JP2003264771A - 信号記録再生装置、信号記録再生方法、並びに信号記録再生プログラムを記録している媒体 - Google Patents

信号記録再生装置、信号記録再生方法、並びに信号記録再生プログラムを記録している媒体

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JP2003264771A
JP2003264771A JP2002061010A JP2002061010A JP2003264771A JP 2003264771 A JP2003264771 A JP 2003264771A JP 2002061010 A JP2002061010 A JP 2002061010A JP 2002061010 A JP2002061010 A JP 2002061010A JP 2003264771 A JP2003264771 A JP 2003264771A
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弘章 伊藤
Masashi Ota
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの所望する映像情報の画像及びそれを
含むシーンのみを容易に再生することができる信号記録
再生装置を提供する。 【解決手段】 特定画像抽出回路3は、A/D変換回路
2から供給されたディジタルAV信号の映像信号を用い
て特定画像を1枚又は複数枚抽出して、その画像データ
の補助情報を記録データ処理回路4に供給する。記録デ
ータ処理回路4は、特定画像抽出回路3からの特定画像
の1枚又は複数枚の画像データの補助情報も、記録媒体
5に記録する。ここでいう補助情報は、特定画像である
ことを示すフラグや、タイムスタンプ、パラメータ等で
ある。再生制御回路8は、再生データ処理回路6から供
給された特定画像のデータの補助情報を基に、AV符号
化信号に対する再生データ処理回路6による再生を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号記録再生装置
及び信号記録再生方法、並びに信号記録再生プログラム
を格納している媒体に関し、特に、動画像信号を録画す
る際、動画像信号とともに当該動画像信号の内容を特定
可能な縮小静止画像を記録媒体に記録することにより、
当該縮小静止画像を記録媒体のインデックスとして利用
できるようにした信号記録再生装置及び信号記録再生方
法、並びに信号記録再生プログラムを格納している媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン放送を録画するVC
R(Video Cassette Recorder)には、録画した番組の
放映日時、チャンネル、および番組のジャンル等のイン
デックス情報を、ビデオカセットテープの冒頭に記録す
る機能を有するものが存在する。
【0003】そのようなVCRによれば、番組が録画さ
れているビデオカセットテープの冒頭を再生させるだけ
で、録画されている番組のインデックス情報を得ること
が可能である。しかしながら、録画されている番組の具
体的な内容は、ビデオカセットテープの冒頭から終端ま
でを再生しなければ把握することはできない。
【0004】そこで、ビデオカセットテープの全てを再
生することなく、録画されている番組の具体的な内容を
ユーザに把握させる方法として、例えば、録画時におい
て、録画している番組の動画像信号から一定の時間間隔
で静止画像(または、サムネイル画像)を抽出して、ビ
デオテープの所定の位置にまとめて記録し、ビデオカセ
ットテープに録画されている番組の内容を確認するとき
に、その所定の位置だけを再生する方法が考えられる。
【0005】ところで、近年、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク等の記録媒体の大容量化および低
価格化、並びに、映像及び音声(Audio-Visual:AV)
信号を圧縮符号化する処理の高速化が進められており、
これらの技術が活用され、テレビジョン番組のAV信号
を圧縮符号化して記録し、また再生することのできる信
号記録再生装置が開発されている。
【0006】そのような信号記録再生装置によれば、大
容量の記録媒体に数多くの番組のAV信号を記録するこ
とが可能となるので、記録されている複数の番組のAV
信号をユーザが容易に把握できるように、上述したよう
な録画中の番組の画像信号から静止画像を抽出して記録
する機能を当該信号記録再生装置にも持たせることが望
ましい。
【0007】ところで、上述したように、テレビジョン
番組の動画像信号から一定時間の時間間隔で静止画像を
抽出した場合、番組の内容を把握するには不適当な静止
画像(例えば、コマーシャルの静止画像等)を記録して
しまうこともあり、番組の内容を把握できる適切な静止
画像を確実に抽出することができない課題があった。
【0008】そこで、本件出願人は、特開2000−3
50124にて、所定のアルゴリズムに基づいてテレビ
ジョン番組の内容を特徴付ける静止画像を決定すること
により、テレビジョン番組を録画する際、その番組の内
容を把握可能な代表画像を記録できるようにした構成の
動画像記録再生装置及び方法、並びに媒体を開示した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開2000−350124にて開示された動画像記録再
生装置及び方法、並びに媒体においては、代表画像であ
る静止画或いは動画において、それらが番組内容におい
て主となる映像情報やユーザが所望する映像情報を含ん
でいない場合も存在してしまうこともあった。
【0010】すなわち、ユーザにとって不要な映像情報
或いは番組の内容を把握するのに冗長な映像情報が含ま
れているため、ユーザが所望する映像情報を表示画面内
で選択する必要がある。また表示画面内に所望する画面
及びその情報が存在しない場合、ユーザ自身が早送りや
巻き戻しといった操作を行うため検索に手間がかかるこ
とがあった。
【0011】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
であり、記録時にはユーザの操作に手間をかけずに、再
生時にはユーザの所望する映像情報の画面及びそれを含
むシーンのみを容易に再生することができる信号記録再
生装置及び信号記録再生方法、並びに信号記録再生プロ
グラムを格納している媒体の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号記録再
生装置は、前記課題を解決するために、映像信号及び音
声信号よりなる番組を記録媒体に記録すると共に再生す
る信号記録再生装置において、前記番組の内容を理解す
るための特定画像を抽出する特定画像抽出手段と、前記
特定画像抽出手段で抽出された前記特定画像の少なくと
も補助情報と、前記番組のデータとに記録のための処理
を施して前記記録媒体に記録する記録データ処理手段
と、前記記録媒体から前記番組データ、特定画像の少な
くとも補助情報を読み出して再生処理を施す再生データ
処理手段と、前記再生データ処理手段で再生された前記
特定画像の補助情報を基に、前記番組のデータの前記再
生データ処理手段による再生を制御する再生制御手段と
を備える。
【0013】このような構成の信号記録再生装置は、記
録時に特定画像を抽出してその特定画像の少なくとも補
助情報を記録媒体に記録し、再生時には特定画像の補助
情報に基づいて再生制御手段が前記番組データの前記再
生データ処理手段による再生を制御する。
【0014】本発明に係る信号記録再生方法は、上記課
題を解決するために、映像信号及び音声信号よりなる番
組を記録媒体に記録すると共に再生するための信号記録
再生方法において、前記番組の内容を理解するための特
定画像を抽出する特定画像抽出工程と、前記特定画像抽
出工程で抽出された前記特定画像の少なくとも補助情報
と、前記番組のデータとに記録のための処理を施して前
記記録媒体に記録する記録データ処理工程と、前記記録
媒体から前記番組のデータと前記特定画像の少なくとも
補助情報とを読み出して再生処理を施す再生データ処理
工程と、前記再生データ処理工程で再生された前記特定
画像の少なくとも補助情報を基に、前記番組のデータの
前記再生データ処理手段による再生を制御する再生制御
工程とを備える。
【0015】この信号記録再生方法は、記録時に特定画
像を抽出してその特定画像の少なくとも補助情報を記録
媒体に記録し、再生時には特定画像の補助情報に基づい
て再生制御工程に前記番組データの前記再生データ処理
工程による再生を制御させる。
【0016】本発明に係る信号記録再生プログラムを記
録している媒体は、前記課題を解決するために、映像信
号及び音声信号よりなる番組を記録媒体に記録すると共
に再生する信号記録再生装置によって実行される信号記
録再生プログラムを記録している媒体において、前記番
組の内容を理解するための特定画像を抽出する特定画像
抽出工程と、前記特定画像抽出工程で抽出された前記特
定画像の少なくとも補助情報と、前記番組のデータとに
記録のための処理を施して前記記録媒体に記録する記録
データ処理工程と、前記記録媒体から前記番組のデータ
と前記特定画像の少なくとも補助情報とを読み出して再
生処理を施す再生データ処理工程と、前記再生データ処
理工程で再生された前記特定画像の少なくとも補助情報
を基に、前記番組のデータの前記再生データ処理手段に
よる再生を制御する再生制御工程とを信号記録再生プロ
グラムを記録している。
【0017】このような媒体から信号記録再生プログラ
ムを取り出して実行することにより、信号記録再生装置
は、記録時に特定画像を抽出してその特定画像の少なく
とも補助情報を記録媒体に記録し、再生時には特定画像
の補助情報に基づいて番組データの再生を制御する。
【0018】本発明に係る信号記録再生装置は、前記課
題を解決するために、映像信号及び音声信号よりなる番
組を記録媒体に記録すると共に再生する信号記録再生装
置において、少なくとも前記番組のデータに記録のため
の処理を施して前記記録媒体に記録する記録データ処理
手段と、前記記録媒体から前記番組のデータを読み出し
て再生処理を施す再生データ処理手段と、前記再生デー
タ処理手段からの前記番組データから前記番組の内容を
理解するための特定画像を抽出する特定画像抽出手段
と、前記特定画像抽出手段で抽出された前記特定画像の
少なくとも補助情報を基に、前記番組のデータの前記再
生データ処理手段による再生を制御する再生制御手段と
を備える。
【0019】このような構成の信号記録再生装置は、再
生時に特定画像を抽出し、この特定画像の少なくとも補
助情報に基づいて再生制御手段が前記番組データの前記
再生データ処理手段による再生を制御する。
【0020】本発明に係る信号記録再生方法は、前記課
題を解決するために、映像信号及び音声信号よりなる番
組を記録媒体に記録すると共に再生するための信号記録
再生方法において、少なくとも前記番組のデータに記録
のための処理を施して前記記録媒体に記録する記録デー
タ処理工程と、前記記録媒体から前記番組のデータを読
み出して再生処理を施す再生データ処理工程と、前記再
生データ処理工程からの前記番組データから前記番組の
内容を理解するための特定画像を抽出する特定画像抽出
工程と、前記特定画像抽出工程で抽出された前記特定画
像の少なくとも補助情報を基に、前記番組のデータの前
記再生データ処理工程による再生を制御する再生制御工
程とを備える。
【0021】この信号記録再生方法は、再生時に特定画
像を抽出し、この特定画像の少なくとも補助情報に基づ
いて再生制御工程が前記番組データの前記再生データ処
理工程による再生を制御する。
【0022】本発明に係る信号記録再生プログラムを記
録している媒体は、前記課題を解決するために、映像信
号及び音声信号よりなる番組を記録媒体に記録すると共
に再生する信号記録再生装置に実行される信号記録再生
プログラムを記録している媒体において、少なくとも前
記番組のデータに記録のための処理を施して前記記録媒
体に記録する記録データ処理工程と、前記記録媒体から
前記番組のデータを読み出して再生処理を施す再生デー
タ処理工程と、前記再生データ処理工程からの前記番組
データから前記番組の内容を理解するための特定画像を
抽出する特定画像抽出工程と、前記特定画像抽出工程で
抽出された前記特定画像の少なくとも補助情報を基に、
前記番組のデータの前記再生データ処理工程による再生
を制御する再生制御工程とを備えることを特徴とする信
号記録再生プログラムを記録している。
【0023】このような媒体から信号記録再生プログラ
ムを取り出して実行することにより、信号記録再生装置
は、再生時に特定画像を抽出し、この特定画像の少なく
とも補助情報に基づいて前記番組データの再生を制御す
る。
【0024】本発明に係る信号記録再生装置は、前記課
題を解決するために、映像信号及び音声信号よりなる番
組を記録媒体に記録すると共に再生する信号記録再生装
置において、前記番組の代表画像を生成する代表画像生
成手段と、前記代表画像生成手段で生成された前記代表
画像のデータと、前記番組のデータとに記録のための処
理を施す記録データ処理手段と、前記記録媒体から前記
番組のデータと前記代表画像のデータとを読み出して再
