11のいずれか1項に記載の前記送信車両側装置と前記受信車両側装置とを備えていることを特徴とする車両用ホーン制御装置。
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