JP2008234798A - キューポイント設定装置及び方法、並びに情報再生装置及び情報記録装置 - Google Patents

キューポイント設定装置及び方法、並びに情報再生装置及び情報記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008234798A
JP2008234798A JP2007076790A JP2007076790A JP2008234798A JP 2008234798 A JP2008234798 A JP 2008234798A JP 2007076790 A JP2007076790 A JP 2007076790A JP 2007076790 A JP2007076790 A JP 2007076790A JP 2008234798 A JP2008234798 A JP 2008234798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cue point
information
input
time
instruction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007076790A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Yamada
崇雄 山田
Hirosuke Ito
裕輔 伊藤
Naoki Ishigaki
直樹 石垣
Noboru Hakawara
昇 波瓦
Masatoshi Watanabe
雅利 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2007076790A priority Critical patent/JP2008234798A/ja
Publication of JP2008234798A publication Critical patent/JP2008234798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】ユーザがキューポイントとして設定したい時点をキューポイントとして容易に設定可能とする。
【解決手段】キューポイント設定装置は、記録中又は再生中の情報に対して頭出し再生開始位置を示すキューポイントを指定するための第1指示を外部から入力可能な第1指示入力手段(31)と、記録中又は再生中の情報における第1指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻をキューポイントとして設定するキューポイント設定手段(41)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばDVDプレーヤ等の情報再生装置や例えばDVDレコーダ等の情報記録装置に用いられるキューポイント設定装置及び方法、並びに該キューポイント設定装置を備える情報再生装置及び情報記録装置の技術分野に関する。
近年、CDやDVD等の情報記録媒体に記録されている情報を再生する情報再生装置では、頭出し再生機能を備えたものが普及している。頭出し再生機能は、キューポイント或いはキュー点(Cue Point)と呼ばれる位置を検索して情報再生を開始する機能であり、例えばユーザ等がキューポイントとして所望の情報の記録位置(即ち、情報の時間軸上における時刻)を予め登録しておき、再生中にキューポイントを指定すると、現在再生中の位置からキューポイントの位置へ自動的にジャンプして情報再生を開始させることができる。
例えば特許文献1では、撮影中、カセットに半導体メモリが設けられたテープ状記録媒体に、適切にカット決めを行いながら、その半導体メモリに、キューポイントを記録する方法が開示されている。
特許第3772374号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術によれば、ユーザが撮影中の映像を見てキューポイントであると判断した時点或いはその後の時点がキューポイントとして設定される。このため、キューポイントは、ユーザが本来キューポイントとして設定したい時点から遅れた時点に設定されてしまうおそれがあるという技術的問題点がある。例えば、スポーツ映像を撮影している場合、ユーザは注目すべきプレーが開始された時点をキューポイントとして設定したいにもかかわらず、ユーザがキューポイントであると判断する時点はそのプレーが開始された時点から遅れることが多く、そのプレーが開始された時点から遅れた時点がキューポイントとして設定されてしまうおそれがある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、ユーザがキューポイントとして設定したい時点をキューポイントとして容易に設定可能なキューポイント設定装置及び方法、並びに情報再生装置及び情報記録装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載のキューポイント設定装置は、記録中又は再生中の情報に対して頭出し再生開始位置を示すキューポイントを設定するキューポイント設定装置であって、前記キューポイントを指定するための第1指示を外部から入力可能な第1指示入力手段と、前記情報における前記第1指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定手段とを備える。
上記課題を解決するために請求項9に記載のキューポイント設定方法は、記録中又は再生中の情報に対して頭出し再生開始位置を示すキューポイントを設定するキューポイント設定方法であって、前記キューポイントを指定するための指示を外部から入力する指示入力工程と、前記情報における前記指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定工程とを備える。
上記課題を解決するために請求項10に記載の情報再生装置は、情報を再生する情報再生手段と、前記再生中の情報に対する頭出し再生開始位置を示すキューポイントを指定するための指示を外部から入力可能な指示入力手段と、前記情報における前記指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定手段とを備える。
上記課題を解決するために請求項11に記載の情報記録装置は、情報を記録する情報記録手段と、前記記録中の情報に対する頭出し再生開始位置を示すキューポイントを指定するための指示を外部から入力可能な指示入力手段と、前記情報における前記指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定手段とを備える。
以下、発明を実施するための最良の形態として、本発明のキューポイント設定装置及び方法、並びに情報性再生装置及び情報記録装置の各々に係る実施形態について順に説明する。
(キューポイント設定装置の実施形態)
本発明のキューポイント設定装置に係る実施形態は、記録中又は再生中の情報に対して頭出し再生開始位置を示すキューポイントを設定するキューポイント設定装置であって、前記キューポイントを指定するための第1指示を外部から入力可能な第1指示入力手段と、前記情報における前記第1指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定手段とを備える。