生処理を施す再生データ処理手段と、前記再生データ処
理手段が前記記録媒体から再生した前記代表画像のデー
タからユーザが選択した画像に相似した特定画像を抽出
する特定画像抽出手段と、前記特定画像抽出手段で抽出
された前記特定画像の少なくとも補助情報を基に、前記
番組のデータの前記再生データ処理手段による再生を制
御する再生制御手段とを備える。
【0025】このような構成の信号記録再生装置は、記
録時に生成され記録媒体に記録された代表画像を、再生
時に表示し、その中から選択された代表画像に基づいて
特定画像を抽出し、その特定画像の少なくとも補助情報
にしたがって再生制御手段が番組データの再生データ処
理手段による再生を制御する。
【0026】本発明に係る信号記録再生方法は、前記課
題を解決するために、映像信号及び音声信号よりなる番
組を記録媒体に記録すると共に再生するための信号記録
再生方法において、前記番組の代表画像を生成する代表
画像生成工程と、前記代表画像生成工程で生成された前
記代表画像のデータと、前記番組のデータとに記録のた
めの処理を施す記録データ処理工程と、前記記録媒体か
ら前記番組のデータと前記代表画像のデータとを読み出
して再生処理を施す再生データ処理工程と、前記再生デ
ータ処理工程が前記記録媒体から再生した前記代表画像
のデータからユーザが選択した画像に相似した特定画像
を抽出する特定画像抽出工程と、前記特定画像抽出工程
で抽出された前記特定画像の少なくとも補助情報を基
に、前記番組のデータの前記再生データ処理手段による
再生を制御する再生制御工程とを備える。
【0027】この信号記録再生方法は、記録時に生成さ
れ記録媒体に記録された代表画像を、再生時に表示し、
その中から選択された代表画像に基づいて特定画像を抽
出し、その特定画像の少なくとも補助情報にしたがって
再生制御工程が番組データの再生データ処理工程による
再生を制御する。
【0028】本発明に係る信号記録再生プログラムを記
録している媒体は、前記課題を解決するために、映像信
号及び音声信号よりなる番組を記録媒体に記録すると共
に再生する信号記録再生装置によって実行される信号記
録再生プログラムを記録している媒体において、前記番
組の代表画像を生成する代表画像生成工程と、前記代表
画像生成工程で生成された前記代表画像のデータと、前
記番組のデータとに記録のための処理を施す記録データ
処理工程と、前記記録媒体から前記番組のデータと前記
代表画像のデータとを読み出して再生処理を施す再生デ
ータ処理工程と、前記再生データ処理工程が前記記録媒
体から再生した前記代表画像のデータからユーザが選択
した画像に相似した特定画像を抽出する特定画像抽出工
程と、前記特定画像抽出工程で抽出された前記特定画像
の少なくとも補助情報を基に、前記番組のデータの前記
再生データ処理手段による再生を制御する再生制御工程
とを備えることを特徴とする信号記録再生プログラムを
記録している。
【0029】このような媒体から信号記録再生プログラ
ムを取り出して実行することにより、信号記録再生装置
は、記録時に生成され記録媒体に記録された代表画像
を、再生時に表示し、その中から選択された代表画像に
基づいて特定画像を抽出し、その特定画像の少なくとも
補助情報にしたがって番組データの再生を制御する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施の
形態について図面を参照しながら説明する。いずれの実
施の形態も、テレビジョン放送の番組を記録すると共に
再生する映像及び音声(Audio-Visual:AV)信号記録
再生装置である。
【0031】先ず、図1〜図8を参照して第1の実施の
形態のAV信号記録再生装置100について説明する。
始めに、AV信号記録再生装置100の記録系の構成を
説明する。例えばチューナから入力されたテレビジョン
番組のAV信号は、入力信号処理回路1に供給される。
入力信号処理回路1は、前記AV信号に自動利得制御
(Auto Gain Control:AGC)等の信号処理を施し、
アナログ/ディジタル(A/D)変換回路2に供給す
る。A/D変換回路2は、入力信号処理回路1から供給
されるアナログAV信号をディジタルAV信号に変換し
て特定画像抽出回路3及び記録データ処理回路4に供給
する。
【0032】特定画像抽出回路3は、後述する所定のア
ルゴリズムに基づいて、A/D変換回路2から供給され
たディジタルAV信号の映像(動画像)信号を用いて圧
縮静止画像(特定画像)を1枚又は複数枚生成して、そ
の画像データの補助情報を記録データ処理回路4に供給
する。
【0033】記録データ処理回路4は、A/D変換回路
2から供給されるディジタルAV信号を、例えば、MP
EG(Moving Picture Experts Group)2方式等の所定
の方式を用いて圧縮符号化し、データの消費と供給のバ
ランスをとりながらバッファを介して記録媒体5に記録
する。その際に、記録データ処理回路4は、記録フォー
マットに合わせ、例えばデータの並び換えやエラー訂正
符号の付加、EFM(Eight to Fourteen Modulation)
変調などを施し、AV符号化信号として記録媒体5に記
録する。また、記録データ処理回路4は、特定画像抽出
回路3からの前記圧縮静止画像(特定画像)の1枚又は
複数枚の補助情報も、記録媒体5の例えば前記AV符号
化信号が記録されている領域とは別の領域に記録する。
ここでいう補助情報は、特定画像であることを示すフラ
グや、タイムスタンプ、パラメータ等である。
【0034】記録媒体5は、例えばハードディスクやD
VD−RAM、さらには他の光ディスク、光磁気ディス
クなどである。もちろん、磁気テープ状記録媒体でも、
半導体記録媒体でもよい。
【0035】次に、AV信号記録再生装置100の再生
系の構成を説明する。再生データ処理回路6は、記録媒
体5に記録されているAV符号化信号を読み出し、再生
フォーマットに従い、例えばEFM復調、エラー訂正、
データの並び換えなどの処理を施し、バッファを介して
消費と供給のバランスを制御し、MPEG2などの所定
の方式を用いて復号し、D/A変換回路9に供給する。
また、再生データ処理回路6は、記録媒体5の例えば前
記別領域に記録されている特定画像の1枚又は複数枚の
補助情報も読みだして再生制御回路8に供給する。
【0036】再生制御回路8は、再生データ処理回路6
から供給された特定画像の補助情報を基に、前記AV符
号化信号に対する再生データ処理回路6による再生を制
御する。
【0037】D/A変換回路9は、再生データ処理回路
6から供給された復号AVデータをアナログ信号に変換
して出力信号処理回路10に供給する。
【0038】出力信号処理回路10は、D/A変換回路
9から供給されるアナログのAV信号にクロマエンコー
ド処理などを施して後段の例えばディスプレイに出力す
る。
【0039】次に、AV信号記録再生装置100の動作
の概略を説明する。記録時の動作の概略は以下のとおり
である。テレビジョン放送用の番組の録画時において、
チューナより入力された番組のAV信号には、入力信号
処理回路1においてAGC等の処理が施され、A/D変
換回路2でディジタルAV信号に変換されて特定画像抽
出回路3及び記録データ処理回路4に供給される。
【0040】特定画像抽出回路3は、番組の内容をユー
ザに特定させるために有効なフィールド又はフレームを
1枚又は複数枚抽出する。この特定画像の抽出は、所定
のアルゴリズムに基づいて行うことができる。このアル
ゴリズムについての詳細は後述する。この特定画像抽出
回路3が抽出した特定画像のデータの補助情報は、記録
データ処理回路4に供給される。
【0041】記録データ処理回路4は、前記番組のデー
タに記録のための圧縮処理や、エラー訂正符号の付加、
EFM変調処理等を施し、前記記録媒体に記録する。ま
た、記録データ処理回路4は、前記特定画像のデータの
補助情報を前記記録媒体の前記番組のデータの記録領域
とは異なる領域に記録する。
【0042】再生時の動作の概略は以下の通りである。
記録媒体5に記録されている特定画像の補助情報は、再
生データ処理回路6によって読み出され、再生制御回路
8に供給される。
【0043】再生制御回路8は、再生データ処理回路6
から供給された特定画像の補助情報を解析し、特定画像
を示すフラグや、パラメータやタイムスタンプ等を検出
し、検出結果に基づいて、前記特定画像を含むシーンを
自動再生するように再生データ処理回路6による記録媒
体5上での該当AV符号化信号へのアクセスや、前記A
V符号化信号に対する再生処理を制御する。
【0044】再生データ処理回路6は、再生制御回路8
からの制御に基づいて、記録媒体5上の所定のアドレス
にアクセスして該当AV符号化信号を読み出し、再生フ
ォーマットに従い、例えばEFM復調、エラー訂正、デ
ータの並び換えなどの処理を施し、バッファを介して消
費と供給のバランスを制御し、MPEG2などの所定の
方式を用いて復号し、復号AVデータをD/A変換回路
9に供給する。D/A変換回路9は、再生データ処理回
路6から供給された復号AVデータをアナログ信号に変
換して、出力信号処理回路10に供給する。
【0045】出力信号処理回路10は、前記アナログの
AV信号にクロマエンコード等の出力信号処理を施し、
後段のディスプレイに供給する。
【0046】次に、AV信号記録再生装置100が実行
する処理手順について図2のフローチャートを用いて説
明する。このフローチャートは、AV信号記録再生装置
100が適用するAV信号記録再生方法の具体例であ
る、AV信号記録再生プログラムのアルゴリズムを示
す。なお、AV信号記録再生プログラムは後述するよう
な媒体に格納されている。
【0047】この処理手順は、番組又は番組群を記録媒
体5に記録する記録時に、番組の内容を理解するための
特定画像を一枚又は複数枚抽出し、それら特定画像の補
助情報と番組データとを別々の領域、例えば特定画像の
補助情報をTOCのような領域に、番組データをデータ
記録領域に記録し、再生時にTOCから読み出した前記
補助情報に基づいて前記データ記録領域からの番組デー
タの読み出し、再生を制御するものである。
【0048】先ず、AV信号記録再生装置100がステ
ップS1にてユーザの指示にしたがって記録をスタート
すると、ステップS2では前記番組の内容を理解するた
めの特定画像を特定画像抽出回路3を用いて抽出し、特
定画像であることをフラグやパラメータ、及びタイムス
タンプ等を特定画像の補助情報として生成する。特定画
像の抽出方法としては、ユーザが指定する情報に基づい
て抽出する方法がある。ここで、ユーザが指定する情報
とは、ユーザが例えばグラフィカルユーザインターフェ
ース(Graphical user interface:GUI)などによっ
て設定する項目を表し、後述するように野球番組に対し
て「ヒット又はホームラン」、ニュースでは「スポーツ
情報」、「ニュース概要のみ」、音楽番組では「歌」、「ト
ーク」といった番組内に存在しうる情報に関する。ま
た、ユーザが指定する情報としては、ユーザによって指
定された画像及び画像群でもよい。このユーザが指定す
る情報に基づいた特定画像の抽出処理のいくつかの具体
例については図3、図5、図6等を用いて後述する。
【0049】次に、ステップS3において、AV信号記
録再生装置100は、ステップS2で抽出した特定画像
の補助情報と番組データを記録媒体5に記録データ処理
回路4を用いて記録する。このとき、記録データ処理回
路4は、前記特定画像の補助情報を記録媒体5(例え
ば、光ディスク)のTOC等に、データ記録領域に記録
する番組データと分けて記録する。
【0050】そして、ステップS4にて番組又は番組群
の記録がエンドであると判定すると、ステップS5に進
む。記録がエンドでなければステップS2、ステップS
3の処理を繰り返す。
【0051】ステップS5にてユーザの選択等により再
生をスタートすると、ステップS6にてAV信号記録再
生装置100の再生データ処理回路6は記録媒体5のT
OCなどから前記特定画像の補助情報を読み出す。
【0052】次に、再生制御回路8がステップS7にて
前記特定画像データの補助情報を基に番組データの再生
データ処理回路6による再生を制御する。例えば、ユー
ザが特定画像を含むシーンの再生区間を設定したのであ
れば、その特定画像を含むシーンを構成するAV符号化
信号を記録媒体5から読み出させ、再生フォーマットに
従い、例えばEFM復調、エラー訂正、データの並び換
えなどの処理を施し、バッファを介して消費と供給のバ
ランスを制御し、MPEG2などの所定の方式を用いて
復号し、復号AVデータをD/A変換回路9に供給す
る。ユーザによる特定画像を含むシーンの再生区間の設
定方法については後述する。
【0053】そして、ステップS8にて番組又は番組群
の再生がエンドであると判定すると、このフローを終了
する。再生がエンドでなければステップS6、ステップ
S7の処理を繰り返す。
【0054】以下には、前記ステップS2の特定画像抽
出処理のいくつかの具体例を示す。先ず、第1具体例に
ついて図3を用いて説明する。これは、一つの番組の中
でユーザが指定する情報から基準画像を設定し、その基
準画像と似ている画像を特定画像として抽出する例であ
る。ここで、ユーザが指定する情報とは、前述したよう
に、ユーザが例えばGUIによって設定する項目や、ユ
