JP6040958B2 - 通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、他の装置との間で無線通信を実行する通信端末に関する。
従来、人が所持して使用する通信端末が知られている(特許文献1参照)。
この種の通信端末においては、通信端末自身の現在位置を表す位置情報を、車両に搭載された車載通信装置に無線情報通信により定期的に送信している。
特開2009−134363号公報
このような通信端末では、電池を電源とするため、電力の消費を抑制することが求められている。
この要求を満たすために、特許文献1に記載された通信端末では、狭域無線通信による信号を受信可能な範囲内に他の通信端末が存在していれば、当該通信端末自身からの位置情報の送信を停止している。
ところで、通信端末の周辺の状況としては、通信端末から規定範囲内に、他の通信端末が存在しないことや、他の通信端末が複数台存在することなど、多様な状況が考えられる。これらの状況の中には、位置情報の送信が不要と考えられる状況も存在する。
しかしながら、特許文献1に記載された通信端末においては、位置情報の送信停止の条件を、通信端末自身から規定範囲内に他の通信端末が存在する場合としているため、その位置情報の送信が不要と考えられる状況であっても、位置情報を送信するという課題がある。
つまり、従来の技術では、必要な位置情報の送信と、電力消費の抑制との両立が不十分であるという課題があった。
そこで、本発明は、通信端末において、必要な位置情報の送信と、電力消費の抑制とを両立させる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、電池(74)に蓄えられた電力によって動作し、かつ、当該通信端末とは異なる外部通信装置(5,50)との間で情報通信を実行する通信端末(50)に関する。
本発明の通信端末は、端末情報取得手段(66,76,S120,S130)と、位置取得手段(52)と、送信手段(66,76)と、検出手段(76,S410,S420)と、設定手段(76,S430,S440)とを備えている。
このうち、端末情報取得手段は、外部通信装置の現在位置を含む端末情報を、情報通信によって繰り返し取得する。位置取得手段は、当該通信端末自身の現在位置を含む特定情報を繰り返し取得する。
送信手段は、位置取得手段で取得した特定情報を、設定された送信周期で情報通信により送信する。さらに、検出手段は、位置取得手段で取得した特定情報に含まれる現在位置、及び端末情報取得手段で取得した端末情報に基づいて、当該通信端末から予め規定された規定距離の範囲内に存在する外部通信装置の台数を検出する。そして、設定手段は、検出手段での検出の結果、外部通信装置の台数に応じて、送信周期を設定する。
このような通信端末によれば、通信端末自身が存在する位置を含む特定情報を、設定された送信周期で定期的に送信できる。この結果、通信端末自身が存在する位置を外部通信装置の利用者に通知することができる。例えば、外部通信装置の設置場所を自動車内とすれば、本発明の通信端末は、安全な道路交通の実現に貢献できる。
しかも、本発明の通信端末によれば、外部通信装置の台数に応じて、送信周期を設定できる。例えば、外部通信装置の一種類として、人が所持する外部端末を想定した場合、通信端末自身の周辺に存在する他の外部通信装置は、通信端末からの特定情報の代わりの情報として、その外部端末が送信する端末情報を用いることができる。
したがって、通信端末の周辺に存在する外部通信装置の台数が多い場合には、それらの外部通信装置のそれぞれも端末情報を送信するため、本発明の通信端末において、通信端末自身が特定情報を送信する送信間隔を長くしても、所定の範囲内に通信端末の所持者らが存在することを、外部通信装置の利用者に通知できる。
この結果、本発明の通信端末によれば、外部通信装置の利用者に通知する通信端末の所持者らが存在することの情報通知機会を担保しつつも、消費電力を抑制できる。
つまり、本発明の通信端末によれば、特定情報が必要以上に送信されることを防止でき、消費電力を抑制できる。
一方、通信端末の周辺に存在する外部通信装置の台数が少ない場合、外部通信装置の利用者に通知する通信端末の所持者らが存在する位置などの情報の通知機会を担保するためには、通信端末自身が特定情報を送信する必要がある。このため、通信端末の周辺に存在する外部通信装置の台数が少ない場合には、通信端末自身が特定情報を送信する送信間隔を短くし、通信端末の所持者が存在する位置の送信回数を増加することで、安全な道路交通を実現しても良い。
以上のことから、本発明の通信端末によれば、外部通信装置の台数に応じて、送信周期を設定することで、必要な位置情報の送信と、電力消費の抑制とを両立させることができる。
さらに、本発明の通信端末によれば、不要な特定情報の送信を防止できるため、通信チャンネルにおける輻輳の可能性を低下させる。
本発明においては、外部通信装置のうちの一種類は、人が所持する外部端末であっても良い。この場合、通信端末から規定距離の範囲内に存在する外部端末の台数が多ければ、通信端末自身が特定情報を送信しなくとも、それらの外部端末が送信する端末情報を、特定情報の代わりに用いることができる。
このため、本発明の通信端末においては、外部端末の台数が多いほど、送信間隔が長くなるように送信周期を設定しても良い。
このような通信端末によれば、特定情報が必要以上に送信されることの防止と、消費電力の抑制とをより確実に両立できる。
本発明においては、外部通信装置のうちの一種類は、移動体に搭載される外部搭載装置であっても良い。この場合、本発明の通信端末において、外部搭載装置の台数が少ないほど、送信間隔が長くなるように送信周期を設定しても良い。
つまり、通信端末から規定距離の範囲内に存在する外部搭載装置の台数が少なければ、通信端末の所持者の周辺に存在する移動体の台数が少ないため、その所持者の安全性を確保しやすい。
