JP2003262232A - ウォーターポンプ軸受シール装置 - Google Patents
ウォーターポンプ軸受シール装置Info
- Publication number
- JP2003262232A JP2003262232A JP2002064582A JP2002064582A JP2003262232A JP 2003262232 A JP2003262232 A JP 2003262232A JP 2002064582 A JP2002064582 A JP 2002064582A JP 2002064582 A JP2002064582 A JP 2002064582A JP 2003262232 A JP2003262232 A JP 2003262232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip
- sub
- contact
- shaft
- water pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
ンペラ回転用のウォーターポンプ軸受において、特にイ
ンペラ装着側におけるシール構造を極めて簡単で部品点
数を少なくし、且つ密封性は極めて良好に維持するこ
と。 【解決手段】 主リップ2,第1副リップ3及び第2副
リップ4を有するシール材Aと、前記主リップ2及び第
2副リップ4が接触する軸Bと、該軸Bを転動体13,
13,…を介して包囲する外輪12とからなり,該外輪
12箇所がハウジング本体部20のボス孔部20a内に
支持固着されたウォーターポンプ軸受と、ハウジング本
体部20のボス孔部20a開口箇所に固着されたメカニ
カルシールCとからなること。前記第1副リップ3が前
記メカニカルシールCの内環体C1に接触してなるこ
と。
Description
れるウォーターポンプのインペラ回転用のウォーターポ
ンプ軸受において、特にインペラ装着側におけるシール
構造を極めて簡単で部品点数を少なくし、且つ密封性は
極めて良好に維持することができるウォーターポンプ軸
受シール装置に関する。
て、インペラ装着側のシール構造として、シールに3箇
のリップが形成され、その3箇のリップのうち、2箇の
リップがウォーターポンプ軸の軸周表面に接触し、残り
の一箇のリップが軸方向に延出して、ウォーターポンプ
軸に装着されたスリンガに接触させた構造のものが存在
している。このようなシール構造が特開平11−153
096号に開示されている。
のシール装置における3箇のリップによるシール構造
は、軸受の密封性を高めることが可能であるが、3箇の
リップの接触において必ず1箇以上のリップは、ウォー
ターポンプ軸とは別材となるスリンガに接触させてい
る。特に、典型的なスリンガとしては、その断面形状が
ほぼコ字形状又はL字形状等に形成され、シールリップ
との接触面が、多面的であり、たとえばスリンガを構成
する面の少なくとも一面が軸方向と直交する方向に突出
している。
部分にシールリップが接触する構造であり、これによっ
て3個のシール間の間隔が適宜に広がることになり、た
とえ最初のシールリップから水が浸入しても、次位のシ
ールリップに向かって水が移動するときに、その水を低
減させ、次位のシールリップではほぼ確実に水の浸入を
遮断し、密封性をより一層,良好にするものである。こ
のため従来のシール構造では、複数のシールリップを形
成したシール材とスリンガとが必要となり、構成部品の
点数が増えることになる。
軸へスリンガを装着する工程においては、軸に対してス
リンガを極めて正確に装着しなければならないので、シ
ール表面の振れ精度の管理が必要になる。しかも、スリ
ンガの取付精度は、軸の回転動作時にシールリップが均
一な圧力で接触しなければならないために、その工作精
度には、極めて高い技術力が要求される。このようなこ
とから、従来のウォーターポンプ軸受は、極めて高価な
ものであった。
する3箇のシールリップを有するシール材との組み合わ
せによる構造におけるシール装置は、極めて高価で且つ
そのコスト低減が困難なものであった。したがって、本
発明の目的は、ウォーターポンプ軸受において、従来の
良好な密封性は維持しつつも、そのシール構造をさらに
極めて簡単なものとし、且つ低価格に提供可能にするこ
とにある。
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、
主リップ,第1副リップ及び第2副リップを有するシー
ル材と、前記主リップ及び第2副リップが接触する軸
と、該軸を転動体を介して包囲する外輪とからなり,該
外輪箇所がハウジング本体部のボス孔部内に支持固着さ
れたウォーターポンプ軸受と、ハウジング本体部のボス
孔部開口箇所に固着されたメカニカルシールとからな
り、前記第1副リップが前記メカニカルシールの内環体
に接触してなるウォーターポンプ軸受シール装置とした