ーザによって指定された画像である。
【0055】先ず、ステップS11にてユーザが指定す
る情報から基準画像を設定する。次に、ステップS12
では、前記基準画像より基準ヒストグラムを作成する。
ここでは、図4に示すように、横Mピクセルと縦Nピク
セルからなる画像を想定し、この画像を横kピクセルと
縦lピクセルからなるブロックに分割する。これにより
画像は、((M/k)*(N/l))個のブロックに分
割される。そして、((M/k)*(N/l))個のブ
ロックに対し、各ブロックに存在するピクセル(k*
l)個の輝度及び色のヒストグラムをとり、これを基準
ヒストグラムとする。このとき、輝度のY値、色のU値
とV値を各々C段階に分割して、Y,U ,Vとす
る。
【0056】ステップS13では、前記ステップS11
にて設定した基準画像よりも、後に出現する画像を対象
に、比較対象画像を設定し、この比較対象画像について
も前述したように((M/k)*(N/l))個のブロ
ックに分割し、各ブロックに存在するピクセル(k*
l)個の輝度及び色のヒストグラムをとり、これを比較
対象ヒストグラムとする。このとき、輝度のY値、色の
U値とV値を各々C段階に分割して、Y,U,V
とする。
【0057】ステップS14では、前記比較対象画像が
基準画像と似ているか否かを、それぞれのヒストグラム
を用いて判定する。すなわち、基準ヒストグラムと比較
対象ヒストグラムの各成分であるY値,U値,V値に関
して各成分の値の差分の和Sを、 S=(Y−Y)+(U−U)+(V−V) によって算出し、あらかじめ定めておいたスレシホール
ドレベルTと比較し、 S<T であれば、比較対象画像は基準画像と似ているものであ
るとし、ステップS15に進んで、ステップS13で設
定した比較対象画像を特定画像として抽出する。一方、
このステップS14にて上記条件を満たさず、比較対象
画像は基準画像と似ていないと判定すれば、ステップS
13に戻り、さらに後に出現する画像を対象に、比較対
象画像を設定し、比較対象ヒストグラムを作成する。
【0058】この図3のステップS15にて特定画像の
データを抽出する際、特定画像であることを示すフラグ
や、パラメータやタイムスタンプなどの補助情報も作成
する。そして、図2のステップS3にて記録データ処理
回路4により前記補助情報を記録媒体5の例えばTOC
に記録する。
【0059】図5には、前記ステップS2の特定画像抽
出処理の第2具体例を示す。これも、ユーザが指定する
情報から基準画像を設定し、その基準画像と似ている画
像を特定画像として抽出する手順の例である。特に、こ
の例では、ユーザが指定する情報としては、ユーザによ
って指定された画像を想定する。例えば、常に同じ位置
に文字やマークが映し出される画像が指定され、基準画
像が設定されたときに、第1のヒストグラムと、第2の
ヒストグラムを作成し、比較対象画像の第1のヒストグ
ラムと基準画像の第1のヒストグラムとを用いて先ず似
ているか否かを判断し、そこで似ているときにさらに比
較対照画像の第2のヒストグラムと基準画像の第2のヒ
ストグラムとを用いて似ているか否かを判断する。
【0060】先ず、ステップS21にてユーザが所望し
た画像から、例えば、常に同じ位置に文字やマークが映
し出される画像を基準画像に設定する。
【0061】次に、ステップS22では、前記基準画像
より第1の基準ヒストグラムを作成する。ここでも、図
4に示した、((M/k)*(N/l))個のブロック
に対し、各ブロックに存在するピクセル(k*l)個の
輝度及び色のヒストグラムをとる。そして、これを第1
の基準ヒストグラムとする。
【0062】ステップS23では、基準画面内の、常に
同じ位置に文字やマークが映し出される領域に関してヒ
ストグラムをとり、輝度のY値、色のU値とV値を各々
C段階に分割してYSA,USA,VSAのヒストグラ
ムをとる。これを第2の基準ヒストグラムとする。
【0063】ステップS24では、前記ステップS21
にて設定された基準画像よりも、後に出現する画像を対
象に、比較対象画像を設定し、この比較対象画像につい
ても前述したように((M/k)*(N/l))個のブ
ロックに分割し、各ブロックに存在するピクセル(k*
l)個の輝度及び色のヒストグラムをとり、これを第1
の比較対象ヒストグラムとする。このとき、輝度のY
値、色のU値とV値を各々C段階に分割して、Y,U
,Vとする。
【0064】ステップS25では、前記比較対象画像が
基準画像と似ているか否かを、それぞれの第1のヒスト
グラムを用いて判定する。すなわち、第1の基準ヒスト
グラムと第1の比較対象ヒストグラムの各成分であるY
値,U値,V値に関して各成分の値の差分の和Sを、 S=(Y−Y)+(U−U)+(V−V) によって算出し、あらかじめ定めておいたスレシホール
ドレベルTと比較し、 S<T であれば、比較対象画像は基準画像と似ているものであ
るとし、ステップS26に進む。一方、このステップS
25にて上記条件を満たさず、比較対象画像は基準画像
と似ていないと判定すれば、ステップS24に戻り、さ
らに後に出現する画像を対象に、比較対象画像を設定
し、第1の比較対象ヒストグラムを作成する。
【0065】ステップS26では、ステップS25にお
いて基準画像と比較対象画像が似ていると判断された場
合のみ、比較対象画像に対して前記ステップS23のよ
うに常に同じ位置に文字やマークが映し出される領域に
関してヒストグラムをとり、これを第2の比較対象ヒス
トグラムとする。このとき、輝度のY値、色のU値とV
値を各々C段階に分割してYSB,USB,VSBのヒ
ストグラムとする。
【0066】ステップS27では、比較対象画像が基準
画像と似ているか否かを、それぞれの第2のヒストグラ
ムを用いて判定する。すなわち、第2の基準ヒストグラ
ムと第2の比較対象ヒストグラムの各成分であるY値、
U値,V値に関して各成分の値の差分の和S’を、 S’=(YSB−YSA)+(USB−USA)+(V
SB−VSA) によって算出し、あらかじめ定めておいたスレシホール
ドレベルT’と比較し、 S’<T’ であれば、比較対象画像は基準画像と似ているものであ
るとし、ステップS28に進んで、ステップS24にて
設定した比較対象画像を特定画像として抽出する。一
方、このステップS27にて上記条件を満たさず、比較
対象画像は基準画像と似ていないと判定すれば、ステッ
プS24に戻り、さらに後に出現する画像を対象に、比
較対象画像を設定し、第1の比較対象ヒストグラムを作
成する。
【0067】この図5のステップS28にて特定画像を
抽出するときにも、前記補助情報が生成される。そし
て、前記ステップS3にて記録データ処理回路4により
前記補助情報が記録媒体5に記録される。
【0068】図6には、図2の特定画像抽出処理の第3
具体例を示す。この第3具体例は、AV信号記録再生装
置100が野球中継番組を記録するときに、ユーザが所
望したヒット又はホームランを打った場面(画像)と相
似した画像を複数枚の特定画像として抽出するときに、
特定画像抽出回路3によって実行される手順である。抽
出された特定画像の補助情報は、記録データ処理回路4
によって記録媒体5の例えばTOCに記録される。そし
て、AV信号記録再生装置100は、再生時に、記録媒
体5のTOCから再生データ処理回路6によって読み出
された特定画像の補助情報に基づいてヒット又はホーム
ランを打った場面を自動的に連続再生する。
【0069】ここで、以下に用いる用語について図7を
用いて説明をする。まずカメラの切り替わりをカットC
iとし、各カット間をショット10,11,12,1
3,14・・とする。また、内容的に意味のあるショッ
トの連続を1つのシーンとする。
【0070】野球中継番組において投手・打者が各々投
げる、打つという動作を行うために構えているショット
を投球前ショット10,11とする。この投球前ショッ
ト後に存在し、且つ投手の投球に対する打者の行動結果
を理解することが可能なショットを投球結果ショット1
2とする。また、投球前ショットにおいてストライク・
ボール・アウト(以降カウントと呼ぶ)の意味を表すマー
クをカウント文字23、各カウントの数を表すマークを
カウントマーク24とする。カウント文字23及びカウ
ントマーク24が表示されているフレームF2に関し
て、時間的に最も前のものを投球前ショットの先頭と
し、このフレームF2から投球結果ショット12内の最
も後ろに位置するフレームF20までを1つの投球シー
ンとする。加えて、投球前ショットの画面においてカウ
ント文字23及びカウントマーク24が表示されるべき
領域をカウント領域22とする。
【0071】以下に、ユーザーが所望する画面として野
球番組の一部である投球前ショット10,11内の一画
面を特定し、それに似た画面のみを抽出し、その抽出さ
れた画面情報群の中から投球結果がヒット及びホームラ
ンであったシーンのみを検出し、再生する方法について
図6に示すフローチャートに従って説明する。
【0072】先ず、ステップS31にて、ユーザーが所
望した画像において以下の処理を行う。ここでは、ユー
ザーが所望した投球前ショット10を基準投球前ショッ
トとし、基準投球前ショット内の一画面であり、カウン
ト領域にカウント文字及びカウントマークが表示されて
いる画面F2を基準画面とする。また、この時のスコア
を基準スコアデータとする。
【0073】ステップS32では、前記図4に示したよ
うに、画像を((M/k)*(N/l))個のブロック
に対し、各ブロックに存在するピクセル(k*l)個の
輝度及び色のヒストグラムAをとり、これを基準ヒスト
グラムとする。このとき、輝度のY値、色のU値とV値
を各々C段階に分割して、Y,U,Vとする。
【0074】ステップS33では、基準画面内のカウン
ト領域内のカウント文字が表示されるべき領域に関して
ヒストグラムをとり、輝度のY値,色のU値とV値を各
々C段階に分割してYSA,USA,VSAのヒストグ
ラムをとる。これを基準スコアヒストグラムとする。
【0075】ステップS34では、前記ステップS31
にてユーザが所望した画像よりも、後に出現する画像を
対象に、比較対象画像を設定し、この比較対象画像につ
いても前述したように((M/k)*(N/l))個の
ブロックに分割し、各ブロックに存在するピクセル(k
*l)個の輝度及び色のヒストグラムBをとり、これを
比較対象ヒストグラムとする。このとき、輝度のY値、
色のU値とV値を各々C段階に分割して、Y,U
とする。
【0076】ステップS35では、前記比較対象画像が
基準画像と似ているか否かを、それぞれのヒストグラム
を用いて判定する。すなわち、基準ヒストグラムと比較
対象ヒストグラムの各成分であるY値,U値,V値に関
して各成分の値の差分の和Sを、 S=(Y−Y)+(U−U)+(V−V) によって算出し、あらかじめ定めておいたスレシホール
ドレベルTと比較し、 S<T であれば、比較対象画像は基準画像と似ているものであ
るとし、ステップS36に進む。一方、ステップS35
にて上記条件を満たさず、比較対象画像は基準画像と似
ていないと判定すれば、ステップS34に戻り、さらに
後に出現する画像を対象に、比較対象画像を設定し、比
較対象ヒストグラムを作成する。
【0077】ステップS36では、ステップS35にお
いて基準画像と比較対象画像が似ていると判断された場
合のみ、比較対象画像に対して前記ステップS33のよ
うに、カウント領域内のカウント文字が表示されるべき
部分のみに対してヒストグラムをとり、これを比較対象
スコアヒストグラムとする。このとき、輝度のY値、色
のU値とV値を各々C段階に分割してYSB,USB
SBとする。
【0078】ステップS37では、比較対象画像が基準
画像と似ているか否かを、それぞれのスコアヒストグラ
ムを用いて判定する。すなわち、基準スコアヒストグラ
ムと比較対象スコアヒストグラムの各成分であるY値、
U値,V値に関して各成分の値の差分の和S’を、 S’=(YSB−YSA)+(USB−USA)+(V
SB−VSA) によって算出し、あらかじめ定めておいたスレシホール
ドレベルT’と比較し、 S’<T’ であれば、比較対象画像は基準画像と似ているものであ
るとし、これを相似画像とする。ステップS37にて上
記条件を満たさず、比較対象画像は基準画像と似ていな
いと判定すれば、ステップS34に戻り、さらに後に出
現する画像を対象に、比較対象画像を設定し、比較対象
ヒストグラムを作成する。
【0079】ステップS38では、以下のようにしてス
コアデータを作成する。ステップS37において相似画
像であるとされた場合のみ、比較対象画像内のカウント
領域内においてカウントマークが表示されるべき領域の
一部を検出対象とし、その輝度のY値のヒストグラムK
iをとる。このときiはカウントマークが表示される領域
7箇所(ストライク2個,ボール3個,アウト2個)の位
置を表す。
【0080】ここでKiとあらかじめ定めておいたスレ
シホールドレベルLとを比較して、 Ki<L ならば、その位置にカウントマークが表示されているも
のとし、上記条件を満たさない場合は、その位置にカウ
ントマークが表示されていないものとする。
【0081】この結果をもとに、このステップS38で
はカウント表示がされているとみなされた比較対象画像
すなわち相似画像に対するスコアデータが作成される。
【0082】ステップS39では、ステップS38によ
って得られたスコアデータとステップS31で得られて
