JP2003262235A - 軸受密封装置 - Google Patents

軸受密封装置

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JP2003262235A JP2002064849A JP2002064849A JP2003262235A JP 2003262235 A JP2003262235 A JP 2003262235A JP 2002064849 A JP2002064849 A JP 2002064849A JP 2002064849 A JP2002064849 A JP 2002064849A JP 2003262235 A JP2003262235 A JP 2003262235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異物の浸入をより効果的に抑制して密封性能
がよく、製造コストの安い軸受密封装置を提供する。 【解決手段】 軸受内輪2に装着したときに、内輪2に
固定する基部10に直角に屈折した中間部11とその先
端で傾斜屈折し、内輪2との間隔が先端方向に順次拡大
する傾斜部12を設けたスリンガー4と、芯金5と弾性
部材6とよりなるシール3で、軸受に装着した際に、弾
性部材6の軸受外方向面に、外輪1方向に傾斜した1ま
たは複数の突起8を設けたシール3とでなり、かつ、ス
リンガー4の傾斜部12の先端は、いずれか1つの突起
8よりも外輪1方向にあって、その突起8がスリンガー
4で覆われ、傾斜部12の先端と弾性部材6の面との
間、および傾斜部12と突起8の先端との間にラビリン
スを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールとスリン
ガーとよりなる軸受用の密封装置(以下密封装置とい
う)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シールとスリンガーとよりなる密
封装置としては図5および図6に示すものがある。図5
に示す密封装置のシール20は、芯金21と弾性部材2
2とよりなり、弾性部材22において、シール20を軸
受に装置した際の軸受外方向で、内輪2方向に傾斜した
突起(リップ)23を突出している。そして突起23
は、先端に向かって順次太くなっている。24は内輪2
に接触する接触リップである。スリンガー25は内輪に
固定する基部26に対して中間部27がほぼ直角に屈折
し、更にその先端が基部26に平行に屈折して先端部2
8を形成しており、この先端部28とシール20の突起
23の先端が軸受外側で接触している。図6に示す密封
装置のシール30は、芯金21と弾性部材22とよりな
り、弾性部材22において、シール30を軸受に装置し
た際の軸受外方向で、内輪2方向に傾斜した突起(リッ
プ)31を突出している。そして突起31は、先端に太
い部分32がある。スリンガーの構成は図5に示す従来
のものと同じである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の密封装置では、
軸受け外方でスリンガー25に触れた異物は、スリンガ
ー25の回転による遠心力の影響で、軸受外方側に振り
飛ばされるが、突起23、31とスリンガー25の先端
部28との接触摺動箇所が軸受外方側に出ているため
に、上記接触摺動箇所に異物が直接接触する可能性があ
り、その場合に異物は上記接触摺動箇所より軸受内部側
へ浸入し易い問題がある。また、従来の密封装置は、突
起23は先端方向に順次太くなったており、突起31は
先端部分に太い部分32があるので、製造に際して、金
型から無理抜きでの離型が困難であるために2枚型等の
簡易な金型で製造ができず、3枚型、4枚型等特殊な金
型を使用しなければならず、金型費用が高くなり、生産
サイクルタイムが長くなるので、製造コストが高くつく
問題がある。
【0004】この発明は、異物の浸入をより効果的に抑
制して密封性能がより高く、かつ、製造コストが安い軸
受密封装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】軸受内輪に装着した際
に、該内輪に固定する基部の内周縁または外周縁に続い
て外輪方向にほぼ直角に屈折した中間部の先端で更に内
輪との間隔が順次拡大するよう傾斜屈折した傾斜部を有
するスリンガーと,芯金と弾性部材とよりなるシール
で、軸受に装着した際に、弾性部材の軸受外方向の面
に、外輪方向に傾斜した1または複数の突起を設けたシ
ールと,で軸受密封装置を構成し、前記シールを軸受に