ことにより、シール構造を簡単にするとともに、その密
封性を一定の水準に維持することができ上記課題を解決
したものである。
に基づいて説明する。まず、本発明は、自動車等の輸送
機等や産業機械等のエンジンにおいて装着されるウォー
ターポンプの軸受に適用されるものである。まず、ウォ
ーターポンプの軸受は、図1(A),(B)に示すよう
に、ハウジング本体部20とハウジングカバー部とから
構成されたポンプハウジング内に納められており、ポン
プ室内のインペラ21を回転させるものである。そのポ
ンプハウジングには、軸受を装着するためのボス孔部2
0aが形成されており、該ボス孔部20a内に後述する
軸受の外輪12部分が装着される。
及び転動体13等から構成されている。まずその第1実
施形態から述べると、図2(A),(B)に示すよう
に、そのシール材Aは、環状部1の内周面側に主リップ
2,第1副リップ3及び第2副リップ4が形成されてい
る。これら3個のリップは、断面ほぼ三角山形状に形成
されたもので、各リップは、前記軸Bの外表面の適宜の
位置に接触状態となるものである。主リップ2は、前記
第1副リップ3と第2副リップ4との中間に位置して形
成されており、また第1副リップ3は軸Bの外側に面す
る位置となり、第2副リップ4は軸Bの内部側に位置す
るものである。さらに、主リップ2と第2副リップ4と
は、前記環状部1の同一内周面上に形成されている。
プ2及び第2副リップ4とは、異なる方向に向かって突
出形成されるものであり、具体的には、図1(B),図
2(B)等に示すように、前記主リップ2の突出方向
と、第1副リップ3の突出方向とが直交し,且つリップ
接触方向は同一方向としたり、或いは図4(A)に示す
ように、前記主リップ2の突出方向と第1副リップ3と
の突出方向を反対となるようにしたり、図4(B)に示
すように、主リップ2突出と第1副リップ3とのリップ
接触方向をほぼ直角となるようにしたもの等が存在す
る。また、前記環状部1の外周側には、ほぼ鍔状に外方
に向かって広がって形成された固定環状部1aが設けら
れている。前記環状部1には、図2(B)に示すよう
に、補強環7が装着され、シール材Aは、その補強環7
によって後述する外輪12に強固に装着固定することが
できるようになっている。
のであり、前記補強環7は、金属材にて形成される。さ
らに前記シール材Aの第1副リップ3より外方側には、
図5(A),(B)に示すように、非接触包囲部5が形
成されている。該非接触包囲部5は、前記環状部1に対
して扁平円筒状をなしており、その内周側面と、前記軸
Bの外周面との間には、微小隙間sが形成されるように
なっている。その非接触包囲部5は、比較的肉厚に形成
されており、特に、その非接触包囲部5のほぼ全体或い
は先端部分の断面形状がほぼ円形状に形成されることも
ある。この厚肉状としたことで、リップ部,特に第1副
リップ3を弾性的に強化し、変形しにくくすることがで
きる。また前記非接触包囲部5は、ラビリンス効果を発
揮し、メカニカルシールより漏れる水の浸入を抑制する
ことができる。また、図5(B)に示すように、前記非
接触包囲部5の軸B側面、即ち微小隙間s側には、凹凸
面5aが形成されることもある。その凸部位は、前記軸
Bの軸周面とは非接触状態にある。このように凹凸面5
aが形成されることで、前記ラビリンス効果がより一層
発揮されることになる。
大径軸部8と小径軸部9とからなり、前記大径軸部8と
小径軸部9との間に段差面部10が形成されている。そ
の大径軸部8は、後述する外輪とともに回転支持部を構
成する部位である。また、前記小径軸部9は、前記ポン
プ室内に向かって突出し、その先端箇所には、インペラ
21が装着される。前記段差面部10は、前記軸Bの大
径軸部8から小径軸部9に変化する段差箇所であり、且
つ前記シール材Aの第1副リップ3が接触する部位であ
る。
軸方向に直交する平坦面となるように形成された直角段
差面としたものである。また、その段差面部10が円錐
状段差面として形成されることもある。その軸Bの大径
軸部8の外周には、その軸周方向に沿って形成された外
周転動溝8aが軸方向に複数列設けられている。また、
外輪12は、円筒状に形成され、前記大径軸部8ととも
に前記軸Bの回転支持部分を構成する部材であるが、そ
の外輪12の内周面には、前記外周転動溝8a,8a,
…に対応する位置に複数の内周転動溝12a,12a,
…が形成されている。
a,…及び外輪12の内周転動溝12a,12a,…と
の間に前記転動体13,13,…が配列され、該転動体
13,13,…がリテーナ等にて所定間隔を維持するよ
うに設定され、大径軸部8の外周を包囲するようにして
外輪12が装着される。前記転動体13は、具体的には
球体であるが、その他の形状として円筒状或いはローラ
状のものであってもよい。また、図示された大径軸部8
の外周転動溝8a,8a,…及び外輪12の内周転動溝