いた基準スコアデータを比較し、各カウントの増減よ
り、基準投球前ショット内で行われた投球に対する結果
を判断する。この結果の判断に関しては後述する。
【0083】ステップS39以降は、基準画像,基準ヒ
ストグラムは変更せずに相似画像を含む投球前ショット
以降を対象に、ステップS34〜ステップS38を行
う。その後、ステップS38において相似画像とされた
画像を新たな相似画像,この画像を含むショットを新た
な投球前ショットとしステップS38を行う。新たな相
似画像より作成された新たなスコアデータと以前の相似
画面における以前のスコアデータとを比較し、ステップ
S39と同様に各カウントの増減から投球前ショットを
含む投球シーンの結果を判断することができる。
【0084】この第3具体例では、ステップS31〜ス
テップS38までの流れを対象となる野球番組に対して
繰り返し行い、その過程においてステップS39にて各
投球ショットの結果がどうであったかを判断してその情
報も前記補助情報の一種として生成する。
【0085】以下、ステップS39で行う各投球ショッ
トに対する結果の判断方法について説明する。まず、ア
ウトカウントの個数が増加している場合について説明す
る。この場合、判断対象となる投球シーンの結果はアウ
トであったことになる。逆に減少している場合は2アウ
トから0アウト、又は1アウトから0アウトに減少した
と考えられ、判断対象となる投球シーンの結果はアウト
であり且つ攻守交替となるものであったと判断される。
【0086】次にアウトカウントの個数に変化がなくス
トライク又はボールカウントに変化がある場合について
説明する。まずいずれかのカウントが増加している場
合、増加したカウントにあたる項目が結果となる。次に
いずれかのカウントが減少している場合だが、この時は
ストライク及びボールカウントが共に0となっている可
能性が高い。すなわち、ヒット又はホームランを打った
ことにより打者が変わり、カウントが初期の状態つまり
ストライク及びボールカウントが0になったと考えられ
る。
【0087】最後に全てのカウントに変化がない場合に
ついて述べる。この場合、結果としては以下の点が挙げ
られる。ただしカウントの表記はストライク,ボール,
アウトの順とし,判断対象となる投球前ショットを投球
前ショットA,その時のカウントをスコアA,投球前ショ
ットより時間的に後に有り且つ間隔がもっとも短い位置
にある投球前ショットを投球前ショットB,その時のカ
ウントをスコアBとする。 (1)スコアA及びスコアBともに(0)−(0)−(0
〜2)の場合 (2)スコアA及びスコアBともに(2)−(0〜3)−
(0〜2)の場合 (3)上記の2通りを含みスコアA及びスコアBが同じ場
合 まず(1)の場合にはヒット又はホームランを打ち次の
打者に代わった場合と投球が行われなかった場合が考え
られる。この場合、判断基準としてスコアAが表示され
てからスコアBが表示されるまでの間隔がある閾値より
大きい場合は前者、逆に小さい場合は後者の結果とみな
す。この閾値は通常の投球間隔より設定することが可能
である。
【0088】次に(2)の場合にはファールを打った場
合と投球が行われなかった場合が主に考えられる。この
場合、判断基準としてスコアAが表示されてからスコアB
が表示されるまでの間隔がある閾値より大きい場合は前
者、逆に小さい場合は後者の結果とみなす。
【0089】最後に(3)の場合には上記の2つの場合
にも当てはまるが、投球が行われなかった場合と記録す
る際に抽出対象となるデータが存在しなかった場合が考
えられる。後者に関しては具体的には投球ショット間に
コマーシャルが存在していたり、抽出対象の部分にテロ
ップ等が重複していて検出が不可能であった場合であ
る。この場合の判断基準はスコアAが表示されてからス
コアBが表示されるまでの間隔がある閾値より小さい場
合は前者、逆に大きい場合は後者の結果とみなす。
【0090】以上の方法により,各投球ショットに対す
る結果が判断され、前述したように、その情報も前記補
助情報の一種として生成される。そして、これら補助情
報を記録媒体5の例えばTOCに記録しておく(図2の
ステップS3)。この後、図2の手順においては、ステ
ップS5〜ステップS8を行う。
【0091】なお、図2のステップS7を実行する再生
制御回路8は、この具体例の場合、詳細には図8の手順
を実行する。以下に、再生制御回路8にて行われる再生
制御方法について説明する。上記の方法で抽出された画
面及びその情報をもとにヒット又はホームランであった
と判断された情報を持つ投球前ショットを再生する。
【0092】先ず、ステップS41にてユーザからの設
定に基づいて投球前ショットが存在するか否かを判定す
る。投球前ショットがあれば(YES)、ステップS4
2にてヒット及びホームランであったときの投球前ショ
ットであるか否かを判定する。投球前ショットが存在し
ない(NO)のであれば再生を終了する。ステップS4
2にてヒット及びホームランであったときの投球前ショ
ットである(YES)と判定したときには、ステップS
43にてヒット又はホームランであったと判断された情
報を持つ投球前ショットを再生する。ステップS44に
て次の投球前ショットが存在するか否かを検索し、存在
する(YES)のであればステップS42に戻る。この
ステップS44にて次の投球前ショットが存在しない
(NO)のであれば再生を終了する。
【0093】このように、記録時、特定画像抽出回路3
にてユーザが指定した情報に応じて抽出した特定画像デ
ータの補助情報に応じて、再生制御回路8が再生を制御
するわけである。
【0094】ユーザが指定する情報とは、前述したよう
に野球番組に対して「ヒット又はホームラン」、ニュー
スでは「スポーツ情報」、「ニュース概要のみ」、音楽番
組では「歌」「トーク」といった番組内に存在しうる情報で
ある。また、ユーザが指定する情報としては、ユーザに
よって指定された画像及び画像群でもよい。
【0095】再生制御回路8には、GUIを介したユー
ザが指定する情報に応じたコマンドが供給される。例え
ば、「ヒット又はホームラン」の画像を含むシーンの再
生をユーザが指定したのであれば、再生制御回路8は、
前記特定画像のデータの補助情報の一種として例えば、
図6のステップS39にて生成されたフラグや、パラメ
ータなどを検索し、そのタイムスタンプを読み出して、
「ヒット又はホームラン」の画像を含むシーンを再生デ
ータ処理回路6に再生させる。
【0096】もちろん、このAV信号記録再生装置」1
00は、録画開始後の時間、あるいは時刻経過を知るこ
とができるので、終了間際の「ヒット又はホームラン」
の画像を含むシーンを設定することもできる。さらに、
通常、試合の進行を表示する回表示と、裏又は表を示す
表示も画像の同一箇所に表示されており、そこからホー
ムチームの攻撃であるか、又はビジターチームの攻撃で
あるかを検索できるので、ユーザによるホームチームの
「ヒット又はホームラン」の画像を含むシーンの再生と
いう指定にも応えることができる。
【0097】以上説明したように、第1の実施の形態の
AV信号記録再生装置100は、記録時にユーザの指定
する情報に基づいて特定画像を抽出し、その特定画像の
データの補助情報を記録媒体の、番組データの記録領域
とは別の領域に記録し、再生時に、記録媒体から前記補
助情報を読み出し、その補助情報に基づいて番組データ
の再生を制御する。再生時に、ユーザがさらに情報を指
定するのであれば、前記特定画像の補助情報を検索し、
再生時のユーザによる情報指定に合わせた再生を制御す
ることもできる。
【0098】次に、図9を参照して第2の実施の形態の
AV信号記録再生装置110について説明する。このA
B信号記録再生装置110は、記録時に特定画像抽出回
路3にて抽出した特定画像データを、その補助情報と共
に、記録媒体5に記録し、再生時には前記特定画像デー
タを表示部に表示し、ユーザによる再生の選択に利用さ
せるという点が前記第1の実施の形態のAV信号記録再
生装置100と異なる。よって、図9に構成を示すよう
に、再生系の再生データ処理回路6とD/A変換回路9
との間に特定画像に表示処理を施す特定画像処理回路7
を設けている。
【0099】特定画像処理回路7は、例えば再生データ
処理回路6で読み出された複数枚の特定画像データを、
一つの画像に貼り付けた特定画像一覧信号を生成し、D
/A変換回路9に出力する。
【0100】D/A変換回路9は、前記特定画像一覧信
号をアナログ信号に変換して、出力信号処理回路10に
供給する。出力信号処理回路10は、前記アナログの特
定画像一覧信号にクロマエンコード等の出力信号処理を
施し、後段のディスプレイに供給する。
【0101】このディスプレイに表示された特定画像一
覧を参照したユーザが所望の特定画像を含むシーンの再
生を選択すると、再生制御回路8は、再生データ処理回
路6等を制御し、ユーザが必要とするAV情報を含む番
組の一部又は全てを再生させる。
【0102】次に、AV信号記録再生装置110の動作
の概略を説明する。記録時の動作の概略は以下のとおり
である。テレビジョン放送用の番組の録画時において、
チューナより入力された番組のAV信号には、入力信号
処理回路1においてAGC等の処理が施され、A/D変
換回路2でディジタルAV信号に変換されて特定画像抽
出回路3及び記録データ処理回路4に供給される。
【0103】特定画像抽出回路3は、番組の内容をユー
ザに特定させるために有効なフィールド又はフレームを
1枚又は複数枚抽出する。この特定画像の抽出は、前述
したようないくつかのアルゴリズムに基づいて行うこと
ができる。
【0104】この特定画像抽出回路3が抽出した特定画
像のデータ及びその補助情報は、記録データ処理回路4
に供給される。
【0105】記録データ処理回路4は、前記番組のデー
タと前記特定画像のデータ及びその補助情報とに記録の
ための圧縮処理や、エラー訂正符号の付加、EFM変調
処理等を施し、さらに前記記録媒体の別々の領域に記録
する。
【0106】再生時の動作の概略は以下の通りである。
記録媒体5に記録されている特定画像のデータは、再生
データ処理回路6に読み出されて特定画像処理回路7に
供給される。特定画像処理回路7では、例えば再生デー
タ処理回路6で読み出された複数枚の特定画像データ
を、一つの画像に貼り付けた特定画像一覧信号を生成
し、D/A変換回路9に出力する。
【0107】D/A変換回路9は、前記特定画像一覧信
号をアナログ信号に変換して、出力信号処理回路10に
供給する。出力信号処理回路10は、前記アナログの特
定画像一覧信号にクロマエンコード等の出力信号処理を
施し、後段のディスプレイに供給する。
【0108】このディスプレイに表示された特定画像一
覧を参照したユーザが再生したい特定画像を指定する
と、再生制御回路8は、再生データ処理回路8から供給
される特定画像データの補助情報を検索し、特定画像デ
ータを含むシーンを例えば連続再生する。
【0109】このAV信号記録再生装置110で行われ
る処理手順について前記図2を準用して説明する。この
AV信号記録再生装置110は、前記図2のステップS
3、ステップS6、ステップS7を少し拡張している。
【0110】すなわち、ステップS3では、ステップS
2で抽出した前記番組の内容を理解するための特定画像
のデータとその補助情報を、番組データの記録領域とは
異なる領域に記録する。
【0111】そして、ステップS6にて再生データ処理
回路6は記録媒体5から前記特定画像データを読み出
し、その特定画像データを特定画像処理回路7に供給す
る。すると、特定画像処理回路7は、複数枚の特定画像
データを、一つの画像に貼り付けた特定画像一覧信号を
生成し、D/A変換回路9、出力信号処理回路10を介
して、後段のディスプレイに表示する。
【0112】このディスプレイに表示された特定画像一
覧を参照したユーザが再生したい特定画像を指定する
と、再生制御回路8は、ステップS7にて再生データ処
理回路8から供給される特定画像データの補助情報を検
索し、特定画像データを含むシーンを例えば連続再生す
る。
【0113】なお、特定画像抽出の方法については、前
述した、図3、図5及び図6の手順にしたがう。また、
再生制御回路8における再生制御の方法も図8に示した
手順にしたがう。
【0114】以上に説明したように、第2の実施の形態
のAV信号記録再生装置110は、記録時にユーザの指
定する情報に基づいて特定画像を抽出し、その特定画像
のデータとその補助情報を記録媒体の、番組データの記
録領域とは別の領域に記録し、再生時に、記録媒体から
前記特定画像のデータを読み出し、それを一旦ディスプ
レイに表示させてから、ユーザによる選択に合わせて、
補助情報を読み出し、その補助情報に基づいて番組デー
タの再生を制御する。ここでも、再生時に、ユーザがさ
らに情報を指定するのであれば、前記特定画像の補助情
報を検索し、再生時のユーザによる情報指定に合わせた
再生を制御することもできる。
【0115】次に、図10及び図11を参照して第3の
実施の形態のAV信号記録再生装置120について説明
する。このAV信号記録再生装置120は、前記第1及
び第2の実施の形態とは異なり、再生時に特定画像を抽
出する構成である。また、後述するが特定画像自体に表
示の処理を施して一覧表示するようなこともしない。
【0116】このため、AV信号記録再生装置120の
