JPH11173337A - ウォーターポンプ用ベアリングシール - Google Patents
ウォーターポンプ用ベアリングシールInfo
- Publication number
- JPH11173337A JPH11173337A JP9356164A JP35616497A JPH11173337A JP H11173337 A JPH11173337 A JP H11173337A JP 9356164 A JP9356164 A JP 9356164A JP 35616497 A JP35616497 A JP 35616497A JP H11173337 A JPH11173337 A JP H11173337A
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- JP
- Japan
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- seal
- lip
- bearing
- water pump
- slinger
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウォーターポンプ用ベアリングの密封シール
に関しており、複数のシール部材の配置・組合せ変更で
高い密封安全性と取付作業性に優れる安価なシールを提
供する。 【解決手段】 シールリップ(3)と補強環(32)か
らなるシール部(31)とスリンガー(4)とを備え、
前記シール部(31)のラジアルリップ(3a)を軸
(2)へ接触させ、サイドリップ(3b)をシール部
(31)の胴部から斜め内径側下方に突設せしめてお
り、前記スリンガー(4)は軸方向外方の軸(2)に嵌
合し、その先端を内径側に傾斜させその外周面を前記サ
イドリップ(3b)に摺接せしめる。これにより、複数
の接触形シール部材が、高い密封安全性を保ち、取付作
業性に優れ、造形性も良いなど低コストにて成形でき
る。
に関しており、複数のシール部材の配置・組合せ変更で
高い密封安全性と取付作業性に優れる安価なシールを提
供する。 【解決手段】 シールリップ(3)と補強環(32)か
らなるシール部(31)とスリンガー(4)とを備え、
前記シール部(31)のラジアルリップ(3a)を軸
(2)へ接触させ、サイドリップ(3b)をシール部
(31)の胴部から斜め内径側下方に突設せしめてお
り、前記スリンガー(4)は軸方向外方の軸(2)に嵌
合し、その先端を内径側に傾斜させその外周面を前記サ
イドリップ(3b)に摺接せしめる。これにより、複数
の接触形シール部材が、高い密封安全性を保ち、取付作
業性に優れ、造形性も良いなど低コストにて成形でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォーターポンプ
用ベアリングに装着されて密封作用を働かせる密封シー
ルに関し、さらに詳しくはシール部材とスリンガーとを
組合せた組シール型のベアリングシールに関するもので
ある。
用ベアリングに装着されて密封作用を働かせる密封シー
ルに関し、さらに詳しくはシール部材とスリンガーとを
組合せた組シール型のベアリングシールに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のウォーターポンプの軸と
ハウジングとを密封するベアリングシールとしては実開
平3−77093号公報の如くの軸受シール装置が知ら
れている。この軸受シール装置の構造を図面を基にして
詳述すると、図5に示すように、複数のリップ(5)を
有する外輪側シール環(51)と、軸(2)に嵌め合い
固定された前記リップ(5)が摺接する軸側シール環
(6)とで構成されており、この軸側シール環(6)は
第1円筒部(61)とこれより外径側へ軸方向に延びた
第2円筒部(62)とを有しており、外輪側シール環
(51)の主リップ(5a)が軸側シール環(6)の第
1円筒部(61)の外周面と接し、副リップ(5b)が
軸側シール環(6)の第2円筒部(62)の外周面との
間で接触または非接触してなる構造を持っている。
ハウジングとを密封するベアリングシールとしては実開
平3−77093号公報の如くの軸受シール装置が知ら
れている。この軸受シール装置の構造を図面を基にして
詳述すると、図5に示すように、複数のリップ(5)を
有する外輪側シール環(51)と、軸(2)に嵌め合い
固定された前記リップ(5)が摺接する軸側シール環
(6)とで構成されており、この軸側シール環(6)は
第1円筒部(61)とこれより外径側へ軸方向に延びた
第2円筒部(62)とを有しており、外輪側シール環
(51)の主リップ(5a)が軸側シール環(6)の第
1円筒部(61)の外周面と接し、副リップ(5b)が
軸側シール環(6)の第2円筒部(62)の外周面との
間で接触または非接触してなる構造を持っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の複数のリップ(主リップ5a、副リップ5b)が全て
相手側の軸側シール環(6)へ接触して摺動する密封装
置にあっては前記軸側シール環(6)の取付部である軸