12a,12a,…は、夫々2箇所に形成されている。
口付近の内周側には、前記シール材Aの固定環状部1a
が装着される固定溝12bが周方向に形成されている。
該固定溝12bにシール材Aの固定環状部1aが挿入状
態で固着され、そのシール材Aの内周側においては、主
リップ2,第2副リップ4が軸Bに接触している。
(A),(B)に示すように、ポンプのハウジング本体
部20のボス孔20a開口周縁に支持固着されるもので
ある。そのメカニカルシールCは、内環体C1 と外環体
C2 とから構成されている。そして、その外環体C2 が
前記ボス孔20aに圧入状態に配置されメカニカルシー
ルCがボス孔20aに固着され、また外環体C2 にはス
プリングなどが組み込まれている。その内環体C1 と外
環体C2 には耐蝕性の高いステンレス材等により形成さ
れることが好ましいが、それに限定されることなく、そ
の他の金属材,非金属材,合成樹脂等が適宜選択され
る。
(B)等に示すように、メカニカルシールCを前記軸B
へ圧入固着するための部位として、円筒状に形成された
内筒部17を有している。そして、図1(B)及び図2
(A),(B)等に示すように、その内筒部17の軸受
部側に対向する端部から外径方向に向かって拡開する摺
動面部18が屈曲形成されている。該摺動面部18に
は、前記第1副リップ3が接触する部位である。また、
前記摺動面部18は、メカニカルシールCの端部から前
記軸Bの軸受部側に向かって伸びるように延出形成され
たものである。したがって、その摺動面部18は、前記
軸Bの段差面部10付近に達しており、さらにその摺動
面部18の先端部分は大径軸部8に対して軸方向に交わ
る状態となっている。
筒部17の端部から外方に拡開形成された前記内筒部1
7に対してほぼ直角状の拡開部18bが形成され、該拡
開部18bから摺動接触面18aが形成される。その摺
動接触面18aと拡開部18bとが、ほぼ逆「L」字形
状となる。その摺動面部18の外周側にて前記第1副リ
ップ3と接触する構造となっている。その接触構造に
は、種々のタイプが存在し、その第1タイプとしては、
図1(B),図2(A),(B)等に示すように、前記
摺動面部18の外方側を摺動接触面18aとして第1副
リップ3と接触したり、或いはその第2タイプとして図
4(A)に示すように、摺動面部18の内方側を摺動接
触面18aとして第1副リップ3と接触する構造として
いる。さらに、第3タイプとして、図4(B)に示すよ
うに、摺動面部18の摺動接触面18aがほぼ垂直面状
に形成され、第1副リップ3がその垂直面状の摺動接触
面18aに接触する構造とすることもある。
記軸Bの軸周方向に、図6に示すように、シール溝11
が形成されたものである。具体的には、図6(B)に示
すように、前記大径軸部8の軸周方向に沿ってシール溝
11が形成され、図6(A)に示すように、そのシール
溝11内に前記シール材Aの主リップ2,第2副リップ
4が接触したり、或いは前記主リップ2又は第2副リッ
プ4のいずれか一方が接触する構造としたものである。
なお、前記第1副リップ3は、前記摺動面部18の摺動
接触面18aに接触している。
記軸Bの段差面部10付近には、図7(A),(B)に
示すように、カラー材B1 が装着されることもある。す
なわち、軸Bは、前記大径軸部8,小径軸部9及び段差
面部10からなる軸本体と、カラー材B1 とから構成さ
れる2部材構成としたものである。そのカラー材B1の
材質は、主に金属材であるが、特に好ましくはステンレ
ス製である。カラー材B1 をステンレス材とすること
で、錆びることがなく、且つシール材Aとの接触性も極
めて良好である。また、カラー材B1 のその他の材質と
しては、耐久性のある合成樹脂材,非金属材等で、特に
回転作動部位を構成する部材として好適な材質で且つ所
望の形状への加工性が良好なものであれば、その材質は
どのようなものでも構わない。
に、前記段差面部10を被覆する段差被覆部14と、前
記大径軸部8の段差面部10寄側の軸周面を被覆する大
径軸被覆部15とから構成される。そして、前記大径軸
被覆部15が大径軸部8を被覆し、且つ前記段差被覆部
14が段差面部10に対してほぼストッパとしての役目
をなすようにして、前記カラー材B1 が軸Bに装着固定
されるものである。そして、前記カラー材B1 の大径軸
被覆部15に前記主リップ2及び第2副リップ4とが接
触する。また、前記大径軸被覆部15には、主リップ2
のみが接触し、第2副リップ4は軸Bの大径軸部8の軸
周面に接触することもある。
2,第2副リップ4は、内環体C1の摺動面部18及び
軸B(カラー材B1 も含む)に対して夫々異なる面での
接触となり、多面的なシール接触とすることができる。
それゆえに、前記シール材Aと軸Bとの接触構造は、実
際にはスリンガを使用しないものでありながら、あたか
もスリンガを使用した場合の構造とほぼ同一にすること