本発明のキューポイント設定装置に係る実施形態によれば、例えばビデオカメラによって撮影された映像が情報として記録される記録中や外部記録媒体に記録された情報が例えばDVDプレーヤ等の再生手段によって再生される再生中に、該記録中の情報や該再生中の情報に対してキューポイントが設定される。本発明に係る「キューポイント」とは、記録中又は再生中の情報の時間軸における頭出し再生開始位置(或いは頭出し再生開始時刻)であり、キューポイントが設定された後の情報(即ち、キューポイントが設定済みの情報)に対してユーザからの頭出し再生開始の指示がなされると、情報はキューポイントから頭出し再生される。
第1指示入力手段は、キューポイントを指定するための第1指示を外部から入力可能であり、例えば外部入力ボタン等を含んで構成される。第1指示は、情報の記録中又は再生中に、ユーザがキューポイントを指定したい場合に、キューポイントを指定したい旨を示す指示として入力される。
本実施形態では特に、キューポイント設定手段は、記録中又は再生中の情報における第1指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻(言い換えれば、所定時間だけ過去の時点)をキューポイントとして設定する。よって、記録中又は再生中の情報に対して、ユーザが本来キューポイントとして設定したい時刻に殆ど或いは完全に一致した時刻をキューポイントとして設定することができる。即ち、記録中又は再生中の情報における第1指示が入力された時刻が、ユーザが本来キューポイントとして設定したい時刻よりも遅れた時刻であっても、第1指示が入力された時刻から所定時間だけ遡った過去の時刻がキューポイントとして設定されるので、設定されたキューポイントとユーザが本来キューポイントとして設定したい時刻との差を殆ど或いは完全に無くすことができる。言い換えれば、記録中又は再生中の情報における第1指示が入力された時刻とユーザが本来キューポイントとして設定したい時刻との差を補償して、キューポイントを設定することができる。
本発明のキューポイント設定装置に係る実施形態の一態様では、前記所定時間は、予め定められた固定時間である。
この態様によれば、所定時間は、例えば記録中又は再生中の情報の内容に応じて、固定時間として予め定められる。よって、当該キューポイント設定装置を比較的単純な構成とすることができる。
本発明のキューポイント設定装置に係る実施形態の他の態様では、前記所定時間を指定するための第2指示を外部から入力可能な第2指示入力手段を更に備え、前記キューポイント設定手段は、前記第1指示が入力された時刻から前記第2指示が入力された時刻までの時間を前記所定時間として前記キューポイントを設定する。
この態様によれば、ユーザは、第1指示に続いて第2指示を入力することにより、所定時間の長さを調節することが可能である。
本発明のキューポイント設定装置に係る実施形態の他の態様では、前記情報は、動画像情報を含み、前記動画像情報の少なくとも一部分を複数の静止画像として抽出し、該複数の静止画像を一時記録媒体に記録する静止画像記録手段と、前記第1指示が入力されると、前記複数の静止画像を表示する静止画像表示手段と、前記表示された複数の静止画像のうち一の静止画像を選択する静止画像選択手段とを更に備え、前記キューポイント設定手段は、前記一の静止画像の前記情報における時刻を前記キューポイントとして設定する。
この態様によれば、ユーザは、第1指示が入力される前に記録又は再生された動画像情報から抽出された複数の静止画像のうち一の静止画像を選択することにより、キューポイントを指定することができる。よって、ユーザがキューポイントとして設定したい時刻を、キューポイントとして容易に設定することができる。
本発明のキューポイント設定装置に係る実施形態の他の態様では、前記情報は、動画像情報を含み、前記動画像情報の少なくとも一部分を一時記録媒体に記録する動画像記録手段と、前記第1指示が入力されると、前記少なくとも一部分を逆再生して表示する逆再生表示手段と、前記逆再生中に前記キューポイントを設定するための第3指示を外部から入力可能な第3指示入力手段とを更に備え、前記キューポイント設定手段は、前記情報における前記第3指示が入力された時刻を前記キューポイントとして設定する。
この態様によれば、ユーザは、逆再生される動画像情報を確認して、キューポイントを指定することができる。よって、ユーザがキューポイントとして設定したい時刻を、キューポイントとして容易に設定することができる。
尚、逆再生表示手段は、逆再生する際、逆再生する速度など再生状態を変更可能に構成してもよい。
本発明のキューポイント設定装置に係る実施形態の他の態様では、前記情報における前記第1指示が入力された時刻を、前記キューポイントからの再生終了位置を示すエンドポイントとして設定するエンドポイント設定手段を更に備える。
この態様によれば、キューポイントとエンドポイントとの間における情報をループ再生(即ち、繰り返し再生)することが可能となる。更に、キューポイント及びエンドポイントは、共通の第1指示によって設定されるので、キューポイントのみを設定する場合に対して外部からの入力を増やすことなく、ループ再生することが可能となる。尚、本発明に係る「エンドポイント」とは、記録中又は再生中の情報の時間軸における再生終了位置(或いは再生終了時刻)である。キューポイント及びエンドポイントが設定された後の情報(即ち、キューポイント及びエンドポイントが設定済みの情報)に対してユーザからの頭出し再生開始の指示がなされると、情報はキューポイントから頭出し再生が開始され、その後、エンドポイントまで再生されると、再生が終了されたり、再び、キューポイントから頭出し再生が開始(つまり、ループ再生が開始)されたりする。
本発明のキューポイント設定装置に係る実施形態の他の態様では、前記キューポイントを記憶するためのキューポイント記憶手段を更に備え、前記キューポイント設定手段は、前記キューポイントを前記キューポイント記憶手段に記録する。
この態様によれば、設定されたキューポイントをキューポイント記憶手段に記録することができる。よって、再生専用記録媒体から再生中の情報に対して設定したキューポイントを記録しておくことが可能となる。尚、記録可能な記録媒体を用いた記録中又は再生中の情報に対して設定したキューポイントは、その記録可能な記録媒体に記録してもよいし、キューポイント記憶手段に記録してもよい。
本発明のキューポイント設定装置に係る実施形態の他の態様では、前記情報は、外部記録媒体に記録中の情報であって、前記キューポイント設定手段は、前記キューポイントを前記外部記録媒体に記録する。
この態様によれば、設定されたキューポイントは、情報が記録中の外部記録媒体に記録される。よって、設定されたキューポイントを記録するための記憶手段を、外部記録媒体と別個に設ける必要がない。
本発明のキューポイント設定方法に係る実施形態は、記録中又は再生中の情報に対して頭出し再生開始位置を示すキューポイントを設定するキューポイント設定方法であって、前記キューポイントを指定するための指示を外部から入力する指示入力工程と、前記情報における前記指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定工程とを備える。
本発明のキューポイント設定方法によれば、上述した本発明のキューポイント設定装置が享受する利益と同様の利益を享受することができる。