(2)との嵌合面に密封安全性の全てを賭けており、該
軸側シール環(6)の嵌合不良、あるいは経時変化・熱
変化による緩み、さらには交換取り替えなどの接触面荒
れに対して極めて不利となる構造となっている。すなわ
ち、前記軸側シール環(6)と軸(2)との固定構造
は、図2に示すように二部材の嵌め合いで成り立ってお
り、通常高い密封性能を得難い金属等の材料で形成され
る二部材の嵌合部の寸法に高精度を必要とするばかりで
なく、その周面の平滑度も求められ、さらに傾きのない
正確な圧入工程を経て装着固定されなければならない。
の複数のリップ(主リップ5a、副リップ5b)が全て
相手側の軸側シール環(6)へ接触して摺動する密封装
置にあっては前記軸側シール環(6)の取付部である軸
(2)との嵌合面に密封安全性の全てを賭けており、該
軸側シール環(6)の嵌合不良、あるいは経時変化・熱
変化による緩み、さらには交換取り替えなどの接触面荒
れに対して極めて不利となる構造となっている。すなわ
ち、前記軸側シール環(6)と軸(2)との固定構造
は、図2に示すように二部材の嵌め合いで成り立ってお
り、通常高い密封性能を得難い金属等の材料で形成され
る二部材の嵌合部の寸法に高精度を必要とするばかりで
なく、その周面の平滑度も求められ、さらに傾きのない
正確な圧入工程を経て装着固定されなければならない。
【0004】本発明はこのような多くの解決されなけれ
ばならない欠点を除去し、複数のシール部材の配置と組
合せ変更によって高い密封安全性を持ち、取付作業性に
優れる安価なウォーターポンプ用シールを提供すること
を目的としている。
ばならない欠点を除去し、複数のシール部材の配置と組
合せ変更によって高い密封安全性を持ち、取付作業性に
優れる安価なウォーターポンプ用シールを提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】本発明を図面を基に説
明すると、図1に示すように、ウォーターポンプのハウ
ジングとインペラを備えた軸(2)との間に介装される
ウォーターポンプ用のベアリングにあって該ベアリング
の密封をなさしめるウォーターポンプ用ベアリングシー
ルであって、前記ウォーターポンプ用ベアリングシール
は合成ゴムあるいは合成樹脂等の弾性体製のシールリッ
プ(3)とこれを補強し固着力を強める補強環(32)
とのシール部(31)と、金属製のスリンガー(4)と
を備えており、前記シールリップ(3)として2つのラ
ジアルリップ(3a)を前記軸(2)へその内・外方に
対向せしめて接触配置すると共に、サイドリップ(3
b)をシール部(31)の胴部から斜め内径側下方に突
設せしめており、前記ベアリングシールの軸方向外方の
軸(2)に嵌合され、先端が内径側に傾斜しその外周面
が前記サイドリップ(3b)に摺接して前記片方のラジ
アルリップ(3a)との間隙へ入り込む軸方向部を持つ
スリンガー(4)を配置せしめたことを特徴としてい
る。
明すると、図1に示すように、ウォーターポンプのハウ
ジングとインペラを備えた軸(2)との間に介装される
ウォーターポンプ用のベアリングにあって該ベアリング
の密封をなさしめるウォーターポンプ用ベアリングシー
ルであって、前記ウォーターポンプ用ベアリングシール
は合成ゴムあるいは合成樹脂等の弾性体製のシールリッ
プ(3)とこれを補強し固着力を強める補強環(32)
とのシール部(31)と、金属製のスリンガー(4)と
を備えており、前記シールリップ(3)として2つのラ
ジアルリップ(3a)を前記軸(2)へその内・外方に
対向せしめて接触配置すると共に、サイドリップ(3
b)をシール部(31)の胴部から斜め内径側下方に突
設せしめており、前記ベアリングシールの軸方向外方の
軸(2)に嵌合され、先端が内径側に傾斜しその外周面
が前記サイドリップ(3b)に摺接して前記片方のラジ
アルリップ(3a)との間隙へ入り込む軸方向部を持つ
スリンガー(4)を配置せしめたことを特徴としてい
る。
【0006】また、ウォーターポンプ用ベアリングシー
ルにおいて、図3及び図4に示すように前記ウォーター
ポンプ用ベアリングシールは、弾性体製のシールリップ
(3)とこれを補強する補強環(32)からなるシール
部材(31)と金属環からなるスリンガー(4)を備え
ており、前記シール部材(31)はシールリップ(3)
として2つのラジアルリップ(3a)をベアリングの軸
(2)へ内・外に対向せしめて配置すると共に、サイド
リップ(3b)を胴部から斜め内径側外方に突出配置し
ており、前記シール部材(31)より外方の軸(2)に
嵌合され、先部が断面で先広の段形状(42)を持ち、
その先部の外周面が前記サイドリップ(3b)に摺接し
て前記片方のラジアルリップ(3a)との間隙へ入り込
む軸方向部を有したスリンガー(4)を配置せしめたこ
とを特徴としている。
ルにおいて、図3及び図4に示すように前記ウォーター
ポンプ用ベアリングシールは、弾性体製のシールリップ
(3)とこれを補強する補強環(32)からなるシール
部材(31)と金属環からなるスリンガー(4)を備え
ており、前記シール部材(31)はシールリップ(3)
として2つのラジアルリップ(3a)をベアリングの軸