ができ、その密封性を良好に維持することができる。
リップ3及び第2副リップ4を有するシール材Aと、前
記主リップ2及び第2副リップ4が接触する軸Bと、該
軸Bを転動体13,13,…を介して包囲する外輪12
とからなり,該外輪12箇所がハウジング本体部20の
ボス孔部20a内に支持固着されたウォーターポンプ軸
受と、ハウジング本体部20のボス孔部20a開口箇所
に固着されたメカニカルシールCとからなり、前記シー
ル材Aの第1副リップ3が前記メカニカルシールCの内
環体C1 に接触してなるウォーターポンプ軸受シール装
置としたことにより、まず第1に、従来のシール装置に
装着されていたスリンガを廃止することでき、ひいては
構成部品の点数及びコストを低減し、組立,製造が極め
て容易にできるし、第2に製造における組付精度の負担
を低減することができ、第3に密封性を良好に維持する
ことができる等の効果を奏する。
ル材AとともにメカニカルシールCを使用するものであ
り、メカニカルシールCを装着するのみで、メカニカル
シールC装着箇所のみならず、シール材A装着箇所の密
封性をさらに向上させようとすることができる。シール
材Aの軸Bへの接触と同時にメカニカルシールCと接触
することで、メカニカルシールCの内環体C1 が軸Bを
包囲するので水分が直接、触れることなく、軸Bを保護
することができる。
記内環体C1 は前記軸Bの外周面に装着固定されるとと
もに、前記シール材A側に向かって延出され且つ前記第
1副リップ3付近にて外径方向に拡開形成された摺動面
部18を有し、該摺動面部18に前記第1副リップ3が
接触してなるウォーターポンプ軸受シール装置としたこ
とにより、第1副リップ3と摺動面部18との接触が最
も行いやすい構造にできる。
て、前記第1副リップ3より外方側に前記内環体C1 の
外周面との間に微小隙間sが形成される非接触包囲部5
が形成されてなるウォーターポンプ軸受シール装置とし
たことにより、非接触包囲部5は、その非接触包囲部5
から浸入しようとする流体が第1副リップ3に達するま
でに低減させるラビリンス効果とほぼ同等の現象を生じ
ることができる。これによって、非接触包囲部5の開口
から浸入した流体は、前記第1副リップ3の箇所に到達
した状態でさらに低減させることができ、第1副リップ
3からの水の浸入をより一層抑制し、ひいては密封性を
より一層向上させることができる。
記非接触包囲部5は、厚肉状にしてなるウォーターポン
プ軸受シール装置としたことにより、リップを強固にす
ることができる。
4において、前記軸Bには軸周方向にシール溝11が形
成され、該シール溝11に前記主リップ2,副第2副リ
ップ4の少なくとも一つが接触してなるウォーターポン
プ軸受シール装置としたことにより、さらに一層,密封
性を向上させることができる。すなわち、前記主リップ
2,副第2副リップ4の少なくとも一つがシール溝11
に接触することで、シール溝11による深さの分だけ主
リップ2,第1副リップ3或いは第2副リップ4とのリ
ップ間距離を大きくしたり、広くしたりすることができ
るので、たとえ水が浸入したとしても、そのリップ間距
離が増加した分だけ水の浸入が減り、それ以上の浸入が
生じないようにすることができ、ひいては密封性をより
一層良好にできる。
又は5において、前記軸Bには前記主リップ2,第2副
リップ4の少なくとも一つが接触するカラー材B1 が装
着されてなるウォーターポンプ軸受シール装置としたこ
とにより、カラー材B1 は前記軸Bの軸本体とは異なる
材質のものから、該軸Bの外周面を構成することができ
るし、カラー材B1 を所望の形状に形成して軸Bの段差
面部10の形状を適宜変形させることができる。上記効
果を詳述すると、カラー材B1 は軸Bの段差面部10箇
所及びその付近における外周面を構成するものであり、
該カラー材B1の材質をステンレス材とすることにより
錆びることがなく、シール材Aの各リップとの接触状態
を良好に維持することができる。
ウジング本体部に装着された軸受の縦断側面図 (B)は(A)の要部拡大断面図
ール材の断面図 (B)は第1実施形態の第1タイプにおけるメカニカル
シールの断面図 (C)は第1実施形態の第1タイプにおける軸の一部断
面にした要部側面図
動面部とシール材との接触構造の拡大断面図 (B)は第1実施形態の第3タイプにおける摺動面部と
シール材との接触構造の拡大断面図
大断面図 (B)は第2実施形態における一部断面にした軸の要部
側面図
大断面図 (B)は第3実施形態における一部断面にした軸の要部
側面図
Claims (6)
- 【請求項1】 主リップ,第1副リップ及び第2副リッ
プを有するシール材と、前記主リップ及び第2副リップ
が接触する軸と、該軸を転動体を介して包囲する外輪と
からなり,該外輪箇所がハウジング本体部のボス孔部内
に支持固着されたウォーターポンプ軸受と、ハウジング
本体部のボス孔部開口箇所に固着されたメカニカルシー