このため、本発明の通信端末によれば、特定情報が必要以上に送信されることの防止と、消費電力の抑制とをより確実に両立できる。
なお、「特許請求の範囲」及び「課題を解決するための手段」の欄に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、本発明は、前述した通信端末の他、特定情報を送受信するためにコンピュータが実行するプログラム、特定情報を送受信する方法等、種々の形態で実現することができる。
通信システムの概略構成を示す説明図である。 車載システムの概略構成を示すブロック図である。 通信端末の概略構成を示すブロック図である。 通信端末が実行する送信設定処理の処理手順を示すフローチャートである。 周辺状況判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 周期設定処理の処理手順を示すフローチャートである。 周期設定処理に用いる送信周期テーブルを示す説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1に示す通信システム1は、自動車AMに搭載される車載システム5と、人が所持する通信端末50とを備えている。本実施形態の通信システム1は、規定された条件を満たす通信端末50が自身の位置(緯度,経度,高度)を含む情報(以下、「特定情報」と称す)を定期的に送信する。そして、特定情報を受信した車載システム5は、その特定情報に含まれる位置を自動車AMの乗員に報知する。
なお、本実施形態においては、通信端末50と車載システム5とは、周知の車車間通信または歩車間通信の方式により情報通信を実行する。
なお、図1に示す符号「M」は、自動車AMに搭載された車載システム5を識別する識別子であり、1以上の自然数である。また、符号「N」は、通信端末50を識別する識別子であり、1以上の自然数である。
<車載システム>
車載システム5は、図2に示すように、電子制御装置群7と、センサ群9と、報知装置21と、車載通信装置23とを備えている。本実施形態の車載システム5において、電子制御装置群7と、センサ群9と、報知装置21と、車載通信装置23とは、車載ネットワーク30を介して接続されている。
このうち、電子制御装置群7に含まれる各電子制御装置(以下、「ECU」と称す)は、ROM,RAM,CPUを備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、少なくとも車載ネットワーク30を介して通信を実施するためのバスコントローラを備えている。
電子制御装置群7は、テレマティクスECU、盗難防止ECU、エンジン制御ECU、運転支援ECU、エアバッグECUなどを備えている。
センサ群9は、自車両に関する各種情報を取得するセンサまたはスイッチであり、少なくとも、位置検出装置11を備えている。位置検出装置11は、自車両の現在位置(緯度,経度,高度)及び進行方向の方位を検出するものであり、周知のGPS受信機13、ジャイロセンサ15、及び地磁気センサ17を少なくとも備えている。センサ群9には、この他、自車両に加わる加速度を検出する加速度センサや、自車両の車速を検出する車速センサなどが含まれている。
報知装置21は、車載通信装置23からの信号や電子制御装置群7からの信号に基づいて、各種情報を出力する周知の装置である。この報知装置21は、例えば、画像を表示する表示装置や、情報を音声で出力するスピーカなどである。
車載通信装置23は、周知の車車間通信により他車両に搭載された車載通信装置との間で情報通信を実行する。さらに、車載通信装置23は、周知の歩車間通信により通信端末50との間で情報通信を実行する。なお、ここで言う歩車間通信は、車車間通信と同様の通信形式であり、たとえば、IEEE802.11pに定める方式である。
この車載通信装置23は、車載ネットワークインターフェース(I/F)25と、制御部27と、無線通信回路29とを備えている。
車載ネットワークI/F25は、車載ネットワーク30を介して、電子制御装置群7、センサ群9、及び報知装置21との間で情報を送受信する。
無線通信回路29は、制御部27からの情報を通信データへと変換し、アンテナ24を介して送信する。さらに、無線通信回路29は、アンテナ24を介して通信データを受信すると共に、その受信した通信データを制御部27にて処理可能な情報へと変換する。ここで言う通信データとは、車車間通信に周知の通信形式のデータ、及び歩車間通信に周知の通信形式のデータである。
制御部27は、ROM,RAM,CPUを有した周知のマイクロコンピュータを中心に構成された周知の制御装置である。本実施形態の制御部27は、位置検出装置11にて検出した自車両の現在位置(即ち、緯度,経度,高度)を少なくとも含む車両情報を、予め規定された時間間隔で定期的に生成する。そして、制御部27は、車両情報を生成するごとに、無線通信回路29を介して通信端末50へと送信する。なお、車両情報には、進行方向の方位、自車両の車速、現在の時刻、車載システム5が搭載された自動車を識別する識別情報(車両ID)、及び電子制御装置群7にて生成・取得した各種情報を含んでも良い。
つまり、車載システム5では、車両情報を規定された時間間隔で定期的に生成して、他の車両に搭載された車載通信装置23や通信端末50へと無線通信回路29から定期的に送信する。これと共に、車載システム5では、通信端末50から受信した特定情報、他の車両に搭載された車載通信装置23からの車両情報に基づいて、自車両周辺の道路の状況を、報知装置21を介して報知する。
<通信端末>
図3に示す通信端末50は、周知の情報処理端末や携帯電話である。本実施形態における通信端末50は、位置検出部52と、記憶部60と、報知部62と、操作受付部64と、第1無線通信回路66と、第2無線通信回路70と、制御部76と、蓄電池74とを備えている。