(2)へ内・外に対向せしめて配置すると共に、サイド
リップ(3b)を胴部から斜め内径側外方に突出配置し
ており、前記シール部材(31)より外方の軸(2)に
嵌合され、先部が断面で先広の段形状(42)を持ち、
その先部の外周面が前記サイドリップ(3b)に摺接し
て前記片方のラジアルリップ(3a)との間隙へ入り込
む軸方向部を有したスリンガー(4)を配置せしめたこ
とを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は上記したように、ウォー
ターポンプのベアリングをメカニカルシールから漏れ出
た冷却水から遮断するベアリングシールであり、複数の
ラジアルリップ(3a)とサイドリップ(3b)等から
なるシール部材(31)と、軸方向部を持つスリンガー
(4)とからなっており、前記シール部材(31)のラ
ジアルリップ(3a)が軸(2)に接触し、その外方か
らこれを包む格好でサイドリップ(3b)がスリンガー
(4)と摺接することで良好な密封作用を得さしめてい
る。つまり、このスリンガー(4)は、図1に示すよう
に断面が略クランク形状に造形されており、該クランク
状に立上がる軸方向部の先端は、内側へ傾斜して、外方
向を向き軸(2)と接するラジアルリップ(3a)とサ
イドリップ(3b)の袂との間隙に入り込むように臨ま
せて配置されている。
ターポンプのベアリングをメカニカルシールから漏れ出
た冷却水から遮断するベアリングシールであり、複数の
ラジアルリップ(3a)とサイドリップ(3b)等から
なるシール部材(31)と、軸方向部を持つスリンガー
(4)とからなっており、前記シール部材(31)のラ
ジアルリップ(3a)が軸(2)に接触し、その外方か
らこれを包む格好でサイドリップ(3b)がスリンガー
(4)と摺接することで良好な密封作用を得さしめてい
る。つまり、このスリンガー(4)は、図1に示すよう
に断面が略クランク形状に造形されており、該クランク
状に立上がる軸方向部の先端は、内側へ傾斜して、外方
向を向き軸(2)と接するラジアルリップ(3a)とサ
イドリップ(3b)の袂との間隙に入り込むように臨ま
せて配置されている。
【0008】あるいはこのスリンガー(4)は、図3及
び図4に示すように、先部が数ヶ所段状に広がる段形状
(42)を持っており、前記シール部材(31)とスリ
ンガー(4)の両部材が正規の位置に装着されるとその
軸方向の先部へ前記サイドリップ(3b)が摺接する配
置となる。
び図4に示すように、先部が数ヶ所段状に広がる段形状
(42)を持っており、前記シール部材(31)とスリ
ンガー(4)の両部材が正規の位置に装着されるとその
軸方向の先部へ前記サイドリップ(3b)が摺接する配
置となる。
【0009】このような配置関係に組み付けることによ
り、ポンプ室のメカニカルシールから漏れくる冷却水は
最も外部側へ位置するスリンガー(4)と該スリンガー
(4)に接する前記シール部材(31)のサイドリップ
(3b)にて遮断されその内方への漏洩を拒む。それで
も軸(2)とスリンガー(4)との金属同士の嵌合面な
どから滲み込む微量な水分に対しては、その奥方に配置
され外方向を向いて軸(2)と接するラジアルリップ
(3a)が有効な二次的な密封作用を見せそれより内方
への侵入を防止する。ここで内方に向いて軸(2)と摺
接するもう片方のラジアルリップ(3a)は内方のグリ
ース等の潤滑油に対して強力な密封作用をなさしめる。
り、ポンプ室のメカニカルシールから漏れくる冷却水は
最も外部側へ位置するスリンガー(4)と該スリンガー
(4)に接する前記シール部材(31)のサイドリップ
(3b)にて遮断されその内方への漏洩を拒む。それで
も軸(2)とスリンガー(4)との金属同士の嵌合面な
どから滲み込む微量な水分に対しては、その奥方に配置
され外方向を向いて軸(2)と接するラジアルリップ
(3a)が有効な二次的な密封作用を見せそれより内方
への侵入を防止する。ここで内方に向いて軸(2)と摺
接するもう片方のラジアルリップ(3a)は内方のグリ
ース等の潤滑油に対して強力な密封作用をなさしめる。
【0010】
【実施例】本発明を実施するに、シール部材(31)は
外輪(1)に嵌着固定されると共にスリンガー(4)は
軸(2)に装着され、サイドリップ(3b)及びラジア
ルリップ(3a)はその内方に配備されており、このサ
イドリップ(3b)のみを前記スリンガー(4)へ摺接
せしめる。このとき前記スリンガー(4)の先端部は前
記サイドリップ(3b)に近接するよう先曲り形状、あ
るいは図2に示すように傾斜するよう切削加工されたテ
ーパー形状(41)に造形配置されており、このスリン
ガー(4)の先曲がり形状あるいはテーパー形状(4
1)は、シール部材(31)を組付ける時前記サイドリ
ップ(3b)を円滑に滑り込ませるガイド作用を併せ持
つもので、リップの反転を防ぎ装着不備を一掃する有用
な作用をなさしめる。
外輪(1)に嵌着固定されると共にスリンガー(4)は
軸(2)に装着され、サイドリップ(3b)及びラジア
ルリップ(3a)はその内方に配備されており、このサ
イドリップ(3b)のみを前記スリンガー(4)へ摺接
せしめる。このとき前記スリンガー(4)の先端部は前