ルとからなり、前記第1副リップが前記メカニカルシー
ルの内環体に接触してなることを特徴とするウォーター
ポンプ軸受シール装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記内環体は前記軸
の外周面に装着固定されるとともに、前記シール材側に
向かって延出され且つ前記第1副リップ付近にて外径方
向に拡開形成された摺動面部を有し、該摺動面部に前記
第1副リップが接触してなることを特徴とするウォータ
ーポンプ軸受シール装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記第1副リ
ップより外方側に前記内環体の外周面との間に微小隙間
が形成される非接触包囲部が形成されてなることを特徴
とするウォーターポンプ軸受シール装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記非接触包囲部
は、厚肉状にしてなることを特徴とするウォーターポン
プ軸受シール装置。 - 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
軸には軸周方向にシール溝が形成され、該シール溝に前
記主リップ,副第2副リップの少なくとも一つが接触し
てなることを特徴とするウォーターポンプ軸受シール装
置。 - 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
前記軸には前記主リップ,第2副リップの少なくとも一
つが接触するカラー材が装着されてなることを特徴とす
るウォーターポンプ軸受シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002064582A JP4154161B2 (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | ウォーターポンプ軸受シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002064582A JP4154161B2 (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | ウォーターポンプ軸受シール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003262232A true JP2003262232A (ja) | 2003-09-19 |
JP4154161B2 JP4154161B2 (ja) | 2008-09-24 |
Family
ID=29197290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002064582A Expired - Fee Related JP4154161B2 (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | ウォーターポンプ軸受シール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4154161B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006281959A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Honda Motor Co Ltd | 駆動輪用軸受装置 |
WO2006109499A1 (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Honda Motor Co., Ltd. | 駆動輪用軸受装置 |
CN107110371A (zh) * | 2014-11-11 | 2017-08-29 | Nok株式会社 | 密封装置 |
Citations (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5662421U (ja) * | 1979-10-19 | 1981-05-26 | ||
JPS5688992U (ja) * | 1979-12-11 | 1981-07-16 | ||
JPS6023293U (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-18 | 日本精工株式会社 | メカニカルシ−ル内装水ポンプ用軸受 |
JPS6262067U (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-17 | ||
JPH0238524U (ja) * | 1988-09-05 | 1990-03-14 | ||
JPH0250566U (ja) * | 1988-10-04 | 1990-04-09 | ||