このうち、位置検出部52は、通信端末50自身の現在位置(緯度,経度,高度)を検出するものであり、少なくとも周知のGPS受信機54を備えている。GPS受信機54は、アンテナ56を介して、複数のGPS衛星からの信号を受信し、通信端末50自身の現在位置(緯度,経度,高度)を算出する。なお、位置検出部52は、通信端末50自身の現在位置を補正することを目的として、ジャイロセンサや地磁気センサなど、GPS受信機54以外のセンサを備えていても良い。
記憶部60は、書き換え可能な不揮発性の記憶装置(例えば、ハードディスクドライブや、フラッシュメモリ等)として構成されている。この記憶部60には、地図データMDが予め記憶されている。地図データMDには、道路上の特定の地点それぞれにおける緯度,経度,高度を表すノードに関するノードデータ、ノード間を接続する道路それぞれを表すリンクに関するリンクデータ、各リンクに予め割り当てられた単位コストに関するコストデータ、道路データ、地形データ、マークデータ、各交差点の緯度,経度,高度を表す交差点データ、横断歩道の緯度,経度,高度を含む施設のデータ等の各種データが含まれている。
報知部62は、制御部76からの信号に基づいて、各種情報を出力する周知の装置である。この報知部62は、例えば、画像を表示する表示装置や、情報を音声で出力するスピーカなどである。なお、表示装置は、タッチパネルと兼用されていても良い。
操作受付部64は、通信端末50に設けられた入力機構(図示せず)を介した情報の入力を受け付ける。ここで言う入力機構とは、外部からの情報の入力を受け付ける周知の構造であり、例えば、メカニカルなキー(図示せず)や、タッチパネル、マイクロホンなどを含む。
第1無線通信回路66は、車車間通信、及び歩車間通信によって情報通信を実行する。この第1無線通信回路66は、制御部76からの情報を通信データへと変換すると共に、その変換した通信データを、アンテナ68を介して送信する。さらに、第1無線通信回路66は、アンテナ68を介して通信データを受信すると共に、その受信した通信データを制御部76にて処理可能な情報へと変換する。
第2無線通信回路70は、携帯電話網を介した情報通信や音声通信を実行する。この第2無線通信回路70は、制御部76からの情報(即ち、通信データや音声信号)を、アンテナ72を介して携帯電話網へ送信する。さらに、第2無線通信回路70は、アンテナ72を介して携帯電話網からの情報を受信する。
制御部76は、ROM,RAM,CPUを有した周知のマイクロコンピュータを中心に構成された周知の制御装置である。この制御部76のROMには、通信端末50の現在位置(緯度,経度,高度)を少なくとも含む特定情報を、通信端末50から定期的に送信するか否かを設定する送信設定処理を、制御部76が実行するための処理プログラムが格納されている。なお、本実施形態における特定情報には、現在の時刻、及び通信端末50を識別する端末識別情報(以下、「端末ID」と称す)を含んでも良い。
また、本実施形態の通信端末50は、蓄電池74に接続されている。すなわち、通信端末50は、蓄電池74から供給される電力によって動作する。なお、通信端末50の動力源は、蓄電池に限るものではなく、一次電池であっても良い。
<送信設定処理>
通信端末50の制御部76が実行する送信設定処理について説明する。
この送信設定処理は、通信端末50を構成する各部に対して電力供給が開始されると起動され、その後、予め規定された時間間隔(以下、「規定時間間隔」と称す)で繰り返し実行される。
図4に示すように、送信設定処理は、起動されると、制御部76は、まず、蓄電池74の電池残量が予め規定された規定値未満であるか否かを判定する(S110)。このS110での判定の結果、蓄電池74の電池残量が規定値未満であれば(S110:YES)、制御部76は、第1無線通信回路66を介して受信した他の通信端末50からの各特定情報(特許請求の範囲の記載における端末情報の一例)を取得する(S120)。さらに、送信設定処理では、制御部76は、第1無線通信回路66を介して受信した車載通信装置23からの各車両情報を取得する(S130)。
続いて、制御部76は、通信端末50自身の周辺の状況に基づいて、送信設定を設定する周辺状況判定処理を実行する(S140)。ここで言う送信設定は、特定情報の定期的な送信を許可するか停止するかを表す設定であり、通信端末50自身の周辺の状況に基づいて設定される。この送信設定は、設定がオンであれば、特定情報の定期的な送信を許可することを表す。一方、送信設定は、設定がオフであれば、特定情報の定期的な送信を禁止することを表す。なお、本実施形態の周辺状況判定処理では、送信設定がオンであれば、特定情報の送信周期も設定される。
その後、制御部76は、本送信設定処理を終了し、次の起動タイミングまで待機する。
なお、制御部76は、通信端末50の現在位置(緯度,経度,高度)を繰り返し取得し、その取得した現在位置を含む特定情報を生成する。そして、制御部76は、S140にて設定された送信設定がオンであれば、S140にて設定された送信周期で、その生成した特定情報を第1無線通信回路66に出力する。その第1無線通信回路66は、特定情報を通信データに変換して外部に送信する。ただし、制御部76は、送信設定がオフであれば、特定情報の定期的な送信を停止する。
ところで、送信設定処理においては、S110での判定の結果、蓄電池74の電池残量が規定値以上であれば(S110:NO)、制御部76は、本送信設定処理を終了し、次の起動タイミングまで待機する。
本実施形態においては、蓄電池74の電池残量が規定値以上である場合(S110:NO)には、制御部76は、今回の送信設定処理よりも前に設定された送信設定及び送信周期に従って、特定情報を生成して、第1無線通信回路66に出力しても良い。または、制御部76は、送信設定の内容に関わらず、特定情報を定期的に生成して、第1無線通信回路66に出力しても良い。