記録系には特定画像抽出回路3はなく、再生系の再生デ
ータ処理回路6と再生制御回路8との間に設けられる。
【0117】次に、AV信号記録再生装置120の動作
の概略を説明する。記録時の動作の概略は以下のとおり
である。テレビジョン放送用の番組の録画時において、
チューナより入力された番組のAV信号には、入力信号
処理回路1においてAGC等の処理が施され、A/D変
換回路2でディジタルAV信号に変換されて記録データ
処理回路4に供給される。
【0118】記録データ処理回路4は、前記番組のデー
タに記録のための圧縮処理や、エラー訂正符号の付加、
EFM変調処理等を施して、前記記録媒体に記録する。
【0119】再生時の動作の概略は以下の通りである。
記録媒体5に記録されている番組データは再生データ処
理回路6により所定の再生処理、復号処理が施されてD
/A変換回路9に供給される。また、再生データ処理回
路6からの番組データは、特定画像抽出回路3に供給さ
れる。
【0120】特定画像抽出回路3では、番組の内容をユ
ーザに特定させるために有効なフィールド又はフレーム
を1枚又は複数枚抽出する。この特定画像の抽出は、前
述したようないくつかのアルゴリズムに基づいて行うこ
とができる。
【0121】この特定画像抽出回路3が抽出した特定画
像のデータの補助情報は再生制御回路8に供給される。
また、この特定画像のデータの補助情報は、図中破線で
示すように、記録データ処理回路4から記録媒体5に記
録されるようになっている。
【0122】再生制御回路8は、特定画像抽出回路3に
よって抽出された特定画像のデータの補助情報を解析
し、特定画像を示すフラグや、パラメータやタイムスタ
ンプ等を検出し、検出結果に基づいて、前記特定画像を
含むシーンを自動再生するように再生データ処理回路6
による記録媒体5上での該当AV符号化信号へのアクセ
スや、前記AV符号化信号に対する再生処理を制御す
る。
【0123】D/A変換回路9は、再生データ処理回路
6から供給された復号AVデータをアナログ信号に変換
して、出力信号処理回路10に供給する。出力信号処理
回路10は、前記アナログのAV信号にクロマエンコー
ド等の出力信号処理を施し、後段のディスプレイに供給
する。
【0124】このAV信号記録再生装置120の詳細な
動作については図11のフローチャートを用いて説明す
ることができる。このフローチャートは、AV信号記録
再生装置120が適用するAV信号記録再生方法の処理
手順を示している。
【0125】先ず、AV信号記録再生装置120がステ
ップS51にてユーザの指示にしたがって記録をスター
トすると、ステップS2では記録データ処理回路4は、
番組データを記録する。
【0126】そして、ステップS53にて番組又は番組
群の記録がエンドであると判定すると、ステップS54
に進む。記録がエンドでなければステップS52に戻
る。
【0127】ステップS54にてユーザの選択等により
再生がスタートすると、ステップS55にてAV信号記
録再生装置120の再生データ処理回路6は記録媒体5
から番組データを読み出す。
【0128】次に、ステップS56にて特定画像抽出回
路3が前述した図3、図5,図6に示したアルゴリズム
の具体例にしたがって特定画像を抽出し、その特定画像
データの補助情報を生成して再生制御回路8に供給す
る。
【0129】ステップS57にて再生制御回路8は、前
記特定画像データの補助情報に基づいて番組データに対
する再生データ処理回路6による再生を制御する。そし
て、ステップS58にて番組又は番組群の再生がエンド
であると判定すると、このフローを終了する。再生がエ
ンドでなければステップS55〜ステップS57の処理
を繰り返す。
【0130】以上説明したように、第3の実施の形態の
AV信号記録再生装置120は、再生時にユーザの指定
する情報に基づいて特定画像を抽出し、その特定画像の
データの補助情報に基づいて番組データの再生を制御す
る。ユーザがさらに情報を指定するのであれば、前記特
定画像の補助情報を検索し、ユーザによる情報指定に合
わせた再生をさらに行うこともできる。
【0131】次に、図12を参照して第4の実施の形態
のAV信号記録再生装置130について説明する。この
AB信号記録再生装置130は、前記第1及び第2の実
施の形態とは異なり、再生時に特定画像を抽出する構成
である。また、後述するが特定画像自体に表示の処理を
施して一覧表示するようなこともしない。
【0132】このAB信号記録再生装置130は、再生
時に特定画像抽出回路3にて抽出した特定画像データを
表示部に表示し、ユーザによる再生の選択に利用させる
という点が前記第3の実施の形態のAV信号記録再生装
置120と異なる。よって、図10に示すように、再生
系の特定画像抽出回路3とD/A変換回路9との間に特
定画像に表示処理を施す特定画像処理回路7を設けてい
る。
【0133】特定画像処理回路7は、特定画像抽出回路
3で抽出された複数枚の特定画像データを、一つの画像
に貼り付けた特定画像一覧信号を生成し、D/A変換回
路9に出力する。
【0134】D/A変換回路9は、前記特定画像一覧信
号をアナログ信号に変換して、出力信号処理回路10に
供給する。出力信号処理回路10は、前記アナログの特
定画像一覧信号にクロマエンコード等の出力信号処理を
施し、後段のディスプレイに供給する。
【0135】このディスプレイに表示された特定画像一
覧を参照したユーザが所望の特定画像を含むシーンの再
生を選択すると、再生制御回路8は、再生データ処理回
路6等を制御し、ユーザが必要とするAV情報を含む番
組の一部又は全てを再生させる。
【0136】次に、AV信号記録再生装置130の動作
の概略を説明する。記録時の動作の概略は省略する。記
録データ処理回路4は、前記番組のデータに記録のため
の圧縮処理や、エラー訂正符号の付加、EFM変調処理
等を施して、前記記録媒体に記録する。
【0137】再生時の動作の概略は以下の通りである。
記録媒体5に記録されている番組データは再生データ処
理回路6により所定の再生処理、復号処理が施されてD
/A変換回路9に供給される。また、再生データ処理回
路6からの番組データは、特定画像抽出回路3に供給さ
れる。
【0138】特定画像抽出回路3で抽出された1枚又は
複数枚の特定画像のデータは特定画像データ処理回路7
に供給される。特定画像処理回路7では、前記複数枚の
特定画像データを、一つの画像に貼り付けた特定画像一
覧信号を生成し、D/A変換回路9に出力する。また、
特定画像抽出回路3にて抽出された特定画像のデータの
補助情報は、図中破線で示すように、記録データ処理回
路4から記録媒体5に記録されるようになっている。
【0139】D/A変換回路9は、前記特定画像一覧信
号をアナログ信号に変換して、出力信号処理回路10に
供給する。出力信号処理回路10は、前記アナログの特
定画像一覧信号にクロマエンコード等の出力信号処理を
施し、後段のディスプレイに供給する。
【0140】このディスプレイに表示された特定画像一
覧を参照したユーザが再生したい特定画像を指定する
と、再生制御回路8は、特定画像抽出回路3から供給さ
れる特定画像データの補助情報を検索し、特定画像デー
タを含むシーンを例えば連続再生する。
【0141】このAV信号記録再生装置130にて行わ
れる処理手順を前記図11を準用して説明する。このA
V信号記録再生装置130は、前記図11のステップS
57を拡張している。
【0142】すなわち、ステップS57では、特定画像
抽出回路3で抽出した1枚又は複数枚の特定画像のデー
タを、特定画像処理回路7により一つの画像に貼り付け
た特定画像一覧信号を生成してから、D/A変換回路9
によりアナログ信号に変換して、アナログの特定画像一
覧信号にクロマエンコード等の出力信号処理を施し、後
段のディスプレイに供給し、このディスプレイに表示さ
れた特定画像一覧を参照したユーザが再生したい特定画
像を指定すると、特定画像データの補助情報を検索し、
特定画像データを含むシーンを例えば連続再生する。
【0143】以上に説明したように、第4の実施の形態
のAV信号記録再生装置130は、再生時にユーザの指
定する情報に基づいて特定画像を抽出し、その特定画像
のデータを一旦ディスプレイに表示させてから、ユーザ
による選択に合わせて、補助情報を読み出し、その補助
情報に基づいて番組データの再生を制御する。ここで
も、ユーザがさらに情報を指定するのであれば、前記特
定画像の補助情報を検索し、ユーザによる情報指定に合
わせた再生を制御することもできる。
【0144】次に、図13及び図14を参照して第5の
実施の形態のAV信号記録再生装置140について説明
する。このAV信号記録再生装置140は、本件出願人
が特開2000−350124にて開示した技術にした
がって記録した、動画像信号の内容を代表する代表画像
を、再生時に一覧表示し、そこからユーザが選択した画
像に似た特定画像を抽出し、その特定画像のデータの補
助情報に基づいて再生を制御する。
【0145】特開2000−350124にて開示した
技術は、処理のアルゴリズムに基づいてテレビジョン番
組の内容を特徴付ける静止画像を決定することにより、
テレビジョン番組を録画する際、その番組の内容を把握
可能な代表画像を記録するものである。ユーザによる指
定を反映させて代表画像を生成しているのではなく、装
置自体が例えばタイトル文字検出処理、顔検出処理、音
声検出処理を行ってその生成を決定している。そして、
再生系にて複数の代表画像の一覧表示を行うというもの
である。
【0146】AV信号記録再生装置140は、図13に
示すような構成であり、入力信号処理回路1から供給さ
れるアナログAV信号をA/D変換回路2にてディジタ
ルAV信号に変換してから、代表画像生成回路11及び
記録データ処理回路4に供給する。
【0147】代表画像生成回路11は、ディジタルAV
信号の動画像信号を用いて、番組の内容を特徴付ける代
表画像を生成し、記録データ処理回路4に供給する。
【0148】記録データ処理回路4は、A/D変換回路
2から供給されるディジタルAV信号を、例えば、MP
EG(Moving Picture Experts Group)2方式等の所定
の方式を用いて圧縮符号化し、データの消費と供給のバ
ランスをとりながらバッファを介して記録媒体5に記録
する。また、記録データ処理回路4は、代表画像生成回
路11にて生成された前記代表画像にも同様の処理を施
してから記録媒体5に記録する。
【0149】再生データ処理回路6は、記録媒体5に記
録されているAV符号化信号を読み出し、再生フォーマ
ットに従い、例えばEFM復調、エラー訂正、データの
並び換えなどの処理を施し、バッファを介して消費と供
給のバランスを制御し、MPEG2などの所定の方式を
用いて復号し、D/A変換回路9に供給する。また、再
生データ処理回路6は、記録媒体5に記録されている代
表画像のデータも読みだして代表画像表示制御回路12
に供給する。
【0150】代表画像表示制御回路12は、再生データ
処理顔路6から供給される複数の代表画像を、一つの画
像に貼り付けて、代表画像一覧を生成し、その画像デー
タをD/A変換回路9に供給する。
【0151】D/A変換回路9は、再生データ処理回路
6から供給された復号AVデータ、又は代表画像表示制
御回路12から入力される代表画像一覧の画像データを
アナログ信号に変換して出力信号処理回路10に供給す
る。
【0152】出力信号処理回路10は、D/A変換回路
9から供給されるアナログのAV信号、又は代表画像一
覧の画像データにクロマエンコード処理などを施して後
段の例えばディスプレイに出力する。
【0153】さらに、再生系には、出力信号処理回路1
0からディスプレイに表示され、そこでユーザにより指
定された情報に基づいて特定画像を抽出する特定画像抽
出回路3と、この特定画像抽出回路3によって抽出され
た特定画像の補助データに基づいて再生データ処理回路
6における番組データの再生を制御する再生制御回路8
も含まれる。
【0154】次に、AV信号記録再生装置140の動作
の概略を説明する。記録時の動作の概略は以下のとおり
である。テレビジョン放送用の番組の録画時において、
チューナより入力された番組のAV信号には、入力信号
処理回路1においてAGC等の処理が施され、A/D変
換回路2でディジタルAV信号に変換されて代表画像生
成回路11及び記録データ処理回路4に供給される。
【0155】代表画像生成回路11では、ディジタルA
V信号の動画像信号を用いて、番組の内容を特徴付ける
代表画像が生成され、その画像データが記録データ処理
回路5に出力されて記録媒体5に記録される。
【0156】再生時において、記録媒体5に記録されて
いる代表画像は、再生データ処理回路6によって読み出
されて代表画像表示制御回路12に供給される。代表画
像表示制御回路12では、再生データ処理回路6から供
給された複数の代表画像が、一つの画像に貼り付けら
れ、代表画像一覧が生成され、その画像データは、D/
A変換回路9でアナログ信号に変換され、出力信号処理
回路10ではクロマエンコード等が施され、後段のディ
スプレイに供給されて表示される。
【0157】この代表画像一覧の表示を参照したユーザ
がGUIを介して情報を指定すると、特定画像抽出回路
3は前記ユーザにより指定された情報に基づいて前記図
3,図5及び図6に示したような具体例によって特定画