JPH0583541U (ja) * | 1992-04-20 | 1993-11-12 | エヌオーケー株式会社 | 密封装置 |
JPH0637626U (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-20 | 光洋精工株式会社 | 軸受の密封装置 |
JPH08198109A (ja) * | 1995-01-31 | 1996-08-06 | Ntn Corp | 鉄道車輌用軸受のシール装置 |
JPH0921396A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-01-21 | Nippon Seiko Kk | ウォータポンプ用軸受シール装置 |
JPH1019101A (ja) * | 1996-07-02 | 1998-01-23 | Ntn Corp | プーリユニット |
JPH11153096A (ja) * | 1997-11-20 | 1999-06-08 | Koyo Seiko Co Ltd | ウォーターポンプ軸受 |
JPH11173337A (ja) * | 1997-12-09 | 1999-06-29 | Uchiyama Mfg Corp | ウォーターポンプ用ベアリングシール |
JP2000193098A (ja) * | 1998-12-30 | 2000-07-14 | Skf Sverige Ab | シ―ル装置 |
JP2001082979A (ja) * | 1999-09-10 | 2001-03-30 | Ntn Corp | 回転速度検出装置及びこれを搭載した車輪軸受装置 |
JP2001140906A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-22 | Nsk Ltd | 軸受シール構造および該構造を組み付けた軸受 |
-
2002
- 2002-03-08 JP JP2002064582A patent/JP4154161B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5662421U (ja) * | 1979-10-19 | 1981-05-26 | ||
JPS5688992U (ja) * | 1979-12-11 | 1981-07-16 | ||
JPS6023293U (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-18 | 日本精工株式会社 | メカニカルシ−ル内装水ポンプ用軸受 |
JPS6262067U (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-17 | ||
JPH0238524U (ja) * | 1988-09-05 | 1990-03-14 | ||
JPH0250566U (ja) * | 1988-10-04 | 1990-04-09 | ||
JPH0583541U (ja) * | 1992-04-20 | 1993-11-12 | エヌオーケー株式会社 | 密封装置 |
JPH0637626U (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-20 | 光洋精工株式会社 | 軸受の密封装置 |
JPH08198109A (ja) * | 1995-01-31 | 1996-08-06 | Ntn Corp | 鉄道車輌用軸受のシール装置 |
JPH0921396A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-01-21 | Nippon Seiko Kk | ウォータポンプ用軸受シール装置 |
JPH1019101A (ja) * | 1996-07-02 | 1998-01-23 | Ntn Corp | プーリユニット |
JPH11153096A (ja) * | 1997-11-20 | 1999-06-08 | Koyo Seiko Co Ltd | ウォーターポンプ軸受 |
JPH11173337A (ja) * | 1997-12-09 | 1999-06-29 | Uchiyama Mfg Corp | ウォーターポンプ用ベアリングシール |
JP2000193098A (ja) * | 1998-12-30 | 2000-07-14 | Skf Sverige Ab | シ―ル装置 |
JP2001082979A (ja) * | 1999-09-10 | 2001-03-30 | Ntn Corp | 回転速度検出装置及びこれを搭載した車輪軸受装置 |