<周辺状況判定処理>
送信設定処理のS140にて実行される周辺状況判定処理では、図5に示すように、制御部76は、まず、先回起動された周辺状況判定処理において取得された、通信端末50の位置(即ち、緯度,経度,高度、以下、「過去位置」と称す)を取得する(S210)。続いて、制御部76は、通信端末50の現在位置(緯度,経度,高度)を取得すると共に、その取得した現在位置を記憶部60に格納する(S220)。すなわち、S220にて記憶部60に格納された現在位置が、次に周辺状況判定処理が起動される際に過去位置となる。
そして、制御部76は、S210にて取得した過去位置と、S220にて取得した現在位置とに基づいて、通信端末50の移動速度を算出する(S230)。このS230では、例えば、過去位置と現在位置との間の距離(以下、「移動距離」と称す)を算出し、その移動距離を規定時間間隔で除すことで、通信端末50の移動速度を算出すれば良い。
さらに、周辺状況判定処理では、通信端末50が存在する場所が高危険箇所であるか否かを判定する(S240)。このS240での判定の結果、通信端末50が存在する場所が高危険箇所でなければ(S240:NO)、詳しくは後述するS300へと周辺状況判定処理を移行させる。
なお、ここで言う高危険箇所とは、通信端末50を所持する人と自動車AMとの間で事故が発生する可能性の大きさを表す事故尤度が規定閾値以上である場所であり、例えば、歩道や路側帯を含む道路上である。
この通信端末50が存在する場所が高危険箇所であるか否かの判定は、通信端末50の現在位置(緯度,経度,高度)を、記憶部60に記憶されている地図データMDに照合することで実施すれば良い。この場合、記憶部60に格納されている地図データMDによって表される道路の中に、通信端末50の現在位置に含まれる緯度,経度,及び高度に一致(適合)する道路が存在していれば、通信端末50が存在する場所が高危険箇所であるものと判定すれば良い。
また、通信端末50が存在する場所が高危険箇所であるか否かの判定は、通信端末50の現在位置に含まれる高度を、車両高度情報と比較することで実施しても良い。この場合、通信端末50の現在位置に含まれる高度が車両高度情報と一致していれば、通信端末50が存在する場所が高危険箇所であるものと判定すれば良い。なお、ここで言う車両高度情報とは、車載システム5から送信された車両情報に含まれる自動車AMの高度である。
一方、S240での判定の結果、通信端末50が存在する場所が高危険箇所であれば(S240:YES)、制御部76は、周辺状況判定処理をS250へと移行させる。
そのS250では、制御部76は、S230にて算出した通信端末50の移動速度が歩行下限速度以上かつ歩行上限速度以下であるか否かを判定する。ここで言う歩行下限速度とは、人間が歩行していると考えられる速度の下限値として予め規定された速度である。また、歩行上限速度とは、人間が歩行可能な歩行速度の上限値として予め規定された速度である。
このS250での判定の結果、通信端末50の移動速度が歩行下限速度を下回っているか、または歩行上限速度を超えていれば(S250:NO)、制御部76は、周辺状況判定処理をS300へと移行させる。すなわち、移動速度が歩行下限速度を下回っていれば、通信端末50の所持者が立ち止まっているものと判定し、S300へと移行させる。また、移動速度が歩行上限速度を超えていれば、通信端末50の所持者が移動体に乗って移動中であるものと判定し、S300へと進む。
一方、S250での判定の結果、通信端末50の移動速度が歩行下限速度以上かつ歩行上限速度以下であれば(S250:YES)、制御部76は、周辺状況判定処理をS260へと移行させる。そのS260では、制御部76は、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する他の通信端末(以下、「他端末」と称す)50の台数が、予め規定された規定台数(例えば、「11」)以上であるか否かを判定する(S260)。このS260では、例えば、先のS120にて取得した特定情報をもとに、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する他端末50の台数を算出して特定すれば良い。この他、特定情報に端末IDが含まれている場合には、各特定情報に含まれる互いに異なる端末IDの個数を、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する他端末50の台数として特定しても良い。また単にS120で取得した特定情報自体の個数を用いて規定された距離の範囲内に存在する他端末50の台数を特定してもよい。なお、ここで言う他端末50は、特許請求の範囲に記載された外部端末の一例である。
そして、S260での判定の結果、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する他端末50の台数が規定台数以上であれば(S260:YES)、制御部76は、周辺状況判定処理をS300へと移行させる。一方、S260での判定の結果、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する他端末50の台数が規定台数未満であれば(S260:NO)、制御部76は、周辺状況判定処理をS270へと移行させる。