像を抽出し、この特定画像の補助データが再生制御回路
8に供給される。再生制御回路8は、前記特定画像の補
助データに基づいて再生データ処理回路6による前記番
組データの再生を制御する。
【0158】次に、AV信号記録再生装置140にて行
われる処理手順について図14のフローチャートを用い
て説明する。このフローチャートは、AV信号記録再生
装置140が適用するAV信号記録再生方法の具体例で
ある。
【0159】この処理手順は、番組又は番組群を記録媒
体5に記録する記録時に、番組の特徴を示す代表画像を
複数生成して、番組データとともに記録媒体5に記録
し、再生時には、前記代表画像を一覧表示し、そこから
ユーザが選択した画像に似た特定画像を抽出し、その特
定画像のデータの補助情報に基づいて再生を制御する、
という処理である。
【0160】先ず、AV信号記録再生装置140がステ
ップS61にてユーザの指示にしたがって記録をスター
トすると、ステップS62にて代表画像生成回路11は
代表画像を生成する。例えば、代表画像生成回路11
は、記録が開始されたとき、記録処理と並行して、A/
D変換回路2から入力されたAV信号の動画像信号から
所定のサンプリングレート(例えば、1枚/秒)でフレ
ーム画像(静止画像)を抽出する。次に、代表画像生成
回路11は、抽出したフレーム画像にタイトル文字検出
処理を施す。なお、このタイトル文字検出処理は、画面
上に番組タイトルやテロップ等の文字が表示された画像
は、番組の内容を特徴付ける代表画像となり得ることを
根拠として実行される。次に、代表画像生成回路11
は、前記抽出されたフレーム画像に顔検出処理を施す。
次に、代表画像生成回路11は、前記抽出されたフレー
ム画像に音声検出処理を施す。そして、代表画像生成回
路11は、前記各処理にて得られた評価値から前記フレ
ーム画像が代表画像であるか否かを決定する。これまで
の処理を記録が終了するまで繰り返すことにより代表画
像生成回路11は複数の代表画像を生成する。
【0161】次に、AV信号記録再生装置140は、ス
テップS63にて前記複数の代表画像と番組データとを
記録データ処理回路4を介して記録媒体5に記録する。
そして、ステップS64にて番組又は番組群の記録がエ
ンドであると判定すると、ステップS65に進む。記録
がエンドでなければステップS62に戻る。
【0162】ステップS65にてユーザの選択等により
再生がスタートすると、ステップS66にてAV信号記
録再生装置140の再生データ処理回路6は記録媒体5
から番組データと複数の代表画像データとを読み出す。
ここで読み出された複数の代表画像データは代表画像表
示制御回路12に供給され、一つの画像に貼り付けら
れ、代表画像一覧が生成される。その画像データは、D
/A変換回路9でアナログ信号に変換され、出力信号処
理回路10ではクロマエンコード等が施され、後段のデ
ィスプレイに供給されて表示される。
【0163】この代表画像一覧の表示を参照したユーザ
がGUIを介して情報を指定すると、特定画像抽出回路
3はステップS67にて前記ユーザにより指定された情
報に基づいて前記図3,図5及び図6に示したような具
体例によって特定画像を抽出する。
【0164】そして、ステップS68にて再生制御回路
8は、前記特定画像の補助データに基づいて再生データ
処理回路6による前記番組データの再生を制御する。最
後に、ステップS69にて番組又は番組群の再生がエン
ドであると判定すると、このフローを終了する。再生が
エンドでなければステップS66、ステップS67の処
理を繰り返す。
【0165】以上に説明したように、第5の実施の形態
のAV信号記録再生装置140は、記録時に複数の代表
画像を生成し、その代表画像のデータと、番組データを
記録媒体に記録し、再生時に、記録媒体から前記代表画
像のデータを読み出し、それを一旦ディスプレイに表示
させてから、ユーザによる選択に合わせて、特定画像を
抽出し、その補助情報に基づいて番組データの再生を制
御する。
【0166】なお、ここまでに挙げた第1の実施例〜第
5の実施例では、再生制御回路8が、ユーザの指定する
情報に基づいて、以下のように、再生の開始位置、終了
位置を決める。ここで、ユーザが指定する情報とは、前
述したように、野球番組に対して「ヒット又はホームラ
ン」、ニュースでは「スポーツ情報」、「ニュース概要
のみ」、音楽番組では「歌」「トーク」といった番組内に存
在しうる情報である。また、ユーザが指定する情報とし
ては、ユーザによって指定された画像及び画像群でもよ
い。
【0167】先ず、再生の開始位置の対象を以下に挙げ
る。ここで、S−1は開始(スタート)位置の対象の第
1例であり、S−2はスタート位置の対象の第2例であ
り、S−3はスタート位置の対象の第3例であり、S−
4はスタート位置の対象の第4例である。S−1はユー
ザーが指定する情報を含む特定画像である。S−2はユ
ーザーが指定する情報を含む特定画像の直前のシーンチ
ェンジである。S−3は記録時に番組の特定画像として
検出された画像である。S−4は記録時に番組の特定画
像として検出された画像の直前のシーンチェンジであ
る。
【0168】終了位置の対象を以下に挙げる。ここで、
E−1は終了(エンド)位置の対象の第1例であり、E
−2はエンド位置の対象の第2例であり、E−3はエン
ド位置の対象の第3例であり、E−4はエンド位置の対
象の第4例である。E−1はユーザーが指定する情報を
含む特定画像(開始位置より時間的に後)である。E−
2はユーザーが指定する情報を含む特定画像の直後のシ
ーンチェンジである。E−3は記録時に番組の特定画像
として検出された画像である。E−4は記録時に番組の
特定画像として検出された画像の直後のシーンチェンジ
である。
【0169】そして、前述の開始位置の対象と終了位置
の対象とを以下のように組み合わせることにより、再生
制御回路8は再生区間を設定する。 1.再生開始位置をS−1とし、再生終了位置をE−1
として、この区間を再生区間とした再生を行う。 2.再生開始位置をS−1とし、再生終了位置をE−2
として、この区間を再生区間とした再生を行う。 3.再生開始位置をS−1とし、再生終了位置をE−3
として、この区間を再生区間とした再生を行う。 4.再生開始位置をS−1とし、再生終了位置をE−4
として、この区間を再生区間とした再生を行う。 5.再生開始位置をS−2とし、再生終了位置をE−1
として、この区間を再生区間とした再生を行う。 6.再生開始位置をS−2とし、再生終了位置をE−2
として、この区間を再生区間とした再生を行う。 7.再生開始位置をS−2とし、再生終了位置をE−3
として、この区間を再生区間とした再生を行う。 8.再生開始位置をS−2とし、再生終了位置をE−4
として、この区間を再生区間とした再生を行う。 9.再生開始位置をS−3とし、再生終了位置をE−1
として、この区間を再生区間とした再生を行う。 10.再生開始位置をS−3とし、再生終了位置をE−
2として、この区間を再生区間とした再生を行う。 11.再生開始位置をS−3とし、再生終了位置をE−
3として、この区間を再生区間とした再生を行う。 12.再生開始位置をS−3とし、再生終了位置をE−
4として、この区間を再生区間とした再生を行う。 13.再生開始位置をS−4とし、再生終了位置をE−
1として、この区間を再生区間とした再生を行う。 14.再生開始位置をS−4とし、再生終了位置をE−
2として、この区間を再生区間とした再生を行う。 15.再生開始位置をS−4とし、再生終了位置をE−
3として、この区間を再生区間とした再生を行う。 16.再生開始位置をS−4とし、再生終了位置をE−
4として、この区間を再生区間とした再生を行う。
【0170】そして、再生制御回路8は、前記の再生開
始位置と再生終了位置の組み合わせを用い、以下のよう
にして再生を行う。すなわち、 1.上記の再生開始位置から再生を行い、その後再生終
了位置に到達した場合、現在位置より後ろに存在し且つ
開始位置となりうる画面及びその情報を検索し、存在し
た場合にそれを再生開始位置として再生を行う。これに
より連続的な自動再生が可能となる。 2.上記の再生開始位置から再生を行い、その後再生終
了位置に到達した場合、ユーザーがリモコン等のキー操
作によって現在位置より前後にあり、且つ開始位置とな
りうる画面及びその情報を検索し、存在した場合にそれ
を再生開始位置とし再生を行う。これにより、例えば頭
だしキーなどによって所望の代表画面からサーチを行う
ことができる。いわゆる、手動による連続再生が可能と
なる。 3.上記の再生開始位置から再生を行いその後、ユーザ
ーがリモコン等のキー操作によって1.で示す連続的な
自動再生を行うか通常の再生(終了位置 E−数字 と
なっても再生を続ける)を行うかの切り替えを可能と
し、その状態(モード)に適合する再生を行う。 4.上記の再生開始位置から再生を行いその後、ユーザ
ーがGUI又はリモコン等のキー操作によって指定(設
定)した再生時間の間再生を行う。 5.前記1.と4.を合わせた再生を行う。 6.前記2.と4.を合わせた再生を行う。
【0171】これまでの実施の形態では、具体例とし
て、野球番組を対象とし、ユーザが指定した画像と似て
いる画像を特定画像として抽出する方法を示したが、他
のジャンルの番組に関してもタイトル画像、顔が出てい
る画像、テロップ画像及び音声信号を用いる方法も組み
合わせて画像及びその情報を抽出することによって、記
録された番組内において番組の内容を理解するのに必要
である画像又はユーザが所望する画像及び情報のみを自
動的かつ連続的に再生を行うことも可能である。
【0172】以下には、前記第5の実施の形態のAV信
号記録再生装置140にて、音楽番組を対象とする場合
を挙げる。再生時にユーザーによって歌のシーンのみを
再生するように設定されるものとする。この場合の一連
の処理を図15に示す。ただし、対象とする番組におい
て代表画像が1つ無いし複数存在しているものとする。
【0173】ステップS71にて特定画像の抽出を開始
すると、これら既存の代表画像の中から、音楽部分のみ
を検出するにはステップS72にて音声情報から人の会
話部分か音楽が流れている部分かを判別することが必要
となる。この場合、特定画像抽出回路3では、音のレベ
ルや音声の存在の連続性などを用いた検出を行うことに
なる。また音楽部分であると判断した場合または判断し
がたい部分に対して上記検出に加えて、ステップS73
のテロップ検出によってテロップが存在すると判断した
場合、音楽部分である可能性が高いと判断でき、特定画
像とすることができる。よってこの音楽が流れていると
判断されたシーンの最も前に位置する画像を音楽部分の
先頭とすることができ、番組の内容を理解するのに必要
である画像又はユーザーが所望する画像としては有効で
あると考えられる。その後、AV信号記録再生装置14
0は、ステップS74からステップS75にて音楽部分
のみを自動的かつ連続的に再生する。
【0174】なお、これまでは、番組内の任意の画像と
似ている画像、及びタイトル画像、顔が出ている画像、
テロップ画像や音声信号を用いる方法を用いて特定画像
を検出したが、放送局やその他の情報配信システムが抽
出の対象となる画像或いは情報を提供してきたのであれ
ば、それを用いて記録時に番組内の画像及び情報の抽出
を行い、再生時に記録された番組内から必要とする情報
のみを抽出し自動的且つ連続的に再生を行うことも可能
である。
【0175】また、本発明では、記録時に番組内から必
要とする映像情報及び音声情報を上記方法を用いて抽出
し、再生時に抽出された映像情報及び音声情報をもとに
番組の内容を理解するのに必要である画像又はユーザー
が所望する画像及び情報を自動的かつ連続的に再生する
具体例の他、ユーザーがリモコンやそれに代わる入力装
置から所望する映像情報及び音声情報の検索及び再生を
手動で行うことも可能である。
【0176】また、前記いくつかの実施の形態では、再
生の対象が記録された1つの番組及びその一部から特定
画像を抽出するのはもちろん、記録された複数の番組に
対してその番組群の中から特定のジャンルやユーザーが
必要とする情報をもつ番組を1つ或いは複数抽出し、自
動或いは手動で再生することも可能である。
【0177】これは複数記録された番組が存在する場合
においてユーザーが所望するジャンルの番組を連続で再
生したい場合、番組内で抽出された映像情報及び音声情
報をもとに、記録された複数の番組の中からユーザーが
所望するジャンルに適合する番組を判別し再生する場合
に有効である。
【0178】なお、前記各実施の形態のAV信号記録再
生装置に入力するAV信号は、テレビジョン番組には限
定されず、例えば、ビデオカメラを用いて撮像したAV
信号を入力してその特定画像や代表画像を記録するよう
にしてもよい。
【0179】また、前記各実施の形態のAV信号記録再
生装置においては、番組のAVデータと特定画像とを同
一の記録媒体に記録するようにしたが、それぞれを異な
る記録媒体に記録するようにしてもかまわない。
【0180】ところで、上述した一連の処理は、ハード
ウェアにより実行されることもできるが、ソフトウェア
により実行させることもできる。一連の処理をソフトウ
ェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構
成するプログラムが、専用のハードウェアとしてのAV
信号記録再生装置に組み込まれているコンピュータ、ま
たは、各種のプログラムをインストールすることで、各
種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソ
ナルコンピュータなどにインストールされる。
【0181】次に、図16を参照して、上述した一連の
処理を実行するプログラムをコンピュータにインストー
ルし、コンピュータによって実行可能な状態とするため
に用いられる媒体について、そのコンピュータが汎用の
パーソナルコンピュータである場合を例として説明す
る。
【0182】プログラムは、図16の(A)に示すよう
に、パーソナルコンピュータ301に内蔵されている記
録媒体としてのハードディスク302や半導体メモリ3
03に予めインストールした状態でユーザに提供するこ
とができる。
【0183】あるいはまた、プログラムは、図16の
(B)に示すように、フレキシブルディスク311、C
D−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)312、
MO(Magneto Optical)ディスク313、DVD(Digita
l Versatile Disc)314、磁気ディスク315、半導
体メモリ316などの記録媒体に、一時的あるいは永続
的に格納し、パッケージソフトウエアとして提供するこ
とができる。
【0184】さらに、プログラムは、図16の(C)に
示すように、ダウンロードサイト321から、無線で衛
星322を介して、パーソナルコンピュータ301に転
送したり、ローカルエリアネットワーク、インターネッ
トといったネットワーク331を介して、有線または無
線でパーソナルコンピュータ301に転送し、パーソナ
ルコンピュータ301において、内蔵するハードディス
ク302などに格納させることができる。
【0185】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0186】パーソナルコンピュータ301は、例え
ば、図17に示すように、CPU(CentralProccessing
Unit)341を内蔵している。CPU341にはバス3
41を介して、入出力インタフェース345が接続され
ており、CPU342は、入出力インタフェース345
を介して、ユーザから、キーボード、マウスなどよりな
る入力部347から指令が入力されると、それに対応し
て、図16の(A)の半導体メモリ303に対応するR
OM(Read Only Memory)343に格納されているプログ
ラム、衛生322もしくはネットワーク331から転送
され、通信部348により受信され、さらにハードディ
スク302にインストールされたプログラム、またはド
ライブ349に装着されたフロッピディスク311、C
D−ROM312、MOディスク313、DVD31
4、もしくは磁気ディスク315から読み出され、ハー
ドディスク302にインストールされたプログラムを、
RAM(Random Access Memory) 344にロードして実
行する。さらに、CPU342は、その処理結果を、例
えば、入出力インタフェース345を介して、LCD(L
iquid Crystal Display)などよりなる表示部346に必
要に応じて出力する。
【0187】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0188】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録する番組の内容を理解するのに十分な画像及び音声
やユーザーが所望する画像及びその情報を記録時又は再
生時に保存しておくことにより以下のような効果が得ら
れる。
【0189】記録時に抽出した番組の画像の場所や時間
帯などの情報及びその画面自体を保存しておくことがで
き、ユーザーは再生時に上記の画像及び情報を容易に参
照し所望する画像及びそれを含むシーンのみを容易に見
ることが可能となる。これらは、時間的に番組全てを見
るのが困難な場合や、記録媒体の記録容量が多くなり大
量の番組を記録した時に、それら多くの番組群の中から
ユーザーが所望するジャンルや画面を含む番組を検索す
るときに、短時間で所望する映像情報及び音声情報を取
得したい場合に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のAV信号記録再生装置を示
すブロック図である。
【図2】前記第1の実施の形態のAV信号記録再生装置
が実行する処理手順を示すフローチャートである。
【図3】特定画像抽出処理の第1具体例の手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】ユーザが指定する情報から設定した基準画像か
ら基準ヒストグラムを作成するときの画像のブロック分
割を示す図である。
【図5】特定画像抽出処理の第2具体例の手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】特定画像抽出処理の第3具体例の手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】特定画像抽出処理の第3具体例の手順にしたが
って、ヒット又はホームランを打った場面を自動的に連
続再生する動作を説明するときの用語を説明するための
図である。
【図8】再生制御回路にて行われる手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】第2の実施の形態のAV信号記録再生装置を示
すブロック図である。
【図10】第3の実施の形態のAV信号記録再生装置を
示すブロック図である。
【図11】第3の実施の形態のAV信号記録再生装置が
実行する処理手順を示すフローチャートである。
【図12】第4の実施の形態のAV信号記録再生装置を
示すブロック図である。
【図13】第5の実施の形態のAV信号記録再生装置を
示すブロック図である。
【図14】第5の実施の形態のAV信号記録再生装置が
実行する処理手順を示すフローチャートである。
【図15】第5の実施の形態のAV信号記録再生装置が
実行する他の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】プログラムをコンピュータにインストール
し、コンピュータによって実行可能な状態とするために
用いられる媒体を示す図である。
【図17】コンピュータのブロック図である。
【符号の説明】
1 入力信号処理回路、2 A/D変換回路、3 特定
画像抽出回路、4 記録データ処理回路、5 記録媒
体、6 再生データ処理回路、8 再生制御回路、9
D/A変換回路、10 出力信号処理回路、11 代表
画像生成回路、12 代表画像表示制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/10 H04N 5/76 B H04N 5/76 5/91 N (72)発明者 長徳 弘一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AA01 AB02 AC08 CC01 DD04 5C053 FA14 FA21 FA23 GB38 HA29 KA25 LA07 5D044 AB05 AB07 BC01 BC04 CC04 DE03 DE15 DE23 GK12 HL11 HL14 5D077 AA22 AA29 AA30 BA09 HA07 HD04 5D110 AA13 AA16 AA17 AA27 AA29 BB27 CA05 CA43 CB07 CF05 DA20 DB02 EA08 EA17 FA09

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号及び音声信号よりなる番組を記
    録媒体に記録すると共に再生する信号記録再生装置にお
    いて、 前記番組の内容を理解するための特定画像を抽出する特
    定画像抽出手段と、 前記特定画像抽出手段で抽出された前記特定画像の少な
    くとも補助情報と、前記番組のデータに記録のための処
    理を施して前記記録媒体に記録する記録データ処理手段
    と、 前記記録媒体から前記番組データ、前記特定画像の少な
    くとも補助情報を読み出して再生処理を施す再生データ
    処理手段と、 前記再生データ処理手段で再生された前記特定画像の少
    なくとも補助情報を基に、前記番組のデータの前記再生
    データ処理手段による再生を制御する再生制御手段とを
    備えることを特徴とする信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記特定画像抽出手段は記録時にユーザ
    が手動で所望した情報に基づいて前記番組の内容を理解
    するための特定画像を抽出することを特徴とする請求項
    1記載の信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記特定画像抽出手段は記録時にユーザ
    が手動で所望した画像に基づいて前記番組の内容を理解
    するための特定画像を抽出することを特徴とする請求項
    1記載の信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記特定画像抽出手段は前記番組のデー
    タに付加されてきた複数の画像の中からユーザが選択し
    た画像に基づいて前記番組の内容を理解するための特定
    画像を抽出することを特徴とする請求項1記載の信号記
    録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記再生データ処理手段は前記特定画像
    の補助情報を前記記録媒体から読み出して前記再生制御
    手段に供給し、前記再生制御手段は前記特定画像の補助
    情報を用いて前記番組のデータの前記再生データ処理手
    段による再生を制御することを特徴とする請求項1記載
    の信号記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記再生制御手段はユーザの操作に応
    じ、前記特定画像の補助情報が示す特定画像を含む前記
    番組のデータの前記再生データ処理手段による再生を制
    御することを特徴とする請求項1記載の信号記録再生装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記録データ処理手段は、前記特定画
    像抽出手段が抽出した特定画像の補助情報と共に前記特
    定画像のデータそのものも前記記録媒体に記録すること
    を特徴とする請求項1記載の信号記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記記録データ処理手段は、前記特定画
    像のデータ及びその補助情報を前記番組のデータとは異
    なる領域に記録することを特徴とする請求項7記載の信
    号記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記特定画像抽出手段で抽出された前記
    特定画像のデータに表示のための処理を施す特定画像処
    理手段をさらに備え、前記再生制御手段は前記特定画像
    処理手段にて表示のための処理が施された前記特定画像
    データの表示に対するユーザの選択に応じて前記番組の
    データの前記再生データ処理手段による再生を制御する
    ことを特徴とする請求項7記載の信号記録再生装置。
  10. 【請求項10】 映像信号及び音声信号よりなる番組を
    記録媒体に記録すると共に再生するための信号記録再生
    方法において、 前記番組の内容を理解するための特定画像を抽出する特
    定画像抽出工程と、 前記特定画像抽出工程で抽出された前記特定画像の少な
    くとも補助情報と、前記番組のデータに記録のための処
    理を施して前記記録媒体に記録する記録データ処理工程
    と、 前記記録媒体から前記番組のデータ、前記特定画像の少
    なくとも補助情報とを読み出して再生処理を施す再生デ
    ータ処理工程と、 前記再生データ処理工程で再生された前記特定画像の少
    なくとも補助情報を基に、前記番組のデータの前記再生
    データ処理手段による再生を制御する再生制御工程とを
    備えることを特徴とする信号記録再生方法。
  11. 【請求項11】 前記特定画像抽出工程は記録時にユー
    ザが手動で所望した情報に基づいて前記番組の内容を理
    解するための特定画像を抽出することを特徴とする請求
    項10記載の信号記録再生方法。
  12. 【請求項12】 前記特定画像抽出工程は記録時にユー
    ザが手動で所望した画像に基づいて前記番組の内容を理
    解するための特定画像を抽出することを特徴とする請求
    項10記載の信号記録再生方法。
  13. 【請求項13】 前記特定画像抽出工程は前記番組のデ
    ータに付加されてきた複数の画像の中からユーザが選択
    した画像に基づいて前記番組の内容を理解するための特
    定画像を抽出することを特徴とする請求項10記載の信
    号記録再生方法。
  14. 【請求項14】 前記再生データ処理工程は前記特定画