装着し、前記スリンガーの傾斜部の先端が、前記シール
の傾斜した突起のうち、いずれか1つの突起よりも外輪
方向にあって、該突起が前記スリンガーで覆われ、前記
スリンガーの傾斜部の先端と前記シールの弾性部材との
間、および前記シールの突起の先端と前記スリンガーの
内輪側の面との間にラビリンスを形成する。
【0006】軸受内輪に装着した際に、該内輪に固定す
る基部の内周縁または外周縁に続いて外輪方向にほぼ直
角に屈折した第1の中間部を形成し、その第1の中間部
の先端で更に内輪との間隔が順次拡大するよう傾斜屈折
した第1の傾斜部を形成し、更にその傾斜部の先端で外
輪方向へ屈折して前記基部に対してほぼ直角方向の第2
の中間部を形成し、該第2の中間部の先端で更に内輪と
の間隔が順次拡大するよう傾斜屈折した第2傾斜部を形
成するか、または前記2つの傾斜部に加え、前記第2の
傾斜部の先端に中間部および傾斜部の対の1または複数
を形成してなるスリンガーと,芯金と弾性部材とよりな
るシールで、軸受に装着した際に、前記弾性部材の軸受
方向の面に、外輪方向に傾斜した1または複数の突起を
設けたシールと,で軸受密封装置を構成し、前記シール
の突起のうち少なくとも1つの突起が前記スリンガーの
最先端の傾斜部の内輪側にあって前記スリンガーで覆わ
れ、該スリンガーの傾斜部の先端と前記シールの弾性部
材との間、および前記突起の先端と前記スリンガーの内
輪側の面との間にラビリンスを形成する。
【0007】スリンガーの傾斜部は、遠心力で異物を軸
受外方へ跳ね飛ばして、軸受け内方への異物の浸入を抑
制する。シールの突起の軸受外輪側の面とシールの軸受
外方側の弾性部材の面とで輪状の溜り部を形成し、該溜
り部に浸入した異物は溜り部の周下方へ流下し、垂れ落
ちるので軸受け内方への異物の浸入を抑制する。
【0008】シールの突起は、先端に向かって順次細く
なった形状とするか、または、先端に向かってほぼ同じ
太さの形状とするのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明に係る密封装置の実施の
形態を図面により説明する。第1の実施の形態は、図1
に示すとおり、シール3とスリンガー4とよりなる。
【0010】シール3は、芯金5および弾性部材6とよ
りなり、芯金5の形状、弾性部材6の外輪1への固定部
分や内輪2への接触部分の形状は特に限定せず、公知の
形状を採用することが出来る。図1においては、内輪へ
の接触リップ7を設けているが、これはなくて、内輪に
接触しないものでもよい。
【0011】シール3を軸受に装着した時に、軸受外側
方向の弾性部材6表面に、芯金5の面に対し、先端が外
輪1方向へ傾くよう傾斜した、すなわち、先端方向へ外
輪に順次近づくよう傾斜した、1または複数の突起8
(リップ)を円周状に設ける。図1においては突起81
と82 の2個を設けているが、それ以上の個数を設けて
もよい。突起8は、先端方向に順次細くなる形状とする
か、または、先端に向かってほぼ同じ太さの形状とする
のが好ましい。
【0012】突起8が外輪方向へ傾斜、図1においては
上昇傾斜しているので、突起8の面と弾性部材6の面と
を溜り部9が輪状に形成される。
【0013】スリンガー4は、一端が内輪2面へ固定す
る基部10とそれにほぼ直角に屈折した中間部11と、
基部10と反対方向(内径方向)に鈍角傾斜、すなわ
ち、先端方向へ基部10との距離(幅)が順次拡大する
よう傾斜した傾斜部12よりなるリングで、シール3の
突起8の少なくとも1つ、図において突起81 を中間部
11と傾斜部12とで覆うように、基部10を内輪に固
定する。
【0014】突起8が複数設けられている場合には、2
つの突起によって形成される溝内、図1においては、突
起81 と82 の間に、スリンガー4の傾斜部12の先端
が斜めに挿入され、中間部11と傾斜部12が該2つの
突起のうち内輪2側の突起、図1においては、突起81
を覆い、突起81 の先端とスリンガー4の傾斜部12と
の間にラビリンスを形成する。突起81 の先端が先端部
12との面に接触してもよい。また、スリンガー4の傾
斜部の先端とシール3の弾性部材6の面との間にラビリ
ンスを形成する。
【0015】そして、スリンガー4の中間部11、傾斜
部12、シール3の突起8、図において突起81 、シー
ル3の弾性部材6、接触リップ7および内輪2の面で囲
われた空洞13を形成する。
【0016】このシール3を軸受に装着し、スリンガー
4を内輪2に固定させて、内輪2を回転させると、図1
のようにスリンガー4の傾斜部12の先端をシール3の
2つの突起8間の溝に挿入させた場合には、異物が外輪