そのS270では、制御部76は、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する車載システム5の台数(即ち、車両数)が、予め規定された設定台数(例えば、「1」)以上であるか否かを判定する。このS270では、例えば、先のS130にて取得した車両情報をもとに、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する車載システム5の台数を算出して特定すれば良い。この他、車両情報に車両IDが含まれている場合には、車両情報に含まれる互いに異なる車両IDの個数を、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する車載システム5の台数として特定しても良い。また単にS130で取得した車両情報の個数を用いて規定された距離の範囲内に存在する車載システム5の台数を特定しても良い。なお、ここで言う車載システム5は、特許請求の範囲に記載された外部搭載装置の一例である。
そして、S270での判定の結果、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する車載システム5の台数が設定台数未満であれば(S260:NO)、制御部76は、周辺状況判定処理をS300へと移行させる。一方、S270での判定の結果、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する車載システム5の台数が設定台数以上であれば(S270:YES)、制御部76は、周辺状況判定処理をS280へと移行させる。
そのS280では、制御部76は、操作受付部64を介して入力機構の操作状況を取得する(S280)。続いて、制御部76は、S280にて取得した入力機構の操作状況が、入力機構を介した情報の入力を受け付けていることを表しているか否かを判定する(S290)。
このS290での判定の結果、入力機構を介した情報の入力を受け付けていなければ(S290:NO)、通信端末50の所持者は自身の周辺に注意を向けているものと判定して、制御部76は、周辺状況判定処理をS300へと移行させる。
そのS300では、制御部76は、特定情報の定期的な送信が停止されるように、送信設定をオフとする。その後、制御部76は、本周辺状況判定処理、ひいては、送信設定処理を終了する。なお、このS300へは、通信端末50が存在する場所が高危険箇所でない場合(S240:NO)、通信端末50の移動速度が歩行下限速度を下回っている、もしくは、通信端末50の移動速度が歩行上限速度を超えている場合(S250:NO)にも移行する。さらに、S300へは、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する他端末50の台数が規定台数以上である場合(S260:YES)や、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する車載システム5の台数が設定台数未満である場合(S260:NO)にも移行する。
周辺状況判定処理では、S290での判定の結果、入力機構を介した情報の入力を受け付けていれば(S290:YES)、通信端末50の所持者は自身の周辺に注意を向けていないものと判定して、制御部76は、周辺状況判定処理をS310へと移行させる。そのS310では、制御部76は、特定情報の定期的な送信を許可するように、送信設定をオンとする。
続いて、周辺状況判定処理では、制御部76は、特定情報の送信周期を設定する周期設定処理を実行する(S320)。
その後、制御部76は、本周辺状況判定処理、ひいては、送信設定処理を終了する。
<周期設定処理>
周辺状況判定処理のS320にて実行される周期設定処理では、図6に示すように、制御部76は、まず、周辺歩行者数Nを取得する(S410)。ここで言う周辺歩行者数Nとは、通信端末50から規定された距離の範囲内に存在している歩行者の人数である。本実施形態のS410では、例えば、先の周辺状況判定処理のS260にて特定した、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する他端末50の台数を周辺歩行者数Nとして取得すれば良い。
続いて、周期設定処理では、制御部76は、周辺車両数Mを取得する(S420)。ここで言う周辺車両数Mとは、通信端末50から規定された距離の範囲内を走行している自動車AMの台数である。本実施形態のS410では、例えば、先の周辺状況判定処理のS270にて特定した、通信端末50自身から規定された距離の範囲内に存在する車載システム5の台数を周辺車両数Mとして取得すれば良い。
さらに、周期設定処理では、制御部76は、送信周期テーブルを読み出す(S430)。
この送信周期テーブルは、図7に示すように、周辺歩行者数Nと周辺車両数Mと送信周期とを予め対応付けたテーブルである。
送信周期は、周辺歩行者数Nが少ないほど、特定情報の送信間隔が短くなるように規定されている。また、送信周期は、周辺歩行者数Nが多いほど、特定情報の送信間隔が長くなるように規定されている。
さらに、送信周期は、周辺車両数Mが少ないほど、特定情報の送信間隔が長くなるように規定されている。また、送信周期は、周辺車両数Mが多いほど、特定情報の送信間隔が短くなるように規定されている。
そして、周期設定処理では、制御部76は、S430にて読み出した送信周期テーブルから、S410にて取得した周辺歩行者数N及びS420にて取得した周辺車両数Mに対応する送信周期を取得して、その取得した送信周期を設定する(S440)。
その後、本周期設定処理を終了する。
つまり、本実施形態の通信端末50では、通信端末50自身の周辺の状況に基づいて、事故尤度が規定閾値未満であるものと判定した場合には、送信設定をオフに設定し、事故尤度が規定閾値以上であるものと判定した場合には、送信設定をオンに設定する。
そして、本実施形態の周期設定処理では、送信設定をオンに設定した場合、周辺歩行者数Nが少ないほど、特定情報の送信間隔が短く、周辺歩行者数Nが多いほど、特定情報の送信間隔が長くなるように、送信周期を設定する。さらに、本実施形態の周期設定処理では、送信設定をオンに設定した場合、周辺車両数Mが少ないほど、特定情報の送信間隔が長く、周辺車両数Mが多いほど、特定情報の送信間隔が短くなるように、送信周期を設定する。