    像の補助情報を前記記録媒体から読み出して前記再生制
    御工程に供給し、前記再生制御工程は前記特定画像の補
    助情報を用いて前記番組のデータの前記再生データ処理
    工程による再生を制御することを特徴とする請求項10
    記載の信号記録再生方法。
  15. 【請求項15】 前記再生制御工程はユーザの操作に応
    じ、前記特定画像の補助情報が示す特定画像を含む前記
    番組のデータの前記再生データ処理工程による再生を制
    御することを特徴とする請求項10記載の信号記録再生
    方法。
  16. 【請求項16】 前記記録データ処理工程は、前記特定
    画像工程手段が抽出した特定画像の補助情報と共に前記
    特定画像のデータそのものも前記記録媒体に記録するこ
    とを特徴とする請求項10記載の信号記録再生装置。
  17. 【請求項17】 前記記録データ処理工程は、前記特定
    画像のデータ及びその補助情報を前記番組のデータとは
    異なる領域に記録することを特徴とする請求項10記載
    の信号記録再生方法。
  18. 【請求項18】 前記特定画像抽出工程で抽出された前
    記特定画像のデータに表示のための処理を施す特定画像
    処理工程をさらに備え、前記再生制御工程は前記特定画
    像処理工程にて表示のための処理が施された前記特定画
    像データの表示に対するユーザの選択に応じて前記番組
    のデータの前記再生データ処理工程による再生を制御す
    ることを特徴とする請求項16記載の信号記録再生方
    法。
  19. 【請求項19】 映像信号及び音声信号よりなる番組を
    記録媒体に記録すると共に再生する信号記録再生装置に
    よって実行される信号記録再生プログラムを記録してい
    る媒体において、 前記番組の内容を理解するための特定画像を抽出する特
    定画像抽出工程と、 前記特定画像抽出工程で抽出された前記特定画像の少な
    くとも補助情報と、前記番組のデータに記録のための処
    理を施して前記記録媒体に記録する記録データ処理工程
    と、 前記記録媒体から前記番組のデータ、前記特定画像の少
    なくとも補助情報とを読み出して再生処理を施す再生デ
    ータ処理工程と、 前記再生データ処理工程で再生された前記特定画像の少
    なくとも補助情報を基に、前記番組のデータの前記再生
    データ処理手段による再生を制御する再生制御工程と を備えることを特徴とする信号記録プログラムを記録し
    ている媒体。
  20. 【請求項20】 映像信号及び音声信号よりなる番組を
    記録媒体に記録すると共に再生する信号記録再生装置に
    おいて、 少なくとも前記番組のデータに記録のための処理を施し
    て前記記録媒体に記録する記録データ処理手段と、 前記記録媒体から前記番組のデータを読み出して再生処
    理を施す再生データ処理手段と、 前記再生データ処理手段からの前記番組データから前記
    番組の内容を理解するための特定画像を抽出する特定画
    像抽出手段と、 前記特定画像抽出手段で抽出された前記特定画像の少な
    くとも補助情報を基に、前記番組のデータの前記再生デ
    ータ処理手段による再生を制御する再生制御手段とを備
    えることを特徴とする信号記録再生装置。
  21. 【請求項21】 前記再生制御手段は、ユーザによって
    所望された特定画像に対応する前記番組のデータを前記
    再生データ処理手段に自動再生させることを特徴とする
    請求項20記載の信号記録再生装置。
  22. 【請求項22】 前記特定画像抽出手段は、再生時にユ
    ーザが手動で所望した情報に基づいて前記番組の内容を
    理解するための特定画像を抽出することを特徴とする請
    求項20記載の信号記録再生装置。
  23. 【請求項23】 前記特定画像抽出手段は、再生時にユ
    ーザが手動で所望した画像に基づいて前記番組の内容を
    理解するための特定画像を抽出することを特徴とする請
    求項20記載の信号記録再生装置。
  24. 【請求項24】 前記特定画像抽出手段で抽出された
    前記特定画像のデータに表示のための処理を施す特定画
    像処理手段をさらに備え、前記再生制御手段は前記特定
    画像処理手段にて表示のための処理が施された前記特定
    画像データの表示に対するユーザの選択に応じて前記番
    組のデータの前記再生データ処理手段による再生を制御
    することを特徴とする請求項20記載の信号記録再生装
    置。
  25. 【請求項25】 映像信号及び音声信号よりなる番組を
    記録媒体に記録すると共に再生するための信号記録再生
    方法において、 少なくとも前記番組のデータに記録のための処理を施し
    て前記記録媒体に記録する記録データ処理工程と、 前記記録媒体から前記番組のデータを読み出して再生処
    理を施す再生データ処理工程と、 前記再生データ処理工程からの前記番組データから前記
    番組の内容を理解するための特定画像を抽出する特定画
    像抽出工程と、 前記特定画像抽出工程で抽出された前記特定画像の少な
    くとも補助情報を基に、前記番組のデータの前記再生デ
    ータ処理工程による再生を制御する再生制御工程とを備
    えることを特徴とする信号記録再生方法。
  26. 【請求項26】 前記再生制御工程は、ユーザによって
    所望された特定画像に対応する前記番組のデータを前記
    再生データ処理工程に自動再生させることを特徴とする
    請求項25記載の信号記録再生方法。
  27. 【請求項27】 前記特定画像抽出工程は、再生時にユ
    ーザが手動で所望した情報に基づいて前記番組の内容を
    理解するための特定画像を抽出することを特徴とする請
    求項25記載の信号記録再生方法。
  28. 【請求項28】 前記特定画像抽出工程は、再生時にユ
    ーザが手動で所望した画像に基づいて前記番組の内容を
    理解するための特定画像を抽出することを特徴とする請
    求項25記載の信号記録再生方法。
  29. 【請求項29】 前記特定画像抽出工程で抽出された
    前記特定画像のデータに表示のための処理を施す特定画
    像処理工程をさらに備え、前記再生制御工程は前記特定
    画像処理工程にて表示のための処理が施された前記特定
    画像データの表示に対するユーザの選択に応じて前記番
    組のデータの前記再生データ処理工程による再生を制御
    することを特徴とする請求項25記載の信号記録再生方
    法。
  30. 【請求項30】 映像信号及び音声信号よりなる番組を
    記録媒体に記録すると共に再生する信号記録再生装置に
    実行される信号記録再生プログラムを記録している媒体
    において、 少なくとも前記番組のデータに記録のための処理を施し
    て前記記録媒体に記録する記録データ処理工程と、 前記記録媒体から前記番組のデータを読み出して再生処
    理を施す再生データ処理工程と、 前記再生データ処理工程からの前記番組データから前記
    番組の内容を理解するための特定画像を抽出する特定画
    像抽出工程と、 前記特定画像抽出工程で抽出された前記特定画像の少な
    くとも補助情報を基に、前記番組のデータの前記再生デ
    ータ処理工程による再生を制御する再生制御工程とを備
    えることを特徴とする信号記録再生プログラムを記録し
    ている媒体。
  31. 【請求項31】 映像信号及び音声信号よりなる番組を
    記録媒体に記録すると共に再生する信号記録再生装置に
    おいて、 前記番組の代表画像を生成する代表画像生成手段と、 前記代表画像生成手段で生成された前記代表画像のデー
    タと、前記番組のデータとに記録のための処理を施す記
    録データ処理手段と、 前記記録媒体から前記番組のデータと前記代表画像のデ
    ータとを読み出して再生処理を施す再生データ処理手段
    と、 前記再生データ処理手段が前記記録媒体から再生した前
    記代表画像のデータからユーザが選択した画像に相似し
    た特定画像を抽出する特定画像抽出手段と、 前記特定画像抽出手段で抽出された前記特定画像の少な
    くとも補助情報を基に、前記番組のデータの前記再生デ
    ータ処理手段による再生を制御する再生制御手段とを備
    えることを特徴とする信号記録再生装置。
  32. 【請求項32】 前記再生制御手段は、前記特定画像の
    データのうちのユーザによって所望された特定画像デー
    タに対応する前記番組のデータを前記再生データ処理手
    段に自動再生させることを特徴とする請求項31記載の
    信号記録再生装置。
  33. 【請求項33】 前記特定画像抽出手段は、再生時にユ
    ーザが手動で所望した情報に基づいて前記番組の内容を
    理解するための特定画像を抽出することを特徴とする請
    求項31記載の信号記録再生装置。
  34. 【請求項34】 前記特定画像抽出手段は、再生時にユ
    ーザが手動で所望した画像に基づいて前記番組の内容を
    理解するための特定画像を抽出することを特徴とする請
    求項31記載の信号記録再生装置。
  35. 【請求項35】 前記特定画像抽出手段で抽出された
    前記特定画像に表示のための処理を施す特定画像処理手
    段をさらに備え、前記再生制御手段は前記特定画像処理
    手段にて表示のための処理が施された前記特定画像デー
    タの表示に対するユーザの選択に応じて前記番組のデー
    タの前記再生データ処理手段による再生を制御すること
    を特徴とする請求項31記載の信号記録再生装置。
  36. 【請求項36】 映像信号及び音声信号よりなる番組を
    記録媒体に記録すると共に再生するための信号記録再生
    方法において、 前記番組の代表画像を生成する代表画像生成工程と、 前記代表画像生成工程で生成された前記代表画像のデー
    タと、前記番組のデータとに記録のための処理を施す記
    録データ処理工程と、 前記記録媒体から前記番組のデータと前記代表画像のデ
    ータとを読み出して再生処理を施す再生データ処理工程
    と、 前記再生データ処理工程が前記記録媒体から再生した前
    記代表画像のデータからユーザが選択した画像に相似し
    た特定画像を抽出する特定画像抽出工程と、前記特定画
    像抽出工程で抽出された前記特定画像の少なくとも補助
    情報を基に 、前記番組のデータの前記再生データ処理手段による再
    生を制御する再生制御工程とを備えることを特徴とする
    信号記録再生方法。
  37. 【請求項37】 前記再生制御工程は、前記特定画像の
    データのうちのユーザによって所望された特定画像デー
    タに対応する前記番組のデータを前記再生データ処理工
    程に自動再生させることを特徴とする請求項36記載の
    信号記録再生方法。
  38. 【請求項38】 前記特定画像抽出工程は、再生時にユ
    ーザが手動で所望した情報に基づいて前記番組の内容を
    理解するための特定画像を抽出することを特徴とする請
    求項36記載の信号記録再生方法。
  39. 【請求項39】 前記特定画像抽出工程は、再生時にユ
    ーザが手動で所望した画像に基づいて前記番組の内容を
    理解するための特定画像を抽出することを特徴とする請
    求項36記載の信号記録再生方法。
  40. 【請求項40】 前記特定画像抽出工程で抽出された
    前記特定画像に表示のための処理を施す特定画像処理工
    程をさらに備え、前記再生制御工程は前記特定画像処理
    工程にて表示のための処理が施された前記特定画像デー
    タの表示に対するユーザの選択に応じて前記番組のデー
    タの前記再生データ処理工程による再生を制御すること
    を特徴とする請求項36記載の信号記録再生方法。
  41. 【請求項41】 映像信号及び音声信号よりなる番組を
    記録媒体に記録すると共に再生する信号記録再生装置に
    よって実行される信号記録再生プログラムを記録してい
    る媒体において、 前記番組の代表画像を生成する代表画像生成工程と、 前記代表画像生成工程で生成された前記代表画像のデー
    タと、前記番組のデータとに記録のための処理を施す記
    録データ処理工程と、 前記記録媒体から前記番組のデータと前記代表画像のデ
    ータとを読み出して再生処理を施す再生データ処理工程
    と、 前記再生データ処理工程が前記記録媒体から再生した前
    記代表画像のデータからユーザが選択した画像に相似し
    た特定画像を抽出する特定画像抽出工程と、 前記特定画像抽出工程で抽出された前記特定画像の少な
    くとも補助情報を基に、前記番組のデータの前記再生デ
    ータ処理手段による再生を制御する再生制御工程とを備
    えることを特徴とする信号記録再生プログラムを記録し
    ている媒体。
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