本発明の情報再生装置に係る実施形態は、情報を再生する情報再生手段と、前記再生中の情報に対する頭出し再生開始位置を示すキューポイントを指定するための指示を外部から入力可能な指示入力手段と、前記情報における前記指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定手段とを備える。
本発明の情報再生装置によれば、上述した本発明のキューポイント設定装置が享受する利益と同様の利益を享受することができる。
本発明の情報記録装置に係る実施形態は、情報を記録する情報記録手段と、前記記録中の情報に対する頭出し再生開始位置を示すキューポイントを指定するための指示を外部から入力可能な指示入力手段と、前記情報における前記指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定手段とを備える。
本発明の情報記録装置によれば、上述した本発明のキューポイント設定装置が享受する利益と同様の利益を享受することができる。
本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から更に明らかにされる。
以上説明したように、本発明のキューポイント設定装置に係る実施形態によれば、第1指示入力手段と、キューポイント設定手段とを備える。本発明のキューポイント設定方法に係る実施形態によれば、指示入力工程と、キューポイント設定工程とを備える。本発明の情報再生装置に係る実施形態によれば、情報再生手段と、指示入力手段と、キューポイント設定手段とを備える。本発明の情報記録装置に係る実施形態によれば、情報記録手段と、指示入力手段と、キューポイント設定手段とを備える。よって、記録中又は再生中の情報に対して、ユーザがキューポイントとして設定したい時刻に殆ど或いは完全に一致した時刻をキューポイントとして容易に設定することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。尚、以下の実施例は、例えばビデオカメラにより撮影された映像などのビデオ信号を記録及び再生可能な情報記録再生装置に対して、本発明のキューポイント設定装置を適用した場合の実施例である。また、以下に説明する本実施例に係る情報記録再生装置は、クラブやディスコ等の舞踏場において、音楽データないしは映像データに対して様々な特殊効果(イフェクト)を付加しつつ連続的に再生する際に用いられるDJ(Disc Jockey)機器として用いることもできる。
(基本構成)
先ず、本実施例に係る情報記録再生装置の基本構成について、図1を参照して説明する。ここに、図1は、本実施例に係る情報記録再生装置の基本構成を示すブロック図である。
図1において、情報記録再生装置1は、ビデオ入力端子11と、ビデオ入力処理部12と、ビデオ出力処理部13と、ビデオ出力端子14と、ビデオ符号化部22と、ビデオ復号化部23と、制御部40と、第1入力部31と、第2入力部32と、静止画選択入力部33と、キューポイント記録用メモリ34と、ビデオプロセッサ35と、ビデオメモリ36とを備えている。
ビデオ入力端子11は、ビデオ信号を入力可能な端子であり、例えばビデオカメラ、TVチューナー等のビデオ信号を出力する機器の出力端に接続される。
ビデオ入力処理部12は、ビデオ入力端子11から入力されたビデオ信号に対して、AD(Analog to Digital)変換などの入力処理を施すことにより画像データを生成して、ビデオプロセッサ35に出力する。
ビデオ出力処理部13は、ビデオプロセッサ35から入力される画像データに対して、DA(Digital to Analog)変換などの出力処理を施すことにより、ビデオ信号を生成して、ビデオ出力端子14に出力する。
ビデオ出力端子14は、ビデオ出力処理部13から入力されるビデオ信号を外部に出力可能な端子であり、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置に接続される。
ビデオ符号化部22は、本発明に係る「記録手段」の一例であり、ビデオプロセッサ35から供給される画像データを、例えばMPEG(Moving Picture Expert Group)圧縮方式等により符号化(即ち、エンコード)して、例えばDVD等の外部記録媒体であるメディア50に記録可能に構成されている。
ビデオ復号化部23は、本発明に係る「再生手段」の一例であり、メディア50に記録されている圧縮された画像データを復号化(即ち、デコード)して、ビデオプロセッサ35に出力する。
第1入力部31及び第2入力部32はそれぞれ、ユーザにより押下可能な操作ボタンを含んで構成され、この操作ボタンをユーザが押下することで、キューポイント及びエンドポイントの設定を指示することができる。尚、第1入力部31及び第2入力部32は、物理的に別個独立して設けてもよいし、物理的に共通して設けられてもよい。第1入力部31は、本発明に係る「第1入力手段」の一例であり、第2入力部32は、本発明に係る「第2入力手段」の一例であると共に本発明に係る「第3入力手段」の一例でもある。
ビデオプロセッサ35は、ビデオ入力処理部12、ビデオメモリ36、ビデオ復号化部23からの画像データに対して所定の信号処理を施してビデオ出力処理部13に出力することが可能構成に構成されている。更に、ビデオプロセッサ35は、ビデオ入力処理部12又はビデオ復号化部23から入力される画像データを一時記録媒体であるビデオメモリ36に記録することが可能に構成されている。加えて、ビデオプロセッサ35は、ビデオ入力処理部12又はビデオ復号化部23から入力される画像データから所定の時間間隔で静止画像を抽出して、一時記録媒体であるビデオメモリ36に記録することが可能構成されている。このようなビデオメモリ36への記録の際、ビデオメモリ36には、そのメモリ量に応じて、一定量の画像データ(動画像或いは静止画像)が記録される。ビデオメモリ36に既に記録された画像データは、ビデオメモリ36のメモリ量に応じて、古いものから順に、新しい画像データに置き換えられる。
静止画選択入力部33は、ビデオメモリ36に記録された複数の静止画像のいずれかを選択することが可能に構成されている。静止画選択入力部33は、例えば矢印ボタン、ジョグダイヤルや、マウス等のポインティングデバイスとして構成されている。ビデオ出力端子14に接続された表示装置に、ビデオメモリ36に記録された複数の静止画像の一部或いは全部が表示された際、ユーザは、静止画選択入力部33により一の静止画像を選択することが可能となる。
制御部40は、ビデオ入力処理部12、ビデオ出力処理部13、ビデオ符号化部22、ビデオ復号化部23及びビデオプロセッサ35の動作を制御可能に構成されている。更に、制御部40は、キューポイント設定部41及びエンドポイント設定部42を有している。キューポイント設定部41は、第1入力部31及び第2入力部32から入力されるユーザからの指示に基づいてキューポイントを設定する。エンドポイント設定部42は、第1入力部31及び第2入力部32から入力されるユーザからの指示に基づいてエンドポイントを設定する。
キューポイント記録用メモリ34は、本発明に係る「キューポイント記憶手段」の一例であり、不揮発性のメモリである。キューポイント記録用メモリ34は、キューポイント設定部41により設定されたキューポイントを記憶する。
(第1動作例)