通信端末50では、通信端末50の現在位置(緯度,経度,高度)を繰り返し取得し、その取得した現在位置を含む特定情報を生成する。さらに、制御部76は、送信設定がオンであれば、設定された送信周期で、その生成した特定情報を第1無線通信回路66に出力する。その第1無線通信回路66は、特定情報を通信データに変換して外部に送信する。一方、送信設定がオフであれば、制御部76は、特定情報の定期的な送信を停止する。
[実施形態の効果]
以上説明したように、通信端末50によれば、通信端末50自身が存在する位置を含む特定情報を、設定された送信周期で定期的に送信できる。この結果、通信端末50自身が存在する位置を、他の通信端末50や車載システム5の利用者に通知することができる。
特に、通信端末50においては、車載システム5の利用者に特定情報を送信することにより、安全な道路交通の実現に貢献できる。
また、通信端末50においては、周辺歩行者数N及び周辺車両数Mに応じて、送信周期を設定している。
すなわち、他端末50が特定情報を送信するため、通信端末50自身が特定情報を送信しなくとも、車載システム5は、他端末50からの特定情報を、通信端末50自身からの特定情報の代わりに用いることができる。このため、通信端末50自身が特定情報を定期的に送信する送信間隔を長くしても、所定の範囲内に通信端末50自身の所持者らが存在することを車載システム5の利用者に通知することができる。
つまり、本実施形態の周期設定処理においては、周辺歩行者数Nが多いほど送信間隔を長くすることで、通信端末50自身の所持者らが存在することを通知する機会を担保しつつ、消費電力を抑制できる。
一方、通信端末50自身の周辺に存在する周辺車両数Mが少ない場合、通信端末50の所持者が周辺車両との間で事故に遭う可能性は低い。このため、本実施形態の周期設定処理においては、周辺車両数Mが少ないほど、通信端末50自身が特定情報を送信する送信間隔を短くしている。
換言すれば、通信端末50によれば、必要な位置情報の送信と、電力消費の抑制とを両立させることができる。
特に、本実施形態の周辺状況判定処理によれば、他端末50の台数(即ち、周辺歩行者数N)が規定台数以上であれば、特定情報の定期的な送信を停止している。この結果、通信端末50によれば、電力消費をより確実に抑制できる。
ところで、周辺歩行者数Nが少ない場合、特定情報の通知機会を担保するためには、通信端末50自身からの特定情報の送信頻度を高くすることが好ましい。このため、本実施形態の周期設定処理においては、周辺歩行者数Nが少ないほど送信間隔を短くしている。
周辺車両数Mが多い場合、通信端末50の所持者が車両などとの間の事故に遭う可能性を低減するためには、通信端末50自身からの特定情報の送信頻度を高くすることが好ましい。このため、本実施形態の周期設定処理においては、周辺車両数Mが多いほど送信間隔を短くしている。
これらの結果、通信端末50によれば、必要な位置情報の送信と、電力消費の抑制とを両立させることができる。さらには、通信端末50によれば、安全な道路交通の実現に貢献できる。
なお、本実施形態の周辺状況判定処理によれば、車載システム5の台数(即ち、周辺車両数M)が設定台数未満であれば、特定情報の定期的な送信を停止している。この結果、通信端末50によれば、電力消費をより確実に抑制できる。
換言すれば、通信端末50によれば、周辺歩行者数N及び周辺車両数Mに応じて、送信周期を設定することで、必要な位置情報の送信と、電力消費の抑制とを両立させることができる。
さらに、通信端末50によれば、不要な特定情報の送信を防止できるため、通信チャンネルにおける輻輳の可能性を低下させることができる。
ところで、本実施形態の周辺状況判定処理では、通信端末50が高危険箇所に存在する場合には、現在位置を含む特定情報を定期的に送信する。
したがって、通信端末50によれば、車載システム5が搭載された自動車AMの乗員に、通信端末50を所持する人間が高危険箇所に存在する旨を通知することができる。このため、通信端末50によれば、安全な道路交通の実現に貢献できる。
一方、通信端末50が高危険箇所に存在しない場合には、通信端末50の所持者と車両との間で事故が発生する可能性は低い。このため、周辺状況判定処理においては、特定情報の定期的な送信を停止している。
したがって、通信端末50によれば、特定情報が必要以上に送信されることを防止でき、消費電力を抑制できる。
また、通信端末50が移動体内に存在している場合、その通信端末50の所持者は、移動体に乗車している可能性が高く、自動車AMとの間で事故に遭う可能性が低い。また、通信端末50の所持者が、移動体外に存在しかつ立ち止まっている場合には、その通信端末50の所持者が自動車との間で事故に遭う可能性が低い。
このため、周辺状況判定処理においては、通信端末50が移動体外に存在し歩行していれば、特定情報の定期的な送信を実行し、当該通信端末50が停止しているか移動体内に存在していれば、特定情報の定期的な送信を停止する。
したがって、通信端末50によれば、不要な特定情報が定期的に送信されることを防止でき、消費電力を抑制できる。
なお、本実施形態の周辺状況判定処理においては、移動速度の算出を、通信端末50の位置の推移に基づいて実施している。このため、通信端末50によれば、位置検出部52の他に、速度を検出する新たなセンサを別途設ける必要がない。このため、通信端末50によれば、通信端末50の装置構成を簡易なものとすることができる。
また、本実施形態の周辺状況判定処理では、入力機構を介して情報の入力を受け付けている場合、即ち、通信端末50の入力機構をその通信端末50の所持者が操作している場合には、特定情報の定期的な送信を実行するように、送信設定をオンとする。