記サイドリップ(3b)に近接するよう先曲り形状、あ
るいは図2に示すように傾斜するよう切削加工されたテ
ーパー形状(41)に造形配置されており、このスリン
ガー(4)の先曲がり形状あるいはテーパー形状(4
1)は、シール部材(31)を組付ける時前記サイドリ
ップ(3b)を円滑に滑り込ませるガイド作用を併せ持
つもので、リップの反転を防ぎ装着不備を一掃する有用
な作用をなさしめる。
【0011】この面取り形状の造形においては、先方の
外周側肩部を内軽側へテーパー形状(41)に削切して
形成するが、図2に示したような平筒形状の先部への加
工に限らず、予め先曲がり形状に造形された部位に対し
て切削テーパー加工を施しても差し支えない。
外周側肩部を内軽側へテーパー形状(41)に削切して
形成するが、図2に示したような平筒形状の先部への加
工に限らず、予め先曲がり形状に造形された部位に対し
て切削テーパー加工を施しても差し支えない。
【0012】また、先部が段状に広がる段形状(42)
の立上がり軸方向部を有したスリンガー(4)にあって
は、シール部材(31)を組付けると、図3に示すよう
にサイドリップ(3b)の懐に該先部が入り込み前記サ
イドリップ(3b)がその段部に係合して両者は一体化
される。このバラバラにならない一体化状態で保管搬送
され、さらにウォーターポンプへの装着までなさしめ、
図4に示すように正規な装着位置においてその係合が解
かれ有効なシール材を構成する。
の立上がり軸方向部を有したスリンガー(4)にあって
は、シール部材(31)を組付けると、図3に示すよう
にサイドリップ(3b)の懐に該先部が入り込み前記サ
イドリップ(3b)がその段部に係合して両者は一体化
される。このバラバラにならない一体化状態で保管搬送
され、さらにウォーターポンプへの装着までなさしめ、
図4に示すように正規な装着位置においてその係合が解
かれ有効なシール材を構成する。
【0013】また、ベアリングシールを装着する軸方向
スペースが限られている場合に、前記のようにサイドリ
ップ(3b)を内軽側へ傾斜せしめた形状によって、シ
ール性の良いリップ長さが取り易い利点も有する。
スペースが限られている場合に、前記のようにサイドリ
ップ(3b)を内軽側へ傾斜せしめた形状によって、シ
ール性の良いリップ長さが取り易い利点も有する。
【0014】
【発明の効果】上記のような構成による本発明は、複数
のシール部材の嵌め合い接触構造により二重、三重のシ
ール構造材となって高い密封安全性を保ち、また、スリ
ンガー(4)が軸(2)への嵌合であるので取付作業性
に優れ、かつ先曲がり形状によってサイドリップ(3
b)を接触させて装着するも簡単・安全であり、また階
段形状の場合は強い一体性を保ち、さらに略クランク形
状であるから打ち抜き、絞り加工等の造形性も良いなど
低コストにて成形・装着可能なスリンガー(4)と組み
合わされたウォーターポンプ用シールとなったものであ
る。
のシール部材の嵌め合い接触構造により二重、三重のシ
ール構造材となって高い密封安全性を保ち、また、スリ
ンガー(4)が軸(2)への嵌合であるので取付作業性
に優れ、かつ先曲がり形状によってサイドリップ(3
b)を接触させて装着するも簡単・安全であり、また階
段形状の場合は強い一体性を保ち、さらに略クランク形
状であるから打ち抜き、絞り加工等の造形性も良いなど
低コストにて成形・装着可能なスリンガー(4)と組み
合わされたウォーターポンプ用シールとなったものであ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す拡大断面図である。
【図4】図3の状態から装着した状態を示す拡大断面図
である。
である。
【図5】本発明を用いない従来の構造を示す拡大断面図
である。
である。
1 外輪 2 軸 3 シールリップ 3a ラジアルリップ 3b サイドリップ 31 シール部材 32 補強環 4 スリンガー 41 テーパー状 42 段形状 5 外輪側シール環の複数のリップ 5a 主リップ 5b 副リップ 51 外輪側シール環 6 軸側シール環 61 第1円筒部 62 第2円筒部
Claims (3)
- 【請求項1】 ウォーターポンプのハウジングとインペ
ラとの間に介装されるウォーターポンプ用ベアリングに
あって、該ベアリングの密封をなさしめるウォーターポ
ンプ用ベアリングシールにおいて、 前記ウォーターポンプ用ベアリングシールは、弾性体製
のシールリップ及びこれを補強する補強環からなったシ
ール部材と金属環よりなるスリンガーを備え、 前記シール部はシールリップとして2つのラジアルリッ
プをベアリングの内輪へ内・外に対向せしめて配置する
と共に、サイドリップを胴部から斜め内径側外方に突出
配置しており、 前記シール部材より軸方向外方の軸に嵌合され、先端が
内径側に傾斜しその外周面が前記サイドリップに摺接し
て、前記片方のラジアルリップとの間隙へ入り込む軸方
向部を有したスリンガーを配置せしめたことを特徴とす
るウォーターポンプ用ベアリングシール。 - 【請求項2】 前記スリンガーは先端の外径側肩部が内
径側へ傾斜するテーパー形状の軸方向部を有することを