次に、本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第1動作例について、図1に加えて図2及び図3を参照して説明する。ここに図2は、本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第1動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。図3は、キューポイント及び第1入力点にて特定される画像データ部分を概念的に示すタイミングチャートである。
図2において、先ず、ビデオ入力端子11からビデオ信号の入力が開始される(ステップS101)。入力されたビデオ信号は、ビデオ入力処理部12によりAD変換等の入力処理が施され、画像データとしてビデオプロセッサ35を介してビデオ出力処理部13及びビデオ符号化部22にそれぞれ出力される。ビデオ出力処理部13に入力された画像データは、ビデオ出力処理部13によりDA変換等の出力処理が施され、ビデオ信号として出力端子14を介して外部の表示装置に出力される。表示装置にはビデオ信号に基づいた映像が表示され、ユーザは、その映像を視認することができる。
次に、ビデオ符号化部22に入力された画像データの記録が開始される(ステップS102)。即ち、ビデオ符号化部22に入力された画像データは、ビデオ符号化部22により符号化され、メディア50に記録され始める。言い換えれば、ビデオ入力端子11からのビデオ信号の記録中の状態となる。
その後、第1入力部31へのユーザからの指示の待ち状態となり、第1入力部31へのユーザからの指示(以下、「第1入力」とも呼ぶ)があったか否かが制御部40により判定される(ステップS103)。より具体的には、第1入力部31に含まれる操作ボタンが押下されたか否かが判定される。判定の結果、第1入力がないと判定された場合には(ステップS103:No)、再び、第1入力部31へのユーザからの指示の待ち状態となる。
一方、判定の結果、第1入力があったと判定された場合には(ステップS103:Yes)、記録中の画像データにおける第1入力があった時点(以下、「第1入力点」とも呼ぶ)でのタイムスタンプ(即ち、ビデオ信号の時間軸における時刻情報)が制御部40により取得される(ステップS104)。
次に、この取得されたタイムスタンプに基づいて、キューポイントがキューポイント設定部41により設定される(ステップS105)。より具体的には、キューポイント設定部41は、取得されたタイムスタンプが示す時刻より固定時間T1だけ前の時刻をキューポイントとして設定する。つまり、キューポイント設定部41は、取得されたタイムスタンプが示す時刻から固定時間T1だけ減算した過去の時刻をキューポイントとして設定する。
ここで、ユーザが、表示装置に表示される映像を見ながらキューポイントを設定する場合において、ユーザがキューポイントであると判断する時点は、キューポイントとして設定したい時刻を過ぎてしまっていることが多い。
例えば、スポーツ映像の撮影中に、注目すべきプレー(例えばテニスのサーブ、野球のピッチングなど)の開始時刻をキューポイントとして設定したい場合、ユーザは、そのプレーを確認した後に、そのプレーの開始時刻がキューポイントであると判断する(言い換えれば、そのプレーを確認することで、そのプレーの開始時刻をキューポイントにしたいか否かを決めることができる)ので、ユーザがキューポイントとして設定したい時点から、ユーザがキューポイントであると判断する時点までには、そのプレーに応じた時間が経過していることが多い。
よって、仮に、何らの対策も施さず、第1入力部へのユーザからの指示があった時点でのタイムスタンプが示す時刻をキューポイントとして設定するように構成した場合には、ユーザが本来キューポイントとして設定したい時刻よりも遅れた時刻がキューポイントとして設定されてしまうおそれがある。
しかるに実施例では特に、上述したように、キューポイント設定部41は、取得されたタイムスタンプが示す時刻より固定時間T1だけ前の時刻をキューポイントとして設定する。よって、例えば、図3に示すように、ユーザがテニス映像を撮影している場合において、ユーザは、サービスエースとなった時刻Tbに第1入力部31に指示を入力することで、時刻Tbより固定時間T1(例えば数秒)だけ前の時刻Ta(例えば、サービエースとなったサーブが開始される時点)をキューポイントとして設定することが可能となる。つまり、記録中の画像データに対して、ユーザが本来キューポイントとして設定したい時刻に殆ど或いは完全に一致した時刻をキューポイントとして設定することができる。言い換えれば、記録中の画像データにおける第1入力部31へのユーザからの指示があった時刻とユーザが本来キューポイントとして設定したい時刻との差を補償して、キューポイントを設定することができる。
尚、固定時間T1は、例えばキューポイントを設定する画像データ部分の映像の種類(例えばテニスのサーブ、サッカーのゴールシーンなど)に応じた固定時間として、ユーザによって予め設定されてもよいし、キューポイントを設定する画像データ部分の映像の種類によらない固定時間として予め設定されてもよい。
続いて、このように設定されたキューポイントは、キューポイント設定部41によって、メディア50に記録される(ステップS106)。
尚、本動作例では、ビデオ入力端子11から入力されるビデオ信号をメディア50に対して記録しながらキューポイントを設定する場合について説明したが、メディア50が再生専用記録媒体であって、メディア50の画像データをビデオ復号化部23によって復号化しながら(つまり、再生しながら)キューポイントを設定する場合にも、キューポイント設定部41によって、ユーザがキューポイントとして設定したい時刻に殆ど或いは完全に一致した時刻をキューポイントとして設定することができる。この場合、設定されたキューポイントは、キューポイント設定部41によって、キューポイント記録用メモリ34に記録される。この際、再生中のメディア50を特定するための識別子を、当該メディア50のデータ構造、ファイル構造等に基づいて生成してキューポイント記録用メモリ34に記録するようにするとよい。
(第2動作例)
次に、本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第2動作例について、図1に加えて図4及び図5を参照して説明する。ここに図4は、本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第2動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。図5は、キューポイント、第1入力点及び第2入力点にて特定される画像データ部分を概念的に示すタイミングチャートである。尚、図4では、図2に示した第1動作例に係るフローチャートにおけるステップと同様のステップには同一の参照符号を付し、それらの説明は適宜省略する。
図4において、先ず、ステップS101からステップS104までの一連の動作が行われ、記録中の画像データにおける第1入力があった時点でのタイムスタンプが制御部40により取得される。