これは、通信端末50のキーをその通信端末50の所持者が操作している場合には、通信端末50の所持者は、自身の周辺に注意を向けていない可能性が高く、車両や他の歩行者と衝突する可能性があるためである。
すなわち、通信端末50のキーが操作されている場合に、特定情報の定期的な送信を実行する通信端末50によれば、その他の通信端末50の利用者に、当該通信端末50自身の位置を通知できる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態の送信設定処理においてはS110を、省略してもよい。周辺状況判定処理では、事故尤度が規定閾値未満であるか否かの判定として、S240,S250,S260,S270,S290を実行していたが、本発明においては、S240,S250,S260,S270,S290のうちの少なくとも1つが省略されていても良い。
さらに、上記実施形態の周辺状況判定処理では、通信端末50の位置の推移に基づいて、移動速度を算出していたが、本発明における移動速度の算出は、これに限るものではない。また、上記実施形態の周辺状況判定処理におけるS250では、移動速度が、「歩行下限速度」以上であるか否か、及び「歩行上限速度」以下であるか否かを判定していたが、S250においては、「歩行下限速度」以上であるか否か、及び「歩行上限速度」以下であるか否かのどちらか一方を判定しても良い。
そして、周辺状況判定処理において、S250が省略されている場合には、周辺状況判定処理におけるS210〜S230は省略されていても良い。
また、本発明において、S240,S250,S260,S270,S290の全てが省略されている場合には、S300,及びS310が省略されていても良い。つまり、本発明においては、S320だけが実行されても良い。この場合の周辺状況判定処理においては、送信設定をオンに設定し、周辺歩行者数Nと周辺車両数Mとに応じて送信周期を設定すれば良い。
また、上記実施形態における通信端末50は、周知の情報処理端末や携帯電話として構成されていたが、本発明における通信端末は、これに限るものではない。
すなわち、本発明の通信端末においては、第2無線通信回路70及びアンテナ72が省略され、所持者の現在位置(緯度,経度,高度)を送信する専用端末として構成されていても良い。また、本発明の通信端末においては、報知部62が省略されていても良い。
上記実施形態における通信端末50は、人が携帯可能な態様に形成されていたが、本発明における通信端末は、据え置き型の装置として構成しても良い。
さらに、通信端末50においては、記憶部60に地図データMDが格納されていなくとも良い。更に言えば、通信端末50においては、記憶部60そのものが省略されていても良い。
ところで、上記実施形態の通信システム1では、車載システム5と通信端末50との間の情報通信として、車車間通信または歩車間通信の通信方式を想定していたが、本発明における車載システム5と通信端末50との間の情報通信は、これに限るものではない。例えば、本発明における車載システム5と通信端末50との間の情報通信は、周知の携帯電話網を介した通信により実現しても良い。
なお、上記実施形態では、通信端末50や車両システム5の現在位置には、緯度、経度、及び高度が含まれていたが、通信端末50や車両システム5の現在位置に含まれる情報はこれに限るものではなく、その他の実施形態における現在位置には、高度が含まれていなくとも良い。つまり、本発明における現在位置には、少なくとも緯度と経度とを含んでいれば良い。
なお、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記実施形態と変形例とを適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。
1…通信システム 5…車載システム 7…電子制御装置群 9…センサ群 11…位置検出装置 13…GPS受信機 15…ジャイロセンサ 17…地磁気センサ 21…報知装置 23…車載通信装置 24,56,68,72…アンテナ 25…車載ネットワークI/F 27…制御部 29…無線通信回路 30…車載ネットワーク 50…通信端末 52…位置検出部 54…GPS受信機 60…記憶部 62…報知部 64…操作受付部 66…第1無線通信回路 70…第2無線通信回路 74…蓄電池 76…制御部

Claims (8)

  1. 電池(74)に蓄えられた電力によって動作し、かつ、当該通信端末とは異なる外部通信装置(5,50)との間で情報通信を実行する通信端末(50)であって、
    前記外部通信装置の現在位置を含む端末情報を、前記情報通信によって繰り返し取得する端末情報取得手段(66,76,S120,S130)と、
    当該通信端末自身の現在位置を含む特定情報を繰り返し取得する位置取得手段(52)と、
    前記位置取得手段で取得した特定情報を、設定された送信周期で前記情報通信により送信する送信手段(66,76)と、
    前記位置取得手段で取得した特定情報に含まれる現在位置、及び前記端末情報取得手段で取得した端末情報に基づいて、当該通信端末から予め規定された規定距離の範囲内に存在する前記外部通信装置の台数を検出する検出手段(76,S410,S420)と、
    前記検出手段での検出の結果、前記外部通信装置の台数に応じて、前記送信周期を設定する設定手段(76,S430,S440)と
    を備え
    前記外部通信装置のうちの一種類は、移動体に搭載される外部搭載装置であり、
    前記設定手段は、
    前記検出手段での検出の結果、前記外部搭載装置の台数が少ないほど、送信間隔が長くなるように送信周期を設定する
    ことを特徴とする通信端末。
  2. 電池(74)に蓄えられた電力によって動作し、かつ、当該通信端末とは異なる外部通信装置(5,50)との間で情報通信を実行する通信端末(50)であって、