3側の溜り部92 に入っても、この溜り部92 は輪状で
あるので、異物は周方向を伝って外輪1より下方ヘ垂れ
落ち、上方で溢れてもスリンガー4の傾斜部12上面に
流下する。内輪2の回転により、スリンガー4も回転
し、その傾斜部12が外輪1方向に傾斜上昇しているの
で、傾斜部12に当たる異物は遠心力で軸受外側へ跳ね
飛ばされ、内輪2側の突起81 の上方の溜り部91 へ異
物の浸入を抑制し、空洞13内への浸入をより抑制する
ので、軸受内方への浸入を抑制する。
【0017】また、外輪側の突起、図1において突起8
2 の高さが、スリンガー4の傾斜部12の先端面よりも
軸受外方向に突出する高さであるので、その突起(突起
2)と傾斜部12の先端との間および傾斜部12の面
と内側の突起、図において突起81 の先端との間に、ラ
ビリンスを形成するので、外輪1側から内輪2側に向け
て異物の浸入を抑制する。
【0018】突起8を、スリンガー4の傾斜部12の先
端より外輪1側に設けてない場合、図1において突起8
2 を設けてない構成でもよい。この場合には、傾斜部1
2に当たった異物は傾斜部12の回転による遠心力で軸
受外方へ跳ね飛ばされて溜り部91 内に浸入しにくく、
溜り部91 に溜まったとしても、溜り部91 は輪状であ
るので、周下方へ伝ってその下方で軸受外方へ垂れ落
ち、空洞13内への浸入を抑制し、従って軸受内方への
浸入を抑制する。また、スリンガー4の傾斜部12の先
端とシール3の弾性部材6の面との間にラビリンスを形
成しているので、異物の浸入を抑制する。
【0019】スリンガーは、図1に示す構成のものに変
えて図2に示す構成のスリンガー4aを採用してもよ
い。すなわち、基部10aに対して中間部11aがほぼ
直角に屈折し、傾斜部12aは基部10aと同方向に、
その先端方向へ、基部10aとの間隔が順次拡大する傾
斜状態で傾斜屈折する。
【0020】スリンガー4aは基部10aを内輪2に固
定して使用する。その効果はスリンガー4についての上
記説明したものと同じである。
【0021】なお、スリンガーには2以上の傾斜部を設
けてもよい。図3に示す実施の形態の密封装置は、2箇
所に傾斜部を設けたスリンガー14を用いたものであ
る。すなわち、スリンガー14は、基部15に対して中
間部161 がほぼ直角に屈折し、中間部161 の先端で
基部15と反対方向に、先端方向へ、基部15との間隔
が順次拡大する傾斜状態で傾斜屈折する傾斜部171
形成し、傾斜部171で中間部161 とほぼ平行線上に
位置するよう屈折して中間部162 を形成し、中間部1
2 の先端で再び基部15と反対方向に先端方向へ、基
部15との間隔が順次拡大する傾斜状態で傾斜屈折する
傾斜部172 を形成したものである。スリンガーの傾斜
部の屈折方向は、図4に示すスリンガー14aのよう
に、基部15と同方向へ屈折したものでもよい。
【0022】シール6の傾斜した突起8は、それぞれの
傾斜部17に対応して設ける。すなわち図3において
は、突起81 は傾斜部171 に、突起82 は傾斜部17
2 に対応し、それぞれの突起の先端とそれぞれに対応す
る傾斜部171 との間にラビリンスを形成する。
【0023】図3および図4に示す密封装置は、内輪2
の回転によりシール3とスリンガー14、14aが回転
すると、図1のスリンガー4の傾斜部12について説明
したのと同様に、スリンガー14、14aの傾斜部17
1 および172 の回転による遠心力で異物は軸受外側方
向へ跳ね飛ばされ、シール3の傾斜した突起8と弾性部
材6の面で形成された溜り部91 、92 に溜った異物
は、周方向を伝って下方より垂れ落ち、更に突起8の先
端と傾斜部17との間のラビリンスにより、異物が内輪
2方向へ浸入するのを抑制する。
【0024】何れの実施の形態の密封装置においても、
シールにおいては、スリンガーの先端の傾斜部より内輪
側に少なくとも1つの外輪側へ傾斜した突起8を設け
る。更に、スリンガーの先端の傾斜部に対して外輪側へ
1または複数の突起8を設けてもよい。
【0025】上記何れの密封装置においてもスリンガー
の先端より内輪方向に設けた突起8の先端はスリンガー
に接触してもよい。
【0026】スリンガーの内輪への装着部の形状は前記
のものに限定せず、公知のものを採用することが出来
る。
【0027】上記いずれの実施の形態の密封装置も、回
転軸を水平にして使用した場合について説明したが、回
転軸を垂直にして使用することができ、その作用効果も
同じである。
【0028】
【発明の効果】この発明における密封装置は、スリンガ
ーの傾斜部は遠心力で異物を軸受外方へ跳ね飛ばす。シ