次に、取得されたタイムスタンプからの経過時間の計測が開始される(ステップS201)。具体的には、第2入力部32へのユーザからの指示の待ち状態が開始される。そして、第2入力部32へのユーザからの指示(以下、「第2入力」とも呼ぶ)があったか否かが制御部40により判定される(ステップS202)。より具体的には、第2入力部32に含まれる操作ボタンが押下されたか否かが判定される。判定の結果、第2入力がないと判定された場合には(ステップS202:No)、再び、第2入力部32へのユーザからの指示の待ち状態となる。
一方、判定の結果、第2入力があったと判定された場合には(ステップS202:Yes)、記録中の画像データにおける第2入力があった時点(以下、「第2入力点」とも呼ぶ)でのタイムスタンプが制御部40により取得される(ステップS203)。更に、制御部40により、第1入力点から第2入力点までの経過時間T2が、第2入力点でのタイムスタンプと第1入力点でのタイムスタンプとの差として算出される。
次に、第1入力点でのタイムスタンプと経過時間T2とに基づいてキューポイントが、キューポイント設定部41により設定される(ステップS204)。より具体的には、キューポイント設定部41は、第1入力点でのタイムスタンプが示す時刻より経過時間T2だけ前の時刻をキューポイントとして設定する。よって、上述した第1動作例とは異なり、ユーザは、第1入力点からどれだけ前の時刻をキューポイントとして設定するかを、第1入力部31に指示を入力した後に、キューポイントを設定する映像部分の時間に応じて決めることができる。例えば、図5に示すように、ユーザがテニス映像を撮影している場合において、ユーザは、サービスエースとなった時刻Tbに第1入力部31に指示を入力した後、更に、時刻Tbからの経過時間T2がサーブの開始時刻Taから時刻Tbまでの時間(Tb−Ta)と一致すると予想する時刻Tcに第2入力部32に指示を入力することで、キューポイントとしたい時刻Taをキューポイントとして設定することが可能となる。つまり、第2動作例によれば、ユーザは、本来キューポイントとして設定したい時刻よりも遅れた時刻であっても、第1入力点から所定時間だけ遡った時刻をキューポイントとして設定可能であると共に、その所定時間の長さを第2入力によって調節することが可能である。従って、キューポイント設定部41により設定されたキューポイントとユーザがキューポイントとして設定したい時刻との差を、より一層、少なくすることが可能となる。
尚、第2動作例は、例えばサッカーやバスケットのゴールシーンなど、そのプレーの内容によって時間の異なる映像の画像データ部分に対してキューポイントを設定する場合に特に有効である。
続いて、このように設定されたキューポイントは、キューポイント設定部41によって、メディア50に記録される(ステップS106)。
(第3動作例)
次に、本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第3動作例について、図1に加えて図6を参照して説明する。ここに図6は、本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第3動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。尚、図6では、図2に示した第1動作例に係るフローチャートにおけるステップと同様のステップには同一の参照符号を付し、それらの説明は適宜省略する。
図6において、先ず、ステップS101及びステップS102の一連の動作が行われ、ビデオ信号の記録中の状態となる。
次に、ビデオプロセッサ35は、ビデオ入力処理部12から入力される画像データを、ビデオメモリ36に記録し始める(ステップS301)。尚、ビデオプロセッサ35は、この記録と並行して、ビデオ入力処理部12から入力される画像データをビデオ出力処理部13に出力している。
その後、第1入力部31へのユーザからの指示の待ち状態となり、第1入力部31へのユーザからの指示(即ち、第1入力)があったか否かが制御部40により判定される(ステップS302)。より具体的には、第1入力部31に含まれる操作ボタンが押下されたか否かが判定される。判定の結果、第1入力がないと判定された場合には(ステップS302:No)、再び、第1入力部31へのユーザからの指示の待ち状態となる。
一方、判定の結果、第1入力があったと判定された場合には(ステップS302:Yes)、第1入力があった時点(即ち、第1入力点)から、ビデオメモリ36に記録されていた画像データが逆再生される(ステップS303)。具体的には、ビデオメモリ36に記録されていた画像データが、第1入力点から、ビデオプロセッサ35によりビデオ出力処理部13及びビデオ出力端子11を介して外部の表示装置に出力されることで、この表示装置において、第1入力点からのビデオ信号が逆再生表示される。つまり、ユーザが、記録中のビデオ信号に係る映像を見ている途中、キューポイントを設定したい旨を示す第1入力を行った時点からその映像が逆再生表示される。
その後、第2入力部32へのユーザからの指示の待ち状態となり、第2入力部32へのユーザからの指示(即ち、第2入力)があったか否かが制御部40により判定される(ステップS304)。より具体的には、第2入力部32に含まれる操作ボタンが押下されたか否かが判定される。判定の結果、第2入力がないと判定された場合には(ステップS304:No)、再び、第2入力部32へのユーザからの指示の待ち状態となる。
一方、判定の結果、第2入力があったと判定された場合には(ステップS304:Yes)、逆再生中の画像データ(言い換えれば、記録中の画像データ)における第2入力があった時点(即ち、第2入力点)でのタイムスタンプが制御部40により取得される(ステップS305)。
次に、この取得されたタイムスタンプに基づいてキューポイントが、キューポイント設定部41により設定される(ステップS306)。具体的には、キューポイント設定部41は、取得されたタイムスタンプが示す時刻をキューポイントとして設定する。
よって、第3動作例によれば、ユーザは、第1入力を行うことにより逆再生表示された画像データ部分に係る映像によって、キューポイントとして設定したい時刻の映像を確認することができ、更にその時刻において第2入力を行うことによりキューポイントとして設定したい時刻を指定することができる。従って、キューポイント設定部41により設定されたキューポイントとユーザがキューポイントとして設定したい時刻との差を、より一層、少なくすることが可能となる。
尚、ステップS303において、ビデオプロセッサ35による逆再生が開始された後は、ユーザからの操作により再生状態が変更されてもよい。例えばスロー再生や早送りなど、再生状態として再生速度が変更されてもよいし、例えばDJ機器等に設けられるジョグダイヤルの操作に応じて再生状態が変更されるようにしてもよい。このようにユーザからの操作によって再生状態を変更することによって、ユーザは、キューポイントとして設定したい時刻における映像が表示されたとき、第2入力を行うことが一層容易になる。これにより、キューポイント設定部41により設定されたキューポイントとユーザが本来キューポイントとして設定したい時刻との差を、より一層確実に少なくすることが可能となる。
続いて、このように設定されたキューポイントは、キューポイント設定部41によって、メディア50に記録される(ステップS106)。
(第4動作例)
次に、本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第4動作例について、図1に加えて図7を参照して説明する。ここに図7は、本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第4動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。尚、図7では、図2に示した第1動作例に係るフローチャートにおけるステップと同様のステップには同一の参照符号を付し、それらの説明は適宜省略する。
図7において、先ず、ステップS101及びステップS102の一連の動作が行われ、ビデオ信号の記録中の状態となる。
次に、ビデオプロセッサ35は、ビデオ入力処理部12から入力される画像データから所定の時間間隔で静止画像を抽出して、ビデオメモリ36に記録し始める(ステップ
S402)。尚、ビデオプロセッサ35は、この記録と並行して、ビデオ入力処理部12から入力される画像データをビデオ出力処理部13に出力している。ビデオプロセッサ35が画像データ~静止画像を抽出する際の所定の時間間隔は、例えばビデオメモリ36の記憶容量、画像データに係る映像の種類などに応じて適宜設定すればよい。
その後、第1入力部31へのユーザからの指示の待ち状態となり、第1入力部31へのユーザからの指示(即ち、第1入力)があったか否かが制御部40により判定される(ステップS402)。より具体的には、第1入力部31に含まれる操作ボタンが押下されたか否かが判定される。判定の結果、第1入力がないと判定された場合には(ステップS402:No)、再び、第1入力部31へのユーザからの指示の待ち状態となる。
一方、判定の結果、第1入力があったと判定された場合には(ステップS402:Yes)、第1入力があった時点(即ち、第1入力点)から、ビデオメモリ36に記録されていた静止画像が表示される(ステップS403)。具体的には、ビデオメモリ36に所定の時間間隔で(言い換えれば、時系列で)記録されていた静止画像が、ビデオプロセッサ35によりビデオ出力処理部13及びビデオ出力端子11を介して外部の表示装置に出力されることで、この表示装置においてこれら静止画像が表示される。静止画像の表示は、第1入力点から所定の時間毎に或いはユーザからの指示により切り換えながら表示されるようにしてもよいし、複数の静止画像を縮小して同時に表示するサムネイル表示としてもよい。
その後、静止画選択入力部33へのユーザからの選択入力の待ち状態となり、静止画選択入力部33へのユーザからの選択入力があったか否かが制御部40により判定される(ステップS404)。より具体的には、静止画選択入力部33に含まれる例えば矢印ボタン、ジョグダイヤルによって一の静止画像が選択されたことを示す選択入力があったか否かが判定される。判定の結果、選択指示がないと判定された場合には(ステップS404:No)、再び、静止画選択入力部33へのユーザからの選択指示の待ち状態となる。
一方、判定の結果、選択入力があったと判定された場合には(ステップS404:Yes)、選択された一の静止画像のタイムスタンプ(即ち、ビデオ信号の時間軸における時刻情報)が制御部40により取得される(ステップS405)。
次に、この取得されたタイムスタンプに基づいてキューポイントが、キューポイント設定部41により設定される(ステップS406)。具体的には、キューポイント設定部41は、取得されたタイムスタンプ(つまり、ユーザによって選択された一の静止画像のタイムスタンプ)が示す時刻をキューポイントとして設定する。
よって、第4動作例によれば、ユーザは、第1入力を行うことにより第1入力時点よりも前の画像データ部分から抽出された複数の静止画像が表示されることによって、キューポイントとして設定したい時刻の静止画像を確認することができ、更にその静止画像を選択する選択入力を行うことによりキューポイントとして設定したい時刻を指定することができる。従って、キューポイント設定部41により設定されたキューポイントとユーザが本来キューポイントとして設定したい時刻との差を、より一層、少なくすることが可能となる。
尚、第4動作例によれば、上述した第3動作例に比べて、ビデオメモリ36に記録する画像データの量が少なくて済むので、ビデオメモリ36を少ない記憶容量のメモリとして構成することができる。
続いて、このように設定されたキューポイントは、キューポイント設定部41によって、メディア50に記録される(ステップS106)。
(第5動作例)
次に、本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第5動作例について、図8を参照して説明する。ここに図8は、本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第5動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。尚、図8では、図2に示した第1動作例に係るフローチャートにおけるステップと同様のステップには同一の参照符号を付し、それらの説明は適宜省略する。
図8において、先ず、上述した第1動作例と同様に、ステップS101からステップS106までの一連の動作が行われ、キューポイント設定部40によりキューポイントが記録される。
次に、ステップS104において取得されたタイムスタンプに基づいてエンドポイントが、エンドポイント設定部42により設定される(ステップS501)。より具体的には、エンドポイント設定部42は、第1入力点でのタイムスタンプが示す時刻をエンドポイントとして設定する。よって、記録された画像データをキューポイントから頭出し再生してエンドポイントでその再生を自動終了することが可能となる。或いは、記録された画像データをキューポイントとエンドポイントとの間でループ再生することが可能となる。更に、本実施例では特に、キューポイント及びエンドポイントは、共通の第1入力によって、キューポイント設定部41及びエンドポイント設定部42によりそれぞれ設定されるので、キューポイントのみを設定する場合に比べて、ユーザからの入力(言い換えれば、ユーザの操作)を増やすことなく容易にループ再生可能にすることができる。
このように容易にループ再生可能にできることは、例えば当該情報記録再生装置をスポーツコーチングやスポーツトレーニングに用いる場合など、特定の映像部分(例えばコーチングの対象となるプレーシーン)を何度も繰り返し見る必要がある場合に特に有効である。更に、当該情報記録再生装置がDJ機器として用いられる場合には、ユーザには迅速な操作が要求されるため、キューポイント及びエンドポイントを共通の第1入力によって設定できることは大変便利である。