    前記外部通信装置の現在位置を含む端末情報を、前記情報通信によって繰り返し取得する端末情報取得手段(66,76,S120,S130)と、
    当該通信端末自身の現在位置を含む特定情報を繰り返し取得する位置取得手段(52)と、
    前記位置取得手段で取得した特定情報を、設定された送信周期で前記情報通信により送信する送信手段(66,76)と、
    前記位置取得手段で取得した特定情報に含まれる現在位置、及び前記端末情報取得手段で取得した端末情報に基づいて、当該通信端末から予め規定された規定距離の範囲内に存在する前記外部通信装置の台数を検出する検出手段(76,S410,S420)と、
    前記検出手段での検出の結果、前記外部通信装置の台数に応じて、前記送信周期を設定する設定手段(76,S430,S440)と
    を備え、
    前記外部通信装置のうちの一種類は、人が所持する外部端末であり、
    前記検出手段での検出の結果、前記外部端末の台数が、予め規定された規定台数以上であれば、前記送信手段による前記特定情報の送信を停止する第1送信停止手段(76,S260,S300)
    を備えることを特徴とする通信端末。
  3. 電池(74)に蓄えられた電力によって動作し、かつ、当該通信端末とは異なる外部通信装置(5,50)との間で情報通信を実行する通信端末(50)であって、
    前記外部通信装置の現在位置を含む端末情報を、前記情報通信によって繰り返し取得する端末情報取得手段(66,76,S120,S130)と、
    当該通信端末自身の現在位置を含む特定情報を繰り返し取得する位置取得手段(52)と、
    前記位置取得手段で取得した特定情報を、設定された送信周期で前記情報通信により送信する送信手段(66,76)と、
    前記位置取得手段で取得した特定情報に含まれる現在位置、及び前記端末情報取得手段で取得した端末情報に基づいて、当該通信端末から予め規定された規定距離の範囲内に存在する前記外部通信装置の台数を検出する検出手段(76,S410,S420)と、
    前記検出手段での検出の結果、前記外部通信装置の台数に応じて、前記送信周期を設定する設定手段(76,S430,S440)と
    を備え、
    前記外部通信装置のうちの一種類は、移動体に搭載される外部搭載装置であり、
    前記検出手段での検出の結果、前記外部搭載装置の台数が、予め規定された設定台数以下であれば、前記送信手段による前記特定情報の送信を停止する第2送信停止手段(76,S270,S300)
    を備えることを特徴とする通信端末。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の通信端末において、
    前記外部通信装置のうちの一種類は、人が所持する外部端末であり、
    前記設定手段は、
    前記検出手段での検出の結果、前記外部端末の台数が多いほど、送信間隔が長くなるように送信周期を設定する
    ことを特徴とする通信端末。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の通信端末において、
    前記位置取得手段にて取得した特定情報に基づいて、当該通信端末が移動体内に存在しているか否かを判定する第1判定手段(76,S250)と、
    前記第1判定手段での判定の結果、当該通信端末が移動体外に存在していれば、前記送信手段による前記特定情報の送信を実行し、当該通信端末が移動体内に存在していれば、前記送信手段による前記特定情報の送信を停止する第3送信停止手段(76,S250,S300)と
    を備えることを特徴とする通信端末。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載の通信端末において、
    前記位置取得手段にて取得した特定情報に基づいて、当該通信端末が移動しているか移動を停止しているかを判定する第2判定手段(76,S250)と、
    前記第2判定手段での判定の結果、当該通信端末が移動していれば、前記送信手段による前記特定情報の送信を実行し、当該通信端末の移動が停止していれば、前記送信手段による前記特定情報の送信を停止する第4送信停止手段(76,S250,S300)と
    を備えることを特徴とする通信端末。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか一項に記載の通信端末において、
    外部からの情報の入力を受け付ける入力受付手段(76,S280)と、
    前記入力受付手段にて情報の入力を受け付けている場合、前記送信手段による前記特定情報の送信を実行し、前記入力受付手段にて情報の入力を受け付けていなければ、前記送信手段による前記特定情報の送信を停止する第5送信停止手段(76,S290,S300)と
    を備えることを特徴とする通信端末。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか一項に記載の通信端末において、
    前記位置取得手段で取得した特定情報に基づいて、当該通信端末が存在する現在位置が、車両との間で事故が発生する可能性を表す事故尤度が規定閾値以上である高危険箇所であるか否かを判定する第3判定手段(76,S240)と、
    前記第3判定手段での判定の結果、当該通信端末が存在する場所が前記高危険箇所であれば、前記送信手段による特定情報の送信を実行し、前記第3判定手段での判定の結果、当該通信端末が存在する場所が前記高危険箇所でなければ、前記送信手段による前記特定情報の送信を停止する第6送信停止手段(76,S240,S300)と
    を備えることを特徴とする通信端末。
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