ールの突起の先端は、軸受内部側でスリンガーに接する
か、またはスリンガーとの間にラビリンスを形成する。
スリンガーの傾斜部の先端面とシールの弾性部材の面と
の間にラビリンスを形成する。シールの突起が外輪方向
へ倒れたように傾斜しているので、突起の外輪側傾斜面
とシールの弾性部材の面とで溜り部を形成し、溜まり部
に異物が入っても周方向に伝って垂れ落ちる。従って、
この発明における密封装置は、異物がスリンガーとシー
ルの間で内輪方向へ浸入するのを抑制し、従って異物が
軸受内方へ浸入するのを抑制し、軸受の密封性能が優れ
ている。また、シールの突起は、先端方向に順次細くな
っているか、または、先端方向にほぼ同じ太さであるの
で、2枚型等比較的容易に製作できる金型が使用でき、
製作サイクルタイムも短くてすむので、この発明に係る
軸受密封装置は製造コストが安い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る軸受密封装置の構成の説明図で
ある。
【図2】この発明に係る他の実施の形態の軸受け密封装
置の構成の説 明図である。
【図3】この発明に係る他の実施の形態の軸受け密封装
置の構成の説 明図である。
【図4】この発明に係る他の実施の形態の軸受け密封装
置の構成の説 明図である。
【図5】従来の軸受密封装置の構成の説明図である。
【図6】従来の軸受密封装置の構成の説明図である。
【符号の説明】
1 外輪 2 内輪 3 シール 4 スリンガー 5 芯金 6 弾性部材 7 接触リップ 8 突起 9 溜り部 10 固定部 11 中間部 12 傾斜部 13 空洞 14 スリンガー 15 基部 16 中間部 17 傾斜部 20 シール 21 芯金 22 弾性部材 23 突起 24 接触リップ 25 スリンガー 26 基部 27 中間部 28 先端部 29 空洞 30 シール 31 突起 32 太い部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受内輪に装着した際に、該内輪に固定
    する基部の内周縁または外周縁に続いて外輪方向にほぼ
    直角に屈折した中間部の先端で更に内輪との間隔が順次
    拡大するよう傾斜屈折した傾斜部を有するスリンガー
    と,芯金と弾性部材とよりなるシールで、軸受に装着し
    た際に、弾性部材の軸受外方向の面に、外輪方向に傾斜
    した1または複数の突起を設けたシールと,よりなり、
    前記シールを軸受に装着し、前記スリンガーの傾斜部の
    先端が、前記シールの傾斜した突起のうち、いずれか1
    つの突起よりも外輪方向にあって、該突起が前記スリン
    ガーで覆われ、前記スリンガーの傾斜部の先端と前記シ
    ールの弾性部材との間、および前記シールの突起の先端
    と前記スリンガーの内輪側の面との間にラビリンスを形
    成するよう前記スリンガーを内輪に装着してなる軸受密
    封装置。
  2. 【請求項2】 軸受内輪に装着した際に、該内輪に固定
    する基部の内周縁または外周縁に続いて外輪方向にほぼ
    直角に屈折した第1の中間部を形成し、その第1の中間
    部の先端で更に内輪との間隔が順次拡大するよう傾斜屈
    折した第1の傾斜部を形成し、更にその傾斜部の先端で
    外輪方向へ屈折して前記基部に対してほぼ直角方向の第
    2の中間部を形成し、該第2の中間部の先端で更に内輪
    との間隔が順次拡大するよう傾斜屈折した第2傾斜部を
    形成するか、または前記2つの傾斜部に加え、前記第2
    の傾斜部の先端に中間部および傾斜部の対の1または複
    数を形成してなるスリンガーと,芯金と弾性部材とより
    なるシールで、軸受に装着した際に、前記弾性部材の軸
    受方向の面に、外輪方向に傾斜した1または複数の突起
    を設けたシールと,よりなり、前記シールの突起のうち
    少なくとも1つの突起が前記スリンガーの最先端の傾斜
    部の内輪側にあって前記スリンガーで覆われ、該スリン
    ガーの傾斜部の先端と前記シールの弾性部材との間、お
    よび前記突起の先端と前記スリンガーの内輪側の面との
    間にラビリンスを形成してなる軸受密封装置。
  3. 【請求項3】 シールの突起が、先端に向かって順次細
    くなった形状であるか、または、先端に向かってほぼ同
    じ太さの形状であることを特徴とする請求項1または2
    に記載の軸受密封装置。
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