尚、図4を参照して上述した第2動作例において、ステップS104において取得されたタイムスタンプ(即ち、第1入力点でのタイムスタンプ)の示す時刻が、エンドポイント設定部42によりエンドポイントとして設定されるようにしてもよいし、ステップS203において取得されたタイムスタンプ(即ち、第2入力点でのタイムスタンプ)の示す時刻が、エンドポイント設定部42によりエンドポイントとして設定されるようにしてもよい。また、図6を参照して上述した第3動作例において、第1入力があったと判定された場合(ステップS302:Yes)に第1入力点でのタイムスタンプを取得し、第1入力点でのタイムスタンプの示す時刻が、エンドポイント設定部42によりエンドポイントとして設定されるようにしてもよい。また、図7を参照して上述した第4動作例において、第1入力があったと判定された場合(ステップS402:Yes)に第1入力点でのタイムスタンプを取得し、第1入力点でのタイムスタンプの示す時刻が、エンドポイント設定部42によりエンドポイントとして設定されるようにしてもよい。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うキューポイント設定装置及び方法、並びに情報再生装置及び情報記録装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本実施例に係る情報記録再生装置の基本構成を示すブロック図である。 本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第1動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。 キューポイント及び第1入力点にて特定される画像データ部分を概念的に示すタイミングチャートである。 本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第2動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。 キューポイント、第1入力点及び第2入力点にて特定される画像データ部分を概念的に示すタイミングチャートである。 本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第3動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。 本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第4動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。 本実施例に係る情報記録再生装置がキューポイントを設定する際の第5動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。
符号の説明
1 情報記録再生装置
11 ビデオ入力端子
12 ビデオ入力処理部
13 ビデオ出力処理部
14 ビデオ出力端子
22 ビデオ符号化部
23 ビデオ復号化部
31 第1入力部
32 第2入力部
33 静止画選択入力部
34 キューポイント記録用メモリ
35 ビデオプロセッサ
36 ビデオメモリ
40 制御部
41 キューポイント設定部
42 エンドポイント設定部
50 メディア

Claims (11)

  1. 記録中又は再生中の情報に対して頭出し再生開始位置を示すキューポイントを設定するキューポイント設定装置であって、
    前記キューポイントを指定するための第1指示を外部から入力可能な第1指示入力手段と、
    前記情報における前記第1指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定手段と
    を備えたことを特徴とするキューポイント設定装置。
  2. 前記所定時間は、予め定められた固定時間であることを特徴とする請求項1に記載のキューポイント設定装置。
  3. 前記所定時間を指定するための第2指示を外部から入力可能な第2指示入力手段を更に備え、
    前記キューポイント設定手段は、前記第1指示が入力された時刻から前記第2指示が入力された時刻までの時間を前記所定時間として前記キューポイントを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキューポイント設定装置。
  4. 前記情報は、動画像情報を含み、
    前記動画像情報の少なくとも一部分を複数の静止画像として抽出し、該複数の静止画像を一時記録媒体に記録する静止画像記録手段と、
    前記第1指示が入力されると、前記複数の静止画像を表示する静止画像表示手段と、
    前記表示された複数の静止画像のうち一の静止画像を選択する静止画像選択手段と
    を更に備え、
    前記キューポイント設定手段は、前記一の静止画像の前記情報における時刻を前記キューポイントとして設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキューポイント設定装置。
  5. 前記情報は、動画像情報を含み、
    前記動画像情報の少なくとも一部分を一時記録媒体に記録する動画像記録手段と、
    前記第1指示が入力されると、前記少なくとも一部分を逆再生して表示する逆再生表示手段と、
    前記逆再生中に前記キューポイントを設定するための第3指示を外部から入力可能な第3指示入力手段と
    を更に備え、
    前記キューポイント設定手段は、前記情報における前記第3指示が入力された時刻を前記キューポイントとして設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキューポイント設定装置。
  6. 前記情報における前記第1指示が入力された時刻を、前記キューポイントからの再生終了位置を示すエンドポイントとして設定するエンドポイント設定手段を更に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のキューポイント設定装置。
  7. 前記キューポイントを記憶するためのキューポイント記憶手段を更に備え、
    前記キューポイント設定手段は、前記キューポイントを前記キューポイント記憶手段に記録する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のキューポイント設定装置。
  8. 前記情報は、外部記録媒体に記録中の情報であって、
    前記キューポイント設定手段は、前記キューポイントを前記外部記録媒体に記録する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のキューポイント設定装置。
  9. 記録中又は再生中の情報に対して頭出し再生開始位置を示すキューポイントを設定するキューポイント設定方法であって、
    前記キューポイントを指定するための指示を外部から入力する指示入力工程と、
    前記情報における前記指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定工程と
    を備えたことを特徴とするキューポイント設定方法。
  10. 情報を再生する情報再生手段と、
    前記再生中の情報に対する頭出し再生開始位置を示すキューポイントを指定するための指示を外部から入力可能な指示入力手段と、
    前記情報における前記指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定手段と
    を備えたことを特徴とする情報再生装置。
  11. 情報を記録する情報記録手段と、
    前記記録中の情報に対する頭出し再生開始位置を示すキューポイントを指定するための指示を外部から入力可能な指示入力手段と、
    前記情報における前記指示が入力された時刻から所定時間だけ前の時刻を前記キューポイントとして設定するキューポイント設定手段と
    を備えたことを特徴とする情報記録装置。
JP2007076790A 2007-03-23 2007-03-23 キューポイント設定装置及び方法、並びに情報再生装置及び情報記録装置 Pending JP2008234798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007076790A JP2008234798A (ja) 2007-03-23 2007-03-23 キューポイント設定装置及び方法、並びに情報再生装置及び情報記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007076790A JP2008234798A (ja) 2007-03-23 2007-03-23 キューポイント設定装置及び方法、並びに情報再生装置及び情報記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008234798A true JP2008234798A (ja) 2008-10-02

Family

ID=39907395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007076790A Pending JP2008234798A (ja) 2007-03-23 2007-03-23 キューポイント設定装置及び方法、並びに情報再生装置及び情報記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008234798A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9502076B2 (en) 2014-03-17 2016-11-22 Kyocera Document Solutions Inc. Cue point control apparatus and recording medium that facilitate search of cue point during playback
JP6948449B1 (ja) * 2020-11-13 2021-10-13 株式会社アドバンスクリエイト 保険相談システム、保険相談端末、録画方法、および録画プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005276329A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Orion Denki Kk ブックマーク機能付き装置
JP2006222930A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Victor Co Of Japan Ltd 情報記録装置、情報再生装置、情報記録プログラムおよび情報再生プログラム
JP2006236504A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Canon Inc 情報記録再生方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005276329A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Orion Denki Kk ブックマーク機能付き装置
JP2006222930A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Victor Co Of Japan Ltd 情報記録装置、情報再生装置、情報記録プログラムおよび情報再生プログラム
JP2006236504A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Canon Inc 情報記録再生方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9502076B2 (en) 2014-03-17 2016-11-22 Kyocera Document Solutions Inc. Cue point control apparatus and recording medium that facilitate search of cue point during playback
JP6948449B1 (ja) * 2020-11-13 2021-10-13 株式会社アドバンスクリエイト 保険相談システム、保険相談端末、録画方法、および録画プログラム
JP2022078478A (ja) * 2020-11-13 2022-05-25 株式会社アドバンスクリエイト 保険相談システム、保険相談端末、録画方法、および録画プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8285111B2 (en) Method and apparatus for creating an enhanced photo digital video disc
JPWO2006101131A1 (ja) ストリームデータ記録装置、ストリームデータ記録再生装置、ストリームデータ再生装置、ストリームデータ編集装置、ストリーム記録方法、及びストリーム再生方法
JP2008306311A (ja) ダイジェスト生成装置、方法及びプログラム
JP2008182718A (ja) 光ディスク、再生装置、記録方法、再生方法
JP4779981B2 (ja) デジタル映像情報データ生成装置、デジタル映像情報記録装置、デジタル映像情報再生装置、及びデジタル映像情報データ生成方法
US20090074375A1 (en) Method and apparatus for frame accurate editing audio- visual streams
JP2008234798A (ja) キューポイント設定装置及び方法、並びに情報再生装置及び情報記録装置
JP3938649B2 (ja) Dvdビデオシナリオ再生装置
JP4921262B2 (ja) プレイリスト生成装置およびプレイリスト再生装置
JP4095221B2 (ja) マルチシーン記録媒体の再生装置及び方法
JP2006074586A (ja) 映像音声記録再生装置
JP2008152871A (ja) 情報記録再生装置及び再生装置
JP2008004170A (ja) 情報記録再生装置
JP5240326B2 (ja) 映像再生装置および記録媒体
KR100771613B1 (ko) 기록/재생 장치 및 그 방법
KR20060017825A (ko) Dvd 컴플라이언트 포맷의 멀티-프로그램 레코딩
JP2004334964A (ja) 記録媒体、再生方法、再生装置、記録方法および記録装置
JP4178400B2 (ja) 番組格納再生システム、番組格納再生方法、プログラム
JP2007174185A (ja) ダビング装置
JP4941567B2 (ja) 映像再生装置および記録媒体
JP2007165963A (ja) 映像再生装置
JP2007329732A (ja) サムネイル表示方法及び情報記録再生装置
JP2006294164A (ja) ディスク記録装置および方法
JP2005072779A (ja) 記録再生装置
JP2005244453A (ja) ディスク再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111129