特徴とする請求項1のウォーターポンプ用ベアリングシ
ール。 - 【請求項3】 ウォーターポンプのハウジングとインペ
ラとの間に介装されるウォーターポンプ用ベアリングに
あって、該ベアリングの密封をなさしめるウォーターポ
ンプ用ベアリングシールにおいて、 前記ウォーターポンプ用ベアリングシールは、弾性体製
のシールリップ及びこれを補強する補強環からなったシ
ール部材と金属環からなるスリンガーを備え、 前記シール部はシールリップとして2つのラジアルリッ
プをベアリングの内輪へ内・外に対向せしめて配置する
と共に、サイドリップを胴部から斜め内径側外方に突出
配置しており、 前記シール部より軸方向外方の軸に嵌合され、先部が断
面で先広の段形状を持ち、その先部の外周面が前記サイ
ドリップに摺接して前記片方のラジアルリップとの間隙
へ入り込む軸方向部を有したスリンガーを配置せしめた
ことを特徴とするウォーターポンプ用ベアリングシー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35616497A JP3602954B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | ウォーターポンプ用ベアリングシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35616497A JP3602954B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | ウォーターポンプ用ベアリングシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11173337A true JPH11173337A (ja) | 1999-06-29 |
JP3602954B2 JP3602954B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=18447659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35616497A Expired - Fee Related JP3602954B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | ウォーターポンプ用ベアリングシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3602954B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003262232A (ja) * | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Yamada Seisakusho Co Ltd | ウォーターポンプ軸受シール装置 |
US6712580B2 (en) | 2001-09-04 | 2004-03-30 | Nsk Ltd. | Seal apparatus for a water pump, rotation-support apparatus for a water pump, and a water pump |
KR100863723B1 (ko) * | 2002-02-20 | 2008-10-16 | 한라공조주식회사 | 앵귤러 볼 베어링 |
CN100434774C (zh) * | 2005-08-05 | 2008-11-19 | 株式会社丰田自动织机 | 工业车辆的转动轴支承结构 |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP35616497A patent/JP3602954B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6712580B2 (en) | 2001-09-04 | 2004-03-30 | Nsk Ltd. | Seal apparatus for a water pump, rotation-support apparatus for a water pump, and a water pump |
KR100863723B1 (ko) * | 2002-02-20 | 2008-10-16 | 한라공조주식회사 | 앵귤러 볼 베어링 |
JP2003262232A (ja) * | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Yamada Seisakusho Co Ltd | ウォーターポンプ軸受シール装置 |
CN100434774C (zh) * | 2005-08-05 | 2008-11-19 | 株式会社丰田自动织机 | 工业车辆的转动轴支承结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3602954B2 (ja) | 2004-12-15 |
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