JP2001140906A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-22 | Nsk Ltd | 軸受シール構造および該構造を組み付けた軸受 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006281959A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Honda Motor Co Ltd | 駆動輪用軸受装置 |
WO2006109499A1 (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Honda Motor Co., Ltd. | 駆動輪用軸受装置 |
JP4505365B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2010-07-21 | 本田技研工業株式会社 | 駆動輪用軸受装置 |
US7819588B2 (en) | 2005-03-31 | 2010-10-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Bearing device for drive wheel |
CN107110371A (zh) * | 2014-11-11 | 2017-08-29 | Nok株式会社 | 密封装置 |
US10428947B2 (en) | 2014-11-11 | 2019-10-01 | Nok Corporation | Sealing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4154161B2 (ja) | 2008-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3453905B1 (en) | Sealing device | |
JP5288305B2 (ja) | 転がり軸受密封用ゴムシールの固定装置 | |
JP2005291485A (ja) | 軸受装置 | |
KR101483871B1 (ko) | 틸팅 인센서티브 씰 베어링 | |
US6796713B2 (en) | Instrumented antifriction bearing provided with a sealing device | |
JP4004119B2 (ja) | ウォーターポンプ軸受 | |
JP2001065704A (ja) | 密封装置 | |
WO2012077403A1 (ja) | 密封装置 | |
JP2017190804A (ja) | 密封装置 | |
JP3940304B2 (ja) | ウォーターポンプ軸受シール装置 | |
JP2003262233A (ja) | ウォーターポンプ軸受シール装置 | |
JP2003262232A (ja) | ウォーターポンプ軸受シール装置 | |
JP2008128378A (ja) | 密封装置 | |
JP2010002009A (ja) | 転動装置 | |
JP3768904B2 (ja) | ウォーターポンプ軸受シール装置 | |
KR20150047946A (ko) | 실링 장치 및 이를 이용한 휠 베어링 조립체 | |
JP2003262229A (ja) | ウォーターポンプ軸受シール装置 | |
JP4605377B2 (ja) | 密封装置 | |
JP2003314573A (ja) | 転がり軸受 | |
JP2003307224A (ja) | ウォーターポンプ軸受シール装置 | |
JP2003307225A (ja) | ウォーターポンプ軸受シール装置 | |
JP2018071738A (ja) | 密封構造 | |
JP2010249168A (ja) | 密封装置 | |
TWI740024B (zh) | 滾動軸承用軸封及滾動軸承 | |
JP2001146923A (ja) | 密封形転がり軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060404 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060605 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070219 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070226 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20070420 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080707 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |